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JP2009039454A - 生体運動支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能的電気刺激により発生する筋力と駆動装置による動力補助とを併用した生体運動支援装置を提供する。
【解決手段】フィードバック制御部106は、エンコーダ60L,R、62L,Rによって検出された関節角の角度をフィードバックすることにより、目標動作設定部102によって設定される関節角の角度の目標値と実際の関節角の角度との偏差に基づいてモータ36L,R、38L,Rの出力を制御するので、例えば、疲労や電極のずれなどにより電気的刺激付与部104により所定の電気的刺激が出力された場合において発生する筋力がばらつくなど、外乱や負荷が存在する場合であっても、該筋力がをモータにより適切に補償され、関節の角度を目標値に追従させることができる。
【選択図】図11

Description

本発明は、機能的電気刺激(FES;Functional Electrical Stimulation)による筋力と駆動装置による駆動力を併用する生体運動支援装置にかかるものであって、特に関節角をフィードバックするフィードバック制御により前記駆動装置を制御する技術に関するものである。
脊椎損傷の患者は、筋肉の機能は正常であるものの神経が断裂されているため、神経がその上位組織からの運動指令を伝えることができず、その損傷された脊椎の部位に対応する筋肉を動かすことができない。
前述のように脊椎を損傷した場合であっても、筋肉の機能は正常であるため、外部から適切な電気信号を与えることにより筋肉を動作させる技術である機能的電気刺激(FES)が提案されている。そして、この機能的電気刺激を用いた運動支援や運動機能の再建が検討されている。例えば特許文献1に記載の技術がそれである。
特開2002−200104号公報 特開平7−163607号公報
一方で、モータなどの外部の駆動装置から得られる動力により運動支援を行なう方法が提案されている。例えば、特許文献2においては、使用者の足に装着することにより筋力補助を行なうことのできる電動補助装置が開示されている。
前記機能的電気刺激(電気的刺激)を用いた運動支援や運動機能の再建を行なうと、自己の筋肉を動作させるため、筋肉を動作させないことに伴う血行の悪化や、関節の外れなどを防止することができる。しかしながら、機能的電気刺激のみを用いて運動支援や運動機能の再建を行なう場合、(1)運動に用いられる主要な筋肉のそれぞれについて、電気的刺激を与えるための電極を前記該筋肉近傍の皮膚に貼り付けたりあるいは皮下組織に埋め込む必要がある、(2)電極の位置のずれや、筋肉の疲労などにより、与える電気的刺激に対する筋力の大きさの再現性が乏しい、(3)筋力を測定するための筋肉の活動電位信号と筋力を発生させるための電気的刺激とが生体内に同時に存在するため、正確な筋肉の活動電位信号を測定することができず発生する筋力をフィードバック制御することが困難で、特に例えば歩行時などの動的な状況における姿勢の安定性を保つことが困難である、などの問題があった。機能的電気刺激のみを用いて運動支援や運動機能の再建を行なう場合には、この機能的電気刺激によって発生する筋力以外には特に運動に関与する力を発生する手段がなく、そのため、杖や歩行器などを併用する必要があった。
一方、モータなどの外部の駆動装置から得られる動力により運動支援を行なう場合、モータによって制御される関節の角度やモータの出力トルクなどは例えばフィードバック制御を行なうことにより正確な制御が得られるという利点がある。しかしながら、このような外部の駆動装置のみによって運動支援を行なう場合、(1)生体の運動に必要な全ての動力を前記外部の駆動装置によって発生させる必要があるため、要求される出力の増大に伴って前記駆動装置の重量が重くなったり、またこれに伴って前記駆動装置に電気を供給するためのバッテリも大容量化する必要があるため、運動支援ができなくなったり、あるいは装置を生体に装着することが困難になる、(2)自身の筋肉を動作させる必要がないため、線維の大きさおよび数の減少による筋の縮小などの廃用症候群を助長させることとなり、リハビリを妨げる可能性がある、などの問題がある。
本発明は以上の事情を背景としてなされたものであり、その目的とするところは、機能的電気刺激により発生する筋力と、外部の駆動装置によって発生する動力とを併用した、生体の関節を介して連結された2つの部位の生体運動支援装置を提供することにある。
本発明者等は、以上の課題を解決するために種々検討を重ねた結果、機能的電気刺激により発生する筋力と、外部の駆動装置によって発生する動力とを併用する際において、前記生体の関節の角度の時間変化のみならず、前記関節の角度をフィードバックするフィードバック制御を行なうことにより駆動装置の出力を制御すると、外乱や負荷が存在する場合であっても前記関節の角度を目標値に追従させることができる、いわゆるロバスト性を有するという点を見いだした。本発明は、このような知見に基づいて為されたものである。
すなわち、かかる課題を解決するための請求項1にかかる発明は、(a)生体の第1部位に沿って取り付けられる第1支柱と、該生体の第1部位と関節を介して連結された第2部位に沿って取り付けられる第2支柱と、前記第1支柱および前記第2支柱を相対回動可能に連結する連結部と、前記第1支柱と前記第2支柱とを連結する前記連結部を開閉駆動する駆動装置と、該駆動装置による前記連結部の開閉駆動と関連して、前記生体の第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる動作に関与する筋肉に電気的刺激を与えるための信号を出力する電気的刺激付与部と、を有し、前記生体の第1部位および前記第2部位の屈曲あるいは伸展を支援するための生体運動支援装置であって、(b)前記連結部の角度を検出する角度検出部と、(c)予め設定された目標動作における前記連結部の角度の目標値と該角度検出部によって検出された実際の連結部の角度との偏差に基づいて前記駆動装置の出力を制御するフィードバック制御部を有することを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、前記目標動作における連結部の角度の目標値は、健常者の前記第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる動作に基づいて予め定められた時間関数であることを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、前記連結部の角度の目標値は、前記第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる目標動作における前記連結部の角度の大きさおよび/または連結部の角度の角速度に対応して予め複数種類が定められ、該複数種類の目標値は切換可能であることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、前記電気的刺激付与部は、前記第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる動作に関与する筋肉にのみ電気的刺激を与えることを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、前記電気的刺激付与部は、前記第1部位および第2部位を伸展させる動作を行なう場合には、該第1部位および第2部位が伸展された状態を維持する場合に比べて前記第1部位および第2部位を伸展させる動作に関与する筋肉が発生する筋力が大きくなるように、前記筋肉に電気的刺激を与えることを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、(a)生体の第1部位に沿って取り付けられる第1支柱と、該生体の第1部位と第1関節を介して連結された第2部位に沿って取り付けられる第2支柱と、前記第1支柱および前記第2支柱を相対回動可能に連結する第1連結部と、前記第2部位と第2関節を介して連結された第3部位に沿って取り付けられる第3支柱と、前記第2支柱および該第3支柱を相対回動可能に連結する第2連結部と、前記第1支柱と前記第2支柱とを連結する前記第1連結部を開閉駆動する第1駆動装置と、前記第2支柱と前記第3支柱とを連結する前記第2連結部を開閉駆動する第2駆動装置と、前記第1駆動装置および該第2駆動装置による前記第1連結部の角度および前記第2連結部の開閉駆動と関連して、前記生体の第1部位および第2部位、および前記生体の第2部位および第3部位をそれぞれ屈曲あるいは伸展させる動作に関与する筋肉に電気的刺激を与えるための信号を出力する電気的刺激付与部と、を有し、前記生体の第1部位および前記第2部位の屈曲あるいは伸展動作、および前記第2部位および前記第3部位の屈曲あるいは伸展動作を支援するための生体運動支援装置であって、(b)前記第1連結部の角度および第2連結部の角度をそれぞれ検出する角度検出部と、(c)予め設定された目標動作における前記第1連結部の角度および第2連結部の角度の目標値と該角度検出部によって検出された実際の第1連結部の角度および第2連結部の角度とのそれぞれの偏差に基づいて前記第1駆動装置および第2駆動装置のそれぞれの出力を制御するフィードバック制御部を有することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、前記第1部位は生体の下腿であり、前記第2部位は生体の大腿であり、前記第3部位は生体の腰部であり、前記第1関節は生体の膝関節であり、前記第2関節は生体の股関節であること、を特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、前記生体の第1部位および第2部位、および前記生体の第2部位および第3部位のそれぞれの屈曲あるいは伸展動作は歩行運動に伴うものであることを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、(a)前記第1駆動装置および前記第2駆動装置は、それぞれ前記第1部位乃至第3部位のいずれかの前方側に設けられ、(b)前記第1連結部および前記第2連結部は、それぞれ前記第1駆動装置および前記第2駆動装置により、リンク機構を介して開閉駆動されることを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、前記リンク機構のそれぞれは、前記第1連結部および前記第2連結部のそれぞれが対応する前記第1関節および第2関節の可動範囲よりもその動作範囲が制限されることを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、前記第1支柱および前記第2支柱には、それぞれ下腿および大腿の前方側にカフが設けられていることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、前記駆動装置による前記連結部の開閉駆動と、前記駆動装置による開閉駆動と関連して前記電気的刺激付与部により出力される筋肉への電気的刺激との両方が併用されることにより、前記電気的刺激付与部により出力された電気的刺激により発生される再現性の低い筋力を前記駆動装置が補償することができるなど、前電気的刺激付与部あるいは駆動装置のいずれかを単独で用いた場合の欠点が補完される生体運動支援装置において、前記フィードバック制御部は、前記角度検出部によって検出された連結部の角度をフィードバックすることにより、前記連結部の角度の目標値と実際の連結部の角度との偏差に基づいて前記駆動装置の出力を制御するので、例えば、疲労や電極のずれなどにより前記電気的刺激付与部により所定の電気的刺激が出力された場合において発生する筋力がばらつくなど、外乱や負荷が存在する場合であっても、該筋力が前記駆動装置により適切に補償され、前記連結部に対応する生体の関節の角度を目標値に追従させることができる。
請求項2にかかる発明によれば、前記目標動作における連結部の角度の目標値は、健常者の前記第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる目標動作に基づいて予め定められるので、健常者による前記第1部位および第2部位のなめらかな動作が目標動作とされ、この目標動作に追従するように前記関節角の角度が制御されるので、第1部位および第2部位がなめらかに動作をするよう支援する。
請求項3にかかる発明によれば、前記連結部の角度の目標値は、前記第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる目標動作における前記関節角の大きさおよび/または関節角の角速度に対応して予め複数種類が定められ、該複数種類の目標値は切換可能であるので、予め定められた複数種類の目標動作から、適当な前記関節角の大きさや角速度を選択することができる。
請求項4にかかる発明によれば、前記電気的刺激付与部は、前記第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる動作に関与する筋肉にのみ電気的刺激を与えるので、前記機能的電気刺激のみによって運動支援を行なう場合に比べて、電気的刺激によって作動させる筋肉の数を少なくすることができる。これにより、前記電気刺激を筋肉に与えるために設置する電極の数を低減できるとともに、電気的刺激に対する再現性が乏しい筋力の影響を抑えつつ、機能的電気刺激と外部の駆動装置を併用した運動支援を行なうことができる。
請求項5にかかる発明によれば、前記電気的刺激付与部は、前記第1部位および第2部位を伸展させる動作を行なう場合には、該第1部位および第2部位が伸展された状態を維持する場合に比べて前記第1部位および第2部位を伸展させる動作に関与する筋肉が発生する筋力が大きくなるように、前記筋肉に電気的刺激を与えるので、第1部位および第2部位が伸展された状態を維持する場合においても第1部位および第2部位を伸展させる動作を行なう場合と同様もしくはそれ以上の電気的刺激を与える場合に比べてなめらかな動作を行なうことが可能となる。また、第1部位および第2部位が伸展された状態を維持する場合においては前記駆動装置の出力が用いられるが、かかる出力は前記第1部位および第2部位を伸展させる動作を行なう場合に比べて小さいものであるので、省電力化を図ることができる。更には、筋肉に対して大きな電気的刺激が加わる時間を短くすることができることから、筋肉の疲労を低減することができる。
請求項6にかかる発明によれば、生体の第1部位に沿って取り付けられる第1支柱と、該第1部位と第1関節を介して連結された第2部位に沿って取り付けられる第2支柱と、前記第1支柱および前記第2支柱を相対回動可能に連結する第1連結部と、前記第2部位と第2関節を介して連結された第3部位に沿って取り付けられる第3支柱と、前記第2支柱および該第3支柱を相対回動可能に連結する第2連結部と、前記第1支柱と前記第2支柱とを連結する第1連結部を開閉駆動する第1駆動装置と、前記第2支柱と前記第3支柱とを連結する前記第2連結部を開閉駆動する第2駆動装置と、前記第1駆動装置および該第2駆動装置の開閉駆動と関連して、前記生体の第1部位および第2部位、および前記生体の第2部位および第3部位をそれぞれ屈曲あるいは伸展させる動作に関与する筋肉に電気的刺激を与えるための信号を出力する電気的刺激付与部と、を有し、前記第1部位および前記第2部位の屈曲あるいは伸展動作、および前記第2部位および前記第3部位の屈曲あるいは伸展動作を支援するための生体運動支援装置であっても、 前記第1連結部の角度および第2連結部の角度をそれぞれ検出する角度検出部と、予め設定された目標動作における前記第1連結部の角度および第2連結部の角度の目標値と該角度検出部によって検出された実際の第1連結部の角度および第2連結部の角度とのそれぞれの偏差に基づいて前記第1駆動装置および第2駆動装置のそれぞれの出力を制御するフィードバック制御部を有するので、前述の発明と同様の効果が得られる。
請求項7にかかる発明によれば、前記第1部位は生体の下腿であり、前記第2部位は生体の大腿であり、前記第3部位は生体の腰部であり、前記第1関節は生体の膝関節であり、前記第2関節は生体の股関節であるので、下肢に運動機能障害を有する者に対してその運動の支援を行なうことができる。
請求項8にかかる発明によれば、前記生体の第1部位および第2部位、および前記生体の第2部位および第3部位のそれぞれの屈曲あるいは伸展動作は歩行運動に伴うものであるので、日常生活において最も基本的な動作である歩行動作を支援することができる。
請求項9にかかる発明によれば、前記第1駆動装置および前記第2駆動装置は、それぞれ前記第1部位乃至第3部位のいずれかの前方側に設けられ、前記第1連結部および前記第2連結部は、それぞれ前記第1駆動装置および前記第2駆動装置により、リンク機構を介して開閉駆動されるので、該リンク機構により前記第1部位乃至第3部位のいずれかの前方側に設けられた前記第1駆動装置および前記第2駆動装置のそれぞれによって発生された動力は前記第1連結部および前記第2連結部に伝達されるとともに、前記生体運動支援装置の横幅方向の大きさは、前記第1駆動装置および第2駆動装置が例えば特許文献2に示すように体側に対応する側に設けられる場合に比べて小さくなり、例えば平均的な体格を想定して横幅方向の大きさが規定されている車椅子などに前記生体運動支援装置を装着したまま着席することができる。
請求項10にかかる発明によれば、前記リンク機構のそれぞれは、前記第1連結部および前記第2連結部のそれぞれが対応する前記第1関節および第2関節の可動範囲よりもその動作範囲が制限されるので、前記第1支柱と前記第2支柱とが、あるいは前記第2支柱と前記第3支柱とがそれぞれ前記第1関節あるいは第2関節の可動範囲を超えて屈曲あるいは伸展することがなく、例えば前記駆動装置が暴走した場合であっても、装着者に損傷を与えることが防止される。
請求項11にかかる発明によれば、前記第1支柱および前記第2支柱には、それぞれ下腿および大腿の前方側にカフが設けられているので、本発明の生体運動支援装置は体の前面側から着脱を行なうことができ、例えば車椅子や椅子などに着席したまま着脱を行なうことができる。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の生体運動支援装置の正面図である。図1の生体運動支援装置10は、生体の膝関節および股関節の運動を支援するものであり、生体の下肢に装着して用いるものである。この生体運動支援装置10は、下肢の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具、すなわち下肢装具の一種である骨盤帯付長下肢装具(HKAFO;Hip Knee Ankle Foot Orthosis)をもとに、その継手部分を駆動するために、駆動装置であるモータ36、38や、そのモータ36、38からの動力を継手部分に伝達する駆動機構としてのリンク機構32、34などが設けられている。なお、図1の生体運動支援装置10は左右が略対称の構造を有しているので、以降の説明においては、図の右側部分すなわち装着者の左足に対応する部分についてのみ行ない、図の左側部分については省略する。
