JP2008137257A - 熱転写受像シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 熱転写受像シート同士の摩擦による受像面への影響を防止し、筆記適性及び切手等の接着性に優れ、裏面層における適度の滑り性、離型性、耐汚染性を有した熱転写受像シートを提供することを目的とする。
【解決手段】 基材シートの少なくとも一方の面に染料受容層を形成した熱転写受像シートで、染料受容層を形成した面とは反対側の基材シートの面に、熱可塑性樹脂とセルロースフィラーを含有する裏面層を形成した構成とすることにより、特に裏面層における筆記適性及び切手等の接着性に優れ、また裏面層における適度の滑り性、離型性(熱転写受像シートの表裏を誤ってプリンターに挿入した場合の熱転写シートとの離型性)、耐汚染性の機能を有し、さらに熱転写受像シート同士の摩擦により、裏面層と染料受容層との擦れによる受像面への影響(スジ、ムラ等の画質の低下)を防止することができた。
【選択図】 なし
【解決手段】 基材シートの少なくとも一方の面に染料受容層を形成した熱転写受像シートで、染料受容層を形成した面とは反対側の基材シートの面に、熱可塑性樹脂とセルロースフィラーを含有する裏面層を形成した構成とすることにより、特に裏面層における筆記適性及び切手等の接着性に優れ、また裏面層における適度の滑り性、離型性(熱転写受像シートの表裏を誤ってプリンターに挿入した場合の熱転写シートとの離型性)、耐汚染性の機能を有し、さらに熱転写受像シート同士の摩擦により、裏面層と染料受容層との擦れによる受像面への影響(スジ、ムラ等の画質の低下)を防止することができた。
【選択図】 なし
Description
本発明は、熱転写受像シートに関し、さらに詳しくは基材シートの少なくとも一方の面に昇華性染料受容層を設けた熱転写受像シートにおいて、熱転写受像シート同士の摩擦による受像面への影響を防止し、筆記適性及び切手等の接着性に優れ、裏面層における適度の滑り性、離型性、耐汚染性を有した熱転写受像シートに関するものである。
従来から、熱転写受像シートにおいては、表面に染料等色材の受容性、保持性等を良くするための色材受容層を設けると同時に、その裏面には、プリンターにおける自動給排紙等の搬送性を良くするため、また、受像シートの表裏を誤ってプリンターに挿入した場合に生じる熱転写シートと受像シートの融着を防止するため、更には、印画後の受像シートを重ね合わせて保存した際に、染料等が裏面に移行し、表面の画像濃度が低下したり、裏面が汚染されたりするのを防止する等の目的で、裏面に適度の滑り性、離型性、耐汚染性を付与するための裏面層を設けることが行われてきた。
また近年、熱転写受像シートを絵ハガキ等のポストカードとして利用するニーズが高まり、受像シートの表面には、例えば写真等のカラー画像などを熱転写すると共に、裏面には、前記の性能に加えて、宛て名や送信文を書いたり、切手を貼るため、筆記適性及び切手の接着性を付加する必要性が生じてきた。このようなニーズに応える方法として、例えば、特許文献1では、裏面層としてポリビニルブチラール樹脂と、親水性多孔質マイクロシリカを含有する熱転写受像シートが提案されている。また、特許文献2では、裏面層がナイロン樹脂粒子と硫酸バリウムと高級脂肪酸塩を含有する熱転写受像シートが示されている。また、特許文献3では、裏面層が主成分として、酢酸セルロース樹脂とマイクロシリカとを含有することが示されている。
これらの特許文献では、裏面層の最表面にシリカ、硫酸バリウム等の無機フィラーを含有させているが、プリンターにおける給排紙等で、熱転写受像シート同士の摩擦が強く、受像面への影響(スジ、ムラ等の画質の低下)が生じやすくなる。また、特許文献4では、熱転写受像シートの基材シートの裏面側に、第1層として熱可塑性樹脂と親水性多孔質粒子を主成分とする親水性多孔質層を形成し、更にその上に第2層としてポリビニルアセタール樹脂、シリコーン変性アクリル樹脂及びナイロン樹脂粒子を含有した裏面塗工層を形成したものが提案されている。しかし、特許文献4で示された熱転写受像シートでも、筆記適性、切手の接着性において、十分に満足できるものではなく、また基材の裏面に粒子を含有した層を2層設けるために、製造上の生産性が低い問題がある。
したがって、上記の課題を解決すべく、熱転写受像シート同士の摩擦による受像面への影響を防止し、筆記適性及び切手等の接着性に優れ、裏面層における適度の滑り性、離型性、耐汚染性を有した熱転写受像シートを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基材シートの少なくとも一方の面に染料受容層を形成してなる熱転写受像シートにおいて、染料受容層を形成した面とは反対側の基材シートの面に、熱可塑性樹脂とセルロースフィラーを含有する裏面層を形成したことを特徴とするものである。請求項2の発明は、請求項1に記載の基材シートと裏面層との間に裏面中間層を形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の裏面層に、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ステアリン酸亜鉛、炭酸カルシウム、カオリンから選ばれたフィラーをさらに含有することを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の裏面層におけるセルロースフィラーの平均粒径が5〜20μmであり、裏面層中におけるセルロースフィラー/熱可塑性樹脂の質量比が0.5〜3.0であることを特徴とする。
本発明の熱転写受像シートは、基材シートの少なくとも一方の面に染料受容層を形成し、染料受容層を形成した面とは反対側の基材シートの面に、熱可塑性樹脂とセルロースフィラーを含有する裏面層を形成した構成とすることにより、特に裏面層における筆記適性及び切手等の接着性に優れ、また裏面層における適度の滑り性、離型性(熱転写受像シートの表裏を誤ってプリンターに挿入した場合の熱転写シートとの離型性)、耐汚染性の機能を有し、さらに熱転写受像シート同士の摩擦により、裏面層と染料受容層との擦れによる受像面への影響(スジ、ムラ等の画質の低下)を防止することができた。
以下、本発明の熱転写受像シートを構成する各層毎に詳述する。
(基材シート)
本発明で使用する基材シートとしては、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系等)、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打ち用紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等のセルロース繊維紙、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリレート等の各種のプラスチックフィルムまたはシート等が使用でき、また、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルム、あるいは基材内部に微細空隙(ミクロボイド)を有するフィルム等も使用でき、特に限定されない。また、上記基材シートの任意の組合せによる積層体も使用できる。
