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JP2012050596A - 放射線撮影装置 - Google Patents

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Naoyuki Nishino
直行 西納
Haruyasu Nakatsugawa
晴康 中津川
Yasuyoshi Ota
恭義 大田
Naoto Iwakiri
直人 岩切
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Abstract

【課題】外部からの衝撃に対してシンチレータを適切に保護する。
【解決手段】放射線撮影装置(20)は、シンチレータと放射線変換パネル(64)とを接触させる接触機構(118)と、放射線撮影装置(20)の移動を検知する移動検知部(56、58)と、少なくとも放射線検出器に対する放射線の照射時には、シンチレータと放射線変換パネル(64)とを接触させるように接触機構(118)を制御し、一方で、移動検知部(56、58)が検知した放射線撮影装置(20)の移動に関わる物理量が所定の閾値を超えたときに接触機構(118)によるシンチレータと放射線変換パネル(64)との接触制御を停止させる接触制御部(110)とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、放射線を可視光に変換するシンチレータと、前記可視光を電気信号に変換する放射線変換パネルとを有する放射線撮影装置に関する。
医療分野において、放射線源から被写体に放射線を照射し、該被写体を透過した前記放射線を放射線撮影装置で検出することにより、前記被写体の放射線画像を取得することが広汎に行われている。この場合、放射線撮影装置は、例えば、被写体を透過した放射線を可視光に変換するシンチレータと、該可視光を電気信号に変換する放射線変換パネルとを備えた間接変換型の放射線検出器を有する。
ところで、近年、高剛性の支持基板と略直交する方向に形成されたCsI等の柱状結晶を備えたシンチレータを前記支持基板に配置した放射線検出器が提案されている(特許文献1参照)。この場合、前記支持基板に配置された前記柱状結晶の先端部分と放射線変換パネルとを貼り合わせることにより前記放射線検出器が構成される。
ここで、前記柱状結晶が放射線を可視光に変換した場合、該可視光は前記柱状結晶の柱状部分を進行し、該柱状結晶の先端部分から前記放射線変換パネルに至る。この結果、前記放射線変換パネルにおいて、入射された前記可視光を電気信号に変換することができる。
また、柱状結晶における可視光の発光量の低下を抑制すると共に、各柱間である程度の隙間を確保することにより可視光によるクロストークの発生を回避するために、柱状結晶の充填率は、所定の充填率(例えば、70%〜85%)に設定されていることが望ましい。このようにすることで、放射線から変換された可視光のシンチレータ内での散乱が抑制されると共に、放射線画像の画像ぼけの発生を回避することができる。
特開2006−58124号公報
上述のように、シンチレータの支持基板は、高剛性を確保するために、ある程度の重量を有する必要がある。また、シンチレータの両面(柱状結晶の先端部分及び該柱状結晶における支持基板側の基端部分)は、支持基板と放射線変換パネルとによってそれぞれ固定されている。この場合、支持基板と放射線変換パネルとの間では、剛性が互いに異なる場合もあり得る。さらに、シンチレータの柱状結晶についても、クロストークを防止するために、柱状部分において、ある程度の隙間を確保する必要がある。
この結果、例えば、医師又は放射線技師が放射線撮影装置の搬送中に誤って該放射線撮影装置を落下させて、外部から放射線撮影装置に衝撃を与えてしまうと、支持基板の歪み量と放射線変換パネルの歪み量との違いに起因して、前記柱状結晶に不用意な応力が作用する。これにより、柱状結晶の割れ(折れ)やひびが発生して、放射線画像の画像ぼけ等の放射線撮影装置の性能劣化の原因になるおそれがある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、外部からの衝撃に対してシンチレータを適切に保護することが可能となる放射線撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、放射線を可視光に変換するシンチレータ、及び、前記可視光を電気信号に変換する放射線変換パネルを備えた放射線検出器を有する放射線撮影装置であって、
前記シンチレータと前記放射線変換パネルとを接触させる接触機構と、
前記放射線撮影装置の移動を検知する移動検知部と、
少なくとも前記放射線検出器に対する前記放射線の照射時には、前記シンチレータと前記放射線変換パネルとを接触させるように前記接触機構を制御し、一方で、前記移動検知部が検知した前記放射線撮影装置の移動に関わる物理量が所定の閾値を超えたときに前記接触機構による前記シンチレータと前記放射線変換パネルとの接触制御を停止させる接触制御部とをさらに有することを特徴としている。
この場合、前記シンチレータは、該シンチレータを支持する支持基板上に、該支持基板と略直交する方向に沿って、前記放射線を前記可視光に変換可能な柱状結晶を蒸着形成することにより構成され、前記接触機構は、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を行うようにしている。
また、前記放射線検出器、前記接触機構、前記移動検知部及び前記接触制御部を、前記放射線を透過可能で且つ可搬型の筐体に収容する場合、前記筐体内では、該筐体の厚み方向に沿って、前記支持基板、前記シンチレータ及び前記放射線変換パネルが順に配置され、前記支持基板又は前記放射線変換パネルに対向する前記筐体の表面が前記放射線が照射される照射面とされる。
さらに、前記移動検知部は、前記放射線撮影装置の加速度を検出する加速度センサ、又は、前記照射面に接触する被写体から前記放射線撮影装置に加わる圧力を検出する圧力センサであり、前記接触制御部は、前記加速度又は前記圧力に関わる物理量が前記閾値未満である場合には、前記接触機構を制御することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを接触させ、一方で、前記物理量が前記閾値を超える場合には、前記接触機構による前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を停止させることが望ましい。
そして、前記接触機構は、下記[1]〜[5]のうち、いずれか1つの構成であることが望ましい。
[1] 前記接触機構は、前記筐体の厚み方向に沿って膨張又は収縮することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を行うエアバッグであり、前記放射線撮影装置は、前記筐体内に収容され、前記エアバッグに不活性ガスを送り込んで該エアバッグを前記厚み方向に膨張させるインフレータをさらに有する。
この場合、平面視で、前記シンチレータは、前記支持基板及び前記放射線変換パネルの内方に形成されると共に、前記エアバッグは、前記シンチレータを囲繞するように前記支持基板の外縁部又は前記放射線変換パネルの外縁部に配設され、前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの離間を指示した場合に、前記インフレータは、前記不活性ガスを前記エアバッグに送り込み、前記エアバッグは、前記支持基板の外縁部と前記放射線変換パネルの外縁部との間で、前記厚み方向に膨張することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを離間させる。
また、前記エアバッグは、前記支持基板と前記筐体における該支持基板に対向する面との間に介挿されるか、又は、前記放射線変換パネルと前記筐体における該放射線変換パネルに対向する面との間に介挿され、前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御の停止を指示した場合に、前記エアバッグは、前記不活性ガスを排出して前記厚み方向に収縮することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを離間させる。
[2] 前記接触機構は、前記放射線検出器を収容した室内を負圧状態にして、前記厚み方向に沿って収縮することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを接触させ、一方で、前記室内を大気圧状態にして、前記厚み方向に沿って膨張することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを離間させる収容袋である。
また、前記放射線撮影装置は、前記収容袋に連通する通路に配設されたリーク弁をさらに有し、前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触を指示した場合に、前記収容袋は、前記室内を負圧状態にすると共に、前記リーク弁は、弁閉状態となることで、前記通路を介した前記室への空気の侵入を阻止し、一方で、前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御の停止を指示した場合に、前記リーク弁は、弁開状態となることで、前記通路を介して前記室に前記空気を侵入させて、該室内を大気圧状態にする。
[3] 前記接触機構は、前記厚み方向に沿って収縮することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを接触させ、一方で、前記厚み方向に沿って伸張することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を行うばね部材である。
この場合、前記ばね部材は、前記筐体における前記照射面側の天板と底板との間にあって、且つ、前記放射線検出器近傍の箇所に配設されるか、あるいは、前記放射線変換パネルの外縁部と前記支持基板の外縁部との間に配設される。
また、前記ばね部材の一端部は、前記天板又は前記放射線変換パネルの外縁部に固定されると共に、前記ばね部材の他端部は、前記底板又は前記支持基板の外縁部に配設されたロック部材に固定され、前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触を指示した場合に、前記ロック部材は、前記ばね部材を前記厚み方向に収縮させ、一方で、前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御の停止を指示した場合に、前記ロック部材は、前記ばね部材に対するロック状態を解除して、前記ばね部材を前記厚み方向に伸張させる。
[4] 前記接触機構は、前記厚み方向に沿って収縮することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを接触させ、一方で、前記厚み方向に沿って伸張することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を停止させる圧電素子である。
この場合、前記圧電素子は、前記筐体における前記照射面側の天板と底板との間であって、且つ、前記放射線検出器近傍の箇所に配設されるか、あるいは、前記放射線変換パネルの外縁部と前記支持基板の外縁部との間に配設される。
