JP2013199875A - 電動オイルポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータを径方向に大きくすることなく、車両への搭載性を向上できる電動オイルポンプ装置を提供する。
【解決手段】金属製のオイルポンプ2のポンプハウジング13とブラシレスモータ3のモータハウジング15とは、モータハウジング15内にオイルポンプ側に軸線方向に突出してモールドされた金属製の締結リング22を介して、オイルポンプ2のポンププレート14側から挿入されたボルト19で締結固定されている。このとき、ボルト19はブラシレスモータ3の外径より内側に配置される。また、ボルト19の軸力は締結リング22により受け止められる。締結リング22の内周面にテーパを設け樹脂で被覆し、テーパ内周面とポンプハウジング13の段差の肩部と小径部との間でボルト19の位置より径方向内側に装着したOリング26を挟み込む。
【選択図】図2
【解決手段】金属製のオイルポンプ2のポンプハウジング13とブラシレスモータ3のモータハウジング15とは、モータハウジング15内にオイルポンプ側に軸線方向に突出してモールドされた金属製の締結リング22を介して、オイルポンプ2のポンププレート14側から挿入されたボルト19で締結固定されている。このとき、ボルト19はブラシレスモータ3の外径より内側に配置される。また、ボルト19の軸力は締結リング22により受け止められる。締結リング22の内周面にテーパを設け樹脂で被覆し、テーパ内周面とポンプハウジング13の段差の肩部と小径部との間でボルト19の位置より径方向内側に装着したOリング26を挟み込む。
【選択図】図2
Description
本発明は、電動オイルポンプ装置に関するものである。
従来、電動オイルポンプ装置の具体的一例には、流体(油)を循環させるオイルポンプとオイルポンプを駆動する電動モータとを組み合わせたものがある。電動モータは、回転するロータと、このロータの外周面の外側に固定されたステータとで構成される。ロータは、回転駆動軸の外周面に複数個の永久磁石を周方向に沿って並べて配置したものであり、回転駆動軸は、電動モータとオイルポンプとで共用する回転軸である。また、モータハウジングから挿入されたボルトをオイルポンプのハウジングにねじ止めにより、電動モータのステータを固定するようにした電動オイルポンプ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、電動モータのステータは、コアに装着されたインシュレータにコイルが巻回されて形成され、樹脂成形されたモータハウジングに一体成形されている。
しかしながら、上記電動オイルポンプ装置において、オイルポンプと電動モータとをボルトで締結する場合、モータハウジングのモータ外径の外側周囲にフランジを設ける必要がある。これにより、車両に搭載するとき、フランジが突出し車両と干渉する場合がある。また、モータハウジングの樹脂とポンプハウジングの金属面との接触部分が経年変化等により、いわゆるクリープ変形することを防止するため、フランジに金属リングを一体で取り付けてボルトを挿通する対策を取る必要がある。さらには外部からモータハウジングの樹脂とポンプハウジングの金属面との境界面を通してモータ内部へ水が浸入する可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、モータを径方向に大きくすることなく、車両への搭載性を向上できる電動オイルポンプ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ポンププレートとポンプハウジングとの間に形成されたポンプ室にポンプロータが回転軸線回りに回転可能に支承されたオイルポンプと、前記オイルポンプに前記回転軸線方向に隣接して設けられ、前記ポンプロータを回転駆動する電動モータと、を備え、前記ポンプハウジングの外周縁部を前記ポンププレートと、前記電動モータのモータハウジングとの間で挟持した電動オイルポンプ装置であって、前記外周縁部と当接する当接面が露出するように樹脂製の前記モータハウジングのポンプ側外周部分にインサート成形で一体化された金属製の環状固定部材と、前記ポンププレートおよび前記外周縁部に前記回転軸線方向に穿設されたボルト穴を貫通して前記環状固定部材に形成された雌ねじと螺合し前記ポンププレート、前記外周縁部および前記環状固定部材を締結する複数の締結ねじ部材と、を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動オイルポンプ装置において、前記環状固定部材は、前記回転軸線と同軸上に前記電動モータ側に向かって径が小さくなるテーパ内周面を備え、前記テーパ内周面が小径側から大径側に向