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JP2009170498A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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JP2009170498A
JP2009170498A JP2008004189A JP2008004189A JP2009170498A JP 2009170498 A JP2009170498 A JP 2009170498A JP 2008004189 A JP2008004189 A JP 2008004189A JP 2008004189 A JP2008004189 A JP 2008004189A JP 2009170498 A JP2009170498 A JP 2009170498A
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Akihiro Shimada
章宏 島田
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Fujitsu Semiconductor Ltd
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Abstract

【課題】
太幅配線と細幅配線を含む配線層の形成において新たに生じる問題を解決できる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】
半導体装置の製造方法は、半導体素子を形成した半導体基板上に下層絶縁膜を形成し、下層絶縁膜に太幅配線溝、細幅配線溝を含む配線溝を形成し、太幅配線溝に導電体層、塗布型無機絶縁膜を埋め込み、細幅配線溝に導電体層を埋め込み、塗布型無機絶縁膜を覆って、上層絶縁膜を形成し、上層絶縁膜にビア孔をドライエッチングし、太幅配線溝で塗布型無機絶縁膜を露出し、ビア孔底の塗布型無機絶縁膜をウェットエッチングして除去する。
【選択図】 図4−3

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に太幅ダマシン配線と細幅ダマシン配線とを有する半導体装置の製造方法に関する。
高集積度の半導体装置の製造において、化学機械研磨(CMP)が広く採用されている。例えば、層間絶縁膜を成膜し、トレンチやビア孔を層間絶縁膜にエッチングし、バリアメタル層、銅シード層をスパッタリングし、シード層の上に銅層をメッキし、層間絶縁膜上の不要メタル層をCMPで除去してダマシン銅配線を形成する。同様の工程を繰り返して多層配線を形成する。
太幅銅配線をCMPする場合、中央部が凹むディッシングが生じる。第1層間絶縁膜に表面に凹みを有する第1ダマシン銅配線を埋め込み、その上に一定膜厚の第2層間絶縁膜を形成すると、第2層間絶縁膜表面も第1ダマシン銅配線の凹みを反映した凹みを有することになる。この凹み部分にトレンチ、ビア孔を形成し、第2ダマシン銅配線を形成すると、凹みの外側では第2層間絶縁膜の表面が露出しているのに、凹み部分では第2層間絶縁膜の上に銅層が残る可能性がある。このような残留銅層は、配線間の短絡の原因となる。
特開平7−297183号は、層間絶縁膜に配線溝を形成し、配線溝を覆って、窒化膜等の研磨ストッパ膜を形成し、その上に導電性配線層をスパッタリングで形成した後、その上に平坦化層を塗布して、平坦化層によって表面を平坦化し、その後研磨を行うことを提案する。導電性配線層表面は配線溝の形状を反映して大きな凹みを有しても、その上に例えばスピンオングラス(SOG)を塗布し、加熱硬化させることにより、平坦化された表面が得られる。平坦化層と導電性配線層とのポリッシングレートは余り差がないように選択する。平坦化層と導電性配線層をポリッシングして、配線溝に配線を埋め込む。
