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JP2009120563A - パーマ方法及びパーマ用キット - Google Patents

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JP2009120563A
JP2009120563A JP2007297929A JP2007297929A JP2009120563A JP 2009120563 A JP2009120563 A JP 2009120563A JP 2007297929 A JP2007297929 A JP 2007297929A JP 2007297929 A JP2007297929 A JP 2007297929A JP 2009120563 A JP2009120563 A JP 2009120563A
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昭彦 毛利
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Abstract

【課題】簡便に優れたパーマを形成できる方法を提供する。
【解決手段】還元剤を含む還元性組成物及び酸化剤を含む酸化性組成物を毛髪に適用してパーマを形成する方法において、前記還元剤と前記酸化剤とを共存させて毛髪を処理する。前記還元剤はチオグリコール酸又はその塩であってもよい。また、前記還元剤の割合は、還元性組成物全体に対して0.1〜15重量%程度である。前記還元性組成物は、さらにアルカリ剤を含有し、かつpHが8〜11程度であってもよい。前記酸化剤は、酸素酸、過酸及びそれらの塩からなる群から選択された少なくとも一種の酸化剤(特に臭素酸塩)であってもよい。前記酸化剤の割合は、酸化性組成物全体に対して0.05〜15重量%程度であり、かつ酸化性組成物のpHが4.5〜10程度であってもよい。還元性組成物及び酸化性組成物を室温で5〜40分間程度毛髪に適用してもよい。
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪を簡便かつ効果的にパーマネント加工する方法及びそのパーマネント加工に有用なパーマ用キットに関する。
毛髪は、主に18種のアミノ酸よりなるケラチンで構成されており、ケラチン中のアミノ酸のうち、システインが約16%を占めている。毛髪の形状は、主に、システインがジスルフィド結合してシスチンとなって固定されることにより形成されている。髪のパーマネント加工(ウェーブ又はストレートパーマヘアー加工)は、還元剤を含有するパーマ液(又は処理液)で毛髪を処理して、ケラチン中のジスルフィド結合を切断又は開裂し、カーラーなどにより張力を作用させて、所望の形状のロットを形成した後、酸化剤を適用して、再度システイン間のジスルフィド結合を構築し定着させることにより行われる。このような方法により、髪をストレートに加工したり、カール加工することができる。
しかし、このようなパーマ方法は操作が煩雑である上に、効果も経時的に減少するため、一時のパーマブームも去り、近年はパーマ離れの進行も囁かれている。このような状況の下、パーマ液やパーマ方法について様々な開発が試みられている。例えば、特開2004−2242号公報(特許文献1)には、ストレートパーマに関して、還元剤を含む第1剤組成物及び酸化剤を含む第2剤組成物を用いるパーマ処理の工程中において、毛髪内のジスルフィド結合の還元的開裂によって毛髪構造が弛緩している状態で、特定構造を有する有機酸を作用させ、緩衝剤を用いてpH1〜5として、毛髪内に多量に取り込ませることにより、従来の方法に比べて、高い縮毛矯正効果及び持続性を有するストレートパーマを、櫛を通すなどの簡便な形付け操作で可能な方法が提案されている。また、特開2006−342159号公報(特許文献2)には、新規なパーマ液として、ラクトンチオールなどの環状メルカプト化合物を含有するパーマネントウェーブ加工用薬剤も開発されている。
しかし、これらの方法を含め、従来の方法では、還元処理工程を経た後に、酸化剤を用いた処理や自然酸化などの酸化工程に供する必要があり、操作が煩雑で作業も長時間に亘る。さらに、毛髪のケラチンのジスルフィド結合を還元剤で切断した後に、酸化剤で再結合するまでの間に、パーマ液などにより毛髪が膨潤するためか、カールの度合い、カール後の毛髪の艶、カールの持続性が不十分であった。
特開2004−2242号公報(特許請求の範囲、段落[0008]) 特開2006−342159号公報(特許請求の範囲)
従って、本発明の目的は、簡便に優れたパーマを形成できる方法及びこの方法に用いるためのパーマ用キットを提供することにある。
本発明の他の目的は、パーマ後の毛髪の艶や触感又は質感にも優れ、かつ持続性の高いパーマを簡便に形成できる方法及びこの方法に用いるためのパーマ用キットを提供することにある。
本発明者は、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、従来はお互いの作用が反し、効果が相殺されると考えられていたためか、同時に使用することは全く想定されていなかった還元剤と酸化剤とを共存させて毛髪を処理することにより、パーマ工程を簡略化できるだけでなく、従来の方法に比べて優れたパーマを形成できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明のパーマ方法は、還元剤を含む還元性組成物及び酸化剤を含む酸化性組成物を毛髪に適用してパーマを形成する方法であって、前記還元剤と前記酸化剤とを共存させて毛髪を処理する工程を含む。前記還元剤はチオグリコール酸又はその塩であってもよい。また、前記還元剤の割合は、還元性組成物全体に対して0.1〜15重量%程度である。前記還元性組成物は、さらにアルカリ剤を含有し、かつpHが8〜11程度であってもよい。前記酸化剤は、酸素酸、過酸及びそれらの塩からなる群から選択された少なくとも一種の酸化剤(特に臭素酸塩)であってもよい。前記酸化剤の割合は、酸化性組成物全体に対して0.05〜15重量%程度であり、かつ酸化性組成物のpHが4.5〜10程度であってもよい。還元性組成物及び酸化性組成物を室温で5〜40分間程度毛髪に適用してもよい。
本発明には、還元剤を含む還元性組成物と、酸化剤を含む酸化性組成物とを組み合わせたパーマ用キットであって、前記還元剤と前記酸化剤とを共存させて毛髪に適用するためのパーマ用キットも含まれる。
本発明によれば、従来は別個の工程として設けられていた還元工程と酸化工程とを同時に行うことができるため、簡便な方法でパーマできる。さらに、ジスルフィド結合の切断と再結合とが速やかに行われるためか、方法が簡便であるにも拘わらず、ウェーブの均一性など、優れたパーマを形成できる。さらに、パーマ後の毛髪も、パサつきがなく、質感や手触りにも優れ、パーマの持続性も高い。
本発明のパーマ方法は、還元剤を含む還元性組成物及び酸化剤を含む酸化性組成物を毛髪に適用してパーマを形成する方法であって、前記還元剤と前記酸化剤とを共存させて毛髪を処理する工程を含む。
[還元性組成物]
還元性組成物は、いわゆるパーマ液に該当し、毛髪を構成するケラチンのジスルフィド結合を切断するための還元剤を含んでいる。還元剤としては、パーマ液に使用される慣用の還元剤が利用できる。慣用の還元剤としては、例えば、チオカルボン酸類(チオグリコール酸、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸モノエタノールアミンなどのチオグリコール酸塩、グリセリルチオグリコラートなどのチオグリコール酸エステル、チオ乳酸、チオ乳酸モノエタノールアミンなどのチオ乳酸塩など)、システイン類(L−システイン、DL−システイン、塩酸システイン、アセチルシステイン、システアミンなど)、ラクトンチオール類(2−メルカプト−4−ブチロラクトン(2−メルカプト−4−ブタノリド)、2−メルカプト−4−ブチロチオラクトン、2−メルカプト−5−バレロラクトンなど)、ラクタムチオール類(2−メルカプト−4−ブチロラクタム、2−メルカプト−5−バレロラクタムなど)、サルファイト類(亜硫酸ナトリウムなどの亜硫酸塩、亜硫酸水素ナトリウムなどの亜硫酸水素塩など)などが挙げられる。これらの還元剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
これらの還元剤のうち、メルカプト基を有する還元剤、例えば、チオグリコール酸又はその塩、システイン、システアミン、2−メルカプト−4−ブチロラクトン(登録商標:スピエラ)などが汎用される。なかでも、後述する酸化剤との組み合わせにおいて低濃度で優れたパーマを形成でき、臭気や皮膚刺激性なども抑制できる点から、チオグリコール酸などのチオカルボン酸又はその塩が好ましい。塩を構成する塩基としては、例えば、アンモニア、アミン類(メチルアミン、ジメチルアミン、1,3−プロパンジアミンなどのアルキルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールなどのアルカノールアミンなど)、アルカリ金属(ナトリウム、リチウム、カリウムなど)などが挙げられる。これらの塩基のうち、アンモニア、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミンが好ましい。
還元剤の割合は、還元剤の種類に応じて選択できるが、例えば、還元性組成物全体に対して0.1〜15重量%、好ましくは0.3〜10重量%、さらに好ましくは0.5〜5重量%(特に1〜3重量%)程度である。
還元性組成物は、通常、水性であり、主たる溶媒として水を含んでいる。溶媒の割合は、例えば、還元性組成物全体に対して10〜95重量%、好ましくは30〜90重量%、さらに好ましくは50〜85重量%(特に60〜80重量%)程度である。還元性組成物のpHは、還元剤の種類によっても異なるが、還元性を向上させる点などから、例えば、8〜11、好ましくは8.5〜10.5、さらに好ましくは9〜10(特に9.2〜9.6)程度である。
還元性組成物は、前記還元剤の還元力を調整するために、通常、アルカリ剤を含有する。アルカリ剤としては、例えば、前記還元剤における塩基の他、塩基性アミノ酸(リジン、アルギニン、ヒスチジンなど)、複素環式アミン(ピロール、ピペリジン、ヘキサメチレンイミン、モルホリンなど)、炭酸塩(炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなど)、リン酸塩(リン酸水素アンモニウム、リン酸水素ナトリウムなど)、金属水酸化物(水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)などが挙げられる。これらのアルカリ剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらのアルカリ剤のうち、アンモニア、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミン、リジンなどの塩基性アミノ酸などが好ましい。
これらのアルカリ剤は、還元性組成物が前記pHとなるような量で添加されるが、例えば、還元性組成物全体に対して0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜15重量%、さらに好ましくは1〜10重量%(特に2〜5重量%)程度である。還元剤に対するアルカリ剤の割合は、例えば、還元剤100重量部に対して、例えば、30〜1000重量部、好ましくは50〜500重量部、さらに好ましくは60〜300重量部(特に80〜200重量部)程度である。
還元性組成物の状態は、液状やエアゾル状などであってもよいが、後述の酸化剤と、還元剤とを共存させても、両者の効果の低減が抑制される点、パーマの操作性に優れる点などから、半固体状(ゲル状、ペースト状、クリーム状など)、フォーム状(泡状)などが好ましい。
還元性組成物を半固体状又はフォーム状などに調製する観点から、増粘剤として、多価アルコール(ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレンオキシド−プロピレンオキシド共重合体、グリセリンなど)、高級アルコール(ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコールなどのC12-24アルコールなど)、水溶性高分子(ヒドロキシエチルセルロースやカルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシル基含有ビニルポリマーなどのビニル系高分子など)、水溶性多糖類(アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、グァーガムなど)などを添加してもよい。これらの増粘剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらの増粘剤のうち、セタノールやステアリルアルコールなどのC12-24アルコール、ポリエチレングリコールやグリセリンなどの多価アルコールなどが汎用される。なお、これらの増粘剤は、後述する保湿剤などのコンディショニング成分としても機能するものも含まれる。
増粘剤の割合は、例えば、還元性組成物全体に対して0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%、さらに好ましくは2〜15重量%(特に3〜10重量%)程度である。還元剤に対する増粘剤の割合は、還元剤100重量部に対して、例えば、50〜1000重量部、好ましくは80〜800重量部、さらに好ましくは100〜500重量部程度である。
還元性組成物は、さらに慣用の添加剤、例えば、コンディショニング成分、乳化剤又は界面活性剤、機能調整剤、香料、着色剤などを含んでいてもよい。これらの成分は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
コンディショニング成分には、例えば、保湿剤(エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコールなどのアルキレングリコール、ソルビトールなどの単糖、ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムなどのムコ多糖、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸トリエタノールアミンなどのピロリドンカルボン酸塩など)、エモリエント剤又は油脂類(ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチル、ミリスチン酸ドデシル、トリイソパルミチン酸グリセリルなどの脂肪酸エステル、メドウフォーム油、アボガド油、サフラワー油、ホホバ油などの植物油、ラノリン、ミンク油などの動物油、スクワランなどの魚油、パラフィン、ワセリン、流動パラフィンなど)、シリコーン油(メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状メチルシロキサンなどのシリコーン油、アミノ変性シリコーン油などの変性シリコーン油など)、複合脂質(セラミドなどの糖脂質、グリセロリン脂質やスフィンゴリン脂質などのリン脂質など)、タンパク質の加水分解物(加水分解シルク、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分解エラスチンなど)などが含まれる。
これらのコンディショニング成分は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。コンディショニング成分の割合は、例えば、還元性組成物全体に対して0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜20重量%、さらに好ましくは0.5〜15重量%(特に1〜10重量%)程度である。還元剤に対するコンディショニング成分の割合は、還元剤100重量部に対して、例えば、10〜3000重量部、好ましくは50〜2000重量部、さらに好ましくは100〜1000重量部程度である。
界面活性剤(乳化剤)には、ノニオン性界面活性剤(ポリオキシエチレンセチルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテルなど)、アニオン性界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩など)、カチオン性界面活性剤(ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライドなどのアルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ジヤシ油脂肪酸ジメチルアンモニウムクロライドなどのジアルキルジメチルアンモニウムクロライド、ヤシ油アミンオキサイドなど)、両性界面活性剤(ベタイン、ヤシ油アミドプロピルベタインなどのベタイン類など)などが含まれる。これらの界面活性剤のうち、ノニオン性界面活性剤やカチオン性界面活性剤が汎用される。
これらの界面活性剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。界面活性剤の割合は、還元性組成物全体に対して0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜20重量%、さらに好ましくは0.5〜15重量%(特に1〜10重量%)程度である。還元剤に対する界面活性剤の割合は、還元剤100重量部に対して、例えば、10〜3000重量部、好ましくは50〜2000重量部、さらに好ましくは100〜1000重量部程度である。
機能調整剤には、例えば、金属封鎖剤(エデト酸二ナトリウムやエデト酸四ナトリウムなどのエデト酸又はその塩、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウムなどのジエチレントリアミン五酢酸又はその塩など)、緩衝剤(リン酸や塩酸などの無機酸、酢酸などの有機カルボン酸、マレイン酸などの有機多価カルボン酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸などのオキシカルボン酸、アスコルビン酸、トコフェロールなど)、還元力調整剤(ジチオグリコール酸、ジチオ乳酸など)、アルコール類(エタノール、イソプロパノール、ブタノールなどのC1-10アルコールなど)、防腐剤(安息香酸ナトリウムなどの安息香酸塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピルなどのアルキルパラベン、ソルビン酸又はその塩、デヒドロ酢酸又はその塩、サリチル酸又はその塩など)、抗炎症剤(グアイアズレン、グリチルリチン酸、アロイン、アロエエモジンなど)、消臭剤(銅クロロフィル、没食子酸、タンニン酸、アビエチン酸、シクロデキストリンなど)、安定剤(ブチルヒドロキシアニソールやジブチルヒドロキシトルエンなどの酸化防止剤、ベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体などの紫外線吸収剤など)などが含まれる。
これらの機能調整剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらの機能調整剤の割合は、各機能調整剤の機能に応じて適宜選択できるが、通常、それぞれ、還元性組成物全体に対して0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%、さらに好ましくは0.1〜3重量%程度である。還元剤に対する機能調整剤の割合も、それぞれ、還元剤100重量部に対して、例えば、1〜300重量部、好ましくは5〜100重量部、さらに好ましくは10〜50重量部程度である。
香料には、例えば、合成香料、オレンジ油やペパーミント油などの精油成分などが含まれる。着色剤には、例えば、銅クロロフィル、カラメル、β−カロチン、クチナシ黄、ベニバナ黄、ベニバナ赤、コチニールなどが含まれる。香料及び着色剤は、目的に応じて、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。香料、着色剤の割合は、それぞれ、前記機能調整剤の割合と同様である。
[酸化性組成物]
本発明の方法で用いる酸化性組成物は、還元剤によって切断したジスルフィド結合を再結合するための酸化剤を含んでいる。酸化剤としては、パーマ液に使用される慣用の酸化剤が利用できる。慣用の酸化剤としては、例えば、酸素酸又はその塩(臭素酸、塩素酸、ヨウ素酸又はそれらの塩など)、過酸又はその塩(過ホウ酸、過硫酸又はそれらの塩など)、過酸化物(過酸化水素など)などが挙げられる。さらに、酸素酸又は過酸の塩を構成する塩基としては、前記還元剤における塩基と同様の塩基を例示できる。前記塩基のうち、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、アンモニアなどが好ましい。
本発明では、これらの酸化剤のうち、前記還元性組成物の還元剤の作用後に、切断されたケラチンを再結合するための適度な酸化力を有する点から、毛髪への浸透が迅速で酸化力も大きい過酸化物よりも、酸素酸又はその塩(臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウムなどの臭素酸アルカリ金属塩、臭素酸アンモニウムなど)、過酸又はその塩(過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウムなどの過ホウ酸アルカリ金属塩、過ホウ酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムなどの過硫酸アルカリ金属塩、過硫酸アンモニウムなど)が好ましい。これらの酸化剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。さらに、これらの酸素酸、過酸及びそれらの塩の中でも、組成物に対しての分散性に優れ、毛髪へ適度に浸透し、かつ低濃度で酸化力を発現する点から、臭素酸アルカリ金属塩、特に臭素酸ナトリウムが好ましい。
酸化剤の割合は、その種類や還元剤の種類などに応じて選択でき、酸化性組成物全体に対して0.05〜15重量%程度の範囲から選択でき、例えば、0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜5重量%、さらに好ましくは0.4〜2重量%(特に0.5〜1重量%)程度である。
さらに、前記還元性組成物中に含まれる還元剤に対する酸化剤の割合は、還元剤100重量部に対して、例えば、1〜1000重量部、好ましくは3〜500重量部、さらに好ましくは5〜100重量部(特に10〜50重量部)程度である。
酸化性組成物は、通常、水性であり、主たる溶媒として水を含んでいる。溶媒の割合は、例えば、酸化性組成物全体に対して10〜95重量%、好ましくは30〜90重量%、さらに好ましくは50〜85重量%(特に60〜80重量%)程度である。酸化性組成物のpHは、酸化剤の種類によっても異なるが、還元剤と共存したときに安定性を保持し、かつ還元剤が充分に作用した後に酸化力を発現させる点から、中性域にあるのが好ましい。具体的なpHは、例えば、4.5〜10、好ましくは5〜9、さらに好ましくは6〜8(特に6.5〜7.5)の範囲にあるのが好ましい。
酸化性組成物の状態は、液状やエアゾル状などであってもよいが、還元性組成物と同様に、半固体状(ゲル状、ペースト状、クリーム状など)、フォーム状(泡状)などが好ましい。酸化性組成物においても、組成物を半固体状又はフォーム状などに調製する観点から、増粘剤としては、還元性組成物で例示された増粘剤を単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。酸化性組成物における増粘剤としても、セタノールやステアリルアルコールなどのC12-24アルコール、ポリエチレングリコールやグリセリンなどの多価アルコールなどが汎用される。
増粘剤の割合は、例えば、酸化性組成物全体に対して0.5〜40重量%、好ましくは1〜30重量%、さらに好ましくは2〜20重量%(特に3〜15重量%)程度である。酸化剤に対する増粘剤の割合は、酸化剤100重量部に対して、例えば、50〜3000重量部、好ましくは100〜2000重量部、さらに好ましくは150〜1000重量部(特に200〜1500重量部)程度である。
酸化性組成物も、還元性組成物と同様に、さらに慣用の添加剤、例えば、コンディショニング成分、乳化剤又は界面活性剤、機能調整剤、香料、着色剤などを含んでいてもよい。これらの成分は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
コンディショニング成分としては、還元性組成物で例示されたコンディショニング成分を単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。コンディショニング成分の割合は、例えば、酸化性組成物全体に対して0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜20重量%、さらに好ましくは0.5〜15重量%(特に1〜10重量%)程度である。酸化剤に対するコンディショニング成分の割合は、酸化剤100重量部に対して、例えば、10〜5000重量部、好ましくは50〜3000重量部、さらに好ましくは100〜2000重量部程度である。
界面活性剤も還元性組成物で例示された界面活性剤を単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。界面活性剤の割合は、酸化性組成物全体に対して0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜25重量%、さらに好ましくは0.5〜20重量%(特に1〜15重量%)程度である。酸化剤に対する界面活性剤の割合は、酸化剤100重量部に対して、例えば、10〜5000重量部、好ましくは50〜3000重量部、さらに好ましくは100〜2000重量部程度である。
機能調整剤としては、還元性組成物で例示された金属封鎖剤、緩衝剤、防腐剤、抗炎症剤、消臭剤、紫外線吸収剤を単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらの機能調整剤のうち、緩衝剤としては、アセトアニリド、フェナセチン、硫酸オキシキノリン、スズ酸ナトリウムなども使用でき、クエン酸やリン酸などの酸成分を酸化性組成物ではpH調整剤として用いてもよい。なお、他の機能調整剤は、酸化性組成物及び還元性組成物の一方に含まれていてもよく、両組成物に含まれていてもよい。これらの機能調整剤の割合は、各機能調整剤の機能に応じて適宜選択できるが、通常、それぞれ、酸化性組成物全体に対して0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%、さらに好ましくは0.1〜3重量%程度である。酸化剤に対する機能調整剤の割合は、それぞれ、酸化剤100重量部に対して、例えば、1〜500重量部、好ましくは5〜300重量部、さらに好ましくは10〜100重量部程度である。
香料及び着色剤も還元性組成物で例示された香料、着色剤を、目的に応じて、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。香料、着色剤の割合は、それぞれ、前記機能調整剤の割合と同様である。
[パーマ用キット又はセット]
本発明のパーマ用キット又はセットは、前記還元性組成物を収容する収容部と、前記酸化性組成物を収容する収容部との組み合わせで構成できる。但し、本発明のキット又はセットは、1つの容器内に分画又は区画して、還元性組成物と酸化性組成物とを収容してもよい。
本発明のキット又はセットを構成する各組成物は、前記還元性組成物に含まれる還元剤と、前記酸化性組成物に含まれる酸化剤とを共存させて毛髪に適用できれば、その調製方法は特に限定されない。各組成物は、慣用の混合方法、例えば、ミキサーなどを用いた混合方法などを利用して調製できる。
なお、両組成物の形態は、キット又はセットに限定されず、還元性組成物の構成成分と、酸化性組成物の構成成分とを一括して混合した組成物の形態であってもよい。但し、両組成物を混合した状態で長時間(例えば、1時間以上)放置すると、酸化剤及び還元剤の作用が低下するため、取り扱い性の点から、通常、還元性組成物と酸化性組成物とをそれぞれ慣用の方法で混合して別個に調製するのが好ましい。
酸化性組成物と還元性組成物との割合は、酸化剤と還元剤との重量割合が前述の範囲になる割合であれば、特に限定されず、通常、体積比で、還元性組成物/酸化性組成物=3/1〜1/3、好ましくは2/1〜1/2、さらに好ましくは1.5/1〜1/1.5程度である。
本発明では、還元剤の作用後に酸化剤を作用させる点から、混合液のpHも重要であり、中性域にあるのが好ましい。具体的なpHは、例えば、5〜11、好ましくは5.5〜10、さらに好ましくは6〜9(特に6.5〜8.5)の範囲にあるのが好ましい。なお、ダメージ毛の場合などのように、酸化剤の作用を促進させるために、酸リンスなどを用いて、pHを5〜6.5(特に5.5〜6)程度の範囲に調整してもよい。
[パーマ方法]
本発明のパーマ方法は、前記パーマ用キット(還元性組成物及び酸化性組成物)を毛髪に適用して毛髪にパーマを形成する方法であって、前記還元剤と前記酸化剤とを共存させて毛髪を処理する工程を含む。このパーマ方法では、還元工程と酸化工程とを別個の処理工程とせず、還元剤と酸化剤とを同時に毛髪に適用することを大きな特徴とする。本発明の方法では、従来の方法のように、毛髪に対して還元剤を含むパーマ液を適用してケラチンを還元処理し、ロッドを巻いたカーリングや縮毛矯正などの整形を行った後、整形を解いて酸化剤を毛髪に適用する必要はなく、酸化剤を(還元剤とともに)毛髪に適用した状態で整形を行うことができる。従って、従来のパーマ方法に比べて、工程が削減されるため、パーマに要する時間を大幅に短縮できる。
還元剤と酸化剤とを共存させる方法としては、前記還元性組成物及び前記酸化性組成物を予め混合した後に毛髪に適用してもよく、各組成物を別個に毛髪の同一箇所に同時に又は時間的に間隔をおいて適用してもよい。なお、両組成物を予め混合して使用する場合は、還元剤及び酸化剤が失活しない間、例えば、混合後1時間以内、好ましくは45分以内、さらに好ましくは30分以内(特に10分以内)に毛髪に適用するのが好ましい。一方、各組成物を別個に適用する場合において、同時とは、両組成物を直前に混合して適用する場合の他、一方の組成物を適用した直後に他方の組成物を適用する場合も含む。また、各組成物を時間的に間隔をあける場合、その時間は比較的短い時間であればよく、例えば、10分間以内、好ましくは5分間以内、さらに好ましくは1分間以内である。毛髪への適用方法としては、組成物の状態に応じて、塗布、スプレーなどを利用できる。組成物がクリーム状又はペースト状である場合、通常、塗布により毛髪に適用される。
両組成物の適用量は、パーマする毛髪を充分に含浸可能な量で使用され、通常、成人(肩までの長さの毛髪)一人当たり、それぞれ、10〜200ml、好ましくは20〜150ml、さらに好ましくは30〜100ml程度である。特に、両組成物がクリーム状などの半固体状である場合、両組成物の頭皮への接触が抑制されるため、皮膚刺激性も少ない。
還元剤及び酸化剤で処理する工程では、毛髪に張力を作用させて所望形状に整形する。整形方法としては、カーラーなどにより張力を作用させて毛髪を所望形状のロットに巻く方法(ワインディング)やストレートに伸ばす方法などが挙げられる。還元性組成物及び酸化性組成物の適用は、髪の整形の前及び/又は後に行ってもよいが、両組成物が半固体状の場合、操作性の点から、整形に先だって適用するのが好ましい。
本発明では、整形後に、遠赤外線を照射したり、加温してもよいが、加温せずに空気酸化させるのが好ましい。遠赤外線の照射や加温をしないことにより、還元剤と共存させた状態で酸化剤を有効に発現できるだけでなく、加熱による毛髪の負担を低減できるため、ナチュラルな手触りの良いパーマが実現できる。さらに、デジタルパーマ、エアウェーブパーマ、アイロンパーマなどとは異なり、電気器具を用いることなく、簡便に優れたパーマが可能となる。
還元性組成物及び酸化性組成物を毛髪に適用する時間は、両組成物を毛髪に対して塗布などにより適用してから、洗い流すまでの時間を意味し、例えば、1〜60分間、好ましくは3〜50分間、さらに好ましくは5〜40分間(特に8〜30分間)程度である。なお、本発明では、還元剤の種類や濃度、還元性組成物のpH、酸化剤の種類や濃度などを制御することにより、短時間であっても優れたパーマを施工できる。例えば、8〜15分間程度の適用時間であっても、加温することなく、カーリングの場合、ロッドの直径に対して3〜5倍程度の良好なカールが形成できる。
ワインディングなどの整形は、還元性組成物及び酸化性組成物を適用後ただちに行ってもよく、両組成物を適用後しばらく放置してから行ってもよいが、毛髪を固定するために、ある程度の整形時間を確保する必要があり、例えば、1分間以上(例えば、1〜60分間)、好ましくは3〜30分間、さらに好ましくは5〜20分間(特に8〜15分間)程度である。整形前に両組成物を適用して放置する場合、放置時間は、例えば、1分間以上(例えば、1〜30分間)、好ましくは2〜20分間、さらに好ましくは3〜15分間程度である。
なお、本発明のパーマ方法では、前記工程の短縮や低温処理による効果だけでなく、還元剤と酸化剤とを共存させることにより、パーマ液が存在する状態で、還元剤によりケラチンのジスルフィド結合が切断されるとともに、速やかに酸化剤によりジスルフィド結合が再結合され、パーマ液などによる毛髪の膨潤が抑制される。そのため、ケラチンのペプチド結合の加水分解による切断、ミックスドジスルフィド、ランチオニン結合及びシステイン酸の生成、タンパク質の溶出が抑制される。従って、パーマ後の毛髪は、ダメージが少なくてパサつかず、優れた質感及び触感を有する。
本発明のパーマ方法は、還元性組成物及び酸化性組成物による処理工程の前工程として、洗髪工程を含んでいる。洗髪工程では、慣用のシャンプーを毛髪に適用して、慣用の方法で水を用いて洗髪する。なお、毛髪の痛みが激しい場合など、必要に応じて、洗髪工程の後に、トリートメント工程を経てもよい。トリートメント工程では、慣用のトリートメント剤やキューティクル調整剤などを適用してもよい。
本発明のパーマ方法は、還元性組成物及び酸化性組成物による処理工程の後、通常、リンス工程を含んでいる。リンス工程において、両組成物が適用された毛髪の整形を解いた後、毛髪から両組成物を水で洗い流す。リンス工程では、慣用のリンス剤を毛髪に適用してもよい。なお、ダメージ毛の場合など、酸化剤による酸化を促進するために酸リンスを用いてもよい。酸リンスとしては、慣用の成分、例えば、アルコール類、香料、着色料、防腐剤、界面活性剤、アミノ酸又はその塩、タンパク質の加水分解物、pH調整剤(リン酸、クエン酸など)などを含んでいてもよい。酸リンスは、毛髪に適用した後、例えば、1〜20分間、好ましくは1.5〜10分間、さらに好ましくは2〜5分間程度放置してから洗髪してもよく、通常のリンス工程と同様に、適用後直ちに洗髪してもよい。
本発明のパーマ方法は、パーマ液を用いて永続的に毛髪をパーマネントする方法に利用でき、例えば、ウェーブやストレートなどの各種パーマ形状に適用できる。また、パーマ液を用いる方法であれば、パーマ方式も限定されず、例えば、コールドパーマだけでなく、加温パーマなどの各種方式に利用できる。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、実施例及び比較例において、用いた成分の略号の内容及びパーマの評価基準を以下に示す。
[成分]
セテアリルアルコール:セチルアルコールとステアリルアルコールとの混合物(花王(株)製、「カルコール6850」)
セタノール:花王(株)製、「カルコール6870」
エタノールアミン:80重量%モノエタノールアミン水溶液(佐々木化学(株)製)
ミリスチン酸オクチドデシル:ミリスチン酸オクチルとミリスチン酸ドデシルとの混合物(高級アルコール工業(株)製)
トリイソパルミチン:トリイソパルミチン酸グリセリル(コグニスジャパン(株)製、「ミリトール163」)
グリセリン:化粧品用濃グリセリン(花王(株)製)
セテス−25:ポリオキシエチレンセチルエーテル(日光ケミカルズ(株)製、「NIKKOL BC−25TX」)
アモジメチコン:アミノ変性シリコーン油含有エマルジョン(東レ・ダウコーニング(株)製、「SM8904」)
ステアリルトリモニウムクロリド:ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド(東邦化学工業(株)製、「カテナール STC−80」)
ベヘントリモニウムクロリド:ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド(ライオン(株)製、「アーカード 22−80」)
チオグリコール酸MEA:50重量%チオグリコール酸モノエタノールアミン水溶液(佐々木化学(株)製)
システイン:佐々木化学(株)製、「Lーシステインフリーベース」
スピエラ含有還元性組成物:エルコスジャパン(株)製、「スピエール」
システアミン含有還元性組成物:香栄化学(株)製、「モデスコスメL」
臭素酸Na:臭素酸ナトリウム(佐々木化学(株)製)。
[パーマの評価基準]
実施例及び参考例で形成したパーマについて、以下の基準で5段階評価した。
5:新生部から毛先までロッドの直径に対して3〜4倍の径を有するウェーブが均一に形成され、かつ乾燥後も全くウェーブダウンが見られず、質感も優れていた
4:新生部から毛先までロッドの直径に対して3〜4倍の径を有するウェーブが形成されていたが、乾燥後に僅かにパサつきが見られた
3:しっかりしたウェーブは出ているが、均一なウェーブでなく、乾燥後にウェーブダウンが見られ、パサつきが見られた
2:髪全体又は毛先に少しウェーブが出るものの、均一なウェーブでなく、乾燥後のパサつきもひどかった
1:ウェーブダウンが見られなかった。
実施例1
アルカリ酸化染料で着色した20代女性のカラー毛髪に対して、5mlのシャンプー(マティーズ(株)製、「ナチュラルハーブシャンプー」)を用いて軽く洗髪した後、タオルで水分を拭き取った。その後、表1に示す組成を有する還元性組成物(pH9.55)40mlを毛髪全体に充分に行き渡るように塗布し、表2に示す組成を有する酸化性組成物(pH6.89)40mlを同様に毛髪全体に塗布した。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは7.9であった。直ちに、ロッドを用いてワインディングして、室温(25℃)で10分間放置した。その後、ロッドアウトし、10mlのリンス剤(マティーズ(株)製、「オレンジパック」)を用いて、組成物を洗い流し、乾燥した。パーマ後の毛髪は、新生部から毛先までロッドの直径に対して3〜4倍の径を有するウェーブが形成されていた。また、毛髪におけるカラーの褪色もなかった。
Figure 2009120563
Figure 2009120563
比較例1
なお、比較のため、従来のパーマ方法でパーマを行った。すなわち、還元性組成物を毛髪全体に塗布した後、直ちにワインディングし、20分間放置後、酸化性組成物を塗布し、さらに15分間放置後にロッドアウトする以外は実施例1と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪には、全体にウェーブは出ているが、均一なウェーブでなく、毛先に強く出ている。乾燥すると、ウェーブは出ているものの、毛髪全体がパサつき毛先は少しチリつきが出て手触りも悪かった。
実施例2
酸化性組成物中の臭素酸ナトリウムの割合が7.8重量%である酸化性組成物(pH6.0)を用いる以外は実施例1と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは8.9であった。パーマ後の毛髪には、実施例1と同様に、しっかりしたウェーブが出ているが、実施例1に比べて、少し毛髪が硬かった。また、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例1
酸化性組成物中の臭素酸ナトリウムの代わりに過酸化水素1.5重量%を含有する酸化性組成物(pH3.8)を用いる以外は実施例1と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは6.6であった。パーマ後の毛髪にウェーブはほとんど見られなかった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例3
還元性組成物中のチオグリコール酸MEAの代わりにシステイン5.6重量%を含有する還元性組成物(pH8.8)を用い、かつ酸化性組成物中の臭素酸ナトリウムの割合が7.8重量%である酸化性組成物(pH6.0)を用いる以外は実施例1と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは8.0であった。パーマ後の毛髪は、髪全体にウェーブが見られるが、均一なウェーブではなく、毛先にウェーブが強く出る傾向が見られた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例4
還元性組成物中のチオグリコール酸MEAの代わりにシステイン5.6重量%を含有する還元性組成物(pH8.8)を用い、かつ酸化性組成物中の臭素酸ナトリウムの代わりに過酸化水素1.5重量%を含有する酸化性組成物(pH3.8)を用いる以外は実施例1と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは7.0であった。パーマ後の毛髪の毛先にCカールが見られたが、新生部にはウェーブは見られなかった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例5
還元性組成物中のチオグリコール酸MEAの割合が7.6重量%である還元性組成物(pH9.2)を用い、かつ酸化性組成物中の臭素酸ナトリウムの割合が7.8重量%である酸化性組成物(pH6.0)を用いる以外は実施例1と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは8.8であった。パーマ後の毛髪は、髪全体にしっかりしたカールが見られたが、毛髪がパサついていた。また、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例6
還元性組成物中のチオグリコール酸MEAの割合が7.6重量%である還元性組成物(pH9.2)を用い、かつ酸化性組成物中の臭素酸ナトリウムの代わりに過酸化水素1.5重量%を含有する酸化性組成物(pH3.8)を用いる以外は実施例1と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは7.8であった。パーマ後の毛髪の毛先に少しCカールが見られた。また、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
なお、上記実施例1〜6及び参考例1における還元剤、酸化剤及び放置時間とパーマ評価との関係を以下の表3に示す。
Figure 2009120563
実施例7
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で20分間放置する以外は実施例1と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪には、新生部から毛先まで均一でセットカールのようなウェーブが出た。すなわち、新生部から毛先までロッドの直径に対して3〜4倍の径を有するウェーブが均一に形成され、かつ乾燥後も全くウェーブダウンが見られず、質感も優れていた。さらに、毛髪はカラーの褪色もなかった。
実施例8
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で20分間放置する以外は実施例2と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪には、しっかりしたウェーブが出ていた。また、乾燥してもしっかりと弾力のあるウェーブであり、髪が硬くパサついた。さらに、毛髪におけるカラーの褪色もなかった。
参考例2
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で20分間放置する以外は参考例1と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪には、ウェーブはほとんど出ていなかった。なお、乾燥すると、毛先に少しカールが出るが、ウェーブは出ず、髪全体が硬くなり、質感もあまり良くなかった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例9
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で20分間放置する以外は実施例3と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪には、乾燥すると、しっかりしたセットカールのようなウェーブが出たが、毛先がパサついた。また、毛髪におけるカラーの褪色もなかった。
参考例3
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で20分間放置する以外は実施例4と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪には、乾燥しても、ほとんどウェーブは出ず、毛髪の質感も悪かった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例10
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で20分間放置する以外は実施例5と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、乾燥すると、髪全体にしっかりしたカールが出ていたが、パサつきがあった。なお、毛髪のカラーが少し褪色していた。
参考例4
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で20分間放置する以外は実施例6と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪には、乾燥しても、ほとんどウェーブは出ず、毛髪の手触りも悪かった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
なお、上記実施例7〜10及び参考例2〜4における還元剤、酸化剤及び放置時間とパーマ評価との関係を以下の表4に示す。
Figure 2009120563
実施例11
アルカリ酸化染料で着色した20代女性のカラー毛髪に対して、5mlのシャンプー(マティーズ(株)製、「ナチュラルハーブシャンプー」)を用いて軽く洗髪した後、タオルで水分を拭き取った。その後、スピエラ含有還元性組成物80mlを毛髪全体に充分に行き渡るように塗布し、表2に示す組成を有する酸化性組成物(pH6.89)80mlを同様に毛髪全体に塗布し、室温(25℃)で10分間放置した。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは6.2であった。その後、ロッドを用いてワインディングして、室温で10分間放置した。その後、ロッドアウトし、10mlのリンス剤(マティーズ(株)製、「オレンジパック」)を用いて、組成物を洗い流し、乾燥した。パーマ後の毛髪は、新生部から毛先までロッドの直径に対して3〜4倍の径を有するウェーブが形成されていた。但し、毛髪は若干悪臭を有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色もなかった。
実施例12
酸化性組成物中の臭素酸ナトリウムの割合が7.8重量%である酸化性組成物(pH6.0)を用いる以外は実施例11と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは6.1であった。パーマ後の毛髪には、実施例11と同様に、髪全体にウェーブが出ていた。但し、毛髪は若干悪臭を有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例5
酸化性組成物中の臭素酸ナトリウムの代わりに過酸化水素1.5重量%を含有する酸化性組成物(pH3.8)を用いる以外は実施例11と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは5.9であった。パーマ後の毛髪にウェーブはほとんど見られなかった。また、毛髪は若干悪臭を有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例13
スピエラ含有還元性組成物の代わりにシステアミン含有還元性組成物を用いる以外は実施例11と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは7.5であった。パーマ後の毛髪は、新生部から毛先まで少しウェーブは緩いものの、均一なウェーブが形成されていた。また、毛髪が若干悪臭を有すると共に、皮膚に対する刺激性も有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例14
スピエラ含有還元性組成物の代わりにシステアミン含有還元性組成物を用いる以外は実施例12と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは7.5であった。パーマ後の毛髪は、髪全体に少しウェーブが出るものの、均一なウェーブではなく、毛先に強くウェーブが形成されていた。また、毛髪が若干悪臭を有すると共に、皮膚に対する刺激性も有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例6
スピエラ含有還元性組成物の代わりにシステアミン含有還元性組成物を用いる以外は参考例5と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは5.9であった。パーマ後の毛髪には、ウェーブはほとんど見られなかった。また、毛髪が若干悪臭を有すると共に、皮膚に対する刺激性も有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
なお、上記実施例11〜14及び参考例5〜6における還元剤、酸化剤及び放置時間とパーマ評価との関係を以下の表5に示す。
Figure 2009120563
実施例15
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を、ワインディング後に室温(25℃)で20分間放置する以外は実施例11と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、乾燥していくと、ウェーブダウンがあり、全体的に緩いウェーブで均一なウェーブが出なかった。また、毛髪は若干悪臭を有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例16
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を、ワインディング後に室温(25℃)で20分間放置する以外は実施例12と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、実施例12よりも更に強く髪全体にウェーブが出た。しかし、乾燥していくと、ウェーブダウンし、毛先の方が強くウェーブが出た。また、毛髪は若干悪臭を有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例7
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を、ワインディング後に室温(25℃)で20分間放置する以外は参考例5と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪には、ウェーブはほとんど出ていなかった。また、毛髪は若干悪臭を有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例17
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を、ワインディング後に室温(25℃)で20分間放置する以外は実施例13と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪には、実施例13と同様に、新生部から毛先まで少しウェーブは緩いものの、均一にウェーブが出ていた。乾燥していくと、少しウェーブダウンが発生した。また、毛髪が若干悪臭を有すると共に、皮膚に対する刺激性も有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例18
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を、ワインディング後に室温(25℃)で20分間放置する以外は実施例14と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪には、実施例14と同様に、髪全体に少しウェーブが出るものの、均一なウェーブではなく、毛先に強くウェーブが形成されていた。乾燥していくと、少しウェーブダウンが発生した。また、毛髪が若干悪臭を有すると共に、皮膚に対する刺激性も有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例8
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を、ワインディング後に室温(25℃)で20分間放置する以外は参考例6と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪には、ウェーブはほとんど出なかった。また、乾燥してもウェーブは出なかった。また、毛髪が若干悪臭を有すると共に、皮膚に対する刺激性も有していた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
なお、上記実施例15〜18及び参考例7〜8における還元剤、酸化剤及び放置時間とパーマ評価との関係を以下の表6に示す。
Figure 2009120563
実施例19
ワインディングの前に、還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で10分間放置した後にワインディングする以外は実施例1と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、新生部から毛先までロッドの直径に対して3〜4倍の径を有するウェーブが形成されていた。また、毛髪におけるカラーの褪色もなかった。
実施例20
ワインディングの前に、還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で10分間放置した後にワインディングする以外は実施例2と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、髪全体にウェーブが出ていたが、少し毛髪が硬かった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例9
ワインディングの前に、還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で10分間放置した後にワインディングする以外は参考例1と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪にウェーブは、ほとんど見られなかった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例21
ワインディングの前に、還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で10分間放置した後にワインディングする以外は実施例3と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、髪全体に少しウェーブが出ているが、均一なウェーブではなく、毛先に強く出ていた。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例10
ワインディングの前に、還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で10分間放置した後にワインディングする以外は実施例4と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪にウェーブはほとんどが出ていなかった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例22
ワインディングの前に、還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で10分間放置した後にワインディングする以外は実施例5と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、髪全体に少しカールが出たが、パサついた感じがした。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例11
ワインディングの前に、還元性組成物及び酸化性組成物を塗布した毛髪を室温(25℃)で10分間放置した後にワインディングする以外は実施例6と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪にほとんどウェーブは出なかった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
なお、上記実施例19〜22及び参考例9〜11における還元剤、酸化剤及び放置時間とパーマ評価との関係を以下の表7に示す。
Figure 2009120563
実施例23
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布し、室温(25℃)で10分間放置した毛髪を、ワインディング後に室温で20分間放置する以外は実施例19と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、新生部から毛先まで均一でセットカールのようなウェーブが出た。また、毛髪におけるカラーの褪色もなかった。
実施例24
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布し、室温(25℃)で10分間放置した毛髪を、ワインディング後に室温で20分間放置する以外は実施例20と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、実施例20と同様のウェーブが出たが、手触りは悪かった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例12
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布し、室温(25℃)で10分間放置した毛髪を、ワインディング後に室温で20分間放置する以外は参考例9と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、ほとんどウェーブが出なかった。乾燥してもウェーブは出ず、髪全体が硬くなり、質感も悪かった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例13
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布し、室温(25℃)で10分間放置した毛髪を、ワインディング後に室温で20分間放置する以外は実施例21と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、乾燥してもウェーブがほとんど出ず、パサついて質感も悪かった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例14
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布し、室温(25℃)で10分間放置した毛髪を、ワインディング後に室温で20分間放置する以外は参考例10と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、乾燥してもウェーブが出ず、質感も悪かった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例15
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布し、室温(25℃)で10分間放置した毛髪を、ワインディング後に室温で20分間放置する以外は実施例22と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、乾燥すると、ほとんどカールが出ず、質感も悪かった。さらに、毛髪のカラーが少し褪色していた。
参考例16
還元性組成物及び酸化性組成物を塗布し、室温(25℃)で10分間放置した毛髪を、ワインディング後に室温で20分間放置する以外は参考例11と同様にしてパーマを行った。パーマ後の毛髪は、乾燥するとほとんどウェーブが出ず、手触りも悪かった。なお、毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
なお、上記実施例23〜24及び参考例12〜16における還元剤、酸化剤及び放置時間とパーマ評価との関係を以下の表8に示す。
Figure 2009120563
参考例17
アルカリ酸化染料で着色した20代女性のカラー毛髪に対して、5mlのシャンプー(マティーズ(株)製、「ナチュラルハーブシャンプー」)を用いて軽く洗髪した後、タオルで水分を拭き取った。その後、チオグリコール酸モノエタノールアミンの割合が0.5重量%である以外は表1と同じ組成を有する還元性組成物(pH8.3)40mlを毛髪全体に充分に行き渡るように塗布し、臭素酸ナトリウムの割合が0.1重量%である以外は表2と同じ組成を有する酸化性組成物(pH6.89)40mlを同様に毛髪全体に塗布し、室温(25℃)で10分間放置した。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは8.0であった。その後、ロッドを用いてワインディングして、室温で20分間放置した。その後、ロッドアウトし、10mlのリンス剤(マティーズ(株)製、「オレンジパック」)を用いて、組成物を洗い流し、乾燥した。ロッドアウト後の毛髪には、ウェーブはほとんど出ず、乾燥後もほとんどウェーブが出なかった。毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例25
チオグリコール酸モノエタノールアミンの割合が4重量%である以外は表1と同じ組成を有する還元性組成物(pH9.2)40mlを用いる以外は参考例17と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは8.9であった。ロッドアウト後の毛髪全体にウェーブが出たものの、乾燥すると毛髪全体にウェーブが出なかった。毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例18
臭素酸ナトリウムの割合が2重量%である以外は表2と同じ組成を有する酸化性組成物(pH6.89)40mlを用いる以外は参考例17と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは8.9であった。ロッドアウト後、毛髪の毛先のダメージ部に少しウェーブが出たものの、乾燥するとほとんどウェーブが出なかった。毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例26
臭素酸ナトリウムの割合が2重量%である以外は表2と同じ組成を有する酸化性組成物(pH6.89)40mlを用いる以外は実施例25と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは8.9であった。ロッドアウト後、毛髪全体にしっかりしたウェーブが出て、乾燥するとウェーブダウンが見られたが、毛先はウェーブが出ていた。毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
参考例19
表2に示す組成を有する酸化性組成物(pH6.89)40mlを用いる以外は参考例17と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは8.0であった。ロッドアウト後、毛髪全体にウェーブが出ず、乾燥しても全くウェーブが出なかった。毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
実施例27
表2に示す組成を有する酸化性組成物(pH6.89)40mlを用いる以外は実施例25と同様にしてパーマを行った。なお、還元性組成物と酸化性組成物との混合物のpHは8.9であった。ロッドアウト後、毛髪全体にしっかしたウェーブが出て、乾燥すると毛髪全体に少しウェーブダウンが見られたが、ウェーブは出ていた。毛髪におけるカラーの褪色はなかった。
なお、上記実施例25〜27及び参考例17〜19における還元剤、酸化剤及び放置時間とパーマ評価との関係を以下の表9に示す。
Figure 2009120563
実施例28
アルカリ酸化染料で着色した20代女性のカラー毛髪(ダメージ毛)に対して、リンス剤として、酸リンス(オリオン粧品工業(株)製、「IGCヘアコントローラ」の4倍希釈物、pH5.0)を用いて洗髪する以外は、実施例7と同様にしてパーマを行った。尚、酸リンスを塗布した毛髪のpHは5.5であった。パーマ後の毛髪には、新生部から毛先まで均一でセットカールのようなウェーブが出た。さらに、毛髪はカラーの褪色もなかった。

Claims (9)

  1. 還元剤を含む還元性組成物及び酸化剤を含む酸化性組成物を毛髪に適用してパーマを形成する方法であって、前記還元剤と前記酸化剤とを共存させて毛髪を処理する工程を含むパーマ方法。
  2. 還元剤がチオグリコール酸又はその塩である請求項1記載のパーマ方法。
  3. 還元剤の割合が、還元性組成物全体に対して0.1〜15重量%である請求項1又は2記載のパーマ方法。
  4. 還元性組成物が、さらにアルカリ剤を含有し、かつpHが8〜11である請求項1〜3のいずれかに記載のパーマ方法。
  5. 酸化剤が、酸素酸、過酸及びそれらの塩からなる群から選択された少なくとも一種の酸化剤である請求項1〜4のいずれかに記載のパーマ方法。
  6. 酸化剤が臭素酸塩である請求項1〜5のいずれかに記載のパーマ方法。
  7. 酸化剤の割合が、酸化性組成物全体に対して0.05〜15重量%であり、酸化性組成物のpHが4.5〜10である請求項1〜6のいずれかに記載のパーマ方法。
  8. 還元性組成物及び酸化性組成物を室温で5〜40分間毛髪に適用する請求項1〜7のいずれかに記載のパーマ方法。
  9. 還元剤を含む還元性組成物と、酸化剤を含む酸化性組成物とを組み合わせたパーマ用キットであって、前記還元剤と前記酸化剤とを共存させて毛髪に適用するためのパーマ用キット。
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