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JP2010266813A - 観察装置 - Google Patents

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JP2010266813A
JP2010266813A JP2009120039A JP2009120039A JP2010266813A JP 2010266813 A JP2010266813 A JP 2010266813A JP 2009120039 A JP2009120039 A JP 2009120039A JP 2009120039 A JP2009120039 A JP 2009120039A JP 2010266813 A JP2010266813 A JP 2010266813A
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Shinichi Hayashi
林  真市
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Abstract

【課題】レーザ光の集光が光学素子に及ぼす影響を抑制しながら、良好な観察性能を実現する走査型観察装置を提供することを課題とする。
【解決手段】観察装置100は、標本1を配置するステージ2と、レーザ光を標本1上に集光させる対物レンズ3と、レーザ光を対物レンズ3に導く照明手段10と、標本1内の集光位置である標本集光位置を光軸方向に走査する集光位置走査手段20と、照明手段10と集光位置走査手段20とを制御する制御手段40と、を含んで構成される。このとき、制御手段40は、照明光路中の集光位置である中間集光位置と、レーザ光の集光が制限される照明光路中の集光制限位置とに基づいて、照明手段10と集光位置走査手段20を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、観察装置に関し、特にレーザ光源を用いた走査型の観察装置に関する。
共焦点効果によって光軸方向に高い分解能を有するレーザ走査型の観察装置がある。レーザ走査型の観察装置は、標本内部の観察や標本の3次元画像の取得に好適であり、生物用や工業用の観察装置として広く用いられている。
このような観察装置では、対物レンズや、標本を配置したステージを駆動することで焦点位置を光軸方向に走査する構成が一般的である。しかし、このような構成では、対物レンズやステージを駆動することにより標本が振動し、観察結果に影響を及ぼしてしまうことがある。また、対物レンズやステージを高速に駆動することができないため、標本を高速に走査することが困難な場合もある。
以上のような課題を解決するため、特許文献1から特許文献3では、対物レンズやステージを駆動することなく、照明光路中に配置された他の光学素子(以降、z走査制御素子と記す。)を用いて、焦点位置を光軸方向に走査する技術が提案されている。
特許文献1では、参照レンズ(reference lens)と参照ミラー(reference mirror)を使用して、焦点位置を光軸方向に走査する技術が開示されている。
特許文献2では、液晶空間光変調器を使って、焦点位置を光軸方向に走査する技術が開示されている。
特許文献3では、デフォーマブルミラーを使って、焦点位置を光軸方向に走査する技術が開示されている。
これらの技術を用いてz走査制御素子を制御することで、対物レンズやステージを動かすことなく、標本上の焦点位置を走査することができる。
なお、特許文献2及び特許文献3の技術では、焦点位置の移動に伴って生じる球面収差も補正することができる。
国際公開第2008/078083号パンフレット 特開平11−326860号公報 特開2004−341394号公報
ところで、レーザ光源から射出されるレーザ光は、強い指向性と収束性を有しているため、照明光路上の集光位置(以降、中間集光位置と記す。)や、焦点位置、つまり、標本内の集光位置(以降、標本集光位置と記す。)には、非常に強い光エネルギーが生じる。このような強い光エネルギーが光学素子に加わると、その光学素子が変形するなどし、観察装置で良好な観察性能が得られなくなってしまうことがある。
また、観察光路上の集光位置(以降、中間像位置と記す。)が光学素子上に位置する場合には、光学素子上のゴミや傷が画像に影響し観察性能を劣化させてしまうことがある。
このため、通常の観察装置は、観察装置内部の光学素子が中間集光位置や中間像位置に位置しないように、設計される。
ところが、上述した技術のようにz走査制御素子を制御することで標本集光位置を走査する構成の場合、中間集光位置や中間像位置も変化する。より具体的には、中間集光位置や中間像位置は、標本集光位置の走査量に対して対物レンズの倍率の2乗倍程度移動する。このため、わずかな標本集光位置の走査であっても中間集光位置や中間像位置は大きく変化するため、走査中に光学素子が中間集光位置や中間像位置に位置してしまうことになる。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、良好な観察性能を実現する走査型の観察装置を提供することを課題とする。
本発明の第1の態様は、標本を配置するステージと、レーザ光を標本上に集光させる対物レンズと、レーザ光を対物レンズに導く照明手段と、標本内の集光位置である標本集光位置を光軸方向に走査する第1走査手段と、照明光路中の集光位置である中間集光位置及びレーザ光の集光が制限される集光制限位置に基づいて、照明手段と第1走査手段とを制御する制御手段と、を含む観察装置を提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の観察装置において、制御手段は、第1走査手段の駆動を制御する走査制御手段と、中間集光位置を算出する中間集光位置算出手段と、集光制限位置を算出する集光制限位置算出手段と、照明手段を制御する照明制御手段と、を含む観察装置を提供する。
本発明の第3の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、照明手段は、光源を含み、照明制御手段は、集光制限位置と中間集光位置が重なるとき、光源から射出されるレーザ光の強度を低下させる観察装置を提供する。
本発明の第4の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、照明手段は、光源と、光源と集光制限位置の間に配置された光量変調手段と、を含み、照明制御手段は、集光制限位置と中間集光位置が重なるとき、光量変調手段を通過するレーザ光の強度を低下させる観察装置を提供する。
本発明の第5の態様は、第3の態様または第4の態様に記載の観察装置において、レーザ光の強度は、集光制限位置と中間集光位置が重なる位置に応じて変化する観察装置を提供する。
本発明の第6の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、照明手段は、光源と、光源と集光制限位置の間に配置されたシャッター装置と、を含み、照明制御手段は、集光制限位置と中間集光位置が重なるとき、シャッター装置にレーザ光を遮断させる観察装置を提供する。
本発明の第7の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、走査制御手段は、集光制限位置と中間集光位置が重なる位置への第1走査手段による走査を制限する観察装置を提供する。
本発明の第8の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、さらに、標本集光位置を光軸と垂直な方向に走査する第2走査手段を含み、走査制御手段は、集光制限位置と中間集光位置が重なる位置への第2走査手段による走査を制限する観察装置を提供する。
