JP2009258581A - プラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターとその製造方法およびプラズマディスプレイパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】高い可視光透過率と近赤外線吸収性を維持したまま耐湿熱性にも優れたプラズマディスプレイパネル(PDP)用近赤外線吸収フィルターとその製造方法を提供し合わせてこのフィルターを用いたPDPを提供する。
【解決手段】近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するPDP用近赤外線吸収フィルターにおいて、近赤外線吸収材料微粒子が、WyOzで表記されるタングステン酸化物微粒子およびMxWyOzで表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶の結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子または添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物微粒子とで構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するPDP用近赤外線吸収フィルターにおいて、近赤外線吸収材料微粒子が、WyOzで表記されるタングステン酸化物微粒子およびMxWyOzで表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶の結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子または添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物微粒子とで構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPと略す場合がある)用光学フィルターとその製造方法に係り、特に、プラズマディスプレイ本体からPDP画面前面に向けて放射される近赤外線に対し高い近赤外線吸収特性を維持したまま優れた耐湿熱特性をも具備するPDP用近赤外線吸収フィルターとその製造方法およびこのフィルターを用いたPDPに関するものである。
近年、ディスプレイの大型化、薄型化に伴い、PDPが注目を集めている。このPDPの一般的構成について図面を参照しながら説明する。図1は、交流型(AC型)のPDP発光部の概略を示す拡大断面図である。図1において、符号11は、前面ガラス基板(フロントカバープレート)であり、この前面ガラス基板11上に表示電極12が形成されている。更に、この表示電極12が形成されている前面ガラス基板11は、誘電体ガラス層13および酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層14により覆われている(例えば、特許文献1参照)。また、符号15は、背面ガラス基板(バックプレート)であり、この背面ガラス基板15上には、アドレス電極16および隔壁17、蛍光体層18が設けられており、符号19は放電ガスを封入する放電空間となっている。
そして、PDPの発光原理は、表示電極12とアドレス電極16との間に電圧を印加することにより放電空間19にて放電させ、当該放電空間に導入してあるキセノンとネオンとの混合ガスを励起して真空紫外線を放射させ、当該真空紫外線により、それぞれ、赤、緑、青の蛍光を発する蛍光体層18を発光させてカラー表示を可能にさせている。
ところが、キセノンガスからは上記真空紫外線以外に近赤外線も発生し、当該近赤外線の一部はPDP前方に放射される。特に800nm〜1100nmの波長域を有する近赤外線は、コードレスフォンや家電機器のリモコンに誤動作を引き起こしたり、伝送系光通信に悪影響を及ぼす等の問題が生じている。このため、上記誤動作等を防止する目的で、PDPの前面には近赤外線の遮蔽加工が施されている。
これ等近赤外線の遮蔽加工は、近赤外線吸収材料をPDPの前面にフィルターとして設けることによって行われるが、当該近赤外線吸収材料には、PDPの輝度に悪影響を及ぼさないよう可視光線領域(波長域、約380nm〜780nm)の光は十分透過し、波長域800nm〜1100nmの近赤外線は遮蔽するような特性が要求される。そして、近赤外線を吸収させるPDPのフィルターとして、従来は、有機染料や金属錯体を多種類併用若しくは多層に塗り重ねたフィルター等(特許文献2、特許文献3等参照)が提案されている。
有機化合物や金属錯体をフィルターとして使用する場合、有機化合物や金属錯体をそれぞれ溶媒に溶解させたものを、PDP表面の基材にコーティングする方法が一般的に行われている。ここで、有機化合物や金属錯体等の近赤外線吸収材料としては、ジイモニウム系化合物、アミニウム系化合物、フタロシアニン系化合物、有機金属錯体、シアニン系化合物、アゾ化合物、ポリメチン系化合物、キノン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、トリフェニルメタン系化合物等が挙げられるが、これ等は、熱や光に対する耐性が低く、経時的に劣化し易いため、これ等有機化合物や金属錯体を単独で使用した場合、性能を長期保持するのが困難であるという問題があった。
そこで、有機化合物や金属錯体を用いて近赤外線を有効に遮蔽するためには2種類以上の物質を共存させる必要があるが、この場合は、それぞれの物質が反応して特性が悪化したり、金属錯体は溶媒への溶解性が悪く十分溶解しなかったりする問題があった。この問題に対処するため、それぞれの近赤外線吸収材料の溶解性を考慮して各単独の溶液を調製し、それぞれの溶液を塗り重ねる方法もあるが、この場合は、それぞれの溶液を塗り重ねる必要があるため手間がかかるという問題があった。
以上のような問題を解決するために、本出願人は特許文献4に近赤外線吸収材料として、可視光線を透過させ近赤外線を大きく遮蔽することができるタングステン酸化物、複合タングステン酸化物の無機材料微粒子を既に提案している。この無機材料微粒子を近赤外線吸収材料に用いることにより、近赤外線吸収が大きく改善され、かつ、湿熱に対する耐性も上述した有機化合物や金属錯体を用いる場合より改善することが可能となった。
しかしながら、湿熱に対する耐性については更に性能向上が求められていた。
特開平5−342991号公報
特開2001−228324号公報
特開2001−133624号公報
特開2006−154516号公報
本発明はこの様な問題点に着目してなされたもので、その課題とするところは、高い可視光透過率と近赤外線吸収性を維持したまま湿熱に対しても優れた耐性を発揮するPDP用近赤外線吸収フィルターとその製造方法を提供し、併せてPDP用近赤外線吸収フィルターを用いたPDPを提供することにある。
この課題を解決するため、本発明者が鋭意研究を行った結果、上記タングステン酸化物、複合タングステン酸化物の無機材料微粒子と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで近赤外線吸収材料を構成した場合、この近赤外線吸収材料(近赤外線吸収材料微粒子)は、高い可視光透過率と近赤外線吸収性を維持したまま優れた耐湿熱性を発揮することを見出すに至った。すなわち、上記添加元素を見出すことにより、耐湿熱性に優れるPDP用近赤外線吸収フィルターを開発するに至った。本発明はこのような技術的発見に基づき完成されている。
すなわち、請求項1に係る発明は、
近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
上記近赤外線吸収材料微粒子が、一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成されていることを特徴とするものである。
近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
上記近赤外線吸収材料微粒子が、一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項2に係る発明は、
請求項1に記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれた上記微粒子の結晶中に上記添加元素(但し、MxWyOzで表記される複合タングステン酸化物を構成する元素Mとは相違する元素)の一部が固溶していることを特徴とし、
請求項3に係る発明は、
請求項1または2に記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
上記近赤外線吸収材料微粒子分散体が、ジイモニウム系化合物、アミニウム系化合物、フタロシアニン系化合物、有機金属錯体、シアニン系化合物、アゾ化合物、ポリメチン系化合物、キノン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、トリフェニルメタン系化合物から選択された1種以上の有機化合物を含有していることを特徴とし、
請求項4に係る発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
プラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面に上記近赤外線吸収材料微粒子とバインダー成分および/または粘着剤を含有する塗布液を塗布して形成された塗布膜により上記近赤外線吸収材料微粒子分散体が構成されていることを特徴とし、
請求項5に係る発明は、
請求項4に記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
上記バインダー成分が、紫外線硬化樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、常温硬化樹脂、金属アルコキシド、金属アルコキシドの加水分解重合物から選択されることを特徴とし、
請求項6に係る発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
上記近赤外線吸収材料微粒子をバインダー樹脂内に分散して練り込んだ後、ボード状若しくはフィルム状に成形して得られた成形体により上記近赤外線吸収材料微粒子分散体が構成されていることを特徴とし、
また、請求項7に係る発明は、
プラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターを用いたプラズマディスプレイパネルにおいて、
請求項1〜6のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターが設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれた上記微粒子の結晶中に上記添加元素(但し、MxWyOzで表記される複合タングステン酸化物を構成する元素Mとは相違する元素)の一部が固溶していることを特徴とし、
請求項3に係る発明は、
請求項1または2に記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
上記近赤外線吸収材料微粒子分散体が、ジイモニウム系化合物、アミニウム系化合物、フタロシアニン系化合物、有機金属錯体、シアニン系化合物、アゾ化合物、ポリメチン系化合物、キノン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、トリフェニルメタン系化合物から選択された1種以上の有機化合物を含有していることを特徴とし、
請求項4に係る発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
プラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面に上記近赤外線吸収材料微粒子とバインダー成分および/または粘着剤を含有する塗布液を塗布して形成された塗布膜により上記近赤外線吸収材料微粒子分散体が構成されていることを特徴とし、
請求項5に係る発明は、
請求項4に記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
上記バインダー成分が、紫外線硬化樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、常温硬化樹脂、金属アルコキシド、金属アルコキシドの加水分解重合物から選択されることを特徴とし、
請求項6に係る発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
上記近赤外線吸収材料微粒子をバインダー樹脂内に分散して練り込んだ後、ボード状若しくはフィルム状に成形して得られた成形体により上記近赤外線吸収材料微粒子分散体が構成されていることを特徴とし、
また、請求項7に係る発明は、
プラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターを用いたプラズマディスプレイパネルにおいて、
請求項1〜6のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターが設けられていることを特徴とするものである。
次に、請求項8に係る発明は、
近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法において、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子の出発原料に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加えた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を製造し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とし、
請求項9に係る発明は、
近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加えた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を製造し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とし、
