JP2008209598A - 光学フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の光学フィルム1は、可視光を透過し、赤外線又は紫外線を拡散反射する基材9上に、赤外線又は紫外線を吸収する層3がパターン印刷されてなるものである。
【選択図】図1
Description
このような要求を満たす透明フィルムとして、例えば、特許文献1には、ディスプレイ装置の前面若しくは前方に装着される透明シートであって、入力用電子ペン等による入力軌跡の位置を示すための位置情報(座標と同義語)を提供可能なマークを所定波長の光を照射されて当該入力軌跡読取手段に読み取り可能な光を発光するインキを用いて印刷したものが開示されている。しかしながら、特許文献1には、そのような透明シートを具現化するインキの種類などは記載されておらず、透明シートのアイデアもしくは願望が記載されているに過ぎず、具体的な透明シートの例示はない。また、特許文献2には、赤外線領域を反射する特殊インキを印刷した透明部材を用いた座標入力装置が開示されているが、特許文献2にも、そのような装置を具現化するインキの種類などは記載されておらず、アイデアもしくは願望が記載されているに過ぎず、具体的な透明シートの例示はない。
すなわち、本発明は、可視光を透過し、赤外線又は紫外線を拡散反射する基材上に、赤外線又は紫外線を吸収する層がパターン印刷されてなる光学フィルムを提供するものである。
図2に示す、透明基板10上に、赤外線又は紫外線を拡散反射するコレステリック構造を有する液晶材料からなる湾曲した層4が設けられ、その上に赤外線又は紫外線を吸収する層3がパターン印刷されてなる光学フィルム(1−A)。
図3に示す、透明基板10上に、赤外線又は紫外線を吸収する層3がパターン印刷されてなり、その上に赤外線又は紫外線を拡散反射するコレステリック構造を有する液晶材料からなる湾曲した層4が設けられてなる光学フィルム(1−B)。
図4に示す、赤外線及び紫外線並びに可視光を拡散する光拡散フィルム11の一方の面に、赤外線又は紫外線を吸収する層3がパターン印刷されてなる光学フィルム(2)。
また、紫外線吸収材料としては、特に限定されないが、無機紫外線吸収剤又は有機紫外線吸収剤が挙げられ、有機紫外線吸収剤が好ましく、中でも好ましく用いられるのは、有機紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、サリシレート系紫外線吸収剤等である。また、無機紫外線吸収剤としては、酸化チタン、酸化セリウム、酸化亜鉛等の微粒子等が挙げられる。
また、赤外線吸収材料及び紫外線反射材料と共に用いられるバインダ樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、又はこれらから選択した2種以上の混合物等が挙げられる。
なお、前記赤外線又は紫外線吸収材料としては、赤外線又は紫外線領域の少なくとも一部の波長において高吸収率(通常50%程度以上)を有するものであれば、本来、可視光線領域の波長において必ずしも高透過性は要求しない。ただし、前記赤外線又は紫外線吸収材料自体の可視光線透過率は高い方が好ましいことは勿論である。
ここで、コレステリック(カイラルネマチック)構造を有する液晶は、その液晶分子が、各液晶分子の軸は多層構造の各層面内に存在すると共に、該層面内に於いて特定の方向に一様に配向する。且つ、該液晶分子軸の配向方向は層厚み方向の函数として順次変化し、該コレステリック構造の厚み方向に向かって進むに從がって順次回転する結果、回転軸が該多層膜の厚み方向を向き、該多層膜の層面内に於いて特定の方向に向かって回転する、一定周期の螺旋(らせん)構造(コレステリック構造)を有する。斯かる回転軸は又、螺旋軸とも呼称される。これに起因する特徴的な光学的性質を発現する。そのコレステリック構造の特徴は、らせんの向きに対応し、かつらせんピッチに対応した波長の円偏光を反射するという波長選択反射性を有することである。選択反射波長λ(ピーク波長λ nm)は、一般に次式で与えられる。