かって前記インサート成形された樹脂で被覆され、前記ポンプハウジングは、前記軸線方向に前記テーパ内周面と対向するように段差が形成され、前記段差の肩部および小径部と前記テーパ内周面との間でシール部材を挟持したことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電動オイルポンプ装置において、前記環状固定部材の前記テーパ内周面の大径側から前記回転軸線方向に延在する嵌合内周面と、前記ポンプハウジングの前記外周縁部の小径側から前記回転軸線方向に延在する嵌合外周面とは、インロー嵌合されていることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、金属製のポンププレートとポンプハウジングとは、樹脂製の電動モータのモータハウジングにインサート成形された金属製の環状固定部材に複数の締結ねじ部材で締結固定されているので、電動モータが径方向に大きくなることがなく、電動オイルポンプ装置の車両への搭載性が向上する。また、金属製のポンプハウジングと接触する樹脂製のモータハウジングのクリープ変形を防止でき、外部からの水の浸入を防止できる。
請求項2に係る発明によれば、環状固定部材の内周側にテーパ面を設け、テーパ内周面は、小径側から大径側に向かって樹脂で被覆されている。この樹脂で被覆されたテーパ内周面と、ポンプハウジングの段差の肩部と小径部との間でシール部材を挟み込むので、テーパ内周面を被覆する樹脂がシール部材より外側まで存在することとなり、電動モータ外部からの水の浸入がなくなる。
請求項3に係る発明によれば、環状固定部材の内周側の嵌合内周面とポンプハウジングの外周縁部の嵌合外周面とをインロー嵌合し、回転中心と同軸上に嵌め合わせたので、ポンプハウジングとモータハウジングの芯出し精度が向上する。
次に、本発明の一実施形態に係る電動オイルポンプ装置について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による電動オイルポンプ装置の正面図、図2は、図1におけるX−X方向から見た電動オイルポンプ装置の概略構成を示す縦断面図、図3は、本発明の一実施形態に係る締結リング22の正面図、図4は、同じく締結リング22の軸方向側面図である。なお、以下の説明において、図面の左側を前、同右側を後とする。図1および図2に示すように、電動オイルポンプ装置1は、自動車のトランスミッション用油圧ポンプとして用いられ、オイルポンプ(例えば、内接ギヤポンプ)2とオイルポンプ2を回転駆動する電動モータ(以下、ブラシレスモータという)3とが隣接してユニット化(一体化)されている。なお、図2に示すブラシレスモータ3は、ダブルスター結線された3相巻線を有するセンサレスブラシレスモータである。電動オイルポンプ装置1は、ポンププレート14の端面に突出した複数のフランジ部を介して図示しないトランスミッションケースに取付け穴35を通してねじ止め固定されている。本実施例では、軸線中心に対して周方向に配置された3本の図示しないボルトで締結している。
図1は、本発明の一実施形態による電動オイルポンプ装置の正面図、図2は、図1におけるX−X方向から見た電動オイルポンプ装置の概略構成を示す縦断面図、図3は、本発明の一実施形態に係る締結リング22の正面図、図4は、同じく締結リング22の軸方向側面図である。なお、以下の説明において、図面の左側を前、同右側を後とする。図1および図2に示すように、電動オイルポンプ装置1は、自動車のトランスミッション用油圧ポンプとして用いられ、オイルポンプ(例えば、内接ギヤポンプ)2とオイルポンプ2を回転駆動する電動モータ(以下、ブラシレスモータという)3とが隣接してユニット化(一体化)されている。なお、図2に示すブラシレスモータ3は、ダブルスター結線された3相巻線を有するセンサレスブラシレスモータである。電動オイルポンプ装置1は、ポンププレート14の端面に突出した複数のフランジ部を介して図示しないトランスミッションケースに取付け穴35を通してねじ止め固定されている。本実施例では、軸線中心に対して周方向に配置された3本の図示しないボルトで締結している。
オイルポンプ2のハウジング16を構成するポンププレート14、ポンプハウジング13、および締結リング(環状固定部材)22は、金属製の非磁性材料(例えば、アルミダイカスト)により形成される。ブラシレスモータ3を収容するモータハウジング15およびカバー31は、熱可塑性樹脂材料(例えば、ナイロン樹脂)により形成される。電動オイルポンプ装置1のハウジング本体は、上記ポンププレート14,ポンプハウジング13、締結リング22、モータハウジング15、およびカバー31により構成されている。ここで、モータハウジング15およびカバー31は、防水カバーを形成している。
