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JP2011116573A - 消石灰、その製造方法および酸性ガス除去剤 - Google Patents

消石灰、その製造方法および酸性ガス除去剤 Download PDF

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Abstract

【課題】工業的に消石灰を製造する際に、有機化合物を使用しないことで、有機化合物を含有あるいは残存せず、かつ高BET比表面積を有する新規な消石灰、その製造方法、および、消石灰の化学的酸素供給量(COD)を低減した酸性ガス除去剤を提供する。
【解決手段】原料生石灰と水とを反応させる消化工程において、二酸化ケイ素を含有する粘土鉱物あるいは人工鉱物を1種あるいは2種以上を添加することで、高BET比表面積を有する新規な消石灰を提供および製造することができ、CODが低減された酸性ガス除去剤として使用できる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、有機化合物を含有せず、しかも高比表面積を有する新規な消石灰、その製造方法、および酸性ガス除去剤に関するものであり、さらに詳しくは、生石灰を水と反応させる消化工程において二酸化ケイ素含有の無機化合物を利用することで得られる、有機化合物を含有せず、かつ高比表面積を有する新規な消石灰、その製造方法、およびごみ焼却場など使用される酸性ガス除去剤として有用な新規消石灰に関するものである。
消石灰は水酸化カルシウムとも呼ばれ、工業的には石灰石を焼成した生石灰と呼ばれる酸化カルシウムと水(消化水)とを反応させて製造されているものである。この消石灰は、強い塩基性を示すことから、自治体などのごみ焼却炉で発生する塩化水素ガスなどの酸性ガスを含む排ガス煙道に粉体のまま吹き込まれているのが通常である。粉体のまま吹き込まれることから、酸性ガスとの反応は、消石灰の固体表面で起こるため、その反応性を高める目的でBET比表面積を高めた消石灰の開発がこれまで行なわれてきた。
これまで、消石灰を主成分とする酸性ガス除去剤として、有機化合物および無機化合物が添加剤あるいは混合剤として使用されており、多くの特許出願がなされている。
まず、有機化合物を添加剤とする代表的なものとして、特許文献1では、オキシカルボン酸、エタノールアミン類、エチレングリコール類などを消化水に加えて消石灰を製造する方法、特許文献2では、エタノールを多量に含む消化水に加えて消石灰とする方法が記載されている。
高いBET比表面積を有する消石灰を得るために、消化水に加えられる物質は有機化合物であることが特徴であり、消化を遅らせる、いわゆる消化遅延剤としての働きを有し、消石灰のBET比表面積を高めるのに好適な有機化合物が使用されている。
また、消石灰そのもののBET比表面積を高める方法ではないが、無機化合物を混合剤とした酸性ガス処理剤の製造方法の一例として、特許文献3および特許文献4が挙げられる。特許文献3は、酸化カルシウムを供給できる物質をあらかじめ水と混合して分散液として、この分散液に二酸化ケイ素などを供給できる物質を混合投入して得られる非固結性の酸性ガス処理剤の製造方法である。
特許文献4は、高BET比表面積の消石灰に珪藻土などの無機化合物を混合して、酸性ガス処理剤として使用し、処理後の集塵装置であるバグフィルターの差圧の低減を目的としたものである。
以上の特許文献で示されるように、有機化合物は、消石灰のBET比表面積を高める目的で、原料生石灰と水とを反応させる消化工程で添加されているのに対し、無機化合物は消石灰への非固結性付与などの物性改善の目的で、消化工程後あるいは消石灰粉体に混合して利用されているのが現状である。
特開平9−278435号公報 特開平9−110425号公報 特開平3−258343号公報 特開2003−93837号公報
消石灰のBET比表面積を高めるために、消化工程に有機化合物を使用すると、得られた消石灰中に有機化合物が残存し、ごみ焼却炉での酸性ガスに、高BET比表面積消石灰を吹き込んで処理すると、酸性ガス処理後の集塵灰である飛灰をセメント原料などに利用する場合においては、化学的酸素供給量(COD)が増加することが考えられ、無視できない問題となっている。また、焼却炉では200℃近い酸性ガスに吹き込んで処理されるので、極微量ながら一酸化炭素を発生する可能性もある。