λ=p・n・cosθ
p:コレステリック液晶のらせんピッチ(nm)
n:液晶のらせん軸に直交する面内の平均屈折率
θ:光の入射角(面の法線からの角度)
また、該選択反射波長λ(ピーク波長λ)の帯域幅Δλ(nm)は、一般に次
式で与えられる。
λ=p・Δn・cosθ
p:コレステリック液晶のらせんピッチ(nm)
Δn:液晶のらせん軸に直交する面内の複屈折率
θ:光の入射角(面の法線からの角度)
コレステリック構造を有する液晶は、このような波長選択反射性能を有し、取り扱いが容易であり、そして加工性に優れていることから工業的に広く適用することができるとされている。しかし、選択反射波長λに関する上記の式から、コレステリック構造を有する液晶は入射角が増加すると反射される光の波長が減少するため、反射波長が所定の波長から逸脱する、すなわち読取角度が制限されることがわかる。本発明の光学フィルムにおいては、コレステリック構造を有する液晶のらせん軸と、透明基材の表面の法線とのなす傾き角が少なくとも0〜45°の範囲内で分布を有することで、上記のような読取角度の制限を解消して、より広い読取角度を得るものである。
なお、円偏光を入射した場合、樹脂、ガラス等の一般に基板として用いられる材料からなる透明基板については、表面で反射する光の円偏光成分の回転方向は反転する。一方、コレステリック液晶の表面においては、表面で反射する光の円偏光成分の回転方向はそのままで不変である。よって、その性質を利用すれば、円偏光フィルター等と組み合わせることにより、反射光とその背景光(湾曲した層以外からの反射光)のSN比を改善することが可能である。
一方、本発明の光学フィルムでは、コレステリック構造を構成する各層面の少なくとも一部に湾曲を生じさせることによって、前記液晶材料のらせん軸と透明基板の表面の法線とがなす傾き角が少なくとも0〜45°の範囲内で分布を有していると好ましい。すなわち、本来平行平面群であった該コレステリック構造がなすBragg反射面(群)が、以下に列挙するような形態を呈していることを意味している。
(A)Bragg反射面(群)が、褶曲する、あるいは波打つ。
(B)液晶材料からなる層の表面形状が、半球状又はこれに類似するように湾曲し、各Bragg反射面(群)が、該表面形状に呼応して湾曲し、中心部から輪郭部にかけて連続的に傾斜する。
(C)液晶材料からなる層の少なくとも一部の領域において、波長選択反射性を実用上損なわない範囲内でBragg反射面(群)が、凹凸を形成する。
(D)上記(A)〜(C)の2種以上組合せた特徴を有する。
このように、本発明の光学フィルムは、特定の一入射角の入射光線に対して、複数の反射角の反射光線を生じる特性を有するため、書込み時の入力端末(入力ペン)がある範囲内で傾斜しても、入力端末に何れかの光線が入射すれば、反射光の検知が可能となる。この特性により、本発明の光学フィルムは、入力端末に戻る光量の増減の変動は少なくなり、かつ光量もある角度の範囲内で一定量以上に保つことが可能となり、読取角度(許容できる入力端末の傾斜角)は広くなる。
なお、一般に、「液晶」は、狭義には流動性を有する状態のものを指すが、本願発明の明細書中においては、流動性を有する液晶材料を架橋、冷却等の手段により、液晶の持つ光学特性、屈折率、異方性等の所望の性能を維持する状態で固化させ、非流動状態としたものも「液晶」と呼称することにする。
本発明においては、前記の重合性液晶材料の中でも、架橋可能な重合性モノマー又は重合性オリゴマーを用いることが好ましく、重合性官能基としてアクリレート構造を有しているとさらに好ましい。