特開平11−274122号は、有機SOGがCu,Al,W等の金属層の化学機械研磨(CMP)条件において、酸化シリコンや窒化シリコンより桁違いに小さな研磨速度しか示さず、有効な研磨ストッパとして作用することを発見し、例えば芳香族系ポリマ(アライドシグナル社製FLARE(商品名)やダウケミカル社製SiLK(商品名)等)の有機低誘電率絶縁膜の上に有機SOG膜を形成して、層間絶縁膜とすることを提案する。この積層構成の層間絶縁膜上にトレンチ形成用レジストパターンを形成し、有機SOG膜は(CF+CH+Ar)混合ガスでドライエッチングし、有機低誘電率絶縁膜は(O+Ar)混合ガスでエッチングして配線用トレンチを形成し、銅層を埋め込み、リフロー後不要部をCMPで研磨する。有機SOG膜が有効なCMPストッパとして機能する。広幅配線においてはディッシングが生じる。
ディッシングが生じた銅配線を覆って芳香族系ポリマの有機低誘電率絶縁膜をスピン塗布すると、平坦な表面が得られる。平坦な表面を有する有機低誘電率絶縁膜の上にたとえば酸化シリコン膜を成膜する。ビア孔用レジストパターンを形成し、酸化シリコン膜は(CF+CH+Ar)混合ガスでドライエッチングし、有機低誘電率絶縁膜は(O+Ar)混合ガスでエッチングしてビア孔を形成する。ビア孔を埋め込んで銅層を形成し、リフロー後CMPを行って不要部を除去して導電性プラグを形成する。
再び、有機低誘電率絶縁膜と有機SOG膜を積層して層間絶縁膜とし、トレンチをエッチングし、銅層を埋め込み、リフロー後不要部をCMPで除去する。同様の工程を繰り返し、多層配線を形成する。銅層を露出するエッチングは(O+Ar)混合ガスで行われるので、銅層はエッチングされない。
太幅配線と細幅配線がある場合、細幅配線にはディッシングは生じなくても、太幅配線にはディッシングが生じることが多い。太幅配線にディッシングが生じ、その上に形成した層間絶縁膜に凹みが生じても、層間絶縁膜をCMPして表面を平坦化することができる。ディッシングを有する下層配線の上に平坦な表面を有する上層絶縁膜を形成すると、ディッシングが生じたところと、ディッシングが生じていないところで、上層絶縁層の厚さが異なることになる。上層配線のビア孔をエッチングする際、細幅配線上のビア孔が上層絶縁膜を貫通しても、ディッシングを生じている太幅配線上のビア孔は上層絶縁層を未だ貫通しない。上層絶縁層が厚いところでも、下層配線層を露出してビア孔を形成するためには、オーバーエッチングが必要である。
特開平7−297183号公報 特開平11−274122号公報
本発明の目的は、太幅配線と細幅配線を含む配線層の形成において新たに生じる問題を解決できる半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の1観点によれば、
(a)半導体素子を形成した半導体基板上に下層絶縁膜を形成する工程と、
(b)前記下層絶縁膜に太幅配線溝、細幅配線溝を含む配線溝を形成する工程と、
(c)前記太幅配線溝に導電体層、塗布型無機絶縁膜を埋め込み、前記細幅配線溝に導電体層を埋め込む工程と、
(d)前記塗布型無機絶縁膜を覆って、上層絶縁膜を形成する工程と、
(e)前記上層絶縁膜にビア孔をドライエッチングし、前記太幅配線溝で前記塗布型無機絶縁膜を露出する工程と、
(f)前記ビア孔底の前記塗布型無機絶縁膜をウェットエッチングして除去する工程と、
を含む半導体装置の製造方法
が提供される。
ビア孔底でドライエッチングのプラズマダメージを受けた塗布型無機絶縁膜は、容易にウェットエッチできる。
本発明者は、ダマシン配線を用いた多層配線を種々考察した。広幅配線を形成するとディッシングの発生は避けがたい。ディッシングの形状を制御することは困難である。
