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JP2009048841A - 燃料電池スタックの初期化方法及び初期化装置 - Google Patents

燃料電池スタックの初期化方法及び初期化装置 Download PDF

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Hiroshi Chizawa
洋 知沢
Nobuo Aoki
伸雄 青木
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Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp
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Abstract

【課題】燃料の消費を伴わず、大掛かりな発電試験装置を用いずに電極の濡れ性を最適化することができる燃料電池スタックの初期化方法を提供する。
【解決手段】燃料電池スタック1とガス系配管、電気系配線の接続を行った後、窒素供給バルブ4b、バイパスバルブ4c及び排気バルブ4dをそれぞれ開き、燃料極1a及び酸化剤極1bを窒素でパージし、その後、バイパスバルブ4cを閉止した後、水素供給バルブ4aを開き、燃料極1aに水素を供給する。その後、直流電圧発生装置に接続し、燃料電池スタックに印加する電圧を最低電圧VLと最高電圧VH間で上昇と下降を50回繰り返した後、水素供給バルブ4aを閉じると共にバイパスバルブ4cを開き、その後、バイパスバルブ4cを閉じると共に窒素供給バルブ4bを閉じ、さらに排気バルブ4dを閉じて、初期化操作を完了する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電極の濡れ性を最適化させるべく改良を施した燃料電池スタックの初期化方法及び初期化装置に関するものである。
燃料電池発電システムは、水素等の燃料と空気等の酸化剤を燃料電池本体に供給して、電気化学的に反応させることにより、燃料の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに直接変換して外部へ取り出す発電装置である。この燃料電池発電システムは、比較的小型であるにもかかわらず、高効率で、環境性に優れるという特徴を有している。また、発電に伴う発熱を温水や蒸気として回収することにより、コージェネレーションシステムとしての適用が可能である。
このような燃料電池本体は、電解質の違い等により様々なタイプのものに分類されるが、なかでも、電解質に固体高分子電解質膜を用いた固体高分子形燃料電池は、低温動作性や高出力密度等の特徴から、一般家庭用を視野に入れた小型コージェネレーションシステムや電気自動車用の動力源としての用途に適しており、今後、市場規模が急激に拡大することが予想されている。
この固体高分子形燃料電池発電システムは、一般家庭用の小型コージェネレーションシステムを例にとると、都市ガスやLPG等に代表される炭化水素系燃料から水素含有ガスを製造する改質装置、改質装置で製造された水素含有ガスと大気中の空気を燃料極及び酸化剤極にそれぞれ供給して起電力を発生させる燃料電池スタック、燃料電池スタックで発生した電気エネルギーを外部負荷に供給する電気制御装置、及び発電に伴う発熱を回収する熱利用系等から構成されている。
このように、燃料電池発電システムの運転には燃料の投入が前提となるため、燃料投入量に対する発電電力量で定義される発電効率が高いほど、燃料使用量の削減が実現でき、ユーザーメリットが高くなる。したがって、発電効率が燃料電池発電システムの性能を示す指標となっている。
このような燃料電池発電システムにおいて、実際に発電機能を担っている燃料電池スタックは、所定の負荷電流における出力電圧が高いほど、高い発電効率が得られるため、出力電圧が高い高性能な燃料電池スタックが要求されている。
また、固体高分子形燃料電池は、初期的には電極の濡れの進行に伴う三相界面の増加による電池性能の向上、長期的には電極劣化に伴う電池性能の低下が生じる。したがって、製造直後の燃料電池スタックにおいては、予め所定の出力電圧が得られるように、電極の濡れ性を最適化させる初期化操作が必要である。
