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JP2013112665A - 毛髪の太さ、及び弾性を測定し、この測定した毛髪の太さ、及びこの弾性に基づいて、(a)第一ランクx〜(c)第三ランクzのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法 - Google Patents

毛髪の太さ、及び弾性を測定し、この測定した毛髪の太さ、及びこの弾性に基づいて、(a)第一ランクx〜(c)第三ランクzのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 毛髪の資質は、人により区々であり、パーマネントの処理をするさいに、美容師の勘と経験を頼りとして施術するので、パーマのかかりが区々となったり、毛髪にダメージを与えたり、希望通り仕上がない等のトラブルが発生する。この問題を解決するには、毛髪の寸法、及び弾力等の正確な測定と、この測定に沿った使用薬剤と、捲装力による巻付け等を的確に選定し、かつパーマネントの処理をする必要がある。
【解決手段】 本発明は、毛髪の太さと弾力とを測定した後に、経験則でデータ化した資料を基にして、使用薬剤の選択と、ロッドに毛髪を巻く捲装力と、を調整し、最適な施術を行う構成としたパーマネントの処理方法である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、従来、勘を頼りに、使用薬剤、捲装力、又はロッド、熱処理を行ったパーマネントの処理方法を、データ化した資料と、毛髪の資質とを、基準として、パーマネントの処理をする方法に関する。
周知の如く、毛髪の資質は、人により区々であり、パーマネントの処理をするさいに、施術者(理容師、美容師)の勘と経験を頼りとして施術することが一般的である。それが為、パーマのかかりが区々となったり、又は毛髪にダメージを与えたり、希望通りの仕上りとならなかったりする等のトラブルが発生する。この問題を解決するには、毛髪の寸法、及び弾力等の正確な測定と、この測定に沿った、熱処理、使用薬剤と、捲装力による巻付け等を的確に選定し、かつパーマネントの処理をする必要がある。そこで、このパーマネントの処理に有益と考えられる先行文献を挙げる。
その一つが、特開2009−226086号公報に記載された技術である(文献1)。この発明は、毛髪の軟化度を、経験則で判断し、施術するという従来の弊害の解消を考えられている。その為に、加圧状態と、非加圧状態とで、それぞれ計測した毛髪径寸法の差の情報を基準として、還元剤を含む毛髪処理剤を選択して施術する内容である。この発明は、好ましい髪の形状(ヘアスタイル)を得られると考えられるが、所定の範囲内での計測情報のみで、施術する構造と考えられ、一面的な改良と思われること、また、合理的な施術とは考えられない。
その他として、特開昭57−173755号公報に記載された技術である(文献2)。この発明は、パーマネントセットを施術する際、ウエーブローションの選定、ロツド(丸い棒)の太さ、又はプロセスタイム等の決定は、美容師等の経経験則によるので、勘と熟練の技術を有する。この弊害を解消するものであり、例えば、簡単に毛髪の資質を判定し、これに基づきパーマネントセットの最適条件を容易に設定できる構造を提案する。具体的には、毛髪を採取し、毛髪にねじりを与え、その両端をとめ、一定条件でパーマネントセットを施した後、水中でその一端を解放した際のもどりから、ねじりの固定率を算出し、ウエーブ効率を測定するとともに、この測定値と、標準の毛髪のウエーブ効率とを比較する。この比較値を基にして、かかり具合を判定して、パーマネントを施術することを特徴とする。また、この測定値の決定(パーマネントセットの条件)を、簡単な器具、簡便な操作により再現性良く選定することを可能とした構成である。この発明も、文献1と同様に、一面的な改良と思われること、また、合理的な施術とは考えられない。
特開2009−226086号公報 特開昭57−173755号公報
上記に鑑み、本発明は、施術条件の略全てを把握できる冶具と、経験則によるデータを活用することで、文献1、文献2には期待できない、以下の目的と、この目的を達成できる構造と、この構造に基づく特徴を達成する。
[イ] コールドパーマ(熱を用いないパーマ)で、お客が望む、パーマネントの処理を行うことができる。殊に、ゴールドパーマを始として、熱処理(ホット系パーマ)の施術基準の確立と、経験が少なくても、客の希望する各種パーマを施術できる特徴がある。
[ロ] 毛髪のダメージを抑えての十分な還元と、同時に、毛髪外側のキューティクルを固定することができる。
[ハ] 毛髪内側のコルテックスのズレ、又は捩れを確保しつつ、ウエーブの質感を向上できる。
[ニ] 毛髪、又は頭皮にダメージを与えずに、パーマネントのウエーブ形状を長期に亙り保持できる。
[ホ] パーマネントの処理後の毛髪(髪型)が、質感が良好で、かつ軽いイメージに仕上がる。
[ヘ] 毛髪のコルテックス内部構造のズレ、又は捩れを確保し、このズレ、又は捩れを固定して、何時でも、かつ気持ちよく洗髪(シャンプー)をすることができ、かつパーマネントの処理による不快感、疲労感、並びに倦怠感を払拭する(和らげる)ことができる。
請求項1の発明は、[イ]〜[ヘ]の目的を達成することにある。
請求項1は、毛髪の太さと弾力とを測定した後に、経験則でデータ化した資料を基にして、使用薬剤の選択と、ロッドに毛髪を巻く捲装力と、を調整し、最適な施術を行う構成としたパーマネントの処理方法である。
請求項2の発明は、請求項1の[イ]〜[ヘ]の目的を達成することに最適な、データ化した資料を提供する。
請求項2は、 請求項2の発明は、請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
データ化した資料は、下記の通りの構成とするが、表中の第一還元と第二還元は、同時使用と、それぞれ単独使用による各例がある構成としたパーマネントの処理方法である。
請求項3の発明は、請求項1の[イ]〜[ヘ]の目的を達成することに最適な、データ化した資料を提供する。
請求項3は、請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
前記使用薬剤の選択は、下記の通りの構成としたパーマネントの処理方法である。
請求項4の発明は、請求項1の[イ]〜[ヘ]の目的を達成することに最適な、ロッドに毛髪を巻く捲装力の仕組みを提供する。
請求項4は、請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
前記ロッドに毛髪を巻く捲装力は、下記の通りの構成としたパーマネントの処理方法である。
請求項5の発明は、請求項1の[イ]〜[ヘ]の目的を達成することに最適な、弾力を測定する方法を提供する。
請求項5は、請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
前記弾力を測定する方法は、14cmで、かつ5gの棒材に取付けた毛髪と、この毛髪を支持するクリップとを利用し、この棒材を何れかの方向に、少なくとも5回回転し、この毛髪を捻った後に、この捻りを開放し、元の状態に戻る時間を計測し、この計測した時間を弾力と推定する構成としたパーマネントの処理方法である。
請求項1の発明は、毛髪の太さと弾力とを測定した後に、経験則でデータ化した資料を基にして、使用薬剤の選択と、ロッドに毛髪を巻く捲装力と、を調整し、最適な施術を行う構成としたパーマネントの処理方法である。
従って、請求項1は、下記の特徴がある。
[イ] コールドパーマ(熱を用いないパーマ)で、お客が望む、パーマネントの処理を行うことができる。殊に、ゴールドパーマを始として、熱処理(ホット系パーマ)の施術基準の確立と、経験が少なくても、客の希望する各種パーマを施術できる特徴がある。
[ロ] 毛髪のダメージを抑えての十分な還元と、同時に、毛髪外側のキューティクルを固定することができる。
[ハ] 毛髪内側のコルテックスのズレ、又は捩れを確保しつつ、ウエーブの質感を向上できる。
[ニ] 毛髪、又は頭皮にダメージを与えずに、パーマネントのウエーブ形状を長期に亙り保持できる。
[ホ] パーマネントの処理後の毛髪(髪型)が、質感が良好で、かつ軽いイメージに仕上がる。
[ヘ] 毛髪のコルテックス内部構造のズレ、又は捩れを確保し、このズレ、又は捩れを固定して、何時でも、かつ気持ちよく洗髪(シャンプー)をすることができ、かつパーマネントの処理による不快感、疲労感、並びに倦怠感を払拭する(和らげる)ことができる。
請求項2の発明は、 請求項2の発明は、請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
データ化した資料は、下記の通りの構成とするが、表中の第一還元と第二還元は、同時使用と、それぞれ単独使用による各例がある構成としたパーマネントの処理方法である。
従って、請求項2は、請求項1の[イ]〜[ヘ]の目的を達成することに最適な、データ化した資料を提供できる。
請求項3の発明は、請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
使用薬剤の選択は、下記の通りの構成としたパーマネントの処理方法である。
従って、請求項3は、請求項1の[イ]〜[ヘ]の目的を達成することに最適な、データ化した資料を提供できる。
請求項4の発明は、請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
ロッドに毛髪を巻く捲装力は、下記の通りの構成としたパーマネントの処理方法である。
従って、請求項4は、請求項1の[イ]〜[ヘ]の目的を達成することに最適な、ロッドに毛髪を巻く捲装力の仕組みを提供できる。
従って、請求項4は、請求項1の[イ]〜[ヘ]の目的を達成することに最適な、ロッドに毛髪を巻く捲装力の仕組みを提供できる。
請求項5の発明は、請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
弾力を測定する方法は、14cmで、かつ5gの棒材に取付けた毛髪と、毛髪を支持するクリップとを利用し、棒材を何れかの方向に、少なくとも5回回転し、毛髪を捻った後に、捻りを開放し、元の状態に戻る時間を計測し、計測した時間を弾力と推定する構成としたパーマネントの処理方法である。
請求項5では、請求項1の[イ]〜[ヘ]の目的を達成することに最適な、弾力を測定する方法を提供できる。
毛髪の径を計測する冶具と、その計測状態を示した模式図 毛髪の弾力を計測する冶具と、その捻り状態を示した模式図 毛髪の弾力を計測する冶具と、その戻り状態を示した模式図 毛髪の通常の状態を示した拡大側面模式図 毛髪の捻り状態を示した拡大側面模式図 毛髪の戻り状態を示した拡大側面模式図 毛髪の計測結果を、データ化した資料の図 図4のデータ化した資料の第一ランクで、毛髪の細い場合の施術条件の図 図4のデータ化した資料の第二ランクで、毛髪の普通場合の施術条件の図 図4のデータ化した資料の第一ランクで、毛髪の太い場合の施術条件の図 図5−1に示した第一ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図 図5−2に示した第二ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図 図5−3に示した第三ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図
図1に示した測定具1(冶具)により、毛髪Hの径を計測する。例えば、細い場合には、図4に示した第一のグループAに入る。また、普通の場合には、図4に示した第二のグループBに入る。さらに、太い場合には、図4に示した第三のグループCに入る。通常の日本人(人とする)であれば、この第一のグループA〜第三のグループCに該当する。この第一のグループA〜第三のグループCに該当する場合には、矢視で示すが、例えば、細い人の場合には、第一のグループAに矢視で示す。
続いて、図2−1と図2−2に示した冶具2で、毛髪Hの弾力測定を計測する。この冶具2は、14cmで、かつ5gの棒材200と、この棒材200と毛髪H(好ましい例が、7cm)を吊下げる、例えば、クリップ201(防滑手段を備えた止め具)とで構成し、このクリップ201を固定し、棒材200を、図2−1の如く、時計方向に捻る。この捻り回数は、好ましい例が、5回である。そして、この5回の捻り後に、図2−2の如く、反時計方向に戻るので、この戻りの時間を計測する。この捻りと戻りの毛髪Hの状態を、図3−1〜図3−3を参考として説明すると、通常の状態を示す、図3−1においては、キューティクルは、正常状態で、略均等な間隔で整然となっている。この状態から、捻りをすると、図3−2の如く、キューティクルが開いた状態となり(間隔が広くなり、ランダムな形状となる)、戻り方向に対して動こうとする。従って、捻りを解除することで、戻り、キューティクルは、正常状態で、略均等な間隔となる最初の状態に戻る。この戻り時間を計測することになる。
次に、図4に示した、毛髪の計測結果を、データ化した資料3の図と、図5−1と図5−2に示した図4のデータ化した資料3の一部と他部の図を基に、内容を説明すると、データ化した資料3は、横欄300が、毛髪Hの太さ、弾力、着色髪(着色した毛髪Hが、否か)、又は熱処理の有無(ホットカーラの使用の有無)、薬剤の種類と、カーラに捲くテンションに関しての欄を表示する。一方縦欄301には、少なくとも、第一のグループA〜第三のグループCの三種類に区画する。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 細い、例えば、60μ以下となる第一ランクX(第一のグループA)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、25〜29by(秒)とした条件によって、硬い第一ランクA1と、戻りの時間が、30by(秒)とした条件によって、柔らかい第一ランクA2とに区分けする。: この第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第一ランクB1と、毛染め(カラー)の場合を第一ランクB2とする。前記柔らかい第一ランクA2においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマ(熱処理)をするか否かによる。従って、否の場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とする。尚、柔らかい第一ランクA2においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第一ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第一ランクD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第一ランクD2とする。この第一ランクD2は、通常還元剤を使用する。前記柔らかい第一ランクA2においては、毛髪Hの資質により、ホット系パーマを施術する場合のみとする。尚、前記第一ランクD1において、第一ランクB1では、特例として、二通りの薬剤使用パターンを選択するのが、最も良いが、一例である。また、: 前記第一ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱(巻き方)があるが、この第一ランクでは、第一ランクA1と第一ランクA2においても、毛髪Hの資質と、人への負担軽減等を考慮して、スライスを厚くし、ミディアムの巻き方(ミディアムテンション)とし、優しくカールを掛ける手法である(以下同じ)。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 普通、例えば、70〜90μ未満となる第二ランクY(第二のグループB)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、15〜20by(秒)とした条件によって、硬い第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30by(秒)以上とした条件によって、柔らかい第二ランクAA2と、さらに、戻りの時間が、31by(秒)とした条件によって、とくに柔らかい第二ランクAA3と、に区分けする。: この第二ランクAA1〜第二ランクAA3において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第二ランクBB1と、毛染め(カラー)の場合を第二ランクBB2とする。従って、柔らかい第二ランクAA2と、とくに柔らかい第二ランクAA3においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマを(熱処理)するか否かによる。従って、否の場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とする。尚、この柔らかい第二ランクAA2と、とくに柔らかい第二ランクAA3においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第二ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第二ランクDD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第二ランクDD2とする。そして、第二ランクDD1は、前記硬い第二ランクAA1と、柔らかい第二ランクAA2の第二ランクBB1・2の第二ランクCC1と、前記第二ランクBB1の第二ランクCC2、並びに第二ランクBB1の第二ランクCC2の一部(柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2の一部を除く)は、第1還元剤と第2還元剤を使用する。