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JP2014005711A - 免震床の復元方法 - Google Patents

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JP2014005711A JP2012144104A JP2012144104A JP2014005711A JP 2014005711 A JP2014005711 A JP 2014005711A JP 2012144104 A JP2012144104 A JP 2012144104A JP 2012144104 A JP2012144104 A JP 2012144104A JP 2014005711 A JP2014005711 A JP 2014005711A
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Abstract

【課題】免震構造全体を薄く構成することで、建築物等内部の有効空間を効果的に活用することができる免震床であって地震動によって免震床自体が位置ズレ等の変位が生じた場合においても、地震終了後に元の位置に容易に戻して復元する。
【解決手段】上面に複数の上向きの凸曲面部が整列して形成された平板状の基台11と、基台の上に設置される平板状の滑走板21とを有する免震床における滑走板21の上に床材が一体的に取り付けられ、地震動によって基台11上を滑走板21及び床材が移動した場合に、地震終了後にこれらを元の位置に戻す復元工程を有する。
【選択図】図15

Description

本発明は、建築物、土木構造物の内部において、地震による大規模な振動が発生した後にずれた場合においても、免震機能を効果的に発揮させる上で好適に設置される免震床の復元方法に関する。
従来より提案されている建築物等の室内の免震床構造としては、例えば、特許文献1に示すように、フレームに複数個のボールベアリングを固定することにより、フレームを床スラブ上に移動自在とした免震床が提案されている。この特許文献1の開示技術では、特に金属パイプの下部においてボールベアリングを配設することにより、地震荷重が作用しても、かかるボールベアリングのころがり摩擦抵抗が小さいので、免震床にはほとんど振動が伝わらず、コイルバネ等を用いることにより地震終了後は原点に戻る。
また、特許文献2に示すように、床材と精密機器等の間に、複数の中央で最大深さとなるレール状の溝が設けられた上部プレート及び下部プレートを設置し、当該溝内のボールが回転することにより、上部プレートを下部プレート上に移動自在とした免震床が提案されている。この特許文献2の開示技術では、地震荷重が作用しても、溝内のボールのころがり摩擦抵抗が小さいので、上部プレート上の精密機器等にはほとんど振動が伝わらず、地震終了後は原点に戻っている。
特開平10−317658号公報 特開2010−127455号公報
しかしながら、特許文献1に示される免震床は、コイルバネ等の復元機能を取り付けることができるように、ボルトとナットを用いて角パイプにベアリングを取り付ける構造とされている。このため、特許文献1に示される免震床は、角パイプの厚み等により、免震構造全体が厚くなってしまい、これにより床面が高くなってしまう。床面が必要以上に高くなれば、その分建築物等内部の有効空間も狭くなるという問題点も生じる。
また、特許文献2に示される免震床は、床材と精密機器等の間に設置される。そして、中央で最大深さとなるレール状の溝を含んでいるので、免震構造全体が厚くなっている。このため、既設の精密機器等に対してこの免震床を設置する際には、精密機器等を一時的に取り外して他の場所へ移動させ、この免震床を設置し、その後この取り外した精密機器等を再度元の位置へ設置する必要がある。このため、設置労力の負担の増大、設置コストの増大を招いてしまうという問題点もあった。
また、特許文献2に示される免震床は、想定外の大きな地震動によって、ボールの位置が溝の端部となるまで、上部プレートが移動した場合に、ボールと溝の端部が衝突することによって、その溝の端部で上部プレートの移動が急停止し、慣性の働きにより上部プレート上の精密機器等が転倒するおそれがあるという問題点もあった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、免震構造全体を薄く構成することで、建築物等内部の有効空間を効果的に活用することができる免震床であって地震動によって免震床自体が位置ズレ等の変位が生じた場合においても、元の位置に容易に戻して復元することが可能な免震床の復元方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明では、上面に複数の上向きの凸曲面部が整列して形成された平板状の基台と、上記基台の上に設置される平板状の滑走板とを有する免震床における上記滑走板の上に床材が一体的に取り付けられ、地震動によって上記基台上を上記滑走板及び上記床材が移動した場合に、地震終了後にこれらを元の位置に戻す復元工程を有することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、免震構造全体を薄く構成することで、建築物等内部の有効空間を効果的に活用することができる免震床であって地震動によって免震床自体が位置ズレ等の変位が生じた場合においても、地震終了後に元も位置に容易に戻して復元することが可能となる。