(基材シート)
本発明で使用する基材シートとしては、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系等)、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打ち用紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等のセルロース繊維紙、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリレート等の各種のプラスチックフィルムまたはシート等が使用でき、また、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルム、あるいは基材内部に微細空隙(ミクロボイド)を有するフィルム等も使用でき、特に限定されない。また、上記基材シートの任意の組合せによる積層体も使用できる。
代表的な積層体の例としては、セルロース繊維紙と合成紙、あるいはセルロース繊維紙とプラスチックフィルム又はシートとの積層体が挙げられる。これらの基材シートの厚みは任意でよく、例えば、10〜300μm程度の厚みが一般的である。上記の如き基材シートは、その表面に形成する受容層との密着力が乏しい場合には、その表面にプライマー処理、コロナ放電処理あるいはプラズマ処理等の易接着処理を施すのが好ましい。また、本発明の熱転写受像シートは基材シートを適宜選択することにより、熱転写記録可能な被熱転写シート、カード類、透過型原稿作成シート等の各種用途に適用することが出来る。
(染料受容層)
本発明における熱転写受像シートにおける染料受容層は、熱転写シートから移行してくる昇華染料を受容し、形成された画像を維持する為のものである。受容層を形成する為の樹脂としては、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
本発明における熱転写受像シートにおける染料受容層は、熱転写シートから移行してくる昇華染料を受容し、形成された画像を維持する為のものである。受容層を形成する為の樹脂としては、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
本発明の熱転写受像シートは、熱転写シートとの離型性を向上させるために受容層中に離型剤を含有することができる。離型剤としてはポリエチレンワックス、アミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固形ワックス類、フッ素系またはリン酸エステル系界面活性剤、シリコーンオイル、各種シリコーン樹脂などが挙げられるが、シリコーンオイルが好ましい。上記シリコーンオイルとしては油状のものも用いることができるが、硬化型のものが好ましい。硬化型シリコーンオイルとしては反応硬化型、光硬化型、触媒硬化型等が挙げられるが、反応硬化型、触媒硬化型のシリコーンオイルが特に好ましい。
反応型シリコーンオイルとしては、アミノ変性シリコーンオイルとエポキシ変性シリコーンオイルとを反応硬化させたものが好ましく、アミノ変性シリコーンオイルとしては、KF−393、KF−857、KF−858、X−22−3680、X−22−3801C(以上、信越化学工業株式会社製)等が挙げられ、エポキシ変性シリコーンオイルとしてはKF−100T、KF−101、KF−60−164、KF−103(以上、信越化学工業株式会社製)等が挙げられる。触媒硬化型シリコーンオイルとしてはKS−705、FKS−770、X−22−1212(以上、信越化学工業株式会社製)等が挙げられる。
これら硬化型シリコーンオイルの添加量は受容層を構成する樹脂の0.5〜30質量%が好ましい。また、受容層の表面の一部に上記離型剤を適当な溶媒に溶解あるいは分散させて塗布した後、乾燥させることにより離型剤層を設けることもできる。離型剤層を構成する離型剤としては前記したアミノ変性シリコーンオイルとエポキシ変性シリコーンオイルとの反応硬化物が特に好ましく、離型剤層の厚さは、0.01〜5.0μm、特に0.05〜2.0μmが好ましい。なお、受容層を形成する際にシリコーンオイルを添加して形成すると、塗布後に表面にブリードアウトしたシリコーンオイルを硬化させても離型剤層を形成することができる。なお、上記受容層の形成に際しては、受容層の白色度を向上させて転写画像の鮮明度を更に高める目的で、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等の顔料や充填剤を添加することができる。また、フタル酸エステル化合物、セバシン酸エステル化合物、リン酸エステル化合物等の可塑剤を添加するのもよい。
本発明の熱転写受像シートは、前記の基材シートの少なくとも一方の面に上記の如き熱可塑性樹脂及び他の必要な添加剤、例えば、離型剤、可塑剤、充填剤、架橋剤、硬化剤、触媒、熱離型剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤等を加えたものを、適当な有機溶剤に溶解したり或いは有機溶剤や水に分散した分散体を、例えばグラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により塗布及び乾燥して染料受容層を形成することによって得られる。後述する中間層、裏面層、裏面中間層等の塗布も、上記の染料受容層の形成手段と同様の方法で行われる。このように形成される染料受容層の塗布量は、通常、乾燥状態で0.5〜50g/m2程度、好ましくは2〜10g/m2である。また、このような染料受容層は連続被覆であることが好ましいが、不連続の被覆として形成してもよい。
(中間層)
受容層と基材シートの間には、受容層と基材シートとの接着性、白色度、クッション性、隠蔽性、帯電防止性、カール防止性等の付与を目的とし、従来公知のあらゆる中間層を設けることができる。中間層に用いるバインダー樹脂としてはポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エポキシ樹脂、セルロース系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等が挙げられ、これらの樹脂のうちの活性水酸基を有するものについてはさらにそれらのイソシアネート硬化物をバインダーとすることもできる。
受容層と基材シートの間には、受容層と基材シートとの接着性、白色度、クッション性、隠蔽性、帯電防止性、カール防止性等の付与を目的とし、従来公知のあらゆる中間層を設けることができる。中間層に用いるバインダー樹脂としてはポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エポキシ樹脂、セルロース系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等が挙げられ、これらの樹脂のうちの活性水酸基を有するものについてはさらにそれらのイソシアネート硬化物をバインダーとすることもできる。