但し、前記柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2の一部は、同様に、この第1還元剤と第2還元剤を使用する。一方、前記柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2と、前記とくに柔らかい第二ランクAA3に関連する第一・第二ランクBB1・2で、かつ第二ランクCC1・2は、ホット系パーマをするので、通常還元剤を使用する。また、: 前記第二ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱がある。先ず、この第二ランクでは、硬い第二ランクAA1において、第二ランクBB1で、かつ第二ランクCC1(第二ランクDD1の通常還元)と、この第二ランクCC2、及び第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC1・2の条件下、並びに柔らかい第二ランクAA2において、第二ランクBB1・2で、かつ第二ランクCC1と、この第二ランクBB1で、かつ第二ランクCC2、及び第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC1の条件下では、前述のミディアムテンションとする。次に、柔らかい第二ランクAA2において、第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2と、とくに柔らかい第二ランクAA3の全体では、前述のノンテンション(カールへの巻付け力を無くす手法)とする。そして、説明しない手法は、前述の第一ランクに準ずる。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 太い90μ以上でなる第三ランクZ(第三のグループC)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、15〜25by(秒)未満とした条件によって、硬い第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35by(秒)とした条件によって、柔らかい第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36by(秒)以上とした条件によって、とくに柔らかい第三ランクAAA3と、に区分けする。: この第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第三ランクBBB1と、毛染め(カラー)の場合を第三ランクBBB2とする。従って、柔らかい第三ランクAAA2と、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマを(熱処理)するか否かによる。従って、否の場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とする。尚、この柔らかい第三ランクAAA2と、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第三ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第三ランクDDD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第三ランクDDD2とする。そして、第三ランクDDD1は、前記硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2における、前記第三ランクBBB1・2の第三ランクCCC1、及び第三ランクCCC2は、第1還元剤と第2還元剤を使用する。一方、前記とくに柔らかい第三ランクAAA3に関連する前記第三ランクBBB1・2の第三ランクCCC1・2は、ホット系パーマをするので、通常還元剤を使用する。また、: 前記第三ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱がある。先ず、この第三ランクでは、硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2において、第三ランクBBB1で、かつ第三ランクCCC1(第三ランクDDD1の通常還元)の条件下では、毛髪Hの資質と、カールを強く掛ける等を考慮して、ハードテンション(カールへの巻付け力を強くした手法)とする。また、硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2において、第三ランクBBB1で、かつ第三ランクCCC2とでなる第三ランクDDD1を備えた条件下、並びにこの第三ランクBBB2で、かつ第三ランクCCC1・2とでなる第三ランクDDD1を備えた条件下では、前述のミディアムの巻き方とする。同様に、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、前述のミディアムの巻き方とする。その他の巻付け力は、前述のノンテンションとする。
尚、この図4〜図5−3等における通常は、通常還元剤とする。同様に、第一還元と第二還元は、例えば、コスチオは、コスメ系チオのことを、また、コスシスは、コスメ系シスのことを、コスチオシスは、コスメ系チオシスのことを、さらに、ラクトンは、ラクトンチオールのことを、また、シスHは、システアミンH(ハード)タイプのことを、シスLOは、システアミンLO(ロー)タイプのことを、それぞれ示す。また、図4〜図4−1等において、ハードは、ハードテンションのことを、ミディアムは、ミディアムテンションを、また、ノンテンションは、ノンテンションのことを、それぞれ示す。そして、前述の如く、第一還元と第二還元は、同時使用と、それぞれ単独使用による各例がある。その人の毛髪Hの資質と、人への負担軽減等を考慮して決定する。
以上の操作で、毛髪Hの資質(太さと弾力)が決定されて、人の毛髪Hの計測結果が判明した後は、データ化した資料4を基に、施術の方法が決められる。その一例を、図4〜図5−3と、図6−1〜図6−3を基に、説明する。
先ず、図6−1の第一ランクXにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの太さ、60μ以下であって、弾力(戻りの時間)、25〜29by(秒)とした条件で、かつ第一ランクB2(毛染めの場合)とし、さらに、第一ランクC2(ホット系パーマをする場合)においては、第一ランクD2(通常還元剤)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。これによって、客の希望するパーマネント処理が図れる。また、人への負担軽減と、又は温湿度気候条件、毛髪Hの保有する湿度とか、パーマの種類等の総合的な判断と、さらに、長期に亙り、形状としなやかさ等を確保すること、等の如く、総合的な判断をするが、総括的には、前記[イ]〜[ヘ]の目的を達成できる等の特徴がある。そして、この第一ランクでは、原則として、弾力→毛染め(カラー)か否か→ホット系パーマ(熱処理か否か)→薬剤(還元剤の種類)→巻き方(テンション)という、一連の横並びのルートが基本であるが、種々の状態(日本人を除いた外国人、毛髪Hの密度、長さ等)で、ランダムな横並びのルートも考えられる。例えば、薬剤の使用法、巻き方等の選択が考えられる(以下同じ)。
次に、図6−2の第二ランクYにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの普通、70〜90μ未満であって、弾力(戻りの時間)、15〜20by(秒)とした条件で、かつ第一ランクBB1(毛染めでない場合)とし、さらに、第二ランクCC1(ホット系パーマをしない場合)においては、第二ランクDD1(第1還元が通常還元剤で、第2還元がシスH)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。その他は、前述の第一ランクに準ずる。尚、また、他の矢視で示した一例では、第二ランクBB1(毛染めの場合)とし、さらに、第二ランクCC2(ホット系パーマをする場合)においては、第二ランクDD1(第1還元がコスチオ、コスシス、コスチオシスで、第2還元がシスH、シスLO)で、かつノンテンションの巻き方とし、とにかく優しくカールを掛ける手法を採用する。
そして、図6−3の第三ランクZにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの太さ、90μ以上であって、弾力(戻りの時間)、25〜35by(秒)とした条件で、かつ第一ランクBBB1(毛染めでない場合)とし、さらに、第一ランクCCC1(ホット系パーマをしない場合)においては、第三ランクDDD1(第1還元が通常還元剤で、第2還元がシスH)で、かつハードの巻き方とし、強くカールを掛ける手法を採用する。その他は、前述の第一ランク、又は第二ランクに準ずる。尚、また、他の矢視で示した一例では、第一ランクBBB1(毛染めの場合)とし、さらに、第三ランクCCC2(ホット系パーマをする場合)においては、第三ランクD1(第1還元がコスチオ、コスシス、コスチオシスで、第2還元がシスH、シスLO)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。
1 計測器
2 冶具
200 棒材
201 クリップ
3 資料
300 横欄
301 縦欄
A 第一のグループ
B 第二のグループ
C 第三のグループ
X 第一ランク
Y 第二ランク
Z 第三ランク
H 毛髪
本発明は、従来、勘を頼りに、使用薬剤、捲装力、又はロッド、熱処理を行ったパーマネントの処理方法を、データ化した資料と、毛髪の資質とを、基準とし、具体的には、毛髪の太さと弾性測定を計測し、この計測値に基づいて、(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理データ作成方法に関する。
周知の如く、毛髪の資質は、人により区々であり、パーマネントの処理をするさいに、施術者(理容師、美容師)の勘と経験を頼りとして施術することが一般的である。それが為、パーマのかかりが区々となったり、又は毛髪にダメージを与えたり、希望通りの仕上りとならなかったりする等のトラブルが発生する。この問題を解決するには、毛髪の寸法、及び弾力等の正確な測定と、この測定に沿った、熱処理、使用薬剤と、捲装力による巻付け等を的確に選定し、かつパーマネントの処理をする必要がある。そこで、このパーマネントの処理に有益と考えられる先行文献を挙げる。
その一つが、特開2009−226086号公報に記載された技術である(文献1)。この発明は、毛髪の軟化度を、経験則で判断し、施術するという従来の弊害の解消を考えられている。その為に、加圧状態と、非加圧状態とで、それぞれ計測した毛髪径寸法の差の情報を基準として、還元剤を含む毛髪処理剤を選択して施術する内容である。この発明は、好ましい髪の形状(ヘアスタイル)を得られると考えられるが、所定の範囲内での計測情報のみで、施術する構造と考えられ、一面的な改良と思われること、また、合理的な施術とは考えられない。
その他として、特開昭57−173755号公報に記載された技術である(文献2)。この発明は、パーマネントセットを施術する際、ウエーブローションの選定、ロツド(丸い棒)の太さ、又はプロセスタイム等の決定は、美容師等の経経験則によるので、勘と熟練の技術を有する。この弊害を解消するものであり、例えば、簡単に毛髪の資質を判定し、これに基づきパーマネントセットの最適条件を容易に設定できる構造を提案する。具体的には、毛髪を採取し、毛髪にねじりを与え、その両端をとめ、一定条件でパーマネントセットを施した後、水中でその一端を解放した際のもどりから、ねじりの固定率を算出し、ウエーブ効率を測定するとともに、この測定値と、標準の毛髪のウエーブ効率とを比較する。この比較値を基にして、かかり具合を判定して、パーマネントを施術することを特徴とする。また、この測定値の決定(パーマネントセットの条件)を、簡単な器具、簡便な操作により再現性良く選定することを可能とした構成である。この発明も、文献1と同様に、一面的な改良と思われること、また、合理的な施術とは考えられない。
特開2009−226086号公報 特開昭57−173755号公報
上記に鑑み、本発明は、施術条件の略全てを把握できる冶具と、経験則によるデータを活用することで、文献1、文献2には期待できない、以下の目的と、この目的を達成できる構造と、この構造に基づく特徴を達成する。
[イ] コールドパーマ(熱を用いないパーマ)で、お客が望む、パーマネントの処理を行うことができる。殊に、ゴールドパーマを始として、熱処理(ホット系パーマ)の施術基準の確立と、経験が少なくても、客の希望する各種パーマを施術できる特徴がある。
[ロ] 毛髪のダメージを抑えての十分な還元と、同時に、毛髪外側のキューティクルを固定することができる。
[ハ] 毛髪内側のコルテックスのズレ、又は捩れを確保しつつ、ウエーブの質感を向上できる。
[ニ] 毛髪、又は頭皮にダメージを与えずに、パーマネントのウエーブ形状を長期に亙り保持できる。
[ホ] パーマネントの処理後の毛髪(髪型)が、質感が良好で、かつ軽いイメージに仕上がる。
[ヘ] 毛髪のコルテックス内部構造のズレ、又は捩れを確保し、このズレ、又は捩れを固定して、何時でも、かつ気持ちよく洗髪(シャンプー)をすることができ、かつパーマネントの処理による不快感、疲労感、並びに倦怠感を払拭する(和らげる)ことができる。
請求項1の発明は、[イ]〜[ヘ]の目的を達成することにある。
請求項1は、毛髪の太さと弾性測定を計測し、この計測値に基づいて、次の施術を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理データ作成方法であって、
前記毛髪の太さと弾性測定を計測する方法は、この毛髪の太さを、測定具をもって計測方法とし、また、毛髪の弾性測定を、長さ14cmで、かつ重さが5gの棒材を利用し、かつこの棒材に、7cmの長さの前記毛髪を吊り下げて計測するクリップ付きの冶具を介して、前記棒材を時計方向に捻り、この捻り後に、反時計方向に戻る前記毛髪の戻りの時間を計測して、この弾性測定を計測する方法とし、
この計測する方法で、構成されたパーマネントの処理データを基にして、次の(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択して毛髪に最適な施術を行う構成とし、
前記(A)第一ランクXは、
(A−1)毛髪の太さが、60μ以下となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、25〜29秒とする第一ランクA1と、戻りの時間が、30秒以上とする第一ランクA2とに区分し、
(A−2)この第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第一ランクB1と、毛染めありの場合を第一ランクB2とする第一ランクX。
(A−3)そして、この第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とし、
前記(B)第二ランクYは、
(B−1)毛髪の太さが、70〜90μ未満となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、15〜20秒とする第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30秒とする第二ランクAA2と、戻りの時間が、31秒とするAA3に区分し、
(B−2)この第二ランクAA1〜第三ランクAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第二ランクBB1と、毛染めありの場合を第二ランクBB2とし、
(B−3)そして、この第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とし、
前記(C)第三ランクZは、
C−1)毛髪の太さが、90μ以上でなる場合において、毛髪の戻りの時間が、15〜25秒未満とする第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35秒とする第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36秒以上とする第三ランクAAA3と、に区分し、
(C−2)この第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第三ランクBBB1と、毛染めの場合を第三ランクBBB2とし、
(C−3)この第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とし、
前記毛髪の太さと弾性測定を計測し、この計測値に基づいて、前記(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理データ作成方法。
請求項1の発明は、毛髪の太さと弾性測定を計測し、計測値に基づいて、次の施術を選択し、毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理データ作成方法であって、
毛髪の太さと弾性測定を計測する方法は、毛髪の太さを、測定具をもって計測方法とし、また、毛髪の弾性測定を、長さ14cmで、かつ重さが5gの棒材を利用し、かつ棒材に、7cmの長さの毛髪を吊り下げて計測するクリップ付きの冶具を介して、棒材を時計方向に捻り、捻り後に、反時計方向に戻る毛髪の戻りの時間を計測して、弾性測定を計測する方法とし、
計測する方法で、構成されたパーマネントの処理データを基にして、次の(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択して毛髪に最適な施術を行う構成とし、
(A)第一ランクXは、
(A−1)毛髪の太さが、60μ以下となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、25〜29秒とする第一ランクA1と、戻りの時間が、30秒以上とする第一ランクA2とに区分し、