[5] 前記接触機構は、回転軸を中心に回転することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を行うカムである。
そして、上記の各発明において、前記接触制御部は、前記放射線を出力する放射線源が該放射線の照射準備を行った時点で、前記シンチレータと前記放射線変換パネルとを接触させるように前記接触機構を制御してもよい。
また、前記接触制御部は、被写体に対する放射線の照射に関わるオーダ情報に基づいて、前記被写体を介した前記放射線検出器への前記放射線の照射前に、前記シンチレータと前記放射線変換パネルとを接触させるように前記接触機構を制御し、一方で、前記放射線の照射後に前記シンチレータと前記放射線変換パネルとの接触制御を停止させるように前記接触機構を制御してもよい。
本発明によれば、少なくとも放射線検出器に対する放射線の照射時には、シンチレータと放射線変換パネルとが接触し、一方で、移動検知部が検知した放射線撮影装置の移動に関わる物理量が所定の閾値を超えたときには、接触機構による前記シンチレータと前記放射線変換パネルとの接触制御が停止するので、外部から前記放射線撮影装置に衝撃が加えられる場合でも、前記シンチレータを該衝撃から適切に保護することができる。
従って、前記シンチレータが例えば柱状結晶から構成されている場合でも、前記衝撃に起因した該柱状結晶の割れ(折れ)やひびの発生を確実に回避することが可能となる。
本実施形態に係る放射線撮影装置(電子カセッテ)を用いた放射線撮影システムの構成図である。 図1に示す電子カセッテの斜視図である。 図3A及び図3Bは、図2に示す電子カセッテのIII−III断面図である。 図4A及び図4Bは、図2の電子カセッテにおける放射線検出器近傍の要部断面図である。 図4A及び図4Bの放射線検出器の模式的平面図である。 図6A及び図6Bは、図2の電子カセッテにおける放射線検出器近傍の要部断面図である。 図1の電子カセッテの電気的な概略構成図である。 図1の放射線撮影システムの動作を示すフローチャートである。 図1のカセッテに外部から衝撃が加えられる場合での図1の放射線撮影システムの動作を示すフローチャートである。 図10A及び図10Bは、本実施形態の第1変形例を示す要部断面図である。 図11A及び図11Bは、本実施形態の第2変形例を示す要部断面図である。 図12A及び図12Bは、本実施形態の第3変形例を示す要部断面図である。 図13A及び図13Bは、本実施形態の第4変形例を示す要部断面図である。 図14A及び図14Bは、本実施形態の第5変形例を示す要部断面図である。 図15A及び図15Bは、本実施形態の第6変形例を示す要部断面図である。 図16A及び図16Bは、本実施形態の第7変形例を示す要部断面図である。
本発明に係る放射線撮影装置の好適な実施形態について、図1〜図16Bを参照しながら、詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る電子カセッテ20(放射線撮影装置)を有する放射線撮影システム10の構成図である。
放射線撮影システム10は、ベッド等の撮影台12に横臥した患者等の被写体14に対して放射線16を照射する放射線出力装置18と、被写体14を透過した放射線16を検出して放射線画像に変換する電子カセッテ20と、放射線撮影システム10全体を制御すると共に、医師又は放射線技師(以下、医師ともいう。)の入力操作を受け付けるコンソール22と、撮影した放射線画像等を表示する表示装置24とを備える。
放射線出力装置18、電子カセッテ20、コンソール22及び表示装置24間では、例えば、UWB(Ultra Wide Band)、IEEE802.11.a/b/g/n等の無線LAN、又は、ミリ波等を用いた無線通信により信号の送受信が行われる。なお、ケーブルを用いた有線通信により信号の送受信を行ってもよいことは勿論である。
コンソール22には、病院内の放射線科において取り扱われる放射線画像やその他の情報を統括的に管理する放射線科情報システム(RIS)26が接続され、RIS26には、病院内の医事情報を統括的に管理する医事情報システム(HIS)28が接続されている。
放射線出力装置18は、放射線16を照射する放射線源30と、放射線源30を制御する放射線制御装置32と、放射線スイッチ34とを備える。放射線源30は、電子カセッテ20に対して放射線16を照射する。放射線源30が照射する放射線16は、X線、α線、β線、γ線、電子線等であってもよい。放射線スイッチ34は、2段階のストロークを持つように構成され、放射線制御装置32は、放射線スイッチ34が医師によって半押されると放射線16の照射準備を行い、全押されると放射線源30から放射線16を照射させる。
なお、前述のように、放射線出力装置18、電子カセッテ20、コンソール22及び表示装置24間では、信号の送受信が可能であるため、放射線出力装置18は、放射線スイッチ34が半押状態となったときに照射準備を示す信号をコンソール22等に送信し、その後、放射線スイッチ34が全押状態となったときに放射線16の照射開始を示す信号をコンソール22等に送信してもよい。
図2は、図1に示す電子カセッテ20の斜視図であり、図3A及び図3Bは、図2に示す電子カセッテ20のIII−III線に沿った断面図である。
電子カセッテ20は、パネル部42と、該パネル部42上に配置された制御部48とを備える。なお、パネル部42の厚みは、制御部48の厚みよりも薄く設定されている。
パネル部42は、放射線16に対して透過可能な材料からなる略矩形状の筐体40を有し、パネル部42の表面(上面)である照射面44に放射線16が照射される。照射面44の略中央部には、被写体14の撮影領域及び撮影位置を示すガイド線50が形成されている。ガイド線50の外枠が、放射線16の照射野を示す撮影可能領域52になる。また、ガイド線50の中心位置(ガイド線50が十字状に交差する交点)は、撮影可能領域52の中心位置である。
筐体40の制御部48側の側面には、医師が把持可能な取手54が配設されている。医師は、取手54を把持することにより電子カセッテ20を所望の場所(例えば、撮影台12)に搬送することが可能となる。従って、電子カセッテ20は、可搬型の放射線撮影装置である。
筐体40内の取手54近傍には、電子カセッテ20の加速度(の3軸成分)を検出する3軸の加速度センサ56(移動検知部)が配置されている。なお、加速度センサ56は、電子カセッテ20を誤って落下させたときに、落下の衝撃によって加速度センサ56が壊れないように、上記のように取手54近傍に配置されている。また、筐体40内のガイド線50の中心位置近傍には、外部から電子カセッテ20に付与される圧力(の3軸成分)を検出する3軸の圧力センサ58(移動検知部)が配置されている。この場合、電子カセッテ20が移動することで加速度が発生し、一方で、電子カセッテ20が圧力を受けることで該電子カセッテ20が変位する可能性があるため、これらの物理量は、いずれも、電子カセッテ20の移動に関わる物理量となる。
また、筐体40の内部には、シンチレータパネル62及び放射線変換パネル64を有する放射線検出器66と、放射線変換パネル64を駆動させる駆動回路部68(図7参照)とがさらに配置されている。
シンチレータパネル62は、被写体14を透過した放射線16を、可視光領域に含まれる蛍光に変換するシンチレータ150(図4A及び図4B参照)を有する。放射線変換パネル64は、放射線16を透過可能であると共に、シンチレータ150が変換した前記蛍光を電気信号に変換する間接変換型の放射線変換パネルである。
図3Aは、放射線16が照射される照射面44から順に、放射線変換パネル64とシンチレータパネル62とを筐体40内部に配設した表面読取方式としてのISS(Irradiation Side Sampling)方式の放射線検出器66を図示している。一方、図3Bは、放射線16が照射される照射面44から順に、シンチレータパネル62と放射線変換パネル64とを筐体40内部に配設した裏面読取方式としてのPSS(Penetration Side Sampling)方式の放射線検出器66を図示している。
制御部48は、放射線16に対して非透過性の材料からなる略矩形状の筐体108を有する。該筐体108は、照射面44の一端に沿って延在しており、照射面44における撮影可能領域52の外に制御部48が配設される。この場合、筐体108の内部には、後述するパネル部42を制御するカセッテ制御部110(接触制御部)と、撮影した放射線画像の画像データを記憶するバッファメモリとしてのメモリ112と、コンソール22との間で無線による信号の送受信が可能な通信部114と、バッテリ等の電源部116とが配置されている(図7参照)。電源部116は、電子カセッテ20内の各部に対して電力供給を行う。
また、筐体108の上面には、撮影された放射線画像等を表示可能である一方で、医師が種々の情報を入力可能なタッチパネル方式の表示操作部122と、医師に対する各種の通知を音として出力するスピーカ124とが配設されている。さらに、筐体108の側面には、外部電源から電源部116に対して充電を行うためのACアダプタの入力端子126と、外部機器(例えば、コンソール22等)との間で情報を送受信可能なインターフェース手段としてのUSB端子128とが設けられている。
図4A及び図4Bは、筐体40内部の放射線検出器66の要部断面図であり、一例として、図3AのISS方式の放射線検出器66を図示したものである。この場合、筐体40における照射面44側の天板132と、底面側の底板140との間に放射線検出器66が配置されている。
具体的に、底板140には、接着層136を介してスポンジ等の緩衝材138が接着され、該緩衝材138には、接着層142を介してシンチレータパネル62が接着されている。一方、天板132の底板140側には、接着層130を介して放射線変換パネル64が接着されている。
シンチレータパネル62は、接着層142を介して緩衝材138に接着されたAl基板等の剛性を有する支持基板144と、該支持基板144の上面に蒸着形成されたシンチレータ150とを有する。
シンチレータ150は、支持基板144上に、例えば、ヨウ化セシウム(CsI(Tl))が真空蒸着法で短冊状の柱状結晶構造148に形成されたものであり、支持基板144上の該シンチレータ150の基端部分は、非柱状結晶部分146とされている。この場合、柱状結晶構造148は、支持基板144と略直交する方向(図4A及び図4Bの上下方向)に沿って、各柱間がある程度の隙間を確保した状態で形成されている。また、CsIのシンチレータ150は、柱状結晶構造148が湿度に弱く、非柱状結晶部分146が湿度に特に弱いという特性を有するので、光透過性の防湿保護材152で封止されている。
そして、シンチレータ150(を被覆した防湿保護材152)における柱状結晶構造148の先端部分側と、放射線変換パネル64とを互いに押し当てることで、筐体40内におけるシンチレータ150と放射線変換パネル64との相対位置を固定するようにしている。これにより、放射線16が放射線変換パネル64及び防湿保護材152を透過してシンチレータ150に至ると、柱状結晶構造148では、放射線16を可視光領域の蛍光に変換し、変換された蛍光は、柱状結晶構造148の柱状部分を進行し、該柱状結晶構造148の先端部分から防湿保護材152を介して放射線変換パネル64に至る。従って、放射線変換パネル64において、入射された蛍光を電気信号に変換することができる。なお、放射線変換パネル64は、TFT基板上に前記蛍光を電気信号に変換する画素(光電変換素子)が積層されたものである。
