JP2009045687A - 把持装置の把持制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外力を検知するための専用のセンサを必要とせず、構造を簡単化し、製作コストの低減を図ることができる把持装置の把持制御装置を提供する。
【解決手段】 モータ回転角度の変化と電流検出値とから可動部に作用する外力を推定し、この推定外力が設定範囲になると位置制御を止めて電流制御手段14により、把持力付与用設定電流値19で電流制御を行わせる。
【選択図】 図3
【解決手段】 モータ回転角度の変化と電流検出値とから可動部に作用する外力を推定し、この推定外力が設定範囲になると位置制御を止めて電流制御手段14により、把持力付与用設定電流値19で電流制御を行わせる。
【選択図】 図3
Description
この発明は、工業分野から一般分野まで広く用いられる把持装置の把持制御装置に関し、例えば、比較的柔らかな物体から硬い物体を柔軟に把持することができる把持装置の把持制御装置に関する。
従来の把持装置では、把持手段は、把持対象物を把持する機構を有するロボットハンドと、把持する可動部に作用する外力を検知する力センサから構成され、この力センサからのセンサ信号の変化を受け把持出力を制御するものが提案されている(特許文献1,2)。
特開2004−167674号公報
特開2004−160594号公報
従来の把持装置では、可動部に作用する外力を検知するために専用のセンサが必要となるうえ、複雑な、構造、制御回路、および制御アルゴリズム等が求められる。そのため、把持装置の製作コストは高くなる。
この発明の目的は、外力を検知するための専用のセンサを必要とせず、構造を簡単化し、製作コストの低減を図ることができる把持装置の把持制御装置を提供することである。
この発明の把持装置1の把持制御装置2は、一または複数の可動部3〜8、および上記各可動部3〜8を動作させるモータMを有し、上記可動部3〜8の動作によって把持対象物Wを把持する把持装置1において、上記可動部3〜8の動作を制御する把持制御装置2であって、前記モータMの回転角度を検出する位置検知器11と、前記モータMの駆動電流を検出する電流検出器12と、前記モータMを位置制御する位置制御手段13と、前記電流検出器12の検出値に応じて前記モータMの駆動電流を設定電流値に閉ループ制御する電流制御手段14と、前記位置検出器11の検出値と前記電流検出器12の検出値とを監視し、モータ回転角度の変化と電流検出値とから前記可動部に作用する外力を推定する外力推定手段15と、前記可動部3〜8が把持対象物Wの把持状態となる指令位置まで前記位置制御手段13による位置制御を行わせ、前記外力推定手段15による推定外力が設定範囲になると前記位置制御手段13による位置制御を止めて前記電流制御手段14により、把持力付与用設定電流値で電流制御を行わせる制御方法切換手段16とを備えることを特徴とする。
この構成によると、この把持装置1は、モータMにより可動部3〜8を動作させて把持対象物Wを把持するものである。位置検出器11は、このモータMの回転角度を検出し、電流検出器12は、モータMの駆動電流を検出する。位置制御手段13はモータMを位置制御し、電流制御手段14は、電流検出器12の検出値に応じてモータMの駆動電流を設定電流値に閉ループ制御する。
ここで、把持対象物Wを把持する把持力はモータトルクに比例し、モータトルクはモータMの駆動電流に比例する。そのため、モータ回転角度の変化と、モータMの駆動電流とを検出し、演算することで可動部8等に作用する外力を推定する。すなわち、外力推定手段15は、位置検出器11の検出値と電流検出値12の検出値とを監視する。これにより、モータ回転角度の変化と電流検出値12とから可動部8等に作用する外力を推定する。さらに、制御方法切換手段16は、推定外力が設定範囲になったか否かを判断する。上記設定範囲は、例えばしきい値を超える範囲である。外力推定手段15による推定外力が設定範囲になっていないと判断すると、位置制御手段13による位置制御を継続する。