このように、従来の製造方法では、高いBET比表面積を持つ消石灰を得るために使用している有機化合物により、CODの増加や一酸化炭素の発生といった問題がある。したがって、これらの問題を解決することは、工業的にも、また環境負荷の低減という点からも大きな意味がある。
これまで、高比表面積の消石灰を得るためには、エタノールやエチレングリコール類といったアルコールなどの有機化合物を消化水に添加して消石灰を製造してきたが、本質的に有機化合物であることが、CODや一酸化炭素を引き上げる要因となっている。本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、消石灰の比表面積を高めるに好適な無機化合物を、特許文献3および特許文献4のように消化工程の後で混合添加するのではなく、原料の生石灰と水とを反応させる工程において加えることで、製造された消石灰そのものの比表面積を高められることを見いだし、本発明に至った。
本発明は、原料生石灰と水を反応させる消化工程において、二酸化ケイ素含有の無機化合物を添加させることで、有機化合物を含有せず、かつBET比表面積が15m/g以上の高BET比表面積を有する消石灰を提供するものである。
本発明の消石灰は、二酸化ケイ素を含有した無機化合物を原料生石灰に対して0.01〜20重量%を消化工程で添加することで、有機化合物を含有せず、かつBET比表面積が15m2/g以上の高BET比表面積を有する消石灰を得ることができる。
本発明により、これまで消石灰のBET比表面積を高めるために使用されてきた有機化合物の代用として無機化合物を使用でき、製造された消石灰をごみ焼却炉などで酸性ガス処理剤として使用すれば、CODや一酸化炭素を抑えることができるようになり、環境負荷が低減されると期待される。
本発明は、原料の生石灰と水とを反応させる消化工程において、二酸化ケイ素を含む無機化合物としてシリカゲル、珪藻土、ゼオライト、アロフェン、イモゴライト、酸性白土、活性白土の二酸化ケイ素を含む粘土鉱物あるいは人工鉱物の1種あるいは2種以上を添加することが大きな特徴である。これらの無機化合物は、消化反応に寄与するものであり、消化工程後に添加しても、得られる消石灰のBET比表面積は高くならない。
本発明で使用される無機化合物であるが、シリカゲル、珪藻土、ゼオライト、アロフェン、イモゴライト、酸性白土、活性白土の二酸化ケイ素を含む粘土鉱物あるいは人工鉱物の1種あるいは2種以上を使用することができる。当然ながら、これらを含有するものであっても差し支えない。例えば、アロフェンやイモゴライトを含有している鹿沼土、味噌土、あかほやなどでもよい。また、酸性白土や活性白土に含まれる主成分のモンモリロナイト、ハロイサイトなども使用しても構わないし、触媒などとして使用された後のこれらの粘土鉱物あるいは人工鉱物なども使用しても差し支えない。
これまでのように、有機化合物を使用すれば、一酸化炭素やCODの発生など環境負荷が懸念されるが、本発明では、無機化合物を使用することで、有機化合物を使用しないためCODや一酸化炭素の発生量の低減ができる。
本発明で使用される無機化合物の中には、比表面積100m/g以上のものもあり、消石灰との乾式混合でも比表面積を高くする効果はあるが、これは単なる加重平均で算出される比表面積となるだけである。本発明は、これらの無機化合物を消化の工程で共存させることで、乾式混合以上の比表面積を有する消石灰を提供することができる。
本発明で用いられる無機化合物の作用については、明らかではないが、オキシカルボン酸などと同じようにカルシウムイオンを捕捉することによるものと考えられる。
また、生石灰と水との消化工程の条件であるが、消化温度、消化水量、消化時間などだけでなく、原料である生石灰の粒度や活性度なども、生石灰と水とが反応さえすればどのような条件下であっても問題ない。