本発明を適用した免震床の設置方法の基本概略図である。 (a)は、免震床を側方から見た側面図であり、(b)は、基台を上方から見た平面図であり、(c)は、滑走板を上方から見た平面図である。 凸曲面部の配置位置について説明するための図である。 基台の上面部と、滑走板の下面部との当接部分を示す拡大図である。 凸曲面部の詳細について説明するための図である。 凸曲面部の周方向に沿って断続的なスリットを形成させた例を示す図である。 凹曲面部又は貫通孔を側方から見た断面図である。 保護シートの設置例について説明するための図である。 滑走板を設置した場合の詳細な構成を示す側面図である。 OAフロアを形成する例について説明するための図である。 本発明に係る免震床の他の設置例について説明するための図である。 保護シートを用いた場合における復元工程について説明するための図である。 床材としての保護シートを用いた場合における復元工程の他の形態を示す図である。 脚部の上端で支持される床パネルを有する床材を用いた場合における復元工程について説明をするための平面図である。 脚部の上端で支持される床パネルを有する床材を用いた場合における復元工程について説明をするための側断面図である。 脚部の上端で支持される床パネルを有する床材を用いた場合における復元工程について説明をするための他の側断面図である。 脚部の上端で支持される床パネルを有する床材を用いた場合における復元工程について説明をするための平面図である。 台座や布基礎上に形鋼を取り付ける場合における免震領域と、変位矯正領の鳥瞰図である。 脚部の上端で支持される床パネルを有する床材を用いた場合における復元工程について説明をするための側断面図である。 (a)は、床材としてコンクリート板を用いる場合の平面図であり、(b)はそのA−A´断面図である (a)は、開口を略円形状となるように構成した例を示す平面図であり、(b)は、そのB−B´断面図である。 矩形湾部が各辺に少なくとも2以上設けられたコンクリート板を有する床材の復元工程の例を示す図である。
以下、本発明を適用した免震床の復元方法を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した免震床の復元方法は、図1に示すように、床1の上面1a設置された免震床7が地震動により位置ズレ等の変位が生じた場合において、地震終了後にこれを元の位置に戻すものである。
図2(a)は、この免震床7を側方から見た側面図である。免震床7は、図2(a)に示すように、略平坦な面上に設置される基台11と、この基台11上に設置される滑走板21とを備えている。図2(b)は、基台11を上方から見た平面図を示している。基台11は、設置精度の遊びを確保するために、四隅が面取りされた略正方形の平板状に形成され、複数の凸曲面部12が、滑走板21側の上面部11aに規則的に配置される。基台11は、その略正方形の四辺の長さが約500mm、厚さが約1.5mmで構成されるが、これに限定されるものではなく、いかなるサイズで構成されていてもよい。また基台11は、その材質は金属製からなり、特にステンレスで構成されることが望ましいが、これに限定されるものではなく、ガラス、樹脂等いかなるもので構成されていてもよい。ちなみに、この基台11は、摩擦係数をコントロールするために、或いは防食のために、所定の物性からなる皮膜がコーティングされていてもよい。また、この基台11の表面の摩擦係数の調整は、少なくとも凸曲面部12について、その表層に金属、セラミックス等の硬質材を被せてもよく、また、浸炭処理、ホウ化処理等の表面硬化処理を追加して施すことにより、その表面粗さをコントロールすることにより実現するようにしてもよいことは勿論である。
なお、隣接する凸曲面部12の頂部12a間の間隔tを約25mmとしてもよい。本発明において、間隔tは、5mm〜100mmとするのが望ましい。この間隔tは、粉じんやゴミを排除するのに必要な間隔であったり、プレス成型で製造する際に適切な間隔であったり、許容積載荷重から決まる間隔であったりする。また凸曲面部12は、図2(b)に示すように、略円形となるように構成されていることが望ましいがこれに限定されるものではない。また、この凸曲面部12は、平面視において縦横に規則的に整列させてもよいが、これに限定されるものではなく、図3(a)に示すように、千鳥状に形成するようにしてもよい。また、凸曲面部12は、図3(b)に示すように、不規則に形成することもできるし、図3(c)に示すように、大きさの異なる凸曲面部12を規則的に配列して形成することもできる。
図2(c)は、滑走板21を上方から見た平面図である。滑走板21は、四隅が面取りされた略正方形の平板状に形成される。滑走板21は、その略正方形の四辺の長さが約500mm、厚さが約1.6mmである。本発明に係る滑走板21は、これに限定されるものではなく、基台11よりも大きいサイズで構成されてもよく、いかなるサイズで構成されていてもよい。また滑走板21は、その材質を金属、ガラス、樹脂等としてもよく、その表層のみにステンレスを用いてもよい。
図4(a)は、基台11の上面部11aと、滑走板21の下面部21bとの当接部分を示す拡大図である。滑走板21は、凹曲面部22も貫通孔22aも形成させずに、下面部21bを略平坦として、凸曲面部12との当接部分以外である滑走部23に、潤滑材を塗布することができる。この潤滑材としてはグリース、四フッ化エチレン樹脂、シリコン樹脂に代表されるものであり、これにより摩擦係数を低減させて滑り性を向上させることが可能となる。この潤滑材は、ダイヤモンド等の粒径1μm〜50μmの粉体が混入したものを用いてもよく、また、シリコンオイル、グリース、重油、ワックス等、100cst以上の粘度を有するものを用いてもよい。
