JP2010141991A - 回転モーター - Google Patents
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Abstract
【課題】安定した回転トルクが得られる回転モーターの提供。
【解決手段】ステータ2は、ローター3を収容するステータハウジング21と、多相交流電流が印加されるコイル23と、を有している。ローター3は、回転基体31と、回転基体31の一部であってコイル23に対向するフランジ部312〜314と、回転軸Cの周方向に沿ってフランジ部312〜314に交互に取り付けられる複数の主磁石33および補助磁石34と、を有している。主磁石33は、正負の磁極の向きがコイル23に対向する方向であって、補助磁石34の一方に隣接する主磁石33の磁極の向きが、補助磁石34の他方に隣接する主磁石33の磁極の向きと逆向きである。補助磁石34は、主磁石33と隣接する側の磁極が、主磁石33のコイル23と対向する側の磁極と同一である。
【選択図】図1
【解決手段】ステータ2は、ローター3を収容するステータハウジング21と、多相交流電流が印加されるコイル23と、を有している。ローター3は、回転基体31と、回転基体31の一部であってコイル23に対向するフランジ部312〜314と、回転軸Cの周方向に沿ってフランジ部312〜314に交互に取り付けられる複数の主磁石33および補助磁石34と、を有している。主磁石33は、正負の磁極の向きがコイル23に対向する方向であって、補助磁石34の一方に隣接する主磁石33の磁極の向きが、補助磁石34の他方に隣接する主磁石33の磁極の向きと逆向きである。補助磁石34は、主磁石33と隣接する側の磁極が、主磁石33のコイル23と対向する側の磁極と同一である。
【選択図】図1
Description
本発明は、固定子に対して回転する回転子を備えた回転モーターに関する。
従来より、固定子と、固定子に対して半径方向に対向するとともに回転可能な回転子とを備えた回転モーターがあった。これは、固定子に複数のコイルが取り付けられるとともに、回転子に磁極が形成されており、固定子のコイルに多相交流電流が印加されることにより、回転子が固定子との間で吸引あるいは反発されることにより、回転するものであった。
この従来の回転モーターによれば、回転子の回転トルクを増大させるために、回転子と固定子との間のギャップを小さく設定して、固定子からの磁気吸引力を増大させている。このため、磁気吸引力による固定子および回転子の各部位の変形、あるいは回転にともなう遠心力等による回転子の変形によって、上述した回転子と固定子との間のギャップが変動した場合、回転トルクに与える影響が大きく、安定した回転トルクが得られないという問題があった。
このため、ギャップの変動低減を目的として、各部位の強度を増大させるべく、固定子および回転子の剛性を向上させる必要があり、回転モーターの大型化、重量化をもたらしていた。
このため、ギャップの変動低減を目的として、各部位の強度を増大させるべく、固定子および回転子の剛性を向上させる必要があり、回転モーターの大型化、重量化をもたらしていた。
これに対して、固定子側の基材に半径方向内方に延びる取付部を設け、取付部に対して回転軸方向に対向する複数のフランジを回転子側に形成し、固定子の取付部に複数のコイルを形成するとともに、回転子のフランジ上に複数の磁石を円周状に配置した回転モーターがあった(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術においては、回転子に設けた磁石の隣り合ったもの同士は、正負の磁極の向きが互いに反対になるように並べられ、回転方向に隣り合った固定子のコイルを同相に励磁して、回転子側の磁石が吸引あるいは反発されて回転子が回転するものである。この技術によれば、固定子側のコイルの両面に磁石を備えた回転子側のフランジが設けられているため、コイルの両側に発生する磁束を回転子の駆動に利用することができる。また固定子および回転子が実質的にコア、ヨークを有していない。
特開2006−6032号公報
しかし特許文献1に開示された従来技術においては、回転子の磁石による磁路の大部分が大気であるため、必要な回転トルクを得るために所定の磁束密度を供給しようとすれば、大気の透磁率の低さから、磁石が大型化し回転モーター全体も大型化する恐れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、安定した回転トルクが得られる回転モーターを提供することにある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、安定した回転トルクが得られる回転モーターを提供することにある。
