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JP2011117032A - フッ素ガス生成装置 - Google Patents

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JP2011117032A JP2009274676A JP2009274676A JP2011117032A JP 2011117032 A JP2011117032 A JP 2011117032A JP 2009274676 A JP2009274676 A JP 2009274676A JP 2009274676 A JP2009274676 A JP 2009274676A JP 2011117032 A JP2011117032 A JP 2011117032A
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Abstract

【課題】フッ素ガスを精製する過程で回収されたフッ素ガス以外の成分を有効に利用することが可能なフッ素ガス生成装置を提供する。
【解決手段】溶融塩に浸漬された陽極7にて生成されたフッ素ガスを主成分とする主生ガスが導かれる第1気室11aと、溶融塩に浸漬された陰極8にて生成された水素ガスを主成分とする副生ガスが導かれる第2気室12aとが溶融塩液面上に分離して区画された電解槽1と、電解槽1の溶融塩から気化して陽極7から生成された主生ガスに混入したフッ化水素ガスを捕集してフッ素ガスを精製する精製装置16とを備え、精製装置16は、捕集したフッ化水素を電解槽1に搬送して回収する回収設備50,54を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、フッ素ガス生成装置に関するものである。
従来のフッ素ガス生成装置として、電解槽を使用し、電気分解によってフッ素ガスを生成する装置が知られている。
特許文献1には、フッ化水素を含む溶融塩中でフッ化水素を電気分解する電解槽を備え、陽極側の第1気相部分にフッ素ガスを主成分とするプロダクトガスを発生させると共に、陰極側の第2気相部分に水素ガスを主成分とする副生ガスを発生させるフッ素ガス生成装置が開示されている。
この種のフッ素ガス生成装置では、電解槽の陽極から発生するフッ素ガスに溶融塩から気化したフッ化水素ガスが混入する。そのため、陽極から発生するガスからフッ化水素を分離してフッ素ガスを精製する必要がある。
特許文献2には、フッ素ガス成分とフッ素ガス成分以外の成分とを液体窒素等を用いて冷却し、双方の沸点の違いを利用してフッ素ガスとフッ素ガス成分以外の成分とを分離する装置が開示されている。
また、特許文献3には、フッ化ナトリウム(NaF)等の充填剤を充填したフッ化水素吸着塔を用いて、陽極から発生するフッ素ガスからフッ化水素を除去する装置が開示されている。
特開2004−43885号公報 特開2004−39740号公報 特開2004−107761号公報
従来、特許文献2及び3に記載のようなフッ素ガスを精製する装置においては、精製の結果除去されたフッ素ガス以外の成分は利用されずに排出されていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、フッ素ガスを精製する過程で捕集されたフッ素ガス以外の成分を有効に利用することが可能なフッ素ガス生成装置を提供することを目的とする。
本発明は、溶融塩中のフッ化水素を電気分解することによって、フッ素ガスを生成するフッ素ガス生成装置であって、溶融塩が貯留され、溶融塩に浸漬された陽極にて生成されたフッ素ガスを主成分とする主生ガスが導かれる第1気室と、溶融塩に浸漬された陰極にて生成された水素ガスを主成分とする副生ガスが導かれる第2気室とが溶融塩液面上に分離して区画された電解槽と、前記電解槽の溶融塩から気化して前記陽極から生成された主生ガスに混入したフッ化水素ガスを捕集してフッ素ガスを精製する精製装置と、を備え、前記精製装置は、捕集したフッ化水素を前記電解槽に搬送して回収する回収設備を備えることを備えることを特徴とする。
本発明によれば、精製装置にて捕集されたフッ化水素は電解槽に回収されてフッ素ガスを生成するために再利用されるため、フッ素ガスを精製する過程で捕集されたフッ素ガス以外の成分であるフッ化水素を有効に利用することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係るフッ素ガス生成装置の系統図である。 本発明の第1の実施の形態に係るフッ素ガス生成装置における精製装置の系統図である。 精製装置のインナーチューブ内の圧力と温度の時間変化を示すグラフ図であり、実線が圧力を示し、一点鎖線が温度を示す。 本発明の第1の実施の形態に係るフッ素ガス生成装置の他の形態の系統図である。 本発明の第2の実施の形態に係るフッ素ガス生成装置の系統図である。 本発明の第2の実施の形態に係るフッ素ガス生成装置における精製装置の系統図である。 精製装置のインナーチューブ内の圧力と温度の時間変化を示すグラフ図であり、実線が圧力を示し、一点鎖線が温度を示す。 本発明の第3の実施の形態に係るフッ素ガス生成装置における精製装置の系統図である。 本発明の第3の実施の形態に係るフッ素ガス生成装置の他の形態の系統図である。 本発明の第3の実施の形態に係るフッ素ガス生成装置の他の形態の系統図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るフッ素ガス生成装置100について説明する。
フッ素ガス生成装置100は、電気分解によってフッ素ガスを生成し、生成されたフッ素ガスを外部装置4へと供給するものである。外部装置4としては、例えば、半導体製造装置であり、その場合、フッ素ガスは、例えば、半導体の製造工程においてクリーニングガスとして使用される。
フッ素ガス生成装置100は、電気分解によってフッ素ガスを生成する電解槽1と、電解槽1から生成したフッ素ガスを外部装置4へと供給するフッ素ガス供給系統2と、フッ素ガスの生成に伴って生成された副生ガスを処理する副生ガス処理系統3とを備える。
まず、電解槽1について説明する。
電解槽1には、フッ化水素(HF)を含む溶融塩が貯留される。本実施の形態では、溶融塩として、フッ化水素とフッ化カリウム(KF)の混合物(KF・2HF)が用いられる。
電解槽1の内部は、溶融塩中に浸漬された区画壁6によって陽極室11と陰極室12とに区画される。陽極室11及び陰極室12のそれぞれには陽極7及び陰極8が浸漬され、陽極7と陰極8の間に電源9から電流が供給されることによって、陽極7ではフッ素ガス(F2)を主成分とする主生ガスが生成され、陰極8では水素ガス(H2)を主成分とする副生ガスが生成される。陽極7には炭素電極が用いられ、陰極8には軟鉄、モネル、又はニッケルが用いられる。
電解槽1内の溶融塩液面上には、陽極7にて生成されたフッ素ガスが導かれる第1気室11aと、陰極8にて生成された水素ガスが導かれる第2気室12aとが互いのガスが行き来不能に区画壁6によって区画される。このように、第1気室11aと第2気室12aは、フッ素ガスと水素ガスとの混触による反応を防ぐため、区画壁6によって完全に分離される。これに対して、陽極室11と陰極室12の溶融塩は、区画壁6によって分離されず区画壁6の下方を通じて連通している。
KF・2HFの融点は71.7℃であるため、溶融塩の温度は90〜100℃に調節される。電解槽1の陽極7及び陰極8から生成したフッ素ガス及び水素ガスのそれぞれには、溶融塩からフッ化水素が蒸気圧分だけ気化して混入する。このように、陽極7にて生成され第1気室11aに導かれるフッ素ガス及び陰極8にて生成され第2気室12aに導かれる水素ガスのそれぞれには、フッ化水素ガスが含まれている。
電解槽1には、第1気室11aの圧力を検出する第1圧力計13と、第2気室12aの圧力を検出する第2圧力計14とが設けられる。第1圧力計13及び第2圧力計14の検出結果はコントローラ10a,10bに出力される。
次に、フッ素ガス供給系統2について説明する。
第1気室11aには、フッ素ガスを外部装置4へと供給するための第1メイン通路15が接続される。
第1メイン通路15には、第1気室11aからフッ素ガスを導出して搬送する第1ポンプ17が設けられる。第1ポンプ17には、ベローズポンプやダイアフラムポンプ等の容積型ポンプが用いられる。第1メイン通路15には、第1ポンプ17の吐出側と吸込側を接続する第1還流通路18が接続される。第1還流通路18には、第1ポンプ17から吐出されたフッ素ガスを第1ポンプ17の吸込側へと戻すための第1圧力調整弁19が設けられる。
第1圧力調整弁19は、コントローラ10aから出力される信号によって開度が制御される。具体的には、コントローラ10aは、第1圧力計13の検出結果に基づいて、第1気室11aの圧力が予め定められた設定値となるように、第1圧力調整弁19の開度を制御する。
なお、図1では、第1還流通路18の下流端は、第1メイン通路15における第1ポンプ17近傍に接続されているが、第1還流通路18の下流端を第1気室11aに接続するようにしてもよい。つまり、第1ポンプ17から吐出されたフッ素ガスを第1気室11a内へと戻すようにしてもよい。
第1メイン通路15における第1ポンプ17の上流には、主生ガスに混入したフッ化水素ガスを捕集してフッ素ガスを精製する精製装置16が設けられる。精製装置16は、フッ素とフッ化水素との沸点の違いを利用して、フッ素ガスからフッ化水素ガスを分離して捕集する装置である。精製装置16については、後に詳述する。
第1メイン通路15における第1ポンプ17の下流には、第1ポンプ17によって搬送されたフッ素ガスを貯留するための第1バッファタンク21が設けられる。第1バッファタンク21に貯留されたフッ素ガスは外部装置4へと供給される。第1バッファタンク21の下流には、外部装置4へと供給されるフッ素ガスの流量を検出する流量計26が設けられる。流量計26の検出結果はコントローラ10cに出力される。コントローラ10cは、流量計26の検出結果に基づいて、電源9から陽極7と陰極8の間に供給される電流値を制御する。具体的には、第1バッファタンク21から外部装置4へと供給されたフッ素ガスを補充するように、陽極7におけるフッ素ガスの生成量を制御する。
