JP2012166991A - 原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】触媒層31を表面に形成した搬送ベルト19により反応炉1内に搬入して昇温領域3及び反応領域2を順に搬送し、昇温領域3を通過した触媒層を反応領域2に移送して原料ガスにより触媒層上にCNTを成長させる。拡散抑制体6、7により、搬送ベルト19が通過可能な間隙8を残して炉内断面を縮減して昇温領域3及び反応領域2の境界領域を仕切り、反応領域2に供給された原料ガスの、昇温領域3側への拡散を抑制する。
【選択図】図1
Description
また、非特許文献2には、より良質の高配向CNTを合成するには、反応前には炭素源となるアセチレンC2H2ガス濃度が10ppm以下の低濃度にする必要があることが開示されている。
本発明の第1の形態は、反応領域及び昇温領域を設けた反応炉と、前記反応領域に設けられた原料ガスを供給する原料ガス供給手段と、前記昇温領域にキャリアガスを供給するキャリアガス供給手段と、前記反応領域をカーボンナノ構造物の成長温度に加熱する加熱手段と、前記昇温領域を昇温する昇温手段と、前記反応炉内に触媒基体を搬入して、前記昇温領域及び前記反応領域を順に搬送する触媒基体搬送手段とを備え、前記昇温領域を通過した前記触媒基体を前記反応領域に移送し、前記原料ガスにより前記触媒基体上にカーボンナノ構造物を成長させるカーボンナノ構造物製造装置であって、前記触媒基体が通過可能な間隙を残して炉内断面を縮減して前記昇温領域及び前記反応領域の境界領域を仕切り、前記反応領域に供給された前記原料ガスの、前記昇温領域側への拡散を抑制する拡散抑制体を有する原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置である。
ρ(u・grad)u=div(μgradu)−gradu+Su…(F1)
であり、
前記連続の式は、
div(ρu)=0…(F2)
であり、
前記原料ガスの質量分率輸送式は、
div(ρumi)=−divJi…(F3)
であり、
圧力p及び速度uに前記原料ガスの特性値を適用して前記濃度分布を求める原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置である。
前記キャリアガスには、HeやAr等の希ガスを用いることができる。
本発明のカーボンナノ構造物の成長に用いる触媒には、Feの他、FeInSnやFeInCoのFe−In−Sn系触媒、Inを安価なMgに代替したFe−Mg−Sn系触媒のFeMgSnやFeMgCo、更に、Coを添加したFe−Mg−Sn−Co系触媒のFeInSnCo、FeMgSnCoを使用することができる。
本実施形態の原料ガス拡散抑制型CNT製造装置は、炉内にCNT成長を行う反応領域2及び昇温領域3を配設した円形の石英製反応炉1と、反応炉1外周に配設され、反応領域2及び昇温領域3を加熱する加熱装置9とを有する。反応炉1内には、表面側に触媒層を形成した搬送ベルト19が炉心長手方向に沿って配設されている。搬送ベルト19は炉心長手方向に沿って配設された石英板製スライダー32に沿って走行可能になっている。反応領域2は、ベルト面に成長させたCNT50を搬出する搬出側の隔壁4と拡散抑制体6、7により区画された区画領域である。昇温領域3はCNTを成長させるためのベルト面を搬入する搬入側の隔壁5と拡散抑制体6、7により区画された区画領域である。加熱装置9は赤外線ランプからなる。反応炉1内には、反応領域2に原料ガス(アセチレンC2H2ガス)を供給する原料ガス供給管11と、昇温領域3にキャリアガス(ヘリウムHeガス)を供給するキャリアガス供給管10が炉心長手方向に沿って配管されている。炉内の幅は1000mm、反応領域2、昇温領域3の各全長は夫々、8000mm、1000mmである。拡散抑制体6、7の厚さは100mmである。搬送ベルト19の走行速度は1000mm/minである。
図2の(2A)は表側の拡散抑制体6を示す。拡散抑制体6の上側にはキャリアガス供給管10及び原料ガス供給管11を夫々、挿通させる貫通穴6a、6bが上下方向に穿設されている。拡散抑制体6の両側部には、反応領域2及び昇温領域3の炉内温度を計測するための熱電対を配設するための熱電対用石英配管53(図3の(3A)参照)を挿通させる貫通穴6c、6dが穿設されている。図1において該熱電対用配管は省略している。