骨盤帯付長下肢装具12は、装着した場合に下肢に対応する部分の内側と外側との両方に金属支柱を有している。詳細には、下肢のうち脛部に対応する部分には、その外側には第1支柱22aが、また前記脛部の内側には第1支柱22bがそれぞれこの骨盤帯付長下肢装具12を装着した場合に前記脛部に沿うように設けられている。大腿部に対応する部分には、その外側に第2支柱24aが、またその内側には第2支柱24bがそれぞれ設けられている。この第2支柱24bは大腿部の中程まで延設されており、その上端部は後述する帯板状のカフ44の一端に係止されている。前記第1支柱22aおよび22bの上端はそれぞれ装着者の膝部の外側および内側にそれぞれ設けられる第1連結部28a、28bにより前記第2支柱24aおよび24bの下端と回動可能に連結されている。このとき、第1連結部28a、28bは膝継手に相当し、装着者の膝関節の動きに対応する。すなわち、第1連結部28a、28bはこの骨盤帯付長下肢装具12を装着した装着者の膝関節の回動中心付近に位置する。
装着者の大腿部外側に設けられる第2支柱24aの上端は、装着者の股関節の外側に設けられる第2連結部30に接続されている。この第2連結部30には、体側部に沿って設けられる第3支柱26の下端が連結されており、これらの第2支柱24aおよび第3支柱26とは第2連結部30により回動可能に連結されている。この第2連結部30は股継手に相当し、装着者の股関節の動きに対応する。第2連結部30は、この骨盤帯付長下肢装具12を装着した装着者の股関節の回動軸付近に位置する。この骨盤帯付長下肢装具12は外側股関節継手型の装具である。この第3支柱26の上端は、後述する骨盤体48に係合されている。
なお、前記第1連結部28a、28bおよび第2連結部30には、例えば、回旋角度に制限がない一方、内外転、内外旋等を制約することのできる一軸性箱継手が用いられる
骨盤帯付長下肢装具12は骨盤帯48、カフ44、カフ42、カフ40が設けられる。これら骨盤帯48、カフ44、カフ42、カフ40は、いずれも装着者の前面を半周する帯板状の部品である。この帯板状部品の両端部にはそれぞれ皮革製のベルトや面ファスナー等の装着具が延設されており、装着者の後面をこれらの装着具で締めつけるように固定することで、骨盤帯付長下肢装具12は生体に固定される。なお、前記骨盤帯48、カフ44、カフ42、カフ40はそれぞれ両腸骨稜と両大転子との中間、大腿上部、大腿下部、脛上部を固定するように設けられており、前記骨盤帯48は骨盤帯付長下肢装具12の上端に第3支柱の上端と係合されて設けられ、また、カフ44およびカフ42はその帯板状の部品の両端が大腿の外側に設けられた第2支柱24aおよび大腿の内側に設けられた第2支柱24bに係合されて設けられ、カフ40はその帯板状の部品の両端が脛部の外側に設けられた第1支柱22aおよび脛部の内側に設けられた第1支柱22bに係合されて設けられる。
骨盤帯付長下肢装具12は足底部を支持する足板50が設けられ、さらに足板50には前記第1支柱22a、22bの下端と連結するためのあぶみ52が取付られている。このあぶみ52は前記第1支柱22a、22bのそれぞれの下端と足首継手54により回動可能に連結されている。この足首継手54には、例えば、回動する角度を制限したり、回動を固定したり、あるいは回動を内蔵するバネやロットなどにより支援することのできるクレンザック継手やダブルクレンザック継手などが用いられる。
図1の生体運動支援装置10は、前述の骨盤帯付長下肢装具12に対し、駆動装置としての第1モータ36、第2モータ38、およびこれらの第1モータ36および第2モータ38により出力される駆動力をそれぞれ前記第1連結部28および前記第2連結部30に伝達しこれらを駆動するための第1駆動機構32および第2駆動機構34、が設けられている。
この第1モータ36は、後述する第1駆動機構32を介して前記第1連結部28aに連結された第1支柱22aおよび第2支柱24aによって生成される角度を変化させるものである。第2モータ38は、後述する第2駆動機構34を介して前記第2連結部30に連結された第2支柱24aおよび第3支柱26によって生成される角度を変化させるものである。本実施例においては、後述するように第1駆動機構32および第2駆動機構34としてリンク機構が用いられるので、このリンク機構の大きさを考慮して、前記第1モータ36および第2モータ38の設置位置が決定される。具体的には、図1に示すように、前記第1モータ36および第2モータ38は、第2支柱24aに設けられた第1モータ取付板56および第2モータ取付板58にそれぞれ取り付けられる。なお、本実施例においては、第1モータ36および第2モータ38の出力はそれぞれリンク機構である第1駆動機構32および第2駆動機構34を介して伝達されるので、第1モータ36の出力軸と前記第1連結部28の回転軸とは略平行に位置され、また、第2モータ38の出力軸と前記第2連結部30の回転軸とは略平行に位置される。
図2は、前記図1の生体運動支援装置10の右側面図、すなわち装着者からみて左側から見た側面図である。なお、説明をわかりやすくするため、主に左下肢外側に対応する部材のみ記載し、右下肢に対応する部材や、左下肢の内側にある第1支柱22b、第2支柱24bなど、下肢の内側にある部材についても記載を省略している。本図2に示すように、第1モータ36は、第2支柱24aと一体成形されたり、あるいは第2支柱24aに溶接などで取り付けられ、第2支柱24aから装着者の前方に延設された略三角形状の形状を有する第1モータ取付板56に取り付けられる。すなわち、第1モータ36は装着者の体側方向外側に張り出すことがない。このとき、第1モータ36の軸方向の長さを前記大腿部の外側の第2支柱24aと内側の第2支柱24bとの間隔を超えないように第1モータ36が選択されることにより、左右の第1モータ36同士が干渉することがない。前記第1モータ36の出力軸は前記第1モータ取付板56に設けられた貫通穴を通して回転自在に貫通し、第1駆動機構32としてのリンク機構を構成する一本のリンクの中央付近に係合される。この第1モータ36の出力と係合された第1駆動機構32の一本のリンクは、第1モータ36の出力軸の回転角度だけ回転する。
同様に、第2モータ38は、第2支柱24aと一体成形されたり、あるいは第2支柱24aに溶接などで取り付けられ、第2支柱24aから装着者の前方に延設された略三角形状の形状を有する第2モータ取付板58に取り付けられる。このため、第2モータ38は装着者の体側方向外側に張り出すことがない。なお、第2モータ38の軸方向の長さを前記大腿部の外側の第2支柱24aと内側の第2支柱24bとの間隔を超えないように第2モータ38が選択されることにより、左右の第2モータ38同士が干渉することがない。前記第2モータ38の出力軸は前記第2モータ取付板58に設けられた貫通穴を通して回転自在に貫通し、第2駆動機構34としてのリンク機構を構成する一本のリンクの中央付近に係合される。これにより、この第2モータ38の出力と係合された第2駆動機構34の一本のリンクは、第2モータ38の出力軸の回転角度だけ回転する。
第1モータ36および第2モータ38の選定は、例えば次のように行なわれる。例えば歩行運動などの本発明の生体運動支援装置10によって支援を行なう運動を行なう場合において、装着者の膝関節および股関節に対応する第1連結部28a、28bおよび第2連結部30のそれぞれにおいて必要とされるトルクを実験やシミュレーションなどにより予め測定しておくと共に、後述する電気的刺激付与部104により発生される電気的刺激によって発生する筋力の大きさについても測定しておく。そして、前記第1連結部28aおよび第2連結部30のそれぞれについて測定された運動に必要とされるトルクを、電気的刺激付与部104により発生される電気的刺激により発生する筋力と、前記第1モータ36および第2モータ38のそれぞれによって発生されるトルクによってまかなうことができるような出力を有するモータを選択する。
第1モータ36および第2モータ38には、例えばその出力における回転角を精度よく制御することのできるサーボモータなどが用いられる。このとき、モータの定格における回転速度を考慮して、減速ギヤなどがあわせて用いられる。すなわち、モータの出力軸と駆動機構との間に減速ギヤが設けられ、出力軸の回転速度を減速する一方、そのトルクを増大することができる。
第1モータ36および第2モータ38には、それぞれ第1エンコーダ60および第2エンコーダ62が設けられる。これらの第1エンコーダ60および第2エンコーダ62により、それぞれ第1モータ36および第2モータ38の出力軸の回転角が検出される。第1モータ36および第2モータ38は角度検出部に対応する。第1連結部28および第2連結部30はそれぞれリンク機構である第1駆動機構32および第2駆動機構34により第1モータ36および第2モータ38の出力軸とそれぞれ動力が伝達されるように連結されているが、後述するように、第1連結部28および第2連結部30の角度の変化と第1モータ36および第2モータ38の出力軸の回転角とはそれぞれ一対一の関係にあるため、前記第1エンコーダ60および第2エンコーダ62のオフセットを適切に行なうことにより、第1エンコーダ60および第2エンコーダ62におけるそれぞれの測定量に基づいて、前記第1連結部28および第2連結部30の角度が得られる。
