JP2009038209A - 均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板 - Google Patents
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Abstract
【課題】長時間プラズマエッチングを行っても均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板を提供する。
【解決手段】シリコン電極板2にガス噴出孔5を設けてなるシリコン電極板において、前記ガス噴出孔5は、深さがシリコン電極板2の厚さよりも浅くかつ軸がシリコン電極板の厚さ方向になるように設けられている有底大径孔部分8と、この有底大径孔部分8の底部分からシリコン電極板2の厚さ方向に対して非平行な方向に向かってシリコン電極板の片面に貫通している複数の貫通細孔9とからなることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】シリコン電極板2にガス噴出孔5を設けてなるシリコン電極板において、前記ガス噴出孔5は、深さがシリコン電極板2の厚さよりも浅くかつ軸がシリコン電極板の厚さ方向になるように設けられている有底大径孔部分8と、この有底大径孔部分8の底部分からシリコン電極板2の厚さ方向に対して非平行な方向に向かってシリコン電極板の片面に貫通している複数の貫通細孔9とからなることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、SiO2膜を形成したウエハなどを均一にエッチングすることができるシリコン電極板に関するものである。
一般に、半導体集積回路を製造する工程においてウエハをエッチングする工程があり、このエッチングは一般にプラズマエッチング法により行われている。図3はプラズマエッチング法を説明するための断面説明図であり、図3において、1は真空容器、2はシリコン電極板、3は架台である。図3に示されるように、真空容器1内にシリコン電極板2および架台3が間隔をおいて設けられており、架台3の上にウエハ4を載置し、エッチングガス7をシリコン電極板2に設けられたガス噴出孔5を通してウエハ4に向って流しながら高周波電源6により電極板2と架台3の間に高周波電圧を印加し、高周波電圧の印加によりシリコン電極板2と架台3の間の空間にプラズマ10を発生させ、このプラズマ10による物理反応と、シリコン−エッチングガス7による化学反応により、ウエハ4の表面をエッチングすることにより行われる。
シリコン電極板2は5〜20mmの厚さを有し、単結晶シリコン、多結晶シリコン、柱状晶シリコンからなることが知られているが、現在ではCZ法により引き上げられた単結晶シリコンインゴットを輪切り状に切断したのち表面研磨して作製した単結晶シリコン電極板が多く使用されている。これらシリコン電極板に形成されているガス噴出孔5は一般に直径:0.5mmを有するが、エッチングガス流入側の径をエッチングガス流出側の径よりも大きくしたものも知られており、図4に示されるように大径孔部分11および小径孔部分12を有するガス噴出孔5も知られている(特許文献1参照)。そして、このようにシリコン電極板2の厚さ方向に平行に設けられているガス噴出孔5の小径孔部分12の直径は0.2〜0.8mmを有し、大径孔部分11の直径は小径孔部分12の直径の0.01〜10倍の直径を有するとされている。図3および図4に示されるガス噴出孔5を通過したエッチングガス7はウエハ4に直角に当るようになっている。
特開2001−102357号公報
前述のように、一般に、シリコン電極板にはシリコン電極板の厚さ方向に平行に穿設されたガス噴出孔が多数設けられており、かかる構造のガス噴出孔を有するシリコン電極板を使用して被エッチング物であるウエハのプラズマエッチングを行なうと、ウエハ面内をエッチングすることができるが、長時間プラズマエッチングを行うとエッチングの均一性が損なわれるようになる。
そこで、本発明者等は、長時間プラズマエッチングしてもウエハのエッチングの均一性が損なわれることのないプラズマエッチング手段を開発すべく研究を行った。
その結果、シリコン電極板に穿設されているガス噴出孔の形状構造がエッチングの均一性に大きく影響を及ぼし、前記ガス噴出孔が図1の断面説明図に示されるように、深さがシリコン電極板の厚さよりも浅くかつ軸がシリコン電極板の厚さ方向になるように設けられている有底大径孔部分8と、この有底大径孔部分8の底部分から厚さ方向に対して非平行な方向に向かってシリコン電極板の片面に貫通している複数の貫通細孔9を有するシリコン電極板を用いてプラズマエッチングを行うと、一層均一なプラズマエッチングすることができる、という研究結果が得られたのである。
その結果、シリコン電極板に穿設されているガス噴出孔の形状構造がエッチングの均一性に大きく影響を及ぼし、前記ガス噴出孔が図1の断面説明図に示されるように、深さがシリコン電極板の厚さよりも浅くかつ軸がシリコン電極板の厚さ方向になるように設けられている有底大径孔部分8と、この有底大径孔部分8の底部分から厚さ方向に対して非平行な方向に向かってシリコン電極板の片面に貫通している複数の貫通細孔9を有するシリコン電極板を用いてプラズマエッチングを行うと、一層均一なプラズマエッチングすることができる、という研究結果が得られたのである。
