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JP2009133719A - マイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置 - Google Patents

マイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置 Download PDF

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JP2009133719A JP2007310059A JP2007310059A JP2009133719A JP 2009133719 A JP2009133719 A JP 2009133719A JP 2007310059 A JP2007310059 A JP 2007310059A JP 2007310059 A JP2007310059 A JP 2007310059A JP 2009133719 A JP2009133719 A JP 2009133719A
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彰久 中島
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Abstract

【課題】簡単な動作で検体や試薬等を流路毎に個別に正確に定量しながら分割もでき、流路の配置の自由度も高く、検体や試薬等の無駄も少ないマイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置を提供すること。
【解決手段】液体注入口から液体を注入し、液体定量部全体と分岐流路の途中まで液体を充填した後に下流流路から吸引することで、簡単な動作で検体や試薬等を流路毎に個別に正確に定量しながら分割もでき、流路の配置の自由度も高く、検体や試薬等の無駄も少ないマイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、マイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置に関し、特に、遺伝子増幅反応、抗原抗体反応などによる生体物質の検査・分析、その他の化学物質の検査・分析、有機合成等による目的化合物の化学合成などに用いられるマイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置に関する。
近年、マイクロマシン技術および超微細加工技術を駆使することにより、従来の試料調製、化学分析、化学合成などを行うための装置、手段(例えばポンプ、バルブ、流路、センサーなど)を微細化して1チップ上に集積化した分析用チップ(以下、マイクロ検査チップと言う)が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
これは、μ−TAS(Micro Total Analysis System)、バイオリアクタ、ラブ・オン・チップ(Lab−on−chips)、バイオチップとも呼ばれ、医療検査・診断分野、環境測定分野、農産製造分野でその応用が期待されている。特に、遺伝子検査に見られるように煩雑な工程、熟練した手技、機器類の操作が必要とされる場合には、自動化、高速化および簡便化に優れたマイクロ検査チップは、コスト、必要試料量、所要時間のみならず、時間および場所を選ばない分析を可能とするので、その恩恵は多大と言える。
上記のようなマイクロ検査チップでは、検査に用いられる検体や試薬を正確に定量することが重要である。検体や試薬を精度良く定量できないと、反応およびその検出結果に多大の影響が生ずる。
そこで、特許文献2には、第1の流路に導入された液体が、第1の流路と第2の流路とを繋ぐ第3の流路内に毛細管現象によって引き込まれ、第1の流路内の液体を取り除いた後に第3の流路内の液体を第2の流路に送液することで、第3の流路の容積に応じた体積の液滴を作成する液体の定量方法が開示されている。
また、特許文献3には、チップを回転させることで発生する遠心力を用いて、チップ内の液体を移動させ、流路の容積で液量を定量する方法が開示されている。
特開2004−28589号公報 特開2002−357616号公報 特表2000−514928号公報
しかしながら、特許文献2で提案された方法では、液体を定量するためだけに3本の流路が必要であり、マイクロ検査チップの構造が複雑となる。また、第1の流路の液体を取り除く工程と、第3の流路内の液体を第2の流路に送液する工程とを切り替える時に、送液ポンプの力を切り替えるか、第1の流路の末端を送液工程の途中で封止する等の工夫が必要であり、マイクロ検査チップの動作が複雑になる。さらに、第3の流路内に液体が貯留された後に第1の流路に残った液体を全て取り除く必要があり、検体や試薬の無駄が多い。
また、特許文献3で提案された方法では、全ての流路で同時に遠心力による送液が行われるために、流路毎に個別に定量することが出来ないという問題がある。さらに、回転中心から外側に向かう方向に流路を配置する必要があるため、流路の配置の自由度が小さいという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な動作で検体や試薬等を流路毎に個別に正確に定量しながら分割もでき、流路の配置の自由度も高く、検体や試薬等の無駄も少ないマイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置を提供することを目的としている。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