また、滑走板21は、図4(b)に示すように、下面部21bを略平坦として、凸曲面部12との当接部分にサンドブラスト等を施すことにより摩擦係数の大きい高摩擦部22bを形成し、滑走部23に上述の潤滑材を塗布することもできる。滑走部23は、図4(b)に示すように、グリース、四フッ化エチレン樹脂、シリコン樹脂等の図示しない潤滑材が塗布されてもよい。即ち、この図4(b)の形態では、摩擦係数の大きい高摩擦部22bをちょうど凸曲面部12との当接部分に、また摩擦係数の小さい潤滑剤を凸曲面部12との当接部分以外において塗布することで、滑走板21による滑走開始に至るまでの抵抗力と、滑走開始後の滑り性の両者を自在に調整することも可能となる。これにより、通常時に作業者が誤って押しても簡単に移動せず、大地震が発生して前記当接位置をずれればスムーズに動いて免震性能を発揮するという理想的な免震装置を創出することができる。
また、滑走板21は、図4(c)に示すように、下面部21bを介して基台11が下側から当接可能とされてもよい。具体的には、この下面部21bには、複数の凹曲面部22が、規則的に配列されてなる。即ち、凹曲面部22の配列位置は、平面視において凸曲面部12の配列位置に対応させてなり、基台11の上に滑走板21を設置することにより、基台11における凸曲面部12上に凹曲面部22が位置するように設けられている。なお、滑走板21は、これに限らず、凹曲面部22の代わりに、図4(d)に示すように、貫通孔22aが平面視において凸曲面部12の配列位置に対応させて形成されていてもよい。
図5(a)は、本実施例において、凸曲面部12を側方から見た断面図である。また、図5(b)は、本実施例において、凸曲面部12を上方から見た平面図である。本実施例において、凸曲面部12は、図5(a)に示すように、その凸曲面の平面視の直径d12が約10mm、頂部12aの曲率半径rが約30mm、高さHが約1.0mmとなるように、プレス加工等により形成される。凸曲面部12を構成する曲率について特段の制限は無いが、特に頂面については、曲率が緩やかになるように調整されていることにより、凹曲面部22に対する接触面積を増大させ、滑り性の改善を図るようにしてもよい。これに限らず、図5(c)、(d)に示すように、凸曲面部12の平面視の同心円外側に、略円形の隆起部12bが形成されてもよい。この隆起部12bが設けられていることにより、上下方向に柔性(バネ性)を持たせ、床面の不陸(平面精度の悪さ)を吸収できるようにしたものである。また凸曲面部12は、図6(a)、(b)に示すように、凸曲面部12の平面視における周方向に沿って、断続的なスリット12cが形成されてもよい。スリット12cは、貫通されていてもよいし、また非貫通の溝で構成されていてもよい。このスリット12cが設けられていることにより、一枚ものの鋼板に、多数の凸曲面部12をプレス成型した際の内部応力を解放することができ、当該鋼板の平面精度を確保することができる。
図7(a)は、本実施例において、凹曲面部22を側方から見た断面図である。また、図4(c)に示す凹曲面部22は、図7(a)に示すように、凸曲面部12の頂部12aと望ましくは同一の曲率半径を有しているが、これに限定されるものではなく、それ以上の曲率半径であってもよい。また、凹曲面部22の深さh22は、凸曲面部12の頂部12aの高さHよりも浅く、0.05mm〜0.50mmの深さとなるように、プレス加工等により形成される。なお、凹曲面部22の直径d22は、凸曲面部12の頂部12aが凹曲面部22の内側に当接可能となるように、凸曲面部12の直径d12以上の大きさとすることが望ましい。
図7(b)は、他の実施例において、貫通孔22aを側方から見た断面図である。図4(d)に示す貫通孔22aは、パンチ等の押し抜き具を用いて、凸曲面部12の頂部12aのみが嵌合するように、その直径d22aを凸曲面部12の直径d12よりも短くして形成される。ちなみに、この貫通孔22aについては、凸曲面部12が平面略円形で構成されているのであれば、それに対応させて平面略円形で構成されていることで、互いに安定した状態で嵌合することが可能となる。
なお、滑走板の上には、いかに説明する床材が一体的に取り付けられる。床材としての保護シート2は、図8(a)、(b)に示すように、免震床7を覆うようにして、床材としての滑走板21の上に設置される。保護シート2は、例えばエポキシ等の熱硬化性樹脂や、その他弾力性のある材料で構成された粘着部83によって滑走板21に取り付けられるようにしてもよい。これにより、保護シート2は、滑走板21と一体化して設置することができ、滑走板21と保護シート2の設置の際の施工性を向上させることができる。また、保護シート2は、免震床7よりも広い面積で設置することで、基台11と滑走板21とを、この保護シート2により完全に覆うことで外部に直接露出しない構成とすることで、基台11と滑走板21との間への外部からの塵埃の浸入を防止することができ、免震床7の耐久性を向上させることが可能となる。
なお、免震床7の厚さは、図9に示すように、基台11の厚さHが1.5mmであり、滑走板21の厚さh21が1.6mmであり、保護シート2の厚さh2が2.0mm程度であることから、合計で5.0mm程度と薄いものとなる。
また本発明に係る免震床7は、例えば、図10に示すように、複数の脚部92と、脚部92の上端で支持される床パネル93とを有する床材が取り付けられるようにしてもよい。かかる場合には、免震床7における滑走板21の上部に脚部92を設置し、免震床7と床パネル93との間に空隙91を設けることもできる。サーバー等、転倒の防止が必要な精密機械が設置される場所において、特に、本発明に係る免震床7は、免震装置としての効果が発揮される。
