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JP2010098817A - アウターロータ型ブラシレスモータ - Google Patents

アウターロータ型ブラシレスモータ Download PDF

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Tadashi Yano
忠史 矢野
Akihito Fukuzawa
陽仁 福澤
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Shinano Kenshi Co Ltd
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Shinano Kenshi Co Ltd
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Abstract

【課題】モータ性能を低下させることなく小型化・偏平化・軽量化を図ったアウターロータ型ブラシレスモータを提供する。
【解決手段】モータ駆動回路が形成されたモータ基板9がロータR及びステータSとブラケット2の開口底部2bとの間に軸方向に形成された空間部Qにブラケット2側に固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、車載用空調機器、バッテリー冷却装置などに用いられるアウターロータ型ブラシレスモータに関する。
例えば、車載用空調機器の駆動装置として用いられるアウターロータ型のDCブラシレスモータについて図3を参照して説明する。
モータホルダ51にステータ(図示せず)が固定され、軸受部には出力軸52が回転可能に支持されている。また、図示しないが、出力軸52にはカップ状のロータヨークの内周面にマグネットが固着されたロータがステータを囲むように組み付けられている。
また、出力軸52の一端部にはファン(インペラ)53が組み付けられている。また、出力軸52の他端側はモータホルダ51を覆う下部ケース54側まで延設されている。モータホルダ51と下部ケース52との間にはモータ基板55が収容されている。このモータ基板55には、DCブラシレスモータの駆動回路(励磁回路)が設けられている。
モータ基板55には励磁電流を切り換えるFET等の出力トランジスタ(スイッチング素子)56が設けられ、該出力トランジスタ56等の発熱部品はモータホルダ51より外部に露出するヒートシンク(ラジエター)57に接触して組み付けられている。出力トランジスタ56等の発熱部品よりヒートシンク57に誘導された熱は、ファン53が回転することにより発生する冷却風により大気中へ放散されるようになっている(特許文献1参照)。
特開平11−332203号公報
しかしながら、アウターロータ型ブラシレスモータの場合、ステータコアやロータの厚さに加えて、モータ駆動回路が形成されたモータ基板55の厚さも加わるため、軸方向に厚みを持ったモータ構造となり易い。
特に、出力トランジスタ56等の発熱部品は下部ケース54内からモータホルダ51より外部に露出するヒートシンク(ラジエター)57に接触して組み付けられているため、ヒートシンク57による熱誘導路に相当する分だけ軸方向に部品実装容積が必要となる。また、モータ基板55には、電解コンデンサ58やチョークコイル等の比較的高さを要する電子部品が実装されているため、軸方向に部品実装容積が拡大し易い。
また、車載用のモータにおいては、塩水噴霧試験後も駆動回路に損傷がない程度の防水性を要求されていることから、モータ基板55を保護するためのカバー(下部ケース54)に覆われており、軸方向の厚みを増長させている。
また、車載用電子機器の場合、快適性、安全性、環境への配慮から、モジュール部品やセンサー、モータなどの電子部品の基板実装数が増える一方で、環境に配慮して車両総重量の軽量化を図るべくモータ自体も小型化・軽量化する必要がある。
このように、車載用の電子機器が増える一方で、車両に確保できる部品設置スペースが減少するため、モータ性能を低下させることなく、軸方向に薄型化(偏平化)することに対するニーズが高くなっている。
本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、モータ性能を低下させることなく小型化・偏平化・軽量化を図ったアウターロータ型ブラシレスモータを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
ロータヨークに囲まれた空間内にステータが配置されるアウターロータ型ブラシレスモータであって、カップ状のブラケットが取付けベースを覆って組み付けられることにより前記ロータ及びステータが閉鎖されたモータケース内に収納され、かつモータ駆動回路が形成されたモータ基板が前記ロータ及びステータと前記ブラケットの開口底部との間に軸方向に形成された空間部内で前記ブラケットの開口底部に近接して固定されていることを特徴とする。
また、前記ロータはカップ状のロータヨークの内周面にマグネットが設けられ当該ロータヨーク開口部中心でモータ軸が連繋しており、前記ブラケット開口部中心に突設された軸受部に組み付けられたステータを囲んで前記ロータヨーク開口部を前記ブラケットの開口底部に向けて前記モータ軸が軸受部に軸支されることにより、前記ロータが前記ブラケットに回転可能に組み付けられていることを特徴とする。
また、前記モータ基板には、前記ブラケットの開口底部の径方向中心部側若しくは前記ロータヨークより径方向外側の外縁部側に比較的高さのある電子部品が配置され、これらの中間領域に発熱量の多い電子部品がブラケット開口底部に近接して配置されていることを特徴とする。
また、前記ブラケットと取付けベースとはシール材を介して閉止されて組み付けられていることを特徴とする。
また、前記モータ軸の前記ブラケット外へ延設された軸端部にファンが組み付けられた車載用のファンモータであることを特徴とする。
上述したアウターロータ型ブラシレスモータを用いれば、モータの外装を構成するブラケットと取付けベースに囲まれ閉鎖されたモータケース内の軸方向高さ範囲内でかつブラケットの開口底部に近接してモータ基板が固定されているので、モータを軸方向に小型化、偏平化並びに軽量化することができる。
また、ロータヨーク開口部をブラケット開口底部に向けてロータがブラケットの軸受部に組み付けられたステータを囲んで回転可能に組み付けられている。このようにブラケットの開口部内にロータヨークが開口底部を対向するように収容される空間内にステータが配置されるので、アウターロータ型モータであっても軸方向に小型化することができる。
また、モータ基板には、ブラケットの開口底部の径方向中心部側若しくはロータヨークより径方向外側の外縁部側に比較的高さのある電子部品が配置され、これらの中間領域に発熱量の多い電子部品がブラケット開口底部に近接して配置されていると、ブラケット開口部内で基板両面の空きスペースを利用した基板実装部品の配置が可能となるため、モータ基板をブラケットに近接配置してモータを小型化することができる。
更にはブラケットとモータ基板を電気的に導通させてアースをとることができるので、軸受部に発生した静電気を逃すことで電食を防いで耐久性を向上できる。
また、ブラケットと取付けベースとはシール材を介して閉止されているので、過酷な使用環境下においても十分耐え得る防水性、防振性を備えたアウター型ブラシレスモータを提供できる。
