JP2010260204A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 中間転写体を用いるインクジェット記録方式において、中間転写体が転写ローラーへ突入する時の衝撃を緩和する。
【解決手段】 中間転写体の進行方向端部の厚みを進行方向に対して連続的に減少させる。または進行方向端部のゴム硬度を中央部のゴム硬度よりも下げる。このような中間転写体を用いることで中間転写体と転写ローラーが接触する時に加わる力を減少させて衝撃を緩和する。これにより突入時の振動などを低減でき、転写圧力の変動を抑制することができるので、良好な転写インク像を得ることが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 中間転写体の進行方向端部の厚みを進行方向に対して連続的に減少させる。または進行方向端部のゴム硬度を中央部のゴム硬度よりも下げる。このような中間転写体を用いることで中間転写体と転写ローラーが接触する時に加わる力を減少させて衝撃を緩和する。これにより突入時の振動などを低減でき、転写圧力の変動を抑制することができるので、良好な転写インク像を得ることが可能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、インクジェット記録装置に関するものであり、特に、中間転写体上に形成した画像を被印刷体に転写する中間転写型のインクジェット記録装置に関する。
近年、インクジェット記録方式の利点を活かすことにより、幅広い分野において、被印刷体の種類に拘わらず高品位の画像を記録したいという要望が高まっている。しかし、インクジェット記録方式を用いて、インク浸透性の劣る被印刷体を用いた場合には、髭上にインクが滲んでしまうフェザリング、先に着弾したインク的が後に着弾したインク滴に引き寄せられてしまうビーディング、隣接して記録されたインク滴同士が混ざりあってしまうブリーディングといった現象が画像に生じる。また被印刷体には水系インクが浸透することにより起こる被印刷体の波打ち現象であるコックリングなどが発生する。
上記問題を克服するために、転写方式の記録方法が提案されている。この記録方法においては、まずインクジェット記録方式により中間転写体上にインクを付与してインク像を形成する。そしてその中間転写体上のインク像を中間転写体上から被印刷体上に転写する。したがって、フェザリング、ビーディング、ブリーディングといった現象を抑制するために、インク中の水分を被印刷体に素早く浸透・定着させる必要がなく、用いる被印刷体の種類を拡大することが出来る。また、中間転写体上に形成されたインク像を被印刷体へ転写する前に、そのインク像を形成しているインクの液体成分のほとんどを除去することにより、被印刷体側に浸透する液体量を少なくすることが出来る。したがって、コックリングも生じにくくなり、被印刷体の風合いも損なわれない。
転写方式の記録方法では、中間転写体と被印刷体を同時にローラー間を通過させることにより加圧する転写方法が広く用いられている。この転写工程において、加圧されたローラー間に中間転写体と被印刷体を通過させる時に、中間転写体とローラーの衝突によって衝撃が生ずる。その衝撃によってローラーや中間転写体に振動を引き起こして転写圧力が変動し、転写したインク画像に乱れが生じるという課題があった。
この課題の解決方法として、特許文献1では、ローラー間のギャップを規定するギャップ固定手段と、ローラー間に規定の押圧力を発生させる付圧手段とを持たせて、付圧手段によって転写にかかる押圧力を超える力を規定して付圧する方法が提案されている。また特許文献2では、硬度の異なる2種類のゴムでローラーを構成することにより、ローラー突入時の衝撃を緩和する方法が提案されている。
しかしながら、上記した従来例のローラーへ突入時の衝撃緩和方法においては、つぎのような課題を有している。
特許文献1のように、被印刷体の突入時毎にローラー間の圧力を制御する方法では、記録速度を速くした場合には、高速で送られてくる被印刷体に対応してローラー間の圧力を変化させる必要がある。したがって、ローラー間圧力制御も高速化しなければならず、そのための制御装置が複雑化してしまうといった課題がある。
また特許文献2のように、突入時の衝撃を緩和するために、ローラーのゴム硬度を下げてしまうと、それに伴ってローラー間の圧力が下がってしまい、画像を転写するために必要な圧力が得られない。そして、必要な圧力を得るためにローラー間に加える圧力を上げると、ニップ幅が大きくなるので、ローラーを回転させるために大きなトルクが必要となる。従ってローラーを回転させるために、より大型のモーターが必要となり、消費電力も大きくなってしまうといった問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、ローラー間の制御やローラー硬度の変更を行うことなく、簡単な構成で、中間転写体が加圧ローラーに突入時の衝撃を緩和することが出来るインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明者らは先述した背景技術を深く鑑み、鋭意検討の結果、以下に示す構成がインクジェット記録装置として前記課題に対し優れた性能を有することを見出し、本発明を成すに至った。
本発明のインクジェット記録装置は、インクからなる画像を一時的に担持する中間転写体と、中間転写体上に、インクジェットデバイスを用いてインクを付与することで画像を形成する描画ユニットと、該画像に被印刷体をローラーにより圧着して画像を中間転写体上から被印刷体へ転写する転写ユニットと、を有するインクジェット記録装置において、該中間転写体が略平板形状であり、かつそのローラー進入方向端部に、厚みが中央部から進入方向に向けて連続的に減少している部分を有することを特徴とする。
また、本発明のインクジェット記録装置において、前記中間転写体の厚みが減少している部分の長さが、ローラー径rと中間転写体の中央部の厚みtから下記の式(数1)より規定される単位長さl0より長いことを特徴とする。
また、本発明のインクジェット記録装置は、インクからなる画像を一時的に担持する中間転写体と、中間転写体上に、インクジェットデバイスを用いてインクを付与することで画像を形成する描画ユニットと、該画像に被印刷体をローラーにより圧着して画像を中間転写体上から被印刷体へ転写する転写ユニットと、を有する画像形成装置において、該中間転写体が略平板形状であり、かつそのローラー進入方向端部の硬度が該中間転写体の中央部よりも低いことを特徴とする。