また、請求項10に係る発明は、
近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を混合して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を調製し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とするものである。
近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法において、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子の出発原料に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加えた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を製造し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とし、
請求項9に係る発明は、
近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加えた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を製造し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とし、
また、請求項10に係る発明は、
近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を混合して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を調製し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とするものである。
更に、請求項11に係る発明は、
請求項8〜10のいずれかに記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法において、
請求項8〜10のいずれかに記載の方法により製造若しくは調製された近赤外線吸収材料微粒子に、ジイモニウム系化合物、アミニウム系化合物、フタロシアニン系化合物、有機金属錯体、シアニン系化合物、アゾ化合物、ポリメチン系化合物、キノン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、トリフェニルメタン系化合物から選択された1種以上の有機化合物を加えて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とし、
請求項12に係る発明は、
請求項8〜11のいずれかに記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法において、
請求項8〜10のいずれかに記載の方法により製造若しくは調製された近赤外線吸収材料微粒子またはこの近赤外線吸収材料微粒子と請求項11に記載の有機化合物を液体媒体中に少なくとも分散させた塗布液を、プラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面に塗布して近赤外線吸収材料微粒子分散体を形成することを特徴とし、
また、請求項13に係る発明は、
請求項8〜11のいずれかに記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法において、
請求項8〜10のいずれかに記載の方法により製造若しくは調製された近赤外線吸収材料微粒子またはこの近赤外線吸収材料微粒子と請求項11に記載の有機化合物をバインダー樹脂内に分散させて練り込んだ後、ボード状若しくはフィルム状に成形して近赤外線吸収材料微粒子分散体を形成することを特徴とするものである。
請求項8〜10のいずれかに記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法において、
請求項8〜10のいずれかに記載の方法により製造若しくは調製された近赤外線吸収材料微粒子に、ジイモニウム系化合物、アミニウム系化合物、フタロシアニン系化合物、有機金属錯体、シアニン系化合物、アゾ化合物、ポリメチン系化合物、キノン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、トリフェニルメタン系化合物から選択された1種以上の有機化合物を加えて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とし、
請求項12に係る発明は、
請求項8〜11のいずれかに記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法において、
請求項8〜10のいずれかに記載の方法により製造若しくは調製された近赤外線吸収材料微粒子またはこの近赤外線吸収材料微粒子と請求項11に記載の有機化合物を液体媒体中に少なくとも分散させた塗布液を、プラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面に塗布して近赤外線吸収材料微粒子分散体を形成することを特徴とし、
また、請求項13に係る発明は、
請求項8〜11のいずれかに記載の発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法において、
請求項8〜10のいずれかに記載の方法により製造若しくは調製された近赤外線吸収材料微粒子またはこの近赤外線吸収材料微粒子と請求項11に記載の有機化合物をバインダー樹脂内に分散させて練り込んだ後、ボード状若しくはフィルム状に成形して近赤外線吸収材料微粒子分散体を形成することを特徴とするものである。
近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有する請求項1〜6に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターによれば、
上記近赤外線吸収材料微粒子が、一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成されているため、高い可視光透過率と近赤外線吸収性を維持したまま湿熱に対しても優れた耐性を発揮することが可能となり、
また、このプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターを用いた請求項7に係るプラズマディスプレイパネルにおいても、高い可視光透過率と近赤外線吸収性を維持したまま優れた耐湿熱性を発揮することが可能となる。
上記近赤外線吸収材料微粒子が、一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成されているため、高い可視光透過率と近赤外線吸収性を維持したまま湿熱に対しても優れた耐性を発揮することが可能となり、
また、このプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターを用いた請求項7に係るプラズマディスプレイパネルにおいても、高い可視光透過率と近赤外線吸収性を維持したまま優れた耐湿熱性を発揮することが可能となる。
次に、請求項8および請求項11〜13に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法によれば、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子の出発原料に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加えた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を製造し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とし、
請求項9および請求項11〜13に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法によれば、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加えた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を製造し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とし、
また、請求項10および請求項11〜13に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法においても、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を混合して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を調製し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴としているため、高い可視光透過率と近赤外線吸収性を維持したまま湿熱に対しても優れた耐性を発揮するPDP用近赤外線吸収フィルターを製造することが可能となる。
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子の出発原料に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加えた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を製造し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とし、
請求項9および請求項11〜13に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法によれば、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加えた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を製造し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とし、
また、請求項10および請求項11〜13に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法においても、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を混合して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を調製し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴としているため、高い可視光透過率と近赤外線吸収性を維持したまま湿熱に対しても優れた耐性を発揮するPDP用近赤外線吸収フィルターを製造することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、近赤外線吸収材料微粒子分散体を有する本発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターは、近赤外線吸収材料微粒子が、一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成されていることを特徴とするものである。
そして、近赤外線吸収材料微粒子が、タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、上記添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成された場合に、湿熱に対し優れた耐性を発揮する理由として、本発明者は、タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子に対する上記添加元素(特に、Zn、Co、Ni、Al、Mgの内から選択された1種以上の添加元素)の触媒的な作用が関係しているものと推察している。
(1)タングステン酸化物微粒子と複合タングステン酸化物微粒子
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子において、タングステンに対する酸素の組成比z/yは、上述したように2.0よりも大きく、3.0未満である。z/yの値が2.0よりも大きければ、近赤外線吸収材料中に目的以外であるWO2の結晶相が現れるのを回避することができると共に、材料としての化学的安定性を得ることができるため有効な近赤外線吸収材料として適用できる。一方、z/yの値が3.0未満であれば、必要とされる量の自由電子が生成され、効率よい近赤外線吸収材料微粒子となる。
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子において、タングステンに対する酸素の組成比z/yは、上述したように2.0よりも大きく、3.0未満である。z/yの値が2.0よりも大きければ、近赤外線吸収材料中に目的以外であるWO2の結晶相が現れるのを回避することができると共に、材料としての化学的安定性を得ることができるため有効な近赤外線吸収材料として適用できる。一方、z/yの値が3.0未満であれば、必要とされる量の自由電子が生成され、効率よい近赤外線吸収材料微粒子となる。
また、上記WyOz(タングステン酸化物)へ、元素M(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素)を添加することで、z/y=3.0の場合も含めて当該WyOz中に自由電子が生成され、近赤外線領域に自由電子由来の吸収特性が発現し、1000nm付近の近赤外線吸収材料として有効となるため好ましい。
また、WyOz(タングステン酸化物)へ上記元素Mが添加された複合タングステン酸化物微粒子は、上述した酸素量の制御と自由電子を生成する元素Mの添加とを併用することで、より効率のよい近赤外線吸収材料となる。この酸素量の制御と、自由電子を生成する元素Mの添加とを併用した近赤外線材料の一般式をMxWyOz(但し、Mは上記元素M、Wはタングステン、Oは酸素)と記載したとき、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0の関係を満たし、かつ、六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子であることが必要である。