図1は、ディッシングを生じた多層配線サンプルの電子顕微鏡写真のスケッチである。下層層間絶縁膜に下層ダマシン銅配線WR1を埋め込み、上層層間絶縁膜を形成し、上層層間絶縁膜に上層ダマシン銅配線WR2を埋め込んだ。埋め込み工程でCMPを行っている。下層ダマシン銅配線WR1にはディッシングが生じており、その形状は不規則で、一部ではかなり深い。上層ダマシン銅配線WR2のビア導電体はディッシングが深い部分に配置されている。ディッシングが浅ければビア導電体は下層ダマシン銅配線に到達していたであろうが、ディッシングが不規則に深い領域に配置されているため、ビア導電体は下層ダマシン銅配線WR1には到達していない。配線WR1,WR2間はコンタクトオープンの状態となっている。より多くのオーバーエッチングを行えば、配線間のコンタクトオープンは防止できるとも考えられる。
図2は、オーバーエッチングを強く行ったチェーン配線サンプルの電子顕微鏡写真のスケッチである。下層層間絶縁膜に多数の電気的に分離した下層銅配線パターンWR1を埋め込み、上層層間絶縁膜を成膜し、上層層間絶縁膜に埋め込んだデュアルダマシン上層銅配線パターンで下層銅配線パターン間を接続した。下層銅配線の中央のパターンがエッチングダメージにより破壊され、上下配線間のコンタクトオープンを生じている。オーバーエッチングを過度に行うと、配線の受けるダメージも大きくなり、ダメージによるコンタクトオープンも生じることが判る。このようなダメージの発生も不規則である。
図1のサンプルは、配線WR1,WR2間の絶縁膜の形状が示すように、上層層間絶縁膜形成に際して平坦化処理は行っていない。上層層間絶縁膜の表面を平坦化することも考えられる。しかし、図1において、上層層間絶縁膜の表面を平坦化することは、ディッシング部分の上層層間絶縁膜をより厚くすることにもなり、コンタクトオープン状態を更に強めてしまう。ディッシングが生じるとコンタクトオープンが避けがたいということになると、広幅配線は使用できないことにもなろう。
配線を覆う絶縁膜を有機絶縁膜で形成し、この有機絶縁膜のエッチングは酸素を用いて行えば、オーバーエッチングを強くしても配線の受けるダメージは小さくなろう。但し、信頼性などの点から有機絶縁膜の使用を控えたい場合もあり、また酸素プラズマが銅配線やAl配線のコンタクト領域に接すると酸化が生じることが予想され、別の課題が生じうる。
本発明者は、塗布型無機絶縁膜を平坦化絶縁膜として利用することも検討した。塗布型無機絶縁膜として、触媒化成社より入手可能な、商品名「ナノクラスタリングシリカ(NCS)」で呼ばれる塗布型無機絶縁膜を用いた。塗布型無機絶縁膜は、ドライエッチングによるプラズマダメージを受けると弗酸に対するエッチングレートが大きくなることが判った。
図3は、塗布型無機絶縁膜を用いたサンプルの電子顕微鏡写真のスケッチである。CVDによってSiOC膜101を成膜し、その上にNCS膜102をスピンコートし、加熱処理後、NCS膜102の上にCVDでSiO膜103を成膜した。ホトレジストパターンを用いたドライエッチングで櫛歯状に加工した。ドライエッチングは、C/O/Ar=11/10/180の混合ガスをエッチングガスとし、圧力30mTorrで、30秒間行った。
サンプル形状に切り出し、0.5%希弗酸(体積%)で室温、30秒のウエット処理を行なった。金属をコーティングした後、電子顕微鏡撮像した。SiO膜103、SiOC膜101は希弗酸では殆どエッチングされていない。NCS膜102表面は明らかに凹んでおり、希弗酸でエッチングされていることが判る。ドライエッチングの際プラズマダメージを受けた影響と考えられる。ダメージのないNCS膜、あるいはダメージを熱処理などで回復したNCS膜は、希弗酸では殆どエッチングされない。エッチングレートで示せば、5nm/min以下である。ダメージを受けたNCS膜の希弗酸に対するエッチングレートは、40nm/min程度に増大する。エッチングレートは少なくとも5倍以上に増大すると言える。同様の現象は、NCSと同様の特性を有する他の塗布型無機絶縁膜にも期待できるであろう。