ところで、柱状結晶構造148は、硬く脆い特性を有するため、外部からの圧力や応力に弱い。そのため、電子カセッテ20を落下させたり、過度に外部から圧力をかけたりすることで、柱状結晶構造148に割れ(折れ)やひびが発生し、この結果、撮影性能や感度が低下して、放射線画像の画像ぼけ等の電子カセッテ20の性能劣化が発生するおそれがある。
より具体的に説明すると、シンチレータ150の支持基板144は、高剛性を確保するために、ある程度の重量を有する必要がある。また、支持基板144と放射線変換パネル64との間で剛性が互いに異なる場合がある。さらに、シンチレータ150の柱状結晶構造148についても、蛍光の発光量の低下や、各柱間での蛍光のクロストークの発生を回避するために、各柱間である程度の隙間(例えば、70%〜85%の充填率)を確保しておく必要がある。
この結果、例えば、医師が電子カセッテ20の搬送中に誤って該電子カセッテ20を落下させて、外部から電子カセッテ20に衝撃を加えてしまうと、剛性の異なる支持基板144の歪み量と放射線変換パネル64の歪み量との違いに起因して、柱状結晶構造148に不用意な応力が作用するので、柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひびが発生して、放射線画像の画像ぼけ等の電子カセッテ20の性能劣化の原因になるおそれがある。また、支持基板144及び放射線変換パネル64が同じ剛性であっても、落下の仕方によって互いに異なる歪み量となる場合もある。さらに、被写体14が照射面44と接触して、該被写体14から照射面44を介して電子カセッテ20に過度の圧力が加えられた場合でも、柱状結晶構造148に不用意な応力が作用してしまうので、柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひびが発生するおそれがある。
さらに、柱状結晶構造148と放射線変換パネル64とを互いに押し当てている場合に、外部からの衝撃に起因した放射線変換パネル64に対する柱状結晶構造148の位置ずれが発生すると、該放射線変換パネル64の表面を傷つけるので、前記傷の発生により放射線画像の画像欠陥が発生するおそれがある。
そこで、本実施形態では、図5に示すように、平面視で、放射線変換パネル64及び支持基板144の内方に(防湿保護剤152で被覆された)シンチレータ150を配置すると共に、該シンチレータ150の周囲をエアバッグ118(接触機構)で囲繞する。この場合、エアバッグ118は、図4Aに示すように、放射線変換パネル64の外縁部に接着層134を介して接着されている。また、図7に示すように、エアバッグ118には、インフレータ120が接続されている。なお、エアバッグ118及びインフレータ120は、一般的な自動車用のエアバッグ及びインフレータと同様の構造を有する。また、図5の平面視で示すように、放射線変換パネル64及び支持基板144の内方にシンチレータ150が配置されているので、図4Aに示すように、放射線変換パネル64の外縁部及び支持基板144の外縁部は、いずれも、シンチレータ150から左右方向に突出している。
ここで、図4Aに示すように、少なくとも外部から衝撃(落下又は圧力による衝撃)が加わらない放射線16の照射時には、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを互いに押し当てて(接触させて)、筐体40内のシンチレータ150と放射線変換パネル64との相対位置を固定しておく。また、医師が電子カセッテ20を落下させることなく該電子カセッテ20を搬送している場合でも、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを接触させてもよい。
一方、例えば、医師による電子カセッテ20の搬送中に、医師が電子カセッテ20を誤って落下させることにより、加速度センサ56の検出した加速度の値が所定の閾値を超えた場合、あるいは、照射面44に対する被写体14のポジショニング時に、該被写体14が照射面44に対して勢いを付けて接触することにより、電子カセッテ20に過度の圧力が付与されて、圧力センサ58の検出した圧力値が所定の閾値を超えた場合には、落下又は圧力による衝撃によって、柱状結晶構造148に不用意な応力が作用し、柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひび、さらには、放射線変換パネル64に対する柱状結晶構造148の位置ずれに起因した該放射線変換パネル64の表面の傷が発生する可能性がある。
このような場合、インフレータ120は、図示しない点火剤を点火して窒素ガス又はヘリウムガス等の不活性ガスを発生させ、発生した不活性ガスをエアバッグ118に送り込む。エアバッグ118は、インフレータ120から不活性ガスが送り込まれると、そのガス圧により支持基板144の方向に膨張する。これにより、支持基板144がエアバッグ118により押圧され、この結果、緩衝材138が筐体40の厚み方向(底板140の方向)に圧縮されるので、図4Bに示すように、放射線変換パネル64に対してシンチレータ150を離間させることができる。そのため、電子カセッテ20の落下又は過度の圧力に起因した、シンチレータ150への不用意な応力による柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひび、さらには、放射線変換パネル64表面の傷の発生を回避することが可能となる。
なお、エアバッグ118には、不活性ガスを排出する排出孔が形成されており、排出孔を介して不活性ガスを排出することにより、エアバッグ118を収縮することが可能である。
また、前述した所定の閾値とは、医師が電子カセッテ20の搬送中に誤って該電子カセッテ20を床面等に落下させたときの重力加速度の大きさよりも小さく設定された加速度の値、又は、電子カセッテ20に付与される圧力に起因して柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひび、放射線変換パネル64表面の傷が発生するときの圧力値よりも小さく設定された圧力値である。従って、加速度の値が閾値を超えるか、あるいは、圧力値が閾値を超えると、柱状結晶構造148の割れやひび、放射線変換パネル64表面の傷が発生するおそれがあるため、本実施形態では、その直前の段階で、インフレータ120及びエアバッグ118を動作させて、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを離間させることにより、該シンチレータ150を落下又は圧力による衝撃から適切に保護するようにしている。
なお、本実施形態では、外部から電子カセッテ20が受ける圧力を、該電子カセッテ20の加速度と時間との積から予測してもよい。自由落下ほどの加速度(重力加速度)に到達していなくても、長時間にわたって落下していれば、電子カセッテ20の速度が増加しているはずなので、電子カセッテ20の衝撃圧が相当大きくなるものと予想される。具体的に、医師が取手54を把持した状態で、該取手54の箇所を中心として電子カセッテ20を円弧状に振ったとき(例えば、撮影台12からスライドさせつつ電子カセッテ20を該撮影台12から離間させたとき)に、撮影台12に電子カセッテ20の一部をぶつけてしまい、該電子カセッテ20に大きな衝撃が加わった場合に、シンチレータ150を前記衝撃から適切に保護することができる。
また、本実施形態では、被写体14に対する撮影の手技(例えば、臥位状態での撮影、立位状態での撮影)と、電子カセッテ20の加速度とに基づいて、電子カセッテ20に対する衝撃の有無を判断してもよい。例えば、撮影台12上に電子カセッテ20を配置して臥位状態の被写体14に対する撮影を行う場合に、撮影後に撮影台12から電子カセッテ20を動かしたときに、該撮影台12から床面に電子カセッテ20を落下させるおそれがある。このような場合には、撮影終了後、自由落下に応じた大きさの加速度を加速度センサ56が検出した際に、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを離間させればよい。
また、立位状態で撮影を行う場合には、比較的高い位置に設置された図示しない撮影台に電子カセッテ20を装填した状態で撮影が行われるので、撮影後に前記撮影台から電子カセッテ20を取り外したときに、加速度センサ56が自由落下に応じた大きさの加速度を検出した際に、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを離間させればよい。
さらに、撮影の手技が、撮影の前後で電子カセッテ20を落下させるおそれがある手技である場合には、インフレータ120及びエアバッグ118を動作させて、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを予め離間させておき、電子カセッテ20が撮影台12(又は図示しない立位撮影用の撮影台)に設置されたときに、シンチレータ150と放射線変換パネル64と互いに押し当てればよい。
さらにまた、本実施形態では、上述のように、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを完全に離間させる場合に限定されるものではなく、エアバッグ118を動作させた際のシンチレータ150と放射線変換パネル64との接触圧が、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを互いに押し当てている状態での接触圧よりも低いか、又は、ほとんどかかっていない状態であればよい。すなわち、本実施形態では、インフレータ120及びエアバッグ118の動作時には、少なくともシンチレータ150と放射線変換パネル64との接触制御(シンチレータ150と放射線変換パネル64との押し当て)が停止している状態であればよい。
図6A及び図6Bは、図3Bに示すPSS方式の放射線検出器66の構成を、より詳細に図示した断面図である。PSS方式の放射線検出器66においても、図5A及び図5BのISS方式の放射線検出器66と同様に、エアバッグ118を支持基板144側に膨張させることで、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを離間(接触制御を停止)させることが可能である。
なお、図4A〜図6Bの説明では、放射線変換パネル64の外縁部に接着層134を介してエアバッグ118を接着させた場合を図示しているが、これに代えて、支持基板144の外縁部に接着層134を介してエアバッグ118を接着させてもよいことは勿論である。この場合、エアバッグ118が放射線変換パネル64に向かって膨張し、該放射線変換パネル64を押圧すると、放射線変換パネル64からエアバッグ118への反力によって緩衝材138が天板132の方向に圧縮されるので、結果的に、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを離間(接触制御を停止)させることができる。
図7は、図1に示す電子カセッテ20の電気的な概略構成図である。
