JP2008138000A - 2つのアミノベンゾエート又はアミノベンズアミド基で置換されたケイ素含有s−トリアジンとケイ素非含有親油性トリアジン紫外線遮蔽剤の組合せを含む化粧品用組成物 - Google Patents
2つのアミノベンゾエート又はアミノベンズアミド基で置換されたケイ素含有s−トリアジンとケイ素非含有親油性トリアジン紫外線遮蔽剤の組合せを含む化粧品用組成物 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】(a)特定の式の2つのアミノベンゾエート又はアミノベンズアミド基で置換された少なくとも一のケイ素含有s-トリアジンと、(b)少なくとも一のケイ素非含有の親油性1,3,5-トリアジン型紫外線遮蔽剤を含むことを特徴とする少なくとも一の紫外線遮蔽系を化粧品的に許容可能な担体中に含有してなる組成物及びその使用。
【選択図】なし
Description
また、320から400nmの範囲の波長を有し、皮膚を褐色にする原因であるUV-A線も、前記皮膚に機能障害を誘発するおそれがあることが知られており、敏感肌又は絶えず太陽光線にさらされている皮膚の場合は特にしかりである。UV-A線は、特に、皮膚の弾性を喪失させ、シワを出現せしめ、皮膚を時期尚早の老化に導く原因となる。UV-A線は紅斑反応の惹起を誘発したり、ある個体においてはこの反応を増幅させ、光毒性又は光アレルギー反応の原因にさえもなりうる。従って、例えば皮膚本来の弾力性を維持するというような美的及び美容的理由から、益々多くの人々が皮膚へのUV-A線の影響をコントロールすることを望んでいる。よって、UV-A線も遮蔽することが望ましい。
これらの抗日光組成物は、しばしば、様々な濃度で、一又は複数の有機及び/又は無機遮蔽剤を含む水中油型又は油中水型エマルション、ゲル、又は無水製品の形態である。これらの遮蔽剤とその量は、所望される保護因子に従って選択される。
それらの親油性又は逆に親水性に応じて、これらの遮蔽剤は、最終組成物の脂肪相又は水相のいずれかに、それぞれ分配させることができる。
有機紫外線遮蔽剤のこのような組合せを含む抗日光組成物は、また水、発汗及び洗浄に対して良好な持続性を、また経時的にも良好な持続性を示す。
これらの発見が本発明の基礎を形成する。
(a)以下により詳細に定義する式(I)の2つのアミノベンゾエート又はアミノベンズアミド基で置換された少なくとも一のケイ素含有s-トリアジン又はその互変異性型の一つと、
(b)少なくとも一のケイ素非含有の親油性1,3,5-トリアジン型紫外線遮蔽剤、
を含むことを特徴とする組成物を今提案する。
本発明の他の特徴、態様及び利点は、以下の詳細な記載を読むことにより明らかになるであろう。
「化粧品的に許容可能な」なる用語は、皮膚及び/又はその外皮と適合性があり、心地よい色、臭い及び感触を有し、消費者がこの組成物の使用をやめようと思うような許容できない程の不快感(刺すような痛み、突張感、赤み)を何ら生じることのないことを意味するものである。
「ケイ素含有」なる用語は、その構造に少なくとも一のジオルガノシロキサン基又は一つのシラン基を有する化合物を意味するものである。
「ケイ素非含有」なる用語は、その構造に少なくとも一のジオルガノシロキサン基又は一つのシラン基を含まない化合物を意味するものである。
− Rは同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で、ハロゲン化されていても又は不飽和であってもよいC1-C30アルキル基、C6-C12アリール基、C1-C10アルコキシ基又はトリメチルシリルオキシ基を表し;
− a=0から3であり;
− D基は次の式(II):
ここで:
− Xは、-O-あるいはR3が水素又はC1-C5アルキル基を表す-NR3-を表し;
− R1は、ケイ素原子を含有可能な直鎖状又は分枝状で不飽和であってもよいC1-C20アルキル基、1〜3の直鎖状又は分枝状のC1-C4アルキル基で置換されていてもよいC5-C20シクロアルキル基、-(CH2CHR4-O)mR5基又は-CH2-CH(OH)-CH2-O-R6基を表し;
− R4は水素又はメチルを表し;(C=O)XR1基はアミノ基に対してオルト、メタ又はパラ位に存在可能であり;
− R5は、水素又はC1-C8アルキル基を表し;
− R6は、水素又はC4-C8アルキル基を表し;
− mは、2〜20の範囲の整数であり;
− n=0から2であり;
− R2は同一でも異なっていてもよく、ヒドロキシル基、直鎖状又は分枝状のC1-C8アルキル基又はC1-C8アルコキシ基を表し、同じ芳香環上の隣接する2つのR2は共同して、アルキリデン基が1又は2の炭素原子を含むアルキリデンジオキシ基を形成可能であり;
− Aは、メチレン、-[CH(Si(CH3)3]-、エチレン、又は次の式(III)、(IV)及び(V):
ここで:
− Zは、ヒドロキシル基又は酸素で置換されていてもよく、アミノ基を含んでいてもよい、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC1-C10アルキレンジラジカルであり;
− Wは、水素原子、ヒドロキシル基、又は直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC1-C8アルキル基を表す]
を有するもの又はその互変異性型の一つである。
Rは式(I)の場合と同じ意味を有し;
b=1、2又は3である。
Rはメチルである;
a=1又は2;
XはOである;
R1はC4-C5基である;
n=0;
(C=O)XR1基はアミノ基に対してパラ位にある;
Z=-CH2-;
W=H;
の少なくとも一、より好ましくは全てを満足させるものである。
− (D)は上述の式(II)に相当し;
