[go: up one dir, main page]

JP2013253019A - 新規なピペリジン誘導体及びこれを含有する医薬 - Google Patents

新規なピペリジン誘導体及びこれを含有する医薬 Download PDF

Info

Publication number
JP2013253019A
JP2013253019A JP2010217446A JP2010217446A JP2013253019A JP 2013253019 A JP2013253019 A JP 2013253019A JP 2010217446 A JP2010217446 A JP 2010217446A JP 2010217446 A JP2010217446 A JP 2010217446A JP 2013253019 A JP2013253019 A JP 2013253019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
atom
alkyl
salt
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010217446A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Morimoto
俊晴 森元
Tomoaki Koshizawa
智章 越澤
Gen Watabe
玄 渡部
Tomoaki Fukuda
友昭 福田
Tadaaki Ogiya
忠明 扇谷
Naho Shimizu
奈穂 清水
Kuniyuki Inoue
訓之 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kowa Co Ltd filed Critical Kowa Co Ltd
Priority to JP2010217446A priority Critical patent/JP2013253019A/ja
Priority to PCT/JP2011/071949 priority patent/WO2012043505A1/ja
Priority to TW100134953A priority patent/TW201217385A/zh
Publication of JP2013253019A publication Critical patent/JP2013253019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/08Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
    • A61P3/10Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P5/00Drugs for disorders of the endocrine system
    • A61P5/48Drugs for disorders of the endocrine system of the pancreatic hormones
    • A61P5/50Drugs for disorders of the endocrine system of the pancreatic hormones for increasing or potentiating the activity of insulin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D498/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D498/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D498/04Ortho-condensed systems

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

【課題】膵臓β細胞からのインスリン分泌を促進する作用を有し、高血糖に起因する疾患、例えば糖尿病の予防及び/又は治療剤として有用な新規化合物の提供。
【解決手段】次の一般式(1):
Figure 2013253019

[式中、A及びBは、一方が窒素原子を示し、他方が窒素原子又はCR8を示し、Xは、酸素原子、硫黄原子、−(CH2)n−N(R11)−又は−(CH2)n−CH(R12)−を示し、Yが酸素原子又は硫黄原子のとき、Zは窒素原子を示し、Yが窒素原子のとき、Zは酸素原子又は硫黄原子を示し、R1〜R7は水素原子、その他の置換基を示す]で表される化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
【選択図】なし