本発明がこのような優れた性質を有する理由は明確ではないが、本発明者らは以下のように推測している。すなわち、加圧されたローラー間に中間転写体と被印刷体を通過させる時に生ずる衝撃は、中間転写体とローラーの衝突、より細かく言えば中間転写体のローラー進入方向端部とローラーとの衝突によって発生する。
この時、中間転写体のローラー進入方向端部がローラー表面に衝突する際に発生する力について考える。
円筒状のローラー表面に直進方向の力が加わる時、最も大きな力が発生するのは、回転軸平面上に力が加わる場合であろう。
従って逆に、力の加わるローラー表面上の場所が回転軸平面から離れるほど発生する力は小さくなる。
最も小さくなるのは力のベクトルがローラーの接線となる場合、言うなれば力がローラー表面を”かする”ような場合である。
しかし容易に理解できるように、このような形態ではローラーから法線方向への力(反発力)が発生しない。
中間転写体とローラーで言えば、中間転写体のローラー進入方向端部がローラー表面に初めて接する部分がローラーのニップ部に近ければ近いほど衝突する際に発生する力は小さくなる。しかしそれに伴って、ローラーからの法線方向への力、すなわち転写圧力が小さくなってしまう。
そこで本発明者らは鋭意検討の結果、衝突する時に発生する力をできるだけ小さくでき、かつ転写圧力の低下を最低限に抑えることのできる構成として、中間転写体のローラー進入方向端部の厚みが中央部から進入方向に向けて連続的に減少している部分を有することが極めて効果的である事を見出し本発明を想到するに到った。
また特に、ローラー径をr、中間転写体の中央部の厚みをtとした場合に、上述した構成でかつ厚みが連続的に減少している部分の長さが下式より規定される単位長さloより長い場合により優れた効果を呈することを見出した。
lo=(rt−t2)/√(2rt−t2) …(数1)
また本発明者らは、中間転写体のローラー進入方向端部の硬度を、該中間転写体の中央部よりも低いものとすることで、衝突する時に発生する力をできるだけ小さくでき、かつ転写圧力の低下を最低限に抑えることのできる構成であることを見出し本発明を成すに到った。
また本発明者らは、中間転写体のローラー進入方向端部の硬度を、該中間転写体の中央部よりも低いものとすることで、衝突する時に発生する力をできるだけ小さくでき、かつ転写圧力の低下を最低限に抑えることのできる構成であることを見出し本発明を成すに到った。
本発明によれば、中間転写体に形成した画像を被印刷体に転写するために、中間転写体が加圧ローラーに突入する時の衝撃を緩和することができる。したがって、インクの濃淡や歪みの無い転写画像を得ることが可能なインクジェット記録装置を実現することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
1.記録装置の全体構成
図1は、本実施形態の記録装置の概略構成を示す模式的断面図である。
1.記録装置の全体構成
図1は、本実施形態の記録装置の概略構成を示す模式的断面図である。
図1において1は、中間転写体2を搬送するための搬送ベルトであり、表面に中間転写体2が貼り付けられている。この搬送ベルト1は、3つのベルト搬送ローラー12、13、14の間に張架されており、それらの搬送ローラーのいずれかが不図示のベルト駆動装置によって回転駆動されることにより、矢印A方向に搬送される。本例においては、搬送ローラー13を回転駆動されるベルト駆動ローラーとした。搬送ローラー14は、転写のための加圧ローラーとして兼用されており、転写時に安定した温度を与えるためにローラー内部に加熱ヒータを有している。
転写ベルト1の周囲位置には、転写ベルト1の搬送方向(矢印A方向)の上流側から下流側に向かって順に、処理液付与部3、描画ユニット4、インク像処理部5、転写ユニット6、およびクリーニング部7が配置されている。
記録装置には、給紙搬送部8が配置されている。給紙搬送部8は、給紙搬送ローラー(不図示)を回転駆動させることにより、被印刷体10を不図示の被印刷体格納部から転写ユニット6へ搬送する。中間転写体2上に形成されたインク像は、転写ユニット6において被印刷体10に転写される。本例の記録装置においては、中間転写体の搬送構成にエンドレスベルトを採用したが、ドラム方式であっても良い。
2.各部の詳細
2.1 中間転写体
中間転写体は、その表面においてインク像を剥離し易い性質(離型性)を有する。シリコーンゴムは、表面エネルギーが低く、剥離性が高い性質を有していることから、中間転写体を形成する最適材料の1つである。しかし、中間転写体の材料はこれらに限定されるものではなく、好ましい離型性および弾性特性を有して、インク像を被印刷体に転写する際の転写率に優れているものであればよい。また、中間転写体を2層以上の構成とするなど、適宜、その層構成を変更してもよい。中間転写体を形成する材料の他の例としては、フッ素ゴムやゾルゲル法により合成された有機−無機ハイブリッド材料等が好適に用いられ得る。
2.各部の詳細
2.1 中間転写体
中間転写体は、その表面においてインク像を剥離し易い性質(離型性)を有する。シリコーンゴムは、表面エネルギーが低く、剥離性が高い性質を有していることから、中間転写体を形成する最適材料の1つである。しかし、中間転写体の材料はこれらに限定されるものではなく、好ましい離型性および弾性特性を有して、インク像を被印刷体に転写する際の転写率に優れているものであればよい。また、中間転写体を2層以上の構成とするなど、適宜、その層構成を変更してもよい。中間転写体を形成する材料の他の例としては、フッ素ゴムやゾルゲル法により合成された有機−無機ハイブリッド材料等が好適に用いられ得る。
本発明の中間転写体の断面概略図を図2に、従来例の断面概略図を図4に示す。また本発明の中間転写体が転写ローラーに突入する時の転写ユニットを表した模式的断面図を図3に従来の中間転写体の場合の転写ユニットの模式的断面図を図5に示す。図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10において、矢印Bは搬送ベルトの進行方向を示し、矢印Cは転写ローラーの回転方向を示す。
図2のように本発明の中間転写体は転写ローラー突入時の衝撃を和らげるために搬送ベルト進行方向(矢印Bの方向)端部へ向けて連続的に薄くなっている。このような衝撃緩和部を設けて、中間転写体が転写ローラーに初めに接触する点を従来の場合と比べて搬送ベルト方向に移動させることで、搬送ベルトの進行方向に加わる力が減少し、ローラー及び中間転写体に加わる力を緩和することが出来る。
また転写ローラーに対し搬送ベルトと垂直方向に加わる力について、本発明の中間転写体を使用した場合、従来例に比べて転写ローラーを中間転写体の厚さ分だけ上に移動させる時間を多く要する。すなわち、転写ローラーの単位時間あたりの移動距離は、従来例よりも本発明の方が短くなる。したがって、搬送ベルトと垂直方向に加わる力も緩和することが可能となる。