本発明に係る免震床7は、床1の全体に設置するだけでなく、図11に示すように、特定の設備4の底部にのみ重点的に設置することもできる。これにより、本発明に係る免震床7は、床1の全体に設置する場合と比較して、その設置に必要なコストを抑制することができる。また、足部4bを有する設備4においては、図11(a)に示すように、滑走板21と足部4bの間に、床材としてのコンクリート製、鋼製、木製等の厚板72を配置することもできる。これにより、図11(b)に示すように、厚板72を介した設備4の重心が、できるだけ基台11の上となるようにすることができ、設備4が滑走板21とともに基台11の上(範囲内)であれば、滑走板21が基台11の上から脱落することなく、免震機能を発揮することができる。
次に、地震動によって基台11上を滑走板21及び床材が移動した場合に、地震終了後にこれらを元の位置に戻す復元工程について説明をする。
先ず床材としての保護シート2を用いた場合における復元工程は、例えば図12に示すように先ず保護シート2の一端2aにおいて切れ込み44を導入する。ここでいう保護シート2における一端2aとは、元の位置に戻すために引張力を負荷するための端部を示すものである。例えば図9に示す保護シート2並びに滑走板21が地震により基台11から紙面右側にずれてしまった場合には、これを紙面左側に引っ張ることにより元の位置に戻す必要が出てくる。かかる場合には、この保護シート2の左端が、一端2aに該当することとなる。この保護シート2の左端(一端2a)を壁9d側に向けて引っ張ることによりこれを元の位置へと戻すことができる。
切れ込み44を入れる際には、所定幅からなる突出片43が形成されるように、所定間隔を以って、例えばハサミやカッター等の各種切断用具を用いて導入される。この切れ込み44は一端2aの辺の方向に対して略垂直とされていることが前提とされているが、これに限定されるものではない。但し、この各突出片43の幅が一端2aから離間するにつれて幅広にならないようにするためにも、この切れ込み44は互いに平行とされている必要がある。切れ込み44を導入した後の一端1aには、突出片43が複数個に亘り形成されることとなる。
次に、この保護シート2に対して巻き取り部材40を近づける。この巻き取り部材40には、挿入穴41が複数形成されている。巻き取り部材40a、40bは管体で構成されており、巻き取り部材40cは、板体で構成されている。巻き取り部材40は、何れも長手方向に延長されてなる。そして、巻き取り部材40には挿入穴41が当該長手方向に向けて間隔を空けて複数個に亘り設けられている。この挿入穴41の幅は、突出片43の幅以上となるように互いに幅が予め調整されることとなる。
このような巻き取り部材40における挿入穴41に突出片43を挿入する。複数の各突出片43は、それぞれ巻き取り部材40に設けられた複数の挿入穴41に挿入された状態となる。次に、この巻き取り部材40を挿入穴に突出片を挿入したまま回転させる。その結果、保護シート2の突出片43は、巻き取り部材40に絡められることになり、その結果、保護シート2は突出片43を介して巻き取り部材40に取り付けられることになる。
次に、この保護シート2が取り付けられた巻き取り部材40を図中矢印方向に引っ張る。その結果、巻き取り部材40により保護シート2を応力集中することなく引っ張ることが可能となる。特に、この巻き取り部材40は、長手方向に延長されてなるものであるから、これを引っ張る際には、巻き取り部材40における長手方向中心を把持し、引っ張るようにしてもよい。また巻き取り部材40を引っ張る際における撓み量を低減させる観点から、断面形状が楕円の管体として構成される巻き取り部材40bや、板体からなる巻き取り部材40cを引っ張る際には、その断面の強軸方向が図中矢印の引張方向となるように調整するようにしてもよい。このようにして巻き取り部材40により保護シート2を引っ張ることにより、保護シート2は図中矢印方向に移動する。また保護シート2には滑走板21が一体的に取り付けられているため、滑走板21も同様に図中矢印方向に移動させることができる。その結果、基台11に対して、滑走板21、床材としての保護シート2を元の位置に戻すことが可能となる。
また図13(a)は、床材としての保護シート2を用いた場合における復元工程の他の形態を示している。先ず、床材としての保護シート2の少なくとも一の端部2aの辺に沿って複数の孔46を穿設する。この孔46には、ハトメにより補強されるものであってもよい。
次に螺旋状に巻回された螺旋体48と、螺旋体48の内部に挿通されている管体47とを有する巻き取り部材49を準備する。ちなみにこの螺旋体48は、ワイヤー又は金属、樹脂等で構成される。また、この螺旋体48の螺旋間隔は、隣接する孔46の間隔に対応したものとなっている。
そして、この巻き取り部材49における螺旋体48を孔46に挿通させてこれを回転させる。このとき螺旋体48の端部を終端にある孔46に挿通させ、その後螺旋体48を回転させることにより、複数の孔46が徐々にこの螺旋体48に挿通されて最終的には図13(a)に示すように全ての孔46に螺旋体48が挿通された状態となる。
次に、管体47を図中矢印方向に引っ張る。これにより、管体47の周囲に巻回された螺旋体48を介して保護シート2を応力集中することなく引っ張ることが可能となり、保護シート2は図中矢印方向に移動する。また保護シート2には滑走板21が一体的に取り付けられているため、滑走板21も同様に図中矢印方向に移動させることができる。その結果、基台11に対して、滑走板21、床材としての保護シート2を元の位置に戻すことが可能となる。
ちなみに、孔46にハトメ補強を行っておくことで、螺旋体48により引張力が増大しても保護シート2が引きちぎれてしまうのを防止することが可能となる。
なお、この螺旋体48の端部は、図13(b)に示すようにリング50が設けられ、このリング50を、管体47に元々取り付けられているU字棒51に引っ掛けることにより固定するようにしてもよい。