拡散抑制体6、7は搬送ベルト19及びスライダー32が遊挿可能な間隙8を置いて、両端のスペーサ48を介して対向配置され、炉内壁に密着して取着されている。拡散抑制体6、7及びスペーサ48は石英により形成されている。
図1のCNT製造装置と同様の構成で、反応領域2、昇温領域3及び拡散抑制体6、7の全長を100mmとした小型予備実験装置により、予めCNTの収率を測定したところ、C2H2ガスを90sccm、Heガスを210sccmとしたとき、供給炭素量は128mg/minで、8分間の供給により総供給炭素量は772mgとなり、合成CNTの質量が9.3mg得られた。この予備実験によるCNT収率は1.2%である。
本実施形態においては、搬送ベルト19の走行速度を1000mm/minとし、反応領域2、昇温領域3及び拡散抑制体6、7の全長を9100mmとしているので、必要な炭素量は3075mg/minとなり、前記予備実験と同様の収率を得るために必要な供給炭素量は256250mg/minとなる。これには、原料ガス供給管11を通じて、239L/min(0℃、1atm換算)でC2H2ガスを反応領域2に供給する。また、キャリアガス供給管10を通じて、558L/min(0℃、1atm換算)でHeガスを炉内に供給する。
図4の場合、上記ロールツーロール装置に代えて、触媒基体としての触媒基板39を搬送する無端ベルト34からなる触媒基体搬送手段を用いている。無端ベルト34は反応炉1の炉心長手方向に沿って配設され、駆動軸36により回転する駆動ローラ35と、回転軸38により回転する従動ローラ37間に懸架されている。
図5の反応炉は断面コ字形の炉材100と、炉材100の開口部を閉塞する上板101からなり、全体として矩形枠断面形状を形成している。炉材100及び上板101は石英からなる。図5は図1の実施形態における搬送ベルト19及びスライダー32を炉内に導入した設置例を示す。
拡散抑制体102の上側中央にはキャリアガス供給管105を挿通させる貫通穴105aが穿設されている。図5の角型反応炉においては原料ガス供給管に直進管を使用せずに、屈曲管を使用している。即ち、(5B)に示すように、原料ガス供給管106は反応領域内において搬送ベルト19の幅方向にL字状に屈曲した枝管107が5本配設されている。枝管107には複数個の原料ガスの供給口108が穿設されている。拡散抑制体102の上方側部に原料ガス供給管106を挿通させる貫通穴106aが穿設されている。更に、拡散抑制体102の両側部には、反応領域の炉内温度を計測するための熱電対を配設するための熱電対用配管(図示せず)を挿通させる貫通穴109が穿設されている。
図5の場合には、原料ガス供給管106に連通した枝管107を通じて触媒層31表面に向けて原料ガスを供給するので、触媒層31の幅方向に原料ガスを均一にむらなく供給することができる。しかも、前述の幅狭部分49によるガス流出路を通じて下方排気ポンプ25の吸引により、原料ガスを滞留することなく下方空間104に排気、流通させて、触媒層31の幅全域に原料ガスの均一供給が可能になるので、CNTを触媒層31全面に均質に成長させることができる。
より良質の高配向CNTを合成するためには、昇温領域3において炭素源となるアセチレンC2H2ガス(原料ガス)濃度が10ppm以下の低濃度となり、且つ拡散抑制体6、7による間隙8により形成された拡散抑制領域で急峻にアセチレンガス濃度が上昇する必要がある(非特許文献2参照)。
触媒層31が表面に形成された搬送ベルト19は矢印xの搬送方向に沿って移動し、昇温領域Z3、拡散抑制領域Z2及びCNT合成領域Z1を順に通過して、CNT50が成長形成され巻き取られていく。CNT合成領域Z1、拡散抑制領域Z2及び昇温領域Z3は夫々、反応領域2、昇温領域3、一対の拡散抑制体6、7に対応する。
CNT合成処理制御部200はCPU201からなるマイクロプロセッサにより構成され、CPU201にはCNT合成処理プログラムを格納したROM202及び各種データのワークエリアからなるRAM203が接続されている。
図16はCNT合成処理制御部200によるCNT合成処理の処理手順を示すフローチャートである。
合成処理開始前には、反応炉1内には電磁弁210を開成してキャリアガスを供給開始して予め流通させている。起動SW207をオンすると、CNT合成処理プログラムが起動する(ステップS1)。この起動により、電磁弁210を開成して原料ガスの供給を開始すると共に、加熱コントローラ205による加熱装置9の反応炉1の加熱制御を開始する(ステップS2)。更に、搬送ベルト駆動装置204が駆動開始されて搬送ベルト19の駆動がオンされる(ステップS3)。