− R7は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状のC1-C20アルキル、フェニル、3,3,3-トリフルオロプロピル及びトリメチルシリルオキシ基又はヒドロキシル基から選択され;
− R8は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状のC1-C20アルキル及びアルケニル基、ヒドロキシル基又はフェニル基から選択され;
− (B)は同一でも異なっていてもよく、R7基及び(D)基から選択され;
− rは0〜200の間の整数であり;
− sは0〜50の範囲の整数であり、s=0の場合、2つの符号(B)の少なくとも一は(D)を表し;
− uは1〜10の範囲の整数であり;
− tは0〜10の範囲の整数であり、t+uは3以上であると理解される]
により表されるもの、またその互変異性型である。
式(Ia)の直鎖状ジオルガノシロキサン類が特に好ましい。
− R7はメチル基又はヒドロキシル基であり;
− Bは好ましくはメチル(式(Ia)の直鎖状化合物の場合)である;
の少なくとも一、より好ましくは全てを有するランダムオリゴマー又はポリマーである。
特に次の構造(b):
− Xaは同一でも異なっていてもよく、酸素又は-NH-基を表し;
− Raは同一でも異なっていてもよく、水素;アルカリ金属;一又は複数のアルキル又はヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいアンモニウム基;直鎖状又は分枝状のC1-C18アルキル基;一又は複数のC1-C4アルキル基で置換されていてもよいC5-C12シクロアルキル基;1〜6のエチレンオキシド単位を有するポリオキシエチレン化基で、その末端OH基がメチル化されているもの;以下の式(X)、(XI)又は(XII):
− R9は水素又はメチル基であり;
− R10はC1-C9アルキル基であり;
− qは0〜10の範囲の整数であり;
− rは1〜10の範囲の整数であり;
− A'はC4-C8アルキル基又はC5-C8シクロアルキル基であり;
− B'は直鎖状又は分枝状のC1-C8アルキル基;C5-C8シクロアルキル基;一又は複数のC1-C4アルキル基で置換されていてもよいアリール基から選択される)
の基から選択される]
の基から選択される}
の1,3,5-トリアジン誘導体から選択することができる。
− Xa-Ra基の一つが、-NH-Ra基を表し、ここでRaが、一又は複数のC1-C4アルキル基で置換されていてもよいC5-C12シクロアルキル基;B'がC1-C4アルキル基であり、R10がメチル基である上述の式(X)、(XI)又は(XII)の基から選択される;
− 他の2つのXa-Raが-O-Ra基を表し、ここでRaが同一でも異なっていてもよく、水素;アルカリ金属;一又は複数のアルキル又はヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいアンモニウム基;直鎖状又は分枝状のC1-C18アルキル基;一又は複数のC1-C4アルキル基で置換されていてもよいC5-C12シクロアルキル基;B'がC1-C4アルキル基であり、R10がメチル基である上述の式(X)、(XI)又は(XII)の基から選択される;
を有する1,3,5-トリアジン類のものである。
− 一つ又は二つのXa-Raが、-NH-Ra基を表し、ここでRaが、直鎖状又は分枝状のC1-C18アルキル基;一又は複数のC1-C4アルキル基で置換されていてもよいC5-C12シクロアルキル基;B'がC1-C4アルキル基であり、R10がメチル基である上述の式(X)、(XI)又は(XII)の基から選択される;
− 他方又は他の二つのXa-Raが-O-Ra基であり、ここでRaが同一でも異なっていてもよく、水素;アルカリ金属;一又は複数のアルキル又はヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいアンモニウム基;直鎖状又は分枝状のC1-C18アルキル基;一又は複数のC1-C4アルキル基で置換されていてもよいC5-C12シクロアルキル基;B'がC1-C4アルキル基であり、R10がメチル基である上述の式(X)、(XI)又は(XII)の基から選択される;
の全てを有する1,3,5-トリアジン類のものである。
に相当し、シグマ3V社から「ユバソーブHEB」の商品名で販売されている「ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン」、又は2-[(p-(tert-ブチルアミド)アニリノ]-4,6-ビス[(p-(2'-エチルヘキシル-1'-オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジンである。
− Xaが同一であり、酸素を表す;
− Raが同一でも異なっていてもよく、その末端OH基がメチル化されており、1〜6のエチレンオキシド単位を有するポリオキシエチレン化基又はC6-C12アルキル基を表す;
を有する1,3,5-トリアジン類のものである。
に相当し、BASF社から「ユビヌルT150」の商品名で販売されている「エチルヘキシルトリアゾン」、又は2,4,6-トリス[p-(2'-エチルヘキシル-1'-オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジンである。
− R11及びR12は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状のC1-C30アルキル基、又は直鎖状又は分枝状のC2-C30アルケニル基を表し、
− Eは以下の式(IX)又は(X):
ここで、
− R13は、水素、C1-C20アルキル、-(CH2CHR15-O)p-R12基又は式-CH2-CH(OH)-CH2-O-T1基を表し、