次に、複数の脚部92と、脚部92の上端で支持される床パネル93とを有する図10に示すような床材を用いた場合における復元工程について説明をする。実際にこの復元工程を実施するためには、図14、図15(a)に示すように、台座54と、台座54上に設けられた基台11と、基台の上に設置される滑走板21と、滑走板21の上に一体的に取り付けられる着脱型床パネル56とを有する変位矯正領域200を設けておく。この変位矯正領域200は、図14の平面図に示すように、フロア内の一部に離散的に、又は規則的に設けられるものである。変位矯正領域200以外の免震領域202は、下から順に基台11、滑走板21、脚部92、床パネル93が設けられているが、変位矯正領域200は、これらの各部材の代替として、台座54、基台11、滑走板21、着脱型床パネル56が下から順に設けられることとなる。
台座54の上端にはフランジ55を有し、その底面は、アンカーボルト58によって固定される。このフランジ55の面積は、台座54の支柱部分の断面積よりも大きく構成されている。この幅広で構成されるフランジ55の上面には基台11が設けられる。そして基台11上に載置される滑走板21の上面には、着脱型床パネル56が一体的に取り付けられている。着脱型床パネル56は、床材を構成する他の床パネル93と略同一表面を形成するように配設される。
また、このような変位矯正領域200に加えて、壁際に他の変位矯正領域201を設けるようにしてもよい。この変位矯正領域201は、図14の平面図に示すように、フロア内の壁際において設けられるものである。変位矯正領域201以外は、下から順に基台11、滑走板21、脚部92、床パネル93が設けられているが、変位矯正領域201は、これらの各部材の代替として、脚部92、床パネル93が設けられており、この床パネル93の上に基台11が配設され、更にこの基台11上に着脱型床パネル53が設けられる。ちなみにこの着脱型床パネル53は、滑走板21を兼ねるものであって、基台11の上に載置されるものである。着脱型床パネル53は、他の床パネル93と略同一表面を形成するように配設される。この着脱型床パネル53における床パネル93の隣接端については、その着脱型床パネル53に接する床パネル93において形成された段93a上に着脱可能にして固着されている。着脱型床パネル53が設けられる領域は、図14に示すように、床パネル93の周囲とされる。そして、フロア内の角部に設けられる着脱型床パネル53は、ちょうど平面視で台形状とされていてもよい。
このような変位矯正領域200、201、並びに免震領域202が設けられたフロアにおいて、仮に地震動が発生した場合には、図15(b)に示すように、基台11上を滑走板21及び床材としての床パネル93が図中矢印方向に移動するとともに、変位矯正領域200では、基台11に対して滑走板21が図中矢印方向に移動し、滑走板21に一体的に取り付けられた着脱型床パネル56もこれに応じて移動することとなる。同様に変位矯正領域201においては、基台11に対して着脱型床パネル53が図中矢印方向に向けて移動することとなる。
本発明では、地震終了後にこれらを復元させる際において図15(c)に示すようにジャッキ64を所定の間隔をおいて複数用いる。変位矯正領域200においては、基台11、滑走板21、着脱型床パネル56を取り外す。そして、台座54の上には、ウェブ63aが立設された形鋼63を取り付ける。この形鋼63は、本実施の形態においてT形鋼を用いる場合を例に挙げて説明をしているが、これに限定されるものではなく、ウェブ63aが立設されているものであればH形鋼等、他の様々な形態を適用するようにしてもよい。この形鋼63は、ボルト58を介して台座54に取り付けられる。また、このウェブ63aにはジャッキ64が所定の間隔をおいて複数取り付けられる。ジャッキ64は、例えば油圧で伸縮動作することにより、対象物を押圧力を負荷するものであるが、同様に動作可能な他の手段に代替させてもよいことは勿論である。このようなジャッキ64をウェブ63aに固定した上で、押圧力を床パネル93へ負荷する。これにより、床パネル93並び脚部92からなる床材、及びこれに一体的に取り付けられた滑走板21を元の位置に戻すことが可能となる。
同様に変位矯正領域201においては、着脱型床パネル53のみを取り外す。次にジャッキ64を所定の間隔をおいて複数取り付ける。ジャッキ64の一端は、壁66に取り付け、押圧力を床パネル93へ負荷する。これにより、床パネル93並び脚部92からなる床材、及びこれに一体的に取り付けられた滑走板21を元の位置に戻すことが可能となる。
また、上述した何れの方法以外には、図15(d)に示すように、床パネル93の高さまで立ち上げた形鋼121を基台11が載置される床の上面に取り付けるようにしてもよい。この形鋼121は、例えばT字形鋼又はL字形鋼等を始めとした形鋼で構成される。このような形鋼121は、例えばアンカーボルト122を介して床に取り付けられる。その際、予め床内に埋め込みナットが複数設置されている。そして、形鋼121に対してジャッキ64を取り付け、当該ジャッキ64を介して床パネル93を押圧するようにしてもよい。なお、この形鋼121は、台座54を取り外した後の位置に設けるようにしてもよい。
また、上述した何れの方法以外に、図16(a)に示すような構成を採用するようにしてもよい。この構成では、変位矯正領域201において、脚部92と、脚部92の上端で支持される床パネル93と、床パネル93に固定される滑走板を兼ねる着脱型床パネル53により構成する。このとき着脱床パネル53は、床パネル93と同一表面を形成するようにするため、例えば、床パネル93に段部を設けてその上に着脱床パネル53を固定するようにしてもよい。この着脱床パネル53と床パネル93との固定方法としては、例えばネジ止めや両面テープを介した貼着等で実現するようにしてもよい。