このように、外部装置4へと供給されたフッ素ガスは補充されるように制御されるため、第1バッファタンク21の内部圧力は大気圧よりも高い圧力に維持される。これに対して、フッ素ガスが使用される外部装置4側は大気圧であるため、外部装置4に設けられるバルブを開弁すれば、第1バッファタンク21と外部装置4との間の圧力差によって、第1バッファタンク21から外部装置4へとフッ素ガスが供給されることになる。
第1バッファタンク21には分岐通路22が接続され、分岐通路22には第1バッファタンク21の内部圧力を制御する圧力調整弁23が設けられる。また、第1バッファタンク21には、内部圧力を検出する圧力計24が設けられる。圧力計24の検出結果はコントローラ10dに出力される。コントローラ10dは、第1バッファタンク21の内部圧力が予め定められた設定値、具体的には1.0MPaを超えた場合には圧力調整弁23を開弁し、第1バッファタンク21内のフッ素ガスを排出する。このように、圧力調整弁23は、第1バッファタンク21の内部圧力が所定圧力を超えないように制御する。
分岐通路22における圧力調整弁23の下流には、第1バッファタンク21から排出されたフッ素ガスを貯留するための第2バッファタンク50が設けられる。つまり、第1バッファタンク21の内部圧力が所定圧力を超えた場合には、圧力調整弁23を通じて第1バッファタンク21内のフッ素ガスが排出され、その排出されたフッ素ガスが第2バッファタンク50に導かれる。第2バッファタンク50は、第1バッファタンク21と比較して容積が小さい。分岐通路22における第2バッファタンク50の下流には、第2バッファタンク50の内部圧力を制御する圧力調整弁51が設けられる。また、第2バッファタンク50には、内部圧力を検出する圧力計52が設けられる。圧力計52の検出結果はコントローラ10fに出力される。コントローラ10fは、第2バッファタンク50の内部圧力が予め定められた設定値となるように圧力調整弁51の開度を制御する。設定値は大気圧よりも高い圧力に設定される。第2バッファタンク50から圧力調整弁51を通じて排出されたフッ素ガスは、除害部53にて無害化されて放出される。このように、圧力調整弁51は、第2バッファタンク50の内部圧力が設定値となるように制御する。第2バッファタンク50には、フッ素ガスを精製装置16へと供給するためのフッ素ガス供給通路54が接続される。
次に、副生ガス処理系統3について説明する。
第2気室12aには、水素ガスを外部へと排出するための第2メイン通路30が接続される。
第2メイン通路30には、第2気室12aから水素ガスを導出して搬送する第2ポンプ31が設けられる。また、第2メイン通路30には、第2ポンプ31の吐出側と吸込側を接続する第2還流通路32が接続される。第2還流通路32には、第2ポンプ31から吐出された水素ガスを第2ポンプ31の吸込側へと戻すための第2圧力調整弁33が設けられる。
第2圧力調整弁33は、コントローラ10bから出力される信号によって開度が制御される。具体的には、コントローラ10bは、第2圧力計14の検出結果に基づいて、第2気室12aの圧力が予め定められた設定値となるように、第2圧力調整弁33の開度を制御する。
このように、第1気室11a及び第2気室12aの圧力は、それぞれ第1圧力調整弁19及び第2圧力調整弁33によって予め定められた設定値となるように制御される。第1気室11a及び第2気室12aの設定圧力は、第1気室11aの溶融塩の液面と第2気室12aの溶融塩の液面との液面差が生じないように、同等の圧力に制御するのが望ましい。
第2メイン通路30における第2ポンプ31の下流には除害部34が設けられ、第2ポンプ31にて搬送された水素ガスは除害部34にて無害化されて放出される。
フッ素ガス生成装置100は、電解槽1の溶融塩中にフッ素ガスの原料であるフッ化水素を供給して補充するための原料供給系統5も備える。以下では、原料供給系統5について説明する。
電解槽1は、電解槽1に補充するためのフッ化水素が貯留されたフッ化水素供給源40と原料供給通路41を介して接続される。フッ化水素供給源40に貯留されたフッ化水素は、原料供給通路41を通じて電解槽1の溶融塩中に供給される。原料供給通路41には、フッ化水素の供給流量を制御するための流量制御弁42が設けられる。
電源9には、陽極7と陰極8の間に供給された電流を積算する電流積算計43が取り付けられる。電流積算計43にて積算された電流は、コントローラ10eに出力される。コントローラ10eは、電流積算計43から入力された信号に基づいて、流量制御弁42を開閉させて溶融塩中に導くフッ化水素の供給流量を制御する。具体的には、溶融塩中で電気分解されたフッ化水素を補充するように、フッ化水素の供給流量を制御する。さらに具体的には、溶融塩中のフッ化水素の濃度が所定の範囲内となるようにフッ化水素の供給流量を制御する。
また、原料供給通路41には、キャリアガス供給源45から供給されるキャリアガスを原料供給通路41内に導くキャリアガス供給通路46が接続される。キャリアガス供給通路46には、キャリアガスの供給と遮断を切り換える遮断弁47が設けられる。キャリアガスは、フッ化水素を溶融塩中に導くためのガスであり、本実施の形態では、不活性ガスである窒素ガスが用いられる。フッ素ガス生成装置100の運転時には、遮断弁47は原則開状態であり、窒素ガスはフッ化水素と共に電解槽1の陰極室12に供給される。窒素ガスは、溶融塩中にはほとんど溶けず、第2気室12aから副生ガス処理系統3を通じて排出される。
このように、電解槽1の溶融塩中には窒素ガスが供給されるため、その窒素ガスによって電解槽1の溶融塩液面レベルが押し上げられるおそれがある。そこで、電解槽1に液面レベルを検出する液面計を設けた上で、電解槽1の溶融塩液面レベルに変動可能幅を設定し、溶融塩液面レベルが変動可能幅内に収まるように、遮断弁47を開閉制御するようにしてもよい。つまり、電解槽1の溶融塩液面レベルが変動可能幅の上限に達した場合には、遮断弁47を閉弁するようにしてもよい。
なお、遮断弁47に代わり、窒素ガスの流量を制御可能は流量制御弁を設けるようにしてもよい。
次に、以上のように構成されるフッ素ガス生成装置100の全体制御について説明する。
外部装置4にて使用されるフッ素ガスの流量は、第1バッファタンク21と外部装置4との間に設けられる流量計26によって検出される。その流量計26の検出結果に基づいて、陽極7と陰極8の間に印加される電圧が制御され、陽極7におけるフッ素ガスの生成量が制御される。電気分解されることによって減少した溶融塩中のフッ化水素は、フッ化水素供給源40から補充される。
このように、溶融塩中のフッ化水素は、外部装置4にて使用されるフッ素ガス量に応じて補充されるように制御されるため、通常、溶融塩の液面レベルが大きく変化することはない。しかし、外部装置4におけるフッ素ガスの使用量が急激に変化した場合や、副生ガス処理系統3にて水素ガスの圧力が急激に変化した場合には、第1気室11a及び第2気室12aの圧力が大きく変化し、陽極室11及び陰極室12の液面レベルが大きく変動してしまう。陽極室11及び陰極室12の液面レベルが大きく変動し、液面レベルが区画壁6よりも下方に下がった場合には、第1気室11aと第2気室12aとが連通してしまう。その場合には、フッ素ガスと水素ガスが混触し反応を起こす。
そこで、陽極室11及び陰極室12の液面レベルの変動を抑制するため、第1気室11a及び第2気室12aの圧力は、それぞれ第1圧力計13及び第2圧力計14の検出結果に基づいて、予め定められた設定値となるように制御される。このように、陽極室11及び陰極室12の液面レベルは、第1気室11a及び第2気室12aの圧力を一定に保つことによって制御される。
次に、図2を参照して、精製装置16について説明する。
精製装置16は、並列に設けられた第1精製装置16aと第2精製装置16bの2つの系統からなり、いずれか一方の系統のみをフッ素ガスが通過するように切り換えられる。つまり、第1精製装置16a及び第2精製装置16bのうち一方が運転状態である場合には、他方は停止又は待機状態となる。なお、本実施の形態では、精製装置16を2基並列に配置して2系統にて構成したが、精製装置16を3基以上並列に配置して3系統以上にて構成するようにしてもよい。
第1精製装置16aと第2精製装置16bは同じ構成であるため、以下では、第1精製装置16aを中心に説明し、第2精製装置16bについては第1精製装置16aと同一の構成には同じ符号を付して説明を省略する。なお、第1精製装置16aの構成には符号に「a」を付し、第2精製装置16bの構成には符号に「b」を付して区別する。
第1精製装置16aは、フッ化水素ガスを含むフッ素ガスが流入するガス流入部としてのインナーチューブ61aと、フッ素ガスに混入したフッ化水素ガスが凝固する一方、フッ素ガスはインナーチューブ61aを通過するように、フッ素の沸点以上かつフッ化水素の融点以下の温度でインナーチューブ61aを冷却する冷却装置70aとを備える。
インナーチューブ61aは、有底筒状部材であり、上部開口は蓋部材62aにて封止される。インナーチューブ61aの蓋部材62aには、インナーチューブ61a内に陽極7にて生成されたフッ素ガスを導く入口通路63aが接続される。入口通路63aは、第1メイン通路15が2つに枝分かれしたうちの一方であり、他方の入口通路63bは、第2精製装置16bのインナーチューブ61bに接続される。入口通路63aには、インナーチューブ61aへのフッ素ガスの流入を許容又は遮断する入口弁64aが設けられる。
インナーチューブ61aの蓋部材62aの内面には、インナーチューブ61a内に下垂して設けられた導管67aが連結される。導管67aは、下端開口部がインナーチューブ61aの底部近傍に位置する長さに形成される。導管67aの上端部は、蓋部材62aに接続されインナーチューブ61aからフッ素ガスを排出するための出口通路65aに接続される。したがって、インナーチューブ61a内のフッ素ガスは、導管67a及び出口通路65aを通じて外部へと流出する。出口通路65aには、インナーチューブ61aからのフッ素ガスの流出を許容又は遮断する出口弁66aが設けられる。出口通路65aは、第2精製装置16bの出口通路65bと合流して第1ポンプ17接続される。
このように、陽極7にて生成されたフッ素ガスは、入口通路63aを通じてインナーチューブ61aに流入し、導管67a及び出口通路65aを通じてインナーチューブ61aから流出する。