本発明での無機化合物の使用量は、原料の生石灰に対して、0.01〜20重量%の添加であれば、BET比表面積を15m/g以上とすることができる。0.01重量%未満の添加であると、得られる消石灰のBET比表面積は15m/g以上にはならず、また、20重量%を越えて添加すると、得られる消石灰のBET比表面積は20重量%添加時に比べてほとんど差がなくなり、BET比表面積の増加の効果が見られなくなる。コストおよびBET比表面積の増加の効果から、無機化合物の使用量は0.1〜5重量%が好ましい。
得られる消石灰のBET比表面積については、下限を15m/gとし、上限を定めないものとする。原料生石灰の性質などにより数値が異なってくるし、消化温度、時間などの消化条件により変動するし、また、工業的に製造する場合には試験室での実験値より高い値となる傾向があるためである。
こうした消石灰を製造するには、これらの無機化合物を消化水に添加させるか、生石灰に添加しておくか、さらには、消化水、生石灰と別途に添加してもよく、生石灰が水と反応する際に共存してさえおればよい。
本発明を用いて工業的に高比表面積を有する消石灰を製造するには、消化水中に本発明の特許請求項に記載された無機化合物を分散させ、消化機に投入される生石灰量に応じて、ほぼ同量の消化水の量を制御して加えるなどの方法で、生石灰と消化水を反応させ、熟成機で熟成させた後、気流乾燥機などで乾燥及び分級する、いわゆる半湿式消化法で製造することができる。
また、本発明の請求項に記載された無機化合物を生石灰量に対して過剰の消化水に、生石灰を投入しスラリー状として、振動篩などで分級し、フィルタープレスなどでろ過して、気流乾燥機などで乾燥及び分級する湿式消化法であっても製造することできるし、生石灰に対して同量以下の消化水で消化する乾式消化法であってもよい。コスト面と得られる消石灰のBET比表面積の数値から、半湿式消化法を採用することが望ましいが、どの消化法であって差し支えない。
こうして得られた消石灰は、ごみ焼却場などで発生する酸性ガスの除去剤として使用することができ、CODや一酸化炭素の発生を低減することが期待できる。
以下に実施例により具体的に説明するが、本発明は当該実施例のみに限定されるものではない。なお、本実施例で使用した無機化合物のBET比表面積、水分、二酸化ケイ素含有量を表1に示す。表2には、本実施例の結果を示すが、記載のCOD値は、環境省告示46号に準じて得た溶出液をJIS K 0102 17に準じ、過マンガン酸カリウムで測定した結果である。
(比較例1)60℃の水400gに、3〜13mmの粒状生石灰60gを攪拌しながら添加して15分消化させた。消化後、150μmの篩で分級し、篩通過分をろ過し、110℃で一昼夜乾燥して消石灰を得た。このもののBET比表面積を測定したところ、11.8m/gであった。また、このもののCOD値は4.0ppmであった。
(比較例2)60℃の水400gに、ジエチレングリコールを0.6g(生石灰に対して1重量%)を分散させ、攪拌しながら3〜13mmの粒状生石灰60gを添加して15分消化させた以外は、比較例1と同じように実施した。得られた消石灰のBET比表面積は31.7m/gであった。また、このもののCOD値は220ppmであった。
(比較例3)60℃の水400gに、3〜13mmの粒状生石灰60gを攪拌しながら添加して15分消化させ、ゼオライトを0.6g(生石灰に対して1重量%)を添加して5分間攪拌を続けた。その後、150μmの篩で分級し、篩通過分をろ過し、110℃で一昼夜乾燥して消石灰を得た。このもののBET比表面積を測定したところ、11.4m/gであった。また、このもののCOD値は4.8ppmであった。
(実施例1)60℃の水400gに、ゼオライトを0.6g(生石灰に対して1重量%)を分散させ、攪拌しながら3〜13mmの粒状生石灰60gを添加して15分消化させた。消化後、150μmの篩で分級した。150μmの篩上には、ほとんど残渣が見られなかった。篩通過分をろ過し、110℃で一昼夜乾燥して、BET比表面積を測定したところ、27.1m/gであった。実施例1と消石灰中のゼオライト量と同じになるように、比較例1で得られた消石灰と使用したゼオライトを乾式混合した場合のBET比表面積の荷重平均値は11.7m/gと計算された。明らかに実施例1で得られた消石灰BET比表面積のほうが、高い数値が得られた。また、このもののCOD値は5.1ppmで比較例2の数値より低下した。
