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JP2011206367A - 画像処理方法並びに放射線ct装置 - Google Patents

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JP2011206367A JP2010078525A JP2010078525A JP2011206367A JP 2011206367 A JP2011206367 A JP 2011206367A JP 2010078525 A JP2010078525 A JP 2010078525A JP 2010078525 A JP2010078525 A JP 2010078525A JP 2011206367 A JP2011206367 A JP 2011206367A
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Abstract

【課題】CT撮影で得られた医用画像から金属アーチファクトを除去する。
【解決手段】CT撮影において、透過放射線により形成される面の、被写体に対する角度が互いに異なる2つの放射線から得られた画像信号をそれぞれ再構成して、断面の角度が互いに異なる2組の断層像群から2つの3次元画像を生成し、一方の3次元画像から金属アーチファクトを表す対象領域を検出し、他方の3次元画像において、この対象領域に対応する比較領域を検出し、対象領域を構成する個々の画素の画素値を比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する。
【選択図】図2

Description

本発明は、放射線CT撮影により得られた、被写体の複数の位置の断層像からなる3次元画像の画像処理方法、およびその画像処理方法を実行する放射線CT装置に関するものである。
近年、医療分野では、放射線CT撮影により得られた被写体の複数の位置の断層像からなる3次元画像による画像診断が盛んに行われている。
従来の放射線CT装置では、互いに対向する放射線源と放射線検出部とを被写体の周囲を回転させながら被写体の放射線撮影を複数回行い、被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して断層像を取得すると共に、この断層像の取得を被写体の異なる位置において複数回行ってこれらの複数の断層像からなる3次元画像を生成している。
一方、画像診断においては余分な偽画像や障害陰影等のアーチファクトの発生が問題となってきた。特許文献1は、2つまたは3つのX線管を持つ放射線CT装置において、デュアルエネルギー撮影のヘリカルスキャンを行う際に、各X線管をZ軸方向(X線管および検出器の中心軸方向)へ適切な位置にずらすことで、2つまたは3つのX線管のX線投影データ収集の開始ビュー角度を一致させ、同一のZ座標において同一ビュー方向のX線投影データを収集することで高画質の断層像を得る技術を開示している。そして、特許文献1の放射線CT装置によれば、2つまたは3つの放射線管を用いて短い撮影時間間隔でデュアルエネルギー撮影を行うため、撮影中の被写体の体動によるアーチファクトを低減できる。
特開2009−297314号公報
これに対し、金属体を内部に含む被写体に放射線を照射した際に金属体に起因して発生するアーチファクト、いわゆる金属アーチファクトも画像診断で問題となっている。しかしながら、特許文献1に記載された装置では、人体の体動によるアーチファクトを低減することはできても、金属アーチファクトを低減することはできなかった。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑み、内部に金属体を含む被写体を撮影したときに生ずる金属アーチファクトを低減することにより画像の画質を向上させる放射線CT撮影で得られた画像の画像処理方法および該画像処理方法を実行する放射線CT装置を提供することを目的とする。
本発明による画像処理方法は、互いに対向する放射線源と放射線検出部とを金属体を有する被写体の周囲を回転させながら前記被写体の放射線撮影を複数回行うCT撮影により、
第1の面に平行に前記被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して前記第1の面に平行な第1の断層像を取得すると共に、該第1の断層像の取得を前記被写体の異なる位置において複数回行ってこれらの複数の第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成し、
前記第1の面とは異なる方向に延びる第2の面に平行に前記被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して前記第2の面に平行な第2の断層像を取得すると共に、該第2の断層像の取得を前記被写体の異なる位置において複数回行ってこれらの複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成し、
前記第1の3次元画像から金属アーチファクトを表す対象領域を検出し、
該対象領域と対応する、前記第2の3次元画像の比較領域を検出し、
前記対象領域を構成する個々の画素の画素値を、前記比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正することを特徴とするものである。
すなわち、本発明による画像処理方法は、CT撮影により、被写体に対する透過放射線により形成される面の角度の互いに異なる2つの放射線から得られた画像信号をそれぞれ再構成して、断面の角度が互いに異なる2組の断層像群から、2つの3次元画像を生成し、一方の3次元画像から金属アーチファクトを表す対象領域を検出し、他方の3次元画像において、この対象領域に対応する比較領域を検出し、対象領域を構成する個々の画素の画素値を比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正して、これにより金属アーチファクトを低減するものである。
ここで、第1の面に平行に被写体を透過した放射線から画像信号を得る際に用いた放射線源および放射線検出部は、第2の面に平行に被写体を透過した放射線から画像信号を得る際に用いた放射線源および放射線検出部と同一でもよく異なっていてもよい。例えば、2対の放射線源と放射線検出部の一方を第1の面に平行に被写体を透過した放射線から画像信号を得る際に用い、他方を第1の面に平行に被写体を透過した放射線から画像信号を得る際に用いてもよく、1対の放射線源と放射線検出部を用いて第1の面に平行に被写体を透過した放射線からの画像信号の取得および第2の面に平行に被写体を透過した放射線からの画像信号の取得の両方を行ってもよい。また、第1の面に平行に被写体を透過した放射線からの画像信号の取得と第2の面に平行に被写体を透過した放射線からの画像信号の取得に、放射線検出部は同じものを用い、放射線源はそれぞれ別のものを用いてもよく、逆に、放射線検出部はそれぞれ別のものを用い、放射線源は同じものを用いてもよい。
ここでいう補正とは、対象領域の画素値を比較領域の対応する位置の画素値を用いて補正するものであればよく、対象領域の画素値を比較領域の画素値で置換してもよく、対象領域の画素値を対応する位置の周辺の画素の画素値によって補間した値によって置き換えてもよい。
また、金属アーチファクトは、金属体に放射線が照射されることに起因する陰影であり、金属体を含む断層像に金属体から、金属体に照射された放射線の向きと同じ向きに延びるように現れる。CT撮影では周囲180度または360度等回転しながら放射線が被写体に照射されて複数回放射線撮影が行われるため、金属アーチファクトは、再構成された複数の断層像からなる3次元画像のうち、金属体を含む断層像上にのみ、金属体の周囲の複数方向に現れる。
前記第1の断層像と前記第2の断層像のなす角度は、前記金属体の形状に応じて、両断層像に現れる金属アーチファクトの一部が重ならない角度であることが好ましい。
また、対象領域は、第1の断層像をヒストグラム解析して所定の画素値より大きい画素値を有する画素を含む対象断層像を検出し、対象断層像の画素と被写体の同じ位置を表す第2の断層像の画素を比較することにより抽出するものであるものであってもよい。
また、本発明による第1の放射線CT装置は、互いに対向して配置された、第1の回転軸を中心として回転せしめられる第1の放射線源および第1の放射線検出部と、該第1の放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して第1の画像信号を得る第1の読出部と、前記第1の放射線源および第1の放射線検出部を被写体の周囲を回転させつつ該被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に前記第1の読出部に前記第1の画像信号の読出しを行わせる第1の撮影制御部と、読み出した前記第1の画像信号から前記第1の回転軸に垂直な第1の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の前記第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成する第1の画像生成部とを有する第1の放射線撮影手段と、互いに対向して配置された、前記第1の回転軸とは異なる方向に延びる第2の回転軸を中心として回転せしめられる第2の放射線源および第2の放射線検出部と、該第2の放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して第2の画像信号を得る第2の読出部と、前記第2の放射線源および第2の放射線検出部を前記被写体の周囲を回転させつつ該被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に前記第2の読出部に前記第2の画像信号の読出しを行わせる第2の撮影制御部と、読み出した前記第2の画像信号から前記第2の回転軸に垂直な第2の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の前記第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する第2の画像生成部とを有する第2の放射線撮影手段と、前記第1の3次元画像から前記被写体に含まれている金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域を検出する対象領域検出手段と、検出された前記第1の3次元画像の対象領域と対応する、前記第2の3次元画像の比較領域を抽出し、前記対象領域を構成する個々の画素の画素値を前記比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明による第2の放射線CT装置は、互いに対向して配置された、所定の回転軸を中心として回転せしめられる、円錐状に放射線を放射する放射線源および放射線検出部と、該放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して画像信号を得る読出部と、前記放射線源および放射線検出部を被写体の周囲を回転させつつ該被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に前記読出部により前記画像信号の読み出しを行わせる撮影制御部と、前記読出部が読み出した画像信号から、前記被写体を第1の面に平行に透過した放射線を検出して得られた第1の画像信号を抽出し、該第1の画像信号から前記第1の面に平行な第1の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の前記第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成する第1の画像生成部と、前記読出部が読み出した画像信号から、前記被写体を第1の面とは異なる方向に延びる第2の面に平行に透過した放射線を検出して得られた第2の画像信号を抽出し、該第2の画像信号から第2の面に平行な第2の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する第2の画像生成部とを有する放射線撮影手段と、前記第1の3次元画像から前記被写体に含まれている金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域を検出する対象領域検出手段と、検出された前記第1の3次元画像の対象領域と対応する、第2の3次元画像の比較領域を抽出し、前記対象領域を構成する個々の画素の画素値を、前記比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段とを備えたものである。