上述の課題を解決する請求項1の発明は、固定子と、回転軸を中心に前記固定子に対して相対回転可能な回転子と、を備え、前記固定子は、前記回転子を収容するステータハウジングと、多相交流電流が印加されるコイルと、を有し、前記回転子は、回転基体と、前記回転基体の一部であって前記コイルに対向する磁石取付部と、前記回転軸の周方向に沿って前記磁石取付部に交互に取り付けられる複数の主磁石および補助磁石と、を有し、前記主磁石は、正負の磁極の向きが前記コイルに対向する方向であって、前記補助磁石の一方に隣接する主磁石の磁極の向きが、前記補助磁石の他方に隣接する主磁石の磁極の向きと逆向きであり、前記補助磁石は、前記主磁石と隣接する側の磁極が、前記主磁石の前記コイルと対向する側の磁極と同一であることを特徴とする回転モーターである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の回転モーターにおいて、前記回転基体の少なくとも前記磁石取付部が非磁性材料により形成されることを特徴とした。尚、本発明において非磁性材料とは、その透磁率が真空中の透磁率に近い、常磁性体および反磁性体も含んでいる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の回転モーターにおいて、前記固定子は、前記ステータハウジングの内周面から前記回転軸に対して突出し前記コイルを含むコイル構成体を有し、前記磁石取付部は、前記回転基体の外周面から半径方向外側に突出する外向きフランジであり、前記コイル構成体は、前記回転軸の軸方向に並べられた複数の前記磁石取付部の間に配置され、前記主磁石の正負の磁極の向きが、前記回転軸の軸方向に沿うように配置されたことを特徴とした。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の回転モーターにおいて、前記コイルが、合成樹脂材料によりモールドされていることを特徴とした。
請求項5の発明は、請求項4に記載の回転モーターにおいて、前記コイル構成体は、前記コイルの一端を挟持するとともに、前記ステータハウジング内の所定位置に前記コイルを接触させた状態で取り付け可能な取付金具を備えることを特徴とした。
請求項1の回転モーターでは、コイルに対向する主磁石の側方に、補助磁石が隣接して配置されている。補助磁石の主磁石に隣接する側の磁極は、主磁石のコイルに対向する側の磁極と同一である。そのため主磁石の磁力と補助磁石の磁力とが互いに反発し、主磁石で形成された磁束のうち、補助磁石側へと入り込む磁束が、補助磁石の磁束によってコイル方向へと向きを変えられる。その結果、請求項1の回転モーターでは、主磁石で形成された磁束が補助磁石側に漏洩せず、コイルを通過する磁束(磁束密度)の減少を効果的に防止し、安定した回転トルクを得ることができる。
請求項2の回転モーターでは、少なくとも磁石取付部が非磁性材料により形成されている。即ち、請求項2の回転モーターは、補助磁石の両側に主磁石が配置され、主磁石および補助磁石が取り付けられた磁石取付部が非磁性材料により形成されている。そのため請求項2の回転モーターでは、主磁石で形成された磁束が、磁石取付部ではなく補助磁石内を磁路として主磁石間を移動するので、磁石取付部に磁束が漏れるおそれがない。また請求項2の回転モーターは、回転子のヨークをなくすことができるので、磁束が磁石取付部に流れることによる渦電流損の発生を防止することができ、より回転トルクを増大させることができる。
請求項3の回転モーターでは、主磁石の正負の磁極の向きが、回転軸の軸方向に沿うように配置されている。これにより請求項3の回転モーターは、固定子と回転子と間に働く回転軸の半径方向の磁気吸引力をなくすことができる。その結果、請求項3の回転モーターは、回転軸の半径方向における固定子および回転子間のギャップを任意の大きさにすることができる。また固定子および回転子間の回転軸半径方向の磁気吸引力がなくなるため、固定子および回転子を高剛性に形成する必要がなくなる。したがってシャフト等の小径化により全体の軽量化が可能になる。
また請求項3の回転モーターは、回転軸の軸方向に並ぶコイル構成体と磁石取付部の数を増加させることにより、回転モーターの軸方向の大きさを変えることなく、回転トルクを増大させることが可能である。
請求項4のモーターは、主磁石の正負の磁極の向きが、回転軸の軸方向に沿うように配置されており、固定子を構成するステータハウジングが非磁性材料で形成されている。そのため、回転軸半径方向の固定子および回転子間に磁気吸引力が作用せず、回転軸の半径方向における固定子および回転子間のギャップを任意の大きさに設定することができる。
請求項5の回転モーターでは、コイルが合成樹脂材料によりモールドされていることにより、コイルの剛性が増大するとともに、制御ゲインが向上し、電流の立ち上がり性も向上する。またコイル構成体における渦電流損の発生を防止することができ、回転トルクの減少を防ぐことができる。