第1精製装置16aが運転状態である場合には、入口弁64a及び出口弁66aは開状態であり、第1精製装置16aが停止又は待機状態である場合には、入口弁64a及び出口弁66aは閉状態となる。
インナーチューブ61aには、内部温度を検出する温度計68aが蓋部材62aを挿通して設けられる。また、入口通路63aには、インナーチューブ61aの内部圧力を検出する圧力計69aが設けられる。
冷却装置70aは、インナーチューブ61aを部分的に収容可能であり内部に冷却媒体としての液体窒素を貯留可能なジャケットチューブ71aと、ジャケットチューブ71aに対して液体窒素を給排する液体窒素給排系統72aとを備える。
ジャケットチューブ71aは、有底筒状部材であり、上部開口は蓋部材73aにて封止される。インナーチューブ61aは、上部側が蓋部材73aから突出した状態で、ジャケットチューブ71a内に同軸的に収容される。具体的には、インナーチューブ61aの8〜9割程度がジャケットチューブ71a内に収容される。
次に、液体窒素給排系統72aについて説明する。
ジャケットチューブ71aの蓋部材73aには、液体窒素供給源76から供給される液体窒素をジャケットチューブ71a内に導く液体窒素供給通路77aが接続される。ジャケットチューブ71aの蓋部材73aの内面には、ジャケットチューブ71a内に下垂して設けられた導管82aが連結され、導管82aの上端部は液体窒素供給通路77aに接続される。したがって、液体窒素供給源76から供給される液体窒素は、液体窒素供給通路77a及び導管82aを通じてジャケットチューブ71a内に導かれる。導管82aは、下端開口部がジャケットチューブ71aの底部近傍に位置する長さに形成される。
液体窒素供給通路77aには、液体窒素の供給流量を制御するための流量制御弁78aが設けられる。液体窒素供給通路77aにおける流量制御弁78aの下流には、ジャケットチューブ71aの内部圧力を検出する圧力計80aが設けられる。
ジャケットチューブ71a内は、液体窒素と気化した窒素ガスとの2層からなり、液体窒素の液面レベルは、蓋部材73aを挿通して設けられた液面計74aによって検出される。
ジャケットチューブ71aの蓋部材73aには、ジャケットチューブ71a内の窒素ガスを排出するための窒素ガス排出通路79aが接続される。窒素ガス排出通路79aには、ジャケットチューブ71aの内部圧力を制御するための圧力調整弁81aが設けられる。圧力調整弁81aは、圧力計80aの検出結果に基づいて、ジャケットチューブ71aの内部圧力が予め定められた所定圧力となるように制御する。この所定圧力は、ジャケットチューブ71a内の液体窒素の温度がフッ素の沸点(−188℃)以上かつフッ化水素の融点(−84℃)以下の温度となるように決定される。具体的には、ジャケットチューブ71a内の液体窒素の温度が−180℃程度となるように、0.4MPaに設定される。このように、圧力調整弁81aは、ジャケットチューブ71a内の液体窒素の温度が−180℃程度に維持されるように、ジャケットチューブ71aの内部圧力を0.4MPaに制御する。圧力調整弁81aを通じて排出された窒素ガスは、外部へと放出される。
ジャケットチューブ71a内の液体窒素が気化して外部へ放出されることによって、ジャケットチューブ71a内の液体窒素は減少する。そこで、流量制御弁78aは、液面計74aの検出結果に基づいて、ジャケットチューブ71a内の液体窒素の液面レベルが一定に維持されるように、液体窒素供給源76からジャケットチューブ71aへの液体窒素の供給流量を制御する。
なお、ジャケットチューブ71aと外部との熱伝達を抑制するために、ジャケットチューブ71aの外側に、保温用の断熱材や真空断熱層を設けるようにしてもよい。
インナーチューブ61aは、ジャケットチューブ71aによって、フッ素の沸点以上かつフッ化水素の融点以下の温度に冷却されるため、インナーチューブ61a内ではフッ素ガスに混入したフッ化水素のみが凝固し、フッ素ガスはインナーチューブ61aを通過する。このように、インナーチューブ61aにてフッ化水素ガスを捕集することができる。インナーチューブ61a内には電解槽1からフッ素ガスが連続的に導かれるため、インナーチューブ61a内では、時間の経過と共に凝固したフッ化水素が蓄積されていく。凝固したフッ化水素の蓄積量が所定量に達した場合には、第1精製装置16aの運転を停止すると共に、待機状態の第2精製装置16bを起動し、精製装置16の運転切り換えを行う。運転切り換えについては、後に詳述する。
凝固したフッ化水素の蓄積量が所定量に達したか否かは、インナーチューブ61aの入口通路63aと出口通路65aとに渡って設けられた差圧計86aの検出結果、つまり、インナーチューブ61aの入口と出口の差圧に基づいて判定される。インナーチューブ61aの入口と出口の差圧が所定値に達した場合には、インナーチューブ61a内での凝固したフッ化水素の蓄積量が所定量に達したと判断して、第1精製装置16aを停止させる。差圧計86aは、インナーチューブ61aでのフッ化水素の蓄積状態を検出する蓄積状態検出器に該当する。なお、差圧計に代わり、圧力計69aにてインナーチューブ61aでのフッ化水素の蓄積状態を検出するようにしてもよい。
第1精製装置16aの停止は、インナーチューブ61aの入口弁64aと出口弁66aとを閉弁することによって行う。第1精製装置16aの停止後は、インナーチューブ61aにて捕集されたフッ化水素は電解槽1に搬送回収され、かつ第1精製装置16aは再生されて待機状態となる。このように、第1精製装置16aは、インナーチューブ61aにて捕集したフッ化水素を電解槽1に搬送して回収する回収設備、及び第1精製装置16aを再生する再生設備も備える。以下では、回収設備及び再生設備について説明する。
ジャケットチューブ71aの底部には、ジャケットチューブ71aの液体窒素を外部のタンク90aへと排出可能な排出弁91aが設けられる。また、液体窒素供給通路77aにおける流量制御弁78aの下流には、窒素ガス供給源92から供給される窒素ガスをジャケットチューブ71a内に導く窒素ガス供給通路93aが接続される。窒素ガス供給通路93aには、ジャケットチューブ71aへの窒素ガスの供給と遮断を切り換える遮断弁94aが設けられる。窒素ガス供給源92からジャケットチューブ71aへの窒素ガスの供給は、排出弁91aが全開かつ流量制御弁78aが全閉の状態で行われる。窒素ガスは常温のガスが用いられる。
このように、ジャケットチューブ71a内の液体窒素を排出しつつ、内部に常温の窒素ガスを供給することによって、インナーチューブ61aの冷却が解除される。これに伴い、インナーチューブ61a内に凝固した状態で蓄積されていたフッ化水素は溶解する。
出口通路65aにおける出口弁66aの上流には、第2バッファタンク50(図1参照)に接続されたフッ素ガス供給通路54の下流端が接続される。フッ素ガス供給通路54には、インナーチューブ61aへのフッ素ガスの供給と遮断を切り換える遮断弁88aが設けられる。
第2バッファタンク50の内部圧力は圧力調整弁51(図1参照)によって大気圧よりも高い圧力に制御される。したがって、遮断弁88aを開弁することによって、第2バッファタンク50とインナーチューブ61aとの差圧によって、第2バッファタンク50に貯留されたフッ素ガスはインナーチューブ61aへと供給されることになる。
入口通路63aにおける入口弁64aの下流には、インナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素を排出し搬送するための搬送通路95aが接続される。搬送通路95aと第2精製装置16bの搬送通路95bとは合流して合流搬送通路95となり、合流搬送通路95の下流端は電解槽1に接続される。搬送通路95a,95bのそれぞれには、フッ化水素の排出時に開弁する排出弁97a,97bが設けられる。また、合流搬送通路95には、インナーチューブ61aから電解槽1へフッ化水素を搬送する際に開弁する遮断弁83が設けられる。
合流搬送通路95における遮断弁83の上流には分岐通路99が接続され、分岐通路99にはジャケットチューブ71a内を脱気するための真空ポンプ96が設けられる。分岐通路99における真空ポンプ96の上流には、ジャケットチューブ71a内を脱気する際に開弁する遮断弁84が設けられる。また、分岐通路99の下流端には除害部98が設けられる。
インナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素は、フッ素ガス供給通路54を通じてインナーチューブ61a内にフッ素ガスを供給することによって、搬送通路95a及び合流搬送通路95を通じて搬送されて電解槽1に回収される。このように、インナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素は、インナーチューブ61a内にフッ素ガスをキャリアガスとして供給することによって、フッ素ガスに同伴されて電解槽1に回収される。キャリアガスとしてフッ素ガスを用いることから、合流搬送通路95を通じて搬送されるフッ化水素は、電解槽1の陽極室11へと回収される。
インナーチューブ61a内のフッ化水素を排出した後は、インナーチューブ61a内へのフッ素ガスの充填を行い、第1精製装置16aを再生する必要がある。これは、第2精製装置16bが運転中である場合において、インナーチューブ61b内での凝固したフッ化水素の蓄積量が所定量に達した場合には、速やかに第1精製装置16aへと切り換えられるようにするためである。
ここで、キャリアガスとしてフッ素ガスを用いる場合には、インナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素の排出が完了するのと同時に、インナーチューブ61a内へのフッ素ガスの充填、つまり第1精製装置16aの再生も完了することになる。
以上のように、インナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素の排出、電解槽1への搬送、及びインナーチューブ61a内へのフッ素ガスの充填は、第2バッファタンク50に貯留されたフッ素ガスが用いられる。なお、第2バッファタンク50に貯留されたフッ素ガスを用いる代わりに、第1バッファタンク21に貯留されたフッ素ガスを用いるようにしてもよい。その場合には、フッ素ガス供給通路54は、第1バッファタンク21に接続される。ただ、この場合、第1バッファタンク21の圧力が変動し易くなり、外部装置4へと供給されるフッ素ガスの圧力が変動するおそれがある。したがって、本実施の形態のように、第2バッファタンク50に貯留されたフッ素ガスを用いる方が望ましい。