Description

本発明は、膵臓β細胞からのインスリン分泌を促進する作用を有し、高血糖に起因する疾患、例えば糖尿病を予防及び/又は治療する薬剤に関する。
膵臓は内胚葉由来の内分泌・外分泌腺組織で、内分泌細胞・腺房細胞・導管細胞から構成される。内分泌細胞である膵ランゲルハンス氏島(膵ラ氏島)は膵臓全体の1%を構成し、主に4つの細胞に分類される。即ち、グルカゴンを分泌するα細胞、インスリンを分泌するβ細胞、ソマトスタチンを合成・分泌するδ細胞、膵性ポリペプチドを合成・分泌するF細胞である。このうち、β細胞から分泌されるインスリンは主な生理機能として血糖を低下させる作用を有し、血糖降下作用を示す唯一のホルモンでもある。インスリンは、膵臓β細胞において血糖の上昇を感知することにより分泌され、門脈内に放出される。放出されたインスリンは、肝臓においては糖新生や糖放出を抑制し、末梢組織である脂肪・筋肉組織では糖取り込みを促進することにより生体の血糖レベルを保つ作用をする。
糖尿病は、インスリン欠乏、あるいは、その作用不足により引き起こされる持続的高血糖状態である。糖尿病は主に、自己免疫疾患などにより膵インスリン分泌異常によって生じるインスリン依存型糖尿病(IDDM)と、インスリン作用不足(インスリン抵抗性)により持続的高インスリン状態を招き、それに伴う膵疲弊によるインスリン分泌能低下が原因となるインスリン非依存型糖尿病(NIDDM)の二つの種類に分けられる。糖尿病による持続的高血糖は、血管障害を引き起こし、多臓器に合併症を引き起こす。代表的な合併症として、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経症などがあげられ、生活の質(QOL)の低下、医療費の増大、生存率の低下などが問題視されている。
糖尿病の治療には、運動療法、食事療法、薬物療法が行われる。薬物療法に用いられる薬剤としては、例えば、膵臓β細胞からのインスリン分泌を促進する薬剤、インスリン抵抗性を改善する薬剤、糖の吸収を抑制する薬剤、糖の利用を促進する薬剤などがある。中でもインスリン分泌促進剤は、血中インスリン濃度を上昇させ、血糖を低下させる効果が期待出来ることから、高血糖を抑制し、糖尿病を改善させることが期待されており、スルホニルウレア製剤(SU薬)、速攻型インスリン分泌促進薬、DPPIV阻害薬(非特許文献1参照)、GLP−1アナログ(非特許文献2参照)などが糖尿病治療の現場で実際に用いられている。しかしながら、日本において最も繁用されているSU薬は、膵臓β細胞を刺激し内因性インスリン分泌を促進するが(非特許文献3参照)、副作用として低血糖を呈する場合があり、特に高齢者、腎機能低下者や食事が不規則な場合の使用においては注意が必要となる。また、体重増加等の副作用も報告されている。さらに、初期投与時から効果が見られない一次無効や、投与期間中に臨床効果がなくなる二次無効が起こることがあり(非特許文献4参照)、これらの副作用を軽減し、またインスリン分泌能力を損なわないよう膵臓β細胞に対する負担の少ないインスリン分泌促進剤の開発が望まれている。
縮合型複素環を4位に有するピペリジン誘導体としては、副腎皮質刺激ホルモン放出因子拮抗作用を有する化合物(特許文献1、2、3、4、5)、細胞増殖抑制活性等を有する化合物(特許文献6)等が報告されている。また、GPR119に関与する縮合環化合物(特許文献7)が報告されているが、本発明化合物とは構造が異なる。一方、縮合ピリジン又は縮合ピリミジン骨格を有する化合物としては、FXR(Farnesoid X receptor)阻害作用を有する化合物(特許文献8)、代謝性疾患の治療剤として有用な化合物(特許文献9及び10)、プロテインキナーゼ阻害剤として有用な化合物(特許文献11及び12)、薬物耐性の治療剤として有用な化合物(特許文献13)が報告されている。
EP1149583公報 WO2010/058489号パンフレット EP1097709公報 特開2001−514260号公報 特開2000−109431号公報 WO2000/043394号パンフレット WO2010/088518号パンフレット WO2009/127321号パンフレット WO2007/115822号パンフレット WO2006/077401号パンフレット WO2005/113560号パンフレット WO2009/070524号パンフレット WO2004/065389号パンフレット
J Clin Endocrinol Metab, May 2004, 89(5):2078−2084 Regul Pept, 2004, 117(2):77−88 The Lancet, Aug 31, 1985, 2:474−475 The Lancet, Sep 12, 1998, 352:837−853
本発明の課題は、膵臓β細胞からのインスリン分泌を促進する作用を有し、高血糖に起因する疾患、例えば糖尿病の予防治療薬として有用な化合物を提供することにある。
本発明者らは、インスリン分泌促進活性を有する化合物を見出す研究の一環として、ハムスター膵臓β細胞株HIT−T15細胞を用いて、インスリン分泌を促進する化合物の探索を行ったところ、一般式(1)で示されるピペリジン誘導体が、優れた膵臓β細胞からのインスリン分泌を促進する作用を有し、糖尿病予防治療薬として有用であることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、以下に示す発明に関する。
[1]次の一般式(1):
Figure 2013253019
[式中、
A及びBは、一方が窒素原子を示し、他方が窒素原子又はCR8(ここで、R8は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ基又はニトロ基を示す)を示し;
Dは、窒素原子又はCR9(ここで、R9は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ基又はニトロ基を示す)を示し;
Eは、窒素原子又はCR10(ここで、R10は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ基又はニトロ基を示す)を示し;
Xは、酸素原子、硫黄原子、−(CH2)n−N(R11)−又は−(CH2)n−CH(R12)−(ここで、R11及びR12は、それぞれ水素原子又はC1-6アルキル基を示し、nは、0又は1を示す)を示し;
Yが酸素原子又は硫黄原子のとき、Zは窒素原子を示し;
Yが窒素原子のとき、Zは酸素原子又は硫黄原子を示し;
1及びR3は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ基又はニトロ基を示すか、
あるいは、R1とR11又はR1とR12が一緒になって、ヘテロ環を形成してもよく;
2は、水素原子、−S(O)R13、−S(O)214、−CO215 又は−CONR1617、アリール基、ヘテロアリール基(ここで、R13及びR14は、それぞれC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、置換基を有してもよいC6-10アリール基、アミノ基、モノ(C1-6アルキル)アミノ基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を示し、R15は、C1-6アルキル基を示し、R16及びR17は、それぞれ独立して、水素原子又は置換基を有してもよいC1-6アルキル基を示す)を示し;
4は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はアミノ基を示し;
5及びR6は、それぞれ独立して、水素原子又はC1-6アルキル基を示し;
7は、C1-6アルキル基、−C(O)R18、−C(S)R19、−S(O)220、置換基を有してもよいC6-10アリール基又は置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基(ここで、R18は、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C6-10アリールC1-6アルコキシ基、置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基又はモノ(C1-6アルキル)アミノ基を示し、R19及びR20は、それぞれC1-6アルキル基、ハロC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、モノ(C1-6アルキル)アミノ基、置換基を有してもよいC6-10アリール基又は置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基を示す)を示す]
で表される化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
[2]R1とR11又はR1とR12が一緒になって形成されるヘテロ環が、次式:
Figure 2013253019
[式中、
21は水素原子、C1-6アルキル基、−C(O)R22又は−S(O)223(ここで、R22及びR23はそれぞれC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基を示す)を示し、波線部はD及びEによって構成されている芳香環を示す]
から選ばれる、前記[1]に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
[3]下記の化合物群:
tert−ブチル 4−(7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート、3−(1−(5−クロロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)−7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン、及び3−(1−(5−エチルピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)−7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジンから選ばれる[1]又は[2]に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
[4]前記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物、及び医薬として許容される担体を含有する医薬組成物。
[5]前記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分とする、インスリン分泌促進剤。
[6]前記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分とする、血糖低下剤。
[7]前記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分とする、糖尿病の予防及び/又は治療剤。
[8]前記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物の有効量を投与することを特徴とするインスリン分泌促進方法。
[9]前記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物の有効量を投与することを特徴とする血糖低下方法。
[10]前記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物の有効量を投与することを特徴とする、糖尿病の予防及び/又は治療方法。
[11]インスリンを分泌促進するための、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
[12]血糖を低下するための、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
[13]糖尿病を予防及び/又は治療するための、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
[14]インスリン分泌促進剤、血糖低下剤又は糖尿病予防及び/又は治療剤製造のための、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物の使用。
本発明のピペリジン誘導体若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物は、膵臓β細胞からインスリン分泌を強力に促進する作用を有する経口投与可能な低分子化合物であり、ヒトを含む哺乳類の高血糖に起因する疾患、例えば糖尿病の予防及び/又は治療剤として有用である。
本明細書において、「ハロゲン原子」としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子等が挙げられる。
本明細書において、「C1-6アルキル基」とは、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、2−メチルブチル基、2,2−ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基等が挙げられる。
本明細書において、「ハロC1-6アルキル基」とは、同一若しくは異なった1個〜置換可能な最大数のハロゲン原子で置換されているC1-6アルキル基であり、例えば、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、モノクロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメチル基、モノブロモメチル基、モノヨードメチル基又は2,2,2−トリフルオロエチル基等が挙げられる。
本明細書において、「C3-8シクロアルキル基」としては、炭素数3〜8、好ましくは炭素数3〜6の単環式、多環式又は縮合環式のシクロアルキル基が挙げられる。このようなシクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等が挙げられる。
本明細書において、「C2-6アルケニル基」としては、例えば、ビニル基、プロパ−1−エン−1−イル基(プロペニル基)、プロパ−2−エン−1−イル基(アリル基)、イソプロペニル基、ブタ−1−エン−1−イル基、ブタ−2−エン−1−イル基(クロチル基)、ブタ−3−エン−1−イル基、2−メチルプロパ−2−エン−1−イル基、1−メチルプロパ−2−エン−1−イル基、ペンタ−1−エン−1−イル基、ペンタ−2−エン−1−イル基、ペンタ−3−エン−1−イル基、ペンタ−4−エン−1−イル基、3−メチルブタ−2−エン−1−イル基、3−メチルブタ−3−エン−1−イル基、ヘキサ−1−エン−1−イル基、ヘキサ−2−エン−1−イル基、ヘキサ−3−エン−1−イル基、ヘキサ−4−エン−1−イル基、ヘキサ−5−エン−1−イル基、4−メチルペンタ−3−エン−1−イル基等が挙げられる。