なお、通常、このようなコレステリック構造を呈する液晶材料は、例えば、高反射波長域を赤外線領域に持っていくと、可視光線領域においては、数μm程度の厚みで70%程度以上の可視光線透過率を得る。一方、赤外線領域においては5〜50%程度の高反射率を得ることが一般的である。また、前記の重合性液晶材料がコレステリック相を呈する温度範囲については特に制限はなく、コレステリック相の状態で架橋により固定化できれば良いが、コレステリック相を呈する温度が30〜140℃の範囲にある材料は、印刷時の乾燥工程と、液晶の相転移を同時に行えるため好ましい。
また、高いガラス転移点を有し、加熱後冷却することにより常温でガラス状態に固化することが可能な液晶ポリマー(高分子コレステリック液晶)を用いることもできる。これらの材料も同様に、液晶分子をコレステリック規則性を有した液晶の状態のままで光学的に固定化することができ、光学フィルムとしての取り扱いが容易な、常温で安定した層を形成することができるからである。
さらに、前記液晶ポリマーとしては、液晶を呈するメソゲン基を主鎖、側鎖、あるいは主鎖および側鎖の両方の位置に導入した高分子、コレステリル基を側鎖に導入した高分子コレステリック液晶、特開平9−133810号公報に開示されているような液晶性高分子、特開平11−293252号公報に開示されているような液晶性高分子等を用いることができる。
また、本発明において、液晶材料を印刷する際、重合性モノマー又は重合性オリゴマーやカイラル剤を溶媒に溶解したコーティング液を用いると好ましい。
この溶媒としては、材料に対し十分な溶解性を持つ限り特に限定されず公知のものを用いれば良く、例えば、アノン(シクロヘキサノン)、シクロペンタノン、トルエン、アセトン、MEK(メチルエチルケトン)、MIBK(メチルイソブチルケトン)、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)、DMA(N,N−ジメチルアセトアミド)、酢酸メチル、酢酸エチル、n−酢酸ブチル、酢酸3−メトキシブチル等の一般的な溶媒や、それらの混合溶媒が挙げられる。
前記透明基板としてTACフィルム等の高分子フィルム等の溶媒に溶解又は膨潤し易い物を用いる場合には、透明パターン印刷時に使用するコーティング液中の溶媒で基板が侵されないように、基板上にバリア層を設けることが好ましい。この場合、バリア層が配向膜を兼ねるようにしても良く、例えば、PVA(ポリビニルアルコール)やHEC(ヒドロキシエチルセルロース)等の水溶性物質をバリア層として用いれば良い。
本発明の光学フィルムの前記形態(2)において、赤外線及び紫外線並びに可視光を拡散する光拡散フィルムとしては、入射光を、拡散透過、拡散反射、あるいは拡散反射すると共に拡散透過もする性質を有するフィルムである。例えば、プラスチックフィルムに透明微粒子を分散含有させて光を散乱させるフィルムや、プラスチックフィルムの表面を粗面化して光を散乱させるフィルムが代表的である。プラスチックフィルムとしては、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、アクリル等のフィルムが挙げられる。
また、複屈折特性が異なる微小領域を分散分布させてなる複屈折フィルムの重畳体からなり、複屈折性フィルムを微小領域との屈折率差を利用して、光を散乱させる方法(特開平11−174211号公報)、高分子フィルム中に同じ高分子からなる微小結晶領域が分散分布してなり、その微小領域と他部分との屈折率が相違して光散乱性を示すフィルム(特開平11−326610号公報、特開2000−266936号公報、特開2000−275437号公報など)等も用いることができる。
さらに、光拡散フィルムとして、表面の微細な凹凸形状により一度集光した後に拡散するという機能を有する拡散レンズフィルムも有効である。
なお、再帰反射性能を有する層に用いられる再帰反射材料は、レンズとして作用する直径40〜90μmの微小な高屈折ガラスビーズが一定の効果を満たすように結合樹脂中に多数配置されているものであって、ビーズの一つ一つは真円で一種の凸レンズとして作用するため、入射光はガラスを通り屈折して一点に焦点を結ぶが、球体底部に反射層を設け、再びガラス体を通ってもとの光源方向に帰される材料である。
