[go: up one dir, main page]

JP2010527265A - シースイントロデューサ - Google Patents

シースイントロデューサ Download PDF

Info

Publication number
JP2010527265A
JP2010527265A JP2010508522A JP2010508522A JP2010527265A JP 2010527265 A JP2010527265 A JP 2010527265A JP 2010508522 A JP2010508522 A JP 2010508522A JP 2010508522 A JP2010508522 A JP 2010508522A JP 2010527265 A JP2010527265 A JP 2010527265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath introducer
sheath
distal end
longitudinal
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010508522A
Other languages
English (en)
Inventor
バーズリー,アール
マ,チェンルー
ジェイ マケヴォイ,トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EPITEK Inc
Original Assignee
EPITEK Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EPITEK Inc filed Critical EPITEK Inc
Publication of JP2010527265A publication Critical patent/JP2010527265A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/06Body-piercing guide needles or the like
    • A61M25/0662Guide tubes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • A61B17/3431Cannulas being collapsible, e.g. made of thin flexible material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • A61B17/3439Cannulas with means for changing the inner diameter of the cannula, e.g. expandable
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/1002Balloon catheters characterised by balloon shape
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods for holding wounds open, e.g. retractors; Tractors
    • A61B17/0218Surgical instruments, devices or methods for holding wounds open, e.g. retractors; Tractors for minimally invasive surgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B2017/347Locking means, e.g. for locking instrument in cannula
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B2017/348Means for supporting the trocar against the body or retaining the trocar inside the body
    • A61B2017/3492Means for supporting the trocar against the body or retaining the trocar inside the body against the outside of the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0043Catheters; Hollow probes characterised by structural features
    • A61M25/0054Catheters; Hollow probes characterised by structural features with regions for increasing flexibility

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

シースイントロデューサは、長手方向の反対側に配置された両端を有して長手方向に延びる縦長基材を含む。開口が縦長基材の各端部に現れ、通路が縦長基材の両開口を通って長手方向に延びる。シースイントロデューサの縦長基材は、一端から他端にかけて変化する剛性を有する。一例において、シースイントロデューサは、最小限の侵襲性を伴う医療処置において用いられる器具および/または医療製品を挿入することができる。
【選択図】 なし