− R14は、水素、C1-C20アルキル又は式-(CH2)p-O-T1基を表し、
− R15は、水素又はメチルであり、
− T1は、水素又はC1-C8アルキルであり、
− o=1−16、
− p=1−4]
に相当する化合物から選択されるであろう。
− アルキル基は直鎖状又は分枝状であり、例えばメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、アミル、イソアミル、tert-アミル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル又はオクタデシルから選択することができ;
− アルケニル基は、例えばアリル、メタリル、イソプロペニル、2-ブテニル、3-ブテニル、イソブテニル、n-ペンタ-2,4-ジエニル、3-メチルブテ-2-エニル、2-n-オクテニル、2-n-ドデセニル、イソドデセニル又は4-n-オクタデセニルから選択することができる。
− 2,4-ビス{[4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ]フェニル}-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン;
− 2,4-ビス{[4-(3-(2-プロピルオキシ)-2-ヒドロキシプロピルオキシ)-2-ヒドロキシ]フェニル}-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン;
− 2,4-ビス{[4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ]フェニル}-6-[4-(2-メトキシエチルカルボキシル)フェニルアミノ]-1,3,5-トリアジン;
− 2,4-ビス{[4-(2''-メチルプロペニルオキシ)-2-ヒドロキシ]フェニル}-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン;
− 2,4-ビス{[4-(3-(2-プロピルオキシ)-2-ヒドロキシプロピルオキシ]-2-ヒドロキシ]フェニル}-6-[(4-エチルカルボキシル)フェニルアミノ]-1,3,5-トリアジン;
− 2,4-ビス{[4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ]フェニル}-6-(1-メチルピロール-2-イル)-1,3,5-トリアジン
を挙げることができる。
補足的な有機光保護剤はまたジベンゾイルメタン誘導体からも選択可能である。
パラ-アミノ安息香酸誘導体:
PABA、
エチルPABA、
エチルジヒドロキシプロピルPABA、
特にISP社から「エスカロール(Escalol)507」の名称で販売されているエチルヘキシルジメチルPABA、
グリセリルPABA、
BASF社から「ユビヌルP25」の名称で販売されているPEG-25PABA。
特に、ロシュ・ビタミン社(Roche Vitamins)から「パルソール(Parsol)1789」の商品名で販売されているブチルメトキシジベンゾイルメタン、
メルク社(Merck)から「ユーソレックス(Eusolex)8020」の名称で販売されているイソプロピルジベンゾイルメタン。
ローナ(Rona)/EMインダストリーズから「ユーソレックスHMS」の名称で販売されているホモサレート(homosalate)、
ハーマン・アンド・レイマー社(Haarmann and Reimer)から「ネオ・ヘリオパン(Neo Heliopan)OS」の名称で販売されているサリチル酸エチルヘキシル;
シェール社(Scher)から「ディプサル(Dipsal)」の名称で販売されているサリチル酸ジプロピレングリコール、
ハーマン・アンド・レイマー社から「ネオ・ヘリオパンTS」の名称で販売されているTEAサリチレート。
特に、ホフマン・ラロシュ社(Hoffmann LaRoche)から「パルソールMCX」の商品名で販売されているメトキシケイ皮酸エチルヘキシル、
メトキシケイ皮酸イソプロピル、
ハーマン・アンド・レイマー社から「ネオ・ヘリオパンE1000」の商品名で販売されているメトキシケイ皮酸イソアミル、
シンノキセート、
DEAメトキシシンナメート、
メチルケイ皮酸ジイソプロピル、
グリセリル-エチルヘキサノエート-ジメトキシシンナメート。
特にBASF社から「ユビヌルN539」の商品名で販売されているオクトクリレン(Octocrylene);
特にBASF社から「ユビヌルN35」の商品名で販売されているエトクリレン(Etocrylene)。
BASF社から「ユビヌル400」の商品名で販売されているベンゾフェノン-1、
BASF社から「ユビヌルD50」の商品名で販売されているベンゾフェノン-2、
BASF社から「ユビヌルM40」の商品名で販売されているベンゾフェノン-3又はオキシベンゾン、
BASF社から「ユビヌルMS40」の商品名で販売されているベンゾフェノン-4;
ベンゾフェノン-5、
ノーケイ社(Norquay)から「ヘリソーブ(Helisorb)11」の商品名で販売されているベンゾフェノン-6、
アメリカン・シアナミド社(American Cyanamid)から「スペクトラ-ソーブ(Spectra-Sorb)UV-24」の商品名で販売されているベンゾフェノン-8、
BASF社から「ユビヌルDS-49」の商品名で販売されているベンゾフェノン-9;
ベンゾフェノン-12。
カイメックス社(Chimex)から「メギゾリル(Mexoryl)SD」の名称で製造されている3-ベンジリデンショウノウ、
メルク社から「ユーソレックス6300」の名称で販売されている4-メチルベンジリデンショウノウ、
カイメックス社から「メギゾリルSL」の名称で製造されているベンジリデンショウノウスルホン酸、
