JP2013258176A - 光電変換装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】周縁絶縁領域をより正確な位置に形成することができる光電変換装置の製造方法を提供する。
【解決手段】透明電極層、光電変換層および裏面電極層を備えた透明絶縁基板に第2のマークを形成する工程と、第2のマークを位置合わせの基準としたレーザ光の照射により透明絶縁基板の周縁の透明電極層、光電変換層および裏面電極層を除去して周縁絶縁領域を形成する工程と、を含む、光電変換装置の製造方法である。
【選択図】図9
【解決手段】透明電極層、光電変換層および裏面電極層を備えた透明絶縁基板に第2のマークを形成する工程と、第2のマークを位置合わせの基準としたレーザ光の照射により透明絶縁基板の周縁の透明電極層、光電変換層および裏面電極層を除去して周縁絶縁領域を形成する工程と、を含む、光電変換装置の製造方法である。
【選択図】図9
Description
本発明は、光電変換装置の製造方法に関する。
太陽光のエネルギを直接電気エネルギに変換する太陽電池の種類としては、各種のものが実用化されている。なかでも、薄膜太陽電池は、低温プロセスおよび大面積化が容易であるという特徴から低コストで製造可能であるため、開発が進められている。
たとえば特許文献1には、以下の(a)〜(g)の工程を含む薄膜シリコン系太陽電池の製造方法が開示されている(特許文献1の段落[0019]〜[0042])。
(a)まず、透光性基板の一面に透明電極層を製膜する工程を行なう(特許文献1の段落[0019])。
(b)その後、透明電極層を除去してレーザーエッチング溝および交差溝を形成する工程を行なう。ここで、レーザーエッチング溝と2本の交差溝との交差部にできた十字形状のアライメントマークとして活用する(特許文献1の段落[0020]〜[0027])。
(c)レーザーエッチング溝の加工が終了すると、光電変換層を製膜する工程を行なう(特許文献1の段落[0028]〜[0029])。
(d)次いで、上記のアライメントマークに基づいて、透明電極層および光電変換層を除去してレーザーエッチング溝を加工する工程を行なう(特許文献1の段落[0030]〜[0034])。
(e)そして、レーザーエッチング溝の加工が終了すると裏面電極層を製膜する工程を行なう(特許文献1の段落[0035])。
(f)次いで、上記のアライメントマークに基づいて、透明電極層、光電変換層および裏面電極層を除去してレーザーエッチング溝を加工する工程を行なう(特許文献1の段落[0036]〜[0038])。
(g)次に、透光性基板の端部から5〜15mmの位置に絶縁溝を形成するようにレーザーエッチングする(特許文献1の段落[0039]〜[0042])。
しかしながら、従来の特許文献1に記載の方法においては、上記の工程(g)でレーザーエッチングにより周縁絶縁領域である絶縁溝を形成する際に、アライメントマークによる位置合わせにずれが生じるという問題があった。
本発明者らが、上記の問題について鋭意検討した結果、上記の問題が生じる理由として以下の理由(i)および(ii)を見い出した。
(i)図15の模式的断面図に示すように、アライメントマーク115の形成後に、透光性基板101上に、透明電極層102、光電変換層103および裏面電極層104が積層されるため、アライメントマーク115が見えにくくなってしまうため、これにより、読み取りエラーが発生しやすくなり、アライメントマーク115による位置合わせにずれが生じる。
(ii)透光性基板の中央に形成された膜よりも周縁に形成された膜の方が透光性基板に対する密着性や膜自体の品質が劣る傾向にあるため、透光性基板の周縁のレーザーエッチング溝の加工線を起点として、図16の模式的断面図および図17の模式的平面図に示すように、透光性基板の搬送時の衝撃や成膜時の透光性基板の熱変形などによって、透明電極層102およびその上の光電変換層103に剥がれ121が生じることがある。これにより、アライメントマーク115の形状が変わるか、アライメントマーク115が破壊されるため、アライメントマーク115による位置合わせにずれが生じる。特に、特許文献1の方法においては、スクライブラインを交差させることによって、アライメントマーク115を形成しているため、上記の問題の発生が顕著になる。
