JP2009008179A - 揺動軸受用外輪、揺動軸受、およびエアディスクブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切な予圧でハウジングに密着させることのできる揺動軸受用外輪を提供する。
【解決手段】揺動軸受用外輪12は、内径面に軌道面を有する円弧形状の軌道部材13と、軌道部材13の幅方向両端部に径方向内側に突出する鍔部14とを備える。そして、軌道部材13の円周方向長さをL1、鍔部14の円周方向長さをL2とすると、0.2≦L2/L1≦0.8を満たす。
【選択図】図1
【解決手段】揺動軸受用外輪12は、内径面に軌道面を有する円弧形状の軌道部材13と、軌道部材13の幅方向両端部に径方向内側に突出する鍔部14とを備える。そして、軌道部材13の円周方向長さをL1、鍔部14の円周方向長さをL2とすると、0.2≦L2/L1≦0.8を満たす。
【選択図】図1
Description
この発明は、揺動軸受用外輪、揺動軸受およびエアディスクブレーキ装置に関するものである。
従来の揺動軸受は、例えば、WO2006/002905A1(特許文献1)に記載されている。同公報に記載されている揺動軸受は、内径面に軌道面を有する円弧形状の揺動軸受用外輪と、軌道面に沿って配置される複数のころと、複数のころを保持する保持器とを備える。また、ころおよび保持器の幅方向への移動を規制するために、揺動軸受用外輪の円周方向の全域にわたって幅方向両端部から径方向内側に突出する鍔部が形成されている。
WO2006/002905A1
上記構成の揺動軸受をハウジングに組み込む場合において、揺動軸受用外輪とハウジングとの間に隙間ができると、揺動時にガタツキ等を生じるおそれがある。そこで、予め揺動軸受用外輪の曲率半径をハウジングの曲率半径より大きく設定し、揺動軸受用外輪の曲率半径を小さくする方向に力(以下、「予圧」という)を加えながら組み込む方法が知られている。
しかし、鍔部を設けたことにより揺動軸受用外輪の予圧に対する剛性が向上する。すなわち、鍔部を有さない揺動軸受用外輪と比較して、より大きな予圧を加えなければ上記の方法で組み込むことができない。一方、予圧が大きくなるのに伴って揺動時の回転トルクも増大する。これは、揺動軸受の異常発熱の原因となり、結果として揺動軸受の寿命が低下する。
そこで、この発明の目的は、適切な予圧でハウジングに密着させることのできる揺動軸受用外輪を提供することである。また、このような揺動軸受用外輪を採用することにより、長寿命で信頼性の高い揺動軸受およびエアディスクブレーキ装置を提供することを目的とする。
この発明に係る揺動軸受用外輪は、内径面に軌道面を有する円弧形状の軌道部材と、軌道部材の幅方向両端部に径方向内側に突出する鍔部とを備える。そして、軌道部材の円周方向長さをL1、鍔部の円周方向長さをL2とすると、0.2≦L2/L1≦0.8を満たす。ここで、L2/L1の値を0.8以下とすれば、揺動軸受用外輪の剛性を十分に低下させることができる。一方、L2/L1の値を0.2より小さくすれば、保持器の幅方向への移動を適切に規制することができなくなる。その結果、揺動軸受の円周方向に対する保持器の傾きが大きくなり、保持器およびころの挙動が不安定となる。そこで、鍔部の円周方向長さを上記範囲内に限定することにより、適切な予圧で揺動軸受用外輪をハウジングに密着させることができると共に、保持器の幅方向の移動を適切に規制することができる。
この発明に係る揺動軸受は、上記記載の揺動軸受用外輪と、軌道面に沿って配置される複数のころと、複数のころを保持する保持器とを備える。これにより、長寿命で信頼性の高い揺動軸受を得ることができる。
好ましくは、鍔部は、その先端から幅方向内側に向かって延び、保持器を径方向内側から保持する突出部をさらに備える。さらに好ましくは、保持器は鍔部に対面する端面に円周方向に連続する突条を有する。そして、突出部は突条を径方向内側から保持する。これにより、保持器が揺動軸受用外輪の径方向に抜けるのを有効に防止することができる。
