JP2009199002A - 拡散シート用積層フィルム、拡散シート、及び表示装置 - Google Patents
拡散シート用積層フィルム、拡散シート、及び表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009199002A JP2009199002A JP2008043256A JP2008043256A JP2009199002A JP 2009199002 A JP2009199002 A JP 2009199002A JP 2008043256 A JP2008043256 A JP 2008043256A JP 2008043256 A JP2008043256 A JP 2008043256A JP 2009199002 A JP2009199002 A JP 2009199002A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- mass
- diffusion sheet
- parts
- easy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
【課題】スティッキング防止、ニュートンリング防止機能に加え、輝度向上特性を得る。
【解決手段】拡散シート15は、ポリエステルからなる支持体11と、支持体11の一方の面に形成される易接着層12と、支持体11の他方の面に形成される裏面層13と、易接着層12の上に形成される拡散層14とから構成される。易接着層12には、カルボジイミド構造を複数個有する化合物が含まれている。裏面層13は、波長が380nm〜780nmの光に対する平均反射率が3.5%以下である。易接着層12にカルボジイミド構造を複数個有する化合物を含有することで、拡散層14に対する接着性が向上する。裏面層の平均反射率を3.5%以下とすることで、スティッキング防止、ニュートンリング防止機能に加え、輝度向上特性を得ることができる。
【選択図】図2
【解決手段】拡散シート15は、ポリエステルからなる支持体11と、支持体11の一方の面に形成される易接着層12と、支持体11の他方の面に形成される裏面層13と、易接着層12の上に形成される拡散層14とから構成される。易接着層12には、カルボジイミド構造を複数個有する化合物が含まれている。裏面層13は、波長が380nm〜780nmの光に対する平均反射率が3.5%以下である。易接着層12にカルボジイミド構造を複数個有する化合物を含有することで、拡散層14に対する接着性が向上する。裏面層の平均反射率を3.5%以下とすることで、スティッキング防止、ニュートンリング防止機能に加え、輝度向上特性を得ることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、液晶ディスプレイの拡散シート用部材として好適に用いられる拡散シート用積層フィルム、拡散シート、及び表示装置に関する。
ポリエステルフィルム、特に二軸配向ポリエステルフィルムは、優れた透明性、寸法安定性、耐薬品性、低吸湿性から各種の光学フィルムとして多く利用されている。例えば、液晶ディスプレイでは、プリズムシート、反射防止シート、光拡散シート、ハードコートシートなどのベースフィルムに用いられている。また、プラズマディスプレイでは、IR吸収シート、電磁波シールドシート、調色シート、反射防止シート、防眩シート、ハードコートシートなどのベースフィルムに用いられている。
液晶ディスプレイの拡散シート用途では、ポリエステルフィルムの片面に、熱硬化型樹脂や紫外線硬化性樹脂等により形成される拡散層が設けられる。この拡散層はポリエステルフィルムとの接着性が要求される。特に最近では、歩留まり向上のため、耐傷性を付与した紫外線硬化性樹脂型の拡散層が多く見られる。一般に、ポリエステルフィルムの上に直接拡散層を設けると良好な接着性が得られないため、ポリエステルフィルムの上に易接着層と呼ばれる塗布液を設けて、この上に拡散層を塗設することが行われている。例えば特許文献1にはポリエステルをバインダとした易接着層が、特許文献2には、ポリエステルとウレタンをバインダとした易接着層が記載されている。
拡散層とは反対面側は、スティッキング防止層やニュートンリング(干渉縞)防止層等を設置することが可能である。スティッキング、あるいはニュートンリングを防止するために、膜圧が1μm〜10μm程度のバインダ樹脂層に1μm〜50μm程度の微粒子を添加した裏面層を設置することが公知の技術として知られている(特許文献3及び4参照)
特開2001−294826号公報
特開2000−229395号公報
特開2000−89007号公報
特開2005−77448号公報
上記特許文献3及び4に示す裏面層では、スティッキング防止、ニュートンリング防止機能は得られるものの、バインダ樹脂層の膜厚が1μm以上と厚いため、バインダ樹脂の屈折率によって裏面層の表面反射率が決まってしまう。つまり、比較的高い裏面反射率のために、バックライト光の透過率を充分に向上させることができず、充分な輝度向上効果を得ることができない。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、スティッキング防止、ニュートンリング防止機能に加え、輝度向上特性も得られるようにした拡散シート用積層フィルム、拡散シート、及び表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の拡散シート用積層フィルムは、二軸延伸ポリエステルからなる支持体と、前記支持体の一方の面に設けられ、カルボジイミド構造を複数個有する化合物を含有する易接着層と、前記支持体の他方の面に設けられ、波長が380nm〜780nmの光に対する平均反射率が3.5%以下である裏面層とを有することを特徴とする。
前記裏面層は1又は複数の層からなり、前記1又は複数の層のうち空気と接する最外層の屈折率nが1.20〜1.51であり、前記最外層の膜厚が(550/(4n))±40nmの範囲内であることが好ましい。前記裏面層は複数の層からなり、前記複数の層のうち前記支持体に接する第一層にマット剤粒子を添加することが好ましい。前記支持体を二軸延伸した後に、前記易接着層及び裏面層が設けられることが好ましい。
本発明の拡散シートは、上記項記載の拡散シート用フィルムの前記易接着層に拡散層を設けることを特徴とする。本発明の表示装置は、上記記載の拡散シート用積層フィルムを搭載することを特徴とする表示装置。
本発明によれば、カルボジイミド構造を複数個有する化合物を含有する易接着層を支持体の一方の面に設けるとともに、波長が380nm〜780nmの光に対する平均反射率が3.5%以下である裏面層を支持体の他方の面に設けることで、スティッキング防止、ニュートンリング防止機能に加え、輝度向上特性を得ることができる。
図1に示すように、本発明の拡散シート用積層フィルム10は、支持体11と、この支持体11の一方の面に形成される易接着層12と、支持体11の他方の面に形成される裏面層13と、易接着層14の上に形成される拡散層14とから構成される。
図2に示すように、本発明の拡散シート15は、図1に示す拡散シート用積層フィルム10の易接着層12の上に、拡散層14を形成することで、構成されている。
[支持体]
支持体11は、ポリエステルからなるポリエステル系基材フィルムである。ポリエステルとしては、特に制限はなく、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレートなどを用いることができる。これらの中でコストや機械的強度の観点からポリエチレンテレフタレートが好ましい。
支持体11は、ポリエステルからなるポリエステル系基材フィルムである。ポリエステルとしては、特に制限はなく、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレートなどを用いることができる。これらの中でコストや機械的強度の観点からポリエチレンテレフタレートが好ましい。
支持体11は、機械的強度を向上させるために、延伸を行ったものであることが好ましい。特に二軸延伸したものが好ましい。延伸倍率には特に制限はないが1.5〜7倍が好ましく、より好ましくは2〜5倍程度である。特に縦横方向に同じ倍率で、例えば2〜5倍程度延伸することが好ましい。延伸倍率がこれより小さいと充分な機械的強度が得られず、逆に大きすぎると均一な厚みを得ることが難しくなる。
支持体11の厚みは20〜400μmが好ましく、より好ましくは35〜350μmであり、さらに好ましくは50〜250μm程度である。厚みが20μmより小さいものは腰がないため取り扱いにくく、厚みが400μmを超えるものは表示装置の小型化の妨げとなるだけでなくコスト上も不利となる。
[易接着層]
易接着層12は、支持体11との易接着性を重視した第一層12aと、拡散層14との易接着性を重視した第二層12bとからなる二層構成とされる。易接着層12の膜厚(第一層12a及び第二層12bの総膜厚)は20〜300nmが好ましく、より好ましくは40〜200nm程度である。20nm未満では拡散層14との十分な接着性能が得られず、300nmを超えると光干渉による着色が問題となる。なお、本発明のように、紫外線硬化樹脂等で形成される耐傷性のある拡散層を設ける場合には、易接着層は単層よりも上記二層構成のほうが好ましい。
易接着層12は、支持体11との易接着性を重視した第一層12aと、拡散層14との易接着性を重視した第二層12bとからなる二層構成とされる。易接着層12の膜厚(第一層12a及び第二層12bの総膜厚)は20〜300nmが好ましく、より好ましくは40〜200nm程度である。20nm未満では拡散層14との十分な接着性能が得られず、300nmを超えると光干渉による着色が問題となる。なお、本発明のように、紫外線硬化樹脂等で形成される耐傷性のある拡散層を設ける場合には、易接着層は単層よりも上記二層構成のほうが好ましい。