請求項6の回転モーターでは、コイルの一端が金属材料製の取付金具により挟持されているため、コイルで発生した熱を取付金具に伝達することができる。またコイルは、取付金具によってステータハウジング内の所定位置に接触した状態で、ステータハウジングに固定されるため、コイルで発生した熱は、ステータハウジングにも伝達される。したがって請求項6の回転モーターは、コイルに発生した熱を取付金具またはステータハウジングに伝達して効率的に放散させることが可能である。
<実施形態1>
図1乃至図6に基づき、本発明の実施形態1による回転モーター1について説明する。尚、説明中において、図1の左右方向、図5および図6の上下方向を、回転モーター1の回転軸Cの軸方向とし、図1の上下方向を回転モーター1の回転軸Cに対する半径方向とする。また、説明の便宜上、図1の左方を前方、右方を後方とするが、実際の回転モーター1の前後方向とは無関係である。
図1乃至図6に基づき、本発明の実施形態1による回転モーター1について説明する。尚、説明中において、図1の左右方向、図5および図6の上下方向を、回転モーター1の回転軸Cの軸方向とし、図1の上下方向を回転モーター1の回転軸Cに対する半径方向とする。また、説明の便宜上、図1の左方を前方、右方を後方とするが、実際の回転モーター1の前後方向とは無関係である。
回転モーター1のステータ2(本発明の固定子に該当する)は、ステータハウジング21と、コイル構成体COとを備えている。ステータハウジング21は、非磁性材料であるアルミニウム合金により形成されており、一対の半円筒状の部材を組み合わせて円筒状に形成されている。
図1〜3に示すように、コイル構成体COは、コイル23と、樹脂材料24と、取付金具25とを備えている。コイル23に使用される導線は、絶縁された軟銅線、Cuクラッド線、アルミニウム線等が使用可能である。本実施形態では、放熱性やコスト面を考慮して軟銅線が使用される。図2に示すように、本実施形態のコイル23は、導線を矩形状に巻回している。なお、コイル23の形状としては、実施形態に応じた最適な形状が実験等により決定される。本実施形態のコイル23には、図示しない駆動回路を介して3相交流電流が印加される。
樹脂材料24は、エポキシ樹脂やポリウレタン等の熱硬化性の合成樹脂材料であり、取付金具25は、アルミニウム合金により形成される。取付金具25は、コイル23の一端を挟持し、コイル23を所定の姿勢で保持することができる。
図3に示すように、本実施形態のコイル構成体COでは、取付金具24に挟持されたコイル23が、樹脂材料24によりモールドされている。コイル構成体COは、ステータハウジング21の内周面の所定位置に配置され、ステータハウジング21の内周面から内側に突出した状態でボルト26を取付金具25に締め付けることにより固定される。このとき、コイル23は、一端がステータハウジング21の内周面に当接した状態になる。即ち、コイル構成体COは、コイル23がステータハウジング21に熱的に接触した状態で、ステータハウジング21に取り付けられる。
図3に示すように、本実施形態のコイル構成体COでは、取付金具24に挟持されたコイル23が、樹脂材料24によりモールドされている。コイル構成体COは、ステータハウジング21の内周面の所定位置に配置され、ステータハウジング21の内周面から内側に突出した状態でボルト26を取付金具25に締め付けることにより固定される。このとき、コイル23は、一端がステータハウジング21の内周面に当接した状態になる。即ち、コイル構成体COは、コイル23がステータハウジング21に熱的に接触した状態で、ステータハウジング21に取り付けられる。
図2に示すように、ステータハウジング21の内周面には、複数のコイル構成体COが円状に等間隔に取り付けられたコイル列50が形成されている。図1に示すように、本実施形態の回転モーター1では、回転軸Cの軸方向に前方から3列のコイル列50a〜50cが形成されている。本実施形態の回転モーター1では、複数のコイル構成体COを円状に等間隔に配置して、コイル列50が形成されたが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
図1に示すように、ローター3(本発明の回転子に該当する)はステータハウジング21内に収容されており、アルミの鋳物に代表されるような非磁性材料にて形成された回転基体31と、ステータハウジング21に取り付けられた一対の軸受4によって両端部が回転可能に支持された支持シャフト32と、主磁石33と、補助磁石34とを備えている。
回転基体31は、回転軸Cの軸方向に沿って長手方向が配置された円筒状の軸部311と、軸部311の外周面から半径方向外側に突出した複数のフランジ部312〜315(本発明の磁石取付部に該当する。)と、を有する。各フランジ部312〜315は、円環状に形成された外向きフランジである。本実施形態の軸部311には、フランジ部312〜315が四つ形成されており、以後の説明では、軸部311の後方から順に、後方サイドフランジ部312、第1センターフランジ部313、第2センターフランジ部314、及び前方サイドフランジ部315とも称する。