本明細書において、「C2-6アルキニル基」としては、例えば、エチニル基、プロパ−1−イン−1−イル基、プロパ−2−イン−1−イル基(プロパルギル基)、ブタ−1−イン−1−イル基、ブタ−3−イン−1−イル基、1−メチルプロパ−2−イン−1−イル基、ペンタ−1−イン−1−イル基、ペンタ−4−イン−1−イル基、ヘキサ−1−イン−1−イル基、ヘキサ−5−イン−1−イル基等が挙げられる。
本明細書において、「C1-6アルコキシ基」としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペントキシ基、イソペントキシ基、ネオペントキシ基、n−ヘキシルオキシ基、イソヘキシルオキシ基等が挙げられる。
本明細書において、「C1-6アルキルチオ基」としては、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、n−ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、tert−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ基、イソペンチルチオ基、ネオペンチルチオ基、n−ヘキシルチオ基、イソヘキシルチオ基等が挙げられる。
本明細書において、「モノ(C1-6アルキル)アミノ基」とは、前記アルキル基が窒素原子に1つ結合した基を意味し、例えば、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、ブチルアミノ基、sec−ブチルアミノ基、tert−ブチルアミノ基、n−ペンチルアミノ基、イソペンチルアミノ基、ネオペンチルアミノ基、n−ヘキシルアミノ基、イソヘキシルアミノ基等が挙げられる。
本明細書において、「ジ(C1-6アルキル)アミノ基」とは、同一又は異なって前記アルキル基が窒素原子に2つ結合した基を意味し、例えば、ジメチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルプロピルアミノ基、エチルプロピルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基等が挙げられる。
本明細書において、「C6-10アリール基」としては、例えば、フェニル基、ナフチル基、アズレニル基等が挙げられる。
本明細書において、「置換スルホニル基」とは、アルキル基がスルホニル(−SO2−)を介して結合した「C1-6アルキルスルホニル基」、ハロアルキル基がスルホニル基を介して結合した「ハロC1-6アルキルスルホニル基」、C3-8シクロアルキル基がスルホニルを介して結合した「C3-8シクロアルキルスルホニル基」、C2-6アルケニル基がスルホニルを介して結合した「C2-6アルケニルスルホニル基」、C2-6アルキニル基がスルホニルを介して結合した「C2-6アルキニルスルホニル基」、アミノ基がスルホニルを介して結合した「スルファモイル基」、モノ(C1-6アルキル)アミノ基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基がスルホニルを介して結合した「モノ(C1-6アルキル)スルファモイル基」又は「ジ(C1-6アルキル)スルファモイル基」、アリール基がスルホニルを介して結合した「C6-10アリールスルホニル基」等を意味する。
本明細書において、「C1-6アルキルスルホニル基」としては、例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、n−プロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル基、n−ブチルスルホニル基、イソブチルスルホニル基、sec−ブチルスルホニル基、tert−ブチルスルホニル基、n−ペンチルスルホニル基、イソペンチルスルホニル基、ネオペンチルスルホニル基、2−メチルブチルスルホニル基、1−メチルブチルスルホニル基、1−エチルプロピルスルホニル基、2,2−ジメチルプロピルスルホニル基、n−ヘキシルスルホニル基、4−メチルペンチルスルホニル基、3−メチルペンチルスルホニル基、2−メチルペンチルスルホニル基、1−メチルペンチルスルホニル基、3,3−ジメチルブチルスルホニル基、2,2−ジメチルブチルスルホニル基、1,1−ジメチルブチルスルホニル基、1,2−ジメチルブチルスルホニル基、1,3−ジメチルブチルスルホニル基、2,3−ジメチルブチルスルホニル基、1−エチルブチルスルホニル基、2−エチルブチルスルホニル基等が挙げられる。
本明細書において、「ハロC1-6アルキルスルホニル基」としては、例えば、フルオロメチルスルホニル基、ジフルオロメチルスルホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、クロロメチルスルホニル基、ブロモメチルスルホニル基、ヨードメチルスルホニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル基等が挙げられる。
本明細書において、「C3-8シクロアルキルスルホニル基」としては、例えば、シクロプロピルスルホニル基、シクロブチルスルホニル基、シクロペンチルスルホニル基、シクロヘキシルスルホニル基、シクロへプチルスルホニル基、シクロオクチルスルホニル基等が挙げられる。
本明細書において、「C2-6アルケニルスルホニル基」としては、例えば、ビニルスルホニル基、プロペニルスルホニル基、アリルスルホニル基、クロチルスルホニル基等が挙げられる。
本明細書において、「C2-6アルキニルスルホニル基」としては、例えば、エチニルスルホニル基、プロパルギルスルホニル基等が挙げられる。
本明細書において、「モノ(C1-6アルキル)スルファモイル基」としては、例えば、メチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、プロピルスルファモイル基、イソプロピルスルファモイル基、ブチルスルファモイル基、sec−ブチルスルファモイル基、tert−ブチルスルファモイル基、ペンチルスルファモイル基、ヘキシルスルファモイル基等が挙げられる。
本明細書において、「ジ(C1-6アルキル)スルファモイル基」としては、例えば、ジメチルスルファモイル基、メチルエチルスルファモイル基、ジエチルスルファモイル基、ジプロピルスルファモイル基、ジイソプロピルスルファモイル基、ジブチルスルファモイル基等が挙げられる。
本明細書において、「C6-10アリールスルホニル基」としては、例えば、フェニルスルホニル基、トルエンスルホニル基、ナフチルスルホニル基、アズレニルスルホニル基等が挙げられる。
本明細書において、「ヘテロ環」とは、少なくとも1個の窒素原子、酸素原子又はイオウ原子を有していてもよい、5員又は6員の飽和又は不飽和のヘテロ環を意味し、例えば、ピロリジン、ピロリン、ピロール、ピロリジノン、ピロリノン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、ピペリジン、ピペリジノン、ジヒドロピリジン、ジヒドロピリジノン、ピリジン、モルホリン、ピリミジン、チオフェン、フラン等が挙げられる。
本明細書において、「5−10員ヘテロアリール基」とは、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1から4個含有する5〜10員の単環式、多環式又は縮合環式の芳香族ヘテロ環基を意味し、例えば、フリル基、チエニル基、ピロリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、ピリジル基、ピリミジル基、ピラジニル基、ピリダジニル基、ベンゾフラニル基、イソベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、インドリル基、イソインドリル基、インダゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾイソオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾイソチアゾリル基、ベンゾオキサジアゾリル基、ベンゾチアジアゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、キノリル基、イソキノリル基、シンノリニル基、キナゾリニル基、キノキサリニル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、プリニル基、プテリジニル基、フロピリジル基、チエノピリジル基、ピロロピリジル基、オキサゾロピリジル基、チアゾロピリジル基、イミダゾピリジル基等が挙げられる。
本明細書において、「C6-10アリールC1-6アルコキシ基」としては、フェニル基、ナフチル基、アズレニル基等に前記C1-6アルコキシ基が結合した基を意味する。例えばフェニル−C1-6アルコキシ基、ナフチル−C1-6アルコキシ基、アズレニル−C1-6アルコキシ基が挙げられる。より具体的にはベンジルオキシ基、フェネチルオキシ基、ナフチルメチル基等が挙げられる。
本明細書において、置換基を有してもよいC1-6アルキル基における、「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子、C3-8シクロアルキル基、C1-6アルコキシ基、モノ(C1-6アルキル)アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ジ(C2-6アルケニル)アミノ基、モノ(C3-8シクロアルキル)アミノ基、C2-7アルコキシカルボニル基、アミノ基、カルボキシル基、シアノ基、カルバモイル基、スルファモイル基、水酸基、ニトロ基等が挙げられる。これらの置換基は1〜4個有していてもよい。なお、アルコキシカルボニル基の炭素数(C2-7)は、カルボニル炭素を含んだ数字を示す。
本明細書において、置換基を有してもよいC6-10アリール基及び置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基における、「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、ハロC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基、モノ(C1-6アルキル)アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ジ(C2-6アルケニル)アミノ基、モノ(C3-8シクロアルキル)アミノ基、ジオキサボラニル基、モルホリノ基、ピペリジノ基、オキサジアゾリル基、C2-7アルコキシカルボニル基、アミノ基、カルボキシル基、シアノ基、カルバモイル基、スルファモイル基、水酸基、ニトロ基等が挙げられる。これらの置換基は1〜4個有していてもよい。また、これらの置換基はさらに置換基を有していてもよい。
1及びR3としては、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基が好ましく、特に水素原子、ハロゲン原子又はC1-4アルキル基が好ましい。このうち、R1はハロゲン原子又はC1-6アルキル基がより好ましく、R3は水素原子がより好ましい。
一般式(1)中、R1、R3におけるハロゲン原子としては、フッ素原子が好ましい。
一般式(1)中、R1、R3におけるC1-6アルキル基としては、C1-4アルキル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
一般式(1)中、R2としては、水素原子、−S(O)R13、−S(O)214、−CO215 又は−CONR1617が好ましく、水素原子、−S(O)R13、−S(O)214がより好ましい。
一般式(1)中、R4、R5及びR6としては水素原子が好ましい。
一般式(1)中、R7としては、−C(O)R18、−C(S)R19、−S(O)220、置換基を有してもよいC6-10アリール基又は置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基が好ましく、−C(O)R18、−S(O)220又は置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基がより好ましい。
一般式(1)中、R7における−C(O)R18におけるR18としては、C1-6アルコキシ基、ハロC1-6アルコキシ基、C6-10アリールC1-6アルコキシ基又はモノ(C1-6アルキル)アミノ基が好ましく、C1-6アルコキシ基がより好ましい。
一般式(1)中、R7における−C(S)R19におけるR19としては、C1-6アルコキシ基、ハロC1-6アルコキシ基、C6-10アリールC1-6アルコキシ基又はモノ(C1-6アルキル)アミノ基が好ましく、モノ(C1-6アルキル)アミノ基がより好ましい。
一般式(1)中、R7における−S(O)220におけるR20としては、C1-6アルキル基、ハロC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、置換基を有してもよいC6-10アリール基又は置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基が好ましい。
一般式(1)中、R7における置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基における5−10員ヘテロアリール基としては、ピリジル基、ピリミジニル基、オキサジアゾール基が好ましい。また、置換基部分としては、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、ハロC1-6アルキル基が好ましく、塩素原子、エチル基、イソプロピル基、トリフルオロメチル基がより好ましく、塩素原子、エチル基がさらに好ましい。
一般式(1)中、R1とR11又はR1とR12が一緒になって形成されるヘテロ環としては、次式:
Figure 2013253019
[式中、
21は水素原子、C1-6アルキル基、−C(O)R22又は−S(O)223(ここで、R22及びR23はそれぞれC1-6アルキル基又はC3-8シクロアルキル基を示す)を示し、波線部はD及びEを含む芳香環を示す]
から選択されるヘテロ環が好ましく、
Figure 2013253019
がより好ましく、
Figure 2013253019
がさらに好ましい。
一般式(1)中、R11又はR12としては、水素原子が好ましい。
一般式(1)中、R13又はR14におけるC1-6アルキル基としては、C1-4アルキル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
