JP2014200366A - バルーンカテーテル - Google Patents
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Abstract
【課題】バルーンカテーテルにおいて、薬剤のコーティングされたバルーンに術者が触れてしまうことを阻止して病変部まで確実に送達する。
【解決手段】バルーンカテーテル10を構成するシャフト本体12の先端には、その表面に薬剤が塗布されたバルーン14が装着され、該バルーン14の外周側には円筒状のスリーブ20が装着される。このスリーブ20は、軸方向に沿った中央部に蛇腹状の収縮部48を有し、該収縮部48の内部にバルーン14が収納される。そして、バルーン14を病変部へと送達する際、例えば、ガイディングカテーテル58の基端58aにスリーブ20の先端を当接させた状態でシャフト本体12を押し込むことにより、ロック機構22によって前記スリーブ20の基端が押圧され、収縮部48が軸方向に押し潰され収縮することで、内部のバルーン14がガイディングカテーテル58側へと送出される。
【選択図】図3
【解決手段】バルーンカテーテル10を構成するシャフト本体12の先端には、その表面に薬剤が塗布されたバルーン14が装着され、該バルーン14の外周側には円筒状のスリーブ20が装着される。このスリーブ20は、軸方向に沿った中央部に蛇腹状の収縮部48を有し、該収縮部48の内部にバルーン14が収納される。そして、バルーン14を病変部へと送達する際、例えば、ガイディングカテーテル58の基端58aにスリーブ20の先端を当接させた状態でシャフト本体12を押し込むことにより、ロック機構22によって前記スリーブ20の基端が押圧され、収縮部48が軸方向に押し潰され収縮することで、内部のバルーン14がガイディングカテーテル58側へと送出される。
【選択図】図3
Description
本発明は、生体器官内の狭窄部の処置等に用いられるバルーンカテーテルに関し、一層詳細には前記狭窄部へ薬剤を送達して治療を行うためのバルーンカテーテルに関する。
例えば、心筋梗塞、狭心症や末梢動脈疾患の治療では、冠動脈や下肢動脈等の病変部(狭窄部)をバルーンカテーテルにより押し広げる方法が行われており、他の血管、胆管、気管、食道、尿道、その他の臓器等の生体器官内に形成された狭窄部の改善についても同様に行われることがある。バルーンカテーテルは、一般的に、長尺なシャフト本体と、該シャフト本体の先端側に設けられて径方向に拡張するバルーンとを備えて構成され、先行するガイドワイヤが挿通されることで体内の狭窄部へと送られる。
このようなバルーンカテーテルにおいて、バルーンの表面に治療薬を塗布し、該バルーンを狭窄部で拡張させることで該狭窄部に対して前記治療薬を溶出させ浸透させる治療が行われている。この治療を行う際に術者が治療薬に触れてしまうことを防止するために、例えば、特許文献1に開示されたバルーンカテーテルでは、バルーンの外周側をシースによって被覆することで治療薬を保護する構成としている。そして、バルーンを狭窄部で拡張させることにより、シースが長手方向に沿って形成された複数のミシン目から断裂し、その断裂した部位から前記バルーンの表面に塗布された治療薬を露出させる。
また、特許文献2に開示されたバルーンカテーテルでは、熱収縮性を有したシースによってバルーンの外周側を被覆して保護する構成が採用されており、このシースにも長手方向に沿って引き裂き線が形成され、該引き裂き線に沿って引き裂くことで前記バルーンの外周面を外部に露呈させる。
しかしながら、上述した特許文献1及び2に係るバルーンカテーテルは、予め形成されたミシン目や引き裂き線からシースを断裂させることで、その内部に収納されたバルーンの外周面を外部へと露呈させる構成としているため、例えば、シースの先端に何らかの部材が接触して前記ミシン目や引き裂き線が誤って断裂してしまうことが懸念され、この断裂によって治療薬が外部に露呈して術者が触れてしまったり、室内に曝露してしまうという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、薬剤のコーティングされたバルーンに術者が触れてしまうことを阻止し、病変部まで確実に送達することが可能なバルーンカテーテルを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、シャフトの先端に接合され、表面に薬剤が塗布されると共に、前記シャフトの内部を通じて供給される拡張用流体によって拡張可能なバルーンを有し、該バルーンをガイド部材を介して病変部へと送達するバルーンカテーテルにおいて、
前記バルーンの外側を覆うようにスリーブが設けられ、該スリーブは、軸方向に付与される荷重によって収縮自在な収縮部を備え、
前記スリーブの先端が前記ガイド部材に当接した状態で、前記荷重が前記シャフトから該スリーブの基端へと付与されることを特徴とする。
前記バルーンの外側を覆うようにスリーブが設けられ、該スリーブは、軸方向に付与される荷重によって収縮自在な収縮部を備え、
前記スリーブの先端が前記ガイド部材に当接した状態で、前記荷重が前記シャフトから該スリーブの基端へと付与されることを特徴とする。
本発明によれば、表面に薬剤の塗布されたバルーンを有したバルーンカテーテルにおいて、前記バルーンの外側を覆うようにスリーブが設けられ、該スリーブには、軸方向に付与される荷重によって収縮自在な収縮部を備え、前記バルーンを病変部へと送達する際、前記スリーブの先端を前記ガイド部材に当接させた状態で、前記シャフトから該スリーブの基端へと荷重が付与されることで、収縮部が軸方向に収縮して内部に収納されたバルーンが前記ガイド部材側へと送出される。