第一層12aには、支持体11に対して親和性を有するポリエステル樹脂などのバインダが含まれる。ポリエステル樹脂とは主鎖にエステル結合を有するポリマーの総称であり、通常、ジカルボン酸とジオールの反応で得られる。ジカルボン酸としては例えばフマル酸、イタコン酸、アジピン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸などがあり、ジオールとしては例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ヘキサントリオールなどがある。ポリエステル樹脂およびその原料については例えば「ポリエステル樹脂ハンドブック」(滝山栄一郎著、日刊工業新聞社、昭和63年発行)に記載されている。さらに好ましくは、ナフタレンジカルボン酸をジカルボン酸成分として使用したものがよい。ナフタレン環を含有することにより、塗工層としての屈折率の向上が可能で、二層構成時の光干渉による着色を軽減することができる。また、支持体11のオリゴマー析出を防止する効果が得られる。
第二層12bには拡散層14に対して親和性を有するバインダが含まれている。拡散層14にはアクリル系の熱硬化樹脂及び紫外線硬化樹脂が多く含まれるため、これに親和性のあるアクリル樹脂、さらにはポリウレタン樹脂を第二層12bのバインダとすることが好ましい。またアクリル樹脂とポリウレタン樹脂をブレンドしたものを第二層12bのバインダとすることが好ましい。
アクリル樹脂とはアクリル酸、メタクリル酸及びこれらの誘導体を成分とするポリマーである。具体的には、例えばアクリル酸、メタクリル酸、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、アクリルアミド、アクリロニトリル、ヒドロキシルアクリレートなどを主成分としてこれらと共重合可能なモノマー(例えばスチレン、ジビニルベンゼンなど)を共重合したポリマーである。
ポリウレタン樹脂とは主鎖にウレタン結合を有するポリマーの総称であり、通常ポリイソシアネートとポリオールの反応によって得られる。ポリイソシアネートとしては、TDI、MDI、NDI、TODI、HDI、IPDIなどがあり、ポリオールとしてはエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ヘキサントリオールなどがある。
さらに、本発明のイソシアネートとしてはポリイソシアネートとポリオールの反応によって得られたポリウレタンポリマーに鎖延長処理をして分子量を増大させたポリマーも使用することができる。以上述べたポリイソシアネート、ポリオール及び、鎖延長処理については例えば「ポリウレタン樹脂ハンドブック」(岩田敬治編、日刊工業新聞社、昭和62年発行)に記載されている。
さらに、本発明のイソシアネートとしてはポリイソシアネートとポリオールの反応によって得られたポリウレタンポリマーに鎖延長処理をして分子量を増大させたポリマーも使用することができる。以上述べたポリイソシアネート、ポリオール及び、鎖延長処理については例えば「ポリウレタン樹脂ハンドブック」(岩田敬治編、日刊工業新聞社、昭和62年発行)に記載されている。
第一層12a及び第二層12bのバインダとしては、上記のポリマーを有機溶剤に溶解して用いてもよいし、水分散物を用いてもよい。また、環境負荷を抑えるために、水分散物を用いて水系塗布することが好ましい。水分散物としては下記のような市販ポリマーを用いてもよい。スーパフレックス830、460、870、420、420NS(第一工業製薬(株)製ポリウレタン)、ハイドランAP-40F、WLS-202、HW-140SF(大日本インキ化学工業(株)製ポリウレタン)、オレスターUD500、UD350(三井化学(株)製ポリウレタン)、ジュリマーET325、ET410、SEK301(日本純薬(株)製アクリル)、ボンコートR3380E、SFA-33(大日本インキ化学工業(株)製アクリル)、ネオクリルXK-12、XK-220(楠本化成(株)製アクリル)、ファインテックスES650、ES2200(大日本インキ化学工業(株)製ポリエステル)、バイロナールMD1400、MD1480(東洋紡(株)製ポリエステル)、プラスコートZ-221、Z-561、Z-730、RZ-142、Z-687(互応化学工業(株)製ポリエステル)。
第一層12a及び第二層12bのバインダとして用いるポリマーの分子量には特に制限はないが、通常重量平均分子量で2000から1000000程度のものが好ましい。重量平均分子量が2000未満のものは塗布層の強度が不充分になる場合があり、1000000を超えるものは塗布面状が悪い場合がある。
易接着層12(第一層12a及び第二層12b)には、分子内にカルボジイミド構造を複数個有する化合物(以下「カルボジイミド系化合物」と称する)が含まれる。カルボジイミド系化合物としては、分子内に複数のカルボジイミド基を有する化合物であれば、特に制限なく使用することができる。易接着層12にカルボジイミド系化合物を含有することで、ポリエステルフィルムのカルボキシル基末端との反応性に優れるのみならず、拡散層14との易接着性が向上する。これは、易接着層12の弾性率低下によると推定される。
ポリカルボジイミドは、通常、有機ジイソシアネートの縮合反応により合成される。ここで分子内にカルボジイミド構造を複数有する化合物の合成に用いられる有機ジイソシアネートの有機基は特に限定されず、芳香族系、脂肪族系のいずれか、あるいはそれらの混合系も使用可能であるが、反応性の観点から脂肪族系が特に好ましい。
合成原料としては、有機イソシアネート、有機ジイソシアネート、有機トリイソシアネート等が使用される。有機イソシアネートの例としては、芳香族イソシアネート、脂肪族イソシアネート、及び、それらの混合物が使用可能である。
具体的には、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4−ジフェニルジメ
チルメタンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、4,4'−ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート、1,3−フェニレンジイソシアネート等が用いられ、また、有機モノイソシアネートとしては、イソホロンイソシアネート、フェニルイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネート、ブチルイソシアネート、ナフチルイソシアネート等が使用される。
また、本発明に用いうるカルボジイミド系化合物は、例えば、カルボジライトV−02−L2、V−02、V−04(日清紡(株)製)などの市販品として入手可能である。
チルメタンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、4,4'−ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート、1,3−フェニレンジイソシアネート等が用いられ、また、有機モノイソシアネートとしては、イソホロンイソシアネート、フェニルイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネート、ブチルイソシアネート、ナフチルイソシアネート等が使用される。
また、本発明に用いうるカルボジイミド系化合物は、例えば、カルボジライトV−02−L2、V−02、V−04(日清紡(株)製)などの市販品として入手可能である。
カルボジイミド系化合物は易接着層12のバインダに対して1〜200質量%の範囲で添加することが好ましく、5〜100質量%の範囲で添加することがより好ましい。添加量が1質量%より少ないと充分な易接着性が得られず、200質量%を超えると塗布面状が悪化する場合がある。
易接着層12にはマット剤が含まれている。マット剤としては有機又は無機の微粒子のいずれでもよい。たとえばポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、シリコーン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂などのポリマー微粒子やシリカ、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムなどの無機微粒子を用いることができる。これらの中でポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、シリカは滑り性改良効果、コストの観点から好ましい。
易接着層12に添加するマット剤の粒子径は、平均粒径が0.01から10μmが好ましく、より好ましくは0.03〜5μmの範囲である。平均粒径が0.01μm未満になると滑り性改良効果が不充分になり、10μmを超えると表示装置の表示品位の低下をきたす場合がある。また平均粒径の異なるマット剤を2種類以上用いることもできる。
マット剤の添加量は、平均粒径によっても異なるが、0.1〜30mg/m2が好ましく、より好ましくは0.5〜20mg/m2の範囲である。添加量が0.1mg/m2以下では滑り性改良効果が不充分になる場合があり、30mg/m2を超えると表示装置の表示品位の低下をきたす場合がある。
[裏面層]
裏面層13は、支持体11に接する第一層13aと、第一層13aの上に形成され、空気界面と接する最外層13bとから構成される。裏面層13では、波長が380nm〜780nmの光に対する平均反射率が3.5%以下であることが好ましい。裏面層13の平均反射率を3.5%以下にすることで、十分な低反射性能を得ることができる。裏面層13の平均反射率が3.5%を超える場合には、十分な低反射性能が得られない。なお、裏面層は、単層構成であってもよいが、低反射性能、スティッキング防止、及びニュートンリング防止を得るためには、複数の層から構成されることが好ましい。