次に、以上のように構成される精製装置16の動作について説明する。以下に示す精製装置16の動作はフッ素ガス生成装置100に搭載される制御手段としてのコントローラ(図示せず)によって制御される。コントローラは、温度計68a,68b,圧力計69a,69b,液面計74a,74b,圧力計80a,80b,及び差圧計86a,86bの検出結果に基づいて、各弁及び各ポンプの動作を制御する。
第1精製装置16aが運転状態、第2精製装置16bが待機状態である場合について説明する。第1精製装置16aでは、インナーチューブ61aの入口弁64a及び出口弁66aが開状態であり、インナーチューブ61a内には電解槽1からフッ素ガスが連続的に導かれた状態である。これに対して、第2精製装置16bでは、インナーチューブ61bの入口弁64b及び出口弁66bが閉状態であり、インナーチューブ61b内にはフッ素ガスが充填された状態である。このように、電解槽1にて生成されたフッ素ガスは第1精製装置16aのみを通過する。
以下では、運転状態である第1精製装置16aについて説明する。
第1精製装置16aのジャケットチューブ71aには液体窒素供給通路77aを通じて導かれた液体窒素が貯留され、その液体窒素によってインナーチューブ61aが冷却される。ジャケットチューブ71aの内部圧力は圧力調整弁81aによって0.4MPaに制御される。これにより、ジャケットチューブ71a内の液体窒素の温度は、フッ素の沸点以上かつフッ化水素の融点以下の温度である−180℃程度に維持されるため、インナーチューブ61aではフッ化水素のみが凝固し、フッ素ガスはインナーチューブ61aを通過して第1ポンプ17にて第1バッファタンク21へと搬送される。
ここで、電解槽1にて生成されたフッ素ガスは、入口通路63aを通じてインナーチューブ61aに流入し、導管67a及び出口通路65aを通じてインナーチューブ61aから流出する。導管67aの下端開口部はインナーチューブ61aの底部近傍に位置するため、フッ素ガスは、インナーチューブ61aの上部から流入し、インナーチューブ61aの下部から流出することになる。したがって、フッ素ガスは、インナーチューブ61a内を通過する間に十分に冷却されるため、フッ素ガス中のフッ化水素を確実に凝固させて捕集することができる。
インナーチューブ61a内には電解槽1からフッ素ガスが連続的に導かれるため、そのフッ素ガスを冷却するジャケットチューブ71a内の液体窒素も連続的に気化する。気化した窒素ガスは、圧力調整弁81aを通じて外部へと放出される。
インナーチューブ61a内にて凝固したフッ化水素の蓄積量が増加し、差圧計86aによって検出されたインナーチューブ61aの入口と出口の差圧が所定値に達した場合には、第1精製装置16aの運転を停止すると共に、待機状態の第2精製装置16bを起動し、精製装置16の運転切り換えが行われる。第1精製装置16aでは、運転停止後、捕集したフッ化水素の回収工程、及び再生工程が行われる。
以下では、図2及び図3を参照して、第1精製装置16aから第2精製装置16bへの運転切り換え工程、第1精製装置16aにて捕集したフッ化水素の回収工程、及び第1精製装置16aの再生工程について説明する。図3は、第1精製装置16aのインナーチューブ61a内の圧力と温度の時間変化を示すグラフ図であり、実線が圧力を示し、一点鎖線が温度を示す。図3に示す圧力は圧力計69aによって検出されたものであり、温度は温度計68aによって検出されたものである。
図3に示すように、インナーチューブ61a内にて凝固したフッ化水素の蓄積量が増加すると、インナーチューブ61aの内部圧力が上昇する。そして、インナーチューブ61aの内部圧力が所定圧力(Ph)に達し、差圧計86aによって検出されたインナーチューブ61aの入口と出口の差圧が所定値に達すると、第1精製装置16aから第2精製装置16bへの運転切り換えが行われる(時間t1)。具体的には、第2精製装置16bのインナーチューブ61bの入口弁64b及び出口弁66bが開弁された後、第1精製装置16aのインナーチューブ61aの入口弁64a及び出口弁66aが閉弁される。これにより、第2精製装置16bが起動すると共に、第1精製装置16aは停止し、電解槽1からのフッ素ガスは第2精製装置16bへと導かれる。
停止した第1精製装置16aでは、捕集したフッ化水素の回収工程が以下の手順にて行われる。
まず、搬送通路95aの排出弁97a及び分岐通路99の遮断弁84が開弁され、インナーチューブ61a内のフッ素ガスは、真空ポンプ96にて吸引され、除害部98にて無害化されて放出される。インナーチューブ61aの内部圧力が大気圧以下の所定圧力Pl(100Pa以下)まで低下した時点で(時間t2)、遮断弁84が閉弁してインナーチューブ61a内の脱気が完了する。なお、インナーチューブ61a内のフッ化水素は凝固した状態であるため、真空ポンプ96にて吸引されることはない。
インナーチューブ61a内の脱気が完了すると、液体窒素供給通路77aの流量制御弁78aが全閉されてジャケットチューブ71aへの液体窒素の供給が停止された後に、排出弁91aが全開されて液体窒素が排出される。その後、窒素ガス供給通路93aの遮断弁94aが開弁されてジャケットチューブ71aへ常温の窒素ガスが供給される。これにより、図3に示すように、インナーチューブ61a内の温度は上昇し、インナーチューブ61a内のフッ化水素が溶解する。
また、ジャケットチューブ71a内の液体窒素の排出と同時に、フッ素ガス供給通路54の遮断弁88aが開弁してインナーチューブ61a内にキャリアガスとしてフッ素ガスが供給される。これにより、インナーチューブ61aの内部圧力は上昇する。
インナーチューブ61aの内部圧力が電解槽1と同じ圧力である大気圧に達した時点で(時間t3)、合流搬送通路95の遮断弁83が開弁してインナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素がフッ素ガスに同伴されて電解槽1の陽極室11へと搬送される。このようにして、インナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素は電解槽1に回収される。
インナーチューブ61a内の温度が常温(RT)に達した時点で(時間t4)、遮断弁83及び遮断弁88aが閉弁して電解槽1へのフッ化水素の搬送、及びインナーチューブ61a内へのキャリアガスとしてのフッ素ガスの供給が停止される。
以上にて、捕集したフッ化水素の回収工程が完了する。なお、以上の回収工程では、キャリアガスがフッ素ガスであるため、回収工程の最初に行われる真空ポンプ96によるインナーチューブ61a内の脱気は必ずしも行う必要がない。つまり、インナーチューブ61a内の脱気を行わずに、ジャケットチューブ71a内の液体窒素の排出と同時に、インナーチューブ61a内にキャリアガスとしてフッ素ガスを供給して溶解したフッ化水素を電解槽1へと搬送するようにしてもよい。ただ、回収工程の最初にインナーチューブ61a内の脱気を行わない場合には、インナーチューブ61a内のフッ素ガス中の他の微量成分も電解槽1へと回収されることになり、そのような他の微量成分が濃縮されるおそれがある。したがって、そのような事態を回避するためにはインナーチューブ61a内の脱気を行うことが望ましい。
次に、第1精製装置16aの再生工程が以下の手順にて行われる。
まず、排出弁91a及び窒素ガス供給通路93aの遮断弁94aが全閉の状態で、液体窒素供給通路77aの流量制御弁78aが開弁されてジャケットチューブ71a内に液体窒素が供給される(時間t5)。これにより、インナーチューブ61aの内部温度は低下する。ジャケットチューブ71aの内部圧力は圧力調整弁81aによって0.4MPaに制御されるため、インナーチューブ61aの内部温度は−180℃程度まで低下して維持される。
回収工程が完了した時点で、インナーチューブ61aには、キャリアガスとして供給されたフッ素ガスが既に充填された状態であるが、ジャケットチューブ71aへの液体窒素の供給によって、インナーチューブ61aのフッ素ガスの体積が縮小する。そのため、インナーチューブ61aの内部圧力が大気圧を下回る場合がある。その場合には、フッ素ガス供給通路54の遮断弁88aを開弁してフッ素ガスをインナーチューブ61aの内に充填する。なお、回収工程の終了時(時間t4)にて遮断弁88aを閉弁せず、再生工程中は常時遮断弁88aを開状態とし、インナーチューブ61aの内部温度が−180℃に達した時点で閉弁とするようにしてもよい。
以上にて、第1精製装置16aの再生工程が完了し、第1精製装置は待機状態となる。
以上のように、停止中の第1精製装置16aは、インナーチューブ61aが−180℃に冷却されると共に、インナーチューブ61a内にフッ素ガスが充填された待機状態となる。したがって、運転中の第2精製装置16bにおけるインナーチューブ61bの入口と出口の差圧が所定値に達した場合には、第2精製装置16bの運転を停止すると共に、第1精製装置16aを速やかに起動し、精製装置16の運転切り換えを行うことができる。
以上の実施の形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
精製装置16にて捕集されたフッ化水素は電解槽1に回収されてフッ素ガスを生成するために再利用されるため、フッ素ガスを精製する過程で捕集されたフッ素ガス以外の成分であるフッ化水素を有効に利用することが可能となる。
また、精製装置16にて捕集されたフッ化水素を電解槽1へと搬送するためのキャリアガスには、電解槽1にて生成されたフッ素ガスが用いられる。したがって、キャリアガスとして専用のガスが不要となり、かつそのガス設備も不要となるため、フッ素ガス生成装置100自体をコンパクトにすることができ、コストも低減することができる。また、キャリアガスとして用いられるフッ素ガスは、第2バッファタンク50に貯留されたフッ素ガスが用いられる。第2バッファタンク50は、第1バッファタンク21の内部圧力を制御するのに伴って排出されたフッ素ガスを貯留するためのタンクである。つまり、従来は、第1バッファタンク21から外部へと放出されていたフッ素ガスを第2バッファタンク50にて貯留し、その貯留したフッ素ガスがキャリアガスとして用いられる。したがって、フッ素ガスを有効に利用することができ、かつ外部へのフッ素ガスの放出量が減り、除害部53にて処理するフッ素ガス量が減るため、除害部53の負荷を低減することができる。