従って、バルーンを病変部へと送達する際、術者が前記バルーンに触れることなく手技を行うことができるため、該バルーンに塗布された薬剤に誤って触れてしまうことが回避され、前記薬剤の曝露等が確実に阻止される。
また、スリーブの基端側に、シャフトに対するスリーブの基端側への移動を規制するロック機構を設けることにより、前記スリーブが誤って基端側へと移動して外部に露出してしまうことが防止されると共に、バルーンをガイド部材側へと送出する際に、シャフトとスリーブとが相対移動してしまうことがなく、該スリーブをシャフトと共に一体的に移動させることが可能となる。そのため、シャフトによる荷重を確実にスリーブへと付与して収縮部を収縮させることが可能となる。
さらに、ロック機構を、シャフトに対して着脱自在に設けることにより、前記シャフトの移動に伴ってロック機構でスリーブを押圧してバルーンを該スリーブの内部からガイド部材側へと送出した後、容易に取り外すことができるため、前記スリーブが前記バルーンを病変部まで送達させる際の支障となることが回避され、円滑に手技を行うことができる。
さらにまた、ロック機構を、周方向に付勢する弾発力によって前記シャフトに外周面に保持されたロック部材、又は、前記シャフトの外周面に巻き付けられたロック部材、又は、前記シャフトの外周面と前記スリーブとの間に嵌入されるストッパ、又は、前記スリーブの内部に設けられ前記シャフトの外周面に向かって突出して係合する突起部とするとよい。これにより、ロック機構を周方向に付勢する弾発力によって前記シャフトに外周面に保持されたロック部材とすることで、前記弾発力に抗して前記ロック部材を拡げることで前記シャフトから容易に取り外すことができ、前記ロック機構をシャフトの外周面に巻き付けられたロック部材とすることで、該ロック部材を巻き付けることで容易に前記スリーブの移動を規制することができると共に、該ロック部材をシャフトから解くことで容易にロック状態を解除することが可能となる。また、ロック機構をストッパとすることで、外周面と前記スリーブとの間に嵌入するだけで容易且つ確実にスリーブの移動を規制することが可能となる。しかも、シャフトやスリーブの製造ばらつきによって隙間の大きさが変化した場合でも、ストッパの嵌入量を調整することで、他のストッパを用いることなく確実に前記スリーブの移動を規制可能である。
さらに、ロック機構を突起部とすることで、前記スリーブの内部にシャフトを挿通させるだけで、該シャフトに対するスリーブの移動を規制することが可能となる。すなわち、ロック機構をシャフトやスリーブに対して着脱させる必要がなく、組付作業性の向上を図ることができると共に、該ロック機構を別部材で設ける場合と比較して部品点数の削減を図ることも可能となる。
さらにまた、収縮部を、軸方向に沿って交互に径方向に凹凸状となる蛇腹状に形成するとよい。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、表面に薬剤の塗布されたバルーンを有したバルーンカテーテルにおいて、前記バルーンの外側を覆うようにスリーブを設け、該スリーブに軸方向に付与される荷重によって収縮自在な収縮部を設けることにより、バルーンを病変部へと送達する際、前記スリーブの先端をガイド部材に当接させた状態で、前記シャフトから該スリーブの基端へと荷重を付与することで、収縮部を軸方向に収縮させてバルーンをスリーブの内部から前記ガイド部材側へと送出することができる。その結果、術者がバルーンに触れることなく手技を行うことができるため、該バルーンに塗布された薬剤に誤って触れてしまうことが確実に回避され、前記薬剤の曝露等を確実に阻止できる。
本発明に係るバルーンカテーテルについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るバルーンカテーテル10の全体構成図であり、図2は、図1に示すバルーンカテーテル10の先端側を拡大した構成図であり、図3は、図2に示す先端部側の断面図である。
本実施の形態に係るバルーンカテーテル10は、長尺なシャフト本体12を生体器官、例えば下肢動脈に挿通させ、その先端側に設けられたバルーン14を狭窄部(病変部)で拡張させることで該狭窄部を押し広げて治療する、いわゆるPTA(Percutaneous Transluminal Angioplasty:経皮的血管形成術)拡張カテーテルである。本発明は、このようなPTA拡張カテーテル以外のもの、例えば、冠動脈等の他の血管、胆管、気管、食道、尿道、その他の臓器等の生体器官内に形成された病変部の改善のためのカテーテルにも適用可能である。
このバルーンカテーテル10は、図1〜図3に示されるように、細径で長尺なシャフト本体12と、前記シャフト本体12の最先端に固着された先端チップ16と、先端チップ16の基端側に設けられたバルーン14と、前記シャフト本体12の基端側に設けられたハブ18と、前記シャフト本体12に挿通され前記バルーン14の外周側を覆うスリーブ20と、前記スリーブ20の軸方向(矢印A、B方向)に沿った移動を規制するロック機構22とを含む。
なお、ここでは、シャフト本体12の中間部のやや先端側寄りにガイドワイヤ24が導出される開口部26を設けた、いわゆるラピッドエクスチェンジタイプと呼ばれるバルーンカテーテル10を例示して説明する。また、図1〜図3において、シャフト本体12の右側(ハブ18側)を「基端(後端)」側(矢印A方向)、シャフト本体12の左側(バルーン14側)を「先端」側(矢印B方向)と呼び、他の各図についても同様とする。
シャフト本体12は、図3に示されるように、ガイドワイヤ24が挿通されるワイヤ用ルーメン28を形成した内管30と、バルーン14の拡張用流体を供給するための拡張用ルーメン32を内管30の外周面との間に形成した外管34とから構成される同心二重管である。