1.液体を貯留する第1および第2の液体定量部と、
前記第1の液体定量部と前記第2の液体定量部とに連通され、前記第1の液体定量部と前記第2の液体定量部とに前記液体を注入する液体注入口と、
前記第1の液体定量部の下流に連通され、前記第1の液体定量部に貯留された前記液体を下流に送液する第1の下流流路と、
前記第2の液体定量部の下流に連通され、前記第2の液体定量部に貯留された前記液体を下流に送液する第2の下流流路とを備えたマイクロ検査チップにおいて、
一端に第1の大気開放穴を有し、他端が前記第1の液体定量部と前記第1の下流流路とが連通された部分に連通された第1の分岐流路と、
一端に第2の大気開放穴を有し、他端が前記第2の液体定量部と前記第2の下流流路とが連通された部分に連通された第2の分岐流路とを備えたことを特徴とするマイクロ検査チップ。
2.前記液体注入口と前記第1の液体定量部とを連通させる第1の注入流路と、
前記液体注入口と前記第2の液体定量部とを連通させる第2の注入流路と、
一端に第1の大気流入穴を有し、他端が前記第1の注入流路に連通された第1の大気流入路と、
一端に第2の大気流入穴を有し、他端が前記第2の注入流路に連通された第2の大気流入路とを備えたことを特徴とする1に記載のマイクロ検査チップ。
3.1に記載のマイクロ検査チップを用いたマイクロ検査チップの液体定量方法において、
前記第1および第2の大気開放穴を開放する開放工程と、
前記液体注入口から前記液体を注入して、前記第1および第2の液体定量部を満充填し、前記第1および第2の分岐流路の途中まで前記液体を注入する注入工程と、
前記第1および第2の大気開放穴を封止する封止工程と、
前記液体注入口を開放した状態で、前記第1および第2の下流流路から前記液体を吸引する吸引工程とを備えたことを特徴とするマイクロ検査チップの液体定量方法。
4.2に記載のマイクロ検査チップを用いたマイクロ検査チップの液体定量方法において、
前記第1および第2の大気開放穴を開放する第1の開放工程と、
前記第1および第2の大気流入穴を封止する第1の封止工程と、
前記液体注入口から前記液体を注入して、前記第1および第2の注入流路と、前記第1および第2の液体定量部とを満充填し、前記第1および第2の分岐流路の途中まで前記液体を注入する注入工程と、
前記第1および第2の大気開放穴を封止する第2の封止工程と、
前記第1および第2の大気流入穴を開放する第2の開放工程と、
前記第1および第2の下流流路から前記液体を吸引する吸引工程とを備えたことを特徴とするマイクロ検査チップの液体定量方法。
5.3または4に記載のマイクロ検査チップの液体定量方法を用いて液体を定量することを特徴とする検査装置。
本発明によれば、液体注入口から液体を注入し、液体定量部全体と分岐流路の途中まで液体を充填した後に下流流路から吸引することで、簡単な動作で検体や試薬等を流路毎に個別に正確に定量しながら分割もでき、流路の配置の自由度も高く、検体や試薬等の無駄も少ないマイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置を提供することができる。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。なお、図中、同一あるいは同等の部分には同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
まず、本発明における検査装置について、図1を用いて説明する。図1は、本発明における検査装置の1例を示す模式図である。
図1において、検査装置1は、マイクロ検査チップ100、マイクロポンプユニット210、加熱冷却ユニット230、検出部250および駆動制御部270等で構成される。マイクロポンプユニット210は、後述する送液ポンプSPaおよびSPbとして機能する。
マイクロ検査チップ100は、一般に分析チップ、マイクロリアクタチップなどとも称されるものと同等であり、例えば、樹脂、ガラス、シリコン、セラミックスなどを材料とし、その上に、微細加工技術により、幅および高さが数μm〜数百μmのレベルの微細な流路を形成したものである。マイクロ検査チップ100のサイズおよび形状は、通常、縦横が数十mm、厚さが数mm程度の板状である。
ここでは、マイクロ検査チップ100は、例えばポリプロピレン等の撥水性の樹脂材料で形成されており、試薬や検体等の液体を流すための溝状の流路が表面に形成された流路基板101と、流路基板101の流路が形成された面に接着され、流路基板101の溝状の流路の蓋として機能する天板103とで構成されているとする。また、天板103には、マイクロポンプユニット210とマイクロ検査チップ100との接続口等が設けられる。
マイクロポンプユニット210は、マイクロ検査チップ100内の送液を行うためのポンプユニットで、マイクロポンプ211、チップ接続部213、駆動液タンク215および駆動液供給部217等で構成される。マイクロポンプユニット210は、1つあるいは複数のマイクロポンプ211を備えている。マイクロポンプ211は、マイクロ検査チップ100内に駆動液216を注入あるいは吸引することで、マイクロ検査チップ100内の送液を行う。マイクロポンプについては図10で詳述する。チップ接続部213は、マイクロポンプ211とマイクロ検査チップ100とを接続する。