電子カセッテ20は、画素160を行列状のTFT72上に配置した構造を有する。画素160は、行列状に配置されており、図示しない光電変換素子を有する。駆動回路部68を構成するバイアス電源162からバイアス電圧が供給される各画素160では、可視光(蛍光)を光電変換することにより発生した電荷が蓄積され、各列毎にTFT72を順次オンすることにより、各信号線166を介して電荷信号(電気信号)をアナログ信号の画素値として読み出すことができる。なお、図7では便宜上、画素160及びTFT72を、縦4×横4個の配列としているが、所望の個数の配列としてもよいことは勿論である。
各画素160に接続されるTFT72は、行方向に延びるゲート線164と、列方向に延びる信号線166とが接続される。各ゲート線164は、駆動回路部68を構成するゲート駆動部168に接続され、各信号線166は、チャージアンプ170を介して、駆動回路部68を構成するマルチプレクサ部172に接続される。マルチプレクサ部172には、アナログ信号の電気信号をデジタル信号の電気信号に変換するAD変換部174が接続されている。AD変換部174は、デジタル信号に変換した電気信号(デジタル信号の画素値、以下、デジタル値という場合もある)をカセッテ制御部110に出力する。
カセッテ制御部110は、電子カセッテ20全体の制御を行う。この場合、コンピュータ等の情報処理装置に所定のプログラムを読み込ませることによって、コンピュータをカセッテ制御部110として機能させることができる。
カセッテ制御部110には、メモリ112及び通信部114が接続されている。メモリ112は、デジタル信号の画素値を記憶し、通信部114は、コンソール22との間で信号の送受信を行う。通信部114は、複数の画素値が行列状に配置されて構成される1枚の画像(1フレームの画像)をコンソール22にパケット送信する。電源部116は、カセッテ制御部110、メモリ112及び通信部114等に電力を供給する。バイアス電源162は、カセッテ制御部110から送られてきた電力を各画素160に供給する。
カセッテ制御部110は、読出制御部180、衝撃予知判定部182、離間指示部184及び接触指示部186を有する。
読出制御部180は、ゲート駆動部168、チャージアンプ170、マルチプレクサ部172及びAD変換部174を制御することで、画素160に蓄積された電気信号を1行単位で順次読み出す。
衝撃予知判定部182は、加速度センサ56が検出した加速度の値、又は、圧力センサ58が検出した圧力値が、所定の閾値を超えるか否かを判定する。すなわち、衝撃予知判定部182は、加速度センサ56又は圧力センサ58の検出結果に基づいて、電子カセッテ20の床面への衝突(落下)や電子カセッテ20への過度の圧力の付与のような、外部から電子カセッテ20に加えられる衝撃が柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひび、放射線変換パネル64表面の傷を発生させるような衝撃であるか否かを判定(予知)している。
そして、衝撃予知判定部182は、加速度センサ56が検出した加速度の値が閾値を超えた場合、又は、圧力センサ58が検出した圧力値が閾値を超えた場合に、外部から電子カセッテ20に、柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひび、放射線変換パネル64表面の傷を発生させるような衝撃が与えられることを通知する通知信号を離間指示部184に出力する。
また、加速度センサ56は、加速度を逐次検出し、検出した加速度を示す検出信号をカセッテ制御部110に逐次出力する一方で、圧力センサ58は、圧力を逐次検出し、検出した圧力を示す検出信号をカセッテ制御部110に逐次出力している。従って、衝撃予知判定部182は、離間指示部184に通知信号を出力した後、今度は、加速度センサ56の検出した加速度の値が閾値よりも低下するか否か、又は、圧力センサ58の検出した圧力値が閾値よりも低下するか否かを判定する。衝撃予知判定部182は、加速度の値が閾値よりも低下し、且つ、圧力値が閾値よりも低下した場合に、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性がなくなったことを通知する通知信号を接触指示部186に出力する。
ところで、電子カセッテ20の総重量をm、落下開始時の電子カセッテ20と床面との間の距離(落下距離)をh、重量加速度をg、電子カセッテ20が床面に落下(衝突)した瞬間の落下速度をv、落下開始から床面への衝突までに要する落下時間をtとすれば、落下速度v及び落下時間tは、それぞれ、v=(2×g×h)1/2、t=(2×h/g)1/2となる。
そこで、衝撃予知判定部182は、加速度の値を用いて衝撃の予知を判定する代わりに、落下時間tよりも短く設定した所定時間を閾値とし、加速度センサ56が検出した加速度の値が略0レベルから電子カセッテ20の落下とみなすことのできる所定レベルの値に至ったときを落下開始時刻とし、該落下開始時刻から所定時間経過して前記閾値に到達したときに、離間指示部184に通知信号を出力してもよい。この場合、衝撃予知判定部182は、加速度センサ56が検出した加速度の値に基づき設定した落下開始時刻からの経過時間を計時することにより衝突の予知が行われるので、計時した経過時間も電子カセッテ20の移動に関わる物理量となる。
離間指示部184は、衝撃予知判定部182から通知信号が入力された場合、エアバッグ118を動作させる(放射線変換パネル64とシンチレータ150との接触制御を停止させる)ための動作開始指示信号をインフレータ120に出力する。インフレータ120は、動作開始指示信号が入力されると、点火剤を点火して不活性ガスを発生させ、エアバッグ118に送り込む。一方、接触指示部186は、衝撃予知判定部182から通知信号が入力された場合、インフレータ120の動作を停止させる(放射線変換パネル64とシンチレータ150との接触制御を開始させる)ための動作停止指示信号をインフレータ120に出力する。インフレータ120は、動作停止指示信号が入力されると、エアバッグ118への不活性ガスの送出を停止させる。
本実施形態に係る電子カセッテ20を有する放射線撮影システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について、図8及び図9のフローチャートを参照しながら説明する。
ここでは、先ず、図8を参照しながら、放射線撮影システム10の基本的な動作、すなわち、柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひび、さらには、放射線変換パネル64表面の傷の発生の原因となる衝撃が電子カセッテ20に加えられない場合での放射線撮影システム10の動作(正常動作)について説明する。
次に、図9を参照しながら、医師による電子カセッテ20の搬送中に誤って電子カセッテ20を落下させてしまった場合や、被写体14のポジショニング時に被写体14が勢いよく照射面44に接触して電子カセッテ20に過度の圧力が付与された場合での電子カセッテ20内部の動作(インフレータ120及びエアバッグ118の動作)について説明する。
図8のステップS1において、医師は、RIS26又はHIS28からコンソール22が取得したオーダ情報に基づき、被写体14の撮影条件を設定する。なお、オーダ情報とは、RIS26又はHIS28において、医師により作成されるものであり、被写体14の氏名、年齢、性別等、被写体14を特定するための被写体情報に加えて、撮影に使用する放射線出力装置18及び電子カセッテ20の情報や、被写体14の撮影部位や撮影での手技等が含まれる。また、撮影条件とは、例えば、放射線源30の管電圧や管電流、放射線16の曝射時間等、被写体14の撮影部位に対して放射線16を照射させるために必要な各種の条件である。
次のステップS2において、医師は、所定の保管場所に保管されている電子カセッテ20の取手54を把持して該電子カセッテ20を搬送し、撮影台12上に設置する。次のステップS3において、医師は、被写体14の撮影部位が撮影可能領域52に納まるように該被写体14を撮影台12及び電子カセッテ20上に横臥させて、撮影可能領域52に対する前記撮影部位のポジショニングを行う。
この場合、電源部116は、カセッテ制御部110、通信部114、加速度センサ56及び圧力センサ58に対しては、電力を常時供給している。従って、加速度センサ56は、電子カセッテ20の加速度を逐次検出し、検出した加速度を示す検出信号をカセッテ制御部110に逐次出力している。また、圧力センサ58は、外部から電子カセッテ20に付与される圧力を逐次検出し、検出した圧力を示す検出信号をカセッテ制御部110に逐次出力している。
ここで、被写体14の撮影部位が撮影可能領域52にポジショニングされることにより、被写体14から電子カセッテ20に圧力が付与される。従って、圧力センサ58は、被写体14から付与された圧力を検出し、該圧力を示す検出信号をカセッテ制御部110に出力する。衝撃予知判定部182は、前記検出信号の示す圧力値のレベルが、被写体14から電子カセッテ20に付与される程度の圧力のレベルであれば、現在、被写体14のポジショニング中であると判定する。
カセッテ制御部110は、衝撃予知判定部182の判定結果に基づいて、電源部116から駆動回路部68、表示操作部122及びスピーカ124への電力供給を開始させる。これにより、バイアス電源162は、各画素160に対するバイアス電圧の供給を開始するので、該各画素160は、電荷蓄積が可能な状態となる。また、表示操作部122は、各種の情報を表示すると共に、医師による入力操作が可能な状態に至る。さらに、スピーカ124は、カセッテ制御部110からの信号を音として外部に出力することが可能な状態に至る。この結果、電子カセッテ20は、スリープ状態から起動状態に切り替わる。
また、カセッテ制御部110は、衝撃予知判定部182の判定結果に基づいて、通信部114を介して無線によりコンソール22にオーダ情報や撮影条件の送信を要求する送信要求信号を送信する。コンソール22は、前記送信要求信号を受信すると、電子カセッテ20に対して前記オーダ情報及び前記撮影条件を無線により送信すると共に、放射線出力装置18に対して前記撮影条件を無線により送信する。これにより、放射線出力装置18では、受信された前記撮影条件が放射線制御装置32に登録される。また、電子カセッテ20では、受信された前記オーダ情報及び前記撮影条件がカセッテ制御部110に登録される。なお、カセッテ制御部110は、前記オーダ情報及び前記撮影条件を受信すると、これらの情報を表示操作部122に表示させてもよい。
ステップS4において、医師が放射線スイッチ34を半押すると、放射線制御装置32は、放射線16の照射準備を行うと共に、照射準備を通知する通知信号をコンソール22に無線により送信する。コンソール22は、放射線源30からの放射線16の照射と同期させるための同期制御信号を無線により電子カセッテ20に送信する。電子カセッテ20のカセッテ制御部110は、前記同期制御信号を受信すると、照射準備に入ったことを示す情報を表示操作部122に表示させると共に、スピーカ124を介して外部に音として通知してもよい。
その後、医師が放射線スイッチ34を全押すると、放射線制御装置32は、放射線源30から放射線16を前記撮影条件で設定された所定時間だけ被写体14の撮影部位に照射する(ステップS5)。この場合、放射線制御装置32は、放射線16の照射開始と同時に、照射開始を通知する通知信号を無線によりコンソール22に送信してもよい。コンソール22は、受信した前記通知信号を電子カセッテ20に転送し、該電子カセッテ20のカセッテ制御部110は、前記通知信号を受信すると、照射中であることを情報を表示操作部122に表示させると共に、スピーカ124を介して外部に音として通知してもよい。