(実施例2〜6)各無機化合物0.6gを用いて実施例1と同様に実施し、同じように乾式混合した場合のBET比表面積との比較を行い、いずれの場合においても、各実施例で得られた消石灰BET比表面積のほうが、高い数値が得られ、COD値も比較例2の数値より低下した。BET比表面積およびCOD値を比較例1、比較例2、比較例3および実施例1とともに結果を表2に示す。
(実施例7)ゼオライト9g(生石灰に対して15重量%)を用いて実施例1と同様に実施し、同じように乾式混合した場合のBET比表面積との比較を行い、本実施例で得られた消石灰BET比表面積のほうが高い数値が得られ、COD値も比較例2の数値より低下した。BET比表面積とCOD値の結果を同じく表2に示す。
(実施例8)ゼオライト12g(生石灰に対して20重量%)を用いて実施例1と同様に実施し、同じように乾式混合した場合のBET比表面積との比較を行い、本実施例で得られた消石灰BET比表面積のほうが高い数値が得られ、COD値も比較例2の数値より低下した。BET比表面積とCOD値の結果を同じく表2に示す。
(比較例4)ゼオライト15g(生石灰に対して25重量%)を用いて実施例1と同様に実施した結果を表2に示す。
(実施例9)活性白土A0.3g(生石灰に対して0.5重量%)を用いて実施例1と同様に実施し、同じように乾式混合した場合のBET比表面積との比較を行い、本実施例で得られた消石灰BET比表面積のほうが高い数値が得られた。また、COD値も比較例2の数値より低下した。BET比表面積とCOD値の結果を同じく表2に示す。
(実施例10)活性白土A0.06g(生石灰に対して0.1重量%)を用いて実施例1と同様に実施し、同じように乾式混合した場合のBET比表面積との比較を行い、本実施例で得られた消石灰BET比表面積のほうが、高い数値が得られ、COD値も比較例2の数値より低下した。BET比表面積とCOD値の結果を同じく表2に示す。
(実施例11)活性白土A0.006g(生石灰に対して0.01重量%)を用いて実施例1と同様に実施し、同じように乾式混合した場合のBET比表面積との比較を行い、本実施例で得られた消石灰BET比表面積のほうが、高い数値が得られ、COD値も比較例2の数値より低下した。BET比表面積とCOD値の結果を同じく表2に示す。
(比較例5)活性白土A0.003g(生石灰に対して0.005重量%)を用いて実施例1と同様に実施した。結果を同じく表2に示す。
(実施例12)60℃の水400mlに、ゼオライト、アロフェン含有土、シリカゲル、活性白土A、酸性白土、珪藻土を各0.1gを分散させ、攪拌しながら3〜13mmの粒状生石灰60gを添加して15分消化させた。消化後、150μmの篩で分級した。150μmの篩上には、ほとんど残渣が見られなかった。通過分をろ過し、110℃で一昼夜乾燥して、BET比表面積を測定したところ、28.7m/gであった。本実施例と消石灰中の各無機化合物の量が同じになるように、比較例1で得られた消石灰と使用した無機化合物を乾式混合した場合のBET比表面積の荷重平均値は13.1m/gと計算された。明らかに本実施例で得られた消石灰BET比表面積のほうが、高い数値が得られた。また、このもののCODは4.4ppmであった。明らかに、比較例2のCODの数値より低下した。BET比表面積とCOD値の結果を表2に示す。
(比較例6)25℃の水60gに、攪拌しながら1mm以下の粉末状生石灰60gを添加して10分消化させた。消化後、110℃で一昼夜乾燥して消石灰を得た。得られた消石灰を粉砕して、150μm全通として、このもののBET比表面積を測定したところ、13.6m/gであった。また、このもののCOD値は4.3ppmであった。
(比較例7)25℃の水60gにジエチレングリコール0.6gを分散させ、攪拌しながら1mm以下の粉末状生石灰60gを添加して10分消化させた以外は、比較例6と同様に実施した。得られた消石灰のBET比表面積とCOD値は、それぞれ、35.2m/g、360ppmであった。
