JP2009257844A - 混合液体マトリックスを用いたmaldi質量分析法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ペプチドと糖ペプチド又は糖とを含む試料と、3-aminoquinolineイオンとα-cyano-4-hydroxycinnamic acidイオンを含むイオン性液体3AQ/CHCA、及びtetramethylguanidineイオンとp-cumaric acidイオンとを含むイオン性液体TMG/CAと、有機溶媒及び水と、を含む混合液滴を調製する工程と;混合液滴から溶媒を除去してスポットを得る工程と;スポットの特定箇所から糖又は糖のイオンを得て、且つ、スポットの前記特定箇所と異なる箇所からペプチドのイオンを得る工程と;を含むMALDI質量分析法。
【選択図】図3
Description
また本発明の目的は、レーザーを照射すべきスポット1個からペプチドと糖鎖又は糖ペプチドとの両方を高感度に検出することにある。
さらに本発明の目的は、MS測定の段階において、特定の分子種のイオン化を選択的に行い、それによってMSn測定における構造解析を容易にすることにある。
<1>
(1)ペプチド及び糖ペプチド、又は、ペプチド及び糖を含む解析すべき試料と、
3−アミノキノリンイオンとα−シアノ−4−ヒドロキシケイ皮酸イオンを含むイオン性液体3AQ/CHCA、及び1,1,3,3−テトラメチルグアニジンイオンとp−クマル酸イオンとを含むイオン性液体TMG/CAと、
有機溶媒及び水を含む溶媒と、
を含む混合液滴をターゲットプレート上に調製する混合液滴調製工程と;
(2)前記混合液滴から前記溶媒を除去することによって、前記解析すべき試料と、3AQ/CHCAと、TMG/CAとを含むスポットを前記ターゲットプレート上に得るスポット形成工程と;
(3)前記スポットの特定の箇所にレーザー光を照射し、前記糖ペプチドのイオン又は糖のイオンを得ること、及び
前記スポットの前記特定の箇所と異なる箇所にレーザー光を照射し、前記ペプチドのイオンを得ること、
を含む質量分析工程と;
を含む、混合液体マトリックスを用いたMALDI質量分析法。
前記工程(1)において、前記有機溶媒は、メタノール、エタノール、アセトニトリル、酢酸エチル、及びクロロホルムからなる群から選ばれる、<1>に記載のMALDI質量分析法。
前記工程(1)において、前記溶媒中、水は10〜90体積%の割合で用いられる、<1>又は<2>に記載のMALDI質量分析法。
前記解析すべき試料は、糖タンパク質を、ペプチド鎖の断片化処理及び/又は糖鎖の切り出し処理に供することによって得られたものである、<1>〜<3>のいずれかに記載のMALDI質量分析法。
このようなサプレッション効果によるイオン化阻害の回避により、混合物中の分子種のそれぞれ検出感度を上げることが可能であり、従って、レーザーを照射すべきスポット1個からペプチドと糖鎖又は糖ペプチドとの両方を高感度に検出することが可能になる。
さらに、混合物中の分子種の分離検出(すなわち混合物中の分子種をそれぞれ独立して検出すること)を高感度に行うことが可能であることから、MS測定の段階において、特定の分子種(すなわちペプチド、糖、又は糖ペプチド)の選択的なイオン化が可能になり、且つMSn測定による構造解析を容易にすることが可能になる。
混合液滴には、構造解析すべき分子を含む試料と、液体マトリックスと、有機溶媒及び水とが含まれる。
[1−1.構造解析すべき分子を含む試料]
本発明において構造解析すべき分子は、糖、糖ペプチド、ペプチドであり、試料は、これらの分子が混合されたものである。すなわち、本発明における解析すべき試料は、ペプチド及び糖ペプチドを含む混合物、又は、ペプチド及び糖を含む混合物である。
ここで、糖には、単糖、糖鎖、及びそのラベル化体が含まれる。糖のラベル化体としては、いかなる修飾を受けた糖であっても良いが、例えば、ピリジルアミノ化糖などが挙げられる。