上記燃料電池スタックの初期化操作としては、例えば、燃料電池スタック製造後に検査設備等で所定時間発電運転を実施する方法、あるいは、特許文献1に記載されているように、前記発電の際に負荷電流密度を周期的に変動させる方法が用いられている。これらの方法を用いて燃料電池スタックの初期化操作を行い、電極の濡れ性を最適化した後、該燃料電池スタックを燃料電池システムに搭載してユーザーに出荷している。
特開2007−66666号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法等、従来の燃料電池スタックの初期化方法は、燃料電池スタックの発電を伴っており、水素や空気の供給装置、発電によって生じた電力や熱量を消費する負荷装置及び熱交換器等が必要となっていた。また、発電によって燃料の消費を伴うため、環境負荷が大きいという問題点があった。
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、燃料の消費を伴わず、大掛かりな発電試験装置を用いずに電極の濡れ性を最適化することができる燃料電池スタックの初期化方法及び初期化装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、電解質を挟んで配置した燃料極と酸化剤極とを有する単電池を複数積層して構成される燃料電池スタックの初期化方法において、前記燃料極を加湿水素雰囲気、前記酸化剤極を加湿窒素雰囲気とした状態で、直流電圧発生装置を接続すると共に、燃料電池スタックに印加する直流電圧を周期的に変動させることを特徴とするものである。
上記のような構成を有する請求項1に記載の発明によれば、燃料電池スタックの初期化操作開始時に、燃料極を加湿水素雰囲気、酸化剤極を加湿窒素雰囲気とした状態で、燃料電池スタックに直流電圧を印加することにより、スタックを構成する単電池がほぼ均等に分極する。
その後、印加電圧の上昇と下降を繰り返すことにより、酸化剤極のカーボン表面は酸化/還元を繰り返す。このような酸化剤極のカーボンの不可逆的な酸化に伴って酸化剤極の撥水性は徐々に減少し、濡れが進行する。その結果、多量の燃料消費を伴わず、また、大掛かりな発電試験装置を用いずに、電極の濡れ性を最適化することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、電解質を挟んで配置した燃料極と酸化剤極とを有する単電池を複数積層して構成される燃料電池スタックの初期化方法において、前記酸化剤極を加湿水素雰囲気とした状態で、前記燃料極から外部回路を経由して前記酸化剤極へ直流電流の通電操作を実施した後、前記酸化剤極を加湿窒素雰囲気、前記燃料極を加湿水素雰囲気とした状態で直流電圧発生装置を接続すると共に、燃料電池スタックに印加する直流電圧を周期的に変動させることを特徴とするものである。
上記のような構成を有する請求項2に記載の発明によれば、電位操作の前に、酸化剤極を水素でパージして加湿水素雰囲気とした状態で、燃料極から外部回路を経由して酸化剤極へ直流通電操作を実施することにより水素ポンプの機能が発揮されるため、電極内部の濡れが進行しにくい燃料電池スタックを用いた場合でも、電極の濡れ性を最適化することが可能となる。
本発明によれば、燃料の消費を伴わず、大掛かりな発電試験装置を用いずに電極の濡れ性を最適化することができる燃料電池スタックの初期化方法及び初期化装置を提供することができる。
以下、本発明に係る燃料電池スタックの初期化方法及び初期化装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、システム構成を示す図中の実線はガス配管、破線は電気配線の結線図をそれぞれ示している。また、燃料電池スタックは、任意数のセル積層体であるが、各図では動作の異なる2セル分のみ記載している。
(1)第1実施形態
(1−1)構成
本実施形態の燃料電池スタックの初期化装置は、図1に示すように、大別して、燃料電池スタック1と、前記燃料電池スタック1の集電端子に燃料極側が負極、酸化剤極側が正極となるように接続された直流電源装置2と、前記燃料電池スタック1から排出されるガスを処理する触媒燃焼器3と、後述する制御装置5とから構成されている。