本発明の第9の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、さらに、標本と対物レンズの間の距離を変化させる第3走査手段を含み、走査制御手段は、第3制御手段の駆動を制御する観察装置を提供する。
本発明の第10の態様は、第9の態様に記載の観察装置において、第3走査手段は、対物レンズを光軸方向に駆動する観察装置を提供する。
本発明の第11の態様は、第9の態様に記載の観察装置において、第3走査手段は、ステージを光軸方向に駆動する観察装置を提供する。
本発明の第12の態様は、第9の態様に記載の観察装置において、走査制御手段は、第1走査手段及び第3走査手段により、集光制限位置と中間集光位置が重ならないように、標本集光位置を光軸方向に走査する観察装置を提供する。
本発明の第13の態様は、第12の態様に記載の観察装置において、走査制御手段は、集光制限位置と中間集光位置が重ならないとき、第1走査手段により標本集光位置を光軸方向に走査し、集光制限位置と中間集光位置が重なるとき、第3走査手段により標本集光位置を光軸方向に走査する観察装置を提供する。
本発明の第14の態様は、第12の態様に記載の観察装置において、走査制御手段は、集光制限位置を走査する前に、第3走査手段により、走査中に中間集光位置と集光制限位置が重ならない位置に標本を移動させる観察装置を提供する。
本発明の第15の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、さらに、標本を撮像する撮像手段を含み、撮像手段は、集光制限位置と中間集光位置が重なるとき、撮像しない観察装置を提供する。
本発明の第16の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、中間集光位置算出手段は、対物レンズ、照明手段及び第1走査手段を構成する光学素子の配置に基づいて、中間集光位置を算出する観察装置を提供する。
本発明の第17の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、中間集光位置算出手段は、標本集光位置に基づいて、中間集光位置を算出する観察装置を提供する。
本発明の第18の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、さらに、レーザ光の波面を計測する波面計測手段を含み、中間集光位置算出手段は、波面計測手段による計測結果に基づいて、中間集光位置を算出する観察装置を提供する。
本発明の第19の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、集光制限位置算出手段は、対物レンズ、照明手段及び第1走査手段を構成する光学素子の配置に基づいて、集光制限位置を算出する観察装置を提供する。
本発明の第20の態様は、標本を配置するステージと、レーザ光を標本上に集光させる対物レンズと、標本内の集光位置である標本集光位置を光軸方向に走査する第1走査手段と、標本集光位置を観察する観察手段と、観察光路中の集光位置である中間像位置及びレーザ光の集光が制限される集光制限位置に基づいて、観察手段と第1走査手段とを制御する制御手段と、を含む観察装置を提供する。
本発明の第21の態様は、第20の態様に記載の観察装置において、制御手段は、第1走査手段の駆動を制御する走査制御手段と、中間像位置を算出する中間集光位置算出手段と、集光制限位置を算出する集光制限位置算出手段と、観察手段を制御する観察制御手段と、を含む観察装置を提供する。
本発明の第22の態様は、第21の態様に記載の観察装置において、走査制御手段は、集光制限位置と中間像位置が重なる位置への第1走査手段による走査を制限する観察装置を提供する。
本発明の第23の態様は、第21の態様に記載の観察装置において、さらに、標本集光位置を光軸と垂直な方向に走査する第2走査手段を含み、走査制御手段は、集光制限位置と中間像位置が重なる位置への第2走査手段による走査を制限する観察装置を提供する。
本発明の第24の態様は、第21の態様に記載の観察装置において、さらに、標本と対物レンズの間の距離を変化させる第3走査手段を含み、走査制御手段は、第3制御手段の駆動を制御する観察装置を提供する。
本発明の第25の態様は、第24の態様に記載の観察装置において、第3走査手段は、対物レンズを光軸方向に駆動する観察装置を提供する。
本発明の第26の態様は、第24の態様に記載の観察装置において、第3走査手段は、ステージを光軸方向に駆動する観察装置を提供する。
本発明の第27の態様は、第24の態様に記載の観察装置において、走査制御手段は、第1走査手段及び第3走査手段により、集光制限位置と中間像位置が重ならないように、標本集光位置を光軸方向に走査する観察装置を提供する。
本発明の第28の態様は、第27の態様に記載の観察装置において、走査制御手段は、集光制限位置と中間像位置が重ならないとき、第1走査手段により標本集光位置を光軸方向に走査し、集光制限位置と中間像位置が重なるとき、第3走査手段により標本集光位置を光軸方向に走査する観察装置を提供する。
本発明の第29の態様は、第27の態様に記載の観察装置において、走査制御手段は、集光制限位置を走査する前に、第3走査手段により、走査中に中間像位置と集光制限位置が重ならない位置に標本を移動させる観察装置を提供する。
本発明の第30の態様は、第21の態様に記載の観察装置において、観察手段は、撮像手段を含み、撮像手段は、集光制限位置と中間像位置が重なるとき、撮像しない観察装置を提供する。
本発明の第31の態様は、第21の態様に記載の観察装置において、中間集光位置算出手段は、対物レンズ、観察手段及び第1走査手段を構成する光学素子の配置に基づいて、中間像位置を算出する観察装置を提供する。
本発明の第32の態様は、第21の態様に記載の観察装置において、中間集光位置算出手段は、標本集光位置に基づいて、中間像位置を算出する観察装置を提供する。
本発明の第33の態様は、第21の態様に記載の観察装置において、集光制限位置算出手段は、対物レンズ、照明手段及び第1走査手段を構成する光学素子の配置に基づいて、集光制限位置を算出する観察装置を提供する。
本発明の第34の態様は、顕微鏡照明方法であって、レーザ光の集光が制限される照明光路中の集光制限位置と照明光路中の集光位置である中間集光位置とが重なる範囲を表示する第1のステップと、標本内の集光位置である標本内集光位置を光軸方向に走査する範囲を設定する第2のステップと、レーザ光で標本を照明する第3のステップと、を含み、第3のステップでは、集光制限位置と中間集光位置とが重なるとき、レーザ光の強度を変調する顕微鏡照明方法を提供する。
本発明の第35の態様は、顕微鏡観察方法であって、レーザ光の集光が制限される観察光路中の集光制限位置と観察光路中の集光位置である中間像位置とが重なる範囲を表示する第1のステップと、標本内の集光位置である標本内集光位置を光軸方向に走査する範囲を設定する第2のステップと、標本を観察する第3のステップと、を含み、第3のステップでは、集光制限位置と中間像位置とが重なるとき、標本を撮像しない顕微鏡観察方法を提供する。
本発明によれば、良好な観察性能を実現する走査型の観察装置を提供することができる。
実施例1に係る観察装置の構成を説明するための図である。 実施例1に係る制御手段の構成を説明するための図である。 実施例1に係る制御手段による集光制限位置の算出結果の一例を示す概念図である。 制御手段による集光可能位置の算出結果の一例を示す概念図である。 実施例1に係る観察装置の走査制御を示すフローチャートである。 実施例1に係る観察装置の走査制御の変形例を示すフローチャートである。 実施例2に係る観察装置の構成を説明するための図である。 実施例3に係る観察装置の構成を説明するための図である。 実施例3に係る波面計測手段の構成を示す概略図である。 実施例3に係る観察装置の走査制御を示すフローチャートである。 実施例4に係る観察装置の作用を説明するための図である。 実施例5に係る観察装置の構成を説明するための図である。 実施例5に係る観察装置の走査制御を示すフローチャートである。 実施例6に係る観察装置の構成を説明するための図である。 実施例7に係る観察装置の構成を説明するための図である。 実施例7に係る観察装置の走査制御を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の各実施例について説明する。