まず、元素Mの添加量を示すx/yの値について説明する。x/yの値が0.001以上であれば、十分な量の自由電子が生成され目的とする近赤外線吸収効果を得ることができる。そして、元素Mの添加量が多いほど、自由電子の供給量が増加して近赤外線吸収効率も上昇するが、x/yの値が1程度で当該効果も飽和する。また、x/yの値が1以下であれば、当該近赤外線吸収材料中に不純物相が生成されるのを回避できるので好ましく、x/yの値が0.01〜0.5であると更に好ましい。
また、元素Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素であることを要する。
次に、酸素量の制御を示すz/yの値について説明する。z/yの値については、一般式MxWyOzで表記される複合タングステン酸化物材料においても上述したWyOzで表記されるタングステン酸化物材料と同様の機構が働くことに加え、z/y=3.0においても上記元素Mの添加量による自由電子の供給があるため、上述したように2.0<z/y≦3.0であり、より好ましくは2.2≦x/y≦2.99、更に好ましくは2.45≦x/y≦2.99である。また、近赤外線領域の吸収特性の観点から、この複合タングステン酸化物の微粒子が、六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造をとることを要する。
(2)タングステン酸化物微粒子および/または複合タングステン酸化物微粒子と、上記添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成される本発明に係る近赤外線吸収材料微粒子
本発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの近赤外線吸収材料微粒子は、上述した様に、一般式WyOzで表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式をMxWyOzで表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成されていることを特徴としている。
(a)特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子が添加されたタングステン酸化物微粒子の製造方法
(a−1)特定元素の酸化物微粒子が添加されたタングステン酸化物微粒子を製造するには、タングステン酸化物微粒子を得るための出発原料と、特定元素を含有する金属化合物(上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等)を用いて製造する方法が挙げられる。
本発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの近赤外線吸収材料微粒子は、上述した様に、一般式WyOzで表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式をMxWyOzで表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成されていることを特徴としている。
(a)特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子が添加されたタングステン酸化物微粒子の製造方法
(a−1)特定元素の酸化物微粒子が添加されたタングステン酸化物微粒子を製造するには、タングステン酸化物微粒子を得るための出発原料と、特定元素を含有する金属化合物(上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等)を用いて製造する方法が挙げられる。
すなわち、タングステン酸(H2WO4)、タングステン酸アンモニウム、六塩化タングステン、アルコールに溶解した六塩化タングステンに水を添加して加水分解させた後に溶媒を蒸発させて得たタングステンの水和物、三酸化タングステンからから選ばれるタングステン化合物(出発原料)に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加え、得られた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理(焼成)することにより得ることができる。
上記熱処理(焼成)温度は、所望とする光学特性の観点から400℃以上1000℃以下とすることが好ましく、焼成温度が400℃以上1000℃以下の範囲にあると、特定元素の酸化物微粒子が添加された所望の光学特性を有するタングステン酸化物微粒子を製造することができる。また、熱処理(焼成)時間は、処理量や焼成温度に応じて適宜選択すればよく、5分間以上10時間以下で十分である。ここで、不活性ガスとしては、窒素、アルゴン、ヘリウム等のガスを用いることができ、還元性ガスとしては、水素やアルコール等のガスを用いることができる。そして、不活性ガス中における還元性ガスの濃度は焼成温度に応じて適宜選択すればよく、好ましくは20vol%以下、より好ましくは10vol%以下、更に好ましくは7〜0.01vol%である。不活性ガス中における還元性ガスの濃度が20vol%以下であると、当該タングステン酸化物微粒子の急速な還元を回避することができ、近赤外線吸収機能を有しないWO2の生成を回避できる。
尚、上記熱処理(焼成)が、不活性ガス単独と、不活性ガスと還元性ガスとの混合ガスといった両雰囲気下で行われる2ステップ反応の場合は、例えば、1ステップ目に不活性ガスと還元性ガスとの混合ガス雰囲気下、350℃以上650℃以下で焼成し、2ステップ目に不活性ガス雰囲気下、650℃を超え1000℃以下で焼成することも近赤外線吸収特性の観点から好ましい。このときの焼成処理(焼成)時間も、処理量や温度に応じて適宜選択すればよく、5分間以上10時間以下で十分である。
そして、上述した熱処理(焼成)により、上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等の金属化合物は酸化されて特定元素の酸化物微粒子となる。
尚、上記特定元素の酸化物微粒子における添加量は、近赤外線吸収力と耐湿熱特性とを具備させる観点から、タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Xとのモル比が0.01≦X/W≦0.5(但し、Xは添加元素、Wはタングステン)とすることが好ましい。
また、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素の一部が、酸化物微粒子を構成せずにタングステン酸化物微粒子の結晶中に固溶していてもよい。
(a−2)特定元素の酸化物微粒子が添加されたタングステン酸化物微粒子を製造する第二の製造方法としては、WyOzで表記されるタングステン酸化物微粒子と、上記特定元素を含有する金属化合物(上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等)を用いて製造する方法が挙げられる。
(a−2)特定元素の酸化物微粒子が添加されたタングステン酸化物微粒子を製造する第二の製造方法としては、WyOzで表記されるタングステン酸化物微粒子と、上記特定元素を含有する金属化合物(上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等)を用いて製造する方法が挙げられる。
すなわち、タングステン酸(H2WO4)、タングステン酸アンモニウム、六塩化タングステン、アルコールに溶解した六塩化タングステンに水を添加して加水分解した後に溶媒を蒸発させて得たタングステンの水和物、三酸化タングステンから選ばれるタングステン化合物(出発原料)を、上述した同様の条件で焼成して、一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子を、まず、製造する。
次に、得られた上記タングステン酸化物微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加え、得られた混合物を、不活性ガス雰囲気下および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理(焼成)することにより得ることができる。
上記熱処理(焼成)温度は、所望とする光学特性の観点から、400℃以上1000℃以下とすることが好ましく、焼成温度が400℃以上1000℃以下の範囲にあると、特定元素の酸化物微粒子が添加された所望の光学特性を有するタングステン酸化物微粒子を製造することができる。また、熱処理(焼成)時間は、処理量や焼成温度に応じて適宜選択すればよく、5分間以上10時間以下で十分である。ここで、不活性ガスとしては、窒素、アルゴン、ヘリウム等のガスを用いることができる。
そして、上述した熱処理(焼成)により、上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等の金属化合物は酸化されて特定元素の酸化物微粒子となる。
尚、上記特定元素を含有する金属酸化物における添加量は、近赤外線吸収力と耐湿熱特性とを具備させる観点から、タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Xとのモル比が0.01≦X/W≦0.5(但し、Xは添加元素、Wはタングステン)とすることが好ましい。
また、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素の一部が、酸化物微粒子を構成せずにタングステン酸化物微粒子の結晶中に固溶していてもよい。
(a−3)特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子が添加されたタングステン酸化物微粒子を製造する第三の製造方法としては、WyOzで表記されるタングステン酸化物微粒子と、特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を用いて製造する方法が挙げられる。
(a−3)特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子が添加されたタングステン酸化物微粒子を製造する第三の製造方法としては、WyOzで表記されるタングステン酸化物微粒子と、特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を用いて製造する方法が挙げられる。
すなわち、タングステン酸(H2WO4)、タングステン酸アンモニウム、六塩化タングステン、アルコールに溶解した六塩化タングステンに水を添加して加水分解した後に溶媒を蒸発させて得たタングステンの水和物、三酸化タングステンから選ばれるタングステン化合物(出発原料)を、上述した同様の条件で焼成して、一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子を、まず、製造する。
次に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素を含有する添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を、上述したタングステン酸化物微粒子に混合することにより所望の近赤外線吸収材料微粒子を調製することができる。
また、特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子における添加量は、近赤外線吸収力と耐湿熱特性とを具備させる観点から、上述したようにタングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Xとのモル比が0.01≦X/W≦1.0(但し、Xは添加元素、Wはタングステン)とすることが好ましい。
(b)特定元素の酸化物微粒子および/または上記特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子が添加された複合タングステン酸化物微粒子の製造方法
(b−1)特定元素の酸化物微粒子が添加された複合タングステン酸化物微粒子を製造するには、複合タングステン酸化物微粒子を得るための出発原料と、特定元素を含有する金属化合物(上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等)を用いて製造する方法が挙げられる。
(b)特定元素の酸化物微粒子および/または上記特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子が添加された複合タングステン酸化物微粒子の製造方法
(b−1)特定元素の酸化物微粒子が添加された複合タングステン酸化物微粒子を製造するには、複合タングステン酸化物微粒子を得るための出発原料と、特定元素を含有する金属化合物(上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等)を用いて製造する方法が挙げられる。
すなわち、タングステン酸(H2WO4)、タングステン酸アンモニウム、六塩化タングステン、アルコールに溶解した六塩化タングステンに水を添加して加水分解させた後に溶媒を蒸発させて得たタングステンの水和物、三酸化タングステンから選ばれるタングステン化合物(出発原料)と、元素M(H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素)の酸化物または/および水酸化物の粉体(出発原料)と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素を含有する金属化合物(上記添加元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等)とを、市販の擂潰機、ニーダー、ボールミル、サンドミル、ペイントシェーカー等で乾式混合し、得られた混合粉体を、不活性ガスと還元性ガスとの混合ガス雰囲気下で1ステップで焼成するか、1ステップ目で不活性ガスと還元性ガスとの混合ガス雰囲気下で焼成し、2ステップ目で不活性ガス雰囲気下において焼成する2段の焼成を行うことにより得ることができる。