なお、反応時間t2の設定は、Si基板上に湿式法によりFe触媒層を形成して、圧力10TorrのCVD条件下で予め計測したデータに基づいて行った。
図23の(23A)は該計測に用いた加熱温度変化とC2H2ガス供給期間(反応時間t2)との関係の一例を示す。同図(23B)は反応時間t2を可変してCNT合成を種々行って得られたCNT高さを示すグラフである。該計測は本実施形態における原料ガス供給量及び加熱条件に基づき行われている。(23B)に示すように、本実施形態における原料ガス供給量においては8分加熱が最適であることがわかる。
モデル流体シミュレーション解析では反応炉1内の3次元定常流れ、つまり層流連続体としてのモデル流体を想定して解析し、拡散抑制体6の間隙8の前後に亘る原料ガスの拡散による濃度分布を求めた。なお、以下に説明するいくつかのシミュレーションに用いる解析モデルにおいては、図1と同じ部材については同じ符号を付している。但し、キャリアガス供給管10や原料ガス供給管11のガス排出口の位置を解析内容に応じて変更している。
図7は解析モデルとして設定したCNT反応処理部を示す。この解析モデルでは加熱装置9による輻射加熱領域内に仕切り板W2、W3を配置し、輻射加熱領域外にはHeガス導入側に仕切り板W4を設け、排気側にも仕切り板W1を設けている。HeガスはHeの流入面54から導入され、C2H2ガスはC2H2の流入面55から導入され、更に排気ガスは排気面56から排出される。反応領域2は対称性を有するため、解析上、反応炉1の透明石英管中心を含む垂直断面が対称面となる半分の領域とした。原料ガス及びキャリアガスは夫々、C2H2、Heとする。
DT,iは化学種iの熱拡散係数(kg/(m・s))である。本解析では定常三次元流れを扱うので、以下の説明では非定常項を省略する。
あるコントロールボリュームについて式(4)を離散化すると以下のようになる。
以上を基にSIMPLEアルゴリズムでは以下の手順で計算を進める。
1.不完全な圧力場p*を推測する。
2.式(8)を解きu*、同様にv*、w*を求める。
3.式(9)から求められる圧力補正式より離散方程式を解き圧力補正値p’を求める。
4.得られたp’をp*に加えてpを求める。
5.さらにp’と速度補正式よりu’,v’,w’を求め、式(21)よりu,v,wを求める。
6.他の変数φ(エンタルピー、質量分率)に対する離散方程式を解き、流れ場に影響を与える流体の性質や生成項を更新する。
7.補正された圧力pを新しく推測した圧力p*として、以上の手続きを収束するまで繰り返す。
以下に、ガスとしてキャリアガスのHeと炭素源のC2H2の二種類を考慮している。また、固体として石英管製反応炉1と石英製スライダー32の石英ガラス、触媒基板使用時のSi、搬送ベルト19又は無端ベルト34のステンレス(SUS)の三種類、ガスと固体合わせて合計5つの物性を定義している。ここではそれぞれの物性値の設定について述べる。
定圧比熱(cp,he):5193(J/kg・K)
熱伝導率(khe):動力学的理論による定義(W/m・K)
粘性係数(μhe):動力学的理論により定義(kg/m・s)
分子量:4.0026
Lennard−Jones特性長:2.551Å
Lennard−Jonesエネルギーパラメーター:10.22K
定圧比熱(cp、c2h2):多項式により近似した。
300≦T<1000:cp、c2h2(T)=642.95581+4.85052T+−0.0051611108T2+2.8990371×10−6T3+−6.1076×10−12T4、
1000≦T<5000:cp、c2h2(T)=1416.7169+1.7166374T+−0.00061078637T2+1.04938241×10−7T3+−6.8866449×10−12T4(J/kg・K)
熱伝導率(kc2h2):動力学的理論による(W/m・K)
粘性係数(μc2h2):動力学的理論による定義(kg/m・s)
分子量:26.04
Lennard−Jones特性長:2.551Å
Lennard−Jonesエネルギーパラメーター:10.22K
また、HeとC2H2の混合気体を扱う必要がある。この混合気体の物性については、密度、定圧比熱、熱伝導率、粘性係数、物質拡散係数、熱拡散係数を定義した。
密度:非圧縮性理想気体の法則よる定義(kg/m3)
定圧比熱:組成に依存(J/kg・K)