駆動液供給部217は、駆動液タンク215からマイクロポンプ211に駆動液216を供給する。駆動液タンク215は、駆動液216の補充のために駆動液供給部217から取り外して交換可能である。マイクロポンプ211上には1個または複数個のポンプが形成されており、複数個の場合は、各々独立にあるいは連動して駆動可能である。
マイクロ検査チップ100とマイクロポンプ211とはチップ接続部213で接続されて連通され、マイクロポンプ211が駆動されてマイクロポンプ211からチップ接続部213を介してマイクロ検査チップ100に注入あるいは吸引される駆動液216によって、マイクロ検査チップ100内の複数の収容部に収容されている各種試薬や検体が、マイクロ検査チップ100内で送液される。
加熱冷却ユニット230は、冷却部231および加熱部233等で構成され、マイクロ検査チップ100内の反応の促進および抑制のために、検体、試薬およびその混合液等の加熱および冷却を行う。冷却部231はペルチエ素子等で構成される。加熱部233は、ヒータ等で構成される。もちろん、加熱部233もペルチエ素子で構成してもよい。
検出部250は、発光ダイオード(LED)やレーザ等の光源251と、フォトダイオード(PD)等の受光素子253等で構成され、マイクロ検査チップ100内の反応によって得られる生成液に含まれる標的物質を、マイクロ検査チップ100上の検出領域255の位置で光学的に検出する。
駆動制御部270は、図示しないマイクロコンピュータやメモリ等で構成され、検査装置1内の各部の駆動、制御、検出等を行う。
次に、本発明におけるマイクロ検査チップの第1の実施の形態について、図2を用いて説明する。図2は、本発明におけるマイクロ検査チップ100の第1の実施の形態の構成を示す模式図である。
図2において、マイクロ検査チップ100の流路基板101の表面には、液体注入口113、第1の流路111aおよび第2の流路111bが形成されている。図2に示したように、第1の流路111aと第2の流路111bとは、液体注入口113に対して左右対称に形成されている。
第1の流路111aは、第1の注入流路121a、第1の液体定量部123a、第1の撥水バルブ125a、第1の下流流路127a、第1の枝管131a、第1の分岐流路133aおよび第1の大気開放穴135a等で構成されている。
第2の流路111bの構成も同様で、上述した第1の流路111aの構成の「第1」を「第2」に、サフィックス「a」を「b」に読み替えればよい。
第1の大気開放穴135aおよび第2の大気開放穴135bは、必要に応じて、例えば粘着テープ等の封止部材141で封止される。
第1の下流流路127aの上流端近傍には、第1の検出エリア261aが設けられ、送液時に、検査装置1内に設けられた図示しない液体検出部によって、この位置での液体の有無が検出される。第2の下流流路127bについても同様に、第2の検出エリア261bが設けられ、この位置での液体の有無が検出される。上述した液体検出部は、例えば光透過型や光反射型等の一般的なセンサを用いることでよい。この場合、第1の検出エリア261aおよび第2の検出エリア261bは、使用される光を透過させる必要がある。
第1の注入流路121aと第2の注入流路121bとは、一端が液体注入口113の下で連通されており、後述するように、液体注入口113から注入される液体を分割して下流に送液する。第1の注入流路121aの下流端は第1の液体定量部123aの上流端に連通され、第2の注入流路121bの下流端は第2の液体定量部123bの上流端に連通されている。
なお、第1の注入流路121aおよび第2の注入流路121bを用いずに、第1の液体定量部123aと第2の液体定量部123bとが液体注入口113の下で直接連通されていてもよい。
第1の液体定量部123aおよび第2の液体定量部123bは、同一の所定の容積を有しており、後述する液体の定量に寄与する。
第1の液体定量部123aの下流端は、第1の撥水バルブ125aを介して第1の下流流路127aの上流端に連通されている。また、第1の液体定量部123aの下流端は、第1の撥水バルブ125aとの接続点で第1の枝管131aを介して第1の分岐流路133aの上流端にも連通されている。第1の分岐流路133aの下流端には、第1の大気開放穴135aが設けられている。なお、液体注入前には、各流路は空気153で満たされているとする。
マイクロ検査チップ100が検査装置1に挿入されると、第1の下流流路127aは、その下流側で、上述したマイクロポンプ211等で構成される第1の送液ポンプSPaに接続される。
第2の液体定量部123bの構成も同様で、上述した第1の流路111aの構成の「第1」を「第2」に、サフィックス「a」を「b」に読み替えればよい。
続いて、第1の実施の形態における液体定量方法を、図3乃至図5を用いて説明する。図3は、第1の実施の形態における液体定量方法を示すフローチャートであり、図4は後述する注入工程での流路の状態を、図5は後述する吸引工程での流路の状態を示す模式図である。
図3において、ステップS101で、第1の大気開放穴135aおよび第2の大気開放穴135bが開放される(開放工程)。ステップS111で、ピペット等を用いて、試薬や検体等の液体151が液体注入口113から注入される。注入された液体151は分割されて、第1の注入流路121aおよび第2の注入流路121bを介して第1の液体定量部123aおよび第2の液体定量部123bに注入される。
液体151は、第1の注入流路121aと第1の液体定量部123a、および第2の注入流路121bと第2の液体定量部123bに満充填され、第1の分岐流路133aおよび第2の分岐流路133bに流入するまで注入される(注入工程)。液体151が第1の分岐流路133aおよび第2の分岐流路133bに流入したか否かは、例えば目視にて確認される。