裏面層13は、支持体11に接する第一層13aと、第一層13aの上に形成され、空気界面と接する最外層13bとから構成される。裏面層13では、波長が380nm〜780nmの光に対する平均反射率が3.5%以下であることが好ましい。裏面層13の平均反射率を3.5%以下にすることで、十分な低反射性能を得ることができる。裏面層13の平均反射率が3.5%を超える場合には、十分な低反射性能が得られない。なお、裏面層は、単層構成であってもよいが、低反射性能、スティッキング防止、及びニュートンリング防止を得るためには、複数の層から構成されることが好ましい。
最外層13bの屈折率nは、1.20〜1.51の範囲に設定することが好ましく、1.28〜1.50の範囲に設定することがより好ましい。最外層13bの屈折率nを前記範囲内にすることで、十分な低反射性能を得ることができる。屈折率nを1.20未満にすることは技術的に困難である。一方、屈折率nが1.51を超える場合には十分な低反射性能が得られない。
波長が550nmの光を中心とした可視光領域での反射防止の観点から、最外層13bの膜厚は(550/(4n))±40nmの範囲内に設定することが好ましく、(550/(4n))±30nmの範囲内に設定することがより好ましい。最外層13bの膜厚を前記範囲内することで、着色を生じさせることなく、十分な低反射性能を得ることができる。また、最外層の膜厚が(550/(4n))+40nmを超える場合には、可視光領域(380nm〜780nm)において、十分な低反射性能が得られない上、顕著な着色が生じる。一方、最外層の膜厚が(550/(4n))−40nm未満の場合には、最外層の膜厚が(550/(4n))+40nmを超える場合と同様に、十分な低反射性能が得られない上、顕著な着色が生じる。
第一層13の膜厚は、0.1μm以上3.0μm以下のバインダ膜厚であることが好ましい。さらに好ましくは、0.3μm以上1.0μm以下のバインダ膜厚である。
裏面層13の最外層13bのバインダとしては、低屈折率素材が好ましく、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂等が好適に用いることができる。また、上記樹脂の複合樹脂、例えば、コア・シェル構造をとった樹脂等も好適に用いることができる。
アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂は、易接着層12のバインダに使用することができるものが用いられるが、低屈折率化の観点から、芳香環、複素環構造を含まないものが好ましい。
ポリオレフィン樹脂とは、オレフィン由来の構成単位を50質量%以上含有する樹脂であり、例えばエチレン、プロピレン等のオレフィンの単独重合体や共重合体、エチレン、プロピレンを主成分とするオレフィンとその他のα−オレフィンとの共重合体、オレフィンとアクリル酸やマレイン酸等のカルボン酸含有モノマーの(多元)共重合体、これら重合体のカルボン酸含有モノマーないし、その無水物による変性物が挙げられる。具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン三元共重合体、エチレン、プロピレン、ブチレン等のオレフィンとアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸等の不飽和モノカルボン酸類、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等の不飽和ジカルボン酸、無水マレイン酸、無水フマル酸、無水イタコン酸等の不飽和カルボン酸無水物等の共重合体、またはこれらを用いてグラフト変性した樹脂が挙げられる。これらは公知の重合法、重合触媒、変性法により製造される樹脂である。また、ポリオレフィン樹脂は、例えば、ケミパールS−120、S75N、M200(三井化学(株)製)、ハイテックS−3121、S−3148(東邦化学(株)製)などの市販品として入手可能である。
裏面層13の第一層13aのバインダとしては、支持体11との接着性を有する樹脂でり、且つ、支持体11の面方向の屈折率と近い屈折率を示す樹脂が好ましく、例えば、ポリエステル樹脂が好ましい。第一層13aの屈折率が支持体11の面方向の屈折率と近い方が、支持体11と第一層13aの界面からの光干渉の影響を軽減でき、最外層13bによる低反射率化の効果が大きくなる。
ポリエステル樹脂とは主鎖にエステル結合を有するポリマーの総称であり、通常、ジカルボン酸とジオールの反応で得られる。ジカルボン酸としては例えばフマル酸、イタコン酸、アジピン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸などがあり、ジオールとしては例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ヘキサントリオールなどがある。ポリエステル樹脂およびその原料については例えば(「ポリエステル樹脂ハンドブック」滝山栄一郎著、日刊工業新聞社、昭和63年発行)に記載されている。
さらに好ましくは、ナフタレンジカルボン酸をジカルボン酸成分として使用したものがよい。ナフタレン環を含有させることにより、塗工層としての屈折率を支持体11の面方向の屈折率に近づけることが可能となり、支持体11と第一層13aの界面からの光干渉の影響を軽減でき、低反射率化の効果が大きくなる。また、支持体11のオリゴマー析出を防止する効果が得られる。
裏面層13の第一層13aにはマット剤が添加される。マット剤の添加により、スティッキング防止、ニュートンリング防止を図ることができる。これらスティッキング防止やニュートンリング防止を確実に得るためには、マット剤が裏面層13の表面から突出している必要がある。そのため、マット剤を最外層13bに添加してもよいが、最外層13bに添加した場合にはマット剤が脱落することがあるため、支持体11に接する第一層13aに添加することが好ましい。
第一層13aにマット剤を添加し、その上に低屈折率設計の最外層13bをオーバーコートすることで、十分なスティッキング防止及びニュートンリング防止効果を得ることができるとともに、マット剤の脱落を効果的に防止することができる。そのため、マット剤を添加する第一層13aのバインダ樹脂膜厚を低下させることが可能となり、コスト面でも有利となる。
マット剤の種類としては、有機、無機双方の微粒子を使用することができる。また双方をブレンドして用いても良い。有機微粒子としては、例えば、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、シリコーン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等が挙げられ、無機微粒子としては、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム等が挙げられる。中でも、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、シリカは、滑り性を向上させる効果に優れると共に、低コストであるため好ましい。
素材にかかわらず微粒子の平均粒径は、0.3μm以上20μm以下であることが好ましい。より好ましくは、0.5μm以上15μm以下である。これにより、微粒子が凝集して高い透明度を確保しながら、滑り性を向上させることができる。ここで、平均粒径が0.3μm未満の微粒子を使用すると、滑り性を向上させる効果が弱く、その一方で、平均粒径が20μmを超える微粒子を使用すると、透明度が低下したり、表示品質の低下を招くおそれがあるので不適である。また、微粒子の添加量は、平均粒径によっても異なるが、0.1mg/m2以上30mg/m2以下が好ましく、より好ましくは0.5mg/m2以上20mg/m2以下である。ここで、微粒子の添加量が0.1mg/m2未満では、滑り性を向上させる効果が弱く、その一方で、30mg/m2を超えると、透明度の低下や、表示品質の低下を招くおそれがある。
ここで、微粒子の粒径とは、微粒子を走査型電子顕微鏡で撮影した時の微粒子と同面積の円の直径をいう。そして、平均粒径は、任意の50個の微粒子について求めた粒径の平均値をいう。
易接着層12及び裏面層13には、必要に応じて界面活性剤、架橋剤、滑り剤などを含有してもよい。
易接着層12及び裏面層13に用いることができる界面活性剤としては、公知のアニオン系、ノニオン系、カチオン系の界面活性剤を用いることができる。界面活性剤については例えば「界面活性剤便覧」(西 一郎、今井 怡知一郎、笠井 正蔵編 産業図書(株) 1960年発行)に記載されている。界面活性剤の添加量としては0.1〜30mg/m2、より好ましくは0.2〜10mg/m2の範囲である。添加量が0.1mg/m2未満であるとハジキが発生する場合があり、30mg/m2を超えると面状が悪化する場合がある。
易接着層12及び裏面層13に用いることができる滑り剤としては、合成又は天然ワックス、シリコーン化合物、R-O-SO3M(ただしRは置換又は無置換のアルキル基、アルキル基の炭素数は3から20の整数、Mは一価の金属原子を表す。)で表される化合物などを挙げることができる。
すべり剤の具体例としてはセロゾール524、428、732-B、920、B-495、ハイドリンP-7、D-757、Z-7-30、E-366、F-115、D-336、D-337、ポリロンA、393、H-481、ハイミクロンG-110F、930、G-270(以上中京油脂(株)製)、ケミパールW100、W200、W300、W400、W500、W950(以上三井化学(株)製)などのワックス系、KF‐412、413、414、393、859、8002、6001、6002、857、410、910、851、X‐22−162A、X−22−161A、X−22−162C、X−22−160AS、X−22−164B、X−22−164C、X−22−170B、X−22−800、X−22−819、X−22−820、X−22−821、(以上信越化学工業(株))などのシリコーン系、C16H33−O−SO3Na、C18−H37−O−SO3Naなどの上記一般式で表される化合物などを挙げることができる。これらのすべり剤は0.1から50mg/m2が好ましく、1〜20mg/m2の範囲で添加することがより好ましい。添加量が少ないとすべり性が不充分になる場合があり、逆に多すぎると面状の悪化が起こる場合がある。