そして、放射線16が被写体14の撮影部位を透過して電子カセッテ20の放射線検出器66に至ったステップS6において、放射線検出器66が図4Aに示すISS方式の放射線検出器である場合に、放射線16は、放射線変換パネル64及び防湿保護材152を介してシンチレータ150の柱状結晶構造148に至る。
柱状結晶構造148は、放射線16の強度に応じた強度の可視光(蛍光)を発光し、前記蛍光は、柱状結晶構造148の柱状部分から先端部分に向かって進行し、防湿保護材152を介して放射線変換パネル64に入射する。なお、一部の蛍光は、非柱状結晶部分146に向かって進行する場合もあるが、該非柱状結晶部分146又は支持基板144において柱状結晶構造148側に反射されるので、該一部の蛍光も放射線変換パネル64に入射することが可能となる。
放射線変換パネル64を構成する各画素160は、蛍光を電気信号に変換し、電荷として蓄積する。次いで、各画素160に保持された被写体14の撮影部位の放射線画像である電荷情報は、カセッテ制御部110を構成する読出制御部180からゲート駆動部168に供給される駆動信号に従って読み出される。
すなわち、ゲート駆動部168は、ゲート線164を0行目から順次選択し、選択したゲート線164にゲート信号を供給して、該ゲート信号が供給されたTFT72をオンにすることで、各画素160に蓄積された電荷を0行目から行単位で順次読み出す。各画素160から行単位で順次読み出された電荷は、各信号線166を介して各列のチャージアンプ170に入力され、その後、マルチプレクサ部172及びAD変換部174を介して、デジタル信号の電気信号としてメモリ112に記憶される(ステップS7)。つまり、メモリ112には、行単位で得られた1行分の画像データが順次記憶される。
メモリ112に記憶された放射線画像は、電子カセッテ20を識別するためのカセッテID情報と共に、通信部114を介して無線によりコンソール22に送信される。コンソール22は、受信された放射線画像及びカセッテID情報を表示装置24に表示させる(ステップS8)。また、カセッテ制御部110は、放射線画像及びカセッテID情報を共に表示操作部122に表示させてもよい。
医師は、表示装置24又は表示操作部122の表示内容を視認して放射線画像が得られたことを確認した後に、被写体14をポジショニング状態から解放する(ステップS9)。この場合でも、圧力センサ58は、外部から電子カセッテ20に付与される圧力を逐次検出して、その検出信号をカセッテ制御部110に逐次出力しており、衝撃予知判定部182は、前記検出信号の示す圧力のレベルが、被写体14のポジショニング状態での圧力レベルから略0レベルにまで低下した時点で、被写体14がポジショニング状態から解放されたと判定する。
そして、カセッテ制御部110は、衝撃予知判定部182の判定結果に基づいて、電源部116から駆動回路部68、表示操作部122及びスピーカ124への電力供給を停止させる。これにより、バイアス電源162から各画素160へのバイアス電圧の供給が停止すると共に、表示操作部122及びスピーカ124の動作も停止する。この結果、電子カセッテ20は、起動状態からスリープ状態に移行する。
ステップS10において、医師は、表示操作部122の表示が消えて電子カセッテ20がスリープ状態に移行したことを確認した後に、該電子カセッテ20の取手54を把持して、電子カセッテ20を所定の保管場所にまで搬送する。
次に、図9の動作について説明する。
ステップS2、S3、S9、S10中、加速度センサ56は、電子カセッテ20の加速度を逐次検出し、検出した加速度を示す検出信号をカセッテ制御部110に逐次出力する一方で、圧力センサ58は、外部から電子カセッテ20に付与される圧力を逐次検出し、検出した圧力を示す検出信号をカセッテ制御部110に逐次出力している(ステップS21)。
この場合、カセッテ制御部110の衝撃予知判定部182は、加速度センサ56及び圧力センサ58から検出信号が入力される毎に、加速度センサ56からの検出信号の示す加速度の値が所定の閾値を超えているか否かを判定すると共に、圧力センサ58からの検出信号の示す圧力値が所定の閾値(許容値)を超えているか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22において、加速度の値が所定の閾値に到達しておらず、且つ、圧力値も所定の閾値に到達していない場合には(ステップS22:NO)、衝撃予知判定部182は、柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひび、さらには、放射線変換パネル64表面の傷を発生させるような大きな衝撃が電子カセッテ20に加えられていないと判定し、次の検出信号の入力を待つ状態となる。
一方、ステップS22において、加速度の値が所定の閾値を超えるか、あるいは、圧力値が所定の閾値を超えた場合には(ステップS22:YES)、衝撃予知判定部182は、外部からの衝撃によって柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひび、及び、放射線変換パネル64表面の傷が発生する可能性があると判定し(ステップS23)、外部から電子カセッテ20に衝撃が与えられることを通知する通知信号を離間指示部184に出力する。
ステップS24において、離間指示部184は、衝撃予知判定部182からの通知信号に基づいて、インフレータ120に動作開始指示信号を出力し、インフレータ120は、入力された動作開始指示信号に基づいて点火剤を点火し、不活性ガスを発生させてエアバッグ118に送り込む。これにより、エアバッグ118は、送り込まれた不活性ガスによって支持基板144の方向に膨張し、支持基板144を押圧する。この結果、緩衝材138は、底板140の方向に圧縮されるので、図4Bに示すように、放射線変換パネル64に対してシンチレータ150を離間させることができる。
また、離間指示部184は、衝撃予知判定部182から通知信号が入力されると、外部からの衝撃に起因してエアバッグ118が作動し、且つ、放射線変換パネル64とシンチレータ150とが離間することを示す警告信号を表示操作部122及びスピーカ124に出力する。表示操作部122は、警告信号の示す情報を表示すると共に、スピーカ124は、警告信号を音として外部に出力する(ステップS25)。これにより、医師は、表示操作部122の表示内容を視認することにより、及び/又は、スピーカ124からの音を聞くことにより、外部からの衝撃によってエアバッグ118が作動し、放射線変換パネル64に対してシンチレータ150が離間することを把握することができる。
このように、エアバッグ118が作動して放射線変換パネル64とシンチレータ150とが離間するので、実際に、電子カセッテ20が床面に落下し、あるいは、被写体14が照射面44に対して勢いよく接触して、柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひび、及び、放射線変換パネル64表面の傷を発生させるような衝撃が外部から電子カセッテ20に加えられても(ステップS26)、該柱状結晶構造148を適切に保護することができる。
その後、衝撃予知判定部182は、エアバッグ118の作動から所定時間経過していれば(ステップS27:YES)、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性がなくなったものと判定し、接触指示部186に通知信号を出力する。ステップS28において、接触指示部186は、前記通知信号に基づいてインフレータ120に動作停止指示信号を出力し、インフレータ120は、入力された動作停止指示信号に基づいて、エアバッグ118への不活性ガスの送出を停止する。これにより、エアバッグ118の不活性ガスは、図示しない排出孔から排出されて、該エアバッグ118は収縮する。この結果、放射線変換パネル64とシンチレータ150とが再度接触して、元の状態に戻る(原状回復される)。
また、接触指示部186は、前記通知信号に基づいて表示操作部122の警告表示を消去させると共に、スピーカ124からの警告音を停止させる。これにより、医師は、放射線変換パネル64とシンチレータ150とが再度接触して原状回復されたことを容易に把握することができる。
なお、エアバッグ118の作動中でも、加速度センサ56は、電子カセッテ20の加速度を逐次検出し、検出した加速度を示す検出信号をカセッテ制御部110に逐次出力する一方で、圧力センサ58は、外部から電子カセッテ20に付与される圧力を逐次検出し、検出した圧力を示す検出信号をカセッテ制御部110に逐次出力することが可能であるため、衝撃予知判定部182は、エアバッグ118の作動後、加速度の値が所定の閾値を下回り、且つ、圧力値が所定の閾値を下回った場合には、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性がなくなったものと判定し、接触指示部186に通知信号を出力してもよい。この場合でも、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを元の状態に確実に戻すことができる。
また、エアバッグ118の不活性ガスは、図示しない排出孔から排出されているので、インフレータ120が点火剤の点火時にのみ不活性ガスをエアバッグ1118に送り込む構造であれば、ステップS27の処理を省略してもよい。この場合、エアバッグ118は、前記排出孔から不活性ガスを排出させることにより収縮するので、収縮後には、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを元の状態に戻すことが可能である。
さらに、上記の説明では、表示操作部122の表示やスピーカ124からの音を介して警告を行う場合について説明したが、離間指示部184は、通信部114を介して無線によりコンソール22に警告信号を送信してもよい。これにより、コンソール22は、受信した警告信号に応じた警告表示内容を表示装置24に表示させ、医師は、表示装置24の表示内容を視認することにより、外部からの衝撃によってエアバッグ118が作動し、放射線変換パネル64とシンチレータ150とが離間したことを把握することができる。さらに、接触指示部186は、通信部114を介して無線によりコンソール22に警告表示を消去させるための信号を送信し、コンソール22は、受信した前記信号に基づいて、表示装置24の警告表示を消去させる。これにより、医師は、放射線変換パネル64とシンチレータ150とが再度接触して原状回復されたことを把握することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る電子カセッテ20によれば、少なくとも放射線検出器66に対する放射線16の照射時には、シンチレータ150と放射線変換パネル64とが接触し、一方で、加速度センサ56が検出した加速度の値、圧力センサ58が検出した圧力値、又は、前記加速度に基づく電子カセッテ20の落下時間が、所定の閾値を超えたときに、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを離間させる(シンチレータ150と放射線変換パネル64との接触制御を停止させる)ようにしたので、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる場合でも、シンチレータ150(の柱状結晶構造148)を該衝撃から適切に保護することができ、前記衝撃に起因した該柱状結晶構造148の割れ(折れ)やひびの発生、さらには、前記衝撃に起因した柱状結晶構造148の位置ずれによる放射線変換パネル64表面の傷の発生を確実に回避することが可能となる。