また、白色性、隠蔽性を付与する為に酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等のフィラーを添加することが好ましい。さらに、白色性を高める為にスチルベン系化合物、ベンゾイミダゾール系化合物、ベンゾオキサゾール系化合物等を蛍光増白剤として添加したり、印画物の耐光性を高める為にヒンダードアミン系化合物、ヒンダードフェノール系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物等を紫外線吸収剤あるいは酸化防止剤として添加したり、あるいは帯電防止性を付与する為にカチオン系アクリル樹脂、ポリアニリン樹脂、各種導電性フィラー等を添加することができる。中間層の塗工量は、乾燥状態で0.5〜30g/m2程度が好ましい。
(裏面層)
本発明の熱転写受像シートでは、基材シートの染料受容層を設けた面と反対の面に、裏面層を設ける。本発明の裏面層は、筆記適性及び切手等の接着性をもち、また適度の滑り性、離型性(熱転写受像シートの表裏を誤ってプリンターに挿入した場合の熱転写シートとの離型性)、耐汚染性(染料受容層に形成された染料画像からの染料汚染)の機能を有し、さらに熱転写受像シート同士の摩擦により、裏面層と染料受容層との擦れによる受像面への影響(スジ、ムラ等の画質の低下)を防止する。この機能を発揮する裏面層の構成は、熱可塑性樹脂とセルロースフィラーと、バインダー樹脂としての熱可塑性樹脂を含有する。
本発明の熱転写受像シートでは、基材シートの染料受容層を設けた面と反対の面に、裏面層を設ける。本発明の裏面層は、筆記適性及び切手等の接着性をもち、また適度の滑り性、離型性(熱転写受像シートの表裏を誤ってプリンターに挿入した場合の熱転写シートとの離型性)、耐汚染性(染料受容層に形成された染料画像からの染料汚染)の機能を有し、さらに熱転写受像シート同士の摩擦により、裏面層と染料受容層との擦れによる受像面への影響(スジ、ムラ等の画質の低下)を防止する。この機能を発揮する裏面層の構成は、熱可塑性樹脂とセルロースフィラーと、バインダー樹脂としての熱可塑性樹脂を含有する。
裏面層に含有するセルロースフィラーとしては、炭水化物の一種であり、植物細胞や繊維の主成分で、天然高分子物質であるセルロースを粉末化したものである。水や熱水に溶けない性質を有する。本発明で使用するセルロースフィラーは、平均粒径が5〜20μmのものが好ましい。その粒径が小さすぎると、水性インキ等の筆記における乾燥性が低下したり、滑り性、離型性の低下が生じやすい。また粒径が大きすぎると、筆記時に滲みが出やすくなったり、裏面層と染料受容層との擦れにより、受像面へのスジ、ムラ等の画質低下の影響が出やすくなる。本発明におけるセルロースフィラーの平均粒径に関しては、レーザー回折散乱法(マイクロトラック法)による体積基準により算出した平均粒径で、具体的には日機装(株)製マイクロトラック粒度分布測定装置で測定したものである。
また、裏面層のセルロースフィラーを添加する割合は、裏面層のバインダー樹脂の熱可塑性樹脂に対し、セルロースフィラー/熱可塑性樹脂の質量比で0.5〜3.0が好ましい。セルロースフィラーの添加割合が少なすぎると、水性インキ等の筆記における乾燥性が低下したり、滑り性、離型性の低下が生じやすい。またセルロースフィラーの添加割合が多すぎると、裏面層の皮膜強度が低下したり、筆記するインキの定着性が低下したり、また筆記するインクの滲みが生じやすくなったりする。
裏面層におけるバインダー樹脂である熱可塑性樹脂としては、ポリビニルアセタール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルブチラール、セルロースアセテート、ニトリルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、澱粉、ゼラチンなどの樹脂や、水溶性アクリル系樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、水溶性ウレタン樹脂、またこれらの混合物、共重合体、また酢酸ビニル樹脂エマルジョンや塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン等が挙げられる。本発明の裏面層では、上記のバインダー樹脂の中でも、ポリビニルアルコール、水溶性アクリル系樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、水溶性ウレタン樹脂、が、筆記適性等の裏面層の機能を発揮しやすく、好ましい。
また、裏面層では、上記のセルロースフィラーと熱可塑性樹脂の他に、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ステアリン酸亜鉛、炭酸カルシウム、カオリンから選ばれたフィラーをさらに含有させることにより、プリンターにおける自動給排紙等の滑り性、熱転写受像シートの表裏を誤ってプリンターに挿入した場合の熱転写シートとの離型性をより向上させることができる。上記のポリオレフィン樹脂のフィラーとしては、ポリエチレンワックスフィラー、ポリプロピレンワックスフィラー等が挙げられ、使用することができる。上記のポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ステアリン酸亜鉛、炭酸カルシウム、カオリンから選ばれたフィラーを裏面層に含有させる際に、上記の各種フィラーを1種類だけ含有させたり、ポリエチレンワックスとポリアミド樹脂の各フィラーを含有させるような、異なる種類のフィラーを2種類以上含有させることも可能である。
上記の各種フィラーにおいて、ポリエチレンワックスのフィラーとステアリン酸亜鉛のフィラーは、特に熱転写受像シートの表裏を誤ってプリンターに挿入した場合の熱転写シートとの離型性に優れる。また、ポリアミド樹脂、炭酸カルシウム、カオリンの各フィラーが、特にプリンターにおける自動給排紙等の滑り性に優れる。
(裏面中間層)
本発明の熱転写受像シートでは、基材シートと裏面層との間に、両者の密着性が低い場合等に、必要に応じて、裏面中間層を設けることができる。裏面層と基材シートとの接着性、白色度、クッション性、隠蔽性、帯電防止性、カール防止性等の付与を目的とし、従来公知のあらゆる中間層を設けることができる。中間層に用いるバインダー樹脂としてはポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エポキシ樹脂、セルロース系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等が挙げられる。