また、前記燃料電池スタック1の燃料極1aには水素ガス供給配管10が接続されると共に、酸化剤極1bには窒素ガス供給配管11が接続され、両者の間にはバイパス配管12が設けられている。また、前記水素ガス供給配管10には水素供給バルブ4aが配設され、前記窒素ガス供給配管11には窒素供給バルブ4bが配設され、前記バイパス配管12にはバイパスバルブ4cが配設されている。さらに、前記燃料電池スタック1の燃料極1aの出口側にはガス排出配管13が接続され、このガス排出配管13には排気バルブ4dが配設されている。
そして、前記制御装置5によって、前記水素供給バルブ4a、窒素供給バルブ4b、バイパスバルブ4c及び排気バルブ4dの開閉が制御され、燃料電池スタック1の燃料極1aには窒素または水素、酸化剤極1bには窒素を供給・排出できるように構成されている。また、前記制御装置5によって、前記直流電源装置2の出力電圧が制御され、燃料電池スタック1に任意の直流電圧を印加できるように構成されている。
なお、本実施形態で用いたスタックは、積層数60セルの内部加湿方式のセルを用いており、スタックに供給されるガスはスタック内部で加湿され、電極内部では相対湿度100%となっている。一方、外部加湿方式のセルを用いる場合には、図2に示すように、スタックに供給するガスを相対湿度が100%近傍となるように、水素ガス供給配管10及び窒素ガス供給配管11には、予め加湿器6が配設されている。
(1−2)推奨条件について
ここで、本初期化方法を実施するに当たり、試験前に実施した各種予備検討により、以下に示すような推奨条件を満足するように選定した。
カーボンの酸化反応速度の観点から平均セル電圧が0.7V以上で、かつ、触媒のシンタリングやカーボン担体の腐食による触媒活性低下を抑制するために平均セル電圧を1.2V以下となるようにスタック印加最高電圧VHを設定することが好ましい。
初期化操作時の温度は、セル材料の耐熱性の観点から、セル運転温度以下で実施すること、反応速度を上昇させる観点から、室温よりも高くなるように設定することが好ましい。
電位走査パターンは、電圧の上昇及び下降を繰り返すものであればどのようなものでも可能である。しかし、初期化完了のためのサイクル回数を予め決定するために、所定の周期を有する三角波、矩形波、正弦波あるいは、予め決定された規則的な電圧パターンを繰り返すことが好ましい。なかでも電極における酸化還元反応を円滑に生じさせるために三角波であることが好ましい。
電圧上昇及び下降時の平均速度は、スタックへの印加電圧を各セルに均一に分配させるために、概ね毎秒1,000mV以下とする必要がある。またカーボンの腐食による触媒活性の低下を抑制するために、より好ましくは電圧上昇及び下降速度を毎秒200mV以下とする。また円滑な酸化還元反応を促すために毎秒1mV以上とすることが好ましい。
電圧上昇及び下降で構成されるサイクル回数は、所定のスタック性能を満足させるために必要なサイクル回数を、予め同一仕様のスタックを用いて同一条件で初期化操作を実施する予備検討により決定された値を用いる。
(1−3)燃料電池スタックの初期化方法
次に、本実施形態の燃料電池スタックの初期化方法を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、燃料電池スタック1とガス系配管、電気系配線の接続を行った後、窒素供給バルブ4b、バイパスバルブ4c及び排気バルブ4dをそれぞれ開き(ステップ301、ステップ302)、燃料極1a及び酸化剤極1bを窒素でパージし(ステップ303)、その後、バイパスバルブ4cを閉止した後、水素供給バルブ4aを開き、燃料極1aに水素を供給する(ステップ304)。
このとき、酸化剤極に吸着している微量の酸素により、燃料極に水素を供給した直後に一時的に起電力が発生し、その後、水素のクロスオーバー量に応じた自然電位に安定する。本実施形態では、燃料極を基準とした平均セル電圧は80mVとなった。
ここで、水素供給量は、積層セルをすべて水素雰囲気にできる流量を設定すれば良く、例えば、電流密度0.1A/cm2における燃料利用率95%相当の水素を供給するように設定する。なお、配流に課題がある場合には、水素濃度を、30%を下限として適宜水素を窒素で希釈して流速を増加させて対応する。