図1は、本実施例に係る観察装置の構成を説明するための図である。図1に例示される観察装置100は、2光子励起蛍光顕微鏡である。観察装置100は、標本1を配置するステージ2と、レーザ光を標本上に集光させる対物レンズ3と、レーザ光を対物レンズ3に導く照明手段10と、標本集光位置を光軸方向に走査する集光位置走査手段20と、標本からの生じる蛍光を観察する観察手段30と、観察装置100全体を制御する制御手段40と、入力手段50と、表示手段60と、を含んで構成されている。
照明手段10は、超短パルスレーザ光源11と、AOM(Acoustic Optics Modulator)シャッター装置12と、分散補償器13と、ビームエキスパンダ14と、倍率変更機能を有するズーム式のビームエキスパンダ15と、標本集光位置を光軸と垂直な方向に走査するガルバノミラー16と、リレーレンズ17と、結像レンズ18とを含んで構成されている。
集光位置走査手段20は、ビームエキスパンダ14とビームエキスパンダ15の間に配置され、偏光ビームスプリッタ21と、1/2波長板22と、zスキャンレンズ23と、ピエゾミラー24とを含んで構成されている。なお、集光位置走査手段20は、観察装置100の第1走査手段である。
超短パルスレーザ光源11から断続的に射出された超短パルスレーザ光は、音響光学素子を用いて構成されるAOMシャッター装置12に入射する。AOMシャッター装置12のシャッターが開いた状態では、レーザ光は分散補償器13に入射し、レーザ光の色分散によって生じる収差が補償される。そして、レーザ光は、ビームエキスパンダ14でビーム径や広がり角が変更されて、集光位置走査手段20へ入射する。集光位置走査手段20へ入射したレーザ光は、偏光ビームスプリッタ21で反射される。そして、偏光ビームスプリッタ21とピエゾミラー24との間の光路を往復して、再び偏光ビームスプリッタ21へ入射する。この往復の間に、レーザ光は1/2波長板22を2度通過する。これにより、レーザ光の偏光方向が90度回転するため、レーザ光は偏光ビームスプリッタ21を透過し、ビームエキスパンダ15へ入射する。
zスキャンレンズ23とピエゾミラー24は、特許文献1における参照レンズと参照ミラーに対応する光学素子である。ピエゾミラー24を光軸方向に駆動させて、ピエゾミラー24とzスキャンレンズ23との相対的な距離を変更することで、標本集光位置を光軸方向に走査することができる。なお、対物レンズ3を含む光学系(第1光学系)とzスキャンレンズ23及びピエゾミラー24を含む光学系(第2光学系)は、以下の条件式(1)を満たして構成される。ここで、fは対物レンズ3の焦点距離であり、nは標本1と対物レンズ3の間の屈折率である。fはzスキャンレンズ23の焦点距離であり、nはzスキャンレンズ23とピエゾミラー24の間の屈折率である。また、M12は、第1光学系と第2光学系との間の投影倍率である。
=M12 ・・・(1)
これにより、ハーシェルの条件が満されるため、観察装置100は、標本集光位置の光軸方向の走査に伴う球面収差を補正することができる。
ビームエキスパンダ15に入射したレーザ光は、ビームエキスパンダ15の倍率変更機能により、条件式(1)が満たされるように、投影倍率M12が調整される。ビームエキスパンダ15による投影倍率M12の調整は、例えば、対物レンズ3の交換により焦点距離fが変化した場合や、光軸方向の走査により屈折率nが変化した場合などに行われる。
その後、レーザ光は、ガルバノミラー16、リレーレンズ17、結像レンズ18、及びダイクロイックミラー31を介して対物レンズ3へ入射する。対物レンズ3は、レーザ光を標本1上の標本集光位置に照射する。なお、ガルバノミラー16は、観察装置100の第2走査手段である。
レーザ光が照射された標本では、2光子励起により蛍光が発生する。この蛍光は対物レンズ3を介して観察手段30へ入射する。蛍光はダイクロイックミラー31を反射し、バリアフィルタ32を通過する。バリアフィルタ32は2光子励起により生じた蛍光のみを透過させる。これにより、標本集光位置から生じた蛍光のみが集光レンズ33で集光されて光電子倍増管34に入射する。光電子倍増管34は、撮像素子として機能し、蛍光を電気信号に変換して画像を生成する。
図2は、本実施例に係る制御手段の構成を説明するための図である。制御手段40は、走査制御手段41と、照明制御手段42と、中間集光位置算出手段43と、集光制限位置算出手段44と、観察制御手段45とを含んで構成されている。
走査制御手段41は、標本集光位置の走査を制御する。より具体的には、走査制御手段41は、ピエゾミラー24を制御することで標本集光位置の光軸方向の走査を制御する。また、走査制御手段41は、ガルバノミラー16を制御することで標本集光位置の光軸と垂直な方向の走査を制御する。なお、走査制御手段41は、ピエゾミラー24とともに、条件式(1)を満たすようにズーム式のビームエキスパンダ15も制御することが望ましい。
照明制御手段42は、照明手段10を制御する。より具体的には、照明制御手段42は、超短パルスレーザ光源11から射出されるレーザ光の強度や超短パルスレーザ光源11のON/OFFを制御する。また、照明制御手段42は、AOMシャッター装置12のシャッターの開閉についても制御する。
中間集光位置算出手段43は、照明光路上の集光位置である中間集光位置を算出する。中間集光位置は、例えば、光学素子の物理的な配置を基に算出される。具体的には、対物レンズ3と、照明手段10及び集光位置走査手段20を構成する光学素子の配置に基づいて算出される。また、中間集光位置は、標本集光位置を基に算出されてもよい。
また、中間集光位置算出手段43は、観察光路上に中間像がある場合、観察光路上の中間像位置を算出してもよい。また、照明光路上の中間像位置を算出してもよい。ここで照明光路上の中間像位置とは、観察手段30の物点位置に共役となる照明光路上の位置をさすものとする。本実施例では、観察光路上に中間像がないため、照明光路上の観察手段30の物点に共役な位置となる。
中間像位置は、例えば、光学素子の物理的な配置を基に算出される。具体的には、対物レンズ3と、照明手段10、集光位置走査手段20及び観察手段30のそれぞれを構成する光学素子の配置に基づいて算出される。また、中間像位置は、標本集光位置を基に算出されてもよい。
集光制限位置算出手段44は、レーザ光の集光が制限される光路中の集光制限位置を算出する。図3Aは、本実施例に係る制御手段による集光制限位置の算出結果の一例を示す概念図である。なお、ここでは、照明光路上の集光制限位置のみが示されている。図3Aでは、集光制限位置の範囲は、ハッチングにより示されている。図3Aに例示されるように、集光制限位置は、例えば、光学素子上や光学素子の周辺である。光学素子上を集光制限位置とする理由は、すでに上述したとおりである。光学素子の周辺を集光制限位置とする理由は、光学素子周辺に集光位置があると光学素子上のゴミや傷が画像に映りこんでしまうからである。なお、制御手段40は、集光制限位置算出手段44の代わりに、レーザ光の集光が制限されない光路中の集光可能位置を算出する集光可能位置算出手段を含んで構成されても良い。図3Bは、制御手段による集光可能位置の算出結果の一例を示す概念図である。図3Bでは、集光可能位置の範囲は、ハッチングにより示されている。
観察制御手段45は、観察手段を制御する。より具体的には、観察制御手段45は、光電子倍増管34による標本1の撮像を制御する。
制御手段40は、中間集光位置算出手段43と集光制限位置算出手段44から得られる情報を基に、中間集光位置または中間像位置と、集光制限位置とが重ならないように集光位置走査手段20を制御する。例えば、走査制御手段41は、中間集光位置または中間像位置と集光制限位置が重なる状態では、集光位置走査手段20を停止させずに、中間集光位置または中間像位置と集光制限位置が重ならない状態まで集光位置走査手段20を駆動する。
または、制御手段40は、中間集光位置と集光制限位置が重なる場合には照明手段10を制御してレーザ光の集光状態を制限する。例えば、照明制御手段42は、中間集光位置と集光制限位置が重なる状態では、超短パルスレーザ光源11にレーザ光の射出を停止させる、または、レーザ光の強度を低下させる。この他、照明制御手段42は、AOMシャッター装置12にシャッターを閉じた状態を維持させてもよい。なお、レーザ光の強度を低下させる場合、レーザ光の強度は、中間集光位置と集光制限位置が重なる位置に応じて変化させてもよい。制御手段40は、例えば、上記の重なった位置にある光学素子の材質等を考慮して、レーザ光の強度を変化させてもよい。
さらに、制御手段40は、走査制御手段41によって制御された光軸方向の位置(z位置)を含む平面の一部でのみ中間集光位置または中間像位置と集光制限位置が重なる場合、例えば、光路中に斜めに角度を持って配置されたミラーなどの光学素子の一部が集光制限位置にかかる場合など、ガルバノミラー16を制御して標本集光位置の光軸と垂直な方向の走査範囲を制限してもよい。
入力手段50及び表示手段60は、例えば、観察者による走査範囲を入力や変更などに用いられる。
図4は、本実施例に係る観察装置の走査制御を示すフローチャートである。以下、図4を参照しながら、観察装置100の制御手段40による走査制御の一例について説明する。
まず、観察装置100の走査制御が開始されると、AOMシャッター装置12のシャッターが閉じられる(ステップS1−1)。次に、集光制限位置が算出され、集光制限位置に対応する標本集光位置のz位置の範囲が表示手段60に表示される(ステップS1−2)。観察者は、表示手段60を参照しながら入力手段50を用いて、標本1を走査する範囲(以降、走査範囲と記す。)を入力する(ステップS1−3)。
次に、入力された走査範囲内の各位置に対応する中間集光位置及び集光制限位置が算出される。これらの中間集光位置と集光制限位置を比較し、走査範囲内で中間集光位置と集光制限位置が重なることがあるかどうかが判断される(ステップS1−4)。走査範囲内で重なることがない場合、制御はステップS1−7へ遷移する。
走査範囲内で中間集光位置と集光制限位置が重なることがある場合、表示手段60に、中間集光位置と集光制限位置が重なる位置や、中間集光位置と集光制限位置が重なるときの標本集光位置等が表示される(ステップS1−5)。
観察者は、表示手段60に表示された情報に基づいて、走査範囲を変更するかどうかを選択する(ステップS1−6)。走査範囲の変更が選択された場合には、制御はステップS1−3に遷移する。観察者により走査範囲の変更が不要と判断され、走査範囲の変更が選択されなかった場合には、制御はステップS1−7へ遷移する。
ステップS1−7では、集光位置操作手段20は、標本集光位置を走査開始位置まで移動させる。
ステップS1−8では、現時点の中間集光位置と集光制限位置が重なっているかどうかが判断される。中間集光位置と集光制限位置が重なっている場合には、制御はステップS1−12へ遷移する。
中間集光位置と集光制限位置が重なっていない場合には、AOMシャッター装置12のシャッターが開かれ(ステップS1−9)、標本1が撮像される(ステップS1−10)。撮像終了後、AOMシャッター装置12のシャッターが閉じられる(ステップS1−11)。
ステップS1−12では、現時点の標本集光位置が走査終了位置かどうか判断される。標本集光位置が走査終了位置でない場合には、集光位置操作手段20は、標本集光位置を次のz位置まで移動させる(ステップS1−13)。その後、制御はステップS1−8に遷移する。標本集光位置が走査終了位置である場合には、走査制御が終了する。
なお、上記の制御において、中間集光位置と集光制限位置の重なりに加えて、中間像位置と集光制限位置の重なりについても考慮して制御することが望ましい。
以上、図4に例示される制御を実施することで、光学素子等にレーザ光が集光することを防止することができる。また、光軸方向の走査に伴う標本の振動及び球面収差も抑えることができる。その結果、観察装置の良好な観察性能が実現される。
図5は、本実施例に係る観察装置の走査制御の変形例を示すフローチャートである。以下、図5を参照しながら、観察装置100の制御手段40による走査制御の変形例について説明する。
図5に例示される走査制御のステップS1−1からステップS1−7までは、図4に例示される走査制御と同様である。このため、説明を省略する。
ステップS1−8では、標本集光位置が走査開始位置にある状態で、中間集光位置と集光制限位置が重なっているかどうかが判断される。中間集光位置と集光制限位置が重なっていない場合には、図4に例示される走査制御と同様の制御が実施される。具体的には、AOMシャッター装置12のシャッターが開かれて(ステップS1−9)、標本1が撮像される(ステップS1−10)。撮像終了後、AOMシャッター装置12のシャッターが閉じられる(ステップS1−11)。その後、制御はステップS1−12へ遷移する。
一方、中間集光位置と集光制限位置が重なっている場合は、図4に例示される走査制御と異なる制御が実施される。まず、超短パルスレーザ光源11から射出されるレーザ光の強度を低下させる(ステップS1−14)。レーザ光の強度は、上述ように、中間集光位置と集光制限位置が重なる位置に応じて変化させてもよい。その後、AOMシャッター装置12のシャッターが開かれて(ステップS1−15)、標本1が撮像される(ステップS1−16)。撮像終了後、AOMシャッター装置12のシャッターが閉じられて(ステップS1−17)、さらに、レーザ光の強度も強度低下前の強度に戻される(ステップS1−18)。その後、制御はステップS1−12へ遷移する。
ステップS1−12では、現時点の標本集光位置が走査終了位置かどうか判断される。標本集光位置が走査終了位置でない場合には、標本集光位置を次のz位置まで移動させる(ステップS1−13)。その後、制御はステップS1−8に遷移する。標本集光位置が走査終了位置である場合には、走査制御が終了する。
以上、図5に例示される制御を実施することで、すべてのz位置で標本1を撮像することができる。この制御では、撮像時にレーザ光が光学素子上に集光している場合であってもレーザ光の強度が低下しているため、レーザ光が光学素子に及ぼす影響が抑制される。また、光軸方向の走査に伴う標本の振動や球面収差も抑えることができ、その結果、良好な観察性能が実現される。
図6は、本実施例に係る観察装置の構成を説明するための図である。図6に例示される観察装置101は、図1に例示される観察装置100と同様に、2光子励起蛍光顕微鏡である。なお、観察装置101の構成要素のうち、観察装置100の構成要素と同様のものには同符号を付し、説明を省略する。
観察装置101は、観察装置100と同様に、標本1を配置するステージ2と、レーザ光を標本上に集光させる対物レンズ3と、レーザ光を対物レンズ3に導く照明手段10と、標本集光位置を光軸方向に走査する集光位置走査手段20と、標本からの生じる蛍光を観察する観察手段30と、観察装置101全体を制御する制御手段40と、入力手段50と、表示手段60と、を含んで構成されている。
観察装置101は、照明手段10が偏光ビームスプリッタ21とビームエキスパンダ15の間に光量変調手段19を含んで構成されている点が観察装置100と異なっている。その他の構成は、観察装置100と同様である。また、制御手段40の構成は、観察装置100と同様に、図2に例示される構成である。
光量変調手段19は、照明制御手段42によって制御され、集光位置走査手段20により変化した中間集光位置に応じて、光量変調手段19を通過するレーザ光の強度を調整する。光量変調手段19は、例えば、減光フィルタ(NDフィルタ)で構成される。
観察装置101では、図5に例示される走査制御が実施される。ただし、観察装置101では、超短パルスレーザ光源11から射出されるレーザ光の強度を制御する代わりに、光量変調手段19を透過するレーザ光の強度を制御する。これにより、超短パルスレーザ光源11から射出されるレーザ光の強度を変更することなく、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
図7は、本実施例に係る観察装置の構成を説明するための図である。図7に例示される観察装置102は、図6に例示される観察装置101と同様に、2光子励起蛍光顕微鏡である。なお、観察装置102の構成要素のうち、観察装置101の構成要素と同様のものには同符号を付し、説明を省略する。
観察装置102は、観察装置101と同様に、標本1を配置するステージ2と、レーザ光を標本上に集光させる対物レンズ3と、レーザ光を対物レンズ3に導く照明手段10と、標本集光位置を光軸方向に走査する集光位置走査手段20と、標本からの生じる蛍光を観察する観察手段30と、観察装置102全体を制御する制御手段40と、入力手段50と、表示手段60と、を含んで構成されている。
観察装置102は、さらに、照明光路中の光束の波面を計測する波面計測手段70を含んで構成される点が観察装置101と異なっている。その他の構成は、観察装置101と同様である。また、制御手段40の構成は、観察装置101と同様に、図2に例示される構成である。
図8は、本実施例に係る波面計測手段の構成を示す概略図である。波面計測手段70は、図8に例示されるように、いわゆるシャックハルトマン方式の波面計測装置であり、マイクロレンズアレイ71と、電荷結合素子(CCD)72を含んで構成される。
図9は、本実施例に係る観察装置の走査制御を示すフローチャートである。以下、図9を参照しながら、観察装置102の制御手段40による走査制御の一例について説明する。
まず、観察装置102の走査制御が開始されると、AOMシャッター装置12のシャッターが閉じられる(ステップS3−1)。さらに、光量変調手段19を制御し、光量変調手段19を通過するレーザ光の強度を低下させる(ステップS3−2)。光量変調手段19を通過するレーザ光の強度は、例えば、照明光路中の光学素子のうち、最もレーザ光の影響を受けやすい光学素子に合わせて決定する。
次に、集光制限位置が算出され、集光制限位置に対応する標本集光位置のz位置が表示手段60に表示される(ステップS3−3)。観察者は、表示手段60を参照しながら入力手段50を用いて、走査範囲を入力する(ステップS3−4)。
その後、集光位置操作手段20により標本集光位置を走査開始位置まで移動させて(ステップS3−5)、AOMシャッター装置12のシャッターが開かれる(ステップS3−6)。
ステップS3−7では、波面計測手段70を用いて照明光路中の光束の波面を計測する。そして、波面計測手段70による波面の計測結果に基づいて、中間集光位置算出手段43が現時点の中間集光位置を算出する(ステップS3−8)。
現時点の中間集光位置と集光制限位置とが重なっているかどうかが判断される(ステップS3−9)。中間集光位置と集光制限位置が重なっている場合には、制御はステップS3−13へ遷移する。
中間集光位置と集光制限位置が重なっていない場合には、光量変調手段19を制御し、光量変調手段19を通過するレーザ光の強度を元に戻し(ステップS3−10)、標本1が撮像される(ステップS3−11)。撮像終了後、光量変調手段19を制御し、光量変調手段19を通過するレーザ光の強度を再び低下させる(ステップS3−12)。
ステップS3−13では、AOMシャッター装置12のシャッターが閉じられる。そして、現時点の標本集光位置が走査終了位置かどうか判断される(ステップS3−14)。標本集光位置が走査終了位置でない場合には、標本集光位置を次のz位置まで移動させる(ステップS3−15)。その後、制御はステップS3−6に遷移する。標本集光位置が走査終了位置である場合には、走査制御が終了する。
なお、上記の制御において、中間集光位置と集光制限位置の重なりに加えて、中間像位置と集光制限位置の重なりについても考慮して制御することが望ましい。
以上、図9に例示される制御を実施することで、走査中に光学素子にレーザ光が集光した場合であっても、集光位置におけるレーザ光の強度は低下している。また、光学素子にレーザ光が集光している状態では撮像は行われない。このため、光学素子上にレーザ光が集光する時間は波面計測に要する時間だけとなる。このように、レーザ光は弱い強度で短い時間だけ光学素子上に集光するため、レーザ光が光学素子に及ぼす影響は抑制される。また、光軸方向の走査に伴う標本の振動や球面収差も抑えることができる。その結果、観察装置の良好な観察性能が実現される。
図10は、本実施例に係る観察装置の作用を説明するための図である。図10では、本実施例に係る観察装置103の構成の一部のみが示されている。なお、観察装置103の全体構成は、図1に例示される観察装置100と同様である。観察装置103は、ビームエキスパンダ14が走査制御手段41によって制御される点が、観察装置100と異なっている。
ビームエキスパンダ14がレーザ光を平行光として射出する場合、レーザ光は、偏光ビームスプリッタ21及び1/2波長板22を介して、平行光のままでzスキャンレンズ23に入射する。このため、ピエゾミラー24がzスキャンレンズ23の焦点距離だけzスキャンレンズ23から離れた位置にあるときには、レーザ光がピエゾミラー24上に集光してしまう。
観察装置103では、ピエゾミラー24上にレーザ光が集光してしまうことを防止するため、走査制御手段41が集光位置走査手段20とビームエキスパンダ14を制御する。これにより、ピエゾミラー24の位置に応じてビームエキスパンダ14から射出されるレーザ光の広がり角を制御することが可能となり、ピエゾミラー24上にレーザ光が集光する状態を避けることができる。なお、図10では、ビームエキスパンダ14から射出されるレーザ光を収束光とすることで、ピエゾミラー24上にレーザ光が集光することを避けている様子が例示されている。
以上、本実施例に係る観察装置103においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。それに加えて、ピエゾミラー24上へのレーザ光の集光も防止することができる。
図11は、本実施例に係る観察装置の構成を説明するための図である。図11に例示される観察装置104は、図1に例示される観察装置100と同様に、2光子励起蛍光顕微鏡である。なお、観察装置104の構成要素のうち、観察装置100の構成要素と同様のものには同符号を付し、説明を省略する。
観察装置104は、観察装置100と同様に、標本1を配置するステージ2と、レーザ光を標本上に集光させる対物レンズ3と、レーザ光を対物レンズ3に導く照明手段10と、標本集光位置を光軸方向に走査する集光位置走査手段20と、標本からの生じる蛍光を観察する観察手段30と、観察装置104全体を制御する制御手段40と、入力手段50と、表示手段60と、を含んで構成されている。
観察装置104は、さらに、対物レンズ3の光軸方向の駆動に用いられるピエゾ素子25と、ステージ2の光軸方向の駆動に用いられるピエゾ素子26を含んで構成される点が観察装置100と異なっている。その他の構成は、観察装置100と同様である。また、制御手段40の構成は、観察装置100と同様に、図2に例示される構成である。
観察装置104では、対物レンズ3はピエゾ素子25を介して走査制御手段41により制御される。また、ステージ2もピエゾ素子26を介して走査制御手段41に制御される。つまり、ピエゾ素子25及びピエゾ素子26は、走査制御手段41に制御されることにより、対物レンズ3とステージ2の間の相対的な距離を変化させる第3走査手段として機能する。
図12は、本実施例に係る観察装置の走査制御を示すフローチャートである。以下、図12を参照しながら、観察装置104の制御手段40による走査制御について説明する。
まず、観察装置104の走査制御が開始されると、AOMシャッター装置12のシャッターが閉じられる(ステップS5−1)。そして、集光制限位置に対応する標本集光位置のz位置が表示手段60に表示される(ステップS5−2)。観察者は、表示手段60を参照しながら入力手段50を用いて、走査範囲を入力する(ステップS5−3)。その後、標本集光位置を走査開始位置まで移動させる(ステップS5−4)。
ステップS5−5では、現時点の中間集光位置と集光制限位置とが重なっているかどうかが判断される。中間集光位置と集光制限位置が重なっていない場合には、制御はステップS5−8へ遷移する。
中間集光位置と集光制限位置が重なっている場合には、集光位置走査手段20(第1走査手段)によりz位置を前の位置に戻す(ステップ5−6)。なお、標本集光位置が走査開始位置にある場合には、中間集光位置と集光制限位置が重ならない位置まで戻す。その後、第3走査手段(ピエゾ素子25及びピエゾ素子26)によりz位置を次の位置まで移動させる(ステップS5−7)。
ステップS5−8では、AOMシャッター装置12のシャッターが開かれる。そして、標本1が撮像される(ステップS5−9)。撮像終了後、AOMシャッター装置12のシャッターが閉じられる(ステップS5−10)。
ステップS5−11では、現時点の標本集光位置が走査終了位置かどうか判断される。標本集光位置が走査終了位置でない場合には、第1走査手段により標本集光位置を次のz位置まで移動させる(ステップS5−12)。その後、制御はステップS5−6に遷移する。標本集光位置が走査終了位置である場合には、走査制御が終了する。
なお、上記の制御において、中間集光位置と集光制限位置の重なりに加えて、中間像位置と集光制限位置の重なりについても考慮して制御することが望ましい。
以上、図12に例示される制御を実施することで、すべてのz位置で標本1を必要なレーザ強度で照明しながら撮像することができる。この制御では、第1走査手段を用いた走査でレーザ光が光学素子上に集光してしまう場合のみ、第3走査手段を走査に用いる。第1走査手段でのみ走査する場合に比べて、第3走査手段では大きく集光位置を走査できる。このため、第1走査手段により光軸方向に走査しているときに中間集光位置または中間像位置が集光制限位置に重なってしまう場合に、第3走査手段は、中間集光位置または中間像位置が集光制限位置を素早く通過するように、中間集光位置または中間像位置を移動させることができる。その結果、観察装置の良好な観察性能が実現される。
なお、上記制御では、走査後のz位置で中間集光位置または中間像位置と集光制限位置が重なるかどうかを予め算出し、走査に用いる走査手段を選択しても良い。この場合、中間集光位置または中間像位置と集光制限位置が重なる場合には、第3走査手段で走査し、重ならない場合には、第1走査手段で走査するように制御する。
なお、上記の制御の他に、走査範囲が入力された後で、走査中に中間集光位置または中間像位置と集光制限位置が重なることがあるかどうかを判断する制御を行っても良い。この場合、重なることがある場合には、第3走査手段により走査開始位置を走査中に中間集光位置または中間像位置と集光制限位置が重ならない位置まで移動させてもよい。
図13は、本実施例に係る観察装置の構成を説明するための図である。図13に例示される観察装置105は、図7に例示される観察装置102と同様に、2光子励起蛍光顕微鏡である。なお、観察装置105の構成要素のうち、観察装置102の構成要素と同様のものには同符号を付し、説明を省略する。
観察装置105は、観察装置102と同様に、標本1を配置するステージ2と、レーザ光を標本上に集光させる対物レンズ3と、レーザ光を対物レンズ3に導く照明手段10と、標本集光位置を光軸方向に走査する集光位置走査手段20と、標本からの生じる蛍光を観察する観察手段30と、観察装置105全体を制御する制御手段40と、入力手段50と、表示手段60と、を含んで構成されている。
観察装置105は、集光位置走査手段20の構成が観察装置102と異なっている。より具体的には、観察装置102のzスキャンレンズ23及びピエゾミラー24の代わりに、デフォーマブルミラー27が含まれる。観察装置105では、走査制御手段41がデフォーマブルミラー27を制御することで、標本集光位置を光軸方向に走査することができる。なお、デフォーマブルミラー27の代わりに、特許文献2に記載の液晶空間光変調器などの反射型液晶デバイス28を用いてもよい。
また、デフォーマブルミラー27や反射型液晶デバイス28では、光軸方向の走査に伴う球面収差もそれ自体で補正することができる。このため、照明手段10に含まれるビームエキスパンダ15は、変倍機能を有するズーム式である必要はない。
観察装置105では、観察装置102と同様に、図9に例示される走査制御が実施される。これにより、実施例3と同様の効果を得ることができる。
図14は、本実施例に係る観察装置の構成を説明するための図である。図14に例示される観察装置106は、光刺激のための光源と観察のための光源を有する蛍光顕微鏡である。
観察装置106は、標本1を配置するステージ2と、レーザ光を標本上に集光させる対物レンズ3と、光刺激の為のレーザ光(以降、刺激光と記す。)と観察のためのレーザ光(以降、照明光と記す。)を対物レンズ3に導く照明手段80と、集光位置走査手段20と、標本からの生じる蛍光を観察する観察手段30と、観察装置106全体を制御する制御手段40と、対物レンズ3の駆動に用いられるピエゾ素子25と、ステージ2の駆動に用いられるピエゾ素子26と、入力手段50と、表示手段60と、を含んで構成されている。なお、制御手段40の構成は、観察装置100と同様に、図2に例示される構成である。
照明手段80は、第1照明手段と、第2照明手段と、ダイクロイックミラー92と、結像レンズ93と、を含んで構成されている。
第1照明手段は、断続的に超短パルスレーザ光を射出する超短パルスレーザ光源81と、AOMシャッター装置82と、分散補償器83と、ビームエキスパンダ84と、倍率変更機能を有するズーム式のビームエキスパンダ85と、ガルバノミラー86と、リレーレンズ87と、を含んでいる。
一方、第2照明手段は、継続的にレーザ光を射出するCWレーザ光源88と、AOMシャッター装置89と、ガルバノミラー90と、リレーレンズ91と、を含んでいる。
集光位置走査手段20は、ビームエキスパンダ84とビームエキスパンダ85の間に配置され、偏光ビームスプリッタ21と、1/2波長板22と、zスキャンレンズ23と、ピエゾミラー24とを含んで構成されている。なお、集光位置走査手段20のzスキャンレンズ23及びピエゾミラー24の代わりに、デフォーマブルミラーや反射型液晶デバイスを用いることもできる。その場合、ビームエキスパンダ15は、ズーム式のビームエキスパンダである必要はない。
観察装置106では、集光位置走査手段20は、刺激光の標本集光位置を光軸方向に走査する第1走査手段である。ガルバノミラー86は、刺激光の標本集光位置を光軸と垂直な方向に走査する第2走査手段である。ピエゾ素子25及びピエゾ素子26は、刺激光と照明光の標本集光位置を光軸方向に走査する第3走査手段である。ガルバノミラー90は、照明光の標本集光位置を光軸と垂直な方向に走査する第4走査手段である。
超短パルスレーザ光源81から射出された刺激光の作用は、観察装置100の超短パルスレーザ光源11から射出されたレーザ光の作用と同様である。このため、説明を省略する。
CWレーザ光源88から射出されたレーザ光(照明光)は、音響光学素子を用いて構成されるAOMシャッター装置89に入射する。AOMシャッター装置89のシャッターが開いた状態では、照明光はダイクロイックミラー31で反射され、ガルバノミラー90及びリレーレンズ91を介してダイクロイックミラー92へ入射する。さらに、照明光はダイクロイックミラー92を透過して、結像レンズ93を介して対物レンズ3へ入射する。対物レンズ3は、照明光を標本1上の標本集光位置に照射する。ここで、通常、刺激光の標本集光位置と照明光の標本集光位置は異なる。