赤外線反射材料としては、目的の波長で所望の反射率を示すもので有れば公知の材料を用いることができ、例えば、熱線反射性能を示す、太陽光の反射率の高い白色顔料又は金属粉顔料、具体的には、酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛、硫化亜鉛、鉛白、酸化アンチモン、酸化ジルコニウム、酸化スズやスズドープ酸化インジウム(ITO)、スズドープ酸化アンチモン等複合金属酸化物の無機粉体やアルミニウム、金、銅等の金属粉が好ましく用いられる。また、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ(Al2O3)、クレー、タルクなども使用できる。
また、赤外線や遠赤外線反射性能、熱線反射性能を有する三酸化アンチモンやジクロム酸アンチモン、SiO2(石英)、Al2O3(アルミナ)、MgO−Al2O3−SiO2(コージェライト)、Ca2P2O7(アパタイト)、MnO2、Fe2O3、ZrO2、ZrSiO4(ジルコン)、FeTiO3(イルメナイト)、Cr2O3、FeCr2O4(クロマイト)、V2O5、Bi2O3、MoO3、SnO2、ZnO、ThO2、La2O3、CeO2、Pr6O11、Nd2O3、Y2O3等の無機粉体も目的の波長で所望の反射率を示す場合は好ましく用いられる。
この他、特開2004−4840号公報に記載の、天然または合成雲母、別の葉状珪酸塩、ガラス薄片、薄片状二酸化珪素または酸化アルミニウム等の透明支持材料と、金属酸化物の被覆とからなる干渉顔料なども用いることができる。
これらの中でも、特に、AB820ブラック、AG235ブラック、ピグメントブラック28、ピグメントブラック27が好ましい。
前記赤外線又は紫外線反射材料を用いて、インキを調製する際に、前記材料の分散性を向上するために分散剤を用いても良く、分散剤の種類としては特に限定されず公知のものを用いれば良く、市販されている具体的な例としては、例えば、ディスパービック183、110、111、116、140、161、163、164、170、171、174、180、182、2000、2001、2020(商品名;ビックケミー株式会社製)等が挙げられる。
なお、分散剤の量は、前記材料100重量部に対して、1〜50重量部であると好ましい。
無機材料としては、低屈折率層A用の材料と高屈折率層B用の材料に大別できる。
この低屈折率層Aを形成する無機材料としては、屈折率が1.6以下の材料を通常用いることができ、好ましくは、屈折率の範囲が1.2〜1.6の材料が選択される。
このような材料としては、例えば、シリカ、アルミナ、フッ化ランタン、フッ化マグネシウム、六フッ化アルミニウムナトリウムなどが挙げられる。
また、高屈折率層Bを形成する無機材料としては、屈折率が1.7以上の材料を用いることができ、好ましくは、屈折率の範囲が1.7〜2.5の材料が選択される。
このような材料としては、例えば、酸化チタン、酸化ジルコニウム、五酸化タンタル、五酸化ニオブ、酸化ランタン、酸化イットリウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛、酸化インジウムを主成分とし、酸化チタン、酸化スズ、酸化セリウムなどを少量含有させたものなどが挙げられる。
なお、低屈折率層及び高屈折率層は、相対的な屈折率より決定されるので、前記無機材料は、低屈折率材料及び高屈折率材料に限定されない。また、特公昭61−51762号公報、特開平3−218822号公報及び特開平3−178430号公報に記載された材料も適宜用いることができる。
また、高屈折率層B及び低屈折率層Aはこれらの2種類以上のポリマーの混合物を用いても良い。
さらに、光や電離放射線、熱等により硬化するモノマーやオリゴマーなどを用いて層を形成した後に硬化させても良い。ポリマーやオリゴマー,モノマーが溶媒に可溶な場合は、溶液で塗布し、乾燥させても良い。
