JP2013034919A - カートリッジフィルター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流体が通過する孔を有する管状芯材14の周囲にろ過不織布を巻回してなるカートリッジフィルターを、90%ろ過精度が4μm以上10μm未満であり、通気度が2cc/cm2/秒〜30cc/cm2/秒である粗ろ過不織布10が、ろ過上流側において、7周以上巻回され、90%ろ過精度が0.5μm以上4μm未満であり、通気度が2cc/cm2/秒〜30cc/cm2/秒である精密ろ過不織布12と、前記粗ろ過不織布10とを含む積層ろ過不織布が、ろ過下流側において1周以上巻回されるように構成する。
【選択図】図3
Description
特許文献1には、熱融着性複合繊維を含む繊維集合体層を巻き芯に巻き付けて支持層を形成し、その外側に所望の穴径をもつシートを繊維集合層と共に巻き込んで精密ろ過層を形成し、引き続いて、繊維集合体層のみを巻き付けて前ろ過層を形成したカートリッジフィルターが開示されている。このカートリッジフィルターは、濾過ライフが優れ、例えば1μm以下の粒子をも確実に捕捉できる熱融着により固定安定化されたものである。
さらに、特許文献4には、ろ過寿命を長くするために、ろ過性能の異なる円筒フィルターエレメントの外筒と内筒の間にモノフィラメントからなるネットを挿入し、空間層を設けて、圧力損失を改善することが提案されている。
・単に精密ろ過層の外側に粗ろ過不織布を追加しただけでは、ろ過寿命が向上しない場合があること、ならびに
・精密ろ過不織布の巻回数と粗ろ過不織布との巻回数の関係を所定の範囲にすることにより、優れたろ過精度とろ過寿命とを両立した筒状フィルターが得られること
を見出し、本発明に至った。
流体が通過する孔を有する管状芯材(以下、「芯材」とも呼ぶ)の周囲にろ過不織布が巻回されてなるカートリッジフィルターであって、
90%ろ過精度が4μm以上10μm未満であり、通気度が2cc/cm2/秒〜30cc/cm2/秒である粗ろ過不織布が、ろ過上流側において、7周以上巻回され、
90%ろ過精度が0.5μm以上4μm未満であり、通気度が2cc/cm2/秒〜30cc/cm2/秒である精密ろ過不織布と、前記粗ろ過不織布とを含む積層ろ過不織布が、ろ過下流側において1周以上巻回されている、
カートリッジフィルター
を提供する。
CV値=(標準偏差/平均繊維径)×100
CV値がこの範囲内にあるメルトブローン不織布は、繊維径にばらつきを有していて繊維径の分布が大きく、平均繊維径よりも繊維径の大きい繊維および平均繊維径よりも繊維径の小さい繊維を含む。そのため、このメルトブローン不織布は、平均繊維径付近の繊維径の繊維のみで構成された不織布よりも、ろ過精度及びろ過寿命に優れるため好ましく用いられる。
精密ろ過不織布は、その90%ろ過精度が0.5μm以上4μm未満であり、通気度が2cc/cm2/秒〜30cc/cm2/秒である不織布である。ここで、90%ろ過精度は、精密ろ過不織布において90%の粒子を遮断できる最大の粒子の大きさを示す値、即ち、種々の粒径の粒子の粒径ごとの遮断率を測定したときに、遮断率が90%以上となる粒径のうち最大の値であり、下記の測定方法により測定される値をいう。また、通気度は、JIS L 1096 8.27 A法に準拠したフラジール形法に従って測定される値をいう。
<90%ろ過精度>
JIS Z8901に準ずる試験用ダスト(JIS11種)を水に分散させて試験用懸濁液を作成し、試験用懸濁液に含まれるダストの粒子径別の個数(M)と、この試験用懸濁液を対象の不織布を用いて、流速40リットル/分でろ過し、ろ過開始後5分の濾液に含まれるダストの粒子径別の個数(N)とを粒度分布測定機(商品名:コールターカウンターZM型:コールターエレクトロニクス社製)を用いて測定した。各粒子径別に下記式から遮断率を算出し、遮断率が90%になる粒子径を90%ろ過精度とした。
遮断率(%)=[(M−N)×100]/M
CV値=(標準偏差/平均繊維径)×100
粗ろ過不織布は、精密ろ過不織布よりも目の粗い不織布であり、具体的には、90%ろ過精度が4μm以上10μm以下であり、通気度が2cc/cm2/秒〜30cc/cm2/秒である不織布である。ここで、90%ろ過精度および通気度は精密ろ過不織布のそれと同様にして測定される値をいう。
<厚み>
マイクロメータ(商品名:クーラントプルーフマイクロメータ 293−230 MDC−25MJ:(株)ミツトヨ製)を用いて、不織布の任意の10点の厚み方向の寸法を測定し、平均値を算出して、厚みとした。