その後、直流電圧発生装置に接続し(ステップ305)、燃料電池スタックに印加する電圧を最低電圧VLと最高電圧VH間で、セル平均毎秒10mVの速度で上昇と下降を行うサイクルを50回実施する(ステップ306〜ステップ309)。この初期化操作のシーケンスを図4に示す。ここでは、一例として、VL=6V(セル平均電圧0.1V)、VH=60V(セル平均電圧1.0V)とした。
このようにして燃料電池スタックに印加する電圧を、最低電圧VLと最高電圧VH間で上昇と下降を50回繰り返した後、水素供給バルブ4aを閉じると共にバイパスバルブ4cを開き(ステップ310)、その後、バイパスバルブ4cを閉じると共に窒素供給バルブ4bを閉じ(ステップ311)、さらに排気バルブ4dを閉じて(ステップ312)、初期化操作を完了する。
(1−4)試験結果
本実施形態による燃料電池スタックの初期化方法を実施した後、セル性能を確認したところ、図5に示すような結果が得られた。図5は、燃料電池スタックの平均セル電圧を示したものであるが、本実施形態による初期化方法を実施した実施例と共に、比較例1として、初期化操作を実施しない場合の平均セル電圧を、また、比較例2として、従来の初期化方法を用いた場合の平均セル電圧を示した。
なお、上記セル電圧の測定条件はすべて同一であり、燃料極に水素(燃料利用率80%)、酸化剤極に空気(酸素利用率60%)を供給し、電池温度70℃、電流密度0.2A/cm2における平均セル電圧を示したものである。
また、従来の初期化方法としては、運転温度70℃において、燃料極に燃料利用率80%となるように水素を、酸化剤極に酸素利用率60%となるように空気を供給し、電流密度を0〜1A/cm2まで変化させる負荷変動運転を25回実施する方法を用いた。ただし、電流密度0.1A/cm2以下の領域では、ガス流量を、0.1A/cm2における燃料利用率80%、酸素利用率60%となるように設定した。また、比較例2における試験パターンを図6に示した(負荷変動運転2回を示している)。
図5から明らかなように、初期化操作を実施しない比較例1と比べて、発電を実施しない本実施形態や、発電を行った従来の方法である比較例2は、セル電圧が実用上問題のないレベルまで上昇しており、初期化による効果が得られていることがわかった。
また、図7は、上記実施例、比較例1及び比較例2における水素使用量を示したものであるが、図から明らかなように、実施例では、従来の発電を行う方法を用いた比較例2と比べて、水素使用量を50分の1以下に削減できることがわかった。
(1−5)効果
このように本実施形態の初期化方法によれば、燃料電池スタックの初期化操作開始時に、燃料極を加湿水素雰囲気、酸化剤極を加湿窒素雰囲気とした状態で、燃料電池スタックに直流電圧を印加することにより、スタックを構成する単電池がほぼ均等に分極する。
その後、印加電圧の上昇と下降を繰り返すことにより、酸化剤極のカーボン表面は酸化と還元を繰り返す。このような酸化剤極のカーボンの不可逆的な酸化に伴って酸化剤極の撥水性は徐々に減少し、濡れが進行する。その結果、多量の燃料消費を伴わず、また、大掛かりな発電試験装置を用いずに、電極の濡れ性を最適化することが可能となる。
(2)第2実施形態
(2−1)構成
本実施形態は上記第1実施形態の変形例であり、上記第1実施形態において電位印加操作を実施する前に、燃料極及び酸化剤極を加湿水素雰囲気とした状態で、燃料極から外部回路を経由して酸化剤極へ直流電流の通電操作を実施するものである。なお、その他の構成は上記第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
(2−2)燃料電池スタックの初期化方法
次に、本実施形態の燃料電池スタックの初期化方法を、図8、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、燃料電池スタック1とガス系配管、電気系配線の接続を行った後、窒素供給バルブ4b、バイパスバルブ4c、及び排気バルブ4dをそれぞれ開き(ステップ801、ステップ802)、燃料極1a及び酸化剤極1bを窒素でパージする(ステップ803)。その後、窒素供給バルブ4bを閉じると共に水素供給バルブ4aを開き(ステップ804)、燃料極1a及び酸化剤極1bを水素でパージし(ステップ805)、その後、水素供給バルブ4a及び排気バルブ4dを閉じる(ステップ806)。