この発明は、かかる研究結果に基づいてなされたものであって、
(1)シリコン電極板にガス噴出孔を設けてなるシリコン電極板において、前記ガス噴出孔は、深さがシリコン電極板の厚さよりも浅くかつ軸がシリコン電極板の厚さ方向になるように設けられている有底大径孔部分と、この有底大径孔部分の底部分からシリコン電極板の厚さ方向に対して非平行な方向に向かってシリコン電極板の片面に貫通している複数の貫通細孔とからなる均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板、に特徴を有するものである。
(1)シリコン電極板にガス噴出孔を設けてなるシリコン電極板において、前記ガス噴出孔は、深さがシリコン電極板の厚さよりも浅くかつ軸がシリコン電極板の厚さ方向になるように設けられている有底大径孔部分と、この有底大径孔部分の底部分からシリコン電極板の厚さ方向に対して非平行な方向に向かってシリコン電極板の片面に貫通している複数の貫通細孔とからなる均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板、に特徴を有するものである。
次に、この発明の均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板2のガス噴出孔にエッチングガスを通してウエハ4に向って流している状態を示す断面説明図である。この発明の均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板は、まず、円板状シリコン板を用意し、この円板状シリコン板の厚さ方向に円板状シリコン板の厚さよりも浅い有底大径孔部分8を穿設し、この有底大径孔部分8の底部分から円板状シリコン板の厚さ方向に対して非平行な方向に向かって円板状シリコン板の反対側の面に貫通する貫通細孔9を複数本穿設することにより作製することができる。
この発明の均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板に設けられたガス噴出孔5の模型を図2の斜視図に示す。図2に示されるように、この発明の均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板に設けられるガス噴出孔5の有底大径孔部分8は、図2(a)に示されるようにストレート部分を有する円筒状の有底大径孔部分8であっても良く、図2(b)に示されるようにテーパを有する円錐台状の有底大径孔部分8であっても良く、さらに図2(c)に示されるように円筒状と円錐状の孔が接続した形状を有する有底大径孔部分8あっても良い。その形状は特に限定されるものではなく、いかなる形状の有底孔であってもよい。そして、有底大径孔部分8から分岐する貫通細孔9は底部分から厚さ方向に対して非平行な方向に向かってシリコン電極板の反対面に貫通するように複数本の貫通細孔9が設けられている。ここで有底大径孔部分8の底部分とは、有底大径孔部分8の底であっても良く、有底大径孔部分8の底から少し上に離れた有底大径孔部分8の側壁であってもよい。前記有底大径孔部分8から分岐して設けられる貫通細孔9の直径は0.2〜0.8mmの範囲内にあることが好ましいが、有底大径孔部分8の直径は貫通細孔9の直径よりも大きくて貫通細孔9を複数本穿設できる大きさがあればよく、特に限定されるものではない。
この発明のシリコン電極板の有底大径孔部分8とこの有底大径孔部分8に分岐して設けられた貫通細孔9からなるガス噴出孔を設けたシリコン電極板を使用して長時間プラズマエッチングを行っても均一なエッチングを行うことができる理由は明らかではないが、この発明のシリコン電極板を使用してプラズマエッチングを行うと、エッチングガスの流速は一時的に有底大径孔部分8で遅くなり、その後シリコン板の厚さ方向に対して非平行な方向に向かってシリコン電極板の片面に貫通している複数の貫通細孔9を通過して流出するために、エッチングガスの流れが交差し、そのためにエッチングガスの流れが和らげながらウエハ4に衝突するためと考えられる。
この発明のシリコン電極板を使用してウエハ等を長時間プラズマエッチングしても均一にエッチングすることができるので、半導体集積回路を効率良く生産することができ、半導体装置産業の発展に大いに貢献しうるものである。
直径:300mm、厚さ:10mmを有する単結晶シリコンからなる円板状シリコン板を用意し、この円板状シリコン板に直径:8mm、深さ:5mmを有する有底大径孔部分をダイヤモンドドリルを用いて穿設し、さらにこの有底大径孔部分の底から円板状シリコン板の厚さ方向に対して非平行な方向に向かって円板状シリコン板の反対面に貫通している4本の直径:0.5mmを有する貫通細孔をダイヤモンドドリルを用いて穿設し、ガス噴出孔を有する本発明シリコン電極板を作製した。