本発明者は、このプラズマダメージによる塗布型無機絶縁膜のウェットエッチング特性の変化を積極的に利用することを考えた。配線層を塗布型無機絶縁膜で覆い、その上に通常の絶縁膜を形成し、絶縁膜をドライエッチングして塗布型無機絶縁膜を露出すると、露出した無機絶縁膜はプラズマダメージを受けてエッチングレートが増大している。弗酸系薬液で塗布型無機絶縁膜のプラズマダメージを受けた部分のみエッチングすることができる。下の配線層は、ウェットエッチングでダメージを受けないであろう。
図4A−4Iは、第1の実施例による半導体装置の製造方法の主要工程を示す半導体基板の一部断面図である。図4A,4Bは、公知技術による半導体素子の形成、下層配線層の形成までを示す。
図4Aに示すように、シリコン基板1に素子分離用シャロートレンチをエッチングし、酸化シリコン等の絶縁膜を埋め込んで、シャロートレンチアイソレーション(STI)による素子分離領域2を形成する。素子分離領域に画定された活性領域に、p型ウェルPW(NMOS領域),n型ウェルNW(PMOS領域)を形成する。活性領域表面の熱酸化等によりゲート絶縁膜3を形成し、その上に化学気相堆積(CVD)により多結晶シリコン膜4を成膜する。ホトレジストパターンを利用したエッチングにより、多結晶シリコン膜4をゲート電極に加工する。
選択的にn型不純物、p型不純物をゲート電極に整合してイオン注入し、n型エクステンションExtn、p型エクステンションExtpを形成する。ゲート電極を覆って、酸化シリコン膜などの絶縁膜を基板上にCVDで堆積する。リアクティブイオンエッチング(RIE)などの異方性エッチングにより、平坦部上の絶縁膜を除去し、ゲート電極側壁上にのみ残し、サイドウォールスペーサSWを形成する。選択的にn型不純物、p型不純物を高濃度で深くイオン注入し、n型低抵抗ソース/ドレイン領域SDn、p型低抵抗ソース/ドレイン領域SDpを形成する。
ゲート電極を覆って、基板上にSiC,SiN等のエッチングストッパ膜5と、PSG等の絶縁膜6をCVDで堆積し、下層層間絶縁膜を形成する。絶縁膜6上にレジストパターンを形成し、まずエッチングストッパ膜5をエッチングストッパとして絶縁膜6をドライエッチングし、続いてエッチングストッパ膜5をドライエッチングして、MOSトランジスタのコンタクト領域に達するコンタクト孔をエッチングする。TiN等のバリアメタル膜をスパッタリングし、続いてW層をCVDで成膜し、絶縁膜6上の不要金属層をCMPで除去して、コンタクト孔内に導電性プラグ7を埋め込む。
導電性プラグ7を覆って、絶縁膜6上に、SiC,SiN等のエッチングストッパ膜8と、酸化シリコン等の絶縁膜9をCVDで堆積し、第1層間絶縁膜を形成する。第1層間絶縁膜に配線溝をエッチングする。TiN等のバリアメタル膜10、Cuシード膜11をスパッタリングし、銅層12を電解メッキし、絶縁膜9上の不要金属層をCMPで除去してシングルダマシンの第1金属配線層を第1層間絶縁膜に埋め込む。
図4Bに示すように、第1金属配線層を覆って絶縁膜9上に、エッチングストッパ膜14、絶縁膜15、エッチングストッパ膜16、絶縁膜17を形成し、第2層間絶縁膜を形成する。絶縁膜15,17をSiOC,SiOF,低誘電率有機絶縁膜等で形成することもできる。第2層間絶縁膜にビア孔、配線溝をエッチングし、バリアメタル膜19、Cuシード膜をスパッタリングし、銅層20を電解メッキし、第2層間絶縁膜上の不要金属層をCMPで除去し、デュアルダマシン構造の第2金属配線層を第2層間絶縁膜に埋め込む。同様の工程により多層配線を形成していく。上層配線には、広幅配線の必要性が生じる。
図4C−4Iは、ディッシングを生じる広幅配線を含む配線層の形成工程を示す。