透光性基板の周縁の絶縁溝は、薄膜太陽電池などの光電変換装置の安全性および高い発電能力を実現するために正確な位置に形成する必要があることから、上記の課題を解決することが要望されている。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、周縁絶縁領域をより正確な位置に形成することができる光電変換装置の製造方法を提供することにある。
本発明は、透明電極層を備えた透明絶縁基板に第1のマークを形成する工程と、透明電極層上に光電変換層および裏面電極層を積層する工程と、第1のマークを位置合わせの基準としたレーザ光の照射により光電変換層および裏面電極層を線状に除去してスクライブラインを形成する工程と、透明電極層、光電変換層および裏面電極層を備えた透明絶縁基板に第2のマークを形成する工程と、第2のマークを位置合わせの基準としたレーザ光の照射により透明絶縁基板の周縁の透明電極層、光電変換層および裏面電極層を除去して周縁絶縁領域を形成する工程と、を含む、光電変換装置の製造方法である。
ここで、本発明の光電変換装置の製造方法は、スクライブラインを形成する工程と周縁絶縁領域を形成する工程との間に、第1のマークを位置合わせの基準としたレーザ光の照射により光電変換層および裏面電極層を線状に除去してスクライブラインと交差する第2のスクライブラインを形成する工程をさらに含むことが好ましい。
また、本発明の光電変換装置の製造方法において、第2のマークを形成する工程は、第1のマークを位置合わせの基準としたレーザ光の照射により少なくとも裏面電極層を線状に除去することにより行なわれることが好ましい。
また、本発明の光電変換装置の製造方法においては、第2のマークを形成する工程において、第2のマークはスクライブラインと交差するようにして形成されることが好ましい。
また、本発明の光電変換装置の製造方法において、周縁絶縁領域を形成する工程は、第2のマークよりも外側の透明電極層、光電変換層および裏面電極層を除去する工程を含むことが好ましい。
本発明によれば、周縁絶縁領域をより正確な位置に形成することができる光電変換装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
<実施の形態1>
まず、図1の模式的断面図に示すように、透明絶縁基板1上に透明電極層2を積層する。ここで、透明絶縁基板1としては、たとえばガラス基板などを用いることができる。また、透明電極層2としては、たとえば、SnO2(酸化スズ)、ITO(Indium Tin Oxide)またはZnO(酸化亜鉛)からなる層等を用いることができる。透明電極層2の形成方法は特に限定されず、たとえば従来から公知の熱CVD法、スパッタリング法、蒸着法またはイオンプレーティング法などを用いることができる。
まず、図1の模式的断面図に示すように、透明絶縁基板1上に透明電極層2を積層する。ここで、透明絶縁基板1としては、たとえばガラス基板などを用いることができる。また、透明電極層2としては、たとえば、SnO2(酸化スズ)、ITO(Indium Tin Oxide)またはZnO(酸化亜鉛)からなる層等を用いることができる。透明電極層2の形成方法は特に限定されず、たとえば従来から公知の熱CVD法、スパッタリング法、蒸着法またはイオンプレーティング法などを用いることができる。
次に、図2の模式的断面図に示すように、透明絶縁基板1側および/または透明電極層2側から、レーザ光を直線状に移動させて照射することによって、レーザ光の照射部分に相当する透明電極層2の一部をストライプ状に除去して、透明電極層2を分離する第1の分離溝5を形成する。
また、図3の模式的平面図および図4の模式的断面図に示すように、透明絶縁基板1側および/または透明電極層2側から、レーザ光を直線状に移動させて照射することによって、レーザ光の照射部分に相当する透明電極層2の一部を帯状に除去して、透明電極層2を分離し、かつ第1の分離溝5と交差する第1のアライメントマーク15を第1の分離溝5の両端にそれぞれ形成する。なお、第1の分離溝5と第1のアライメントマーク15とが為す角度は、たとえば90°±10°とすることができる。
第1の分離溝5および第1のアライメントマーク15の形成に用いられるレーザ光としては、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザ光の基本波(波長:1064nm)またはYVO4(Yttrium Orthovanadate)レーザ光の基本波(波長:1064nm)を用いることが好ましい。