この場合、柱状結晶構造148の先端部分が防湿保護材152を介して放射線変換パネル64と接触することで、柱状結晶構造148で放射線16から変換された蛍光を放射線変換パネル64に効率よく入射させることができる。また、外部から衝撃を受ける可能性がある場合、エアバッグ118の動作により、柱状結晶構造148の先端部分及び防湿保護材152と、放射線変換パネル64とが離間する。このように、電子カセッテ20が外部から衝撃を受ける可能性があっても、柱状結晶構造148を該衝撃から確実に保護することができるので、前記衝撃に関わりなく、電子カセッテ20の撮影性能を維持することが可能となる。
さらに、インフレータ120からエアバッグ118に不活性ガスが送り込まれ、エアバッグ118が筐体40の厚み方向に沿って膨張することにより、放射線変換パネル64とシンチレータ150とが離間するので、外部からの衝撃に対して、速やかに放射線変換パネル64とシンチレータ150とを離間させることができる。また、インフレータ120からの不活性ガスの送給を停止させるか、及び/又は、エアバッグ118の排出孔から不活性ガスを排出させることにより、エアバッグ118を収縮させて、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを再度接触させることができるため、一旦離間した放射線変換パネル64とシンチレータ150とを元の状態に戻す(原状回復させる)ことが容易である。
さらに、図5の平面視で、エアバッグ118がシンチレータ150を囲繞するように支持基板144の外縁部及び放射線変換パネル64の外縁部に配設されているので、支持基板144の外縁部と放射線変換パネル64の外縁部との間で、エアバッグ118を筐体40の厚み方向に膨張させることで、シンチレータ150の平面サイズに関わりなく、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とを精度よく且つ確実に離間させることができる。
なお、前述したように、医師が放射線スイッチ34を半押した段階で、放射線制御装置32は、放射線16の照射準備を通知する通知信号を無線によりコンソール22に送信し、コンソール22は、同期制御信号を無線により電子カセッテ20に送信する。
そこで、本実施形態では、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性のある放射線16の照射準備前の時間帯と、放射線16の照射後の時間帯とにおいては、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを離間させるように、インフレータ120及びエアバッグ118を動作させ、一方で、電子カセッテ20が同期制御信号を受信した時点から放射線16の照射後までの時間帯においては、インフレータ120及びエアバッグ118の動作を停止させて、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを接触させてもよい。例えば、被写体14のポジショニング時には、被写体14から電子カセッテ20に過度の荷重(圧力)が加えられて、柱状結晶構造148の割れやひび、放射線変換パネル64表面の傷が発生する可能性があるので、このような衝撃が加えられそうな時間帯については、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを離間させておく。
つまり、本実施形態では、外部から衝撃を受ける可能性が少ない放射線16の照射中のみ、シンチレータ150と放射線変換パネル64とが接触するようにしているので、前記衝撃からシンチレータ150を適切に保護することが可能になると共に、電子カセッテ20の撮影性能を低下させることなく、適切な放射線画像を取得することが可能となる。すなわち、電子カセッテ20では、オーダ情報の登録に基づいて、被写体14への放射線16の照射前に、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを接触させ、一方で、放射線16の照射後にシンチレータ150と放射線変換パネル64とを離間させることが可能である。
次に、本実施形態の変形例(第1〜第7変形例)を図10A〜図16Bを参照しながら説明する。
なお、これらの変形例において、図1〜図9と同じ構成要素については、同じ参照数字を付けて説明し、詳細な説明を省略する。
第1変形例では、図10A及び図10Bに示すように、筐体40内の天板132と底板140との間に、放射線検出器66を収容する収容袋190(接触機構)が配設されている。
この場合、収容袋190の底板140側は、接着層198を介して底板140と接着し、一方で、収容袋190の天板132側は、接着層200を介して天板132と接着している。そして、収容袋190の室192内に放射線検出器66が収容されている。ここで、一例として、ISS方式の放射線検出器66の場合、支持基板144は、接着層204を介して収容袋190の底板140側に接着され、一方で、放射線変換パネル64は、接着層202を介して収容袋190の天板132側に接着される。
また、収容袋190には、室192と連通する通路194が設けられ、該通路194の途中には、リーク弁196が配設されている。
図10Aの場合、リーク弁196は、弁閉状態となって、通路194を介した室192への空気の侵入を阻止し、該室192内を負圧状態にしている。これにより、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とが防湿保護材152を介して接触され、放射線画像の撮影が可能な状態となる。
一方、加速度センサ56が検出した加速度の値が所定の閾値を超えた場合、又は、圧力センサ58が検出した圧力値が所定の閾値を超えた場合に、衝撃予知判定部182は、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性があると判定し、離間指示部184は、衝撃予知判定部182からの通知信号に基づいて、リーク弁196を弁閉状態から弁開状態に切り替える。これにより、通路194を介して室192内に空気を侵入し、該室192内が大気圧状態となる。この結果、図10Bに示すように、収容袋190は、筐体40の厚み方向(図10Bの上下方向)に沿って膨張し、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とを離間させることができる。なお、図10Bにおいて、収容袋190が筐体40の厚み方向に沿って膨張すると、該収容袋190は、筐体40の天板132及び底板140を押圧するので、図10Aの場合と比較して、収容袋190近傍における筐体40の厚みが厚くなる。
なお、外部から電子カセッテ20への衝撃の可能性がない場合、接触指示部186は、図示しない真空ポンプを動作させて、通路194を介して室192内の空気を排出して負圧状態にした後に、リーク弁196を弁開状態から弁閉状態に切り替え、図10Aのように、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを再度接触させる。
このように、第1変形例では、リーク弁196を弁開状態又は弁閉状態に切り替えることにより、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを接触又は離間させる(放射線変換パネル64とシンチレータ150とに対する接触制御を実行又は停止させる)ので、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられても、該シンチレータ150を適切に保護することができる。また、第1変形例においても、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを接触又は離間させることによる本実施形態の各効果が容易に得られることは勿論である。
なお、第1変形例では、収容袋190内に放射線検出器66を収容した状態で、放射線変換パネル64とシンチレータ150との接触又は離間を行っているが、筐体40全体を収容袋190のように機能させて、放射線変換パネル64とシンチレータ150との接触又は離間を行ってもよい。
第2変形例では、図11A及び図11Bに示すように、筐体40内において、底板140における放射線検出器66近傍の箇所にプランジャ212(ロック部材)が固着され、該プランジャ212と天板132との間にばね部材214(接触機構)が介挿されている。また、支持基板144は、接着層210を介して底板140に接着され、放射線変換パネル64は、接着層130を介して天板132に接着される。
図11Aの場合、プランジャ212がばね部材214の弾発力に抗して該ばね部材214を底板140側に引っ張ることにより、ばね部材214が筐体40の厚み方向に圧縮され(ロックされ)、この結果、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とが接触されて、放射線画像の撮影が可能な状態となる。
一方、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性のあることを衝撃予知判定部182が判定し、離間指示部184が衝撃予知判定部182からの通知信号に基づいてプランジャ212にばね部材214の解放(ロック解除)を指示するロック解除信号を出力すると、プランジャ212は、ばね部材214に対する引張りを停止し、ばね部材214は、弾発力によって天板132側に伸張する。これにより、図11Bのように、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とを離間させることができる。なお、図11Bにおいて、ばね部材214が天板132側に伸張すると、ばね部材214が天板132を押圧するので、図11Aの場合と比較して、放射線検出器66近傍における筐体40の厚みが厚くなる。
なお、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性がない場合、接触指示部186は、プランジャ212を再度動作させて、ばね部材214を底板140側に収縮させ、図11Aのように、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを再度接触させる。
このように、第2変形例においても、プランジャ212及びばね部材214の動作によって、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを接触又は離間させる(放射線変換パネル64とシンチレータ150とに対する接触制御を実行又は停止させる)ので、第2変形例と同様の効果を得ることができる。