回転基体31の軸部311の中心には、回転軸方向に沿って軸部311を貫通する枢支孔311aが設けられており、この枢支孔311aに支持シャフト32が圧入される。即ち、回転基体31は、支持シャフト32を介してステータハウジング21内に回転可能に支持されている。
図1に示すように、回転基体31が、ステータハウジング21内の所定の位置に配置されると、各フランジ部312〜315間には、コイル列50a〜50cが一列ずつ配置される。即ち、コイル列50aが前方サイドフランジ部315と第2センターフランジ部314との間に配置され、コイル列50bが第2センターフランジ部314と第1センターフランジ部313との間に配置され、コイル列50cが第1センターフランジ部313と後方サイドフランジ部312との間に配置されている。
図4に示すように、フランジ部312〜314の前方端面312a〜314aには、複数の主磁石33及び補助磁石34が周方向に交互に隣接して配置されている。主磁石33及び補助磁石34は、正負(NS)の磁極の向きが異なっている。
主磁石33は、正負の磁極の向きが回転軸Cの軸方向と略同一であり、補助磁石34の一方に隣接する主磁石33の磁極の向きが、補助磁石34の他方に隣接する主磁石33の磁極の向きと逆向きである。
一方、補助磁石34は、回転軸Cの周方向に沿って正負の磁極の向きが配置されている。補助磁石34は、主磁石33と隣接する側の磁極が、主磁石33のコイル構成体COと対向する側の磁極と同一になるように配置されている。
一方、補助磁石34は、回転軸Cの周方向に沿って正負の磁極の向きが配置されている。補助磁石34は、主磁石33と隣接する側の磁極が、主磁石33のコイル構成体COと対向する側の磁極と同一になるように配置されている。
次に、上述した回転基体31に取り付けられた主磁石33および補助磁石34により形成される磁束と、これに基づく回転モーター1の作動原理について説明する。以下の説明では、図6に示すように、後方サイドフランジ部312と第1センターフランジ部313との間の空間を例にするが、第1センターフランジ部313と第2センターフランジ部314との間の空間、又は第2センターフランジ部314と前方サイドフランジ部315との間の空間においても同様の作用を生じる。
図6に示すように、本実施形態の回転モーター1では、補助磁石34aの両側に正負の磁極の向きが異なる主磁石33a、33bが配置されており、これらの主磁石33a、33bが界磁磁石として磁束を形成する。詳しく説明すると、主磁石33aの正の磁極(N極)で形成された磁束(図6においてφにて示す。)は、主磁石33aから回転軸Cの軸方向へと伸び、後方サイドフランジ部312と第1サイドフランジ部313との間に配置されたコイル構成体COを通過した後、第1センターフランジ部313の手前で向きを変え、その一部が隣接する補助磁石34aの反対側に配置された主磁石33bの負の磁極(S極)へと向けられる。ここで主磁石33a、33b間には補助磁石34aが配置され、主磁石33a、33bが取り付けられた後方サイドフランジ部312は非磁性材料により形成されている。そのため主磁石33bの正の磁極(N極)で形成された磁束は、後方サイドフランジ部312ではなく、補助磁石34内を磁路として主磁石33bから主磁石33aへと移動する。
本実施形態の回転モーター1では、後方サイドフランジ部312の主磁石33a、33b間において上記の磁路を通る磁束が形成され、コイル構成体COのコイル23には3相交流電流が印加される。このとき、図6に示すように、主磁石33a、33b間で形成される磁束が、コイル23を流れる電流と交差し、コイル23にはフレミングの左手の法則により図6において右方への電磁力が発生する。尚、図6に示したコイル23は、左端において紙面に垂直に手前側から電流が流れ、右端において紙面に垂直に手前側に向かって電流が流れていることを表している。
同様に、第1センターフランジ部313と第2センターフランジ部314との間に挟まれたコイル構成体COのコイル23、および第2センターフランジ部314と前方サイドフランジ部315との間に挟まれたコイル構成体COのコイル23においても、後方サイドフランジ部312と第1センターフランジ部313との間に挟まれたコイル構成体COのコイル23と同方向に電磁力が発生する。しかし、各コイル構成体COは、ステータハウジング21にボルトで固定されており、移動不能である。そのため、反力を受けたローター3が、回転軸Cを中心に図6において左方へと回転する。