(A−2)第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第一ランクB1と、毛染めありの場合を第一ランクB2とする第一ランクX。
(A−3)そして、第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とし、
(B)第二ランクYは、
(B−1)毛髪の太さが、70〜90μ未満となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、15〜20秒とする第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30秒とする第二ランクAA2と、戻りの時間が、31秒とするAA3に区分し、
(B−2)第二ランクAA1〜第三ランクAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第二ランクBB1と、毛染めありの場合を第二ランクBB2とし、
(B−3)そして、第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とし、
前記(C)第三ランクZは、
C−1)毛髪の太さが、90μ以上でなる場合において、毛髪の戻りの時間が、15〜25秒未満とする第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35秒とする第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36秒以上とする第三ランクAAA3と、に区分し、
(C−2)第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第三ランクBBB1と、毛染めの場合を第三ランクBBB2とし、
(C−3)第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とし、
毛髪の太さと弾性測定を計測し、計測値に基づいて、前記(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理データ作成方法。
従って、請求項1は、下記の特徴がある。
[イ] コールドパーマ(熱を用いないパーマ)で、お客が望む、パーマネントの処理を行うことができる。殊に、ゴールドパーマを始として、熱処理(ホット系パーマ)の施術基準の確立と、経験が少なくても、客の希望する各種パーマを施術できる特徴がある。
[ロ] 毛髪のダメージを抑えての十分な還元と、同時に、毛髪外側のキューティクルを固定することができる。
[ハ] 毛髪内側のコルテックスのズレ、又は捩れを確保しつつ、ウエーブの質感を向上できる。
[ニ] 毛髪、又は頭皮にダメージを与えずに、パーマネントのウエーブ形状を長期に亙り保持できる。
[ホ] パーマネントの処理後の毛髪(髪型)が、質感が良好で、かつ軽いイメージに仕上がる。
[ヘ] 毛髪のコルテックス内部構造のズレ、又は捩れを確保し、このズレ、又は捩れを固定して、何時でも、かつ気持ちよく洗髪(シャンプー)をすることができ、かつパーマネントの処理による不快感、疲労感、並びに倦怠感を払拭する(和らげる)ことができる。
毛髪の径を計測する冶具と、その計測状態を示した模式図 毛髪の弾力を計測する冶具と、その捻り状態を示した模式図 毛髪の弾力を計測する冶具と、その戻り状態を示した模式図 毛髪の通常の状態を示した拡大側面模式図 毛髪の捻り状態を示した拡大側面模式図 毛髪の戻り状態を示した拡大側面模式図 毛髪の計測結果を、データ化した資料の図 図4のデータ化した資料の第一ランクで、毛髪の細い場合の施術条件の図 図4のデータ化した資料の第二ランクで、毛髪の普通場合の施術条件の図 図4のデータ化した資料の第一ランクで、毛髪の太い場合の施術条件の図 図5−1に示した第一ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図 図5−2に示した第二ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図 図5−3に示した第三ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図
図1に示した測定具1(冶具)により、毛髪Hの径を計測する。例えば、細い場合には、図4に示した第一のグループAに入る。また、普通の場合には、図4に示した第二のグループBに入る。さらに、太い場合には、図4に示した第三のグループCに入る。通常の日本人(人とする)であれば、この第一のグループA〜第三のグループCに該当する。この第一のグループA〜第三のグループCに該当する場合には、矢視で示すが、例えば、細い人の場合には、第一のグループAに矢視で示す。
続いて、図2−1と図2−2に示した冶具2で、毛髪Hの弾力測定を計測する。この冶具2は、14cmで、かつ5gの棒材200と、この棒材200と毛髪H(好ましい例が、7cm)を吊下げる、例えば、クリップ201(防滑手段を備えた止め具)とで構成し、このクリップ201を固定し、棒材200を、図2−1の如く、時計方向に捻る。この捻り回数は、好ましい例が、5回である。そして、この5回の捻り後に、図2−2の如く、反時計方向に戻るので、この戻りの時間を計測する。この捻りと戻りの毛髪Hの状態を、図3−1〜図3−3を参考として説明すると、通常の状態を示す、図3−1においては、キューティクルは、正常状態で、略均等な間隔で整然となっている。この状態から、捻りをすると、図3−2の如く、キューティクルが開いた状態となり(間隔が広くなり、ランダムな形状となる)、戻り方向に対して動こうとする。従って、捻りを解除することで、戻り、キューティクルは、正常状態で、略均等な間隔となる最初の状態に戻る。この戻り時間を計測することになる。
次に、図4に示した、毛髪の計測結果を、データ化した資料3の図と、図5−1と図5−2に示した図4のデータ化した資料3の一部と他部の図を基に、内容を説明すると、データ化した資料3は、横欄300が、毛髪Hの太さ、弾力、着色髪(着色した毛髪Hが、否か)、又は熱処理の有無(ホットカーラの使用の有無)、薬剤の種類と、カーラに捲くテンションに関しての欄を表示する。一方縦欄301には、少なくとも、第一のグループA〜第三のグループCの三種類に区画する。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 細い、例えば、60μ以下となる第一ランクX(第一のグループA)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、25〜29by(秒)とした条件によって、硬い第一ランクA1と、戻りの時間が、30by(秒)とした条件によって、柔らかい第一ランクA2とに区分けする。: この第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第一ランクB1と、毛染め(カラー)の場合を第一ランクB2とする。前記柔らかい第一ランクA2においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマ(熱処理)をするか否かによる。従って、否の場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とする。尚、柔らかい第一ランクA2においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第一ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第一ランクD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第一ランクD2とする。この第一ランクD2は、通常還元剤を使用する。前記柔らかい第一ランクA2においては、毛髪Hの資質により、ホット系パーマを施術する場合のみとする。尚、前記第一ランクD1において、第一ランクB1では、特例として、二通りの薬剤使用パターンを選択するのが、最も良いが、一例である。また、: 前記第一ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱(巻き方)があるが、この第一ランクでは、第一ランクA1と第一ランクA2においても、毛髪Hの資質と、人への負担軽減等を考慮して、スライスを厚くし、ミディアムの巻き方(ミディアムテンション)とし、優しくカールを掛ける手法である(以下同じ)。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 普通、例えば、70〜90μ未満となる第二ランクY(第二のグループB)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、15〜20by(秒)とした条件によって、硬い第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30by(秒)以上とした条件によって、柔らかい第二ランクAA2と、さらに、戻りの時間が、31by(秒)とした条件によって、とくに柔らかい第二ランクAA3と、に区分けする。: この第二ランクAA1〜第二ランクAA3において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第二ランクBB1と、毛染め(カラー)の場合を第二ランクBB2とする。従って、柔らかい第二ランクAA2と、とくに柔らかい第二ランクAA3においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマを(熱処理)するか否かによる。従って、否の場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とする。尚、この柔らかい第二ランクAA2と、とくに柔らかい第二ランクAA3においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第二ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第二ランクDD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第二ランクDD2とする。そして、第二ランクDD1は、前記硬い第二ランクAA1と、柔らかい第二ランクAA2の第二ランクBB1・2の第二ランクCC1と、前記第二ランクBB1の第二ランクCC2、並びに第二ランクBB1の第二ランクCC2の一部(柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2の一部を除く)は、第1還元剤と第2還元剤を使用する。但し、前記柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2の一部は、同様に、この第1還元剤と第2還元剤を使用する。一方、前記柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2と、前記とくに柔らかい第二ランクAA3に関連する第一・第二ランクBB1・2で、かつ第二ランクCC1・2は、ホット系パーマをするので、通常還元剤を使用する。また、: 前記第二ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱がある。先ず、この第二ランクでは、硬い第二ランクAA1において、第二ランクBB1で、かつ第二ランクCC1(第二ランクDD1の通常還元)と、この第二ランクCC2、及び第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC1・2の条件下、並びに柔らかい第二ランクAA2において、第二ランクBB1・2で、かつ第二ランクCC1と、この第二ランクBB1で、かつ第二ランクCC2、及び第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC1の条件下では、前述のミディアムテンションとする。次に、柔らかい第二ランクAA2において、第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2と、とくに柔らかい第二ランクAA3の全体では、前述のノンテンション(カールへの巻付け力を無くす手法)とする。そして、説明しない手法は、前述の第一ランクに準ずる。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 太い90μ以上でなる第三ランクZ(第三のグループC)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、15〜25by(秒)未満とした条件によって、硬い第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35by(秒)とした条件によって、柔らかい第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36by(秒)以上とした条件によって、とくに柔らかい第三ランクAAA3と、に区分けする。: この第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第三ランクBBB1と、毛染め(カラー)の場合を第三ランクBBB2とする。従って、柔らかい第三ランクAAA2と、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマを(熱処理)するか否かによる。従って、否の場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とする。尚、この柔らかい第三ランクAAA2と、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第三ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第三ランクDDD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第三ランクDDD2とする。そして、第三ランクDDD1は、前記硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2における、前記第三ランクBBB1・2の第三ランクCCC1、及び第三ランクCCC2は、第1還元剤と第2還元剤を使用する。一方、前記とくに柔らかい第三ランクAAA3に関連する前記第三ランクBBB1・2の第三ランクCCC1・2は、ホット系パーマをするので、通常還元剤を使用する。また、: 前記第三ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱がある。先ず、この第三ランクでは、硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2において、第三ランクBBB1で、かつ第三ランクCCC1(第三ランクDDD1の通常還元)の条件下では、毛髪Hの資質と、カールを強く掛ける等を考慮して、ハードテンション(カールへの巻付け力を強くした手法)とする。また、硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2において、第三ランクBBB1で、かつ第三ランクCCC2とでなる第三ランクDDD1を備えた条件下、並びにこの第三ランクBBB2で、かつ第三ランクCCC1・2とでなる第三ランクDDD1を備えた条件下では、前述のミディアムの巻き方とする。同様に、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、前述のミディアムの巻き方とする。その他の巻付け力は、前述のノンテンションとする。
尚、この図4〜図5−3等における通常は、通常還元剤とする。同様に、第一還元と第二還元は、例えば、コスチオは、コスメ系チオのことを、また、コスシスは、コスメ系シスのことを、コスチオシスは、コスメ系チオシスのことを、さらに、ラクトンは、ラクトンチオールのことを、また、シスHは、システアミンH(ハード)タイプのことを、シスLOは、システアミンLO(ロー)タイプのことを、それぞれ示す。また、図4〜図4−1等において、ハードは、ハードテンションのことを、ミディアムは、ミディアムテンションを、また、ノンテンションは、ノンテンションのことを、それぞれ示す。そして、前述の如く、第一還元と第二還元は、同時使用と、それぞれ単独使用による各例がある。その人の毛髪Hの資質と、人への負担軽減等を考慮して決定する。
以上の操作で、毛髪Hの資質(太さと弾力)が決定されて、人の毛髪Hの計測結果が判明した後は、データ化した資料4を基に、施術の方法が決められる。その一例を、図4〜図5−3と、図6−1〜図6−3を基に、説明する。
先ず、図6−1の第一ランクXにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの太さ、60μ以下であって、弾力(戻りの時間)、25〜29by(秒)とした条件で、かつ第一ランクB2(毛染めの場合)とし、さらに、第一ランクC2(ホット系パーマをする場合)においては、第一ランクD2(通常還元剤)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。これによって、客の希望するパーマネント処理が図れる。また、人への負担軽減と、又は温湿度気候条件、毛髪Hの保有する湿度とか、パーマの種類等の総合的な判断と、さらに、長期に亙り、形状としなやかさ等を確保すること、等の如く、総合的な判断をするが、総括的には、前記[イ]〜[ヘ]の目的を達成できる等の特徴がある。そして、この第一ランクでは、原則として、弾力→毛染め(カラー)か否か→ホット系パーマ(熱処理か否か)→薬剤(還元剤の種類)→巻き方(テンション)という、一連の横並びのルートが基本であるが、種々の状態(日本人を除いた外国人、毛髪Hの密度、長さ等)で、ランダムな横並びのルートも考えられる。例えば、薬剤の使用法、巻き方等の選択が考えられる(以下同じ)。