図4Cに示すように、下層層間絶縁膜30に配線溝(及びビア孔)をエッチングする。左側の配線溝31の幅は広く、右側の配線溝32の幅は狭い。配線溝を埋め込むように、層間絶縁膜30上にバリアメタル膜33、銅層34を形成する。銅層34は狭幅配線溝32は完全に埋め込むが、広幅配線溝31は完全には埋め込まず、上部に空所を残す。銅層34の上にNCSの塗布型無機絶縁膜35を塗布し、加熱、硬化させる。平坦化した表面が得られる。塗布型無機絶縁膜35上面からCMPを行う。もし、銅層34を完全に埋め込み、塗布型絶縁膜を塗布せず、CMPを行なった場合には、広幅配線溝上と層間絶縁膜上では銅層埋め込み後の段差が大きく、その段差の影響でCMP後のディッシングも大きくなる。銅層を埋め込み、塗布型絶縁膜を塗布すると、絶縁膜塗布後は広幅配線溝上でも層間絶縁膜上でも表面高さはほとんど変わらず、段差の抑制により、段差の影響による大きなディッシングを低減できる。また、CMPにおける塗布型絶縁膜の研磨量が銅の研磨量よりも小さい条件でCMPを行うと、ディッシングが生じたとしても広幅配線全体でディッシングは生じず、広幅配線の縁付近で小さなディッシングが生じることになるため、大きなディッシングを抑制できる。
図4Dに示すように、下層層間絶縁膜30上の不要金属層を除去して、CMPを終了する。広幅トレンチ31内にはバリアメタル層33、銅層34、塗布型無機絶縁膜35が埋め込まれる。狭幅トレンチ32には、バリアメタル層33、銅層34が埋め込まれる。表面を平坦化した後、CMPを行うので、ディッシングは抑制される。
図4Eに示すように、ダマシン配線を形成した層間絶縁膜上にエッチングストッパ膜としてSiC膜36を厚さ約70nmプラズマCVDで成膜し、その上にSiOC絶縁膜37を厚さ約900nmプラズマCVDで成膜し、上層層間絶縁膜を形成する。SiOC絶縁膜37上にコンタクト孔用レジストパターンを形成し、SiC膜36をエッチングストッパとしてSiOC膜37を、C/N/Ar(流量比5/230/400sccm)をエッチングガスとし、圧力60mTorr、パワー1800Wでドライエッチングする。
図4Fに示すように、配線溝のエッチングを行う。ビア孔用レジストパターンを除去し、全面にレジストを埋め込み、エッチバックすることによりビア孔内にレジストを残す。その後、配線溝用レジストパターンを形成する。SiOC膜37を、CF/O/CHF/Ar(流量比60/5/15/300sccm)をエッチングガスとし、圧力800mTorr、パワー400Wでドライエッチングし、アッシングして配線溝用のレジストパターンとビア孔内に埋め込んだレジストとを同時に除去し、配線溝40,41を形成する。
さらに、ビア孔底に露出しているSiC膜36を、CF/O/Ar(流量比50/6/200sccm)をエッチングガスとし、圧力70mTorr、パワー300Wでドライエッチングする。このドライエッチングで、コンタクト孔底に露出する塗布型無機絶縁膜35にプラズマダメージが入り、希弗酸に対するエッチングレートを大幅に増大させる。
図4Gに示すように、塗布型無機絶縁膜35を弗酸系薬液でウェットエッチングする。塗布型無機絶縁膜35のプラズマダメージを受けた部分のみが、優先的に除去される。
図4Hに示すように、バリアメタル層43、Cuシード層をスパッタリングし、銅層44を電解メッキする。配線溝に配線層が埋め込まれる。以後、図4Cの工程同様に、塗布型無機絶縁膜をスピン塗布し、加熱、硬化して、表面を平坦化する。
図4Iに示すように、SiOC絶縁膜37上の不要金属層をCMPにより除去する。上層層間絶縁膜に埋め込まれたデュアルダマシン配線が得られる。
第1の実施例では、広幅配線溝内に積極的に塗布型無機絶縁膜を残したが、CMP後に塗布型無機絶縁膜を形成することもできる。
図5A−5Gは、第2の実施例による半導体装置の製造方法の主要工程を示す半導体基板の一部断面図である。図4A,4B同様の工程により、下層構造を形成する。
図5Aに示すように、層間絶縁膜30に配線溝(及びビア孔)をエッチングする。左側の配線溝31の幅は広く、右側の配線溝32の幅は狭い。配線溝を埋め込むように、層間絶縁膜30上にバリアメタル膜33、銅層34を形成する。