また、第1のアライメントマーク15の形成は、第1の分離溝5の形成に用いられた装置と同一の装置を用いて行なってもよい。
次に、図5の模式的断面図に示すように、透明絶縁基板1の表面をたとえば純水を用いて超音波洗浄を行なった後、第1の分離溝5で分離された透明電極層2を覆うように光電変換層3を積層する。
光電変換層3としては、半導体光電変換層を用いることができ、たとえば、透明絶縁基板1側から、アモルファスシリコン薄膜からなるp層、i層およびn層をこの順に積層したトップセル(第1光電変換層)と、トップセル上に、微結晶シリコン薄膜からなるp層、i層およびn層をこの順に積層したボトムセル(第2光電変換層)と、をたとえばプラズマCVD法により積層することができる。
また、光電変換層3としては、たとえば、透明絶縁基板1側から、アモルファスシリコン薄膜からなるp層、i層およびn層をこの順に積層したトップセル(第1光電変換層)と、トップセル上に、アモルファスシリコン薄膜からなるp層、i層およびn層をこの順に積層したミドルセル(第2光電変換層)と、ミドルセル上に、微結晶シリコン薄膜からなるp層、i層およびn層をこの順に積層したボトムセル(第3光電変換層)と、をたとえばプラズマCVD法により積層してもよい。なお、光電変換層の数をこれ以上とすることもできる。
第1光電変換層から第3光電変換層の各光電変換層は、すべて同種のシリコン系半導体からなっていてもよく、互いに異なる種類のシリコン系半導体からなっていてもよい。
第1光電変換層から第3光電変換層の各光電変換層が、それぞれ、p型半導体層、i型半導体層およびn型半導体層を含んでいる場合には、p型半導体層、i型半導体層およびn型半導体層の各半導体層は、たとえば、シリコン系半導体からなってもよい。
光電変換層3に含まれる各半導体層は、すべて同種のシリコン系半導体からなっていてもよく、互いに異なる種類のシリコン系半導体からなっていてもよい。たとえば、p型半導体層とi型半導体層をアモルファスシリコンで形成し、n型半導体層を微結晶シリコンで形成してもよい。また、たとえば、p型半導体層とn型半導体層とをシリコンカーバイドまたはシリコンゲルマニウムで形成し、i型半導体層をシリコンで形成してもよい。
また、p型、i型およびn型の各半導体層は、1層構造であってもよく、複数層構造であってもよい。複数層構造である場合には、各半導体層は、互いに異なる種類のシリコン系半導体からなっていてもよい。
アモルファスシリコン薄膜の概念には、シリコンの未結合手(ダングリングボンド)が水素で終端された水素化アモルファスシリコン系半導体(a−Si:H)からなる薄膜が含まれる。微結晶シリコン薄膜の概念には、シリコンの未結合手(ダングリングボンド)が水素で終端された水素化微結晶シリコン系半導体(μc−Si:H)からなる薄膜が含まれる。光電変換層3の厚みは、特には限定されず、たとえば200nm以上5μm以下とすることができる。光電変換層3の形成方法もプラズマCVD法に限定されるものではない。
次に、図6の模式的断面図に示すように、透明絶縁基板1側および/または光電変換層3側から、レーザ光を第1の分離溝5の伸長方向に直線状に移動させて照射することによって、光電変換層3の一部をストライプ状に除去して、光電変換層3を分離する第2の分離溝6を形成する。ここで、第2の分離溝6の形成のためのレーザ光の照射位置は、第1のアライメントマーク15を位置合わせの基準として決定することができる。
第2の分離溝6の形成に用いられるレーザ光としては、YAGレーザ光の第2高調波(波長:532nm)またはYVO4レーザ光の第2高調波(波長:532nm)を用いることが好ましい。YAGレーザ光の第2高調波およびYVO4レーザ光の第2高調波はそれぞれ透明絶縁基板1および透明電極層2を透過し、光電変換層3に吸収される傾向にあるため、光電変換層3を選択的に加熱して光電変換層3を選択的に蒸散させることができる傾向にある。
次に、図7の模式的断面図に示すように、光電変換層3を覆うようにして裏面電極層4を積層する。これにより、図7に示すように、裏面電極層4で第2の分離溝6が埋められる。
裏面電極層4としては、たとえば、銀またはアルミニウムからなる金属薄膜とZnO等の透明導電膜との積層体を用いることができる。ここで、金属薄膜の厚みはたとえば100nm以上1μm以下とすることができ、透明導電膜の厚みはたとえば20nm以上200nm以下とすることができる。単層または複数層の金属薄膜からなる裏面電極層4と光電変換層3との間に透明導電膜を設置した場合には、金属薄膜からなる裏面電極層4から光電変換層3に金属原子が拡散するのを防止することができ、さらに裏面電極層4による太陽光の反射率が向上する傾向にある点で好ましい。裏面電極層4としては、金属薄膜の単層のみまたは金属薄膜の複数層のみを用いてもよいことは言うまでもない。裏面電極層4の形成方法は特に限定されず、たとえばスパッタリング法などを用いることができる。