一般式(1)中、R13又はR14における置換基を有してもよいC6-10アリール基としては、フェニル基又はトルイル基が好ましく、p−トルイル基がより好ましい。
一般式(1)中、R18におけるC1-6アルコキシ基としては、C1-4アルコキシ基が好ましく、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基がより好ましく、tert−ブトキシ基がさらに好ましい。
一般式(1)中、R18におけるC6-10アリールC1-6アルコキシ基としては、フェニルC1-6アルコキシ基が好ましく、ベンジルオキシ基がより好ましい。
一般式(1)中、R18における置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基としては、ピリジル基が好ましい。
一般式(1)中、R18におけるモノ(C1-6アルキル)アミノ基としては、モノ(C1-4アルキル)アミノ基が好ましく、tert−ブチルアミノ基がより好ましい。
一般式(1)中、R19におけるモノ(C1-6アルキル)アミノ基としては、モノ(C1-4アルキル)アミノ基が好ましく、tert−ブチルアミノ基がより好ましい。
一般式(1)中、R20におけるC1-6アルキル基としては、C1-4アルキル基が好ましく、n−ブチル基がより好ましい。
一般式(1)中、R20におけるハロC1-6アルキル基としては、ハロC1-4アルキル基が好ましく、トリクロロメチル基がより好ましい。
一般式(1)中、R20におけるC3-8シクロアルキル基としては、C3-6シクロアルキル基が好ましく、シクロプロピル基、シクロヘキシル基が好ましい。
一般式(1)中、R20における置換基を有してもよいC6-10アリール基としては、置換基を有してもよいフェニル基が好ましい。置換基部分としては、ハロC1-6アルキル基(トリフルオロメチル基等)、C1-6アルコキシ基(メトキシ基等)が好ましい。
一般式(1)中、R20における置換基を有してもよいC6-10ヘテロアリール基としては、チエニル基が好ましい。
一般式(1)中、A及びBとしては、A及びBが窒素原子である場合、Aが窒素原子でBがCHである場合、AがCHでBが窒素原子である場合がより好ましく、A及びBが窒素原子であるのがさらに好ましい。
一般式(1)中、Dとしては、窒素原子、CH又はC−ハロゲンが好ましく、CHがより好ましい。
一般式(1)中、Eとしては、窒素原子、CH又はC−ハロゲンが好ましく、CHがより好ましい。
一般式(1)中、Xとしては、窒素原子又は酸素原子が好ましく、窒素原子がより好ましい。
一般式(1)中、Yとしては、酸素原子、硫黄原子、窒素原子が好ましく、酸素原子又は窒素原子がより好ましく、酸素原子がさらに好ましい。
一般式(1)中、Zとしては、酸素原子、硫黄原子、窒素原子が好ましく、酸素原子又は窒素原子がより好ましく、窒素原子がさらに好ましい。
一般式(1)で表される縮合ピリジン又は縮合ピリミジン誘導体のより好ましい化合物としては、
tert−ブチル 4−(7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(実施例1)、
3−(1−(5−クロロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)−7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン
(実施例2)、及び
3−(1−(5−エチルピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)−7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン
(実施例3)
からなる群から選ばれる化合物を挙げることができる。
本発明の化合物に幾何異性体又は光学異性体が存在する場合は、それらの異性体も本発明の範囲に含まれる。これらの異性体の分離は常法により行われる。
一般式(1)で表される化合物の塩としては、医薬として許容される塩であれば特に制限されない。化合物を酸性化合物として扱う場合は、例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩;トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、N−メチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン等の有機塩基との塩等が挙げられる。化合物を塩基性化合物として扱う場合には、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩のような鉱酸の酸付加塩;安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、酢酸塩等の有機酸の酸付加塩等が挙げられる。
一般式(1)で表される化合物、又はその塩の溶媒和物としては、例えば、水和物等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
なお、生体内において代謝されて一般式(1)で表される化合物に変換される化合物、いわゆるプロドラッグもすべて本発明に包含される。本発明の化合物のプロドラッグを形成する基としては、「プログレス・イン・メディシン(Progress in Medicine)」、ライフサイエンス・メディカ社、1985年、5巻、2157−2161ページに記載されている基や、廣川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻 分子設計163−198ページに記載されている基が挙げられる。
上記一般式(1)で表される化合物、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物は種々の公知の方法で製造することができ、特に制限されるものではなく、例えば、次に説明する反応工程に従い製造することができる。また、下記反応を行う際において、反応部位以外の官能基については必要に応じて予め保護しておき、適当な段階においてこれを脱保護してもよい。保護、脱保護条件としては一般に用いられる方法(例えば、Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition, John Wiley & Sons, Inc., 1999 に記載された方法)を参考にして行うことができる。さらに、各工程において、反応は通常行われる方法(例えば、Comprehensive Organic Transformations Second Edition, John Wiley & Sons, Inc; 1999 に記載された方法)で行えばよく、単離精製は結晶化、再結晶化、クロマトグラフィー等の通常の方法を適宜選択し、又は組み合わせて行えばよい。
(一般式(1)で表される化合物の製造方法)
本発明の一般式(1)で表される化合物は、下記反応経路図1に記載の方法により製造することができる。
[反応経路図1]
Figure 2013253019
(式中、A、B、D、E、X、Y、Z、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7は、前記の一般式(1)におけるものと同義であり、W1は脱離基を示す。)
(A−1)A−1工程は、化合物(2)を、溶媒中、塩基存在下にヘキサフルオロリン酸(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウム(PyBOP)のような脱水縮合剤や塩化メタンスルホニルのようなスルホニル化剤と反応させて化合物(3)を製造する工程である。塩基としては特に制限は無いが、例えば、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の炭酸アルカリ金属類;1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジイソプロピルペンチルアミン、トリメチルアミン等の有機塩基等を使用することができる。好ましくは、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)である。溶媒としては特に制限は無いが、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、プロピオニトリル、クロロホルム、塩化メチレン等であり、これらを単独又は組み合わせて使用することができる。好ましくはテトラヒドロフラン単独か又はテトラヒドロフランと塩化メチレンの混合溶媒である。反応温度は0〜150℃が好ましく、より好ましくは10〜30℃である。反応時間は5分〜48時間が好ましく、より好ましくは10分〜2時間である。
(A−2)A−2工程は、化合物(3)を、溶媒中、塩基存在下に化合物(4)と反応させて化合物(1)を製造する工程である。塩基としては特に制限は無いが、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属類;金属リチウム、金属ナトリウム、金属カリウム等のアルカリ金属類;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属類;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の炭酸アルカリ金属類;リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムジイソプロピルアミド、カリウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド、tert−ブトキシナトリウム、tert−ブトキシカリウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム等を使用することができる。好ましくは、水素化ナトリウムである。溶媒としては特に制限は無いが、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、プロピオニトリル等であり、これらを単独又は組み合わせて使用することができる。好ましくはN,N−ジメチルホルムアミドである。反応温度は0〜150℃が好ましく、より好ましくは50〜100℃である。反応時間は5分〜48時間が好ましく、より好ましくは10分〜4時間である。
上記した方法とは別に、本発明の一般式(1)で表される化合物は、下記反応経路図2に記載の方法によっても製造することができる。
[反応経路図2]
Figure 2013253019
(式中、A、B、D、E、X、Y、Z、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7は、前記の一般式(1)におけるものと同義であり、W2は脱離基を示す。)
(B−1)B−1工程は、化合物(2)を溶媒存在下、又は非存在下、塩基存在下、又は非存在下にオキシ塩化リン(POCl3)のようなハロゲン化剤と反応させて化合物(5)を製造する工程である。使用されるハロゲン化剤としては特に制限は無いが、例えば、オキシ塩化リン、オキシ塩化リン/五塩化リン、N,N−ジメチルホルムアミド/塩化オギザリル等を使用することができる。好ましくはオキシ塩化リンである。塩基としては、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N,N,N−ジイソプロピルエチルアミン等を使用することができる。溶媒としては、ジオキサン、1,2−ジクロロエタン等を使用することができる。反応温度は0〜150℃が好ましく、より好ましくは80〜120℃である。反応時間は10分間〜48時間が好ましく、より好ましくは3〜6時間である。
(B−2)B−2工程は、化合物(5)を、金属触媒を用いたアミノ化反応により化合物(4)と反応させて一般式(1)で表される化合物を製造する工程である。金属触媒、配位子、塩基ならびに反応条件は、通常アミノ化反応に使用される試薬及び条件であれば特に限定されないが、例えばA. R. Muci, S. L. Buchwald, Top. Curr. Chem., 219, 131-209, (2002) などに記載されている方法を用いることができる。B−2工程においては、溶媒中又は無溶媒にて、塩基の存在下又は非存在下、金属触媒存在下にて行われるアミノ化反応の手法を適用することもできる。その際には、マイクロウェーブ照射を行ってもよい。金属触媒としては特に制限は無いが、例えば、酢酸パラジウム(II)、パラジウム(0)ジベンジリデンアセトン、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)(クロロホルム)ジパラジウム(0)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等のパラジウム錯体、又はヨウ化第一銅、臭化第一銅、青酸第一銅等の一価銅試薬を単独として用いてもよいが、(2−ビフェニル)ジ−tert−ブチルホスフィン、(2−ビフェニル)ジシクロヘキシルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、1,3−ビス(フェニルホスホノ)プロパン、2,2’−ビス(ジフェニルホスファニル)−1,1’−ビナフチル、2−(ジシクロヘキシルホスホノ)ビフェニル、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、テトラメチルエチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、グリシン、N,N−ジメチルグリシン、N−メチルグリシン等の配位子を組み合わせて使用することもできる。塩基としては特に制限は無いが、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属類;金属リチウム、金属ナトリウム、金属カリウム等のアルカリ金属類;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属類;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の炭酸アルカリ金属類;リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムジイソプロピルアミド、カリウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド、tert−ブトキシナトリウム、tert−ブトキシカリウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム等を使用することができる。溶媒としては特に制限はないが、例えば、テトラヒドロフラン、トルエン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、水等を単独又は組み合わせて使用することができる。反応温度は、0〜200℃が好ましく、より好ましくは100℃〜150℃である。反応時間は、1分〜5日間が好ましく、より好ましくは30分間〜6時間である。