易接着層12及び裏面層13に用いることができる架橋剤としては、カルボジイミド系化合物以外に、エポキシ、オキサゾリン、メラミン、イソシアネート等の一般的な架橋剤を使用してもよい。
[拡散層]
拡散層14は、易接着層13からの光を均一に拡散することで、表示装置の画面の輝度を向上させる。拡散層14には、アクリル系の熱硬化樹脂及び紫外線硬化樹脂などが多く含まれており、具体的には、以下の組成の光拡散層塗工液及び架橋剤液が含まれている。光拡散層塗工液としては、メチルエチルケトン、アクリル樹脂(アクリディックA811BE、大日本インキ化学工業(株)製、50質量%溶液、水酸基価17、酸価3)、ジュリマーMB−20X(ポリメチルメタクリレート架橋タイプの有機微粒子、日本純薬(株)製、平均粒径18μmの球状微粒子)、F780F(大日本インキ化学工業(株)製、メチルエチルケトンの30重量%溶液)などが挙げられる。架橋剤としては、メチルエチルケトン、イソシアネート化合物(タケネートD110N、三井武田ケミカル(株)製)などが挙げられる。
拡散層14は、易接着層13からの光を均一に拡散することで、表示装置の画面の輝度を向上させる。拡散層14には、アクリル系の熱硬化樹脂及び紫外線硬化樹脂などが多く含まれており、具体的には、以下の組成の光拡散層塗工液及び架橋剤液が含まれている。光拡散層塗工液としては、メチルエチルケトン、アクリル樹脂(アクリディックA811BE、大日本インキ化学工業(株)製、50質量%溶液、水酸基価17、酸価3)、ジュリマーMB−20X(ポリメチルメタクリレート架橋タイプの有機微粒子、日本純薬(株)製、平均粒径18μmの球状微粒子)、F780F(大日本インキ化学工業(株)製、メチルエチルケトンの30重量%溶液)などが挙げられる。架橋剤としては、メチルエチルケトン、イソシアネート化合物(タケネートD110N、三井武田ケミカル(株)製)などが挙げられる。
[易接着層及び裏面層の塗設方法]
易接着層12及び裏面層13を支持体11に対して塗設する方法には特に制限はなく、例えばバーコーター塗布、スライドコーター塗布などの公知の方法が用いられる。塗布溶媒も水、トルエン、メチルアルコール、イソプロピルアルコール、メチルエチルケトンなど、及びこれらの混合系などの水系、有機溶剤系の塗布溶剤を用いることができる。これらのうちで水を塗布溶媒として用いる方法は、コスト及び製造の簡便さを考えると好ましい。
易接着層12及び裏面層13を支持体11に対して塗設する方法には特に制限はなく、例えばバーコーター塗布、スライドコーター塗布などの公知の方法が用いられる。塗布溶媒も水、トルエン、メチルアルコール、イソプロピルアルコール、メチルエチルケトンなど、及びこれらの混合系などの水系、有機溶剤系の塗布溶剤を用いることができる。これらのうちで水を塗布溶媒として用いる方法は、コスト及び製造の簡便さを考えると好ましい。
塗布は、横延伸後の支持体11の耳部の回収を可能にするため、二軸延伸した後に行う。易接着層12の第二層12bは、第一層12aと同時に塗布して乾燥してもよいし、第一層12aを塗布乾燥した後に塗布してもよい。また、裏面層13の第一層13a及び最外層13bの塗布についても、易接着層12と同様の塗布を行う。
なお、上記実施形態では、易接着層を第一層及び第二層の二層構造で構成したが、これに限らず、複数の層又は単層であってもよい。例えば、易接着層を単層で構成する場合、バインダとして、二層構成時の第一層のバインダ又は第二層のバインダのいずれか一方を用いてもよく、また、第一層のバインダと第二層のバインダをブレンドしたものを用いても良い。また、易接着層を単層で構成した場合であっても、上記実施形態で示したカルボジイミド系化合物、マット剤、界面活性剤、及び滑り剤などを含有させることが好ましい。
[実施例1]
以下の実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
以下の実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[支持体]
Ge化合物を触媒として重縮合した固有粘度0.66のポリエチレンテレフタレート(以下「PET」という)樹脂を含水率50ppm以下に乾燥させ、ヒーター温度が280〜300℃設定温度の押し出し機内で溶融させた。溶融させたPET樹脂をダイ部より静電印加されたチルロール上に吐出させ、非結晶ベースを得た。得られた非結晶ベースをベース進行方向に3.1倍に延伸後、幅方向に3.8倍に延伸し、厚さ188μmのPET支持体を得た。
Ge化合物を触媒として重縮合した固有粘度0.66のポリエチレンテレフタレート(以下「PET」という)樹脂を含水率50ppm以下に乾燥させ、ヒーター温度が280〜300℃設定温度の押し出し機内で溶融させた。溶融させたPET樹脂をダイ部より静電印加されたチルロール上に吐出させ、非結晶ベースを得た。得られた非結晶ベースをベース進行方向に3.1倍に延伸後、幅方向に3.8倍に延伸し、厚さ188μmのPET支持体を得た。
[易接着層]
上記PET支持体(面方向屈折率1.66)の一方の面にコロナ放電処理を施し、下記組成からなる易接着層用第一層塗布液Xをバーコート法によりPET支持体上に塗布した。塗布量を7.1cc/m2とし、185℃で1分乾燥した。これにより、易接着層の第一層を形成した。
[易接着層用第一層塗布液X]
ポリエステル樹脂バインダ 45.1質量部
(互応化学(株)製、プラスコート Z-687、固形分25%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 15.8質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
オキサゾリン化合物 7.0質量部
(日本触媒(株)製、エポクロスK2020E、固形分40%)
界面活性剤A 12.7質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 15.5質量部
(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
上記PET支持体(面方向屈折率1.66)の一方の面にコロナ放電処理を施し、下記組成からなる易接着層用第一層塗布液Xをバーコート法によりPET支持体上に塗布した。塗布量を7.1cc/m2とし、185℃で1分乾燥した。これにより、易接着層の第一層を形成した。
[易接着層用第一層塗布液X]
ポリエステル樹脂バインダ 45.1質量部
(互応化学(株)製、プラスコート Z-687、固形分25%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 15.8質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
オキサゾリン化合物 7.0質量部
(日本触媒(株)製、エポクロスK2020E、固形分40%)
界面活性剤A 12.7質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 15.5質量部
(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
易接着層の第一層の形成に引き続いて、その第一層上にコロナ放電処理を施した。そして、下記組成からなる易接着層用第二層塗布液Yをバーコート法により塗布した。塗布量を7.1cc/m2とし、165℃で1分乾燥した。これにより、易接着層の第二層を形成した。
[易接着層用第二層塗布液Y]
ポリウレタン樹脂バインダ 22.8質量部
(三井化学(株)製、オレスター UD-350、固形分38%)
アクリル樹脂バインダ 2.6質量部
(ダイセル化学工業(株)製、EM48D、固形分 27.5%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 4.7質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 12.7質量部
(日本油脂(株)製、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 15.5質量部
(三洋化成工業(株)製、ナロアクティーCL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 1.6質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 3.5質量部
(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 1.6質量部(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
[易接着層用第二層塗布液Y]
ポリウレタン樹脂バインダ 22.8質量部
(三井化学(株)製、オレスター UD-350、固形分38%)
アクリル樹脂バインダ 2.6質量部
(ダイセル化学工業(株)製、EM48D、固形分 27.5%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 4.7質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 12.7質量部
(日本油脂(株)製、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 15.5質量部
