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JP2012049611A - 画像処理装置と画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】多視点画像を符号化処理する場合に、視点間での画質の違いを容易に少なくできるようにする。
【解決手段】ビデオ入力部21L(21R)のタイムコード読み取り部22L(22R)は、左眼用画像(右眼用画像)の各画像データからタイムコードを読みとってCPU25L(25R)に供給する。CPU25L(25R)は、符号化処理の開始をタイムコードに基づき制御して、タイムコードが所定の値となったとき符号化処理部24L(24R)に対してピクチャタイプを順次通知する処理を開始する。すなわち、タイムコードに基づき左眼用画像の符号化処理と右眼用画像の符号化処理におけるピクチャタイプを同期させることができるので、視点間での画質の違いを容易に少なくできる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、画像処理装置と画像処理方法に関する。詳しくは、多視点画像の符号化処理において視点間で画質の違いを少なくする。
近年、画像情報をディジタルデータとして取り扱い、その際、効率の高い情報の伝送、蓄積を行う装置、例えば離散コサイン変換等の直交変換と動き補償により圧縮するMPEG等の方式に準拠した装置が、放送局や一般家庭において普及している。
特に、MPEG2(ISO/IEC13818−2)は、汎用画像符号化方式として定義されており、プロフェッショナル用途およびコンシューマー用途の広範なアプリケーションに現在広く用いられている。さらに、MPEG2といった符号化方式に比べ、その符号化、復号化により多くの演算量が要求されるものの、より高い符号化効率が実現できるH.264およびMPEG−4 Part10という画像符号化方式が標準化されている。
また、このような画像符号化方式を用いてステレオ画像を記録することが行われている。例えば、特許文献1では、左眼用画像を奇数フィールドおよび右眼用画像を偶数フィールドにそれぞれ配置して、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの順に、順次符号化することが行われている。
特開平7−123447号公報
ところで、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャを使用して高効率の圧縮を行う場合、ピクチャタイプの違いにより歪みの乗りかたが異なるため画質に違いを生じる。このため、多視点画像例えば左眼用画像と右眼用画像を個別にLongGOP(Group Of Pictures)構造で符号化処理して、立体画像の符号化ストリームを生成する場合、左眼用画像と右眼用画像でピクチャタイプが異なると違和感のある立体画像となってしまう。したがって、左眼用画像と右眼用画像を個別にLongGOP構造で符号化処理する場合、ピクチャタイプを同期させることが望ましい。
ここで、左眼用画像符号化装置と右眼用画像符号化装置が密結合とされており、左眼用画像符号化装置と右眼用画像符号化装置のピクチャタイプを1つの制御装置で指定する場合、ピクチャタイプを同期させることは容易である。しかし、左眼用画像符号化装置と右眼用画像符号化装置が疎結合とされている場合、ピクチャタイプを同期させて視点間での画質の違いを少なくすることが密結合の場合に比べて困難である。例えば、各画像符号化装置がモジュール化されて独立に動作する場合、各画像符号化装置を高速なインタフェースで接続して通信を行わなければ、一方の画像符号化装置で符号化処理を行うときのピクチャタイプを他方の画像符号化装置で識別することができない。したがって、疎結合の場合は、視点間での画質の違いを少なくすることが密結合の場合に比べて困難である。
そこで、この発明では、多視点画像を個々に符号化処理する場合に、視点間での画質の違いを容易に少なくすることができる画像処理装置と画像処理方法を提供する。
この発明の第1の側面は、
多視点画像の各画像データからタイムコードを読み取るタイムコード読み取り部と、
前記画像データを視点毎に符号化処理する符号化処理部と、
前記符号化処理の開始を前記タイムコードに基づき制御して、前記視点毎の符号化処理におけるピクチャタイプを同期させる制御部と
を有する画像処理装置にある。
この発明においては、タイムコード読み取り部によって画像データから読み取ったタイムコードが例えば所定の値となったとき、制御部は符号化処理部におけるLongGOP(Group Of Pictures)構造での符号化処理を開始させる。また、制御部は、符号化処理におけるピクチャタイプを設定する。このような処理を多視点画像の各画像データに対して行うことで、ピクチャタイプを同期させて符号化処理が行われる。また、シーンチェンジ検出部でシーンチェンジが検出されたとき、GOP構造を変更してIピクチャが挿入される。また、GOP構造の変更前後ではBピクチャの位相が一致される。GOP構造の変更では、シーンチェンジが検出されたGOPと次のGOPのGOP長が変更されて、シーンの切り替わりでIピクチャが挿入される。または、シーンチェンジが検出されたGOPを分割して、シーンの切り替わりでIピクチャが挿入される。