また、免震領域202における床パネル93上には、床材上基台11aを設ける。この床材上基台11a上には、着脱床パネル53の一端が載置される。即ち、この着脱床パネル53は、床パネル93と床材上基台11aとに架設されるように設けられる。
地震動により、図16(b)に示すように、免震領域202における基台11上を滑走板21並びに脚部92、床パネルが移動すると、これに伴って、床材上基台11aも移動する。これに対して、着脱床パネル53は、完全に固定されているものであることから、地震動によって移動しない。その結果、着脱床パネル53は、床材上基台11aに対して相対移動することとなる。かかる場合においても、同様に着脱床パネル53を取り外して復元動作を行うことが可能となる。
図17(a)、(b)は、台座54として布基礎68を用いた例である。布基礎68の上面には、同様に基台11が取り付けられ、この基台11の上には、滑走板21が取り付けられる。そして、この滑走板21には、同様に着脱型床パネル56が一体的に取り付けられる。布基礎68は、フロア内において長手方向に延長されているが、かかる場合も同様な復元工程により、復元することが可能となる。
図18(a)は、台座54上に形鋼63を取り付ける場合における免震領域202と、変位矯正領域200、201の鳥瞰図である。また、図18(b)は、台座54として帯状の布基礎68を用いて、この布基礎68上に形鋼63を取り付ける場合の例を示している。変位矯正領域200、201が互いに十字路を形成するように設けられ、この変位矯正領域200、201に囲まれるのが、免震領域202となる。この免震領域202が上述した復元動作を行う上での最小ユニットとなる。
図18(a)の場合には、形鋼63を台座54間に架設し、この形鋼63に対してジャッキ64を所定の間隔をおいて複数取り付けて復元方向に向けて床パネル93を押圧する。また図18(b)の場合には、形鋼63を布基礎68上に配設し、この形鋼63に対してジャッキ64を所定の間隔をおいて複数取り付けて復元方向に向けて床パネル93を押圧する。これらの各操作を上述した免震領域202単位で実行することとなる。
なお床パネル93は、図19(a)に示すように、下方に向かうにつれて内側に傾斜されてなる傾斜面93bを端部に形成させるようにしてもよい。かかる場合には、上述したジャッキ64を用いて押圧動作を行う際に、床パネル93の端部における当該傾斜面93bに対して、取付体106を取り付けるようにしてもよい。この取付体106は、一の平面107bに対向する他の面107aが上記傾斜面と同一の傾斜角とされた取付体106を、当該他の面107aが傾斜面93bと当接させた状態で固定するものである。このとき、傾斜面93bと面107aとを互いに両面テープで貼り付けるようにしてもよい。これにより、取付体106における一の平面107bが床パネル93の表面に対して垂直となるように取り付けることが可能となる。その結果、ジャッキ64を介して取付体106における一の平面107bを押圧する際に、水平方向に平行な押圧力を床パネル93に負荷することが可能となる。
図19(b)は、このような傾斜面93bが設けられた互いに隣接する床パネル93の詳細な構成を示している。この床パネル93の間には、傾斜面93bを設けた関係で間隙が開いてしまう場合があるが、かかる場合には当該間隙に楔104を挿入するようにしてもよい。
ちなみに、このような図19に示す構成は、例えば、段93aを有する床パネル93においても適用することが可能となり、また楔104を設ける構成は、床パネル93と、実際に図19(a)に示すようなジャッキ64による押圧を行うことがない、全ての床パネル93の間隙に設けるようにしてもよい。
ちなみに、床パネル93には、底面から溝部105を設けるようにしてもよい。かかる場合には、脚部92は、上端にフランジ101を設け、そのフランジ101の上部に突出部102を設ける。そして、この突出部102に溝部105を嵌め込むことにより、これらを固定するようにしてもよい。
次に、コンクリート板を用いる床材における地震終了後の復元工程について説明をする。
図20(a)は、床材としてコンクリート板150を用いる場合の平面図であり、図20(b)はそのA−A´断面図である。床材としてのコンクリート板150には、複数の開口151が設けられている。そして、この開口151には、底面には予め複数の埋め込みナット154が設置されている。開口151にジャッキ64を装着し、ジャッキ64により開口151の壁面を押圧する。このジャッキ64を取り付ける際には、埋め込みナット154に、ジャッキ64を固定するためのボルト157を固定するようにしてもよい。実際に、この埋め込みナット154は、開口151の内部においてたとえばグリッド状に設けられている。ジャッキ64を取り付ける際には、これらの埋め込みナット154のうち任意のものを選択し、その選択した埋め込みナット154にボルト157を取り付けることとなる。図20(a)の例では、図中矢印方向にコンクリート板150を押圧させて復元する場合を例にとり説明をしているが、他の方向にコンクリート板150を押圧させて復元する場合には、ジャッキ64の方向をこれに応じて変更するとともに、これを固定する上で必要な埋め込みナット154を選定することとなる。
なお、この開口151は、コンクリート板150に対して複数箇所に亘り設けられていることが必要となる。これにより、複数箇所にある開口151それぞれにジャッキ64を取り付けることが可能となり、複数箇所で押圧力を負荷することが可能となるためである。