図3乃至図5は第2駆動機構34および第2連結部30の作動を説明する図である。本実施例においては前述のように第2駆動機構34はリンク機構であり、4本のリンク34a乃至34dがそれぞれその両端を4つの回転可能に連結するジョイント34e乃至34hによって連結されている。対向するリンク34aおよび34cと、リンク34bおよび34dはそれぞれ等しい長さであり、リンク34aおよび34cと、リンク34bおよび34dとはそれぞれ常に平行とされている。すなわち、第2駆動機構34は平行運動機構である。
前述のように、第2駆動機構34を構成するリンク34bの中央部34jには、第2モータ38の出力軸と一体となって動くように固定されているので、第2モータ38の出力、すなわち回転動作と同期して第2駆動機構34が動作させられる。前記リンク34bに対向するリンク34dの中央部34kは前記第2連結部30により第2支柱24aと回動可能に連結されている。一方、前記リンク34dと第3支柱26とは一体となって動くよう固定されている。このため、第2モータ38が駆動され回転すると、第2モータ38の出力軸とリンク34bが回転させられ、そして、第2駆動機構34により、リンク34dがリンク34bと同じ角度だけ第2連結部30を中心として回転させられる。そして、第3支柱26はリンク34dと一体となって回転するので、第3支柱26は第2支柱24aに対し第2モータ38が回転した角度と同じ角度だけ回転させられる。
ここで、第2支柱24aと第3支柱26との関係を、第2支柱24aを上方に延長した直線と第3支柱26のなす角度θhipを用いて表す(図10参照)。このように、θhipは第2支柱24aに対する第3支柱26の前傾を表す角度である。
図3は、θhipが最も小さい値となる場合を表した図であり、装着者が最も後傾の姿勢を取った場合に対応する図である。このとき、第2連結部30の状態を表すθhipの値は−16.8度とされ、第2連結部30において連結される第2支柱24aと第3支柱26とは最も伸展された状態である。この状態では、リンク34bの動力入力部34jと隣接するリンク34cとが接するようにされており、それ以上θhipが小さくなる方向に第2駆動機構34が動くことを阻止している。
図4は、装着者が直立する姿勢をとった場合に対応する図であり、θhipが0度となった場合を表す図であって、前記図3の示した状態と後述する図5の状態の間の状態である。
図5は、θhipが最も大きい値よりも数度手前の場合を示した図であり、装着者が最も前傾に近い姿勢をとった場合に対応する図である。このとき、第2連結部30の状態を表すθhipの値は111.7度とされ、第2連結部30において連結される第2支柱24aと第3支柱26とは最も屈曲に近い状態である。すなわち、あと数度前傾、すなわちθhipを大きくすると、リンク34bの動力入力部34jと隣接するリンク34aとが接するようにされており、それ以上θhipが小さくなる方向に第2駆動機構34が動くことを阻止している。
図3乃至図5に示すように、第2連結部30の可動範囲は、第2駆動機構34の構造により、第2連結部30に対応する装着者の部位である股関節の可動範囲以上には動くことがないようにされている。そのため、例えば第2モータ38が暴走した場合であっても、装着者の股関節が可動範囲を超えて力を与えられることがなく事故が防止される。逆に言えば、装着者の股関節の可動範囲を超えて第2連結部30が動くことがないように、第2駆動機構34の各リンクの長さを設計することができる。
図6及び図7は、第1駆動機構32および第1連結部28aの作動を説明する図である。本実施例においては前述のように第1駆動機構32はリンク機構であり、4本のリンク32a乃至32dがそれぞれその両端を4つの回転可能に連結するジョイント32e乃至32hによって連結されている。また、対向するリンク32aおよび32cと、リンク32bおよび32dはそれぞれ等しい長さであり、リンク32aおよび32cと、リンク32bおよび32dとはそれぞれ常に平行とされている。すなわち、第1駆動機構32は平行運動機構である。なお、本実施例においては、内股側の第1連結部28bは、第1運動機構32などの平行運動機構は設けられておらず、第1支柱22bと第2支柱24bとが自由に回動可能に連結されているのみであるので、第1駆動機構32を介して第1モータ36により駆動される外側の第1連結部28aの動きに合わせて動作するようにされている。
前述の第2駆動機構34の場合と同様に、第1駆動機構32を構成するリンク32bの中央部32jには、第1モータ36の出力軸と一体となって動くように固定されているので、第1モータ36の出力、すなわち回転動作と同期して第1駆動機構32が動作させられる。前記リンク32bに対向するリンク32dの中央部32kは前記第1連結部28a30により第2支柱24aと回動可能に連結されている。一方、前記リンク32dと第1支柱22aとは一体となって動くよう固定されている。このため、第1モータ36が駆動され回転すると、第1モータ36の出力軸とリンク32bが回転させられ、第1駆動機構32により、リンク32dがリンク32bと同じ角度だけ第1連結部28を中心として回転させられる。そして、第1支柱22aはリンク32dと一体となって回転するので、第1支柱22aは第2支柱24aに対し第1モータ36が回転した角度と同じ角度だけ回転させられる。
ここで、第1支柱22aと第2支柱24aとの関係を、第2支柱24aを下方に延長した直線と第1支柱22aのなす角度θkneeを用いて表す(図10参照)。このように、θkneeは第2支柱24aに対する第1支柱22aの屈曲を表す角度である。
図6は、θkneeが最も小さい値となる場合を表した図であり、装着者が直立の姿勢を取った場合に対応する図である。このとき、第1連結部28aの状態を表すθkneeの値は0度とされ、第1連結部28aにおいて連結される第1支柱22aと第2支柱24aとは最も伸展された状態である。この状態では、リンク32bの動力入力部32jと隣接するリンク32cとが接するようにされており、それ以上θkneeが小さくなる方向に第2駆動機構34が動くことを阻止している。
図7は、θkneeが最も大きい値となる場合を示した図であり、装着者が最も膝を曲げた場合に対応する図である。このとき、第1連結部28aの状態を表すθkneeの値は126.0度とされ、第1連結部28aにおいて連結される第1支柱22aと第2支柱24aとは最も屈曲した状態である。この状態では、リンク32bの動力入力部32jと隣接するリンク32aとが接するようにされており、それ以上θkneeが小さくなる方向に第1駆動機構32が動くことを阻止している。
このように、図6及び図7に示すように、第1連結部28aの可動範囲は、第1駆動機構32の構造により、第1連結部28に対応する装着者の部位である膝関節の可動範囲以上には動くことがないようにされている。そのため、例えば第2モータ38が暴走した場合であっても、装着者の股関節が可動範囲を超えて力を与えられることがなく事故が防止される。逆に言えば、装着者の膝関節の可動範囲を超えて第1連結部28aが動くことがないように、第1駆動機構32の各リンクの長さを設計することができる。
図8は、本実施例の生体運動支援装置10を車椅子に着席している者に装着する様子を示した図である。前述のように、骨盤帯48、カフ44、カフ42、カフ40は、いずれもその帯板状の部品が装着者の前面を半周し、それらの帯板状部品の両端部にはそれぞれ皮革製のベルトや面ファスナー等の装着具が延設されており、装着者の後面をこれらの装着具で締めつけるように固定するようにされているので、前記装着具を解放した状態で車椅子に着席している者の前面から覆うように取り付けるとともに、前記装着具を腰部、大腿上部、大腿下部、脛上部に固定することにより、装着が可能である。このとき、前述のように第1モータ36および第2モータ38は、装着者の前面に配設され、かつ、その外側の端が第2支柱24aに取り付けられた第1モータ取付板56および第2モータ取付板58にそれぞれ取り付けられているので、第1モータ36および第2モータ38は第2支柱24aよりも装着者の外側に位置することがなく、図8に示すように車椅子のフレームと干渉することなく生体運動支援装置10を装着することができる。
図9は、本実施例の生体運動支援装置10を車椅子に着席している者に装着する際の一連の様子を示した図である。まず、装着前を表す図9の(a)においては、生体運動支援装置10の後ろ側に車椅子に着席した装着者が位置している。そして、図9の(b)に示すように、前記装着具が解放された生体運動支援装置10を装着者が自身の下肢および腰部にかぶせるように取り付ける。その後、前記骨盤帯48、カフ44、カフ42、カフ40のそれぞれに設けられた装着具を腰部、大腿上部、大腿下部、脛上部に固定し、装着が完了した状態が図9の(c)である。装着後においては、装着された生体運動支援装置10は前述のように車椅子のフレームなどと干渉することがないので、図9の(d)に示すように生体運動支援装置10を装着したまま、装着者は車椅子により移動することができる。