(三洋化成工業(株)製、ナロアクティーCL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 1.6質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 3.5質量部
(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 1.6質量部(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
[裏面層]
PET支持体の一方の面に易接着層を形成した後、その他方の面に下記組成からなる裏面層用塗布液Aをバーコート法により塗布した。塗布量を8.9cc/m2とし、180℃で1分乾燥した。これにより、易接着層が形成された面とは反対側に、裏面層の第一層が形成された。
[裏面層用塗布液A]
ポリエステル樹脂バインダ 213.9質量部
(互応化学(株)製、プラスコートZ-687、ナフタレン環含有、Tg=110℃、固形分25%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 26.2質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 17.4質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 42.9質量部(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
マット剤 0.8質量部
(綜研化学(株)製、架橋PMMA粒子MX−501α、平均粒径5.4μ)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
PET支持体の一方の面に易接着層を形成した後、その他方の面に下記組成からなる裏面層用塗布液Aをバーコート法により塗布した。塗布量を8.9cc/m2とし、180℃で1分乾燥した。これにより、易接着層が形成された面とは反対側に、裏面層の第一層が形成された。
[裏面層用塗布液A]
ポリエステル樹脂バインダ 213.9質量部
(互応化学(株)製、プラスコートZ-687、ナフタレン環含有、Tg=110℃、固形分25%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 26.2質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 17.4質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 42.9質量部(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
マット剤 0.8質量部
(綜研化学(株)製、架橋PMMA粒子MX−501α、平均粒径5.4μ)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
次に、裏面層の第一層を形成した後に、その裏面層の第一層に対して、コロナ放電処理を行い、下記組成からなる裏面層用塗布液Bをバーコート法により塗布した。塗布量を7.1cc/m2とし、165℃で1分乾燥した。これにより、裏面層の第一層の上に、裏面層の最外層が形成された。
[裏面層用塗布液B]
アクリル樹脂バインダ 42.6質量部
(ダイセル化学工業(株)製、EM48D、固形分 27.5%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 4.8質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 15.8質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 15.8質量部
(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 1.9質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 0.8質量部(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 1.9質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
[裏面層用塗布液B]
アクリル樹脂バインダ 42.6質量部
(ダイセル化学工業(株)製、EM48D、固形分 27.5%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 4.8質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 15.8質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 15.8質量部
(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 1.9質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 0.8質量部(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 1.9質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
[光拡散層]
下記組成の光拡散塗工液及び架橋剤液をポンプにより送液した。その際、光拡散塗布液の流量を100gと、架橋剤液の流量を9.98gとなるように送液しながら、両者をスタティックミキサ(φ3.4−N60S−523−F、ノリタケカンパニーリミテッド社製)にて混合した。そして、この混合液を作製してから3分後に、易接着層の第二層の上に、塗布量が64.4cc/m2となるように塗布して、これを120℃で2分間乾燥させることで光拡散層を形成した。
[光拡散層用塗工液]
メチルエチルケトン 1,130g
アクリル樹脂 501.6g
(アクリディックA811BE、大日本インキ化学工業(株)製、50質量%溶液、水酸基価17、酸価3)
ジュリマーMB−20X 421.3g
(ポリメチルメタクリレート架橋タイプの有機微粒子、日本純薬(株)製、平均粒径18μmの球状微粒子)
F780F 0.97g
(大日本インキ化学工業(株)製、メチルエチルケトンの30質量%溶液)
[架橋剤液]
メチルエチルケトン 1039g
イソシアネート化合物 352g
(タケネートD110N、三井武田ケミカル(株)製)
下記組成の光拡散塗工液及び架橋剤液をポンプにより送液した。その際、光拡散塗布液の流量を100gと、架橋剤液の流量を9.98gとなるように送液しながら、両者をスタティックミキサ(φ3.4−N60S−523−F、ノリタケカンパニーリミテッド社製)にて混合した。そして、この混合液を作製してから3分後に、易接着層の第二層の上に、塗布量が64.4cc/m2となるように塗布して、これを120℃で2分間乾燥させることで光拡散層を形成した。
[光拡散層用塗工液]
メチルエチルケトン 1,130g
アクリル樹脂 501.6g
(アクリディックA811BE、大日本インキ化学工業(株)製、50質量%溶液、水酸基価17、酸価3)
ジュリマーMB−20X 421.3g
(ポリメチルメタクリレート架橋タイプの有機微粒子、日本純薬(株)製、平均粒径18μmの球状微粒子)
F780F 0.97g
(大日本インキ化学工業(株)製、メチルエチルケトンの30質量%溶液)
[架橋剤液]
メチルエチルケトン 1039g
イソシアネート化合物 352g
(タケネートD110N、三井武田ケミカル(株)製)
[実施例2]
裏面層用塗布液Bに代えて、下記組成からなる裏面層用塗布液Cを用いた以外は、実施例1と同様に各層を形成した。
[裏面層用塗布液C]
ポリオレフィン樹脂バインダ 42.3質量部
(三井化学(株)製、ケミパールS-120、固形分 27%)
エポキシ化合物 162.4質量部
(ナガセ化成(株)製、デナコールEX-614Bの1%水溶液)
界面活性剤A 11.0質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 13.4質量部(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 1.4質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 0.5質量部
(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 1.4質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
裏面層用塗布液Bに代えて、下記組成からなる裏面層用塗布液Cを用いた以外は、実施例1と同様に各層を形成した。
[裏面層用塗布液C]
ポリオレフィン樹脂バインダ 42.3質量部
(三井化学(株)製、ケミパールS-120、固形分 27%)
エポキシ化合物 162.4質量部
(ナガセ化成(株)製、デナコールEX-614Bの1%水溶液)
界面活性剤A 11.0質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 13.4質量部(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 1.4質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 0.5質量部
(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 1.4質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