図4に、注入工程が完了した状態を示す。液体151が第1の注入流路121aと第1の液体定量部123aとに満充填されて、第1の撥水バルブ125aと第1の枝管131aとの接続点まで達すると、第1の撥水バルブ125aによって規制されるために、液体151は第1の撥水バルブ125aを越えて下流に流出することができない。撥水バルブについては図11で詳述する。
一方、第1の分岐流路133a側は、第1の大気開放穴135aによって外部に開放されているので、液体151は、第1の枝管131aを介して第1の分岐流路133aに流入する。第2の流路111b側についても同様である。
第1の分岐流路133aに流入する液体151の量と、第2の分岐流路133bに流入する液体151の量とには、各流路の寸法精度や流路の内壁の表面状態等により誤差が生じるので、第1の分岐流路133aおよび第2の分岐流路133bの容積には、流入する液体151の誤差分の余裕を持たせるのがよい。
図3に戻って、ステップS121で、第1の大気開放穴135aおよび第2の大気開放穴135bが、封止部材141で封止される(封止工程)。ここまでが、マイクロ検査チップ100単体で行われるステップである。
次に、ステップS131で、マイクロ検査チップ100が検査装置1に挿入され、第1の下流流路127aが第1の送液ポンプSPaに、第2の下流流路127bが第2の送液ポンプSPbに接続される。また、第1の検出エリア261aおよび第2の検出エリア261bが、検査装置1内に設けられた図示しない液体検出部の検出位置にセットされる。
ステップS141で、液体注入口113が外部に開放された状態で、第1の下流流路127aに接続された第1の送液ポンプSPaが駆動されて、第1の液体定量部123a内の液体151が吸引されて、第1の下流流路127aに送液される。ステップS143で、第1の液体定量部123a内の液体151の送液が完了したか否かが確認される。送液完了の確認は、例えば第1の検出エリア261aでの液体151の有無によって行われればよい。
送液が完了していない場合(ステップS143;No)、送液完了までステップS141とS143とが繰り返される。送液が完了した場合(ステップS143;Yes)、ステップS145で、第1の送液ポンプSPaが停止されて液体151の吸引が停止され(吸引工程)、一連の動作が終了される。第2の流路111b側についても同様である。
図5に吸引工程が完了した状態を示す。第1の送液ポンプSPaが駆動されると、図4に示した第1の撥水バルブ125aと第1の下流流路127a内の空気153が下流側に吸引される。この時、第1の大気開放穴135aはステップS121で封止されているので、第1の分岐流路133a内の空気153に起因する負圧によって、第1の枝管131aおよび第1の分岐流路133a内の液体151は、第1の撥水バルブ125a側には流出しない。
一方、第1の液体定量部123a内の液体151は、液体注入口113が外部に開放されているために液体注入口113から空気153が流入するので、第1の撥水バルブ125aを介して第1の下流流路127aに流出する。第1の下流流路127aに流出する液体151の容積は、第1の注入流路121aの容積と第1の液体定量部123aの容積との和に等しく、正確に定量された液体151を送液することができる。第2の流路111b側についても同様である。
上述したように、本第1の実施の形態によれば、第1の枝管131aと第1の分岐流路133aおよび第2の枝管131bと第2の分岐流路133bの容積の範囲内で、液体151を第1の液体定量部123aおよび第2の液体定量部123bの容積を超えてラフに注入しても、送液される液体151を簡単に2分割でき、しかもその容積を正確に定量できるので、液体151の注入工程を簡略化することができる。
次に、本発明におけるマイクロ検査チップの第2の実施の形態について、図6を用いて説明する。図6は、本発明におけるマイクロ検査チップ100の第2の実施の形態の構成を示す模式図である。
第1の実施の形態では、第1の注入流路121aと第2の注入流路121bとは、一端が液体注入口113の下で直接連通されていたが、本第2の実施の形態においては、第1の注入流路121aと第2の注入流路121bとは、液体注入口113から注入された液体が貯留される液体貯留部143を介して連通されている。
さらに、第1の注入流路121aには、一端に第1の大気流入穴147aが設けられた第1の大気流入路145aが連通され、第2の注入流路121bには、一端に第2の大気流入穴147bが設けられた第2の大気流入路145bが連通されている。
第1の大気流入穴147a、第2の大気流入穴147bは、必要に応じて、例えば粘着テープ等の封止部材141で封止される。また、液体注入口113も必要に応じて、例えば粘着テープ等の注入口封止部材149で封止される。なお、液体注入前には、各流路は空気153で満たされているとする。本第2の実施の形態のその他の構成は、第1の実施の形態と同じである。
続いて、本発明の第2の実施の形態における液体定量方法を、図7乃至図9を用いて説明する。図7は、第2の実施の形態における液体定量方法を示すフローチャートであり、図8は後述する注入工程での流路の状態を、図9は後述する吸引工程での流路の状態を示す模式図である。