次に、図6−2の第二ランクYにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの普通、70〜90μ未満であって、弾力(戻りの時間)、15〜20by(秒)とした条件で、かつ第一ランクBB1(毛染めでない場合)とし、さらに、第二ランクCC1(ホット系パーマをしない場合)においては、第二ランクDD1(第1還元が通常還元剤で、第2還元がシスH)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。その他は、前述の第一ランクに準ずる。尚、また、他の矢視で示した一例では、第二ランクBB1(毛染めの場合)とし、さらに、第二ランクCC2(ホット系パーマをする場合)においては、第二ランクDD1(第1還元がコスチオ、コスシス、コスチオシスで、第2還元がシスH、シスLO)で、かつノンテンションの巻き方とし、とにかく優しくカールを掛ける手法を採用する。
そして、図6−3の第三ランクZにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの太さ、90μ以上であって、弾力(戻りの時間)、25〜35by(秒)とした条件で、かつ第一ランクBBB1(毛染めでない場合)とし、さらに、第一ランクCCC1(ホット系パーマをしない場合)においては、第三ランクDDD1(第1還元が通常還元剤で、第2還元がシスH)で、かつハードの巻き方とし、強くカールを掛ける手法を採用する。その他は、前述の第一ランク、又は第二ランクに準ずる。尚、また、他の矢視で示した一例では、第一ランクBBB1(毛染めの場合)とし、さらに、第三ランクCCC2(ホット系パーマをする場合)においては、第三ランクD1(第1還元がコスチオ、コスシス、コスチオシスで、第2還元がシスH、シスLO)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。
1 計測器
2 冶具
200 棒材
201 クリップ
3 資料
300 横欄
301 縦欄
A 第一のグループ
B 第二のグループ
C 第三のグループ
X 第一ランク
Y 第二ランク
Z 第三ランク
H 毛髪
本発明は、従来、勘を頼りに、使用薬剤、捲装力、又はロッド、熱処理を行ったパーマネントの処理方法を、データ化した資料と、毛髪の資質とを、基準とし、具体的には、毛髪の太さと弾性測定を計測し、この計測値に基づいて、(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法に関する。
周知の如く、毛髪の資質は、人により区々であり、パーマネントの処理をするさいに、施術者(理容師、美容師)の勘と経験を頼りとして施術することが一般的である。それが為、パーマのかかりが区々となったり、又は毛髪にダメージを与えたり、希望通りの仕上りとならなかったりする等のトラブルが発生する。この問題を解決するには、毛髪の寸法、及び弾力等の正確な測定と、この測定に沿った、熱処理、使用薬剤と、捲装力による巻付け等を的確に選定し、かつパーマネントの処理をする必要がある。そこで、このパーマネントの処理に有益と考えられる先行文献を挙げる。
その一つが、特開2009−226086号公報に記載された技術である(文献1)。この発明は、毛髪の軟化度を、経験則で判断し、施術するという従来の弊害の解消を考えられている。その為に、加圧状態と、非加圧状態とで、それぞれ計測した毛髪径寸法の差の情報を基準として、還元剤を含む毛髪処理剤を選択して施術する内容である。この発明は、好ましい髪の形状(ヘアスタイル)を得られると考えられるが、所定の範囲内での計測情報のみで、施術する構造と考えられ、一面的な改良と思われること、また、合理的な施術とは考えられない。
その他として、特開昭57−173755号公報に記載された技術である(文献2)。この発明は、パーマネントセットを施術する際、ウエーブローションの選定、ロツド(丸い棒)の太さ、又はプロセスタイム等の決定は、美容師等の経経験則によるので、勘と熟練の技術を有する。この弊害を解消するものであり、例えば、簡単に毛髪の資質を判定し、これに基づきパーマネントセットの最適条件を容易に設定できる構造を提案する。具体的には、毛髪を採取し、毛髪にねじりを与え、その両端をとめ、一定条件でパーマネントセットを施した後、水中でその一端を解放した際のもどりから、ねじりの固定率を算出し、ウエーブ効率を測定するとともに、この測定値と、標準の毛髪のウエーブ効率とを比較する。この比較値を基にして、かかり具合を判定して、パーマネントを施術することを特徴とする。また、この測定値の決定(パーマネントセットの条件)を、簡単な器具、簡便な操作により再現性良く選定することを可能とした構成である。この発明も、文献1と同様に、一面的な改良と思われること、また、合理的な施術とは考えられない。
特開2009−226086号公報 特開昭57−173755号公報
上記に鑑み、本発明は、施術条件の略全てを把握できる冶具と、経験則によるデータを活用することで、文献1、文献2には期待できない、以下の目的と、この目的を達成できる構造と、この構造に基づく特徴を達成する。
[イ] コールドパーマ(熱を用いないパーマ)で、お客が望む、パーマネントの処理を行うことができる。殊に、ゴールドパーマを始として、熱処理(ホット系パーマ)の施術基準の確立と、経験が少なくても、客の希望する各種パーマを施術できる特徴がある。
[ロ] 毛髪のダメージを抑えての十分な還元と、同時に、毛髪外側のキューティクルを固定することができる。
[ハ] 毛髪内側のコルテックスのズレ、又は捩れを確保しつつ、ウエーブの質感を向上できる。
[ニ] 毛髪、又は頭皮にダメージを与えずに、パーマネントのウエーブ形状を長期に亙り保持できる。
[ホ] パーマネントの処理後の毛髪(髪型)が、質感が良好で、かつ軽いイメージに仕上がる。
[ヘ] 毛髪のコルテックス内部構造のズレ、又は捩れを確保し、このズレ、又は捩れを固定して、何時でも、かつ気持ちよく洗髪(シャンプー)をすることができ、かつパーマネントの処理による不快感、疲労感、並びに倦怠感を払拭する(和らげる)ことができる。
請求項1の発明は、[イ]〜[ヘ]の目的を達成することにある。
請求項1は、毛髪の太さと弾性測定を計測し、この計測値に基づいて、次の施術を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法であって、
前記毛髪の太さと弾性測定を計測する方法は、この毛髪の太さを、測定具をもって計測方法とし、また、毛髪の弾性測定を、長さ14cmで、かつ重さが5gの棒材を利用し、かつこの棒材に、7cmの長さの前記毛髪を吊り下げて計測するクリップ付きの冶具を介して、前記棒材を時計方向に捻り、この捻り後に、反時計方向に戻る前記毛髪の戻りの時間を計測して、この弾性測定を計測する方法とし、
この計測する方法で、構成されたパーマネントの処理データを基にして、次の(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択して毛髪に最適な施術を行う構成とし、
前記(A)第一ランクXは、
(A−1)毛髪の太さが、60μ以下となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、25〜29秒とする第一ランクA1と、戻りの時間が、30秒以上とする第一ランクA2とに区分し、
(A−2)この第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第一ランクB1と、毛染めありの場合を第一ランクB2とし、
(A−3)そして、この第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とし、
前記(B)第二ランクYは、
(B−1)毛髪の太さが、70〜90μ未満となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、15〜20秒とする第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30秒とする第二ランクAA2と、戻りの時間が、31秒とするAA3に区分し、
(B−2)この第二ランクAA1〜第三ランクAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第二ランクBB1と、毛染めありの場合を第二ランクBB2とし、
(B−3)そして、この第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とし、
前記(C)第三ランクZは、
C−1)毛髪の太さが、90μ以上でなる場合において、毛髪の戻りの時間が、15〜25秒未満とする第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35秒とする第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36秒以上とする第三ランクAAA3と、に区分し、
(C−2)この第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第三ランクBBB1と、毛染めの場合を第三ランクBBB2とし、
(C−3)この第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とし、
前記毛髪の太さと弾性測定を計測し、この計測値に基づいて、前記(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法。
請求項1の発明は、毛髪の太さと弾性測定を計測し、計測値に基づいて、次の施術を選択し、毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法であって、
毛髪の太さと弾性測定を計測する方法は、毛髪の太さを、測定具をもって計測方法とし、また、毛髪の弾性測定を、長さ14cmで、かつ重さが5gの棒材を利用し、かつ棒材に、7cmの長さの毛髪を吊り下げて計測するクリップ付きの冶具を介して、棒材を時計方向に捻り、捻り後に、反時計方向に戻る毛髪の戻りの時間を計測して、弾性測定を計測する方法とし、
計測する方法で、構成されたパーマネントの処理データを基にして、次の(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択して毛髪に最適な施術を行う構成とし、
(A)第一ランクXは、
(A−1)毛髪の太さが、60μ以下となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、25〜29秒とする第一ランクA1と、戻りの時間が、30秒以上とする第一ランクA2とに区分し、
(A−2)第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第一ランクB1と、毛染めありの場合を第一ランクB2とし、
(A−3)そして、第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とし、
(B)第二ランクYは、
(B−1)毛髪の太さが、70〜90μ未満となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、15〜20秒とする第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30秒とする第二ランクAA2と、戻りの時間が、31秒とするAA3に区分し、
(B−2)第二ランクAA1〜第三ランクAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第二ランクBB1と、毛染めありの場合を第二ランクBB2とし、
(B−3)そして、第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とし、
前記(C)第三ランクZは、
C−1)毛髪の太さが、90μ以上でなる場合において、毛髪の戻りの時間が、15〜25秒未満とする第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35秒とする第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36秒以上とする第三ランクAAA3と、に区分し、
(C−2)第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第三ランクBBB1と、毛染めの場合を第三ランクBBB2とし、
(C−3)第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とし、
毛髪の太さと弾性測定を計測し、計測値に基づいて、前記(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法。
従って、請求項1は、下記の特徴がある。
[イ] コールドパーマ(熱を用いないパーマ)で、お客が望む、パーマネントの処理を行うことができる。殊に、ゴールドパーマを始として、熱処理(ホット系パーマ)の施術基準の確立と、経験が少なくても、客の希望する各種パーマを施術できる特徴がある。
[ロ] 毛髪のダメージを抑えての十分な還元と、同時に、毛髪外側のキューティクルを固定することができる。
[ハ] 毛髪内側のコルテックスのズレ、又は捩れを確保しつつ、ウエーブの質感を向上できる。
[ニ] 毛髪、又は頭皮にダメージを与えずに、パーマネントのウエーブ形状を長期に亙り保持できる。
[ホ] パーマネントの処理後の毛髪(髪型)が、質感が良好で、かつ軽いイメージに仕上がる。
[ヘ] 毛髪のコルテックス内部構造のズレ、又は捩れを確保し、このズレ、又は捩れを固定して、何時でも、かつ気持ちよく洗髪(シャンプー)をすることができ、かつパーマネントの処理による不快感、疲労感、並びに倦怠感を払拭する(和らげる)ことができる。
毛髪の径を計測する冶具と、その計測状態を示した模式図 毛髪の弾力を計測する冶具と、その捻り状態を示した模式図 毛髪の弾力を計測する冶具と、その戻り状態を示した模式図 毛髪の通常の状態を示した拡大側面模式図 毛髪の捻り状態を示した拡大側面模式図 毛髪の戻り状態を示した拡大側面模式図 毛髪の計測結果を、データ化した資料の図 図4のデータ化した資料の第一ランクで、毛髪の細い場合の施術条件の図 図4のデータ化した資料の第二ランクで、毛髪の普通場合の施術条件の図 図4のデータ化した資料の第一ランクで、毛髪の太い場合の施術条件の図 図5−1に示した第一ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図 図5−2に示した第二ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図 図5−3に示した第三ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図
図1に示した測定具1(冶具)により、毛髪Hの径を計測する。例えば、細い場合には、図4に示した第一のグループAに入る。また、普通の場合には、図4に示した第二のグループBに入る。さらに、太い場合には、図4に示した第三のグループCに入る。通常の日本人(人とする)であれば、この第一のグループA〜第三のグループCに該当する。この第一のグループA〜第三のグループCに該当する場合には、矢視で示すが、例えば、細い人の場合には、第一のグループAに矢視で示す。
続いて、図2−1と図2−2に示した冶具2で、毛髪Hの弾力測定を計測する。この冶具2は、14cmで、かつ5gの棒材200と、この棒材200と毛髪H(好ましい例が、7cm)を吊下げる、例えば、クリップ201(防滑手段を備えた止め具)とで構成し、このクリップ201を固定し、棒材200を、図2−1の如く、時計方向に捻る。この捻り回数は、好ましい例が、5回である。そして、この5回の捻り後に、図2−2の如く、反時計方向に戻るので、この戻りの時間を計測する。この捻りと戻りの毛髪Hの状態を、図3−1〜図3−3を参考として説明すると、通常の状態を示す、図3−1においては、キューティクルは、正常状態で、略均等な間隔で整然となっている。この状態から、捻りをすると、図3−2の如く、キューティクルが開いた状態となり(間隔が広くなり、ランダムな形状となる)、戻り方向に対して動こうとする。従って、捻りを解除することで、戻り、キューティクルは、正常状態で、略均等な間隔となる最初の状態に戻る。この戻り時間を計測することになる。