この発明の第2の側面は、
画像符号化装置で多視点画像の画像データの符号化処理を行う画像符号化方法において、
前記多視点画像の各画像データからタイムコードを読み取る工程と、
前記画像データを視点毎に符号化処理する工程と、
前記符号化処理の開始を前記タイムコードに基づき制御して、前記視点毎の符号化処理におけるピクチャタイプを同期させる工程とを
設けた画像符号化方法にある。
この発明によれば、符号化処理の開始が多視点画像の各画像データから読み取られたタイムコードに基づき制御されて、視点毎の符号化処理におけるピクチャタイプが同期したピクチャタイプに設定される。このため、多視点画像を個々に符号化処理する場合に、視点間での画質の違いを容易に少なくすることができる。
第1の実施の形態の構成を例示した図である。 第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 ピクチャタイプ設定処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の動作を例示した図である。 第2の実施の形態の構成を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 シーンチェンジを考慮したピクチャタイプ設定処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の動作を例示した図である。
以下、発明を実施するための形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
<1.第1の実施の形態>
[画像処理装置の構成]
図1は、本発明の画像処理装置の第1の実施の形態の構成を例示している。なお、図1は、多視点画像の画像処理として、例えば左眼用画像と右眼用画像の符号化処理を行う場合の構成を例示している。
画像処理装置10は、左眼用画像の符号化処理を行う左眼用画像符号化部20Lと、右眼用画像の符号化処理を行う右眼用画像符号化部20R、マルチプレクサ40、コントローラ50を有している。
左眼用画像符号化部20Lは、ビデオ入力部21Lと符号化処理部24L、CPU(Central Processing Unit)25Lを有している。また、ビデオ入力部21Lは、タイムコード読み取り部22Lを有している。
ビデオ入力部21Lは、左眼画像のベースバンド信号DV-Lを、符号化処理に対応したデータ例えば輝度データと色差データに変換して符号化処理部24Lに出力する。タイムコード読み取り部22Lはベースバンド信号DV-Lに含まれているタイムコードを読み取りCPU25Lに出力する。
符号化処理部24Lは、CPU25Lから供給された制御信号に基づき左眼画像の符号化処理を行う。符号化処理部24Lは、左眼画像の符号化処理によって得られた符号化データをマルチプレクサ40に出力する。
CPU25Lは、コントローラ50から供給された初期設定コマンド等とタイムコード読み取り部22Lから供給されたタイムコードに基づき制御信号を生成する。CPU25Lは、生成した制御信号を符号化処理部24Lに供給して、符号化処理部24Lの動作を制御する。
右眼用画像符号化部20Rは、左眼用画像符号化部20Lと同様に、ビデオ入力部21Rと符号化処理部24R、CPU(Central Processing Unit)25Rを有している。また、ビデオ入力部21Rは、タイムコード読み取り部22Rを有している。
ビデオ入力部21Rは、右眼画像のベースバンド信号DV-Rを、符号化処理に対応したデータ例えば輝度データと色差データに変換して符号化処理部24Rに出力する。タイムコード読み取り部22Rはベースバンド信号DV-Rに含まれているタイムコードを読み取りCPU25Rに出力する。
符号化処理部24Rは、CPU25Rから供給された制御信号に基づき右眼画像の符号化処理を行う。符号化処理部24Rは、右眼画像の符号化処理によって得られた符号化データをマルチプレクサ40に出力する。
CPU25Rは、コントローラ50から供給された初期設定コマンド等とタイムコード読み取り部22Rから供給されたタイムコードに基づき制御信号を生成する。CPU25Rは、生成した制御信号を符号化処理部24Rに供給して、符号化処理部24Rの動作を制御する。