このように本実施形態においては、燃料極及び酸化剤極を窒素でパージした後、燃料極及び酸化剤極に水素を供給すると共に、水素供給バルブ4a及び排気バルブ4dを閉止して、燃料極及び酸化剤極を水素でパージする。なお、本実施形態においては、上記第1実施形態と同様に内部加湿方式のスタックを適用しており、電極内部の相対湿度は100%となっている。その後、燃料極から外部回路を経由して酸化剤極へ直流通電操作を開始する(ステップ807)。
なお、直流電流の通電操作中には、燃料極においては、2H++2e-→H2、酸化剤極においては、H2→2H++2e-の反応が生じる。すなわち、酸化剤極に封入された水素は酸化反応によりプロトンを生成し、このプロトンは加湿により供給された酸化剤極中の水分を伴い、電解質膜を介して燃料極へ移動する。燃料極では、プロトンの酸化反応により水素が生成され、この水素が配管を通って酸化剤極へ供給されるという水素ポンプが生じる。
本実施形態においては、電流密度が0.2A/cm2となるように電流値を設定し、通電操作を30分間実施する(ステップ808)。この一連の操作中には、電解質膜を介して酸化剤極から燃料極へプロトンと共に同伴水が移動するために、電解質膜の加湿がなされる。
直流電流の通電操作が完了した後(ステップ809)、排気バルブ4dを開き(ステップ810)、バイパスバルブ4cを閉じると共に窒素供給バルブ4bを開き(ステップ811)、酸化剤極1bを窒素でパージする(ステップ812)。その後、直流電源を電圧制御モードに切り替え(ステップ813)、上記第1実施形態と同一の手順で、燃料電池スタックに印加する電圧を、最低電圧VLと最高電圧VH間で、セル平均毎秒10mVの速度で上昇と下降を行うサイクルを50回実施する(ステップ814〜ステップ817)。
このようにして電位操作を50回繰り返した後、水素供給バルブ4aを閉じると共にバイパスバルブ4cを開き(ステップ818)、その後、バイパスバルブ4cを閉じると共に窒素供給バルブ4bを閉じ(ステップ819)、さらに排気バルブ4dを閉じて(ステップ820)、初期化操作を完了する。
(2−3)効果
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果が得られるだけでなく、電位操作の前に、前記酸化剤極を水素でパージして加湿水素雰囲気とした状態で、燃料極から外部回路を経由して酸化剤極へ直流通電操作を実施することにより、水素ポンプが生じるため、電極内部の濡れが進行しにくい燃料電池スタックを用いた場合に極めて有効である。
上述したように、本実施形態においては、水素ポンプを実施した後に、スタック印加電圧を周期的に変動させる操作を実施したが、スタック印加電圧を周期的に変動させた後に、水素ポンプを実施する手法でも初期化効果が得られる。しかしながら、本実施形態のように水素ポンプを実施した後にスタック電圧印加操作を実施すると、電極内の含水量が増加するため、C+2H2O→CO2+4H++4e-で記述されるカーボンの酸化反応速度が上昇し、酸化剤極における電極の濡れが促進するという効果が得られるため、より好ましい。
(3)他の実施形態
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、燃料電池スタックに温度制御手段を設け、燃料電池スタックの温度を発電時の温度に昇温した後、直流電圧を周期的に変動させるように構成しても良い。
このように燃料電池スタックの温度を上昇させた後、上記操作を実施することにより、酸化剤極のカーボン表面における酸化反応速度が上昇するため、電極の濡れ性を効果的に増大させることが可能となる。ただし、初期化操作時の温度は、セル材料の耐熱性の観点から、セル運転温度以下で実施することが好ましい。