第3変形例では、図12A及び図12Bに示すように、筐体40内における放射線検出器66近傍の箇所に、圧電素子220(接触機構)を2つの電極222、224で挟み込んだ圧電アクチュエータ226が天板132と底板140との間に介挿されている。
図12Aのように、電源部116等の電源228と電極222との間に設けられたスイッチ230がオフの場合、圧電アクチュエータ226は動作せず、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とが接触し、放射線画像の撮影が可能な状態となる。
一方、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性があることを衝撃予知判定部182が判定し、離間指示部184が衝撃予知判定部182からの通知信号に基づいてスイッチ230をオンにすると、電源228から各電極222、224に電圧が印加されて、圧電素子220は、筐体40の幅方向に圧縮すると共に筐体40の厚み方向に伸張する。これにより、図12Bのように、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とを離間させることができる。なお、図12Bにおいて、圧電素子220が筐体40の厚み方向に伸張すると、天板132及び底板140が押圧されるので、図12Aの場合と比較して、放射線検出器60近傍における筐体40の厚みが厚くなる。
なお、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性がない場合、接触指示部186は、スイッチ230を再度オフにして、図12Aのように、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを再度接触させる。
このように、第3変形例においても、圧電アクチュエータ226の動作によって、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを接触又は離間させる(放射線変換パネル64とシンチレータ150とに対する接触制御を実行又は停止させる)ので、第2変形例と同様の効果を得ることができる。
第4変形例は、図13Aに示すように、プランジャ212及びばね部材214が放射線変換パネル64と支持基板144との間に介挿されているか、あるいは、図13Bに示すように、圧電アクチュエータ226が放射線変換パネル64と支持基板144との間に介挿されている。
この場合でも、プランジャ212及びばね部材214の動作、又は、圧電アクチュエータ226の動作に起因して、放射線変換パネル64と支持基板144とがそれぞれ押圧されて、放射線変換パネル64とシンチレータ150とが接触又は離間するので、第2変形例及び第3変形例と同様の効果を得ることができる。
第5変形例は、図14A及び図14Bに示すように、支持基板144と底板140との間にエアバッグ240(接触機構)が介挿されている。この場合、エアバッグ240は、接着層136を介して底板140に接着され、支持基板144は、接着層142を介してエアバッグ240に接着されている。
図14Aのように、インフレータ120から送り込まれる不活性ガスによりエアバッグ240が筐体40の厚み方向に膨張すると、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とが接触し、放射線画像の撮影が可能な状態となる。
一方、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性があることを衝撃予知判定部182が判定し、離間指示部184が衝撃予知判定部182からの通知信号に基づいてインフレータ120による不活性ガスの送給を停止させると、エアバッグ240内の不活性ガスは、図示しない排出孔を介して排出され、この結果、エアバッグ240は、筐体40の厚み方向(底板140の方向)に収縮し、この結果、図14Bのように、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とを離間させることができる。
なお、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性がない場合、接触指示部186がインフレータ120を再度動作させて、エアバッグ240への不活性ガスの送給を再開すると、図14Aのように、放射線変換パネル64とシンチレータ150とが再度接触する。
このように、第5変形例においても、エアバッグ240及びインフレータ120の動作によって、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを接触又は離間させる(放射線変換パネル64とシンチレータ150とに対する接触制御を実行又は停止させる)ので、本実施形態及び第1〜4変形例と同様の効果を得ることができる。
第6変形例は、図15A及び図15Bに示すように、底板140に立設する2つの支持部材250の上端部に設けられた回転軸252に、偏心カムであるカム254(接触機構)がそれぞれ軸支され、2つのカム254によって支持基板144が支持されている。
回転軸252に対してカム254の回転角度が図15Aに示す角度であれば、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とが接触し、放射線画像の撮影が可能な状態となる。
一方、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性があることを衝撃予知判定部182が判定し、離間指示部184が衝撃予知判定部182からの通知信号に基づいて、回転軸252を中心としてカム254を回転させると、支持基板144が底板140側に下降するので、図15Bのように、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とを離間させることができる。
なお、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性がない場合、接触指示部186が回転軸252を中心にカム254を図15Aに示す回転角度まで回転させると、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを再度接触させることができる。
このように、第6変形例においても、回転軸252を中心としたカム254の回転動作によって、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを接触又は離間させる(放射線変換パネル64とシンチレータ150とに対する接触制御を実行又は停止させる)ので、本実施形態及び第1〜5変形例と同様の効果を得ることができる。
第7変形例は、図16A及び図16Bに示すように、放射線変換パネル64と天板132との間にエアバッグ274(接触機構)が介挿されている。この場合、エアバッグ274は、接着層272を介して天板132に接着され、放射線変換パネル64は、接着層276を介してエアバッグ274に接着されている。また、支持基板144も接着層270を介して底板140に接着されている。
図16Aのように、インフレータ120から送り込まれる不活性ガスによりエアバッグ274が筐体40の厚み方向に膨張すると、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とが接触し、放射線画像の撮影が可能な状態となる。
一方、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性があると衝撃予知判定部182が判定し、離間指示部184が衝撃予知判定部182からの通知信号に基づいてインフレータ120による不活性ガスの送給を停止させると、エアバッグ274内の不活性ガスは、図示しない排出孔を介して排出され、この結果、エアバッグ274は、筐体40の厚み方向(天板132の方向)に収縮し、この結果、図16Bのように、柱状結晶構造148の先端部分と放射線変換パネル64とを離間させることができる。
なお、外部から電子カセッテ20に衝撃が加えられる可能性がない場合、接触指示部186がインフレータ120を再度動作させて、エアバッグ274への不活性ガスの送給を再開させると、図16Aのように、放射線変換パネル64とシンチレータ150とが再度接触する。
このように、第7変形例においても、エアバッグ274及びインフレータ120の動作によって、放射線変換パネル64とシンチレータ150とを接触又は離間させる(放射線変換パネル64とシンチレータ150とに対する接触制御を実行又は停止させる)ので、第5変形例と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態に係る電子カセッテ20は、上記の各説明に限定されることはなく、下記の構成を採用するか、あるいは、併用することも可能であることは勿論である。
上記の各説明では、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを接触又は離間させるための接触機構の具体例として、エアバッグ118、240、274、収容袋190、ばね部材214、圧電素子220、カム254を用いた場合について説明した。前記接触機構は、上記の具体例に限定されることはなく、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを動的に接触又は離間できるものであれば、どのような構成でも構わない。
例えば、本実施形態、第1変形例及び第7変形例では、インフレータ120で発生させた不活性ガスをエアバッグ118、240、274に送給することで、該エアバッグ118、240、274を膨張させている。これに代えて、外部からエアを補充可能なエアボンベを電子カセッテ20に搭載又は連結し、バルブの開閉制御により前記エアボンベからエアバッグ118、240、274にエアを送給して、該エアバッグ118、240、274を膨張させてもよい。また、エアポンプ(コンプレッサ)からエアバッグ118、240、274に圧縮エアを送給して、該エアバッグ118、240、274を膨張させてもよい。なお、これらの例において、エアバッグ118、240、274を収縮させるためには、エアバッグ118、240、274の図示しない孔からエアを排出させるか、あるいは、エアポンプを駆動させて、エアバッグ118、240、274からエアを排出させればよい。
また、本実施形態及び第1〜第7変形例の各図面では、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを離間させる際、完全に離間させた場合(非接触状態)を図示している。本実施形態及び第1〜第7変形例は、これらの図示内容に限定されることはなく、上述した接触機構によるシンチレータ150と放射線変換パネル64との接触制御を停止させることにより、シンチレータ150と放射線変換パネル64との接触圧を、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを押し当てているときの接触圧よりも低圧力とするか、あるいは、ほとんど圧力がかかっていない状態としてもよい。この場合、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを完全に離間させることはできないが、シンチレータ150と放射線変換パネル64とに対する前記接触機構の接触制御を停止したことによる各効果を得ることは可能である。
