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JP2014170367A - 物体検出装置、物体検出方法、物体検出システム及びプログラム - Google Patents

物体検出装置、物体検出方法、物体検出システム及びプログラム Download PDF

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JP2014170367A JP2013041709A JP2013041709A JP2014170367A JP 2014170367 A JP2014170367 A JP 2014170367A JP 2013041709 A JP2013041709 A JP 2013041709A JP 2013041709 A JP2013041709 A JP 2013041709A JP 2014170367 A JP2014170367 A JP 2014170367A
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Yasutsugu Shirakawa
泰嗣 白川
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Abstract

【課題】 対象物の検出信頼性を向上する。
【解決手段】 物体検出装置105は、ステレオ画像100に写し込まれている被写体を検出する被写体検出手段101と、前記被写体の距離dを計算する距離計算手段102と、前記ステレオ画像100に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択手段103と、前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生手段104とを備える。距離に基づいて対象物を検出するので、たとえば、背景の色に惑わされることがない。
【選択図】 図8

Description

本発明は、物体を検出する物体検出装置、物体検出方法、物体検出システム及びプログラムに関する。
ハンドジャスチャー(またはハンドジェスチャコントロール)とは、カメラによって手の動きを撮影し、その撮影情報を用いてコンピュータの操作に必要な様々なイベントを発生することをいう。カメラの撮影範囲内であれば、離れた場所からでもコンピュータを操作することができ、たとえば、プレゼンテーション等における画面の切替えなどをスマートに行うことができる。ハンドポーズということもある。また、手全体ではなく人差し指等の指先の場合はフィンガージェスチャーという。以下、ハンドジェスチャーで代表する。
ハンドジェスチャーを検出する場合、カメラの画像から対象物(この場合は「手」)を検出する必要がある。このための検出技術としては、たとえば、下記の特許文献1に記載されているとおり、画像信号の色情報を基に肌色分布を検出して手の輪郭を含む範囲を特定して、手の存在の有無を判定する手法を用いることが一般的であった。また、「ステレオカメラを用いて、距離情報を推定し、所定距離以上にある肌色候補領域を背景として除去する」という関連技術もある(下記の特許文献2)。
特開2009−129142号公報 特開2007−052609号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、対象物(上記の例ではヒトの手)の検出信頼性が低いという問題点がある。これは、特定の色分布を検出して対象物の輪郭を含む範囲を特定しているからであり、たとえば、背景色が同じ色分布であった場合には背景と対象物との区別がつきにくいからである。また、特許文献2の技術にあっては、所定距離以上にある肌色候補領域を背景として除去することができるものの、背景以外の対象物を信頼性よく検出するという点ではいまだ不十分であり、改善すべき余地がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、対象物の検出信頼性を向上した物体検出装置、物体検出方法、物体検出システム及びプログラムを提供することにある。
本発明の物体検出装置は、ステレオ画像に写し込まれている被写体を検出する被写体検出手段と、前記被写体の距離を計算する距離計算手段と、前記ステレオ画像に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択手段と、前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の物体検出方法は、ステレオ画像に写し込まれている被写体を検出する被写体検出工程と、前記被写体の距離を計算する距離計算工程と、前記ステレオ画像に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択工程と、前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生工程とを含むことを特徴とする。
