JP2009162979A - カラーフィルタおよびこれを備えた液晶表示装置 - Google Patents
カラーフィルタおよびこれを備えた液晶表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009162979A JP2009162979A JP2008000324A JP2008000324A JP2009162979A JP 2009162979 A JP2009162979 A JP 2009162979A JP 2008000324 A JP2008000324 A JP 2008000324A JP 2008000324 A JP2008000324 A JP 2008000324A JP 2009162979 A JP2009162979 A JP 2009162979A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color filter
- liquid crystal
- green
- display device
- crystal display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
【解決手段】赤色LED、緑色LED及び青色LEDを組み合わせて混色させた白色バックライトと、少なくとも赤色、緑色及び青色の画素の着色層を具備するカラーフィルタとを有する液晶表示装置に用いるカラーフィルタにおいて、緑色の画素を形成する着色層がPigment Green 36を含み、前記Pigment Green 36の含有量が18重量%以下であり、且つ、前記緑色の画素を形成する着色層の誘電正接(tanδ)が液晶表示装置の駆動周波数およびその近傍で0.03以下である。
【選択図】なし
Description
Green 36を用いたカラーフィルタを横電界方式の液晶表示装置に用いる場合は、特許文献1に開示されているように、透明樹脂による保護層(オーバーコート層)を設けることが一般的である。しかしながら、近年の液晶表示装置の低価格化は著しく、その部材であるカラーフィルタも低価格化の必要に迫られており、保護層を設けることなく用いることができるカラーフィルタが望まれている。
36の量を削減する方法も提案されている。しかしながら緑色画素の着色層に含まれるPigment Green 36を削減することで着色層の着色力は低下するため、液晶表示装置にも高色再現性を求める近年の動向には対応できていない問題点があった。
36と同重量から2倍程度の重量を含有することが好ましい。これら顔料は単一で用いても必要に応じ混合して用いても構わない。さらに必要に応じて他の黄色顔料を含有させても構わない。
次に、本発明のカラーフィルタを得るための方法を記述する。カラーフィルタの作製方法は、公知のインクジェット法、印刷法、フォトレジスト法、エッチング法など何れの方法で作製しても構わない。しかし、高精細、分光特性の制御性及び再現性等を考慮すると、フォトレジスト法が好ましい。すなわち、顔料を透明な樹脂中に、光開始剤、重合性モノマーと共に適当な溶剤に分散させて感光性着色組成物を得る。この感光性着色組成物を透明基板上に塗布製膜した後、感光性着色層をパターン露光、現像することで一色の着色パターンを形成する。この工程を各色毎に繰り返し行ってカラーフィルタを作製するものである。
次に、本発明に用いるバックライトを得るための方法を記述する。本発明で用いられるバックライト装置は、液晶パネルの背面に配置され、透過型又は半透過型のカラー液晶表示装置の背面光源手段として用いられる面状光源装置を指し、光源として赤、緑、青の波長域に発光する3色のLEDと、この光源光をほぼ均一な面光源に変換する光均一化手段とを具備するものである。
カラーフィルタ作製に用いる感光性着色組成物を着色するための着色剤には以下の顔料を使用し、それぞれの顔料を用いて赤色、緑色、青色の感光性着色組成物を作製した。
緑色用顔料:C.I.Pigment Green 36(東洋インキ製造製「リオノールグリーン 6YK」)、C.I.Pigment Yellow 150(ランクセス製「ファンチョンファーストイエロー Y−5688」)、およびC.I.Pigment Yellow 138(BASF製「アリオトールイエロー K0961HD」)
青色用顔料:C.I.Pigment Blue 15(東洋インキ製造製「リオノールブルーES」)C.I.Pigment Violet 23(BASF製「パリオゲンバイオレット 5890」)
<赤色感光性着色組成物>
下記組成の混合物を均一に攪拌混合した後、直径1mmのガラスビースを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して赤色顔料の分散体を作製した。
赤色顔料:C.I. Pigment Red 177 10部
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 5部
アクリルワニス(固形分20%) 96部
シクロヘキサノン 112部
その後、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルタで濾過して赤色感光性着色組成物を得た。
アクリルワニス(固形分20%) 41部
カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(日本化薬製「カヤラッドDPCA30」) 13部
光開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製
「イルガキュアーOXE−02」) 3部
光開始剤(日本化薬製「カヤキュアーDETX」) 1部
シクロヘキサノン 208部
<緑色感光性着色組成物1>
組成がそれぞれ下記組成となるように,赤色感光性着色組成物と同様の方法で作製した。
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 16部
アクリルワニス(固形分20%) 212部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(東亞合成製「アロニックスM402」) 17部
光開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製
「イルガキュアーOXE02」) 6部
光開始剤(BASF製「ルシリンTPO」) 3部
シクロヘキサノン 458部
<緑色感光性着色組成物2>
組成がそれぞれ下記組成となるように,赤色感光性着色組成物と同様の方法で作製した。
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 11部
アクリルワニス(固形分20%) 216部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(東亞合成製「アロニックスM402」) 17部
光開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製