[実施例3]
裏面層用塗布液Aに代えて、下記組成からなる裏面層用塗布液Dを用いた以外は、実施例1と同様に各層を形成した。
[裏面層用塗布液D]
ポリエステル樹脂バインダ 213.9質量部
(互応化学(株)製、プラスコートZ-561、固形分25%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 26.2質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 17.4質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 42.9質量部
(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
マット剤 0.8質量部
(綜研化学(株)製、架橋PMMA粒子MX−501α、平均粒径5.4μ)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
裏面層用塗布液Aに代えて、下記組成からなる裏面層用塗布液Dを用いた以外は、実施例1と同様に各層を形成した。
[裏面層用塗布液D]
ポリエステル樹脂バインダ 213.9質量部
(互応化学(株)製、プラスコートZ-561、固形分25%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 26.2質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 17.4質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 42.9質量部
(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
マット剤 0.8質量部
(綜研化学(株)製、架橋PMMA粒子MX−501α、平均粒径5.4μ)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
[比較例1]
上記実施例1と同様に、易接着層の第一層及び第二層をPET支持体の一方の面に形成した。その後、PET支持体の他方の面に対して、コロナ放電処理を施し、下記組成からなる裏面層用塗布液Eをバーコート法により塗布した。塗布量を24.5cc/m2とし、185℃で2分乾燥した。これにより、易接着層が形成された面とは反対側に、裏面層の最外層が形成された。その後、上記実施例1と同様に、拡散層を形成した。
[裏面層用塗布液E]
アクリル樹脂バインダ 437.4質量部
(ダイセル化学工業(株)製、EM48D、固形分 27.5%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 60.0質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 39.1質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 96.5質量部(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
コロイダルシリカ 8.2質量部(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
マット剤 0.3質量部
(綜研化学(株)製、架橋PMMA粒子MX−501α、平均粒径5.4μm)
すべり剤 19.5質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
上記実施例1と同様に、易接着層の第一層及び第二層をPET支持体の一方の面に形成した。その後、PET支持体の他方の面に対して、コロナ放電処理を施し、下記組成からなる裏面層用塗布液Eをバーコート法により塗布した。塗布量を24.5cc/m2とし、185℃で2分乾燥した。これにより、易接着層が形成された面とは反対側に、裏面層の最外層が形成された。その後、上記実施例1と同様に、拡散層を形成した。
[裏面層用塗布液E]
アクリル樹脂バインダ 437.4質量部
(ダイセル化学工業(株)製、EM48D、固形分 27.5%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 60.0質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 39.1質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 96.5質量部(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
コロイダルシリカ 8.2質量部(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
マット剤 0.3質量部
(綜研化学(株)製、架橋PMMA粒子MX−501α、平均粒径5.4μm)
すべり剤 19.5質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
[比較例2]
裏面層用塗布液Bに代えて、下記組成からなる裏面層用塗布液Fを用いた以外は、実施例1と同様に各層を形成した。
[裏面層用塗布液F]
ポリエステル樹脂バインダ 46.8質量部
(互応化学(株)製、プラスコートZ-561、固形分25%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 4.8質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 15.8質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 15.8質量部(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 1.9質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 0.8質量部
(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 1.9質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
裏面層用塗布液Bに代えて、下記組成からなる裏面層用塗布液Fを用いた以外は、実施例1と同様に各層を形成した。
[裏面層用塗布液F]
ポリエステル樹脂バインダ 46.8質量部
(互応化学(株)製、プラスコートZ-561、固形分25%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 4.8質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 15.8質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 15.8質量部(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 1.9質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 0.8質量部
(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 1.9質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
[比較例3]
裏面層用塗布液Bに代えて、下記組成からなる裏面層用塗布液Gを用いた以外は、実施例1と同様に各層を形成した。
[裏面層用塗布液G]
アクリル樹脂バインダ 19.8質量部
(ダイセル化学工業(株)製、EM48D、固形分 27.5%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 2.7質量部(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 7.4質量部(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 9.0質量部(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 0.9質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 0.4質量部(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 0.9質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
裏面層用塗布液Bに代えて、下記組成からなる裏面層用塗布液Gを用いた以外は、実施例1と同様に各層を形成した。
[裏面層用塗布液G]
アクリル樹脂バインダ 19.8質量部
(ダイセル化学工業(株)製、EM48D、固形分 27.5%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 2.7質量部(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 7.4質量部(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 9.0質量部(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 0.9質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 0.4質量部(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 0.9質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