図3では中間転写体の最も表面積の大きい面を搬送ベルトに接着し固定している。しかし本発明はこのような構成に限定されるものではなく、図6のように図3の接着面の対面を搬送ベルトに接着して固定しても良い。このような構成では、中間転写体上にインク像を形成する時、インクヘッドと中間転写体間の距離を端部まで一定に保つことが出来るので、衝撃緩和部においても良好なインク像を得ることが出来る。したがって、衝撃緩和部も無駄にすることなく利用することが可能となる。図6において中間転写体が転写ローラーに接触すると、中間転写体は弾性体であるため衝撃緩和部は搬送ベルト方向に折れ曲がり、それによって衝撃を吸収する。
また図6の中間転写体の衝撃緩和部が搬送ベルトと反対方向に折れ曲がることを防止するために、衝撃緩和部を図7のように両面が傾斜になっている形状にしてもよい。さらに、衝撃緩和部は、距離に比例して薄くなっている必要はなく、ローラーの形状などその時々の仕様状況に合わせて図8や図9のような曲線を持つ形状にしても良い。
図10は本発明の中間転写体が転写ローラーに突入する時の転写ユニットを示した模式的断面図である。衝撃緩和部の長さをl、中間転写体の厚さをt、転写ローラーの半径をr、中間転写体と転写ローラーが最初に接触する点をDとする。図11は転写ユニットにおける転写ローラーと搬送ベルトの位置関係を表した模式的断面図である。転写ローラーの外周を円と見た円周上の搬送ベルトからの距離がtの位置をE、点Eにおいて引いた接線をs、接線sと搬送ベルトとの交点をF、点Eから搬送ベルトに引いた垂線と搬送ベルトとの交点をG、点Fと点Gの間の距離をl0とする。
転写ローラー突入時の衝撃を緩和するためには、点Dの位置を中間転写体の厚さtよりも搬送ベルト方向すなわちニップ部側に近づける必要がある。そのためには、長さlを長さl0より長くする必要がある。半径rと厚さtを用いてl0を計算すると数1式となる。
さらに中間転写体の先端部の硬度を下げることでも衝撃緩和部とすることもできる。物体と物体が接触する時に発生する力は、物体の硬度が低い程、発生する力を吸収するので小さくなる。しかし中間転写体全体の硬度を下げると転写時の変形が大きくなり、転写画像に歪みが生じてしまう。そこで、本発明では中間転写体と転写ローラーが初めに接触する点近傍の中間転写体の硬度を下げて、他の部分は従来の硬度とした。このような構成にすることで、転写ローラー突入時の衝撃を緩和し、かつ歪みの無い転写画像を得ることできる中間転写体を実現することが可能となる。
中間転写体2を搬送する搬送ベルト1は、ポリウレタンで構成され、接着層を設けて、その上に中間転写体2が固定されたものである。
搬送ベルト1として使用される材料は、特にポリウレタンに限定されるわけではない。転写時の加圧に耐える剛性や寸法精度の他、搬送のイナーシャを軽減して制御の応答性を向上させるために要求される特性等を満たすものであればよい。
2.2 処理液付与部3
本発明ではビーディングやブリーディングの発生を抑制するために処理液を用いて、中間転写体上に着弾したインクの流動性を低下させる効果を得ることが出来る処理液付与部3を設けることも出来る。
本発明ではビーディングやブリーディングの発生を抑制するために処理液を用いて、中間転写体上に着弾したインクの流動性を低下させる効果を得ることが出来る処理液付与部3を設けることも出来る。
処理液付与部3は、後述する描画ユニット4に対して、搬送ベルト1の搬送方向の上流側に配置されている。塗布ローラー30は、搬送ベルト1と当接しながら回転することによって、処理液31を中間転写体2に塗布する。
本発明の中間転写体を採用すれば、この塗布ローラー30を中間転写体2が通過する時においても、中間転写体と塗布ローラーに加わる力を緩和させることが出来る。したがって、中間転写体と塗布ローラーの衝突による振動を減少させて、処理液を中間転写体上に均一に塗布することが可能となる。また、衝撃による中間転写体の劣化も抑制することが出来る。
ここで処理液31について説明する。処理液とは、着色インクの流動性を低下、またはインク中の色材を凝集させるための液体である。その成分としては、画像固定成分、水、水溶性有機溶剤、および均一塗布や吐出安定性のための助剤等がある。本例では、中間転写体2上に処理液31を塗布する形態としているが、インク吐出ヘッドのような記録ヘッド(液体吐出ヘッド)を用いて、その記録ヘッドから吐出する処理液を中間転写体2上に付与することも可能である。
画像固定成分とは、着色インクの流動性を低下、またはインク中の色材を凝集させるための材料である。詳しくは、インクとの接触によって中間転写体2上におけるインクの流動性を低下させて、中間転写体上に着弾したインクを極力、その着弾位置に保持させる役割を担う材料である。仮に、中間転写体2上に着弾したインクの流動性を低下させなかった場合には、中間転写体上においてインクが流れてしまい、ビーディングやブリーディングの発生原因となるおそれがある。そこで、画像固定成分を含む処理液用いてインクと反応させることにより、それと接触したインクの流動性を低下させて、中間転写体上に着弾しインクを着弾位置に保持させる。これにより、中間転写体上においてインク滴同士が接触しても、ビーディングやブリーディングの発生を抑制することができる。
画像固定成分としては、インクと接触することによってインクを凝集させることができる材料が好適であり、例えば、金属塩が好適である。金属塩の最も好適なものとしては、多価金属塩が挙げられる。また処理液には、上述の画像固定成分である多価金属塩等の金属塩と共に、水溶性有機溶剤を含有させることができる。これらのような水溶性有機溶剤の処理液中における含有量については特に制限はないが、処理液全質量の5〜60質量%、好ましくは5〜40質量%の範囲である。
本例のように塗布ローラー30を用いる場合には、中間転写体2への均一塗布を目的として、処理液31に塗布助剤を含有させてもよい。この塗布助剤としては、界面活性剤を用いることが好ましい。界面活性剤の添加量は、処理液に対して、0.05〜10質量%程度とすることが好ましく、より好ましくは、0.1〜5質量%程度である。処理液には、この他、必要に応じて、粘度調整剤、pH調整剤、防腐剤、酸化防止剤等の添加剤を適宜配合してもよい。
2.3 描画ユニット4
描画ユニット4は、中間転写体2上に、制御部より送られてくる画像信号に応じて、少なくとも着色剤を含むインクを付与することによって、インク像を形成する。このとき、上述した処理液31を中間転写体上に付与しておけば、処理液31とインクの凝集成分とが凝集反応を行うことにより、ビーディングやブリードのない画像が形成される。