また、上記元素Mの酸化物または/および水酸化物の粉体(出発原料)に代えて、元素Mの塩、例えば、硝酸塩、硫酸塩、塩化物、炭酸塩等を含む水溶液(出発原料)を用いても、同様に特定元素の酸化物微粒子が添加された複合タングステン酸化物微粒子を製造することができる。
すなわち、タングステン酸(H2WO4)、タングステン酸アンモニウム、六塩化タングステン、アルコールに溶解した六塩化タングステンに水を添加して加水分解させた後に溶媒を蒸発させて得たタングステンの水和物、三酸化タングステンから選ばれるタングステン化合物(出発原料)と上記元素Mの塩、例えば硝酸塩、硫酸塩、塩化物、炭酸塩等を含む水溶液(出発原料)と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素を含有する金属化合物(添加元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等)を含む水溶液とを湿式混合し、この混合液を乾燥して得られた乾燥粉体を、不活性ガスと還元性ガスとの混合ガス雰囲気下1ステップで焼成するか、1ステップめで不活性ガスと還元性ガスとの混合ガス雰囲気下で焼成し、更に2ステップ目で不活性ガス雰囲気下で焼成する2段の焼成を行うことにより得ることもできる。
尚、これ等の製造方法の熱処理(焼成)温度と時間については、特定元素の酸化物微粒子が添加された上述のタングステン酸化物微粒子を製造する条件と略同一である。
そして、上述した熱処理(焼成)により、上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等の金属化合物は酸化されて特定元素の酸化物微粒子となる。
尚、上記特定元素の酸化物微粒子における添加量は、近赤外線吸収力と耐湿熱特性とを具備させる観点から、複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Xとのモル比が0.01≦X/W≦0.5(但し、Xは添加元素、Wはタングステン)とすることが好ましい。
また、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素(但し、MxWyOzで表記される複合タングステン酸化物を構成する元素Mとは相違する元素)の一部が、上記酸化物微粒子を構成せずに複合タングステン酸化物微粒子の結晶中に固溶していてもよい。
(b−2)特定元素の酸化物微粒子が添加された複合タングステン酸化物微粒子を製造する第二の製造方法としては、MxWyOzで表記される複合タングステン酸化物微粒子と、上記特定元素を含有する金属化合物(上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等)とを用いて製造する方法が挙げられる。
(b−2)特定元素の酸化物微粒子が添加された複合タングステン酸化物微粒子を製造する第二の製造方法としては、MxWyOzで表記される複合タングステン酸化物微粒子と、上記特定元素を含有する金属化合物(上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等)とを用いて製造する方法が挙げられる。
すなわち、タングステン酸(H2WO4)、タングステン酸アンモニウム、六塩化タングステン、アルコールに溶解した六塩化タングステンに水を添加して加水分解させた後に溶媒を蒸発させて得たタングステンの水和物、三酸化タングステンから選ばれるタングステン化合物(出発原料)と、上記元素Mの酸化物または/および水酸化物の粉体(出発原料)とを上述した同様の条件で焼成し、あるいは、上記タングステン化合物(出発原料)と元素Mの塩を含む水溶液(出発原料)とを湿式混合しかつ乾燥して得られた乾燥粉体を上述した同様の条件で焼成して、一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記される複合タングステン酸化物微粒子を、まず、製造する。
次に、得られた上記複合タングステン酸化物微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素を含有する上記金属化合物を加え、得られた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理(焼成)することにより得ることができる。
尚、上記熱処理(焼成)温度、時間、ガス雰囲気等の条件は、上記(b−1)欄に記載した条件と略同一である。
そして、上述した熱処理(焼成)により、上記特定元素を含有する金属酸化物、金属塩、金属水酸化物、金属炭酸水酸化物等の金属化合物は酸化されて特定元素の酸化物微粒子となる。
尚、上記特定元素の酸化物微粒子における添加量は、近赤外線吸収力と耐湿熱特性とを具備させる観点から、複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Xとのモル比が0.01≦X/W≦0.5(但し、Xは添加元素、Wはタングステン)とすることが好ましい。
また、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素(但し、MxWyOzで表記される複合タングステン酸化物を構成する元素Mとは相違する元素)の一部が、上記酸化物微粒子を構成せずに複合タングステン酸化物微粒子の結晶中に固溶していてもよい。
(b−3)特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子が添加された複合タングステン酸化物微粒子を製造する第三の製造方法としては、MxWyOzで表記される複合タングステン酸化物微粒子と、特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を用いて製造する方法が挙げられる。
(b−3)特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子が添加された複合タングステン酸化物微粒子を製造する第三の製造方法としては、MxWyOzで表記される複合タングステン酸化物微粒子と、特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を用いて製造する方法が挙げられる。
すなわち、タングステン酸(H2WO4)、タングステン酸アンモニウム、六塩化タングステン、アルコールに溶解した六塩化タングステンに水を添加して加水分解させた後に溶媒を蒸発させて得たタングステンの水和物、三酸化タングステンから選ばれるタングステン化合物(出発原料)と、上記元素Mの酸化物または/および水酸化物の粉体(出発原料)とを上述した同様の条件で焼成し、あるいは、上記タングステン化合物(出発原料)と元素Mの塩を含む水溶液(出発原料)とを湿式混合しかつ乾燥して得られた乾燥粉体を上述した同様の条件で焼成して、一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記される複合タングステン酸化物微粒子を、まず、製造する。
次に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素を含有する添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を、上述した複合タングステン酸化物微粒子に混合することにより所望の近赤外線吸収材料微粒子を調製することができる。
また、特定元素の酸化物微粒子および/または特定元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子における添加量は、近赤外線吸収力と耐湿熱特性とを具備させる観点から、上述したように複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Xとのモル比が0.01≦X/W≦1.0(但し、Xは添加元素、Wはタングステン)とすることが好ましい。
(3)プラズマディスプレイパネル(PDP)用近赤外線吸収フィルター
上記タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成された近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有する本発明に係るPDP用近赤外線吸収フィルターにおいては、上記近赤外線吸収材料が、透明性を保持したまま近赤外線の効率よい吸収と優れた耐湿熱性を発揮する。
上記タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成された近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有する本発明に係るPDP用近赤外線吸収フィルターにおいては、上記近赤外線吸収材料が、透明性を保持したまま近赤外線の効率よい吸収と優れた耐湿熱性を発揮する。
そして、上記近赤外線吸収材料微粒子は、特に900〜2200nm付近の光を大きく吸収するため、その透過色調は青色系から緑色系となるものが多い。
上記タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子を近赤外線吸収材料として適用した場合、波長380nm〜780nmにおける可視光線領域の透過率が高く、波長780nm〜1500nmにおける近赤外線領域の透過率が低くなる。波長780nm〜1500nmにおける透過率の低下は、上記タングステン酸化物微粒子、複合タングステン酸化物微粒子の伝導電子によるプラズモン共鳴に起因した吸収が原因である。また、波長380nm〜780nmにおける可視光線領域では、1000nm付近の吸収と比較してその吸収量が少ないため視認性が良好で、ディスプレイ前面に設置しても画面表示を十分鮮明に確認することが可能となる。
また、本発明に係る近赤外線吸収材料微粒子は、タングステン酸化物微粒子、複合タングステン酸化物微粒子以外に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択される1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子が含まれているため、優れた耐湿熱特性を発揮する。その理由の詳細は不明であるが、WyOzで表記されるタングステン酸化物微粒子やMxWyOzで表記される複合タングステン酸化物微粒子に対する一種の触媒的な相互作用によるものと推察している。
そして、上記近赤外線吸収材料微粒子を用いて近赤外線吸収材料微粒子分散体を製造する場合、工業的に安価で簡便な方法として、PDP用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面に近赤外線吸収材料微粒子とバインダー成分および/または粘着剤を含有する塗布液を塗布して形成された塗布膜により上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得、PDP用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面上に上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を形成する方法、および、近赤外線吸収材料微粒子をバインダー樹脂内に分散して練り込んだ後、ボード状若しくはフィルム状に成形して近赤外線吸収材料微粒子分散体を得、PDP用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面上に上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を積層するか基材間に介在させる方法が挙げられる。
これ等の方法によりPDP用近赤外線吸収フィルターを作製するとき、近赤外線吸収材料微粒子の粒子径は800nm以下、好ましくは200nm以下、更に好ましくは100nm以下がよい。微粒子の粒子径が800nm以下であれば、ディスプレイから放射される波長380nm〜780nmの可視光線領域の光が幾何学散乱若しくはミー散乱により散乱されて曇りガラスのようになることを防止できるため、鮮明な画面表示が得られ好ましい。粒子径が200nm以下、好ましくは、100nm以下になると、上記散乱が低減し、レイリー散乱領域になる。レイリー散乱領域では、散乱光は粒子径の6乗に反比例して低減するため、散乱が低減し鮮明な画面表示が可能となる。更に100nm以下になると散乱光は非常に少なくなりより好ましい。一方、粒子径が1nm以上であれば、工業的に製造は容易である。
(4)PDP用近赤外線吸収フィルターの製造方法
(a)塗布膜により近赤外線吸収材料微粒子分散体を得、PDP用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面上に上記近赤外線吸収材料微粒子分散体が形成されたPDP用近赤外線吸収フィルターを得る方法
近赤外線吸収材料微粒子とバインダー成分および/または粘着剤を含有する塗布液中に分散される近赤外線吸収材料微粒子の分散粒子径は、上述したように800nm以下であることが好ましい。上記微粒子の分散微粒子径が800nm以下まで十分細かく、かつ、均一に分散した塗布液を適用することにより、透明性を保持したまま高い近赤外線吸収特性と優れた耐湿熱特性を有する近赤外線吸収フィルターを得ることができる。
(a)塗布膜により近赤外線吸収材料微粒子分散体を得、PDP用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面上に上記近赤外線吸収材料微粒子分散体が形成されたPDP用近赤外線吸収フィルターを得る方法
近赤外線吸収材料微粒子とバインダー成分および/または粘着剤を含有する塗布液中に分散される近赤外線吸収材料微粒子の分散粒子径は、上述したように800nm以下であることが好ましい。上記微粒子の分散微粒子径が800nm以下まで十分細かく、かつ、均一に分散した塗布液を適用することにより、透明性を保持したまま高い近赤外線吸収特性と優れた耐湿熱特性を有する近赤外線吸収フィルターを得ることができる。
ここで、上記塗布液中における近赤外線吸収材料微粒子の分散粒子径について簡単に説明する。微粒子の分散粒子径とは、溶媒中に分散している微粒子が凝集して生成した凝集粒子の径を意味するものであり、市販されている種々の粒度分布計で測定することができる。例えば、微粒子分散液(塗布液)から微粒子の単体や凝集体が存在する状態のサンプルを採取し、当該サンプルを、動的光散乱法を原理とした大塚電子(株)社製ELS−800にて測定することで求めることができる。