また、本発明による第3の放射線CT装置は、互いに対向して配置され、可変な回転軸を中心として回転せしめられる、放射線源および放射線検出部と、該放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して画像信号を得る読出部と、前記放射線源および放射線検出部を第1の回転軸を中心として被写体の周囲を回転させつつ該被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に前記読出部により第1の画像信号の読出しを行わせ、その後、前記放射線源および放射線検出部を前記第1の回転軸とは異なる方向に延びる第2の回転軸を軸として前記被写体の周囲を回転させつつ該被写体の放射線像を複数回撮影しながら前記読出部に第2の画像信号の読出しを行わせる撮影制御部と、前記読出部が読み出した前記第1の画像信号から、前記第1の回転軸に垂直な第1の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の前記第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成する第1の画像生成部と、前記読出部が読み出した前記第2の画像信号から、前記第2の回転軸に垂直な第2の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する第2の画像生成部とを有する放射線撮影手段と、前記第1の3次元画像から前記被写体に含まれる金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域を検出する対象領域検出手段と、検出された前記第1の3次元画像の対象領域と対応する、第2の3次元画像の比較領域を抽出し、前記対象領域を構成する個々の画素の画素値を、前記比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段とを備えたものである。
上記の放射線CT装置において、前記第1の断層像と前記第2の断層像の少なくとも一方の、前記被写体に対する角度が可変であってもよい。
本発明による画像処理方法は、CT撮影において、透過放射線により形成される面の、被写体に対する角度が互いに異なる2つの放射線から得られた画像信号をそれぞれ再構成して、断面の角度が互いに異なる2組の断層像群から2つの3次元画像を生成し、一方の3次元画像から金属アーチファクトを表す対象領域を検出し、他方の3次元画像において、この対象領域に対応する比較領域を検出し、対象領域を構成する個々の画素の画素値を比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正するため、第1の3次元画像の金属アーチファクトを表す対象領域の個々の画素値を第2の3次元画像の金属アーチファクトのない比較領域の画素値で補正でき、金属アーチファクトを低減し3次元画像の画質を向上させることができる。
また、前記第1の断層像と前記第2の断層像のなす角度は、前記金属体の形状に応じて、両断層像に現れる金属アーチファクトの一部が重ならない角度である場合は、第1の断層像の対象領域に対応する第2の断層像の比較領域が金属アーチファクトを含まないため、金属アーチファクトを効率よく低減できる。
また、本発明による第1の放射線CT装置は、互いに対向して配置された、第1の回転軸を中心として回転せしめられる第1の放射線源および第1の放射線検出部と、第1の放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して第1の画像信号を得る第1の読出部と、第1の放射線源および第1の放射線検出部を被写体の周囲を回転させつつ被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に第1の読出部に第1の画像信号の読出しを行わせる第1の撮影制御部と、読み出した第1の画像信号から第1の回転軸に垂直な第1の断層像を再構成すると共に被写体の異なる位置における複数の第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成する第1の画像生成部とを有する第1の放射線撮影手段と、互いに対向して配置された、第1の回転軸とは異なる方向に延びる第2の回転軸を中心として回転せしめられる第2の放射線源および第2の放射線検出部と、第2の放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して第2の画像信号を得る第2の読出部と、第2の放射線源および第2の放射線検出部を被写体の周囲を回転させつつ被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に第2の読出部に第2の画像信号の読出しを行わせる第2の撮影制御部と、読み出した第2の画像信号から第2の回転軸に垂直な第2の断層像を再構成すると共に被写体の異なる位置における複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する第2の画像生成部とを有する第2の放射線撮影手段と、第1の3次元画像から被写体に含まれている金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域を検出する対象領域検出手段と、検出された第1の3次元画像の対象領域と対応する、第2の3次元画像の比較領域を抽出し、対象領域を構成する個々の画素の画素値を比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段とを備えたため、第1の3次元画像の金属アーチファクトを表す対象領域の個々の画素値を第2の3次元画像の金属アーチファクトのない比較領域の画素値で補正でき、金属アーチファクトを低減し3次元画像の画質を向上させることができる。
また、本発明による第2の放射線CT装置は、互いに対向して配置された、所定の回転軸を中心として回転せしめられる、円錐状に放射線を放射する放射線源および放射線検出部と、放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して画像信号を得る読出部と、放射線源および放射線検出部を被写体の周囲を回転させつつ被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に読出部により画像信号の読み出しを行わせる撮影制御部と、読出部が読み出した画像信号から、被写体を第1の面に平行に透過した放射線を検出して得られた第1の画像信号を抽出し、第1の画像信号から第1の面に平行な第1の断層像を再構成すると共に被写体の異なる位置における複数の第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成する第1の画像生成部と、読出部が読み出した画像信号から、被写体を第1の面とは異なる方向に延びる第2の面に平行に透過した放射線を検出して得られた第2の画像信号を抽出し、第2の画像信号から第2の面に平行な第2の断層像を再構成すると共に被写体の異なる位置における複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する第2の画像生成部とを有する放射線撮影手段と、第1の3次元画像から被写体に含まれている金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域を検出する対象領域検出手段と、検出された第1の3次元画像の対象領域と対応する、第2の3次元画像の比較領域を抽出し、対象領域を構成する個々の画素の画素値を、比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段とを備えたため、第1の3次元画像の金属アーチファクトを表す対象領域の個々の画素値を第2の3次元画像の金属アーチファクトのない比較領域の画素値で補正でき、金属アーチファクトを低減し3次元画像の画質を向上させることができる。
また、本発明による第3の放射線CT装置は、互いに対向して配置され、可変な回転軸を中心として回転せしめられる、放射線源および放射線検出部と、放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して画像信号を得る読出部と、放射線源および放射線検出部を第1の回転軸を中心として被写体の周囲を回転させつつ被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に読出部により第1の画像信号の読出しを行わせ、その後、放射線源および放射線検出部を第1の回転軸とは異なる方向に延びる第2の回転軸を中心として被写体の周囲を回転させつつ被写体の放射線像を複数回撮影しながら読出部に第2の画像信号の読出しを行わせる撮影制御部と、読出部が読み出した第1の画像信号から、第1の回転軸に垂直な第1の断層像を再構成すると共に被写体の異なる位置における複数の第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成する第1の画像生成部と、読出部が読み出した第2の画像信号から、第2の回転軸に垂直な第2の断層像を再構成すると共に被写体の異なる位置における複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する第2の画像生成部とを有する放射線撮影手段と、第1の3次元画像から被写体に含まれる金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域を検出する対象領域検出手段と、検出された第1の3次元画像の対象領域と対応する、第2の3次元画像の比較領域を抽出し、対象領域を構成する個々の画素の画素値を、比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段とを備えたため、第1の3次元画像の金属アーチファクトを表す対象領域の個々の画素値を第2の3次元画像の金属アーチファクトのない比較領域の画素値で補正でき、金属アーチファクトを低減し3次元画像の画質を向上させることができる。
上記の放射線CT装置において、第1の断層像および第2の断層像の少なくとも一方の、前記被写体に対する角度が可変である場合には、金属アーチファクトを低減させる領域を大きくできるように金属体の形状に応じて第1の断層像または第2の断層像のなす角度を変更でき、3次元画像の画質を向上させることができる。