本発明の物体検出システムは、ステレオ画像を撮像するステレオカメラと、ステレオ画像に写し込まれている被写体を検出する被写体検出手段と、前記被写体の距離を計算する距離計算手段と、前記ステレオ画像に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択手段と、前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生手段とを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータを、ステレオ画像に写し込まれている被写体を検出する被写体検出手段、前記被写体の距離を計算する距離計算手段、前記ステレオ画像に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択手段、前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、対象物の検出信頼性を向上した物体検出装置、物体検出方法、物体検出システム及びプログラムを提供することができる。
実施形態の物体検出装置の構成図である。 ステレオカメラ9による距離計測の原理図である。 ステレオ画像を用いた距離計測の概念図である。 テレビ等のモニター装置への適用図である。 物体検出装置1の制御部8で実行される制御プログラムの動作フローを示す図である。 イベント発生処理の一例を示す図及びジェスチャーテーブル16の概念構造図である。 監視カメラに適用した場合のイベント発生処理の二つの例を示す図である。 付記1の構成図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、実施形態の物体検出装置の構成図である。この図において、物体検出装置1は、ステレオ画像を入力するステレオ画像入力部2と、ステレオ画像から被写体を検出する被写体検出部3と、被写体の視差を計算する視差計算部4と、視差に基づいて被写体までの距離を計算する距離計算部5と、特定の距離にある特定の被写体を対象物体として選択する物体選択部6と、対象物体に応じたイベントを発生するイベント発生部7と、物体検出装置1の全体動作を制御するコンピュータで構成された制御部8とを含む。
ステレオ画像入力部2は、ステレオカメラ9で撮影されたステレオ画像を入力する。入力は、ステレオカメラ9から有線または無線若しくはインターネット等のネットワークを介して取り込む態様であってもよく、あるいは、可搬型の記憶媒体を介して取り込む態様であってもよい。また、ステレオカメラ9は、この物体検出装置1の一構成要素であってもよく、または、独立したカメラ装置若しくは他の装置の構成要素であってもよい。
ここで、ステレオ画像とは、既知の距離Yを隔てて並行配置された同一焦点距離の複数のカメラ(一般的には2台のカメラ)を用い、同じ被写体を同時に撮影した複数の画像のことをいう。距離Yを基線長ともいう。以下、一般的な例に倣い、ステレオカメラ9は、2台のカメラC、Cで撮影した2枚の画像からなるステレオ画像を生成出力するものとする。
図2は、ステレオカメラ9による距離計測の原理図である。図において、2台のカメラC、Cは距離Yだけ離れて設置されている。2台のカメラC、Cの光学中心はO、O、撮像面はS、Sである。一方のカメラCの光学中心Oから光軸方向に距離dだけ離れた位置にある被写体Xの像が、直線X−Oと撮像面Sとの交点であるPに結像している場合、一方のカメラCの焦点距離はfで表される。同様に同じ被写体Xが他方のカメラCの撮像面Sの上の位置Pに結像している場合、他方のカメラCの焦点距離はfで表される。ここで、一方のカメラCの光学中心Oを通り、直線X−Oと平行な直線Zと、撮像面Sとの交点をP′とし、この点P′とPとの距離をpとする。
′は、一方のカメラCの撮像面Sの上の像Pと同じ位置であり、距離pは、同じ被写体の像の、2台のカメラC、Cで撮影した画像上での位置のずれ量を表し、このpを「視差」と呼ぶ。三角形X−O−Oと、三角形O−P′−Pは相似なので、式「d=Yf/p」が得られる。したがって、この式より、被写体までの距離dを求めることができる。つまり、2台のカメラC、Cの距離Y(基線長)と焦点距離fとが既知ならば、上記の式を用いて視差pから、距離dを求めることができる。
図3は、ステレオ画像を用いた距離計測の概念図である。今、(a)に示すように、2台のカメラC、Cの前方に複数の被写体(ここでは手10と電気スタンド11と衝立12)が配置されているものとする。2台のカメラC、Cから手10までの距離はd、電気スタンド11までの距離はd、衝立12までの距離はdである。距離の関係は「d<d<d」である。
このような被写体(手10と電気スタンド11と衝立12)を距離Y隔てて並行配置された2台のカメラC、Cで撮影すると、(b)に示すステレオ画像13が得られる。
図示のステレオ画像13は、一方のカメラCで撮影された一の画像と他方のカメラCで撮影された二の画像とを重ね合わせたものである。画像に写っている被写体には、各々の距離に応じた視差が生じている。すなわち、手10にあっては、一方のカメラCで撮影された一の画像と他方のカメラCで撮影された二の画像との間に距離dに応じた視差pが生じており、また、電気スタンド11にあっては、一方のカメラCで撮影された一の画像と他方のカメラCで撮影された二の画像との間に距離dに応じた視差pが生じており、さらに、衝立12にあっては、一方のカメラCで撮影された一の画像と他方のカメラCで撮影された二の画像との間に距離dに応じた視差pが生じている。これらの視差の関係は「p>p>p」であり、上記距離の関係と逆になる。すなわち、距離が近いほど大きな視差が生じる。