次に、図4に示した、毛髪の計測結果を、データ化した資料3の図と、図5−1と図5−2に示した図4のデータ化した資料3の一部と他部の図を基に、内容を説明すると、データ化した資料3は、横欄300が、毛髪Hの太さ、弾力、着色髪(着色した毛髪Hが、否か)、又は熱処理の有無(ホットカーラの使用の有無)、薬剤の種類と、カーラに捲くテンションに関しての欄を表示する。一方縦欄301には、少なくとも、第一のグループA〜第三のグループCの三種類に区画する。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 細い、例えば、60μ以下となる第一ランクX(第一のグループA)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、25〜29by(秒)とした条件によって、硬い第一ランクA1と、戻りの時間が、30by(秒)とした条件によって、柔らかい第一ランクA2とに区分けする。: この第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第一ランクB1と、毛染め(カラー)の場合を第一ランクB2とする。前記柔らかい第一ランクA2においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマ(熱処理)をするか否かによる。従って、否の場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とする。尚、柔らかい第一ランクA2においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第一ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第一ランクD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第一ランクD2とする。この第一ランクD2は、通常還元剤を使用する。前記柔らかい第一ランクA2においては、毛髪Hの資質により、ホット系パーマを施術する場合のみとする。尚、前記第一ランクD1において、第一ランクB1では、特例として、二通りの薬剤使用パターンを選択するのが、最も良いが、一例である。また、: 前記第一ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱(巻き方)があるが、この第一ランクでは、第一ランクA1と第一ランクA2においても、毛髪Hの資質と、人への負担軽減等を考慮して、スライスを厚くし、ミディアムの巻き方(ミディアムテンション)とし、優しくカールを掛ける手法である(以下同じ)。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 普通、例えば、70〜90μ未満となる第二ランクY(第二のグループB)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、15〜20by(秒)とした条件によって、硬い第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30by(秒)以上とした条件によって、柔らかい第二ランクAA2と、さらに、戻りの時間が、31by(秒)とした条件によって、とくに柔らかい第二ランクAA3と、に区分けする。: この第二ランクAA1〜第二ランクAA3において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第二ランクBB1と、毛染め(カラー)の場合を第二ランクBB2とする。従って、柔らかい第二ランクAA2と、とくに柔らかい第二ランクAA3においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマを(熱処理)するか否かによる。従って、否の場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とする。尚、この柔らかい第二ランクAA2と、とくに柔らかい第二ランクAA3においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第二ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第二ランクDD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第二ランクDD2とする。そして、第二ランクDD1は、前記硬い第二ランクAA1と、柔らかい第二ランクAA2の第二ランクBB1・2の第二ランクCC1と、前記第二ランクBB1の第二ランクCC2、並びに第二ランクBB1の第二ランクCC2の一部(柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2の一部を除く)は、第1還元剤と第2還元剤を使用する。但し、前記柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2の一部は、同様に、この第1還元剤と第2還元剤を使用する。一方、前記柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2と、前記とくに柔らかい第二ランクAA3に関連する第一・第二ランクBB1・2で、かつ第二ランクCC1・2は、ホット系パーマをするので、通常還元剤を使用する。また、: 前記第二ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱がある。先ず、この第二ランクでは、硬い第二ランクAA1において、第二ランクBB1で、かつ第二ランクCC1(第二ランクDD1の通常還元)と、この第二ランクCC2、及び第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC1・2の条件下、並びに柔らかい第二ランクAA2において、第二ランクBB1・2で、かつ第二ランクCC1と、この第二ランクBB1で、かつ第二ランクCC2、及び第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC1の条件下では、前述のミディアムテンションとする。次に、柔らかい第二ランクAA2において、第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2と、とくに柔らかい第二ランクAA3の全体では、前述のノンテンション(カールへの巻付け力を無くす手法)とする。そして、説明しない手法は、前述の第一ランクに準ずる。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 太い90μ以上でなる第三ランクZ(第三のグループC)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、15〜25by(秒)未満とした条件によって、硬い第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35by(秒)とした条件によって、柔らかい第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36by(秒)以上とした条件によって、とくに柔らかい第三ランクAAA3と、に区分けする。: この第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第三ランクBBB1と、毛染め(カラー)の場合を第三ランクBBB2とする。従って、柔らかい第三ランクAAA2と、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマを(熱処理)するか否かによる。従って、否の場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とする。尚、この柔らかい第三ランクAAA2と、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第三ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第三ランクDDD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第三ランクDDD2とする。そして、第三ランクDDD1は、前記硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2における、前記第三ランクBBB1・2の第三ランクCCC1、及び第三ランクCCC2は、第1還元剤と第2還元剤を使用する。一方、前記とくに柔らかい第三ランクAAA3に関連する前記第三ランクBBB1・2の第三ランクCCC1・2は、ホット系パーマをするので、通常還元剤を使用する。また、: 前記第三ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱がある。先ず、この第三ランクでは、硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2において、第三ランクBBB1で、かつ第三ランクCCC1(第三ランクDDD1の通常還元)の条件下では、毛髪Hの資質と、カールを強く掛ける等を考慮して、ハードテンション(カールへの巻付け力を強くした手法)とする。また、硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2において、第三ランクBBB1で、かつ第三ランクCCC2とでなる第三ランクDDD1を備えた条件下、並びにこの第三ランクBBB2で、かつ第三ランクCCC1・2とでなる第三ランクDDD1を備えた条件下では、前述のミディアムの巻き方とする。同様に、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、前述のミディアムの巻き方とする。その他の巻付け力は、前述のノンテンションとする。
尚、この図4〜図5−3等における通常は、通常還元剤とする。同様に、第一還元と第二還元は、例えば、コスチオは、コスメ系チオのことを、また、コスシスは、コスメ系シスのことを、コスチオシスは、コスメ系チオシスのことを、さらに、ラクトンは、ラクトンチオールのことを、また、シスHは、システアミンH(ハード)タイプのことを、シスLOは、システアミンLO(ロー)タイプのことを、それぞれ示す。また、図4〜図4−1等において、ハードは、ハードテンションのことを、ミディアムは、ミディアムテンションを、また、ノンテンションは、ノンテンションのことを、それぞれ示す。そして、前述の如く、第一還元と第二還元は、同時使用と、それぞれ単独使用による各例がある。その人の毛髪Hの資質と、人への負担軽減等を考慮して決定する。
以上の操作で、毛髪Hの資質(太さと弾力)が決定されて、人の毛髪Hの計測結果が判明した後は、データ化した資料4を基に、施術の方法が決められる。その一例を、図4〜図5−3と、図6−1〜図6−3を基に、説明する。
先ず、図6−1の第一ランクXにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの太さ、60μ以下であって、弾力(戻りの時間)、25〜29by(秒)とした条件で、かつ第一ランクB2(毛染めの場合)とし、さらに、第一ランクC2(ホット系パーマをする場合)においては、第一ランクD2(通常還元剤)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。これによって、客の希望するパーマネント処理が図れる。また、人への負担軽減と、又は温湿度気候条件、毛髪Hの保有する湿度とか、パーマの種類等の総合的な判断と、さらに、長期に亙り、形状としなやかさ等を確保すること、等の如く、総合的な判断をするが、総括的には、前記[イ]〜[ヘ]の目的を達成できる等の特徴がある。そして、この第一ランクでは、原則として、弾力→毛染め(カラー)か否か→ホット系パーマ(熱処理か否か)→薬剤(還元剤の種類)→巻き方(テンション)という、一連の横並びのルートが基本であるが、種々の状態(日本人を除いた外国人、毛髪Hの密度、長さ等)で、ランダムな横並びのルートも考えられる。例えば、薬剤の使用法、巻き方等の選択が考えられる(以下同じ)。
次に、図6−2の第二ランクYにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの普通、70〜90μ未満であって、弾力(戻りの時間)、15〜20by(秒)とした条件で、かつ第一ランクBB1(毛染めでない場合)とし、さらに、第二ランクCC1(ホット系パーマをしない場合)においては、第二ランクDD1(第1還元が通常還元剤で、第2還元がシスH)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。その他は、前述の第一ランクに準ずる。尚、また、他の矢視で示した一例では、第二ランクBB1(毛染めの場合)とし、さらに、第二ランクCC2(ホット系パーマをする場合)においては、第二ランクDD1(第1還元がコスチオ、コスシス、コスチオシスで、第2還元がシスH、シスLO)で、かつノンテンションの巻き方とし、とにかく優しくカールを掛ける手法を採用する。
そして、図6−3の第三ランクZにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの太さ、90μ以上であって、弾力(戻りの時間)、25〜35by(秒)とした条件で、かつ第一ランクBBB1(毛染めでない場合)とし、さらに、第一ランクCCC1(ホット系パーマをしない場合)においては、第三ランクDDD1(第1還元が通常還元剤で、第2還元がシスH)で、かつハードの巻き方とし、強くカールを掛ける手法を採用する。その他は、前述の第一ランク、又は第二ランクに準ずる。尚、また、他の矢視で示した一例では、第一ランクBBB1(毛染めの場合)とし、さらに、第三ランクCCC2(ホット系パーマをする場合)においては、第三ランクD1(第1還元がコスチオ、コスシス、コスチオシスで、第2還元がシスH、シスLO)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。
1 計測器
2 冶具
200 棒材
201 クリップ
3 資料
300 横欄
301 縦欄
A 第一のグループ
B 第二のグループ
C 第三のグループ
X 第一ランク
Y 第二ランク
Z 第三ランク
H 毛髪
本発明は、従来、勘を頼りに、使用薬剤、捲装力、又はロッド、熱処理を行ったパーマネントの処理方法を、データ化した資料と、毛髪の資質とを、基準とし、具体的には、毛髪の太さ、及び弾性を測定し、この計測値に基づいて、(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法に関する。
周知の如く、毛髪の資質は、人により区々であり、パーマネントの処理をするさいに、施術者(理容師、美容師)の勘と経験を頼りとして施術することが一般的である。それが為、パーマのかかりが区々となったり、又は毛髪にダメージを与えたり、希望通りの仕上りとならなかったりする等のトラブルが発生する。この問題を解決するには、毛髪の寸法、及び弾力等の正確な測定と、この測定に沿った、熱処理、使用薬剤と、捲装力による巻付け等を的確に選定し、かつパーマネントの処理をする必要がある。そこで、このパーマネントの処理に有益と考えられる先行文献を挙げる。
その一つが、特開2009−226086号公報に記載された技術である(文献1)。この発明は、毛髪の軟化度を、経験則で判断し、施術するという従来の弊害の解消を考えられている。その為に、加圧状態と、非加圧状態とで、それぞれ計測した毛髪径寸法の差の情報を基準として、還元剤を含む毛髪処理剤を選択して施術する内容である。この発明は、好ましい髪の形状(ヘアスタイル)を得られると考えられるが、所定の範囲内での計測情報のみで、施術する構造と考えられ、一面的な改良と思われること、また、合理的な施術とは考えられない。
その他として、特開昭57−173755号公報に記載された技術である(文献2)。この発明は、パーマネントセットを施術する際、ウエーブローションの選定、ロツド(丸い棒)の太さ、又はプロセスタイム等の決定は、美容師等の経経験則によるので、勘と熟練の技術を有する。この弊害を解消するものであり、例えば、簡単に毛髪の資質を判定し、これに基づきパーマネントセットの最適条件を容易に設定できる構造を提案する。具体的には、毛髪を採取し、毛髪にねじりを与え、その両端をとめ、一定条件でパーマネントセットを施した後、水中でその一端を解放した際のもどりから、ねじりの固定率を算出し、ウエーブ効率を測定するとともに、この測定値と、標準の毛髪のウエーブ効率とを比較する。この比較値を基にして、かかり具合を判定して、パーマネントを施術することを特徴とする。また、この測定値の決定(パーマネントセットの条件)を、簡単な器具、簡便な操作により再現性良く選定することを可能とした構成である。この発明も、文献1と同様に、一面的な改良と思われること、また、合理的な施術とは考えられない。
特開2009−226086号公報 特開昭57−173755号公報
上記に鑑み、本発明は、施術条件の略全てを把握できる冶具と、経験則によるデータを活用することで、文献1、文献2には期待できない、以下の目的と、この目的を達成できる構造と、この構造に基づく特徴を達成する。
[イ] コールドパーマ(熱を用いないパーマ)で、お客が望む、パーマネントの処理を行うことができる。殊に、ゴールドパーマを始として、熱処理(ホット系パーマ)の施術基準の確立と、経験が少なくても、客の希望する各種パーマを施術できる特徴がある。
[ロ] 毛髪のダメージを抑えての十分な還元と、同時に、毛髪外側のキューティクルを固定することができる。
[ハ] 毛髪内側のコルテックスのズレ、又は捩れを確保しつつ、ウエーブの質感を向上できる。
[ニ] 毛髪、又は頭皮にダメージを与えずに、パーマネントのウエーブ形状を長期に亙り保持できる。
[ホ] パーマネントの処理後の毛髪(髪型)が、質感が良好で、かつ軽いイメージに仕上がる。
[ヘ] 毛髪のコルテックス内部構造のズレ、又は捩れを確保し、このズレ、又は捩れを固定して、何時でも、かつ気持ちよく洗髪(シャンプー)をすることができ、かつパーマネントの処理による不快感、疲労感、並びに倦怠感を払拭する(和らげる)ことができる。
請求項1の発明は、[イ]〜[ヘ]の目的を達成することにある。
請求項1は、毛髪の太さ、及び弾性を測定し、この計測値に基づいて、次の施術を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法であって、
前記毛髪の太さ、及び弾性を測定する方法は、この毛髪の太さを、測定具をもって計測し、また、毛髪の弾性測定を、クリップで毛髪の一方を留め、14cmで、かつ5gの棒材に毛髪の他方を留めることによって毛髪で棒材を吊り下げ、前記棒材を時計方向に5回捻り、この5回捻り後に、反時計方向に戻る前記毛髪の戻りの時間を計測して、この弾性を測定し、この毛髪の太さ、及びこの弾性を測定する方法とし、
この計測する方法で、構成されたパーマネントの処理データを基にして、次の(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択して毛髪に最適な施術を行う構成とし、