描画ユニット4は、中間転写体2上に、制御部より送られてくる画像信号に応じて、少なくとも着色剤を含むインクを付与することによって、インク像を形成する。このとき、上述した処理液31を中間転写体上に付与しておけば、処理液31とインクの凝集成分とが凝集反応を行うことにより、ビーディングやブリードのない画像が形成される。
描画ユニット4は、搬送ベルト1の搬送方向において処理液付与部3の下流側に配置されており、インク吐出ヘッド40を含む。インク吐出ヘッド40は、インクを吐出可能な複数のノズルを有する。ノズルからインクを吐出させるための吐出エネルギー発生手段としては、電気熱変換体(ヒータ)やピエゾ素子などを用いることができる。電気熱変換体を用いた場合には、その発熱によってインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用してノズルからインクを吐出させることができる。
インク吐出ヘッドは、搬送ベルト1の搬送方向に一定間隔を置いて配置されている。それぞれのインク吐出ヘッドは、それらに対応する不図示のインクタンクから供給されたインクを吐出することにより、カラー画像を形成することができる。本例の場合、インク吐出ヘッドは、それぞれ、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)のインクを吐出する。しかし、インク付与部4を構成するインク吐出ヘッドの数、中間転写体2上の画像形成領域に対して吐出するインク色の順序、および使用されるインクの色相は、上述した例に限定されるものではない。
中間転写体2上に形成されるインク像は、転写の際に反転することを考慮し、最終的に被印刷体10に形成すべき画像の鏡面画像としなければならない。当然、インク吐出ヘッド40に供給される画像信号は、鏡面画像に対応した画像信号でなければならない。そこで、制御系においては、画像供給装置から送られてくる画像信号(すなわち、最終的に被印刷体10に記録される画像に対応した画像信号)に対して、ミラー反転処理(反転データを得る処理)を施す。これにより鏡面画像に対応した画像信号を取得し、そして、それをインク吐出ヘッドへ供給する。
描画ユニット4にて使用するインクとしては、特に限定されるものではなく、一般的なインクジェット用インクのいずれも使用することができる。特に、顔料インクは、染料インクと比べて、被印刷体に対して滲みにくく、耐水性、耐光性に優れているため好適に使用できる。以下、本実施形態において好適に使用できる水系顔料インクについて説明する。
顔料インク中の顔料は、顔料インクの全質量に対して、質量比で1〜20質量%、好ましくは2〜12質量%の範囲で用いる。具体的には、下記の顔料が使用できる。
黒色の顔料としては、例えばカーボンブラックが挙げられる。
イエローの顔料としては、例えば、C.I.Pigment Yellow 1、C.I.Pigment Yellow 2、C.I.Pigment Yellow 3が挙げられる。
マゼンタの顔料としては、例えば、C.I.Pigment Red 5、C.I.Pigment Red 7、C.I.Pigment Red 12、C.I.Pigment Red 48(Ca)が挙げられる。
シアンの顔料としては、例えば、C.I.Pigment Blue 1、C.I.Pigment Blue 2、C.I.Pigment Blue 3、C.I.Pigment Blue 15:3が挙げられる。
勿論、本実施形態は以上の顔料に限られるものではない。また、上記に挙げたものの他、自己分散型顔料、樹脂分散型顔料、マイクロカプセル化顔料等のものをいずれも使用することが可能である。
水系の顔料インクを製造する場合に使用するための分散材、例えば、上記に挙げたような顔料を水系媒体中に分散させるための分散剤としては、水溶性樹脂ならどのようなものでも良い。特に、重量平均分子量が1,000〜30,000の範囲のものが好ましく、更に好ましくは、3,000〜15,000の範囲のものを使用する。分散剤として使用する樹脂は、塩基を溶解させた水溶液に可溶であり、アルカリ可溶型樹脂である。なお、顔料分散剤として用いられる水溶性樹脂は、顔料インクの全質量に対して0.1〜5質量%の範囲で含有させることが好ましい。
特に、上述のような顔料が含有されている顔料インクの場合には、顔料インクの全体が中性またはアルカリ性に調整されていることが好ましい。このように調整することにより、顔料分散剤として使用される水溶性樹脂の溶解性を向上させて、長期保存性に一層優れた顔料インクとすることができる。ただし、この場合には、インクジェット記録装置に使われている種々の部材の腐食の原因とならないように、好ましくは、pH範囲7〜10とするのが望ましい。上述のような顔料等の着色剤、および分散剤である水溶性樹脂を水性液媒体中に分散または溶解することによって、顔料インクが構成される。
顔料インクにおいて好適な水溶性溶媒は、水および水溶性有機溶剤の混合溶媒である。水としては、種々のイオンを含有する一般の水ではなく、イオン交換水(脱イオン水)を使用することが好ましい。
水溶性有機溶剤の顔料インク中の含有量は、一般的には、顔料インクの全質量の3〜50質量%の範囲、より好ましくは3〜40質量%の範囲で使用する。また、使用される水の含有量としては、顔料インクの全質量の10〜90質量%、好ましくは30〜80質量%の範囲とする。
また、必要に応じて所望の物性値を持つ顔料インクとするために、上述の成分の他に、界面活性剤、消泡剤、防腐剤等を適宜に添加することができる。特に、浸透促進剤として機能する界面活性剤は、被印刷体に対して、画像固定成分と顔料インクの液体成分を速やかに浸透させる役割を担うために適量を添加するのが強く望ましい。その添加量の例としては、0.05〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%の範囲である。
分散剤として、上述のようなアルカリ可溶型樹脂を使用する場合には、樹脂を溶解させるために塩基を添加することが必要である。
描画ユニット4においては、中間転写体2上に、制御部より送られる画像信号に応じて、インク吐出ヘッド40のノズルから上述した顔料インクを吐出する。事前に処理液を塗布した場合においては、中間転写体2上に塗布された処理液31と、インク吐出ヘッド40により付与された顔料インクと、の反応によってインクが迅速に凝集するため、中間転写体2上のインク像としてインク凝集像が形成されることになる。よって、中間転写体2上に、ビーディングやブリーディングがない良好なインク凝集像を形成することができる。