オイルポンプ2は、ここではトロコイド曲線型ポンプを用いていて、トロコイド歯形を有する内歯を備えたポンプ用アウタロータ(以下、アウタロータという)10の内周側に、外歯を備えたポンプ用インナロータ(以下、インナロータという)11を噛み合わせ、ポンプハウジング13内にこれらのアウタロータ10およびインナロータ11を偏心して回転自在に配置したポンプ室12を構成したものである。
インナロータ11は、回転駆動軸(回転軸)7におけるロータ6を形成した部分より前方に寄った部分に外嵌固着されて、この回転駆動軸7とともに回転するようになっている。アウタロータ10は、このインナロータ11の外歯よりも1歯多い内歯を備え、回転駆動軸7に対して偏心した位置を中心にポンプハウジング13内で回転自在となるように配置されている。また、インナロータ11は、外歯がこのアウタロータ10の内歯に全周の一部で噛み合うとともに、各外歯がこのアウタロータ10の内面に全周の各所でそれぞれほぼ内接しながら回転するようになっている。
したがって、ブラシレスモータ3により回転駆動軸7が回転駆動されると、このオイルポンプ2のアウタロータ10の内歯とインナロータ11の外歯との間隙の容積がこの回転駆動軸7の1回転の間に拡大と縮小を繰り返すので、これらの間隙に通じるポンププレート14に設けられた図示しないインポートからアウトポートに向けて油を送り出すポンプ動作が行われることになる。
モータハウジング15は、円筒状をなし、その前端が、オイルシール27を介してポンプハウジング13の後面外周寄りの部分に固定されている。モータハウジング15の後端開口が、ケース31により塞がれている。
ポンプハウジング13は、径方向に広がりを持つ厚肉板状のものであり、その中心に、前部が開口したポンプ室12が形成されている。ポンプハウジング13の前面に、ポンププレート14がOリング25を介して固定され、ポンプ室12の前面が塞がれている。ポンプ室12内に、オイルポンプ2を構成するアウタロータ10が回転自在に収容され、アウタロータ10の内側に、これと噛み合うインナロータ11が配置されている。ポンププレート14には、軸線方向に貫通する図1に示す吸入口23および吐出口24が設けられている。
次に、ブラシレスモータ3は、回転するモータ用ロータ(以下、ロータという)6と、このロータ6の外周面の外側に固定されたモータ用ステータ(以下、ステータという)5とで構成される。ロータ6は、回転駆動軸7の外周面に、例えば、複数個の永久磁石8を周方向に沿って並べて配置して形成したものである。回転駆動軸7は、ブラシレスモータ3とオイルポンプ2とで共用する回転軸である。
ポンプハウジング13の後端面の中心に、モータハウジング15より小径の円筒部が一体に形成され、円筒部内の後部に設けられた軸受32,33により、前後方向に延びる回転駆動軸7が片持ち支持されている。この例では、軸受32,33は、前後に隣接する2個の転がり軸受である玉軸受よりなり、各軸受32,33の内輪が回転駆動軸7に固定され、外輪が円筒部に固定されている。回転駆動軸7の前部は、ポンプハウジング13の後壁に形成された穴の部分を貫通してポンプ室12内に進入し、その前端がインナロータ11に連結されている。円筒部内周の軸受32,33より前側の部分と回転駆動軸7との間に、オイルシール27が設けられている。
円筒部より後方に突出した回転駆動軸7の後端部に、ブラシレスモータ3を構成するロータ6が固定されている。ロータ6は、回転駆動軸7の後端から半径方向に延びかつ軸受32,33の外周を囲む円筒状のものであり、その外周に永久磁石8が設けられている。さらに詳しくは、ロータ6は、ロータコア28の穴あき円板部と、その外周に一体に形成された円筒部とからなり、円板部の内周が回転駆動軸7に固定され、円筒部の外周に永久磁石8が設けられている。回転駆動軸7、ロータ6およびオイルポンプ2のインナロータ11を含む回転部分の重心の軸線方向位置が、軸受32,33の軸線方向範囲内にある。本実施形態では、上記重心の軸線方向位置が、軸受32,33を構成する2個の玉軸受の間にある。
ステータ5は、ロータ6の外周面の外側にわずかなエアギャップを介して分割されたステータコア9の内向きの図示しないティースを複数個(例えば、本実施形態では6個)配置している。このステータコア9の各ティースには、コイル17をステータコア9から絶縁するための樹脂製(例えば、PPS)のインシュレータ21が軸線方向両端から装着されそれぞれ3相のコイル17が巻回されてステータサブアッシーを形成している。また、ステータ5は、上記複数のステータサブアッシーから構成され、モータハウジング15と一体にモールドされモータハウジング15の内周に固定されている。