(一般式(2)で表されるピペリジン誘導体の製造方法)
次に、上記反応で用いる一般式(2)で表される化合物のうちA及びBが共に窒素原子である化合物(2a-d)は、下記反応経路図3に記載の方法により製造することができる。
[反応経路図3]
Figure 2013253019
(式中、Y、Z、R4、R5、R6、R7は、前記の一般式(1)におけるものと同義であり、R24は、C1-6アルキル基又はC6-10アリールC1-6アルキル基を示す。)
(C−1)C−1工程は、化合物(6)をアミジン誘導体(7)又はその塩と反応させて化合物(2)を製造する工程である。溶媒としては特に制限はないが、例えば、メタノール、エタノール、エーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ベンゼン、トルエン等を使用することができる。好ましくは、エタノールである。反応温度は、40〜120℃が好ましく、より好ましくは80℃〜100℃である。反応時間は、1時間〜5日間が好ましく、より好ましくは12時間〜2日間である。また、化合物(2a-d)は、Bioorg. Med. Chem. Lett., 2005, 15, 3900.、WO2001/047934号パンフレット、Liebigs Ann. Chem., 1979, 10, 1534.、Indian J. Chem, Sec B., 1994, 33B, 436.、WO2006/047516パンフレットを参照にしても製造することができる。上記反応で用いる化合物(7)は、入手可能なものをそのまま使用するか、あるいは、公知の方法により適宜製造できるが、これに限定されるものではない。
(一般式(2)で表されるピペリジン誘導体の製造方法)
次に、上記反応で用いる一般式(2)で表される化合物のうちA又はBどちらか一方が窒素原子である化合物(2e-j)は、下記反応経路図4に記載の方法により製造することができる。
[反応経路図4]
Figure 2013253019
(式中、Y、Z、R4、R5、R6、R7は、前記の一般式(1)におけるものと同義であり、R24は、C1-6アルキル基又はC6-10アリールC1-6アルキル基、W3は、ハロゲン原子、水酸基又はアミノ基を示す。)
(D−1)上記に示す化合物(2e−h)はUS2001/0007867パンフレットを参考に合成できる。また、原料(6)はWO2006/047516パンフレット、Bioorg. Med. Chem. Lett., 2004, 14, 5543.、Liebigs Ann. Chem., 1979, 10, 1534.を参照にして製造することができる。
また、化合物(2e, f)と(2i, j)はそれぞれWO2005/007658(E−1)、EP0778277(F−1)の方法によっても製造することができる。上記反応で用いる化合物(6)、(7)、(8)は、入手可能なものをそのまま使用するか、あるいは、公知の方法により適宜製造できるが、これに限定されるものではない。
前記の各反応で得られた中間体及び目的物は、有機合成化学で常用されている精製法、例えば、ろ過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグラフィー等に付して必要に応じて単離、精製することができる。また、中間体においては、特に精製することなく次反応に供することもできる。
さらに、各種の異性体は異性体間の物理化学的性質の差を利用した常法を適用して単離できる。ラセミ混合物は、例えば酒石酸等の一般的な光学活性酸とのジアステレオマー塩に導き光学分割する方法又は光学活性カラムクロマトグラフィーを用いた方法等の一般的ラセミ分割法により、光学的に純粋な異性体に導くことができる。また、ジアステレオマー混合物は、例えば分別結晶化又は各種クロマトグラフィー等により分割できる。また、光学活性な化合物は適当な光学活性な原料を用いることにより製造することもできる。
得られた化合物(1)は通常の方法で塩にすることができる。また、反応溶媒、再結晶溶媒等の溶媒の溶媒和物や水和物とすることもできる。
本発明の一般式(1)で表される化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する医薬としては、この有効成分を単独で用いてよいが、通常は医薬として許容される担体、添加物等を配合して医薬組成物の形態で使用される。医薬組成物の投与形態は、特に限定されず、治療目的に応じて適宜選択できる。例えば、経口剤、注射剤、坐剤、軟膏剤、吸入剤、点眼剤、点鼻剤、貼付剤等のいずれでもよい。これらの投与形態に適した医薬組成物は、公知の製剤方法により製造できる。
経口用固形製剤を調製する場合は、一般式(1)で表される化合物に賦形剤、さらに必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤等を加えた後、常法により錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等を製造することができる。添加剤は、当該分野で一般的に使用されているものでよい。例えば、賦形剤としては、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、微結晶セルロース、珪酸等が挙げられる。結合剤としては水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン液、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、エチルセルロース、シェラック、リン酸カルシウム、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。崩壊剤としては乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、乳糖等が挙げられる。滑沢剤としては精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ砂、ポリエチレングリコール等が挙げられる。矯味剤としては白糖、橙皮、クエン酸、酒石酸等が挙げられる。
経口用液体製剤を調製する場合は、一般式(1)で表される化合物に矯味剤、緩衝剤、安定化剤、矯臭剤等を加えて常法により内服液剤、シロップ剤、エリキシル剤等を製造することができる。矯味剤としては上記に挙げられたものでよく、緩衝剤としてはクエン酸ナトリウム等が、安定化剤としてはトラガント、アラビアゴム、ゼラチン等が挙げられる。
注射剤を調製する場合は、一般式(1)で表される化合物にpH調節剤、緩衝剤、安定化剤、等張化剤、局所麻酔剤等を添加し、常法により皮下、筋肉及び静脈内注射剤を製造することができる。pH調製剤及び緩衝剤としてはクエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等が挙げられる。安定化剤としてはピロ亜硫酸ナトリウム、EDTA、チオグリコール酸、チオ乳酸等が挙げられる。局所麻酔剤としては塩酸プロカイン、塩酸リドカイン等が挙げられる。等張化剤としては、塩化ナトリウム、ブドウ糖等が挙げられる。
坐剤を調製する場合は、一般式(1)で表される化合物に公知の坐剤用担体、例えば、ポリエチレングリコール、ラノリン、カカオ脂、脂肪酸トリグリセライド等、さらに必要に応じてツイーン(登録商標)等の界面活性剤等を加えた後、常法により製造することができる。
軟膏剤を調製する場合は、一般式(1)で表される化合物に通常使用される基剤、安定化剤、湿潤剤、保存剤等が必要に応じて配合され、常法により混合、製剤化される。基剤としては、流動パラフィン、白色ワセリン、サラシミツロウ、オクチルドデシルアルコール、パラフィン等が挙げられる。保存剤としては、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル等が挙げられる。
一般式(1)で表される化合物は、上記以外に、常法により吸入剤、点眼剤、点鼻剤とすることもできる。
後記実施例に示すとおり、一般式(1)で表わされる化合物は、ハムスター膵臓β細胞株HIT−T15細胞におけるインスリン分泌を有意に促進する作用を有する。従って、一般式(1)で表わされる化合物、若しくはその酸付加塩又はこれらの溶媒和物は、血糖低下剤として、また、ヒトを含む哺乳類の高血糖に起因する疾患、例えば糖尿病の予防及び/又は治療剤として有用である。ここで、糖尿病としては、より詳細にはインスリン非依存型糖尿病(NIDDM)が挙げられる。
本発明の一般式(1)で表わされる化合物は、経口投与又は非経口投与により投与される。本発明の医薬の投与量は、患者の体重、年齢、性別、症状等によって異なるが、通常成人の場合、一般式(1)で表される化合物として一日0.01〜1000mg、好ましくは0.1〜300mgを1〜3回に分けて投与するのが好ましい。
次に、実施例を挙げて本発明をさらに説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、下記実施例中で用いられている略号は下記の意味を示す。
s:シングレット(singlet)
d:ダブレット(doublet)
t:トリプレット(triplet)
q:クアルテット(quartet)
quint:クインテット(quintet)
m:マルチプレット(multiplet)
br:ブロード(broad)
J:カップリング定数(coupling constant)
Hz:ヘルツ(Hertz)
CDCl3:重クロロホルム
6−DMSO:重ジメチルスルホキシド
CD3OD:重メタノール
1H-NMR:プロトン核磁気共鳴
IR:赤外線吸収スペクトル
実施例1 tert−ブチル 4−(7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
工程1:tert−ブチル 4−ヒドロキシメチルピペリジン−1−カルボキシレートの製造
4−ピペリジンメタノール(4.6 g, 40 mmol)をテトラヒドロフラン(40 mL)及び水(40 mL)に溶解させ、ジ−tert−ブチルジカーボネート(9.6 g, 44 mmol)及び炭酸ナトリウム(5.1 g, 48 mmol)を加え、室温にて終夜攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮し表題化合物(12.9 g)を粗生成物として得た。
工程2:tert−ブチル 4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレートの製造
tert−ブチル−4−ヒドロキシメチルピペリジン(10.0g, 46.4 mmol)及び2,2,6,6−テトラメチルピペリジン1−オキシル フリーラジカル(360 mg, 2.32 mmol)をクロロホルム(230 mL)に溶解させ、次亜塩素酸ナトリウム/飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1/1, 94 mL)を内温が1℃を越えないように1時間かけて滴下した。滴下終了後、反応液にチオ硫酸ナトリウムを加え、反応を停止し、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮をし、表題化合物(11.1 g, 粗生成物)を褐色油成物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.46 (9H, s), 1.83-1.94 (2H, m), 2.36-2.45 (1H, m), 2.87-2.98 (2H, m), 3.93-4.03 (2H, m), 9.66 (1H, s).
工程3:tert−ブチル 4−(1−ヒドロキシ−2−ニトロエチル)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
tert−ブチル 4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート(11.1 g, 粗生成物)及びフッ化カリウム(540 mg, 9.28 mmol)をイソプロパノール(50 mL)に溶解させ、ニトロメタン(14.2 g, 232 mmol)を加え、室温で終夜攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮をし、得られた残渣にジエチルエーテルを加え、懸濁溶液をろ過し、表題化合物(7.70 g, 61% 3工程)を白色粉末として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.24-1.39 (2H, m), 1.46 (9H, s), 1.58-1.65 (2H, m), 1.77-1.84 (1H, m), 2.57-2.62 (1H, m), 2.62-2.74 (2H, m), 4.09-4.24 (3H, m), 4.44 (1H, dd, J = 8.5, 13.4 Hz), 4.50 (2H, dd, J = 2.9, 13.2 Hz).
工程4:tert−ブチル 4−(2−ニトロアセチル)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
tert−ブチル 4−(1−ヒドロキシ−2−ニトロエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(7.70 g, 28.1 mmol)を塩化メチレン(140 mL)に溶解させ、デス-マーチンペルヨージナン(14.3 g, 33.7 mmol)を加え、室温で40分攪拌した。チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮をし、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 4:1 → 2:1)を用いて精製し、表題化合物(6.83 g, 89%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.46 (9H, s), 1.60-1.64 (2H, m), 1.84-1.87 (2H, m), 2.61-2.67 (1H, m), 2.80-2.83 (2H, m), 4.07-4.30 (2H, m), 5.36 (2H, s).
工程5:tert−ブチル 4−(1−(ヒドロキシイミノ)−2−ニトロエチル)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