なお、以上においては、着色剤として顔料を用いる顔料インクを例示したが、本実施形態はこれに限定されず、例えば、顔料に染料を加えた混合インクを用いてもよい。また、画像固定成分が金属塩を有していれば、インクおよび/または画像固定成分中に、インク凝集像の内部凝集力を強めるための水溶性樹脂や架橋剤等を添加してもよい。
2.4 インク像処理部5
本発明では、中間転写体2から被印刷体10へインク像を転写する時のインク像の溶媒成分を最適化して良好な転写像を得るためにインク像処理部5を設けることも出来る。
本発明では、中間転写体2から被印刷体10へインク像を転写する時のインク像の溶媒成分を最適化して良好な転写像を得るためにインク像処理部5を設けることも出来る。
インク像処理部5は温風送風乾燥炉50を備えており、不図示の温風送風機によって温風送風炉内に温風を送る構成となっている。インク像処理部5は、描画ユニット4にて中間転写体2上に形成されたインク像から、水を含む溶剤成分を除去することにより、被印刷体10への転写条件を最適化するようにインク像を処理する。温風の温度は、20〜100℃好ましくは、25℃〜80℃である。
インク像処理部5は、被印刷体10に対するインク凝集像(インク像)の浸透性および濡れ性を勘案して、温風乾燥機から送風されるエアー量、または、そのエアーの温度を調節するものである。このようにして、インク像に与える熱量を調整することにより、被印刷体10に対するインク像の転写特性が適切に制御される。
なお、本実施形態のインク像処理部5は、温風送風乾燥炉50を用いてインク像の乾燥を促進させているが、赤外線ヒータなどのように、温度調節可能であって、インク像の転写特性を制御可能なものを使用することもできる。また、インク中の水を含む溶剤を制御可能に除去できるものであれば、水を含む溶剤を吸収する公知の手段、または、水を含む溶剤を絞り取るスキージブレード・ローラを用いる手段なども使用可能である。
2.5 転写ユニット6、給紙搬送部8
図1において、転写ユニット6は、ベルト駆動のための搬送ローラー14と、カウンターローラー9と、を含む構成となっている。被印刷体10は、給紙搬送部8の給紙搬送ローラーの回転に伴って搬送される。転写部6は、カウンターローラー9によって、その被印刷体10を中間転写体2に圧接させることにより、中間転写体2上のインク像を被印刷体10の表面に転写させる。
図1において、転写ユニット6は、ベルト駆動のための搬送ローラー14と、カウンターローラー9と、を含む構成となっている。被印刷体10は、給紙搬送部8の給紙搬送ローラーの回転に伴って搬送される。転写部6は、カウンターローラー9によって、その被印刷体10を中間転写体2に圧接させることにより、中間転写体2上のインク像を被印刷体10の表面に転写させる。
カウンターローラー9は、搬送ベルト1との間のニップ部に被印刷体10を通過させるように配置されており、ゴムローラーや金属ローラー等で形成することができる。この転写部6に押圧制御装置(不図示)を付加することにより、搬送ベルト1に対するカウンターローラー9の押圧、および、その解除の制御が可能となる。
カウンターローラー9は、搬送ベルト1に対する押圧状態では、被印刷体10を介して搬送ベルト1に従動回転することができる。カウンターローラー9は、このような従動回転とする他、独立の転写ローラー駆動手段(不図示)によって回転制御するようにしてもよい。カウンターローラー9は、搬送ベルト1に対しての被印刷体10の押圧と、搬送ベルト1との間のニップ部の幅(ニップ幅)に対応する転写時間によって、中間転写体上のインク像を被印刷体10に転写する。カウンターローラー9の機能は、このように中間転写体上のインク像を被印刷体10に転写することである。
本発明の中間転写体を採用すれば、カウンターローラー9を中間転写体2が通過する時において、中間転写体とカウンターローラーの衝突より加わる力を緩和させることが出来る。したがって、中間転写体とカウンターローラーの衝突による振動を減少させて、被印刷体にインクの濃淡などが無いインク像を転写することが可能となる。また、衝撃による中間転写体の劣化も抑制することが出来る。
2.6 クリーニング部7
本実施形態では中間転写体2上の塵埃等を取り除くためにクリーニング部7を設置することも出来る。
本実施形態では中間転写体2上の塵埃等を取り除くためにクリーニング部7を設置することも出来る。
クリーニング部7は、クリーニング液保持部材70、クリーニングローラー71、およびクリーニング液供給ローラー72を含む構成とされている。クリーニング液保持部材70は、クリーニング液73を貯留・保持する。クリーニングローラー71は、搬送ベルト1に当接しながら回転することによって、中間転写体2上にクリーニング液73を塗布して、中間転写体2上の塵埃等を取り除く。クリーニング液供給ローラー72は、クリーニング液73とクリーニングローラー71との間に位置して、クリーニング液保持部材70内のクリーニング液73をクリーニングローラー71に供給する。
クリーニングローラー71は、搬送ベルト1に従動回転するものでもよいし、または不図示の駆動手段によって駆動制御可能なものでもよい。また、クリーニング液供給ローラー72は、クリーニングローラー71に従動回転するものでもよいし、または不図示の駆動手段によって駆動制御可能なものでもよい。いずれにしても、クリーニング液供給ローラー72およびクリーニングローラー71が回転することによって、これらローラーを介してクリーニング液74が中間転写体2上に塗布されて、中間転写体2のクリーニングを行うことができる。
なお、クリーニング部7は、中間転写体2の表面を適切にクリーニング可能なものであればよく、その構成は図示のものに限定されない。また、クリーニング液73の種類も特に限定されるものではなく、例えば、上記の処理液31において使用した界面活性剤や水溶性有機溶剤等を含む水溶液が好ましく使用可能である。
また、転写ユニット6と同様に、搬送ベルト1に対するクリーニングローラー71の押圧を制御可能な押圧制御装置(不図示)を付加することにより、搬送ベルト1に対するクリーニングローラー71の押圧、および、その解除の制御が可能となる。
本発明の中間転写体を採用すれば、クリーニングローラー71を中間転写体2が通過する時においても、中間転写体とクリーニングローラーに加わる力を緩和させることが出来る。したがって、中間転写体とクリーニングローラーの衝突による振動を減少させて、クリーニング液を中間転写体上に均一に塗布することが可能となる。また、衝撃による中間転写体の劣化も抑制することが出来る。