また、精製装置16は、少なくとも2つの系統から構成され、運転切り換えによって停止した系統の精製装置16は、インナーチューブ61a,61bからフッ化水素が排出された後、再生されて待機状態となるため、いつでも運転できる状態となる。このため、運転中の系統の精製装置16において凝固したフッ化水素の蓄積量が多くなった場合には、待機状態の系統の精製装置16を速やかに起動させることができる。したがって、フッ素ガス生成装置100自体を停止させる必要がなく、外部装置4へと安定してフッ素ガスを供給することができる。
以下に、本第1の実施の形態の他の形態について説明する。
以上の第1の実施の形態では、インナーチューブ61a,61bにて捕集したフッ化水素を電解槽1に搬送して回収する回収設備として、フッ素ガスをキャリアガスとして用いる態様について説明した。
回収設備の他の構成として、図4に示すように、合流搬送通路95における遮断弁83の下流に吸引装置としての搬送ポンプ60を設け、キャリアガスを用いずに搬送ポンプ60にてインナーチューブ61a,61b内を吸引してフッ化水素を電解槽1の陽極室11へと搬送して回収するようにしてもよい。
回収工程の手順としては、ジャケットチューブ71a内の液体窒素の排出と同時に、遮断弁83が開弁すると共に搬送ポンプ60が駆動することによって、インナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素が電解槽1へと搬送される点で、上記第1の実施の形態にて示した手順と異なる。つまり、インナーチューブ61a,61bの冷却を解除しつつ、インナーチューブ61a,61bの内部を搬送ポンプ60にて吸引することによって、捕集したフッ化水素は電解槽1に搬送される。
この構成の場合、フッ素ガス供給通路54を通じてのフッ素ガスの供給は、再生工程においてインナーチューブ61a,61b内にフッ素ガスを充填する際にのみ行われることになる。
キャリアガスを用いずに搬送ポンプ60を用いてフッ化水素を回収する場合には、インナーチューブ61a,61bの冷却の解除を行う前に、真空ポンプ96によるインナーチューブ61a内のフッ素ガスの脱気を行えば、回収されるのはフッ化水素のみとなる。したがって、フッ化水素の回収先を電解槽1ではなくフッ化水素供給源40としてもよい。つまり、インナーチューブ61a,61bにて捕集したフッ化水素をフッ化水素供給源40に搬送して回収するようにしてもよい。
<第2の実施の形態>
図5及び図6を参照して、本発明の第2の実施の形態に係るフッ素ガス生成装置200について説明する。
以下では、上記第1の実施の形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施の形態と同様の構成には、同一の符号を付し説明を省略する。
フッ素ガス生成装置200は、副生ガス処理系統3の構成が上記第1の実施の形態と一部異なる。以下、図5を参照して説明する。
図5に示すように、第2メイン通路30には、電解槽1の陰極8にて生成され第2ポンプ31にて搬送された水素ガスが貯留されるバッファタンク55が設けられる。バッファタンク55の下流には、バッファタンク55の内部圧力を制御する圧力調整弁56が設けられる。また、バッファタンク55には、内部圧力を検出する圧力計57が設けられる。圧力計57の検出結果はコントローラ10gに出力される。コントローラ10gは、バッファタンク55の内部圧力が予め定められた設定値となるように圧力調整弁56の開度を制御する。設定値は大気圧よりも高い圧力に設定される。バッファタンク55から圧力調整弁56を通じて排出された水素ガスは、除害部34にて無害化されて放出される。このように、圧力調整弁56は、バッファタンク55の内部圧力が設定値となるように制御する。バッファタンク55には、水素ガスを精製装置16へと供給するための水素ガス供給通路58が接続される。
また、フッ素ガス生成装置200は、精製装置16の構成が上記第1の実施の形態と一部異なる。以下、図6を参照して説明する。
出口通路65aにおける出口弁66aの上流には、バッファタンク55に接続された水素ガス供給通路58の下流端が接続される。水素ガス供給通路58には、インナーチューブ61aへの水素ガスの供給と遮断を切り換える遮断弁59aが設けられる。
バッファタンク55の内部圧力は圧力調整弁56によって大気圧よりも高い圧力に制御される。したがって、遮断弁59aを開弁することによって、バッファタンク55とインナーチューブ61aとの差圧によって、バッファタンク55に貯留された水素ガスはインナーチューブ61aへと供給されることになる。
このように、フッ素ガス生成装置200では、インナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素の排出、及び電解槽1への搬送のために用いられるキャリアガスとして、電解槽1の陰極室12にて生成されバッファタンク55に貯留された水素ガスが用いられる。キャリアガスとして水素ガスを用いることから、合流搬送通路95を通じて搬送されるフッ化水素は、電解槽1の陰極室12へと回収される。
入口通路63aにおける入口弁64aの下流には、第2バッファタンク50(図5参照)に接続されたフッ素ガス供給通路54の下流端が接続される。フッ素ガス供給通路54には、インナーチューブ61aへのフッ素ガスの供給と遮断を切り換える遮断弁88aが設けられる。
第2バッファタンク50の内部圧力は圧力調整弁51(図5参照)によって大気圧よりも高い圧力に制御される。したがって、遮断弁88aを開弁することによって、第2バッファタンク50とインナーチューブ61aとの差圧によって、第2バッファタンク50に貯留されたフッ素ガスはインナーチューブ61aへと供給されることになる。第2バッファタンク50に貯留されたフッ素ガスは、精製装置16を再生する際の充填ガスとして用いられる。
次に、図6及び図7を参照して、精製装置16の動作について説明するが、回収工程及び再生工程のみが上記第1の実施の形態と異なるため、回収工程及び再生工程についてのみ説明する。図7は、第1精製装置16aのインナーチューブ61a内の圧力と温度の時間変化を示すグラフ図であり、実線が圧力を示し、一点鎖線が温度を示す。図7に示す圧力は圧力計69aによって検出されたものであり、温度は温度計68aによって検出されたものである。
インナーチューブ61a内にて凝固したフッ化水素の蓄積量が増加してインナーチューブ61aの内部圧力が上昇し、インナーチューブ61aの入口と出口の差圧が所定値に達すると、第2精製装置16bのインナーチューブ61bの入口弁64b及び出口弁66bが開弁された後、第1精製装置16aのインナーチューブ61aの入口弁64a及び出口弁66aが閉弁されて、第1精製装置16aから第2精製装置16bへの運転切り換えが行われる(時間t1)。
停止した第1精製装置16aでは、捕集したフッ化水素の回収工程が以下の手順にて行われる。
まず、搬送通路95aの排出弁97a及び分岐通路99の遮断弁84が開弁され、インナーチューブ61a内のフッ素ガスは、真空ポンプ96にて吸引され、除害部98にて無害化されて放出される。インナーチューブ61aの内部圧力が大気圧以下の所定圧力Pl(10Pa以下)まで低下した時点で(時間t2)、遮断弁84が閉弁してインナーチューブ61a内の脱気が完了する。なお、インナーチューブ61a内のフッ化水素は凝固した状態であるため、真空ポンプ96にて吸引されることはない。また、上記第1の実施の形態では、インナーチューブ61a内の脱気は必ずしも行う必要がないと説明した。しかし、キャリアガスとして水素ガスが用いられるフッ素ガス生成装置200では、インナーチューブ61a内でのフッ素ガスと水素ガスの混触を防ぐため、インナーチューブ61a内の脱気は必須である。
インナーチューブ61a内の脱気が完了すると、液体窒素供給通路77aの流量制御弁78aが全閉されてジャケットチューブ71aへの液体窒素の供給が停止された後に、排出弁91aが全開されて液体窒素が排出される。その後、窒素ガス供給通路93aの遮断弁94aが開弁されてジャケットチューブ71aへ常温の窒素ガスが供給される。これにより、図7に示すように、インナーチューブ61a内の温度は上昇し、インナーチューブ61a内のフッ化水素が溶解する。
また、ジャケットチューブ71a内の液体窒素の排出と同時に、水素ガス供給通路58の遮断弁59aが開弁してインナーチューブ61a内にキャリアガスとして水素ガスが供給される。これにより、インナーチューブ61aの内部圧力は上昇する。
インナーチューブ61aの内部圧力が電解槽1と同じ圧力である大気圧に達した時点で(時間t3)、合流搬送通路95の遮断弁83が開弁してインナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素が水素ガスに同伴されて電解槽1の陰極室12へと搬送される。このようにして、インナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素は電解槽1に回収される。
インナーチューブ61a内の温度が常温(RT)に達した時点で(時間t4)、遮断弁83及び遮断弁59aが閉弁して電解槽1へのフッ化水素の搬送、及びインナーチューブ61a内へのキャリアガスとしての水素ガスの供給が停止される。以上にて、捕集したフッ化水素の回収工程が完了する。
次に、第1精製装置16aの再生工程が以下の手順にて行われる。
まず、分岐通路99の遮断弁84が開弁され(時間t5)、インナーチューブ61a内の水素ガスは、真空ポンプ96にて吸引され、除害部98にて無害化されて放出される。インナーチューブ61aの内部圧力が大気圧以下の所定圧力Pl(10Pa以下)まで低下した時点で(時間t6)、遮断弁84が閉弁してインナーチューブ61a内の脱気が完了する。
次に、排出弁91a及び窒素ガス供給通路93aの遮断弁94aが全閉の状態で、液体窒素供給通路77aの流量制御弁78aが開弁されてジャケットチューブ71a内に液体窒素が供給される。これにより、インナーチューブ61aの内部温度は低下する。ジャケットチューブ71aの内部圧力は圧力調整弁81aによって0.4MPaに制御されるため、インナーチューブ61aの内部温度は−180℃程度まで低下して維持される。