熱伝導率:理想気体の混合則よる定義(W/m・K)
粘性係数:理想気体の混合則よる定義(kg/m・s)
物質拡散係数:動力学的理論による定義(m2/s)
熱拡散係数:経験則による下記の定義
図24は3種の炉内圧力(10、100、760Torr)に対して求めたC2H2の物質拡散係数(24A)及び熱拡散係数(24B)の拡散抑制領域前後における変化を示すグラフである。(24A)に示すように、C2H2の物質拡散係数は圧力に反比例して変化し、また(24B)に示すように、C2H2の熱拡散係数は圧力に依存しないことがわかる。
密度(ρSUS):7640(kg/m3)
比熱(cSUS):区分的線形関数で下記のように近似した。
(T,cSUS)=(300,499)(400,511)(600,556)(800,620)(1000,644)(J/kg・K)
熱伝導率(kSUS):区分的線形関数で下記のように近似
(T,kSUS)=(300,16)(400,16.5)(600,19)(800,22.5)(1000,25.7)(W/m・K)
密度(ρqrz):2201(kg/m3)
比熱(cqrz):1052(J/kg・K)
熱伝導率(kqrz):区分的線形関数で下記のように近似した。
(T,kqrz)=(293.15,1.38)(373.15,1.47)(473.15,1.55)(573.15,1.67)(673.15,1.84)(1223.15,2.68)(W/m・K)
まず、Heの流入面54においては、流量を3.12513×10−7kg/s(210sccm)とし、温度Tを298.15K(25℃)とした。
C2H2の流入面55については、流量を8.71344×10−7kg/s(90sccm)とし、温度Tを298.15K(25℃)とした。また、排気面56における相対圧力は0Paとする。
気相とステンレスベルトの境界については放射率を0.45とし、石英製スライダー32とステンレスベルトの境界については放射率を0.22とした。
ひとつめが昇温領域と合成領域の間の仕切り形状であり、拡散抑制領域の形状を変化させたシミュレーションを行った。
図9は仕切り板の個数又は形状を異ならせた拡散抑制体(仕切り板)の仕切り板配置モデルを示す。図9の(9A)〜(9E)は夫々、拡散抑制領域内に(1)仕切りなし、(2)1枚の仕切り板91を、(3)3枚の分離した仕切り板92を、(4)5枚の分離した仕切り板93を、(e)長尺状の一つの仕切り部材94を設置した場合を示す。各仕切り板配置モデルにおいては、スライダー32の下方を拡散抑制領域の中で密閉状に仕切る隔壁90を配置している。
図12の(12A)及び(12B)は夫々、(9C)の仕切り板92の3枚設置例、(9E)の長尺状仕切り部材94の設置例の斜視図である。
図13の(13B)は(9D)の仕切り板93の5枚設置例の斜視図である。図11、図12及び(13B)において反応炉1の内壁を符号95で示している。
図10は図9の(9A)〜(9E)の各仕切り板配置条件に基づいて計算したC2H2濃度分布(モル分率ppm)を示す。図中の一点鎖線は、高配向CNTの合成条件となる、昇温領域で抑える必要のある限界値(10ppm)を示す。
この計算結果から、長い仕切り(5)を設けたものが最も拡散を抑制していることがわかる。従って、拡散抑制領域はできるだけ小さくて長い形状が好ましく、また仕切り板の数は少なくとも1枚以上必要であり、特に5枚がより好ましいと考えられる。
C2H2−Ar系でのシミュレーションを、拡散抑制体による拡散抑制作用を受けない状態で、即ち図9の(9A)に示した仕切り板なしの場合でのC2H2濃度分布を求めた。なお、炉内圧力は10Torrとした。
定圧比熱(cp,ar):520.64(J/kg・K)
熱伝導率(kar):動力学的理論による定義(W/m・K)
粘性係数(μar):動力学的理論により定義(kg/m・s)
分子量:39.948
Lennard−Jones特性長:3.542Å
Lennard−Jonesエネルギーパラメーター:93.3K
また、Arの流入面の境界条件は以下のように定義した。
Arの流量を3.11899×10−6kg/s(210sccm)とし、温度Tを298.15K(25℃)とした。
Heガスの場合には、合成領域と拡散抑制領域の境界付近で拡散抑制体がないので、C2H2濃度が急峻に降下していないが、Arガスの場合には10ppmまでほぼ急峻に降下している。これは、Arの分子量がHeより各段に大きいためArガス自体が拡散抑制効果を発揮することを示す。