カイメックス社から「メギゾリルSO」の名称で製造されているメト硫酸ショウノウベンザルコニウム、
カイメックス社から「メギゾリルSX」の名称で製造されているテレフタリリデンジショウノウスルホン酸、
カイメックス社から「メギゾリルSW」の名称で製造されているポリアクリルアミドメチルベンジリデンショウノウ。
特にメルク社から「ユーソレックス232」の商品名で販売されているフェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、
ハーマン・アンド・レイマー社から「ネオ・ヘリオパンAP」の商品名で販売されているフェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム。
ハーマン・アンド・レイマー社から「ネオ・ヘリオパンMA」の商品名で販売されているアントラニル酸メチル。
イミダゾリン誘導体:
エチルヘキシルジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオネート。
ベンザルマロネート誘導体:
ホフマン・ラロシェ社から「パルソールSLX」の商品名で販売されているポリシリコーン-15等の、ベンザルマロネート官能基を含むポリオルガノシロキサン。
4,4-ジアリールブタジエン誘導体:
− 1,1-ジカルボキシ-(2,2'-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエン。
メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、
ホモサレート、
サリチル酸エチルヘキシル、
オクトクリレン、
フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、
テレフタリリデンジショウノウスルホン酸、
ベンゾフェノン-3、
ベンゾフェノン-4、
ベンゾフェノン-5、
4-メチルベンジリデンショウノウ、
フェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム、
ポリシリコーン-15、
1,1-ジカルボキシ-(2,2'-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエン、
及びそれらの混合物、
から選択される。
顔料は被覆されていても未被覆であってもよい。
被覆顔料は、例えばCosmetics & Toiletries, 1990年 2月, Vol.105, p.53-64に記載されている化合物、例えばアミノ酸、ミツロウ、脂肪酸、脂肪アルコール類、アニオン性界面活性剤、レシチン類、脂肪酸のナトリウム、カリウム、亜鉛、鉄又はアルミニウム塩、金属アルコキシド類(チタン又はアルミニウムアルコキシド類)、ポリエチレン、シリコーン類、タンパク質(コラーゲン、エラスチン)、アルカノールアミン類、酸化ケイ素、金属酸化物、又はヘキサメタリン酸ナトリウムを用い、化学的、電気的、メカノケミカル及び/又は機械的な表面処理を、一又は複数回施した顔料である。
また「シリコーン類」なる用語には、それらの調製に必要なシラン類、特にアルキルシラン類が含まれる。
本発明に適したナノ顔料の被覆に使用されるシリコーン類は、好ましくはアルキルシラン類、ポリジアルキルシロキサン類及びポリアルキルヒドロシロキサン類からなる群から選択される。より好ましくは、シリコーン類はオクチルトリメチルシラン、ポリジメチルシロキサン類、及びポリメチルヒドロシロキサン類からなる群から選択される。
もちろん、シリコーン類で処理される前に、金属酸化物から形成される顔料を、他の表面剤、特に酸化セリウム、アルミナ、シリカ、アルミニウム化合物、ケイ素化合物、又はそれらの混合物で処理してもよい。
− シリカによるもの、例えば池田興産(Ikeda)の製品「サンベイル(Sunveil)」、及びメルク社の製品「ユーソレックスT-AVO」、
− シリカ及び酸化鉄によるもの、例えば池田興産の製品「サンベイルF」、
− シリカ及びアルミナによるもの、例えばタイカ社(Tayca)の製品「マイクロ二酸化チタンMT500SA」及び「マイクロ二酸化チタンMT100SA」、タイオキサイド社(Tioxide)の「タイオベイル」及びローディア社(Rhodia)の「ミラサン(Mirasun)TiW60」、
− アルミナによるもの、例えば石原産業の製品「タイペーク(Tipaque)TTO-55(B)」及び「タイペークTTO-55(A)」及びケミラ社(Kemira)の「UVT14/4」、
− アルミナ及びステアリン酸アルミニウムによるもの、例えばタイカ社の製品「マイクロ二酸化チタンMT100TV、MT100TX、MT100Z及びMT-01」、及びユニケマ社(Uniqema)の製品「ソラベイル(Solaveil)CT-10W」、「ソラベイルCT100」及び「ソラベイルCT200」、
− シリカ、アルミナ及びアルギニン酸によるもの、例えばタイカ社の製品「MT-100AQ」、
− アルミナ及びラウリン酸アルミニウムによるもの、例えばタイカ社の製品「マイクロ二酸化チタンMT100S」、
− 酸化鉄及びステアリン酸鉄によるもの、例えばタイカ社の製品「マイクロ二酸化チタンMT100F」、
− 酸化亜鉛及びステアリン酸亜鉛によるもの、例えばタイカ社の製品「BR351」、
− シリカ及びアルミナによるもので、シリコーン処理されたもの、例えばタイカ社の製品「マイクロ二酸化チタンMT600SAS」、「マイクロ二酸化チタンMT500SAS」又は「マイクロ二酸化チタンMT100SAS」、
− シリカ、アルミナ、ステアリン酸アルミニウムによるもので、シリコーン処理されたもの、例えばチタン工業の製品「STT-30-DS」、
− シリカによるもので、シリコーン処理されたもの、例えばケミラ社の製品「UV-Titan X195」又はタイカ社の製品「SMT-100WRS」、