ここで、把持対象物Wを把持する把持力はモータトルクに比例し、モータトルクはモータMの駆動電流に比例する。そのため、モータ回転角度の変化と、モータMの駆動電流とを検出し、演算することで可動部8等に作用する外力を推定する。すなわち、外力推定手段15は、位置検出器11の検出値と電流検出値12の検出値とを監視する。これにより、モータ回転角度の変化と電流検出値12とから可動部8等に作用する外力を推定する。さらに、制御方法切換手段16は、推定外力が設定範囲になったか否かを判断する。上記設定範囲は、例えばしきい値を超える範囲である。外力推定手段15による推定外力が設定範囲になっていないと判断すると、位置制御手段13による位置制御を継続する。
把持対象物Wを把持すると、その反力によりモータ速度が低下し、その結果、誘起電圧が低下して電流値が増加する。これにより、前記推定外力が設定範囲になったと判断すると、制御方法切換手段16は、この位置制御を止めて電流制御手段14により、把持力付与用設定電流値で電流制御を行わせる。
このように、力センサ等を用いることなく、トルク制御に必要となる電流検出器12を外力検知用のセンサとして利用するため、把持制御装置2の構造を簡単化し、製作コストの低減を図ることができる。また、センサが少なくてすむため、把持装置1の構成の簡単化にもつながる。
このように、力センサ等を用いることなく、トルク制御に必要となる電流検出器12を外力検知用のセンサとして利用するため、把持制御装置2の構造を簡単化し、製作コストの低減を図ることができる。また、センサが少なくてすむため、把持装置1の構成の簡単化にもつながる。
前記制御方法切換手段16は、前記位置制御手段13により位置制御を行う間、前記把持力付与用設定電流値よりも低い接近動作用設定電流値で、前記電流制御手段14による電流制御を行わせるものとすることが望ましい。この場合、把持対象物Wや把持装置自体の損傷を防止することができる。
前記把持装置1は前記可動部を複数有し、個々の回動部毎に前記モータMを有し、これら複数のモータMをそれぞれ制御する可動部個別制御部9のうちの全てまたはいずれか複数の可動部個別制御部9が、それぞれ前記位置制御手段13、電流制御手段14、外力推定手段15、および制御方法切換手段16を有するものとしても良い。この場合、複数の可動部3〜8を有する多軸の把持装置1を実現することができ、この把持装置1を適用し得る汎用性を高めることができる。
前記複数の可動部個別制御部9が、それぞれ前記位置制御手段13、電流制御手段14、外力推定手段15、および制御方法切換手段16を有する発明において、前記複数の可動部個別制御部9における位置制御手段13に対して、把持対象物Wの形状に応じて設定される各可動部3〜8の位置指令値を記憶した動作パターン設定部10を設けることで、複数の可動部3〜8を有する把持装置1を制御対象としながら、位置制御が簡単に行える。
前記制御方法切換手段16は、把持解除指令があるまで、前記把持力付与用設定電流値で電流制御を維持させるものであっても良い。この場合、把持対象物Wを確実に把持し続けることができ、可動部3〜8を任意の位置に動作させて把持対象物Wを移動させることが可能となる。
前記把持装置1が多関節ロボットであり、複数の可動部3〜8のうち、少なくとも把持対象物Wに直接に接する可動部であるフィンガ部8を駆動するモータMの制御部である可動部個別制御部9が、前記位置制御手段13、電流制御手段14、外力推定手段15、および制御方法切換手段16を有するものとしても良い。この場合、フィンガ部8に作用する外力を外力推定手段15により推定して、この推定外力が設定範囲になったと判断すると、この可動部個別制御部9のうちの制御方法切換手段16は、位置制御から適正な電流制御つまりトルク制御に切り替える。したがって、フィンガ部8は、比較的柔らかな把持対象物Wから硬い把持対象物Wにわたって柔軟に把持することができる。