この合成においては、Arガスをキャリアガスにして触媒基板300、301にCNTを成長させた。隔壁4と拡散抑制体6、7により区画された反応領域302に触媒基板300を設置して原料ガスC2H2を供給しCNT合成を行った。隔壁5と拡散抑制体6、7により区画された昇温領域303に触媒基板301を設置し、反応領域302に原料ガスC2H2を供給してCNT合成を行った。
(19B)に示すように、反応領域302において合成処理された触媒基板300には高配向CNT304が形成されている。一方、(19C)に示すように、昇温領域303に配置した触媒基板301の表面305には、原料ガスC2H2漏出が極めて少ないためCNT成長は見られない。
図20の(20C)及び(20D)は図19の合成実験と同様にして、キャリアガスにHeガスを、原料ガスにC2H2を使用して合成したCNTのSEM断層写真である。(20D)は(20C)の拡大写真である。
図20のSEM写真から、キャリアガスにHeガス又はArガスを使用しても、いずれも高配向CNTを形成することができることは明らかである。
図21の(21A)、(21B)及び(21C)は原料ガス吹付実験に用いた原料ガス供給管307の配備を示し、夫々、配管配備の平面図、側面図、正面図を示す。
図21の(21C)、(21D)及び(21E)は原料ガス吹付実験により合成したCNTのSEM断層写真である。同図(21F)は(21C)、(21D)及び(21E)の撮像位置写真である。
2 反応領域
3 昇温領域
4 隔壁
5 隔壁
6 拡散抑制体
6a 貫通穴
6b 貫通穴
6c 貫通穴
6d 貫通穴
7 拡散抑制体
8 間隙
9 加熱装置
10 キャリアガス供給管
11 原料ガス供給管
12 供給口
13 供給口
14 キャリアガス導入口
15 原料ガス導入口
16 カバー体
17 カバー体
18 SUSU表面
19 搬送ベルト
20 巻回ローラ
21 処理済み搬送ベルト
22 巻取ローラ
23 開放口
24 メイン排気ポンプ
25 下方排気ポンプ
26 CNT掬い取り部材
27 伸縮自在アーム
28 CNT回収用アクチュエータ装置
29 耐熱性樹脂層
30 Al層
31 触媒層
32 スライダー
33 拡大部分
34 無端ベルト
35 駆動ローラ
36 駆動軸
37 従動ローラ
38 回転軸
39 触媒基板
40 触媒基板
41 触媒基板
42 CNT
43 触媒基板
44 爪部材
45 ロボットハンド装置
46 伸縮自在アーム
47 基板回収用アクチュエータ装置
48 スペーサ
49 幅狭部分
50 CNT
51 CNT
52 破線
53 熱電対用石英配管
54 流入面
55 流入面
56 排気面
57 流れ
80 原料ガス供給部
81 流れ
82 昇温領域
83 流れ
90 隔壁
91 仕切り板
92 仕切り板
93 仕切り板
94 仕切り板
95 内壁
96 排出口
97 排出口
98 切欠部
100 炉材
101 上板
102 拡散抑制体
103 スペーサ
104 下方空間
105 キャリアガス供給管
105a 貫通穴
106 原料ガス供給管
106a 貫通穴
107 枝管
108 供給口
109 貫通穴
110 間隙
300 触媒基板
301 触媒基板
302 反応領域
303 昇温領域
304 高配向CNT
305 表面
306 SUSベルト
307 原料ガス供給管
308 ガス供給口
309 触媒基板
Z1 CNT合成領域
Z2 拡散抑制領域
Z3 昇温領域
W1 仕切り板
W2 仕切り板
W3 仕切り板
W4 仕切り板
Claims (12)
- 反応領域及び昇温領域を設けた反応炉と、前記反応領域に設けられた原料ガスを供給する原料ガス供給手段と、前記昇温領域にキャリアガスを供給するキャリアガス供給手段と、前記反応領域をカーボンナノ構造物の成長温度に加熱する加熱手段と、前記昇温領域を昇温する昇温手段と、前記反応炉内に触媒基体を搬入して、前記昇温領域及び前記反応領域を順に搬送する触媒基体搬送手段とを備え、前記昇温領域を通過した前記触媒基体を前記反応領域に移送し、前記原料ガスにより前記触媒基体上にカーボンナノ構造物を成長させるカーボンナノ構造物製造装置であって、前記触媒基体が通過可能な間隙を残して炉内断面を縮減して前記昇温領域及び前記反応領域の境界領域を仕切り、前記反応領域に供給された前記原料ガスの、前記昇温領域側への拡散を抑制する拡散抑制体を有することを特徴とする原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。