− アルミナによるもので、シリコーン処理されたもの、例えば石原産業の製品「タイペークTTO-55(S)」、又はケミラ社の「UVチタンM262」、
− トリエタノールアミンによるもの、例えばチタン工業の製品「STT-65-S」;
− ステアリン酸によるもの、例えば石原産業の製品「タイペークTTO-55(C)」;
− ヘキサメタリン酸ナトリウムによるもの、例えばタイカ社の製品「マイクロ二酸化チタンMT150W」。
− サンスマート社(Sunsmart)から「Z-cote」の名称で販売されているもの;
− エレメンティス社(Elementis)から「ナノックス(Nanox)」の名称で販売されているもの;
− ナノフェーズ・テクノロジーズ社(Nanophase Technologies)から「ナノガード(Nanogard)WCD2025」の名称で販売されているもの;
である。
− サンスマート社から「Z-cote HP1」の名称で販売されているもの(ジメチコーン被覆ZnO);
− トシビ社(Toshibi)から「酸化亜鉛CS-5」の名称で販売されているもの(ポリメチルヒドロシロキサン被覆ZnO);
− ナノフェーズ・テクノロジーズ社から「ナノガード酸化亜鉛FN」の名称で販売されているもの(安息香酸C12-C15アルキル、フィンソルブ(Finsolv)TN中の40%分散液);
− 大東(Daito)から「ダイトウパージョン(Daitopersion)Zn-30」及び「ダイトウパージョンZn-50」の名称で販売されているもの(ポリメチルヒドロシロキサン及びシリカで被覆された30%又は50%のナノ亜鉛酸化物を含有する、オキシエチレン化ポリジメチルシロキサン/シクロポリメチルシロキサン中の分散液);
− ダイキンから「NFDウルトラファイン(Ultrafine)ZnO」の名称で販売されているもの(ペルフルオロアルキルエチルベースコポリマーとペルフルオロアルキルホスフエートで被覆されたZnOのシクロペンタシロキサン中の分散液):
− 信越から「SPD-Z1」の名称で販売されているもの(シリコーングラフト化アクリルポリマーで被覆されたZnOのシクロジメチルシロキサン中の分散液);
− ISP社から「エスカロールZ100」の名称で販売されているもの(メトキシケイ皮酸エチルヘキシル/PVP-ヘキサデセンのコポリマー/メチコーンの混合物に分散させたアルミナ処理ZnO);
− 不二ピグメント(Fuji Pigment)から「フジZnO-SMS-10」の名称で販売されているもの(ポリメチルシルセスキオキサン及びシリカで被覆されたZnO);
− エレメンティス社から「ナノックス・ゲルTN」の名称で販売されているもの(ヒドロキシステアリン酸の重縮合物と安息香酸C12-C15アルキル中に55%で分散されたZnO);
である。
未被覆の酸化鉄ナノ顔料は、例えばアルノー社(Arnaud)から「ナノガードWCD2002(FE45B)」、「ナノガード・アイアンFE45BL・AQ」、「ナノガードFE45R・AQ」又は「ナノガードWCD2006(FE45R)」の名称で、又は三菱から「TY-220」の名称で販売されている。
被覆酸化鉄の顔料は、例えば、アルノー社から「ナノガードWCD2008(FE45B・FN)」、「ナノガードWCD2009(FE45B556)」、「ナノガードFE45BL345」又は「ナノガードFE45BL」の名称で、又はBASF社から「トランスペアレント・アイアン・オキサイド」の名称でから販売されている。
ロウ状化合物としては、カルナウバロウ、ミツロウ、水添ヒマシ油、ポリエチレンロウ、及びポリメチレンロウ、例えばサソール社(Sasol)からCirebelle303の名称で販売されているものを挙げることができる。
− 単独で又は混合物として、ビタミン類(A、C、E、K、PP等)及びそれらの誘導体又は前駆体;
− 抗汚染剤及び/又は抗フリーラジカル剤;
− 脱色素剤及び/又は色素沈着誘発剤(propigmenting agents);
− 抗グリケーション剤;
− 鎮痛剤;
− NOシンターゼインヒビター;
− 真皮又は表皮の高分子の合成を刺激し及び/又はそれらの分解を防止する薬剤;
− 線維芽細胞の増殖を刺激する薬剤
− ケラチノサイトの増殖を刺激する薬剤;
− 筋弛緩剤;
− 緊張化剤(tightening agents);
− マット化剤(matting agents);
− 角質溶解剤;
− 落屑剤;
− 保湿剤;
− 抗炎症剤;
− 細胞のエネルギー代謝に作用する薬剤;
− 昆虫忌避剤;
− サブスタンスP又はCRGPアンタゴニスト;
− 抜毛防止剤及び/又は育毛剤;及び
− 抗シワ剤;
を挙げることができる。
好ましくは、本発明に係る組成物は、水中油型又は油中水型エマルションの形態である。
グリセロール及び/又はソルビタンのエステルとしては、例えばイソステアリン酸ポリグリセロール、例えばゴールドシュミット社からイソラン(Isolan)GI34の名称で販売されている製品;イソステアリン酸ソルビタン、例えばICI社からアルラセル987の名称で販売されている製品;イソステアリン酸ソルビタングリセロール、例えばICI社からアルラセル986の名称で販売されている製品、及びそれらの混合物を挙げることができる。
本発明の他の主題は、皮膚、唇、爪、毛髪、睫毛、眉毛及び/又は頭皮の美容処理用の製品、特に手入れ製品、抗日光製品及びメークアップ製品の製造における上述の本発明に係る組成物の使用からなる。
本発明に係る化粧品用組成物は、例えばメークアップ製品として使用され得る。
本発明において、エアゾールとして包装された組成物は、一般に常套的な噴霧剤、例えばハイドロフッ化化合物、ジクロロジフルオロメタン、ジフルオロエタン、ジメチルエーテル、イソブタン、n-ブタン、プロパン、又はトリクロロフルオロメタンを含む。それらは、組成物の全重量に対して、好ましくは15重量%〜50重量%の範囲の量で存在する。