Description

本願は、エピテックインコーポレイテッドの名においてPCT国際出願されているものであって、2007年5月17日に出願された「INTRODUCER SHEATH」と題する米国特許出願第60/938,636号の利益を主張するものであり、その全体を参照として本明細書に組み入れる。
患者の体内への侵襲を最小限とするアクセス(minimally invasive access)をもたらすことができて、長手側面(longitudinal profile)に沿って変化する剛性を有するシースイントロデューサが記載されている。例えば、最小限の侵襲を伴う医療処置における器具および/または医療製品の挿入に特に有用であるシースイントロデューサが提供される。
シースイントロデューサは、広く知られていて、特定の医療処置および医療用途において使用される器具の挿入等に広く用いられている。このようなシースイントロデューサは、侵襲を最小限として患者の外傷を軽減させることを狙いとした手術において採用されている。
例えばシースイントロデューサは、動脈内および静脈内、より一般的には患者の体内にカテーテルを送るためによく用いられる。このようなシースは、典型的には一定の硬度(durometer)を有する材料から構成されており、柔軟性または剛性の変化がない。そのような材料の一定の硬度は、シースに長手側面に沿って変化せずに全域に亘って一定の剛性(または柔軟性)をもたらす。
しかし、このようなシースには、患者の体内の一部分に押し込むのに十分に硬直であって(すなわち柔軟すぎず)、かつ患者の体内に入った後に柔らかい組織および/または臓器に接続させるのに十分に柔軟である(すなわち硬直すぎない)わけではないという欠点がある。
従って、シースイントロデューサには未だ改善の余地がある。例えばシースイントロデューサにその長手方向に沿って変化する柔軟性を備えるという、また例えば使用の際にはシースの最小限の侵襲性を保ちつつシースの固定性の改善をもたらすという、要求がある。
以下の開示により、改善されたシースイントロデューサを提供する。本明細書に記載するシースイントロデューサは、その長手側面に沿って変化する剛性を有し、患者の体の一部分への最小限の侵襲を伴うアクセスを提供する。
一例として、本明細書に記載のシースイントロデューサは、侵襲を最小限とする医療処置において用いられる器具および/または医療製品の挿入に採用され得る。特定の例において、本明細書に記載のシースイントロデューサは、左心耳閉塞器に例示される、心臓手術を実施する際に剣状突起下アクセス(sub-xiphoid access)を採用するような器具の挿入に有用である。
一形態において、シースイントロデューサは、長手方向に延び、長手方向の反対側に配置された両端を有する縦長基材を含む。各端部には開口が現れ、それによって縦長基材を通って長手方向に延びる通路の範囲が定まる。シースイントロデューサの縦長基材は、通路の周囲において一端から他端にかけて変化する剛性を有する壁部を含む。
一形態において、シースイントロデューサは近位端と遠位端とを含む。近位端は、遠位端を押し込むように取り扱うことができて遠位端の手前に位置する。遠位端は、患者の体内の特定部分に挿入することができる。シースイントロデューサは、縦長基材に沿って近位端から遠位端へと減少する剛性を有し、それによって遠位端が近位端よりも柔軟になっている。
さらに別の形態において、シースイントロデューサは近位端と遠位端とを含む。遠位端は、患者の体内へのシースイントロデューサの挿入および患者の体内でのシースイントロデューサの動作が容易になるように構成されている先端を有する。
別の形態において、シースイントロデューサは近位端と遠位端とを含む。遠位端は拡張機を含む。拡張機は、体内における手術の実施を容易にするための作業空間をもたらすために、患者の体内で空間を拡張させるように操作可能である。
さらに別の形態において、シースイントロデューサは保持機構を含む。保持機構は、シースイントロデューサの一部が患者体内の所望の位置に挿入された後のようにシースイントロデューサが位置決めされた後に、シースイントロデューサを所定の位置に保持するように操作可能である。一形態において、保持機構は、シースイントロデューサを患者の体内に変化する長さで挿入して固定できるように調整できる。
別の形態において、シースイントロデューサはロック装置を含む。ロック装置は、シースイントロデューサの縦長基材を通して挿入された器具を固定するように操作可能であり、患者の体内における手術に用いることができる。
上記およびその他の新しさおよび利点を示すこととする。技術的開示をよりよく理解するためには、この出願の一部である図面を参照し、さらに図面に伴う記述事項を参照することができる。その中において、技術的概念やその利点のいくつかの形態を示し、説明する。
図示されている形態は一例に過ぎず、本件の技術的開示の発明概念に適合するものである。
図1はシースイントロデューサの一形態の部分斜視図である。 図2はシースイントロデューサの別の形態の斜視図である。 図3はシースイントロデューサの別の形態の斜視図である。 図4はシースイントロデューサのさらに別の形態の斜視図である。 図5はシースイントロデューサのさらに別の形態の斜視図である。 図6はシースイントロデューサの別の形態の側面図である。 図7はシースイントロデューサの遠位端の一形態の部分側断面図である。 図8はシースイントロデューサの別の形態の断面図である。 図9はシースイントロデューサがアクセスとして使用され得る一形態である胸腔の図である。 図10は心臓の前面図であってシースイントロデューサの到達の目標とされている組織の一形態である左心耳を示す。 図11Aはシースイントロデューサの縦長基材用のロック装置の一形態の側面図である。図11Bは図11Aのロック装置のB−B線に沿う断面図である。図11Cは図11Aのロック装置の端面図である。 図12Aはロック装置の別の形態の斜視図である。図12Bは図12Aのロック装置の端面図である。 図13は拡張機の一形態の斜視図である。 図14は図13の拡張機の製作に採用可能な形状の一形態の平面図である。 図15AからCはシースイントロデューサとともに作動している図13の拡張機を示す側面図である。図15Aは非拡張状態にあってシースイントロデューサ内部に格納されている拡張機を示し、図15Bは部分的拡張状態にある拡張機を示し、図15Cは完全拡張状態にある拡張機を示す。 図16AからDはシースイントロデューサおよびロック装置とともに作動している図13の拡張機を示す。図16Aは装填器具を用いてシースイントロデューサ内に装填される拡張機を示す。図16Bは拡張機および装填器具を示す。図16C,Dはそれぞれ部分的拡張状態にある拡張機および完全拡張状態にある拡張機を示す。 図17はアクセスキットの一形態の上面図である。
一般に、シースイントロデューサは、患者の体内の特定部分への侵襲を最小限とするアクセスをもたらすことができる。シースイントロデューサは、その長手側面に沿って変化する剛性を有する。所望の変化する剛性を達成するために種々の態様を採用することができる。シースイントロデューサは、患者への外傷を回避または少なくとも軽減させつつ、容易に挿入され、体内において種々の長さ、角度および/または方向に動かすことができる。シースイントロデューサは、所望の部位に位置決めされた後、固定可能であり、患者の体内における作業空間を拡張させることができる。
一つの用途として、シースイントロデューサは、最小限の侵襲を伴う医学処置において用いられる器具および/または医療製品を挿入することができる。ある特定の例において、シースイントロデューサは、心臓手術を実施する際に剣状突起下アクセスを採用する器具の挿入に有用である。心臓手術を実施する際に用いられるこのような器具は、例えば左心耳閉塞器またはバイパス手術の際に用いられる器具をさらに含み得る。
図1は、シースイントロデューサ10の一形態の部分斜視図である。シースイントロデューサ10は、縦長基材12の長さに沿って変化する剛性を備える。本形態において、縦長基材12は、全体として柔軟であってもよく、長手方向に配置された反対側の両端11,13を有する。
通路18が縦長基材12を通って形成されるように、開口14が端部11、13のそれぞれに配置される。一形態において、通路18は患者の体内にシースイントロデューサ10を介して器具および/または他の医療製品を挿入することができるように構成されている。シースイントロデューサ10を通して所望の器具および/または他の医療製品が適切に挿入され得るのであれば、通路18の形状や大きさは特に限定されない。一例として、シースイントロデューサの内径は約30French(0.390”I.D.x.020”wall)である。
一形態において、シースイントロデューサ10は、押し出し法を用いて一つまたは複数のポリマー材料から生成され得る。用いられるポリマーは、一定の硬度を有していてもよく異なる硬度を有していてもよい。使用可能なポリマーの例は、ペバックス(登録商標;Pebax)、ポリアミド、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)およびポリプロピレンを含む。これらのポリマーは、シースイントロデューサ10を製造するために用いることができる材料の数種の例に過ぎない。シースイントロデューサ10は、変化する剛性を備え、患者の体内での使用に適切なものであれば、ポリマー材料を含んでも含まなくてもよく、押し出し法により製造されてもされなくてもよい。
内腔16は縦長基材12の壁の内部に配置されている。内腔16は支持部材20を挿入するための空間を提供する。一形態において、内腔は、縦長基材12を通って長手方向に延びる通路と類似の形状であり、縦長基材12の壁構造の内部であって通路18の外周の外側に配置される。一形態において、内腔16は、縦長基材12の壁の内部を長手方向に押し出し加工されていて、端部11,13において孔15を有する。
内腔16は、支持部材20が挿入され得るように構成されている。挿入されると、支持部材20によって、シースイントロデューサ10は縦長基材12の長手側面(または長さ)に沿って剛性を変化させることができる。例えば、シースイントロデューサ10は、近位端から遠位端へと剛性を減少させることができる。支持部材20の剛性は、個別の長さを有し、剛性が相違する複数の支持部材を用いることで変化させることができる。支持部材20の剛性は、熱加工により長手方向に沿う剛性の変化を誘起したり、外径を研磨して材質を削ったりする加工を施した単一の支持部材を用いることによって変化させることができる。
以上まとめると、支持部材20は、内腔16に挿入され、縦長基材12に沿って剛性の変化をもたらす。さらに別の例において、支持部材20は、シースイントロデューサ10の押し出し成形時等に、縦長基材12の壁の内部である内腔16に連続的に押し出し成形されてもよい。このように押し出し成形された支持部材の剛性も内腔の長手方向に沿って変化し、縦長基材の剛性も同様に変化する。支持部材20が内腔16の内部に挿入される具体的な方法は非限定であって同様に適した他の方法を採用してもよい。
図1において、支持部材20はロッド状構造に例えることができる。支持部材20は、金属のロッドとしてもよく、プラスチックのロッドとしてもよく、それらを組み合わせたロッドとしてもよい。図示したように、縦長基材12は2つの内腔16を含む。さらに図1は、2つの内腔16に挿入された2つの支持部材20を示す。シースイントロデューサ10は図示した構造に限定されず、所望によりおよび/または必要に応じて、一つのまたは二つを超える内腔が採用され得る。また、十分な数の支持部材が同数の内腔に配されていて、所望の変化する剛性を得ることができるのであれば、支持部材20の数は所望および/または必要に応じて変更してもよい。
図示したように、支持部材20は縦長基材12よりも長いが、これは支持部材20が縦長基材12の長さに亘って挿入されている形態を示すという図示の上での目的からに過ぎない。縦長基材12の長さは、各内腔16において用いられる各支持部材の長さに対して、少なくとも同じ、またはより長くてもよい。
さらに別の例において、シースイントロデューサ600は、単一の内腔616を含んでいてもよく、この内腔は縦長基材612の壁構造の内部であって通路618の外周のわずかに外側に配置されていてもよい(図8等)。すなわち、内腔616は、通路618を形づくる壁と縦長基材612の外壁との間の連続する空隙として構成されていてもよい。このような構成では、支持部材620は、縦長基材612の壁構造の内部であり通路618の外側に挿入または形成され得る円筒管として構成することができる。
図2は、シースイントロデューサ100の別の形態の側面図である。シースイントロデューサ100は縦長基材102を含む。縦長基材12と同様、縦長基材102は、押し出し技術を用いて製造され得る。縦長基材102は端部111,113において開口104を規定する。シースイントロデューサ10と同様、シースイントロデューサ100は、通路18と同様、縦長基材102を長手方向に通って延びる通路118(完全には示されていない)を含む。
シースイントロデューサ100は、異なる硬度を有する領域1−3を含む。一形態において、領域1−3は端部113から端部111へと減少する硬度を有する。この構成では、端部113から端部111へと縦長基材102の柔軟性が増加する。換言すると、端部113から端部111へと縦長基材102の剛性が小さくなる。所望であれば、シースイントロデューサ100は、領域1−3の間における緩やかな変化を可能とする遷移部106を有し得る。一形態において、遷移部106は、縦長基材102の外表面のテーパー状の面(傾斜面)として形成されていて、端部111は端部113よりも薄い側面を有する。遷移部106は、縦長基材102に沿って剛性を滑らかに変化させることができて、シースイントロデューサ全体の側面および表面の全体から鋭い端面をなくすこともできる。
一形態において、端部113は近位端であり、端部111は遠位端である。近位端は、患者の体内に遠位端を押し込むように操作可能であり、この場合、近位端は、先導端たる遠位端に先行し、あるいは追随する。この構成では、シースイントロデューサ100の端部113から端部111へと減少する硬度は、より剛直な(すなわちより柔軟でない)領域1をもたらすので、シースイントロデューサ200のより容易な押し込みが可能となる。領域2,3は、患者の体内にシースイントロデューサがある際に、シースイントロデューサの体組織へのより容易な接続のために、段階的に増加する柔軟性(すなわち減少する剛性)を有する。一形態において、領域3は最も柔軟である(すなわち最も剛直でない)。