左眼用画像符号化部20Lに供給されるベースバンド信号DV-Lと、右眼用画像符号化部20Rに供給されるベースバンド信号DV-Rは、リファレンスビデオ信号DVrefに同期した信号である。また、リファレンスビデオ信号DVrefは、左眼用画像符号化部20Lと右眼用画像符号化部20Rに供給されて、リファレンスビデオ信号DVrefに同期した動作が左眼用画像符号化部20Lと右眼用画像符号化部20Rで行われる。
マルチプレクサ40は、左眼用画像符号化部20Lから出力された符号化データと右眼用画像符号化部20Rから出力された符号化データを多重化して1つの符号化ストリームTSとして出力する。
コントローラ50は、初期設定コマンドの発行等を行い、左眼用画像符号化部20Lと右眼用画像符号化部20Rにおける符号化条件の設定やマルチプレクサ40の出力設定等を行う。例えば、コントローラ50は、符号化処理の開始タイミングの設定やGOP長の設定、出力ビットレートの設定等を行う
<画像処理装置の動作>
図2は、第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
ステップST1でCPU25L(25R)は、初期設定コマンドの受け取りを行う。CPU25L(25R)は、コントローラ50から出力された初期設定コマンドを受け取る。また、CPU25L(25R)は、受け取った初期設定コマンドに基づき符号化処理の設定を行う。例えばCPU25L(25R)は、初期設定コマンドに基づき符号化処理の開始タイミング(符号化処理を開始するタイムコード値)の設定やLongGOP構造の設定を行いステップST2に進む。なお、初期設定コマンドで設定されたLongGOP構造において、GOP長(GOPを構成するピクチャ数)を「N」、参照画像となるIピクチャまたはPピクチャの間隔を「M」として、以下の説明を行う。
ステップST2でCPU25L(25R)は、符号化開始ピクチャが入力されたか判別する。CPU25L(25R)は、タイムコード読み取り部22L(22R)から供給されたタイムコードが、初期設定コマンドに基づいて設定した開始タイミング(タイムコード値)である場合にステップST3に進む。また、CPU25L(25R)は、開始タイミングとなっていない場合にステップST2に戻る。
ステップST3でCPU25L(25R)は、ピクチャタイプ設定処理を行う。図3は、ピクチャタイプ設定処理を示すフローチャートである。
図3のステップST11でCPU25L(25R)は、GOPの開始ピクチャであるか判別する。CPU25L(25R)は、符号化対象の画像がGOPの開始ピクチャである場合にステップST12に進み、開始ピクチャでない場合にステップST13に進む。例えば、CPU25L(25R)は、GOP内においてピクチャタイプの設定がまだ行われていないピクチャ数を示すカウントダウン値RNが「0」である場合、GOPの開始ピクチャと判別してステップST12に進む。また、CPU25L(25R)は、カウントダウン値RNが「0」でない場合、ステップST13に進む。なお、動作開始時のカウントダウン値RNは「0」とする。
ステップST12でCPU25L(25R)は、GOPのパラメータをリセットする。CPU25L(25R)は、カウントダウン値RNをGOPのピクチャ数Nに設定する。また、CPU25L(25R)は、Iピクチャ設定済みフラグをオフ状態とする。Iピクチャ設定済みフラグは、GOP内において、Iピクチャが設定された場合にオン状態とされる。CPU25L(25R)は、このようにパラメータをリセットしてステップST13に進む。
ステップST13でCPU25L(25R)は、Bピクチャの位相であるか判別する。CPU25L(25R)は、例えばカウントダウン値RNをIピクチャまたはPピクチャの間隔Mで割った余りが「1」でない場合に、Bピクチャの位相と判別する。CPU25L(25R)は、符号化対象の画像がGOP内におけるBピクチャの位相である場合にステップST14に進み、Bピクチャの位相でない場合にステップST15に進む。
ステップST14でCPU35L(35R)は、符号化対象の画像をBピクチャに設定してステップST18に進む。
ステップST15でCPU25L(25R)は、GOP内でIピクチャが設定されているか判別する。CPU25L(25R)は、GOP内でIピクチャが設定されている場合例えばIピクチャ設定済みフラグがオン状態である場合にステップST16に進む。また、CPU25L(25R)は、Iピクチャが設定されていない場合、例えばIピクチャ設定済みフラグがオフ状態である場合にステップST17に進む。
ステップST16でCPU25L(25R)は、ピクチャタイプをPピクチャに設定する。CPU25L(25R)は、Bピクチャの位相と異なり、IピクチャがGOP内で既に設定されていることから、符号化対象の画像をPピクチャに設定してステップST18に進む。
ステップST17でCPU25L(25R)は、ピクチャタイプをIピクチャに設定する。CPU25L(25R)は、Bピクチャの位相と異なり、GOP内でIピクチャが設定されていないことから、符号化対象の画像をIピクチャに設定してステップST18に進む。また、CPU25L(25R)は、Iピクチャを設定したことからIピクチャ設定済みフラグをオン状態とする