この発明の把持装置の把持制御装置は、一または複数の可動部、および上記各可動部を動作させるモータを有し、上記可動部の動作によって把持対象物を把持する把持装置において、上記可動部の動作を制御する把持制御装置であって、前記モータの回転角度を検出する位置検知器と、前記モータの駆動電流を検出する電流検出器と、前記モータを位置制御する位置制御手段と、前記電流検出器の検出値に応じて前記モータの駆動電流を設定電流値に閉ループ制御する電流制御手段と、前記位置検出器の検出値と前記電流検出器の検出値とを監視し、モータ回転角度の変化と電流検出値とから前記可動部に作用する外力を推定する外力推定手段と、前記可動部が把持対象物の把持状態となる指令位置まで前記位置制御手段による位置制御を行わせ、前記外力推定手段による推定外力が設定範囲になると前記位置制御手段による位置制御を止めて前記電流制御手段により、把持力付与用設定電流値で電流制御を行わせる制御方法切換手段とを備える。このため、外力を検知するための専用のセンサを必要とせず、構造を簡単化し、製作コストの低減を図ることができる。
この発明の一実施形態を図1ないし図4と共に説明する。本実施形態に係る把持装置は、多関節ロボットに適用した例である。この実施形態では、6軸の自由度を持つ多関節ロボットに適用したが、6軸に限定されるものではない。また、上記多関節ロボット以外の工作機械のローディング装置、産業機械等にこの把持装置を適用することも可能である。なお、以下の説明は、把持装置の把持制御方法についての説明をも含む。
図1に示すように、この把持装置1は、複数の可動部、各可動部を動作させるモータM、および可動部の動作を制御する把持制御装置2を有する。上記複数の可動部は、ベース部3、連結部4、アーム本体部5、アーム部6、アーム先端部7、およびフィンガ部8である。これらのうちベース部3は、設置面に設置されるベース台BDに対し、上下方向軸心回りに旋回可能に設けられる。連結部4は、この連結部4の一端がベース部3に対し水平軸心回りに回動可能に設けられ、アーム本体部5は、連結部4の他端に対し水平軸心回りに回動可能に設けられる。アーム部6は連結部4から突出する棒状部材であり、連結部4に対し長手方向軸心回りに回動可能に設けられる。アーム先端部7は、アーム部6の一端に回動可能に設けられる。フィンガ部8は、把持対象物Wに直接に接する可動部であり、アーム先端部7に対し動作可能に設けられる。
図2(B)に示すように、前記フィンガ部8は、例えば、フィンガ部本体23と、このフィンガ部本体23に付設されたレール24に直動案内される一対の直動軸受25,25と、フィンガ部本体23に離隔して配置され、かつ上記レール24の長手方向に直交する方向に所定小距離突出するフランジ23a,23aと、これらフランジ23a,23aに回動可能に支持され、前記長手方向に平行に設けられるねじ軸26と、一方のフランジ23aに固着され前記ねじ軸26を回転させるモータMとを有する。さらに、フィンガ部8は一対のボールナット27,27を有し、各ボールナット27は直動軸受25に固着されると共にねじ軸26に螺合されている。
このねじ軸26は、図2(B)における長手方向右半部に対し長手方向左半部が逆ねじに一体に形成されている。これらねじ軸26の長手方向右半部に一方のボールナット27を螺合し、ねじ軸26の長手方向左半部に他方のボールナット27を螺合している。これらボールナット27,27に、把持対象物Wを把持する把持部8a,8aを一体に設けている。前記モータMの駆動によりねじ軸26を回転させると、両ボールナット27,27は互いに近接離隔するように移動する。これにより、把持部8a,8aは把持対象物Wを把持または把持解除する。なお、フィンガ部8は、上記ボールねじ機構を用いたものに限定されず、例えば、ラックアンドピニオン機構等を用いたものであってもよい。
上記個々の可動部毎にモータMを備えており、図3に示すように、前記把持制御装置2は、これら複数のモータMをそれぞれ制御する可動部個別制御部9を有する。すなわち、把持制御装置2は、複数の可動部個別制御部9と、後述する動作パターン設定部10とを有する。この把持制御装置2は、例えば、論理回路等の電子回路、またはコンピュータによって構成される。