本発明のカートリッジフィルターには、精密ろ過不織布よりも目が粗く、粗ろ過不織布よりも目が細かいろ過不織布がさらに含まれていてよい。そのようなろ過不織布を便宜的に中間ろ過不織布と呼ぶ。中間ろ過不織布は、その90%ろ過精度が精密ろ過不織布のそれらよりも大きく、90%ろ過精度が粗ろ過不織布のそれらよりも小さい不織布である。中間ろ過不織布は、精密ろ過不織布と粗ろ過不織布との間に位置するように配置されて、カートリッジフィルターのろ過精度をより高くする。
支持不織布は、粗ろ過不織布および精密ろ過不織布を芯材に巻回するときに、それらの不織布にシワが発生する又は損傷することを防止するとともに、巻回作業を容易にするために好ましく用いられる。支持不織布は、粗ろ過不織布よりも十分に目の粗い不織布であり、巻回の際に加わる力に耐えうる限りにおいて、特に限定されない。支持不織布は、精密ろ過不織布に関して説明した種類の不織布であってよく、また、精密ろ過不織布に関して説明した繊維および材料を用いて形成してよい。
精密ろ過不織布と粗ろ過不織布とを含む積層ろ過不織布は、精密ろ過不織布と粗ろ過不織布との間にネット状物を含んでいてよい。カートリッジフィルターにおいて、ネット状物の目ひらき部が、精密ろ過不織布と粗ろ過不織布との間に薄い空間を形成する。空間は、ろ過寿命の向上に寄与する。これは、非常に目の細かい精密ろ過不織布と粗ろ過不織布との密な接触が、空間によって防止され、その結果、精密ろ過不織布における圧力損失の上昇が緩和されることによると考えられる。
本発明において、ネット状物として、特に、商品名「コンウェッドネット R07107」(JX日鉱日石ANCI(株)製)が好ましく用いられる。
本発明のカートリッジフィルターにおいて、ろ過下流側に位置する積層ろ過不織布は、少なくとも粗ろ過不織布と精密ろ過不織布とを含む。積層ろ過不織布は、支持体不織布、中間ろ過不織布、およびネット状物から選択される1または複数の層をさらに含んでよい。その場合、支持体不織布は、積層ろ過不織布を芯材に巻回したときに、いずれの位置に配置されていてもよく、例えば、ろ過上流側又はろ過下流側に配置されてよい。ネット状物は、精密ろ過不織布と粗ろ過不織布との間に配置される。中間ろ過不織布は、精密ろ過不織布と粗ろ過不織布との間に配置される。
次に、カートリッジフィルターの構成および製造方法を説明する。
一般に、カートリッジフィルターは、流体が通過する孔を有する管状芯材の周囲にろ過不織布が巻回されてなる構成を有する。芯材は、プラスチック製の孔あき筒状体であってよく、あるいは、熱接着性繊維を含む繊維ウェブを加熱しながら芯棒に巻き取ることにより、または当該繊維ウェブを円筒状容器に充填して加熱することにより得られた繊維成形体であってよい。いずれの芯材も、その外周側から内周側、または外周側から内周側に向かって流れる流体の通過を実質的に妨げないものであり、例えば、50cc/cm2/秒以上、好ましくは80cc/cm2/秒以上の通気度を有する。
本実施例において、各不織布の物性は下記の方法に従って測定した。
[厚み]
マイクロメータ(商品名:クーラントプルーフマイクロメータ 293−230 MDC−25MJ:(株)ミツトヨ製)を用いて、不織布の任意の10点の厚み方向の寸法を測定し、平均値を算出して、厚みとした。
JIS L 1096 8.27A(フラジール形法)に準じて測定した。
JIS11種粉体を水に分散させて試験用懸濁液を作成し、試験用懸濁液に含まれるダストの粒子径別の個数(M)と、この試験用懸濁液を対象の不織布を用いて、流速40リットル/分でろ過し、ろ過開始後5分の濾液に含まれるダストの粒子径別の個数(N)とを粒度分布測定機(商品名:コールターカウンターZM型:コールターエレクトロニクス社製)を用いて測定した。各粒子径別に下記式から遮断率を算出し、遮断率が90%になる粒子径を90%ろ過精度とした。
遮断率(%)=[(M−N)×100]/M
ASTM F 316−86(バブルポイント法)に準じて測定した。最大孔径/最小孔径は、得られた最大孔径の値を最小孔径の値で除して算出した。
電子顕微鏡を用いて、不織布表面を100〜1000倍に拡大して観察し、任意の100本の繊維側面(幅)を計測し、計測した値の平均値を算出することにより求めた。なお、複数の繊維が融着していて、その境界が不明である場合は、融着した状態の繊維群を1本の繊維とみなして計測した。