次に、フッ素ガス供給通路54の遮断弁88aが開弁してインナーチューブ61a内にフッ素ガスが供給される(時間t7)。これにより、インナーチューブ61aの内部圧力は上昇し、インナーチューブ61aの内部圧力が大気圧以上となった時点で遮断弁88aは閉弁されてフッ素ガスの充填が完了する(時間t8)。
以上にて、第1精製装置16aの再生工程が完了し、停止中の第1精製装置16aは、インナーチューブ61aが−180℃に冷却されると共に、インナーチューブ61a内にフッ素ガスが充填された待機状態となる。したがって、運転中の第2精製装置16bにおけるインナーチューブ61bの入口と出口の差圧が所定値に達した場合には、第2精製装置16bの運転を停止すると共に、第1精製装置16aを速やかに起動し、精製装置16の運転切り換えを行うことができる。
以上のように、フッ素ガス生成装置200では、インナーチューブ61a内の溶解したフッ化水素の排出、及び電解槽1への搬送は、バッファタンク55に貯留された水素ガスが用いられ、インナーチューブ61a内へのフッ素ガスの充填は、第2バッファタンク50に貯留されたフッ素ガスが用いられる。
以上の実施の形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
精製装置16にて捕集されたフッ化水素を電解槽1へと搬送するためのキャリアガスには、電解槽1にて生成された水素ガスが用いられる。したがって、キャリアガスとして専用のガスが不要となり、かつそのガス設備も不要となるため、フッ素ガス生成装置200自体をコンパクトにすることができ、コストも低減することができる。
また、キャリアガスとして用いられる水素ガスは、電解槽1の陰極8にて生成されバッファタンク55に貯留された水素ガスであり、従来は外部へと放出されていた副生ガスである。このように、従来は外部へと放出していた水素ガスをキャリアガスとして利用するものであるため、水素ガスを有効に利用することができ、かつ外部への水素ガスの放出量が減り、除害部34にて処理する水素ガス量が減るため、除害部34の負荷を低減することができる。
以下に、本第2の実施の形態の他の形態について説明する。
本第2の実施の形態では、インナーチューブ61a,61b内のフッ化水素を電解槽1へ搬送するキャリアガスとして水素ガスを用いた。
これに代わり、キャリアガスとして、窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスを用いるようにしてもよい。その場合、図6において、水素ガス供給通路58を不活性ガスを供給する不活性ガス供給通路58に代えると共に、不活性ガス供給通路58の上流端に不活性ガスを貯留するタンク(図示せず)を設けるようにすればよい。このように、キャリアガスとして不活性ガスを用いる場合には、水素ガスを用いる場合と同様に、同伴して搬送されるフッ化水素は電解槽1の陰極室12へと回収される。
キャリアガスとして不活性ガスを用いる場合の回収工程及び再生工程の手順は、水素ガスを用いる場合の上記手順と同じである。
キャリアガスとして不活性ガスを用いる場合には、副生ガス処理系統3に水素ガスを貯留するためのバッファタンク55が不要となる。また、キャリアガスとして窒素ガスを用いる場合には、ジャケットチューブ71a内に導かれる窒素ガスの供給源である窒素ガス供給源92の窒素ガスを用いるようにすれば、設備を簡素化することできる。
<第3の実施の形態>
図1及び図8を参照して、本発明の第3の実施の形態に係るフッ素ガス生成装置300について説明する。
以下では、上記第1の実施の形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施の形態と同様の構成には、同一の符号を付し説明を省略する。
フッ素ガス生成装置300は、フッ素ガスに混入したフッ化水素ガスを捕集してフッ素ガスを精製する精製装置の構成のみが上記第1の実施の形態と異なる。以下では、図8を参照して、フッ素ガス生成装置300における精製装置301について説明する。
精製装置301は、フッ素ガス中のフッ化水素ガスを吸着剤に吸着させてフッ素ガスからフッ化水素ガスを分離して捕集する装置である。精製装置301は、並列に設けられた第1精製装置301aと第2精製装置301bの2つの系統からなり、いずれか一方の系統のみをフッ素ガスが通過するように切り換えられる。つまり、第1精製装置301a及び第2精製装置301bのうち一方が運転状態である場合には、他方は停止又は待機状態となる。なお、本実施の形態では、精製装置301を2基並列に配置して2系統にて構成したが、精製装置301を3基以上並列に配置して3系統以上にて構成するようにしてもよい。
第1精製装置301aと第2精製装置301bは同じ構成であるため、以下では、第1精製装置301aを中心に説明し、第2精製装置301bについては第1精製装置301aと同一の構成には同じ符号を付して説明を省略する。なお、第1精製装置301aの構成には符号に「a」を付し、第2精製装置301bの構成には符号に「b」を付して区別する。
第1精製装置301aは、電解槽1にて生成されたフッ素ガスに混入したフッ化水素を粗取りするための上流精製塔302aと、上流精製塔302aでは回収しきれないフッ化水素を除去するための下流精製塔303aとが直列に配置される。
まず、上流精製塔302aについて説明する。
上流精製塔302aは、フッ化水素ガスを含むフッ素ガスが流入するガス流入部としてのカートリッジ305aと、カートリッジ305a内に収容され、フッ素ガスに混入したフッ化水素ガスが吸着する吸着剤(図示せず)と、カートリッジ305aの温度を調節する温度調節器としてのヒーター306aとを備える。
カートリッジ305aは、多数の吸着剤を収容するための容器であり、カートリッジの材質としては、フッ素ガス及びフッ化水素ガスに対して耐性を有するものであることが好ましく、例えば、ステンレス鋼、モネル、ニッケルなどの金属が挙げられる。
吸着剤は、フッ化ナトリウム(NaF)からなる多孔質ビーズである。フッ化ナトリウムは吸着能力が温度により変化するため、カートリッジ305aの周囲にはヒーター306aが設けられ、ヒーター306aによってカートリッジ305a内の温度が調節される。吸着剤に用いる薬剤としては、フッ化ナトリウムの他、KF、RbF、CsF等のアルカリ金属フッ化物を使用することもできるが、その中でもフッ化ナトリウムが特に好ましい。
温度調節器としては、カートリッジ305a内の温度を調節できるものであれば特に限定されないが、ヒーター306aの他、例えば、蒸気加熱、熱媒、又は冷媒を使用した加熱冷却装置を用いるようにしてもよい。
カートリッジ305aには、内部に陽極7にて生成されたフッ素ガスを導く入口通路310aが接続される。入口通路310aは、第1メイン通路15が2つに枝分かれしたうちの一方であり、他方の入口通路310bは、第2精製装置301bのカートリッジ305bに接続される。入口通路310aには、カートリッジ305aへのフッ素ガスの流入を許容又は遮断する入口弁311aが設けられる。
また、カートリッジ305aには、フッ素ガスを排出するための出口通路312aが接続される。出口通路312aには、カートリッジ305aからフッ素ガスの流出を許容又は遮断する出口弁313aが設けられる。
このように、陽極7にて生成されたフッ素ガスは、入口通路310aを通じてカートリッジ305aに流入し、出口通路312aを通じてカートリッジ305aから流出する。第1精製装置301aが運転状態である場合には、入口弁311a及び出口弁313aは開状態でありフッ素ガスはカートリッジ305aを通過し、第1精製装置301aが停止又は待機状態である場合には、入口弁311a及び出口弁313aは閉状態となる。
出口通路312aにおける出口弁313aの上流には、カートリッジ305aを通過したフッ素ガス中のフッ化水素濃度を光学的に分析して検出する濃度検出器315aが設けられる。濃度検出器としては、フッ化水素濃度を分析できれば特に限定されないが、例えば、フーリエ変換赤外分光計(FT−IR)などが挙げられる。
上流精製塔302aは、カートリッジ305aにて捕集したフッ化水素を電解槽1に搬送して回収する回収設備、及び上流精製塔302aを再生する再生設備も備える。以下では、回収設備及び再生設備について説明する。
カートリッジ305aには、第2バッファタンク50(図1参照)に接続されたフッ素ガス供給通路54の下流端が接続される。フッ素ガス供給通路54には、カートリッジ305aへのフッ素ガスの供給と遮断を切り換える遮断弁88aが設けられる。
第2バッファタンク50の内部圧力は圧力調整弁51(図1参照)によって大気圧よりも高い圧力に制御される。したがって、遮断弁88aを開弁することによって、第2バッファタンク50とカートリッジ305aとの差圧によって、第2バッファタンク50に貯留されたフッ素ガスはカートリッジ305aへと供給されることになる。
また、カートリッジ305aには、カートリッジ305a内の吸着材に吸着されたフッ化水素を排出し搬送するための搬送通路95aが接続される。搬送通路95aと第2精製装置301bの搬送通路95bとは合流して合流搬送通路95となり、合流搬送通路95の下流端は電解槽1に接続される。搬送通路95a,95bのそれぞれには、フッ化水素の排出時に開弁する排出弁97a,97bが設けられる。
カートリッジ305a内の吸着材にて捕集されたフッ化水素は、フッ素ガス供給通路54を通じてカートリッジ305a内にフッ素ガスを供給することによって、搬送通路95a及び合流搬送通路95を通じて搬送されて電解槽1に回収される。このように、カートリッジ305a内のフッ化水素は、カートリッジ305a内にキャリアガスとしてフッ素ガスを供給することによって、フッ素ガスに同伴されて電解槽1に回収される。キャリアガスとしてフッ素ガスを用いることから、合流搬送通路95を通じて搬送されるフッ化水素は、電解槽1の陽極室11へと回収される。
カートリッジ305a内のフッ化水素を排出した後は、カートリッジ305a内へのフッ素ガスの充填を行い、第1精製装置301aを再生する必要がある。これは、第2精製装置301bが運転中である場合において、カートリッジ305bを通過したフッ素ガス中のフッ化水素濃度が所定濃度に達した場合には、速やかに第1精製装置301aへと切り換えられるようにするためである。