上述のとおり、変化する剛性は連続した押し出しにより達成することができるが、この場合、シースイントロデューサ100の領域1−3は押し出し成形の間に押し出し機によって切り替えられる。これにより、縦長基材102の長さに沿って変化する剛性を達成できる。
上述のとおり、シースイントロデューサ100は少なくとも一つの遷移部106を備え得る。遷移部106は、例えば領域1−3が異なる硬度を有することによって、剛性の段階的な変化をもたらす。剛性の段階的な変化はシースイントロデューサの長さに応じて調整できる。
さらに、本明細書に記載するいずれのシースイントロデューサの長さも、患者の体における所望の位置へ挿入するために十分であれば、必要に応じて変更され得る。シースイントロデューサは患者の体内に所望の器具および/または医療製品を挿入可能であることが望ましい。シースイントロデューサは体内に挿入して使用するための器具および/または医療製品の機能を制限しないことも望ましい。
図2は、長手側面に沿って端部113から端部111へと厚みが薄くなる縦長基材102を含むシースイントロデューサ100を示す。すなわち、図2は、端部113におけるよりも端部111において小さい直径を有するシースイントロデューサ100を示す。この構成では、厚みにおける変化によって、縦長基材102の長手側面に沿った剛性(または柔軟性)の変化が助長され得る。
シースイントロデューサ10と同様、シースイントロデューサ100は、その長さに沿って一つまたは複数のポリマーを用いて製造することができる。用いられるポリマーは、一定の硬度を有していても異なる硬度を有していてもよい。使用可能なポリマーの例には、ペバックス、ポリアミド、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)およびポリプロピレンが含まれる。これらのポリマーは、シースイントロデューサ100を製造するために用いることができる材料の数種の例に過ぎない。シースイントロデューサ100は、変化する剛性を備え、患者の体内での使用に適切なものであれば、ポリマー材料を含んでも含まなくてもよく、押し出し法により製造されてもされなくてもよい。
図3は、シースイントロデューサ200の別の形態の側面図である。シースイントロデューサ200は、端部211,213を有する縦長基材202を含む。縦長基材202は端部211,213において開口204を規定する。上述のシースイントロデューサと同様、シースイントロデューサ200も、縦長基材202を通って長手方向に延びる通路218(完全には示されていない)を含む。シースイントロデューサ100とは異なり、シースイントロデューサ200の縦長基材202は、長手側面に沿って直径または厚みが実質的に変化していない。むしろ、縦長基材202は、端部213から端部211にかけて、直径または厚みという全体の形状が実質的に等しくなるように保たれている。
上述したシースイントロデューサ10,100,200は、実質的には円筒形状である。シースイントロデューサは、患者の体内に安全に挿入され使用できるのであれば、この特定の構成に限定されない。
図3に戻って、シースイントロデューサ200は、縦長基材202に沿って変化する剛性を有する。一例において、領域1が最も剛直で、領域2,3に進むにつれて剛直でなくなる(すなわち、減少していく剛性または増加していく柔軟性を有する)。
一形態において、端部213は近位端であり、端部211は遠位端である。近位端は、患者の体内に遠位端を押し込むように操作可能であり、この場合、近位端は、先導端たる遠位端に先行し、あるいは追随する。この構成では、シースイントロデューサ200の端部213から端部211へと減少する硬度は、より硬直な(すなわちより柔軟でない)領域1をもたらすので、シースイントロデューサ200のより容易な押し込みが可能となる。領域2,3は、患者の体内にシースイントロデューサ200がある際に、シースイントロデューサの体組織へのより容易な接続のために、段階的に増加する柔軟性(または小さくなる剛性)を有する。シースイントロデューサ100と同様、一形態において、領域3は最も柔軟(すなわち最も剛直でない)であり得る。
一形態において、領域1は、領域2,3よりも剛性が相対的に大きい硬いポリマー(ペバックス(登録商標)樹脂、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン)から構成されていてもよい。領域2は、領域1よりも相対的に小さい剛性を有する低硬度の樹脂から構成されていてもよい。領域3は、領域1,2の樹脂よりも相対的に小さい剛性(高い柔軟性)を有するさらに低い硬度の樹脂から構成されていてもよい。一例に過ぎないが、領域1は硬度が72Dである樹脂のような剛直な材料から構成されていてもよく、領域2は硬度が55Dである樹脂のような低い硬度の材料から構成されていてもよく、領域3は硬度が35Dである樹脂のようなさらに低い硬度の材料から構成されていてもよい。適切および/または必要であれば、採用する具体的な硬度と同様、用いる具体的な材料を変更してもよい。
さらに、シースイントロデューサが用いられるべき手術に望ましく適切であれば、縦長基材のいずれかの部分が特定の硬度を有する領域であってもよい。一形態において、シースイントロデューサの(遠位端に向かって)1/2〜2/3の前方部は、体内組織へのシースの接続ができるように、より柔軟な材料から構成されていてもよい。(近位端に向かっての)後方部は、患者の体内にシースイントロデューサを押し込むことができて、患者の皮膚などにシースイントロデューサを固定するために、より剛直な、すなわちより柔軟でない材料から構成されていてもよい。本明細書において述べるシースイントロデューサがあるべき所定の位置に固定された際に器具および/または医療製品を挿入できることが望ましい。
上述のとおり、変化する剛性は連続した押し出しにより得ることができる。図3の形態において、シースイントロデューサ200の領域1−3に用いられる材料の硬度または剛性は、変化する剛性を得るための押し出し成形時の押し出し機によって変化させることができる。シースイントロデューサ200は少なくとも一つの遷移部206を含んでもよい。遷移部206では、領域1−3が異なる剛性を有することによって、縦長基材202の剛性が変化をもたらす。シースイントロデューサ100と同様、シースイントロデューサの剛性は種々の長さを有するシースイントロデューサにより調整され、必要に応じてシースイントロデューサの長さは修正することができる。また、シースイントロデューサ200の長さは、患者の体における所望の位置への挿入に十分であれば限定されない。シースイントロデューサ200は患者の体内への所望の器具および/または医療製品を挿入できる長さを有することが望ましい。シースイントロデューサ200は挿入するべき器具および/または医療製品の機能を限定しないことも望ましい。
上述の他のシースイントロデューサ同様、シースイントロデューサ200は長手方向に沿って種々のポリマーから製造され得る。用いられるポリマーは、異なる硬度を有しており、縦長基材202に沿って変化する剛性を達成することができる。上記のような数種の材料は、シースイントロデューサ200の製造に用いられてもよい。シースイントロデューサ200が変化する剛性を備えて患者の体内での使用に適切であれば、ポリマー材料を含んでも含まなくてもよく、押し出し法により製造されてもされなくてもよい。
別の形態において、上述のいずれのシースイントロデューサも、シースイントロデューサを形成するために用いられるポリマーまたは材料に放射線不透性材料を添加する等の方法で、放射線不透過性としてもよい。放射線不透性材料の採用は、患者の体内においてシースを固定する臨床診断の際等に、X線透視法(fluoroscopy)の使用を可能にする。一形態において、放射線不透性材料は、シースイントロデューサの製造に用いられる材料に混合される。一例において、放射線不透性材料は、シースイントロデューサの各部分の材料に混合される。他の例において、放射線不透性材料は、シースイントロデューサの長手方向に均等に分散され、シースイントロデューサの製造に用いられる混合物にある割合で導入され得る。
上述のとおり、上記シースイントロデューサは近位端と遠位端とから形成され得る。近位端は最も剛直である(または最も柔軟でない)領域を含み、遠位端は最も柔軟である(または最も剛直でない)領域を含む。このような構成では、近位端から遠位端にかけて、変化する剛性は減少する。すなわち、近位端(例えば領域1)は遠位端よりも剛直であって、遠位端に向かって(例えば領域2,3)シースイントロデューサの柔軟性は増加する。図2,3に、三つの領域1−3を示す。領域の数は単なる例に過ぎず、所望または必要があれば、2つの領域があっても、3つより多くの領域があってもよい。
別の形態において、シースイントロデューサは編組補強体(braided reinforcement)から構成され得る。すなわち、径の内側が開いている状態を保つため、シースイントロデューサは編組体(不図示)から構成されていてもよく、これにより、シースイントロデューサの縦長基材を支えてシースイントロデューサが潰れて内径が減少することを防ぐことができる。このような編組補強体は広く知られ、種々の管状体の製造に用いることができるものであって、強度のあるシースイントロデューサの縦長基材を製造することもできる。一形態において、編組補強体は、シースイントロデューサの基材の内表面に配置されていてもよく、シースイントロデューサの内側の材料と外側の材料との間に配置された積層体であってもよく、縦長基材の材料に埋め込まれてもよい。編組補強体は、シースイントロデューサの長手方向に沿って配置されていてもよく、また部分的に配置されていてもよい。
図4に転じて、シースイントロデューサ300の別の形態は、保持機構310およびロック装置316を有する。保持機構310は、シースイントロデューサ300が使用に望ましい位置に位置決めされた後にそのシースイントロデューサ300を所定の位置に安定化し、固定することができる。ロック装置316は、シースイントロデューサ300を通して挿入されて所定の位置に置かれた後に所望の器具および/または医療製品を安定して保持することができる。
上記の別のシースイントロデューサと同様、シースイントロデューサ300は、端部311,313を有する縦長基材302を含む。一形態において、端部313は近位端であり、端部311は遠位端である。遠位端311は開口304を有し、通路318(完全には示されていない)は縦長基材302を通って長手方向に延びている。シースイントロデューサ300は上記別のシースイントロデューサと同様の開口(図4では図示していない)を近位端313において含む。また、縦長基材302は、シースイントロデューサ300の剛性を変化させるために、異なる硬度を有する領域A−Cを含む。一形態において、領域A−Cは互いに関連する剛性を有する。例えば、縦長基材302は、近位端313から遠位端311へと剛性が減少していくように変化する剛性を有する。
一形態において、保持機構310は、縦長基材302に接続され、シースイントロデューサ300の一部が患者の体内に挿入され位置決めされた後等にシースイントロデューサ300の内部への動きを防ぐ留め具312を含む。保持機構310は、縦長基材302に接続され、シースイントロデューサ300の一部が患者の体内へ挿入され位置決めされた後等に外部への動きを防ぐ留め具314を含む。
一形態において、留め具312は、近位端313の近傍において縦長基材302の周囲に配置されている。シースイントロデューサが挿入され得る量が制限されるように、縦長基材302に対して留め具312は大きな径を有する。すなわち、留め具312は、留め具312の増加した径の構造によりシースイントロデューサ300の挿入が制限されるように、実質的に患者の体外に配置される。一形態において、留め具312は近位端313に向かって増加する径を有する。この場合、留め具312はテーパー状の形状を有する。
また、留め具314は、患者の体内にシースイントロデューサ300が挿入され位置決めされた際に、大きくなる径を有し得るように構成されている。図示のとおり、留め具314は、縦長基材302の外表面の周囲に配置された拡張可能部材である。一形態において、留め具314は、膨張可能なバルーンであり、体内の所望の位置にシースイントロデューサ300が挿入され位置決めされた後に、膨張され得る。この構成では、シースイントロデューサ300が所定の位置に配置された後、外向きおよび内向きの動きを防止し、さらに脱落を防止できる。すなわち、留め具314は、患者の体内に配置され、シースイントロデューサ300の望ましくない脱落を防ぐ。
さらに別の形態において、留め具312,314は、縦長基材302に沿って調整可能である。例えば、シースイントロデューサ300が挿入され得る長さまたは量を調整できるように、留め具312,314は、縦長基材302の長手方向に沿った軸に沿ってスライドして移動することができる。この構成では、保持機構は縫合されておらず、シースイントロデューサ300の挿入量は留め具312,314の位置によって調整され得る。例えば、手術の際には、留め具312は所定の位置に固定され係止することができ、シースイントロデューサ300は留め具312で定まるある許容長まで挿入され得る。シースイントロデューサ300が留め具312で定まる許容長まで挿入されると、留め具314は調整され所定の位置に固定され得る。その後、留め具314は、シースイントロデューサ300の脱落を防ぐために膨張し得る。留め具314は膨張するにつれてその内径が小さくなってシース300の外側に緊密に固定される。
留め具312、314を含む保持機構310は、所望の部分が患者の体内における所望の位置に挿入され位置決めされた後に、シースイントロデューサ300を所定の位置で固定することができるのであれば、図4に示した構造や構成に限定されない。
ロック装置316は近位端313に配置されている。一形態において、ロック装置316は、近位端313に配置されたハブ状構造体であって、シースイントロデューサ300を通しての挿入が望ましい器具および/または医療製品を固定するために回転させることができる。