本発明は、マトリックスとしてのイオン性液体を用いる。イオン性液体は、室温で液体の状態で存在し、その実態は塩である物質をいう。具体的には、アミンのイオンと酸性基含有物質のイオンとからなるものが挙げられる。
これらのイオン性液体のうち、3AQ/CHCAは、ペプチドを特異的にイオン化することができ、TMG/CAは、糖や糖ペプチドを特異的にイオン化することができる。
例えば、もっとも簡便な調製法の一つとしては、イオン性液体を構成するアミンイオンの由来元となるアミン類と、酸性基含有物質イオンの由来元となる酸物質とを混合して反応させる方法が挙げられる。
一方、反応に用いた溶媒を、後述の溶媒としても用いる場合は、当該溶媒を除去せず、イオン性液体の溶液として得ても良い。
混合液滴中には、溶媒として、有機溶媒及び水を含む。後述の本発明の質量分析用スポット(すなわち、試料中のペプチドを特異的にイオン化することができるエリアと、試料中の糖ペプチド又は糖を特異的にイオン化することができるエリアとを有するスポット)を生じるための溶媒は、試料の種類、溶媒の沸点、疎水性、粘性、その他の要因により異なりうる。従って有機溶媒は、特に限定されるものではない。
本発明において、有機溶媒は、1種又は複数種を組み合わせて用いることができる。
混合液滴をターゲットプレート上に形成する具体的方法としては特に限定されない。
すなわち、それぞれの液体マトリックス、それぞれの解析すべき分子、及びそれぞれの溶媒を任意の順番で(溶媒が乾燥しない間に)滴下しても良いし、予め適宜混合したのち、混合液を滴下しても良い。
ターゲットプレート上に形成される混合液滴1個に含まれる液体マトリックスの量(すなわちターゲットプレート上に形成される後述の質量分析用スポット1個あたりの液体マトリックスの量)としては、特に限定されるものではない。例えば、混合液滴1個あたりのイオン性液体の合計量を、1nmol〜10μmol、さらに好ましくは10nmol〜1μmolとすることができる。また、これらの量における2種の液体マトリックスの組み合わせ比率も、特に限定されるものではない。
ターゲットプレート上に形成される混合液滴1個に含まれる構造解析すべき分子の合計量としては、特に限定されるものではない。例えば、液体マトリックス合計量200nmolに対し、構造解析すべき分子の合計量は、10pmol〜数fmolの広い範囲で許容される。
混合液中の水と有機溶媒との比率は、特に限定されるものではない。例えば、全溶媒に対する水の量を10〜90体積%、好ましくは30〜80体積%、更に好ましくは33〜75体積%とすることができる。
また、有機溶媒を複数種組み合わせて用いる場合も、その組み合わせ比率は任意である。
1個の質量分析用スポットを形成する混合液滴の体積としては、特に限定されず、当業者が適宜決定することができる。
ターゲットプレート上にウェルが設けられている場合、混合液滴は、ウェル内に形成することができる。この場合、混合液滴は、当該ウェル内に収まる程度の体積をもって形成される。具体的には、10nL〜10μl程度、例えば0.5μl程度の液滴を形成することができる。
ターゲットプレートとしては、特に限定されない。通常MALDI質量分析に使用されるステンレス鋼ターゲットプレートなどや、化学的或いは物理的に表面処理がなされたターゲットプレートなど、さまざまなものを使用することができる。表面処理がなされたものとしては、ターゲットプレート表面の表面粗さを所望の程度にする処理がなされたものが挙げられる。そのような表面処理としては、例えば、研磨処理や鏡面仕上げ処理が挙げられる。
[2−1.質量分析用スポットの形成]