図10は本実施例の生体運動支援装置10の制御を行なうにあたり、制御に関連する変数を定義した図である。前述のように、第2支柱24aを上方へ延ばした直線と第3支柱26とがなす角を第2支柱24aと第3支柱26とがなす角θhipとし、また、第2支柱24aを下方へ延ばした直線と第1支柱22aとがなす角を第2支柱24aと第1支柱22aとがなす角θkneeとする。なお、本実施例においては、θhipを第2連結部30の角度、あるいは股関節の角度ともいい、また、θkneeを第1連結部28aの角度、あるいは膝関節の角度ともいう。さらに、第2連結部30における回転軸回りのトルクτhipおよび第1連結部28における回転軸回りのトルクτkneeは、それぞれ第2連結部30の角度θhipおよび第1連結部28の角度θkneeを小さくするトルクの方向を正とする。
図11は、本実施例の生体運動支援装置10の機能を説明する機能ブロック図である。制御部100はいわゆる記憶装置としてのRAM、ROMなどに記憶されたプログラムやデータ等を読み出しつつ演算装置としてのCPUにおいて演算を行なういわゆるコンピュータによって構成され、目標動作設定部102、電気的刺激付与部104、フィードバック制御部106などを有する。なお、前述の通り、貼付電極(FES電極)46、第1モータ36、第2モータ38、第1エンコーダ60、第2エンコーダ62はそれぞれ左右に一対存在しており、装着者の右下肢に対応するものには符号の末尾にRが、左下肢に対応するものには符号の末尾にLがそれぞれ付されている。
目標動作設定部102は、生体運動支援装置10によって支援される運動である目標動作を設定するものであって、例えば前記目標動作が歩行動作である場合には、歩幅あるいは歩行速度すなわち左右の足を出すピッチなどに基づいて定められる膝関節の角度θkneeおよび股関節の角度θhipの時間変化パターンによって定められる。そして、この時間変化パターンは例えば健常者の歩行動作を解析することにより、例えば前記歩幅や歩行速度に応じて複数種類が定められ、これらを例えば装着者が図示しない入力手段を用いて切り換えることにより設定される。
電気的刺激付与部104は、前記目標動作設定部102において設定された目標動作を達成するために、前記第1連結部28および前記第2連結部30に対応する膝関節および股関節を伸長させる筋肉による筋力を発生させるため、この筋肉に対し与える電気的刺激を決定する。本実施例においては、前記目標動作が歩行動作であるので、前記第1連結部28および前記第2連結部30に対応する膝関節および股関節を同時に伸長させることのできる筋肉である大腿直筋に対して、その大腿直筋と皮膚を介した位置に貼り付けられた図示しない表面電極46により、電気的刺激を与える。図12は、電気的刺激付与部104が発生する電気的刺激の時間変化を表す図の一例である。時刻tsから時刻tfまでが、前記目標動作が歩行動作である場合の片足の一動作単位すなわち、一歩に相当する時間であり、これを1周期として反復した信号を発生する。このとき、電気的刺激付与部は、信号の強さs、信号無発生状態から信号発生状態までの立ち上がり時間t1、信号発生時間t2、信号発生状態から信号無発生状態までの収束時間t3のそれぞれを制御することにより、発生する電気的刺激を変化させることができる。
また、図12に示した片足の一歩に相当する時間や、膝関節あるいは股関節の目標角度は、複数のパターンから選択的に切換可能とされる。この複数のパターンは、歩幅あるいは歩行ピッチなどの変化に対応するものである。また、前記膝関節あるいは股関節の目標角度は、健常者の歩行動作における膝関節あるいは股関節の角度に基づいて決定され、この健常者の歩行動作を前記歩幅あるいは歩行ピッチ毎に予め解析することによって得られる。
図14は、目標動作設定部102によって設定される目標動作と電気的刺激付与部104によって決定される電気的刺激のパターンとの関係の一例を表す図である。図14においては、目標動作としての歩行動作における片足の膝関節角度θkneeと股関節角度θhipの時間変化と、刺激パターンとが同一の時間軸上に表示されている。なお、時間軸は、歩行運動の一周期、すなわち一歩が1.0となるように正規化されており、また、刺激パターンについても、最大の刺激が1.0となるように正規化されている。目標動作について着目すると、時刻0.0乃至0.4は足裏が地面に接地せず、足を後方から前方に振り出す期間である遊脚期であり、0.4乃至1.0は足裏が地面に接地し、床を蹴りだしながら体を前方に移動させる期間である立脚期である。一方、刺激パターンについては、時刻0.15から0.2にかけてそれまで0とされていた出力が増加させられ、0.2から0.4にかけて最大出力が維持され、0.4から0.45にかけて徐々に減少させられ、0.45から1.0までは出力が行なわれない。
図11に戻って、フィードバック制御部106は、膝関節の角度θkneeおよび股関節の角度θhipのそれぞれについてをフィードバックすることにより第1モータ36および第2モータ38のそれぞれの作動を制御する。このとき、前記目標動作設定部102において設定された目標動作すなわち膝関節の角度θkneeおよび股関節の角度θhipのそれぞれについての時間変化を参照入力として、この参照入力と状態との偏差が0となるような制御を行なう。
図13は、本実施例の生体運動支援装置10における制御系を表すブロック線図である。本図13において、qは左右それぞれの股関節および膝関節の角度をベクトルにより表したものであり、q=[θhip_R ,θknee_R ,θhip_L ,θknee_L T である。また、qr は、前記目標動作設定部102において設定された目標動作に対応する左右それぞれの股関節および膝関節の角度をベクトルにより表したものであり、qr =[θhip_Rr,θknee_Rr,θhip_Lr,θknee_LrT である。またτa は、左右それぞれに設けられた第1モータ36および第2モータ38によって発生させられる第1連結部28および第2連結部30における回転軸回りのトルクであり、τa =[τhip_R_a ,τknee_R_a ,τhip_L_a ,τknee_L_a T である。また、τFES は、前記電気的刺激付与部104およびFES刺激装置124によって発生された電気的刺激を受けた左右の大腿直筋が生ずる筋力による第1連結部28および第2連結部30の回転軸回りのトルクであり、τFES =[τhip_R_FES ,τknee_R_FES ,τhip_L_FES ,τknee_L_FES T である。ここで、qにおけるθhip_R は右足の股関節(第2連結部30)の角度、θknee_R は右足の膝関節(第1連結部28)の角度、θhip_L は左足の股関節(第2連結部30)の角度、θknee_L は左足の膝関節(第1連結部28)の角度であり、同様にqr 、τa 、τFES の各ベクトルについても、第1成分は右足の股関節、第2成分が右足の膝関節、第3成分が左足の股関節、第4成分が左足の膝関節に関する値をそれぞれ表している。なお、θkneeおよびθhipの位置、また、τkneeおよび、τhipの位置および向きの定義は前述の図10に示したものが用いられる。
図13に示すように、本実施例の生体運動支援装置10の制御においては、左右それぞれの股関節および膝関節の角度の値であるqおよびその微分値をフィードバックする、いわゆるPD制御が行なわれる。このときKpおよびKvはそれぞれ各関節の角度qおよびその微分値である角速度(dq/dt)に対応するゲインである。一般にPD制御においては、比例ゲインKpを大きくすると制御系が安定限界に近づく一方、Kpを小さくすると追従性能が劣るので、フィードバック制御部106はこれらの性能を考慮しつつ安定性と追従性を両立し得るKpの値が用いられる。
図11に戻って、インタフェース部(I/F部)110は、DA変換部112、AD変換部114、カウンタ116、タイマ118などによって構成される。DA変換部112は、コンピュータによって構成されデジタルデータを扱う制御部100と、アナログデータを扱うサーボモータ用アンプ120やFES刺激装置124との間に存在し、制御部100によって出力されるデジタルデータをアナログデータに変換し、サーボモータ用アンプ120やFES刺激装置124などに渡す。また、AD変換部114はサーボモータ用アンプ120が各モータ36、38に対して出力した駆動電流の大きさやモータの出力軸の回転速度などについてのアナログデータを受け取り、制御部100において使用できる形式であるデジタルデータに変換する。また、カウンタ116は、第1モータ36の出力軸の回転角度を検出する第1エンコーダ60および第2モータ38の出力軸の回転角度を検出する第2エンコーダ62からのデータを受け取り、回転角を算出する。すなわち、第1エンコーダ60および第2エンコーダ62によって検出されるのは、モータ出力軸の回転角度に比例する数のパルスであるので、予め行なわれたキャリブレーションの結果に基づいて、現在の関節角の値を算出する。また、タイマ118は前記DA変換部112、AD変換部114、およびカウンタ116によるデータの入出力のタイミングが所定の間隔となるように制御するために用いられる。
サーボモータ用アンプ120は、左右の第1モータ36、第2モータ38のそれぞれについて設けられ、少なくとも各モータの出力軸の回転角度を制御可能なモードを有する。また、モータの出力軸回転速度および駆動電流値をそれぞれモータから測定することができる。