次に、図8の模式的断面図に示すように、透明絶縁基板1側および/または裏面電極層4側から、レーザ光を第1の分離溝5および第2の分離溝6の伸長方向に直線状に移動させて照射することによって、光電変換層3および裏面電極層4の一部をストライプ状に除去して、光電変換層3および裏面電極層4を分離するスクライブライン7を形成する。ここで、スクライブライン7の形成のためのレーザ光の照射位置は、第1のアライメントマーク15を位置合わせの基準として決定することができる。
スクライブライン7の形成に用いられるレーザ光としては、YAGレーザ光の第2高調波(波長:532nm)またはYVO4レーザ光の第2高調波(波長:532nm)を用いることが好ましい。YAGレーザ光の第2高調波およびYVO4レーザ光の第2高調波はそれぞれ透明絶縁基板1および透明電極層2を透過し、光電変換層3に吸収される傾向にあるため、光電変換層3を選択的に加熱して、光電変換層3および裏面電極層4を選択的に蒸散させることができる傾向にある。
次に、図9の模式的平面図に示すように、透明絶縁基板1側および/または裏面電極層4側から、レーザ光をスクライブライン7と交差し、かつ第1のアライメントマーク15の伸長方向に直線状に移動させて照射することによって、透明電極層2、光電変換層3および裏面電極層4の一部をストライプ状に除去して、たとえば図10の模式的断面図に示すような第2のアライメントマーク16を形成する。第2のアライメントマーク16の形成のためのレーザ光の照射位置は、第1のアライメントマーク15を位置合わせの基準として決定することができる。また、スクライブライン7と第2のアライメントマーク16とが為す角度は、たとえば90°±10°とすることができる。また、第2のアライメントマーク16は、上記のような線状のものに限られず、スクライブライン7との交点などの点状のものであってもよい。
第2のアライメントマーク16の形成に用いられるレーザ光としては、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザ光の基本波(波長:1064nm)またはYVO4(Yttrium Orthovanadate)レーザ光の基本波(波長:1064nm)を用いることが好ましい。
なお、上記のように、透明電極層2、光電変換層3および裏面電極層4を除去して第2のアライメントマーク16を形成することが最も好ましいが、第2のアライメントマーク16は少なくとも最表面の裏面電極層4が除去されることにより形成されればよく、透明電極層2を残して、光電変換層3および裏面電極層4のみを除去して、第2のアライメントマーク16を形成することが次に好ましい。
透明電極層2を残して、光電変換層3および裏面電極層4のみを除去して、第2のアライメントマーク16を形成する場合には、レーザ光としては、YAGレーザ光の第2高調波(波長:532nm)またはYVO4レーザ光の第2高調波(波長:532nm)を用いることが好ましい。
次に、図11の模式的断面図に示すように、透明絶縁基板1の周縁の透明電極層2、光電変換層3および裏面電極層4にレーザ光を照射して除去することにより、透明絶縁基板1の表面が露出した周縁絶縁領域10を形成する。これにより、図12の模式的平面図に示すように、隣り合う発電セル11同士が順次直列に接続されてなるストリング12が形成されて、実施の形態1の光電変換装置を作製することができる。
周縁絶縁領域10の形成に用いられるレーザ光としては、YAGレーザ光の基本波(波長:1064nm)またはYVO4レーザ光の基本波(波長:1064nm)を用いることが好ましい。また、周縁絶縁領域10は一般的に幅広に形成されるため、レーザ光の照射幅(レーザ光の移動方向に直交する方向の長さ)は150μm以上であることが好ましく、400μm以上であることがより好ましい。また、周縁絶縁領域10の形成時において、レーザ光は、透明絶縁基板1側および/または裏面電極層4側から、照射することができる。