平均繊維径を求めるときと同様にして測定した繊維径の標準偏差と平均繊維径とを用いて、下式により求めた。
CV値=(標準偏差/平均繊維径)×100
平均繊維径を求めるときと同様にして測定した繊維径と、各繊維径の繊維の本数を測定し、100本に占める、繊維径が0.5μm以下、1μm以下、4μm以上、8μm以上の各繊維径の繊維の本数の割合を求めた。繊維径が1μm以下の繊維には、繊維径が0.5μm以下の繊維が含まれ、繊維径が4μm以上の繊維には、繊維径が8μm以上の繊維が含まれる。
精密ろ過不織布、および粗ろ過不織布として下記の不織布を準備した。
(精密ろ過不織布1)
ポリプロピレンからなる、目付15g/m2のメルトブローン不織布(商品名「Syntex-nano3」、三井化学(株)製)
(精密ろ過不織布2)
ポリプロピレンからなる、目付15g/m2のメルトブローン不織布(商品名「H015UB-00F」、タピルス(株)製)
(精密ろ過不織布3)
精密ろ過不織布2を2枚重ねた積層不織布
粗ろ過不織布として、ポリプロピレンからなる、目付50g/m2のメルトブローン不織布(商品名「PO50FW-00F」、タピルス(株)製)を準備した。
中間ろ過不織布として、ポリプロピレンからなる、目付60g/m2のメルトブローン不織布(商品名「PO60UW-00F」、タピルス(株)製)を準備した。
各精密ろ過不織布および粗ろ過不織布の物性を、表1に示す。
ネット状物として、目開きが長方形である、ポリプロピレンからなる、押出しネット(商品名「コンウェッドネットR07107」、JX日鉱日石ANCI(株)製)を準備した。このネット状物は具体的には下記の物性を有していた。
線条体の直径400μm
目開きの形状および寸法 タテ×ヨコが4mm×5mm(面積20mm2)の長方形
厚み:500μm
鞘/芯が高密度ポリエチレン/ポリプロピレンであり、鞘/芯の容積比が5/5である、繊度2.2dtex(繊維径18μm)の芯鞘型複合繊維(商品名「NBF(H)、ダイワボウポリテック(株)製)を用いて、目付33g/m2のパラレルカードウェブを作製した。このウェブを、温度130℃に設定した熱風吹き付け装置で約30秒間加熱して、高密度ポリエチレンを溶融または軟化させ、高密度ポリエチレンが溶融または軟化した状態で、外径30mmの鉄棒の周囲に巻回させた。巻回の間、鉄棒および巻回したウェブの自重による圧力を加え続けた。巻回を外径が42mmになるまで行って、長さ600mmの芯材を得た。
(実施例1)
精密ろ過不織布1を、幅60cm×長さ120cmに切断し、粗ろ過不織布を、幅60cm×長さ300cmに切断した。図1に示すように、精密ろ過不織布および粗ろ過不織布の巻回がほぼ同時期に開始されるように、2つの不織布を供給し、さらに加熱により繊維同士が熱接着された支持不織布を供給しながら、芯材の周囲にこれらの不織布を巻回した。支持不織布としては、鞘/芯が高密度ポリエチレン/ポリプロピレンであり、鞘/芯の容積比が5/5である、繊度2.2dtex(繊維径18μm)、繊維長51mmの芯鞘型複合繊維(商品名「NBF(H)、ダイワボウポリテック(株)製)を用いて作製した、目付33g/m2のパラレルカードウェブからなり、繊維同士を鞘成分により熱接着させた不織布を用いた。支持不織布は、粗ろ過不織布を巻回した後、さらに外径が65mmになるまで巻回させて、巻き終わりにおいて端部を軽く熱接着させた。
粗ろ過不織布の長さを400cmとしたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ120cmの積層ろ過不織布が内周側に約8周(8周以上9周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約16周(16周以上17周未満)巻回された構成を有していた。
粗ろ過不織布の長さを500cmとしたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ120cmの積層ろ過不織布が内周側に約8周(8周以上9周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約21周(21周以上22周未満)巻回された構成を有していた。
幅60cm×長さ120cmに切断したネット状物を、精密ろ過不織布と粗ろ過不織布との間に位置するように供給し、かつネット状物の巻回が精密ろ過不織布および粗ろ過不織布の巻回とほぼ同時に開始されるようにしたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ120cmの積層ろ過不織布(ネットを含む)が内周側に約8周(8周以上9周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約9周(9周以上10周未満)巻回された構成を有していた。