各可動部個別制御部9は、位置検出器11、電流検出器12、位置制御手段13、電流制御手段14、外力推定手段15、および制御方法切換手段16を有する。前記動作パターン設定部10は、複数の可動部個別制御部9における位置制御手段13に対して、把持対象物Wの形状に応じて設定される各可動部の位置指令値17を記憶している。動作パターン設定部10は、例えば、読み書き可能な図示外のメモリ等によって実現される。
各可動部個別制御部9は、位置検出器11、電流検出器12、位置制御手段13、電流制御手段14、外力推定手段15、および制御方法切換手段16を有する。前記動作パターン設定部10は、複数の可動部個別制御部9における位置制御手段13に対して、把持対象物Wの形状に応じて設定される各可動部の位置指令値17を記憶している。動作パターン設定部10は、例えば、読み書き可能な図示外のメモリ等によって実現される。
各可動部個別制御部9において、位置制御手段13と、電流制御手段14と、モータMと、位置検出器11と、外力推定手段15と、制御方法切換手段16とは電気的に接続されている。これらのうち位置検出器11は、モータMの回転角度を検出するものであり、例えば、このモータMに付属の位置検出手段、またはモータMとは別体のエンコーダ等からなるものにより構成される。位置検出器11は、可動部の位置を検出するものであってもよい。
前記電流検出器12は、モータMの駆動電流を検出可能にこのモータMに電気的に接続されている。前記動作パターン設定部10に電気的に接続される位置制御手段13は、前記モータMを位置制御するものである。
前記電流検出器12は、モータMの駆動電流を検出可能にこのモータMに電気的に接続されている。前記動作パターン設定部10に電気的に接続される位置制御手段13は、前記モータMを位置制御するものである。
前記位置制御手段13は、動作パターン設定部10から与えられた位置指令値17となるように、モータMの回転角度(360°を超える場合を含む)を制御する手段であり、位置検出器11の検出値を用いて閉ループ制御する。なお、位置制御手段13は、フィードフォワード制御による開ループ制御を行うものであってもよい。
前記電流制御手段14は、電流検出器12の検出値に応じてモータMの駆動電流を設定電流値に閉ループ制御する。すなわち、設定電流値と電流検出器12の検出値とを比較部22で比較し、設定電流値となるように制御する。この閉ループ制御された電流値は、アンプ18を介してデータ駆動電流として増幅されモータMに伝達される。外力推定手段15は、位置検出器11の検出値と電流検出器12の検出値とを監視し、演算式またはテーブル等によって定められた設定規則に従い、モータ回転角度の変化と電流検出値とからこの可動部に作用する外力を推定する。
前記制御方法切換手段16は、可動部が把持対象物Wの把持状態となる把持位置、図2のフィンガ部8の実線位置P1まで位置制御手段13により位置制御を行わせる。さらに制御方法切換手段16は、外力推定手段15による推定外力が設定範囲になる、つまり電流検出器12で検出した電流値がしきい値を超えると、位置制御を止めて電流制御を行わせる。
すなわちフィンガ部8が把持対象物Wを把持してその把持対象物Wからの反力F1によりモータ速度が低下し、その結果誘起電圧が低下して電流検出器12の検出値が増加して電流値が所定のしきい値を越えると、位置制御手段13により位置制御を止める。そして、制御方法切換手段16は、電流制御手段14により把持力付与用設定電流値19で電流制御を行わせる。さらに、制御方法切換手段16は、把持解除指令があるまで、この把持力付与用設定電流値19で電流制御を維持させる機能を有する。