上記近赤外線吸収材料微粒子の分散粒子径は上述したよう800nm以下であることが好ましい。分散粒径が800nm以下であると、得られた近赤外線吸収フィルターが単調に透過率の減少した灰色系の膜や成形体(板、シート等)になってしまうことを回避でき、高い近赤外線吸収特性を示すからである。更に、微粒子分散液(塗布液)が凝集した粗大粒子を多く含んでいなければ、これ等粗大粒子が光散乱源となって曇り(ヘイズ)を発生させ、可視光透過率が減少する原因となるのを回避することができるので好ましい。
尚、近赤外線吸収材料微粒子を溶媒へ分散させる方法は均一に分散できる方法であれば特に限定されず、例えばビーズミル、ボールミル、サンドミル、ペイントシェーカー、超音波ホモジナイザー等を用いた粉砕・分散処理方法が挙げられる。これ等器材を用いた分散処理によって、微粒子の溶媒中への分散と同時に微粒子同士の衝突等による微粒子化も進行し、より微粒子化して分散させることができる(すなわち、粉砕・分散処理される)。
また、上記微粒子分散液(塗布液)はバインダー成分および/または粘着剤を含有し、バインダー成分として無機バインダーや樹脂バインダーが挙げられる。例えば、無機バインダーとして、珪素、ジルコニウム、チタン、若しくはアルミニウムの金属アルコキシドやこれ等の部分加水分解縮重合物、あるいはオルガノシラザンが挙げられ、また、樹脂バインダーとして、紫外線硬化樹脂、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、常温硬化樹脂等が利用できる。
また、上記微粒子分散液(塗布液)において、微粒子を分散させる溶媒は特に限定されず、塗布・練り込み条件、塗布・練り込み環境、更に、無機バインダーや樹脂バインダーの種類に合わせて適宜選択すればよい。当該溶媒としては、水、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、ジアセトンアルコール等のアルコール類、メチルエーテル、エチルエーテル、プロピルエーテル等のエーテル類、エステル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、シクロヘキサノン、インブチルケトン等のケトン類といった各種の有機溶媒が使用可能である。また、必要に応じて酸やアルカリを添加してpH調整してもよく、更に、微粒子分散液(塗布液)中の微粒子の分散安定性を一層向上させるため、各種界面活性剤、カップリング剤等を添加してもよい。
次に、微粒子分散液(塗布液)を、プラスチックボード、プラスチックフィルム若しくはガラス等から成るPDP用近赤外線吸収フィルター基材表面上に塗布して近赤外線吸収材料微粒子分散体を形成する場合、塗布方法は特に限定されず、例えば、スピンコート法、バーコート法、スプレーコート法、ディップコート法、スクリーン印刷法、ロールコート法、流し塗り等薄く均一に塗布できる方法であればいずれの方法でもよい。
また、上記無機バインダーとして、珪素、ジルコニウム、チタン若しくはアルミニウムの金属アルコキシドおよびその加水分解重合物を含む場合、微粒子分散液(塗布液)の塗布後の基材加熱温度を100℃以上とすることで、塗膜中に含まれるアルコキシドまたはその加水分解重合物の重合反応をほとんど完結させることができる。重合反応をほとんど完結させることで、水や有機溶媒が膜中に残留して加熱後の膜の可視光透過率の低減の原因となることを回避できることから、前記加熱温度は100℃以上が好ましく、更に好ましくは分散液中の溶媒の沸点以上である。
また、上記樹脂バインダーを使用した場合は、それぞれの樹脂バインダーの硬化方法に従って硬化させればよく、例えば、樹脂バインダーが紫外線硬化樹脂であれば紫外線を適宜照射すればよく、常温硬化樹脂であれば塗布後そのまま放置しておけばよい。
このような方法で、PDP用近赤外線吸収フィルター基材上に近赤外線吸収材料微粒子分散体が形成されたPDP用近赤外線吸収フィルターを得ることができる。該フィルターにおいて、近赤外線吸収材料微粒子分散体の膜厚を変えることで近赤外線の吸収効率を調整することが可能である。更に、上記微粒子分散液(塗布液)中へ適宜な結着剤を配合することで、上記基材への近赤外線吸収材料微粒子分散体の結着性を向上させ、フィルター表面における保護機能アップや本体への結着の機能付与を行うのも好ましい構成である。
また、PDPの前面パネル表面には、反射防止機能を付与した多層積層近赤外線吸収材微粒子分散体が形成されている場合がある。該多層積層近赤外線吸収材微粒子分散体は、屈折率差を利用した光の干渉を用いた反射防止近赤外線吸収材微粒子分散体であり、例えば、高屈折率層と低屈折率層とが交互に積層された構造を有している。ここで、本発明に係る近赤外線吸収材料微粒子は屈折率が2.3以上と高いので、適宜な結着剤等と配合して近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材微粒子分散体を形成することで、該近赤外線吸収材微粒子分散体を高屈折率層として上記反射防止膜の一部として適用可能である。
ここで、上記結着剤としては多様のものが適用可能であるが、基材の種類、フィルターへの要求特性、フィルターの構成等によって適宜選択すればよい。具体的には、上述した無機バインダーや樹脂バインダーを構成する紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、熱可塑性樹脂、常温硬化樹脂、金属アルコキシド、金属アルコキシドの加水分解重合物を使用したゾルゲル溶液、各種粘着剤等を例示することができる。特に、紫外線硬化樹脂を使用した場合は、製造工程における生産効率が高く、更に該紫外線硬化樹脂がハードコート性も兼ね備えているので、結着剤として紫外線硬化型ハードコート樹脂を使用することで、基材への耐磨耗性付与と近赤外線吸収機能を1層で両立させる近赤外線吸収材フィルターを得ることが可能となる。
そして、上述した有機化合物や金属錯体等の近赤外線吸収材料は紫外線や熱によって分解するので、紫外線硬化樹脂への分散、高温硬化させる結着剤との併用、溶解性の低いアルコールや水を溶媒として使用すること等が困難であったが、本発明においては、上述したように安定性が高い無機酸化物微粒子の粉末を適用しているため、紫外線硬化樹脂への練り込みが可能である。UV硬化は数秒間以下の照射時間で膜を硬化させることが可能であり、生産効率が非常に高い方法であることから本発明は極めて有用である。
また、フィルターの基材としてガラスを用いる場合、結着剤としてシリケート等の金属アルコキシドを用いることができる。上記タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成された近赤外線吸収材料微粒子と金属アルコキシドとの混合物を、ガラス上へ均一に塗布し、焼成することで、表面強度の強い近赤外線吸収材フィルターを得ることが可能となる。
得られた近赤外線吸収材フィルターは、機械的方法または接着法等の適宜な方法によりPDP本体の前面に設けることで、該PDPから発生する近赤外線によって周囲の電子機器が誤動作を生じる事態を回避することができる。
更に、結着剤として粘着性を有する材料を選択し、PDP本体の前面ガラスにプラスチックフィルムやボードを接着する際の接着層に対して近赤外線吸収機能を持たせることで、上記PDP本体の前面ガラスを基材とし該接着層を近赤外線吸収層とした近赤外線吸収材フィルターとすることも可能である。
また、上記結着剤の選定により、PDP本体の前面ガラス上へ、微粒子分散液(塗布液)を直接塗布し、溶媒を蒸発させた後、各種最適な硬化方法を用いることで、上記PDP本体の前面ガラスを基材とし、該基材上に近赤外線吸収材料が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体が設けられた近赤外線吸収材フィルターとすることも可能である。
上記近赤外線吸収材料微粒子分散体に、色調調整用として、染料や顔料を添加することも好ましい構成である。特に、コントラスト向上に寄与するような色調調整は、PDPの画像品質を向上させるためにも有効な方法である。そして、タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、添加元素の酸化物微粒子および/または添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成された本発明に係る近赤外線吸収材料微粒子と、ジイモニウム系化合物、アルミニウム系化合物、フタロシアニン系化合物、有機金属錯体、シアニン系化合物、アゾ化合物、ポリメチン系化合物、キノン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、トリフェニルメタン系化合物から選択された1種類以上の有機化合物と併用することも好ましい構成である。当該構成を採ることで、有機化合物や金属錯体等を単独で使用する場合よりも耐候性を向上させる効果が得られる。
(b)ボード状若しくはフィルム状に成形した成形体により近赤外線吸収材料微粒子分散体を得、PDP用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面上に上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を積層するか基材間に介在させる方法
近赤外線吸収材料微粒子が分散された微粒子分散液(塗布液)、または、近赤外線吸収材料微粒子とバインダー成分を含有する微粒子分散液(塗布液)から溶媒成分を除去して近赤外線吸収材料の粉末を得る。尚、タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を液体媒質中に分散させることにより、当初の原料段階で結合されていた微粒子同士が分離され、微細な微粒子が分散された粉末を得ることが可能となる。但し、当初の原料段階で微粒子の粒子径が微細化されている場合、この処理については省略してもよい。
(b)ボード状若しくはフィルム状に成形した成形体により近赤外線吸収材料微粒子分散体を得、PDP用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面上に上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を積層するか基材間に介在させる方法
近赤外線吸収材料微粒子が分散された微粒子分散液(塗布液)、または、近赤外線吸収材料微粒子とバインダー成分を含有する微粒子分散液(塗布液)から溶媒成分を除去して近赤外線吸収材料の粉末を得る。尚、タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を液体媒質中に分散させることにより、当初の原料段階で結合されていた微粒子同士が分離され、微細な微粒子が分散された粉末を得ることが可能となる。但し、当初の原料段階で微粒子の粒子径が微細化されている場合、この処理については省略してもよい。
タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、添加元素の酸化物微粒子および/または添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成される上記近赤外線吸収材料微粒子(粉末)は、フィルター基材を構成する樹脂中にそのまま練り込んでプラスチックボードやプラスチックフィルムを作製することが可能である。ここで、近赤外線吸収材料微粒子を樹脂に練り込むとき、一般的には樹脂の融点付近の温度(200〜300℃前後)で加熱混合するため、近赤外線吸収材料として染料等の有機化合物を用いた場合には、該有機化合物の耐熱性に制限され、練り込み作業が困難であった。しかし、本発明においては、耐熱性が高い無機酸化物微粒子を用いるため、通常の樹脂の融点である200〜300℃前後での混合も可能となる。
また、上記近赤外線吸収材料の粉末が混合された樹脂をペレット化し、この樹脂ペレットを用いてプラスチックフィルムへ成形することも可能である。例えば、透明樹脂(基材樹脂)を選択し、公知のTダイ成形法、カレンダー成形法、圧縮成形法、キャスティング法等を用いて形成することで、近赤外線吸収材料微粒子が分散された透明な樹脂フィルム(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を形成することができる。
近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体の厚みについては使用目的によるが、10μm〜3mmの範囲のフィルムやボード状のものが望ましい。このとき、基材樹脂に対する上記近赤外線吸収材料微粒子の配合量は、基材の厚や、必要とされる光学特性に応じて任意に設定可能である。
上記基材樹脂の具体的例としては、光学的特性、機械的特性の観点より、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂等を挙げることができる。これらの樹脂の中でも、非晶質のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂が好ましく、非晶質ポリオレフィン系樹脂の中では環状ポリオレフィンが、ポリエステル系樹脂の中では、ポリエチレンテレフタレートが更に好ましい。樹脂以外の基材としては、光学的特性、機械的特性の観点よりガラスが好ましい。
また、基材樹脂としてポリビニルブチラール(PVB)樹脂を選択し、該基材樹脂中へ近赤外線吸収材料微粒子を分散させたプラスチックシートまたはプラスチックフィルムを、ガラス等の透明基材で挟持することでラミネートガラス化した近赤外線吸収フィルターも、PDP用近赤外線吸収フィルターとして好ましい構成である。
以下に、本発明の実施例を比較例と共に具体的に説明する。但し、本発明は以下の実施例の内容に当然のことながら限定されるものではない。尚、各実施例ではJIS A 5759に準ずる方法で測定を行っている(但し、ガラスに貼付せず測定を行っている)。
すなわち、透過率測定は分光光度計(日立製作所製 U―4000)を使用して、波長300nm〜2600nmの範囲でかつ5nm間隔で測定している。