粗ろ過不織布の長さを250cmとしたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ120cmの積層ろ過不織布が内周側に約8周(8周以上9周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約8周(8周以上9周未満)巻回された構成を有していた。
精密ろ過不織布1の長さを70cmとし、粗ろ過不織布の長さを250cmとしたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ70cmの積層ろ過不織布が内周側に約5周(5周以上6周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約11周(11周以上12周未満)巻回された構成を有していた。
精密ろ過不織布1の長さを70cmとし、粗ろ過不織布の長さを300cmとしたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ70cmの積層ろ過不織布が内周側に約5周(5周以上6周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約14周(14周以上15周未満)巻回された構成を有していた。
精密ろ過不織布1の長さを70cmとし、粗ろ過不織布の長さを400cmとしたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ70cmの積層ろ過不織布が内周側に約5周(5周以上6周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約19周(19周以上20周未満)巻回された構成を有していた。
精密ろ過不織布1の長さを70cmとし、粗ろ過不織布の長さを500cmとしたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ70cmの積層ろ過不織布が内周側に約5周(5周以上6周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約25周(25周以上26周未満)巻回された構成を有していた。
精密ろ過不織布1を、幅60cm×長さ120cmに切断し、中間ろ過不織布を、幅60cm×長さ210cmに切断し、粗ろ過不織布を、幅60cm×長さ250cmに切断した。精密ろ過不織布、中間ろ過不織布および粗ろ過不織布の巻回がほぼ同時期に開始されるように、3つの不織布を供給し、さらに加熱により繊維同士が熱接着された支持不織布を供給しながら、芯材の周囲にこれらの不織布を巻回した。支持不織布は、実施例1で使用した支持不織布と同じものであった。支持不織布は、粗ろ過不織布を巻回した後、さらに外径が65mmになるまで巻回させて、巻き終わりにおいて端部を軽く熱接着させた。
幅60cm×長さ210cmに切断したネット状物を、精密ろ過不織布と中間ろ過不織布との間に位置するように供給し、かつネット状物の巻回が精密ろ過不織布、中間ろ過不織布および粗ろ過不織布の巻回とほぼ同時に開始されるようにしたことを除いては、実施例10で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、内周側に、長さ120cmの積層ろ過不織布(中間ろ過不織布およびネットを含む)が約7周(7周以上8周未満)巻回され、外周側に粗ろ過不織布が約6周(6周以上7周未満)巻回され、うち約4周(4周以上5周未満)はネット状物および中間ろ過不織布とともに巻回された構成を有していた。
精密ろ過不織布に代えて精密ろ過不織布3を用いたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ120cmの積層ろ過不織布が内周側に約8周(8周以上9周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約10周(10周以上11周未満)巻回された構成を有していた。
精密ろ過不織布に代えて精密ろ過不織布3を用いたこと、および粗ろ過不織布の長さを500cmとしたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ120cmの積層ろ過不織布が内周側に約8周(8周以上9周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約21周(21周以上22周未満)巻回された構成を有していた。
精密ろ過不織布に代えて精密ろ過不織布3を用い、かつその長さを70cmとしたこと、および粗ろ過不織布の長さを400cmとしたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ70cmの積層ろ過不織布が内周側に約5周(5周以上6周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約19周(19周以上20周未満)巻回された構成を有していた。
精密ろ過不織布1のみを用いたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ120cmの精密ろ過不織布のみが約8周(8周以上9周未満)巻回された構成を有していた。
粗ろ過不織布の長さを180cmとしたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ120cmの積層ろ過不織布が内周側に約8周(8周以上9周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約3周(3周以上4周未満)巻回された構成を有していた。
精密ろ過不織布1に代えて精密ろ過不織布2を用いたことを除いては、実施例1で採用した手順と同じ手順に従って、カートリッジフィルターを製造した。得られたカートリッジフィルターは、長さ120cmの積層ろ過不織布が内周側に約8周(8周以上9周未満)巻回され、粗ろ過不織布が外周側で約11周(11周以上12周未満)巻回された構成を有していた。
JIS Z8901に準ずる試験用ダスト(JIS11種)を水に分散させて試験用懸濁液を作成し、試験用懸濁液に含まれるダストの粒子径別の個数(M)と、この試験用懸濁液を対象のカートリッジフィルターを用いて、流速40リットル/分でカートリッジフィルターの外周側から内周側に向かって通過させてろ過した、ろ過開始後5分の濾液に含まれるダストの粒子径別の個数(N)とを粒度分布測定機(商品名:コールターカウンターZM型:コールターエレクトロニクス社製)を用いて測定した。各粒子径別に下記式から遮断率を算出し、粒子径が0.7μm以上の粒子を遮断する割合を0.7μmろ過精度とした。
遮断率(%)=[(M−N)×100]/M
JIS Z8901に準ずる試験用ダスト(JIS11種)を水に分散させて、濃度50ppmの試験用懸濁液を作成した。次に試験用懸濁液を均一に攪拌しながらカートリッジフィルターの外周側から内周側中空部へ向かって、40リットル/分の流量で通過させ、この流量を維持するための通液圧力が0.2MPaになったときの総通液量(リットル)をろ過寿命とした。
12 精密ろ過不織布
14 芯材
16 支持不織布
18 ネット状物
20 中間ろ過不織布
30 支持ろ過不織布/精密ろ過不織布/粗ろ過不織布が巻回された領域
32 支持ろ過不織布/粗ろ過不織布が巻回された領域
34 支持ろ過不織布が巻回された領域
100 カートリッジフィルター
Claims (4)
- 流体が通過する孔を有する管状芯材の周囲にろ過不織布が巻回されてなるカートリッジフィルターであって、
90%ろ過精度が4μm以上10μm未満であり、通気度が2cc/cm2/秒〜30cc/cm2/秒である粗ろ過不織布が、ろ過上流側において、7周以上巻回され、
90%ろ過精度が0.5μm以上4μm未満であり、通気度が2cc/cm2/秒〜30cc/cm2/秒である精密ろ過不織布と、前記粗ろ過不織布とを含む積層ろ過不織布が、ろ過下流側において1周以上巻回されている、
カートリッジフィルター。 - 精密ろ過不織布は、CV値が60〜200であるメルトブローン不織布である、請求項1に記載のカートリッジフィルター。
- 精密ろ過不織布は、目付が5g/m2〜40g/m2である請求項1または2に記載のカートリッジフィルター
- 90%ろ過精度が10μm以上である、支持不織布が積層ろ過不織布および粗ろ過不織布とともに巻回されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のカートリッジフィルター。
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