- 前記拡散抑制体は、前記反応領域と接する仕切端で前記原料ガスの濃度分布を急峻に立ち下げる所定の厚さを有する単一の仕切板又は所定の合計厚さを有する複数の仕切板からなる請求項1に記載の原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。
- 前記拡散抑制体を介して前記反応領域から前記昇温領域に拡散する層流連続体としてのモデル流体の運動方程式、連続の式及び前記原料ガスの質量分率輸送式を設定して、これらの式から導出される前記モデル流体の速度と圧力に、前記原料ガスの特性値を適用して、少なくとも前記反応領域及び前記拡散抑制体における前記原料ガスの濃度分布を求め、この求めた濃度分布に従って前記所定の厚さ又は前記所定の合計厚さと前記拡散抑制体の縮減部分断面形状を決定した請求項2に記載の原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。
- 前記モデル流体の密度をρ、粘性係数をμ、速度をu(uは、u=(ux,uy,uz)で表される。)、前記モデル流体の圧力をp、流速uに対する生成項(単位時間・単位体積あたりの発生量)をSu、前記原料ガスの質量分率をmi、前記原料ガスの拡散流束をJi(Jiは、Ji=(Jix,Jiy,Jiz)で表される。)としたとき、前記運動方程式は
ρ(u・grad)u=div(μgradu)−gradu+Suであり、
前記連続の式は、
div(ρu)=0であり、
前記原料ガスの質量分率輸送式は、
div(ρumi)=−divJiであり、
圧力p及び速度uに前記原料ガスの特性値を適用して前記濃度分布を求める請求項3に記載の原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。 - 前記原料ガスの濃度分布が前記キャリアガスに対する前記原料ガスのモル分率で示され、少なくとも前記仕切端のおける前記原料ガスのモル分率が100ppm以下である請求項2、3又は4に記載の原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。
- 前記所定の厚さ又は前記所定の合計厚さが15mm以上である請求項2〜5のいずれかに記載の原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。
- 前記触媒基体搬送手段は前記反応炉内を走行する無端ベルトからなる請求項1〜6のいずれかに記載の原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。
- 前記無端ベルトはSUS材から形成されている請求項7に記載の原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。
- 巻回ローラに巻き付けたベルト体の一端側を巻取ローラに巻き取りながら前記ベルト体を前記反応炉内を走行させるロールツーロール装置により前記触媒基体搬送手段を構成し、前記ベルト体の表面側に触媒層を形成して前記触媒基体とし、前記ベルト体を前記昇温領域から前記間隙を通過させて前記反応領域に移送して前記触媒層に前記カーボンナノ構造物を成長させ、成長した前記カーボンナノ構造物を回収して前記ベルト体を前記巻取ローラに巻き取る請求項1〜6のいずれかに記載の原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。
- 前記ベルト体はSUS材から形成されている請求項9に記載の原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。
- 前記触媒基体搬送手段は前記原料ガスを前記反応領域に供給する供給口を前記触媒基体の幅方向に複数個備えた原料ガス供給管からなり、前記反応領域に供給された前記原料ガスを前記触媒基体の裏側に流出させる流出路と、前記流出路より流出した前記原料ガスを排気する排気手段とを設けた請求項1〜10のいずれかに記載の原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。
- 前記カーボンナノ構造物が前記触媒基体上に成長させたブラシ状カーボンナノチューブである請求項1〜11のいずれかに記載の原料ガス拡散抑制型カーボンナノ構造物製造装置。
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