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JP2013246119A - 熱型電磁波検出器及びその製造方法並びに電子機器 - Google Patents

熱型電磁波検出器及びその製造方法並びに電子機器 Download PDF

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JP2013246119A JP2012121656A JP2012121656A JP2013246119A JP 2013246119 A JP2013246119 A JP 2013246119A JP 2012121656 A JP2012121656 A JP 2012121656A JP 2012121656 A JP2012121656 A JP 2012121656A JP 2013246119 A JP2013246119 A JP 2013246119A
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Abstract

【課題】 アンダーフィルを用いずに、センサー基板とIC基板とをバンプ接続することで基板間に生ずる隙間を物理的に封止することができる熱型電磁波検出器及びその製造方法並びに電子機器を提供すること。
【解決手段】 熱型電磁波検出器11は、集積回路を含む第1基板15と、第1面16Aおよび第2面16Bを有し、第2面に配置されるバンプ17を介して集積回路に電気的に接続される第2基板16と、第2基板の第1面に形成されて、バンプに電気的に接続される1以上の熱型電磁波検出素子18と、第1基板と第2基板との間に介在され、バンプとの干渉を避ける1以上の孔20Aが貫通形成された保形性の樹脂層20と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱型電磁波検出器及びその製造方法並びに電子機器等に関する。
熱型電磁波検出器を利用した光センサーは一般に知られている。例えば特許文献1の図8に示されるように、センサー基板は集積回路(IC)基板に接合される。センサー基板の表面に熱型電磁波検出器を形成する場合、センサー基板の裏面が、IC基板の表面に向き合わせられる。センサー基板の裏面には導電材パッドが形成される。センサー基板の導電材パッドは、IC基板またはセンサー基板の一方に形成されたバンプを用いて、IC基板と電気的に接続される。
IC基板とセンサー基板のようにバンプ等にて接合される2枚の基板間には、隙間が生ずる。隙間を放置すると、外力に対して脆弱となり、外部環境例えば温度や湿度に対する耐性も弱い。
一般に、集積回路(IC)チップを基板に実装した時、上述した弊害を防止するために、液状硬化性樹脂であるアンダーフィルが隙間に充填されて、隙間が封止される。
特開2006−47085号公報
ICチップの封止に用いられるアンダーフィルを、バンプ接合されるIC基板とセンサー基板との間の極めて小さな隙間に充填することは困難である。
特に、センサー基板に多数の熱型電磁波検出素子が搭載されると、センサー基板の裏面には狭ピッチで多数の外部電極(バンプ等)が配列される。このように、接合される2枚の基板間に、狭ピッチで多数の外部電極(バンプ等)が配列されると、液状硬化性樹脂であっても、基板間の隅々まで充填される可能性は少ない。もしアンダーフィルに充填不足が生ずると、ボイドが発生してしまう。ボイドは、基板間の機械的強度を弱めるだけでなく、結露が生じて隣り合う外部電極同士がショートする可能性が生ずる。
本発明の幾つかの態様では、アンダーフィルを用いずに、センサー基板とIC基板とをバンプ接続することで基板間に生ずる隙間を物理的に封止することができる熱型電磁波検出器及びその製造方法並びに電子機器を提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様は、
集積回路を含む第1基板と、
第1面および前記第1面の裏側の第2面を有し、前記第2面に配置されるバンプを介して前記集積回路に電気的に接続される第2基板と、
前記第2基板の前記第1面に形成されて、前記バンプに電気的に接続される1以上の熱型電磁波検出素子と、
前記第1基板と前記第2基板との間に介在され、前記バンプとの干渉を避ける1以上の孔が貫通形成された保形性の樹脂と、
を有する熱型電磁波検出器に関する。
本発明の一態様によれば、第1基板第2基板との間に介在される樹脂層は、第2基板のバンプとの干渉を避ける1以上の孔が貫通形成された保形性を有する。よって、第1基板と第2基板との隙間は樹脂層により封止される。それにより、外力に抗する機械的強度が付与される。バンプ接合部は孔に収まり、バンプ接合部の周囲は樹脂層により隔絶される。それにより、外部環境例えば温度や湿度に対する耐性が確保される。しかも、樹脂層は保形性を有するので、バンプ接合部に不用意に侵入して電気的接触を阻害することがない。さらに、バンプが樹脂層に乗り上げると、第2基板は傾くので、接合不良を容易に発見できる。換言すれば、樹脂層の1以上の孔が、第1,第2基板を正常に重ね合わせるときのガイドとしての機能を有する。
(2)本発明の一態様では、前記樹脂層に形成された前記1以上の孔はテーパー孔とすることができる。こうすると、テーパー孔の芯出し機能によりガイド機能がさらに高まる。
(3)本発明の一態様では、前記樹脂層は、前記第1基板及び前記第2基板に接着される接着剤層とすることができる。こうすると、樹脂層は第1基板及び第2基板に接着されて、第1基板と第2基板との間に隙間が生ずる余地がなくなり、機械的強度と耐環境性がさらに高まる。
(4)本発明の一態様では、前記樹脂層は、前記1以上の孔が二次元配列された格子パターン形状とすることができる。樹脂層が格子パターンの形状を保持できるので、製造時のハンドリングが容易となる他、樹脂層を型によって精度高く製造できる。それにより、熱型電磁波検出器の組み立て精度が向上する。