一形態において、ロック装置316を回転させるにつれて、ロック装置316の内部のポリマーリング(polymer donut;不図示)が圧縮される。この圧縮により、ポリマーリングの内径が減少し、シースイントロデューサを通して挿入された器具または医療製品の軸の周囲のポリマーリングが締め付けられる。ポリマーリングの内径が減少する結果となる技術を採用するのであれば、その他の適した動きまたは機構による手段によってポリマーリングの内径の減少を達成してもよい。このようなリング体の例は、後述する図11A−Cにおいてより詳細に記載されている。上述のように、ロック装置316は、体内で用いられる器具および/または医療製品を、シースイントロデューサを通して挿入されて所定の位置に配置された後に、安定して保持することができる。
ロック装置316は、ポリマーリング以外の種々の手段で構成されてもよい。別の例において、ロック装置により動作する固定構造として、挟み部材または絞り部材を備えた固定絞り(tight fitting diaphragm)またはカム構造(cam structure)が採用され得る。
図4において、遠位端311は、案内が容易になるように遠位先端308として構成されているので、シースイントロデューサ300は患者の体内の組織表面を滑らかに通過できる。遠位先端308は、シースイントロデューサが体内に配置された際に、体内組織への損傷を防ぎ得ることが望ましい。遠位先端308が患者の外傷を低減させ得ることも望ましい。
一形態において、遠位先端308は、例えば心臓の表面を通過する際のようにシースイントロデューサ300が患者体内の組織の近傍で操作される際に外傷を抑える緩衝性を備えるために、クッション状構造または「バンパー」であってもよい。一形態において、遠位先端は柔らかく柔軟な材料である。遠位先端308は、縦長基材の最遠領域の材料と同じ材料であってよく、別の材料から構成されてもよい。一形態において、遠位先端308は、遠位端311から近位端313に向かって長さ約2〜6mmに形成され得る。別の形態において、遠位先端308は、遠位端311において鋭い端面を除去または少なくとも最小限にするために、丸みを帯び、あるいは丸みがある(例えば図7を参照)。
図7は、遠位端5の一形態の部分側断面図であり、上記シースイントロデューサのいずれにも採用され得る。上記他のシースイントロデューサ同様、シースイントロデューサ7は、縦長基材2において、長手方向に延びている通路6を有する開口4を有する。図7はさらに、丸みがある形状を有する遠位先端8を示す。一例において、遠位先端8は潤滑性被覆をさらに含んでもよい。非限定的な例において、被覆はシリコンおよび/または親水性材料を含む。
図5は、シースイントロデューサ400の別の形態の側面図である。シースイントロデューサ400は、保持機構410およびロック装置416の別の形態を示す。保持機構310と同様、保持機構410は、シースイントロデューサ400が使用に望ましい位置に配置された後にシースイントロデューサ400を所定の位置に安定化し、または固定することができる。ロック装置416は、体内で使用される器具および/または医療製品がシースイントロデューサ400を通して所定の位置に挿入され位置決めされた後に、器具および/または医療製品を安定して保持することができる。
上記他のシースイントロデューサ同様、シースイントロデューサ400は、端部411,413を有する縦長基材402を含む。一形態において、端部413は近位端であり、端部411は遠位端である。端部411,413は開口404を有し、縦長基材402を通って長手方向に通路418(完全には示されていない)が延びている。シースイントロデューサ400は、他のシースイントロデューサと同様、シースイントロデューサ400の剛性を変化させるために異なる硬度の材料から形成されている領域(示されていない)を含み得る。一形態において、領域は互いに関連する剛性を有し得る。例えば、縦長基材402は、近位端413から遠位端411にかけて剛直でなくなるように変化する剛性を有する。
一形態において、保持機構は所定の位置に配置されたシースイントロデューサ400を固定するための縫合糸(suture)を含む。保持機構410は、シースイントロデューサ400の一部が患者の体内に挿入され位置決めされた後等に、シースイントロデューサ400の内部および外部への動きを防ぐ。
一形態において、保持機構410は、縦長基材402の長さに沿って長手方向に調整可能である安定化部材414を含む。上記留め具と同様、安定化部材414は、縦長基材402の長さに沿って軸方向にスライドして移動させ得る。このような構成により、シースイントロデューサ400が患者の体内に挿入され得る長さまたは量を調整することができる。一形態において、安定化部材414は、いずれの部分に位置する場合においても、シースイントロデューサ400の径をより大きくするために縦長基材402の外表面の周囲に配置される構造体である。この構成では、安定化部材414は、シースイントロデューサ400が体内へ挿入され得る距離を定める歯止めとして機能する。図示のとおり、安定化部材414はリング状構造体(ドーナツ状構造体;donut-like structure)に例えられる。上述の留め具と同様、安定化部材414は、縦長基材402が所望の位置に配置された後、縦長基材402に固定され得る。安定化部材414は、シースイントロデューサ400が挿入され得る量を調整するために動かすことができてイントロデューサ400を安定化するために患者に固定することができるのであれば、図示の構造に限定されない。
保持機構410は安定化部材414上に配置された接続部材412を含む。接続部材412は、シースイントロデューサ400が所定の位置に配置された後、患者の体に安定化部材を固定するように操作可能である。一例として、接続部材412は、ループ状構造体に例えられ、これにより、患者の体に安定化部材414を固定するために接続部材412を通して広く知られている市販の縫合糸を取り付けることができる。図5において、3つの接続部材412が示されている。図示の接続部材の数は単なる例に過ぎず、所望や必要に応じて3つよりも多いまたは少ない接続部材412が適切に採用され得る。
例えば手術において、シースイントロデューサ400は、安定化部材414で定まるある許容長まで挿入可能である。安定化部材414は縦長基材402上の所定の位置で係止可能である。一形態において、安定化部材414はその内径を減少させるポリマーリングを介してシースイントロデューサ400に係止される。一形態において、ポリマーリングの内径は、ポリマーリングの圧縮により小さくなり得る。シースイントロデューサ400が安定化部材414により許容される長さにまで挿入され所望の位置に配置された後に、安定化部材414は、縫合糸材料と接続部材412とを用いて安定化部材414を縫合することにより、所定の位置に固定され得る。
このような構成により、シースイントロデューサ400は、患者にシースイントロデューサを固定するための調整可能な縫合取り付け具を効率的に備える。図示のとおり、調整可能な取り付け具は、患者に挿入されるシースイントロデューサの許容長を調整することができる滑動要素(sliding element;すなわち安定化部材414)を含む。滑動要素は、シースイントロデューサが意に反して脱落しないように、患者にシースイントロデューサを固定するための束縛具(tie offs;すなわち接続部材412)を含む。
安定化部材414および固定部材412を含む保持機構410は、所望の部分が患者の体内における所望の位置に配置された後にシースイントロデューサ400を所定の位置に安定化できるのであれば、図5に示す構造や構成に限定されない。上記のいずれの保持機構も、患者への外傷を抑えることができるとともに容易に取り外しができるようにその機能を解除できることが望ましい。
シースイントロデューサ300のロック装置316と同様、ロック装置416は近位端413に配置されている。一形態において、ロック装置416は、近位端413に配置されたハブ状構造体であって、シースイントロデューサ400を通しての挿入が望ましい器具および/または医療製品を固定するために回転させることができる。一形態において、ロック装置416を回転させるにつれて、ロック装置416の内部でポリマーリングが圧縮される。この圧縮により、ポリマーリングの内径が減少し、使用される器具または医療製品の軸の周囲においてポリマーリングが締め付けられる。さらなる詳細は上記図11A−Cを参照されたい。ポリマーリングの内径が減少する結果となる技術を採用するのであれば、その他の適した動きまたは機構による手段によってポリマーリングの内径が減少を達成してもよい。上述のように、ロック装置416は、体内で用いられる器具および/または医療製品を、シースイントロデューサを通して挿入されて所定の位置に配置された後に、安定して保持することができる。
シースイントロデューサ300と同様、シースイントロデューサ400は、案内が容易になるように遠位先端408を有する遠位端411を含むので、シースイントロデューサ400は患者の体内の組織表面を滑らかに通過できる。遠位先端408は、シースイントロデューサ400が体内に位置決めされた際に、体内組織への損傷を防ぎ得ることが望ましい。遠位先端408が患者の外傷を低減させ得ることも望ましい。
遠位先端308と同様、遠位先端408は、例えば心臓の表面を通過する際のようにシースイントロデューサ400が患者体内で操作される際に外傷を抑える緩衝性を備えるために、クッション状構造または「バンパー」であってもよい。一形態において、遠位先端は柔らかく柔軟な材料である。遠位先端408は、縦長基材の最遠領域の材料と同じ材料であってよく、別の材料から構成されてもよい。さらに別の形態において、遠位先端408は、遠位端411から近位端413に向かって長さ約2〜6mmに形成され得る。別の形態において、遠位先端408は、遠位端411において鋭い端面を除去または少なくとも最小限とするために、丸みを帯び、あるいは丸みがある(例えば図7を参照)。さらに別の形態において、遠位先端408は潤滑性被覆をさらに含んでもよい。非限定的な例において、被覆はシリコンおよび/または親水性材料を含む。
図6は、シースイントロデューサ500の別の形態の側面図である。一形態において、シースイントロデューサ500は拡張機520を含む。拡張機520は、体内における手術の実施を容易にするための作業空間を提供するために、目標とする解剖学的構造(anatomy)において患者の体内の空間を拡張させるように操作可能である(さらなる詳細は後述する)。
上記他のシースイントロデューサと同様、シースイントロデューサ500は、端部511,513を有する縦長基材502を含む。一形態において、端部513は近位端であり、端部511は遠位端である。端部511,513は開口504を有し、縦長基材502を通って長手方向に通路518(完全には示されていない)が延びている。シースイントロデューサ500はA−Eとして示される領域506を含む。他のシースイントロデューサと同様、領域506は、長手側面に沿ってシースイントロデューサ500の剛性を変化させるために、異なる硬度を有するように構成されている。一形態において、A−Eとして示される異なる領域506は互いに関係する剛性を有し得る。例えば、縦長基材502は、近位端513から遠位端511にかけて剛直でなくなるように変化する剛性を有する。
シースイントロデューサは保持機構510を含む。一形態において、保持機構510は保持機構410と同様であって、シースイントロデューサ500を所定の位置に固定するために縫合糸を用いる。保持機構510は、シースイントロデューサ500の一部が患者の体内に挿入され位置決めされた後等に、シースイントロデューサ500の内部および外部への動きを防ぐ。
保持機構510は、縦長基材502の長さに沿って長手方向に調整可能である安定化部材514を含む。例えば、安定化部材514は、シースイントロデューサ500が挿入され得る長さまたは量を調整して所望の位置に配置された後に縦長基材502上に固定され得るように、縦長基材502の長手方向に沿って軸方向にスライドして移動させることができる。一形態において、安定化部材514は、縦長基材502の外表面の周囲に配置された「リング状」(ドーナッツ状;donut-like)構造体である。安定化部材514は、いずれの部分に配置される場合においても、シースイントロデューサ500の径をより大きくする。この構成において、安定化部材514の位置に基づいてシースイントロデューサ500は調整され得る。安定化部材514はシースイントロデューサが体内へ挿入される距離を定める歯止めとして機能する。安定化部材514は、シースイントロデューサが挿入され得る量を調整するために動かすことができれば、図示の構造に限定されない。
保持機構510は安定化部材514上に配置されている接続部材512を含む。接続部材512は、シースイントロデューサ500が所定の位置に配置された後は、患者の体に安定化部材514を固定するように操作可能である。一形態において、接続部材512は、安定化部材514上のループ状構造体に例えられ、これにより、患者の体に安定化部材514を固定するために接続部材512を通して縫合糸を取り付けることができる。図6において、3つの接続部材512が示されている。図示の接続部材の数は単なる例に過ぎず、所望や必要に応じて3つよりも多いまたは少ない接続部材512が適切に採用され得る。
手術において、保持機構510は、保持機構410と同様に作用する。安定化部材514は、縦長基材502上の所定の位置に係止され得る。他の上記安定化部材と同様、安定化部材514は、ポリマーリングの内径が小さくなることによりシースイントロデューサ500に係止され得る。ポリマーリングの内径は圧縮によって小さくなる。シースイントロデューサ500が安定化部材514によって許容される長さまで挿入されて所望の位置に配置された後に、安定化部材514は、縫合糸材料と接続部材512とを用いて安定化部材514を患者に縫合することにより、所定の位置に固定され得る。
このような構成により、シースイントロデューサ500は、患者にシースイントロデューサを固定するための調整可能な縫合取り付け具を備える。図示のとおり、調整可能な縫合取り付け具は、患者に挿入されるシースイントロデューサの許容長を調整することができる滑動要素(すなわち安定化部材514)を含む。滑動要素は、シースイントロデューサが意に反して脱落しないように、患者にシースイントロデューサを固定するための束縛具(すなわち接続部材512)を含む。
安定化部材514および接続部材512を含む保持機構510は、所望の部分が患者の体内における所望の位置に配置された後にシースイントロデューサ500を所定の位置に安定化できるのであれば、図6に示す構造や構成に限定されない。上記のいずれの保持機構も、患者への外傷を抑えることができるとともに容易に取り外しができるようにその機能を解除できることが望ましい。
他のロック装置と同様、ロック装置516は近位端513に配置されている。一形態において、ロック装置516は、近位端513に配置されたハブ状構造体であって、シースイントロデューサ500を通しての挿入が望ましい器具および/または医療製品を固定するために回転させることができる。操作の一形態において、ロック装置516を回転させるにつれて、ロック装置516の内部でポリマーリングが圧縮される。この圧縮により、ポリマーリングの内径が減少し、使用される器具または医療製品の軸の周囲においてポリマーリングが締め付けられる。図11A−Cおよびその記述を参照されたい。ポリマーリングの内径を減少させるものであれば如何なる動きまたは機構を採用してもよい。上述のように、ロック装置516は、体内で用いられる器具および/または医療製品を、シースイントロデューサ500を通して挿入されて所定の位置に置かれた後に、安定して保持することができる。
上記他のシースイントロデューサ同様、遠位端511は案内が容易になるように遠位先端508を含むので、シースイントロデューサ500は患者の体内の組織表面を滑らかに通過できる。遠位先端508は、シースイントロデューサが体内に位置決めされた際に、体内の組織への損傷を防ぎ得ることが望ましい。他の例と同様、遠位先端508は、シースイントロデューサ500の挿入および案内に伴う患者の外傷を低減させ得ることが望ましい。
遠位先端508は、例えば心臓の表面を通過する際のようにシースイントロデューサ500が患者体内で操作される際に外傷を抑える緩衝性を備えるために、クッション状構造または「バンパー」であってもよい。一形態において、遠位先端は柔らかく柔軟な材料である。遠位先端508は、縦長基材の最遠領域の材料であってよく、別の材料から構成されてもよい。さらに別の形態において、遠位先端508は、遠位端511から近位端513に向かって長さ約2〜6mmに形成され得る。別の形態において、遠位先端508は、遠位端511において鋭い端面を除去または少なくとも最小限とするために、丸みを帯び、または丸みがある(例えば図7を参照)。さらに別の形態において、遠位先端508は潤滑性被覆をさらに含んでもよい。非限定的な例において、被覆はシリコンおよび/または親水性材料を含む。
拡張機520に戻り、一形態において、拡張機520は、遠位端511の近傍のシースイントロデューサ50から拡張する。図示のとおり、拡張機520は、遠位端511の近傍に配置され、縦長基材502の外表面から拡張する。拡張機520は、シースイントロデューサ500に妨げられず、挿入される器具および/または医療製品の使用を妨げないことが望ましい。
非限定的な例において、拡張機520はバルーンまたは自己拡張構造体であってもよい。拡張機520がバルーンである一例において、バルーンは膨張内腔を有するポート522を介して拡張する。図示のとおり、ポート522は、縦長基材502に沿って拡張機520に至る膨張内腔として延びている。拡張前は、バルーンはシースイントロデューサ500に密着していて、シースイントロデューサ500の外表面に押し付けられている。いくつかの例において、バルーンは接着剤または熱接着により密着される。縦長基材の外表面へのバルーンの密着は種々の手段によって可能であり、用いられる手段は最終的に縦長基材およびバルーンに選ばれる材料に応じて変更されてもよい。さらに別の形態において、バルーンが密着される縦長基材の表面は、端から端までで約2〜6mmの範囲であり得る。
拡張機は対称に広がっても非対称に広がってもよい。非対称に広がる場合、拡張機は、得てして、シースのその他の側または部分よりもある側または部分に広がる。拡張機が非対称に広がるのであれば、シースに縦長基材が向く方向を示す印を付するとよい。拡張機が対称であれば、拡張機は拡張した際にシースの周囲に均等に配置されるので、方向は考慮しなくてもよい。
拡張機520は、図6に示す構造に限定されず、同様にまたはそれ以上に適した他の構成および配列を採用してもよい。拡張機520は、体内における手術の実施を容易にするための作業空間を生成するために、患者の体内で空間を広げるように操作可能である。一形態において、拡張機520は、心臓の特定の手術をするために患者の心臓の心膜腔を広げるように操作可能である。
別の形態において、拡張機は自己拡張構造体であってもよい。一形態において、拡張機は、折りたたみ可能な籠状構造のように、拡張可能な部分を含んでもよい。籠状構造は、上記いずれかのシースイントロデューサの外径の外側、または上記いずれかのシースイントロデューサの内径の内側のいずれかを通るシースによって覆われる。シースイントロデューサ自体が被覆として用いられてもよい。例えば、シースが引き戻されて拡張機が露出すると、籠状構造が所望の直径まで拡張する。籠の径はシースが元に戻ると減少する。図13および図15Aから15Cに自己拡張構造体である拡張機900を示す。
図6のとおり、シースイントロデューサ500は、領域506(AからE)において剛性が変化する縦長基材502、保持機構510、ロック装置516、拡張機520および遠位先端508を含む。シースイントロデューサ500は、上記利点をすべて兼ね備えるオールインワンシースの一形態である。
ロック装置に戻って、図11AからCは、ロック装置700とその構造の一形態を示す。ロック装置700は、上記いずれのシースイントロデューサに採用されてもよく、上記いずれのロック装置の構造と置き換えてもよい。図11Aから11Cには、種々のシースの縦長基材への取り付けおよび所望の位置への医療機器の固定のための接続構造の構成が示されている。一形態において、ロック装置700は、上述したハブ状構造体と同様のものである。ロック装置は、近位端708および遠位端710を含む。キャップ702は、近位端708に配置されていて、基体706は遠位端710に配置されている。基体706は、シースイントロデューサの縦長基材への取り付けに採用される。一例として、基体はシースイントロデューサに接続することができるシース取り付け手段712を含む。縦長基材はシース取り付け手段712に挿入可能である。基体706およびシース取り付け手段712の構成は限定されず、上記いずれかの縦長基材に適切に取り付けることができるように変更してもよい。
一形態において、キャップ702と基体706とは螺子式嵌合によって接続される。キャップ702は、螺子止めによって螺子部706aに接続可能な内部螺子部702aを含む。図11Aのように、タブ部材716は、キャップ702を締め付けに役立つものとして使用可能であって、基体706の側部に配置されている。タブ部材716は、キャップ702を締め付けるとともに基体706を所定の位置に保持するのに有用である。キャップ702および基体706が取り付けられる構成は、単なる例に過ぎず、同様にまたはそれ以上に適したその他の構成を採用してもよい。
キャップ702および基体706はロック部材704を含む。一形態において、ロック部材704は上述のようなリング状構造体であってもよく、この場合、ロック部材704は基体706の内部に配置される。図示のとおり、ロック部材704はキャップ702と基体706との間に存在していて、長手方向については近位端708と遠位端710との間に存在している。ロック装置700が作動すると、ロック部材704のリング状構造体は、ロック装置700を通過する医療機器の周囲において、シースイントロデューサの縦長基材の内部に向かって圧縮される。医療機器は、このような手段により、締まり嵌めのように固定され得る。一形態において、ロック装置700は、例えば基体706に対してキャップ702を回転させることにより作動させ得る。相対的な回転は、ロック部材704に圧縮力を伝え、これにより、所望の医療機器が所定の位置で圧縮されて保持される。キャップ702および基体706の取り付け手段の構造は、ロック装置700がロック部材704をシースに挿入された医療機器上で圧縮するのに効果的であれば、図示の構造に限定されない。
さらに別の形態において、ロック装置700はスナップ構造714を有する。スナップ構造714により、キャップを固く締めなくてもキャップは基体から脱落しなくなる。スナップ構造714は、バンプ状構造または突起に例えられ、基体706の外表面の周囲に配置されている。スナップ構造714は、スナップ嵌め形態でキャップ702を基体706上に押し付ける。この場合、基体706は、キャップ702の環状内向き突起を越えて挿入される。
上述のとおり、ロック部材704は、医療機器が挿入され得る内径を有し、このような機器を所定の位置に固定するために圧縮され得るリング状構造体であってもよい。図示のとおり、ロック部材704は、基体706の内側にあって、キャップ702が基体706を受け入れると圧縮される。一形態において、ロック部材704は、シリコンゴム材料または圧縮可能なポリマー材料であってもよい。ロック部材704は、基体706の内部のテーパー部に嵌合するテーパー部を有する外側環状径部を遠位側に含んでいてもよい。キャップ702は、ロック部材704を基体側へと押し込むことができる肩部を含み、これにより、基体706のテーパー部に対するロック部材704のテーパー部の動きがロック部材704を圧縮する。すなわち、キャップ702と基体706とが螺子嵌めによって接続されると、ロック部材704は圧縮される。ロック部材704は種々の材料から構成可能であってシリコンゴムに限定されない。ロック部材は、シースイントロデューサ内において医療機器上に適切に圧縮できて医療機器を固定できるのであれば、如何なる材料であってもよい。
図12A,Bは、シースイントロデューサに接続されて用いられ、シースイントロデューサの縦長基材とともに用いるように構成され得る器具を所定の位置に係止するためのロック装置800の別の形態を示す。すなわち、ロック装置800は、シースが所望の位置に配置された後に、シースイントロデューサを固定するのに有用である。ロック装置800はロック部材804およびロック作動装置802を含む。図示のとおり、ロック部材804は穴808を含むリング状構造体であってもよい。一例に過ぎないが、ロック部材804はシリコンゴム材料であってもよい。ロック部材804は、種々の材料から構成することができ、シリコンゴムまたは圧縮可能なポリマー材料に限定されない。一般に、ロック部材804は、シースイントロデューサを固定するために縦長基材上に、またはシースイントロデューサとともに用いられる器具上に、適切に圧縮され得る材料であればよい。
ロック作動装置802は、レバー部802aを備えるレバー機構として構成されてもよい。ロック作動装置804は、キャッチ部806を用いて、シースイントロデューサとともに用いられる器具および/またはシースイントロデューサの縦長基材を固定するように作動し得る。ロック作動装置802が作動すると、キャッチ部806はレバー部802aの一方がキャッチ部806により固定され得る状態になる。図12Bのとおり、レバー部802aの一方は、他方のレバー部802aに向かって移動し得る(下向きの矢印参照)。レバー部802aが下向きに動くと、レバー部802aはキャッチ部806により固定される。キャッチ部806は、レバー要素802aの固定に寄与する顎状構造を含む。
手術において、ロック作動装置802が作動すると、ロック部材がシースイントロデューサの縦長基材上に圧縮可能となり、シースイントロデューサおよび/またはそれとともにある器具が保持され得る。ロック部材804は、シースイントロデューサおよび/またはそれとともにある器具を挿入することができる開口を含む。圧縮された際、ロック部材の穴808は、小さくなるか、あるいは閉じてしまって、シースイントロデューサおよび/または器具が挿入される開口が小さくなる。シースイントロデューサが固定された際の例において、ロック部材804のリング構造は、シースイントロデューサの縦長基材が圧縮前にロック部材804に挿入され得る内径804aを有する。この構成において、ロック装置800は、シースイントロデューサの縦長基材の長さに沿って調整され得る。縫合糸接合部808は、使用者が縫合等によって患者の体にロック装置800を固定することを可能にする。
図13から15Cは、拡張機900の他の形態を示す。図示のとおり、拡張機900は、上記いずれのシースイントロデューサの縦長基材の内部にも挿入可能な折りたたみ式の拡張機である。拡張機900は上記いずれの拡張機と置き換えてもよい。上記拡張機と同様、拡張機900は、シースイントロデューサとともに用いながら、患者の体内で作業空間を拡張するのに効果がある。拡張機900は、患者の体内で所望の手術を実施する際に用いられる種々の器具を最適な位置に配置することができるように、シースイントロデューサを目標部位に十分に接近させることができる。
図13において、拡張機900は、自己拡張式であって折りたたみ式であり、弾性を利用する材料から構成されている。一例において、拡張機900は、自己拡張する形状記憶材料として構成可能な拡張構造体902を含み、拡張構造体902は、格納時は一時的に折りたたむこともできる。図示のとおり、拡張構造体902は、円筒形であって中央が全体として開いている籠状構造体である。この構成において、拡張構造体902は、拡張された際に、縦長基材を通して挿入された種々の器具を拡張構造体902の内部を通過させることができる。
一形態において、拡張構造体902の材料は、広げられていない時には拡張機900を独力で折りたたむことができるようにする。拡張構造体902が展開していない時は、例えばシースイントロデューサの縦長基材の内部に格納することで、小さい寸法または小さい径に折りたたまれ得る。手術の際に、拡張機900は、シースイントロデューサの縦長基材の遠位端から拡張機を露出させる等の方法によって目標部位に到達させることができる。一例において、拡張機900は軸部904を用いて到達させることができる。