第1の実施形態による放射線CT装置の外観図 第1の実施形態による放射線CT装置の機能ブロック図 金属アーチファクトの低減処理の概念を説明するイメージ図 第1の断層像と第2の断層像のなす好ましい角度の第1の例を説明するイメージ図 第1の断層像と第2の断層像のなす好ましい角度の第2の例を説明するイメージ図 第1の断層像と第2の断層像のなす好ましい角度の第3の例を説明するイメージ図 第1の実施形態による画像処理の流れを表すフロー図 第2の実施形態による放射線CT装置の機能ブロック図 第2の実施形態による放射線CT装置の画像信号の取得方法を説明する図 第3の実施形態による放射線CT装置の機能ブロック図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施形態による放射線CT装置の一例の外観の概略構成図である。図2は本発明の第1の実施形態による放射線CT装置の一例の機能ブロック図である。
図1に示すように、第1の実施形態による放射線CT装置100は、被写体1を支持するための支持台であるベッド部1Aと、ベッド部1Aを駆動するための複数のモータ等を備えた駆動部37を含みベッド部1Aを移動可能に支持する移動手段35と、不図示の放射線源12、22および不図示の放射線検出部13、23等を回動可能に支持するガントリ36と、表示手段34を備えたコンソール50を備える。コンソール50はガントリ36の近傍に配されている。また、移動手段35が、ガントリ36のトンネル上の中空部の中央を通ってベッド部1Aをベッド部1Aの長手方向(図1矢印d1方向)へ水平に移動させることができる位置関係に、ベッド部1Aおよびガントリ36が配置されている。移動手段35は、後述する第1の撮影制御部11または第2の撮影制御部21の駆動と同期してベッド部1Aを移動させる。なお、被写体1はベッド部1Aの長手方向と被写体の体軸方向を一致させて配置される。
図2に示すように、第1の実施形態による放射線CT装置100は、放射線CT撮影を行う第1の放射線撮影手段10および第2の放射線撮影手段20と、第1の3次元画像から被写体に含まれている金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域を検出する対象領域検出手段31と、検出された第1の3次元画像の対象領域と対応する、第2の3次元画像の比較領域を抽出し、対象領域を構成する個々の画素の画素値を比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段32とを備えている。
さらに、放射線CT装置100は、ハードディスク等の記憶装置からなる記憶手段33および表示手段34を備える。記憶手段33は、第1の放射線撮影手段10、第2の放射線撮影手段20、対象領域検出手段31、画素値補正手段32のそれぞれから必要に応じて画像データを取得し記憶する。
第1の放射線撮影手段10は、互いに対向して配置された、第1の回転軸C1を中心として回転せしめられる第1の放射線源12および第1の放射線検出部13と、第1の放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して第1の画像信号を得る第1の読出部14と、撮影を制御する第1の撮影制御部11と、読み出した第1の画像信号から第1の回転軸に垂直な第1の断層像を再構成すると共に被写体の異なる位置における複数の第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成する第1の画像生成部15とを有する。
また、第1の放射線撮影手段10は第1の放射線源12と第1の放射線検出部13とを一体的に回転させる回転部16を有するものである。第1の放射線源12と第1の放射線検出部13は回転軸C1の周りに360°回転可能である。回転部16は回転軸C1が、被写体の体軸C3と同じ方向である移動方向d1に対して角度θ1だけ傾けられた状態でガントリ36に固定されている。
第1の放射線源12と第1の放射線検出部13とは、ベッド部1Aに配された被写体1を通る回転軸C1を間に挟んで対向配置されている。
放射線CT装置100により放射線CT撮影を行うときには、回転軸C1、第1の放射線源12、第1の放射線検出部13の互いの位置関係は固定される。
第1の放射線検出部13を構成する検出画素が並べられた検出面は、平面であってもよいし湾曲をなすものであってもよい。なお、放射線源12、22から発せられる放射線はライン状のX線放射分布を持ち、それを線状のセンサである放射線検出部13、23で受けるものとする。
第1の読出部14は、第1の撮影制御部11による放射線CT撮影により第1の放射線検出部13に記録された放射線像を読み出して第1の画像信号を得る。
第1の撮影制御部11は、ベッド部1A上の被写体1を通る回転軸C1の回りに第1の放射線源および第1の放射線検出部13を被写体の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に第1の読出部14に第1の画像信号の読出しを行わせる。
第1の画像生成部15は、第1の読出部14が読出した第1の画像信号から周知の方法により、第1の断層像を再構成し、同様に被写体の異なる位置の複数の第1の断層像を再構成して、これらの複数の第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成する。
第2の放射線撮影手段20は、互いに対向して配置された、第1の回転軸とは異なる方向に延びる第2の回転軸を中心として回転せしめられる第2の放射線源22および第2の放射線検出部23と、第2の放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して第2の画像信号を得る第2の読出部24と、第2の放射線源および第2の放射線検出部を被写体の周囲を回転させつつ被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に第2の読出部に第2の画像信号の読出しを行わせる第2の撮影制御部21と、読み出した第2の画像信号から第2の回転軸に垂直な第2の断層像を再構成すると共に被写体の異なる位置における複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する第2の画像生成部25とを有する。
第1の放射線撮影手段10と第2の放射線撮影手段20は、回転軸C1とC2の傾きが異なるだけで、それぞれの構成要素および機能は同じものである。すなわち、第1の撮影制御部11と第2の撮影制御部21は、放射線源および放射線検出部を一体的に回転させる中心軸だけが相違するが、それぞれ同等の機能を有するものである。第1の放射線源と第2の放射線源22、第1の放射線検出部13と第2の放射線検出部23、第1の読出部14と第2の読出部24、第1の画像生成部15と第2の画像生成部25とは、それぞれ同じ機能を有する。また、第2の放射線撮影手段20は第2の放射線源22と第2の放射線検出部23とを一体的に回転させる第2の回転部26を有し、この第2の回転部26は、第1の回転部16と同じ機能を有する。
第2の放射線源22と第2の放射線検出部23は回転軸C2の周りに360°回転可能である。回転部26は回転軸C2が、被写体の体軸C3と同じ方向である移動方向d1に対して角度θ2だけ傾けられた状態でガントリ36に固定されている。
第2の放射線源22と第1の放射線検出部23とは、ベッド部1Aに配された被写体1を通る回転軸C2を間に挟んで対向配置されている。
放射線CT装置100により放射線CT撮影を行うときには、回転軸C2、第2の放射線源22、第1の放射線検出部23の互いの位置関係は固定される。
第2の放射線検出部23を構成する検出画素が並べられた検出面は、平面であってもよいし湾曲をなすものであってもよい。
第2の読出部24は、第2の撮影制御部21による放射線CT撮影により第2の放射線検出部23に記録された放射線像を読み出して第2の画像信号を得る。
第2の撮影制御部21は、ベッド部1A上の被写体1を通る回転軸C2の回りに第2の放射線源および第2の放射線検出部23を被写体の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に第2の読出部24に第2の画像信号の読出しを行わせる。
第2の画像生成部25は、第2の読出部24が読出した第2の画像信号から周知の方法により、第2の断層像を再構成し、同様に被写体の異なる位置の複数の第2の断層像を再構成して、これらの複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する。
また、第1の回転部16と第2の回転部26は、ガントリ36の内側に、ベッド部1Aの移動方向d1に第1の回転部16と第2の回転部26がそれぞれぶつからないよう所定の距離をおいて併設されている。第1の撮影制御部11および第2の撮影制御部21は、移動手段35が、ガントリ36のトンネル上の中空部の中央を通ってベッド部1Aをベッド部1Aの長手方向(図1矢印d1方向)へ水平に移動させる期間に同期して、ガントリ36内で第1の放射線源12と第1の放射線検出部13、および、第2の放射線源22と第2の放射線検出部23を被写体の周囲をそれぞれ回転させ、被写体の放射線像を複数回撮影させて第1の読出部14および第2の読出部24に第1の画像信号および第2の画像信号の読出をそれぞれ行わせる。
さらに、この放射線CT装置100は、被写体を配置するベッド部1Aを、被写体の体軸C3と平行な移動方向d1へ移動可能とする移動手段35を備えている。なお、被写体は被写体の体軸方向が、ベッド部1Aの長手方向と平行に配置される。なお、移動手段35は、従来より知られているリニアスライドガイド等で構成された移動可能なスライドテーブル部からなるベッド部1Aとこれらのスライドテーブル部を駆動するための複数のモータ等を備えた駆動部37等から構成されている。駆動部37は、コントローラ38によって第1の撮影制御部11および第2の撮影制御部21と同期されて駆動される。また、コントローラ38は、装置全体の動作および各動作のタイミング等をコントロールする。
放射線CT装置100が備えているコンソール50は、第1の撮影手段10および第2の撮影手段のうち、第1の撮影制御部11,第2の撮影制御部21、第1の読出部14、第2の読出部24、第1の画像生成部15、第2の画像生成部25を有している。また、コンソール50は、対象領域検出手段31と、画素値補正手段32と記憶手段33を備えている。また、コンソール50は、放射線検出部13、23等から読み出された放射線画像を表示する上記の表示手段34と、各種操作を行う操作部39とコントローラ38を有している。
なお、表示手段34には、表示面に一体化されて配された感圧式のタッチパネル34Tそれぞれが設けられており、例えば、表示された画像中の特定の位置をタッチパネルを用いて直接指定することができる。
また、コンソール50は放射線撮影を行う位置となるガントリ36およびベッド部1Aの近傍に配されている。すなわち、放射線像の撮影者等が、放射線CT撮影前後等に、撮影関連の各種操作および表示手段34の表示内容を確認できるように、放射線撮影を行う位置の近くにコンソール50が配置されている。
そして、放射線CT装置100による対象領域検出手段31は、第1の3次元画像から被写体に含まれている金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域を検出するものである。