(5)本発明の一態様では、前記第2基板は、前記1以上の熱型電磁波検出素子を支持するメンブレンを前記第1面に有し、前記熱型電磁波検出素子と前記メンブレンを介して対向する位置に空洞部を有し、前記第1面側から見た平面視で、前記1以上の孔の周囲では、前記空洞部と前記樹脂層とを重ねることができる。空洞部は第2基板の機械的強度を弱めるが、樹脂層が空洞部と対向して配置されることで強度を補償することができる。
(6)本発明の他の態様は、上述した(1)〜(5)のいずれか1項に記載の熱型電磁波検出器と、前記熱型電磁波検出器の出力を処理する制御回路とを有する電子機器を定義している。
(7)本発明のさらに他の態様は、
集積回路を含む第1基板と、
第1面および前記第1面の裏側の第2面を有し、前記第2面に配置されるバンプを介して前記集積回路に電気的に接続される第2基板と、
前記第2基板の前記第1面に形成されて、前記バンプに電気的に接続される1以上の熱型電磁波検出素子と、
前記第1基板と前記第2基板との間に介在され、前記バンプとの干渉を避ける1以上の孔が貫通形成された保形性の樹脂層と、
前記集積回路に接続されて、前記集積回路の出力を処理する処理回路と、
を備える電子機器を定義している。
(8)本発明のさらに他の態様は、
テラヘルツ帯の電磁波を放射する電磁波源と、
集積回路を含む第1基板と、
第1面および前記第1面の裏側の第2面を有し、前記第2面に配置されるバンプを介して前記集積回路に電気的に接続される第2基板と、
前記第2基板の前記第1面に形成されて、前記バンプに電気的に接続され、テラヘルツ帯の電磁波を電気に変換する1以上の熱型電磁波検出素子と、
前記第1基板と前記第2基板との間に介在され、前記バンプとの干渉を避ける1以上の孔が貫通形成された保形性の樹脂層と、
前記集積回路に接続されて、前記集積回路の出力を処理する処理回路と、
を備えるテラヘルツカメラを定義している。
(9)本発明のさらに他の態様は、
集積回路が形成された第1基板を用意する工程と、
第1面に熱型電磁波検出素子が形成され、前記第1面の裏側の第2面にバンプが形成された第2基板を用意する工程と、
前記第1基板及び前記第2基板との間に、前記バンプとの干渉を避ける1以上の孔が貫通形成された保形性の樹脂層を介在させて、前記バンプを介して前記第1基板と前記第2基板とを電気的に接続する工程と、
を有する熱型電磁波検出器の製造方法に関する。
本発明の製造方法によれば、バンプが樹脂層に乗り上げると第2基板は傾くので、第1,第2基板を正常に重ね合わせることができる。本発明方法の結果物である熱型電磁波検出器は、機械的強度と耐環境性が高まる。
(10)本発明の製造方法では、前記第1基板及び前記第2基板の一方に前記樹脂層を配置し、前記第1基板及び前記第2基板の他方を、前記樹脂層に形成された前記1以上の孔により案内して、前記第1基板及び前記第2基板を重ね合わせる工程をさらに有することができる。樹脂層に形成された孔のガイド機能により、良品歩留まりが向上するほか、第1,第2基板の正常な重ね合わせ作業を迅速化することができる。
(11)本発明の製造方法では、前記樹脂層を前記第1基板に配置する工程を有し、前記第1基板は、前記樹脂層の前記1以上の孔をマイクロバンプに受け入れて、前記樹脂層を位置決めすることができる。
第1基板に、隆起するマイクロバンプを設けることで、樹脂層が先に配置される第1基板のマイクロバンプに、樹脂層の孔が嵌入されて、第1基板上にて樹脂層を位置決めすることができる。
(12)本発明の製造方法では、前記樹脂層に形成された前記1以上の孔は、前記樹脂層が配置される前記第1基板及び前記第2基板の一方より離れるに従い口径が大きくなるテーパー孔であり、前記テーパー孔により前記第1基板及び前記第2基板の他方を案内することができる。テーパー孔により、良品歩留まりの向上と、第1,第2基板の正常な重ね合わせ作業の迅速化は、さらに高められる。
(13)本発明の製造方法では、前記樹脂層の少なくとも1以上の孔内にて、前記バンプよりも低温で溶融されて前記バンプと接合される接合部材を用いて、前記第1基板と前記第2基板とを電気的に接続する工程をさらに有することができる。
一般にバンプ接合はバンプに熱と圧力とを作用させるが、樹脂層が存在するので加熱温度に制限が生ずる。バンプ(例えばAu等)よりも低温で溶融されてバンプと接合される接合部材(例えばすず−銀等の低温はんだ材)を用いることで、樹脂層を破壊せずに接合できる。
本発明の一実施形態に係る熱型電磁波検出器の一具体例すなわち光検出器パッケージを概略的に示す断面図である。 樹脂層の概略斜視図である。 センサー基板の拡大部分平面図である。 図3の4−4線に沿った垂直断面図である。 樹脂層が配置されたIC基板にセンサー基板を重ね合わせる工程を示す図である。 光検出器パッケージを利用した電子機器の一具体例に係るテラヘルツカメラの外観を概略的に示す斜視図である。 テラヘルツカメラの構成を概略的に示すブロック図である。 光検出器パッケージを利用した電子機器の一具体例に係る赤外線カメラの構成を概略的に示すブロック図である。 光検出器パッケージを利用した電子機器の一具体例に係るFA(ファクトリーオートメーション)機器の構成を概略的に示すブロック図である。 光検出器パッケージを利用した電子機器の一具体例に係る人感センサーが組み込まれた電気機器(家電機器)の構成を概略的に示すブロック図である。 光検出器パッケージを利用した電子機器の一具体例に係る運転支援装置が組み込まれた車両の構成を概略的に示す車両の外観図である。 運転支援装置の構成を概略的に示すブロック図である。 光検出器パッケージを利用した電子機器の一具体例に係るゲーム機の外観を概略的に示す斜視図である。 光検出器パッケージを利用した電子機器の一具体例に係るゲーム機コントローラーの構成を概略的に示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.熱型電磁波検出器
(1)樹脂層を含む光検出器パッケージの全体構成