実施の形態1においては、第2のアライメントマーク16を位置合わせの基準として、周縁絶縁領域10の形成のためのレーザ光の照射位置を決定し、透明絶縁基板1の周縁の透明電極層2、光電変換層3および裏面電極層4にレーザ光を照射することによって、周縁絶縁領域10を形成している。
したがって、実施の形態1においては、周縁絶縁領域10の形成の際のレーザ光の照射位置を決定する際に、少なくとも光電変換層3および裏面電極層4が除去された部分に相当する第2のアライメントマーク16を位置合わせの基準としているため、従来の特許文献1に記載の方法と比べて、第2のアライメントマーク16が確認しやすくなり、第2のアライメントマーク16による位置合わせにずれが生じにくくなる。
また、実施の形態1においては、第2のアライメントマーク16は、少なくとも光電変換層3および裏面電極層4が除去されることによって形成されているため、従来の特許文献1に記載の方法と比べて、透明絶縁基板1の搬送時の衝撃や成膜時の透明絶縁基板1の熱変形などによって、透明電極層2および光電変換層3に剥がれが生じにくくなる。
以上の理由により、実施の形態1においては、従来の特許文献1に記載の方法と比べて周縁絶縁領域10をより正確な位置に形成することができる。
また、実施の形態1において、周縁絶縁領域10の形成の際に用いられる第2のアライメントマーク16は、透明絶縁基板1の周縁によりマークであることが好ましく、透明絶縁基板1の周縁に最も近いマークであることがより好ましい。これは、温度による透明絶縁基板1の膨張、ならびに透明絶縁基板1自体の反りおよび変形などがあるため、たとえば透明絶縁基板1の中央部の第2のアライメントマーク16を用いた場合には、透明絶縁基板1の周縁部ではレーザ光の照射位置にずれが生じることがあるためである。
すなわち、第2の分離溝6、スクライブライン7および後述する第2のスクライブラインは、通常、透明絶縁基板1の中央および周縁を含む透明絶縁基板1の全面に対して実施されることから、これらの位置合わせについては、透明絶縁基板1の中央と周縁との位置ずれを考慮した上で、膜剥がれの生じにくい透明絶縁基板1の中央の第1のアライメントマーク15を基準として行なうことができる。
一方、透明絶縁基板1の周縁に最も近い第2のアライメントマーク16を用い、第2のアライメントマーク16よりも外側の透明電極層2、光電変換層3および裏面電極層4を除去することによって周縁絶縁領域10を形成した場合には、周縁絶縁領域10の形成時のレーザ光の照射位置のずれを抑えることができるため、周縁絶縁領域10の形成位置のずれの発生を効果的に抑えることができる。これにより、周縁絶縁領域10の絶縁不良および光電変換装置の性能の低下を抑制することができる。
また、実施の形態1において、第2のアライメントマーク16の形成領域の少なくとも一部が第1のアライメントマーク15の形成領域と重複していてもよく、第2のアライメントマーク16の形成領域が第1のアライメントマーク15の形成領域を包含していてもよい。
また、実施の形態1において、第2のアライメントマーク16および/または周縁絶縁領域10の形成は、スクライブライン7の形成に用いられた装置と同一の装置を用いて行なってもよい。
また、実施の形態1において、第2のアライメントマーク16の形成は、上記のようにスクライブライン7の形成後に行なうことが好ましく、裏面電極層4の形成後かつスクライブライン7の形成前に行なうことも好ましく、スクライブライン7の形成と同時に行なうことも好ましい。すなわち、裏面電極層4の形成後に第2のアライメントマーク16を形成した場合には、第2のアライメントマーク16の形成後に成膜工程(加熱工程も含まれる)がないため、第2のアライメントマーク16近傍の膜剥がれが発生しにくくなるという優れた効果が得られる。
なお、レーザ光の照射後の周縁絶縁領域10の状態を良好にするため、レーザ光の強度分布は、レーザ光の移動方向および幅方向のそれぞれについて矩形状の分布にすることが好ましい。また、この場合には、たとえばガルバノスキャンを用いた光学系や角ファイバーを用いた光学系を特に限定なく併せて用いることもできる。
また、周縁絶縁領域10の形成後には、周縁絶縁領域10の絶縁検査や光電変換装置の特性評価などを行なってもよい。
また、発電セル11の長手方向に直交する方向の両端の裏面電極層4の表面上にそれぞれ、銀ペーストなどの金属ペーストを介して発電セル11の長手方向に伸長する電流取り出し用の電極を形成することもできる。