本発明においては、被印刷体10は、上述したようなロール紙形状の連続した被印刷体には限定されず、1枚ずつの枚葉紙状であってもよい。また、被印刷体10は、紙に限定されるものではなく、PET等の樹脂フィルムであってもよい。ロール形状の紙などの被印刷体の場合には、その被印刷体の先端や後端を断裁する必要がある。そのために、既存の断裁装置を装置内に設けてもよく、あるいは、別途設けられた断裁機によって被印刷体10を断裁するようにしてもよい。
3.記録動作の手順
次に、図12のフローチャートに基づいて、記録装置の一連の記録動作について説明する。
3.記録動作の手順
次に、図12のフローチャートに基づいて、記録装置の一連の記録動作について説明する。
記録装置の電源が投入されて、記録の開始が指示されると、まず開始処理を実行する(ステップS1)。その開始処理においては、搬送ベルト1の駆動を開始させると共に、温風乾燥機50及び搬送ローラー14のそれぞれ設けられたヒータをオンとする。これにより、各部を所定温度に設定・調節することができる。
また、この開始処理においては、必要に応じて、被印刷体10の搬送系における各部の位置設定等を行うことができる。さらに、後述する画像形成動作に先立って搬送ベルト1の表面のクリーニングを行うことが望ましい場合には、クリーニングローラー71を搬送ベルト1に押圧させて、クリーニング液73の塗布および中間転写体2の清浄を行うようにしてもよい。
コンピュータ等の画像供給装置から画像信号を受け取ると、その画像信号に基づいて、インク吐出ヘッド40による吐出動作を制御するための記録データを生成して、それをメモリ領域へ展開する(ステップS2)。例えば、画像信号として、本例において使用する各インク色(K、C、MおよびY)に対応し、かつノズルからのインクの吐出の有無に対応する2値の画像信号が画像供給装置から送られてくる場合には、その画像信号に対してミラー反転処理を施す。そして、そのミラー反転処理されたデータは、インク吐出動作を規制する記録データとして、各色インク吐出ヘッド用のメモリ領域に展開する。また、3値以上の多値の画像信号が画像供給装置から送られてくる場合には、CPUが所定の2値化処理プログラムを実行することによって、その画像信号を2値の画像信号に変換する。そして、その変換後の画像信号にミラー反転処理を施して展開を行う。
より具体的に、解像度1200dpiのカラー画像を記録する際には、まず、記録装置内の画像処理部(不図示)が、画像供給装置から送られた多値の画像信号を誤差拡散法により2値化して、K、C、MおよびYの2値化記録データを生成する。
ステップS3では、搬送駆動されている中間転写体2に対して、塗布ローラー30によって処理液31を付与する。処理液31を付与した場合、処理液31と顔料インクとによって形成される凝集インクは、その凝集よって固形分と液体分とが分離しやすくなる。一方、処理液31を用いずに中間転写体2上に描画したインク像は、水分がなくなると中間転写体2へ強く付着するために、転写しにくくなる。そのため、中間転写体上における顔料インクのみの付与領域のクリーニングは、容易ではなくなる。したがって、中間転写体2上における処理液31の付与量域の面積は、インクの付与領域の面積よりも大きくすることが好ましい。
その後、記録データ(インクの吐出データ)に基づいて、インク吐出ヘッド40を駆動することにより、インク吐出ヘッド40からインクを吐出させる。このようにインク吐出ヘッド40から吐出されるインクと、先に処理液付与部3により付与された処理液31と、によって、中間転写体2上にインク像(記録画像のミラー反転画像)が形成される。すなわち、インクが中間転写体2上の処理液31の画像固定成分と反応することにより、中間転写体2上に色材が凝集したインク像を形成する。
その後、そのインク像は、水分を含む溶剤がインク処理部5にて蒸発乾燥され、その後の転写に最適な条件とされる。
一方、このように形成された中間転写体2上のインク像の位置と整合するように、被印刷体10の搬送を行う(ステップS4)。すなわち、中間転写体2が転写位置(ニップ部)に到達すると搬送ローラーによって被印刷体10を搬送する。搬送ベルトと転写ローラー25との間のニップ部に、中間転写体2の先端が到達したことは、不図示のセンサにより検知される。その検知がなされると、カウンターローラー9が搬送ベルト1に接触して駆動され、そのカウンターローラー9が被印刷体10と搬送ベルト1を介して駆動ローラー14に押し当てられる。これにより、転写ユニット6における各ローラーの押圧制御装置によって所定の転写圧が付与され、中間転写体上のインク像が被印刷体10上に転写される。
この中間転写体上のインク像を被印刷体上に転写させる工程において、本発明の中間転写体のように、中間転写体の転写ローラーに突入する部位の厚みを減少させることによって、中間転写体が転写ローラーに接触する時に加わる力による衝撃を緩和することができる。従来の厚みが均一な中間転写体では、図5に示したように、本発明の中間転写体と比較して、転写ローラーに接触する点が転写ローラーの中心点に近くなる。中間転写体と転写ローラーの接触時に発生する搬送ベルト進行方向の力は、接触点が転写ローラーの中心点に近づくほど大きくなる。従って従来例では転写ローラー突入時の衝撃が大きくなり、振動などが発生してしまうため、良好な転写画像が得られない。
また中間転写体2と転写ローラーが接触する時には転写ローラーが中間転写体に押し上げられる。その際、転写ローラーの下端が厚みtの位置まで移動するのに要する時間を長くした方が、搬送ベルトに対して垂直方向の単位時間に加わる力が減少する。すなわち、転写ローラーと中間転写体が初めて接触する点が、中間転写体の中心部の厚みtよりも搬送ベルトからの距離が短い点であれば、図11における点Eで接触する場合と比較して、搬送ベルトに対して垂直方向の単位時間に加わる力を減少させることができる。
厚みtよりも搬送ベルトに近い点で中間転写体と転写ローラーを接触させるには、転写体の厚みが連続的に減少させた部位の長さlが、図11における点Eから搬送ベルトに下ろした垂線と搬送ベルトの交わる点Gと、点Eにおける円の接線sが搬送ベルトの表面と交わる点Fとの長さl0よりも長い必要がある。転写体の厚みを連続的に減少させた部位の長さlが長さl0よりも長く設定することで、転写ローラーに加わる力を減少させることができるので、中間転写体が転写ローラーに突入する時の衝撃が緩和される。
以上のようにして、処理液31の付与、インク像の形成、被印刷体の搬送、および転写を含む一連の動作により、被印刷体10に対する記録が完了すると、終了処理が行われる(ステップS5)。具体的には、カウンターローラー9を搬送ベルト1から離隔させる処理が行われる。さらに、クリーニングローラー71を搬送ベルト1に当接させ、クリーニング液73を塗布しながら中間転写体2の表面をクリーニングする処理を行うこともできる。また、後続の被印刷体10に対しても記録を続ける場合には、画像信号に応じて、上記の一連の動作を繰り返すことができる。一方、記録動作を終了して電源を切る場合には、各ヒータの駆動および搬送ベルト1の回転駆動のオフを行う。