膜のヘイズ値は、JIS K 7105に準じ測定を行った。
平均分散粒子径は、動的光散乱法を用いた測定装置[大塚電子株式会社製 ELS−800]により測定した平均値とした。
[実施例1]
水49gに炭酸セシウム(Cs2CO3)19.5gを溶解し、これをタングステン酸(H2WO4)90.7gに添加して十分攪拌した後、乾燥した。該乾燥物を、N2ガスをキャリアーとした1.6%H2ガスを供給しながら加熱し、800℃の温度で20分焼成してCs0.33WO3微粒子、すなわち「複合タングステン酸化物微粒子」を得た。
[実施例1]
水49gに炭酸セシウム(Cs2CO3)19.5gを溶解し、これをタングステン酸(H2WO4)90.7gに添加して十分攪拌した後、乾燥した。該乾燥物を、N2ガスをキャリアーとした1.6%H2ガスを供給しながら加熱し、800℃の温度で20分焼成してCs0.33WO3微粒子、すなわち「複合タングステン酸化物微粒子」を得た。
また、炭酸水素アンモニウム(特級)86.9gを含む水溶液1100gに、硝酸亜鉛6水和物(特級)148.4gを含む水溶液946.1gを、25℃以下で攪拌しながら6分間かけて滴下して沈殿物を生成し、滴下終了後、更に10分間攪拌を継続して沈殿物の熟成を行った。このときの最終pHは、7.5であった。次に、デカンテーションにより、洗浄液の導電率が1mS/cm以下になるまで上記沈殿物の洗浄を繰り返し行った後、洗浄された沈殿物を、変性アルコール[日本アルコール販売(株)社製 商品名ソルミックスAP−2]に浸漬して湿潤処理し、かつ、105℃で乾燥して乾燥粉を得た。尚、この乾燥粉の構造をXRDにて測定した結果、ZnCO3とZn5(CO3)2(OH)6との混合相であり、Zn5(CO3)2(OH)6の(200)XRDピーク強度に対するZnCO3の(104)XRDピーク強度との比は1.5であった。
以下、この乾燥粉を乾燥粉(炭酸水酸化亜鉛とZnCO3の混在物)と表記する。
次に、上記複合タングステン酸化物微粒子50gと、上記乾燥粉(炭酸水酸化亜鉛とZnCO3の混在物)6.1gを擂潰機で10分混合後、当該混合物へ、N2ガスを供給しながら加熱し、400℃の温度で1時間焼成して、Cs0.33WO3の複合タングステン酸化物微粒子と添加元素(Zn)の酸化物微粒子(複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Znとのモル比が0.3)とで構成される近赤外線吸収材料微粒子を得た。
尚、添加元素(Zn)の一部が複合タングステン酸化物微粒子の結晶中に固溶していることが確認され、Zn0.3Cs0.33WO3の組成を有する微粒子が存在していた。
次に、上記近赤外線吸収材料微粒子8重量%、トルエン84重量%、高分子系分散剤8重量%を秤量し、0.3mmφZrO2ビーズを入れたペイントシェーカーで6時間粉砕・分散処理することによって、平均分散粒子径78nmの分散液(A液)を調製し、かつ、該分散液と紫外線硬化樹脂〔東亜合成(株)社製UV3701〕を重量比2:1で混合し、近赤外線吸収材料の塗布液とした。
そして、基材に50μm厚のPETフィルムを使用し、バーコーターを用いて上記塗布液をPETフィルム上に成膜した。これを70℃で1分間乾燥し、溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプを用いて紫外線を照射し、膜を硬化させて近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
この時の膜の可視光透過率は64.9%でディスプレイの前面発光を十分透過することが確認された。また、波長1000nmの透過率は2.9%であり、良好な近赤外線フィルターであることが確認された。更に、この時のへイズは1.1%であり、透明性が高いことも確認された。
次に耐湿熱特性を調べるために以下のような加速劣化試験を行った。
すなわち、上記塗布液を用いて、820nmの透過率が20%となるようにPETフィルム上に成膜して近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た後、該フィルムを65℃の温水に浸漬し、7日後と14日後の820nm透過率の変化率(以下、Δ820nm透過率と記す)を調べた。
その結果、7日後におけるΔ820nm透過率が4.7%、14日後におけるΔ820nm透過率が7.0%であり、添加元素(Zn)の酸化物微粒子が存在しない以下の比較例1と較べて耐湿熱性の向上が確認された。
[実施例2]
上記乾燥粉(炭酸水酸化亜鉛とZnCO3の混在物)8.4gとした以外は実施例1と同様に行って、Cs0.33WO3の複合タングステン酸化物微粒子と添加元素(Zn)の酸化物微粒子(複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Znとのモル比が0.4)とで構成される近赤外線吸収材料微粒子を得、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例1と同様の方法にて実施例2に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
[実施例2]
上記乾燥粉(炭酸水酸化亜鉛とZnCO3の混在物)8.4gとした以外は実施例1と同様に行って、Cs0.33WO3の複合タングステン酸化物微粒子と添加元素(Zn)の酸化物微粒子(複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Znとのモル比が0.4)とで構成される近赤外線吸収材料微粒子を得、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例1と同様の方法にて実施例2に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例1と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表1に記載する。
そして、表1に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例1と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例3]
水5gに、硫酸コバルト1gと炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを混合溶解し、この溶液を、タングステン酸(H2WO4)8.9gに添加して10分間混合した後、乾燥した。
[実施例3]
水5gに、硫酸コバルト1gと炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを混合溶解し、この溶液を、タングステン酸(H2WO4)8.9gに添加して10分間混合した後、乾燥した。
次に、得られた乾燥物を、N2ガスをキャリアーとした1.6%H2ガスを供給しながら加熱し、800℃の温度で20分焼成して、Co0.1含有Cs0.33WO3の組成を有する近赤外線吸収材料、すなわち、Cs0.33WO3の複合タングステン酸化物微粒子と添加元素(Co)の酸化物微粒子(複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Coとのモル比が0.1)とで構成される近赤外線吸収材料微粒子を得た。
そして、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例1と同様の方法にて実施例3に係る近赤外線吸収膜(赤外線吸収材料微粒子分散体)を得、かつ、実施例1と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表1に記載する。
そして、表1に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例1と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例4]
水5gに、硝酸ニッケル1gと炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを混合溶解し、この溶液を、タングステン酸(H2WO4)8.9gに添加して10分間混合した後、乾燥した。
[実施例4]
水5gに、硝酸ニッケル1gと炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを混合溶解し、この溶液を、タングステン酸(H2WO4)8.9gに添加して10分間混合した後、乾燥した。
次に、得られた乾燥物を、N2ガスをキャリアーとした1.6%H2ガスを供給しながら加熱し、800℃の温度で20分焼成して、Ni0.1含有Cs0.33WO3の組成を有する近赤外線吸収材料、すなわち、Cs0.33WO3の複合タングステン酸化物微粒子と添加元素(Ni)の酸化物微粒子(複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Niとのモル比が0.1)とで構成される近赤外線吸収材料微粒子を得た。
そして、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例1と同様の方法にて実施例4に係る近赤外線吸収膜(赤外線吸収材料微粒子分散体)を得、かつ、実施例1と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表1に記載する。
そして、表1に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例1と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例5]
水5gに、塩化アルミニウム0.9gと炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを混合溶解し、この溶液を、タングステン酸(H2WO4)9.0gに添加して10分間混合した後、乾燥した。
[実施例5]
水5gに、塩化アルミニウム0.9gと炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを混合溶解し、この溶液を、タングステン酸(H2WO4)9.0gに添加して10分間混合した後、乾燥した。
次に、得られた乾燥物を、N2ガスをキャリアーとした1.6%H2ガスを供給しながら加熱し、800℃の温度で20分焼成して、Al0.1含有Cs0.33WO3の組成を有する近赤外線吸収材料、すなわち、Cs0.33WO3の複合タングステン酸化物微粒子と添加元素(Al)の酸化物微粒子(複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Alとのモル比が0.1)とで構成される近赤外線吸収材料微粒子を得た。
そして、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例1と同様の方法にて実施例5に係る近赤外線吸収膜(赤外線吸収材料微粒子分散体)を得、かつ、実施例1と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表1に記載する。
そして、表1に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例1と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例6]
水5gに炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを溶解し、この溶液をタングステン酸(H2WO4)8.8gと酸化ゲルマニウム0.37gに添加して混合した後、105℃で10時間乾燥した。
[実施例6]
水5gに炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを溶解し、この溶液をタングステン酸(H2WO4)8.8gと酸化ゲルマニウム0.37gに添加して混合した後、105℃で10時間乾燥した。
次に、得られた乾燥物を、N2ガスをキャリアーとした1.6%H2ガスを供給しながら加熱し、800℃の温度で20分焼成して、Ge0.1含有Cs0.33WO3の組成を有する近赤外線吸収材料、すなわち、Cs0.33WO3の複合タングステン酸化物微粒子と添加元素(Ge)の酸化物微粒子(複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Geとのモル比が0.1)とで構成される近赤外線吸収材料微粒子を得た。
そして、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例1と同様の方法にて実施例6に係る近赤外線吸収膜(赤外線吸収材料微粒子分散体)を得、かつ、実施例1と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表1に記載する。
そして、表1に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例1と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例7]
実施例1で得られた分散液(A液)を、50℃の条件で真空乾燥機により溶剤成分を除去して近赤外線吸収材料の粉末とした。
[実施例7]
実施例1で得られた分散液(A液)を、50℃の条件で真空乾燥機により溶剤成分を除去して近赤外線吸収材料の粉末とした。
次に、この粉末を0.1kgとPET樹脂10kgとをVブレンダーにて乾式混合後、樹脂の溶融温度付近である300℃で十分に密閉混合を行い、この混合物を300℃にて押し出して、膜厚約50μmのフィルムに成形し近赤外線吸収フィルム(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
得られた近赤外線吸収フィルム(近赤外線吸収材料微粒子分散体)の可視光透過率は70%、波長1000nmの透過率は3.0%、ヘイズ値は1.2%であった。
また、加速劣化試験の結果、7日後におけるΔ820nm透過率が5.6%、14日後におけるΔ820nm透過率が8.3%であり、添加元素(Zn)の酸化物微粒子が存在しない以下の比較例1と較べて耐湿熱性の向上が確認された。
[実施例8]