先に説明したとおり、2台のカメラC、Cの距離Y(基線長)と焦点距離fとが既知であれば、式「d=Yf/p」より、視差p、p、pから、各被写体(手10、電気スタンド11及び衝立12)までの距離d、d、dを求めることができる。
具体的には、被写体検出部3は、一方のカメラCで撮影された一の画像と他方のカメラCで撮影された二の画像とに写り込んでいる同一被写体を検出し、視差計算部4は、その同一被写体の画像内の位置のずれ量を画素単位または複数画素のブロック単位で検出する。手10のずれ量は視差pに相当し、電気スタンド11のずれ量は視差pに相当し、衝立12のずれ量は視差pに相当する。
距離計算部5は、この視差p、p、pと2台のカメラC、Cの距離Y(基線長)と焦点距離fとを式「d=Yf/p」に適用し、各々の被写体(手10と電気スタンド11と衝立12)までの距離d、d、dを計算する。
なお、ここでは全ての被写体(手10と電気スタンド11と衝立12)までの距離d、d、dを計算しているが、これに限定されない。特定の距離にある被写体だけを対象物として選択する場合は、その特定の距離(たとえば、距離d)だけを計算するようにしてもよい。
物体選択部6は、各々の被写体(手10と電気スタンド11と衝立12)を距離d、d、dで区別し、特定の距離にある特定の被写体を対象物体として選択する。たとえば、この物体検出装置1をハンドジェスチャーコントロールに適用する場合、物体選択部6は、最も距離が近い被写体、つまり、ここでは距離dの手10を対象物体として選択する。
あるいは、最も距離が近い被写体ではなく、予め決まっているある値の距離または予め決まっているある範囲の値の距離に位置する被写体を選択してもよい。この場合、必ずしも手10が選択されるとは限らない。手10をかざしても物体検出装置1が反応しなかったとき、ハンドジェスチャーを行うユーザは、物体検出装置1が反応するまで手10の位置を前後する。この前後移動によって、手10の位置が、予め決まっているある値の距離または予め決まっているある範囲の値の距離に位置することになり、その結果、ハンドジェスチャーを行うユーザの手10が対象物体として選択されることになる。
ここで、「予め決まっているある値の距離または予め決まっているある範囲の値」を設定する際の考え方の一例を説明する。
たとえば、テレビなどのモニター装置を視聴しながら、当該モニター装置に対してハンドジェスチャーを行うことを考える。
図4は、テレビ等のモニター装置への適用図である。この図において、テレビ等のモニター装置14は、モニター画面15を備えるとともに、さらに、前記で説明したステレオカメラ9と物体検出装置1とを搭載(内蔵または外付け)している。すなわち、このモニター装置14は、モニター画面15の前方のヒトやモノ(この図では手10)をステレオ画像で撮影することができるステレオカメラ9と、そのステレオカメラ9で撮影されたステレオ画像から被写体を検出し、その被写体までの距離を計算し、その被写体の中から特定の距離にある物体を選択し、選択された物体に対応したイベント(たとえば、チャンネル選択などのイベント)を発生する物体検出装置1とを搭載している。
さて、このようなモニター装置14をハンドジェスチャーで操作する場合、多くのユーザは、視聴場所で手10をかざしたり、手10を動かしたりして操作を行うのが自然である。
したがって、テレビなどのモニター装置14に適用する場合の「予め決まっているある値の距離または予め決まっているある範囲の値」は、モニター装置14の視聴距離に即して設定するのが現実的である。
すなわち、一般的にテレビなどのモニタ装置14における最適な視聴距離は「モニター画面15の高さHの3倍」といわれているので、この条件(モニター画面15の高さHの3倍)を考慮して視聴距離、つまり、「予め決まっているある値の距離または予め決まっているある範囲の値」を設定すればよい。
スマートフォンなどのモバイル機器単独で扱う時も概ねこの原則が成り立つ。ただし、スマートフォンなどのモバイル機器を手に持って使用する際は人間の腕の長さが視聴距離になる(170cmの身長であれば、おおよそ70cm)ので、この場合の「予め決まっているある値の距離または予め決まっているある範囲の値」は、およそ70cmに設定すればよい。
なお、近年、スマートフォンをテレビなどのモニタ装置につないで大画面で見るといった新しい利用シーンが登場しているが、その場合の最適な視聴距離は、スマートフォンの画面サイズではなく、テレビの画面のサイズに依存するので、前記と同様に「接続したモニター画面の高さの3倍」になる。また、テレビの前に座らずに他の作業をしながらという利用シーンも十分に考えられるが、大人と子供、正面と斜め、個人の好みなど誤差要因も多数あるため、「予め決まっているある値の距離または予め決まっているある範囲の値」は、おおよそ「画面の高さの3倍」と考えて差し支えない。なお、スマートフォンは縦長画面で使う時と、横長画面で使う時があるので、画面の高さは、各々の向きにおける画面の縦または横の高さになる。ちなみに、正確にはカメラの位置や画角(視野角)も大いに関係する。しかし、多くの操作者は画面を意識するであろうことから、カメラの位置や画角を無視し得るが、正確さを期すためには、これらのカメラの位置や画角を考慮することを妨げない。