ここで、キャリアガスとしてフッ素ガスを用いる場合には、カートリッジ305a内のフッ化水素の排出が完了するのと同時に、カートリッジ305a内へのフッ素ガスの充填、つまり第1精製装置301aの再生も完了することになる。
以上のように、カートリッジ305a内のフッ化水素の排出、電解槽1への搬送、及びカートリッジ305a内へのフッ素ガスの充填は、第2バッファタンク50に貯留されたフッ素ガスが用いられる。
下流精製塔303aは、上流精製塔302aの構成と同様であるため、上流精製塔302aと同様の構成には、同一の符号を付し説明を省略する。
下流精製塔303aのカートリッジ305aに接続された出口通路312aは、下流精製塔303bのカートリッジ305bに接続された出口通路312bと合流して第1ポンプ17に接続される。
第1精製装置301aにおける下流精製塔303aの入口弁311aの上流と、第2精製装置301bにおける下流精製塔303bの入口弁311bの上流とは、バイパス通路320によって連通される。バイパス通路320には、下流精製塔303a又は下流精製塔303bに選択的にフッ素ガスを導くための切換弁321が設けられる。このように、第1精製装置301aと第2精製装置301bとがバイパス通路320にて連通しているため、切換弁321を開閉することによって、上流精製塔302a又は上流精製塔302bを通過したフッ素ガスを、下流精製塔303a又は下流精製塔303bに選択的に導くことが可能となる。
上流精製塔302a及び下流精製塔303aのカートリッジ305aの温度は、それぞれヒーター306aによって制御される。フッ化ナトリウムは、室温程度の範囲ではフッ化水素の吸着能力が高いため、吸着量が多くなり劣化し易くなる。そこで、上流精製塔302aのカートリッジ305aの温度は、フッ化水素の大部分を吸着材に吸着させつつ、吸着剤に大きな負荷がかからない程度の温度に設定することが好ましい。このように、上流精製塔302aは、フッ素ガス中におけるフッ化水素の大部分を除去する粗取り工程として機能する。
上流精製塔302aのカートリッジ305aの温度は、要求されるフッ素ガス中のフッ化水素濃度及び吸着剤の負荷を考慮し、70℃〜120℃の範囲に調節するのが好ましい。カートリッジ305a内に充填されたフッ化ナトリウムの劣化を低減させ、かつ上流精製塔302aの出口におけるフッ素ガス中のフッ化水素濃度を1000ppm未満にするため、70℃〜100℃の範囲に調節するのが特に好ましい。
上流精製塔302aを通過するフッ素ガス中のフッ化水素は大部分が除去されている。そのため、下流精製塔303aのカートリッジ305aの温度は、上流精製塔302aにて除去しきれなかったフッ化水素が吸着材に吸着されるように、フッ化ナトリウムの吸着能力が高まる室温程度に設定するのが好ましい。このように、下流精製塔303aは、上流精製塔302aにて除去しきれなかったフッ化水素を除去する仕上取り工程として機能する。
下流精製塔303aのカートリッジ305aの温度は、下流精製塔303aの出口におけるフッ素ガス中のフッ化水素濃度を100ppm未満にするため、0℃〜50℃の範囲に調節するのが好ましい。
このように、上流精製塔302aのカートリッジ305aの温度を下流精製塔303aのカートリッジ305aの温度よりも高く設定することによって、フッ化水素を上流精製塔302aにて粗取り、下流精製塔303aにて仕上取りと2段階で捕集することができるため、上流精製塔302a及び下流精製塔303aの吸着材の劣化を防止することができる。
次に、以上のように構成される精製装置301の動作について説明する。以下に示す精製装置301の動作はフッ素ガス生成装置300に搭載される制御手段としてのコントローラ(図示せず)によって制御される。コントローラは、濃度検出器315a,315b等の検出結果に基づいて、各弁及び各ポンプの動作を制御する。
第1精製装置301aが運転状態、第2精製装置301bが待機状態である場合について説明する。第1精製装置301aでは、上流精製塔302aの入口弁311a及び出口弁313aが開状態で、かつ下流精製塔303aの入口弁311a及び出口弁313aも開状態であり、上流精製塔302a及び下流精製塔303aのそれぞれのカートリッジ305a内には電解槽1からフッ素ガスが連続的に導かれた状態である。これに対して、第2精製装置301bでは、上流精製塔302bの入口弁311b及び出口弁313bは閉状態で、かつ下流精製塔303bの入口弁311b及び出口弁313bも閉状態であり、上流精製塔302b及び下流精製塔303bはそれぞれのカートリッジ305b内にフッ素ガスが充填された待機状態である。このように、電解槽1にて生成されたフッ素ガスは第1精製装置301aのみを通過する。
以下では、運転状態である第1精製装置301aについて説明する。
電解槽1にて生成されたフッ素ガスは、上流精製塔302aのカートリッジ305aを通過した後、下流精製塔303aのカートリッジ305aを通過する。この過程で、フッ素ガス中のフッ化水素は、上流精製塔302aの吸着材に吸着して粗取りされ、下流精製塔303aの吸着材に吸着して仕上取りされて捕集される。
上流精製塔302aのカートリッジ305a内にて吸着材に吸着したフッ化水素の吸着量が増加し、出口通路312aに設けられた濃度検出器315aによって検出されたフッ化水素の濃度が所定値に達した場合には、上流精製塔302aの運転を停止すると共に、待機状態の上流精製塔302bを起動し、上流精製塔302の運転切り換えが行われる。具体的には、上流精製塔302bの入口弁311b及び出口弁313bが開弁され、かつ切換弁321が開弁された後、上流精製塔302aの入口弁311a及び出口弁313aが閉弁される。これにより、上流精製塔302bが起動すると共に上流精製塔302aは停止し、電解槽1からのフッ素ガスは上流精製塔302bへと導かれ、バイパス通路320を通じて下流精製塔303aへと導かれる。
また、下流精製塔303aにおいても、カートリッジ305a内にて吸着材に吸着したフッ化水素の吸着量が増加し、出口通路312aに設けられた濃度検出器315aによって検出されたフッ化水素の濃度が所定値に達した場合には、下流精製塔303aの運転を停止すると共に、待機状態の下流精製塔303bを起動し、下流精製塔303の運転切り換えが行われる。具体的には、下流精製塔303bの入口弁311b及び出口弁313bが開弁された後、下流精製塔303aの入口弁311a及び出口弁313aが閉弁され、かつ切換弁321が閉弁される。これにより、下流精製塔303bが起動すると共に、下流精製塔303aは停止し、電解槽1からのフッ素ガスは上流精製塔302bから下流精製塔303bへと導かれる。
停止した上流精製塔302a及び下流精製塔303aでは、捕集したフッ化水素の回収工程及び再生工程が以下の手順にて行われる。上流精製塔302a及び下流精製塔303aの回収工程及び再生工程の手順は同じであるため、上流精製塔302aについてのみ説明する。
まず、フッ素ガス供給通路54の遮断弁88aが開弁してカートリッジ305a内にキャリアガスとしてフッ素ガスが供給されると共に、搬送通路95aの排出弁97aが開弁する。これにより、カートリッジ305a内の吸着材に吸着して捕集されたフッ化水素はフッ素ガスに同伴されて電解槽1の陽極室11へと搬送される。
捕集したフッ化水素を電解槽1に搬送する際には、ヒーター306aによってカートリッジ305aの温度は150℃〜300℃の範囲に調節される。これにより、カートリッジ305a内の吸着材に吸着したフッ化水素は離脱するため、フッ素ガスに同伴されて電解槽1へと搬送され易くなる。
この状態を所定時間保持することによって、カートリッジ305a内のフッ化水素は全て電解槽1へと回収され、遮断弁88a及び排出弁97aが閉弁されて、捕集したフッ化水素の回収工程が完了する。
次に、上流精製塔302aを待機状態とすべく、カートリッジ305aの温度設定を150℃〜300℃から70℃〜120℃の常用温度に変更する。ここで、カートリッジ305aには、キャリアガスとして供給されたフッ素ガスが既に充填された状態であるため、カートリッジ305aの設定温度の変更によって再生工程も完了となり、上流精製塔302aは待機状態となる。
以上のように、停止中の上流精製塔302aは待機状態となるため、運転中の上流精製塔302bの出口におけるフッ化水素の濃度が所定値に達した場合には、上流精製塔302bの運転を停止すると共に、上流精製塔302aを速やかに起動し、上流精製塔302の運転切り換えを行うことができる。
なお、各精製塔の出口に設けられる濃度検出器315a,315bにコントローラを設け、そのコントローラによって精製装置301の動作を制御するようにしてもよい。
以上の実施の形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
精製装置301にて捕集されたフッ化水素は電解槽1に回収されてフッ素ガスを生成するために再利用されるため、フッ素ガスを精製する過程で捕集されたフッ素ガス以外の成分であるフッ化水素を有効に利用することが可能となる。
また、精製装置301にて捕集されたフッ化水素を電解槽1へと搬送するためのキャリアガスには、電解槽1にて生成されたフッ素ガスが用いられる。したがって、キャリアガスとして専用のガスが不要となり、かつそのガス設備も不要となるため、フッ素ガス生成装置300自体をコンパクトにすることができ、コストも低減することができる。
また、精製装置301は、少なくとも2つの系統から構成され、運転切り換えによって停止した系統の精製装置301は、カートリッジ305a,305bからフッ化水素が排出された後、再生されて待機状態となるため、いつでも運転できる状態となる。このため、運転中の系統の精製装置301のカートリッジ305a,305b内にて吸着材に吸着したフッ化水素の吸着量が多くなった場合には、待機状態の系統の精製装置301を速やかに起動させることができる。したがって、フッ素ガス生成装置300自体を停止させる必要がなく、外部装置4へと安定してフッ素ガスを供給することができる。
以下に、本第3の実施の形態の他の形態について説明する。
(1)以上の第3の実施の形態では、カートリッジ305a,305bにて捕集したフッ化水素を電解槽1に搬送して回収する回収設備として、フッ素ガスをキャリアガスとして用いる態様について説明した。