FES刺激装置124は、前記電気的刺激付与部104によって決定された刺激パターンに基づいて、装着者の皮膚に貼り付けられた貼付電極46から大腿直筋を動かす末梢神経に電気的刺激を与え、大腿直筋を動かす。このとき、FES刺激装置124は、電極と皮膚との間のインピーダンスが最も低くなる周波数である例えば2.5kHzの周波数を有する正弦波を搬送波とし、周波数が50Hz、パルス幅200μsecの電圧を前記貼付電極46に与える。なお、出力電圧の振幅や周波数、パルス幅については任意の値に制御可能である。
図15は、電気的刺激付与部104による刺激パターンが前述の図14のように決定される場合において、比例ゲインKpをKp=24として本発明の生体運動支援装置10の制御を行なった場合の実験結果を説明する図である。すなわち、膝関節および股関節の目標動作における角度と実際の角度、第1モータ36および第2モータ38の発生トルク、電気的刺激付与部104において決定された刺激パターンをそれぞれ上段、中段、下段に、同一の時間軸で表示したものである。なお、このとき、Kvの値はKv=1315とされている。
まず、図15の上段においては、第1連結部28(膝関節)の角度θkneeの実際の値が実線で、目標動作における値(目標値)が一点鎖線で、さらに第2連結部30(股関節)の角度θhipの実際の値が破線で、目標動作における値(目標値)が二点鎖線でそれぞれ表されている。第1連結部28(膝関節)の角度θknee、および第2連結部30(股関節)の角度θhipとも、実際の値と目標値とを比べると、θknee、θhipとも目標値に追従していることがわかる。
図15の中段においては、第1モータ36の出力トルクが実線で、第2モータ38の出力トルクが破線でそれぞれ表されている。第1モータ36、第2モータ38とも瞬間的に急激なトルクを発することがない。
図16は、比例ゲインKpの値のみをKp=12とし、その他は図15の場合と同一の条件により本発明の生体運動支援装置10の制御を行なった場合の実験結果を示す図であって、図15に対応する図である。図15と図16とを比較すると、上段に示された第1連結部28(膝関節)の角度θkneeの実際の値の目標値に対する追従性、および第2連結部30(股関節)の角度θhipの実際の値の目標値に対する追従性については、図15の場合よりも比例ゲインKpを小さくしたため若干劣るが、十分追従しているといえる。一方、中段に示されたモータの発生トルクについては、電気的刺激の発生直後に第1モータ36において負の方向に比較的大きいトルクを生じている。これは、電気的刺激の発生直後においては関節角の目標値およびその角速度、角加速度が他の区間に比べて大きいために,位置を正確に追従しようと大きなトルクを発生させているからだと思われる。このように、比例ゲインKpの選択により、電気的刺激による筋力を適切にモータトルクが補うことにより、モータ出力トルクの急激な変化を抑制できる。
図17は、電気的刺激付与部104において決定される別の刺激パターンを示す図である。図17の上段に示す目標動作における膝関節の関節角θkneeおよび股関節の関節角θhipのパターンは前述の図14の場合と同一である。本図17の刺激パターンは、時刻0.15から0.35にかけて、それまで発生していなかった電気的刺激が発生させられる。そして、時刻0.35から0.75まで最大の電気的刺激が発生され、その後0.75から0.95にかけて電気的刺激が減少させられ、1.0までの間は発生しない。すなわち、本図17の刺激パターンと図14の刺激パターンとを比べると、図14においては、刺激が付加されるのは遊脚期から立脚期へ遷移する区間のみとされている一方、図17においては、遊脚期から立脚期へ遷移する直前から、立脚期から遊脚期へ遷移する直前にかけて行なわれており、また刺激の発生時の増加速度や刺激の終了時の減少速度は図14の刺激パターンに比べて緩やかとされている。
図18は、電気的刺激付与部104による刺激パターンが前述の図17のように決定される場合において、比例ゲインKpをKp=12として本発明の生体運動支援装置10の制御を行なった場合の実験結果を説明する図であって、図15や図16に対応する図である。すなわち、膝関節および股関節の目標動作における角度と実際の角度、第1モータ36および第2モータ38の発生トルク、電気的刺激付与部104において決定された刺激パターンをそれぞれ上段、中段、下段に、同一の時間軸で表示したものである。なお、このとき、Kvの値はKv=1315とされている。
図18の上段においては、図15などと同様に、第1連結部28(膝関節)の角度θkneeの実際の値が実線で、目標動作における値(目標値)が一点鎖線で、さらに第2連結部30(股関節)の角度θhipの実際の値が破線で、目標動作における値(目標値)が二点鎖線でそれぞれ表されている。第1連結部28(膝関節)の角度θknee、および第2連結部30(股関節)の角度θhipとも、実際の値と目標値とを比べると、θknee、θhipとも図16の場合と同程度に目標値に追従していることがわかる。
一方、図18の中段においては、第1モータ36の出力トルクが実線で、第2モータ38の出力トルクが破線でそれぞれ表されている。これを図15あるいは図16の制御における第1モータ36および第1モータ36の出力トルクと比較すると、本図18においては例えば時刻tが2.8乃至2.9程度の区間などの立脚期の中期において、第1モータ36が負の比較的大きなトルクを出力している。この区間は,膝関節の二重膝作用と呼ばれるところで,体重心の上下方向の移動を少なくするための作用であるが、ここで一度膝が伸びきった状態からいったん曲がり、再び伸ばそうとするところで電気的刺激によって膝関節が伸長しきった状態となっているために、それを曲げようとする方向にモータトルクが働いているものであると思われる。すなわち、電気的刺激により膝関節を伸長させるよう大腿直筋の筋力を発生させる一方、第1モータ36は膝関節を屈曲させるトルクを発生している。
ところで、前記図17に示した刺激パターンは、従来電気的刺激によって生ずる筋力のみによって歩行運動を支援する場合の刺激パターンをそのまま適用したものである。電気的刺激によって生ずる筋力のみによって歩行運動を支援する場合には、立脚期における膝折れ、すなわち床からの反力ベクトルが膝関節後方を通ることで、膝関節を屈曲させる方向にモーメントが働く現象を防止すべく電気的刺激を発生していた。しかしながら、図15および図16に示されているように、立脚期における膝折れ防止には、必ずしも電気的刺激を与え続ける必要がなく、前記フィードバック制御部106による制御により第1モータ36から出力される比較的小さな出力トルクによっても有効な効果を得られる。言い換えれば、膝関節を伸展させる動作を行なう遊脚期においては、膝関節が伸展された状態を維持する立脚期に比べてその伸展動作に関与する筋肉である大腿直筋が生ずる筋力が大きくなるように電気的刺激付与部104により電気的刺激が行なわれた図14の場合は、図17の場合と比べて膝関節がなめらかに動作することが可能となる。また、筋肉に対して大きな電気的刺激が加わる時間を短くすることができることから、筋肉の疲労を低減することができる。
ただし、このような例えば図17に示す場合であっても、逆に言えば電気的刺激によって発生する大腿直筋の筋力により、膝関節を伸展状態に保持することができたといえる。すなわち、電気的刺激付与部104による電気的刺激の開始および終了のタイミングを調節することにより、第1モータ36によって発生するトルクと組み合わせた運動の支援に十分寄与し得るものである。特に前述のように、膝関節および股関節の関節角のそれぞれの目標動作における角度に対する追従性は一定の評価をすることができるが、これはモータによる出力トルクと逆方向に働く外力が存在する場合であってもフィードバック制御部106により前記膝関節および股関節の関節角を制御することができたといえる。
前述の実施例によれば、駆動装置としての第1モータ36および第2モータ38による関節角すなわち膝関節(第1連結部28a)および股関節(第2連結部30)の角度θkneeおよびθhipの制御と、前記モータ36、38による角度制御と関連して電気的刺激付与部104により出力される筋肉への電気的刺激との両方が併用されることにより、再現性の低い前記電気的刺激付与部104により出力された電気的刺激により発生される筋力を前記モータ36、38が補償することができるなど、前記電気的刺激付与部104あるいは駆動装置のいずれかを単独で用いた場合の欠点が補完される生体運動支援装置10において、フィードバック制御部106は、前記角度検出部としてのエンコーダ60、62によって検出された関節角の角度θkneeおよびθhipをフィードバックすることにより、前記関節角の角度θkneeおよびθhipの目標値と実際の関節角の角度との偏差に基づいて前記駆動装置36、38の出力を制御するので、例えば、疲労や電極のずれなどにより前記電気的刺激付与部104により所定の電気的刺激が出力された場合において発生する筋力がばらつくなど、外乱や負荷が存在する場合であっても、該筋力がを前記モータ36、38により適切に補償され、前記関節の角度θkneeおよびθhipを目標値に追従させることができる。
また、前述の実施例によれば、前記関節角の角度θkneeおよびθhipの目標値は、健常者の前記第1部位である膝関節および第2部位である股関節を屈曲あるいは伸展させる目標動作に基づいて予め定められるので、健常者による前記第1部位および第2部位のなめらかな動作が目標動作とされ、この目標動作に追従するように前記関節角の角度θkneeおよびθhipが制御されるので、第1部位および第2部位がなめらかに動作をするよう支援する。