前記(A)第一ランクXは、
(A−1)毛髪の太さが、60μ以下となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、25〜29秒とする第一ランクA1と、戻りの時間が、30秒以上とする第一ランクA2とに区分し、
(A−2)この第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第一ランクB1と、毛染めありの場合を第一ランクB2とし、
(A−3)そして、この第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とし、
前記(B)第二ランクYは、
(B−1)毛髪の太さが、70〜90μ未満となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、15〜20秒とする第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30秒とする第二ランクAA2と、戻りの時間が、31秒とするAA3に区分し、
(B−2)この第二ランクAA1〜第三ランクAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第二ランクBB1と、毛染めありの場合を第二ランクBB2とし、
(B−3)そして、この第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とし、
前記(C)第三ランクZは、
(C−1)毛髪の太さが、90μ以上でなる場合において、毛髪の戻りの時間が、15〜25秒未満とする第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35秒とする第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36秒以上とする第三ランクAAA3と、に区分し、
(C−2)この第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第三ランクBBB1と、毛染めの場合を第三ランクBBB2とし、
(C−3)この第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とし、
前記毛髪の太さ、及び弾性を測定し、この計測値に基づいて、前記(A)第一ランクXの〜(C)第三ランクZにおいて毛髪の太さ、毛髪の弾性、毛髪に関する過去の毛染めの履歴、ホット系パーマをする場合としない場合のいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法。
請求項1の発明は、毛髪の太さ、及び弾性を測定し、計測値に基づいて、次の施術を選択し、毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法であって、
毛髪の太さ、及び弾性を測定する方法は、毛髪の太さを、測定具をもって計測し、また、毛髪の弾性測定を、クリップで毛髪の一方を留め、14cmで、かつ5gの棒材に毛髪の他方を留めることによって毛髪で棒材を吊り下げ、棒材を時計方向に5回捻り、5回捻り後に、反時計方向に戻る毛髪の戻りの時間を計測して、弾性を測定し、毛髪の太さ、及び弾性を測定する方法とし、
計測する方法で、構成されたパーマネントの処理データを基にして、次の(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択して毛髪に最適な施術を行う構成とし、
(A)第一ランクXは、
(A−1)毛髪の太さが、60μ以下となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、25〜29秒とする第一ランクA1と、戻りの時間が、30秒以上とする第一ランクA2とに区分し、
(A−2)第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第一ランクB1と、毛染めありの場合を第一ランクB2とし、
(A−3)そして、第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とし、
(B)第二ランクYは、
(B−1)毛髪の太さが、70〜90μ未満となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、15〜20秒とする第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30秒とする第二ランクAA2と、戻りの時間が、31秒とするAA3に区分し、
(B−2)第二ランクAA1〜第三ランクAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第二ランクBB1と、毛染めありの場合を第二ランクBB2とし、
(B−3)そして、第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とし、
(C)第三ランクZは、
(C−1)毛髪の太さが、90μ以上でなる場合において、毛髪の戻りの時間が、15〜25秒未満とする第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35秒とする第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36秒以上とする第三ランクAAA3と、に区分し、
(C−2)第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第三ランクBBB1と、毛染めの場合を第三ランクBBB2とし、
(C−3)第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とし、
毛髪の太さ、及び弾性を測定し、計測値に基づいて、前記(A)第一ランクXの〜(C)第三ランクZにおいて毛髪の太さ、毛髪の弾性、毛髪に関する過去の毛染めの履歴、ホット系パーマをする場合としない場合のいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法。
従って、請求項1は、下記の特徴がある。
[イ] コールドパーマ(熱を用いないパーマ)で、お客が望む、パーマネントの処理を行うことができる。殊に、ゴールドパーマを始として、熱処理(ホット系パーマ)の施術基準の確立と、経験が少なくても、客の希望する各種パーマを施術できる特徴がある。
[ロ] 毛髪のダメージを抑えての十分な還元と、同時に、毛髪外側のキューティクルを固定することができる。
[ハ] 毛髪内側のコルテックスのズレ、又は捩れを確保しつつ、ウエーブの質感を向上できる。
[ニ] 毛髪、又は頭皮にダメージを与えずに、パーマネントのウエーブ形状を長期に亙り保持できる。
[ホ] パーマネントの処理後の毛髪(髪型)が、質感が良好で、かつ軽いイメージに仕上がる。
[ヘ] 毛髪のコルテックス内部構造のズレ、又は捩れを確保し、このズレ、又は捩れを固定して、何時でも、かつ気持ちよく洗髪(シャンプー)をすることができ、かつパーマネントの処理による不快感、疲労感、並びに倦怠感を払拭する(和らげる)ことができる。
毛髪の径を計測する冶具と、その計測状態を示した模式図 毛髪の弾力を計測する冶具と、その捻り状態を示した模式図 毛髪の弾力を計測する冶具と、その戻り状態を示した模式図 毛髪の通常の状態を示した拡大側面模式図 毛髪の捻り状態を示した拡大側面模式図 毛髪の戻り状態を示した拡大側面模式図 毛髪の計測結果を、データ化した資料の図 図4のデータ化した資料の第一ランクで、毛髪の細い場合の施術条件の図 図4のデータ化した資料の第二ランクで、毛髪の普通場合の施術条件の図 図4のデータ化した資料の第一ランクで、毛髪の太い場合の施術条件の図 図5−1に示した第一ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図 図5−2に示した第二ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図 図5−3に示した第三ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図
図1に示した測定具1(冶具)により、毛髪Hの径を計測する。例えば、細い場合には、図4に示した第一のグループAに入る。また、普通の場合には、図4に示した第二のグループBに入る。さらに、太い場合には、図4に示した第三のグループCに入る。通常の日本人(人とする)であれば、この第一のグループA〜第三のグループCに該当する。この第一のグループA〜第三のグループCに該当する場合には、矢視で示すが、例えば、細い人の場合には、第一のグループAに矢視で示す。
続いて、図2−1と図2−2に示した冶具2で、毛髪Hの弾力測定を計測する。この冶具2は、14cmで、かつ5gの棒材200と、この棒材200と毛髪H(好ましい例が、7cm)を吊下げる、例えば、クリップ201(防滑手段を備えた止め具)とで構成し、このクリップ201を固定し、棒材200を、図2−1の如く、時計方向に捻る。この捻り回数は、好ましい例が、5回である。そして、この5回の捻り後に、図2−2の如く、反時計方向に戻るので、この戻りの時間を計測する。この捻りと戻りの毛髪Hの状態を、図3−1〜図3−3を参考として説明すると、通常の状態を示す、図3−1においては、キューティクルは、正常状態で、略均等な間隔で整然となっている。この状態から、捻りをすると、図3−2の如く、キューティクルが開いた状態となり(間隔が広くなり、ランダムな形状となる)、戻り方向に対して動こうとする。従って、捻りを解除することで、戻り、キューティクルは、正常状態で、略均等な間隔となる最初の状態に戻る。この戻り時間を計測することになる。
次に、図4に示した、毛髪の計測結果を、データ化した資料3の図と、図5−1と図5−2に示した図4のデータ化した資料3の一部と他部の図を基に、内容を説明すると、データ化した資料3は、横欄300が、毛髪Hの太さ、弾力、着色髪(着色した毛髪Hが、否か)、又は熱処理の有無(ホットカーラの使用の有無)、薬剤の種類と、カーラに捲くテンションに関しての欄を表示する。一方縦欄301には、少なくとも、第一のグループA〜第三のグループCの三種類に区画する。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 細い、例えば、60μ以下となる第一ランクX(第一のグループA)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、25〜29by(秒)とした条件によって、硬い第一ランクA1と、戻りの時間が、30by(秒)とした条件によって、柔らかい第一ランクA2とに区分けする。: この第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第一ランクB1と、毛染め(カラー)の場合を第一ランクB2とする。前記柔らかい第一ランクA2においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマ(熱処理)をするか否かによる。従って、否の場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とする。尚、柔らかい第一ランクA2においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第一ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第一ランクD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第一ランクD2とする。この第一ランクD2は、通常還元剤を使用する。前記柔らかい第一ランクA2においては、毛髪Hの資質により、ホット系パーマを施術する場合のみとする。尚、前記第一ランクD1において、第一ランクB1では、特例として、二通りの薬剤使用パターンを選択するのが、最も良いが、一例である。また、: 前記第一ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱(巻き方)があるが、この第一ランクでは、第一ランクA1と第一ランクA2においても、毛髪Hの資質と、人への負担軽減等を考慮して、スライスを厚くし、ミディアムの巻き方(ミディアムテンション)とし、優しくカールを掛ける手法である(以下同じ)。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 普通、例えば、70〜90μ未満となる第二ランクY(第二のグループB)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、15〜20by(秒)とした条件によって、硬い第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30by(秒)以上とした条件によって、柔らかい第二ランクAA2と、さらに、戻りの時間が、31by(秒)とした条件によって、とくに柔らかい第二ランクAA3と、に区分けする。: この第二ランクAA1〜第二ランクAA3において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第二ランクBB1と、毛染め(カラー)の場合を第二ランクBB2とする。従って、柔らかい第二ランクAA2と、とくに柔らかい第二ランクAA3においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマを(熱処理)するか否かによる。従って、否の場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とする。尚、この柔らかい第二ランクAA2と、とくに柔らかい第二ランクAA3においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第二ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第二ランクDD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第二ランクDD2とする。そして、第二ランクDD1は、前記硬い第二ランクAA1と、柔らかい第二ランクAA2の第二ランクBB1・2の第二ランクCC1と、前記第二ランクBB1の第二ランクCC2、並びに第二ランクBB1の第二ランクCC2の一部(柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2の一部を除く)は、第1還元剤と第2還元剤を使用する。但し、前記柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2の一部は、同様に、この第1還元剤と第2還元剤を使用する。一方、前記柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2と、前記とくに柔らかい第二ランクAA3に関連する第一・第二ランクBB1・2で、かつ第二ランクCC1・2は、ホット系パーマをするので、通常還元剤を使用する。また、: 前記第二ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱がある。先ず、この第二ランクでは、硬い第二ランクAA1において、第二ランクBB1で、かつ第二ランクCC1(第二ランクDD1の通常還元)と、この第二ランクCC2、及び第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC1・2の条件下、並びに柔らかい第二ランクAA2において、第二ランクBB1・2で、かつ第二ランクCC1と、この第二ランクBB1で、かつ第二ランクCC2、及び第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC1の条件下では、前述のミディアムテンションとする。次に、柔らかい第二ランクAA2において、第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2と、とくに柔らかい第二ランクAA3の全体では、前述のノンテンション(カールへの巻付け力を無くす手法)とする。そして、説明しない手法は、前述の第一ランクに準ずる。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 太い90μ以上でなる第三ランクZ(第三のグループC)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、15〜25by(秒)未満とした条件によって、硬い第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35by(秒)とした条件によって、柔らかい第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36by(秒)以上とした条件によって、とくに柔らかい第三ランクAAA3と、に区分けする。: この第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第三ランクBBB1と、毛染め(カラー)の場合を第三ランクBBB2とする。従って、柔らかい第三ランクAAA2と、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマを(熱処理)するか否かによる。従って、否の場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とする。尚、この柔らかい第三ランクAAA2と、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第三ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第三ランクDDD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第三ランクDDD2とする。そして、第三ランクDDD1は、前記硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2における、前記第三ランクBBB1・2の第三ランクCCC1、及び第三ランクCCC2は、第1還元剤と第2還元剤を使用する。一方、前記とくに柔らかい第三ランクAAA3に関連する前記第三ランクBBB1・2の第三ランクCCC1・2は、ホット系パーマをするので、通常還元剤を使用する。また、: 前記第三ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱がある。先ず、この第三ランクでは、硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2において、第三ランクBBB1で、かつ第三ランクCCC1(第三ランクDDD1の通常還元)の条件下では、毛髪Hの資質と、カールを強く掛ける等を考慮して、ハードテンション(カールへの巻付け力を強くした手法)とする。また、硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2において、第三ランクBBB1で、かつ第三ランクCCC2とでなる第三ランクDDD1を備えた条件下、並びにこの第三ランクBBB2で、かつ第三ランクCCC1・2とでなる第三ランクDDD1を備えた条件下では、前述のミディアムの巻き方とする。同様に、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、前述のミディアムの巻き方とする。その他の巻付け力は、前述のノンテンションとする。