上述したように、後方サイドフランジ部312に取り付けられた主磁石33の側方には、補助磁石34が隣接して配置されており、補助磁石34の主磁石33に隣接する側の磁極は、主磁石33のコイル23と対向する側の磁極と同一である。そのため主磁石33の磁力と補助磁石34の磁力とは互いに反発しており、主磁石33で形成された磁束のうち、補助磁石34側へと入り込む磁束は、補助磁石34の磁束によって回転軸Cの軸方向へと向きを変えられる。その結果、本実施形態の回転モーター1では、主磁石33で形成された磁束が補助磁石34側に漏洩せず、コイル23を通過する磁束(磁束密度)が安定するため、安定した回転トルクを得ることができる。
本実施形態の回転モーター1では、主磁石33の正負の磁極の向きが、回転軸Cの軸方向に沿うように配置されている。これにより本実施形態の回転モーター1は、ステータ2とローター3との間に働く回転軸Cの半径方向の磁気吸引力をなくすことができる。その結果、回転モーター1は、回転軸Cの半径方向におけるステータ2およびローター3間のギャップを任意の大きさにすることができる。また本実施形態の回転モーター1では、ステータ2およびローター3間に半径方向の磁気吸引力が作用しないため、ステータ2およびローター3を高剛性に形成する必要がない。したがって支持シャフト32等の小径化により全体の軽量化が可能になる。
また本実施形態の回転モーター1は、ステータハウジング21を非磁性材料により形成し、ステータ2からヨークをなくしている。これにより、ステータ2およびローター3間に働く回転軸Cの半径方向の磁気吸引力を確実になくすことができる。また回転モーター1においては、磁束がステータハウジング21内を通ることで生じる磁束の低減を防止することができ、同時に、渦電流損の発生および回転トルクの減少を防止することも可能である。
本実施形態の回転モーター1では、主磁石33および補助磁石34が取り付けられるフランジ部312〜314が、非磁性材料により形成されている。そのため、本実施形態の回転モーター1は、ローター3からヨークをなくし、装置全体を小型軽量化することが可能である。また本実施形態のフランジ部312〜315は、アルミニウム合金により形成されている。そのため、成形が容易であるとともに、所定の剛性を維持することができる。また本実施形態の回転モーター1では、フランジ部312〜315間の磁気抵抗により、コイルからの磁束がフランジ部312〜315内を通ることがほとんどなく、フランジ部312〜315において渦電流損等が発生しにくく、回転トルクの減少を効果的に防止することができる。
本実施形態のコイル構成体COは、コイル23が樹脂材料24によりモールドされているため、コイル23の剛性を増大させるとともに、制御ゲインを向上し、電流の立ち上がり性も向上させることが可能である。
また、コイル構成体COにおいては、コイル23が金属材料製の取付金具25を介してステータハウジング21の内周に取り付けられている。このとき、コイル23の一端がステータハウジング21の内周面に接触した状態になる。したがって、本実施形態の回転モーター1は、コイル23で発生した熱を取付金具25またはステータハウジング21へ伝えて効率的に放散させることができる。
また、本実施形態の回転モーター1は、コイル構成体COが非磁性材料により形成され、コイル23の一部が主磁石33よりも外周側に配置されているため、コイル構成体COにおける渦電流損の発生を防止することができ、回転トルクの減少を防ぐことができる。また、ステータハウジング21およびコイル構成体COの取付金具25はアルミニウム合金により形成されているため、成形が容易であるとともに、所定の剛性を維持することができ、ステータ2に発生した熱を効率よく放散することができる。
図1、図2、及び図4に示すように、本実施形態の回転モーター1は、6個のコイル構成体COで構成されたコイル列50と、主磁石33及び補助磁石34を8個ずつ取り付けたフランジ部312〜314とを軸方向に対向させて構成されたが、本発明は、このような構成に限定されるわけではない。図5に示すように、本発明の回転モーターは、最小の構成ユニットである1ポールが、3個のコイル23と、4個ずつの主磁石33及び補助磁石34とで構成されており、実施形態に応じてポール数を適宜増減されることが可能である。
本実施形態の回転モーター1は、主磁石33が取り付けられた3つのフランジ部312〜314と、このフランジ部に対向する3つのコイル列50a〜50cとで構成されたが、本発明は、フランジ部312〜314およびコイル列50の数に限定があるわけではない。本発明の回転モーター1は、例えば、半径方向の大きさを変えることなく、フランジ部312〜314およびコイル列50の数を増加させることで、回転トルクをより増大させることが可能である。