また、モータ軸のブラケット外に延設される軸端部にファンが組み付けられた車載用のファンモータである場合には、ファンの軸方向直近にあるブラケットに冷却風を当てて冷却できるので、モータ基板に実装された発熱部品やマグネットワイヤより発生した熱をブラケット全面を通じて効率よく放散することができる。
以下、本発明に係るアウターロータ型ブラシレスモータの最良の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。本実施形態では、車載用のファンモータ(アウターロータ型DCブラシレスモータ)を用いて説明する。
図1及び図2を参照して、アウターロータ型DCブラシレスモータの概略構成について説明する。
図1の左半図において、DCブラシレスモータ1は、カップ状のブラケット2と取付けベース3とがシール材(例えばエラストマー等の弾性樹脂材)4を介して一体に組み付けられている。ブラケット2の近傍には、ファン(インペラ)5が後述するモータ軸の一端に一体に組み付けられている。ファン5が回転すると軸方向中心部から吸気して外周方向へ排気するようになっている。
図1の右半図において、カップ状のブラケット2のブラケット開口部2a中心には中空円筒部6が突設されている。中空円筒部6には、モータ軸7が軸受部(ボールベアリング、スリーブ軸受など)8a,8bを介して回転可能に軸支されている。ブラケット2はロータ軸受部とモータケースを兼用しており、軽量で熱放散性の高いアルミダイカスト製品(鋳造品)のほかに、冷間圧延鋼板(SPCC)などが用いられる。モータの外装を構成するブラケット2がシール材4を介して取付けベース3を覆って形成される閉鎖された閉鎖空間P内にロータR及びステータSが収納されている。
また、モータ駆動回路が形成されたモータ基板(PWB)9は、ロータR及びステータSとブラケット2の開口底部2bとの間に軸方向に形成された空間部Qに開口底部2bに複数箇所に設けられたボス部2cのねじ孔にねじ止めされて固定されている。このため、モータの外装を構成するブラケット2と取付けベース3に囲まれたモータケース内の軸方向高さ範囲内でかつブラケット2の開口底部2bに近接してモータ基板9が固定できるので、DCブラシレスモータ1を軸方向に小型化、偏平化並びに軽量化することができる。また、ボス部2cやねじ(図示せず)を通じてブラケット2とモータ基板9との電気的に導通させてアースと接続することができる。これにより、中空円筒部6に設けられる軸受部8a,8bの電食を防いで耐久性を向上できる。尚、モータ基板9は、中空円筒部6に対して固定されていてもよいが、基板外縁部の振動を防ぐため、当該基板外縁部で固定されるのが望ましい。また、モータ基板9はブラケット2に直付けではなく、中空円筒部7に組み付けられるステータSのインシュレータにねじ止め等により固定されていてもよい。
ロータRはカップ状のロータヨーク10の内周面にマグネット11が接着されている。ロータヨーク10の中心部とモータ軸7の他端が一体に組み付けられている。ロータRは、ブラケット2の開口底部2bに形成された中空円筒部6に軸受部8a,8bを介してモータ軸7が軸支され、かつロータヨーク開口部10aをブラケット2の開口底部2bに向けてブラケット2に回転可能に組み付けられている。このようにブラケット開口部2a内にロータヨーク10が開口底部2bにロータヨーク開口部10aを対向するように収容して形成される空間内にステータSが配置されるので、アウターロータ型モータであっても軸方向に小型化することができる。
図2において、環状のステータコア12は、ブラケット2の開口底部2bに形成された中空円筒部6の外周面に組み付けられている。ステータコア12には径方向内側に向けてティース部13が設けられており、各ティース部13は図示しないインシュレータに覆われて絶縁されている。各ティース部13にはマグネットワイヤ15が巻き付けられている。
また、図2において、モータ基板9には、ブラケット開口部2aのうち開口底部2bの径方向中心部側若しくはロータヨーク10より径方向外側の外縁部側に形成される空きスペースに比較的高さのある電子部品(例えばチョークコイル、電解コンデンサ20など)が配置されている。また、モータ基板9が開口底部2bと近接する中間領域(ボス2cが形成される領域)には発熱量の多い電子部品(例えばFET16などのスイッチング素子)が配置されている。これにより基板実装部品の高さをブラケット開口部2a内の基板両面の空きスペースを利用して軸方向に吸収することができ、モータの偏平化(薄型化)を促進することができる。
また、モータ基板9に実装される電子部品のうち、FET16は放熱用シリコーン材(オイルコンパウンド,ゴム材,ゲル材等)17を介してブラケット2(開口底部2b)と当接している。
これにより、発熱電子部品(FET16)は放熱用シリコーン材17を通じてブラケット2は直接排熱し、その他の実装部品から発生した熱も近接するブラケット2を通じて効率よく放散することができる。また、ブラケット2へ熱が誘導されても、ファン5が回転することでブラケット2全面に冷却風が当たるため、効率よく放熱することができる。
また、モータ基板9をブラケット2に近接して固定することで、モータ振動がシール材4により吸収されるため、配線接続部を保護することができること、並びに、ブラケット2を基板側のアースに接続することにより軸受部(ベアリング等)をアース(接地)することで電食を防ぐことができる。
また、モータ基板9には外部配線18が接続されている。この外部配線18は取付けベース3に設けられた貫通孔3aに嵌め込まれたグロメット19を通じてモータ外へ引き出される。この外部配線18にアース線を含めることで、モータ基板9を外部接地することも可能である。
以上のように、ブラケット2と取付けベース3に囲まれ閉鎖されたケース内の軸方向高さ範囲内でかつブラケット開口部2aの開口底部2bの面積内にモータ基板9を配置しているので、モータを軸方向に小型化、偏平化並びに軽量化することができる。
例えば出力50Wクラスのアウターロータ型ブラシレスモータでブラケット2と取付けベース3との間の軸方向寸法が約1/2程度に薄型化を達成でき、重量に関しては2/3〜1/2程度に軽量化できた。
ブラケット1と取付けベース3とはシール材4を介して閉止されているので、車載されて過酷な使用環境下においても十分耐え得る防水性、防振性を備えたモータを提供できる。
上記実施例は、車載用のファンモータを例示して説明したが、これに限定されるものではなく、空調機器等他の装置に適用することも可能である。また、ファンモータに限らずモータ軸6の出力端にギヤが設けられたギヤードモータであってもよい。
ファンを組み付けたアウターロータ型ブラシレスモータの半断面説明図である。 ファンを取り外したアウターロータ型ブラシレスモータの断面説明図である。 従来のアウターロータ型モータの半段面説明図である。
符号の説明
P 閉鎖空間
Q 空間部
R ロータ
S ステータ
1 DCブラシレスモータ
2 ブラケット
2a ブラケット開口部
2b 開口底部
2c ボス部
3 取付けベース
3a 貫通孔
4 シール材
5 ファン(インペラ)
6 中空円筒部
7 モータ軸
8a,8b 軸受部
9 モータ基板
10 ロータヨーク
10a ロータヨーク開口部
11 マグネット
12 ステータコア
13 ティース部
15 マグネットワイヤ
16 FET
17 放熱用シリコーン
18 外部配線
19 グロメット
20 電解コンデンサ