ステップST18でCPU25L(25R)は、カウントダウン値RNを1つ減少させる。CPU25L(25R)は、ステップST14,16,17の何れかの処理でピクチャタイプの設定が完了したことから、カウントダウン値RNを1つ減少させて図2のステップST4に戻る。
図2のステップST4でCPU25L(25R)は、符号化処理を符号化処理部24L(24R)で行わせる。CPU25L(25R)は、ステップST3のピクチャタイプ設定処理で設定したピクチャタイプで符号化対象の画像を符号化処理するように符号化処理部24L(24R)を制御してステップST5に進む。
ステップST5でCPU25L(25R)は、符号化停止コマンドを受け取ったか判別する。CPU25L(25R)は、コントローラ50から符号化停止コマンドを受け取った場合、多視点画像の符号化処理を終了する。また、CPU25L(25R)は、符号化停止コマンドを受け取っていない場合にステップST3に戻り、引き続き符号化処理を行う。
このように画像データから読み取ったタイムコードを利用することで、左眼用画像符号化部20Lと右眼用画像符号化部20Rが疎結合とされている場合でも、容易にピクチャタイプを同期させることができる。したがって、左眼用画像の符号化歪みと右眼用画像の符号化歪みが異なり違和感のある立体画像となってしまうことを防止して、画像の品質を向上させることができる。また、タイムコードに基づいてピクチャタイプを同期させることができるので、既存の画像符号化処理部を用いて立体画像システムを容易に構築できる。
図4は、第1の実施の形態の動作を例示した図であり、左眼用画像符号化部20Lと右眼用画像符号化部20Rのそれぞれで設定されたピクチャタイプを示している。なお、図4において、GOP長を「N=15」、参照画像となるIピクチャまたはPピクチャの間隔を「M=3」として、固定周期でピクチャタイプを設定した場合を示している。また、コントローラ50から出力された初期設定コマンドによって、符号化処理を開始するタイムコード値は「TCs」に設定されているとする。
図4の(A)はGOP内におけるBピクチャの位相、図4の(B)はピクチャタイプを設定した場合のカウントダウン値RNを示している。また、図4の(C)は左眼用画像のベースバンド信号DV-Lに対して設定したピクチャタイプ、図4の(D)は右眼用画像のベースバンド信号DV-Rに対して設定したピクチャタイプを示している。
左眼用画像符号化部20Lは、ベースバンド信号DV-Lのタイムコード値が「TCs」となったとき、ピクチャタイプをフレーム毎に設定して符号化処理を行う。同様に、右眼用画像符号化部20Rは、ベースバンド信号DV-Rのタイムコード値が「TCs」となったとき、ピクチャタイプをフレーム毎に設定して符号化処理を行う。ここで、GOPの最初のフレームはBピクチャの位相であるから、タイムコード値が「TCs」のフレーム(符号化開始フレーム)をBピクチャに設定する。また、最初のフレームのピクチャタイプを設定したことからカウントダウン値RNは「14」となる。
符号化開始フレームから1フレーム後のフレームは、Bピクチャの位相であるからBピクチャに設定する。また、ピクチャタイプを設定したことからカウントダウン値RNは「13」となる。
符号化開始フレームから2フレーム後のフレームは、Bピクチャの位相ではなく、GOP内において当該フレームまでにIピクチャの設定が行われていないことから、当該フレームをIピクチャに設定する。ピクチャタイプを設定したことからカウントダウン値RNは「12」となる。
符号化開始フレームから3フレーム後と4フレーム後のフレームは、Bピクチャの位相であることからBピクチャに設定する。また、符号化開始フレームから5フレーム後のフレームは、Bピクチャの位相ではなく、GOP内において当該フレームまでにIピクチャの設定が行われていることから、当該フレームをPピクチャに設定する。
以下同様にしてピクチャタイプの設定を行うと、符号化開始フレームから14フレーム後のフレームに対してPピクチャを設定したとき、カウントダウン値RNは「0」となる。したがって、GOPのパラメータをリセットして、次のフレームをGOPの先頭フレームとして、順次ピクチャタイプを設定できる。
したがって、左眼用画像符号化部20Lと右眼用画像符号化部20Rが疎結合とされている場合でも、図4の(C)と図4の(D)に示すようにピクチャタイプを容易に同期させることができる。
なお、第1の実施の形態では、符号化処理を開始するタイムコードを、左眼用画像と右眼用画像で等しい値に設定した。しかし、左眼用画像の符号化処理の開始と右眼用画像の符号化処理の開始とのフレーム差をGOP長の整数倍とすれば、左眼用画像の符号化処理と右眼用画像の符号化処理を等しいタイムコードで開始しなくとも、ピクチャタイプを同期させることができる。
<2.第2の実施の形態>