図1は本発明の一実施形態に係る熱型電磁波検出器の一具体例すなわち光検出器パッケージ11を概略的に示す。光検出器パッケージ11は箱形の筐体12を備える。筐体12は、筐体本体13と、筐体本体13の開口13aを閉鎖するカバー14とを有する。筐体本体13およびカバー14は密閉された内部空間を区画する。筐体本体13は例えば絶縁性のセラミックから形成することができる。カバー14は特定の波長の電磁波に対して透過性を有する材料から形成することができる。ここでは、カバー14は例えばシリコンから形成される。カバー14は例えば赤外線に対して透過性を有することができる。カバー14は例えばテラヘルツ帯の電磁波に対して透過性を有してもよい。内部空間では真空状態を確立することができる。
筐体12には集積回路(IC)基板(第1基板)15およびセンサー基板(第2基板)16が収容される。IC基板15は集積回路を含む。集積回路は読み出し回路を構成する。IC基板15の裏面は筐体12の内部空間で筐体本体13の底板に固定される。IC基板15は例えば接着剤で底板に接着されればよい。IC基板15はICチップを構成する。センサー基板16はセンサーチップを構成する。
センサー基板16はIC基板15の表面に受け止められる。センサー基板16は裏面(第2面)16BでIC基板15の表面に接合される。接合にあたってセンサー基板16とIC基板15との間には導電端子17が挟まれる。導電端子17はIC基板15内の読み出し回路に電気的にセンサー基板16を接続する。ここでは、導電端子17はバンプで構成される。バンプには例えば金バンプが用いられることができる。金バンプは金属接合やはんだ材でIC基板15に接合することができる。その他、センサー基板16およびIC基板15の接合には樹脂材が用いられてもよい。この場合には、金バンプとIC基板15との間で接触が維持されればよい。金バンプに代えてはんだバンプが用いられてもよい。センサー基板16の表面(第1面)16Aには1以上の熱型電磁波検出素子すなわち熱型光検出素子18が形成される。
IC基板15とセンサー基板16とをバンプ17を用いて接合すると、IC基板15とセンサー基板16との間に隙間が生ずる。本実施形態では、IC基板15とセンサー基板16との間の隙間を封止する樹脂層20を用いている。樹脂層20は、図2に示すように、バンプ17との干渉を避ける例えば直径Dの円形の孔20Aが、厚さtの方向にて表裏面に貫通形成された保形性を有する。
IC基板15とセンサー基板16との間の隙間を封止する樹脂層20により、外力に抗する機械的強度がIC基板15及びセンサー基板16に付与される。バンプ17を含むバンプ合部は孔20Aに収まり、バンプ接合部の周囲は樹脂層20により隔絶される。それにより、外部環境例えば温度や湿度に対する耐性が確保される。しかも、樹脂層20は保形性を有するので、バンプ接合部に不用意に侵入して電気的接触を阻害することがない。さらに、バンプ17が樹脂層20に乗り上げると、センサー基板16は傾くので、接合不良を容易に発見できる。換言すれば、樹脂層20の孔20Aが、IC基板15及びセンサー基板16を正常に重ね合わせるときのガイドとしての機能を有する。樹脂層20は、好ましくは接着剤層にて形成することができる。樹脂層20については、図5を参照して詳細について後述する。
筐体12の外面には外部端子21が設置される。外部端子21は筐体本体13の底板の外面に配置される。外部端子21は導電材から形成される。その一方で、筐体12の内面には中継パッド22が設置される。中継パッド22は筐体12の内部空間で筐体本体13の底板上に配置される。中継パッド22は導電材から形成される。中継パッド22および外部端子21は中継導体23で相互に接続される。中継導体23は筐体本体13の底板を貫通する。中継導体23は導電材から形成される。
中継パッド22は例えばワイヤ配線24でIC基板15に電気的に接続される。ワイヤ配線24は中継パッド22に読み出し回路を接続する。こうして読み出し回路および外部端子21の間で信号経路が形成される。こうした光検出器パッケージ11はソケット(図示されず)にはめ込まれて使用することができる。外部端子21はソケットの接続端子に接続される。ソケットは必要に応じて大型のプリント配線基板に実装することができる。
(2)センサー基板
図3はセンサー基板16の拡大部分平面図を示す。センサー基板16の表面には複数行複数列の熱型光検出素子18が配置される。すなわち、熱型光検出素子18のマトリクスが形成される。個々の熱型光検出素子18は焦電型光検出素子で例えられる。熱型光検出素子18は電磁波吸収膜25を備える。電磁波吸収膜25は、所望の電磁波を吸収する材料から形成される。電磁波の吸収に応じて電磁波のエネルギーは蓄積される。ここでは、電磁波吸収膜25の材料には二酸化珪素(SiO)が用いられることができる。二酸化珪素は赤外線の熱エネルギーを蓄積することができる。電磁波吸収膜25は焦電キャパシター26を覆う。焦電キャパシター26は温度変化に応じて電気信号を出力する。
個々の熱型光検出素子18は個別にメンブレン27上に設置される。メンブレン27は二酸化珪素(SiO)膜、窒化シリコン(SiN)膜および二酸化珪素(SiO)膜の三層構造を有する。メンブレン27は平板形状の支持板片28、1対の腕片29および1対の固定片31を備える。支持板片28は例えば四辺形の輪郭に形成することができる。ここでは、支持板片28は例えば正方形の輪郭を有する。腕片29の一端は支持板片28に1対角線上の角で連結される。腕片29は1対角線上の角から相互に向き合う辺に沿って延びる。腕片29の他端にはそれぞれ固定片31が連結される。固定片31は他方の対角線上の角に隣り合う。支持板片28の表面に電磁波吸収膜25は配置される。
センサー基板16の表面には導電配線32a、32bが形成される。導電配線32a、32bはメンブレン27の表面に電流経路を形成する。導電配線32a、32bは固定片31から対応の腕片29を経て支持板片28上で電磁波吸収膜25下に進入する。後述されるように、電磁波吸収膜25下では電流経路に焦電キャパシター26が挿入される。こうして導電配線32a、32bは焦電キャパシター26から引き出される。