軸部904は、例えばシースイントロデューサの縦長基材の内側に収納することができる。上記シースイントロデューサの縦長基材と同様、図15AからCは、軸に沿って長手方向に延びて拡張構造体の全体的に開いた中央部に接続されている通路を含む軸部904を示す。軸部904は、シースイントロデューサの縦長基材の内径よりもわずかに小さい外径を有する。この構成において、軸部904はシースに挿入されることができて、シースの内側で長手方向に動かすことができる。軸部904には自身の通路があるので、シースイントロデューサを介して挿入される医療機器の使用を妨げることはない。
軸部904は、拡張構造体902の展開を可能にするためのコネクター906を介して拡張構造体902に接続される。コネクターは拡張構造体902の一部であってもよく、拡張構造体902を軸部904に接続する最後段の支柱のようなものであってもよい。軸部904および/またはコネクター906は、拡張構造体902を露出させるために、あるいは露出させなくするために、シースイントロデューサの縦長基材に対して移動させることができる。拡張形態について、拡張構造体902は、シースイントロデューサに対して拡張構造体902を前に押し出すことによって、または拡張機900に対してシースイントロデューサを引き戻すことによって、露出する。いずれの構成においても、拡張構造体902は、露出してシースイントロデューサの縦長基材の遠位端から拡張する。すなわち、シースイントロデューサは、シースイントロデューサおよび拡張機の相対的な動きによって、拡張機を覆い、あるいは覆わないように機能し得る。非拡張形態について、拡張構造体902は、縦長基材の遠位端を通してシースイントロデューサの内部へと拡張構造体を引き戻すことによって、あるいはシースイントロデューサを拡張構造体902が覆われるように押し出すことによって、拡張構造体が折りたたまれる。
図13において、シースイントロデューサから拡張構造体902が露出した際には、拡張構造体902の材料は作業空間を形成するために自己展開し得るようなものである。すわなち、シースイントロデューサの内側に拡張構造体902が収容/後退していない際の拡張機の拡張しようとする特性によって、シースイントロデューサから拡張機が露出した後に患者の体内の空間を拡張することができる。上述のとおり、拡張機は、手術後にシースイントロデューサに引き戻し、すなわちシースイントロデューサで覆って、さらに患者から取り出すことができる。
一形態において、拡張構造体902は、弾性体状の特性(elastic-like quality)を有し、患者の体内の作業空間を十分に広げることができる自己拡張力を有する、柔軟な材料であってもよい。一形態において、拡張構造体902が露出した際に、拡張構造体902は軸部904に接続されている部分を含む。その部分は、拡張された際に、軸部904およびシースイントロデューサの外径よりも大きい、外向きテーパー部となる。拡張構造体902は、テーパー部から遠位にあって、平坦に伸ばされた、あるいは全体として均一な環状部を構成する部分を含む。図15AからCおよび図16CからDに最も良く示されているように、テーパー部から遠位にある部分は、その遠位端に先端部をさらに有する。先端部は、患者の体組織を損傷しないように形成される。いくつかの例において、先端部は、パドル状表面のように、尖っていなくて丸みがある構造であり得る。
一例において、拡張構造体902は、ニチノールの籠状構造体であってもよい。拡張機900は、展開された際には自己拡張機能を維持できて、格納された際には折りたたまれ得る構造を採用するのであれば、図示の構造に限定されず、変更されてもよい。さらなる例において、拡張構造体902は、弾性樹脂または弾性プラスチックのような他の材料であってもよい。また、拡張構造体902は、一つの材料ではなくて、材料の混合物として構成されてもよい。例えば、拡張部において実際に拡張する部分は、ニチロールまたは他の形状記憶/超弾性の金属および/またはポリマーであってもよく、軸部に接続される近位部はステンレスまたは他のプラスチックであってもよい。採用される材料は患者の体内での使用に適したものであることが好ましい。
また、軸部904は、必要または所望に応じて、さらには変化する硬度を有するシースイントロデューサとともに使用するのに適するようにするために、十分に柔軟にしてもよく、または変化する柔軟性をもたせてもよい。
拡張機は、格納可能であって露出後は自己拡張可能であるという重要な機能を有する。拡張機がシースイントロデューサ内に配置されているため、シースイントロデューサを目標のより近くに固定することができる。その結果、種々の機器を特定手術を実施するのにより適切に配置することができる。
上述のとおり、拡張機900は、患者の体内の作業空間を拡張するのに効果的である。拡張機900は、患者の体内において所望の手術を実施する際に用いられる種々の機器を最善の位置に配置することができようにするために、シースイントロデューサを目標部位に十分に近づかせることができる。
図14は、図13の拡張機を組み立てる際に採用され得る形状902aの一形態を平坦に広げた図である。図14は、拡張構造体のレーザー切断後の形状902aの一例である。拡張構造体の最終形態を得るために、熱膨張が採用される。拡張機の拡張構造体は籠状構造体により構成され得る。図14は、網状構造を有する拡張構造体の形状902aを示す。拡張構造体は、籠状形状に限定されず、網目構造でなくても開放型構造でなくてもよい。さらに、拡張構造体は、閉鎖型または密な外表面(solid outer structure)を有してもよい。形状902aは、他の可変形状を有していてもよく、展開する際に自己拡張可能であり、使用しない際には折りたたみ可能な形状であれば、上記形状に限定されない。
いくつかの形態において、構成902aの寸法は、長さLが約1.5インチ(右から左方向)、加工前の管の縁部である高さHが約1.3インチ(上から下方向)である。形状902aの寸法は、必要および/または所望に応じて変更してもよい。
図15AからCは、シースイントロデューサ908と作動する図13の拡張機900の側面図である。図15Aは、非拡張状態にあってシースイントロデューサ908の内部にある拡張機900を示す。図15Bは、拡張構造体902が部分的に拡張状態にあってシース908から露出している拡張機900を示す。矢印は、拡張機900が露出されるようにシース908が拡張機900に対して後ろに引くことができることを示す。図15Cは、完全拡張状態にある拡張機900を示し、この場合、シース908は軸部904および拡張構造体902に対してさらに引き戻されている。図15Cの矢印を参照されたい。
図16AからDは、シースイントロデューサ908およびロック装置720とともに作動する拡張機900を示す。上述のとおり、拡張機900は軸部904に接続されている拡張構造体902を含み、シースイントロデューサ908においてロック装置720が配置されている近位端等から挿入可能である。ロック装置720は、上記ロック装置700と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図16Aは、装填器具916を用いてシースイントロデューサ908内へと装填される拡張機900を示す。一形態において、装填器具916は拡張構造体902を収容する覆いとして形成されており、これにより拡張機900はシースイントロデューサ908の通路に装填され得る。一例として、装填器具916は独立または分離したシースであり、拡張機900がシースイントロデューサ908へ挿入されると、拡張構造体902および軸部904に沿って引き戻すことができる。装填器具916は、シース908内に拡張機900を導入する役割を補助できるように、シース908内に部分的に挿入可能であってもよい。シース908に挿入されると、装填器具916は脱落または剥離し得る。
図16Bは、拡張機900および装填器具916を示す。図16C,Dは、それぞれ、拡張機900が部分拡張および完全拡張状態を示す。このような構成により、拡張機900は、シースイントロデューサ908内に挿入され、シースイントロデューサ908の遠位端に配置されることになる。図示の拡張形態において、シースイントロデューサ908は、図16C,Dの矢印によって示されるように、また図15Aから15Cで上述したように、拡張構造体902を露出させるために、拡張機900に対して動かされる(すなわち引き戻される)。
さらに別の形態において、上記いずれのシースイントロデューサもアクセスキットに収納できる。非限定的な例において、アクセスキットは、シースイントロデューサ、ダイレーターセット(a series of dilators)およびアクセス針を含む。
図17はアクセスキット1000の一形態を示す。アクセスキットは、パッケージ1002、シースイントロデューサ1004全体、ダイレーターセット1008およびアクセス針1006を含む。一形態において、各ダイレーターは、ポリエチレンのような柔軟な材料から構成され、挿入を容易にするためにテーパー状の先端部を有する。各ダイレーターは、ガイドワイヤが挿入され得るように構成され、手術が実施される患者の体内の所望の位置にダイレーターを固定するための経路を拡張するために用いるガイドワイヤの外径の周囲に嵌るような形状であるテーパーが付された先端部を有する。
一形態において、ダイレーターセットは6Fr.から30Fr.であり、2Fr.刻みである。上記いずれのシースイントロデューサも、キット1000に適したものである。図示のとおり、キット1000は、箱1002、シースイントロデューサ1004、ダイレーターセット1008およびアクセス針1006を含む。キットは、ガイドワイヤ1010も含む。ガイドワイヤは、広く知られたものであり、例えば患者の体内へのカテーテルの挿入の際に用いられるような市販のものであってもよい。一例において、ガイドワイヤの直径は0.035インチであってもよい。
一形態において、キット1000は、拡張機900のような拡張機を含まなくてもよい。しかし、キットはこのような構成に限定されず、所望および/または必要があれば、拡張機を含んでもよい。さらに、キットは図17に示す形状または構成に限定されず、所望および/または必要に応じて変更してもよい。
手術の際に、キット1000は、使用者に、患者の体内の部位にアクセスする器具を提供する。針1006は、患者の体内への最初の切り込みを切開し、広げあるいは生成するために用いられる。ガイドワイヤ1010は、針1006を通して、患者の体内の手術が実施される所望の位置に供給される。その後、ダイレーターセット1008をガイドワイヤ1010の外側を通過させ患者の体内への切開を広げてシースイントロデューサ1004を挿入できるようにするために、針1006は除去可能である。ダイレーターセット1008は、切開をダイレーターの径の刻み分ずつ大きくし、シースイントロデューサ1004を挿入するために必要な大きさを得るために、一つずつガイドワイヤを通して用いられる。切開が十分に大きくなると、シースイントロデューサ1004が挿入されて、所望の位置に固定され得る。一例において、最後のダイレーター(例えば30Fのダイレーター)が位置決めされるとダイレーターは所定の位置に留まって、シース1004はダイレーターの近位端の外側を通過して所定の位置に押し出され、その後、ダイレーターはシースの近位端の内側から撤収される。さらに別の例において、最も大きなダイレーターが位置決めされた後、ダイレーターが撤収される一方でガイドワイヤが所定の位置に留まる。その後、シースは(患者の体外で)ダイレーターの外側を通過する。シースとダイレーターとの結合体が、ガイドワイヤを通過して所定の位置に送られ、その後、ダイレーターが撤収される。拡張機のようなその次に用いる器具および特定手術用の他の医療機器は、その後、シースイントロデューサを介して挿入され得る。
上記発明概念は、シースイントロデューサを採用する種々の医学的処置において有用であり得る。一例において、本発明概念は、器具および/または医療製品を患者の心臓に送る剣状突起下アプローチに有用である。さらに別の例において、本構成は、心臓の左心耳近傍を元どおりに縫合するのに用いる器具に特に有用である。本シースイントロデューサは、左心耳への操作が容易であるため、心膜や心嚢への損傷を低減するとともに、低い侵襲を伴うアクセスをもたらす。さらに、本シースイントロデューサおよびシースにより挿入されるいずれの器具および/または医療製品も患者に適切に固定することができる。シースイントロデューサおよびシースにより挿入される器具および/または医療製品は、意に反して脱落はしない。
上述のとおり、上記シースイントロデューサは、剣状突起下アプローチを用いる手術に特に有用であり、例えば左心耳を縫合する心臓手術用の器具として採用され得る。図9,10は、剣状突起下アプローチに関連するおよび左心耳のように心臓の表面に関連する環境の一例を示す。ここで、心臓へのアクセスを含め、剣状突起下アプローチや関連する環境に関しては、その全体を参照として本明細書に組み入れるアメリカ特許NO.6488689を参照されたい。
図9は、心臓が、患者の胸郭RCの下部の心膜腔PSの内側に配置されている様子を示す。肋骨Sは胸郭RCと剣状突起Xの下端との中央に配置されている。剣状突起の反対側は肋軟骨CCであり、剣状突起下の手術を実施するための経皮挿入部を示す。経皮挿入部は、胸郭RCの下部に配置されていて、剣状突起Xと肋軟骨CC近傍との間に配置され得る。このような経皮挿入部の一例は、破線で示すアクセスロケーションALである。
剣状突起下アクセスにより、例えば心臓のように、体内の種々の位置への到達が可能となる。図10は、右心室RV、左心室LVおよび左心耳LAAを説明する、心臓Hの前面図である。上記シースイントロデューサの好ましい一例によると、左心耳LAAの基礎領域BRを縫合することができる縫合用の構造/器具を挿入できる。基礎領域BRを縫合することで、左心耳LAAと左心房LAとの間の物質の交換が停止する。例えば、左心耳LAAから左心房への塞栓が開かないようにすることができる。本明細書で記載したシースイントロデューサは心臓への到達や左心耳の縫合以外の種々の用途および手術に採用することができて、所望および/または必要であれば修正してもよい。
本発明は、精神または記載の本質的な特徴的から逸脱しない他の態様で実施され得る。ここに開示した形態は、あらゆる点において説明的であり、非限定なものであると考えられる。本発明の範囲は、前述の記述によってよりむしろ付加された請求項によって示されて、特許請求の範囲の同等の意味と範囲の中で来るすべての変更はその中に受け入れられるように意図される。