また、モータハウジング15の側面には図1に示すコネクタシェル30がモータハウジング15と一体に設けられ、コイル17の端部は配線によりコネクタシェル30内部のコネクタピンと電気的に接続されている。
モータハウジング15のポンプ側の端面には、円筒状薄肉の金属製の締結リング22が軸線方向に突出して配置されインサート成形により埋設されている。締結リング22の内周面は、一様に樹脂コーティングよる膜が形成されたテーパ状のインローが形成されて、ポンプハウジング13の外周面と当接している。ここで、ポンプハウジング13の外周面側に溝部が形成され、溝部にOリング26を装着しモータハウジング15とのシール性が保たれる。そして、ポンププレート14側からポンププレート14とポンプハウジング13の外周縁部のボルト穴を通して挿入されたボルト(締結ねじ部材)19をモータハウジング15に埋設された締結リング22に設けた複数(例えば、本実施形態では4個)のねじ穴(雌ねじ)20に挿通し、ねじ止めすることにより、ポンプハウジング13にブラシレスモータ3のステータ5が固定されている。本実施形態では、回転中心に対して周方向に等間隔に4個のねじ穴20が配置されている。
また、本実施形態の電動オイルポンプ装置1には、ブラシレスモータ3を制御するための図示しないコントローラがハーネスを介してモータハウジング15のコネクタシェル30内のコネクタピンに接続されている。コントローラには、直流電源を交流に変換してブラシレスモータ3の各コイル17に駆動電流を供給するインバータ回路、およびこのインバータ回路を制御する制御回路からなる制御回路部が搭載されている。
ともに樹脂材料により形成されたモータハウジング15とカバー31とは、ここでは、合わせ面にシール材を塗布し接合されている。さらに、ロータ6をモータハウジング15の中心部に挿入し、ポンプハウジング13およびポンププレート14を取り付け締結リング22に固定して電動オイルポンプ装置1が組み付けられている。
そして、上記構成により、外部のコントローラによって制御された駆動電流がブラシレスモータ3の各コイル17に供給される。これにより、コイル17に回転磁界が発生し、永久磁石8にトルクが生じてロータ6が回転駆動される。このようにして、インナロータ11が回転駆動されると、アウタロータ10がこれに従動して回転し、これらのアウタロータ10の内歯と,インナロータ11の外歯の間隙が拡縮を繰り返すので、インポートおよびアウトポートを通じて油を吸入・吐出するポンプ動作が行われる。
次に、上記のように構成された本実施形態の電動オイルポンプ装置1の作用および効果について説明する。
上記構成によれば、金属製のオイルポンプ2のポンププレート14とポンプハウジング13とブラシレスモータ3の樹脂製のモータハウジング15とは、モータハウジング15内にオイルポンプ側に回転中心と同軸上に軸線方向に突出してモールドされた金属製の締結リング22を介して、ポンププレート14側から挿入されたボルト19で締結リング22のねじ孔29で締結固定されている。このとき、ボルト19はブラシレスモータ3の外径より内側に配置される。また、ボルト19の軸力は締結リング22により受け止められる。また、締結リング22の内周面にテーパ面を設け、このテーパ内周面の小径側から大径側に向かって樹脂で被覆し、テーパ内周面と対向するポンプハウジング13の段差の肩部と小径部と、テーパ内周面との間でボルト19の位置より径方向内側に装着したOリング26を挟み込んで、ポンプハウジング13と締結リング22とを嵌合する。さらに、締結リング22のテーパ内周面の嵌合内周面とポンプハウジング13の外周縁部の嵌合外周面とをインロー嵌合し、回転中心と同軸上に嵌め合わせる。
これにより、電動オイルポンプ装置1は、ブラシレスモータ3の径方向に大きくなることがなくなる。また、金属製のポンプハウジング13との接触により生ずる樹脂製のモータハウジング15のクリープ変形を防止できる。また、締結リング22のテーパ内周面を被覆する樹脂がOリング26より外側まで存在するため、外部からブラシレスモータ3内部への水の浸入がなくなる。さらに、締結リング22の円筒部をインローとしたのでポンプハウジング13の各アウタロータ10、インナロータ11とモータハウジング15のステータ5の芯出し精度が向上する。その結果、オイルポンプ2のポンプハウジング13とモータハウジング15とのシール性を確保し、ポンプ室12内の各ロータ10,11とモータステータ5とを容易に組み付けることができ、またブラシレスモータ3の径方向の小型化により車両への搭載性が向上する。
以上のように、本実施形態によれば、モータを径方向に大きくすることなく、車両への搭載性を向上できる電動オイルポンプ装置を提供できる。
以上、本発明に係る一実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することも可能である。