そして、画素値補正手段32は、対象領域検出手段31によって検出された第1の3次元画像の対象領域と対応する、第2の3次元画像の比較領域を抽出し、対象領域を構成する個々の画素の画素値を比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する。
ここで、図3を用いて、本明細書の実施形態による金属アーチファクトを低減する画像処理方法の原理を詳細に説明する。図3は、本明細書の実施形態による画像処理方法の原理を説明するイメージ図である。
図3の左下図は、第1の断層像611A、611B等の複数の第1の断層像611からなる第1の3次元画像61を表している。そして、第1の3次元画像61は、互いに対向する放射線源と放射線検出部を被写体の周囲を回転させながら被写体の放射線撮影を複数回行うCT撮影により、第1の面S1に平行に被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して第1の面に平行な第1の断層像611を取得すると共に、第1の断層像611の取得を被写体の異なる位置において複数回行ってこれらの複数の第1の断層像611から生成されたものである。ここで、第1の面S1の法線は、被写体の体軸C3に対し角度θ1をなすものである。また、第1の面S1に平行に被写体を透過する放射線L1は、CT撮影の際に、被写体の体軸をとおり、S1の法線と同じ方向に延びる回転軸C1に垂直な複数の方向から、回転軸C1に向けて照射されたものとする。
図3の右下図は、第2の断層像621A、621B等の複数の第2の断層像621からなる第2の3次元画像62を表している。そして、第2の3次元画像62は、互いに対向する放射線源と放射線検出部を被写体の周囲を回転させながら被写体の放射線撮影を複数回行うCT撮影により、第2の面S2に平行に被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して第2の面に平行な第2の断層像621を取得すると共に、第2の断層像の取得を被写体の異なる位置において複数回行ってこれらの複数の第2の断層像621から生成されたものである。ここで、第2の面S2は、第1の面と異なる方向に延びるものであり、第2の面S2の法線は、被写体の体軸C3に対し角度θ2をなす。また、第2の面S2に平行に被写体を透過する放射線L2は、CT撮影の際に、被写体の体軸をとおり、S2の法線と同じ方向に延びる回転軸C2に垂直な複数の方向から回転軸C2に向けて照射されたものとする。
ここで、図3の左右の被写体1は同一のものであり、内部に金属体Mを有している。
一般に、金属アーチファクトは、金属体に放射線が照射されることに起因する陰影であり、金属体を含む断層像に金属体から放射線の向きと同じ向きに延びるように現れる。CT撮影では周囲180度または360度等回転しながら放射線が被写体に照射されて複数回放射線撮影が行われるため、金属アーチファクトは、再構成された複数の断層像からなる3次元画像のうち、金属体を含む断層像上にのみ、金属体の周囲の複数方向に現れる。
すなわち、図3に示すように、第1の3次元画像61上では、金属体Mを含む断層像上611A上にのみ被写体の輪郭1aの内部に金属アーチファクトMA1が現れる。一方、第2の3次元画像62には、金属体を含む断層像621A上にのみ金属アーチファクトMA2が現れる。本明細書では、この第1の断層611A上の金属アーチファクトを表す領域MA1を対象領域MA1と場合により称する。
そして、第2の3次元画像62は、第1の断層像611とは異なる方向に延びる複数の第2の断層像621によって構成されるものであるため、第1の断層像の対象領域MA1の、第2の3次元画像62上の同じ位置に対応する比較領域MA1’には、第2の断層像の621Aとは異なる他の第2の断層像621B上の位置が相当する。ここで、第2の断層像621Bは、金属体Mを含まない面における断層像であるため、金属アーチファクトが存在しない。図3においては、模式的に第2の断層像どうしの隣り合う間隔を広く表しているが、実際は、第2の断層像621Aと621Bの間に複数の第2の断層像が存在するものとする。
本発明の画像処理方法はこのことを利用したものであり、第1の断層像611Aの対象領域MA1を構成する各画素Pの画素値pを、同じ被写体の同じ位置に相当する第2の断層像621Bの比較領域MA1’の画素Qの画素値qで補正することにより、金属アーチファクトを表す対象領域MA1の画素値を金属アーチファクトが発生していない正常な画素値で補正することができる。
すなわち、対象領域検出手段31が、第1の3次元画像から金属アーチファクトを表す対象領域MA1を検出し、画素値補正手段32が、第1の3次元画像の対象領域MA1と対応する、第2の3次元画像の比較領域MA1’を検出し、対象領域を構成する個々の画素Pの画素値pを、比較領域Qの対応する位置の各画素の画素値qによって補正するため、第1の3次元画像の金属アーチファクトを表す対象領域MA1の個々の画素値pを第2の3次元画像の金属アーチファクトのない比較領域MA1’の画素値qで補正でき、金属アーチファクトを低減し3次元画像の画質を向上させることができる。
なお、少なくとも第1の断層像611Aの対象領域MA1を含む被写体の位置については、第2の断層像621を取得する必要があるが、第1の断層像611Aの対象領域MA1を含まない領域については、第2の断層像621を必ずしも取得しなくてもよい。第2の3次元画像を対象領域MA1を含む領域のみを含むように生成した場合には、必要以上の領域に放射線CT撮影をする必要がなく、被写体の被爆量を必要最小限に抑えることができる。
また、第1の3次元画像61および第2の3次元画像62は、第1の面に平行に被写体を透過した放射線を検出した画像信号を用いる点と、第2の面に平行に被写体を透過した放射線を検出した画像信号を用いる点は異なっても、それ以外の撮影条件、例えば、放射線量および放射線のエネルギー等の撮影条件は同じであることが好ましい。撮影条件を共通化することで、被写体の同じ位置を表す画素値が、第1の3次元画像31と第2の3次元画像で同程度の値となるため、本発明の画像処理による補正後に得られる3次元画像の画質をさらに向上させることができる。
なお、本明細書による画像処理方法では、CT撮影により、第1の面に平行に被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して第1の面に平行な第1の断層像を取得し、第1の面とは異なる方向に延びる第2の面に平行に被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して第2の面に平行な第2の断層像を取得するものであれば、どのような装置構成で画像信号を取得してもよい。
例えば、第1の実施形態のように、放射線源を2つ設け、一方の放射線源から第1の面S1に平行に、すなわち、第1の面S1と直交する回転軸C1に垂直に放射線を照射し、被写体1を透過した第1の画像信号を取得し、他方の放射線源から第2の面S2に平行に、すなわち、第2の面S2と直交する回転軸C2に垂直に放射線を照射し、被写体1を透過した第2の画像信号を取得してもよい。また、後述する第2の実施形態の例のように、様々な傾きの放射線を放射する放射線源により被写体に放射線を照射し、得られた画像信号から、第1の面S1に平行に被写体を透過した第1の画像信号を抽出し、第2の面S2に平行に被写体を透過した第2の画像信号を抽出して、第1の画像信号および第2の画像信号をそれぞれ取得してもよい。また、後述する第3の実施形態のように放射線源を第1の面S1に平行な放射線を照射する傾きに回転軸C1を保持して、第1の面S1に平行な放射線を照射し、被写体を透過した第1の画像信号を取得し、その後、放射線源を面S2に平行な放射線を照射する傾きに回転軸C2を変更して、面S2に平行な放射線を照射し、被写体を透過した第2の画像信号を取得してもよい。
図4A、4B、4Cは、第1の断層像と第2の断層像との関係を説明するイメージ図である。図4A、4B、4Cに示すように、第1の断層像と第2の断層像のなす角度は、金属体Mの形状に応じて、両断層像に現れる金属アーチファクトの一部が重ならない角度であることが好ましい。
図4Aに示すように、金属体Mが所定の方向から見たときにひし形形状である場合には、隣り合うひし形の2つの辺にそれぞれ平行に被写体を透過した放射線を検出した画像信号から第1の断層像611と第2の断層像621をそれぞれ生成すると、両断層像にそれぞれ現れる金属アーチファクトを表す領域が互いに重ならないため、最も好適に金属アーチファクトを低減できる。また、隣り合うひし形の2つの辺のそれぞれに対して、第1の断層像611と第2の断層像621がそれぞれ小さい角度をなすように、すなわち略平行となるように両断層像611、621を生成した場合も、両断層像に現れる金属アーチファクトを表す領域の重なりが小さくなるため、好適に金属アーチファクトを低減できる。
また、図4Bに示すように、金属体Mが細長形状である場合は、金属体Mの長手方向に平行に被写体を透過した放射線を検出した画像信号から第1の断層像611を生成し、金属体Mの短手方向に平行に被写体を透過した放射線を検出した画像信号から第2の断層像621を生成することにより、両断層像611、621の金属アーチファクトを表す領域が重ならないため、最も好適に金属アーチファクトを低減できる。また、放射線CT装置のハードウェア的な制限により第1の断層像および第2の断層像を直交させる角度とすることが難しい場合であっても、第2の断層像621を金属体Mの短手方向に対してできるだけ小さい角度をなすように、すなわち略平行になるように生成した場合も、両断層像の金属アーチファクトを表す領域の重なりを小さくできるため、好適に金属アーチファクトを低減できる。なお、破線で示した第2の断層像621Cは金属アーチファクトを含む断層像であり、第1の断層像611の画素値を第2の断層像621Cの画素値で補正することは適当でないため、必ずしも第2の断層像621Cを生成する必要はない。
図4Cに示すように、金属体Mが略球形状である場合には、被写体に対する第1の断層像611および第2の断層像621の角度はあまり影響しないが、第1の断層像611および第2の断層像621が直交している場合は、最も両断層像の金属アーチファクトを表す領域の重なりが小さいため、好適に金属アーチファクトを低減できる。
金属体の形状が予め判明している場合には、本明細書の画像処理方法を実施する放射線CT装置において、第1の断層像および第2の断層像の少なくとも一方の、被写体に対する角度を可変とし、両断層像に現れる金属アーチファクトの一部が重ならない角度となるように金属体の形状に応じて第1の断層像または第2の断層像のなす角度を変更することが好ましい。このようにすることにより、金属アーチファクトを低減できる領域を大きくすることができるため、3次元画像の画質を向上させることができる。なお、場合により、低い放射線量で予備的な放射線撮影を行う等により、金属体の形状を大まかに把握し、その上で両断層像に現れる金属アーチファクトの一部が重ならない角度となるように金属体の形状に応じて第1の断層像または第2の断層像のなす角度を変更して、本明細書の画像処理方法を実施してもよい。
また、第1の断層像および第2の断層像は、できるだけ短い期間に被写体をCT撮影して得られた画像信号をそれぞれ再構成して得られたものであることが好ましく、一例として、デュアルソース型CT装置を用いて、2つの放射線源により金属体周辺部をほぼ同時にCT撮影して、各放射線源からの放射線を検出した画像信号により第1の断層像及び第2の断層像をそれぞれ生成することが最も望ましい。できるだけ短い期間に被写体をCT撮影することにより、被写体の体動を一時停止可能であるため、第1の3次元医用画像および第2の3次元医用画像の被写体の体動によるモーションアーチファクトを低減し、3次元画像の画質を向上することができる。