tert−ブチル 4−(2−ニトロアセチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(2.00 g, 7.34 mmol)及び硫酸ヒドロキシアミン(1.81 g, 11.0 mmol)をエタノール/トルエン=1/1(36 mL)に溶解させ、4時間半加熱還流を行った。減圧濃縮をし、水を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、E/Z混合物の表題化合物(945 mg, 45%)を黄色固体として得た。
工程6:エチル 3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−4−ニトロイソオキサゾール−5−カルボキシレートの製造
アルゴン雰囲気下、tert−ブチル 4−(1−(ヒドロキシイミノ)−2−ニトロエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(100 mg, 0.348 mmol)を無水テトラヒドロフラン(3.5 mL)に溶解させ、クロログリオキシル酸エチル(95 mg, 0.696 mmol)を加え、60℃で6時間加熱した。0℃に冷却し、トリエチルアミン(0.1 mL)をゆっくり加えた。水及び飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 10:1)を用いて精製し、表題化合物(38.6 mg, 30%)を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.43 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.47 (9H, s), 1.76 (1H, dd, J = 4.1, 12.0 Hz), 1.82 (1H, dd, J = 4.4, 11.7 Hz), 1.96-2.03 (2H, m), 2.82-2.96 (2H, m), 3.27 (1H,dddd, J = 4.0, 4.0, 11.6, 11.6 Hz), 4.14-4.26 (2H, m), 4.52 (2H, q, J = 7.2 Hz).
工程7:エチル 4−アミノ−3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)イソオキサゾール−5−カルボキシレートの製造
エチル 3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−4−ニトロイソオキサゾール−5−カルボキシレート(78.8 mg, 0.213 mmol)をエタノール/水=1/1(2 mL)に溶解させ、亜鉛(140 mg, 2.13 mmol)及び塩化アンモニウム(280 mg, 5.33 mmol)を0℃で加え、4時間室温で攪拌した。減圧濃縮し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物(64.5 mg, 89%)を黄色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.40 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.47 (9H, s), 1.74-1.87 (2H, m), 1.90-1.98 (2H, m), 2.79 (1H, dddd, J = 4.0, 4.0, 11.6, 11.6 Hz), 2.84-2.96 (2H, m), 4.11-4.24 (4H, m), 4.41 (2H, q, J = 7.2 Hz).
工程8:tert−ブチル 4−(7−ヒドロキシイソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
エチル 4−アミノ−3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)イソオキサゾール−5−カルボキシレート(32.5 mg, 0.081 mmol)及びホルムアミジン酢酸塩(26.0 mg, 0.243 mmol)をエタノールに溶解させ、24時間加熱還流を行った。減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 2:1→クロロホルム:メタノール = 9:1)を用いて精製し、表題化合物(17.9 mg, 69%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.48 (9H, s), 1.94 (1H, dd, J = 3.9, 12.2 Hz), 2.00 (1H, dd, J = 4.1, 12.2 Hz), 2.07-2.16 (2H, m), 2.88-3.03 (2H, m), 3.28 (1H, J = 4.0, 4.0, 11.6, 11.6 Hz, dddd), 4.11-4.29 (2H, m), 8.07 (1H, s), 8.24 (1H, d, J = 14.1 Hz).
工程9:tert−ブチル4−(7−((1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)オキシ)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
tert−ブチル 4−(7−ヒドロキシイソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(14.1 mg. 0.044 mmol)及び1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリピロリジンホスホニウムヘキサフルオロホスファート(27.0 mg, 0.053 mmol)を無水テトラヒドロフラン(0.5 mL)に懸濁させ、トリエチルアミン(10 μL)を加え、室温で1時間攪拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 2:1)を用いて精製し、表題化合物(7.1 mg, 37%)を白濁油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.49 (9H, s), 1.98-2.12 (2H, m), 2.15-2.24 (2H, m), 2.91-3.08 (2H, m), 3.44 (1H, dddd, J = 4.0, 4.0, 11.2, 11.2 Hz), 4.14-4.33 (2H, m), 7.48-7.53 (2H, m), 7.57-7.62 (1H, m), 8.17 (1H, dd, J = 1.2, 8.0 Hz), 8.64 (1H, s).
工程10:tert−ブチル 4−(7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
アルゴン雰囲気下、5−(メチルスルホニル)インドリン(2.5 mg, 0.013 mmol)及びtert−ブチル4−(7−((1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)オキシ)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(7.1 mg, 0.016 mmol)を無水N,N−ジメチルホルムアミド(0.3 mL)に溶解させ、水素化ナトリウム(1.0 mg, 0.020 mmol)を加え、70℃で10分攪拌した。水を加え、クロロホルムで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲル分取薄層クロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール = 50:1)にて精製し、表題化合物(1.6 mg, 25%)を褐色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.49 (9H, s), 1.98 (1H, dd, J = 3.9, 12.2 Hz), 2.04 (1H, dd, J = 3.9, 11.7 Hz), 2.13-2.23 (2H, m), 2.97-3.12 (2H, m), 3.07 (3H, s), 3.33-3.49 (1H, m), 3.45 (2H, t, J = 8.5 Hz), 4.16-4.31 (2H, m), 4.83 (2H, t, J = 8.8 Hz), 7.83 (1H, s), 7.88 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.78 (1H, s), 8.82 (1H, d, J = 8.8 Hz).
実施例2 3−(1−(5−クロロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)−7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジンの製造
工程1:7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)−3−(ピペリジン−4−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン塩酸塩の製造
tert−ブチル 4−(7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(5.8 mg, 0.012 mmol)を酢酸エチル(0.5 mL)に溶解させ、氷冷下、4規定塩酸酢酸エチル(1.3 mL)を加え、室温で2時間半攪拌した。減圧濃縮し、表題化合物(5.8 mg, 粗生成物)を橙色固体として得た。
工程2:3−(1−(5−クロロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)−7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジンの製造
7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)−3−(ピペリジン−4−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン塩酸塩(5.3 mg, 粗体)及び2,5−ジクロロピリミジン(2.7 mg, 0.018 mmol)を無水N,N−ジメチルホルムアミド(0.3 mL)に溶解させ、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(7 μL, 0.036 mmol)を加え、80℃で4時間攪拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲル分取薄層クロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール = 80:1)にて精製し、表題化合物(2.8 mg, 46%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.04-2.13 (2H, m), 2.23-2.31 (2H, m), 3.07 (3H, s), 3.16-3.23 (2H, m), 3.42-3.53 (1H, m), 3.44 (2H, t, J = 8.5 Hz), 4.79-4.86 (4H, m), 7.83 (1H, s), 7.88 (1H, dd, J = 2.0, 8.8 Hz), 8.24 (2H, s), 8.78 (1H, s), 8.82 (1H, d, J = 8.8 Hz).
実施例3 3−(1−(5−エチルピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)−7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジンの製造
2,5−ジクロロピリミジンの代わりに2−クロロ−5−エチルピリミジンを用いて実施例2と同様に反応・処理し、表題化合物を橙色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.20 (3H, t, J = 7.6 Hz), 2.06-2.12 (2H, m), 2.27-2.30 (2H, m), 2.48 (2H, q, J = 7.5 Hz), 3.07 (3H, s), 3.15-3.18 (2H, m), 3.40-3.53 (2H, m), 4.77-4.89 (2H, m), 4.82 (2H, t, J = 8.8 Hz), 7.82 (1H, s), 7.88 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.20 (2H, s), 8.78 (1H, s), 8.82 (1H, d, J = 8.8 Hz).
上記実施例によって得られた化合物を表1に示す。
Figure 2013253019
試験例1 インスリン分泌促進作用
ハムスター膵臓β細胞株HIT−T15細胞をペニシリン(100単位/mL)、ストレプトマイシン(100μg/mL)及び10%胎児ウシ血清を含むHam’s F−12K培地を用いて継代培養した。24穴培養プレートに細胞を播種し、48時間37℃で培養後、0.1%アルブミン含有KRBHバッファーにて洗浄した。次いで、同バッファーにて1時間、37℃で静置した。これに、ブドウ糖を最終濃度で2mMになるように添加し、さらに各濃度(0.0001μMから公比10にて10μMまで)の1000倍の濃度でジメチルスルホキシドにて溶解した本発明化合物を、バッファー中0.1体積%含有となる条件で添加した。本発明化合物添加後、1時間、37℃で静置した後、上清に含まれるインスリン濃度をインスリンキット(セティ・メディカル株式会社)で測定した。標準溶液にはハムスターインスリン標準溶液(株式会社シバヤギ)を使用した。コントロールとしてジメチルスルホキシドのみを添加したものを用いた。結果を各被検化合物の50%効果濃度(EC50値、50% effect concentration))として表2に示す。なお、EC50値は、統計解析プログラム、SAS前臨床パッケージVer5.0(SAS institute Japan Co., 東京)を用いて算出した。
Figure 2013253019
以上より、本発明化合物は強いインスリン分泌促進効果を有していることが分かる。
本発明の一般式(1)で表されるピペリジン誘導体若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物は、優れたインスリン分泌促進作用を有し、糖尿病の予防及び/又は治療に有用であることから、産業上の利用可能性を有している。