(実施例13)25℃の水60gにシリカゲル0.6gを分散させ、攪拌しながら1mm以下の粉末状生石灰60gを添加して10分消化させた。消化後、110℃で一昼夜乾燥して消石灰を得た。得られた消石灰を粉砕して、150μm全通として、このもののBET比表面積を測定したところ、30.0m/gであった。本実施例と消石灰中のシリカゲル量が同じになるように、比較例6で得られた消石灰と使用したシリカゲルを乾式混合した場合のBET比表面積の荷重平均値は15.7m/gと計算された。明らかに本実施例で得られた消石灰BET比表面積のほうが、高い数値が得られた。このもののCOD値は5.0ppmであり、比較例7の数値より低下した。
(実施例14〜17)各無機化合物0.6gを用いて実施例13と同様に実施した。それぞれの実施例と消石灰中の無機化合物の量が同じになるように、比較例6で得られた消石灰と各無機化合物を乾式混合した場合のBET比表面積とそれぞれの実施例で得られた消石灰のBET比表面積との比較を行い、いずれの場合においても、実施例で得られた消石灰BET比表面積のほうが、高い数値が得られ、COD値も比較例7の数値より低下した。BET比表面積およびCOD値を比較例6、比較例7および実施例13とともに結果を表2に示す。
(比較例8)25℃の水40gに、攪拌しながら1mm以下の粉末状生石灰60gを添加して10分消化させた。消化後、110℃で一昼夜乾燥して消石灰を得た。得られた消石灰を粉砕して、150μm全通として、このもののBET比表面積を測定したところ、13.1m/gであった。このもののCOD値は4.2ppmであった。結果を表2に示す。
(比較例9)25℃の水40gにジエチレングリコール0.6gを分散させ、攪拌しながら1mm以下の粉末状生石灰を添加して10分消化させた以外は、比較例7と同様に実施した。得られた消石灰のBET比表面積とCOD値は、それぞれ、35.2m/g、350ppmであった。結果を表2に示す。
(実施例18)25℃の水40gにシリカゲル0.6gを分散させ、攪拌しながら1mm以下の粉末状生石灰を添加して10分消化させた。消化後、110℃で一昼夜乾燥して消石灰を得た。得られた消石灰を粉砕して、150μm全通として、このもののBET比表面積を測定したところ、29.3m/gであった。本実施例と消石灰中のシリカゲル量が同じになるように、比較例7で得られた消石灰と使用したシリカゲルを乾式混合した場合のBET比表面積の荷重平均値は15.4m/gと計算された。明らかに本実施例で得られた消石灰BET比表面積のほうが、高い数値が得られた。また、このもののCOD値は5.0ppmで、比較例9の数値より低下した。BET比表面積およびCOD値の結果を表2に示す。
本実施例の生石灰60gに対して、消化水量400gは湿式消化、消化水量60gは半湿式消化、40gは乾式消化といわれるものである。ジエチレングリコール等の有機化合物を使用した場合、湿式消化では、ろ過という脱水工程が含まれることから、COD値は他の消化法に比べて低くなる。本実施例のように、湿式消化でもジエチレングリコールを原料生石灰に対して1重量%使用してもCOD値は220ppm程度であるが、無機化合物を添加すれば、COD値は一桁台の数値となる。
以上のように、本発明により、有機化合物を含有しない、かつ高BET比表面積を持つ消石灰を提供でき、これを酸性ガス除去剤として使用すれば、明らかにCODを低減することができ、しいては一酸化炭素の発生も低減できる。
Figure 2011116573
Figure 2011116573

Claims (3)

  1. 原料生石灰と水を反応させる消化工程において、二酸化ケイ素含有の無機化合物を添加させることで得られる、有機化合物を含有せず、かつBET比表面積が15m/g以上の高BET比表面積を有する消石灰。
  2. 原料生石灰と水とを反応させる消化工程において、シリカゲル、珪藻土、ゼオライト、アロフェン、イモゴライト、酸性白土、活性白土の二酸化ケイ素を含む粘土鉱物あるいは人工鉱物の1種あるいは2種以上を、原料生石灰に対して0.01〜20重量%を添加させて製造される請求項1に記載の消石灰の製造方法
  3. 請求項1に記載の消石灰を有効成分とする酸性ガス除去剤。
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