内管30は、その先端が先端チップ16の略中央に位置すると共に、バルーン14及び外管34内を延在し、その基端が外管34の中間部に形成された開口部26に液密に接合されている。従って、先端チップ16の先端開口部を入口として挿入されたガイドワイヤ24は、内管30のワイヤ用ルーメン28を先端側から基端側(矢印A方向)へと挿通し、出口である開口部26から導出される。
外管34は、バルーン14の後端からハブ18の先端まで延びており、先端から開口部26までの部位は内管30との間に拡張用ルーメン32を形成する二重管を構成し、開口部26からハブ18までの部位は一重管である。なお、外管34は、ハブ18に設けられるルアーテーパー等によって図示しないインデフレータ等の圧力印加装置から圧送される拡張用流体をバルーン14まで送液可能となっている。
バルーン14は、内圧の変化により収縮(折り畳み)及び拡張が可能であり、図3に示すように、拡張用ルーメン32を介して内部に注入される拡張用流体により筒状(円筒状)に拡張する筒部36と、筒部36の先端側(矢印B方向)で漸次縮径する先端テーパ部38と、筒部36の基端側(矢印A方向)で漸次縮径する基端テーパ部40とを有する。このバルーン14は、内管30及び外管34と同様に適度な可撓性が必要とされると共に、狭窄部を確実に押し広げることができる程度の強度が必要であり、その材質は、例えば、上記にて例示した内管30及び外管34のものと同一でよく、勿論他の材質であってもよい。
また、バルーン14の外周面には、例えば、薬剤が被膜状に塗布されたコーティング部42を有し、病変部で拡張させて該コーティング部42を接触させることで前記薬剤を溶出させ浸透させる。すなわち、このバルーン14は、薬剤溶出バルーン(Drug Eluting Balloon:DEB)である。
先端チップ16は、その外径がバルーン14の先端側非拡張部と略同一とされ、その内径が内管30の外径と略同一とされた短尺なチューブであり、内管30の先端部に外嵌及び液密に接合されてワイヤ用ルーメン28の先端開口部よりも先端側に突出すると共に、その基端面がバルーン14の先端側非拡張部の先端面に接合されている。図3から諒解されるように、先端チップ16の先端開口部は、内管30のワイヤ用ルーメン28に連通し、ガイドワイヤ24の入口となっている。
また、この先端チップ16は、その材質や形状を適宜設定することにより、少なくとも内管30(外管34)よりも柔軟に構成され、バルーンカテーテル10の最先端として生体器官内での湾曲部や凹凸部等を柔軟に進むと共に、狭窄部(病変部)を貫通し、当該バルーンカテーテル10の円滑な挿通を先導するための部位である。
スリーブ20は、図1〜図4に示されるように、例えば、樹脂製材料から形成され、軸方向(矢印A、B方向)に沿って所定長さを有した円筒体であり、その先端及び基端に形成される第1及び第2筒部(基部)44、46と、該第1筒部44と第2筒部46との間に形成される蛇腹状の収縮部48とを有する。このスリーブ20は、例えば、バルーンカテーテル10の工場出荷時にバルーン14の外周側を覆うように装着される。
第1及び第2筒部44、46は、図3に示されるように、略同一直径で形成され、その内部にシャフト本体12及び収縮されたバルーン14の挿通可能な孔部50a、50bが形成されると共に、スリーブ20の軸方向(矢印A、B方向)に所定荷重が付与された際に変形しない剛性を有している。
収縮部48は、軸方向(矢印A、B方向)に沿って所定長さを有し、その外周面が径方向に凹凸状となり、且つ、軸方向に沿って交互に凹凸状となった蛇腹状に形成されると共に、その内部に収縮状態にあるバルーン14が収納される。すなわち、収縮部48の軸方向(矢印A、B方向)に沿った長さは、バルーン14の軸方向(矢印A、B方向)に沿った長さより長くなるように設定される。
そして、収縮部48は、図3及び図4に示される第1筒部44と第2筒部46とが所定間隔離間した伸縮時において軸方向(矢印A、B方向)に荷重が付与されることで、図6及び図7に示されるように、前記第1筒部44と前記第2筒部46とが互いに接近するように折り畳まれ、軸方向(矢印A、B方向)の長さが短くなるように収縮する。
ロック機構22は、例えば、スリーブ20の基端側(矢印A方向)に設けられ、シャフト本体12の外周面に装着されるロック部材52を有し、前記ロック部材52は、環状に形成され周方向に沿って互いに移動可能な一組の保持部54a、54bと、該保持部54a、54bの外周面にそれぞれ設けられた一組の摘み部56a、56bとを有したクリップからなる。この保持部54a、54bは、その内周径がシャフト本体12の外周径と同等若しくは若干だけ小さく形成されると共に、その外周径がスリーブ20の第2筒部46の外周径より大きく形成される。
そして、ロック部材52は、円弧状に形成された保持部54a、54bの端部同士が接近する方向に付勢する弾発力を有しており、該弾発力によってシャフト本体12の外周面に前記保持部54a、54bが密着して一体的に保持される。これにより、スリーブ20が基端側(矢印A方向)へ移動しようとした際、その第2筒部46の端部が前記ロック部材52に接触することで、シャフト本体12に対するスリーブ20の相対移動の規制されたロック状態となる(図5A参照)。
一方、図5Bに示されるように、ロック部材52における摘み部56a、56bを互いに接近させる方向に移動させ、弾発力に抗して保持部54a、54bの端部を互いに離間する方向へと移動させることで、シャフト本体12の外周面に対する密着状態が解除されて離間する。これにより、図7に示されるように、シャフト本体12からロック部材52が離脱し、スリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動規制状態が解除されたロック解除状態となる。