ところで、左眼用画像や右眼用画像でシーンチェンジが行われた場合、シーンチェンジ前とシーンチェンジ後の画像間で相関が低い。したがって、シーンチェンジが生じた場合にIピクチャを挿入することで、符号化効率の低下や画質劣化を防止することが可能となる。そこで、第2の実施の形態では、シーンチェンジが生じた場合にも対応可能な画像処理装置について説明する。
[画像処理装置の構成]
図5は、画像処理装置の第2の実施の形態を例示している。なお、図5においても、多視点画像の画像処理として、例えば左眼用画像と右眼用画像の符号化処理を行う場合の構成を例示している。
画像処理装置10aは、左眼用画像の符号化処理を行う左眼用画像符号化部30Lと、右眼用画像の符号化処理を行う右眼用画像符号化部30R、マルチプレクサ40、コントローラ50を有している。
左眼用画像符号化部30Lは、ビデオ入力部31Lとシーンチェンジ検出部33L、符号化処理部34L、CPU(Central Processing Unit)35Lを有している。また、ビデオ入力部31Lは、タイムコード読み取り部32Lを有している。
ビデオ入力部31Lは、左眼画像のベースバンド信号DV-Lを、符号化処理に対応したデータ例えば輝度データと色差データに変換してシーンチェンジ検出部33Lと符号化処理部34Lに出力する。タイムコード読み取り部32Lはベースバンド信号DV-Lに含まれているタイムコードを読み取りCPU35Lに出力する。
シーンチェンジ検出部33Lは、ビデオ入力部31Lから出力された左眼画像の輝度データや色差データに基づきシーンチェンジ検出を行い、シーンチェンジ検出信号をCPU35Lに出力する。
符号化処理部34Lは、CPU35Lから供給された制御信号に基づき左眼画像の符号化処理を行う。符号化処理部34Lは、左眼画像の符号化処理によって得られた符号化データをマルチプレクサ40に出力する。
CPU35Lは、コントローラ50から供給された初期設定コマンド等とタイムコード読み取り部32Lから供給されたタイムコードに基づき制御信号を生成する。CPU35Lは、生成した制御信号を符号化処理部34Lに供給して、符号化処理部34Lの動作を制御する。さらに、CPU35Lは、シーンチェンジ検出部33Lから供給されたシーンチェンジ検出信号に基づき、シーンチェンジが検出されたと判別した場合、GOP構造を変更してIピクチャを挿入する。
右眼用画像符号化部30Rは、ビデオ入力部31Rとシーンチェンジ検出部33R、符号化処理部34R、CPU(Central Processing Unit)35Rを有している。また、ビデオ入力部31Rは、タイムコード読み取り部32Rを有している。
ビデオ入力部31Rは、右眼画像のベースバンド信号DV-Rを、符号化処理に対応したデータ例えば輝度データと色差データに変換してシーンチェンジ検出部33Rと符号化処理部34Rに出力する。タイムコード読み取り部32Rはベースバンド信号DV-Rに含まれているタイムコードを読み取りCPU35Rに出力する。
シーンチェンジ検出部33Rは、ビデオ入力部31Rから出力された右眼画像の輝度データや色差データに基づきシーンチェンジ検出を行い、シーンチェンジ検出信号をCPU35Rに出力する。
符号化処理部34Rは、CPU35Rから供給された制御信号に基づき右眼画像の符号化処理を行う。符号化処理部34Rは、右眼画像の符号化処理によって得られた符号化データをマルチプレクサ40に出力する。
CPU35Rは、コントローラ50から供給された初期設定コマンド等とタイムコード読み取り部32Rから供給されたタイムコードに基づき制御信号を生成する。CPU35Rは、生成した制御信号を符号化処理部34Rに供給して、符号化処理部34Rの動作を制御する。さらに、CPU35Rは、シーンチェンジ検出部33Rから供給されたシーンチェンジ検出信号に基づき、シーンチェンジが検出されたと判別した場合、GOP構造を変更してIピクチャを挿入する。
左眼用画像符号化部30Lに供給されるベースバンド信号DV-Lと、右眼用画像符号化部30Rに供給されるベースバンド信号DV-Rは、リファレンスビデオ信号DVrefに同期した信号である。また、リファレンスビデオ信号DVrefは、左眼用画像符号化部30Lと右眼用画像符号化部30Rに供給されて、リファレンスビデオ信号DVrefに同期した動作が行われる。
マルチプレクサ40は、左眼用画像符号化部30Lから出力された符号化データと右眼用画像符号化部30Rから出力された符号化データを多重化して1つの符号化ストリームTSとして出力する。
コントローラ50は、初期設定コマンドの発行等を行い、左眼用画像符号化部30Lと右眼用画像符号化部30Rにおける符号化条件の設定やマルチプレクサ40の出力設定等を行う。例えば、コントローラ50は、符号化処理の開始タイミングの設定やGOP長の設定、出力ビットレートの設定等を行う
<画像符号化装置の動作>