イベント発生部7は、対象物体に応じたイベント、たとえば、ハンドジェスチャーコントロールの場合は手10の形や動きに応じたイベント(コンピュータの操作イベントであって、たとえば、マウスカーソルの移動イベントやクリックイベント等)を発生する。
図5は、物体検出装置1の制御部8で実行される制御プログラムの動作フローを示す図である。この制御プログラムを開始すると、制御部8は、まず、ステレオ画像入力部2にステレオ画像の入力を指令する(ステップS1)。次いで、制御部8は、被写体検出部3に対して、ステレオ画像から被写体を検出するように指令し(ステップS2)、次いで、視差計算部4に対して、その被写体(手10と電気スタンド11と衝立12)の視差p、p、pを計算するように指令する(ステップS3)。
次いで、制御部8は、距離計算部5に対して、視差計算部4で計算した視差p、p、pとステレオ画像の基線長Yと焦点距離fとを式「d=Yf/p」に適用し、各々の被写体までの距離d、d、dを計算するように指令する(ステップS4)。
次いで、制御部8は、物体選択部6に対して、各々の被写体(手10と電気スタンド11と衝立12)を距離d、d、dで区別し、特定の距離にある特定の被写体を対象物体として選択するように指令する(ステップS5)。たとえば、この物体検出装置1をハンドジェスチャーコントロールに適用する場合、制御部8は、物体選択部6に対して、最も距離が近い被写体、つまり、ここでは距離dにある手10を対象物体として選択するように指令する。
あるいは、最も距離が近い被写体ではなく、予め決まっているある値の距離または予め決まっているある範囲の値の距離に位置する被写体を選択するように指令してもよい。この場合、必ずしも手10が選択されるとは限らない。手10をかざしても物体検出装置1が反応しなかったとき、ハンドジェスチャーを行うユーザは、物体検出装置1が反応するまで手10の位置を前後する。この前後移動によって、手10の位置が、予め決まっているある値の距離または予め決まっているある範囲の値の距離に位置することになり、その結果、ハンドジェスチャーを行うユーザの手10が対象物体として選択されることになる。
次いで、制御部8は、イベント発生部7に対して、対象物体に応じたイベント、たとえば、ハンドジェスチャーコントロールの場合は手10の形や動きに応じたイベント(コンピュータの操作イベントであって、たとえば、マウスカーソルの移動イベントやクリックイベント等)を発生するように指令し(ステップS6)、フローを終了する。
図6(a)は、イベント発生処理の一例を示す図である。このイベント発生処理では、制御部8はまずあらかじめ物体検出装置1の内部(たとえば、制御部8内)に保持されているジェスチャーテーブル16を照合する(ステップS7)。
図6(b)は、ジェスチャーテーブル16の概念構造図である。このジェスチャーテーブル16はジェスチャーフィールド16aとイベントフィールド16bとを対にしたレコードを多数有しており、各レコードにジェスチャーの種類(ジェスチャーA、B、C、D、E、F、・・・・)とそのジェスチャーに対応したイベントの種類(イベントa、b、c、d、e、f、・・・・)を格納している。ジェスチャーA、B、C、D、E、F、・・・・は、たとえば、ハンドジェスチャーコントロールの場合は手10の形や動きの画像データであり、イベントa、b、c、d、e、f、・・・・はコンピュータの操作イベントであって、たとえば、マウスカーソルの移動イベントやクリックイベントなどである。
ジェスチャーテーブル16を照合すると、制御部8は、次に、該当するジェスチャーがジェスチャーテーブル16に格納されているか否かを判定する(ステップS8)。そして、該当するジェスチャーがなければ、そのまま図5のフローに戻り、一方、該当するジェスチャーがあれば、そのジェスチャーに対応したイベントをジェスチャーテーブル16から取り出し、そのイベントを発生(ステップS9)した後、図5のフローに戻る。
このように、実施形態の物体検出装置1によれば、ステレオ画像から視差を検出し、その視差に基づいて対象物までの距離を測定するようにしたので、対象物の検出信頼性を向上することができるという特有の効果が得られる。これは、冒頭で説明した関連技術(特許文献1の技術)では、特定の色分布を検出して対象物の輪郭を含む範囲を特定していたため、たとえば、背景色が同じ色分布であった場合には背景と対象物との区別がつきにくいという欠点があり、対象物の検出信頼性が不十分であったが、実施形態の物体検出装置1では「距離」に基づいて対象部を検出するので、背景の色に惑わされることがなく、関連技術のような欠点を生じないからである。
以上の実施形態では、ハンドジェスチャーへの適用を例にしたが、これに限定されない。たとえば、監視カメラなどの用途に適用することもできる。