刺激光と照明光が照射された標本では、それぞれの光によって蛍光が発生する。この際、刺激光は2光子過程を経て標本を励起し蛍光を発生させるのに対して、照明光は1光子過程を経て標本を励起し蛍光を発生させる。超短パルスレーザ光源81を用いて2光子過程を経て標本を励起する場合、CWレーザ光源88を用いて1光子過程を経て標本を励起する場合に比べて、標本を強いレーザ密度で照射する必要がある。その結果、刺激光の中間集光位置のレーザ強度の方が、照明光の中間集光位置のレーザ強度より強くなる。このため、観察装置106では、超短パルスレーザ光源81を含む第1照明手段の照明光路中にのみ、集光位置走査手段20を設けている。なお、CWレーザ光源88を含む第2照明手段の照明光路中に、さらに、集光位置走査手段を設けることもできる。
標本から発生した蛍光は、対物レンズ3、結像レンズ93、ダイクロイックミラー92、リレーレンズ91及びガルバノミラー90を介して観察手段30へ入射する。蛍光はダイクロイックミラー31を透過し、集光レンズ33により共焦点ピンホール35上に集光する。照明光の標本集光位置から生じた蛍光のみが共焦点ピンホール35を通過し、光電子倍増管34に入射する。光電子倍増管34は、撮像素子として機能し、蛍光を電気信号に変換して画像を生成する。
観察装置106では、刺激光の標本集光位置(以降、刺激座標)と、照明光の標本集光位置を別々に走査することができる。このため、光刺激を与える刺激座標を変化させた際の標本の変化を観察することができる。
図15は、本実施例に係る観察装置の走査制御を示すフローチャートである。以下、図15を参照しながら、観察装置106の制御手段40による走査制御の一例について説明する。なお、図15は、刺激座標の走査にのみ着目している。
まず、観察装置106の走査制御が開始されると、AOMシャッター装置82のシャッターが閉じられる(ステップS7−1)。次に、刺激光の集光制限位置が算出され、集光制限位置に対応する刺激座標のz位置の範囲が表示手段60に表示される(ステップS7−2)。観察者は、表示手段60を参照しながら入力手段50を用いて、刺激座標を入力する(ステップS7−3)。
次に、入力された複数の刺激座標の各座標に対応する中間集光位置及び集光制限位置が算出される。これらの中間集光位置と集光制限位置を比較し、刺激座標で中間集光位置と集光制限位置が重なることがあるかどうかが判断される(ステップS7−4)。刺激座標において重なることがない場合、制御はステップS7−9へ遷移する。
刺激座標で中間集光位置と集光制限位置が重なることがある場合、表示手段60に、中間集光位置と集光制限位置が重なる位置や、中間集光位置と集光制限位置が重なるときの刺激座標等が表示される(ステップS7−5)。
観察者は、表示手段60に表示された情報に基づいて、刺激座標を変更するかどうかを選択する(ステップS7−6)。刺激座標の変更が選択された場合には、制御はステップS7−3に遷移する。刺激座標の変更が選択されなかった場合には、中間集光位置と集光制限位置が重なる刺激座標を削除する(ステップS7−7)。
ステップS7−8では、刺激座標を走査開始位置まで移動させる。
そして、AOMシャッター装置82のシャッターが開かれて、標本1が刺激光により刺激される。この際、観察手段30により標本1が撮像される。撮像終了後、AOMシャッター装置82のシャッターが閉じられる(ステップS7−9)。
ステップS7−10では、現在の刺激座標が入力された最後の刺激座標かどうか判断される。最後の刺激座標でない場合には、刺激座標を次のz位置まで移動する(ステップS7−11)。その後、制御はステップS7−9に遷移する。現在の刺激座標が最後の刺激座標である場合には、走査制御が終了する。
なお、上記の制御において、中間集光位置と集光制限位置の重なりに加えて、中間像位置と集光制限位置の重なりについても考慮して制御することが望ましい。
以上、図15に例示される制御を実施することで、光学素子等に刺激光が集光することを防止することができる。また、刺激座標の光軸方向の走査に伴う標本の振動及び球面収差も抑えることができる。その結果、観察装置の良好な観察性能が実現される。
1・・・ 標本
2・・・ ステージ
3・・・ 対物レンズ
4・・・ 集光制限位置
5・・・ 集光可能位置
10、80・・・ 照明手段
11、81・・・ 超短パルスレーザ光源
12、82、89・・・ AOMシャッター装置
13、83・・・ 分散補償器
14、15、84、85・・・ ビームエキスパンダ
16、86、90・・・ ガルバノミラー
17、87、91・・・ リレーレンズ
18、93・・・ 結像レンズ
19・・・ 光量変調手段
20・・・ 集光位置走査手段
21・・・ 偏光ビームスプリッタ
22・・・ 1/2波長板
23・・・ zスキャンレンズ
24・・・ ピエゾミラー
25、26・・・ ピエゾ素子
27・・・ デフォーマブルミラー
28・・・ 反射型液晶デバイス
30・・・ 観察手段
31、92・・・ ダイクロイックミラー
32・・・ バリアフィルタ
33・・・ 集光レンズ
34・・・ 光電子倍増管
35・・・ 共焦点ピンホール
40・・・ 制御手段
41・・・ 走査制御手段
42・・・ 照明制御手段
43・・・ 中間集光位置算出手段
44・・・ 集光制限位置算出手段
45・・・ 観察制御手段
50・・・ 入力手段
60・・・ 表示手段
70・・・ 波面計測手段
71・・・ マイクロレンズアレイ
72・・・ 電荷結合素子(CCD)
88・・・ CWレーザ光源
100、101、102、103、104、105、106・・・ 観察装置

Claims (35)

  1. 標本を配置するステージと、
    レーザ光を標本上に集光させる対物レンズと、
    前記レーザ光を前記対物レンズに導く照明手段と、
    前記標本内の集光位置である標本集光位置を光軸方向に走査する第1走査手段と、
    照明光路中の集光位置である中間集光位置及び前記レーザ光の集光が制限される集光制限位置に基づいて、前記照明手段と前記第1走査手段とを制御する制御手段と、を含むことを特徴とする観察装置。
  2. 請求項1に記載の観察装置において、
    前記制御手段は、
    前記第1走査手段の駆動を制御する走査制御手段と、
    前記中間集光位置を算出する中間集光位置算出手段と、
    前記集光制限位置を算出する集光制限位置算出手段と、
    前記照明手段を制御する照明制御手段と、を含むことを特徴とする観察装置。
  3. 請求項2に記載の観察装置において、
    前記照明手段は、光源を含み、
    前記照明制御手段は、前記集光制限位置と前記中間集光位置が重なるとき、前記光源から射出されるレーザ光の強度を低下させることを特徴とする観察装置。
  4. 請求項2に記載の観察装置において、
    前記照明手段は、
    光源と、
    前記光源と前記集光制限位置の間に配置された光量変調手段と、を含み、
    前記照明制御手段は、前記集光制限位置と前記中間集光位置が重なるとき、前記光量変調手段を通過するレーザ光の強度を低下させることを特徴とする観察装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の観察装置において、
    前記レーザ光の強度は、前記集光制限位置と前記中間集光位置が重なる位置に応じて変化することを特徴とする観察装置。
  6. 請求項2に記載の観察装置において、
    前記照明手段は、
    光源と、
    前記光源と前記集光制限位置の間に配置されたシャッター装置と、を含み、
    前記照明制御手段は、前記集光制限位置と前記中間集光位置が重なるとき、前記シャッター装置にレーザ光を遮断させることを特徴とする観察装置。
  7. 請求項2に記載の観察装置において、
    前記走査制御手段は、前記集光制限位置と前記中間集光位置が重なる位置への前記第1走査手段による走査を制限することを特徴とする観察装置。
  8. 請求項2に記載の観察装置において、