好ましくは、鍔部は軌道部材の円周方向の中央部領域に位置する。これにより、保持器を軌道部材の円周方向端部から軌道面に沿って挿入することができる。その結果、揺動軸受の組立性が向上する。
この発明に係るエアディスクブレーキ装置は、上記のいずれかに記載の揺動軸受を備える。これにより、長寿命で信頼性の高いエアディスクブレーキを得ることができる。
この発明によれば、軌道部材の円周方向の一部に限定して鍔部を設けることにより、揺動軸受用外輪の剛性が低下するので、適切な予圧でハウジングに密着させることのできる揺動軸受用外輪を得ることができる。また、このような揺動軸受用外輪を採用することにより、長寿命で信頼性の高い揺動軸受、およびエアディスクブレーキ装置を得ることができる。
図1〜図5を参照して、この発明の一実施形態に係る揺動軸受11を説明する。なお、図1は図3の矢印Iの方向から見た矢視図、図2は揺動軸受11の斜視図、図3は揺動軸受用外輪12の斜視図、図4は保持器16の斜視図、図5は図2のV−Vにおける断面図である。
まず、図2を参照して、揺動軸受11は、揺動軸受用外輪12と、揺動軸受用外輪12の内径面に沿って配置される複数のころ15と、複数のころ15を保持する保持器16とを備える。
次に、図3を参照して、揺動軸受用外輪12は、内径面に軌道面13aを有する円弧形状(この実施形態では中心角が180°の半円形状)の軌道部材13と、軌道部材13の幅方向両端部から径方向内側に突出して、ころ15および保持器16の幅方向の移動を規制する鍔部14とを含む。
軌道部材13には、その円周方向両端部に外向き突出片13bと、円周方向一方側端部(図2中の左側)に内向き突出片13cと、円周方向他方側端部(図2中の右側)に爪部13dとが設けられている。鍔部14には、その先端から軌道部材13の幅方向内側に向かって延びる突出部14aが設けられている。
外向き突出片13bは、軌道部材13の円周方向両端面の幅方向中央部から径方向外側に向かって延びている。この外向き突出片13bは、ハウジング(図示省略)に係合して、揺動軸受用外輪12の円周方向の移動、すなわち、揺動軸受用外輪12がハウジング内部で回転するのを防止する。
内向き突出片13cは、外向き突出片13bの幅方向両側の2箇所から径方向内側に向かって延びている。この内向き突出片13cは、保持器16の円周方向端面に当接して保持器16の円周方向一方側への抜けを防止する。
爪部13dは、軌道部材13の幅方向の端面から径方向内側に向かって延びている。この爪部13dは、鍔部14よりも軌道部材13の幅方向の内側に位置する。そして、爪部13dは、保持器16の突条16dと係合して保持器16の円周方向他方側への抜けを防止する。
次に、図1を参照して、鍔部14は、軌道部材13の円周方向の一部にのみ形成されている。具体的には、軌道部材13の円周方向の中央部領域(「揺動軸受11の揺動中心を含む領域」を指す)に位置している。そして、軌道部材13の円周方向長さをL1、鍔部14の円周方向長さをL2とすると、0.2≦L2/L1≦0.8を満たすように、鍔部14の円周方向長さL2を設定する。
ここで、L2/L1≦0.8とすれば、揺動軸受用外輪12の剛性を十分に低下させることができる。一方、L2/L1<0.2とすれば、鍔部14の剛性が低くなりすぎて、保持器16の幅方向への移動を適切に規制することができなくなる。その結果、揺動軸受11の円周方向に対する保持器16の傾きが大きくなり、ころ15および保持器16の挙動が不安定となる。
そこで、上記構成のように、鍔部14を軌道部材13の円周方向の一部に限定して形成することにより、適切な予圧で揺動軸受用外輪12をハウジングに密着させることができると共に、保持器16の幅方向への移動を適切に規制することができる。
なお、図1においては、外向き突出片13b、内向き突出片13c、および爪部13dの図示を省略している。また、爪部13dは鍔部14とは異なる役割を担っており、鍔部14の円周方向長さL2には、爪部13dを含まないものとする。