質量分析用スポットは、混合液滴から溶媒が除去されることによって得られる。溶媒の除去の方法としては、いかなる方法も許容され、操作性の観点からは自然蒸発を行うことが好ましい。溶媒の除去により、試料中のペプチドを特異的にイオン化することができるエリアと、試料中の糖ペプチド又は糖を特異的にイオン化することができるエリアとを有する質量分析用スポットを生じる。
本発明の質量分析用スポットは、上記のように、おそらくペプチドを特異的にイオン化する3AQ/CHCAと、糖ペプチド又は糖を特異的にイオン化するTMG/CAとがそれぞれ局在しているために、試料中のペプチドを特異的にイオン化することができるエリアと、試料中の糖ペプチド又は糖を特異的にイオン化することができるエリアとを有する。それぞれのエリアの生じる場所は、ある程度決まった傾向が見られる。
質量分析用スポットのこの態様は、室温下及び真空下でも維持される。
質量分析工程においては、上記のようにして得られた質量分析用スポットにレーザーを照射し、このレーザー照射位置によって、異なるイオンを検出する。
本発明では、スポット上の特定のエリア(例えばスポットの中心部により近いエリア)においては、糖ペプチド又は糖によるイオン化抑制効果を低減させることができ、その結果、ペプチドを効率的にイオン化することができる。その一方、スポット上の前記特定のエリアと異なるエリア(例えばスポットの周辺により近いエリア)においては、ペプチドによるイオン化抑制効果を低減させることができ、その結果、糖ペプチド又は糖を効率的にイオン化することができる。
従って、本発明の方法は、サプレッション効果による特定の分子種のイオン化阻害を防ぐことを可能にする。
従って、本発明の方法は、レーザーを照射すべきスポット1個からペプチドと糖鎖又は糖ペプチドとの両方を高感度に検出することを可能にする。
レーザーを照射すべきスポットは、上記2−2で述べたような態様を有する。以下において、質量分析スポットの好ましい態様、すなわち、試料中のペプチドを特異的にイオン化することができるエリアが、スポットの中心部により近いエリアに位置し、試料中の糖ペプチド又は糖を特異的にイオン化することができるエリアが、スポットの周辺により近いエリアに位置する態様を有する場合を想定して説明する。
以下においても、質量分析スポットの好ましい態様、すなわち、試料中のペプチドを特異的にイオン化することができるエリアが、スポットの中心部により近いエリアに位置し、試料中の糖ペプチド又は糖を特異的にイオン化することができるエリアが、スポットの周辺により近いエリアに位置する態様を有する場合を想定して説明する。
試料がペプチドと糖とを含む場合、当該試料は糖タンパク質の糖鎖切り出し処理物などである場合があり、そのような場合、通常、糖タンパク質の構造解析を行うことを目的とする。スポットの中心部により近いエリアからペプチドのイオンを検出することによって、糖タンパク質のタンパク質部分の一次構造の特定を行うための情報を得ることができ、一方、スポットの周辺により近いエリアから糖のイオンを検出することによって、糖タンパク質の糖鎖部分の一次構造の特定を行うための情報を得ることができる。
なお、糖ペプチドは、糖−アミノ酸結合が維持された糖ペプチドイオンとして得られる。すなわち、本発明で用いる液体マトリックスTMG/CAにより、糖ペプチドから、糖鎖とペプチドとの間の結合の開裂が起こることなくイオンを生じさせることができる。
糖ペプチドイオンの検出は、糖タンパク質の構造解析を行うために必要な情報の1つである、糖鎖結合部位の特定を行うための情報を得るという点で重要である。また、糖タンパク質の構造解析を行うために必要なそれ以外の情報である、タンパク質部分の一次構造の特定を行うための情報、及び糖鎖部分の一次構造の特定を行うための情報も、当該糖ペプチドイオンから得ることができる。
1)混合液体マトリックス3AQ/CHCA+TMG/CA溶液の調製