図21(a)は、開口151を略円形状となるように構成した例を示す平面図であり、図21(b)は、そのB−B´断面図である。この略円形の開口151における略中央にアンカーシャフト162を立設させる。そして、このアンカーシャフト162を中心として回転自在に設けられたジャッキ64により、開口151における壁面を押圧することでコンクリート板150を押圧移動させる。このときジャッキ64は、アンカーシャフト162を中心として、回転自在に設けられている。このため、コンクリート板150の復帰方向(移動させたい方向)に、ジャッキ64の軸が合うようにこれを回転させて角度調整を行う。その上で押圧を行うことにより、コンクリート板150を所望の復帰方向に向けて移動させることが可能となる。特にこの開口151は、平面視で円形とされており、しかもその中心にアンカーシャフト162を立設させていることから、360°全てについてジャッキ64の軸を合わせて押圧することが可能となる。また、この開口151も複数箇所も受けておくことで複数箇所で押圧力を負荷することが可能となる。
図22(a)、(b)は、矩形湾部171が各辺に少なくとも2以上設けられたコンクリート板150を有する床材の復元工程の例を示している。各矩形湾部171にジャッキ64を予め収納し、地震が無い場合はそのままの状態で収納させておくようにしてもよい。地震動があった後の復元工程では、各矩形湾部171に収納されたジャッキ64のうち、床材の復帰方向への押圧に必要な2以上のジャッキ64の組み合わせを選定する。そして、選定したジャッキ64を矩形湾部171から取り出すとともに取り出した後の矩形湾部171にはスペーサー172を配設する。さらに取り出した各ジャッキ64によりそのスペーサー172を押圧することにより、滑走板21及びコンクリート板150を元の位置に戻す。ちなみに、このスペーサー172は、ジャッキ64の前又は後の何れに配置するようにしてもよい。
なお、本発明は、滑走板21が、地震動によって基台11の上を移動し、基台11の上から脱落させて、基台11の周囲の床面を前記滑走板21が慣性によって移動して減速してから停止するように設置された免震床に対して復元工程を実行するようにしてもよい。つまり、滑走板21が、セットバックの範囲を超えて移動し、基台11から脱落した場合であっても、滑走板21は、床1の上面1aを、慣性によってある程度移動してから自然停止する。このため、滑走板21の移動が緩やかに自然停止することで、滑走板21の上に置かれる精密機器等が転倒することを回避することが可能となるためである。
なお、本発明は、想定外の大地震による地震動によって免震床自体が大きな位置ズレ等の変位が生じた場合のみならず、中小規模の地震動によって、免震床自体がわずかに変位が生じた場合においても、元も位置に容易に戻して復元することが可能となることは勿論である。
1 床
2 保護シート
4 設備
7 免震床
11 基台
12 凸曲面部
21 滑走板
22 凹曲面部
23 滑走部
41 挿入穴
43 突出片
46 孔
47 管体
48 螺旋体
50 リング
53、56 着脱型床パネル
54 台座
55 フランジ
58 ボルト
63 形鋼
64 ジャッキ
66 壁
68 布基礎
72 厚板
83 粘着部
91 空隙
92 脚部
93 床パネル
101 フランジ
102 突出部
104 楔
105 溝部
106 取付体
150 コンクリート板
151 開口
154 埋め込みナット
157 ボルト
162 アンカーシャフト
171 矩形湾部
172 スペーサー
200、201 変位矯正領域
上述した課題を解決するために、本発明では、上面に複数の上向きの凸曲面部が整列して形成された平板状の基台と、上記基台の上に設置される平板状の滑走板とを有する免震床における上記滑走板の上に床材が一体的に取り付けられ、地震動によって上記基台上を上記滑走板及び上記床材が移動した場合に、地震終了後にこれらを元の位置に戻す復元工程を有し、上記復元工程は、上記床材としての保護シートの一端から切れ込みを導入することにより所定幅からなる突出片を複数形成し、挿入穴が複数形成された管体又は板体からなる巻き取り部材の当該挿入穴に上記突出片を挿入するとともに、これを回転させることにより上記保護シートを巻き付け、更にこの巻き取り部材を引っ張ることにより、上記滑走板及び上記床材を元の位置に戻すことを特徴とする。

Claims (17)

  1. 上面に複数の上向きの凸曲面部が整列して形成された平板状の基台と、上記基台の上に設置される平板状の滑走板とを有する免震床における上記滑走板の上に床材が一体的に取り付けられ、地震動によって上記基台上を上記滑走板及び上記床材が移動した場合に、地震終了後にこれらを元の位置に戻す復元工程を有すること
    を特徴とする免震床の復元方法。
  2. 上記復元工程は、上記床材としての保護シートの一端から切れ込みを導入することにより所定幅からなる突出片を複数形成し、
    挿入穴が複数形成された管体又は板体からなる巻き取り部材の当該挿入穴に上記突出片を挿入するとともに、これを回転させることにより上記保護シートを巻き付け、
    更にこの巻き取り部材を引っ張ることにより、上記滑走板及び上記床材を元の位置に戻すこと
    を特徴とする請求項1記載の免震床の復元方法。
  3. 断面形状が楕円の管体又は板体からなる上記巻き取り部材を引っ張る場合には、その断面の強軸方向が引張方向となるように調整すること
    を特徴とする請求項2記載の免震床の復元方法。
  4. 上記復元工程は、上記床材としての保護シートの少なくとも一の端部に沿って複数の孔を穿設し、
    螺旋状に巻回された螺旋体と、上記螺旋体の内部に挿通されている管体とを有する巻き取り部材における上記螺旋体を上記孔に挿通させてこれを回転させることにより
    上記保護シートを巻き付け、