前記制御方法切換手段16は、可動部が把持対象物Wの把持状態となる把持位置、図2のフィンガ部8の実線位置P1まで位置制御手段13により位置制御を行わせる。さらに制御方法切換手段16は、外力推定手段15による推定外力が設定範囲になる、つまり電流検出器12で検出した電流値がしきい値を超えると、位置制御を止めて電流制御を行わせる。
すなわちフィンガ部8が把持対象物Wを把持してその把持対象物Wからの反力F1によりモータ速度が低下し、その結果誘起電圧が低下して電流検出器12の検出値が増加して電流値が所定のしきい値を越えると、位置制御手段13により位置制御を止める。そして、制御方法切換手段16は、電流制御手段14により把持力付与用設定電流値19で電流制御を行わせる。さらに、制御方法切換手段16は、把持解除指令があるまで、この把持力付与用設定電流値19で電流制御を維持させる機能を有する。
前記制御方法切換手段16は、位置制御手段13により位置制御を行う間において、可動部の初期動作段階では、後述する接近動作用設定電流値20よりも電流値の高い通常動作用設定電流値21で、電流制御手段14により電流制御を実行し、可動部の把持対象物Wへの接近動作段階では、把持力付与用設定電流値19よりも電流値の低い接近動作用設定電流値20で、電流制御手段14により電流制御を行わせるものとしている。接近動作用設定電流値20は、フィンガ部8で把持対象物Wを把持するとき、この把持対象物Wがつぶれない程度の電流値である。
図4は、この把持制御装置の把持制御を段階的に表すフローチャートである。この把持制御装置2が操作者のスイッチ操作、または上位制御装置の設定プログラム等に基づく把持動作指令を受けると(ステップS1)、ステップS2に移行する。このステップS2において、位置制御手段13によりモータMを位置制御し、各可動部を把持姿勢へ移動させる。この位置制御を行う間、把持力付与用設定電流値19よりも低い接近動作用設定電流値20で、電流制御手段14による電流制御を行わせている。
その後、ステップS3に移行し、制御方法切換手段16は、外力推定手段15による推定外力が設定範囲になったか否かを判断する。否との判断で、ステップS2に戻る処理を繰り返し行う。この推定外力が設定範囲になった、つまり電流検出器12の検出値が増加して電流値が所定のしきい値を越えたと判断すると、ステップS4に移行する。このステップS4において、制御方法切換手段16は、位置制御手段13による位置制御を止めて電流制御手段14により、把持力付与用設定電流値19で電流制御を行わせる。ステップS5では、この電流制御による適正トルクで把持対象物Wを把持する。その後、制御方法切換手段16は、例えば、把持解除指令があるか否かを判断する。否との判断で、把持力付与用設定電流値19で電流制御を維持させ、ステップS5に戻る。把持解除指令ありとの判断で、把持力付与用設定電流値19での電流制御を解除し、例えば、通常動作用設定電流値21で可動部のモータMを位置制御し、把持解除する。その後ステップS1に戻る。
以上説明した把持装置1の把持制御装置2によると、位置検出器11は、モータMの回転角度を検出し、電流検出器12は、モータMの駆動電流を検出する。位置制御手段13はモータMを位置制御し、電流制御手段14は、電流検出器12の検出値に応じてモータMの駆動電流を設定電流値に閉ループ制御する。
ここで、把持対象物Wを把持する把持力はモータトルクに比例し、モータトルクはモータMの駆動電流に比例する。そのため、モータMの回転角度の変化と、モータMの駆動電流とを検出し、演算することで可動部に作用する外力を推定する。すなわち、外力推定手段15は、位置検出器11の検出値と電流検出器12の検出値とを監視する。これにより、モータ回転角度の変化と電流検出値とから可動部に作用する外力を推定する。さらに、制御方法切換手段16は、推定外力が設定範囲になったか否かを判断する。外力推定手段15による推定外力が設定範囲になっていないと判断すると、位置制御手段13による位置制御を継続する。