また、前述の実施例によれば、前記関節角の角度θkneeおよびθhipの目標値は、前記第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる目標動作における前記関節角の大きさおよび/または関節角の角速度に基づいて予め複数種類が定められ、該複数種類の目標値は切換可能であるので、予め定められた複数種類の目標動作から、適当な前記関節角の大きさや角速度を選択することができる。
また、前述の実施例によれば、前記電気的刺激付与部104は、前記第1部位である膝関節および第2部位である股関節を屈曲あるいは伸展させる動作に関与する筋肉にのみ電気的刺激を与えるので、電気的刺激のみによって運動支援を行なう場合に比べて、電気的刺激によって作動させる筋肉の数を少なくすることができる。これにより、前記電気的刺激を筋肉に与えるために設置する電極の数を低減できるとともに、電気的刺激に対する再現性が乏しい筋力の影響を抑えつつ、機能的電気刺激と外部の駆動装置を併用した運動支援を行なうことができる。
また、前述の実施例によれば、前記電気的刺激付与部104は、前記モータ36、38の出力を最も少なくするタイミングで前記第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる動作に関与する筋肉に電気的刺激を与えるので、前記モータ36、38の出力を抑えることができ、前記モータ36、38や、モータ36、38に電力を供給するバッテリ等を小型化あるいは軽量化することができる。
また、前述の実施例によれば、前記電気的刺激付与部104は、歩行動作において前記第1部位および第2部位を伸展させる動作を行なう場合である遊脚期には、該第1部位および第2部位が伸展された状態を維持する場合である立脚期に比べて前記第1部位および第2部位を伸展させる動作に関与する筋肉が発生する筋力が大きくなるように、前記筋肉に電気的刺激を与えるので、第1部位および第2部位が伸展された状態を維持する場合においても第1部位および第2部位を伸展させる動作を行なう場合と同様もしくはそれ以上の電気的刺激を与える場合に比べてなめらかな動作を行なうことが可能となる。また、第1部位および第2部位が伸展された状態を維持する場合においては前記モータ36、38の出力が用いられるが、かかる出力は前記第1部位および第2部位を伸展させる動作を行なう場合に比べて小さいものであるので、省電力化を図ることができる。更には、筋肉に対して大きな電気的刺激が加わる時間を短くすることができることから、筋肉の疲労を低減することができる。
また、前述の実施例によれば、生体の第1部位に取り付けられる第1支柱22a、22bと、該第1部位と第1関節を介して連結された第2部位に取り付けられる第2支柱24a、24bと、前記第1支柱および前記第2支柱を相対回動可能に連結する第1連結部28a、28bと、前記第2部位と第2関節を介して連結された第3部位に取り付けられる第3支柱26と、前記第2支柱および該第3支柱を相対回動可能に連結する第2連結部30と、前記第1支柱22a、22bと前記第2支柱24a、24bとによって形成される第1関節角θkneeの角度を制御する第1モータ36と、前記第2支柱24aと前記第3支柱26とによって形成される第2関節角の角度θhipを制御する第2モータ38と、前記第1モータ36および該第2モータ38の角度制御動作と関連して、前記生体の第1部位および第2部位、および前記生体の第2部位および第3部位をそれぞれ屈曲あるいは伸展させる動作に関与する筋肉に電気的刺激を与えるための信号を出力する電気的刺激付与部104と、を有し、前記第1部位および前記第2部位の屈曲あるいは伸展動作、および前記第2部位および前記第3部位の屈曲あるいは伸展動作を支援するための生体運動支援装置10に対しても前述の効果と同様の効果が得られる。
また、前述の実施例によれば、前記第1部位は下腿であり、前記第2部位は大腿であり、前記第3部位は腰部であり、前記第1関節は膝関節であり、前記第2関節は股関節であるので、下肢に運動機能障害を有する者に対してその運動の支援を行なうことができる。
また、前述の実施例によれば、前記生体の第1部位および第2部位および前記生体の第2部位および第3部位のそれぞれの屈曲あるいは伸展動作は歩行運動に伴うものであるので、日常生活において最も基本的な動作である歩行動作を支援することができる。
また、前述の実施例によれば、前記第1モータ36および前記第2モータ38は、それぞれ前記第1部位乃至第3部位のいずれかの前方に設けられ、前記第1連結部および前記第2連結部は、それぞれ前記第1モータ36および前記第2モータ38により、駆動機構32、34を介して駆動されるので、該駆動32、34により前記第1部位乃至第3部位のいずれかの前方に設けられた前記第1モータ36および前記第2モータ38のそれぞれによって発生された動力は前記第1連結部28aおよび前記第2連結部30に伝達されるとともに、前記生体運動支援装置10の横幅方向の大きさは、前記第1モータ36および第2モータ38が体側に対応する側に設けられる場合に比べて小さくなり、例えば平均的な体格を想定して横幅方向の大きさが規定されている車椅子などに前記生体運動支援装置10を装着したまま着席することができる。
また、前述の実施例によれば、前記駆動機構32、34のそれぞれは、前記第1連結部28aおよび前記第2連結部30のそれぞれが対応する前記第1関節および第2関節の可動範囲に対応してその動作範囲が制限されるので、前記第1支柱22aと前記第2支柱24aとが、あるいは前記第2支柱24aと前記第3支柱26とがそれぞれ前記第1関節あるいは第2関節の可動範囲を超えて屈曲あるいは伸展することがなく、例えば前記モータ36,38が暴走した場合であっても、装着者に損傷を与えることが防止される。
また、前述の実施例によれば、前記第1支柱22aおよび前記第2支柱24aには、それぞれ下腿および大腿の前方にカフ40、42、44が設けられているので、本発明の生体運動支援装置10は体の前面から着脱を行なうことができ、例えば車椅子や椅子などに着席したまま着脱を行なうことができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例においては、本発明の生体運動支援装置10は骨盤帯付長下肢装具12に駆動装置としての第1モータ36および第2モータ38を取り付けることにより実現されたが、この駆動装置は、モータに限られず、例えば油圧シリンダや空気圧シリンダなどであってもよい。また、駆動機構としては第1駆動機構32および第2駆動機構34はともにリンク機構が用いられたが、これに限られず、例えばプーリやギヤ機構などであってもよい。すなわち、駆動装置としては、第1連結部28aおよび第2連結部30をそれぞれ伸長あるいは屈曲させるための回転トルクを生ずることができればよく、また、駆動機構としては前記駆動機構によって発生されたトルクを適切に第1連結部28aおよび第2連結部30に伝達できればよい。
また、前述の実施例においては、本発明の生体運動支援装置10により歩行運動を支援したが、左右の下肢に対し独立した制御系を設定することができるため、片足のみの歩行を支援することも可能である。このようにすれば、片麻痺の患者、すなわち片足にのみ運動機能障害のある者の歩行運動を適切に支援することができる。また、前述の実施例においては、本発明の生体運動支援装置10は歩行運動を支援したが、これに限られず、例えば本発明の生体運動支援装置10によってその角度が制御される股関節および膝関節を用いる運動であれば歩行運動に限られず支援することができる。
また、前述の実施例においては、電気的刺激付与部104による電気的刺激は膝関節および股関節の両方の伸長に関与する大腿直筋に対して与えられたので、2つの関節を1つの筋肉に対する電気的刺激による筋力で伸長させることができたが、これに限られず、膝関節の伸長に関する筋肉と股関節の伸長に関する筋肉のそれぞれ別の筋肉に対しそれぞれ電気的刺激が与えられてもよい。
また、前述の実施例においては、本発明の生体運動支援装置10は骨盤帯付長下肢装具12の下腿部に対応する支柱を第1支柱22、大腿部に対応する支柱を第2支柱24、腰部に対応する支柱を第3支柱26としたが、これに限られず、例えば足板を第1支柱、下腿部に対応する支柱を第2支柱、大腿部に対応する支柱を第3支柱としてもよい。この場合、第1駆動装置は足首関節に対応する足首継手を駆動し、第2駆動装置は膝関節に対応する膝継手を駆動することにより足首継手の角度と膝継手の角度を制御すればよい。また、本発明の生体運動支援装置10は2つの支柱とそれらを連結する1つの連結部、あるいは3つの支柱とそれらを連結する2つの連結部に対して適用されたが、同様に4つ以上の支柱とそれらを連結する連結部からなる構造であっても本発明を同様に適用可能である。
また、前述の実施例においては、本発明の生体運動支援装置10は骨盤帯付長下肢装具12に対し駆動装置を適用することにより、下肢の運動を支援したが、これに限られず、例えば上肢装具に対し駆動装置を適用することにより、同様に上肢の運動を支援することも可能である。すなわち、本発明の生体運動支援装置が対象とする生体の第1部位、第2部位および第3部位の位置は限定されず、第1部位と第2部位とが第1連結部によって回動可能に連結され、第2部位と第3部位とが第2連結部によって回動可能に連結されていれば適用が可能である。