3AQ/CHCAは、Rapid Commun. Mass Spectrom. 1996, 10, 923-926に記載のKumarらの手法により合成した。具体的には、35mgの3−アミノキノリン(3AQ)に、α−シアノ−4−ヒドロキシケイ皮酸(CHCA)の飽和メタノール溶液を150μl添加して混合し、3AQ/CHCAのメタノール溶液として調製した。さらに、得られた3AQ/CHCAのメタノール溶液を50%(v/v)有機溶媒水溶液で10倍(体積基準)稀釈することにより、3AQ/CHCAのメタノール−有機溶媒−水溶液を調製した。
1−A.アセトニトリル
1−B.酢酸エチル
1−C.メタノール
1−D.エタノール
1−E.n−プロパノール
1−F.n−ブタノール
1−G.n−ペンタノール
1−H.n−ヘキサノール
1−I.n−ヘプタノール
1−J.n−オクタノール
モデル糖タンパク質RibonucleaseB (RNaseB)をリジルエンドペプチダーゼ(Lys C)で消化することにより、糖タンパク質消化物の水溶液(1pmol/μl)を得た。
上記1)で得られた混合液体マトリックスの溶液と、上記2)で得られた糖タンパク質消化物の溶液とを、1:1(v/v)の割合で混合し、最終的に、糖タンパク質消化物と混合マトリックスとを、メタノール−有機溶媒−水混合溶媒中に含むサンプル溶液を調製した。このサンプル溶液1μlをサンプルターゲット(Axima-QITミラープレート、島津製作所製)上に滴下した。蒸発により液滴の溶媒を除去した後、MALDI-QIT-TOF質量分析装置(島津製作所製)のポジティブモードで測定を行った。
以上の図2〜12に示す結果より、実験例1の条件下においては、有機溶媒としてアセトニトリルを用いた場合(1−A)、酢酸エチルを用いた場合(1−B)、メタノールを用いた場合(1−C)、及びエタノールを用いた場合(1−D)に、糖ペプチドが優先的にイオン化されるエリア(具体的には、スポットの周辺により近いエリア)と質量分析用スポットの周辺により近いエリアに糖ペプチドを優位に検出することができるエリア、それ以外のエリアにペプチドを優位に検出することができるエリアを生じさせることができた。これにより、糖ペプチドとペプチドとを1つのスポット上で分離検出できたことが示された。
実験例1の1)において、3AQ/CHCAのメタノール溶液を50%(v/v)有機溶媒水溶液で10倍(体積基準)稀釈する代わりに、有機溶媒で10倍(体積基準)稀釈し、且つ、TMG/CAを、9mg/0.1mlの濃度となるようにメタノールに溶かしたものをさらにメタノールで10倍(体積基準)稀釈する代わりに、水で10倍(体積基準)稀釈したことを除いては、実験例1と同様の操作を行った。
2−A.アセトニトリル
2−B.酢酸エチル
2−C.メタノール
2−D.エタノール
2−E.n−プロパノール
2−F.n−ブタノール
2−G.n−ペンタノール
2−H.n−ヘキサノール
2−I.n−ヘプタノール
2−J.n−オクタノール
以上の図13〜22に示す結果より、実験例2の条件下においては、有機溶媒としてアセトニトリルを用いた場合(2−A)、酢酸エチルを用いた場合(2−B)、メタノールを用いた場合(2−C)、及びエタノールを用いた場合(2−D)に、質量分析用スポットの周辺により近いエリアに糖ペプチドを優位に検出することができるエリア、それ以外のエリアにペプチドを優位に検出することができるエリアを生じさせることができた。これにより、糖ペプチドとペプチドとを1つのスポット上で分離検出できたことが示された。
実験例1の1)において、混合液体マトリックス3AQ/CHCA+TMG/CAの溶液を得る代わりに、固体マトリックスDHB(2,5−ジヒドロキシベンゼン)を、50%アセトニトリル−0.1%TFA(トリフルオロ酢酸)−水混合溶媒(v/v/v)に10mg/mlの濃度で含む溶液を得たことを除いては、実験例1と同様の操作を行った。
実験例1の1)において、混合液体マトリックス3AQ/CHCA+TMG/CAの溶液を得る代わりに、3AQ/CHCAの溶液を得たことを除いては、実験例1と同様の操作を行った。