以下に、本発明の実施例について説明する。
本実施例では、搬送ベルトの進行方向の端部に向けて連続的に厚さが薄い中間転写体の実施例について説明する。
中間転写体として、0.2mmのPETフィルム表面に、ゴム硬度40°のシリコーンゴム(信越化学製 KE12)を0.3mmの厚さでコーティングした材料を作製した。これを幅2cm、長さ4cmの大きさに切り出した。次に、切り出した材料の幅2cmの面から中心に向かって5mm移動した位置から幅2cmの面に向かって厚さが連続的に薄く、端部の厚みが0.2μmとなるようにシリコーンゴム面を切断した。このようにして作製した材料片の平面模式図を図13(a)、(b)に示す。
次にこの中間転写体の表面に平行平板型プラズマ処理装置(積水化学製:APT−203)を用いて下記条件で表面改質を行った。
(表面改質条件)
使用ガス;流量:air;1000cc/min
N2 ;6000cc/min
入力電圧:230V
周波数:10kHz
処理速度:200mm/min
この中間転写体を中間転写体支持体としてのウレタン樹脂を不織布に含浸させた搬送ベルトにシリコーンゴムを上面にして貼り付け、固定した。
使用ガス;流量:air;1000cc/min
N2 ;6000cc/min
入力電圧:230V
周波数:10kHz
処理速度:200mm/min
この中間転写体を中間転写体支持体としてのウレタン樹脂を不織布に含浸させた搬送ベルトにシリコーンゴムを上面にして貼り付け、固定した。
本実施例では、下記組成の反応液を中間転写体上に塗布した後、インク吐出ヘッド40(ノズル配列密度1200dpi、吐出量4.8pl、駆動周波数12kHz)にて、反応液が塗布されている中間転写体上にミラー反転させた画像を形成した。ここでは、下記処方のインク(色材として各色顔料をそれぞれ含む4色のインク)を用いた。
(反応液組成)
CaCl2・2H2O:10%
界面活性剤(川研ファインケミカル製 アセチレノールEH):1%
(「アセチレノール」は登録商標)
ジエチレングリコール:30%
純水:59%
(インク処方)
下記の各顔料:3部
ブラック:カーボンブラック(三菱化学製:MCF88)
シアン: ビグメントブルー15
マゼンタ:ピグメントレッド7
イエロー:ピグメントイエロー74
スチレン−アクリル酸−アクリル酸エチル共重合体:1部
(酸価240、重量平均分子量5000)
グリセリン:10部
エチレングリコール:5部
界面活性剤:1部
(川研ファインケミカル製:アセチレノールEH)
イオン交換水:80部
この際、インク画像が中間転写体上に形成された時点で、ビーディングおよびブリーディングは起こらなかった。また、このインクジェット記録装置によるインク着弾径は約40μmであった。
CaCl2・2H2O:10%
界面活性剤(川研ファインケミカル製 アセチレノールEH):1%
(「アセチレノール」は登録商標)
ジエチレングリコール:30%
純水:59%
(インク処方)
下記の各顔料:3部
ブラック:カーボンブラック(三菱化学製:MCF88)
シアン: ビグメントブルー15
マゼンタ:ピグメントレッド7
イエロー:ピグメントイエロー74
スチレン−アクリル酸−アクリル酸エチル共重合体:1部
(酸価240、重量平均分子量5000)
グリセリン:10部
エチレングリコール:5部
界面活性剤:1部
(川研ファインケミカル製:アセチレノールEH)
イオン交換水:80部
この際、インク画像が中間転写体上に形成された時点で、ビーディングおよびブリーディングは起こらなかった。また、このインクジェット記録装置によるインク着弾径は約40μmであった。
中間転写体上のインク画像の水分は温風送風乾燥機50からの送風によって蒸発させて、流動性を低下させた後に被印刷体(日本製紙製 オーロラコート 連量40.5)をカウンターローラー9にて接触させて画像を転写した。
この結果、被印刷体上に高品質な画像が記録されたことを確認した。また、転写後の中間転写体表面には残存インクが殆ど見られなかった。上述の動作を繰り返して、記録を連続して行っても、中間転写体の表面にはインクが残らず連続して画像を記録することが出来た。
実施例1で作製した0.2mmPETフィルム表面にシリコーンゴムを塗布した材料を再び幅2cm長さ4cmの大きさに切り出した。そして幅2cmの面から中央部に向かって15mm移動した位置から、幅2cmの面に向けて端部の厚みが0.1mmとなるように、実施例1とは異なりPETフィルム側の面を切断した。このようにして作製した材料片の平面模式図を図14(a)、(b)に示す。
そして実施例1に記載したのと同様にして、シリコーンゴム表面の表面改質を行った。次にPETフィルムを剥がした。この中間転写体を中間転写体支持体としてのウレタン樹脂を不織布に含浸させた搬送ベルトにPETフィルムを剥がした面を接着面として貼り付け、固定した。その後、実施例1と同様な手順で被印刷体上に画像を得た。
この結果、実施例1と同様に本実施例でも被印刷体上に高品質な画像が記録されたことを確認した。また、転写後の中間転写体表面には残存インクが殆ど見られなかった。記録動作を繰り返して、記録を連続して行っても、中間転写体の表面にはインクが残らず連続して画像を記録することが出来た。
本実施例では、搬送ベルト進行方向の端部の硬度が低い中間転写体についての実施例を説明する。
まず初めに0.2mmのPETフィルムを幅2cm、長さ4cmの大きさに切り出した。その表面に、硬度40Aのシリコーンゴム(信越化学製 KE12)を幅2cm、長さ3.5cm、厚さ0.3mmでPETフィルムの端からコーティングした。次にコーティングされずに残った幅2cm、長さ0.5cmのPET表面には、硬度20Aのシリコーンゴム(信越化学製 KE12)を0.3mmの厚さで塗布した。このようにして作製して中間転写体を得た。
次に実施例1に記載したのと同様にして、シリコーンゴム表面の表面改質を行った。このようにして作製した中間転写体を中間転写体支持体としてのウレタン樹脂を不織布に含浸させた搬送ベルトにPETフィルム側を接着面とし、搬送ベルトの進行方向側が20Aのシリコーンゴムとなるように貼り付け、固定した。その後、実施例1と同様の手順で被印刷体上に画像を得た。
この結果、実施例1、実施例2と同様に被印刷体上に高品質な画像が記録されたことを確認した。転写後の中間転写体表面には残存インクが殆ど見られなかった。記録動作を繰り返して、記録を連続して行っても、中間転写体の表面にはインクが残らず連続して画像を記録することが出来た。