Claims (14)

  1. 次の一般式(1):
    Figure 2013253019
    [式中、
    A及びBは、一方が窒素原子を示し、他方が窒素原子又はCR8(ここで、R8は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ基又はニトロ基を示す)を示し;
    Dは、窒素原子又はCR9(ここで、R9は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ基又はニトロ基を示す)を示し;
    Eは、窒素原子又はCR10(ここで、R10は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ基又はニトロ基を示す)を示し;
    Xは、酸素原子、硫黄原子、−(CH2)n−N(R11)−又は−(CH2)n−CH(R12)−(ここで、R11及びR12は、それぞれ水素原子又はC1-6アルキル基を示し、nは、0又は1を示す)を示し;
    Yが酸素原子又は硫黄原子のとき、Zは窒素原子を示し;
    Yが窒素原子のとき、Zは酸素原子又は硫黄原子を示し;
    1及びR3は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ基又はニトロ基を示すか、
    あるいは、R1とR11又はR1とR12が一緒になって、ヘテロ環を形成してもよく;
    2は、水素原子、−S(O)R13、−S(O)214、−CO215 又は−CONR1617、アリール基、ヘテロアリール基(ここで、R13及びR14は、それぞれC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、置換基を有してもよいC6-10アリール基、アミノ基、モノ(C1-6アルキル)アミノ基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を示し、R15は、C1-6アルキル基を示し、R16及びR17は、それぞれ独立して、水素原子又は置換基を有してもよいC1-6アルキル基を示す)を示し;
    4は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はアミノ基を示し;
    5及びR6は、それぞれ独立して、水素原子又はC1-6アルキル基を示し;
    7は、C1-6アルキル基、−C(O)R18、−C(S)R19、−S(O)220、置換基を有してもよいC6-10アリール基又は置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基(ここで、R18は、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C6-10アリールC1-6アルコキシ基、置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基又はモノ(C1-6アルキル)アミノ基を示し、R19及びR20は、それぞれC1-6アルキル基、ハロC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、モノ(C1-6アルキル)アミノ基、置換基を有してもよいC6-10アリール基又は置換基を有してもよい5−10員ヘテロアリール基を示す)を示す]
    で表される化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
  2. 1とR11又はR1とR12が一緒になって形成されるヘテロ環が、次式:
    Figure 2013253019
    [式中、
    21は水素原子、C1-6アルキル基、−C(O)R22又は−S(O)223(ここで、R22及びR23はそれぞれC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基を示す)を示し、波線部はD及びEによって構成されている芳香環を示す]
    から選ばれる、請求項1に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
  3. 下記の化合物群:
    tert−ブチル 4−(7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート、3−(1−(5−クロロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)−7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン、及び3−(1−(5−エチルピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)−7−(5−(メチルスルホニル)インドリン−1−イル)イソオキサゾロ[4,5−d]ピリミジン
    から選ばれる請求項1又は2に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物、及び医薬として許容される担体を含有する医薬組成物。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分とするインスリン分泌促進剤。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分とする血糖低下剤。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分とする糖尿病の予防及び/又は治療剤。
  8. 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物の有効量を投与することを特徴とするインスリン分泌促進方法。
  9. 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物の有効量を投与することを特徴とする血糖低下方法。
  10. 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物の有効量を投与することを特徴とする糖尿病の予防及び/又は治療方法。
  11. インスリンを分泌促進するための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
  12. 血糖を低下するための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
  13. 糖尿病を予防及び/又は治療するための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物。
  14. インスリン分泌促進剤、血糖低下剤又は糖尿病予防及び/又は治療剤製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物の使用。
JP2010217446A 2010-09-28 2010-09-28 新規なピペリジン誘導体及びこれを含有する医薬 Pending JP2013253019A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010217446A JP2013253019A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 新規なピペリジン誘導体及びこれを含有する医薬
PCT/JP2011/071949 WO2012043505A1 (ja) 2010-09-28 2011-09-27 新規なピペリジン誘導体及びこれを含有する医薬
TW100134953A TW201217385A (en) 2010-09-28 2011-09-28 Novel piperidine derivative and pharmaceutical containing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010217446A JP2013253019A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 新規なピペリジン誘導体及びこれを含有する医薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013253019A true JP2013253019A (ja) 2013-12-19

Family

ID=45892947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010217446A Pending JP2013253019A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 新規なピペリジン誘導体及びこれを含有する医薬

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2013253019A (ja)
TW (1) TW201217385A (ja)
WO (1) WO2012043505A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
UA121309C2 (uk) 2014-02-03 2020-05-12 Вітае Фармасьютікалс, Ллс Дигідропіролопіридинові інгібітори ror-гамма
BR112017007460A2 (pt) 2014-10-14 2017-12-19 Vitae Pharmaceuticals Inc inibidores de di-hidropirrolopiridina de ror-gama
US9663515B2 (en) 2014-11-05 2017-05-30 Vitae Pharmaceuticals, Inc. Dihydropyrrolopyridine inhibitors of ROR-gamma
US9845308B2 (en) 2014-11-05 2017-12-19 Vitae Pharmaceuticals, Inc. Isoindoline inhibitors of ROR-gamma
ES2856931T3 (es) 2015-08-05 2021-09-28 Vitae Pharmaceuticals Llc Moduladores de ROR-gamma
MX385332B (es) 2015-11-20 2025-03-18 Vitae Pharmaceuticals Llc Moduladores de ror-gamma.
TW202220968A (zh) 2016-01-29 2022-06-01 美商維它藥物有限責任公司 ROR-γ調節劑
US9481674B1 (en) 2016-06-10 2016-11-01 Vitae Pharmaceuticals, Inc. Dihydropyrrolopyridine inhibitors of ROR-gamma
WO2019018975A1 (en) 2017-07-24 2019-01-31 Vitae Pharmaceuticals, Inc. INHIBITORS OF ROR GAMMA
CN111225914B (zh) 2017-07-24 2022-10-11 生命医药有限责任公司 RORγ的抑制剂

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2388967T3 (es) * 2007-05-04 2012-10-22 Bristol-Myers Squibb Company Agonistas [6,6]- y [6,7]-bicíclicos del receptor GPR119 acoplado a la proteína G
US8188098B2 (en) * 2008-05-19 2012-05-29 Hoffmann-La Roche Inc. GPR119 receptor agonists
AU2009270983A1 (en) * 2008-07-16 2010-01-21 Schering Corporation Bicyclic heterocycle derivatives and their use as GPCR modulators
US8410089B2 (en) * 2009-02-18 2013-04-02 Takeda Pharmaceutical Company Limited Fused heterocyclic ring compound

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012043505A1 (ja) 2012-04-05
TW201217385A (en) 2012-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2020343671C1 (en) RIP1 inhibitory compounds and methods for making and using the same
JP2013253019A (ja) 新規なピペリジン誘導体及びこれを含有する医薬
US10329295B2 (en) Pyrrolotriazine inhibitors of IRAK4 activity
JP2025520934A (ja) Prmt5阻害剤及びその使用
CN111263759B (zh) 异噁唑衍生物及其制备方法和用途
CN112390797A (zh) 新型螺环类K-Ras G12C抑制剂
JPWO2018056453A1 (ja) Glp−1受容体アゴニスト作用を持つピラゾロピリジン誘導体
US8471024B2 (en) Tetrahydrofuropyridones
JP2019099571A (ja) Glp−1受容体アゴニスト作用を持つピラゾロピリジン誘導体を含有する医薬組成物
JP2020509041A (ja) アミド類誘導体阻害剤及びその製造方法と使用
EP2257169B1 (en) Tetrahydrothieno pyridines
AU2014234909B2 (en) Acyclic cyanoethylpyrazolo pyridones as Janus kinase inhibitors
CN105566321B (zh) 杂芳化合物及其在药物中的应用
KR20160132041A (ko) Trpm8 길항제로 사용되는 아자스피로 유도체
US20220242861A1 (en) Imidazopyridinyl compounds and use thereof for treatment of proliferative disorders
US20040157904A1 (en) Anilinopyrazole derivatives useful for the treatment of diabetes
KR20150064098A (ko) 이미다졸 유도체
US8492398B2 (en) Spiroazaindoles
US10183949B2 (en) Pyrimidinone derivative having autotaxin-inhibitory activity
WO2017054702A1 (zh) 一种联苯衍生物及其制备方法和在医药上的用途
JP2011136942A (ja) 新規な置換ピリミジン誘導体およびこれを含有する医薬
CN119585275A (zh) 恢复p53突变功能的化合物及其应用
TW202341987A (zh) 一種Polθ抑制劑
CN110452235B (zh) 一类含氟异噁唑类化合物及其制备方法、药物组合物和用途
JP5889788B2 (ja) 新規な縮合ピリジン又は縮合ピリミジン誘導体及びこれを含有する医薬