水5gに炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを溶解し、この溶液をタングステン酸(H2WO4)8.8gと塩化ガリウム0.62gに添加して混合した後、105℃で10時間乾燥した。
[実施例8]
水5gに炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを溶解し、この溶液をタングステン酸(H2WO4)8.8gと塩化ガリウム0.62gに添加して混合した後、105℃で10時間乾燥した。
次に、得られた乾燥物を、N2ガスをキャリアーとした1.6%H2ガスを供給しながら加熱し、800℃の温度で20分焼成して、Ga0.1含有Cs0.33WO3の組成を有する近赤外線吸収材料、すなわち、Cs0.33WO3の複合タングステン酸化物微粒子と添加元素(Ga)の酸化物微粒子(複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Gaとのモル比が0.1)とで構成される近赤外線吸収材料微粒子を得た。
そして、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例1と同様の方法にて実施例8に係る近赤外線吸収膜(赤外線吸収材料微粒子分散体)を得、かつ、実施例1と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表1に記載する。
そして、表1に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例1と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例9]
水5gに炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを溶解し、この溶液をタングステン酸(H2WO4)9.0gと塩化マグネシウム0.34gに添加して混合した後、105℃で10時間乾燥した。
[実施例9]
水5gに炭酸セシウム(Cs2CO3)1.9gを溶解し、この溶液をタングステン酸(H2WO4)9.0gと塩化マグネシウム0.34gに添加して混合した後、105℃で10時間乾燥した。
次に、得られた乾燥物を、N2ガスをキャリアーとした1.6%H2ガスを供給しながら加熱し、800℃の温度で20分焼成して、Mg0.1含有Cs0.33WO3の組成を有する近赤外線吸収材料、すなわち、Cs0.33WO3の複合タングステン酸化物微粒子と添加元素(Mg)の酸化物微粒子(複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Mgとのモル比が0.1)とで構成される近赤外線吸収材料微粒子を得た。
そして、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例1と同様の方法にて実施例9に係る近赤外線吸収膜(赤外線吸収材料微粒子分散体)を得、かつ、実施例1と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表1に記載する。
そして、表1に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例1と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[比較例1]
実施例1において、乾燥粉(炭酸水酸化亜鉛とZnCO3の混在物)を用いなかった以外は実施例1と同様にして、添加元素(Zn)の酸化物微粒子が存在しない複合タングステン酸化物微粒子で構成された近赤外線吸収材料微粒子を得た。
[比較例1]
実施例1において、乾燥粉(炭酸水酸化亜鉛とZnCO3の混在物)を用いなかった以外は実施例1と同様にして、添加元素(Zn)の酸化物微粒子が存在しない複合タングステン酸化物微粒子で構成された近赤外線吸収材料微粒子を得た。
そして、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例1と同様の方法にて比較例1に係る近赤外線吸収フィルム(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得、かつ、実施例1と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表1に記載する。
得られた近赤外線吸収フィルム(近赤外線吸収材料微粒子分散体)の可視光透過率は64.6%、波長1000nmの透過率は2.7%、ヘイズ値は1.1%であり、各実施例と差異はなかった。
しかし、加速劣化試験の結果、7日後におけるΔ820nm透過率が8.9%、14日後におけるΔ820nm透過率が13.5%であり、実施例1〜9と比較して耐湿熱性に劣ることが確認された。
[実施例10]
実施例1で得られた近赤外線吸収材料微粒子20.0重量%(Cs0.33WO3換算)、高分子系分散剤13.5重量%、メチルイソブチルケトン66.5重量%を秤量し、かつ、0.3mmφZrO2ビーズを入れたペイントシェーカーで7時間粉砕・分散処理することによって分散液(B液)を調製すると共に、該分散液(B液)とカルボキシル基系粘着剤とメチルエチルケトンと硬化剤を、それぞれ重量比で、該分散液:カルボキシル基系粘着剤:メチルエチルケトン:硬化剤=0.34:3.0:3.0:0.008の割合となるように混合して近赤外線吸収材料の塗布液とした。
[実施例10]
実施例1で得られた近赤外線吸収材料微粒子20.0重量%(Cs0.33WO3換算)、高分子系分散剤13.5重量%、メチルイソブチルケトン66.5重量%を秤量し、かつ、0.3mmφZrO2ビーズを入れたペイントシェーカーで7時間粉砕・分散処理することによって分散液(B液)を調製すると共に、該分散液(B液)とカルボキシル基系粘着剤とメチルエチルケトンと硬化剤を、それぞれ重量比で、該分散液:カルボキシル基系粘着剤:メチルエチルケトン:硬化剤=0.34:3.0:3.0:0.008の割合となるように混合して近赤外線吸収材料の塗布液とした。
そして、基材に50μm厚のPETフィルムを使用し、200μmアプリケーターを用いて上記塗布液をPETフィルム上に成膜した後、当該成膜面を3mmフロートガラス面に貼り付け、これを80℃で2分間乾燥し、膜を硬化させて近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
この時の膜の可視光透過率は65.5%でディスプレイの前面発光を十分透過することが確認された。また、波長1000nmの透過率は3.0%であり、良好な近赤外線フィルターであることが確認された。更に、この時のへイズは1.0%であり、透明性が高いことも確認された。
次に、耐湿熱特性を調べるために以下のような加速劣化試験を行った。
すなわち、上記塗布液を用いて、820nmの透過率が20%となるようにPETフィルム上に成膜して近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た後、該フィルムを80℃で95%RHの雰囲気下に暴露し、3日後の820nm透過率の変化率(以下、Δ820nm透過率と記す)を調べた。
その結果、3日後におけるΔ820nm透過率が5.0%であり、添加元素(Zn)の酸化物微粒子が存在しない以下の比較例2と較べて耐湿熱性の向上が確認された。
[実施例11]
実施例1と同様にして得られた複合タングステン酸化物微粒子50gと、炭酸水酸化亜鉛[関東化学(株)社製]5.9gを、擂潰機で10分混合した以外は実施例1と同様に行って、Cs0.33WO3の複合タングステン酸化物微粒子と添加元素(Zn)の酸化物微粒子(複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Znとのモル比が0.3)とで構成される近赤外線吸収材料微粒子を得、かつ、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例10と同様の方法により実施例11に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
[実施例11]
実施例1と同様にして得られた複合タングステン酸化物微粒子50gと、炭酸水酸化亜鉛[関東化学(株)社製]5.9gを、擂潰機で10分混合した以外は実施例1と同様に行って、Cs0.33WO3の複合タングステン酸化物微粒子と添加元素(Zn)の酸化物微粒子(複合タングステン酸化物微粒子のタングステンWと添加元素Znとのモル比が0.3)とで構成される近赤外線吸収材料微粒子を得、かつ、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例10と同様の方法により実施例11に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表2に記載する。
そして、表2に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例2と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例12]
実施例11において、炭酸水酸化亜鉛[関東化学(株)社製]に代えて水酸化亜鉛[添川化学(株)社製]を用いた以外は実施例10と同様の方法により実施例12に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
[実施例12]
実施例11において、炭酸水酸化亜鉛[関東化学(株)社製]に代えて水酸化亜鉛[添川化学(株)社製]を用いた以外は実施例10と同様の方法により実施例12に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表2に記載する。
そして、表2に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例2と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例13]
実施例1と同様にして得られた乾燥粉(炭酸水酸化亜鉛とZnCO3の混在物)を大気雰囲気下、400℃で1時間焼成し、ZnO微粒子を得た。
[実施例13]
実施例1と同様にして得られた乾燥粉(炭酸水酸化亜鉛とZnCO3の混在物)を大気雰囲気下、400℃で1時間焼成し、ZnO微粒子を得た。
当該ZnO微粒子4.29gと実施例1と同様にして得られた複合タングステン酸化物微粒子50gを擂潰機で10分混合し、この混合粉を近赤外線吸収材料微粒子として用いた以外は実施例10と同様の方法により実施例13に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表2に記載する。
そして、表2に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例2と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例14]
実施例1と同様にして得られた複合タングステン酸化物微粒子50gと、炭酸水酸化亜鉛(関東化学(株)社製)5.9gを擂潰機で10分混合し、この混合粉を近赤外線吸収材料微粒子として用いた以外は実施例10と同様の方法により実施例14に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
[実施例14]
実施例1と同様にして得られた複合タングステン酸化物微粒子50gと、炭酸水酸化亜鉛(関東化学(株)社製)5.9gを擂潰機で10分混合し、この混合粉を近赤外線吸収材料微粒子として用いた以外は実施例10と同様の方法により実施例14に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表2に記載する。
そして、表2に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例2と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例15]
実施例1において、炭酸水酸化亜鉛に代えて塩化マンガン4水和物10.77gを用いた以外は実施例1と同様の方法により実施例15に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
[実施例15]
実施例1において、炭酸水酸化亜鉛に代えて塩化マンガン4水和物10.77gを用いた以外は実施例1と同様の方法により実施例15に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表2に記載する。
そして、表2に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例2と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例16]
実施例1において、炭酸水酸化亜鉛に代えて硫酸ジルコニウム4水和物19.33gを用いた以外は実施例1と同様の方法により実施例16に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
[実施例16]
実施例1において、炭酸水酸化亜鉛に代えて硫酸ジルコニウム4水和物19.33gを用いた以外は実施例1と同様の方法により実施例16に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表2に記載する。
そして、表2に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例2と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例17]
実施例1において、炭酸水酸化亜鉛に代えてコロイダルシリカ[日産化学(株)社製スノーテックス]16.35gを用いた以外は実施例1と同様の方法にて実施例17に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
[実施例17]
実施例1において、炭酸水酸化亜鉛に代えてコロイダルシリカ[日産化学(株)社製スノーテックス]16.35gを用いた以外は実施例1と同様の方法にて実施例17に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表2に記載する。