「イルガキュアーOXE02」) 6部
光開始剤(BASF製「ルシリンTPO」) 3部
シクロヘキサノン 273部
<緑色感光性着色組成物3>
組成がそれぞれ下記組成となるように,赤色感光性着色組成物と同様の方法で作製した。
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 150 19部
アクリルワニス(固形分20%) 221部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(東亞合成製「アロニックスM402」) 18部
光開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製
「イルガキュアーOXE02」) 6部
光開始剤(BASF製「ルシリンTPO」) 3部
シクロヘキサノン 373部
<緑色感光性着色組成物4>
組成がそれぞれ下記組成となるように,赤色感光性着色組成物と同様の方法で作製した。
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 138 16部
アクリルワニス(固形分20%) 212部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(東亞合成製「アロニックスM402」) 17部
光開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製
「イルガキュアーOXE02」) 6部
光開始剤(BASF製「ルシリンTPO」) 3部
シクロヘキサノン 458部
<緑色感光性着色組成物5>
組成がそれぞれ下記組成となるように,赤色感光性着色組成物と同様の方法で作製した。
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 138 11部
アクリルワニス(固形分20%) 216部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(東亞合成(株)製「アロニックスM402」) 17部
光開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製
「イルガキュアーOXE02」) 6部
光開始剤(BASF製「ルシリンTPO」) 3部
シクロヘキサノン 273部
<緑色感光性着色組成物6>
組成がそれぞれ下記組成となるように,赤色感光性着色組成物と同様の方法で作製した。
黄色顔料:C.I. Pigment Yellow 138 19部
アクリルワニス(固形分20%) 221部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(東亞合成製「アロニックスM402」) 18部
光開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製
「イルガキュアーOXE02」) 6部
光開始剤(BASF製「ルシリンTPO」) 3部
シクロヘキサノン 373部
<青色感光性着色組成物>
組成がそれぞれ下記組成となるように,赤色感光性着色組成物と同様の方法で作製した。
紫色顔料:C.I. Pigment Violet 23 3部
アクリルワニス(固形分20%) 173部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(東亞合成製「アロニックスM402」) 25部
光開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製
「イルガキュアー379」) 6部
光開始剤(日本化薬製「カヤキュアーDETX」) 2部
シクロヘキサノン 302部
<カラーフィルタ>
得られた感光性着色組成物を用いてカラーフィルタを作製した。ガラス基板に、赤色感光性着色組成物をスピンコートにより膜厚2μmとなるように塗布した。乾燥の後、露光機にてストライプ状のパターン露光をし、アルカリ現像液にて90秒間現像して、ストライプ状の赤色画素の着色層を得た。なお、アルカリ現像液は以下の組成からなる。
炭酸水素ナトリウム 0.5重量%
陰イオン系界面活性剤 8.0重量%
(花王(株)製「ペリレックスNBL」)
水 90重量%
次に、緑色感光性着色組成物も同様にスピンコートにて膜厚が2μmとなるように塗布し、乾燥後、露光機にてストライプ状の着色層を前述の赤色画素の着色層とはずらした場所に露光し現像することで、前述赤色画素の着色層と隣接した緑色画素の着色層を得た。
実施例1、2のカラーフィルタとLEDバックライトを用いた液晶表示装置においては、色再現性も良好で画素の液晶配向不良、駆動電圧の閾値ずれを発生させることなく良好な表示品位が得られた。
Claims (5)
- 赤色LED、緑色LED及び青色LEDを組み合わせて混色させた白色バックライトと、少なくとも赤色、緑色及び青色の画素の着色層を具備するカラーフィルタとを有する液晶表示装置に用いるカラーフィルタにおいて、
緑色の画素を形成する着色層がPigment Green 36を含み、前記Pigment Green 36の含有量が18重量%以下であり、且つ、前記緑色の画素を形成する着色層の誘電正接(tanδ)が液晶表示装置の駆動周波数およびその近傍で0.03以下であることを特徴とするカラーフィルタ。 - 赤色LED、緑色LED及び青色LEDを組み合わせて混色させた白色バックライトと、少なくとも赤色、緑色及び青色の画素の着色層を具備するカラーフィルタとを有する液晶表示装置に用いるカラーフィルタにおいて、
前記白色バックライトの緑色LEDの発光ピーク波長が500〜540nmであり、CIE1931 XYZ表色系であるxy色度図における色再現可能範囲がNTSC比で72%以上であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。 - 着色層上に透明樹脂による保護層を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のカラーフィルタ。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のカラーフィルタを備えることを特徴とする液晶表示装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のカラーフィルタを備えることを特徴とする横電界方式の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008000324A JP2009162979A (ja) | 2008-01-07 | 2008-01-07 | カラーフィルタおよびこれを備えた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008000324A JP2009162979A (ja) | 2008-01-07 | 2008-01-07 | カラーフィルタおよびこれを備えた液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009162979A true JP2009162979A (ja) | 2009-07-23 |