上記実施形態では、締結リング22に4個のねじ穴20を回転中心に対し周方向に等間隔で配置してボルト19で締結するようにしたが、これに限らず、均等にボルト19の締結力が規制されれば、より少ない個数(例えば、3個を120度の等間隔で配置)であってもよい。
また、上記実施形態では、オイルポンプ2として内接ギヤ式ポンプを用いる場合を示したが、これに限らず、ベーン駆動や外接ギヤなどを用いた回転ポンプであってもよい。さらに、内接ギヤポンプとして、アウタロータ10の内周側に内歯を設け、外歯を備えたインナロータ11と噛み合わせながら偏心して回転させることにより、アウタロータ10とインナロータ11との間の内接する部分で仕切られた間隙の容積が拡縮変化を繰り返す内接ギヤポンプであれば、必ずしも上述のようなトロコイド曲線型ポンプには限定されない。また、アウタロータ10の内歯やインナロータ11の外歯は、必ずしも明確ないわゆる歯形に形成されたものに限らず、突出部、突起部または係合部であってもよい。
上記実施形態では、ブラシレスモータ3を電動オイルポンプ装置1に適用する場合を示したが、これに限定されるものでなく、同様のブラシレスモータ3を用いた他の装置に適用してもよい。さらに、ブラシ付モータも適用が可能である。
また、上記実施形態では、ブラシレスモータ3のロータ6として、回転駆動軸7の外周部に複数個の永久磁石8を配置し固着する場合を示したが、リング状の永久磁石を固着したものを用いるようにしてもよい。
上記実施形態では、ブラシレスモータ3と別体でコントローラを設ける場合を示したが、これに限定されるものでなく、コントローラを電動オイルポンプ装置1のハウジング内に組み込み、基板をモータハウジング15の後方端部に固定する構成であってもよい。
1:電動オイルポンプ装置、2:オイルポンプ、3:ブラシレスモータ(電動モータ)、5:モータ用ステータ、6:モータ用ロータ、7:回転駆動軸(回転軸)、8:永久磁石、9:ステータコア、10:ポンプ用アウタロータ、11:ポンプ用インナロータ、12:ポンプ室、13:ポンプハウジング、14:ポンププレート、15:モータハウジング、16:ハウジング、17:モータコイル、19:ボルト(締結ねじ部材)、20:ボルト用ねじ穴(雌ねじ)、21:インシュレータ、22:締結リング(環状固定部材)、
23:吸入口、24:吐出口、25,26:Oリング、27:オイルシール、28:ロータコア、30:コネクタシェル、31:カバー、32,33:軸受、34:締結リング穴、35:取付け穴
23:吸入口、24:吐出口、25,26:Oリング、27:オイルシール、28:ロータコア、30:コネクタシェル、31:カバー、32,33:軸受、34:締結リング穴、35:取付け穴
Claims (3)
- ポンププレートとポンプハウジングとの間に形成されたポンプ室にポンプロータが回転軸線回りに回転可能に支承されたオイルポンプと、
前記オイルポンプに前記回転軸線方向に隣接して設けられ、前記ポンプロータを回転駆動する電動モータと、を備え、
前記ポンプハウジングの外周縁部を前記ポンププレートと、前記電動モータのモータハウジングとの間で挟持した電動オイルポンプ装置であって、
前記外周縁部と当接する当接面が露出するように樹脂製の前記モータハウジングのポンプ側外周部分にインサート成形で一体化された金属製の環状固定部材と、
前記ポンププレートおよび前記外周縁部に前記回転軸線方向に穿設されたボルト穴を貫通して前記環状固定部材に形成された雌ねじと螺合し前記ポンププレート、前記外周縁部および前記環状固定部材を締結する複数の締結ねじ部材と、を備えたことを特徴とする電動オイルポンプ装置。 - 請求項1に記載の電動オイルポンプ装置において、
前記環状固定部材は、前記回転軸線と同軸上に前記電動モータ側に向かって径が小さくなるテーパ内周面を備え、前記テーパ内周面が小径側から大径側に向かって前記インサート成形された樹脂で被覆され、
前記ポンプハウジングは、前記軸線方向に前記テーパ内周面と対向するように段差が形成され、
前記段差の肩部および小径部と前記テーパ内周面との間でシール部材を挟持したことを特徴とする電動オイルポンプ装置。 - 請求項2に記載の電動オイルポンプ装置において、
前記環状固定部材の前記テーパ内周面の大径側から前記回転軸線方向に延在する嵌合内周面と、前記ポンプハウジングの前記外周縁部の小径側から前記回転軸線方向に延在する嵌合外周面とは、インロー嵌合されていることを特徴とする電動オイルポンプ装置。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2012
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