また本実施形態では、樹脂モールドされたコイル23が取付金具25を介してステータハウジング21に取り付けられたが、本発明はこのような構成に限定されるわけではない。例えば、樹脂モールドされたコイル23を接着剤で直接ステータハウジング21に固定してもよいし、樹脂モールドされていないコイルを接着剤でステータハウジング21に固定してもよい。
また本実施形態では、ステータハウジング21が一対の半円筒状の部材を組み合わせて形成されたが、本発明はこのような構成に限らず、例えば、周方向に三つ以上に分割された一組の部材を組み合わせて円筒状のステータハウジング21を構成してもよい。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2の回転モーター10について説明する。図7は、回転軸C方向から見た回転モーター10の簡略図であり、鉛直軸Rと直線Lとで挟まれた部分における、コイル26、主磁石36、および補助磁石37の配置を示す。直線Lは、鉛直軸Rと45°の角度を成す仮想線である。
次に、本発明の実施形態2の回転モーター10について説明する。図7は、回転軸C方向から見た回転モーター10の簡略図であり、鉛直軸Rと直線Lとで挟まれた部分における、コイル26、主磁石36、および補助磁石37の配置を示す。直線Lは、鉛直軸Rと45°の角度を成す仮想線である。
本実施形態の回転モーター10は、実施形態1の回転モーター1と異なり、主磁石36とコイル26とが半径方向に対向している。非磁性材料により略円筒形に形成されたステータハウジング61の内周面には、コイル26が固定されている。実施形態1の場合と同様に、コイル26には3相交流電流が印加されている。なお、図8に示すように、ステータハウジング61において、コイル26が配置される位置には、渦電流防止層72が形成されている。本実施形態では渦電流防止層72が樹脂により形成されているが、渦電流防止層72は空気層であってもよい。
一方、非磁性材料により円柱状に形成された回転基体35は、ステータハウジング61内において、回転軸Cを中心に回転可能に支持されている。回転基体35の外周面には、複数の主磁石36および補助磁石37が周方向に交互に並べられている。実施形態1の回転モーター1と同様に、主磁石36は、回転基体35の外周面において周方向に互いに均等な間隔をあけて配置され、主磁石36の間には補助磁石37が配置されている。
主磁石36は、正負(NS)の磁極の向きが回転基体35の半径方向に向けられており、補助磁石37の一方に隣接する主磁石36の磁極の向きは、補助磁石37の他方に隣接する主磁石36の磁極の向きと逆向きである。一方、補助磁石37は、回転基体35の周方向に沿って正負の磁極の向きが配置されている。補助磁石37は、主磁石36と隣接する側の磁極が、コイル26に対向する主磁石36の磁極と同一になるように配置されている。
実施形態1の回転モーター1と同様に、主磁石36の正の磁極(N極)で形成された磁束は、主磁石36と半径方向で対向するコイル26と交差した後、補助磁石37を挟んで隣接する主磁石36の負の磁極(S極)へと流される。本実施形態における回転モーター10のその他の構成および作動方法については、実施形態1の回転モーター1と同様であるため説明は省略する。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
ステータハウジング21に取り付けられたコイル列50a〜50cと、ローター3のフランジ部312〜315とは、互いに軸方向に対向するようにそれぞれ最低1個ずつあればよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
ステータハウジング21に取り付けられたコイル列50a〜50cと、ローター3のフランジ部312〜315とは、互いに軸方向に対向するようにそれぞれ最低1個ずつあればよい。
ステータ2のコイル23は、2相交流電流あるいは4相以上の交流電流により励磁されるようにしてもよい。
回転基体31は、フランジ部312〜315のみを非磁性材料にて形成してもよい。
ステータハウジング21およびコイル構成体COの取付金具25は、合成樹脂材料等のアルミニウム合金以外の非磁性材料であってもよい。
また、本発明において非磁性材料とは、その透磁率が真空中の透磁率に近い、常磁性体および反磁性体も含んでいる。
回転基体31は、フランジ部312〜315のみを非磁性材料にて形成してもよい。
ステータハウジング21およびコイル構成体COの取付金具25は、合成樹脂材料等のアルミニウム合金以外の非磁性材料であってもよい。
また、本発明において非磁性材料とは、その透磁率が真空中の透磁率に近い、常磁性体および反磁性体も含んでいる。
図面中、1,10は回転モーター、2はステータ(固定子)、3はローター(回転子)、21,61はステータハウジング、23,26はコイル、25は取付金具、31,35は回転基体、33,36は主磁石、34,37は補助磁石、312は後方サイドフランジ部(磁石取付部)、313は第1センターフランジ部(磁石取付部)、314は第2センターフランジ部(磁石取付部)、COはコイル構成体を示している。