本発明の熱転写受像シートでは、基材シートと裏面層との間に、両者の密着性が低い場合等に、必要に応じて、裏面中間層を設けることができる。裏面層と基材シートとの接着性、白色度、クッション性、隠蔽性、帯電防止性、カール防止性等の付与を目的とし、従来公知のあらゆる中間層を設けることができる。中間層に用いるバインダー樹脂としてはポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エポキシ樹脂、セルロース系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等が挙げられる。
上記のバインダー樹脂のうちで、活性水酸基を有するバインダー樹脂については、さらにイソシアネートを添加して、それらのイソシアネート硬化物をバインダーとすることもできる。裏面中間層の塗工量は、乾燥状態で0.5〜30g/m2程度が好ましい。
次に、実施例及び比較例を挙げて、本発明を更に詳述する。尚、文中、部又は%とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。基材シートとして、透明ポリエチレンテレフタレートフィルム(ルミラーT60、#25、東レ(株)製)上に、下記組成の中間層塗工液をワイヤーバーコーティングにより、乾燥塗布量が2.0g/m2になるように塗布、乾燥して、中間層を形成した。その中間層の上に、下記組成の染料受容層塗工液をワイヤーバーコーティングにより、乾燥塗布量が4.0g/m2になるように塗布、乾燥して、染料受容層を形成した。
<中間層塗工液>
ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン工業(株)製、ニッポラン5199)25.0部
酸化チタン(トーケムプロダクツ製、TCA−888) 75.0部
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1:1) 400.0部
ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン工業(株)製、ニッポラン5199)25.0部
酸化チタン(トーケムプロダクツ製、TCA−888) 75.0部
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1:1) 400.0部
<染料受容層塗工液>
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂
(日信化学工業(株)製、ソルバインC) 100.0部
エポキシ変性シリコーン(信越化学工業(株)製、X−22−3000T) 5.0部
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1:1) 400.0部
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂
(日信化学工業(株)製、ソルバインC) 100.0部
エポキシ変性シリコーン(信越化学工業(株)製、X−22−3000T) 5.0部
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1:1) 400.0部
上記の中間層、染料受容層の形成された基材シートの他方の面に、下記組成の裏面中間層塗工液をワイヤーバーコーティングにより、乾燥塗布量が2.0g/m2になるように塗布、乾燥して、裏面中間層を形成した。その裏面中間層の上に、下記組成の裏面層塗工液をワイヤーバーコーティングにより、乾燥塗布量が3.0g/m2になるように塗布、乾燥して、裏面層を形成し、実施例1の熱転写受像シートを作製した。
<裏面中間層塗工液>
ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン工業(株)製、ニッポラン5199) 5部
イソシアネート硬化剤(武田薬品工業(株)製、タケネートA−14) 10部
メチルエチルケトン/トルエン/イソプロピルアルコール(質量比2:2:1)70部
ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン工業(株)製、ニッポラン5199) 5部
イソシアネート硬化剤(武田薬品工業(株)製、タケネートA−14) 10部
メチルエチルケトン/トルエン/イソプロピルアルコール(質量比2:2:1)70部
<裏面層塗工液1>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
上記のポリエチレンワックスフィラーの平均粒径は、コールター・カウンター法により測定したものであり、また以下に記載されるポリエチレンワックスフィラー及びポリプロピレンワックスフィラーの平均粒径は、全てコールター・カウンター法により測定したものである。
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
上記のポリエチレンワックスフィラーの平均粒径は、コールター・カウンター法により測定したものであり、また以下に記載されるポリエチレンワックスフィラー及びポリプロピレンワックスフィラーの平均粒径は、全てコールター・カウンター法により測定したものである。
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例2の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液2>
アクリルポリオール樹脂(日本純薬(株)製、ジュリマーAT613) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液2>
アクリルポリオール樹脂(日本純薬(株)製、ジュリマーAT613) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例3の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液3>
スチレン−ブタジエンゴム(日本ゼオン(株)製、LX407F8B) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液3>
スチレン−ブタジエンゴム(日本ゼオン(株)製、LX407F8B) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例4の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液4>
ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製、バイロナールMD1480) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液4>
ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製、バイロナールMD1480) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例5の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液5>
ウレタン変性共重合ポリエステル樹脂