尚、この図4〜図5−3等における通常は、通常還元剤とする。同様に、第一還元と第二還元は、例えば、コスチオは、コスメ系チオのことを、また、コスシスは、コスメ系シスのことを、コスチオシスは、コスメ系チオシスのことを、さらに、ラクトンは、ラクトンチオールのことを、また、シスHは、システアミンH(ハード)タイプのことを、シスLOは、システアミンLO(ロー)タイプのことを、それぞれ示す。また、図4〜図4−1等において、ハードは、ハードテンションのことを、ミディアムは、ミディアムテンションを、また、ノンテンションは、ノンテンションのことを、それぞれ示す。そして、前述の如く、第一還元と第二還元は、同時使用と、それぞれ単独使用による各例がある。その人の毛髪Hの資質と、人への負担軽減等を考慮して決定する。
以上の操作で、毛髪Hの資質(太さと弾力)が決定されて、人の毛髪Hの計測結果が判明した後は、データ化した資料4を基に、施術の方法が決められる。その一例を、図4〜図5−3と、図6−1〜図6−3を基に、説明する。
先ず、図6−1の第一ランクXにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの太さ、60μ以下であって、弾力(戻りの時間)、25〜29by(秒)とした条件で、かつ第一ランクB2(毛染めの場合)とし、さらに、第一ランクC2(ホット系パーマをする場合)においては、第一ランクD2(通常還元剤)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。これによって、客の希望するパーマネント処理が図れる。また、人への負担軽減と、又は温湿度気候条件、毛髪Hの保有する湿度とか、パーマの種類等の総合的な判断と、さらに、長期に亙り、形状としなやかさ等を確保すること、等の如く、総合的な判断をするが、総括的には、前記[イ]〜[ヘ]の目的を達成できる等の特徴がある。そして、この第一ランクでは、原則として、弾力→毛染め(カラー)か否か→ホット系パーマ(熱処理か否か)→薬剤(還元剤の種類)→巻き方(テンション)という、一連の横並びのルートが基本であるが、種々の状態(日本人を除いた外国人、毛髪Hの密度、長さ等)で、ランダムな横並びのルートも考えられる。例えば、薬剤の使用法、巻き方等の選択が考えられる(以下同じ)。
次に、図6−2の第二ランクYにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの普通、70〜90μ未満であって、弾力(戻りの時間)、15〜20by(秒)とした条件で、かつ第一ランクBB1(毛染めでない場合)とし、さらに、第二ランクCC1(ホット系パーマをしない場合)においては、第二ランクDD1(第1還元が通常還元剤で、第2還元がシスH)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。その他は、前述の第一ランクに準ずる。尚、また、他の矢視で示した一例では、第二ランクBB1(毛染めの場合)とし、さらに、第二ランクCC2(ホット系パーマをする場合)においては、第二ランクDD1(第1還元がコスチオ、コスシス、コスチオシスで、第2還元がシスH、シスLO)で、かつノンテンションの巻き方とし、とにかく優しくカールを掛ける手法を採用する。
そして、図6−3の第三ランクZにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの太さ、90μ以上であって、弾力(戻りの時間)、25〜35by(秒)とした条件で、かつ第一ランクBBB1(毛染めでない場合)とし、さらに、第一ランクCCC1(ホット系パーマをしない場合)においては、第三ランクDDD1(第1還元が通常還元剤で、第2還元がシスH)で、かつハードの巻き方とし、強くカールを掛ける手法を採用する。その他は、前述の第一ランク、又は第二ランクに準ずる。尚、また、他の矢視で示した一例では、第一ランクBBB1(毛染めの場合)とし、さらに、第三ランクCCC2(ホット系パーマをする場合)においては、第三ランクD1(第1還元がコスチオ、コスシス、コスチオシスで、第2還元がシスH、シスLO)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。
1 計測器
2 冶具
200 棒材
201 クリップ
3 資料
300 横欄
301 縦欄
A 第一のグループ
B 第二のグループ
C 第三のグループ
X 第一ランク
Y 第二ランク
Z 第三ランク
H 毛髪
本発明は、従来、勘を頼りに、使用薬剤、捲装力、又はロッド、熱処理を行ったパーマネントの処理方法を、データ化した資料と、毛髪の資質とを、基準とし、具体的には、毛髪の太さ、及び弾性を測定し、この測定した毛髪の太さ、及びこの弾性に基づいて、(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法に関する。
周知の如く、毛髪の資質は、人により区々であり、パーマネントの処理をするさいに、施術者(理容師、美容師)の勘と経験を頼りとして施術することが一般的である。それが為、パーマのかかりが区々となったり、又は毛髪にダメージを与えたり、希望通りの仕上りとならなかったりする等のトラブルが発生する。この問題を解決するには、毛髪の寸法、及び弾力等の正確な測定と、この測定に沿った、熱処理、使用薬剤と、捲装力による巻付け等を的確に選定し、かつパーマネントの処理をする必要がある。そこで、このパーマネントの処理に有益と考えられる先行文献を挙げる。
その一つが、特開2009−226086号公報に記載された技術である(文献1)。この発明は、毛髪の軟化度を、経験則で判断し、施術するという従来の弊害の解消を考えられている。その為に、加圧状態と、非加圧状態とで、それぞれ計測した毛髪径寸法の差の情報を基準として、還元剤を含む毛髪処理剤を選択して施術する内容である。この発明は、好ましい髪の形状(ヘアスタイル)を得られると考えられるが、所定の範囲内での計測情報のみで、施術する構造と考えられ、一面的な改良と思われること、また、合理的な施術とは考えられない。
その他として、特開昭57−173755号公報に記載された技術である(文献2)。この発明は、パーマネントセットを施術する際、ウエーブローションの選定、ロツド(丸い棒)の太さ、又はプロセスタイム等の決定は、美容師等の経経験則によるので、勘と熟練の技術を有する。この弊害を解消するものであり、例えば、簡単に毛髪の資質を判定し、これに基づきパーマネントセットの最適条件を容易に設定できる構造を提案する。具体的には、毛髪を採取し、毛髪にねじりを与え、その両端をとめ、一定条件でパーマネントセットを施した後、水中でその一端を解放した際のもどりから、ねじりの固定率を算出し、ウエーブ効率を測定するとともに、この測定値と、標準の毛髪のウエーブ効率とを比較する。この比較値を基にして、かかり具合を判定して、パーマネントを施術することを特徴とする。また、この測定値の決定(パーマネントセットの条件)を、簡単な器具、簡便な操作により再現性良く選定することを可能とした構成である。この発明も、文献1と同様に、一面的な改良と思われること、また、合理的な施術とは考えられない。
特開2009−226086号公報 特開昭57−173755号公報
上記に鑑み、本発明は、施術条件の略全てを把握できる冶具と、経験則によるデータを活用することで、文献1、文献2には期待できない、以下の目的と、この目的を達成できる構造と、この構造に基づく特徴を達成する。
[イ] コールドパーマ(熱を用いないパーマ)で、お客が望む、パーマネントの処理を行うことができる。殊に、ゴールドパーマを始として、熱処理(ホット系パーマ)の施術基準の確立と、経験が少なくても、客の希望する各種パーマを施術できる特徴がある。
[ロ] 毛髪のダメージを抑えての十分な還元と、同時に、毛髪外側のキューティクルを固定することができる。
[ハ] 毛髪内側のコルテックスのズレ、又は捩れを確保しつつ、ウエーブの質感を向上できる。
[ニ] 毛髪、又は頭皮にダメージを与えずに、パーマネントのウエーブ形状を長期に亙り保持できる。
[ホ] パーマネントの処理後の毛髪(髪型)が、質感が良好で、かつ軽いイメージに仕上がる。
[ヘ] 毛髪のコルテックス内部構造のズレ、又は捩れを確保し、このズレ、又は捩れを固定して、何時でも、かつ気持ちよく洗髪(シャンプー)をすることができ、かつパーマネントの処理による不快感、疲労感、並びに倦怠感を払拭する(和らげる)ことができる。
請求項1の発明は、[イ]〜[ヘ]の目的を達成することにある。
請求項1は、毛髪の太さ、及び弾性を、次の方法で測定する、この毛髪の太さは、測定具をもって計測し、また、この毛髪の弾性測定は、毛髪の一方を、クリップで固定し、この毛髪の他方には、14cmで、かつ5gの棒材を吊り下げ、この棒材を時計方向に5回捻り、この5回捻り後に、反時計方向に戻る前記毛髪の戻りの時間を計測して、この弾性を測定し、
この測定した、前記毛髪の太さ、及び弾性に基づいて、次の(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法であって
前記(A)第一ランクXは、
(A−1)毛髪の太さが、60μ以下となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、25〜29秒とする第一ランクA1と、戻りの時間が、30秒以上とする第一ランクA2とに区分し、
(A−2)この第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第一ランクB1と、毛染めありの場合を第一ランクB2とし、
(A−3)そして、この第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とし、
前記(B)第二ランクYは、
(B−1)毛髪の太さが、70〜90μ未満となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、15〜20秒とする第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30秒とする第二ランクAA2と、戻りの時間が、31秒とするAA3に区分し、
(B−2)この第二ランクAA1〜第三ランクAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第二ランクBB1と、毛染めありの場合を第二ランクBB2とし、
(B−3)そして、この第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とし、
前記(C)第三ランクZは、
(C−1)毛髪の太さが、90μ以上でなる場合において、毛髪の戻りの時間が、15〜25秒未満とする第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35秒とする第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36秒以上とする第三ランクAAA3と、に区分し、
(C−2)この第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第三ランクBBB1と、毛染めの場合を第三ランクBBB2とし、
(C−3)この第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とし、
前記毛髪の太さ、及び弾性を測定し、この測定した毛髪の太さ、及びこの弾性に基づいて、前記(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法。
請求項1の発明は、毛髪の太さ、及び弾性を、次の方法で測定する、この毛髪の太さは、測定具をもって計測し、また、毛髪の弾性測定は、毛髪の一方を、クリップで固定し、この毛髪の他方には、14cmで、かつ5gの棒材を吊り下げ、この棒材を時計方向に5回捻り、この5回捻り後に、反時計方向に戻る前記毛髪の戻りの時間を計測して、この弾性を測定し、
この測定した、前記毛髪の太さ、及び弾性に基づいて、次の(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法であって
(A)第一ランクXは、
(A−1)毛髪の太さが、60μ以下となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、25〜29秒とする第一ランクA1と、戻りの時間が、30秒以上とする第一ランクA2とに区分し、
(A−2)第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第一ランクB1と、毛染めありの場合を第一ランクB2とし、
(A−3)そして、第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とし、
(B)第二ランクYは、
(B−1)毛髪の太さが、70〜90μ未満となる場合においては、毛髪の戻りの時間が、15〜20秒とする第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30秒とする第二ランクAA2と、戻りの時間が、31秒とするAA3に区分し、
(B−2)第二ランクAA1〜第三ランクAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第二ランクBB1と、毛染めありの場合を第二ランクBB2とし、
(B−3)そして、第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とし、
(C)第三ランクZは、
(C−1)毛髪の太さが、90μ以上でなる場合において、毛髪の戻りの時間が、15〜25秒未満とする第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35秒とする第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36秒以上とする第三ランクAAA3と、に区分し、
(C−2)第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪に関する過去の履歴が、毛染めなしの場合を第三ランクBBB1と、毛染めの場合を第三ランクBBB2とし、
(C−3)第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマをしない場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とし、
毛髪の太さ、及び弾性を測定し、この測定した毛髪の太さ、及びこの弾性に基づいて、前記(A)第一ランクX〜(C)第三ランクZのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法。
従って、請求項1は、下記の特徴がある。
[イ] コールドパーマ(熱を用いないパーマ)で、お客が望む、パーマネントの処理を行うことができる。殊に、ゴールドパーマを始として、熱処理(ホット系パーマ)の施術基準の確立と、経験が少なくても、客の希望する各種パーマを施術できる特徴がある。
[ロ] 毛髪のダメージを抑えての十分な還元と、同時に、毛髪外側のキューティクルを固定することができる。
[ハ] 毛髪内側のコルテックスのズレ、又は捩れを確保しつつ、ウエーブの質感を向上できる。
[ニ] 毛髪、又は頭皮にダメージを与えずに、パーマネントのウエーブ形状を長期に亙り保持できる。
[ホ] パーマネントの処理後の毛髪(髪型)が、質感が良好で、かつ軽いイメージに仕上がる。
[ヘ] 毛髪のコルテックス内部構造のズレ、又は捩れを確保し、このズレ、又は捩れを固定して、何時でも、かつ気持ちよく洗髪(シャンプー)をすることができ、かつパーマネントの処理による不快感、疲労感、並びに倦怠感を払拭する(和らげる)ことができる。