そして、表2に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例2と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例18]
実施例1において、炭酸水酸化亜鉛に代えて酸化タンタルTa2O50.82gを用いた以外は実施例1と同様の方法により実施例18に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
[実施例18]
実施例1において、炭酸水酸化亜鉛に代えて酸化タンタルTa2O50.82gを用いた以外は実施例1と同様の方法により実施例18に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表2に記載する。
そして、表2に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例2と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例19]
実施例1と同様にして得られた複合タングステン酸化物微粒子50gと酸化ニオブ(NbO2)6.79gを擂潰機で10分混合し、この混合粉を近赤外線吸収材料微粒子として用いた以外は実施例10と同様の方法により実施例19に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
[実施例19]
実施例1と同様にして得られた複合タングステン酸化物微粒子50gと酸化ニオブ(NbO2)6.79gを擂潰機で10分混合し、この混合粉を近赤外線吸収材料微粒子として用いた以外は実施例10と同様の方法により実施例19に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表2に記載する。
そして、表2に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例2と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例20]
実施例1と同様にして得られた複合タングステン酸化物微粒子50gと酸化コバルト(CoO)2.72gを擂潰機で10分混合し、この混合粉を近赤外線吸収材料微粒子として用いた以外は実施例10と同様の方法により実施例20に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
[実施例20]
実施例1と同様にして得られた複合タングステン酸化物微粒子50gと酸化コバルト(CoO)2.72gを擂潰機で10分混合し、この混合粉を近赤外線吸収材料微粒子として用いた以外は実施例10と同様の方法により実施例20に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表2に記載する。
そして、表2に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例2と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[実施例21]
実施例1と同様にして得られた複合タングステン酸化物微粒子50gと酸化チタン4.35gを擂潰機で10分混合し、この混合粉を近赤外線吸収材料微粒子として用いた以外は実施例10と同様の方法により実施例21に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
[実施例21]
実施例1と同様にして得られた複合タングステン酸化物微粒子50gと酸化チタン4.35gを擂潰機で10分混合し、この混合粉を近赤外線吸収材料微粒子として用いた以外は実施例10と同様の方法により実施例21に係る近赤外線吸収膜(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得た。
そして、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表1に記載する。
そして、表1に示された数値から分かるように良好な近赤外線フィルターであることが確認され、かつ、比較例2と較べて耐湿熱性の向上も確認された。
[比較例2]
実施例1において、乾燥粉(炭酸水酸化亜鉛とZnCO3の混在物)を用いなかった以外は実施例1と同様にして、添加元素(Zn)の酸化物微粒子が存在しない複合タングステン酸化物微粒子で構成された近赤外線吸収材料微粒子を得た。
[比較例2]
実施例1において、乾燥粉(炭酸水酸化亜鉛とZnCO3の混在物)を用いなかった以外は実施例1と同様にして、添加元素(Zn)の酸化物微粒子が存在しない複合タングステン酸化物微粒子で構成された近赤外線吸収材料微粒子を得た。
そして、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて実施例10と同様の方法により比較例2に係る近赤外線吸収フィルム(近赤外線吸収材料微粒子分散体)を得、かつ、実施例10と同様に、近赤外線吸収膜の可視光透過率、波長1000nmの透過率およびヘイズを測定すると共に、上記加速劣化試験も行った。
この結果を表1に記載する。
得られた近赤外線吸収フィルム(近赤外線吸収材料微粒子分散体)の可視光透過率は63.6%、波長1000nmの透過率は2.7%、ヘイズ値は1.1%であり、各実施例と差異はなかった。
しかし、加速劣化試験の結果、3日後におけるΔ820nm透過率が8.5%であり、実施例10〜21と比較して耐湿熱性に劣ることが確認された。
本発明に係るプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターによれば、高い可視光透過率と近赤外線吸収性を維持したまま湿熱に対しても優れた耐性を発揮するため、プラズマディスプレイパネルに組み込んで適用される産業上の利用可能性を有している。
11 前面ガラス基板(フロントカバープレート)
12 表示電極
13 誘電体ガラス層
14 酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層
15 背面ガラス基板(バックプレート)
16 アドレス電極
17 隔壁
18 蛍光体層
19 放電ガスを封入する放電空間
12 表示電極
13 誘電体ガラス層
14 酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層
15 背面ガラス基板(バックプレート)
16 アドレス電極
17 隔壁
18 蛍光体層
19 放電ガスを封入する放電空間
Claims (13)
- 近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターにおいて、
上記近赤外線吸収材料微粒子が、一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子と、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子とで構成されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルター。 - タングステン酸化物微粒子および複合タングステン酸化物微粒子から選ばれた上記微粒子の結晶中に上記添加元素(但し、MxWyOzで表記される複合タングステン酸化物を構成する元素Mとは相違する元素)の一部が固溶していることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルター。
- 上記近赤外線吸収材料微粒子分散体が、ジイモニウム系化合物、アミニウム系化合物、フタロシアニン系化合物、有機金属錯体、シアニン系化合物、アゾ化合物、ポリメチン系化合物、キノン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、トリフェニルメタン系化合物から選択された1種以上の有機化合物を含有していることを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルター。
- プラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面に上記近赤外線吸収材料微粒子とバインダー成分および/または粘着剤を含有する塗布液を塗布して形成された塗布膜により上記近赤外線吸収材料微粒子分散体が構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルター。
- 上記バインダー成分が、紫外線硬化樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、常温硬化樹脂、金属アルコキシド、金属アルコキシドの加水分解重合物から選択されることを特徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルター。
- 上記近赤外線吸収材料微粒子をバインダー樹脂内に分散して練り込んだ後、ボード状若しくはフィルム状に成形して得られた成形体により上記近赤外線吸収材料微粒子分散体が構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルター。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターが設けられていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
- 近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法において、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子の出発原料に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加えた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を製造し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とするプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法。 - 近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法において、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素を含有する金属化合物を加えた混合物を、不活性ガス雰囲気および/または還元性ガス雰囲気下で熱処理して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を製造し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とするプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法。 - 近赤外線吸収材料微粒子が分散された近赤外線吸収材料微粒子分散体を有するプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法において、
一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.0<z/y<3.0)で表記されるタングステン酸化物微粒子および一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iの内から選択される1種以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0<z/y≦3.0)で表記されかつ六方晶、正方晶、立方晶、単斜晶のいずれかの結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子から選ばれる1種以上の微粒子に、Zn、Co、Ni、Al、Nb、Ga、Ge、Ta、Mn、Zr、Si、Ti、Mgの内から選択された1種以上の添加元素の酸化物微粒子および/または上記添加元素を含有する水酸化物若しくは炭酸水酸化物から成る金属化合物微粒子を混合して請求項1または2に記載の近赤外線吸収材料微粒子を調製し、この近赤外線吸収材料微粒子を用いて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とするプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法。 - 請求項8〜10のいずれかに記載の方法により製造若しくは調製された近赤外線吸収材料微粒子に、ジイモニウム系化合物、アミニウム系化合物、フタロシアニン系化合物、有機金属錯体、シアニン系化合物、アゾ化合物、ポリメチン系化合物、キノン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、トリフェニルメタン系化合物から選択された1種以上の有機化合物を加えて上記近赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法。
- 請求項8〜10のいずれかに記載の方法により製造若しくは調製された近赤外線吸収材料微粒子またはこの近赤外線吸収材料微粒子と請求項11に記載の有機化合物を液体媒体中に少なくとも分散させた塗布液を、プラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターを構成する基材表面に塗布して近赤外線吸収材料微粒子分散体を形成することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法。
- 請求項8〜10のいずれかに記載の方法により製造若しくは調製された近赤外線吸収材料微粒子またはこの近赤外線吸収材料微粒子と請求項11に記載の有機化合物をバインダー樹脂内に分散させて練り込んだ後、ボード状若しくはフィルム状に成形して近赤外線吸収材料微粒子分散体を形成することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル用近赤外線吸収フィルターの製造方法。
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