図6は、第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
ステップST21でCPU35L(35R)は、初期設定コマンドの受け取りを行う。CPU35L(35R)は、コントローラ50から出力された初期設定コマンドを受け取る。また、CPU35L(35R)は、受け取った初期設定コマンドに基づき符号化処理の設定を行う。例えばCPU35L(35R)は、初期設定コマンドに基づき符号化処理の開始タイミング(符号化処理を開始するタイムコード値)の設定やLongGOP構造の設定を行いステップST22に進む。なお、初期設定コマンドで設定されたLongGOP構造において、GOP長(GOPを構成するピクチャ数)を「N」、参照画像となるIピクチャまたはPピクチャの間隔を「M」として、以下の説明を行う。
ステップST22でCPU35L(35R)は、符号化開始ピクチャが入力されたか判別する。CPU35L(35R)は、タイムコード読み取り部32L(32R)から供給されたタイムコードが、初期設定コマンドに基づいて設定した開始タイミング(タイムコード値)である場合にステップST23に進む。また、CPU35L(35R)は、開始タイミングとなっていない場合にステップST22に戻る。
ステップST23でCPU35L(35R)は、シーンチェンジを考慮したピクチャタイプ設定処理を行う。図7は、シーンチェンジを考慮したピクチャタイプ設定処理を示すフローチャートである。
図7のステップST31でCPU35L(35R)は、GOPの開始ピクチャであるか判別する。CPU35L(35R)は、符号化対象の画像がGOPの開始ピクチャである場合にステップST32に進み、開始ピクチャでない場合にステップST33に進む。例えば、CPU35L(35R)は、ピクチャタイプの設定がまだ行われていないピクチャ数を示すカウントダウン値RNが「0」である場合、GOPの開始ピクチャと判別してステップST32に進む。また、CPU35L(35R)は、カウントダウン値RNが「0」でない場合、ステップST33に進む。なお、動作開始時のカウントダウン値RNは「0」とする。
ステップST32でCPU35L(35R)は、GOPのパラメータをリセットする。CPU35L(35R)は、カウントダウン値RNをGOPのピクチャ数Nに設定する。また、CPU35L(35R)は、Iピクチャ設定済みフラグをオフ状態とする。Iピクチャ設定済みフラグは、GOP内において、Iピクチャが設定された場合にオン状態とされるフラグである。さらに、CPU35L(35R)は、シーンチェンジ検出フラグをオフ状態とする。このように、CPU35L(35R)はパラメータをリセットしてステップST33に進む。
ステップST33でCPU35L(35R)は、シーンチェンジを検出したか判別する。CPU35L(35R)は、シーンチェンジ検出部33L(33R)から供給されたシーンチェンジ検出結果に基づき、シーンチェンジ検出部33L(33R)でシーンチェンジが検出されたと判別したときはステップST34に進む。また、CPU35L(35R)は、シーンチェンジが検出されたと判別していないときはステップST37に進む。
ステップST34でCPU35L(35R)は、GOP内でIピクチャが設定されているか判別する。CPU35L(35R)は、GOP内でIピクチャが設定されている場合例えばIピクチャ設定済みフラグがオン状態である場合にステップST35に進む。また、CPU35L(35R)は、Iピクチャが設定されていない場合、例えばIピクチャ設定済みフラグがオフ状態である場合にステップST37に進む。
ステップST35でCPU35L(35R)は、シーンチェンジ禁止フラグがオフ状態であるか判別する。シーンチェンジ禁止フラグは、シーンチェンジが検出された場合にGOP構造を変更するシーンチェンジ処理期間中であるかを示すフラグである。シーンチェンジ禁止フラグは、シーンチェンジ処理期間中である場合にオン状態とされるフラグである。CPU35L(35R)は、シーンチェンジ検出フラグがオフ状態である場合にステップST36に進み、オン状態である場合にステップST37に進む。
ステップST36でCPU35L(35R)は、シーンチェンジ処理を行う。CPU35L(35R)は、シーンチェンジが検出された場合、GOP構造の変更を行いIピクチャを挿入してステップST37に進む。CPU35L(35R)は、例えばシーンチェンジ処理としてカウントダウン値RNにGOPのピクチャ数Nを加算して新たなカウントダウン値RNとする。また、CPU35L(35R)は、Iピクチャ設定済みフラグをオフ状態、シーンチェンジ禁止フラグをオン状態とする。さらに、CPU35L(35R)は、GOP構造の変更前後でBピクチャの位相を一致させて、Iピクチャの挿入を行う。