回収設備の他の構成として、図9に示すように、合流搬送通路95に吸引装置としての搬送ポンプ60を設け、キャリアガスを用いずに搬送ポンプ60にてカートリッジ305a,305b内を吸引してフッ化水素を電解槽1の陽極室11へと搬送して回収するようにしてもよい。
回収工程の手順としては、カートリッジ305a内にキャリアガスとしてフッ素ガスを供給する代わりに、搬送ポンプ60を駆動すると共に排出弁97aを開弁して、カートリッジ305a内のフッ化水素を電解槽1へと搬送する点で、上記第3の実施の形態にて示した手順と異なる。つまり、カートリッジ305a,305bの内部を搬送ポンプ60にて吸引することによって、捕集したフッ化水素は電解槽1に搬送される。
この構成の場合、フッ素ガス供給通路54を通じてのフッ素ガスの供給は、再生工程においてカートリッジ305a,305b内にフッ素ガスを充填する際にのみ行われることになる。
(2)キャリアガスを用いずに搬送ポンプ60を用いてフッ化水素を回収する場合には、搬送ポンプ60によるフッ化水素の搬送の前に、カートリッジ305a,305b内のフッ素ガスの脱気を行えば、回収されるのはフッ化水素のみとなる。したがって、図10に示すように、フッ化水素の回収先を電解槽1ではなくフッ化水素供給源40としてもよい。つまり、カートリッジ305a,305bにて捕集したフッ化水素をフッ化水素供給源40に搬送して回収するようにしてもよい。
カートリッジ305a,305b内のフッ素ガスの脱気を行う設備としては、図10に示すように、カートリッジ305a,305bに内部を脱気するための排出通路330a,330bを接続し、排出通路330a,330bに真空ポンプ331a,331bと遮断弁332a,332bを設けるようにし、真空ポンプ331によって脱気を行うようにすればよい。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、フッ素ガスを生成する装置に適用することができる。
100,200,300 フッ素ガス生成装置
1 電解槽
2 フッ素ガス供給系統
3 副生ガス処理系統
4 外部装置
5 原料供給系統
7 陽極
8 陰極
11a 第1気室
12a 第2気室
15 第1メイン通路
16 精製装置
16a 第1精製装置
16b 第2精製装置
21 第1バッファタンク
50 第2バッファタンク
55 バッファタンク
60 搬送ポンプ
61a,61b インナーチューブ
70a,70b 冷却装置
71a,71b ジャケットチューブ
72a,72b 液体窒素給排系統
76 液体窒素供給源
86a,86b 差圧計
92 窒素ガス供給源
96 真空ポンプ
301 精製装置
301a 第1精製装置
301b 第2精製装置
302a,302b 上流精製塔
303a,303b 下流精製塔
305a,303b カートリッジ
306a,306b ヒーター
315a,315b 濃度検出器
331 真空ポンプ

Claims (14)

  1. 溶融塩中のフッ化水素を電気分解することによって、フッ素ガスを生成するフッ素ガス生成装置であって、
    溶融塩が貯留され、溶融塩に浸漬された陽極にて生成されたフッ素ガスを主成分とする主生ガスが導かれる第1気室と、溶融塩に浸漬された陰極にて生成された水素ガスを主成分とする副生ガスが導かれる第2気室とが溶融塩液面上に分離して区画された電解槽と、
    前記電解槽の溶融塩から気化して前記陽極から生成された主生ガスに混入したフッ化水素ガスを捕集してフッ素ガスを精製する精製装置と、を備え、
    前記精製装置は、捕集したフッ化水素を前記電解槽に搬送して回収する回収設備を備える
    ことを特徴とするフッ素ガス生成装置。
  2. 前記精製装置は、
    主生ガスが流入するガス流入部と、
    主生ガスに混入したフッ化水素ガスが凝固する一方、フッ素ガスは前記ガス流入部を通過するように、フッ素の沸点以上かつフッ化水素の融点以下の温度で前記ガス流入部を冷却する冷却装置と、を備え、
    前記ガス流入部にてフッ化水素ガスを凝固させて捕集し、
    前記回収設備は、前記冷却装置による前記ガス流入部の冷却を解除しつつ、前記ガス流入部に主生ガス、副生ガス、及び不活性ガスのいずれかをキャリアガスとして供給することによって、捕集したフッ化水素を前記電解槽に搬送することを特徴とする請求項1に記載のフッ素ガス生成装置。
  3. 前記回収設備は、前記キャリアガスとして主生ガスを用いる場合には、捕集したフッ化水素を前記電解槽の陽極側に搬送することを特徴とする請求項2に記載のフッ素ガス生成装置。
  4. 前記電解槽の前記陽極にて生成された主生ガスが貯留されたバッファタンクをさらに備え、
    前記キャリアガスとして用いられる主生ガスは、当該バッファタンクに貯留された主生ガスであることを特徴とする請求項3に記載のフッ素ガス生成装置。
  5. 前記回収設備は、前記キャリアガスとして副生ガス又は不活性ガスを用いる場合には、捕集したフッ化水素を前記電解槽の陰極側に搬送することを特徴とする請求項2に記載のフッ素ガス生成装置。
  6. 前記電解槽の前記陰極にて生成された副生ガスが貯留されたバッファタンクをさらに備え、
    前記キャリアガスとして用いられる副生ガスは、当該バッファタンクに貯留された副生ガスであることを特徴とする請求項5に記載のフッ素ガス生成装置。
  7. 前記精製装置は、
    主生ガスが流入するガス流入部と、
    主生ガスに混入したフッ化水素ガスが凝固する一方、フッ素ガスは前記ガス流入部を通過するように、フッ素の沸点以上かつフッ化水素の融点以下の温度で前記ガス流入部を冷却する冷却装置と、を備え、
    前記ガス流入部にてフッ化水素ガスを凝固させて捕集し、
    前記回収設備は、前記冷却装置による前記ガス流入部の冷却を解除しつつ、前記ガス流入部の内部を吸引装置にて吸引することによって、捕集したフッ化水素を前記電解槽に搬送することを特徴とする請求項1に記載のフッ素ガス生成装置。
  8. 前記精製装置の動作を制御する制御手段をさらに備え、
    前記精製装置は、少なくとも2基以上並列に配置され、
    それぞれの前記精製装置は、前記ガス流入部のフッ化水素の蓄積状態を検出する蓄積状態検出器を備え、
    前記制御手段は、
    前記蓄積状態検出器の検出結果に基づいて、待機状態の精製装置へと主生ガスが導かれるように前記精製装置の運転切り換えを行い、
    前記運転切り換えによって停止した精製装置の前記ガス流入部から前記回収設備を通じてフッ化水素を排出し、当該ガス流入部に主生ガスを充填することによって停止中の精製装置を待機状態とすることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか1項に記載のフッ素ガス生成装置。
  9. 前記精製装置は、
    主生ガスが流入するガス流入部と、
    前記ガス流入部内に収容され、主生ガスに混入したフッ化水素ガスが吸着する吸着剤と、を備え、
    前記吸着剤にフッ化水素ガスを吸着させて捕集し、
    前記回収設備は、前記ガス流入部に主生ガスをキャリアガスとして供給することによって、前記吸着剤に吸着させて捕集したフッ化水素を前記電解槽の陽極側に搬送することを特徴とする請求項1に記載のフッ素ガス生成装置。
  10. 前記電解槽の前記陽極にて生成された主生ガスが貯留されたバッファタンクをさらに備え、
    前記キャリアガスとして用いられる主生ガスは、当該バッファタンクに貯留された主生ガスであることを特徴とする請求項9に記載のフッ素ガス生成装置。
  11. 前記精製装置は、
    主生ガスが流入するガス流入部と、
    前記ガス流入部内に収容され、主生ガスに混入したフッ化水素ガスが吸着する吸着剤と、を備え、
    前記吸着剤にフッ化水素ガスを吸着させて捕集し、
    前記回収設備は、前記ガス流入部の内部を吸引装置にて吸引することによって、前記吸着剤に吸着させて捕集したフッ化水素を前記電解槽に搬送することを特徴とする請求項1に記載のフッ素ガス生成装置。
  12. 前記吸着剤は、フッ化ナトリウム製であり、
    前記精製装置は、前記ガス流入部の温度を調節する温度調節器をさらに備え、
    捕集したフッ化水素を前記電解槽に搬送する際に、前記ガス流入部の温度は150℃〜300℃の範囲に調節されることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載のフッ素ガス生成装置。
  13. 前記精製装置の動作を制御する制御手段をさらに備え、
    前記精製装置は、少なくとも2基以上並列に配置され、
    それぞれの前記精製装置は、前記ガス流入部を通過した主生ガス中のフッ化水素濃度を検出する濃度検出器を備え、
    前記制御手段は、
    前記濃度検出器の検出結果に基づいて、待機状態の精製装置へとフッ素ガスが導かれるように前記精製装置の運転切り換えを行い、
    前記運転切り換えによって停止した精製装置の前記ガス流入部から前記回収設備を通じてフッ化水素を排出し、当該ガス流入部に主生ガスを充填することによって停止中の精製装置を待機状態とすることを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか1項に記載のフッ素ガス生成装置。
  14. 溶融塩中のフッ化水素を電気分解することによって、フッ素ガスを生成するフッ素ガス生成装置であって、
    溶融塩が貯留され、溶融塩に浸漬された陽極にて生成されたフッ素ガスを主成分とする主生ガスが導かれる第1気室と、溶融塩に浸漬された陰極にて生成された水素ガスを主成分とする副生ガスが導かれる第2気室とが溶融塩液面上に分離して区画された電解槽と、
    前記電解槽に補充するためのフッ化水素が貯留されたフッ化水素供給源と、
    前記電解槽の溶融塩から気化して前記陽極から生成された主生ガスに混入したフッ化水素ガスを捕集してフッ素ガスを精製する精製装置と、を備え、
    前記精製装置は、捕集したフッ化水素を前記フッ化水素供給源に搬送して回収する回収設備を備える
    ことを特徴とするフッ素ガス生成装置。
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