以下、図5を用いて、具体的に、本実施形態の画像処理の流れを説明する。図5は、第1の実施形態における画像処理の流れを表すフローチャートである。
まず、第1の放射線撮影手段10は、第1の撮影制御部11により、互いに対向して配置された、第1の回転軸を中心として第1の放射線源12および第1の放射線検出部13とを回転させつつ放射線CT撮影を行い、第1の放射線検出部によって検出された放射線像を第1の読出部14によって読出して第1の画像信号を得て、第1の放射線源12および第1の放射線検出部13を被写体1の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に第1の読出部14に第1の画像信号の読出しを行わせ、読み出した第1の画像信号から第1の画像生成部25に第1の回転軸C1に垂直な第1の断層像611を再構成させる。この第1の断層像61Cの再構成を被写体の異なる位置において複数回行って、複数の第1の断層像611からなる第1の3次元画像61を生成する(S101)。
そして、第2の放射線撮影手段20は、第2の撮影制御部21により、互いに対向して配置された、第1の回転軸とは異なる方向に延びる第2の回転軸C2を中心として第2の放射線源22および第2の放射線検出部23とを回転させつつ放射線CT撮影を行い、第2の放射線検出部によって検出された放射線像を第2の読出部24によって読出して第2の画像信号を得て、第2の放射線源および第2の放射線検出部を被写体1の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に第2の読出部に第2の画像信号の読出しを行わせ、読み出した第2の画像信号から第2の画像生成部25に第2の回転軸C2に垂直な第2の断層像621を再構成させる。この第2の断層像の再構成を被写体の異なる位置において複数回行って、複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像62を生成する(S102)。
なお、この第1の放射線撮影手段10による撮影と第2の放射線撮影手段20による放射線CT撮影は、移動手段35によりベッド部1Aを移動方向d1に移動させる期間と同期させてほぼ同時に行われるものとする。
対象領域検出手段31は、第1の画像生成部15および第2の画像生成部25から第1の3次元画像61および第2の3次元画像62を取得する。そして、第1の3次元画像61と第2の3次元画像が、被写体の同じ位置を表す座標が一致するよう、位置あわせをする(S103)。位置あわせには周知の種々の方法を用いることができる。本実施形態では、一例として、被写体の輪郭に複数の特徴点を設定し、第1の3次元画像61上での複数の特徴点と第2の3次元画像62上での特徴点が一致するようにマッチングするものとする。
また、必要に応じて第1の3次元画像と第2の3次元画像との特徴間の距離等が等しくなるよう第1の3次元画像と第2の3次元画像の大きさを変換したりする等の前処理を行ってもよい。また、第1の3次元画像61および第2の3次元画像62には、第1の3次元画像61および第2の3次元画像62の同じ位置の特徴点での濃度値が、ほぼ同一の値を表すよう、適宜画素の濃淡値を調整する等の前処理を行ってもよい。なお、この場合の特徴点は、対象領域または比較領域のどちらにも該当しない点とする。
次に、対象領域検出手段31は、第1の3次元画像61を構成する各第1の断層像のヒストグラムを算出する(S104)。
対象領域検出手段31は、複数の第1の断層像についてそれぞれヒストグラム解析を行い、所定量以上の濃度値を示す、すなわち金属アーチファクトによる極大または極小の濃度値を示すヒストグラムを有する第1の断層像を、金属アーチファクトを表す対象領域MAを含む対象断層像611Aとして検出する(S105)。
画素値補正手段32は、対象領域検出手段31が検出した対象断層像611Aを取得し、対象断層像611Aの各画素Pk(k=1,2,…、n)の画素値pk(k=1,2,…、n)を算出する(S106)。
続いて、画素値補正手段32は、対象断層像611Aの各画素Pk(k=1,2,…、n)に対応する位置の第2の3次元画像62の画素Qkの画素値qk(k=1,2,…、n)を算出する(S107)。各画素Pkに対応する位置に一致する画素Qkがない場合には、対応する位置の周辺の画素の画素値を用いてqkを算出する。このqkの算出には、周辺の画素の画素値から補間してqkを算出するものであれば、周知の種々の方法を用いることができ、一例として、周辺の画素の画素値の平均値または周辺の画素の画素値から周辺の各画素と画素Qkとの距離に応じて線形補間等によって求めた補正値を用いてもよい。
次に、対象断層像611Aの各画素Pkの画素値pkと、対応する位置の第2の3次元画像62の画素Qkの画素値qkを比較する(S108)。
そして、|pk−qk|が所定のしきい値Tより大きい場合(S108のY)、すなわち、pkはqkに対して金属アーチファクトにより著しく異なった濃度差Tを示している場合には、Pkは対象領域MAを構成する画素であると判断する。そして、Pkの画素値pkをQkの画素値qkで置換する(S109)。なお、画素値qkは、先述の通り、第2の3次元画像の画素Qkの周辺の画素の画素値から補間して算出した補正値であってもよい。
次に、画素値補正手段32は、対象断層像611Aに含まれる全画素について上記処理を行ったかどうかを確認する(S110)。すなわちk<nであるか確認する。また、一方|pk−qk|が所定のしきい値T以下である場合も(S108のN)、同様に対象断層像611Aに含まれる全画素について上記処理を行ったかどうかを確認する(S110)。
そして、k<nであれば(S110のY)、kの値を1増加して(k=k+1)、k=nになるまで、S108からS110の処理を繰り返す。
また、k=nであれば(S110のN)、対象断層像611Aに含まれる全画素について上記処理が終了したため、処理を終了する。
その後、第1の断層像を補正した第1の3次元画像61は、記憶手段33に記憶され、必要に応じて表示手段34に表示される。
上記S102およびS103のステップにおいて、金属アーチファクトを含む対象領域MAを含む対象断層像611Aの検出は、上記の方法に限られず、断層像中に所定値より大きいまたは小さい画素値を有する画素が存在するか否かを判断できる方法であれば、周知の種々の方法を用いることができる。
S102、S103に示したように第1の断層像611のうち、所定の画素値より大きい画素値を有する画素を含む対象断層像611Aを検出し、対象断層像の画素と被写体の同じ位置を表す第2の断層像の画素を比較することにより金属アーチファクトを表す対象領域を抽出するものであれば、簡単な計算により、金属アーチファクトを表す対象領域を含む断層像611Aおよび対象領域MA1を検出することができる。
また、S106の対象領域MAの検出は、上記の方法に限られず、第1の断層像中の所定値より大きいまたは小さい画素値を示す領域を検出できるものであれば、周知の種々の方法を用いることができる。例えば、対象断層像611Aに隣接し、金属アーチファクトを含まない断層像である第1の断層像61B上の画素と対象断層像611Aの近傍の画素値を比較してもよい。
また、S107のステップでは、同じ被写体を表す複数の3次元画像間で対応する位置の画素の画素値を補正するものであれば、周知の種々の方法を用いることができる。
以上により、第1の3次元画像の金属アーチファクトを表す対象領域MA1の個々の画素値pkを第2の3次元画像の金属アーチファクトのない比較領域の画素値qkで補正でき、金属アーチファクトMAを低減し3次元画像の画質を向上させることができる。
さらに、第1の実施形態による放射線CT装置100によれば、第1の放射線撮影手段10および第2の放射線撮影手段20を備え、移動手段35によって被写体1を配置したベッド部1Aを移動させながら第1の回転軸C1に垂直な面における放射線CT撮影と第2の回転軸C2に垂直な面における放射線CT撮影を行うため、短い時間で被写体の異なる位置において2つの面のそれぞれに平行な放射線像を撮影することができ、モーションアーチファクトを低減し、3次元画像の画質を向上させることができる。
次に、第2の実施形態について説明する。図6は第2の実施形態の放射線CT装置101を示す図である。第2の実施形態の放射線CT装置101は、放射線源112を円錐状の放射線を照射するコーンビーム型放射線源とし、放射線源112と放射線検出部113の回転軸C1を移動方向d1と一致させた一つの放射線撮影手段110を備えた点および第1の画像生成部115および第2の画像生成部125の機能が第1の実施形態の放射線CT装置100と異なる。なお、図6の放射線撮影手段110は、放射線源112および放射線検出部113およびこれらを回転させつつ被写体に放射線を照射して、被写体を透過した画像信号を読出す機構は、従来知られたコーンビーム型の放射線CT装置の機構と同じものである。なお、図6の放射線CT装置101は、上述の放射線CT装置100と共通の構成については同一の符号を用いて説明を省略する。なお、被写体1の体軸C3と回転軸C1が一致するように被写体1が配置されるものとする。
すなわち、第2の実施例における放射線CT装置101は、互いに対向して配置された、所定の回転軸C1を中心として回転せしめられる、円錐状に放射線を放射する放射線源112および放射線検出部113と、放射線検出部113によって検出された放射線像を読み出して画像信号を得る読出部114と、放射線源112および放射線検出部113を被写体1の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に読出部により画像信号の読み出しを行わせる撮影制御部111と、読出部114が読み出した画像信号から、被写体1を第1の面に平行に透過した放射線を検出して得られた第1の画像信号を抽出し、第1の画像信号から第1の面に平行な第1の断層像を再構成すると共に被写体1の異なる位置における複数の第1の断層像からなる第1の3次元画像61を生成する第1の画像生成部115と、読出部114が読み出した画像信号から、被写体1を第1の面とは異なる方向に延びる第2の面に平行に透過した放射線を検出して得られた第2の画像信号を抽出し、第2の画像信号から第2の面に平行な第2の断層像を再構成すると共に被写体の異なる位置における複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像62を生成する第2の画像生成部125とを有する放射線撮影手段110と、第1の3次元画像から被写体に含まれている金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域MA1を検出する対象領域検出手段31と、検出された第1の3次元画像61の対象領域MA1と対応する、第2の3次元画像62の比較領域MA1’を抽出し、対象領域MA1を構成する個々の画素の画素値を、比較領域MA1’の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段32とを備えたものである。
また、第2の実施形態の放射線CT装置101は、ベッド部1Aおよび駆動部37およびコントローラ38からなる移動手段35および操作部39および表示手段34および記憶手段33を備えたコンソール50を備えている。また、コンソール50は、撮影制御部111、読出部114、第1の画像生成部115、第2の画像生成部125、対象領域検出手段31、画素値補正手段32を有している。第2の実施形態の放射線CT装置101の概観は、図1に示す第1の実施形態の放射線CT装置100と同じである。