図5Bに示すように、層間絶縁膜30上の不要金属層をCMPで除去する。トレンチ31,32内にバリアメタル層33、銅層34が埋め込まれる。広幅配線にはディッシングが生じる。
図5Cに示すように、ディッシングを埋め込んで層間絶縁膜30上に、NCS等の塗布型無機絶縁膜液をスピン塗布し、加熱硬化して、厚さ約70nmの塗布型無機絶縁膜45を形成し、平坦化した表面を形成する。塗布型無機絶縁膜45は、エッチングストッパとしても機能する。塗布型無機絶縁膜45上に、層間絶縁膜として、SiOC絶縁膜37を例えば厚さ900nm、プラズマCVDで成膜する。SiOC絶縁膜37上に、コンタクト孔用レジストパターンを形成する。塗布型無機絶縁膜45をエッチングストッパとしてSiOC膜37を、C/N/Ar(流量比5/230/400sccm)をエッチングガスとし、圧力60mTorr、パワー1800Wでドライエッチングする。
図5Dに示すように、配線溝をエッチングする。ビア孔用レジストパターンを除去し、全面にレジストを埋め込み、エッチバックすることによりビア孔内にレジストを残す。その後、配線溝用レジストパターンを形成する。SiOC膜37を、CF/O/CHF/Ar(流量比60/5/15/300sccm)をエッチングガスとし、圧力800mTorr、パワー400Wでドライエッチングし、その後アッシングして配線溝用のレジストパターンとビア孔内に埋め込んだレジストとを同時に除去し、配線溝40,41を形成する。
ビア孔底に露出している塗布型無機絶縁膜45を、CF/CHF/N(流量比100/85/15sccm)をエッチングガスとし、圧力165mTorr、パワー680Wでドライエッチングする。但し、このエッチングは細幅配線上のエッチングストッパ膜がエッチングされればよく、太幅配線のディッシング部にあるエッチングストッパ膜は残ってよい。このドライエッチングで、太幅配線のディッシング部に残るエッチングストッパ膜(塗布型無機絶縁膜)45にプラズマダメージが入り、希弗酸に対するエッチングレートを大幅に増大させる。
図5Eに示すように、塗布型無機絶縁膜45を弗酸系薬液でウェットエッチングする。塗布型無機絶縁膜45のプラズマダメージを受けた部分のみが、優先的に除去される。
図5Fに示すように、バリアメタル層43、Cuシード層をスパッタリングし、銅層44を電解メッキする。
図5Gに示すように、SiOC膜37上の不要金属層をCMPで除去する。配線溝に配線層が埋め込まれる。以後、同様の工程を繰り返して更に上層配線を形成する。
第2の実施例では、塗布型無機絶縁膜をエッチストッパとして利用したが、塗布型無機絶縁膜とは別にエッチストッパ膜を形成することもできる。
図6A−6Dは、第3の実施例による半導体装置の製造方法の主要工程を示す半導体基板の断面図である。図5A、5B同様の工程により、層間絶縁膜に配線層を埋め込む。
図6Aに示すように、配線溝31,32内にバリアメタル層33、銅層34を含む配線層が埋め込まれる。広幅配線にはディッシングが生じる。ディッシングを埋め込んで層間絶縁膜30上に、NCS等の塗布型無機絶縁膜液をスピン塗布し、加熱硬化して、厚さ約30nmの塗布型無機絶縁膜55を形成し、平坦化した表面を形成する。塗布型無機絶縁膜55上に、エッチングストッパ膜としてSiC膜56を厚さ約70nmプラズマCVDで成膜する。
図6Bに示すように、SiC膜56の上に、厚さ約900nmのSiOC絶縁膜37をプラズマCVDで成膜する。SiOC絶縁膜37上に、コンタクト孔用レジストパターンを形成し、SiC膜56をエッチングストッパとしてSiOC膜37を、C/N/Ar(流量比5/230/400sccm)をエッチングガスとし、圧力60mTorr、パワー1800Wでドライエッチングする。