ステップST37でCPU35L(35R)は、Bピクチャの位相であるか判別する。CPU35L(35R)は、例えばカウントダウン値RNをIピクチャまたはPピクチャの間隔Mで割った余りが「1」でない場合に、Bピクチャの位相と判別する。CPU35L(35R)は、符号化対象の画像がGOP内におけるBピクチャの位相である場合にステップST38に進み、Bピクチャの位相でない場合にステップST39に進む。
ステップST38でCPU35L(35R)は、符号化対象の画像をBピクチャに設定してステップST42に進む。
ステップST39でCPU35L(35R)は、GOP内でIピクチャが設定されているか判別する。CPU35L(35R)は、GOP内でIピクチャが設定されている場合例えばIピクチャ設定済みフラグがオン状態である場合にステップST40に進む。また、CPU35L(35R)は、Iピクチャが設定されていない場合、例えばIピクチャ設定済みフラグがオフ状態である場合にステップST41に進む。
ステップST40でCPU35L(35R)は、ピクチャタイプをPピクチャに設定する。CPU35L(35R)は、Bピクチャの位相と異なり、IピクチャがGOP内で既に設定されていることから、符号化対象の画像をPピクチャに設定してステップST42に進む。
ステップST41でCPU35L(35R)は、ピクチャタイプをIピクチャに設定する。CPU35L(35R)は、Bピクチャの位相と異なり、GOP内でIピクチャが設定されていないことから、符号化対象の画像をIピクチャに設定してステップST42に進む。また、CPU35L(35R)は、Iピクチャを設定したことからIピクチャ設定済みフラグをオン状態とする
ステップST42でCPU35L(35R)は、カウントダウン値RNを1つ減少させる。CPU35L(35R)は、ステップST14,16,17の何れかの処理でピクチャタイプの設定が完了したことから、カウントダウン値RNを1つ減少させて図6のステップST24に戻る。
図6のステップST24でCPU35L(35R)は、符号化処理を符号化処理部34L(34R)で行わせる。CPU35L(35R)は、符号化対象の画像をステップST23で設定したピクチャタイプとして符号化処理するように符号化処理部34L(34R)を制御してステップST25に進む。
ステップST25でCPU35L(35R)は、符号化停止コマンドを受け取ったか判別する。CPU35L(35R)は、コントローラ50から符号化停止コマンドを受け取ったとき、多視点画像の符号化処理を終了する。また、CPU35L(35R)は、符号化停止コマンドを受け取っていないときステップST23に戻る。
このように画像データから読み取ったタイムコードを利用することで、左眼用画像符号化部30Lと右眼用画像符号化部30Rが疎結合とされている場合でも、容易にピクチャタイプを同期させることができる。したがって、左眼用画像の符号化歪みと右眼用画像の符号化歪みが異なり違和感のある立体画像となってしまうことを防止して、画像の品質を向上させることができる。また、タイムコードに基づいてピクチャタイプを同期させることができるので、既存の画像符号化処理部を用いて立体画像システムを容易に構築できる。さらに、シーンチェンジが検出されたときGOP構造の変更が行われてIピクチャが挿入されるので、シーンチェンジが生じて画像の相関が低下したことによる符号化効率の低下や画質劣化を防止することができる。
図8は、第2の実施の形態の動作を例示した図であり、右眼用画像でシーンチェンジが生じたとき、左眼用画像符号化部30Lと右眼用画像符号化部30Rのそれぞれで設定されたピクチャタイプを示している。なお、図8において、GOP長を「N=15」、IピクチャまたはPピクチャの間隔を「M=3」として、固定周期でピクチャタイプを設定した場合を示している。
図8の(A)はGOP内におけるBピクチャの位相、図8の(B)はピクチャタイプを設定したときの左眼用画像符号化部30Lにおけるカウントダウン値RN-L、図8の(C)は左眼用画像のベースバンド信号DV-Lに対して設定したピクチャタイプを示している。また、図8の(D)は右眼用画像のベースバンド信号DV-Rに対して設定したピクチャタイプ、図8の(E)はピクチャタイプを設定したときの右眼用画像符号化部30Rにおけるカウントダウン値RN-Rを示している。
右眼用画像符号化部30Rは、例えばGOP1の先頭から8フレーム目でシーンチェンジSCが検出されたとき、GOP1内でIピクチャが設定されておりシーンチェンジ検出フラグがオフ状態である場合にシーンチェンジ処理を行う。右眼用画像符号化部30Rは、シーンチェンジ処理を行い、カウントダウン値RNにGOPのピクチャ数Nを加算して新たなカウントダウン値RNとする。また、右眼用画像符号化部30Rは、Iピクチャ設定済みフラグをオフ状態、シーンチェンジ禁止フラグをオン状態とする。さらに、右眼用画像符号化部30Rは、GOP構造の変更前後でBピクチャの位相を一致させて、Iピクチャの挿入を行ことから、GOP1の先頭から9フレーム目をIピクチャに設定する。