上記樹脂系材料を高屈折率層B及び低屈折率層Aに用いる組み合わせの一例としては、高屈折率層Bにポリエチレン−2,6−ナフタレート、低屈折率層Aにポリエチレンテレフタレートなどを使用することが出来る。
また、本発明の光学フィルムの前記形態(2)において、赤外線又は紫外線を反射する層の上に、さらに前記形態(1−A)及び(1−B)と同様の透明基板を設けても良い。
(d)赤外線又は紫外線反射フィルムとしては、ポリエステルフィルムに超極薄膜をスパッタリングし、多層膜にしたもの等が挙げられる。
本発明の光学フィルムは、前記ディスプレイ装置の表面又は前方に装着されると好ましい。
また、本発明の光学フィルムを用いると、読取角度が20℃以上であり30°以上であると好ましい。
パターンがドットパターンである場合、ドット形状は隣接するドットと容易に区別できれば特に制限はなく、通常は、平面視形状が、円、楕円、多角形などの形状が用いられる。またドットの立体形状についても特に制限はなく、通常円盤状であるが、半球状や凹面状であっても良い。
コレステリック構造による反射の場合、一般に印刷厚みが厚い方が反射強度が大きくなるが、厚すぎると液晶の配向性の乱れや透明性の低下、乾燥負荷増大を招く為、赤外線反射パターンの印刷厚みは通常1〜20μm程度であり、好ましくは3〜10μm程度である。
さらに、本発明の光学フィルムの背後にあるディスプレイ装置の視認性を確保するために、フィルム表面又は内部に反射防止膜等を設けても良い。反射防止膜の材質としては、特に限定されず、通常のディスプレイ用光学フィルムやレンズの分野において用いられているものが使用できる。例えば、弗化マグネシウム、弗素系樹脂等の低屈折率物質の薄膜と、酸化ジルコニウム、酸化チタニウム等の高屈折率物質の薄膜とを該低屈折率の薄膜が最表面になる様積層した誘電体多層膜等が代表的なものである。
ここで手書き入力情報を扱う情報処理装置としては、携帯電話、PDA等の各種携帯端末や、パーソナルコンピュータ、テレビ電話、相互通信機能を備えたテレビジョン、インターネット端末などが例示できる。
ペン型入力端末6の動作としては、ペン先を平面視が図9の如くのドットパターンが印刷された光学フィルム1の前面に接触させてなぞるように描画すると、ペン型入力端末6がペン先に加わった筆圧を検知し、CMOSカメラが作動して、ペン先近傍の所定範囲を赤外線照射部から発する所定波長の赤外線で照射するとともに、パターンを撮像する(パターンの撮像は、例えば、1秒間に数10から100回程度行われる)。ペン型入力端末6が読取データ処理装置7を具備する場合には、撮像したパターンをプロセッサで解析することにより手書き時のペン先の移動に伴う入力軌跡を数値化・データ化して入力軌跡データを生成し、その入力軌跡データを情報処理装置へ送信する。
なお、プロセッサ、メモリ、Bluetooth技術等を利用したワイヤレストランシーバ等の通信インタフェース、及びバッテリ等の部材は、図8に示すように、読取データ処理装置7として、ペン型入力端末6の外部に有っても良い。この場合には、ペン型入力端末6は読取データ処理装置7にコード8で接続されていても、電波、赤外線等を用い無線で読取データを送信しても良い。
この他、入力端末6は、特開2001−243006号公報に記載された読取器のようなものであっても良い。
また、読取データ処理装置7は、特開2003−256137号公報のように入力端末6に内蔵されていても良く、また、ディスプレイ装置を備える情報処理装置に内蔵されていても良い。また、読取データ処理装置7は、ディスプレイ装置を備える情報処理装置に無線で位置情報を送信しても良く、コード等で接続された有線接続で送信しても良い。
ディスプレイ装置5に接続された情報処理装置は、読取データ処理装置7から送信されてきた軌跡情報に基づき、ディスプレイ装置5に表示する画像を順次更新することによって、入力端末6で手書き入力した軌跡を、紙の上にペンで書いたかのようにディスプレイ装置上に表示することが出来る。
本発明の光学フィルムは、液晶ディスプレイに装着すれば、液晶保護シートとしても使用可能なものとなる。
また、光学フィルムは、検査依頼表などの紙の上に乗せて使用する場合など、ディスプレイ装置の前面に配置する以外の利用方法もある(特開2004−341831参照)。
なお、前面に対向して装着するとは、ディスプレイ装置の前面に対して、間隙を置かずに密着して装着する形態、間隙を介して隔離状態で装着する形態の何れをも包含する。
このような装着手段として、例えばバックル状のものをディスプレイ装置のコーナ部に引っ掛けるようなものや、ディスプレイ装置の端部を挟み込むようなものなどが挙げられるが、簡単で好適な具体的態様としては、ディスプレイ装置の前面に装着するような場合において、ディスプレイ装置に接触する接触面側に設けられ、ディスプレイ装置に貼り付けるための接着性又は粘着性を有する貼着具が挙げられる。また、貼着具としては、光学フィルムに一体的に取り付けられた接着性又は粘着性を有するものや、接触面に直接塗装された接着剤や粘着剤などをも含むものが挙げられる。
また、このような使い方が可能であれば、位置情報を提供するパターンが印刷された一のフィルムを分割し、それぞれのフィルムが異なる座標範囲を示すようにすることが可能になる。このようなフィルムを用いる場合、例えば隣接したディスプレイ装置に対して連続した座標を示すフィルムを適用すれば、入力データに連続性を与えることが出来る。また、1つの入力装置に対し異なる座標範囲の光学フィルムを複数切り替えて使用することで、それぞれの光学フィルムに対し異なる意味を付与することが出来る。
実施例1
末端に重合可能なアクリロイル基を持ち、ネマチック−アイソトロピック転移温度が110℃付近であるモノマー(前記化合物(11)で示される分子構造を有するもの)100重量部と、末端に重合可能なアクリロイル基を持つカイラル剤(上記化学式(12)で示される分子構造を有するもの)3.0重量部、光重合開始剤(ビーエーエスエフ社製、ルシリンTPO)を4重量部、レベリング剤(ビックケミー社製、BYK-361)0.3重量部とを、メチルイソブチルケトンに溶解させた赤外線反射インキを調製した。
この液晶溶液を、125μmのPET基板上にグラビア印刷法にて直接塗工し、紫外線照射により硬化し、赤外線拡散反射基材を作製した。
一方、ペンタエリスリトールトリアクリレート100重量部に、フタロシアニン系色素(日本触媒社製、IR-12)2重量部、光重合開始剤(ビーエーエスエフ社製、ルシリンTPO)4重量部をシクロヘキサノンに溶解させた赤外線吸収インキを調製し、グラビア印刷によりドット状にパターン印刷し、光学フィルムを得た。
この光学フィルムに、赤外線を照射して、その反射光を画像として検知したところ、40°まで読み取ることが可能であり、広い読取角度を有していた。
拡散レンズフィルム(オプティカルソリューションズ社製、LCD80PC10-F10)の一方の面に、赤外線反射フィルム(帝人社製、レフテルWH03)を赤外線反射層として用い、拡散フィルムに接着し、赤外線反射層を形成した。
拡散レンズフィルムのもう一方の面には、実施例1で調製した赤外線吸収インキをドット状にパターン印刷し、光学フィルムを得た。
この光学フィルムに、赤外線を照射して、その反射光を画像として検知したところ、40°まで読み取ることが可能であり、広い読取角度を有していた。
厚さ125μmの透明PET基板上に再帰反射材料(小松プロセス社製、アートブライトカラー)を固形分30%となるようにシクロヘキサノンで希釈したものを塗工し、赤外線反射層を形成し、PETのもう一方の面に実施例1と同様の赤外線吸収ドットを形成した。
この光学フィルムに、赤外線を照射して、その反射光を画像として検知したところ、40°まで読み取ることが可能であり、広い読取角度を有していた。
赤外線反射インキ中にレベリング剤を添加しない以外は実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。実施例1と同様に読取角度を測定したところ0°であった。
比較例2
拡散レンズフィルムをPETフィルムに変更した以外は、実施例2と同様にして光学フィルムを作製した。実施例1と同様に読取角度を測定したところ0°であった。
3:赤外線又は紫外線を吸収する層
4:湾曲したコレステリック液晶層
5:ディスプレイ装置
6:入力端末(ペン型)
7:読取データ処理装置
8:コード
9:赤外線又は紫外線を拡散反射する基材
10:透明基板
11:光拡散フィルム
12:赤外線又は紫外線を反射する層
i:赤外線又は紫外線
r:反射光
Claims (18)
- 可視光を透過し、赤外線又は紫外線を拡散反射する基材上に、赤外線又は紫外線を吸収する層がパターン印刷されてなる光学フィルム。
- 透明基板上に、赤外線又は紫外線を拡散反射するコレステリック構造を有する液晶材料からなる湾曲した層が設けられ、その上に赤外線又は紫外線を吸収する層がパターン印刷されてなる請求項1に記載の光学フィルム。
- 透明基板上に、赤外線又は紫外線を吸収する層がパターン印刷されてなり、その上に赤外線又は紫外線を拡散反射するコレステリック構造を有する液晶材料からなる湾曲した層が設けられてなる請求項1に記載の光学フィルム。
- 赤外線及び紫外線並びに可視光を拡散する光拡散フィルムの一方の面に、赤外線又は紫外線を吸収する層がパターン印刷されてなる請求項1に記載の光学フィルム。
- 赤外線及び紫外線並びに可視光を拡散する光拡散フィルムの一方の面に、赤外線又は紫外線を吸収する層がパターン印刷されてなり、もう一方の面に赤外線または紫外線を反射する層が形成されてなる請求項4に記載の光学フィルム。
- 前記コレステリック構造を有する液晶材料が、ネマチック液晶にカイラル剤を混合したカイラルネマチック液晶材料からなる請求項2又は3に記載の光学フィルム。
- 前記赤外線又は紫外線を反射する層が、コレステリック構造を有する液晶材料からなる層である請求項5に記載の光学フィルム。
- 前記赤外線又は紫外線を反射する層が、粒径が、入射光の波長より小さい金属酸化物を含む塗膜である請求項5に記載の光学フィルム。
- 前記赤外線又は紫外線を反射する層が、低屈折率層と該低屈折率層よりも高い屈折率を有する高屈折率層とが交互に積層されてなる誘電体多層膜である請求項5に記載の光学フィルム。
- 前記赤外線又は紫外線を反射する層が、赤外線又は紫外線反射フィルムである請求項5に記載の光学フィルム。
- 前記光拡散フィルムが、再帰反射性能を有する層である請求項4又は5に記載の光学フィルム。
- 透明基板の一方の面に、再帰反射性能を有する層が設けられ、もう一方の面に赤外線又は紫外線を吸収する層がパターン印刷されてなる請求項11に記載の光学フィルム。
- 前記光学フィルムが、画像表示可能なディスプレイ装置に装着される光学フィルムであって、赤外線又は紫外線の照射及び検知が可能な入力端末を用いて、前記光学フィルムの反射パターンを読み取ることで、光学フィルム上における入力端末の位置に関する情報を提供可能である請求項1〜12のいずれかに記載の光学フィルム。
- 読取角度が20°以上である請求項13に記載の光学フィルム。
- 前記ディスプレイ装置の前方に前面に対向して装着される請求項13に記載の光学フィルム。
- 前記ディスプレイ装置に装着するための装着手段を備えている請求項13に記載の光学フィルム。
- 前記装着手段が、ディスプレイ装置に接触する接触面側に設けられ、ディスプレイ装置に貼り付けるための接着性又は粘着性を有する貼着具である請求項16記載の光学フィルム。
- 切り離し可能なものである請求項1〜17のいずれかに記載の光学フィルム。
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