図7において、ステップS101で、第1の大気開放穴135aおよび第2の大気開放穴135bが開放され(第1の開放工程)、ステップS103で、第1の大気流入穴147aおよび第2の大気流入穴147bが封止される(第1の封止工程)。ステップS111で、ピペット等を用いて、試薬や検体等の液体151が液体注入口113から液体貯留部143に注入される。液体貯留部143に注入された液体151は、第1の注入流路121aおよび第2の注入流路121bを介して第1の液体定量部123aおよび第2の液体定量部123bに注入される。
液体151は、第1の注入流路121aと第1の液体定量部123a、および第2の注入流路121bと第2の液体定量部123bに満充填され、第1の分岐流路133aおよび第2の分岐流路133bに流入するまで注入される(注入工程)。液体151が第1の分岐流路133aおよび第2の分岐流路133bに流入したか否かは、例えば目視にて確認される。
図8に、注入工程が完了した状態を示す。液体151が第1の注入流路121aと第1の液体定量部123aとに満充填されて、第1の撥水バルブ125aと第1の枝管131aとの接続点まで達すると、第1の撥水バルブ125aによって規制されるために、液体151は第1の撥水バルブ125aには流入することができない。撥水バルブについては図11で詳述する。
また、ステップS103で第1の大気流入穴147aが封止されているので、第1の大気流入穴147aと第1の大気流入路145aとに貯留されている空気の圧力によって、液体151は第1の大気流入路145aには流れ込むことができない。
一方、第1の分岐流路133a側は、第1の大気開放穴135aによって外部に開放されているので、液体151は、第1の枝管131aを介して第1の分岐流路133aに流入する。第2の流路111b側についても同様である。
第1の分岐流路133aに流入する液体151の量と、第2の分岐流路133bに流入する液体151の量とには、各流路の寸法精度等により誤差が生じるので、第1の分岐流路133aおよび第2の分岐流路133bの容積には、流入する液体151の誤差分の余裕を持たせるのがよい。
図7に戻って、ステップS121で、第1の大気開放穴135aおよび第2の大気開放穴135bが、封止部材141で封止され、ステップS123で、液体注入口113が注入口封止部材149で封止される。ステップS121およびステップS123は本発明における第2の封止工程として機能する。ステップS125で、第1の大気流入穴147aおよび第2の大気流入穴147bが開放される(第2の開放工程)。ここまでが、マイクロ検査チップ100単体で行われるステップである。
次に、ステップS131で、マイクロ検査チップ100が検査装置1に挿入され、第1の下流流路127aが第1の送液ポンプSPaに、第2の下流流路127bが第2の送液ポンプSPbに接続される。また、第1の検出エリア261aおよび第2の検出エリア261bが、検査装置1内に設けられた図示しない液体検出部の検出位置にセットされる。
ステップS141で、第1の下流流路127aに接続された第1の送液ポンプSPaが駆動されて、第1の液体定量部123a内の液体151が吸引されて、第1の下流流路127aに送液される。ステップS143で、第1の液体定量部123a内の液体151の送液が完了したか否かが確認される。送液完了の確認は、例えば第1の検出エリア261aでの液体151の有無によって行われればよい。
送液が完了していない場合(ステップS143;No)、送液完了までステップS141とS143とが繰り返される。送液が完了した場合(ステップS143;Yes)、ステップS145で、第1の送液ポンプSPaが停止されて液体151の吸引が停止され(吸引工程)、一連の動作が終了される。第2の流路111b側についても同様である。
図9に吸引工程が完了した状態を示す。第1の送液ポンプSPaが駆動されると、図8に示した第1の撥水バルブ125aと第1の下流流路127a内の空気153が下流側に吸引される。この時、第1の大気開放穴135aはステップS121で封止されているので、第1の分岐流路133a内の空気153に起因する負圧によって、第1の枝管131aおよび第1の分岐流路133a内の液体151は、第1の撥水バルブ125a側には流出しない。
一方、第1の液体定量部123a内の液体151は、ステップS125で第1の大気流入穴147aが外部に開放されているために、第1の大気流入穴147aから空気153が流入するので、移動しやすくなり、第1の撥水バルブ125aを介して第1の下流流路127aに流出する。第1の下流流路127aに流出する液体151の容積は、第1の注入流路121aの容積と第1の液体定量部123aの容積との和に等しく、正確に定量された液体151を送液することができる。
また、ステップS123で液体注入口113が封止されているので、液体注入口113および液体貯留部143に貯留された液体151は下流には送液されない。第2の流路111b側についても同様である。
なお、上述したステップS123の液体注入口113の封止は必須ではない。この場合、液体注入口113および液体貯留部143に貯留された液体151は分割されて、第1の液体定量部123aおよび第2の液体定量部123bに貯留された液体151とともに、下流に送液される。
上述したように、本第2の実施の形態によれば、第1の枝管131aと第1の分岐流路133aおよび第2の枝管131bと第2の分岐流路133bの容積の範囲内で、液体151を第1の液体定量部123aおよび第2の液体定量部123bの容積を超えてラフに注入しても、送液される液体151を簡単に2分割でき、しかもその容積を正確に定量できるので、液体151の注入工程を簡略化することができる。