図7は、監視カメラに適用した場合のイベント発生処理の二つの例を示す図である。(a)は第一の例であり、この例では、距離計算部5で計算された被被写体の距離dが所定の基準距離以下であるか否かを判定し(ステップS10)、以下である場合に、機器の制御イベントを発生する(ステップS11)ようにしている。たとえば、所定の基準距離を1mとすると、被写体が1m以下に接近したときに機器の制御イベントを発生することができる。機器の制御イベントは、警報の発生イベントや録画の開始イベントなどであってもよい。
(b)は第二の例であり、この例では、距離計算部5で計算された被被写体の距離dが第1の基準距離以下である場合(ステップS12のYES)に第1の報知イベントを発生し(ステップS13)、または、被被写体の距離dが第1の基準距離よりも短い第2の基準距離以下である場合(ステップS14のYES)に第2の報知イベントを発生し(ステップS15)、または、被被写体の距離dが第2の基準距離よりも短い第3の基準距離以下である場合(ステップS16のYES)に第3の報知イベントを発生(ステップS17)するようにしている。たとえば、第1の基準距離を3m、第2の基準距離を1m、第3の基準距離を30cmとすると、被写体が3mに接近したときに第1の報知イベントを発生することができ、被写体が1mに接近したときに第2の報知イベントを発生することができ、被写体がさらに30cmに接近したときに第3の報知イベントを発生することができる。この場合、第1の報知イベントを光や音による警告イベントとし、第2の報知イベントを警備会社への通報イベントとし、第3の報知イベントをアラーム警報イベントとしてもよい。距離に応じた段階的な報知を行うことができる。
実施形態の適用は、これらのハンドジェスチャーや監視用途に限定されない。たとえば、手話の発音、機器のロック解除、照明器具の点消灯制御、電子看板の点消灯制御、自動販売機の点消灯制御、パソコンモニターの点消灯制御、自動ドアの開閉制御、障害物の検出制御、サラウンドスピーカの音場制御、エアコンの風向・風速制御、カメラの被写界深度制御などの用途にも適用することができる。
なお、実施形態の物体検出装置1は、それ自体が独立した装置であってもよいが、たとえば、携帯電話やスマートフォン等の情報処理装置、ゲーム装置、タブレット型パーソナルコンピュータ、ラップトップ型やノート型のパーソナルコンピュータ、デジタルテレビジョン受信装置、あるいは、ワンセグデジタルテレビジョン受信装置などの各種電子機器に組み込まれるものであってもよい。
次に、本発明の特徴を付記する。なお、上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載され得るが、その記載に限定されるものではない。
(付記1)
図8は、付記1の構成図である。
付記1は、ステレオ画像100(実施形態のステレオ画像13に相当)に写し込まれている被写体を検出する被写体検出手段101(実施形態の被写体検出部3に相当)と、
前記被写体の距離dを計算する距離計算手段102(実施形態の距離計算部5に相当)と、
前記ステレオ画像100に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択手段103(実施形態の物体選択部6に相当)と、
前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生手段104(実施形態のイベント発生部7に相当)と
を備えたことを特徴とする物体検出装置105(実施形態の物体検出装置1に相当)である。
付記1によれば、対象物の検出信頼性を向上した物体検出装置を提供できる。
(付記2)
付記2は、前記距離計算手段は、前記ステレオ画像における前記被写体の視差と、前記ステレオ画像を撮像したステレオカメラの基線長及び焦点距離とに基づいて前記距離を計算する
ことを特徴とする付記1に記載の物体検出装置である。
付記2によれば、前記ステレオ画像を撮像したステレオカメラの基線長と焦点距離が既知であれば、前記視差を与えるだけで前記距離を計算することができる。
(付記3)
付記3は、前記イベント発生手段は、前記対象物とその対象物に対応したイベントとを関連付けして記憶するテーブルを備え、前記対象物に対応したイベントを当該テーブルから取り出して発生する
ことを特徴とする付記1乃至2の何れか一項に記載の物体検出装置である。
付記3によれば、様々なイベントを発生することができることに加え、テーブルの内容を入れ替えるだけで多種多様なイベントにも柔軟に対応することができる。
(付記4)
付記4は、前記イベント発生手段は、前記対象物の距離に対応したイベント発生する
ことを特徴とする付記1乃至3の何れか一項に記載の物体検出装置である。
付記4によれば、監視カメラなどの様々な用途に適用することができる。
(付記5)
付記5は、ステレオ画像に写し込まれている被写体を検出する被写体検出工程と、
前記被写体の距離を計算する距離計算工程と、
前記ステレオ画像に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択工程と、
前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生工程と
を含むことを特徴とする物体検出方法である。
付記5によれば、対象物の検出信頼性を向上した物体検出方法を提供できる。
(付記6)
付記6は、ステレオ画像を撮像するステレオカメラと、
ステレオ画像に写し込まれている被写体を検出する被写体検出手段と、