    さらに、前記標本集光位置を光軸と垂直な方向に走査する第2走査手段を含み、
    前記走査制御手段は、前記集光制限位置と前記中間集光位置が重なる位置への前記第2走査手段による走査を制限することを特徴とする観察装置。
  9. 請求項2に記載の観察装置において、
    さらに、前記標本と前記対物レンズの間の距離を変化させる第3走査手段を含み、
    前記走査制御手段は、前記第3制御手段の駆動を制御することを特徴とする観察装置。
  10. 請求項9に記載の観察装置において、
    前記第3走査手段は、前記対物レンズを光軸方向に駆動することを特徴とする観察装置。
  11. 請求項9に記載の観察装置において、
    前記第3走査手段は、前記ステージを光軸方向に駆動することを特徴とする観察装置。
  12. 請求項9に記載の観察装置において、
    前記走査制御手段は、前記第1走査手段及び前記第3走査手段により、前記集光制限位置と前記中間集光位置が重ならないように、前記標本集光位置を光軸方向に走査することを特徴とする観察装置。
  13. 請求項12に記載の観察装置において、
    前記走査制御手段は、
    前記集光制限位置と前記中間集光位置が重ならないとき、前記第1走査手段により前記標本集光位置を光軸方向に走査し、
    前記集光制限位置と前記中間集光位置が重なるとき、前記第3走査手段により前記標本集光位置を光軸方向に走査することを特徴とする観察装置。
  14. 請求項12に記載の観察装置において、
    前記走査制御手段は、前記集光制限位置を走査する前に、前記第3走査手段により、走査中に前記中間集光位置と前記集光制限位置が重ならない位置に前記標本を移動させることを特徴とする観察装置。
  15. 請求項2に記載の観察装置において、
    さらに、前記標本を撮像する撮像手段を含み、
    前記撮像手段は、前記集光制限位置と前記中間集光位置が重なるとき、撮像しないことを特徴とする観察装置。
  16. 請求項2に記載の観察装置において、
    前記中間集光位置算出手段は、前記対物レンズ、前記照明手段及び前記第1走査手段を構成する光学素子の配置に基づいて、前記中間集光位置を算出することを特徴とする観察装置。
  17. 請求項2に記載の観察装置において、
    前記中間集光位置算出手段は、前記標本集光位置に基づいて、前記中間集光位置を算出することを特徴とする観察装置。
  18. 請求項2に記載の観察装置において、
    さらに、前記レーザ光の波面を計測する波面計測手段を含み、
    前記中間集光位置算出手段は、前記波面計測手段による計測結果に基づいて、前記中間集光位置を算出することを特徴とする観察装置。
  19. 請求項2に記載の観察装置において、
    前記集光制限位置算出手段は、前記対物レンズ、前記照明手段及び前記第1走査手段を構成する光学素子の配置に基づいて、前記集光制限位置を算出することを特徴とする観察装置。
  20. 標本を配置するステージと、
    レーザ光を標本上に集光させる対物レンズと、
    前記標本内の集光位置である標本集光位置を光軸方向に走査する第1走査手段と、
    前記標本集光位置を観察する観察手段と、
    観察光路中の集光位置である中間像位置及び前記レーザ光の集光が制限される集光制限位置に基づいて、前記観察手段と前記第1走査手段とを制御する制御手段と、を含むことを特徴とする観察装置。
  21. 請求項20に記載の観察装置において、
    前記制御手段は、
    前記第1走査手段の駆動を制御する走査制御手段と、
    前記中間像位置を算出する中間集光位置算出手段と、
    前記集光制限位置を算出する集光制限位置算出手段と、
    前記観察手段を制御する観察制御手段と、を含むことを特徴とする観察装置。
  22. 請求項21に記載の観察装置において、
    前記走査制御手段は、前記集光制限位置と前記中間像位置が重なる位置への前記第1走査手段による走査を制限することを特徴とする観察装置。
  23. 請求項21に記載の観察装置において、
    さらに、前記標本集光位置を光軸と垂直な方向に走査する第2走査手段を含み、
    前記走査制御手段は、前記集光制限位置と前記中間像位置が重なる位置への前記第2走査手段による走査を制限することを特徴とする観察装置。
  24. 請求項21に記載の観察装置において、
    さらに、前記標本と前記対物レンズの間の距離を変化させる第3走査手段を含み、
    前記走査制御手段は、前記第3制御手段の駆動を制御することを特徴とする観察装置。
  25. 請求項24に記載の観察装置において、
    前記第3走査手段は、前記対物レンズを光軸方向に駆動することを特徴とする観察装置。
  26. 請求項24に記載の観察装置において、
    前記第3走査手段は、前記ステージを光軸方向に駆動することを特徴とする観察装置。
  27. 請求項24に記載の観察装置において、
    前記走査制御手段は、前記第1走査手段及び前記第3走査手段により、前記集光制限位置と前記中間像位置が重ならないように、前記標本集光位置を光軸方向に走査することを特徴とする観察装置。
  28. 請求項27に記載の観察装置において、
    前記走査制御手段は、
    前記集光制限位置と前記中間像位置が重ならないとき、前記第1走査手段により前記標本集光位置を光軸方向に走査し、
    前記集光制限位置と前記中間像位置が重なるとき、前記第3走査手段により前記標本集光位置を光軸方向に走査することを特徴とする観察装置。
  29. 請求項27に記載の観察装置において、
    前記走査制御手段は、前記集光制限位置を走査する前に、前記第3走査手段により、走査中に前記中間像位置と前記集光制限位置が重ならない位置に前記標本を移動させることを特徴とする観察装置。
  30. 請求項21に記載の観察装置において、
    前記観察手段は、撮像手段を含み、
    前記撮像手段は、前記集光制限位置と前記中間像位置が重なるとき、撮像しないことを特徴とする観察装置。
  31. 請求項21に記載の観察装置において、
    前記中間集光位置算出手段は、前記対物レンズ、前記観察手段及び前記第1走査手段を構成する光学素子の配置に基づいて、前記中間像位置を算出することを特徴とする観察装置。
  32. 請求項21に記載の観察装置において、
    前記中間集光位置算出手段は、前記標本集光位置に基づいて、前記中間像位置を算出することを特徴とする観察装置。
  33. 請求項21に記載の観察装置において、
    前記集光制限位置算出手段は、前記対物レンズ、前記照明手段及び前記第1走査手段を構成する光学素子の配置に基づいて、前記集光制限位置を算出することを特徴とする観察装置。
  34. 顕微鏡照明方法であって、
    レーザ光の集光が制限される照明光路中の集光制限位置と前記照明光路中の集光位置である中間集光位置とが重なる範囲を表示する第1のステップと、
    標本内の集光位置である標本内集光位置を光軸方向に走査する範囲を設定する第2のステップと、
    前記レーザ光で前記標本を照明する第3のステップと、を含み、
    前記第3のステップでは、前記集光制限位置と前記中間集光位置とが重なるとき、レーザ光の強度を変調することを特徴とする顕微鏡照明方法。
  35. 顕微鏡観察方法であって、
    レーザ光の集光が制限される観察光路中の集光制限位置と前記観察光路中の集光位置である中間像位置とが重なる範囲を表示する第1のステップと、
    標本内の集光位置である標本内集光位置を光軸方向に走査する範囲を設定する第2のステップと、
    前記標本を観察する第3のステップと、を含み、
    前記第3のステップでは、前記集光制限位置と前記中間像位置とが重なるとき、前記標本を撮像しないことを特徴とする顕微鏡観察方法。
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