第1の放射線撮影手段10と第2の実施形態による放射線撮影手段110は、放射線源が円錐状の放射線を放射するものである点、放射線源および放射線検出部を一体的に回転させる回転軸C1の傾きが第1の実施形態の移動方向d1と一致する点、第1の画像生成部115および第2の画像生成部125の機能の点が相違するが、第1の画像生成部115および第2の画像生成部125以外の各構成要素および機能および各構成要素間の関連性は第1の放射線撮影手段10と同じものである。
つまり、第1の撮影制御部11と撮影制御部111は、放射線源および放射線検出部を一体的に回転させる回転軸C1の傾きが撮影制御部111では移動方向d1と一致する点だけが相違するが、それ以外は同等の機能を有するものである。放射線源112は、放射線源112が円錐状の放射線を照射するものである点のみが第1の放射線源12と異なる。放射線検出部113は円錐状の放射線を受けて放射線像を取得する点のみが第1の放射線検出部13と異なる。第1の読出部14と読出部114とは、同じ機能を有する。
放射線源112と放射線検出部113とは、ベッド部1Aに配された被写体1の体軸C3と一致する回転軸C1を間に挟んで対向配置されている。
放射線CT装置101により放射線CT撮影を行うときには、回転軸C1、放射線源112、放射線検出部113の互いの位置関係は固定される。
放射線検出部113を構成する検出画素が並べられた検出面は、平面であってもよいし湾曲をなすものであってもよい。
読出部114は、撮影制御部111による放射線CT撮影により放射線検出部113に記録された放射線像を読み出して画像信号を得る。
撮影制御部111は、ベッド部1A上の被写体1を通る回転軸C1の回りに放射線源および放射線検出部113を被写体の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に読出部114に画像信号の読出しを行わせる。
また、第2の実施形態の放射線撮影手段110は放射線源112と放射線検出部113とを一体的に回転させる回転部116を有する。この回転部116は、放射線源112と放射線検出部113を回転させる回転軸C1が移動方向d1と一致するように、即ち被写体の体軸C3に一致するようにガントリ36に固定されている点が第1の回転部16と異なるが、それ以外は同じ機能を有する。
また、回転部116は、ガントリ36の内側に設けられている。撮影制御部111は、移動手段35が、ガントリ36のトンネル上の中空部の中央を通ってベッド部1Aをベッド部1Aの長手方向(図1矢印d1方向)へ水平に移動させながら、ガントリ36内で放射線源112および放射線検出部113を被写体1の周囲にそれぞれ回転させ、被写体1の放射線像を複数回撮影させて読出部114に画像信号の読出をそれぞれ行わせる。
第2の実施形態による第1の画像生成部115は、読出部114が読出した画像信号から、被写体1を第1の面に平行に透過した放射線を検出して得られた第1の画像信号を抽出し、第1の画像信号から第1の面に平行な第1の断層像を再構成すると共に被写体1の異なる位置における複数の第1の断層像からなる第1の3次元画像61を生成する。
第2の実施形態による第2の画像生成部125は、読出部114が読出した画像信号から、被写体1を第2の面に平行に透過した放射線を検出して得られた第2の画像信号を抽出し、第2の画像信号から第2の面に平行な第2の断層像を再構成すると共に被写体1の異なる位置における複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像62を生成する。
第2の実施形態による画像処理の流れを以下に説明する。第2の実施形態の処理の流れは、図5に示す第1の実施形態の画像処理の流れのS101、102における画像生成部115および第2の画像生成部125の第1の画像信号および第2の画像信号の取得方法以外は、図5に示す第1の実施形態の画像処理の流れと同じである。
つまり、第2の実施形態においては、S101のステップにおいて、撮影制御部111は、移動手段35が、ガントリ36のトンネル上の中空部の中央を通ってベッド部1Aをベッド部1Aの長手方向(図1矢印d1方向)へ水平に移動させながら、ガントリ36内で放射線源112および放射線検出部113を被写体1の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に読出部114により画像信号の読み出しを行わせる。
そして、第1の画像生成部115は、得られた画像信号から以下の式を満たす画像信号をそれぞれ抽出し、第1の面に平行な第1の断層像を再構成する。
ここで、第2の実施形態において、被写体1にコーンビーム上の放射線を照射し、被写体を透過した放射線を検出するコーンビーム型の放射線CT撮影においては、様々な角度で被写体を透過した放射線の画像信号が得られる。
図7は、第2の実施形態による放射線CT装置の画像信号の取得方法を説明する図である。図7に示す2つの矢印Lは、放射線源112から円錐状に照射された放射線のうち照射される領域の両端の放射線を表す。また、ここでは、第1の面の垂線が回転軸C1(Z軸)とのなす角をθ1とし、放射線源112および放射線検出部113の回転軸C1を中心とする回転半径をRとし、放射線源113のXY平面における回転角をαとする。なお、この回転角αは、放射線源112の位置のY座標がRとなる点においてα=0となるものとする。また、被写体1の体軸は回転軸C1と一致するものとする。図7に示すように、放射線源112から円錐状に照射された放射線のうち、P(0,0,z)を通る第1の面に平行に被写体1を透過した放射線L1を検出した第1の画像信号は、放射線源112が座標Pk1(Rsinα, Rcosα, z+Rcosαtanθ1)の位置にあるときの放射線検出部113上の座標Pk2(Rsin(α+π), Rcos(α+π), z-Rcosαtanθ1)の領域で得られた信号値として特定できる。各角度αについて上記の関係を満たす画像信号を選ぶことにより、P(0,0,z)を通る第1の面に平行に被写体1を透過して得られた第1の画像信号をそれぞれ抽出できる。これらの第1の画像信号を用いて、従来知られた放射線CT撮影による断層像の再構成方法によって第1の断層像の再構成の処理を行う。同様に、複数のP(0,0,z)(k=0,1,…,n)をそれぞれ通る第1の面を透過した放射線を検出した第1の画像信号を取得して、それぞれ複数の第1の断層像を再構成し、第1の3次元画像を生成する。
そして、S102のステップにおいて、第2の画像生成部125は、第1の画像生成部115と同様に、得られた画像信号からP(0,0,z)を通る第2の面に平行に被写体1を透過した放射線を検出した第2の画像信号として、放射線源112が座標Pk1(Rsinα, Rcosα, z+Rcosαtanθ2)の位置にあるときの放射線検出部113上の座標Pk2(Rsin(α+π), Rcos(α+π), z-Rcosαtanθ2)の領域で得られた信号値として第2の画像信号を各角度αについて抽出する。そして、抽出された第2の画像信号から従来知られた放射線CT撮影による断層像の再構成方法によって第2の面に平行な第2の断層像を再構成し、複数の第2の断層像を再構成して、第2の3次元画像を生成する。
その後、第2の実施形態による放射線CT装置101は、図5に示す第1の実施形態の画像処理の流れと同じようにS103からS110のステップを実行し、第1の3次元医用画像の金属アーチファクトを低減した3次元医用画像を取得する。
第2の実施形態によれば、読み取った画像信号から第1の画像信号と第2の画像信号を抽出することによって、第1の3次元画像61および第2の3次元画像62を得ることが出来、放射線CT装置のハードウェア構成を従来の装置から変更する必要がないため、低コストで金属アーチファクトを低減し、3次元画像の画質を向上させることが出来る。
また、コーンビーム型放射線を用いたCT撮影により、第1の画像信号および第2の画像信号が混在した画像信号をまとめて取得し、この画像信号から第1の画像信号と第2の画像信号を抽出するため、第1の画像信号の取得および第2の画像信号の取得の時間間隔を短くすることができるため、体動によるアーチファクトを低減し、3次元画像の画質を向上させることが出来る。
なお、移動手段35は、被写体1を回転部116に対して相対的に移動させものであればよく、少なくとも第1の断層像611Aの対象領域MA1を含む領域についての第1の画像信号と第2の画像信号を取得できる範囲で移動させる必要がある。
次に、第3の実施形態について説明する。図8は第3の実施形態の放射線CT装置102を示す図である。第3の実施形態の放射線CT装置102は、一つの放射線撮影手段210を備え、放射線撮影手段210の放射線源212および放射線検出部213を回転させる回転軸の角度を可変とし、放射線撮影手段210が一旦回転軸C1を中心としてCT撮影を行い、回転軸C1に垂直な第1の面に平行な第1の画像信号を取得し、その後,回転軸の傾きを回転軸C1から回転軸C2に変化させて、回転軸C2に垂直な第2の面に平行な第2の画像信号を取得することにより、第1の画像信号と第2の画像信号を取得する点が第1の実施形態の放射線CT装置100と異なる。
また、図8では、理解を容易にするため、回転部216と移動部35との間に距離をおいて示しているが、実際は、回転部216と移動部35は、回転部216の回転軸C1またはC2を通って被写体1を移動させながらCT撮影を行える位置に配置されている。図8では、回転部216はガントリ36の右端に寄せて配置されているものとする。
なお、図8の放射線CT装置102は、上述の放射線CT装置100と共通の構成については同一の符号を用いて説明を省略する。
すなわち、第3の実施例における放射線CT装置102は、互いに対向して配置され、可変な中心軸を中心として回転せしめられる、放射線源212および放射線検出部213と、放射線検出部213によって検出された放射線像を読み出して画像信号を得る読出部214と、放射線源212および放射線検出部213を第1の回転軸C1を中心として被写体の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に読出部214により第1の画像信号の読出しを行わせ、その後、放射線源212および放射線検出部213を第1の回転軸C1とは異なる方向に延びる第2の回転軸C2を中心として被写体1の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影しながら読出部214に第2の画像信号の読出しを行わせる撮影制御部211と、読出部214が読み出した第1の画像信号から、第1の回転軸C1に垂直な第1の断層像を再構成すると共に被写体1の異なる位置における複数の第1の断層像からなる第1の3次元画像61を生成する第1の画像生成部215と、読出部214が読み出した第2の画像信号から、第2の回転軸C2に垂直な第2の断層像を再構成すると共に被写体の異なる位置における複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像62を生成する第2の画像生成部225とを有する放射線撮影手段210と、第1の3次元画像61から被写体1に含まれる金属体Mに起因する金属アーチファクトを表す対象領域MA1を検出する対象領域検出手段31と、検出された第1の3次元画像61の対象領域MA1と対応する、第2の3次元画像62の比較領域MA’を抽出し、対象領域MA1を構成する個々の画素の画素値を、比較領域MA1’の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段32とを備えたものである。