限定するものではないが、本発明を例証する具体的な実施例を以下に記載する。
実施例1:2,4-ビス(エチル-4'-ジイルアミノベンゾエート)-6-{[1,3,3,3-テトラメチル-1-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]プロピル-3-イルアミノ}-s-トリアジンの調製:
アミノ-1-[1,3,3,3-テトラメチル-1-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]-3-プロパン(41.7g、0.149mol)と、120mlの水に重炭酸ナトリウム(11.4g、0.135mol)が入った溶液を、pHが3〜6.5になるように、250mlのアセトンに塩化シアヌリル(25g、0.135mol)が入った溶液に、0℃で滴下して加える。導入が完了したところで、pHは6.5である。ついで、10℃で1時間30分攪拌し続け、混合物をその後、研究室温度に放置する。形成された沈殿物を濾過し、水で洗浄し、スピン-フィルター乾燥させ、乾燥させる。55.2g(収率:95%)の予想された誘導体が、白色粉末の形態で得られる(融点:59℃)。
20mlのトルエンに上述の生成物(2.1g、0.005mol)とパラ-アミノ安息香酸エチル(1.65g、0.01mol)を懸濁させた混合物を1時間30分還流させる。混合物を冷却し、熱いヘプタンを、得られた樹脂に添加する。粉砕し、濾過し、乾燥させた後、2.3g(収率:67%)の実施例1の誘導体が、白色粉末の形態で得られる:
融点:106−108℃、
UV(エタノール):λmax=311nm、E1%=1147。
融点:111−113℃、
UV(エタノール):λmax=312nm、E1%=1055。
UV(エタノール):λmax=312nm、E1%=1008。
260mlのジクロロエタンにtert-オクチルアミン(51.7g、0.4mol)とトリエチルアミン(61.2ml、0.44mol)が入ったものを、反応器中に導入する。混合物を70℃まで加熱し、ついで塩化4-ニトロベンゾイル(77.9g、0.42mol)を、50分で、少しずつ滴下して加える。混合物を4時間還流する。反応混合物を氷冷水に注ぎ;生成物をジクロロメタンで抽出し、乾燥させ、溶媒を蒸発させる。得られたベージュ色の沈殿物を、イソプロピルエーテルとエタノール(比率:10/1)の混合物から再結晶化させる。真空下で乾燥させた後、84.6g(収率:76%)の4-ニトロ-N-(tert-オクチル)ベンズアミドがオフホワイト色の粉末の形態で得られ、次の段階にそのまま使用される。
500mlの水素化装置において、200mlの酢酸エチルに溶解させた4-ニトロ-N-(tert--オクチル)ベンズアミド(30g、0.108mol)を、触媒として、50%の水分を含む10%のパラジウム炭4.8gの存在下(水素圧:8−10bar)、70−75℃の温度で1時間15分、水素化させる。濾過し、溶媒を濃縮し、真空下で乾燥させた後、20.4g(収率:76%)の4-アミノ-N-(tert-オクチル)ベンズアミドが淡黄色の粉末の形態で得られ、次の段階にそのまま使用される。
10mlの乾燥トルエンに、実施例1の第1段階の生成物(1g、2.3×10−3mol)、先の段階の生成物(1.16g、4.6×10−3mol)及び重炭酸ナトリウム(0.39g、4.6×10−3mol)の混合物が入ったものを、115℃の温度で20分、CEMディスカバーマイクロ波装置において150ワットの出力で加熱する。ジクロロメタンを反応混合物に添加し、得られた混合物を飽和塩化ナトリウム溶液と、ついで水で2回洗浄する。有機相を乾燥させ、溶媒を蒸発させた後、淡黄色の油が得られる。シリカカラム(溶離液:70:30のヘプタン/EtOAc)での精製後、実施例3の誘導体の透明なフラクション(0.9g、収率:45%)が、白色フレークの形態で回収される:
UV(エタノール):λmax=302nm、E1%=775。
クロロメチルトリメチルシリル(38.5g、0.314mol)を、反応器において、350mlのDMFにパラ-アミノ安息香酸のカリウム塩(50g、0.285mol)が入った不均一混合物に80℃で滴下して加える。混合物を3時間還流する。冷却後、塩を濾過し、DMFを蒸発させる。残渣をジクロロメタンに溶解させ、乾燥させ、溶媒を蒸発させる。得られた油を蒸留により精製する。0.6mbarの真空下、189℃で蒸留されるフラクションを回収する。油は結晶化する。50.4g(収率:79%)の実施例5の誘導体が白色粉末の形態で得られ、次の工程にそのまま使用される。
40mlのトルエンに、実施例1の第1段階の生成物(2.1g、4.9×10−3mol)と先の段階の誘導体(2.19g、9.8×10−3mol)の混合物が入ったものを、窒素を拡散させながら、5時間還流する。混合物を冷却し、溶媒を蒸発させる。残渣をジクロロメタンに溶解させ、乾燥させ、溶媒を蒸発させる。3g(収率:76%)の実施例5の誘導体が、淡黄色のガムの形態で得られる:
UV(エタノール):λmax=311nm、E1%=907。
UV(エタノール):λ=300nm、E1%=480
λmax=325nm、E1%=709。
パラ-アミノ安息香酸n-ブチル(113.94g、0.59mol)と50mlの水に炭酸カリウム(40.68g、0.295mol)が入った溶液を、pHが3〜6.5になるように、500mlのジオキサンと50mlの水に塩化シアヌリル(54.36g、0.295mol)が入った溶液に、5℃で同時に滴下して加える。混合物を5℃で1時間30分保持する。媒体中に沈殿物が形成され、これは一置換s-トリアジンに相当する。それを70℃まで徐々に加熱し、50mlの水に2当量の炭酸カリウム(40.68g、0.295mol)が入ったものを添加する。ついで、70℃で5時間、攪拌し続ける。反応混合物を冷却し、濾過する。形成された沈殿物を水で洗浄し、スピン-フィルター-乾燥させ、乾燥させる。ジオキサン/水から再結晶させた後、52.5g(収率:36%)の2,4-ビス(n-ブチル-4'-ジイルアミノベンゾエート)-6-クロロ-s-トリアジンの第1の再結晶化産物が、真空下での乾燥後に、白色粉末の形態で得られる。