さらに、先に用意した直径:300mm、厚さ:5mmを有する単結晶シリコンからなる円板状シリコン板に直径:0.5mmの貫通細孔を円板状シリコン板の厚さ方向に平行でかつ孔間ピッチ:8mmとなるようにダイヤモンドドリルを用いて穿設することによりガス噴出孔を有する従来シリコン電極板を作製した。
得られた本発明シリコン電極板および従来シリコン電極板をそれぞれエッチング装置にセットし、予めCVDによりSiO2 層を形成した外径:200mmを有するウエハをエッチング装置にセットし、
チャンバー内圧力:10-1Torr、
エッチングガス組成:90sccmCHF3 +4sccmO2 +150sccmHe、
高周波電力:2kW、
周波数:20kHz、
の条件で、ウエハ表面のSiO2 層のプラズマエッチングを行ない、エッチング開始から400時間経過した時点でのウエハ表面のSiO2 層の最大エッチングの深さAおよび最小エッチングの深さBをそれぞれ測定し、その測定値から(A−B)/B×100(%)の値を求め、その結果を表1に示してウエハ表面のエッチング均一性を評価した。
チャンバー内圧力:10-1Torr、
エッチングガス組成:90sccmCHF3 +4sccmO2 +150sccmHe、
高周波電力:2kW、
周波数:20kHz、
の条件で、ウエハ表面のSiO2 層のプラズマエッチングを行ない、エッチング開始から400時間経過した時点でのウエハ表面のSiO2 層の最大エッチングの深さAおよび最小エッチングの深さBをそれぞれ測定し、その測定値から(A−B)/B×100(%)の値を求め、その結果を表1に示してウエハ表面のエッチング均一性を評価した。
表1に示される結果から、本発明シリコン電極板は、従来シリコン電極板に比べて長時間プラズマエッチングを行ってもウエハ表面を均一にエッチングできることが分かる。
1:真空容器、2:電極板、3:架台、4:ウエハ、5:ガス噴出孔、6:高周波電源、7:プラズマエッチングガス、8:有底大径孔部分、9:貫通細孔、10:ブラズマ、11:大径孔部分、12:小径孔部分
Claims (3)
- シリコン電極板にガス噴出孔を設けてなるシリコン電極板において、前記ガス噴出孔は、深さがシリコン電極板の厚さよりも浅くかつ軸がシリコン電極板の厚さ方向になるように設けられている有底大径孔部分と、この有底大径孔部分の底部分からシリコン電極板の厚さ方向に対して非平行な方向に向かってシリコン電極板の片面に貫通している複数の貫通細孔とからなることを特徴とする均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板。
- 前記貫通細孔は0.2〜0.8mmの範囲内にあることを特徴とする請求項1記載の均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板。
- 前記有底大径孔部分の底部分からシリコン板の厚さ方向に対して非平行な方向に向かってシリコン電極板の片面に貫通している複数の貫通細孔は、前記有底大径孔部分の軸からはなれるようにシリコン電極板の片面に向かって延びていることを特徴とする請求項1または2記載の均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板。
Priority Applications (1)
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| JP2007200964A JP2009038209A (ja) | 2007-08-01 | 2007-08-01 | 均一なエッチングを行うことができるシリコン電極板 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018011032A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | 株式会社東芝 | 流路構造及び処理装置 |
| CN110391120A (zh) * | 2018-04-17 | 2019-10-29 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 一种喷头和等离子体处理腔室 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2000516033A (ja) * | 1996-07-03 | 2000-11-28 | ティーガル コーポレイション | エマージングフィルムのためのプラズマエッチングリアクタ及び方法 |
| JP2003243365A (ja) * | 2002-02-20 | 2003-08-29 | Hitachi High-Technologies Corp | プラズマエッチング方法 |
| JP2005166869A (ja) * | 2003-12-02 | 2005-06-23 | Nec Kansai Ltd | ドライエッチング装置 |
-
2007
- 2007-08-01 JP JP2007200964A patent/JP2009038209A/ja active Pending
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