(大日本インキ化学工業(株)製、AP40) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液5>
ウレタン変性共重合ポリエステル樹脂
(大日本インキ化学工業(株)製、AP40) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例6の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液6>
ウレタン変性共重合ポリエステル樹脂
(日華化学(株)製、ネオステッカー1200) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液6>
ウレタン変性共重合ポリエステル樹脂
(日華化学(株)製、ネオステッカー1200) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例7の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液7>
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂
(日信化学工業製(株)製、ビニブラン601) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液7>
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂
(日信化学工業製(株)製、ビニブラン601) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例8の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液8>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW100、平均粒径3μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液8>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW100、平均粒径3μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例9の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液9>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ステアリン酸亜鉛フィラー
(中京油脂(株)製、F930) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液9>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ステアリン酸亜鉛フィラー
(中京油脂(株)製、F930) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例10の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液10>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
ナイロン12フィラー(シントー化学(株)製、MW330) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
<裏面層塗工液10>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
ナイロン12フィラー(シントー化学(株)製、MW330) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例11の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液11>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
炭酸カルシウムフィラー(ファイマテック製、FMT100) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
<裏面層塗工液11>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
炭酸カルシウムフィラー(ファイマテック製、FMT100) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例12の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液12>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
焼成カオリンフィラー(竹原化学工業(株)製、サンテトン5) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
<裏面層塗工液12>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
焼成カオリンフィラー(竹原化学工業(株)製、サンテトン5) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例13の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液13>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
湿式カオリンフィラー(竹原化学工業(株)製、ASP170) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
<裏面層塗工液13>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
湿式カオリンフィラー(竹原化学工業(株)製、ASP170) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例14の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液14>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W06MG、平均粒径6μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液14>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W06MG、平均粒径6μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例15の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液15>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 5.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 183.3部