ここで、把持対象物Wを把持する把持力はモータトルクに比例し、モータトルクはモータMの駆動電流に比例する。そのため、モータMの回転角度の変化と、モータMの駆動電流とを検出し、演算することで可動部に作用する外力を推定する。すなわち、外力推定手段15は、位置検出器11の検出値と電流検出器12の検出値とを監視する。これにより、モータ回転角度の変化と電流検出値とから可動部に作用する外力を推定する。さらに、制御方法切換手段16は、推定外力が設定範囲になったか否かを判断する。外力推定手段15による推定外力が設定範囲になっていないと判断すると、位置制御手段13による位置制御を継続する。
把持対象物Wをフィンガ部8により把持すると、その反力によりモータ速度が低下し、その結果、誘起電圧が低下して電流値が増加する。これにより、前記推定外力が設定範囲になったと判断すると、制御方法切換手段16は、この位置制御を止めて電流制御手段14により、把持力付与用設定電流値19で電流制御を行わせる。
このように、力センサ等を用いることなく、トルク制御に必要となる電流検出器12を外力検知用のセンサとして利用するため、把持制御装置2の構造を簡単化し、製作コストの低減を図ることができる。また、センサが少なくてもすむため、把持装置1の構造を簡単化し、製作コストの低減を図ることができる。
このように、力センサ等を用いることなく、トルク制御に必要となる電流検出器12を外力検知用のセンサとして利用するため、把持制御装置2の構造を簡単化し、製作コストの低減を図ることができる。また、センサが少なくてもすむため、把持装置1の構造を簡単化し、製作コストの低減を図ることができる。
本実施形態において、制御方法切換手段16は、位置制御手段13により位置制御を行う間、把持力付与用設定電流値19よりも低い接近動作用設定電流値20で、電流制御手段14による電流制御を行わせている。この場合、把持対象物Wや把持装置自体の損傷を防止することができる。
本実施形態において、把持装置1は可動部を複数有し、個々の可動部毎に前記モータMを有し、これら複数のモータMをそれぞれ制御する可動部個別制御部9のうちの全てまたはいずれか複数の可動部個別制御部9が、それぞれ前記位置制御手段13、電流制御手段14、外力推定手段15、および制御方法切換手段16を有するものとしている。この場合、複数の可動部を有する多軸の把持装置、例えば多関節ロボット等を実現することができ、この把持装置を適用し得る汎用性を高めることができる。また、例えば、一の可動部で把持対象物Wを押さえながら、他の可動部でこの把持対象物Wを把持することが可能となる。この場合に、把持対象物Wを押える可動部に対する可動部個別制御部9を、上記位置制御手段13と、電流制御手段14と、外力推定手段15とを有する構成とする。このように、複数の可動部を連動させて種々の大きさ、形状の把持対象物Wを容易に把持することができる。その他、可動性のある把持対象物Wを複数の可動部を連動させて把持することも可能となる。
この把持制御装置2は、前記複数の可動部個別制御部9における位置制御手段13に対して、把持対象物Wの形状に応じて設定される各可動部の位置指令値17を記憶した動作パターン設定部10を設けたものとしている。したがって、複数の可動部を有する把持装置1を制御対象としながら、位置制御が簡単に行える。
本実施形態では、複数のモータMをそれぞれ制御する可動部個別制御部9のうちの全ての可動部個別制御部9が、それぞれ位置制御手段13、電流制御手段14、外力推定手段15、および制御方法切換手段16等を有する構成になっているが、必ずしもこの形態に限定されるものではない。例えば、全ての可動部個別制御部9のうちのいずれか複数の可動部個別制御部9が、それぞれ位置制御手段13、電流制御手段14、外力推定手段15、および制御方法切換手段16等を有する構成になっていても良い。ただし、上記複数の可動部個別制御部9は、少なくとも把持対象物Wに直接に接するフィンガ部8を動作させるモータMの可動部個別制御部を含む。
また、単軸の把持装置を設け、把持対象物Wに直接に接する可動部を動作させるモータMだけに可動部個別制御部9を設けた形態にすることも可能である。この場合でも、本実施形態と同様の効果を奏する。