上記構成の揺動軸受用外輪12は、例えば、鋼板をプレス加工して製造する。具体的には、まず、打ち抜き加工によって鋼板から略長方形状の平板を得る。次に、曲げ加工によって軌道部材13および鍔部14を形成する。具体的には、平板の長手方向を所定の曲率に湾曲させることにより軌道部材13を形成することができる。また、平板の短手方向の両端部を軌道部材13に対して直角に折り曲げることにより鍔部14を形成することができる。
なお、軌道部材13の形成工程では複数回の曲げ加工を行い、徐々に所定の曲率に近づけていく。同様に、鍔部14の形成工程でも複数回の曲げ加工を行い、少しずつ折り曲げていく。また、軌道部材13を形成するための曲げ加工と、鍔部14を形成するための曲げ加工とを交互に行い、徐々に揺動軸受用外輪12の形状に近づけていくのが望ましい。このとき、鍔部14を軌道部材13の円周方向の一部に限定して形成するので、鍔部を軌道部材の円周方向全域に設ける場合と比較して、軌道部材13および鍔部14の形成が容易となる。
また、鍔部14の先端を軌道部材13の幅方向内側に向かって折り曲げることにより突出部14aを形成する。さらに、曲げ加工によって外向き突出片13b、内向き突出片13c、および爪部13dを形成する。
次に、所定の機械的性質を付与するために揺動軸受用外輪12に熱処理を施す。具体的には、浸炭窒化処理や浸炭焼入れ処理を施す。これにより、表面は硬く、内部は軟らかく靭性の高い性質が得られる。さらに、上記の熱処理によって生じた残留応力や内部ひずみを低減し、靭性の向上や寸法を安定化させるために、上記の熱処理の後に焼戻を行うのが望ましい。
次に、軌道面13aとなる軌道部材13の内径面の表面粗さを所定値以下にするために、揺動軸受用外輪12にバレル研磨を施す。軌道面13aの表面粗さを所定値以下とすることにより、軌道面13aところ15との間の摩擦抵抗を低減して、揺動時のトルク損失や発熱を抑制することができる。その結果、長寿命で信頼性の高い揺動軸受11を得ることができる。
次に、図4を参照して、保持器16は、円周方向に所定の間隔を空けて配置される複数の柱部16aと、柱部16aの長手方向両端部に配置される円弧形状の一対の連結部16bとを含み、隣接する柱部16aの間にころ15を収容するポケット16cが形成されている。また、連結部16bの幅方向の端面(「揺動軸受用外輪12に組み込んだときに鍔部14に対面する壁面」を指す。)には、円周方向に連続する突条16dが形成されている。
さらに、保持器16の円周方向両端部には、ポケット16cの形成されていない空白領域16eが設けられている。円周方向一方側(図2中の左側)の空白領域16eは、保持器16の円周方向の端面が内向き突出片13cに衝突したときに、ポケット16cの変形に伴うころ15の回転不良を防止する。一方、円周方向他方側(図2中の右側)の空白領域16eは、保持器16が円周方向他方側に最大限偏ったときに、揺動軸受用外輪12からはみ出す部分なので、ころ15を配置することができない。
上記構成の揺動軸受11の組立方法を説明する。まず、保持器16のポケット16cにころ15を組み込む。そして、鍔部14の形成されていない揺動軸受用外輪12の円周方向端部領域から保持器16を軌道面13aに沿って挿入する。
次に、図5を参照して、鍔部14の先端に設けられた突出部14aは、保持器16の突条16dを径方向内側から保持して、保持器16が揺動軸受用外輪12の径方向に抜けるのを防止している。
また、突条16dの鍔部14に対面する壁面は、径方向外側に向かって突出量を減少させる方向に傾斜する傾斜面16fを含む。さらに、突出部14aの先端にも径方向内側に向かって突出部14aの突出長さを減少させる方向に傾斜する傾斜面14bが設けられている。これらの傾斜面14b,16fは、保持器16を揺動軸受用外輪12の径方向から組み込む際の挿入案内面として機能する。このように、保持器16を揺動軸受用外輪12の径方向から組み込み可能とすれば、揺動軸受11の組立性がさらに向上する。
なお、上記の実施形態においては、突出部14aで突条16dを径方向内側から保持する例を示したが、これに限ることなく、突出部14aで連結部16bを直接保持するようにしてもよい。この場合、突条16dは省略することができる。