上述した第1および第2の実施の形態においては、第1の液体定量部123aと第2の液体定量部123bとは、同一の所定の容積を有しているとして説明したが、これは必須ではなく、第1の液体定量部123aと第2の液体定量部123bとは、異なる所定の容積を有していてもよい。この場合、上述した第1の流路111aと第2の流路111bとの液体注入口113に対する左右対称性も必須ではない。また、液体定量部は2つである必要もなく、3個以上の複数であってもよい。
次に、上述した実施の形態に用いられるマイクロポンプ211の1例について、図10を用いて説明する。マイクロポンプ211は、アクチュエータを設けた弁室の流出入孔に逆止弁を設けた逆止弁型のポンプなど各種のものが使用できるが、圧電素子を駆動源とするピエゾポンプを用いることが好適である。図10は、マイクロポンプ211の構成の1例を示す模式図で、図10(a)はピエゾポンプの1例を示した断面図、図10(b)はその上面図、図10(c)はピエゾポンプの他の例を示した断面図である。
図10(a)および(b)において、マイクロポンプ211は、第1液室408、第1流路406、加圧室405、第2流路407および第2液室409が形成された基板402、基板402上に積層された上側基板401、上側基板401上に積層された振動板403、振動板403の加圧室405と対向する側に積層された圧電素子404と、圧電素子404を駆動するための図示しない駆動部とが設けられている。
駆動部と圧電素子404の両面上の2つの電極とは、フレキシブルケーブル等による配線で接続されており、該配線を通じて駆動部の駆動回路により圧電素子404に駆動電圧を印加する構成となっている。第1液室408、第1流路406、加圧室405、第2流路407および第2液室409は、駆動液216で満たされる。
1例として、基板402として、厚さ500μmの感光性ガラス基板を用い、深さ100μmに達するまでエッチングを行なうことにより、第1液室408、第1流路406、加圧室405、第2流路407および第2液室409を形成している。第1流路406は幅を25μm、長さを20μmとしている。また、第2流路407は幅を25μm、長さを150μmとしている。
ガラス基板である上側基板401を基板402上に積層することにより、第1液室408、第1流路406、第2液室409および第2流路407の上面が形成される。上側基板401の加圧室405の上面に当たる部分は、エッチングなどにより加工されて貫通している。
上側基板401の上面には、厚さ50μmの薄板ガラスからなる振動板403が積層され、その上に、例えば厚さ50μmのチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)セラミックス等からなる圧電素子404が積層され貼付されている。駆動部からの駆動電圧により、圧電素子404とこれに貼付された振動板403が振動し、これにより加圧室405の体積が増減する。
第1流路406と第2流路407とは、幅および深さが同じで、長さが第1流路406よりも第2流路407の方が長くなっており、第1流路406では、差圧が大きくなると流路の出入り口およびその周辺で乱流が発生し、流路抵抗が増加する。一方、第2流路407では流路の長さが長いので差圧が大きくなっても層流になり易く、第1流路406に比べて差圧の変化に対する流路抵抗の変化割合が小さくなる。すなわち、差圧の大小によって第1流路406と第2流路407との液体の流れ易さの関係が変化する。これを利用して、圧電素子404に対する駆動電圧波形を制御して送液を行っている。
例えば、圧電素子404に対する駆動電圧により、加圧室405の内方向へ素早く振動板403を変位させて、大きい差圧を与えながら加圧室405の体積を減少させ、次いで加圧室405から外方向へゆっくり振動板403を変位させて、小さい差圧を与えながら加圧室405の体積を増加させると、流体は加圧室405から第2液室409の方向(図10(a)のB方向)へ送液される。
逆に、加圧室405の外方向へ素早く振動板403を変位させて、大きい差圧を与えながら加圧室405の体積を増加させ、次いで加圧室405から内方向へゆっくり振動板403を変位させて、小さい差圧を与えながら加圧室405の体積を減少させると、流体は加圧室405から第1液室408の方向(図10(a)のA方向)へ送液される。
なお、第1流路406と第2流路407における差圧の変化に対する流路抵抗の変化割合の相違は、必ずしも流路の長さの違いによる必要はなく、他の形状的な相違に基づくものであってもよい。
上記のように構成されたマイクロポンプ211によれば、ポンプの駆動電圧および周波数を変えることによって、所望する流体の送液方向、送液速度を制御できるようになっている。図10(a)(b)には図示されていないが、第1液室408には図1に示した駆動液タンク215につながるポートが設けられており、第1液室408は「リザーバ」の役割を演じ、ポートで駆動液タンク215から駆動液216の供給を受けている。第2液室409は図1に示したマイクロポンプユニット210の流路を形成し、その先に図1に示したチップ接続部213があり、図1に示したマイクロ検査チップ100と繋がる。
図10(c)において、マイクロポンプ211は、シリコン基板471、圧電素子404、基板474および図示しないフレキシブル配線で構成される。シリコン基板471は、シリコンウエハをフォトリソグラフィ技術により所定の形状に加工したものであり、エッチングにより加圧室405、ダイヤフラム403、第1流路406、第1液室408、第2流路407、および第2液室409が形成されている。加圧室405、第1流路406、第1液室408、第2流路407、および第2液室409は、駆動液216で満たされる。