40mlのトルエンに、先の生成物(2g、4×10−3mol)、アミノプロピル末端ポリジメチルシロキサン(ゲレスト社(Gelest)のDMS-A-11)(2.13g、2×10−3mol)とピリジン(0.32ml、4×10−3mol)の混合物が入ったものを、窒素を拡散させながら、70℃で5時間加熱する。混合物を冷却し、ジクロロメタンを添加し、有機相を水で3回洗浄する。有機相を乾燥させ、溶媒を蒸発させた後、褐色の油が得られる。熱いエタノール中でカーボンブラックで処理し、セライト(Celite)を通して濾過した後、3.3g(収率:70%)の実施例7の誘導体が、淡褐色のガムの形態で得られる:
UV(エタノール):λmax=311nm、E1%=916。
UV(エタノール):λmax=311nm、E1%=1197。
UV(エタノール):λmax=311nm、E1%=892。
UV(エタノール):λmax=312nm、E1%=1228。
また、白色粉末の形態で、実施例10bの誘導体が0.42g得られる。
融点:165−167℃、
UV(エタノール):λmax=312nm、E1%=1040。
2-{1,3,3,3-テトラメチル-1-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル}プロパン-1-アミンと3-{1,3,3,3-テトラメチル-1-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル}プロパン-1-アミン(49.3g、0.176mol)の15/85混合物と、210mlの水に重炭酸ナトリウム(14.8g、0.176mol)が入った溶液を、pHが4〜5.8になるように、180mlのアセトンに塩化シアヌリル(32.5g、0.176mol)が入った溶液に、0℃で滴下して加える。導入が完了したところで、pHは5.3である。ついで、10℃で1時間30分攪拌し続け、混合物を研究室の温度に放置する。形成された沈殿物を濾過し、水で洗浄し、スピン-フィルター-乾燥させ、乾燥させる。72.4g(収率:96%)の予想された異性体誘導体が、白色粉末の形態で15/85の比率で得られる(融点:59℃)。2つの連続するシリカクロマトグラフィーカラム(溶離液:95:5のヘプタン/EtOAc)で20gの上述の混合物の分画を実施した。3.54gの50/50異性型混合物を得ることができ、次の工程にそのまま使用した。
30mlのトルエンに懸濁させた上述の生成物(3g、0.007mol)、パラ-アミノ安息香酸n-ブチル(2.7g、0.014mol)、及び重炭酸ナトリウム(1.18g、0.014mol)の混合物を、70℃で5時間加熱する。混合物を冷却し、ジクロロメタンを添加する。水で2回洗浄した後、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を蒸発させる。得られた残渣を50:5のヘプタン/EtOAc混合物から結晶化させる。ついで、沈殿物をシリカクロマトグラフィーカラム(溶離液:95/5のCH2Cl2/EtOAc)により精製したところ、実施例12の2つの異性体の50:50混合物が、白色粉末の形態で3.7g(収率:71%)得られる。
融点:165−167℃、
UV(エタノール):λmax=312nm、E1%=1149。
実施例12の合成の第1段階の15:85異性体混合物を、遠心分配クロマトグラフィー(2相系:50:49:1のヘプタン/アセトニトリル/水)により分画したところ、次の段階でそのまま使用される2.0gの4,6-ジクロロ-N-(2-{1,3,3,3-テトラメチル-1-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル}プロピル)-1,3,5-トリアジン-2-アミンが得られた。
上述の生成物(2g、0.0047mol)を、18mlのトルエンに溶解させる。ピリジン(0.8ml、0.009mol)とパラ-アミノ安息香酸n-ブチル(1.8g、0.009mol)をそこに添加する。攪拌しつつ、混合物を70℃で3時間加熱する。溶液を冷却し、シリカ床にそそぎ、ケーキを80mlのトルエンですすぐ。溶媒を蒸発させた後、得られた褐色-ベージュ色の固形物を、30mlのヘプタンから結晶化させる。このようにして、2.2g(収率:63%)の実施例13の誘導体が、淡いベージュ色の粉末の形態で得られる:
融点:149−151℃、
UV(エタノール):λmax=312nm、E1%=955。
UV(エタノール):λmax=312nm、E1%=1109。
脂肪相(A)を70℃まで加熱する。水相(B)を最終ビーカーで加熱する。(C)相を、油に粉末を分散させることで調製する。ローター-ステーターを使用して攪拌することにより、脂肪相を水相に乳化させる。素早く攪拌しつつ、(C)相を導入し、ついで、混合物を周囲温度に戻るまでゆっくりと攪拌する。それを(D)で中和し、ついで包装する。
Claims (15)
- (a)以下の式(I):
[上式中:
− Rは同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で、ハロゲン化されていても又は不飽和であってもよいC1-C30アルキル基、C6-C12アリール基、C1-C10アルコキシ基又はトリメチルシリルオキシ基を表し;
− a=0から3であり;