また、第3の実施形態の放射線撮影手段210において、放射線源及び放射線検出部が被写体の周囲を回転する回転軸の傾斜角度を可変に構成する機構は、従来知られた傾斜型の放射線CT装置の機構と同じものである。
また、第3の実施形態による撮影制御部211は、放射線源および放射線検出部を一体的に回転させる中心軸の傾きを変更する制御をさらに行う点が第1の撮影制御部11と相違するが、それ以外は第1の撮影制御部11と同じ制御を行う。
また、第3の実施形態の放射線撮影手段210は回転部216を備える。回転部216は、放射線源212と放射線検出部213を回転させる回転軸の角度を変更可能にガントリ36に支持されている点が第1の回転部16と異なるが、それ以外は第1の回転部16同じ機能を有する。回転部216は、第1の実施形態の回転部16に、ガントリ36に対し回転部216に備えられた放射線源212と放射線検出部213の回転軸を可変とするために、回転部216の本体をガントリ36に対し任意の角度に回転させる回転駆動部41および任意の角度で回転部の本体を支持する支持機構42を備える。撮影制御部211は、回転部216の駆動部41を制御するコントローラを兼ねている。このようなCT撮影の中心軸を可変とする機構については、周知の種々の機構によって実現される。一例として、特開2010−12106のような機構により放射線源212と放射線検出部213の回転軸を可変としてもよい。
なお、放射線撮影手段210に含まれる上記以外の構成は説明済みの第1の実施形態の放射線撮影手段10の構成と同等の機能を有するものである。つまり、放射線源212と第1の放射線源12、放射線検出部213と第1の放射線検出部13、第1の読出部14と読出部214とは、それぞれ同じ機能を有する。
放射線源212と放射線検出部213とは、ベッド部1Aに配された被写体1を通る可変な中心軸を間に挟んで対向配置されている。
放射線CT装置102により放射線CT撮影を行うときには、回転軸C1(またはC2)、放射線源212、放射線検出部213の互いの位置関係は固定される。
放射線検出部213を構成する検出画素が並べられた検出面は、平面であってもよいし湾曲をなすものであってもよい。
読出部214は、撮影制御部211による放射線CT撮影により放射線検出部213に記録された放射線像を読み出して画像信号を得る。
撮影制御部211は、ベッド部1A上の被写体1を通る回転軸C1(またはC2)の回りに放射線源および放射線検出部213を被写体の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に読出部214に画像信号の読出しを行わせる。
また、第3の実施形態の放射線CT装置102は、ベッド部1Aおよび駆動部37およびコントローラ38からなる移動手段35および操作部39および表示手段34および記憶手段33を備えたコンソール50を備えている。また、コンソール50は、撮影制御部211、読出部214、第1の画像生成部215、第2の画像生成部225、対象領域検出手段31、画素値補正手段32を有している。第3の実施形態の放射線CT装置102の概観は、図1に示す第1の実施形態の放射線CT装置100と同じである。
第3の実施形態による画像処理の流れを以下に説明する。第3の実施形態の処理の流れは、図5に示す第1の実施形態の画像処理の流れのS101、102における画像生成部215および第2の画像生成部225の第1の画像信号および第2の画像信号の取得方法以外は、図5に示す第1の実施形態の画像処理の流れと同じである。
つまり、第3の実施形態においては、S101のステップにおいて、撮影制御部211は、移動手段35が、ガントリ36のトンネル上の中空部の中央を通ってベッド部1Aをベッド部1Aの長手方向(図8矢印d1方向)へ水平に移動させるとともに、撮影制御部211がガントリ36内で放射線源212および放射線検出部213を、被写体1を通る回転軸C1を中心として被写体1の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に読出部214により第1の画像信号の読み出しを行わせる。なお、この撮影期間、回転部216の中心軸は、被写体1の軸方向すなわち被写体の移動方向に対して角度θ1傾いた回転軸C1になるよう、支持機構42によって回転部216がガントリ36に支持される。つまり、回転部216は、図8に示す回転部216Aの状態に支持される。
そして、第1の画像生成部215は、得られた第1の画像信号から従来知られた方法により第1の面に平行な第1の断層像を再構成する。この第1の断層像の再構成は複数回行われて第1の3次元画像が生成される。
次に、第3の実施形態においては、S102のステップにおいて、撮影制御部211は、回転部216の中心軸を、被写体1の軸方向すなわち被写体の移動方向に対して角度θ2傾いた回転軸C2に変更する。つまり、回転部216は、図8に示す回転部216Bの状態となる。そして、撮影制御部211は、移動手段35が、ガントリ36のトンネル上の中空部の中央を通ってベッド部1Aをベッド部1Aの長手方向(図8矢印d1と逆向き)へ水平に移動させながら、ガントリ36内で放射線源212および放射線検出部213を被写体1を通る回転軸C2を中心として被写体1の周囲を回転させつつ被写体1の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に読出部214により第2の画像信号の読み出しを行わせる。なお、この撮影期間については、回転部216の回転軸C2を被写体1の軸方向すなわち被写体の移動方向に対して角度θ2傾いた状態に維持するよう、回転部216がガントリ36に支持機構42によって支持される。
そして、第2の画像生成部225は、得られた第2の画像信号から従来知られた方法により第2の面に平行な第1の断層像を再構成する。この第2の断層像の再構成は複数回行われて第2の3次元画像が生成される。
その後、第3の実施形態による放射線CT装置102は、図5に示す第1の実施形態の画像処理の流れと同じようにS103からS110のステップを実行し、第1の3次元医用画像の金属アーチファクトを低減した3次元医用画像を取得する。
第3の実施形態によれば、回転部216の中心軸を可変に構成したことにより、一つの放射線撮影手段210によって、第1の画像信号および第2の画像信号を得ることができ、放射線CT装置のハードウェア構成を従来の装置から変更する必要がないため、低コストで金属アーチファクトを低減し、3次元画像の画質を向上させることが出来る。
なお、第3の実施形態の変形例として、回転軸C1を軸として放射線源212および放射線検出部213を回転させながら放射線CT撮影を行って第1の画像信号の取得する行程と回転軸C2を軸として放射線源212および放射線検出部213を回転させながら放射線CT撮影を行って第2の画像信号の取得を行う行程を交互に行ってもよく、どちらか一方の行程を行った後に他方の行程を行ってもよい。
なお、回転部216の回転駆動部41は、手動で任意の角度に回転軸を変更できるものであってもよい。
また、本第1から第3の実施形態に限られず、放射線CT装置100は、CT撮影により、第1の面S1に平行に被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して第1の面に平行な第1の断層像を取得すると共に、第1の断層像の取得を被写体の異なる位置において複数回行ってこれらの複数の第1の断層像から生成された第1の3次元画像61、および、CT撮影により、第1の面と異なる方向に延びる第2の面に平行に被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して第2の面に平行な第2の断層像を取得すると共に、第2の断層像の取得を被写体の異なる位置において複数回行ってこれらの複数の第2の断層像から生成された第2の3次元画像62が取得できるものであれば、種々の放射線CT装置で、本発明の画像処理方法を実施できる。
以下に、本発明の説明を補足する内容を記載する。なお、以下の内容は上記記載と一部
重複する部分もある。
なお、本実施形態に限定されず記憶手段33および表示手段34は、ネットワーク等を介してコンソール50に接続された外部機器として設置されていてもよい。
また、各実施形態において、第1の読出部14、第2の読出部24、読出部114,214、第1の画像生成部15、115、215、第2の画像生成部25、125、225、対象領域検出手段31、画素値補正手段32、第1の撮影制御部11、第2の撮影制御部21、撮影制御部111、211の一部または全部は、コンソール50に一体的に構成されていてもよいし、コンソール50にネットワークを介して接続された画像処理ワークステーション等の機能として構成されてもよい。この画像処理ワークステーションは、読影者からの要求に応じて、モダリティや画像保管サーバから取得した各種の医用画像に対して画像処理を行い、生成された画像を表示するコンピュータである。
なお、全ての実施形態において、第1の読出部14、第2の読出部24、読出部114,214、第1の画像生成部15、115、215、第2の画像生成部25、125、225、対象領域検出手段31、画素値補正手段32、第1の撮影制御部11、第2の撮影制御部21、撮影制御部111、211の一部または全部の機能の画像処理機能は、外部からインストールされるプログラムによって、コンピュータにより遂行されてよい。そして、そのプログラムは、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を供給されてインストールされたものであってもよい。画像データの格納形式やネットワーク経由での各装置間の通信は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)等のプロトコルに基づいていてもよい。
また、上記の実施形態では、放射線源12、22、112、212および放射線検出部13、23、113、213のそれぞれを回転させる回転軸C1、C2に対して被写体1を配置するベッド部1Aを移動させたが、被写体1に対して放射線源12、22、112、212および放射線検出部13、23、113、213のそれぞれを回転させる回転軸C1、C2を相対移動させるものであればよく、被写体1および放射線源12、22、112、212および放射線検出部13、23、113、213のそれぞれを回転させる回転軸C1、C2のいずれか一方または両方を移動してもよい。
放射線CT装置100、101、102の各放射線源は、放射線が円錐状に発生され、それを平坦なまたは湾曲をなす放射線検出部で受けるものであってもよい。また、放射線CT装置100、101、102は、シングルスライス型CT装置であってもよく、放射線検出部の検出画素が多列に構成されたマルチスライス型CT装置であってもよい。また、ヘリカルスキャン方式によってCT撮影を行うCT装置であっても、コンベンショナルスキャン方式によってCT撮影を行うCT装置であってもよい。
第1の断層像からなる第1の3次元画像および第2の断層像からなる第2の3次元画像に加えて、さらに1つ以上の第3の断層像からなる、第3の3次元画像を用いて、対象領域を補正してもよい。ここでいう第3の3次元画像は、互いに対向する放射線源と放射線検出部とを金属体を有する被写体の周囲を回転させながら被写体の放射線撮影を複数回行うCT撮影により、第1の面および第2の面とは異なる方向に延びる第3の面に平行に被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して第さらなる面に平行なさらなる断層像を取得すると共に、第3の断層像の取得を被写体の異なる位置において複数回行ってこれらの複数の第3の断層像から生成したものである。