基板474には、第1液室408の上部にポート472が、第2液室409の上部にポート473がそれぞれ設けられており、例えばこのマイクロポンプ211をマイクロ検査チップ100と別体とする場合には、ポート473を介してマイクロ検査チップ100のポンプ接続部と連通させることができる。例えば、ポート472、473が穿孔された基板474と、マイクロ検査チップ100のポンプ接続部近傍とを上下に重ね合わせることによって、マイクロポンプ211をマイクロ検査チップ100に接続することができる。
また、上述したように、マイクロポンプ211は、シリコンウエハをフォトリソグラフィ技術により所定の形状に加工したものであるため、1枚のシリコン基板上に複数のマイクロポンプ211を形成することも可能である。この場合、マイクロ検査チップ100と接続するポート473の反対側のポート472には、駆動液タンク215が接続されていることが望ましい。マイクロポンプ211が複数個ある場合、それらのポート472は、共通の駆動液タンク215に接続されていてもよい。
上述したマイクロポンプ211は、小型で、マイクロポンプ211からマイクロ検査チップ100までの配管等によるデッドボリュームが小さく、圧力変動が少ないうえに瞬時に正確な吐出圧力制御が可能なことから、駆動制御部270での正確な送液制御が可能である。
図10に示したマイクロポンプ211を本第1および第2の実施の形態の送液ポンプとして使用する場合、空気を吸引することでマイクロポンプ211の内部の駆動液216が空にならないように、少なくとも第2液室409内を吸引する空気に相当する量の駆動液216で満たしておく必要がある。
また、本第1および第2の実施の形態の送液ポンプとしては、上述したマイクロポンプ211以外に、直接空気を吸引できるポンプを用いてもよい。その例を挙げると、
1)上述したマイクロポンプ211を空気を駆動できるように設計したもの、
2)弁を開閉しながら空気を送るポンプ、
3)シリンダ内のシリンジを前後動させて空気を送るポンプ、
4)ロータリー型のポンプ、
等が考えられる。
本発明におけるマイクロ検査チップ100の第1および第2の実施の形態では、第1の液体定量部123aと第1の下流流路127aとの間、および第2の液体定量部123bと第2の下流流路127bとの間に、撥水バルブ125aおよび125bを設けている。ここで、撥水バルブの一般的な構造と動作について、図11を用いて説明する。図11は、撥水バルブの一般的な構造と動作について説明するための模式図で、図11(a)は液体の送液が撥水バルブで遮断されている状態を、図11(b)は撥水バルブを越えて送液されている状態を示す。
図11(a)において、撥水バルブ501は、細径の送液制御通路511で構成されている。送液制御通路511とは、その断面積S1(送液方向に対して垂直な断面の断面積)が、上流側流路521の断面積S2および下流側流路523の断面積S3よりも小さい細流路である。
流路壁531がプラスチック樹脂などの撥水性の材質で形成されている場合には、上流側流路521内に充填された液体541は、弱い送液圧力P1(例えば3kPa程度)で送液制御通路511内に流入し、送液制御通路511と下流側流路523との境界部の流路壁531との表面張力の差によって、下流側流路523へ通過することが規制される。
ただし、本発明のように、上流側流路521に送液制御通路511よりも液体541が流れやすい流路が連通されている場合には、液体541は送液制御通路511内には流入せず、送液制御通路511の直前あるいは上流側流路521の途中で停止する。
図11(b)において、下流側流路523へ液体541を流出させる際には、マイクロポンプ(図示せず)によって所定圧力以上の送液圧力P2(例えば10kPa程度)を加え、これによって表面張力に抗して液体541を送液制御通路511から下流側流路523へ押し出す。液体541が下流側流路523へ流出した後は、液体541の先端部を下流側流路523へ押し出すのに要した送液圧力Pを維持せずとも、液体541が下流側流路523へ流れていく。
すなわち、上流側流路521から下流側流路523への正方向への送液圧力が、所定圧力P2に達するまでは送液制御通路511から先への液体541の通過が遮断され、所定圧力P2以上の送液圧力が加わることにより、液体541は送液制御通路511を通過する。
上述したように、上流側流路521および下流側流路523と送液制御通路511のサイズとは、上流側流路521および下流側流路523への液体541の通過を規制できれば特に限定されないが、一例として、縦横が150μm×300μmの上流側流路521および下流側流路523に対して、縦横が25μm×25μm程度となるように送液制御通路511が形成される。
また、液体541が送液制御通路511を通過するのを規制するための送液圧力差(P2−P1)を大きくするために、下流側流路523の送液制御通路511と接する部分の流路壁531の壁面531aは、図11に示したように、送液制御通路511に対して直角に立ち上がっていることが望ましい。
以上に述べたように、本発明に依れば、液体注入口から液体を注入し、液体定量部全体と分岐流路の途中まで液体を充填した後に下流流路から吸引することで、簡単な動作で検体や試薬等を流路毎に個別に正確に定量しながら分割もでき、流路の配置の自由度も高く、検体や試薬等の無駄も少ないマイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置を提供することができる。
尚、本発明に係るマイクロ検査チップ、マイクロ検査チップの液体定量方法および検査装置を構成する各構成の細部構成および細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明における検査装置の1例を示す模式図である。 本発明におけるマイクロ検査チップの第1の実施の形態の構成を示す模式図である。 第1の実施の形態における液体定量方法を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における注入工程での流路の状態を示す模式図である。 第1の実施の形態における吸引工程での流路の状態を示す模式図である。 本発明におけるマイクロ検査チップの第2の実施の形態の構成を示す模式図である。 第2の実施の形態における液体定量方法を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における注入工程での流路の状態を示す模式図である。 第2の実施の形態における吸引工程での流路の状態を示す模式図である。 マイクロポンプの構成の1例を示す模式図である。 撥水バルブの一般的な構造と動作について説明するための模式図である。
符号の説明
1 検査装置
100 マイクロ検査チップ
101 流路基板
103 天板
105 下流流路
111a 第1の流路
111b 第2の流路
113 液体注入口
121a 第1の注入流路
121b 第2の注入流路
123a 第1の液体定量部
123b 第2の液体定量部
125a 第1の撥水バルブ
125b 第2の撥水バルブ
127a 第1の下流流路
127b 第2の下流流路
131a 第1の枝管
131b 第2の枝管
133a 第1の分岐流路
133b 第2の分岐流路
135a 第1の大気開放穴
135b 第2の大気開放穴
141 封止部材
143 液体貯留部
145a 第1の大気流入路
145b 第2の大気流入路
147a 第1の大気流入穴
147b 第2の大気流入穴
149 注入口封止部材
151 液体
153 空気
210 マイクロポンプユニット
211 マイクロポンプ
213 チップ接続部
215 駆動液タンク
216 駆動液
217 駆動液供給部
230 加熱冷却ユニット
231 冷却部
233 加熱部
250 検出部
251 光源
253 受光素子
255 検出領域
261a 第1の検出エリア
261b 第2の検出エリア
270 駆動制御部

Claims (5)

  1. 液体を貯留する第1および第2の液体定量部と、
    前記第1の液体定量部と前記第2の液体定量部とに連通され、前記第1の液体定量部と前記第2の液体定量部とに前記液体を注入する液体注入口と、
    前記第1の液体定量部の下流に連通され、前記第1の液体定量部に貯留された前記液体を下流に送液する第1の下流流路と、
    前記第2の液体定量部の下流に連通され、前記第2の液体定量部に貯留された前記液体を下流に送液する第2の下流流路とを備えたマイクロ検査チップにおいて、
    一端に第1の大気開放穴を有し、他端が前記第1の液体定量部と前記第1の下流流路とが連通された部分に連通された第1の分岐流路と、
    一端に第2の大気開放穴を有し、他端が前記第2の液体定量部と前記第2の下流流路とが連通された部分に連通された第2の分岐流路とを備えたことを特徴とするマイクロ検査チップ。
  2. 前記液体注入口と前記第1の液体定量部とを連通させる第1の注入流路と、
    前記液体注入口と前記第2の液体定量部とを連通させる第2の注入流路と、
    一端に第1の大気流入穴を有し、他端が前記第1の注入流路に連通された第1の大気流入路と、
    一端に第2の大気流入穴を有し、他端が前記第2の注入流路に連通された第2の大気流入路とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ検査チップ。
  3. 請求項1に記載のマイクロ検査チップを用いたマイクロ検査チップの液体定量方法において、
    前記第1および第2の大気開放穴を開放する開放工程と、
    前記液体注入口から前記液体を注入して、前記第1および第2の液体定量部を満充填し、前記第1および第2の分岐流路の途中まで前記液体を注入する注入工程と、
    前記第1および第2の大気開放穴を封止する封止工程と、
    前記液体注入口を開放した状態で、前記第1および第2の下流流路から前記液体を吸引する吸引工程とを備えたことを特徴とするマイクロ検査チップの液体定量方法。
  4. 請求項2に記載のマイクロ検査チップを用いたマイクロ検査チップの液体定量方法において、
    前記第1および第2の大気開放穴を開放する第1の開放工程と、
    前記第1および第2の大気流入穴を封止する第1の封止工程と、
    前記液体注入口から前記液体を注入して、前記第1および第2の注入流路と、前記第1および第2の液体定量部とを満充填し、前記第1および第2の分岐流路の途中まで前記液体を注入する注入工程と、
    前記第1および第2の大気開放穴を封止する第2の封止工程と、
    前記第1および第2の大気流入穴を開放する第2の開放工程と、
    前記第1および第2の下流流路から前記液体を吸引する吸引工程とを備えたことを特徴とするマイクロ検査チップの液体定量方法。
  5. 請求項3または4に記載のマイクロ検査チップの液体定量方法を用いて液体を定量することを特徴とする検査装置。
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