図4に示すように、焦電キャパシター26は焦電体33を備える。焦電体33は焦電効果を発揮する誘電体から形成される。誘電体には例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)が用いられることができる。焦電体33は温度変化に応じて電気分極量の変化を生み出す。ここでは、焦電体33は薄膜に形成される。
焦電キャパシター26は下部電極34および上部電極35を備える。焦電体33は下部電極34および上部電極35に挟まれる。下部電極34はメンブレン27の表面に形成される。下部電極34は例えばメンブレン27の表面から順番にイリジウム(Ir)、イリジウム酸化物(IrOx)および白金(Pt)の三層構造を有することができる。上部電極35は焦電体33の表面に形成される。上部電極35は焦電体33から順番に白金(Pt)、イリジウム酸化物(IrOx)およびイリジウム(Ir)の三層構造を有することができる。焦電体33の焦電効果に応じて上部電極35および下部電極34の間で焦電流が生起される。こうして熱は電気信号に変換される。
焦電キャパシター26には絶縁層36が覆い被さる。絶縁層36には第1コンタクトホール37および第2コンタクトホール38が形成される。第1コンタクトホール37は絶縁層36を貫通して下部電極34に接する空間を区画する。第1コンタクトホール37に導電配線32aが進入する。導電配線32aは下部電極34に接続される。第2コンタクトホール38は絶縁層36を貫通して上部電極35に接する空間を区画する。第2コンタクトホール38には導電配線32bが進入する。導電配線32bは上部電極35に接続される。こうして焦電キャパシター26は電流経路に挿入される。
導電配線32a、32bは導電材膜で形成することができる。導電材膜には厚膜および薄膜が含まれる。導電材膜の体積は最大限に縮小することができる。こうして熱型光検出素子18から引き出される電流経路の熱容量は最大限に縮小される。
上部電極35には熱伝達層39が接続される。熱伝達層39は電磁波吸収膜25内で広がる。熱伝達層39は、例えば電磁波吸収膜25に比べて高い熱伝導率を有する材料から形成される。こうした材料には例えばアルミニウム(Al)やチタン(Ti)といった金属や、窒化アルミニウム(AlN)や窒化チタン(TiN)といった金属化合物が用いられることができる。熱伝達層39は、電磁波吸収膜25で発生する熱を効率的に焦電キャパシター26に伝達することができる。
センサー基板16の表面には全てのメンブレン27の固定片31ごとに柱41が形成される。柱41はセンサー基板16の表面から垂直方向に十分な高さで立ち上がる。柱41の上端にメンブレン27の固定片31が連結される。ここで、柱41およびメンブレン27は、センサー基板16に熱型光検出素子18を連結する構造体を構成する。このとき、メンブレン27は固定片31だけで支持されることから、メンブレン27の支持板片28および腕片29とセンサー基板16の表面との間には十分な厚みの空洞部30(図4参照)が形成される。この空胴部30の働きで熱型光検出素子18はセンサー基板16の表面から熱的に分離される。
なお、第1面16A側から見た平面視で、樹脂層20孔20Aの周囲では、空洞部30と樹脂層20とを重ねることができる。空洞部30はセンサー基板16の機械的強度を弱めるが、樹脂層20が空洞部30と対向して配置されることで強度を補償することができる。
センサー基板16はベース基板42および絶縁層43を備える。ベース基板42は基体44と絶縁層45とで形成される。基体44は例えば所定の剛性を有する。基体44には例えばシリコン基板が用いられることができる。絶縁層45は基体44の表面に積層される。絶縁層45は絶縁性材料の薄膜で構成することができる。絶縁性材料には例えば二酸化珪素が用いられることができる。
ベース基板42には貫通電極46、46aが形成される。貫通電極46、46aはベース基板42の表面からベース基板42の裏面(表面の裏側)まで貫通する。貫通電極46、46aは導電材料から形成される。ここでは、導電材料には例えば銅が用いられることができる。導電材料には銅以外の金属材料が用いられてもよい。ベース基板42の裏面には一面に絶縁層47を形成することができる。絶縁層47は例えば二酸化珪素から形成することができる。絶縁層47には貫通電極46、46aごとに開口が形成される。貫通電極46、46aの下端は開口で露出する。貫通電極46、46aの下端には対応の導電端子17が個別に接続される。
ベース基板42の表面には熱型光検出素子18ごとに導電材製パッド48が配置される。導電材製パッド48は平板形状に形成される。導電材製パッド48はセンサー基板16の表面に平行に広がる。導電材製パッド48は例えば金属材料から形成される。ここでは、金属材料に例えば銅が用いられることができる。金属材料には銅以外の材料が用いられてもよい。導電材製パッド48は対応の貫通電極46の上端に個別に連結される。
ベース基板42の表面に1層または複数層の絶縁層43が積層される。絶縁層43は例えば二酸化珪素から形成することができる。絶縁層43はベース基板42の表面を覆う。構造体の柱41は絶縁層43に一体化することができる。下部電極34に対応して絶縁層43および柱41の内部には1段または複数段の層間ビア49が形成される。層間ビア49の下端は導電材製パッド48に連結される。層間ビア49(複数段の場合には最上段の層間ビア49)の上端は導電配線32aに接続される。接続にあたって層間ビア49はメンブレン27の固定片31を貫通することができる。層間ビア49は例えば導電材料から形成される。ここでは、導電材料に例えば銅が用いられることができる。導電材料には銅以外の金属材料が用いられてもよい。導電配線32a、層間ビア49、導電材製パッド48および貫通電極46は下部電極34および導電端子17の間で連続する導電体を形成する。この導電体は熱型光検出素子18および対応の導電端子17を相互に接続する。