Claims (6)
- 固定子と、回転軸を中心に前記固定子に対して相対回転可能な回転子と、を備え、
前記固定子は、前記回転子を収容するステータハウジングと、多相交流電流が印加されるコイルと、を有し、
前記回転子は、回転基体と、前記回転基体の一部であって前記コイルに対向する磁石取付部と、前記回転軸の周方向に沿って前記磁石取付部に交互に取り付けられる複数の主磁石および補助磁石と、を有し、
前記主磁石は、正負の磁極の向きが前記コイルに対向する方向であって、前記補助磁石の一方に隣接する主磁石の磁極の向きが、前記補助磁石の他方に隣接する主磁石の磁極の向きと逆向きであり、
前記補助磁石は、前記主磁石と隣接する側の磁極が、前記主磁石の前記コイルと対向する側の磁極と同一であることを特徴とする回転モーター。 - 前記回転基体の少なくとも前記磁石取付部が非磁性材料により形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転モーター。
- 前記固定子は、前記ステータハウジングの内周面から前記回転軸に対して突出し前記コイルを含むコイル構成体を有し、
前記磁石取付部は、前記回転基体の外周面から半径方向外側に突出する外向きフランジであり、
前記コイル構成体は、前記回転軸の軸方向に並べられた複数の前記磁石取付部の間に配置され、
前記主磁石の正負の磁極の向きが、前記回転軸の軸方向に沿うように配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転モーター。 - 前記ステータハウジングは、非磁性材料により形成されることを特徴とする請求項3に記載の回転モーター。
- 前記コイルが、合成樹脂材料によりモールドされていることを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の回転モーター。
- 前記コイル構成体は、前記コイルの一端を挟持するとともに、前記ステータハウジング内の所定位置に前記コイルを接触させた状態で取り付け可能な取付金具を備えることを特徴とする請求項5に記載の回転モーター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2008314364A JP2010141991A (ja) | 2008-12-10 | 2008-12-10 | 回転モーター |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2010141991A true JP2010141991A (ja) | 2010-06-24 |
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ID=42351610
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| JP2008314364A Pending JP2010141991A (ja) | 2008-12-10 | 2008-12-10 | 回転モーター |
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| JP (1) | JP2010141991A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101868608B1 (ko) * | 2011-12-26 | 2018-06-20 | 한국단자공업 주식회사 | 터미널 진동방지장치 및 이에 사용되는 커넥터 |
| JP2019068727A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | ▲けん▼銘國際股▲ふん▼有限公司 | モジュール式発電装置及びモジュール式モーター |
| JP2021094375A (ja) * | 2020-11-20 | 2021-06-24 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
-
2008
- 2008-12-10 JP JP2008314364A patent/JP2010141991A/ja active Pending
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| JP7030173B2 (ja) | 2020-11-20 | 2022-03-04 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
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