Claims (20)

  1. 近位端と遠位端とを有する縦長基材を備え、前記近位端および前記遠位端が反対側に配置されてそれぞれが開口を有し、前記縦長基材が当該基材および前記両開口を通って長手方向に延びる通路を備える壁構造を有し、前記縦長基材が前記近位端から前記遠位端へと長手側面に沿って減少する剛性を有し、それによって前記近位端から前記遠位端へと減少する剛性を有する、シースイントロデューサ。
  2. 前記縦長基材が全体として柔軟であるとともに当該基材を長手方向に通って延びる少なくとも一つの内腔を備え、前記少なくとも一つの内腔が前記縦長基材の前記壁構造の内部であって前記通路の外周の外側に配され、
    前記内腔に挿入可能な少なくとも一つの支持部材をさらに備え、前記少なくとも一つの支持部材が変化する剛性を有し、それによって前記少なくとも一つの支持部材が前記少なくとも一つの内腔に挿入された際に前記シースイントロデューサが前記近位端から前記遠位端へと減少する剛性を有する、請求項1に記載のシースイントロデューサ。
  3. 前記縦長基材の前記壁構造が前記近位端から前記遠位端へと減少する剛性を有する、請求項1に記載のシースイントロデューサ。
  4. 前記縦長基材が異なる剛性を有する複数の領域を備え、前記近位端を含む第一の領域が前記近位端と前記遠位端との間の領域よりも剛性が高く、前記遠位端を含む領域である遠位領域が最低の剛性を有する、請求項1に記載のシースイントロデューサ。
  5. 前記縦長基材がテーパー状表面を有する外表面を備え、前記遠位端が前記近位端よりも薄い側面を有する、請求項1に記載のシースイントロデューサ。
  6. 前記縦長基材の一端部の近傍に配置された保持機構をさらに備え、前記縦長部材が長手方向について患者の体内に変化する長さで挿入され得るように前記保持機構が前記縦長基材に沿って調整可能であり、前記縦長基材の一部が患者の体内で位置決めされた後に前記縦長基材を所定の位置に保持するように前記保持機構が構成され、前記縦長基材が長手方向について脱落することを防止するように前記保持機構が構成されている、請求項1に記載のシースイントロデューサ。
  7. 前記保持機構が前記縦長基材に接続された留め具を備え、前記留め具が前記縦長基材の内部への動きを防止するように構成され、前記保持機構が前記縦長基材に接続された別の留め具を備え、前記別の留め具が前記縦長基材の外部への動きを防止するように構成されている、請求項6に記載のシースイントロデューサ。
  8. 前記留め具が前記近位端に向かって増加する直径を有し、前記別の留め具が拡張可能部材である、請求項7に記載のシースイントロデューサ。
  9. 前記保持機構が安定化部材と前記安定化部材に接続された複数の接続部材とを含み、前記安定化部材が前記縦長基材の長手方向に沿って調整可能であって前記縦長基材に固定されるように構成され、前記接続部材が患者に前記安定化部材を固定するように構成されている、請求項6に記載のシースイントロデューサ。
  10. ロック装置をさらに備え、前記ロック装置が前記縦長基材の前記近位端に配置され、前記ロック装置が前記縦長基材を通して導入される器具を固定するように構成されているロック部材を含む、請求項1に記載のシースイントロデューサ。
  11. 前記ロック部材が圧縮可能である請求項10に記載のシースイントロデューサ。
  12. 前記ロック装置が相対的に回転するように構成されているキャップおよび本体を備え、前記キャップと前記本体との間の相対的な回転により前記ロック部材が圧縮される、請求項11に記載のシースイントロデューサ。
  13. 前記ロック装置がレバー部材を備え、前記レバーの動きが前記ロック部材を圧縮する、請求項11に記載のシースイントロデューサ。
  14. 前記遠位端が丸みがあって潤滑性被覆を含む遠位先端を備える、請求項1に記載のシースイントロデューサ。
  15. 前記縦長基材の前記遠位端近傍に配置された拡張機をさらに備え、前記拡張機が目標とする患部の内部で拡張して作業空間を生成するように構成されている、請求項1に記載のシースイントロデューサ。
  16. 侵襲が最小限である医学処置のためのシースイントロデューサであって、
    近位端および遠位端を含む縦長基材であって、前記近位端および前記遠位端が反対側に配置されてそれぞれが開口を有し、当該縦長基材および前記両開口を通って長手方向に延びる通路を有する、縦長基材と、
    前記縦長基材の前記遠位端近傍に配置された拡張機であって、患者の目標とする患部の内部で拡張して作業空間を生成するように構成され、軸部に接続されている拡張構造体を備え、前記拡張構造体の中央部が全体として開放され、前記軸部がその長手方向に延びて前記拡張構造体の中央部に接続された通路を含み、前記縦長基材の前記通路に挿入可能であり、前記拡張構造体が自己拡張機能を有して前記遠位端における前記通路から延びると拡張するように構成されるとともに前記遠位端の前記通路に格納されると折りたたまれる、拡張機と、
    前記縦長基材の前記近位端に配置されているロック装置であって、圧縮可能なロック部材を含み、前記ロック部材が前記縦長基材の前記通路および前記軸部の前記通路を通って挿入される器具を固定するように構成されている、ロック装置と、
    を備えたシースイントロデューサ。
  17. 前記拡張構造が、籠状構造体であるとともに形状記憶性の弾性材料により構成されている、請求項16に記載のシースイントロデューサ。
  18. 前記拡張構造体を拡張しないように収容するとともに前記縦長基材の前記通路に前記拡張機を挿入することができるように構成されている装填器具をさらに備える、請求項16に記載のシースイントロデューサ。
  19. アクセス針と、
    前記針を通して挿入可能なガイドワイヤと、
    患者の体内に挿入可能であって、各々がテーパー状の先端部を有していて前記ガイドワイヤの外側を通過するように構成されている、複数のダイレーターと、
    近位端と遠位端とを含む縦長基材であって、前記近位端および前記遠位端が反対側に配置されていてそれぞれが開口を含み、当該縦長基材および前記両開口を通って長手方向に延びている通路を有する縦長基材と、前記縦長基材の前記近位端に配置されているロック装置であって、圧縮可能なロック部材を含み、前記ロック部材が前記縦長基材の前記通路を通して挿入される器具を固定するように構成されているロック装置と、を備えるシースイントロデューサと、
    前記アクセス針、前記複数のダイレーター、前記ガイドワイヤおよび前記シースイントロデューサを収容する箱と、
    を備えた、患者の体内で採用される医療機器を挿入するためのキット。
  20. 前記縦長基材の前記遠位端近傍に配置された拡張機をさらに備え、
    前記拡張機が、患者の目標とする患部の内部で拡張して作業空間を生成するように構成され、軸部に接続されている拡張構造体を備え、前記拡張構造体の中央部が全体として開放され、前記軸部がその長手方向に延びて前記拡張構造体の中央部に接続された通路を含み、前記縦長基材の前記通路に挿入可能であり、前記拡張構造体が自己拡張機能を有して前記遠位端における前記通路から延びると拡張するように構成されるとともに前記遠位端の前記通路に格納されると折りたたまれる、請求項19に記載のキット。
JP2010508522A 2007-05-17 2008-05-12 シースイントロデューサ Pending JP2010527265A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US93863607P 2007-05-17 2007-05-17
PCT/US2008/063420 WO2008144276A1 (en) 2007-05-17 2008-05-12 Introducer sheath