なお、前述の実施例においては、電気的刺激を付与するために貼付電極46が用いられたが、これに限られず、例えば、皮膚を刺し抜いた電極である経皮的埋込電極が用いられても良いし、あるいは電気的刺激を発生する装置(FES刺激装置124)ごと体内に埋め込み、体外から無線により前記装置を制御する完全埋込電極が用いられてもよい。
本発明の一実施例の生体運動支援装置の外観の正面図である。 図1の生体運動支援装置の外観の側面図である。 図1および図2の生体運動支援装置における第2モータおよび第2駆動機構の作動とこれに伴って動く第2連結部の動きを説明する図であって、第3支柱を第2支柱に対し最も後傾させた場合の図である。 図1および図2の生体運動支援装置における第2モータおよび第2駆動機構の作動とこれに伴って動く第2連結部の動きを説明する図であって、第3支柱と第2支柱とのなす角度を0とした場合の図である。 図1および図2の生体運動支援装置における第2モータおよび第2駆動機構の作動とこれに伴って動く第2連結部の動きを説明する図であって、第3支柱を第2支柱に対し最も前傾させた場合の図である。 図1および図2の生体運動支援装置における第1モータおよび第1駆動機構の作動とこれに伴って動く第1連結部の動きを説明する図であって、第1支柱と第2支柱とのなす角度を0とした場合の図である。 図1および図2の生体運動支援装置における第1モータおよび第1駆動機構の作動とこれに伴って動く第1連結部の動きを説明する図であって、第1支柱を第2支柱に対し最も屈曲させた場合の図である。 図1の生体運動支援装置を車椅子に着席した状態の装着者に装着する場合の一例を表す図である。 図1の生体運動支援装置を車椅子に着席した状態の装着者に装着する前後の状態を説明する図である。 図1の生体運動支援装置の制御における変数を定義する図である。 図1の生体運動支援装置の制御機能の概要を表す機能ブロック図である。 図1の生体運動支援装置の電気的刺激付与部における電気的刺激のパターンを説明する図である。 図1の生体運動支援装置のフィードバック制御部における制御系の概要を説明する図である。 図11に示す生体運動支援装置の制御において、歩行運動時における目標動作の関節角θkneeおよびθhipの角度と電気的刺激の刺激パターンを説明する図である。 図14の場合における生体運動支援装置による運動支援の様子を説明する図であって、関節角θkneeおよびθhipの角度の実際値および目標値と、モータの出力トルクと、電気的刺激の刺激パターンとの時間変化を表した図である。 図14の場合における生体運動支援装置による運動支援の様子を説明する図であって、図15の場合と別のフィードバックトルクを設定した場合における関節角θkneeおよびθhipの角度の実際値および目標値と、モータの出力トルクと、電気的刺激の刺激パターンとの時間変化を表した図である。 図11に示す生体運動支援装置の制御において、歩行運動時における目標動作の関節角θkneeおよびθhipの角度と図14の場合とは別の電気的刺激の刺激パターンを説明する図である。 図17の場合における生体運動支援装置による運動支援の様子を説明する図であって、関節角θkneeおよびθhipの角度の実際値および目標値と、モータの出力トルクと、電気的刺激の刺激パターンとの時間変化を表した図である。
符号の説明
10:生体運動支援装置
22:第1支柱
24:第2支柱
26:第3支柱
28:第1連結部(膝継手)
30:第2連結部(股継手)
32:第1駆動機構
34:第2駆動機構
36:第1モータ
38:第2モータ
40:カフ
42:カフ
44:カフ
46:表面電極
102:目標動作設定部
104:電気的刺激付与部
106:フィードバック制御部

Claims (11)

  1. 生体の第1部位に沿って取り付けられる第1支柱と、
    該生体の第1部位と関節を介して連結された第2部位に沿って取り付けられる第2支柱と、
    前記第1支柱および前記第2支柱を相対回動可能に連結する連結部と、
    前記第1支柱と前記第2支柱とを連結する前記連結部を開閉駆動する駆動装置と、
    該駆動装置による前記連結部の開閉駆動と関連して、前記生体の第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる動作に関与する筋肉に電気的刺激を与えるための信号を出力する電気的刺激付与部と、
    を有し、前記生体の第1部位および前記第2部位の屈曲あるいは伸展を支援するための生体運動支援装置であって、
    前記連結部の角度を検出する角度検出部と、
    予め設定された目標動作における前記連結部の角度の目標値と該角度検出部によって検出された実際の連結部の角度との偏差に基づいて前記駆動装置の出力を制御するフィードバック制御部を有すること
    を特徴とする生体運動支援装置。
  2. 前記目標動作における連結部の角度の目標値は、健常者の前記第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる動作に基づいて予め定められた時間関数であること
    を特徴とする請求項1に記載の生体運動支援装置。
  3. 前記連結部の角度の目標値は、前記第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる目標動作における前記連結部の角度の大きさおよび/または連結部の角度の角速度に対応して予め複数種類が定められ、該複数種類の目標値は切換可能であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の生体運動支援装置。
  4. 前記電気的刺激付与部は、前記第1部位および第2部位を屈曲あるいは伸展させる動作に関与する筋肉にのみ電気的刺激を与えること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の生体運動支援装置。
  5. 前記電気的刺激付与部は、前記第1部位および第2部位を伸展させる動作を行なう場合には、該第1部位および第2部位が伸展された状態を維持する場合に比べて前記第1部位および第2部位を伸展させる動作に関与する筋肉が発生する筋力が大きくなるように、前記筋肉に電気的刺激を与えること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の生体運動支援装置。
  6. 生体の第1部位に沿って取り付けられる第1支柱と、
    該生体の第1部位と第1関節を介して連結された第2部位に沿って取り付けられる第2支柱と、
    前記第1支柱および前記第2支柱を相対回動可能に連結する第1連結部と、
    前記第2部位と第2関節を介して連結された第3部位に沿って取り付けられる第3支柱と、
    前記第2支柱および該第3支柱を相対回動可能に連結する第2連結部と、
    前記第1支柱と前記第2支柱とを連結する前記第1連結部を開閉駆動する第1駆動装置と、
    前記第2支柱と前記第3支柱とを連結する前記第2連結部を開閉駆動する第2駆動装置と、
    前記第1駆動装置および該第2駆動装置による前記第1連結部の角度および前記第2連結部の開閉駆動と関連して、前記生体の第1部位および第2部位、および前記生体の第2部位および第3部位をそれぞれ屈曲あるいは伸展させる動作に関与する筋肉に電気的刺激を与えるための信号を出力する電気的刺激付与部と、
    を有し、前記生体の第1部位および前記第2部位の屈曲あるいは伸展動作、および前記第2部位および前記第3部位の屈曲あるいは伸展動作を支援するための生体運動支援装置であって、
    前記第1連結部の角度および第2連結部の角度をそれぞれ検出する角度検出部と、
    予め設定された目標動作における前記第1連結部の角度および第2連結部の角度の目標値と該角度検出部によって検出された実際の第1連結部の角度および第2連結部の角度とのそれぞれの偏差に基づいて前記第1駆動装置および第2駆動装置のそれぞれの出力を制御するフィードバック制御部を有すること
    を特徴とする生体運動支援装置。
  7. 前記第1部位は生体の下腿であり、前記第2部位は生体の大腿であり、前記第3部位は生体の腰部であり、前記第1関節は生体の膝関節であり、前記第2関節は生体の股関節であること、
    を特徴とする請求項6に記載の生体運動支援装置。
  8. 前記生体の第1部位および第2部位、および前記生体の第2部位および第3部位のそれぞれの屈曲あるいは伸展動作は歩行運動に伴うものであること
    を特徴とする請求項7に記載の生体運動支援装置。
  9. 前記第1駆動装置および前記第2駆動装置は、それぞれ前記第1部位乃至第3部位のいずれかの前方側に設けられ、
    前記第1連結部および前記第2連結部は、それぞれ前記第1駆動装置および前記第2駆動装置により、リンク機構を介して開閉駆動されること
    を特徴とする請求項7または8に記載の生体運動支援装置。
  10. 前記リンク機構のそれぞれは、前記第1連結部および前記第2連結部のそれぞれが対応する前記第1関節および第2関節の可動範囲よりもその動作範囲が制限されること
    を特徴とする請求項9に記載の生体運動支援装置。
  11. 前記第1支柱および前記第2支柱には、それぞれ下腿および大腿の前方側にカフが設けられていること
    を特徴とする請求項7乃至10のいずれか1に記載の生体運動支援装置。
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