本発明の実施の形態に係るバルーンカテーテル10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。本例では特に、下肢動脈内等に発生した狭窄部(病変部)近傍まで穿刺されたガイディングカテーテル(ガイド部材)58の基端58a側からバルーンカテーテル10のバルーン14を挿入する操作について説明する。なお、図1〜図4に示されるように、バルーンカテーテル10におけるバルーン14の外周側にスリーブ20が予め装着され、該バルーン14が完全に覆われた状態を初期状態(工場出荷状態)として説明する。また、ガイディングカテーテル58を通じて狭窄部近傍まで予めガイドワイヤ24が既に挿入され留置されている状態とする。
図4において、バルーンカテーテル10の先端となるスリーブ20を、ガイディングカテーテル58の基端58a側に接近させ、その第1筒部44の端部を前記ガイディングカテーテル58の基端58aへと当接させる。詳細には、ガイディングカテーテル58の孔部58bとスリーブ20の孔部50a、50bとが同軸上、すなわち、前記スリーブ20の内部に収納されたバルーン14と前記ガイディングカテーテル58とが同軸上となるように設置する。
この際、表面に薬剤の塗布されたバルーン14は、その外周面が円筒状のスリーブ20によって完全に覆われているため、術者が誤って前記バルーン14に触れてしまうことが回避され、薬剤の曝露等が確実に阻止される。
次に、術者がハブ18を把持してシャフト本体12をガイディングカテーテル58側(矢印B方向)に向かって進行させることで、該シャフト本体12に装着されたロック部材52が一体的に移動し、該ロック部材52によってスリーブ20の第2筒部46が前記ガイディングカテーテル58側(矢印B方向)に向かって押圧される。
この場合、第2筒部46は、所定の剛性を有しているため、ロック部材52からの押圧力(荷重)によって変形することがない。
これにより、図6に示されるように、第2筒部46が移動して収縮部48が第1筒部44側(矢印B方向)に向かって折り畳まれるように収縮していき、それに伴って、前記シャフト本体12の先端に装着されたバルーン14が収縮部48の内部から第1筒部44側(矢印B方向)へと移動していく。すなわち、スリーブ20は、収縮部48が折り畳まれて収縮し、スリーブ20の軸方向(矢印A、B方向)に沿った長さが短くなるように変形する。なお、第2筒部46と同様に、第1筒部44も所定の剛性を有しているため、押圧力によって変形することがない。
すなわち、スリーブ20は、シャフト本体12の移動に伴って付与される押圧力によって収縮部48のみが軸方向に押し潰され収縮する。
そして、シャフト本体12をさらにガイディングカテーテル58側(矢印B方向)に進めることにより、スリーブ20の収縮部48が完全に折り畳まれると共に、バルーン14がガイディングカテーテル58の孔部58bを通じて内部へと挿入される。
このようにバルーン14が完全にガイディングカテーテル58の内部に挿入されたことを確認した後、術者がロック部材52の摘み部56a、56bを互いに接近させる方向へと押圧し、保持部54a、54bの端部同士を離間させる方向に変位させることで端部を開口させる。そして、図7に示されるように、シャフト本体12からロック部材52を取り外すことで、スリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動が規制されたロック状態が解除され、該スリーブ20が前記シャフト本体12に沿って移動自在な状態となる。
そして、このロック解除状態でさらにシャフト本体12を先端側へと進行させることで、バルーン14がガイディングカテーテル58から下肢動脈内へと挿入され、さらに前記バルーン14の先端チップ16が狭窄部に到達して通過すると、前記バルーン14が狭窄部に位置する。そのため、ハブ18側から拡張用ルーメン32内へと拡張用流体(例えば、造影剤)を圧送することにより、バルーン14が拡張して狭窄部が押し広げられ、所定の治療を行うことができる。また、バルーン14を拡張させ所定時間維持することにより、コーティング部42が前記狭窄部に接触して薬剤が溶出し始める。これにより、狭窄部に薬剤を浸透させることで再び狭窄してしまうことが予防される。
この治療後には、拡張用流体をバルーン14内から拡張用ルーメン32を通ってハブ18側へと吸引し、バルーン14を収縮させてシャフト本体12を基端側(矢印A方向)へと引き抜いていくことでバルーンカテーテル10を体外へと抜去する。
なお、上述した実施の形態においては、ガイディングカテーテル58を介してバルーン14を狭窄部へと送達する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、シースイントロデューサ等を用いて前記バルーン14を送達する場合にも、該シースイントロデューサの基端にスリーブ20を当接させ押圧することで、前記バルーン14に触れることなく前記シースイントロデューサの内部へと送出することが可能である。
以上のように、本実施の形態では、バルーンカテーテル10において、表面に薬剤のコーティングされたバルーン14の外周側に円筒状のスリーブ20を装着し、例えば、前記バルーン14をガイディングカテーテル58の孔部58bへと挿入する際、前記スリーブ20の第1筒部44を前記ガイディングカテーテル58の基端58aに当接させた状態で、シャフト本体12を前記ガイディングカテーテル58側へと押し進めることで、前記スリーブ20を軸方向に沿って押圧して収縮部48を第1筒部44側(矢印B方向)へと軸方向に沿って収縮させることができる。その結果、バルーンカテーテル10の先端に設けられたバルーン14をガイディングカテーテル58へと挿入する際、術者が前記バルーン14に触れることなく手技を行うことができるため、該バルーン14に塗布された薬剤に前記術者が誤って触れてしまうことが回避され、前記薬剤の曝露等が確実に阻止される。
また、シャフト本体12には、スリーブ20の基端側(矢印A方向)となる位置にロック機構22を設け、該ロック機構22のロック部材52を前記シャフト本体12に対して着脱自在とすることにより、前記スリーブ20がシャフト本体12の基端側(矢印A方向)へと誤って移動してバルーン14が外部に露出してしまうことが防止される。
さらに、スリーブ20内のバルーン14をガイディングカテーテル58へと挿入する際、シャフト本体12の移動作用下にロック部材52によって前記スリーブ20を軸方向に沿って確実に押圧して収縮させることができるため、前記バルーン14を確実に前記スリーブ20の外部へと送り出すことが可能となる。
さらにまた、スリーブ20内のバルーン14を取り出した後、ロック部材52をシャフト本体12から取り外すことで前記スリーブ20の固定状態(ロック状態)を解除できるため、前記シャフト本体12をさらに先端側へと移動させ、バルーン14を狭窄部へと送達する際に前記スリーブ20が支障となることがなく、円滑に操作することができる。
またさらに、スリーブ20は、その先端及び基端側に収縮部48に対して剛性の高い第1及び第2筒部44、46を有しているため、シャフト本体12の移動作用下にロック部材52によって軸方向に荷重が付与された場合でも、ガイディングカテーテル58の基端58aに対する当接部位、ロック部材52に対する当接部位が変形することがなく、両者の間に設けられた収縮部48だけを好適に軸方向に沿って収縮させることが可能となる。
なお、上述した実施の形態においては、スリーブ20の収縮部48が、該スリーブ20の軸線に対して直交した蛇腹状に形成される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図8A及び図8Bに示されるように、スリーブ70の軸線に対して所定角度傾斜し、且つ、外周面に沿って螺旋状に形成された収縮部72を備えるようにしてもよい。これにより、例えば、先端にバルーン14の装着されたシャフト本体12を軸方向(矢印B方向)に移動させるのと同時に回転させながら送出する際に、その回転方向(矢印C方向)と収縮部72の蛇腹とが直交するように形成されているため、前記シャフト本体12の回転力によって前記収縮部72を好適に収縮させながらバルーン14を先端側へと送り出すことが可能となる。すなわち、シャフト本体12を回転させながら先端側へと押し出すことで、螺旋状に形成された収縮部72を押し潰しながらガイディングカテーテル58へと送り出すことができ、しかも、前記バルーン14を回転させることで安定してガイディングカテーテル58側へと送り出すことが可能となる。
本実施の形態に係るバルーンカテーテル10では、上述したクリップ状のロック部材52からなるロック機構22に代えて、図9A〜図12Cに示されるような第1〜第4変形例に係るロック機構100、110、120、140を用いるようにしてもよい。
先ず、第1変形例に係るロック機構100について図9A〜図9Cを参照しながら説明する。このロック機構100は、図9Aに示されるように、スリーブ20の基端である第2筒部46の端部と隣接したシャフト本体12の外周面に巻回された線材102からなるロック部材104を有する。このロック部材104は、線材102を巻回することでシャフト本体12の外周側に所定厚さで環状に形成される。なお、線材102としては、例えば、糸やワイヤが用いられ、さらに好ましくは、生体適合性を有した糸を用いるとよい。
このロック部材104は、シャフト本体12の外周面に対する線材102の巻き始め部106(図9C参照)が、例えば、該外周面に対して接着剤等で接着されると共に、前記シャフト本体12に巻回された巻き終わり部が把持部108(図9A参照)となり、該把持部108がシャフト本体12から所定長さだけ離間して把持可能な状態となる。また、把持部108の一部が、シャフト本体12の外周面に対して接着剤による接着、又は、テープ等によって貼着される。
この巻き始め部106及び把持部108は、比較的弱い力で剥離可能な弱接着又は弱貼着で固定されている。また、巻き始め部106は、特に接着剤等で固定せずに、その上から線材102を新たに巻き付けることで固定するようにしてもよい。
そして、図9Aに示されるように、シャフト本体12の外周面に設けられたロック部材104の先端にスリーブ20の第2筒部46が接触することで、該ロック部材104によって基端側(矢印A方向)への移動が規制されたロック状態となる。
このロック状態において、シャフト本体12を先端側へと進めることでロック部材104の端部によってスリーブ20が押圧され収縮部48が収縮してバルーン14が図示しないガイディングカテーテル58の内部に挿入される。
このようにバルーン14が挿入された後、ロック状態を解除する場合には、図9Aに示されるように、図示しない術者が線材102の把持部108を把持してシャフト本体12から離間させる方向に引張することで、該シャフト本体12に接着又は貼着された把持部108を剥離させ、線材102をシャフト本体12の外周面から離間させるように解いていく(図9B参照)。
これにより、線材102が徐々にシャフト本体12から離脱し、ロック部材104が除去されていく。そして、図9Cに示されるように、巻き始め部106を残して他の線材102の全てが解かれることで、ロック部材104によるスリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動規制状態が解除され、該スリーブ20がシャフト本体12に沿って移動自在なロック解除状態となる。
なお、ロック部材104を構成する線材102の巻き付け回数は、径方向に所定厚さとなる任意の回数で設定される。
以上のように、第1変形例に係るロック機構100では、シャフト本体12の外周面に線材102を複数回巻き付けたロック部材104を設けるという簡素な構成でスリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動を規制することができ、しかも、その規制状態を前記線材102を解くという簡単な作業で容易に解除することができる。
次に、第2変形例に係るロック機構110について図10A〜図10Cを参照しながら説明する。このロック機構110は、図10Aに示されるように、スリーブ20の基端である第2筒部46の端部と隣接したシャフト本体12の外周面に巻回されるロック部材112を有し、前記ロック部材112は、例えば、伸縮性を有するゴム等の弾性材料から所定幅で環状に形成されたベルトからなり、前記ロック部材112を巻回して固定することでシャフト本体12の外周側に所定厚さで環状に形成される。
このロック部材112には、例えば、その端部に面ファスナー等の接着部材114が設けられ、該接着部材114は前記ロック部材112の外周面における全ての部位に接着自在に形成される。
このロック部材112をシャフト本体12に装着する場合には、環状に形成されたロック部材112の内部にシャフト本体12を挿通させた状態で、接着部材114の設けられた端部を該シャフト本体12から離間させる方向に前記ロック部材112を引張して外周面に巻き付け、接着部材114を前記ロック部材112の外周面に接着して固定する。これにより、ロック部材112がシャフト本体12の外周面に対して所定厚さで巻き付けられ、スリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動を規制可能なロック機構110として機能する。
なお、ロック部材112は、その先端がスリーブ20の第2筒部46に接触する位置に設けられる。
そして、シャフト本体12の外周面に設けられたロック部材112の先端にスリーブ20の第2筒部46が接触することで、該ロック部材112によって基端側(矢印A方向)への移動が規制されたロック状態となる。
このロック状態において、シャフト本体12を先端側へと進めることでロック部材112の端部によってスリーブ20が押圧され収縮部48が収縮してバルーン14が図示しないガイディングカテーテル58の内部に挿入した後、ロック機構110によるロック状態を解除する。この場合には、図10Bに示されるように、術者が接着部材114を該ロック部材112の外周面から剥がし、該ロック部材112を装着する場合とは反対方向に回転させることで巻き付けが解除される(図10C参照)。これにより、ロック部材112によるスリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動規制状態が解除され、該スリーブ20がシャフト本体12に沿って移動自在なロック解除状態となる。
以上のように、第2変形例に係るロック機構110では、シャフト本体12の外周面にベルトを巻回したロック部材112を設けるという簡素な構成でスリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動を規制することができ、しかも、その規制状態を前記ロック部材112を解くという簡単な作業で容易に解除することができる。また、弾性を有したベルトからロック部材112を構成することで、その弾性を利用して引っ張りながら巻き付けることができるため、ロック部材112をシャフト本体12に対してより強固に固定し、スリーブ20の移動を規制することが可能となる。
次に、第3変形例に係るロック機構120について図11A〜図11Cを参照しながら説明する。このロック機構120は、図11Aに示されるように、スリーブ20における第2筒部46の孔部50bとシャフト本体12の外周面との間に嵌入される一対のストッパ122a、122bを有する。
このストッパ122a、122bは、例えば、樹脂製材料から形成され、断面矩形状に形成された本体部124と、該本体部124に対して所定角度で傾斜して突出した楔部126とを有し、前記本体部124の側面と前記楔部126の側面とが同一平面となるように形成されると共に、前記側面がシャフト本体12の外周面に臨むように配置される。
また、ストッパ122a、122bには、本体部124及び楔部126の側面にシート状のグリップ部材128が設けられ、前記グリップ部材128は、例えば、ゴム等の摩擦係数の高い材質で形成され、前記側面に対して接着剤等で貼着される。そして、ストッパ122a、122bは、グリップ部材128の貼着された側面側がシャフト本体12の外周面に臨むように配置され、該グリップ部材128が前記外周面に当接する。
楔部126は、図11Cに示されるように、本体部124から離間する方向に向かって徐々に先細となる断面三角形状に形成され、ストッパ122a、122bの側面がシャフト本体12に臨むように配置された状態で、前記楔部126の先端がシャフト本体12の外周面と第2筒部46の孔部50bとの間の隙間に嵌入される。この際、グリップ部材128がシャフト本体12の外周面に当接することでストッパ122a、122bがシャフト本体12に密着し、且つ、相対的に軸方向(矢印A、B方向)に移動してしまうことが防止される。すなわち、ストッパ122a、122bがシャフト本体12とスリーブ20との間に嵌入され、しかも、前記シャフト本体12に対する相対移動が規制されることで、前記シャフト本体12に対するスリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動を規制可能なロック機構120として機能する。