このように、シーンチェンジが検出されたGOPと次のGOPのGOP長を変更して、シーンの切り替わりでIピクチャを挿入する。すなわち、GOP1(N=15、M=3),GOP2(N=15,M=3)を、GOP3(N=6、M=3),GOP4(N=24,M=3)の構造に変更して、シーンの切り替わりでIピクチャを挿入する。この場合、2GOP期間において左眼用画像がPピクチャで右眼用画像がIピクチャである1フレームと、左眼用画像がIピクチャで右眼用画像がPピクチャである1フレームが生じるものの、残りのフレームではピクチャタイプを同期させることができる。また、シーンチェンジの有無に係らずGOP数が等しいことから、GOP数が増加することによる符号化効率の低下を避けることができる。
また、ピクチャタイプの同期を優先する場合、シーンチェンジが検出されたGOPを分割して、シーンの切り替わりでIピクチャを挿入する。例えば、カウントダウン値RNにGOPのピクチャ数Nを加算しないようにする。この場合、シーンチェンジが検出された右眼用画像符号化部30Rにおいて、GOP1(N=15,M=3)は、GOP(N=6,M=3)とGOP(N=9、M=3)の2GOPとされて、GOP2(N=15,M=)の構造が変更されることがない。すなわち、GOPが1つ増加するが、左眼用画像と右眼用画像でピクチャタイプが相違するフレームを1フレームのみとすることができる。
なお、本発明は、上述した発明の実施の形態に限定して解釈されるべきではない。上述の実施の形態では、多視点画像として左眼用画像と右眼用画像を符号化する場合について説明した。しかし、多視点画像は、上述の画像に限られない。例えば画像符号化装置のモジュールの数を増やして多くの視点画像を符号化する場合にも適用できる。この発明の実施の形態は、例示という形態で本発明を開示しており、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施の形態の修正や代用をなし得ることは自明である。すなわち、本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
この発明の画像処理装置と画像処理方法では、符号化処理の開始が多視点画像の各画像データから読み取られたタイムコードに基づき制御されて、視点毎の符号化処理におけるピクチャタイプが同期したピクチャタイプに設定される。このため、多視点画像を個々に符号化処理する場合に、視点間での画質の違いを容易に少なくすることができる。したがって、例えば多視点画像の画像データを生成する撮像装置や、多視点画像の編集処理等を行う編集装置等に適している。
10,10a・・・画像処理装置、20L,30L・・・左眼用画像符号化部、20R,30R・・・右眼用画像符号化部、21L,21R,31L,31R・・・ビデオ入力部、22L,22R,32L,32R・・・タイムコード読み取り部、24L,24R,34L,34R・・・符号化処理部、33L,33R・・・シーンチェンジ検出部、25L,25R,35L,35R・・・符号化処理部、40・・・マルチプレクサ、50・・・コントローラ

Claims (6)

  1. 多視点画像の各画像データからタイムコードを読み取るタイムコード読み取り部と、
    前記画像データを視点毎に符号化処理する符号化処理部と、
    前記符号化処理の開始を前記タイムコードに基づき制御して、前記視点毎の符号化処理におけるピクチャタイプを同期させる制御部と
    を有する画像処理装置。
  2. 前記画像データを用いてシーンチェンジの検出を行うシーンチェンジ検出部を有し、
    前記制御部は、前記シーンチェンジが検出されたとき、GOP(Group Of Pictures)構造を変更してIピクチャを挿入する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、前記GOP構造の変更前後でBピクチャの位相を一致させる請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、前記シーンチェンジが検出されたGOPと次のGOPのGOP長を変更して、シーンの切り替わりでIピクチャを挿入する請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、前記シーンチェンジが検出されたGOPを分割して、シーンの切り替わりでIピクチャを挿入する請求項3記載の画像処理装置。
  6. 画像符号化装置で多視点画像の画像データの符号化処理を行う画像符号化方法において、
    前記多視点画像の各画像データからタイムコードを読み取る工程と、
    前記画像データを視点毎に符号化処理する工程と、
    前記符号化処理の開始を前記タイムコードに基づき制御して、前記視点毎の符号化処理におけるピクチャタイプを同期させる工程とを
    設けた画像符号化方法。
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