また、電流取り出し用の電極の形成後の裏面電極層4の表面上にたとえばEVAシートなどからなる透明接着材を設置し、透明接着材上に、たとえばPET(ポリエステル)/Al(アルミニウム)/PETの3層積層フィルムなどからなる裏面封止材を設置した後に、これらを加熱圧着し、裏面封止材に端子ボックスを接着し、端子ボックス内をシリコーンで充填し、アルミニウムフレームなどの枠体を取り付けることもできる。
なお、本発明の光電変換装置は、上記の構成に限定されるものではなく、たとえば、裏面電極層4上にEVAなどの透明接着材を設置した後、ガラス基板などの透光性基板を設置し、透明接着材と透光性基板とを加熱圧着してなるペアガラス薄膜太陽電池モジュール、および光電変換装置の周縁部をブチルゴムなどの端面封止材などで封止してアルミニウムフレームなどの枠体を不要としたフレームレス薄膜太陽電池モジュールなどにも適用することができる。
<実施の形態2>
実施の形態2においては、スクライブライン7を形成する工程と周縁絶縁領域10を形成する工程との間にスクライブライン7と交差する第2のスクライブラインを形成することを特徴としている。
実施の形態2においては、スクライブライン7を形成する工程と周縁絶縁領域10を形成する工程との間にスクライブライン7と交差する第2のスクライブラインを形成することを特徴としている。
すなわち、図8に示すように、スクライブライン7を形成することまでは、実施の形態1と同様にして行なう。
次に、図13の模式的平面図に示すように、スクライブライン7に交差する第2のスクライブライン17を形成する。ここで、第2のスクライブライン17は、透明絶縁基板1側および/または裏面電極層4側から、レーザ光をスクライブライン7と交差する方向に直線状に移動させて照射することによって、少なくとも光電変換層3および裏面電極層4を除去することによって形成することができる。
また、第2のスクライブライン17の形成は、光電変換層3および裏面電極層4のみをレーザ光の照射により除去して行なってもよく、透明電極層2、光電変換層3および裏面電極層4のすべてをレーザ光の照射により除去して行なってもよい。
光電変換層3および裏面電極層4のみをレーザ光の照射により除去して第2のスクライブライン17を形成する場合には、YAGレーザ光の第2高調波(波長:532nm)またはYVO4レーザ光の第2高調波(波長:532nm)を用いることが好ましい。
透明電極層2、光電変換層3および裏面電極層4のすべてをレーザ光の照射により除去して第2のスクライブライン17を形成する場合には、YAGレーザ光の基本波(波長:1064nm)またはYVO4レーザ光の基本波(波長:1064nm)を用いることが好ましい。
また、光電変換層3および裏面電極層4のみをレーザ光の照射により除去して第2のスクライブライン17を形成する場合には、第2のスクライブライン17の形成は、スクライブライン7の形成に用いられた装置と同一の装置を用いて行なってもよい。
また、第2のスクライブライン17の形成のためのレーザ光の照射位置は、第1のアライメントマーク15を位置合わせの基準として決定することができる。また、スクライブライン7と第2のスクライブライン17とが為す角度は、たとえば90°±10°とすることができる。
次に、図14の模式的平面図に示すように、透明絶縁基板1側および/または裏面電極層4側から、レーザ光をスクライブライン7と交差し、かつ第1のアライメントマーク15の伸長方向に直線状に移動させて照射することによって、透明電極層2、光電変換層3および裏面電極層4の一部をストライプ状に除去して、第2のアライメントマーク16を形成する。
その後は、実施の形態1と同様にして、第2のアライメントマーク16を位置合わせの基準としたレーザ光の照射により、透明絶縁基板1の周縁の透明電極層2、光電変換層3および裏面電極層4を除去して周縁絶縁領域10を形成し、周縁絶縁領域10の絶縁検査や光電変換装置の特性評価などを行なってもよい。
実施の形態2においても、第2のアライメントマーク16を位置合わせの基準として、周縁絶縁領域10の形成のためのレーザ光の照射位置を決定し、透明絶縁基板1の周縁の透明電極層2、光電変換層3および裏面電極層4にレーザ光を照射することによって、周縁絶縁領域10を形成している。
したがって、実施の形態2においても、周縁絶縁領域10の形成の際のレーザ光の照射位置を決定する際に、少なくとも光電変換層3および裏面電極層4が除去された部分に相当する第2のアライメントマーク16を位置合わせの基準としているため、従来の特許文献1に記載の方法と比べて、第2のアライメントマーク16が確認しやすくなり、第2のアライメントマーク16による位置合わせにずれが生じにくくなる。