− D基は以下の式(II):
のs-トリアジン化合物を示し;
ここで:
− Xは、-O-あるいはR3が水素又はC1-C5アルキル基を表す-NR3-を表し;
− R1は、ケイ素原子を含有可能な直鎖状又は分枝状で不飽和であってもよいC1-C20アルキル基、1〜3の直鎖状又は分枝状のC1-C4アルキル基で置換されていてもよいC5-C20シクロアルキル基、-(CH2CHR4-O)mR5基又は-CH2-CH(OH)-CH2-O-R6基を表し;
− R4は水素又はメチルを表し;(C=O)XR1基はアミノ基に対してオルト、メタ又はパラ位に存在可能であり;
− R5は、水素又はC1-C8アルキル基を表し;
− R6は、水素又はC4-C8アルキル基を表し;
− mは、2〜20の範囲の整数であり;
− n=0から2であり;
− R2は同一でも異なっていてもよく、ヒドロキシル基、直鎖状又は分枝状のC1-C8アルキル基、又はC1-C8アルコキシ基を表し、同じ芳香環上の隣接する2つのR2は共同して、アルキリデン基が1又は2の炭素原子を含むアルキリデンジオキシ基を形成可能であり;
− Aは、メチレン、-[CH(Si(CH3)3]-、エチレン、又は次の式(III)、(IV)及び(V):
の一つに相当する基から選択される二価基であり;
ここで:
− Zは、ヒドロキシル基又は酸素で置換されていてもよく、アミノ基を含んでいてもよい、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC1-C10アルキレンジラジカルであり;
− Wは、水素原子、ヒドロキシル基、又は直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC1-C8アルキル基を表す]
の2つのアミノベンゾエート又はアミノベンズアミド基で置換された少なくとも一のケイ素含有s-トリアジン又はその互変異性型の一つ;
(b)少なくとも一のケイ素非含有の親油性1,3,5-トリアジン型紫外線遮蔽剤;
を含有することを特徴とする少なくとも一の紫外線遮蔽系を化粧品的に許容可能な担体中に含有してなる組成物。 - 式(I)の化合物が、式(R)b-(Si)(O)(4−b)/2[ここで、Rは式(I)における場合と同じ意味を有し;b=1、2又は3である]の単位をさらに含む請求項1又は2に記載の組成物。
- 式(I)のs-トリアジン化合物が、組成物の全重量に対して0.01重量%〜20重量%の範囲の含有量で存在しており、ケイ素非含有の親油性1,3,5-トリアジン型紫外線遮蔽剤が、組成物の全重量に対して0.01重量%〜20重量%の範囲の含有量で存在している請求項1から4の何れか一項に記載の組成物。
- ケイ素非含有の親油性1,3,5-トリアジン型紫外線遮蔽剤が、以下の式(VIII):
{上式中、A1、A2及びA3基は同一でも異なっていてもよく、次の式(IX):
[上式中:
− Xaは同一でも異なっていてもよく、酸素又は-NH-基を表し;
− Raは同一でも異なっていてもよく、水素;アルカリ金属;一又は複数のアルキル又はヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいアンモニウム基;直鎖状又は分枝状のC1-C18アルキル基;一又は複数のC1-C4アルキル基で置換されていてもよいC5-C12シクロアルキル基;1〜6のエチレンオキシド単位を有するポリオキシエチレン化基で、その末端OH基がメチル化されているもの;次の式(X)、(XI)又は(XII):
(上式中:
− R9は水素又はメチル基であり;
− R10はC1-C9アルキル基であり;
− qは0〜3の範囲の整数であり;
− rは1〜10の範囲の整数であり;
− A'はC4-C8アルキル基又はC5-C8シクロアルキル基であり;
− B'は、直鎖状又は分枝状のC1-C8アルキル基;C5-C8シクロアルキル基;一又は複数のC1-C4アルキル基で置換されていてもよいアリール基から選択される)
の基から選択される]
の基から選択される}
の1,3,5-トリアジン誘導体から選択される請求項1から5の何れか一項に記載の組成物。 - ケイ素非含有の親油性1,3,5-トリアジン型紫外線遮蔽剤が、ビスレゾルシニルトリアジン化合物である請求項1から8の何れか一項に記載の組成物。
- 式(VIII)のビスレゾルシニルトリアジン化合物が、化合物2,4-ビス{[4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ]フェニル}-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジンである請求項9に記載の組成物。
- UV-A範囲及び/又はUV-B範囲に活性のある他の有機又は無機光保護剤をさらに含むことを特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載の組成物。
- 補足的な有機光保護剤が、アントラニレート類;ケイ皮酸誘導体;サリチル酸誘導体;ショウノウ誘導体;ベンゾフェノン誘導体;β,β-ジフェニルアクリレート誘導体;ベンザルマロネート誘導体;ベンゾイミダゾール誘導体;イミダゾリン類;ビスベンゾアゾリル誘導体;p-アミノ安息香酸(PABA)誘導体;ベンゾオキサゾール誘導体;遮蔽ポリマー及び遮蔽シリコーン;α-アルキルスチレンから誘導される二量体;4,4-ジアリールブタジエン類、及びそれらの混合物から選択される請求項11に記載の組成物。
- 補足的な無機光保護剤が処理又は未処理金属酸化物の顔料であることを特徴とする請求項11に記載の組成物。
- 水中油型又は油中水型エマルションの形態であることを特徴とする請求項1から13の何れか一項に記載の組成物。
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