    更にこの巻き取り部材における上記管体を引っ張ることにより、上記滑走板及び上記床材を元の位置に戻すこと
    を特徴とする請求項1記載の免震床の復元方法。
  5. 上記孔を穿設した後、これらをハトメにより補強すること
    を特徴とする請求項4記載の免震床の復元方法。
  6. 上記復元工程は、複数の脚部と、上記脚部の上端で支持される床パネルとを有する床材における上記床パネルを押圧することにより、上記滑走板及び当該床材を元の位置に戻すこと
    を特徴とする請求項1記載の免震床の復元方法。
  7. 台座と、上記台座上に設けられた基台と、上記基台の上に設置される滑走板と、上記滑走板の上に一体的に取り付けられる着脱型床パネルとを有し、当該着脱型床パネルが上記床材を構成する床パネルと略同一表面を形成するように配設する変位矯正領域を予め設けておき、
    地震動によって上記基台上を上記滑走板及び上記床材が移動するとともに、上記変位矯正領域における上記基台上を上記滑走板及び上記着脱型床パネルが移動した場合には、地震終了後に上記復元工程において、上記変位矯正領域における上記基台、上記滑走板、上記着脱型床パネルを上記台座から取り外し、上記台座の上面に少なくともウェブが立設された形鋼を取り付け、更に上記ウェブにジャッキを取り付け、当該ジャッキを介して上記床パネルを押圧すること
    を特徴とする請求項6記載の免震床の復元方法。
  8. 複数の脚部と、上記脚部の上端で支持される床パネルと、上記床パネル上に配置される上記基台と、上記基台上に設置される上記滑走板を兼ねる着脱型床パネルとを有し、当該着脱型床パネルが上記床材を構成する床パネルと略同一表面を形成するように配設する変位矯正領域を壁際に予め設けておき、
    地震動によって上記基台上を上記滑走板及び上記床材が移動するとともに、上記変位矯正領域における上記基台上を上記滑走板を兼ねる上記着脱型床パネルが移動した場合には、上記復元工程において、上記変位矯正領域における上記着脱型床パネルを上記基台から取り外し、上記壁にジャッキを取り付け、当該ジャッキを介して上記床パネルを押圧すること
    を特徴とする請求項6記載の免震床の復元方法。
  9. 上記復元工程では、上記変位矯正領域における上記着脱型床パネルを上記基台から取り外し、上記床パネルの高さまで立ち上げた形鋼を上記基台が載置される床の上面に取り付け、当該形鋼にジャッキを取り付け、当該ジャッキを介して上記床パネルを押圧すること
    を特徴とする請求項6〜8のうち何れか1項記載の免震床の復元方法。
  10. 複数の脚部と、上記脚部の上端で支持される床パネルと、上記床パネル上に固定される上記滑走板を兼ねる着脱型床パネルとを有し、当該着脱型床パネルの一端が上記床材上に設けられた床材上基台に載置される変位矯正領域を壁際に予め設けておき、
    地震動によって上記基台上を上記滑走板及び上記床材が移動するとともに、これに伴い上記変位矯正領域における上記着脱型床パネルが上記床材上基台に対して相対移動した場合には、上記復元工程において、記変位矯正領域における上記着脱型床パネルを上記基台から取り外し、上記滑走板及び当該床材を元の位置に戻すこと
    を特徴とする請求項6記載の免震床の復元方法。
  11. 上記復元工程は、下方に向かうにつれて内側に傾斜されてなる傾斜面が端部に形成された上記床パネルの当該傾斜面に対して、一の平面に対向する他の面が上記傾斜面と同一の傾斜角とされた取付体を、当該他の面が上記傾斜面と当接させた状態で固定し、上記ジャッキを介して上記取付体における上記一の平面を押圧することにより、上記床パネルを押圧すること
    を特徴とする請求項7〜10のうち何れか1項記載の免震床の復元方法。
  12. 上記復元工程以前では、床パネルの端部間、又は上記床パネルと上記着脱型床パネル間に形成された間隙に楔を挿入しておくこと
    を特徴とする請求項7〜11記載の免震床の復元方法。
  13. 上記復元工程は、複数の開口が設けられたコンクリート板を有する上記床材における当該各開口にジャッキを装着し、更にそのジャッキにより上記開口の壁面を押圧することにより、上記滑走板及び上記床材を元の位置に戻すこと
    を特徴とする請求項1記載の免震床の復元方法。
  14. 底面に複数のナットを予め埋設した上記開口における何れかのナットに上記ジャッキを固定するためのボルトを固定すること
    を特徴とする請求項13記載の免震床の復元方法。
  15. 上記復元工程は、略円形状の開口における略中央にアンカーシャフトを立設し、上記アンカーシャフトを中心として回転自在に設けられた上記ジャッキを、上記壁面の復帰方向に向けて回転させて上記壁面を押圧すること
    を特徴とする請求項13記載の免震床の復元方法。
  16. 矩形湾部が各辺に少なくとも2以上設けられたコンクリート製の上記床材における当該各矩形湾部にジャッキを予め装着しておき、上記復元工程では、上記ジャッキのうち、上記床材の復帰方向への押圧に必要な2以上のジャッキの組み合わせを選定し、選定したジャッキの前または後にスペーサーを配設し、さらに当該各ジャッキにより押圧することにより、上記滑走板及び上記床材を元の位置に戻すこと
    を特徴とする請求項1記載の免震床の復元方法。
  17. 上記平板状の滑走板が、地震動によって前記基台の上を移動し、前記基台の上から脱落させて、前記基台の周囲の床面を前記滑走板が慣性によって移動して減速してから停止するように設置された免震床に対して上記復元工程を実行すること
    を特徴とする請求項1〜16のうち何れか1項記載の免震床の復元方法。
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