また、実施の形態2においても、第2のアライメントマーク16は、少なくとも光電変換層3および裏面電極層4が除去されることによって形成されているため、従来の特許文献1に記載の方法と比べて、透明絶縁基板1の搬送時の衝撃や成膜時の透明絶縁基板1の熱変形などによって、透明電極層2および光電変換層3に剥がれが生じにくくなる。
以上の理由により、実施の形態2においても、従来の特許文献1に記載の方法と比べて周縁絶縁領域10をより正確な位置に形成することができる。
なお、実施の形態2において、第2のアライメントマーク16は、第2のスクライブライン17の形成後に形成したが、第2のスクライブライン17の形成前に形成してもよい。
また、実施の形態2においては、第2のスクライブライン17の少なくとも一部を第2のアライメントマーク16に用いてもよい。
実施の形態2における上記以外の説明は、実施の形態1と同様であるため、ここではその説明については省略する。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、上述の各実施の形態の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、光電変換装置の製造方法に利用することができ、特に薄膜太陽電池の製造方法に好適に利用することができる。
1 透明絶縁基板、2 透明電極層、3 光電変換層、4 裏面電極層、5 第1の分離溝、6 第2の分離溝、7 スクライブライン、10 周縁絶縁領域、11 発電セル、12 ストリング、15 第1のアライメントマーク、16 第2のアライメントマーク、17 第2のスクライブライン、101 透光性基板、102 透明電極層、103 光電変換層、104 裏面電極層、115 アライメントマーク、121 剥がれ。
Claims (5)
- 透明電極層を備えた透明絶縁基板に第1のマークを形成する工程と、
前記透明電極層上に光電変換層および裏面電極層を積層する工程と、
前記第1のマークを位置合わせの基準としたレーザ光の照射により前記光電変換層および前記裏面電極層を線状に除去してスクライブラインを形成する工程と、
前記透明電極層、前記光電変換層および前記裏面電極層を備えた前記透明絶縁基板に第2のマークを形成する工程と、
前記第2のマークを位置合わせの基準としたレーザ光の照射により前記透明絶縁基板の周縁の前記透明電極層、前記光電変換層および前記裏面電極層を除去して周縁絶縁領域を形成する工程と、を含む、光電変換装置の製造方法。 - 前記スクライブラインを形成する工程と前記周縁絶縁領域を形成する工程との間に、前記第1のマークを位置合わせの基準としたレーザ光の照射により前記光電変換層および前記裏面電極層を線状に除去して前記スクライブラインと交差する第2のスクライブラインを形成する工程をさらに含む、請求項1に記載の光電変換装置の製造方法。
- 前記第2のマークを形成する工程は、前記第1のマークを位置合わせの基準としたレーザ光の照射により少なくとも前記裏面電極層を線状に除去することにより行なわれる、請求項1または2に記載の光電変換装置の製造方法。
- 前記第2のマークを形成する工程において、前記第2のマークは前記スクライブラインと交差するようにして形成される、請求項1から3のいずれか1項に記載の光電変換装置の製造方法。
- 前記周縁絶縁領域を形成する工程は、前記第2のマークよりも外側の前記透明電極層、前記光電変換層および前記裏面電極層を除去する工程を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の光電変換装置の製造方法。
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| JP2012131693A JP2013258176A (ja) | 2012-06-11 | 2012-06-11 | 光電変換装置の製造方法 |
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-
2012
- 2012-06-11 JP JP2012131693A patent/JP2013258176A/ja active Pending
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