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010527265A true JP2010527265A (ja) 2010-08-12

Family

ID=40096545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010508522A Pending JP2010527265A (ja) 2007-05-17 2008-05-12 シースイントロデューサ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20080306442A1 (ja)
EP (1) EP2146761A1 (ja)
JP (1) JP2010527265A (ja)
WO (1) WO2008144276A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017528286A (ja) * 2014-08-15 2017-09-28 イブラヒム ラシッド アル−ラシュダン, 拡張可能なシース及びシステムを用いた医療器具の血管内挿入のための拡張可能なシース及びシステム
WO2019008922A1 (ja) * 2017-07-07 2019-01-10 テルモ株式会社 イントロデューサ
KR20190123756A (ko) * 2017-03-16 2019-11-01 요이막스 게엠베하 신체 내부에 접근하기 위한 장치

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8147453B2 (en) 2006-03-13 2012-04-03 Applied Medical Resources Corporation Balloon trocar
US8382707B2 (en) * 2008-03-03 2013-02-26 Applied Medical Resources Corporation Balloon trocar advanced fixation
US20090312786A1 (en) * 2008-06-12 2009-12-17 Terumo Medical Corporation Guide Sheath Dilator And Method Of Using The Same
US7850667B2 (en) * 2008-06-27 2010-12-14 Tyco Healthcare Group Lp Low profile instrument access device
US8277418B2 (en) 2009-12-23 2012-10-02 Alcon Research, Ltd. Ophthalmic valved trocar cannula
US8343106B2 (en) 2009-12-23 2013-01-01 Alcon Research, Ltd. Ophthalmic valved trocar vent
US20120024285A1 (en) * 2010-08-02 2012-02-02 Dashawetz Roman W Laryngeal mask airway placement system and method
WO2012141960A1 (en) * 2011-04-11 2012-10-18 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Systems and methods for enhancing paddle lead placement
US8888692B1 (en) 2011-08-26 2014-11-18 Applied Medical Resources Corporation Trocar cannula assembly and method of manufacture
EP2967648B1 (en) 2013-03-15 2018-11-28 Applied Medical Resources Corporation Trocar cannula assembly with low profile insertion configuration and method of manufacture
US9788943B2 (en) * 2013-06-11 2017-10-17 Medtronic, Inc. Delivery system with inline sheath
US9883942B2 (en) 2013-06-18 2018-02-06 St. Jude Medical, Cardiology Division, Inc. Transapical introducer
AU2014306232B2 (en) 2013-08-05 2018-12-06 C2Dx, Inc. Medical devices having a releasable tubular member and methods of using the same
WO2015057573A1 (en) * 2013-10-15 2015-04-23 The United States Of America, As Represented By The Secretary Department Of Health & Human Services Vascular dilators
US9974563B2 (en) 2014-05-28 2018-05-22 Cook Medical Technologies Llc Medical devices having a releasable member and methods of using the same
US9913661B2 (en) * 2014-08-04 2018-03-13 Cook Medical Technologies Llc Medical devices having a releasable tubular member and methods of using the same
US11413066B2 (en) * 2016-03-15 2022-08-16 Nico Corporation Selectively lockable holding arrangement for a surgical access system
US10368988B2 (en) 2016-11-09 2019-08-06 Medtronic Vascular, Inc. Valve delivery system having an integral displacement component for managing chordae tendineae in situ and methods of use thereof
US10493248B2 (en) 2016-11-09 2019-12-03 Medtronic Vascular, Inc. Chordae tendineae management devices for use with a valve prosthesis delivery system and methods of use thereof
WO2018106882A1 (en) 2016-12-08 2018-06-14 Abiomed, Inc. Overmold technique for peel-away introducer design
US10799312B2 (en) 2017-04-28 2020-10-13 Edwards Lifesciences Corporation Medical device stabilizing apparatus and method of use
EP4653040A2 (en) 2017-11-06 2025-11-26 Abiomed, Inc. Peel away hemostasis valve
EP3706614A4 (en) * 2017-11-07 2020-12-09 Children's Medical Center Corporation INTERVENTION DEVICE WITH ADJUSTABLE CONFIGURATION
AU2019269627B2 (en) 2018-05-16 2025-02-06 Abiomed, Inc. Peel-away sheath assembly
WO2020049000A1 (en) * 2018-09-06 2020-03-12 Harmony Medical Limited An introducer sheath
US11931525B2 (en) 2018-10-04 2024-03-19 Edwards Lifesciences Corporation Stabilizer for a delivery system
US20220126067A1 (en) * 2019-02-06 2022-04-28 Kaneka Corporation Extension catheter and method for producing same
CN114761062A (zh) * 2019-09-30 2022-07-15 阿比奥梅德公司 可塌缩导管
US11672563B2 (en) 2020-02-07 2023-06-13 Covidien Lp Surgical access device with rotatably actuated fixation mechanism
CN114073568A (zh) * 2020-08-12 2022-02-22 上海康路联医疗科技有限公司 扩张鞘组件
US11944348B2 (en) * 2021-04-07 2024-04-02 Covidien Lp Surgical access device including an anchor having a suture retention mechanism
CN115956864B (zh) * 2023-01-31 2024-11-01 湖南省华芯医疗器械有限公司 一种可调节刚度的负压吸引鞘、插入部及内窥镜
CN118743571B (zh) * 2024-09-04 2025-02-07 湖南省华芯医疗器械有限公司 导引鞘、内窥镜组件及其使用方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5728067A (en) * 1989-01-30 1998-03-17 C. R. Bard, Inc. Rapidly exchangeable coronary catheter
US5702373A (en) * 1995-08-31 1997-12-30 Target Therapeutics, Inc. Composite super-elastic alloy braid reinforced catheter
US5891114A (en) * 1997-09-30 1999-04-06 Target Therapeutics, Inc. Soft-tip high performance braided catheter
US6488689B1 (en) 1999-05-20 2002-12-03 Aaron V. Kaplan Methods and apparatus for transpericardial left atrial appendage closure
US7011647B2 (en) * 2001-07-13 2006-03-14 Scimed Life Systems, Inc. Introducer sheath

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017528286A (ja) * 2014-08-15 2017-09-28 イブラヒム ラシッド アル−ラシュダン, 拡張可能なシース及びシステムを用いた医療器具の血管内挿入のための拡張可能なシース及びシステム
KR20190123756A (ko) * 2017-03-16 2019-11-01 요이막스 게엠베하 신체 내부에 접근하기 위한 장치
JP2020509891A (ja) * 2017-03-16 2020-04-02 ジョイマックス ゲーエムベーハー 身体の内部にアクセスする装置
KR102595003B1 (ko) * 2017-03-16 2023-10-30 요이막스 게엠베하 신체 내부에 접근하기 위한 장치
US12023011B2 (en) 2017-03-16 2024-07-02 Joimax Gmbh Device for access to the interior of a body
WO2019008922A1 (ja) * 2017-07-07 2019-01-10 テルモ株式会社 イントロデューサ

Also Published As

Publication number Publication date
EP2146761A1 (en) 2010-01-27
US20080306442A1 (en) 2008-12-11
WO2008144276A1 (en) 2008-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010527265A (ja) シースイントロデューサ
US7374530B2 (en) Catheter-based tissue remodeling devices and methods
US7510561B2 (en) Apparatus and method for connecting a conduit to a hollow organ
JP5059305B2 (ja) 高性能カニューレ
KR101910207B1 (ko) 원위 부분 안정화 특징부를 포함하는 변형 가능한 카테터
JP5555628B2 (ja) 血流循環の補助を確立するためのデバイス、方法、およびシステム
US6458100B2 (en) Atrial septal defect closure catheter
CN106061437B (zh) 用于经导管治疗瓣膜返流的系统和方法
US20170340443A1 (en) Posterior mitral valve leaflet approximation
CN102933161A (zh) 用于治疗脑血管病变的方法和装置及其应用的递送系统
EP3340934A1 (en) Delivery device and methods of use of transapical delivery of replacement mitral valve
US20070015958A1 (en) Cardiac harness delivery device and method of use
WO2012025927A2 (en) Minimally invasive surgical techniques
JP7420831B2 (ja) 弁治療デバイス用着脱自在スライド式アクチュエータ
US20130197559A1 (en) Minimally invasive surgical techniques
US20020038100A1 (en) Intra-arterial shunt tube and method of using same
US20130197571A1 (en) Minimally invasive surgical techniques
JP2022513213A (ja) 組み合わされたイントロデューサおよび拡張可能シース
US20130289339A1 (en) Medical device and medical device assembly