Claims (5)

  1. ロータヨークに囲まれた空間内にステータが配置されるアウターロータ型ブラシレスモータであって、
    カップ状のブラケットが取付けベースを覆って組み付けられることにより前記ロータ及びステータが閉鎖されたモータケース内に収納され、かつモータ駆動回路が形成されたモータ基板が前記ロータ及びステータと前記ブラケットの開口底部との間に軸方向に形成された空間部内で前記ブラケット側に近接して固定されているアウターロータ型ブラシレスモータ。
  2. 前記ロータはカップ状のロータヨークの内周面にマグネットが設けられ当該ロータヨーク開口部中心でモータ軸が連繋しており、前記ブラケット開口部中心に突設された軸受部に組み付けられたステータを囲んで前記ロータヨーク開口部を前記ブラケットの開口底部に向けて前記モータ軸が軸受部に軸支されることにより、前記ロータが前記ブラケットに回転可能に組み付けられている請求項1記載のアウターロータ型ブラシレスモータ。
  3. 前記モータ基板には、前記ブラケットの開口底部の径方向中心部側若しくは前記ロータヨークより径方向外側の外縁部側に比較的高さのある電子部品が配置され、これらの中間領域に発熱量の多い電子部品がブラケット開口底部に近接して配置されている請求項1又は2記載のアウターロータ型ブラシレスモータ。
  4. 前記ブラケットと取付けベースとはシール材を介して閉止されて組み付けられている請求項1乃至3のいずれか1項記載のアウターロータ型ブラシレスモータ。
  5. 前記モータ軸の前記ブラケット外へ延設された軸端部にファンが組み付けられた車載用のファンモータである請求項1乃至4のいずれか1項記載のアウターロータ型ブラシレスモータ。
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