また、単軸の把持装置を設け、把持対象物Wに直接に接する可動部を動作させるモータMだけに可動部個別制御部9を設けた形態にすることも可能である。この場合でも、本実施形態と同様の効果を奏する。
本実施形態では、接近動作用設定電流値20を設定しているが、この設定を省略することも可能である。この場合、制御系を簡単化し、把持装置の製作コストをより低減することができる。電流検出器12は、モータMに付設されてこのモータMの駆動電流を直接検出するものであっても良い。この場合、部品点数を低減し、構造を簡単化することができる。
1…把持装置
2…把持制御装置
3…ベース部
4…連結部
5…アーム本体部
6…アーム部
7…アーム先端部
8…フィンガ部
9…可動部個別制御部
10…動作パターン設定部
11…位置検出器
12…電流検出器
13…位置制御手段
14…電流制御手段
15…外力推定手段
16…制御方法切換手段
M…モータ
W…把持対象物
2…把持制御装置
3…ベース部
4…連結部
5…アーム本体部
6…アーム部
7…アーム先端部
8…フィンガ部
9…可動部個別制御部
10…動作パターン設定部
11…位置検出器
12…電流検出器
13…位置制御手段
14…電流制御手段
15…外力推定手段
16…制御方法切換手段
M…モータ
W…把持対象物
Claims (6)
- 一または複数の可動部、および上記各可動部を動作させるモータを有し、上記可動部の動作によって把持対象物を把持する把持装置において、上記可動部の動作を制御する把持制御装置であって、
前記モータの回転角度を検出する位置検知器と、前記モータの駆動電流を検出する電流検出器と、前記モータを位置制御する位置制御手段と、前記電流検出器の検出値に応じて前記モータの駆動電流を設定電流値に閉ループ制御する電流制御手段と、前記位置検出器の検出値と前記電流検出器の検出値とを監視し、モータ回転角度の変化と電流検出値とから前記可動部に作用する外力を推定する外力推定手段と、前記可動部が把持対象物の把持状態となる指令位置まで前記位置制御手段による位置制御を行わせ、前記外力推定手段による推定外力が設定範囲になると前記位置制御手段による位置制御を止めて前記電流制御手段により、把持力付与用設定電流値で電流制御を行わせる制御方法切換手段とを備えることを特徴とする把持装置の把持制御装置。 - 請求項1において、前記制御方法切換手段は、前記位置制御手段により位置制御を行う間、前記把持力付与用設定電流値よりも低い接近動作用設定電流値で、前記電流制御手段による電流制御を行わせるものとした把持装置の把持制御装置。
- 請求項1または請求項2において、前記把持装置は前記可動部を複数有し、個々の回動部毎に前記モータを有し、これら複数のモータをそれぞれ制御する可動部個別制御部のうちの全てまたはいずれか複数の可動部個別制御部が、それぞれ前記位置制御手段、電流制御手段、外力推定手段、および制御方法切換手段を有する把持装置の把持制御装置。
- 請求項3において、前記複数の可動部個別制御部における位置制御手段に対して、把持対象物の形状に応じて設定される各可動部の位置指令値を記憶した動作パターン設定部を設けた把持装置の把持制御装置。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記制御方法切換手段は、把持解除指令があるまで、前記把持力付与用設定電流値で電流制御を維持させる把持装置の把持制御装置。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記把持装置が多関節ロボットであり、複数の可動部のうち、少なくとも把持対象物に直接に接する可動部であるフィンガ部を駆動するモータの制御部である可動部個別制御部が、前記位置制御手段、電流制御手段、外力推定手段、および制御方法切換手段を有するものとした把持装置の把持制御装置。
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