被写体の全領域に対して第1の断層像からなる第1の3次元画像および第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する必要はなく、少なくとも第1の断層像611Aの対象領域MA1を含む領域については、第2の断層像621を取得する必要があるが、第1の断層像611の対象領域MA1を含まない領域については、第2の断層像を必ずしも取得しなくてもよい。第2の3次元画像を対象領域MA1を含む領域のみを含むように生成した場合には、必要以上の領域に放射線CT撮影をする必要がなく、被写体の被爆量を必要最小限に抑えることが出来る。
第1の実施形態における回転部16、26は、第3の実施形態と同様に放射線源12、22および放射線検出部13、23を回転させる回転軸C1およびC2の角度を変更できるように構成されたものであってもよい。金属体の形状に応じて金属アーチファクトの発生が最も小さくなるよう、第1の面および第2の面の角度を調整して、第1の3次元画像および第2の3次元画像を生成できるため、3次元画像の画質を向上させることができる。また、第2、第3の実施形態においても、第1の断層像および第2の断層像の角度を可変とすれば、金属体の形状に応じて金属アーチファクトの発生が最も小さくなるよう、第1の面および第2の面の角度を調整して、第1の3次元画像および第2の3次元画像を生成できるため、3次元画像の画質を向上させることができる。また、第1の断層像および第2の断層像の両方の角度を可変とせず、一方の角度を可変としても、同様の効果が得られる。
また、第1の3次元画像61および第2の3次元画像62は、第1の面に平行に被写体を透過した放射線を検出した第1の画像信号を用いる点と、第2の面に平行に被写体を透過した放射線を検出した第2の画像信号を用いる点は異なっても、それ以外の放射線撮影条件、例えば、放射線量および放射線のエネルギー等の撮影条件は同じであることが好ましい。放射線撮影条件を共通化することで、被写体の同じ位置を表す画素値が、第1の3次元画像31と第2の3次元画像で同程度の値となるため、本発明の画像処理による補正後に得られる3次元画像の画質をさらに向上させることができる。
10、20 放射線撮影手段
11、21 撮影制御部
12、22 放射線源
13、23 放射線検出部
14、24 読出部
15、25 画像生成部
16、26 回転部
31 対象領域検出手段
32 画素値補正手段
35 移動手段
36 ガントリ
50 コンソール
61 第1の3次元画像
62 第2の3次元画像
100、101、102 放射線CT装置
611 第1の断層像
621 第2の断層像

Claims (7)

  1. 互いに対向する放射線源と放射線検出部とを金属体を有する被写体の周囲を回転させながら前記被写体の放射線撮影を複数回行うCT撮影により、
    第1の面に平行に前記被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して前記第1の面に平行な第1の断層像を取得すると共に、該第1の断層像の取得を前記被写体の異なる位置において複数回行ってこれらの複数の第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成し、
    前記第1の面とは異なる方向に延びる第2の面に平行に前記被写体を透過した放射線から得られた画像信号を再構成して前記第2の面に平行な第2の断層像を取得すると共に、該第2の断層像の取得を前記被写体の異なる位置において複数回行ってこれらの複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成し、
    前記第1の3次元画像から金属アーチファクトを表す対象領域を検出し、
    該対象領域と対応する、前記第2の3次元画像の比較領域を検出し、
    前記対象領域を構成する個々の画素の画素値を、前記比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記第1の断層像と前記第2の断層像のなす角度は、前記金属体の形状に応じて、両断層像に現れる金属アーチファクトの一部が重ならない角度であることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 前記対象領域は、第1の断層像をヒストグラム解析して所定の画素値より大きい画素値を有する画素を含む対象断層像を検出し、対象断層像の画素と被写体の同じ位置を表す第2の断層像の画素を比較することにより抽出するものであることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理方法。
  4. 互いに対向して配置された、第1の回転軸を中心として回転せしめられる第1の放射線源および第1の放射線検出部と、該第1の放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して第1の画像信号を得る第1の読出部と、前記第1の放射線源および第1の放射線検出部を被写体の周囲を回転させつつ該被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に前記第1の読出部に前記第1の画像信号の読出しを行わせる第1の撮影制御部と、読み出した前記第1の画像信号から前記第1の回転軸に垂直な第1の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の前記第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成する第1の画像生成部とを有する第1の放射線撮影手段と、
    互いに対向して配置された、前記第1の回転軸とは異なる方向に延びる第2の回転軸を中心として回転せしめられる第2の放射線源および第2の放射線検出部と、該第2の放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して第2の画像信号を得る第2の読出部と、前記第2の放射線源および第2の放射線検出部を前記被写体の周囲を回転させつつ該被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に前記第2の読出部に前記第2の画像信号の読出しを行わせる第2の撮影制御部と、読み出した前記第2の画像信号から前記第2の回転軸に垂直な第2の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の前記第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する第2の画像生成部とを有する第2の放射線撮影手段と、
    前記第1の3次元画像から前記被写体に含まれている金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域を検出する対象領域検出手段と、
    検出された前記第1の3次元画像の対象領域と対応する、前記第2の3次元画像の比較領域を抽出し、前記対象領域を構成する個々の画素の画素値を前記比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段とを備えたことを特徴とする放射線CT装置。
  5. 互いに対向して配置された、所定の回転軸を中心として回転せしめられる、円錐状に放射線を放射する放射線源および放射線検出部と、該放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して画像信号を得る読出部と、前記放射線源および放射線検出部を被写体の周囲を回転させつつ該被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に前記読出部により前記画像信号の読み出しを行わせる撮影制御部と、前記読出部が読み出した画像信号から、前記被写体を第1の面に平行に透過した放射線を検出して得られた第1の画像信号を抽出し、該第1の画像信号から前記第1の面に平行な第1の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の前記第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成する第1の画像生成部と、前記読出部が読み出した画像信号から、前記被写体を第1の面とは異なる方向に延びる第2の面に平行に透過した放射線を検出して得られた第2の画像信号を抽出し、該第2の画像信号から第2の面に平行な第2の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する第2の画像生成部とを有する放射線撮影手段と、
    前記第1の3次元画像から前記被写体に含まれている金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域を検出する対象領域検出手段と、
    検出された前記第1の3次元画像の対象領域と対応する、第2の3次元画像の比較領域を抽出し、前記対象領域を構成する個々の画素の画素値を、前記比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段とを備えたことを特徴とする放射線CT装置。
  6. 互いに対向して配置され、可変な回転軸を中心として回転せしめられる、放射線源および放射線検出部と、該放射線検出部によって検出された放射線像を読み出して画像信号を得る読出部と、前記放射線源および放射線検出部を第1の回転軸を中心として被写体の周囲を回転させつつ該被写体の放射線像を複数回撮影させて撮影毎に前記読出部により第1の画像信号の読出しを行わせ、その後、前記放射線源および放射線検出部を前記第1の回転軸とは異なる方向に延びる第2の回転軸を軸として前記被写体の周囲を回転させつつ該被写体の放射線像を複数回撮影しながら前記読出部に第2の画像信号の読出しを行わせる撮影制御部と、
    前記読出部が読み出した前記第1の画像信号から、前記第1の回転軸に垂直な第1の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の前記第1の断層像からなる第1の3次元画像を生成する第1の画像生成部と、
    前記読出部が読み出した前記第2の画像信号から、前記第2の回転軸に垂直な第2の断層像を再構成すると共に前記被写体の異なる位置における複数の第2の断層像からなる第2の3次元画像を生成する第2の画像生成部とを有する放射線撮影手段と、
    前記第1の3次元画像から前記被写体に含まれる金属体に起因する金属アーチファクトを表す対象領域を検出する対象領域検出手段と、
    検出された前記第1の3次元画像の対象領域と対応する、第2の3次元画像の比較領域を抽出し、前記対象領域を構成する個々の画素の画素値を、前記比較領域の対応する位置の各画素の画素値によって補正する画素値補正手段とを備えたことを特徴とする放射線CT装置。
  7. 前記第1の断層像と前記第2の断層像の少なくとも一方の、前記被写体に対する角度が可変であることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項記載の放射線CT装置。
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