[比較例]
初めに実施例1と同様に、0.2mmのPETフィルム表面に、ゴム硬度40Aのシリコーンゴム(信越化学製 KE12)を0.3mmの厚さでコーティングした材料を作製した。本比較例では実施例1、実施例2とは異なり、この材料を切断しなかった。そして、実施例1に記載したのと同様にして、シリコーンゴム表面の表面改質を行った。このようにして作製した中間転写体を中間転写体支持体としてのウレタン樹脂を不織布に含浸させた搬送ベルトにPETフィルム側を接着面として貼り付け、固定した。その後、実施例1と同様の手順で被印刷体上に画像を得た。
初めに実施例1と同様に、0.2mmのPETフィルム表面に、ゴム硬度40Aのシリコーンゴム(信越化学製 KE12)を0.3mmの厚さでコーティングした材料を作製した。本比較例では実施例1、実施例2とは異なり、この材料を切断しなかった。そして、実施例1に記載したのと同様にして、シリコーンゴム表面の表面改質を行った。このようにして作製した中間転写体を中間転写体支持体としてのウレタン樹脂を不織布に含浸させた搬送ベルトにPETフィルム側を接着面として貼り付け、固定した。その後、実施例1と同様の手順で被印刷体上に画像を得た。
得られた画像を観察したところ、被印刷体上の画像のインク濃度に濃淡が発生していることを確認した。また、転写後の中間転写体表面には残存インクが見られた。特に搬送ベルトの進行方向側、すなわち転写ローラーへ突入する側には残存インクが比較的多く観察できた。記録動作を繰り返して、記録を連続して行うと、中間転写体の表面に毎回インクが残留し、残留インク量が増加していくことを確認した。
中間転写体が転写ローラーへ突入する時に、中間転写体と転写ローラーへ力が加わり、その影響によって双方共に振動などが生じる。その影響を受けて転写ローラーから中間転写体及び被印刷体に加えられる圧力が一定でなくなり、転写画像にインクの濃淡が生じたものと考えられる。
1 搬送ベルト
2 中間転写体
3 反応液付与部
30 塗布ローラー
31 処理液
32 処理液供給ローラー
4 描画ユニット
40 インク吐出ヘッド
5 インク像処理部
50 温風送風乾燥炉
6 転写ユニット
7 クリーニング部
70 クリーニング液保持部材
71 クリーニングローラー
72 クリーニング液供給ローラー
73 クリーニング液
8 給紙搬送部
9 カウンターローラー
10 被印刷体
12 搬送ローラー
13 搬送ローラー
14 搬送ローラー
A 搬送ベルト進行方向
B 中間転写体進行方向
C 転写ローラー回転方向
D 中間転写体と転写ローラーの接点
E 転写ローラー外周円上における搬送ベルト表面から長さtの点
F 点Eにおける接線sと搬送ベルト表面との交点
G 点Eから搬送ベルトに引いた垂線と搬送ベルト表面との交点
r 転写ローラーの半径
t 中間転写体の厚み
l 衝撃緩和部の長さ
s 点Eにおける接線
l0 点Fと点Gの距離
2 中間転写体
3 反応液付与部
30 塗布ローラー
31 処理液
32 処理液供給ローラー
4 描画ユニット
40 インク吐出ヘッド
5 インク像処理部
50 温風送風乾燥炉
6 転写ユニット
7 クリーニング部
70 クリーニング液保持部材
71 クリーニングローラー
72 クリーニング液供給ローラー
73 クリーニング液
8 給紙搬送部
9 カウンターローラー
10 被印刷体
12 搬送ローラー
13 搬送ローラー
14 搬送ローラー
A 搬送ベルト進行方向
B 中間転写体進行方向
C 転写ローラー回転方向
D 中間転写体と転写ローラーの接点
E 転写ローラー外周円上における搬送ベルト表面から長さtの点
F 点Eにおける接線sと搬送ベルト表面との交点
G 点Eから搬送ベルトに引いた垂線と搬送ベルト表面との交点
r 転写ローラーの半径
t 中間転写体の厚み
l 衝撃緩和部の長さ
s 点Eにおける接線
l0 点Fと点Gの距離
Claims (3)
- インクからなる画像を一時的に担持する中間転写体と、
該中間転写体上に、インクジェットデバイスを用いてインクを付与することで画像を形成する描画ユニットと、
該画像に被印刷体をローラーにより圧着して画像を中間転写体上から被印刷体へ転写する転写ユニットと、
を有するインクジェット記録装置において、
該中間転写体が平板形状であり、かつそのローラー進入方向端部に、厚みが中央部から進入方向に向けて連続的に減少している部分を有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記中間転写体の厚みが減少している部分の長さが、ローラー径rと中間転写体の中央部の厚みtから下式により規定される単位長さl0より長いことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
l0=(rt−t2)/√(2rt−t2) - インクからなる画像を一時的に担持する中間転写体と、
該中間転写体上に、インクジェットデバイスを用いてインクを付与することで画像を形成する描画ユニットと、
該画像に被印刷体をローラーにより圧着して画像を中間転写体上から被印刷体へ転写する転写ユニットと、
を有するインクジェット記録装置において、
該中間転写体が平板形状であり、かつそのローラー進入方向端部の硬度が該中間転写体の中央部よりも低いことを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009111036A JP2010260204A (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009111036A JP2010260204A (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | インクジェット記録装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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ID=43358711
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009111036A Pending JP2010260204A (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | インクジェット記録装置 |
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|---|---|
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