また、このストッパ122a、122bは、図11Bに示されるように、シャフト本体12の中心に対して対称となる位置に配置される。なお、ストッパ122a、122bは一組だけ設けられる場合に限定されるものではなく、シャフト本体12を中心として対称となり、且つ、互いに直交する位置に二対設けるようにしてもよいし(図11B中、二点鎖線形状参照)、図11Dに示されるように、単一で、環状の楔部130を有した円環状のストッパ132を用いるようにしてもよい。
そして、一組のストッパ122a、122bにおける楔部126をそれぞれシャフト本体12の外周面と第2筒部46の孔部50bとの間の隙間に嵌入することで、前記シャフト本体12に対するスリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動が規制されたロック状態となる。
このロック状態において、シャフト本体12を先端側へと進めることで、該シャフト本体12及びストッパ122a、122bによってスリーブ20が押圧され収縮部48が収縮してバルーン14が図示しないガイディングカテーテル58の内部へと挿入された後、ロック機構120によるロック状態を解除する。この場合には、ストッパ122a、122bをスリーブ20から離間させる方向、すなわち、基端側(矢印A方向)へと強い力で引っ張り離脱させることでロック状態が解除される。これにより、ロック部材52によるスリーブ20の基端側への移動規制状態が解除され、該スリーブ20がシャフト本体12に沿って移動自在なロック解除状態となる。
また、ストッパ122a、122bの側面にグリップ部材128を設ける代わりに、該側面に凹凸状のエンボスを設けることでシャフト本体12に対する摩擦係数を高め、該シャフト本体12に対する移動を規制するようにしてもよい。
以上のように、第3変形例に係るロック機構120では、ロック機構120を構成するストッパ122a、122bの楔部126を、先端に向かって徐々に先細となる断面三角形状とし、シャフト本体12の外周面とスリーブ20の孔部50bとの間の隙間に嵌入させる構成としている。そのため、例えば、シャフト本体12やスリーブ20の製造ばらつきによって隙間の大きさが変化した場合でも、楔部126の挿入量を変えることで確実に前記スリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動を規制することが可能となる。
換言すれば、スリーブ20とシャフト本体12との間の隙間が異なる場合でも、同一のストッパ122a、122bを用いて前記スリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動を規制することが可能となるため、該隙間に応じてそれぞれ別のストッパ122a、122bを準備する必要がなく、ロック機構120に要するコストの削減を図ることができると共に、前記ロック機構120の種類を低減することができる。
次に、第4変形例に係るロック機構140について図12A〜図12Cを参照しながら説明する。このロック機構140は、図12Aに示されるように、スリーブ20の基端である第2筒部46の内周面に半径内方向に突出した複数の突起部142からなり、前記突起部142は、例えば、樹脂製材料から形成され所定強度を有した棒状で、孔部50bの内周面から半径内方向且つ第2筒部46の基端側(矢印A方向)に向かって所定角度傾斜して設けられる。
また、突起部142は、図12Bに示されるように、孔部50bの内周面において周方向に沿った所定範囲内に配置され、且つ、前記孔部50bの中心に対して対称となる位置に配置される。
そして、スリーブ20の内部にバルーン14及びシャフト本体12の一部が挿入された際、突起部142の先端が前記シャフト本体12の外周面に引っ掛かり係止され、これにより、スリーブ20は突起部142によって基端側(矢印A方向)へ移動することが規制されたロック状態となる。
このロック状態において、前記シャフト本体12をガイディングカテーテル58側(矢印B方向)へと押し進めることで、突起部142の引っ掛かった第2筒部46が先端側へと一体的に移動し、収縮部48が押し潰され収縮することでバルーン14が前記収縮部48から前記ガイディングカテーテル58の内部へと送出される。
一方、ロック状態を解除する場合には、図12Cに示されるように、第2筒部46において突起部142が設けられていない部位を把持してシャフト本体12側へと径方向に押圧することで、該第2筒部46が断面略楕円形状に変形し、それに伴って、突起部142を有した部位がシャフト本体12から離間する。その結果、突起部142の先端がシャフト本体12の外周面から離間し、該外周面に対する引っ掛かりが解除されるため、ロック機構140によるスリーブ20の基端側(矢印A方向)への移動規制状態が解除され、該スリーブ20がシャフト本体12に沿って移動自在なロック解除状態となる。
以上のように、第4変形例に係るロック機構140では、スリーブ20の内周面に突起部142を設け、該突起部142によってシャフト本体12の外周面を係止可能な構成とすることで、前記スリーブ20の内部にシャフト本体12を挿通させるだけで、ロック機構140によってスリーブ20の基端側への移動が規制されたロック状態とすることが可能となる。また、スリーブ20の第2筒部46をシャフト本体12側へと押圧するだけで容易にロック状態を解除することができる。そのため、シャフト本体12やスリーブ20に対するロック機構140の装着及び取り外しを行う必要がなく、組付作業性の向上を図ることができると共に、該ロック機構140を別部材で設ける場合と比較し、部品点数の削減を図ることも可能となる。