前記被写体の距離を計算する距離計算手段と、
前記ステレオ画像に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択手段と、
前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生手段と
を含むことを特徴とする物体検出システムである。
付記6によれば、対象物の検出信頼性を向上した物体検出システムを提供できる。
(付記7)
付記7は、コンピュータを、
ステレオ画像に写し込まれている被写体を検出する被写体検出手段、
前記被写体の距離を計算する距離計算手段、
前記ステレオ画像に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択手段、
前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生手段
として機能させることを特徴とするプログラムである。
付記7によれば、対象物の検出信頼性を向上したプログラムを提供できる。
d 距離
1 物体検出装置
3 被写体検出部
4 視差計算部
5 距離計算部
6 物体検出部
7 イベント発生部
13 ステレオ画像
100 ステレオ画像
101 被写体検出手段
102 距離計算手段
103 対象物選択手段
104 イベント発生手段
105 物体検出装置

Claims (7)

  1. ステレオ画像に写し込まれている被写体を検出する被写体検出手段と、
    前記被写体の距離を計算する距離計算手段と、
    前記ステレオ画像に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択手段と、
    前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生手段と
    を備えたことを特徴とする物体検出装置。
  2. 前記距離計算手段は、前記ステレオ画像における前記被写体の視差と、前記ステレオ画像を撮像したステレオカメラの基線長及び焦点距離とに基づいて前記距離を計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記イベント発生手段は、前記対象物とその対象物に対応したイベントとを関連付けして記憶するテーブルを備え、前記対象物に対応したイベントを当該テーブルから取り出して発生する
    ことを特徴とする請求項1乃至2の何れか一項に記載の物体検出装置。
  4. 前記イベント発生手段は、前記対象物の距離に対応したイベント発生する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の物体検出装置。
  5. ステレオ画像に写し込まれている被写体を検出する被写体検出工程と、
    前記被写体の距離を計算する距離計算工程と、
    前記ステレオ画像に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択工程と、
    前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生工程と
    を含むことを特徴とする物体検出方法。
  6. ステレオ画像を撮像するステレオカメラと、
    ステレオ画像に写し込まれている被写体を検出する被写体検出手段と、
    前記被写体の距離を計算する距離計算手段と、
    前記ステレオ画像に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択手段と、
    前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生手段と
    を含むことを特徴とする物体検出システム。
  7. コンピュータを、
    ステレオ画像に写し込まれている被写体を検出する被写体検出手段、
    前記被写体の距離を計算する距離計算手段、
    前記ステレオ画像に写し込まれている被写体の中から特定の距離にある被写体を対象物として選択する対象物選択手段、
    前記対象物に対応したイベントを発生するイベント発生手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
JP2013041709A 2013-03-04 2013-03-04 物体検出装置、物体検出方法、物体検出システム及びプログラム Pending JP2014170367A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106325180A (zh) * 2015-06-19 2017-01-11 上海高清数字科技产业有限公司 终端运行参数监控系统及方法
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JP2018164923A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社神戸製鋼所 圧延機及び圧延方法

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