図6Cに示すように、配線溝をエッチングする。ビア孔用レジストパターンを除去し、全面にレジストを埋め込み、エッチバックすることによりビア孔にレジストを残す。その後、配線溝用レジストパターンを形成する。SiOC膜37を、CF/O/CHF/Ar(流量比60/5/15/300sccm)をエッチングガスとし、圧力800mTorr、パワー400Wでドライエッチングし、その後、アッシングして配線溝用のレジストパターンとビア孔内に埋め込んだレジストとを同時に除去し、配線溝40,41を形成する。さらに、SiC膜56を、CF/O/Ar(流量比50/6/200sccm)をエッチングガスとし、圧力70mTorr、パワー300Wでドライエッチングする。このドライエッチングで、塗布型無機絶縁膜55にプラズマダメージが入り、希弗酸に対するエッチングレートを大幅に増大させる。
図6Dに示すように、ビア孔底に露出している塗布型無機絶縁膜55を、弗酸系薬液でウェットエッチングする。塗布型無機絶縁膜55のプラズマダメージを受けた部分のみが、優先的に除去される。続いて、図5F−5Gに示すような配線層形成工程を行う。
以上実施例に沿って、本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、種々の変形、置換、組み合わせ、改良が可能なことは当業者に自明であろう。
以下、本発明の特徴を付記する。
(付記1) (1)
(a)半導体素子を形成した半導体基板上に下層絶縁膜を形成する工程と、
(b)前記下層絶縁膜に太幅配線溝、細幅配線溝を含む配線溝を形成する工程と、
(c)前記太幅配線溝に導電体層、塗布型無機絶縁膜を埋め込み、前記細幅配線溝に導電体層を埋め込む工程と、
(d)前記塗布型無機絶縁膜を覆って、上層絶縁膜を形成する工程と、
(e)前記上層絶縁膜にビア孔をドライエッチングし、前記太幅配線溝で前記塗布型無機絶縁膜を露出する工程と、
(f)前記ビア孔底の前記塗布型無機絶縁膜をウェットエッチングして除去する工程と、
を含む半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記工程(e)において、ドライエッチングのプラズマに曝された前記塗布型無機絶縁膜は、エッチングレートを著しく増加させる付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記塗布型無機絶縁膜がSOGである付記1または2記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
前記塗布型無機絶縁膜がシリカを含む液体から作成される塗布型無機絶縁膜である付記3記載の半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記工程(f)が希弗酸によるウェットエッチングである付記4記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) (2)
前記工程(c)が、前記配線溝を形成した前記下層絶縁膜上に、前記導電体層を形成し、その上に前記塗布型無機絶縁膜を形成し、化学機械研磨して前記下層絶縁膜を露出する付記1〜5のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)
前記工程(c)における化学機械研磨を、前記塗布型無機絶縁膜の研磨量が前記導電体層の研磨量より小さい条件で行う付記6記載の半導体装置の製造方法。
(付記8) (3)
前記工程(c)が、前記配線溝を形成した前記下層絶縁膜上に、前記導電体層を形成し、化学機械研磨して、前記太幅配線溝にはディッシングを有する配線層を形成し、前記細幅配線溝にはディッシングのない配線層を形成し、その後配線層を覆って前記下層絶縁層上に前記塗布型無機絶縁膜を形成する付記1〜5のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
(付記9) (4)
前記工程(d)が、前記塗布型無機絶縁膜を覆って絶縁性エッチングストッパ膜を形成し、その上に主絶縁膜を形成する付記1〜8のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