このとき、層間ビア49は比較的に薄い絶縁層43ごとに形成され、その結果、層間ビア49の断面直径は比較的に小さく設定することができる。したがって、層間ビア49は比較的に小さい熱コンダクタンス(第1熱コンダクタンス)を有することができる。その一方で、貫通電極46、46aはベース基板42を貫通する。ベース基板42には所定の剛性が付与される。したがって、ベース基板42の厚みは絶縁層43に比べて相当程度大きく設定される。その結果、貫通電極46、46aの断面直径は層間ビア49のそれに比べて十分に大きく設定することができる。貫通電極46、46aは層間ビア49の熱コンダクタンスに比べて十分に大きい熱コンダクタンス(第2熱コンダクタンス)を有することができる。
(3)IC基板
IC基板15は基体51と絶縁層の積層体52とで形成される。基体51は例えば所定の剛性を有する。基体51には例えばシリコン基板が用いられることができる。絶縁層の積層体52は基体51の表面に積層される。絶縁層は絶縁性材料の薄膜で構成することができる。絶縁性材料には例えば二酸化珪素が用いられることができる。
基体51上には読み出し回路が構築される。読み出し回路の構築にあたって基体51の表面から基体51の内部に例えば不純物質が拡散する。こうした不純物質の拡散や酸化膜、電極、その他の形成に応じて基体51の表面には回路構成要素53を確立することができる。こうした回路構成要素53には例えばMOSFET(酸化金属半導体電界効果トランジスター)を例示することができる。
積層体52の表面には導電端子17ごとに端子パッド54が形成される。端子パッド54は導電材料から形成される。ここでは、導電材料には例えば銅といった金属材料が用いられることができる。個々の導電端子17は個別に対応の端子パッド54に接続される。積層体52の内部にはパターン配線55およびビア56が形成される。パターン配線55およびビア56は導電材料から形成される。パターン配線55およびビア56は回路構成要素53に端子パッド54を連結する。こうして回路構成要素53と端子パッド54との間に信号経路が確立される。
積層体52の表面にはさらに中継パッド57が形成される。中継パッド57は導電材料から形成される。ここでは、導電材料には例えば銅といった金属材料が用いられることができる。中継パッド57はパターン配線55やビア56を通じて読み出し回路に接続される。中継パッド57にはワイヤ配線24が結合される。
(4)樹脂層及びそれを用いた製造方法
図4に樹脂層20を用いたバンプ接合部が示され、図5はバンプ接合前のIC基板15とセンサー基板16との重ね合わせ工程が示されている。図5に示すように、樹脂層20は、例えばIC基板15側に予め位置決めされて接着されている。
ここで、IC基板15の端子パッド54には、マイクロバンプ60を形成することができる。マイクロバンプ60は、端子パッド54上にて隆起している。図5に示すように、IC基板15に樹脂層20を重ね合わせると、端子パッド54上にて隆起しているマイクロバンプ60が、樹脂層20の孔20Aを位置決め案内する。それにより、樹脂層20は、IC基板15の所定位置に位置決めされる。樹脂層20が接着剤層であると、樹脂層20はIC基板15上にて固定される。
マイクロバンプ60は、センサー基板16側のバンプ17よりも、隆起高さを低くすることができる。樹脂層20の孔20Aを位置出し案内できる高さがあれば十分である。マイクロバンプ60上には、例えばすず−銀等の低温はんだ等で形成される接合部材61が設けられている。
樹脂層20の孔20Aは、図5に示すように、樹脂層20が配置されるIC基板15より図5の上方に離れるに従い口径が大きくなるテーパー孔とすることができる。
次に、図5に示すように、樹脂層20の上方からセンサー基板16をIC基板15に重ね合わせる。このとき、樹脂層20の孔20Aはセンサー基板16が覆いかぶさることで目視することは困難である。しかし、バンプ17が樹脂層20に乗り上げるとセンサー基板16は傾くので、IC基板15とセンサー基板16とを正常に重ね合わせることができる。
また、センサー基板16のバンプ17は、樹脂層20に形成された孔20Aにより案内されて、センサー基板16をIC基板15に重ね合わせることができる。特に、樹脂層20の孔20Aがテーパー孔20Aであると、テーパー孔20Aの受け間口が広いので、ガイド機能が高まる。テーパー孔20Aは、IC基板15に近づくほど先細りするので、バンプ17を芯出し案内することができる。こうして、樹脂層20に形成された孔20Aのガイド機能により、良品歩留まりが向上するほか、IC基板15とセンサー基板16との正常な重ね合わせ作業を迅速化することができる。
なお、樹脂層20が接着剤層であると、樹脂層20の表裏面がIC基板15とセンサー基板16とに接着されて、IC基板15とセンサー基板16との間に隙間が生ずる余地がなくなる。されにより、機械的強度と耐環境性がさらに高まる。
最後に、図4のようにしてIC基板15とセンサー基板16との正常な重ね合わせが確保されたら、バンプ17とマイクロバンプ60との間に介在する接合部材61を低温で溶融させる。溶融後に接合部材61が固化することで、バンプ17とマイクロバンプ60とが接合部材61により接合される。それにより、樹脂層20を高温破壊することなく、樹脂層20の保形性が維持される。
2.電子機器
(1)テラヘルツカメラ
図6は光検出器パッケージ11を利用した電子機器の一具体例に係るテラヘルツカメラ101の構成を概略的に示す。テラヘルツカメラ101は筐体102を備える。筐体102の正面にはスリット103が形成されレンズ104が装着される。スリット103からテラヘルツ帯の電磁波が対象物に向かって照射される。こうした電磁波にはテラヘルツ波といった電波および赤外線といった光が含まれる。ここでは、テラヘルツ帯には100GHz〜30THzの周波数帯が含まれることができる。レンズ104には対象物から反射してくるテラヘルツ帯の電磁波が取り込まれる。