本発明に係る燃料電池スタックの初期化装置の第1実施形態の構成を示す図 第1実施形態の変形例の構成を示す図 第1実施形態における燃料電池スタックの初期化方法を示すフローチャート 第1実施形態における燃料電池スタックの初期化操作時の電圧トレンドを示す図 第1実施形態における燃料電池スタックの初期化方法の効果を示す図 従来の燃料電池スタックの初期化方法を用いた比較例2の試験パターンを示す図 第1実施形態における燃料電池スタックの初期化方法の効果を示す図 第2実施形態における燃料電池スタックの初期化方法の前半部を示すフローチャート 第2実施形態における燃料電池スタックの初期化方法の後半部を示すフローチャート
符号の説明
1…燃料電池スタック
1a…燃料極
1b…酸化剤極
1c…電解質膜
2…直流電圧発生装置
3…触媒燃焼器
4a…水素供給バルブ
4b…窒素供給バルブ
4c…バイパスバルブ
4d…排気バルブ
5…制御装置
6…加湿器
10…水素供給配管
11…窒素供給配管
12…バイパス配管
13…ガス排出配管

Claims (6)

  1. 電解質を挟んで配置した燃料極と酸化剤極とを有する単電池を複数積層して構成される燃料電池スタックの初期化方法において、
    前記燃料極を加湿水素雰囲気、前記酸化剤極を加湿窒素雰囲気とした状態で、直流電圧発生装置を接続すると共に、燃料電池スタックに印加する直流電圧を周期的に変動させることを特徴とする燃料電池スタックの初期化方法。
  2. 電解質を挟んで配置した燃料極と酸化剤極とを有する単電池を複数積層して構成される燃料電池スタックの初期化方法において、
    前記酸化剤極を加湿水素雰囲気とした状態で、前記燃料極から外部回路を経由して前記酸化剤極へ直流電流の通電操作を実施した後、前記酸化剤極を加湿窒素雰囲気、前記燃料極を加湿水素雰囲気とした状態で直流電圧発生装置を接続すると共に、燃料電池スタックに印加する直流電圧を周期的に変動させることを特徴とする燃料電池スタックの初期化方法。
  3. 前記燃料電池スタックに印加する電圧の最大値を、平均セル電圧が1.2V以下となるように設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池スタックの初期化方法。
  4. 前記燃料電池スタックに温度制御手段を設け、前記燃料電池スタックの温度を発電時の温度に昇温して直流電圧を周期的に変動させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の燃料電池スタックの初期化方法。
  5. 電解質を挟んで配置した燃料極と酸化剤極とを有する単電池を複数積層して構成される燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックの燃料極に水素を、酸化剤極に窒素をそれぞれ供給するガス供給装置と、
    前記燃料電池スタックへ接続された直流電圧発生装置と、
    前記ガス供給装置による燃料極及び/又は酸化剤極へのガス供給を制御すると共に、前記直流電圧発生装置の印加電圧を周期的に変動させる制御装置と、を備え、
    前記制御装置によって、前記燃料極を加湿水素雰囲気、前記酸化剤極を加湿窒素雰囲気とした状態で、前記直流電圧発生装置の印加電圧を周期的に変動させるように構成したことを特徴とする燃料電池スタックの初期化装置。
  6. 電解質を挟んで配置した燃料極と酸化剤極とを有する単電池を複数積層して構成される燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックの燃料極に水素を、酸化剤極に窒素をそれぞれ供給するガス供給装置と、
    前記燃料電池スタックへ接続された直流電圧発生装置と、
    前記ガス供給装置による燃料極及び/又は酸化剤極へのガス供給を制御すると共に、前記直流電圧発生装置の印加電圧を周期的に変動させる制御装置と、を備え、
    前記制御装置によって、前記酸化剤極を加湿水素雰囲気とした状態で、前記燃料極から外部回路を経由して前記酸化剤極へ直流電流の通電操作を実施し、その後、前記酸化剤極を加湿窒素雰囲気、前記燃料極を加湿水素雰囲気とした状態で、前記直流電圧発生装置の印加電圧を周期的に変動させるように構成したことを特徴とする燃料電池スタックの初期化装置。
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