[比較例4]
裏面層用塗布液Bに代えて、下記組成からなる裏面層用塗布液Hを用いた以外は、実施例1と同様に各層を形成した。
[裏面層用塗布液H]
アクリル樹脂バインダ 67.2質量部
(ダイセル化学工業(株)製、EM48D、固形分 27.5%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 9.3質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 25.0質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 30.6質量部
(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 3.1質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 1.3質量部
(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 3.1質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
裏面層用塗布液Bに代えて、下記組成からなる裏面層用塗布液Hを用いた以外は、実施例1と同様に各層を形成した。
[裏面層用塗布液H]
アクリル樹脂バインダ 67.2質量部
(ダイセル化学工業(株)製、EM48D、固形分 27.5%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 9.3質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV-02-L2、固形分40%)
界面活性剤A 25.0質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB-90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 30.6質量部
(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL-95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 3.1質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX-50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 1.3質量部
(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 3.1質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
[評価]
上記実施例1〜3及び比較例1〜4で得られた拡散シートについて、以下の評価を行った。
上記実施例1〜3及び比較例1〜4で得られた拡散シートについて、以下の評価を行った。
[易接着層及び裏面層の膜厚]
まず、裏面層がない拡散シート用積層フィルムの膜厚を、透過型電子顕微鏡(JEM2010(日本電子(株)))により倍率200000倍で測定した。
まず、裏面層がない拡散シート用積層フィルムの膜厚を、透過型電子顕微鏡(JEM2010(日本電子(株)))により倍率200000倍で測定した。
裏面層が1層のみの拡散シート用積層フィルム(比較例1で得られたフィルム)の膜厚を、前述と同様に、透過型電子顕微鏡で測定した。この測定で得られた膜厚から、前述の裏面層がない拡散シート用積層フィルムの膜厚を差し引くことにより、裏面層の膜厚を求めた。
裏面層が2層の拡散シート用積層フィルム(実施例1〜3及び比較例2〜4で得られたフィルム)については、まず、裏面層の第一層を形成した後の膜厚を、前述と同様に、透過型電子顕微鏡で測定した。この測定で得られた膜厚から、前述の裏面層がない拡散シート用積層フィルムの膜厚を差し引くことにより、裏面層の第一層の膜厚を求めた。次に、裏面層の最外層を形成した後の膜厚を、前述と同様に、透過型電子顕微鏡で測定した。この測定で得られた膜厚から、裏面層の第一層の膜厚を差し引くことにより、裏面層の最外層の膜厚を求めた。
[塗工層の屈折率]
シリコンウエハ上に、裏面層用塗布液A〜Hを乾燥膜厚が3〜4μmになるように塗布し、105℃で10分乾燥した。この試料につきSPA−400(Sairon Technology,Inc.社製)を用いて、波長660nm、850nm、1310nm、1550nmでプリズムカプラ法にて屈折率測定を行った。これら屈折率、波長よりセルメイヤーの式から550nmの屈折率を求めた。
シリコンウエハ上に、裏面層用塗布液A〜Hを乾燥膜厚が3〜4μmになるように塗布し、105℃で10分乾燥した。この試料につきSPA−400(Sairon Technology,Inc.社製)を用いて、波長660nm、850nm、1310nm、1550nmでプリズムカプラ法にて屈折率測定を行った。これら屈折率、波長よりセルメイヤーの式から550nmの屈折率を求めた。
[裏面反射率]
拡散シート用積層フィルムに対して、易接着層側にマジックインキ(artline 油性マーカー補充インキKR−20クロ、shachihata(株)製)を塗工し、乾燥させて、500nmの光の透過率が1%以下となる前処理サンプルを作成した。そして、分光光度計(日本分光(株)製V−550)及び絶対反射率測定装置(日本分光(株)製ARV−474)を使用して、入射角5°、波長範囲380〜780nm、サンプリングピッチ1nm、スリット幅1nm、スキャン速度200nm/分、レスポンスMediumの条件で上記前処理サンプルの裏面層側の絶対反射率を測定するとともに、380〜780nmの絶対反射率の平均値を求めた。
拡散シート用積層フィルムに対して、易接着層側にマジックインキ(artline 油性マーカー補充インキKR−20クロ、shachihata(株)製)を塗工し、乾燥させて、500nmの光の透過率が1%以下となる前処理サンプルを作成した。そして、分光光度計(日本分光(株)製V−550)及び絶対反射率測定装置(日本分光(株)製ARV−474)を使用して、入射角5°、波長範囲380〜780nm、サンプリングピッチ1nm、スリット幅1nm、スキャン速度200nm/分、レスポンスMediumの条件で上記前処理サンプルの裏面層側の絶対反射率を測定するとともに、380〜780nmの絶対反射率の平均値を求めた。
[全光線透過率]
ヘイズメーター(NDH−2000、日本電色工業(株))を用い、JIS−K−7105に準じて、全光線透過率及びヘイズ値を測定した。
ヘイズメーター(NDH−2000、日本電色工業(株))を用い、JIS−K−7105に準じて、全光線透過率及びヘイズ値を測定した。
[輝度]
反射シート、冷陰極管、及び拡散板で構成される液晶テレビ用直下型バックライトユニットの拡散板の上に、拡散シート用積層フィルムを載せ、色彩輝度計(BM−7、トプコンテクノハウス(株)製)を用いて、拡散層側の正面輝度を測定した。拡散シート用積層フィルムを載せないで測定した場合の輝度を100%とし、載せた場合の輝度上昇率を下記基準で評価した。
○:輝度上昇率が128%以上
△:輝度上昇率が127%以上128%未満
×:輝度上昇率が127%未満
反射シート、冷陰極管、及び拡散板で構成される液晶テレビ用直下型バックライトユニットの拡散板の上に、拡散シート用積層フィルムを載せ、色彩輝度計(BM−7、トプコンテクノハウス(株)製)を用いて、拡散層側の正面輝度を測定した。拡散シート用積層フィルムを載せないで測定した場合の輝度を100%とし、載せた場合の輝度上昇率を下記基準で評価した。
○:輝度上昇率が128%以上
△:輝度上昇率が127%以上128%未満
×:輝度上昇率が127%未満
[拡散層との接着性]
拡散層の表面に片刃カミソリを用いて縦、横それぞれ6本ずつのキズをつけて25個の桝目を形成した。なお、キズの幅は縦、横とも3mmであった。この上に、セロハンテープ(ニチバン(株)製405番、24mm幅)を貼り付けた上からケシゴムでこすって完全に付着させた。この後、90度方向に剥離して剥離した桝目を数え、剥離した桝目数に応じて下記ランク付けを行った。
Aランク:剥れなし
Bランク:剥離した桝目数が1未満
Cランク:剥離した桝目数が1以上3未満
Dランク:剥離した桝目数が3以上20未満
Eランク:剥離した桝目数が20以上
拡散層の表面に片刃カミソリを用いて縦、横それぞれ6本ずつのキズをつけて25個の桝目を形成した。なお、キズの幅は縦、横とも3mmであった。この上に、セロハンテープ(ニチバン(株)製405番、24mm幅)を貼り付けた上からケシゴムでこすって完全に付着させた。この後、90度方向に剥離して剥離した桝目を数え、剥離した桝目数に応じて下記ランク付けを行った。
Aランク:剥れなし
Bランク:剥離した桝目数が1未満
Cランク:剥離した桝目数が1以上3未満
Dランク:剥離した桝目数が3以上20未満
Eランク:剥離した桝目数が20以上
[マット剤の脱落性]
耐磨耗性試験機(新東化学(株)製)において、マット剤の脱落性を評価した。具体的には、裏面側の塗工面に対し、黒紙(富士フイルム(株)製、SKBT3 90BIG0)を接触させ、30mm×25mmあたり3kgの荷重を加えた状態で、10cmの距離を100cm/分で擦った。擦り試験後に、黒紙に付着する白粉のレベルを目視で評価した。
○:白粉付着が皆無、あるいは微量
△:白粉付着が若干見られる。
×:白粉付着が著しく見られる。