3AQ/CHCAは、実験例1で合成されたものと同じものと用いた。すなわち、35mgの3−アミノキノリン(3AQ)に、α−シアノ−4−ヒドロキシケイ皮酸(CHCA)の飽和メタノール溶液を150μl添加して混合し、3AQ/CHCAのメタノール溶液として調製した。
さらに、得られた3AQ/CHCAのメタノール溶液を、50%アセトニトリル水溶液(v/v)で1/10(v/v)の濃度に稀釈し、3AQ/CHCAをメタノール−アセトニトリル−水混合溶媒中に含む溶液を得た。
以上の結果より、比較例2の方法では、糖ペプチドとペプチドとの混合物から、両方の分子が同時に検出されたため、糖ペプチドとペプチドとをスポット上で分離検出できなかったことが示された。
実験例1の1)において、混合液体マトリックス3AQ/CHCA+TMG/CAの溶液を得る代わりに、TMG/CAの溶液を得たことを除いては、実験例1と同様の操作を行った。
TMG/CAは、実施例1で合成されたものと同じものと用いた。すなわち、0.05mmol(8.2mg)のp−クマル酸(CA)をメタノール500μlに溶解し、得られた溶液に0.15mmol(18.75μl)の1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(TMG)を加えて、手動及び自動振動器で混合した。得られた混合溶液に対し、スピードバックを用いて2時間減圧乾燥を行った。さらに、真空下で一晩減圧乾燥を行った。得られたTMG/CAを、9mg/0.1mlの濃度となるようにメタノールに溶かし、さらにメタノールで1/10(v/v)の濃度に稀釈することにより、TMG/CAのメタノール溶液を調製した。
さらに、得られたTMG/CAのメタノール溶液を、50%アセトニトリル水溶液(v/v)で1/10(v/v)の濃度に稀釈し、TMG/CAをメタノール−アセトニトリル−水混合溶媒中に含む溶液を得た。
以上の結果より、比較例3の方法では、糖ペプチドとペプチドとの混合物から、糖ペプチドが特異的に検出されたため、糖ペプチドとペプチドとをスポット上で分離検出できないことが示された。
Claims (4)
- (1)ペプチド及び糖ペプチド、又は、ペプチド及び糖を含む解析すべき試料と、
3−アミノキノリンイオンとα−シアノ−4−ヒドロキシケイ皮酸イオンを含むイオン性液体3AQ/CHCA、及び1,1,3,3−テトラメチルグアニジンイオンとp−クマル酸イオンとを含むイオン性液体TMG/CAと、
有機溶媒及び水を含む溶媒と、
を含む混合液滴をターゲットプレート上に調製する混合液滴調製工程と;
(2)前記混合液滴から前記溶媒を除去することによって、前記解析すべき試料と、3AQ/CHCAと、TMG/CAとを含むスポットを前記ターゲットプレート上に得るスポット形成工程と;
(3)前記スポットの特定の箇所にレーザー光を照射し、前記糖ペプチドのイオン又は糖のイオンを得ること、及び
前記スポットの前記特定の箇所と異なる箇所にレーザー光を照射し、前記ペプチドのイオンを得ること、
を含む質量分析工程と;
を含む、混合液体マトリックスを用いたMALDI質量分析法。 - 前記工程(1)において、前記有機溶媒は、メタノール、エタノール、アセトニトリル、酢酸エチル、及びクロロホルムからなる群から選ばれる、請求項1に記載のMALDI質量分析法。
- 前記工程(1)において、前記溶媒中、水は10〜90体積%の割合で用いられる、請求項1又は2に記載のMALDI質量分析法。
- 前記解析すべき試料は、糖タンパク質を、ペプチド鎖の断片化処理及び/又は糖鎖の切り出し処理に供することによって得られたものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のMALDI質量分析法。
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