ただし、突出部14aで連結部16bを直接保持する場合、鍔部14の突出長さを保持器16の厚み寸法より長くしなければならない。一方、突出部14aで突条16dを保持する場合には、鍔部14の突出長さは突条16dの厚み寸法より長ければよい。つまり、図5に示すように、突条16dを保持器16の径方向外側に偏らせて設ければ、鍔部14の突出長さを短くすることができる。したがって、鍔部16の突出長さを短くする観点からは、保持器16の幅方向端面に突条16dを設けて、突出部14aと突条16dとを係合させるのが望ましい。
また、外向き突出片13b、内向き突出片13c、および爪部13dは、この発明の必須の構成要素ではなく、省略することができる。また、上記の実施形態における爪部13dは、保持器16の突条16dと係合する例を示したが、これに限ることなく、保持器16の幅方向の端面に爪部13dと係合する突起を別途設けてもよい。
また、上記の実施形態においては、軌道部材13の円周方向一方側端部に内向き突出片13cを、円周方向他方側端部に爪部13dをそれぞれ設けた例を示したが、これに限ることなく、爪部13dを省略して軌道部材13の円周方向両端部に内向き突出片13cを設けてもよいし、反対に、内向き突出片13cを省略して軌道部材13の円周方向両端部に爪部13dを設けてもよい。
さらに、上記の実施形態においては、鍔部14を軌道部材13の円周方向中央部領域に配置した例を示したが、これに限ることなく、任意の位置に任意の個数だけ設けることができる。図6を参照して、この発明の他の実施形態に係る揺動軸受用外輪22を説明する。図6は揺動軸受用外輪22の図1に対応する図である。なお、図1および図3に示した揺動軸受用外輪12との共通点の説明は省略し、相違点を中心に説明する。
図6を参照して、揺動軸受用外輪22は、軌道部材23と、鍔部24a,24b(これらを総称して「鍔部24」という)とを含む。鍔部24aは軌道部材23の円周方向一方側(図6中の左側)の端部領域に、鍔部24bは軌道部材23の円周方向他方側(図6中の右側)の端部領域にそれぞれ配置されている。
このように、鍔部24a,24bを任意の位置に設けた場合でも、軌道部材23の円周方向長さL1と、鍔部24の円周方向長さL2とが0.2≦L2/L1≦0.8を満たしていれば、この発明の効果を得ることができる。なお、この場合における鍔部24の円周方向長さL2は、鍔部24aの円周方向長さL3と鍔部24bの円周方向長さL4との和に一致する。
次に、図7および図8を参照して、この発明の一実施形態に係るエアディスクブレーキ装置71を説明する。なお、図7はエアディスクブレーキ装置71の概略断面図、図8は制動機構80の拡大断面図である。
まず、図7を参照して、エアディスクブレーキ装置71は、タイヤ(図示省略)と一体回転するブレーキディスク72(「ロータ」ともいう)と、一対のブレーキパッド73,74と、ブレーキシリンダ75と、制動機構80とを主に備える。
一対のブレーキパッド73,74は、ブレーキディスク72の軸方向に隣接する位置に配置されている。また、ブレーキディスクとブレーキパッド73,74との間には、非制動状態(ブレーキペダルを踏み込んでいない状態を指す)において、所定の隙間が設けられている。
ブレーキシリンダ75は、容積が可変の空気室76と、空気室76への空気の供給および排出を行う吸排気口77と、空気室76の容積の変化に伴って軸方向(「図7中の矢印Aの方向およびその反対方向」を指す)に移動するアクチュエータロッド78と、アクチュエータロッド78を空気室76の容積を減じる方向に付勢する弾性部材としてのコイルばね79とを含む。
制動機構80は、一方側端部に揺動部材81を有し、他方側端部でアクチュエータロッド78と連結し、揺動部材81の揺動中心Gを中心として回動する回動レバー82と、揺動部材81を揺動自在に支持するこの発明の一実施形態に係る揺動軸受11と、揺動部材81の揺動中心Gから外れた位置に取り付けられて、軸方向(「図7中の矢印Bの方向およびその反対方向」を指す)に移動するトラバース83と、トラバース83をブレーキパッド73,74から遠ざける方向に付勢する弾性部材としてのコイルばね84とを含む。