テラヘルツカメラ101の構成をさらに詳しく説明すると、図7に示されるように、テラヘルツカメラ101は照射源(電磁波源)105を備える。照射源105には駆動回路106が接続される。駆動回路106は照射源105に所望の駆動信号を供給する。照射源105は駆動信号の受領に応じてテラヘルツ帯の電磁波を放射する。照射源105には例えばレーザー光源を用いることができる。
レンズ104は光学系107を構成する。光学系107はレンズ104のほかに光学部品を備えてもよい。レンズ104の光軸108上に光検出器パッケージ11が配置される。センサー基板13の表面は例えば光軸108に直交する。光学系107は熱型光検出素子18のマトリクス上に像を結像する。光検出器パッケージ11にはアナログデジタル変換回路109が接続される。アナログデジタル変換回路109には光検出器パッケージ11から熱型光検出素子18の出力が順番に時系列で供給される。アナログデジタル変換回路109は出力のアナログ信号をデジタル信号に変換する。
アナログデジタル変換回路109には演算処理回路(処理回路)111が接続される。演算処理回路111にはアナログデジタル変換回路109からデジタルの画像データが供給される。演算処理回路111は画像データを処理し表示画面の画素ごとに画素データを生成する。演算処理回路111には描画処理回路112が接続される。描画処理回路112は画素データに基づき描画データを生成する。描画処理回路112には表示装置113が接続される。表示装置113には例えば液晶ディスプレイといったフラットパネルディスプレイを用いることができる。表示装置113は描画データに基づき画面上に画像を表示する。描画データは記憶装置114に格納されることができる。紙やプラスチック、繊維その他の物体に対する透過性、および、物質固有の吸収スペクトルに基づきテラヘルツカメラ101は検査装置として利用されることができる。
その他、テラヘルツカメラ101は物質の定性分析や定量分析に利用されることができる。こうした利用にあたって例えばレンズ104の光軸108上には特定周波数のフィルターが配置されることができる。フィルターは特定波長以外の電磁波を遮断する。したがって、特定波長の電磁波のみが光検出器パッケージ11に到達することができる。これによって特定の物質の有無や量は検出されることができる。
(2)赤外線カメラ
図8は光検出器パッケージ11を利用した電子機器の一具体例に係る赤外線カメラ121の構成を概略的に示す。赤外線カメラ121は光学系122を備える。光学系122の光軸123上に光検出器パッケージ11は配置される。センサー基板16の裏面は例えば光軸123に直交する。光学系122は熱型光検出素子18のマトリクス上に像を結像する。光検出器パッケージ11にはアナログデジタル変換回路124が接続される。アナログデジタル変換回路124には光検出器パッケージ11から熱型光検出素子18の出力が順番に時系列で供給される。アナログデジタル変換回路124は出力のアナログ信号をデジタル信号に変換する。
アナログデジタル変換回路124には演算処理回路(制御回路)125が接続される。演算処理回路125にはアナログデジタル変換回路124からデジタルの画像データが供給される。演算処理回路125は画像データを処理し表示画面の画素ごとに画素データを生成する。演算処理回路125には描画処理回路126が接続される。描画処理回路126は画素データに基づき描画データを生成する。描画処理回路126には表示装置127が接続される。表示装置127には例えば液晶ディスプレイといったフラットパネルディスプレイを用いることができる。表示装置127は描画データに基づき画面上に画像を表示する。描画データは記憶装置128に格納されることができる。
赤外線カメラ121はサーモグラフィとして利用されることができる。この場合には赤外線カメラ121は表示装置127の画面に熱分布画像を映し出すことができる。熱分布画像の生成にあたって演算処理回路125では温度帯域ごとに画素の色が設定される。サーモグラフィは人体の温度分布の測定や体温そのものの測定に用いることができる。その他、サーモグラフィはFA(ファクトリーオートメーション)機器に組み込まれて熱漏れや異常な温度変化の検出に用いることができる。例えば図9に示されるように、FA機器(電子機器)131はFA機能ユニット132を備える。FA機能ユニット132は特定の機能の実現にあたって動作する。FA機能ユニット132には制御回路(処理回路)133が接続される。制御回路133は加熱や加圧、機械的処理、化学的処理、その他のFA機能ユニット132の動作を制御する。制御回路133には赤外線カメラ121、表示装置134およびスピーカー135などが接続される。赤外線カメラ121は撮像範囲内でFA機能ユニット132を撮像する。制御回路133は、撮像範囲内で異常な高温や温度変化を検出すると、FA機能ユニット132に向けて動作停止信号を出力したり、表示装置134やスピーカー135に向けて警告信号を出力したりすることができる。異常な高温や温度変化の検出にあたって制御回路133は例えばメモリ(図示されず)内に基準温度分布データを保持する。基準温度分布データは平常時の撮像範囲内の温度分布を特定する。制御回路133は基準温度分布データの熱分布にリアルタイムの熱分布画像を照らし合わせることができる。その他、サーモグラフィは物体と周囲との温度差に基づき物体の検出に用いることができる。
赤外線カメラ121はナイトビジョンすなわち暗視カメラとして利用されることができる。この場合には赤外線カメラ121は表示装置127に例えば暗闇での画像を映し出すことができる。暗視カメラは、例えばセキュリティ機器の一具体例としての監視カメラや、人感センサー、運転支援装置その他に利用されることができる。人感センサーは、エスカレーターや照明器具、空気調和機、テレビといった電気機器(家電機器)のオンオフ制御、その他の制御に用いることができる。例えば図10に示されるように、電気機器136は機能ユニット137を備える。機能ユニット137は特定の機能の実現にあたって機械的動作や電気的動作を実施する。機能ユニット137には人感センサー138が接続される。人感センサー138は赤外線カメラ121を備える。赤外線カメラ121は監視範囲内で撮像を実施する。赤外線カメラ121には判定回路139が接続される。判定回路139は熱分布画像に基づき人の存在または不存在を判定する。判定にあたって判定回路139は画像内で特定温度域(例えば体温の温度域の塊)の動きを検出する。判定回路139は人の存在または不存在を特定する判定信号を機能ユニット137に供給する。機能ユニット137は判定信号の受領に応じてオンオフ制御されることができる。例えば図11に示されるように、運転支援装置(電子機器)141は赤外線カメラ121およびヘッドアップディスプレイ142を備える。赤外線カメラ121は例えば車両143のフロントノーズ144に取り付けられる。赤外線カメラ121は、車両143から前方に広がる撮像範囲を撮像する位置に配置される。ヘッドアップディスプレイ142は例えばフロントウインドウ145の運転席側に配置される。ヘッドアップディスプレイ142には赤外線カメラ121の画像が映し出されることができる。ヘッドアップディスプレイ142の画面では例えば撮像範囲で捕捉される歩行者の像は強調されることができる。図12に示されるように、赤外線カメラ121およびヘッドアップディスプレイ142には処理回路146が接続される。処理回路146には車速センサー147、ヨーレートセンサー138およびブレーキセンサー149が接続される。車速センサー147は車両143の走行速度を検出する。ヨーレートセンサー138は車両143のヨーレートを検出する。ブレーキセンサー149はブレーキペダルの操作の有無を検出する。処理回路146は車両143の走行状態に応じて特定の歩行者を選別する。処理回路146は車両143の走行速度、ヨーレートおよびブレーキの踏み具合に応じて車両143の走行状態を特定する。処理回路146はスピーカー151から例えば音声に基づき運転者の注意を促してもよい。
(3)ゲーム機コントローラー
図13は光検出器パッケージ11を利用した電子機器の一具体例に係るゲーム機152の構成を概略的に示す。ゲーム機152はゲーム機本体153、表示装置154およびコントローラー(電子機器)155を備える。表示装置154は例えば有線でゲーム機本体153に接続される。ゲーム機本体153の動作は表示装置154の画面に映し出される。プレーヤーGはコントローラー155を用いてゲーム機本体153の動作を操作することができる。こうした操作の実現にあたってコントローラー155には例えば1対のLEDモジュール156から赤外線が照射される。LEDモジュール156は例えば表示装置154の画面の周囲でベゼルに取り付けることができる。
図14に示されるように、コントローラー155には光検出器パッケージ11が組み込まれる。光検出器パッケージ11には赤外線フィルター157および光学系(例えばレンズ)158が組み合わせられてもよい。光検出器パッケージ11はLEDモジュール156から放射される赤外線を受光することができる。光検出器パッケージ11には画像処理回路159が接続される。画像処理回路159は予め決められた画面内でLEDモジュール156の赤外線スポットを画像化する。画像処理回路159には演算処理回路161が接続される。演算処理回路161は赤外線スポット情報を生成する。この赤外線スポット情報では、予め決められた画面内で赤外線スポットの位置および大きさが特定される。赤外線スポットの位置はLEDモジュール156の位置に対応する。赤外線スポットの大きさはLEDモジュール156との距離に対応する。演算処理回路161には無線モジュール162が接続される。赤外線スポット情報は無線モジュール162からゲーム機本体153に送り込まれる。ここでは、演算処理回路161に操作スイッチ163や加速度センサー164が接続される。操作スイッチ163の操作信号や加速度センサー164の加速度情報は無線モジュール162からゲーム機本体153に供給される。ゲーム機本体153は無線モジュール165で操作信号や赤外線スポット情報、加速度情報を受信する。ゲーム機本体153内のプロセッサー166は、操作信号に基づき操作スイッチ163の動作を特定し、赤外線スポット情報および加速度情報に基づきコントローラー155の動きを特定する。こうして操作スイッチ163の動作やコントローラー155の動きに応じてゲーム機本体153は制御されることができる。LEDモジュール156はプロセッサー166に接続されることができる。プロセッサー166はLEDモジュールの動作を制御することができる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれる。例えば、明細書または図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語とともに記載された用語は、明細書または図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えられてもよい。また、光検出器パッケージ11や熱型光検出素子18、テラヘルツカメラ101、赤外線カメラ121、FA機器131、電気機器、家電機器、人感センサー138、ゲーム機152、ゲーム機コントローラー155等の構成および動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形が可能である。
11 熱型電磁波検出器(光検出器パッケージ)、15 第1基板(集積回路基板)、16 第2基板(センサー基板)、16A 第1面、16B 第2面、17 バンプ(導電端子)、18 熱型電磁波検出素子(熱型光検出素子)、20 樹脂層、20A 孔(テーパー孔)、27 メンブレン、30 空洞部、33 焦電体、34 第1電極(下部電極)、35 第2電極(上部電極)、60 マイクロバンプ、61 接合部材、101 電子機器(テラヘルツカメラ)、116 処理回路(演算処理回路)、121 電子機器(赤外線カメラ)、125 処理回路(演算処理回路)、131 電子機器(ファクトリーオートメーション機器)、133 処理回路(制御回路)、136 電子機器(電気機器および家電機器)、139 処理回路(判定回路)、141 電子機器(運転支援装置)、146 処理回路、152 電子機器(ゲーム機)、155 電子機器(ゲーム機コントローラー)、161 処理回路(演算処理回路)

Claims (13)

  1. 集積回路を含む第1基板と、
    第1面および前記第1面の裏側の第2面を有し、前記第2面に配置されるバンプを介して前記集積回路に電気的に接続される第2基板と、
    前記第2基板の前記第1面に形成されて、前記バンプに電気的に接続される1以上の熱型電磁波検出素子と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に介在され、前記バンプとの干渉を避ける1以上の孔が貫通形成された保形性の樹脂層と、
    を有することを特徴とする熱型電磁波検出器。
  2. 請求項1に記載の熱型電磁波検出器において、
    前記樹脂層に形成された前記1以上の孔はテーパー孔であることを特徴とする熱型電磁波検出器。
  3. 請求項1または2に記載の熱型電磁波検出器において、
    前記樹脂層は、前記第1基板及び前記第2基板に接着される接着剤層であることを特徴とする熱型電磁波検出器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱型電磁波検出器において、
    前記樹脂層は、前記1以上の孔が二次元配列された格子パターン形状であることを特徴とする熱型電磁波検出器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱型電磁波検出器において、
    前記第2基板は、前記1以上の熱型電磁波検出素子を支持するメンブレンを前記第1面に有し、前記熱型電磁波検出素子と前記メンブレンを介して対向する位置に空洞部を有し、
    前記第1面側から見た平面視で、前記1以上の孔の周囲では、前記空洞部と前記樹脂層とが重なることを特徴とする熱型電磁波検出器。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の熱型電磁波検出器と、前記熱型電磁波検出器の出力を処理する制御回路とを有することを特徴とする電子機器。
  7. 集積回路を含む第1基板と、
    第1面および前記第1面の裏側の第2面を有し、前記第2面に配置されるバンプを介して前記集積回路に電気的に接続される第2基板と、
    前記第2基板の前記第1面に形成されて、前記バンプに電気的に接続される1以上の熱型電磁波検出素子と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に介在され、前記バンプとの干渉を避ける1以上の孔が貫通形成された保形性の樹脂層と、
    前記集積回路に接続されて、前記集積回路の出力を処理する処理回路と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  8. テラヘルツ帯の電磁波を放射する電磁波源と、
    集積回路を含む第1基板と、
    第1面および前記第1面の裏側の第2面を有し、前記第2面に配置されるバンプを介して前記集積回路に電気的に接続される第2基板と、
    前記第2基板の前記第1面に形成されて、前記バンプに電気的に接続され、テラヘルツ帯の電磁波を電気に変換する1以上の熱型電磁波検出素子と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に介在され、前記バンプとの干渉を避ける1以上の孔が貫通形成された保形性の樹脂層と、
    前記集積回路に接続されて、前記集積回路の出力を処理する処理回路と、
    を備えることを特徴とするテラヘルツカメラ。
  9. 集積回路が形成された第1基板を用意する工程と、
    第1面に熱型電磁波検出素子が形成され、前記第1面の裏側の第2面にバンプが形成された第2基板を用意する工程と、
    前記第1基板及び前記第2基板との間に、前記バンプとの干渉を避ける1以上の孔が貫通形成された保形性の樹脂層を介在させて、前記バンプを介して前記第1基板と前記第2基板とを電気的に接続する工程と、
    を有することを特徴とする熱型電磁波検出器の製造方法。
  10. 請求項9に記載の熱型電磁波検出器の製造方法において、
    前記第1基板及び前記第2基板の一方に前記樹脂層を配置し、前記第1基板及び前記第2基板の他方を、前記樹脂層に形成された前記1以上の孔により案内して、前記第1基板及び前記第2基板を重ね合わせる工程をさらに有することを特徴とする熱型電磁波検出器の製造方法。
  11. 請求項10に記載の熱型電磁波検出器の製造方法において、
    前記樹脂層を前記第1基板に配置する工程を有し、前記第1基板は、前記樹脂層の前記1以上の孔をマイクロバンプに受け入れて、前記樹脂層を位置決めすることを特徴とする熱型電磁波検出器の製造方法。
  12. 請求項10または11に記載の熱型電磁波検出器の製造方法において、
    前記樹脂層に形成された前記1以上の孔は、前記樹脂層が配置される前記第1基板及び前記第2基板の一方より離れるに従い口径が大きくなるテーパー孔であり、前記テーパー孔により前記第1基板及び前記第2基板の他方を案内することを特徴とする熱型電磁波検出器の製造方法。
  13. 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の熱型電磁波検出器の製造方法において、
    前記樹脂層の少なくとも1以上の孔内にて、前記バンプよりも低温で溶融されて前記バンプと接合される接合部材を用いて、前記第1基板と前記第2基板とを電気的に接続する工程をさらに有することを特徴とする熱型電磁波検出器の製造方法。
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