なお、本発明に係るバルーンカテーテルは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…バルーンカテーテル 12…シャフト本体
14…バルーン 16…先端チップ
18…ハブ 20、70…スリーブ
22、100、110、120、140…ロック機構
42…コーティング部 44…第1筒部
46…第2筒部 48、72…収縮部
52、104、112…ロック部材 58…ガイディングカテーテル
102…線材 108…把持部
122a、122b、132…ストッパ
126、130…楔部 128…グリップ部材
142…突起部
14…バルーン 16…先端チップ
18…ハブ 20、70…スリーブ
22、100、110、120、140…ロック機構
42…コーティング部 44…第1筒部
46…第2筒部 48、72…収縮部
52、104、112…ロック部材 58…ガイディングカテーテル
102…線材 108…把持部
122a、122b、132…ストッパ
126、130…楔部 128…グリップ部材
142…突起部
Claims (5)
- シャフトの先端に接合され、表面に薬剤が塗布されると共に、前記シャフトの内部を通じて供給される拡張用流体によって拡張可能なバルーンを有し、該バルーンをガイド部材を介して病変部へと送達するバルーンカテーテルにおいて、
前記バルーンの外側を覆うようにスリーブが設けられ、該スリーブは、軸方向に付与される荷重によって収縮自在な収縮部を備え、
前記スリーブの先端が前記ガイド部材に当接した状態で、前記荷重が前記シャフトから該スリーブの基端へと付与されることを特徴とするバルーンカテーテル。 - 請求項1記載のバルーンカテーテルにおいて、
前記スリーブの基端側には、前記シャフトに対する前記スリーブの基端側への移動を規制するロック機構が設けられることを特徴とするバルーンカテーテル。 - 請求項2記載のバルーンカテーテルにおいて、
前記ロック機構は、前記シャフトに対して着脱自在に設けられることを特徴とするバルーンカテーテル。 - 請求項2記載のバルーンカテーテルにおいて、
前記ロック機構は、周方向に付勢する弾発力によって前記シャフトに外周面に保持されたロック部材、又は、前記シャフトの外周面に巻き付けられたロック部材、又は、前記シャフトの外周面と前記スリーブとの間に嵌入されるストッパ、又は、前記スリーブの内部に設けられ前記シャフトの外周面に向かって突出して係合する突起部からなることを特徴とするバルーンカテーテル。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のバルーンカテーテルにおいて、
前記収縮部は、軸方向に沿って交互に径方向に凹凸状となる蛇腹状に形成されることを特徴とするバルーンカテーテル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013076813A JP2014200366A (ja) | 2013-04-02 | 2013-04-02 | バルーンカテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013076813A JP2014200366A (ja) | 2013-04-02 | 2013-04-02 | バルーンカテーテル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014200366A true JP2014200366A (ja) | 2014-10-27 |
Family
ID=52351380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013076813A Pending JP2014200366A (ja) | 2013-04-02 | 2013-04-02 | バルーンカテーテル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014200366A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111375119A (zh) * | 2018-12-27 | 2020-07-07 | 杭州唯强医疗科技有限公司 | 具有可拆卸护鞘的药物涂层球囊导管 |
| CN111569213A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-08-25 | 浙江省科技宣传教育中心 | 一种安全型气管导管组件结构 |
-
2013
- 2013-04-02 JP JP2013076813A patent/JP2014200366A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111375119A (zh) * | 2018-12-27 | 2020-07-07 | 杭州唯强医疗科技有限公司 | 具有可拆卸护鞘的药物涂层球囊导管 |
| CN111569213A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-08-25 | 浙江省科技宣传教育中心 | 一种安全型气管导管组件结构 |
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