上記構成のエアディスクブレーキ装置71は、例えば、大型商用車、トラック、またはバス等の大型で大きな制動力を必要とする車両等に採用される。
上記構成のエアディスクブレーキ装置71の動作を説明する。まず、ブレーキペダル(図示省略)を踏み込むと、吸排気口77から空気室76に空気が供給され、空気室76の容積が増大する。空気室76の容積の増大に伴って、アクチュエータロッド78がコイルばね79の弾性力に逆らって矢印Aの方向に移動する。アクチュエータロッド78に押された回動レバー82は、揺動中心Gの周りを反時計回りに回動する(回動後の回動レバー82の位置を図8に一点鎖線で示す)。揺動部材81の揺動中心Gから外れた位置に取り付けられたトラバース83は、コイルばね84の弾性力に逆らって矢印Bの方向に移動する。これにより、ブレーキパッド73,74がブレーキディスク72に押し付けられて、タイヤの回転が制動される。
一方、ブレーキペダルを緩めると、空気室76内の空気が吸排気口77から排出され、空気室76の容積が減少する。空気室76の容積の減少に伴って、コイルばね79がアクチュエータロッド78を矢印Aと反対方向に移動させる。アクチュエータロッド78に連結された回動レバー82は、揺動中心Gの周りを時計回りに回動する。そして、コイルばね84がトラバース83を矢印Bと反対方向に移動させる。これにより、ブレーキディスク72とブレーキパッド73,74との間に所定の隙間が形成されて、タイヤの制動が解除される。
上記構成のエアディスクブレーキ装置71において、揺動部材81を揺動自在に支持する軸受として、この発明の一実施形態に係る揺動軸受11を採用することにより、長寿命で信頼性の高いエアディスクブレーキ装置71を得ることができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、揺動軸受に有利に利用される。
11 揺動軸受、12,22 揺動軸受用外輪、13,23 軌道部材、13a 軌道面、13b 外向き突出片、13c 内向き突出片、13d 爪部、14,24,24a,24b 鍔部、14a 突出部、15 ころ、16 保持器、16a 柱部、16b 連結部、16c ポケット、16d 突条、16e 空白領域、14b,16f 傾斜面、71 エアディスクブレーキ装置、72 ブレーキディスク、73,74 ブレーキパッド、75 ブレーキシリンダ、76 空気室、77 吸排気口、78 アクチュエータロッド、79,84 コイルばね、80 制動機構、81 揺動部材、82 回動レバー、83 トラバース。
Claims (6)
- 内径面に軌道面を有する円弧形状の軌道部材と、
前記軌道部材の幅方向両端部に径方向内側に突出する鍔部とを備え、
前記軌道部材の円周方向長さをL1、前記鍔部の円周方向長さをL2とすると、
0.2≦L2/L1≦0.8を満たす、揺動軸受用外輪。 - 請求項1に記載の揺動軸受用外輪と、
前記軌道面に沿って配置される複数のころと、
前記複数のころを保持する保持器とを備える、揺動軸受。 - 前記鍔部は、その先端から幅方向内側に向かって延び、前記保持器を径方向内側から保持する突出部をさらに備える、請求項2に記載の揺動軸受。
- 前記保持器は、前記鍔部に対面する端面に円周方向に連続する突条を有し、
前記突出部は、前記突条を径方向内側から保持する、請求項3に記載の揺動軸受。 - 前記鍔部は、前記軌道部材の円周方向の中央部領域に位置する、請求項2〜4のいずれかに記載の揺動軸受。
- 請求項2〜5のいずれかに記載の揺動軸受を備える、エアディスクブレーキ装置。
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| JP (1) | JP2009008179A (ja) |
-
2007
- 2007-06-28 JP JP2007170510A patent/JP2009008179A/ja not_active Withdrawn
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