毛髪の径を計測する冶具と、その計測状態を示した模式図 毛髪の弾力を計測する冶具と、その捻り状態を示した模式図 毛髪の弾力を計測する冶具と、その戻り状態を示した模式図 毛髪の通常の状態を示した拡大側面模式図 毛髪の捻り状態を示した拡大側面模式図 毛髪の戻り状態を示した拡大側面模式図 毛髪の計測結果を、データ化した資料の図 図4のデータ化した資料の第一ランクで、毛髪の細い場合の施術条件の図 図4のデータ化した資料の第二ランクで、毛髪の普通場合の施術条件の図 図4のデータ化した資料の第一ランクで、毛髪の太い場合の施術条件の図 図5−1に示した第一ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図 図5−2に示した第二ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図 図5−3に示した第三ランクを利用した施術の一例を矢視で示した図
図1に示した測定具1(冶具)により、毛髪Hの径を計測する。例えば、細い場合には、図4に示した第一のグループAに入る。また、普通の場合には、図4に示した第二のグループBに入る。さらに、太い場合には、図4に示した第三のグループCに入る。通常の日本人(人とする)であれば、この第一のグループA〜第三のグループCに該当する。この第一のグループA〜第三のグループCに該当する場合には、矢視で示すが、例えば、細い人の場合には、第一のグループAに矢視で示す。
続いて、図2−1と図2−2に示した冶具2で、毛髪Hの弾力測定を計測する。この冶具2は、14cmで、かつ5gの棒材200と、この棒材200と毛髪H(好ましい例が、7cm)を吊下げる、例えば、クリップ201(防滑手段を備えた止め具)とで構成し、このクリップ201を固定し、棒材200を、図2−1の如く、時計方向に捻る。この捻り回数は、好ましい例が、5回である。そして、この5回の捻り後に、図2−2の如く、反時計方向に戻るので、この戻りの時間を計測する。この捻りと戻りの毛髪Hの状態を、図3−1〜図3−3を参考として説明すると、通常の状態を示す、図3−1においては、キューティクルは、正常状態で、略均等な間隔で整然となっている。この状態から、捻りをすると、図3−2の如く、キューティクルが開いた状態となり(間隔が広くなり、ランダムな形状となる)、戻り方向に対して動こうとする。従って、捻りを解除することで、戻り、キューティクルは、正常状態で、略均等な間隔となる最初の状態に戻る。この戻り時間を計測することになる。
次に、図4に示した、毛髪の計測結果を、データ化した資料3の図と、図5−1と図5−2に示した図4のデータ化した資料3の一部と他部の図を基に、内容を説明すると、データ化した資料3は、横欄300が、毛髪Hの太さ、弾力、着色髪(着色した毛髪Hが、否か)、又は熱処理の有無(ホットカーラの使用の有無)、薬剤の種類と、カーラに捲くテンションに関しての欄を表示する。一方縦欄301には、少なくとも、第一のグループA〜第三のグループCの三種類に区画する。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 細い、例えば、60μ以下となる第一ランクX(第一のグループA)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、25〜29by(秒)とした条件によって、硬い第一ランクA1と、戻りの時間が、30by(秒)とした条件によって、柔らかい第一ランクA2とに区分けする。: この第一ランクA1と、第一ランクA2において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第一ランクB1と、毛染め(カラー)の場合を第一ランクB2とする。前記柔らかい第一ランクA2においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第一ランクB1と、第一ランクB2において、ともに、ホット系パーマ(熱処理)をするか否かによる。従って、否の場合を第一ランクC1とし、ホット系パーマをする場合を第一ランクC2とする。尚、柔らかい第一ランクA2においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第一ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第一ランクD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第一ランクD2とする。この第一ランクD2は、通常還元剤を使用する。前記柔らかい第一ランクA2においては、毛髪Hの資質により、ホット系パーマを施術する場合のみとする。尚、前記第一ランクD1において、第一ランクB1では、特例として、二通りの薬剤使用パターンを選択するのが、最も良いが、一例である。また、: 前記第一ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱(巻き方)があるが、この第一ランクでは、第一ランクA1と第一ランクA2においても、毛髪Hの資質と、人への負担軽減等を考慮して、スライスを厚くし、ミディアムの巻き方(ミディアムテンション)とし、優しくカールを掛ける手法である(以下同じ)。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 普通、例えば、70〜90μ未満となる第二ランクY(第二のグループB)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、15〜20by(秒)とした条件によって、硬い第二ランクAA1と、戻りの時間が、25〜30by(秒)以上とした条件によって、柔らかい第二ランクAA2と、さらに、戻りの時間が、31by(秒)とした条件によって、とくに柔らかい第二ランクAA3と、に区分けする。: この第二ランクAA1〜第二ランクAA3において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第二ランクBB1と、毛染め(カラー)の場合を第二ランクBB2とする。従って、柔らかい第二ランクAA2と、とくに柔らかい第二ランクAA3においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第二ランクBB1と、第二ランクBB2において、ともに、ホット系パーマを(熱処理)するか否かによる。従って、否の場合を第二ランクCC1とし、ホット系パーマをする場合を第二ランクCC2とする。尚、この柔らかい第二ランクAA2と、とくに柔らかい第二ランクAA3においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第二ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第二ランクDD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第二ランクDD2とする。そして、第二ランクDD1は、前記硬い第二ランクAA1と、柔らかい第二ランクAA2の第二ランクBB1・2の第二ランクCC1と、前記第二ランクBB1の第二ランクCC2、並びに第二ランクBB1の第二ランクCC2の一部(柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2の一部を除く)は、第1還元剤と第2還元剤を使用する。但し、前記柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2の一部は、同様に、この第1還元剤と第2還元剤を使用する。一方、前記柔らかい第二ランクAA2に関連する第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2と、前記とくに柔らかい第二ランクAA3に関連する第一・第二ランクBB1・2で、かつ第二ランクCC1・2は、ホット系パーマをするので、通常還元剤を使用する。また、: 前記第二ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱がある。先ず、この第二ランクでは、硬い第二ランクAA1において、第二ランクBB1で、かつ第二ランクCC1(第二ランクDD1の通常還元)と、この第二ランクCC2、及び第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC1・2の条件下、並びに柔らかい第二ランクAA2において、第二ランクBB1・2で、かつ第二ランクCC1と、この第二ランクBB1で、かつ第二ランクCC2、及び第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC1の条件下では、前述のミディアムテンションとする。次に、柔らかい第二ランクAA2において、第二ランクBB2で、かつ第二ランクCC2と、とくに柔らかい第二ランクAA3の全体では、前述のノンテンション(カールへの巻付け力を無くす手法)とする。そして、説明しない手法は、前述の第一ランクに準ずる。
このデータ化した資料3において、毛髪Hの太さが、: 太い90μ以上でなる第三ランクZ(第三のグループC)において、: 弾力、即ち、戻りの時間が、15〜25by(秒)未満とした条件によって、硬い第三ランクAAA1と、戻りの時間が、25〜35by(秒)とした条件によって、柔らかい第三ランクAAA2と、さらに、戻りの時間が、36by(秒)以上とした条件によって、とくに柔らかい第三ランクAAA3と、に区分けする。: この第三ランクAAA1〜第三ランクAAA3において、ともに、毛髪Hに関する過去の履歴が、毛染めなし(バージン)の場合を第三ランクBBB1と、毛染め(カラー)の場合を第三ランクBBB2とする。従って、柔らかい第三ランクAAA2と、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、毛髪Hに関する過去の履歴は同じである。そして、この条件を基に、: この第三ランクBBB1と、第三ランクBBB2において、ともに、ホット系パーマを(熱処理)するか否かによる。従って、否の場合を第三ランクCCC1とし、ホット系パーマをする場合を第三ランクCCC2とする。尚、この柔らかい第三ランクAAA2と、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、ホット系パーマをするか否かは同じである。: 以上の第三ランクの各条件を前提として、先ず、第一に、薬剤の使用の有無と、即ち、第1還元剤と第2還元剤を使用する場合は、第三ランクDDD1とし、ホット系パーマを施術する場合は、第三ランクDDD2とする。そして、第三ランクDDD1は、前記硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2における、前記第三ランクBBB1・2の第三ランクCCC1、及び第三ランクCCC2は、第1還元剤と第2還元剤を使用する。一方、前記とくに柔らかい第三ランクAAA3に関連する前記第三ランクBBB1・2の第三ランクCCC1・2は、ホット系パーマをするので、通常還元剤を使用する。また、: 前記第三ランクの各条件を前提として、次に、第二に、カールへの巻付け力の強弱がある。先ず、この第三ランクでは、硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2において、第三ランクBBB1で、かつ第三ランクCCC1(第三ランクDDD1の通常還元)の条件下では、毛髪Hの資質と、カールを強く掛ける等を考慮して、ハードテンション(カールへの巻付け力を強くした手法)とする。また、硬い第三ランクAAA1と、柔らかい第三ランクAAA2において、第三ランクBBB1で、かつ第三ランクCCC2とでなる第三ランクDDD1を備えた条件下、並びにこの第三ランクBBB2で、かつ第三ランクCCC1・2とでなる第三ランクDDD1を備えた条件下では、前述のミディアムの巻き方とする。同様に、とくに柔らかい第三ランクAAA3においても、前述のミディアムの巻き方とする。その他の巻付け力は、前述のノンテンションとする。
尚、この図4〜図5−3等における通常は、通常還元剤とする。同様に、第一還元と第二還元は、例えば、コスチオは、コスメ系チオのことを、また、コスシスは、コスメ系シスのことを、コスチオシスは、コスメ系チオシスのことを、さらに、ラクトンは、ラクトンチオールのことを、また、シスHは、システアミンH(ハード)タイプのことを、シスLOは、システアミンLO(ロー)タイプのことを、それぞれ示す。また、図4〜図4−1等において、ハードは、ハードテンションのことを、ミディアムは、ミディアムテンションを、また、ノンテンションは、ノンテンションのことを、それぞれ示す。そして、前述の如く、第一還元と第二還元は、同時使用と、それぞれ単独使用による各例がある。その人の毛髪Hの資質と、人への負担軽減等を考慮して決定する。
以上の操作で、毛髪Hの資質(太さと弾力)が決定されて、人の毛髪Hの計測結果が判明した後は、データ化した資料4を基に、施術の方法が決められる。その一例を、図4〜図5−3と、図6−1〜図6−3を基に、説明する。
先ず、図6−1の第一ランクXにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの太さ、60μ以下であって、弾力(戻りの時間)、25〜29by(秒)とした条件で、かつ第一ランクB2(毛染めの場合)とし、さらに、第一ランクC2(ホット系パーマをする場合)においては、第一ランクD2(通常還元剤)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。これによって、客の希望するパーマネント処理が図れる。また、人への負担軽減と、又は温湿度気候条件、毛髪Hの保有する湿度とか、パーマの種類等の総合的な判断と、さらに、長期に亙り、形状としなやかさ等を確保すること、等の如く、総合的な判断をするが、総括的には、前記[イ]〜[ヘ]の目的を達成できる等の特徴がある。そして、この第一ランクでは、原則として、弾力→毛染め(カラー)か否か→ホット系パーマ(熱処理か否か)→薬剤(還元剤の種類)→巻き方(テンション)という、一連の横並びのルートが基本であるが、種々の状態(日本人を除いた外国人、毛髪Hの密度、長さ等)で、ランダムな横並びのルートも考えられる。例えば、薬剤の使用法、巻き方等の選択が考えられる(以下同じ)。
次に、図6−2の第二ランクYにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの普通、70〜90μ未満であって、弾力(戻りの時間)、15〜20by(秒)とした条件で、かつ第一ランクBB1(毛染めでない場合)とし、さらに、第二ランクCC1(ホット系パーマをしない場合)においては、第二ランクDD1(第1還元が通常還元剤で、第2還元がシスH)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。その他は、前述の第一ランクに準ずる。尚、また、他の矢視で示した一例では、第二ランクBB1(毛染めの場合)とし、さらに、第二ランクCC2(ホット系パーマをする場合)においては、第二ランクDD1(第1還元がコスチオ、コスシス、コスチオシスで、第2還元がシスH、シスLO)で、かつノンテンションの巻き方とし、とにかく優しくカールを掛ける手法を採用する。
そして、図6−3の第三ランクZにおいては、矢視で示した一例では、毛髪Hの太さ、90μ以上であって、弾力(戻りの時間)、25〜35by(秒)とした条件で、かつ第一ランクBBB1(毛染めでない場合)とし、さらに、第一ランクCCC1(ホット系パーマをしない場合)においては、第三ランクDDD1(第1還元が通常還元剤で、第2還元がシスH)で、かつハードの巻き方とし、強くカールを掛ける手法を採用する。その他は、前述の第一ランク、又は第二ランクに準ずる。尚、また、他の矢視で示した一例では、第一ランクBBB1(毛染めの場合)とし、さらに、第三ランクCCC2(ホット系パーマをする場合)においては、第三ランクD1(第1還元がコスチオ、コスシス、コスチオシスで、第2還元がシスH、シスLO)で、かつミディアムの巻き方とし、優しくカールを掛ける手法を採用する。
1 計測器
2 冶具
200 棒材
201 クリップ
3 資料
300 横欄
301 縦欄
A 第一のグループ
B 第二のグループ
C 第三のグループ
X 第一ランク
Y 第二ランク
Z 第三ランク
H 毛髪

Claims (5)

  1. 毛髪の太さと弾力とを測定した後に、経験則でデータ化した資料を基にして、使用薬剤の選択と、ロッドに毛髪を巻く捲装力と、を調整し、最適な施術を行う構成としたパーマネントの処理方法。
  2. 請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
    前記データ化した資料は、下記の通りの構成とするが、表中の第一還元と第二還元は、同時使用と、それぞれ単独使用による各例がある構成としたパーマネントの処理方法。
  3. 請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
    前記使用薬剤の選択は、下記の通りの構成としたパーマネントの処理方法。
  4. 請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
    前記ロッドに毛髪を巻く捲装力は、下記の通りの構成としたパーマネントの処理方法。

  5. 請求項1に記載のパーマネントの処理方法において、
    前記弾力を測定する方法は、14cmで、かつ5gの棒材に取付けた毛髪と、この毛髪を支持するクリップとを利用し、この棒材を何れかの方向に、少なくとも5回回転し、この毛髪を捻った後に、この捻りを開放し、元の状態に戻る時間を計測し、この計測した時間を弾力と推定する構成としたパーマネントの処理方法。
JP2011261916A 2011-11-30 2011-11-30 毛髪の太さ、及び弾性を測定し、この測定した毛髪の太さ、及びこの弾性に基づいて、(a)第一ランクx〜(c)第三ランクzのいずれか一を選択し、この毛髪に最適な施術を行うパーマネントの処理方法 Active JP5028540B1 (ja)

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