さらに、本実施形態及び第1〜第7変形例では、主として、外部から電子カセッテ20に衝撃が与えられる場合でのシンチレータ150と放射線変換パネル64とに対する接触制御について説明した。本実施形態及び第1〜第7変形例は、これらの説明に限定されることはなく、被写体14の撮影前に上記の接触機構がオーダ情報に基づいてシンチレータ150と放射線変換パネル64とを接触させ(押し当て)、一方で、被写体14の撮影後に、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを離間させるか、又は、シンチレータ150と放射線変換パネル64との接触圧を低下させてもよい。外部から衝撃を受ける可能性の低い撮影中にのみ、シンチレータ150と放射線変換パネル64とを押し当てるようにしているので、この場合でも、シンチレータ150と放射線変換パネル64との接触制御に関わる各効果を得ることが可能である。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
10…放射線撮影システム
14…被写体
16…放射線
20…電子カセッテ
40…筐体
44…照射面
56…加速度センサ
58…圧力センサ
62…シンチレータパネル
64…放射線変換パネル
66…放射線検出器
110…カセッテ制御部
118、240、274…エアバッグ
120…インフレータ
122…表示操作部
124…スピーカ
132…天板
140…底板
144…支持基板
148…柱状結晶構造
150…シンチレータ
182…衝撃予知判定部
184…離間指示部
186…接触指示部
190…収容袋
192…室
194…通路
196…リーク弁
212…プランジャ
214…ばね部材
226…圧電アクチュエータ
254…カム

Claims (17)

  1. 放射線を可視光に変換するシンチレータ、及び、前記可視光を電気信号に変換する放射線変換パネルを備えた放射線検出器を有する放射線撮影装置において、
    前記シンチレータと前記放射線変換パネルとを接触させる接触機構と、
    前記放射線撮影装置の移動を検知する移動検知部と、
    少なくとも前記放射線検出器に対する前記放射線の照射時には、前記シンチレータと前記放射線変換パネルとを接触させるように前記接触機構を制御し、一方で、前記移動検知部が検知した前記放射線撮影装置の移動に関わる物理量が所定の閾値を超えたときに前記接触機構による前記シンチレータと前記放射線変換パネルとの接触制御を停止させる接触制御部と、
    をさらに有することを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記シンチレータは、該シンチレータを支持する支持基板上に、該支持基板と略直交する方向に沿って、前記放射線を前記可視光に変換可能な柱状結晶を蒸着形成することにより構成され、
    前記接触機構は、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を行うことを特徴とする放射線撮影装置。
  3. 請求項2記載の装置において、
    前記放射線検出器、前記接触機構、前記移動検知部及び前記接触制御部を収容し、前記放射線を透過可能で且つ可搬型の筐体をさらに有し、
    前記筐体内では、該筐体の厚み方向に沿って、前記支持基板、前記シンチレータ及び前記放射線変換パネルが順に配置され、
    前記支持基板又は前記放射線変換パネルに対向する前記筐体の表面が前記放射線が照射される照射面とされることを特徴とする放射線撮影装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記移動検知部は、前記放射線撮影装置の加速度を検出する加速度センサ、又は、前記照射面に接触する被写体から前記放射線撮影装置に加わる圧力を検出する圧力センサであり、
    前記接触制御部は、
    前記加速度又は前記圧力に関わる物理量が前記閾値未満である場合には、前記接触機構を制御することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを接触させ、
    一方で、前記物理量が前記閾値を超える場合には、前記接触機構による前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を停止させることを特徴とする放射線撮影装置。
  5. 請求項4記載の装置において、
    前記接触機構は、前記筐体の厚み方向に沿って膨張又は収縮することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を行うエアバッグであり、
    前記放射線撮影装置は、前記筐体内に収容され、前記エアバッグに不活性ガスを送り込んで該エアバッグを前記厚み方向に膨張させるインフレータをさらに有することを特徴とする放射線撮影装置。
  6. 請求項5記載の装置において、
    平面視で、前記シンチレータは、前記支持基板及び前記放射線変換パネルの内方に形成されると共に、前記エアバッグは、前記シンチレータを囲繞するように前記支持基板の外縁部又は前記放射線変換パネルの外縁部に配設され、
    前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの離間を指示した場合に、前記インフレータは、前記不活性ガスを前記エアバッグに送り込み、
    前記エアバッグは、前記支持基板の外縁部と前記放射線変換パネルの外縁部との間で、前記厚み方向に膨張することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを離間させることを特徴とする放射線撮影装置。
  7. 請求項5記載の装置において、
    前記エアバッグは、前記支持基板と前記筐体における該支持基板に対向する面との間に介挿されるか、又は、前記放射線変換パネルと前記筐体における該放射線変換パネルに対向する面との間に介挿され、
    前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御の停止を指示した場合に、前記エアバッグは、前記不活性ガスを排出して前記厚み方向に収縮することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを離間させることを特徴とする放射線撮影装置。
  8. 請求項4記載の装置において、
    前記接触機構は、前記放射線検出器を収容した室内を負圧状態にして、前記厚み方向に沿って収縮することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを接触させ、一方で、前記室内を大気圧状態にして、前記厚み方向に沿って膨張することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを離間させる収容袋であることを特徴とする放射線撮影装置。
  9. 請求項8記載の装置において、
    前記収容袋に連通する通路に配設されたリーク弁をさらに有し、
    前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触を指示した場合に、前記収容袋は、前記室内を負圧状態にすると共に、前記リーク弁は、弁閉状態となることで、前記通路を介した前記室への空気の侵入を阻止し、
    一方で、前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御の停止を指示した場合に、前記リーク弁は、弁開状態となることで、前記通路を介して前記室に前記空気を侵入させて、該室内を大気圧状態にすることを特徴とする放射線撮影装置。
  10. 請求項4記載の装置において、
    前記接触機構は、前記厚み方向に沿って収縮することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを接触させ、一方で、前記厚み方向に沿って伸張することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を行うばね部材であることを特徴とする放射線撮影装置。
  11. 請求項10記載の装置において、
    前記ばね部材は、
    前記筐体における前記照射面側の天板と底板との間にあって、且つ、前記放射線検出器近傍の箇所に配設されるか、
    あるいは、前記放射線変換パネルの外縁部と前記支持基板の外縁部との間に配設されることを特徴とする放射線撮影装置。
  12. 請求項11記載の装置において、
    前記ばね部材の一端部は、前記天板又は前記放射線変換パネルの外縁部に固定されると共に、前記ばね部材の他端部は、前記底板又は前記支持基板の外縁部に配設されたロック部材に固定され、
    前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触を指示した場合に、前記ロック部材は、前記ばね部材を前記厚み方向に収縮させ、
    一方で、前記接触制御部が前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御の停止を指示した場合に、前記ロック部材は、前記ばね部材に対するロック状態を解除して、前記ばね部材を前記厚み方向に伸張させることを特徴とする放射線撮影装置。
  13. 請求項4記載の装置において、
    前記接触機構は、前記厚み方向に沿って収縮することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとを接触させ、一方で、前記厚み方向に沿って伸張することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を停止させる圧電素子であることを特徴とする放射線撮影装置。
  14. 請求項13記載の装置において、
    前記圧電素子は、
    前記筐体における前記照射面側の天板と底板との間であって、且つ、前記放射線検出器近傍の箇所に配設されるか、
    あるいは、前記放射線変換パネルの外縁部と前記支持基板の外縁部との間に配設されることを特徴とする放射線撮影装置。
  15. 請求項4記載の装置において、
    前記接触機構は、回転軸を中心に回転することにより、前記柱状結晶の先端部分と前記放射線変換パネルとの接触制御を行うカムであることを特徴とする放射線撮影装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の装置において、
    前記接触制御部は、前記放射線を出力する放射線源が該放射線の照射準備を行った時点で、前記シンチレータと前記放射線変換パネルとを接触させるように前記接触機構を制御することを特徴とする放射線撮影装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の装置において、
    前記接触制御部は、被写体に対する放射線の照射に関わるオーダ情報に基づいて、前記被写体を介した前記放射線検出器への前記放射線の照射前に、前記シンチレータと前記放射線変換パネルとを接触させるように前記接触機構を制御し、一方で、前記放射線の照射後に前記シンチレータと前記放射線変換パネルとの接触制御を停止させるように前記接触機構を制御することを特徴とする放射線撮影装置。
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