Family
ID=40965675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008000324A Pending JP2009162979A (ja) | 2008-01-07 | 2008-01-07 | カラーフィルタおよびこれを備えた液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009162979A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012141368A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 白色発光ダイオード光源用カラーフィルタ及び表示装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001305330A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Toray Ind Inc | カラーフィルター及び液晶表示装置 |
| JP2004117537A (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-15 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ |
| WO2006009009A1 (ja) * | 2004-07-15 | 2006-01-26 | Sony Corporation | カラーフィルタ及びカラー液晶表示装置 |
| JP2007304392A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置 |
-
2008
- 2008-01-07 JP JP2008000324A patent/JP2009162979A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001305330A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Toray Ind Inc | カラーフィルター及び液晶表示装置 |
| JP2004117537A (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-15 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ |
| WO2006009009A1 (ja) * | 2004-07-15 | 2006-01-26 | Sony Corporation | カラーフィルタ及びカラー液晶表示装置 |
| JP2007304392A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012141368A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 白色発光ダイオード光源用カラーフィルタ及び表示装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI445774B (zh) | 液晶顯示裝置及液晶顯示裝置用彩色濾光片 | |
| TWI428640B (zh) | 彩色濾光片及液晶顯示裝置 | |
| JP5604968B2 (ja) | カラーフィルター用緑色着色剤組成物、カラーフィルター基板および液晶表示装置 | |
| JP5134820B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
| US7990499B2 (en) | Display device | |
| JP5853673B2 (ja) | カラーフィルター基板および液晶表示装置 | |
| JP5262335B2 (ja) | カラーフィルタ及び液晶表示装置 | |
| JP2011118139A (ja) | カラーフィルタ基板および液晶表示装置 | |
| JP4867466B2 (ja) | カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置 | |
| JP4149215B2 (ja) | カラー液晶表示装置用ledバックライト、カラーフィルタ、およびこれらを有するカラー液晶表示装置 | |
| KR20120131628A (ko) | 표시 장치 | |
| JP2008052067A (ja) | 光源装置、表示装置および発光ダイオードチップ | |
| US20130208215A1 (en) | Color liquid crystal display device | |
| JP2009192661A (ja) | カラーフィルタおよびこれを用いた液晶表示装置 | |
| JP2009162979A (ja) | カラーフィルタおよびこれを備えた液晶表示装置 | |
| CN102576165B (zh) | 液晶显示装置 | |
| JP5375040B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
| CN101178516B (zh) | 液晶显示器 | |
| JP2009276490A (ja) | カラーフィルタ及びこれを用いた液晶表示装置 | |
| JP2009198548A (ja) | カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置 | |
| JP2013080044A (ja) | 白色発光ダイオード光源用カラーフィルタ及び表示装置 | |
| JP2010197796A (ja) | カラーフィルタ及びそれを具備した液晶表示装置 | |
| JP2003149632A (ja) | 液晶表示装置、及び、そのカラーフィルタ | |
| JP2004117537A (ja) | カラーフィルタ | |
| CN100416368C (zh) | 一种高色度的cstn液晶显示器及其实现高色度的方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101221 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111216 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120515 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120516 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120713 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130312 |