(付記10) (5)
前記工程(e)が、前記エッチングストッパ膜をエッチングストッパとして第1のエッチング条件で前記主絶縁膜をエッチングし、第2のエッチング条件で前記エッチングストッパ膜をエッチングする付記4記載の半導体装置の製造方法。
図1は、ディッシングを生じた多層配線サンプルの電子顕微鏡写真のスケッチである。 図2は、オーバーエッチングを強く行ったチェーン配線サンプルの電子顕微鏡写真のスケッチである。 図3は、塗布型無機絶縁膜を用いたサンプルの電子顕微鏡写真のスケッチである。 図4A−4Iは、第1の実施例による半導体装置の製造方法の主要工程を示す半導体基板の一部断面図である。 図5A−5Gは、第2の実施例による半導体装置の製造方法の主要工程を示す半導体基板の一部断面図である。 図6A−6Dは、第3の実施例による半導体装置の製造方法の主要工程を示す半導体基板の一部断面図である。
符号の説明
1 シリコン基板、
2 素子分離領域、
3 ゲート絶縁膜、
4 多結晶シリコン膜(ゲート電極)、
5,8 エッチングストッパ膜、
6,9 絶縁膜、
7 導電性プラグ、
10,19 バリアメタル膜、
11 Cuシード膜、
12,20 銅層、
14,16 エッチングストッパ膜、
15,17 絶縁膜、
33,43 バリアメタル膜
34,44 銅層、
35,45 塗布型無機絶縁膜、
36 SiC(エッチングストッパ)膜、
37 SiOC(絶縁)膜、
55 塗布型無機絶縁膜、
56 エッチングストッパ膜、
Ext エクステンション、
SW サイドウォールスペーサ、
SD 低抵抗ソース/ドレイン領域。

Claims (5)

  1. (a)半導体素子を形成した半導体基板上に下層絶縁膜を形成する工程と、
    (b)前記下層絶縁膜に太幅配線溝、細幅配線溝を含む配線溝を形成する工程と、
    (c)前記太幅配線溝に導電体層、塗布型無機絶縁膜を埋め込み、前記細幅配線溝に導電体層を埋め込む工程と、
    (d)前記塗布型無機絶縁膜を覆って、上層絶縁膜を形成する工程と、
    (e)前記上層絶縁膜にビア孔をドライエッチングし、前記太幅配線溝で前記塗布型無機絶縁膜を露出する工程と、
    (f)前記ビア孔底の前記塗布型無機絶縁膜をウェットエッチングして除去する工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
  2. 前記工程(c)が、前記配線溝を形成した前記下層絶縁膜上に、前記導電体層を形成し、その上に前記塗布型無機絶縁膜を形成し、化学機械研磨して前記下層絶縁膜を露出する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記工程(c)が、前記配線溝を形成した前記下層絶縁膜上に、前記導電体層を形成し、化学機械研磨して、前記太幅配線溝にはディッシングを有する配線層を形成し、前記細幅配線溝にはディッシングのない配線層を形成し、その後配線層を覆って前記下層絶縁層上に前記塗布型無機絶縁膜を形成する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記工程(d)が、前記塗布型無機絶縁膜を覆って絶縁性エッチングストッパ膜を形成し、その上に主絶縁膜を形成する請求項1〜3にいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記工程(e)が、前記エッチングストッパ膜をエッチングストッパとして第1のエッチング条件で前記主絶縁膜をエッチングし、第2のエッチング条件で前記エッチングストッパ膜をエッチングする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
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