JP2013061251A - 汚染水処理容器、汚染水処理システムおよび汚染水処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】汚染水を処理することで分離された放射性物質を容易に取扱うことが可能な汚染水処理容器等を提供する。
【解決手段】放射線を遮蔽可能な遮蔽材を用いて構成され、少なくとも移送または保管のいずれか一方が可能な容器本体10と、容器本体10に設けられ、容器本体10の内部に、放射性物質を含む汚染水を流入させるための流入口11と、容器本体10に設けられ、容器本体10の内部において、放射性物質が分離された汚染水を流出させるための流出口12と、を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】放射線を遮蔽可能な遮蔽材を用いて構成され、少なくとも移送または保管のいずれか一方が可能な容器本体10と、容器本体10に設けられ、容器本体10の内部に、放射性物質を含む汚染水を流入させるための流入口11と、容器本体10に設けられ、容器本体10の内部において、放射性物質が分離された汚染水を流出させるための流出口12と、を備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、放射性物質を含む汚染水を処理するための汚染水処理容器、汚染水処理システムおよび汚染水処理方法に関するものである。
従来、汚染水処理を行う装置ではないが、水処理を行う装置として、エレクトレット粒の集合体と、集合体を入れる容器とを備えたエレクトレット流動電場浄水装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この浄水装置において、容器の上下には、水が流通する流通孔がそれぞれ設けられており、流通孔を介して容器に水を流通させることで、水を浄化している。
ところで、放射性物質を含む汚染水を処理する場合、汚染水処理後に残った放射性物質の取扱いが問題となる。例えば、従来の浄水装置を用いて汚染水を処理する場合、容器内に設けられたエレクトレット粒の集合体により放射性物質が分離されることになる。これにより、放射性物質が分離された汚染水は浄化水として浄化装置から流出する一方、汚染水から分離した放射性物質は集合体に吸着される。このとき、浄化装置の運転が長くなるにつれて、集合体に吸着する放射性物質が多くなることから、容器内部の集合体を交換する必要が生ずる。交換時において集合体は、容器外部に取り出されるが、このとき、集合体には放射性物質が付着していることから、取扱いが煩雑となる。
そこで、本発明は、汚染水を処理することで分離された放射性物質を容易に取扱うことが可能な汚染水処理容器、汚染水処理システムおよび汚染水処理方法を提供することを課題とする。
本発明の汚染水処理容器は、放射線を遮蔽可能な遮蔽材を用いて構成された容器本体と、容器本体に設けられ、容器本体の内部に、放射性物質を含む汚染水を流入させるための流入口と、容器本体に設けられ、容器本体の内部において、放射性物質が分離された汚染水を流出させるための流出口と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、容器本体の内部には、汚染水から分離された放射性物質が残留する。このとき、容器本体は、遮蔽材を用いて構成されているため、容器内部に残留した放射性物質から、容器外部へ向けて発せられる放射線を遮蔽できる。このため、容器本体は、容器外部へ向けて発せられる放射線を遮蔽できることから、容器本体の内部に放射性物質を格納した状態で、容器本体を移送したり、保管したりすることができる。これにより、容器本体ごとに交換を行うことが可能となるため、汚染水から分離された放射性物質を容器外部に取り出すことなく、汚染水処理後の放射性物質を容易に取り扱うことが可能となる。
この場合、流入口および流出口を密閉する密閉蓋をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、流入口および流出口を密閉することにより、容器本体を密閉することができるため、容器内部の放射性物質を漏出させることなく、容器本体の移送または保管を行うことができる。
この場合、容器本体の内部に設けられ、汚染水に含まれる放射性物質を分離する分離部をさらに備え、分離部により放射性物質が分離された汚染水は、浄化水として流出口から流出することが好ましい。
この構成によれば、容器本体の内部に流入口から汚染水を流入させると、分離部により汚染水に含まれる放射性物質が分離され、分離された汚染水を浄化水として流出口から流出させることができる。一方で、分離部により分離された放射性物質を、容器本体の内部に残留させることができる。これにより、容器本体に汚染水を流通させるだけで、汚染水を容易に浄化することができる。
この場合、容器本体の内部に流入した汚染水が加熱されることにより、放射性物質が分離されて蒸気となった汚染水は、浄化蒸気として流出口から流出することが好ましい。
この構成によれば、容器本体の内部に流入口から汚染水を流入させると、汚染水が加熱されることで汚染水に含まれる放射性物質が分離され、分離された汚染水を浄化蒸気として流出口から流出させることができる。一方で、加熱により分離された放射性物質を容器本体の内部に残留させることができる。これにより、分離部を設けることなく、汚染水を浄化することができる。
この場合、容器本体の内部に設けられ、容器本体の内部に残留した放射性物質の移動を規制するための中蓋をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、中蓋により放射性物質の移動を規制した状態で、容器本体の移送または保管を行うことができる。
この場合、流入口は、容器本体の一方の端部に設けられ、流出口は、容器本体の他方の端部に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、容器本体の一方の端部から流入した汚染水を、容器本体の他方の端部から流出させることができる。これにより、汚染水の流れ方向を、容器本体の一方の端部から他方の端部へ向けて、一方向とすることができるため、汚染水が流れる流路を簡易なものとすることができる。
この場合、流入口および流出口は、容器本体の一方の端部に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、流入口と流出口とを容器本体の一方の端部にまとめて設けることができる。このため、流入口と流出口とが設けられた容器本体の一方の端部を上方側にすれば、容器本体の内部から流入口および流出口を介して汚染水が漏れることを抑制することができる。
この場合、流入口および流出口は、容器本体の一方の端部に設けられると共に、一体となっていることが好ましい。
この構成によれば、流入口と流出口とを兼ねることができるため、構成を簡易なものとすることができる。
この場合、容器本体は、その内面にガラス皮膜が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、容器本体の内部に残留する放射性物質を、ガラス皮膜によって囲むことができる。このとき、ガラス皮膜は、水に溶けにくく、化学的に安定していることから、放射性物質を安定して閉じ込めることができる。
本発明の汚染水処理システムは、上記の汚染水処理容器と、汚染水処理容器の容器本体の内部に汚染水から分離された放射性物質が残留した状態で、容器本体の内部を乾燥させる乾燥装置と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、容器本体の内部を乾燥させることにより、容器本体の内部に残留する水分を除去することができる。このため、容器本体の内部に残留した水分が放射性物質により加熱されることによって生じる、乾燥後に密封された容器本体の内部での膨張を抑制することができる。また、容器本体の内部に残留した水分によって生じる容器本体の腐食も抑制することができる。
この場合、汚染水処理容器は、流入口および流出口を密閉する密閉蓋を有し、乾燥後の容器本体に密閉蓋を取り付けて、容器本体を密閉する密閉装置をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、容器本体の密閉を密閉装置によって行うことができるため、安全に密閉工程を行うことができる。
この場合、乾燥後の容器本体の内部にガラス原料を投入し、容器本体の内部に残留する放射性物質をガラス固化させるガラス固化装置をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、放射性物質をガラス固化することができる。このとき、ガラスは、水に溶けにくく、化学的に安定していることから、放射性物質を安定して閉じ込めることができる。また、ガラス固化した放射性物質は、容器本体の内部において移動が規制されるため、汚染水処理容器の取り扱いを容易なものとすることができる。
本発明の汚染水処理方法は、上記の汚染水処理容器を用いて、放射性物質を含む汚染水を処理する汚染水処理方法であって、汚染水処理容器の容器本体の内部へ向けて汚染水を流入口から流入させる流入工程と、汚染水に含まれる放射性物質を分離し、容器本体の内部に放射性物質を残留させると共に、放射性物質が分離された汚染水を流出口から流出させる流出工程と、容器本体の内部に放射性物質が残留した状態で、容器本体の内部を乾燥させる乾燥工程と、乾燥工程後の容器本体を密閉する密閉工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、汚染水処理容器の容器本体の内部へ向けて汚染水を流入させることにより、容器本体から放射性物質が分離された汚染水を流出させることができ、容器本体の内部に汚染水から分離された放射性物質を残留させることができる。そして、内部に放射性物質が残留した状態で、容器本体の内部を乾燥させた後、容器本体を密閉することができる。これにより、容器本体の内部に残留する水分を除去することができるため、密封された容器本体の内部に残留する水分が放射性物質により加熱されることによって生じる、容器本体の内部における膨張を抑制することができる。また、容器本体の内部に残留した水分によって生じる容器本体の腐食も抑制することができる。
この場合、乾燥工程後の容器本体の内部にガラス原料を投入し、容器本体の内部に残留する放射性物質をガラス固化させるガラス固化工程をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、放射性物質をガラス固化することができるため、放射性物質を安定して閉じ込めることができる。
本発明の汚染水処理容器、汚染水処理システムおよび汚染水処理方法によれば、汚染水から分離された放射性物質を容器本体の内部に残留させた状態で、容器本体を移送したり、保管したりすることができるため、汚染水処理後に分離された放射性物質を容易に取り扱うことができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の汚染水処理容器、汚染水処理システムおよび汚染水処理方法について説明する。なお、以下の実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
実施例1に係る汚染水処理システムは、放射性物質を含む汚染水を処理することにより、汚染水に含まれる放射性物質を除去して浄化水とするものである。以下、図1を参照して、汚染水処理システムについて説明する。
図1は、実施例1に係る汚染水処理システムの概略構成図である。図1に示すように、汚染水処理システム1は、汚染水処理容器5と、汚染水供給装置6と、浄化水排出装置7と、エアー供給装置8と、乾燥装置9とを備えている。
図2は、実施例1に係る汚染水処理容器を表した模式図である。なお、図1に示す汚染水処理容器5は、汚染水処理において使用中の態様を示しており、図2に示す汚染水処理容器5は、汚染水処理において使用後の態様を示している。図2に示すように、汚染水処理容器5は、容器本体10と、容器本体10に設けられた流入口11と、容器本体10に設けられた流出口12と、容器本体10に設けられた蒸気排出口13と、容器本体10の内部に設けられたフィルタ(分離部)14とを有している。また、汚染水処理容器5は、容器本体10の一方の端部(上端部)を閉塞する上蓋15と、容器本体10の他方の端部(下端部)を閉塞する下蓋16とを有している。
容器本体10は、放射線を遮蔽可能な遮蔽材を用いて構成されており、内部に中空円柱状の内部空間28が形成されている。容器本体10は、円筒形状に形成された円筒部21と、円筒部21の上端部に設けられた円盤状の天板部22と、円筒部21の下端部に設けられた円盤状の底板部23とで一体に構成されている。円筒部21は、その上端部が天板部22よりも軸方向外側に突出しており、その下端部も底板部23よりも軸方向外側に突出している。このため、容器本体10は、天板部22の軸方向外側(上方側)に上方側収容空間26が形成され、底板部23の軸方向外側(下方側)に下方側収容空間27が形成され、天板部22と底板部23との間に、内部空間28が形成されている。そして、上方側収容空間26には、上蓋15が密閉可能に装着され、下方側収容空間27には、下蓋16が密閉可能に装着され、内部空間28には、フィルタ14が設けられる。また、容器本体10の内部空間28の内面には、ガラス皮膜が形成されている。
流入口11は、容器本体10の上端部にある天板部22を貫通して開口されており、上方側収容空間26と内部空間28とを連通させている。流入口11には、クイックディスコネクタ(QD)等の着脱容易な継手31aが装着されている。なお、流入口11の不使用時において、流入口11に装着された継手31aには、キャップ32aが装着される。
流出口12は、容器本体10の下端部にある底板部23の中央に貫通して開口されており、下方側収容空間27と内部空間28とを連通させている。流出口12にも、クイックディスコネクタ(QD)等の着脱容易な継手31bが装着されている。なお、流出口12に装着された継手31bにも、流出口12の不使用時において、キャップ32bが装着される。
蒸気排出口13は、流入口11と同様に、容器本体10の上端部にある天板部22に貫通して設けられており、上方側収容空間26と内部空間28とを連通させている。蒸気排出口13にも、クイックディスコネクタ(QD)等の着脱容易な継手31cが装着されている。なお、蒸気排出口13に装着された継手31cにも、蒸気排出口13の不使用時において、キャップ32cが装着される。
フィルタ14は、内部空間28に収容されており、流通する汚染水に含まれる放射性物質を分離可能に構成されている。フィルタ14は、例えば、逆浸透膜(RO膜)等のろ過膜を軸方向に階層状に複数配置することで構成されている。なお、実施例1では、フィルタ14を用いたが、汚染水に含まれる放射性物質を分離するものであれば、この構成に限らず、例えば、ゼオライト等の吸着材を内部空間28に設けてもよい。
上蓋15は、円板状に形成されており、容器本体10の上方側収容空間26を密閉するように装着される。この上蓋15は、汚染水処理後の容器本体10に取り付けられる。なお、容器本体10と上蓋15との間は、溶接等により接合されることで密閉される。
下蓋16は、上蓋15と同様に、円板状に形成されており、容器本体10の下方側収容空間27を密閉するように装着される。この下蓋16も、汚染水処理後の容器本体10に取り付けられる。なお、容器本体10と下蓋16との間も、溶接等により接合されることで密閉される。
以上のように構成された汚染水処理容器5を用いて汚染水の処理を行う場合、汚染水は、容器本体10の上端部における流入口11から内部空間28へ向けて流入する。内部空間28に流入した汚染水は、容器本体10の上端部から下端部へ向かって軸方向に流れる。このとき、汚染水は、内部空間28に設けられたフィルタ14を通過することで、汚染水に含まれる放射性物質が分離され、分離された汚染水は浄化水として流出口12から流出する。一方、分離された放射性物質は、容器本体10の内部に留まる。このとき、容器本体10は、遮蔽材を用いて構成されていることから、容器本体10の内部に残留した放射性物質から発せられる放射線を遮蔽可能となっている。
汚染水の処理が終了すると、汚染水処理容器5の各継手31a,31b,31cには、各キャップ32a,32b,32cが装着される。そして、各キャップ32a,32b,32cの装着後、容器本体10の上方側収容空間26に上蓋15が装着され、容器本体10の下方側収容空間27に下蓋16が装着されることで、容器本体10が密閉される。密閉後の汚染水処理容器5は、内部に残留する放射性物質から発せられる放射線を遮蔽しているため、移送および保管が可能となる。
再び、図1を参照して、汚染水処理システム1について説明する。汚染水供給装置6は、汚染水を貯蔵する汚染水貯蔵部35から汚染水処理容器5へ向けて汚染水を供給している。汚染水供給装置6は、汚染水貯蔵部35と汚染水処理容器5とを接続する汚染水供給流路40と、汚染水供給流路40に介設された汚染水供給ポンプ41と、汚染水供給流路40に介設された汚染水圧力センサ42とを有している。また、汚染水供給装置6による汚染水の供給時において、汚染水処理容器5の上方側収容空間26には、漏水検出センサ43と放射線量モニタ44とが取り付けられる。なお、放射線量モニタ44は、実施例1において、上方側収容空間26に取り付けたが、取付位置は限定されない。つまり、放射線量モニタ44は、汚染水処理容器5に複数箇所に適宜取り付けることが好ましい。
汚染水供給流路40は、例えば、高圧ホースまたは高圧配管等で構成され、汚染水貯蔵部35から汚染水処理容器5へ向けて流れる汚染水の流路を形成している。汚染水供給流路40は、その一端部が汚染水処理容器5の流入口11に接続され、一端部には、クイックディスコネクタ(QD)等の着脱容易な継手40aが設けられている。これにより、汚染水供給流路40は、その継手40aが、汚染水処理容器5の流入口11の継手31aに対して、容易に着脱することができる。
汚染水供給ポンプ41は、汚染水貯蔵部35から汚染水を汲み上げると共に、汲み上げた汚染水を汚染水処理容器5へ向けて供給する。汚染水圧力センサ42は、汚染水供給ポンプ41の下流側の汚染水供給流路40に設けられ、汚染水供給流路40における圧力を測定している。汚染水圧力センサ42は、汚染水供給流路40における圧力を測定することで、汚染水処理容器5におけるフィルタ14の詰まり具合を検出している。つまり、汚染水供給装置6は、汚染水圧力センサ42による検出圧力が所定の圧力を上回ることにより、フィルタ14に詰まりが発生していることを検出することで、汚染水処理容器5の交換時期を検出できる。
漏水検出センサ43は、上方側収容空間26に漏出する汚染水を検出している。このため、漏水検出センサ43により汚染水が漏出していることを検出すると、汚染水供給装置6は、汚染水供給ポンプ41の作動を停止させる。放射線量モニタ44は、上方側収容空間26において生ずる放射線量を検出している。このため、放射線量モニタ44により検出した放射線量が所定の放射線量を上回ると、汚染水供給装置6は、汚染水供給ポンプ41の作動を停止させる。
上記のように構成された汚染水供給装置6を用いて汚染水の処理を行う場合、先ず、汚染水供給流路40の継手40aを、汚染水処理容器5の流入口11の継手31aに装着する。この後、汚染水供給装置6は、汚染水供給ポンプ41を作動させることにより、汚染水貯蔵部35から汚染水処理容器5へ向けて汚染水を供給する。このとき、汚染水供給装置6は、汚染水圧力センサ42によりフィルタ14の詰まりが発生しているか否かを検出しながら、汚染水供給ポンプ41を作動させる。また、汚染水供給装置6は、漏水検出センサ43により上方側収容空間26に汚染水が漏出しているか否か、放射線量モニタ44により検出した放射線量が所定の放射線量を上回っているか否かを検出しながら、汚染水供給ポンプ41を作動させる。
浄化水排出装置7は、汚染水供給装置6と共に用いられ、汚染水処理容器5において浄化された浄化水を排出している。浄化水排出装置7は、汚染水処理容器5の流出口12に接続される浄化水排出流路45と、汚染水処理容器の下方に配設された漏れ受けパン46と、漏れ受けパン46に設けられた漏水検出センサ47と、浄化水排出流路46に介設された放射線量モニタ48とを有している。
漏れ受けパン46は、汚染水処理容器5の流出口12から漏出する汚染水を受けており、汚染水処理容器5の底部よりも大径となるように形成されている。この漏れ受けパン46には、汚染水処理容器5が設置される。浄化水排出流路45は、例えば、高圧ホースまたは高圧配管等で構成され、汚染水処理容器5の流出口12から汚染水処理容器5の外部へ向けて流れる浄化水の流路を形成している。浄化水排出流路45は、その一端部が汚染水処理容器5の流出口12に接続され、一端部には、クイックディスコネクタ(QD)等の着脱容易な継手45aが設けられている。この継手45aは、漏れ受けパン46の中央に配置されている。これにより、浄化水排出流路45は、その継手45aが、汚染水処理容器5の流出口12の継手31bに対して、容易に着脱することができる。
漏水検出センサ47は、漏れ受けパン46に漏出する汚染水を検出している。このため、漏水検出センサ47により汚染水が漏出していることを検出すると、浄化水排出装置7は、汚染水供給装置6の汚染水供給ポンプ41の作動を停止させる。また、放射線量モニタ48は、浄化水排出流路45を流れる浄化水の放射線量を検出している。このため、放射線量モニタ48により検出した放射線量が所定の放射線量を上回ると、浄化水排出装置7は、汚染水供給装置6の汚染水供給ポンプ41の作動を停止させる。
上記のように構成された浄化水排出装置7を用いて汚染水の処理を行う場合、先ず、浄化水排出流路45の継手45aを、汚染水処理容器5の流出口12の継手31bに装着する。このとき、浄化水排出流路45の継手45aは、漏れ受けパン46の中央に配設され、また、汚染水処理容器5の流出口12の継手31bも、底板部23の中央に設けられていることから、漏れ受けパン46と底板部23との軸中心を一致させながら、漏れ受けパン46上に設置することで、各継手45a,31bを容易に接続できる。そして、汚染水処理容器5の流出口12から流出した浄化水は、浄化水排出流路45を流れる。このとき、浄化水排出装置7は、漏水検出センサ47により漏れ受けパン46に汚染水が漏出しているか否か、放射線量モニタ48により検出した放射線量が所定の放射線量を上回っているか否かを検出しながら浄化水を排出する。
エアー供給装置8は、汚染水処理容器5の内部の汚染水を排出するために、エアーを貯留するエアボンベ等のエアー供給部51から汚染水処理容器5へ向けてエアーを供給している。エアー供給装置8は、エアー供給部51と汚染水処理容器5とを接続するエアー供給流路52と、エアー供給流路52に介設されたエアー供給ポンプ53と、エアー供給流路52に介設されたエアー圧力センサ54とを有している。
エアー供給流路52は、エアー供給部51から汚染水処理容器5へ向けて流れるエアーの流路を形成している。エアー供給流路52は、その一部が汚染水供給流路40と重複している。このため、エアー供給流路52は、その一端部、すなわち汚染水処理容器5への接続側の端部が、汚染水供給流路40に接続されている。つまり、汚染水供給流路40には、汚染水圧力センサ42の下流側に切替バルブ58が設けられており、この切替バルブ58にエアー供給流路52の一端部が接続されている。よって、切替バルブ58は、汚染水処理容器5と汚染水供給ポンプ41との接続と、汚染水処理容器5とエアー供給ポンプ53との接続とを、切替可能となっている。
エアー供給ポンプ53は、コンプレッサ等で構成され、エアー供給部51からエアーを吸引し、吸引したエアーを汚染水処理容器5へ向けて供給する。エアー圧力センサ54は、エアー供給ポンプ53の下流側のエアー供給流路52に設けられ、エアー供給流路52における圧力を測定している。エアー圧力センサ54は、エアー供給流路52における圧力を測定することで、汚染水処理容器5におけるフィルタ14の詰まり具合を検出している。つまり、エアー供給装置7は、エアー圧力センサ54による検出圧力が所定の圧力を上回ることにより、フィルタ14に詰まりが発生していることを検出できる。
上記のように構成されたエアー供給装置8を用いて汚染水の排水を行う場合、先ず、エアー供給装置8は、切替バルブ58により、汚染水処理容器5とエアー供給ポンプ53との接続に切り替える。この後、エアー供給装置8は、エアー供給ポンプ53を作動させることにより、エアー供給部51から汚染水処理容器5へ向けてエアーを供給する。このとき、エアー供給装置8は、エアー圧力センサ54によりフィルタ14の詰まりが発生しているか否かを検出しながら、エアー供給ポンプ53を作動させる。
乾燥装置9は、汚染水処理容器5の内部を乾燥させる。乾燥装置9は、漏れ受けパン46上に設置される汚染水処理容器5の周囲に設けられた支柱等の外部構造体60と、外部構造体60に設けられたヒータ61と、蒸気排出口13に接続された蒸気排出流路62と、蒸気排出流路62に介設された放射線量モニタ64と、蒸気排出口13から排出された蒸気と熱交換する熱交換器63とを有している。
外部構造体60は、漏れ受けパン46と共に、汚染水処理容器5が収容される容器収容空間70を形成している。つまり、容器収容空間70は、浄化水排出装置7の漏れ受けパン46が、設置される汚染水処理容器5の底面に対面するように設置され、乾燥装置9の外部構造体60が、設置される汚染水処理容器5の側面に対面するように設置されることで形成される。
ヒータ61は、外部構造体60に取り付けられ、汚染水処理容器5と対面するように設けられている。ヒータ61は、汚染水処理容器5を外部から加熱することで、汚染水処理容器5の内部にある水分を蒸発させ、汚染水処理容器5の内部を乾燥させている。
蒸気排出流路62は、例えば、高圧ホースまたは高圧配管等で構成され、汚染水処理容器5から熱交換器63へ向けて流れる蒸気の流路を形成している。蒸気排出流路62は、その一端部が汚染水処理容器5の蒸気排出口13に接続され、一端部には、クイックディスコネクタ(QD)等の着脱容易な継手62aが設けられている。これにより、蒸気排出流路62は、その継手62aが、汚染水処理容器5の蒸気排出口13の継手31cに対して、容易に着脱することができる。
熱交換器63は、その流入側に蒸気排出流路62が接続され、その流出側にエアー排出流路65および凝縮水排出流路66が接続されている。熱交換器63は、蒸気排出流路62から流入した蒸気と熱交換することにより、蒸気を気相となる乾燥エアーと液相となる凝縮水とに気液分離している。そして、熱交換器63で分離された乾燥エアーは、エアー排出流路65を流れ、分離された凝縮水は、凝縮水排出流路66を流れる。
放射線量モニタ64は、蒸気排出流路62を流れる蒸気の放射線量を検出している。このため、放射線量モニタ64により検出した放射線量が所定の放射線量を上回ると、乾燥装置9は、ヒータ61の作動を停止させ、また、熱交換器63は、凝縮された凝縮水を汚染水として取り扱う。つまり、熱交換器63は、凝縮水排出流路66の接続先を変更し、所定の放射線量を下回る場合とは別の系統へ向けて凝縮された汚染水を流す。これにより、熱交換器63は、凝縮された凝縮水を、所定の放射線量を下回る場合と所定の放射線量を上回る場合とに分けて管理している。
上記のように構成された乾燥装置9を用いて汚染水処理容器5の乾燥を行う場合、先ず、蒸気排出流路62の継手62aを、汚染水処理容器5の蒸気排出口13の継手31cに装着する。この後、乾燥装置9は、ヒータ61を作動させることにより、汚染水処理容器5を加熱する。汚染水処理容器5が加熱されると、汚染水処理容器5の内部に残留する水分が蒸発して蒸気となり、蒸気排出口13から排出される。蒸気排出口13から排出された蒸気は、蒸気排出流路62を通って熱交換器63に流入する。このとき、乾燥装置9は、漏水検出センサ43により凝縮した蒸気(凝縮水)が上方側収容空間26に漏出しているか否か、放射線量モニタ64により検出した放射線量が所定の放射線量を上回っているか否かを検出しながら、ヒータ61を作動させる。そして、熱交換器63に流入した蒸気は、熱交換器63により乾燥エアーと凝縮水とに気液分離され、分離された乾燥エアーは、エアー排出流路65を流れて、分離された凝縮水は、凝縮水排出流路66を流れる。
続いて、図3から図9を参照し、上記のように構成された汚染水処理システム1を用いて、汚染水を処理する汚染水処理方法について説明する。ここで、図3から図9は、汚染水処理システムを用いた汚染水処理方法の一工程を示す説明図である。
先ず、図3に示すように、汚染水処理容器5を設置する前の汚染水処理システム1において、浄化水排出装置7の漏れ受けパン46と乾燥装置9の外部構造体60とは、汚染水処理容器5を囲む容器収容空間70を形成している。
この汚染水処理システム1に設置される汚染水処理容器5は、上蓋15および下蓋16が装着されていない状態となっている。また、汚染水処理容器5は、流入口11の継手31aおよび流出口12の継手31bにキャップ32a,32bが装着されておらず、一方で、蒸気排出口13の継手31cにキャップ32cが装着されている。
図4に示すように、この汚染水処理容器5が容器収容空間70に収容されると、流出口12の継手31bが、浄化水排出装置7の浄化水排出流路45の継手45aに装着されることで、汚染水処理容器5が、漏れ受けパン46上に設置される。そして、各継手31b,45aが装着されることで、汚染水処理容器5の流出口12と浄化水排出装置7の浄化水排出流路45とが連通する。
続いて、図5に示すように、容器収容空間70に収容された汚染水処理容器5には、汚染水供給装置6およびエアー供給装置8が装着される。つまり、汚染水処理容器5の流入口11の継手31aに、汚染水供給装置6の汚染水供給流路40の継手40aが装着される。そして、各継手31a,40aが装着されることで、汚染水処理容器5の流入口11と汚染水供給装置6の汚染水供給流路40とが連通する。また、流入口11に汚染水供給流路40が接続されることで、切替バルブ58を介してエアー供給流路52が流入口11と接続可能となる。
汚染水供給装置6は、汚染水供給流路40と流入口11とが連通するように切替バルブ58を切り替え、汚染水供給ポンプ41を作動させる。すると、汚染水供給ポンプ41は、汚染水貯蔵部35から汚染水を汲み上げ、汲み上げた汚染水を汚染水処理容器5へ向けて供給する(流入工程)。このとき、汚染水供給装置6は、汚染水圧力センサ42によりフィルタ14の詰まりが発生しているか否かを検出する。また、汚染水供給装置6は、上方側収容空間26に設けられた漏水検出センサ43により、汚染水処理容器5の流入口11から漏出する汚染水を検出し、また、上方側収容空間26に設けられた放射線量モニタ44により、放射線量を検出している。
汚染水処理容器5に流入口11から汚染水が供給されると、流入した汚染水は、フィルタ14によって放射性物質が分離される。そして、放射性物質が分離された汚染水は浄化水として、汚染水処理容器5の流出口12から流出する(流出工程)。一方で、汚染水から分離された放射性物質は、汚染水処理容器5の内部に残留する。
流出口12から流出した浄化水は、浄化水排出流路45を流れる。このとき、汚染水供給装置6は、漏れ受けパン46に設けられた漏水検出センサ47により、汚染水処理容器5の流出口12から漏出する汚染水を検出し、また、浄化水排出流路45に介設された放射線量モニタ48により、放射線量を検出している。
図5に示す状態で、汚染水処理システム1を運転すると、汚染水から分離された放射性物質はフィルタ14に蓄積していく。そして、汚染水供給装置6が、汚染水圧力センサ42によりフィルタ14の詰まりを検出すると、汚染水処理容器5が交換時期であるとして、汚染水供給ポンプ41の作動を停止させる。
汚染水供給ポンプ41の作動が停止すると、エアー供給装置8は、図6に示すように、汚染水供給流路40と流入口11とが連通するように切替バルブ58を切り替え、エアー供給ポンプ53を作動させる。すると、エアー供給ポンプ53は、エアー供給部51からエアーを吸引し、吸引したエアーを汚染水処理容器5へ向けて供給する。汚染水処理容器5に流入口11からエアーが供給されると、供給されたエアーは、汚染水処理容器5の内部に残った汚染水を流出口12へ向けて押し出すことで、汚染水処理容器5の内部から汚染水を排出する。このとき、エアー供給装置8は、汚染水供給装置6と同様に、エアー圧力センサ54によりフィルタ14の詰まりが発生しているか否かを検出する。また、エアー供給装置8は、汚染水供給装置6と同様に、上方側収容空間26に設けられた漏水検出センサ43により、汚染水処理容器5の流入口11から漏出する汚染水を検出し、また、上方側収容空間26に設けられた放射線量モニタ44により、放射線量を検出している。
エアー供給装置8により汚染水処理容器5の内部に残留する汚染水を排出すると、図7に示すように、流入口11の継手31aから汚染水供給流路40の継手40aが取り外されることで、流入口11と汚染水供給流路40との接続を解除する。また、流出口12の継手31bから浄化水排出流路45の継手45aを取り外すことで、流出口12と浄化水排出流路45との接続を解除する。そして、流入口11の継手31aおよび流出口12の継手31bにキャップ32a,32bがそれぞれ装着される。
続いて、図8に示すように、蒸気排出口13に装着されたキャップ32cが取り外された後、汚染水処理容器5には、乾燥装置9が装着される。つまり、汚染水処理容器5の蒸気排出口13の継手31cに、乾燥装置9の蒸気排出流路62の継手62aが装着される。そして、各継手31c,62aが装着されることで、汚染水処理容器5の蒸気排出口13と乾燥装置9の蒸気排出流路62とが連通する。
この後、乾燥装置9のヒータ61を作動させると、ヒータ61は、汚染水処理容器5の周囲を外部から加熱し、汚染水処理容器5の内部にある水分を蒸発させることで、汚染水処理容器5の内部を乾燥させる(乾燥工程)。汚染水処理容器5の内部で発生した蒸気は、蒸気排出口13から蒸気排出流路62を通って熱交換器63に流入する。熱交換器63に流入した蒸気は、熱交換により気相となる乾燥エアーと液相となる凝縮水とに気液分離される。そして、熱交換器63で分離された乾燥エアーは、エアー排出流路65を流れ、分離された凝縮水は、凝縮水排出流路66を流れる。
乾燥装置9により汚染水処理容器5の内部を乾燥させると、図9に示すように、蒸気排出口13の継手31cから蒸気排出流路62の継手62aが取り外されることで、蒸気排出口13と蒸気排出流路62との接続が解除される。そして、蒸気排出口13の継手31cにキャップ32cが装着される。
流入口11、流出口12および蒸気排出口13の各継手31a,31b,31cに各キャップ32a,32b,32cが装着されると、汚染水処理容器5は容器収容空間70から取り出される。図2に示すように、容器収容空間70から取り出された汚染水処理容器5には、上蓋15が上方側収容空間26に溶接等によって取り付けられ、下蓋16が下方側収容空間27に溶接等によって取り付けられることで、汚染水処理容器5が密閉される(密閉工程)。なお、放射線量モニタ48は、汚染水処理容器5の密閉時において、上方側収容空間26に設置された状態で、上蓋15が取り付けられる。また、密閉後の汚染水処理容器5の表面には、別途、放射線量モニタが設けられる。
以上のように、実施例1の構成によれば、容器本体10の内部には、汚染水から分離された放射性物質が残留する。このとき、容器本体10は、遮蔽材を用いて構成されているため、容器内部10に残留した放射性物質から、容器外部へ向けて発せられる放射線を遮蔽できる。また、容器本体10は、少なくとも移送または保管のいずれか一方が可能であり、容器外部へ向けて発せられる放射線を遮蔽できることから、容器本体10の内部に放射性物質を格納した状態で、容器本体10を移送したり、保管したりすることができる。これにより、容器本体10ごとに交換を行うことが可能となるため、汚染水から分離された放射性物質を容器外部に取り出すことなく、汚染水処理後の放射性物質を容易に取り扱うことが可能となる。
また、実施例1の構成によれば、上蓋15および下蓋16により流入口11および流出口12を密閉し、容器本体10を密閉することができるため、容器本体10の内部の放射性物質を漏出させることなく、容器本体10の移送または保管を行うことができる。
また、実施例1の構成によれば、フィルタ14を用いて、汚染水に含まれる放射性物質を分離することができるため、容器本体10に汚染水を流通させるだけで、汚染水を容易に浄化することができる。
また、実施例1の構成によれば、容器本体10の天板部22に流入口11を設け、容器本体10の底板部23に流出口12を設けることができる。これにより、汚染水の流れ方向を、円筒形状の容器本体10の軸方向とすることができるため、汚染水が流れる流路を簡易なものとすることができる。
また、実施例1の構成によれば、容器本体10の内部空間28の内面に、ガラス皮膜が形成されているため、容器本体10の内部に残留する放射性物質を、ガラス皮膜によって囲むことができる。このとき、ガラス皮膜は、水に溶けにくく、化学的に安定していることから、放射性物質を安定して閉じ込めることができる。
また、実施例1の構成によれば、容器本体10の内部を乾燥させることにより、容器本体10の内部に残留する水分を除去することができる。このため、容器本体10の内部に残留した水分が放射性物質により加熱されることによって生じる、密封された容器本体10の内部での膨張を抑制することができる。また、容器本体10の内部に残留した水分によって生じる容器本体10の腐食をも抑制することができる。
なお、実施例1の汚染水処理容器5において、流入口11および流出口12は、容器本体10の上下両側に設けたが、この構成に限らず、図10に示す変形例1の構成としてもよい。図10は、変形例1の汚染水処理容器を表した模式図である。変形例1の汚染水処理容器5は、流入口11および流出口12が容器本体10の一方の端部(上端部)に設けられている。この場合、容器本体10の内部に設けられたフィルタ14は、容器本体10の同心円状に設けられ、径方向に階層状となっている。このとき、流入口11および流出口12が容器本体10の上端部に設けられていることから、変形例1の汚染水処理容器5を用いて汚染水の処理を行う場合、エアー供給装置8を用いて容器本体10の内部の汚染水を排出する工程を省くことが好ましい。以上の構成によれば、流入口11および流出口12を容器本体10の上端部に設けることができるため、容器本体10の内部から流入口11および流出口12を介して汚染水が漏れることを抑制することができる。
次に、図11および図12を参照して、実施例2に係る汚染水処理システム100について説明する。図11は、実施例2に係る汚染水処理システム100の概略構成図である。なお、実施例2では、重複した記載を避けるべく、実施例1と異なる部分のみ説明する。実施例1に係る汚染水処理システム1では、汚染水処理容器5のフィルタ14により、汚染水に含まれる放射性物質を分離したが、実施例2に係る汚染水処理システム100では、汚染水処理容器105の内部に流入した汚染水を加熱することにより、汚染水に含まれる放射性物質を分離している。以下、実施例2に係る汚染水処理システム100について説明する。
図11に示すように、汚染水処理システム100は、汚染水処理容器105と、汚染水供給装置6と、乾燥装置9とを備えている。
図12は、実施例2に係る汚染水処理容器を表した模式図である。なお、図11に示す汚染水処理容器105は、汚染水処理において使用中の態様を示しており、図12に示す汚染水処理容器105は、汚染水処理において使用後の態様を示している。図12に示すように、汚染水処理容器105は、容器本体110と、容器本体110に設けられた流出入口111とを有している。また、汚染水処理容器105は、容器本体110の一方の端部(上端部)を閉塞する上蓋115を有している。
容器本体110は、放射線を遮蔽可能な遮蔽材を用いて構成されており、内部に中空円柱状の内部空間128を有する有底の円筒形状に形成されている。容器本体110は、有底の円筒形状に形成された有底円筒部121と、有底円筒部121の上端部に設けられた円盤状の天板部122とで一体に構成されている。有底円筒部121は、その上端部が天板部122よりも軸方向外側に突出している。このため、容器本体110は、天板部122の軸方向外側(上方側)に上方側収容空間126が形成され、天板部122と底部との間に、内部空間128が形成されている。そして、上方側収容空間126には、上蓋115が密閉可能に装着される。また、容器本体10の内部空間28の内面には、ガラス皮膜が形成されている。
流出入口111は、容器本体110の上端部にある天板部122を貫通して開口されており、上方側収容空間126と内部空間128とを連通している。流出入口111には、クイックディスコネクタ(QD)等の着脱容易な継手31dが装着されている。なお、流出入口111の不使用時において、流出入口111に装着された継手31dには、キャップ32dが装着される。
上蓋115は、円板状に形成されており、容器本体110の上方側収容空間126を密閉するように装着される。この上蓋115は、汚染水処理後の容器本体110に取り付けられる。なお、容器本体110と上蓋115との間は、溶接等により接合されることで密閉される。
以上のように構成された汚染水処理容器105を用いて汚染水の処理を行う場合、汚染水は、容器本体110の上端部における流出入口111から内部空間128へ向けて流入する。内部空間128に流入した汚染水は、容器本体110の内部に溜まる。そして、汚染水が溜まった容器本体110が加熱されることにより、容器本体110内部の汚染水が加熱されることで、汚染水は、放射性物質から分離した蒸気となる。放射性物質が分離されて蒸気となった汚染水は、浄化蒸気として、流出入口111から流出する。一方、分離された放射性物質は、容器本体110の内部に留まる。このとき、容器本体110は、遮蔽材を用いて構成されていることから、容器本体110の内部に残留した放射性物質から発せられる放射線を遮蔽可能となっている。
汚染水の処理が終了すると、汚染水処理容器5の継手31dには、キャップ32dが装着される。そして、キャップ32dの装着後、容器本体110の上方側収容空間126に上蓋115が装着されることで、容器本体110が密閉される。密閉後の汚染水処理容器105は、内部に残留する放射性物質から発せられる放射線を遮蔽しているため、移送および保管が可能となる。
再び、図11を参照して、汚染水処理システム100について説明する。汚染水供給装置6は、実施例1と同様に構成されているため、実施例1と同じ符号を付すと共に、説明を省略する。なお、実施例2では、汚染水処理容器105の内部にフィルタ14が設けられていないことから、汚染水圧力センサ42を設けなくてもよい。
乾燥装置9も、実施例1と同様に構成されているため、実施例1と同じ符号を付すと共に、説明を省略する。なお、乾燥装置9は、汚染水処理容器105の内部を乾燥させるだけでなく、放射性物質を分離させるために汚染水処理容器105の内部に溜まった汚染水を加熱している。
なお、蒸気排出流路62は、その一部が汚染水供給流路40と重複している。このため、蒸気排出流路62は、その一端部、すなわち汚染水処理容器105への接続側の端部が、汚染水供給流路40に接続されている。つまり、汚染水供給流路40には、切替バルブ58が設けられ、この切替バルブ58に蒸気排出流路62が接続されている。よって、切替バルブ58は、汚染水処理容器105と汚染水供給ポンプ41との接続と、汚染水処理容器105と熱交換器63との接続とを、切替可能となっている。
上記のように構成された汚染水処理システム100を用いて、汚染水を処理する汚染水処理方法について説明する。なお、実施例2の汚染水処理システム100における汚染水処理方法では、実施例1の汚染水処理システム1における汚染水処理方法に倣って簡単に説明すると共に、図示を省略する。
先ず、汚染水処理容器105を設置する前の汚染水処理システム100において、床面と乾燥装置9の外部構造体60とは、汚染水処理容器105を囲む容器収容空間を形成している。この容器収容空間には、上蓋115およびキャップ31dが装着されていない汚染水処理容器105が収容される。
汚染水処理容器105が収容されると、汚染水処理容器105の流出入口111の継手31dに、汚染水供給流路40の継手40aが装着されることで、汚染水処理容器105の流出入口111と汚染水供給装置6の汚染水供給流路40とが連通する。また、流出入口111に汚染水供給流路40が接続されることで、切替バルブ58を介して蒸気排出流路62が流出入口111と接続可能となる。
汚染水供給装置6は、汚染水供給流路40と流出入口111とが連通するように切替バルブ58を切り替え、汚染水供給ポンプ41を作動させる。すると、汚染水供給ポンプ41は、汚染水貯蔵部35から汚染水を汲み上げ、汲み上げた汚染水を汚染水処理容器105へ向けて供給する(流入工程)。
汚染水処理容器105に流出入口111から汚染水が供給されると、流入した汚染水は、汚染水処理容器105の内部空間128に溜まる。内部空間128に汚染水が溜まると、汚染水供給装置6は、汚染水供給ポンプ41の作動を停止させる。
汚染水供給ポンプ41の作動が停止すると、乾燥装置9は、蒸気排出流路62と流出入口111とが連通するように切替バルブ58を切り替えた後、ヒータ61を作動させる。ヒータ61を作動させると、ヒータ61は、外部から汚染水処理容器105の周囲を加熱し、汚染水処理容器105の内部にある汚染水を蒸発させることで、放射性物質を分離させる。汚染水処理容器105の内部で発生した蒸気は、流出入口111から浄化蒸気として流出する(流出工程)。汚染水処理容器105の内部で発生した浄化蒸気は、流出入口111から蒸気排出流路62を通って熱交換器63に流入する。熱交換器63に流入した蒸気は、熱交換により気相となる乾燥エアーと液相となる凝縮水とに気液分離される。そして、熱交換器63で分離された乾燥エアーは、エアー排出流路65を流れ、分離された凝縮水は、凝縮水排出流路66を流れる。そして、この流入工程および流出工程は、汚染水処理容器105の内部に放射性物質が溜まることによって交換時期となるまで、適宜繰り返される。
流入工程および流出工程を適宜繰り返すことで、汚染水処理容器105が交換時期となると、乾燥装置9は、ヒータ61により汚染水処理容器5の周囲をさらに加熱し、汚染水処理容器5の内部にある水分を蒸発させることで、汚染水処理容器5の内部を乾燥させる(乾燥工程)。
乾燥装置9により汚染水処理容器5の内部を乾燥させると、流出入口111の継手31dから汚染水供給流路40の継手40aが取り外されることで、流出入口111と汚染水供給流路40との接続が解除される。そして、流出入口111の継手31dにキャップ32dが装着される。
流出入口111の継手31dにキャップ32dが装着されると、汚染水処理容器105は容器収容空間から取り出される。そして、容器収容空間から取り出された汚染水処理容器105は、上蓋115が上方側収容空間126に溶接等によって取り付けられることで、汚染水処理容器105が密閉される(密閉工程)。
以上のように、実施例2の構成においても、容器本体110の内部には、汚染水から分離された放射性物質が残留する。このとき、容器本体110は、遮蔽材を用いて構成されているため、容器内部110に残留した放射性物質から、容器外部へ向けて発せられる放射線を遮蔽できる。また、容器本体110は、少なくとも移送または保管のいずれか一方が可能であり、容器外部へ向けて発せられる放射線を遮蔽できることから、容器本体110の内部に放射性物質を格納した状態で、容器本体110を移送したり、保管したりすることができる。これにより、容器本体110ごとに交換を行うことが可能となるため、汚染水から分離された放射性物質を容器外部に取り出すことなく、汚染水処理後の放射性物質を容易に取り扱うことが可能となる。
また、実施例2の構成によれば、容器本体110に流出入口111を設けることにより、流入口と流出口とを兼ねることができるため、汚染水処理容器105の構成を簡易なものとすることができる。
また、実施例2の構成においても、容器本体110の内部を乾燥させることにより、容器本体110の内部に残留する水分を除去することができる。このため、容器本体110の内部に残留した水分が放射性物質により加熱されることによって生じる、密封された容器本体110の内部での膨張を抑制することができる。また、容器本体110の内部に残留した水分によって生じる容器本体110の腐食をも抑制することができる。
なお、実施例2の汚染水処理システム100において、乾燥後の汚染水処理容器105の容器本体110の内部に中蓋をさらに設け、中蓋により容器本体110の内部に残留する放射性物質の移動を規制してもよい。この構成によれば、容器本体110の内部に残留する放射性物質の移動が規制されるため、汚染水処理容器105の取扱いを容易なものとすることができる。
また、実施例1および実施例2の汚染水処理システム1,100において、乾燥後の汚染水処理容器5,105の内部に残留する放射性物質をガラス固化させるガラス固化装置をさらに備えてもよい。この場合、ガラス固化装置を適用した汚染水処理システム1,100の汚染水処理方法では、乾燥工程と密閉工程との間にガラス固化工程を行うことが好ましい。すなわち、ガラス固化工程では、乾燥後の汚染水処理容器5,105の流入口11(流出入口111)からガラス原料を投入し、汚染水処理容器5,105に残留した放射性物質とガラス原料とを混合させることで、放射性物質をガラス固化する。このとき、ガラス原料は、溶融させたものを投入してもよいし、粒状のものを投入した後、溶融させてもよい。この構成によれば、汚染水処理容器5,105に残留した放射性物質をガラス固化することができる。このとき、ガラスは、水に溶けにくく、化学的に安定していることから、放射性物質を安定して閉じ込めることができる。また、ガラス固化した放射性物質は、容器本体10,110の内部において移動が規制されるため、汚染水処理容器5,105の取扱いを容易なものとすることができる。
また、実施例1および実施例2の汚染水処理システム1,100は、上蓋15,115および下蓋16を容器本体10,110に取り付ける密閉装置をさらに備え、密閉工程を密閉装置により行ってもよい。この構成によれば、容器本体10,110の密閉を密閉装置によって行うことができるため、安全に密閉工程を行うことができる。
1 汚染水処理システム
5 汚染水処理容器
6 汚染水供給装置
7 浄化水排出装置
8 エアー供給装置
9 乾燥装置
10 容器本体
11 流入口
12 流出口
13 蒸気排出口
14 フィルタ
15 上蓋
16 下蓋
21 円筒部
22 天板部
23 底板部
26 上方側収容空間
27 下方側収容空間
28 内部空間
35 汚染水貯蔵部
40 汚染水供給流路
41 汚染水供給ポンプ
42 汚染水圧力センサ
43 漏水検出センサ
44 放射線量モニタ
45 浄化水排出流路
46 漏れ受けパン
47 漏水検出センサ
48 放射線量モニタ
51 エアー供給部
52 エアー供給流路
53 エアー供給ポンプ
54 エアー圧力センサ
58 切替バルブ
60 外部構造体
61 ヒータ
62 蒸気排出流路
63 熱交換器
64 放射線量モニタ
65 エアー排出流路
66 凝縮水排出流路
70 容器収容空間
100 汚染水処理システム(実施例2)
105 汚染水処理容器(実施例2)
110 容器本体(実施例2)
111 流出入口
115 上蓋(実施例2)
121 有底円筒部
122 天板部(実施例2)
126 上方側収容空間(実施例2)
128 内部空間(実施例2)
5 汚染水処理容器
6 汚染水供給装置
7 浄化水排出装置
8 エアー供給装置
9 乾燥装置
10 容器本体
11 流入口
12 流出口
13 蒸気排出口
14 フィルタ
15 上蓋
16 下蓋
21 円筒部
22 天板部
23 底板部
26 上方側収容空間
27 下方側収容空間
28 内部空間
35 汚染水貯蔵部
40 汚染水供給流路
41 汚染水供給ポンプ
42 汚染水圧力センサ
43 漏水検出センサ
44 放射線量モニタ
45 浄化水排出流路
46 漏れ受けパン
47 漏水検出センサ
48 放射線量モニタ
51 エアー供給部
52 エアー供給流路
53 エアー供給ポンプ
54 エアー圧力センサ
58 切替バルブ
60 外部構造体
61 ヒータ
62 蒸気排出流路
63 熱交換器
64 放射線量モニタ
65 エアー排出流路
66 凝縮水排出流路
70 容器収容空間
100 汚染水処理システム(実施例2)
105 汚染水処理容器(実施例2)
110 容器本体(実施例2)
111 流出入口
115 上蓋(実施例2)
121 有底円筒部
122 天板部(実施例2)
126 上方側収容空間(実施例2)
128 内部空間(実施例2)
Claims (14)
- 放射線を遮蔽可能な遮蔽材を用いて構成された容器本体と、
前記容器本体に設けられ、前記容器本体の内部に、放射性物質を含む汚染水を流入させるための流入口と、
前記容器本体に設けられ、前記容器本体の内部において、前記放射性物質が分離された前記汚染水を流出させるための流出口と、を備えたことを特徴とする汚染水処理容器。 - 前記流入口および前記流出口を密閉する密閉蓋をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の汚染水処理容器。
- 前記容器本体の内部に設けられ、前記汚染水に含まれる前記放射性物質を分離する分離部をさらに備え、
前記分離部により前記放射性物質が分離された前記汚染水は、浄化水として前記流出口から流出することを特徴とする請求項1または2に記載の汚染水処理容器。 - 前記容器本体の内部に流入した前記汚染水が加熱されることにより、前記放射性物質が分離されて蒸気となった前記汚染水は、浄化蒸気として前記流出口から流出することを特徴とする請求項1または2に記載の汚染水処理容器。
- 前記容器本体の内部に設けられ、前記容器本体の内部に残留した前記放射性物質の移動を規制するための中蓋をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の汚染水処理容器。
- 前記流入口は、前記容器本体の一方の端部に設けられ、前記流出口は、前記容器本体の他方の端部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の汚染水処理容器。
- 前記流入口および前記流出口は、前記容器本体の一方の端部に設けられていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の汚染水処理容器。
- 前記流入口および前記流出口は、前記容器本体の一方の端部に設けられると共に、一体となっていることを特徴とする請求項4または5に記載の汚染水処理容器。
- 前記容器本体は、その内面にガラス皮膜が形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の汚染水処理容器。
- 請求項1ないし9に記載の汚染水処理容器と、
前記汚染水処理容器の前記容器本体の内部に前記汚染水から分離された前記放射性物質が残留した状態で、前記容器本体の内部を乾燥させる乾燥装置と、を備えたことを特徴とする汚染水処理システム。 - 前記汚染水処理容器は、前記流入口および前記流出口を密閉する密閉蓋を有し、
乾燥後の前記容器本体に前記密閉蓋を取り付けて、前記容器本体を密閉する密閉装置をさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載の汚染水処理システム。 - 乾燥後の前記容器本体の内部にガラス原料を投入し、前記容器本体の内部に残留する前記放射性物質をガラス固化させるガラス固化装置をさらに備えたことを特徴とする請求項10または11に記載の汚染水処理システム。
- 請求項1ないし9に記載の汚染水処理容器を用いて、放射性物質を含む汚染水を処理する汚染水処理方法であって、
前記汚染水処理容器の前記容器本体の内部へ向けて前記汚染水を前記流入口から流入させる流入工程と、
前記汚染水に含まれる前記放射性物質を分離し、前記容器本体の内部に前記放射性物質を残留させると共に、前記放射性物質が分離された前記汚染水を前記流出口から流出させる流出工程と、
前記容器本体の内部に前記放射性物質が残留した状態で、前記容器本体の内部を乾燥させる乾燥工程と、
前記乾燥工程後の前記容器本体を密閉する密閉工程と、を備えたことを特徴とする汚染水処理方法。 - 前記乾燥工程後の前記容器本体の内部にガラス原料を投入し、前記容器本体の内部に残留する前記放射性物質をガラス固化させるガラス固化工程をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載の汚染水処理方法。
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| JP2011200006A JP2013061251A (ja) | 2011-09-13 | 2011-09-13 | 汚染水処理容器、汚染水処理システムおよび汚染水処理方法 |
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2011
- 2011-09-13 JP JP2011200006A patent/JP2013061251A/ja active Pending
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