耐磨耗性試験機(新東化学(株)製)において、マット剤の脱落性を評価した。具体的には、裏面側の塗工面に対し、黒紙(富士フイルム(株)製、SKBT3 90BIG0)を接触させ、30mm×25mmあたり3kgの荷重を加えた状態で、10cmの距離を100cm/分で擦った。擦り試験後に、黒紙に付着する白粉のレベルを目視で評価した。
○:白粉付着が皆無、あるいは微量
△:白粉付着が若干見られる。
×:白粉付着が著しく見られる。
表1に示すように、実施例1〜3では、裏面平均反射率を3.5%以下にすることにより、輝度上昇率が128%以上に向上した。
これに対して、比較例1では、裏面最外層の膜厚が実施例1〜3と比較して非常に大きいため、輝度向上特性が良くなかった。また、比較例3では、実施例1〜3と比較して膜厚が小さいため、輝度向上特性が良くなかった。また、比較例4では、比較例1ほど膜厚が大きくないものの、実施例1〜3と比較して膜厚が大きいため、輝度向上特性が良くなかった。また、比較例2では、実施例1〜3と比較して裏面最外層の屈折率が大きいため、輝度向上特性が良くなかった。
10 拡散シート用積層フィルム
11 支持体
12 易接着層
12a 第一層
12b 第二層
13 裏面層
13a 第一層
13b 最外層
14 拡散層
15 拡散シート
11 支持体
12 易接着層
12a 第一層
12b 第二層
13 裏面層
13a 第一層
13b 最外層
14 拡散層
15 拡散シート
Claims (6)
- 二軸延伸ポリエステルからなる支持体と、
前記支持体の一方の面に設けられ、カルボジイミド構造を複数個有する化合物を含有する易接着層と、
前記支持体の他方の面に設けられ、波長が380nm〜780nmの光に対する平均反射率が3.5%以下である裏面層とを有することを特徴とする拡散シート用積層フィルム。 - 前記裏面層は1又は複数の層からなり、前記1又は複数の層のうち空気と接する最外層の屈折率nが1.20〜1.51であり、前記最外層の膜厚が(550/(4n))±40nmの範囲内であることを特徴とする請求項1記載の拡散シート用積層フィルム。
- 前記裏面層は複数の層からなり、前記複数の層のうち前記支持体に接する第一層にマット剤粒子を添加することを特徴とする請求項1または2に記載の拡散シート用積層フィルム。
- 前記支持体を二軸延伸した後に、前記易接着層及び裏面層が設けられることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の拡散シート用積層フィルム。
- 請求項1ないし4いずれか1項記載の拡散シート用フィルムの前記易接着層に拡散層が設けられることを特徴とする拡散シート。
- 請求項1ないし4いずれか1項記載の拡散シート用積層フィルムを搭載することを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008043256A JP2009199002A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 拡散シート用積層フィルム、拡散シート、及び表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008043256A JP2009199002A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 拡散シート用積層フィルム、拡散シート、及び表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009199002A true JP2009199002A (ja) | 2009-09-03 |
Family
ID=41142508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008043256A Pending JP2009199002A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 拡散シート用積層フィルム、拡散シート、及び表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009199002A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011126956A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Toyobo Co Ltd | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム |
| CN102565893A (zh) * | 2010-12-09 | 2012-07-11 | 湖北航天化学技术研究所 | 一种光学扩散膜及其制备方法 |
| JP2014205276A (ja) * | 2013-04-11 | 2014-10-30 | 三菱樹脂株式会社 | 積層ポリエステルフィルム |
| WO2018008534A1 (ja) * | 2016-07-04 | 2018-01-11 | 日東電工株式会社 | 光学積層体の製造方法、および光学積層体中間体 |
| JP2018124572A (ja) * | 2018-04-16 | 2018-08-09 | 東洋紡株式会社 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
-
2008
- 2008-02-25 JP JP2008043256A patent/JP2009199002A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011126956A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Toyobo Co Ltd | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム |
| CN102565893A (zh) * | 2010-12-09 | 2012-07-11 | 湖北航天化学技术研究所 | 一种光学扩散膜及其制备方法 |
| JP2014205276A (ja) * | 2013-04-11 | 2014-10-30 | 三菱樹脂株式会社 | 積層ポリエステルフィルム |
| WO2018008534A1 (ja) * | 2016-07-04 | 2018-01-11 | 日東電工株式会社 | 光学積層体の製造方法、および光学積層体中間体 |
| JP2018001633A (ja) * | 2016-07-04 | 2018-01-11 | 日東電工株式会社 | 光学積層体の製造方法、および光学積層体中間体 |
| JP2018124572A (ja) * | 2018-04-16 | 2018-08-09 | 東洋紡株式会社 | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5371601B2 (ja) | プリズムシート用積層フィルム、プリズムシート用積層フィルムの製造方法、プリズムシート、及び表示装置 | |
| JP5850135B2 (ja) | 偏光子保護用ポリエステルフィルム、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP7314957B2 (ja) | 離型フィルム | |
| JP5752522B2 (ja) | 光学機能部材支持用積層フィルム及びその製造方法、シート及びその製造方法、プリズムシート | |
| JP2009107171A (ja) | 光学用積層シート及びその製造方法 | |
| US9771491B2 (en) | Laminated film and method for producing same | |
| JP2008169277A (ja) | 光学用易接着性ポリエステルフィルム | |
| JP5235316B2 (ja) | 光学用積層フィルム及び画像表示装置 | |
| JP2008183882A (ja) | 光学用積層フィルム及びその製造方法、反射防止フィルム並びに画像表示装置 | |
| JP5821458B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
| JP5127306B2 (ja) | 感光性粘着樹脂用保護ポリエステルフィルム | |
| US6627308B2 (en) | Release film | |
| JP2009199002A (ja) | 拡散シート用積層フィルム、拡散シート、及び表示装置 | |
| JP2009199001A (ja) | プリズムシート用積層フィルム、プリズムシート、及び表示装置 | |
| JP2001071420A (ja) | 離型フィルム | |
| JP2007203712A (ja) | 積層フィルム及びその製造方法、並びに積層フィルムを用いた光学シート及び表示装置 | |
| JP2008208310A (ja) | 光学用易接着フィルム及び光学シート並びに表示装置 | |
| JP2014035364A (ja) | 偏光子保護用ポリエステルフィルム | |
| JP6142481B2 (ja) | 偏光子保護用ポリエステルフィルム | |
| JP2009220316A (ja) | 積層フィルム及び表示装置 | |
| JP5174591B2 (ja) | 光拡散シート用積層ポリエステルフィルム | |
| JP4703179B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
| JP5805229B2 (ja) | フィルム | |
| JP2007152886A (ja) | 積層シート及びその製造方法 | |
| JP4692819B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム |