JP2008268601A - 照明光学系 - Google Patents
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Abstract
【課題】扁平な光束断面を持つ光束を出射する光源を備え、かつ、コンパクトな構成でありながら、等方的なNA分布を有する照明光束が得られる照明光学系を提供する。
【解決手段】表示素子10の画像表示面10aを照明するための照明光学系IL1であって、扁平な光束断面の照明光を出射するレーザーアレイ光源1R,1G,1Bと、光束断面の扁平度合いを小さくするビームエクスパンダー6Aと、照明光を集光させる凸レンズ7Aと、照明光の空間的なエネルギー分布を均一化するロッドインテグレータ8と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】表示素子10の画像表示面10aを照明するための照明光学系IL1であって、扁平な光束断面の照明光を出射するレーザーアレイ光源1R,1G,1Bと、光束断面の扁平度合いを小さくするビームエクスパンダー6Aと、照明光を集光させる凸レンズ7Aと、照明光の空間的なエネルギー分布を均一化するロッドインテグレータ8と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は照明光学系に関するものであり、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(digital micromirror device)やLCD(liquid crystal display)を表示素子とする画像投影装置において、その表示素子の画像表示面を照明するための照明光学系に関するものである。
面発光型の半導体レーザーアレイが、プロジェクター用の光源として注目されている。この半導体レーザーアレイの光源配列は、例えば1列又は2列×10数列といった非常に扁平な配列であることが多いため、このようなレーザーアレイ光源で照明を行うと、照明光のNA(numerical aperture)が方向により大きく異なることになる。一方、プロジェクターに用いられる投影レンズ等の光学系は、等方的なNAを有している。
上記のような扁平なNAの照明光では、光学系を小さい方のNAに合わせると、照明光の大きい方のNA成分が伝達できなくなる。逆に、光学系を大きい方のNAに合わせると、光学系の大型化を招いたりして全体として効率が良くない。また、光学系を適度なNA(例えばNA=0.2)で照明光の大きい方のNAに合わせると、照明光の小さい方向のNAはかなり小さくなり(例えばNA=0.025)、NAの小さい方の解像力が得られなくなる。このように、レーザーアレイ光源を用いた場合にはNA分布が扁平となることが問題となっている。
NA分布が扁平な光源を用いた照明光学系としては、特許文献1,2記載のものが挙げられる。
米国特許第6,856,727号明細書
米国特許第5,704,700号明細書
特許文献1に記載されている光源はレーザーアレイ光源では無いが、扁平なNA分布を等方的なNA分布に補正するために、テーパーロッドが照明光学系に用いられている。しかし、インテグレータとしてのテーパーロッドは製造が困難であり、その使用はコストアップや照明光学系全体の大型化を招く原因となる。このため、一般的な四角柱形状(直方体形状等)のロッドインテグレータを用いた場合でも、高い照明効率が得られる照明光学系が求められている。
特許文献2に記載されている照明光学系では、光源としてレーザーアレイが用いられており、レーザーアレイ光源からのガウシアン分布の光束で矩形分布の均質な照明を可能とする一対のレンズアレイが用いられている。しかし、NAの等方性については配慮されておらず、扁平なNA分布に起因する問題点は解決されていない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、扁平な光束断面を持つ光束を出射する光源を備え、かつ、コンパクトな構成でありながら、等方的なNA分布を有する照明光束が得られる照明光学系を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明の照明光学系は、表示素子の画像表示面を照明するための照明光学系であって、扁平な光束断面の照明光を出射する光源と、前記光束断面の扁平度合いを小さくする第1光学部材と、前記照明光を集光又は発散させる第2光学部材と、前記第1,第2光学部材の光学作用を受けた後の照明光の空間的なエネルギー分布を均一化するロッドインテグレータと、を有することを特徴とする。
第2の発明の照明光学系は、上記第1の発明において、前記光源はレーザーアレイ光源であることを特徴とする。
第3の発明の照明光学系は、上記第1又は第2の発明において、前記第2光学部材が凸レンズであり、前記第1光学部材が照明光の光束断面の短尺方向の光束幅を拡大し、その拡大後の照明光を前記凸レンズが前記ロッドインテグレータに入射させることを特徴とする。
第4の発明の照明光学系は、上記第1又は第2の発明において、前記第2光学部材が凹レンズであり、前記第1光学部材が照明光の光束断面の長尺方向の光束幅を縮小し、その縮小後の照明光を前記凹レンズが前記ロッドインテグレータに入射させることを特徴とする。
第5の発明の照明光学系は、上記第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記光源として、3原色R,G,Bの照明光をそれぞれ出射する3つの光源を有し、各光源から出射した照明光を同一光路に合成する光路合成部材を更に有し、前記光路合成部材で光路合成された3つの光束が同じ発散度合い又は集光度合いで前記ロッドインテグレータに入射するように光学配置されたことを特徴とする。
第6の発明の照明光学系は、上記第5の発明において、前記各光源から前記ロッドインテグレータまでの光路長が等しいことを特徴とする。
第7の発明の画像投影装置は、上記第1〜第6のいずれか1つの発明に係る照明光学系を備えたことを特徴とする。
第1の発明によれば、第1光学部材で照明光の光束断面の扁平度合いが小さくなるように(つまり扁平率がゼロに近づくように)改善されるため、扁平なNA分布は等方的なNA分布に変換される。扁平な光束断面を持つ光束を出射する光源を備え、かつ、コンパクトな構成でありながら、等方的なNA分布を有する照明光束が得られるので、高い照明効率と高い解像力を保持しつつ均一な照度分布を得ることができる。また、第2光学部材で照明光が集光又は発散されるため、ロッドインテグレータに対してより角度を持って照明光が入射することになる。その結果、ロッドインテグレータ内での反射回数が増えて、均一な照度分布がより得やすくなる。したがって、第1,第2光学部材とロッドインテグレータとの組合せにより、等方的なNA分布を有する照明光束で均質な照明を実現することができる。
上記特徴的な照明光学系を、第7の発明のように画像投影装置(リアプロジェクター,フロントプロジェクター等)に用いれば、例えば、レーザーアレイ光源に特有の扁平なNA分布に起因する問題点を解消して、画像投影装置のコンパクト化,低コスト化,高輝度化,高性能化,高機能化等に大きく寄与することができる。なお、本発明に係る照明光学系が適用される装置は画像投影装置に限らない。等方的なNA分布の照明光を必要とする装置であれば適用可能である。
第3の発明によれば、第1光学部材が照明光の光束断面の短尺方向の光束幅を拡大する構成になっているため、例えば、構成の簡単な2つのプリズムの組み合わせから成るビームエクスパンダーを第1光学部材として使用することができる。さらに、第2光学部材として凸レンズを用いた構成になっているため、第1,第2光学部材の位置合わせ,組み立て等を容易に行うことができる。
第4の発明によれば、第1光学部材が照明光の光束断面の長尺方向の光束幅を縮小する構成になっているため、よりコンパクトな部品を第1光学部材や第2光学部材に使用することが可能となる。さらに、第2光学部材として凹レンズを用いた構成になっているため、第1,第2光学部材のレイアウトもコンパクトにすることができる。
第5の発明によれば、3原色R,G,Bの照明光をそれぞれ出射する3つの光源を有し、各光源から出射した照明光を光路合成部材で同一光路に合成する構成になっているので、フルカラー対応の照明が可能である。さらに、光路合成部材で光路合成された3つの光束が同じ発散度合い又は集光度合いでロッドインテグレータに入射するように光学配置されているため、色ムラの発生を抑えることができる。したがって、各色光で略等しい均一な照度分布での照明を、より確実に達成することができる。
さらに第6の発明のように、各光源からロッドインテグレータまでの光路長が等しい光学配置を採用すれば、色ムラの発生防止を簡単な構成で行うことができる。例えば、レーザー光源のように点光源に近く、同じ微小角度の発散角を持って発光する光源装置を用いると、光路長の差がそのまま光学部品での光束幅の差になる。したがって、R,G,Bの各レーザーアレイ光源からロッドインテグレータまでの光路長が異なれば、光束幅の差が発散角度の差となるため、色ごとに生じるNAの差により色ムラが生じることになる。R,G,Bの各レーザーアレイ光源からロッドインテグレータまでの光路長が等しい光学配置を採用することにより、このような色ムラが生じる危険性を排除することができる。
以下、本発明に係る照明光学系とそれを用いた画像投影装置の実施の形態等を、図面を参照しつつ説明する。なお、各実施の形態等の相互で同一の部分や相当する部分には同一の符号を付して重複説明を適宜省略する。また、各実施の形態では、扁平な光束断面の照明光を出射する光源としてレーザーアレイ光源を例に挙げているが、光源はレーザーアレイ光源に限らない。
《第1の実施の形態(図1)》
図1(A)に、第1の実施の形態に係る照明光学系IL1を備えた画像投影装置の主要な光学配置を上面側から示す。この画像投影装置は、表示素子10と、その画像表示面10aを照明するための照明光学系IL1と、画像表示面10aに表示される画像をスクリーン(不図示)に対して拡大投影するための投影光学系POと、を備えている。照明光学系IL1は、レーザーアレイ光源1R,1G,1B;反射ミラー3R,3G,3B;ダイクロイックミラー4R,4G;第1プリズム61と第2プリズム62から成るビームエクスパンダー6A;凸レンズ7A;ロッドインテグレータ8;リレー光学系9等で構成されており、ロッドインテグレータ8よりも後の光学構成、つまり、リレー光学系9,表示素子10,TIR(Total Internal Reflection)プリズム11,及び投影レンズ12は、放電ランプを用いた一般的な画像投影装置と同様の構成になっている。
図1(A)に、第1の実施の形態に係る照明光学系IL1を備えた画像投影装置の主要な光学配置を上面側から示す。この画像投影装置は、表示素子10と、その画像表示面10aを照明するための照明光学系IL1と、画像表示面10aに表示される画像をスクリーン(不図示)に対して拡大投影するための投影光学系POと、を備えている。照明光学系IL1は、レーザーアレイ光源1R,1G,1B;反射ミラー3R,3G,3B;ダイクロイックミラー4R,4G;第1プリズム61と第2プリズム62から成るビームエクスパンダー6A;凸レンズ7A;ロッドインテグレータ8;リレー光学系9等で構成されており、ロッドインテグレータ8よりも後の光学構成、つまり、リレー光学系9,表示素子10,TIR(Total Internal Reflection)プリズム11,及び投影レンズ12は、放電ランプを用いた一般的な画像投影装置と同様の構成になっている。
レーザーアレイ光源1Rからは赤色(R)の照明光が出射され、レーザーアレイ光源1Gからは緑色(G)の照明光が出射され、レーザーアレイ光源1Bからは青色(B)の照明光が出射される。つまり、3原色R,G,Bの照明光をそれぞれ出射する3つのレーザーアレイ光源1R,1G,1Bが順次点滅し、表示素子10が照明光の色に応じた画像を画像表示面10aに表示することにより、カラー画像の表示が行われる。
各レーザーアレイ光源1R,1G,1Bの光源配列は、いずれも扁平になっている(例えば1列又は2列×10数列)。このため、各レーザーアレイ光源1R,1G,1Bから出射される照明光は、いずれも扁平な光束断面を有している。そして、3つのレーザーアレイ光源1R,1G,1Bは、各照明光の光束断面の長尺方向が略一直線状になるように配列されており、3つのレーザーアレイ光源1R,1G,1Bには共通のヒートシンク2が取り付けられている。図1(C)に、冷却ポンプ13,液冷パイプ2a及びヒートシンク2を図1(A)における矢印D2方向(つまり、レーザーアレイ光源1R,1G,1Bが設けられている側の反対側)から見た状態で示す。
図1(A),(C)に示すように、ヒートシンク2の側面側には冷却ポンプ13が配置されており、冷却ポンプ13から液冷パイプ2aに冷却液を流してヒートシンク2から熱を奪うことにより、レーザーアレイ光源1R,1G,1Bを冷却する構成になっている。図1(C)から分かるように、3つのレーザーアレイ光源1R,1G,1Bの配列方向に沿って冷却液が流れるように、液冷パイプ2aが配置されている。この冷却構成は、レーザーアレイ光源1R,1G,1Bを一直線状に配列することによって採用可能となる。つまり、レーザーアレイ光源1R,1G,1Bのレイアウトを一直線状にすることにより、共通の冷却機構を使用することが可能となり、冷却箇所も一箇所で済み、非常に効率良く冷却することが可能となる。特に半導体レーザーやLED(light emitting diode)等の光源を扱う場合には、その冷却が発光量にも影響を及ぼすため、照明光学系において上記レイアウトは重要なポイントとなる。
また図1(A)に示すように、R,G,Bの各レーザーアレイ駆動を行うための端子5R,5G,5Bは、同一平面・同一方向に配置されており、制御基板(不図示)との接続が行い易いようになっている。半導体レーザーやLED等の光源を扱う場合には、大きな電流を流すことになるため、効率,安全性等の観点からも、上記レイアウトでレーザーアレイ光源1R,1G,1Bを配列することは重要である。
レーザーアレイ光源1Rから出射したRの照明光は、2枚の反射ミラー3Rで反射された後、ダイクロイックミラー4Rで反射される。ダイクロイックミラー4RはRの照明光を反射し、G,Bの照明光を透過するので、Rの照明光はダイクロイックミラー4Rで反射されることにより、G,Bの照明光と同一の光軸に光路合成される。光路合成後のRの照明光は、ビームエクスパンダー6Aに入射する。
レーザーアレイ光源1Gから出射したGの照明光は、2枚の反射ミラー3Gで反射された後、ダイクロイックミラー4Gで反射される。ダイクロイックミラー4GはGの照明光を反射し、Bの照明光を透過するので、Gの照明光はダイクロイックミラー4Gで反射されることにより、Bの照明光と同一の光軸に光路合成される。光路合成後のGの照明光は、ダイクロイックミラー4Rを透過し、ビームエクスパンダー6Aに入射する。
レーザーアレイ光源1Bから出射したBの照明光は、反射ミラー3Bで反射された後、ダイクロイックミラー4G,4Rを順に透過することにより、R,Gの照明光と同一の光軸に光路合成される。光路合成後のBの照明光は、ビームエクスパンダー6Aに入射する。
上記のように、5枚の反射ミラー3R,3G,3Bと2種類のダイクロイックミラー4R,4Gによって、R,G,Bの各照明光が同一の光路に合成される。この光路合成(つまり色合成)により、R,G,Bの各照明光は、同軸になるとともに各発光面からロッドインテグレータ8までの光路長が互いに等しくなる。その結果、光路合成後の同一面における光束断面が略等しくなる。これについては後で詳しく説明する。
光路合成後のR,G,Bの各照明光は、第1プリズム61と第2プリズム62から成るビームエクスパンダー6Aでビーム整形され、凸レンズ7Aで集光された後、ロッドインテグレータ8に入射する。前述したように、各レーザーアレイ光源1R,1G,1Bから出射される照明光は、いずれも扁平な光束断面を有している。その照明光に関して、主要な光学配置を上面側から示している図1(A)では、ビームエクスパンダー6A,凸レンズ7A及びロッドインテグレータ8は光束幅の大きい方から見た状態で示されている。図1(B)に、ビームエクスパンダー6A,凸レンズ7A及びロッドインテグレータ8を、図1(A)における矢印D1方向(つまり光束幅の小さい方)から見た状態で示す。
第1プリズム61と第2プリズム62は、照明光の光束断面の短尺方向の光束幅を拡大して、光束断面の扁平度合いが小さくなるように(つまり扁平率がゼロに近づくように)配置されている。1つのプリズムのみでもビームエクスパンダーとしての機能は得られるが、プリズムを2つ使用することによって、照明光束Pの進行方向を入射側と出射側とで同一にすることができ、扁平率の変化の度合いを大きくすることができる。また、照明光がロッドインテグレータ8へ入射する前にビーム整形を行う構成には、レイアウトの自由度が向上するというメリットもある。
照明光束Pは、ビームエクスパンダー6Aで小さい方の光束幅が大きい方の光束幅と同程度まで拡大された後、ロッドインテグレータ8の入射端面近傍で結像するように凸レンズ7Aで集光される。凸レンズ7Aを用いることにより、ビームエクスパンダー6A及び凸レンズ7Aの位置合わせ,組み立て等を容易に行うことができる。ただし、凸レンズ7Aの代わりに凹レンズを用いてもよく、大きい方の光束幅を狭めるように第1プリズム61と第2プリズム62を配置してもよい。照明光の光束断面の長尺方向の光束幅を縮小する構成の方が、よりコンパクトな部品の使用が可能になり、レイアウトもコンパクトにすることが可能になる。
凸レンズ7Aで集光されたR,G,Bの各照明光は、ロッドインテグレータ8を通ることによって光強度が均一化される。ここで想定しているロッドインテグレータ8は、4枚の平面ミラーを貼り合わせて成る中空ロッド方式の光強度均一化手段である。入射端面から入射してきた照明光は、ロッドインテグレータ8の側面(すなわち内壁面)で何度も繰り返し反射されることによりミキシングされ、照明光の空間的なエネルギー分布が均一化されて出射端面から出射する。ロッドインテグレータ8の入射端面と出射端面の形状は、表示素子10の画像表示面10aと略相似の四角形になっており、また、ロッドインテグレータ8の出射端面は表示素子10の画像表示面10aに対して共役になっている。したがって、上記ミキシング効果により出射端面での輝度分布が均一化されることにより、表示素子10は効率良く均一に照明されることになる。
なお、ロッドインテグレータ8は中空ロッドに限らず、四角柱形状のガラス体から成るガラスロッドでもよい。また、表示素子10の画像表示面10aの形状と適合するならば、その側面についても4面に限らない。つまり、断面形状は長方形等の四辺形に限らない。したがって、用いるロッドインテグレータ8としては、複数枚の反射ミラーを組み合わせて成る中空筒体、多角柱形状のガラス体等が挙げられる。
この照明光学系IL1では、図1(A),(B)から分かるように、凸レンズ7Aで照明光束Pに角度をつけることによりロッドインテグレータ8内で反射しやすくしている。このように、レーザーアレイ光源1R,1G,1Bからの照明光が凸レンズ7Aで集光する(あるいは凹レンズで発散する)構成にすれば、ロッドインテグレータ8に対してより角度を持って入射すること(つまり、入射端面に対する入射角度が大きいこと)になるため、ロッドインテグレータ8内での反射回数が多くなり、均一な照度分布がより得やすくなる。
光束断面が扁平な形状の照明光をビーム整形せずに凸レンズ7Aで集光させた場合には、図3に示すように、光束幅S1と光束幅S2との差によって光束の屈折角度U1,U2が異なってしまう。つまり、光束幅の大きい方S1に比べると、光束幅の小さい方S2ではロッドインテグレータ8に対してあまり角度がつかなくなる。このため、ロッドインテグレータ8内では、その方向の反射回数が少なくなり、均一な照度分布や等方的なNA分布が得にくくなる。
この照明光学系IL1では上記問題点を解消するため、光束断面の扁平度合いを小さくする光学部材として、照明光の光束断面の短尺方向の光束幅を拡大するビームエクスパンダー6Aを有している。ビームエクスパンダー6Aで照明光の光束断面の扁平度合いが小さくなるように(つまり扁平率がゼロに近づくように)改善されるため、扁平なNA分布は等方的なNA分布に変換される。つまり、ビームエクスパンダー6Aで光束幅が等方的に補正されることにより、凸レンズ7Aを経た照明光は等方的なNA分布を持つことになる。レーザーアレイ光源1R,1G,1Bを備え、かつ、コンパクトな構成でありながら、等方的なNA分布を有する照明光束Pが得られるので、高い照明効率と高い解像力を保持しつつ均一な照度分布を得ることができる。また、凸レンズ7Aで照明光が集光されるため、ロッドインテグレータ8に対してより角度を持って照明光が入射することになる。その結果、ロッドインテグレータ8内での反射回数が増えて、均一な照度分布がより得やすくなる。したがって、ビームエクスパンダー6A,凸レンズ7A及びロッドインテグレータ8の組合せにより、ロッドインテグレータ8の出射端面でのNA分布及び輝度分布は均一になり、結果として、等方的なNA分布を有する照明光束Pで均質な照明を実現することができる。
この照明光学系IL1を画像投影装置(リアプロジェクター,フロントプロジェクター等)が備えることにより、レーザーアレイ光源に特有の扁平なNA分布に起因する問題点を解消して、画像投影装置のコンパクト化,低コスト化,高輝度化,高性能化,高機能化等に大きく寄与することができる。なお、この照明光学系IL1が適用される装置は画像投影装置に限らない。等方的なNA分布の照明光を必要とする装置であれば適用可能である。
ところで、レーザー光源のように点光源に近く指向性のある光源から、図4に示すように、同じ微小角度Δの発散角を持って発光した光束は、その光路長T1,T2の差がそのまま光学部品(ここでは凸レンズ7A)での光束幅の差になる。このため、R,G,Bの各レーザーアレイ光源1R,1G,1Bからの光路長T1,T2が異なれば、凸レンズ7Aでの光束幅の差異の比率が比較的大きくなり、凸レンズ7Aで色ごとの発散角度V1,V2に大きな差異が発生する。したがって、色ごとにNAの差異が生じて色ムラが生じることになる。図1に示す照明光学系IL1では、光路合成されたR,G,Bの3つの光束が同じ発散度合いでロッドインテグレータ8に入射するように光学配置されているため、上記のような色ムラが生じる危険性は排除される。そして、色ムラの発生が抑えられることにより、各色光で略等しい均一な照度分布での照明をより確実に達成することが可能となる。また、各レーザーアレイ光源1R,1G,1Bからロッドインテグレータ8までの光路長が等しい光学配置を採用することにより、色ムラの発生防止をより簡単な構成で行うことが可能となる。
図1(A)に示すように、ロッドインテグレータ8から出射した照明光は、照明用のリレー光学系9を通ってTIRプリズム11に入射する。TIRプリズム11に入射した照明光は、TIRプリズム11のエアギャップ面11aで全反射した後、表示素子10の画像表示面10aを均一に照明する。このときリレー光学系9は、照明光をリレーしてロッドインテグレータ8の出射端面を表示素子10の画像表示面10a上で結像させる。つまり、表示素子10の画像表示面10a上にはロッドインテグレータ8の出射端面の像が形成されることになる。
表示素子10の画像表示面10aでは、照明光の強度変調により2次元画像が形成される。ここでは、表示素子10としてデジタル・マイクロミラー・デバイスを想定している。ただし、使用される表示素子10はこれに限らず、投影光学系POに適した他の非発光・反射型(又は透過型)の表示素子(例えば液晶表示素子)を用いても構わない。表示素子10としてデジタル・マイクロミラー・デバイスを用いた場合には、それに入射した光は、ON/OFF状態(例えば±12°の傾き状態)の各マイクロミラーで反射されることにより空間的に変調される。その際、ON状態のマイクロミラーで反射した光のみが、TIRプリズム11のエアギャップ面11aを全反射無しに透過し、投影レンズ12に入射してスクリーン上に投射される。一方、OFF状態のマイクロミラーで反射した光は、TIRプリズム11の照明光の進入側とは反対側に大きく偏向されるため、投影レンズ12には入射しない。このようにして、投影光学系POを構成する投影レンズ12のパワーにより、画像表示面10aの表示画像がスクリーン上に拡大投影される。
《第2の実施の形態(図2)》
図2(A)に、第2の実施の形態に係る照明光学系IL2を備えた画像投影装置の主要な光学配置を上面側から示す。この画像投影装置は、表示素子10と、その画像表示面10aを照明するための照明光学系IL2と、画像表示面10aに表示される画像をスクリーン(不図示)に対して拡大投影するための投影光学系POと、を備えている。照明光学系IL2は、レーザーアレイ光源1R,1G,1B;反射ミラー3R,3G,3B;ダイクロイックミラー4R,4G;シリンドリカルレンズ6B;凹レンズ7B;ロッドインテグレータ8;リレー光学系9等で構成されており、ロッドインテグレータ8よりも後の光学構成、つまり、リレー光学系9,表示素子10,TIR(Total Internal Reflection)プリズム11,及び投影レンズ12は、放電ランプを用いた一般的な画像投影装置と同様の構成になっている。
図2(A)に、第2の実施の形態に係る照明光学系IL2を備えた画像投影装置の主要な光学配置を上面側から示す。この画像投影装置は、表示素子10と、その画像表示面10aを照明するための照明光学系IL2と、画像表示面10aに表示される画像をスクリーン(不図示)に対して拡大投影するための投影光学系POと、を備えている。照明光学系IL2は、レーザーアレイ光源1R,1G,1B;反射ミラー3R,3G,3B;ダイクロイックミラー4R,4G;シリンドリカルレンズ6B;凹レンズ7B;ロッドインテグレータ8;リレー光学系9等で構成されており、ロッドインテグレータ8よりも後の光学構成、つまり、リレー光学系9,表示素子10,TIR(Total Internal Reflection)プリズム11,及び投影レンズ12は、放電ランプを用いた一般的な画像投影装置と同様の構成になっている。
レーザーアレイ光源1Rからは赤色(R)の照明光が出射され、レーザーアレイ光源1Gからは緑色(G)の照明光が出射され、レーザーアレイ光源1Bからは青色(B)の照明光が出射される。つまり、3原色R,G,Bの照明光をそれぞれ出射する3つのレーザーアレイ光源1R,1G,1Bが順次点滅し、表示素子10が照明光の色に応じた画像を画像表示面10aに表示することにより、カラー画像の表示が行われる。
各レーザーアレイ光源1R,1G,1Bの光源配列は、いずれも扁平になっている(例えば1列又は2列×10数列)。このため、各レーザーアレイ光源1R,1G,1Bから出射される照明光は、いずれも扁平な光束断面を有している。そして、3つのレーザーアレイ光源1R,1G,1Bは、各照明光の光束断面の長尺方向が略一直線状になるように配列されており、3つのレーザーアレイ光源1R,1G,1Bには共通のヒートシンク2が取り付けられている。図2(C)に、冷却ポンプ13,液冷パイプ2a及びヒートシンク2を図2(A)における矢印D2方向(つまり、レーザーアレイ光源1R,1G,1Bが設けられている側の反対側)から見た状態で示す。
図2(A),(C)に示すように、ヒートシンク2の側面側には冷却ポンプ13が配置されており、冷却ポンプ13から液冷パイプ2aに冷却液を流してヒートシンク2から熱を奪うことにより、レーザーアレイ光源1R,1G,1Bを冷却する構成になっている。図2(C)から分かるように、3つのレーザーアレイ光源1R,1G,1Bの配列方向に沿って冷却液が流れるように、液冷パイプ2aが配置されている。この冷却構成は、レーザーアレイ光源1R,1G,1Bを一直線状に配列することによって採用可能となる。つまり、レーザーアレイ光源1R,1G,1Bのレイアウトを一直線状にすることにより、共通の冷却機構を使用することが可能となり、冷却箇所も一箇所で済み、非常に効率良く冷却することが可能となる。特に半導体レーザーやLED(light emitting diode)等の光源を扱う場合には、その冷却が発光量にも影響を及ぼすため、照明光学系において上記レイアウトは重要なポイントとなる。
また図2(A)に示すように、R,G,Bの各レーザーアレイ駆動を行うための端子5R,5G,5Bは、同一平面・同一方向に配置されており、制御基板(不図示)との接続が行い易いようになっている。半導体レーザーやLED等の光源を扱う場合には、大きな電流を流すことになるため、効率,安全性等の観点からも、上記レイアウトでレーザーアレイ光源1R,1G,1Bを配列することは重要である。
レーザーアレイ光源1Rから出射したRの照明光は、2枚の反射ミラー3Rで反射された後、ダイクロイックミラー4Rで反射される。ダイクロイックミラー4RはRの照明光を反射し、G,Bの照明光を透過するので、Rの照明光はダイクロイックミラー4Rで反射されることにより、G,Bの照明光と同一の光軸に光路合成される。光路合成後のRの照明光は、シリンドリカルレンズ6Bに入射する。
レーザーアレイ光源1Gから出射したGの照明光は、2枚の反射ミラー3Gで反射された後、ダイクロイックミラー4Gで反射される。ダイクロイックミラー4GはGの照明光を反射し、Bの照明光を透過するので、Gの照明光はダイクロイックミラー4Gで反射されることにより、Bの照明光と同一の光軸に光路合成される。光路合成後のGの照明光は、ダイクロイックミラー4Rを透過し、シリンドリカルレンズ6Bに入射する。
レーザーアレイ光源1Bから出射したBの照明光は、反射ミラー3Bで反射された後、ダイクロイックミラー4G,4Rを順に透過することにより、R,Gの照明光と同一の光軸に光路合成される。光路合成後のBの照明光は、シリンドリカルレンズ6Bに入射する。
上記のように、5枚の反射ミラー3R,3G,3Bと2種類のダイクロイックミラー4R,4Gによって、R,G,Bの各照明光が同一の光路に合成される。この光路合成(つまり色合成)により、R,G,Bの各照明光は、同軸になるとともに各発光面からロッドインテグレータ8までの光路長が互いに等しくなる。その結果、光路合成後の同一面における光束断面が略等しくなる。これについては後で詳しく説明する。
光路合成後のR,G,Bの各照明光は、シリンドリカルレンズ6Bでビーム整形され、凹レンズ7Bで発散された後、ロッドインテグレータ8に入射する。前述したように、各レーザーアレイ光源1R,1G,1Bから出射される照明光は、いずれも扁平な光束断面を有している。その照明光に関して、主要な光学配置を上面側から示している図2(A)では、シリンドリカルレンズ6B,凹レンズ7B及びロッドインテグレータ8は光束幅の大きい方から見た状態で示されている。図2(B)に、シリンドリカルレンズ6B,凹レンズ7B及びロッドインテグレータ8を、図2(A)における矢印D1方向(つまり光束幅の小さい方)から見た状態で示す。
シリンドリカルレンズ6Bは、照明光の光束断面の長尺方向の光束幅を縮小して、光束断面の扁平度合いが小さくなるように(つまり扁平率がゼロに近づくように)配置されたアフォーカル系である。このように照明光の光束断面の長尺方向の光束幅を縮小することにより、シリンドリカルレンズ6Bや凹レンズ7Bとしてコンパクトな部品の使用が可能になる。また、照明光がロッドインテグレータ8へ入射する前にビーム整形を行う構成には、レイアウトの自由度が向上するというメリットがある。
照明光束Pは、シリンドリカルレンズ6Bで大きい方の光束幅が小さい方の光束幅と同程度まで縮小された後、凹レンズ7Bで発散される。凹レンズ7Bを用いることにより、シリンドリカルレンズ6B及び凹レンズ7Bのレイアウトをコンパクトにすることが可能になる。凹レンズ7Bの代わりに凸レンズを用いてもよく、シリンドリカルレンズ6Bの代わりに小さい方の光束幅を拡げるようなシリンドリカルレンズを用いてもよいが、本実施の形態の構成の方が、よりコンパクトな部品の使用が可能であり、レイアウトもコンパクトにすることが可能である。またコンパクト化等の観点から、シリンドリカルレンズ6Bと凹レンズ7Bを、レーザーアレイ光源1R,1G,1B側に凸のシリンドリカル面と、ロッドインテグレータ8側に凹のトロイダル面と、を持つ一体ものの部品に置換えた構成等にしてもよい。
凹レンズ7Bで発散されたR,G,Bの各照明光は、ロッドインテグレータ8を通ることによって光強度が均一化される。ここで想定しているロッドインテグレータ8は、4枚の平面ミラーを貼り合わせて成る中空ロッド方式の光強度均一化手段である。入射端面から入射してきた照明光は、ロッドインテグレータ8の側面(すなわち内壁面)で何度も繰り返し反射されることによりミキシングされ、照明光の空間的なエネルギー分布が均一化されて出射端面から出射する。ロッドインテグレータ8の入射端面と出射端面の形状は、表示素子10の画像表示面10aと略相似の四角形になっており、また、ロッドインテグレータ8の出射端面は表示素子10の画像表示面10aに対して共役になっている。したがって、上記ミキシング効果により出射端面での輝度分布が均一化されることにより、表示素子10は効率良く均一に照明されることになる。
なお、ロッドインテグレータ8は中空ロッドに限らず、四角柱形状のガラス体から成るガラスロッドでもよい。また、表示素子10の画像表示面10aの形状と適合するならば、その側面についても4面に限らない。つまり、断面形状は長方形等の四辺形に限らない。したがって、用いるロッドインテグレータ8としては、複数枚の反射ミラーを組み合わせて成る中空筒体、多角柱形状のガラス体等が挙げられる。
この照明光学系IL2では、図2(A),(B)から分かるように、凹レンズ7Bで照明光束Pに角度をつけることによりロッドインテグレータ8内で反射しやすくしている。このように、レーザーアレイ光源1R,1G,1Bからの照明光が凹レンズ7Bで発散する(あるいは凸レンズで集光する)構成にすれば、ロッドインテグレータ8に対してより角度を持って入射すること(つまり、入射端面に対する入射角度が大きいこと)になるため、ロッドインテグレータ8内での反射回数が多くなり、均一な照度分布がより得やすくなる。
光束断面が扁平な形状の照明光をビーム整形せずに凹レンズ7Bで発散させた場合には、光束幅の差によって光束の屈折角度が異なってしまう。つまり、光束幅の大きい方に比べると、光束幅の小さい方ではロッドインテグレータ8に対してあまり角度がつかなくなる。このため、ロッドインテグレータ8内では、その方向の反射回数が少なくなり、均一な照度分布や等方的なNA分布が得にくくなる。
この照明光学系IL2では上記問題点を解消するため、光束断面の扁平度合いを小さくする光学部材として、照明光の光束断面の長尺方向の光束幅を縮小するシリンドリカルレンズ6Bを有している。シリンドリカルレンズ6Bで照明光の光束断面の扁平度合いが小さくなるように(つまり扁平率がゼロに近づくように)改善されるため、扁平なNA分布は等方的なNA分布に変換される。つまり、シリンドリカルレンズ6Bで光束幅が等方的に補正されることにより、凹レンズ7Bを経た照明光は等方的なNA分布を持つことになる。レーザーアレイ光源1R,1G,1Bを備え、かつ、コンパクトな構成でありながら、等方的なNA分布を有する照明光束Pが得られるので、高い照明効率と高い解像力を保持しつつ均一な照度分布を得ることができる。また、凹レンズ7Bで照明光が発散されるため、ロッドインテグレータ8に対してより角度を持って照明光が入射することになる。その結果、ロッドインテグレータ8内での反射回数が増えて、均一な照度分布がより得やすくなる。したがって、シリンドリカルレンズ6B,凹レンズ7B及びロッドインテグレータ8の組合せにより、ロッドインテグレータ8の出射端面でのNA分布及び輝度分布は均一になり、結果として、等方的なNA分布を有する照明光束Pで均質な照明を実現することができる。
この照明光学系IL2を画像投影装置(リアプロジェクター,フロントプロジェクター等)が備えることにより、レーザーアレイ光源に特有の扁平なNA分布に起因する問題点を解消して、画像投影装置のコンパクト化,低コスト化,高輝度化,高性能化,高機能化等に大きく寄与することができる。なお、この照明光学系IL2が適用される装置は画像投影装置に限らない。等方的なNA分布の照明光を必要とする装置であれば適用可能である。
ところで、レーザー光源のように点光源に近く指向性のある光源から、同じ微小角度の発散角を持って発光した光束は、その光路長の差がそのまま光学部品(ここではシリンドリカルレンズ6Bや凹レンズ7B)での光束幅の差になる。このため、R,G,Bの各レーザーアレイ光源1R,1G,1Bからの光路長が異なれば、シリンドリカルレンズ6Bや凹レンズ7Bでの光束幅の差異の比率が比較的大きくなり、シリンドリカルレンズ6Bや凹レンズ7Bで色ごとの発散角度に大きな差異が発生する。したがって、色ごとにNAの差異が生じて色ムラが生じることになる。図2に示す照明光学系IL2では、光路合成されたR,G,Bの3つの光束が同じ発散度合いでロッドインテグレータ8に入射するように光学配置されているため、上記のような色ムラが生じる危険性は排除される。そして、色ムラの発生が抑えられることにより、各色光で略等しい均一な照度分布での照明をより確実に達成することが可能となる。また、各レーザーアレイ光源1R,1G,1Bからロッドインテグレータ8までの光路長が等しい光学配置を採用することにより、色ムラの発生防止をより簡単な構成で行うことが可能となる。
図2(A)に示すように、ロッドインテグレータ8から出射した照明光は、照明用のリレー光学系9を通ってTIRプリズム11に入射する。TIRプリズム11に入射した照明光は、TIRプリズム11のエアギャップ面11aで全反射した後、表示素子10の画像表示面10aを均一に照明する。このときリレー光学系9は、照明光をリレーしてロッドインテグレータ8の出射端面を表示素子10の画像表示面10a上で結像させる。つまり、表示素子10の画像表示面10a上にはロッドインテグレータ8の出射端面の像が形成されることになる。
表示素子10の画像表示面10aでは、照明光の強度変調により2次元画像が形成される。ここでは、表示素子10としてデジタル・マイクロミラー・デバイスを想定している。ただし、使用される表示素子10はこれに限らず、投影光学系POに適した他の非発光・反射型(又は透過型)の表示素子(例えば液晶表示素子)を用いても構わない。表示素子10としてデジタル・マイクロミラー・デバイスを用いた場合には、それに入射した光は、ON/OFF状態(例えば±12°の傾き状態)の各マイクロミラーで反射されることにより空間的に変調される。その際、ON状態のマイクロミラーで反射した光のみが、TIRプリズム11のエアギャップ面11aを全反射無しに透過し、投影レンズ12に入射してスクリーン上に投射される。一方、OFF状態のマイクロミラーで反射した光は、TIRプリズム11の照明光の進入側とは反対側に大きく偏向されるため、投影レンズ12には入射しない。このようにして、投影光学系POを構成する投影レンズ12のパワーにより、画像表示面10aの表示画像がスクリーン上に拡大投影される。
IL1,IL2 照明光学系
PO 投影光学系
1R 赤色発光のレーザーアレイ光源
1G 緑色発光のレーザーアレイ光源
1B 青色発光のレーザーアレイ光源
3R R用の反射ミラー
3G G用の反射ミラー
3B B用の反射ミラー
4R R反射用のダイクロイックミラー(光路合成部材)
4G G反射用のダイクロイックミラー(光路合成部材)
6A ビームエクスパンダー(第1光学部材)
61 第1プリズム
62 第2プリズム
6B シリンドリカルレンズ(第1光学部材)
7A 凸レンズ(第2光学部材)
7B 凹レンズ(第2光学部材)
8 ロッドインテグレータ
10 表示素子
10a 画像表示面
12 投影レンズ(投影光学系)
P 照明光束
PO 投影光学系
1R 赤色発光のレーザーアレイ光源
1G 緑色発光のレーザーアレイ光源
1B 青色発光のレーザーアレイ光源
3R R用の反射ミラー
3G G用の反射ミラー
3B B用の反射ミラー
4R R反射用のダイクロイックミラー(光路合成部材)
4G G反射用のダイクロイックミラー(光路合成部材)
6A ビームエクスパンダー(第1光学部材)
61 第1プリズム
62 第2プリズム
6B シリンドリカルレンズ(第1光学部材)
7A 凸レンズ(第2光学部材)
7B 凹レンズ(第2光学部材)
8 ロッドインテグレータ
10 表示素子
10a 画像表示面
12 投影レンズ(投影光学系)
P 照明光束
Claims (7)
- 表示素子の画像表示面を照明するための照明光学系であって、扁平な光束断面の照明光を出射する光源と、前記光束断面の扁平度合いを小さくする第1光学部材と、前記照明光を集光又は発散させる第2光学部材と、前記第1,第2光学部材の光学作用を受けた後の照明光の空間的なエネルギー分布を均一化するロッドインテグレータと、を有することを特徴とする照明光学系。
- 前記光源はレーザーアレイ光源であることを特徴とする請求項1記載の照明光学系。
- 前記第2光学部材が凸レンズであり、前記第1光学部材が照明光の光束断面の短尺方向の光束幅を拡大し、その拡大後の照明光を前記凸レンズが前記ロッドインテグレータに入射させることを特徴とする請求項1又は2記載の照明光学系。
- 前記第2光学部材が凹レンズであり、前記第1光学部材が照明光の光束断面の長尺方向の光束幅を縮小し、その縮小後の照明光を前記凹レンズが前記ロッドインテグレータに入射させることを特徴とする請求項1又は2記載の照明光学系。
- 前記光源として、3原色R,G,Bの照明光をそれぞれ出射する3つの光源を有し、各光源から出射した照明光を同一光路に合成する光路合成部材を更に有し、前記光路合成部材で光路合成された3つの光束が同じ発散度合い又は集光度合いで前記ロッドインテグレータに入射するように光学配置されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明光学系。
- 前記各光源から前記ロッドインテグレータまでの光路長が等しいことを特徴とする請求項5記載の照明光学系。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明光学系を備えたことを特徴とする画像投影装置。
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