<裏面層塗工液15>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 5.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 183.3部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例16の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液16>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 15.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 183.3部
<裏面層塗工液16>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 15.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 183.3部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例17の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液17>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 20.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液17>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 20.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例18の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液18>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 30.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
<裏面層塗工液18>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 30.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
実施例16で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面中間層を除いた以外は、実施例16と同様にして、実施例19の熱転写受像シートを作製した。
実施例17で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面中間層を除いた以外は、実施例17と同様にして、実施例20の熱転写受像シートを作製した。
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例21の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液19>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリプロピレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールWP100、平均粒径1μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W06MG、平均粒径6μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液19>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリプロピレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールWP100、平均粒径1μm) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W06MG、平均粒径6μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例22の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液20>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 40.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液20>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 40.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、実施例23の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液21>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 3.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
<裏面層塗工液21>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
セルロースフィラー
(日本製紙ケミカル(株)製、W10MG、平均粒径10μm) 3.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
(比較例1)
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、比較例1の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液22>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、比較例1の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液22>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
(比較例2)
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、比較例2の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液23>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
ナイロン12フィラー(シントー化学(株)製、MW330) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、比較例2の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液23>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
ナイロン12フィラー(シントー化学(株)製、MW330) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 290.0部
(比較例3)
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、比較例3の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液24>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
炭酸カルシウムフィラー(ファイマテック製、FMT100) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、比較例3の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液24>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
炭酸カルシウムフィラー(ファイマテック製、FMT100) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
(比較例4)
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、比較例4の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液25>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
焼成カオリンフィラー(竹原化学工業(株)製、サンテトン5) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、比較例4の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液25>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
焼成カオリンフィラー(竹原化学工業(株)製、サンテトン5) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
(比較例5)
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、比較例5の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液26>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
湿式カオリンフィラー(竹原化学工業(株)製、ASP170) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、裏面層を下記組成にした以外は、実施例1と同様にして、比較例5の熱転写受像シートを作製した。
<裏面層塗工液26>
ポリビニルアルコール樹脂(一方社油脂工業(株)製、IJC403A) 10.0部
ポリエチレンワックスフィラー
(三井化学(株)製、ケミパールW308、平均粒径6μm) 10.0部
湿式カオリンフィラー(竹原化学工業(株)製、ASP170) 10.0部
水/イソプロピルアルコール(質量比1:1) 220.0部
以上のように作製した実施例1〜23及び比較例1〜5の各熱転写受像シートを試料として、下記項目について、試験を行ない、その結果を表1に示した。
<筆記適性>
熱転写受像シートの裏面に、油性ペン、水性ペン、鉛筆、ボールペンの各筆記具を用いて、文字を手書きして、下記の基準で筆記適性の評価を行なった。
◎;十分な筆記濃度で、滑らかに筆記でき、滲みもなく、定着性も良好である。
○;上記の◎の評価よりは、少し落ちるが、実用上問題はない。
△;筆記濃度が少し薄かったり、また筆記部で滲みが少し生じる。
×;筆記部を指で軽く擦る程度で、筆記部の文字が読めなくなってしまう。または筆記が困難である。
<筆記適性>
熱転写受像シートの裏面に、油性ペン、水性ペン、鉛筆、ボールペンの各筆記具を用いて、文字を手書きして、下記の基準で筆記適性の評価を行なった。
◎;十分な筆記濃度で、滑らかに筆記でき、滲みもなく、定着性も良好である。
○;上記の◎の評価よりは、少し落ちるが、実用上問題はない。
△;筆記濃度が少し薄かったり、また筆記部で滲みが少し生じる。
×;筆記部を指で軽く擦る程度で、筆記部の文字が読めなくなってしまう。または筆記が困難である。
<受像シート間の摩擦>
上記に作製した各実施例及び比較例の熱転写受像シートを用いて、各例で18枚の熱転写受像シートを、Canon製フォトプリンターCP710の給紙部に置き、そのCP710プリンター用の専用熱転写シートと組み合わせて、熱転写記録を行い、下記条件にて、裏面層と染料受容層との擦れによる受像面への影響、すなわち熱転写の記録部(画像部)に、スジ、ムラ等の画質不良の有無を調べた。下記の基準で、評価を行なった。
◎;スジ、ムラ等の画質不良が全く無く、非常に良好である。
○;上記の◎の評価よりは、少し画質は落ちるが、実用上問題はない。
×;スジ、ムラ等の画質不良が生じている。
上記に作製した各実施例及び比較例の熱転写受像シートを用いて、各例で18枚の熱転写受像シートを、Canon製フォトプリンターCP710の給紙部に置き、そのCP710プリンター用の専用熱転写シートと組み合わせて、熱転写記録を行い、下記条件にて、裏面層と染料受容層との擦れによる受像面への影響、すなわち熱転写の記録部(画像部)に、スジ、ムラ等の画質不良の有無を調べた。下記の基準で、評価を行なった。
◎;スジ、ムラ等の画質不良が全く無く、非常に良好である。
○;上記の◎の評価よりは、少し画質は落ちるが、実用上問題はない。
×;スジ、ムラ等の画質不良が生じている。
<保存後の受像シート間の摩擦>
上記に作製した各実施例及び比較例の熱転写受像シートを、予め60℃の環境下で、20kg/cm2の荷重を加えた状態で、3日間放置した後に、各例でその保存後の100枚の熱転写受像シートを、Canon製フォトプリンターCP710の給紙部に置いた以外は、上記の評価方法と同様にして、裏面層と染料受容層との擦れによる受像面への影響、つまり熱転写の記録部(画像部)に、スジ、ムラ等の画質不良の有無を調べた。
上記に作製した各実施例及び比較例の熱転写受像シートを、予め60℃の環境下で、20kg/cm2の荷重を加えた状態で、3日間放置した後に、各例でその保存後の100枚の熱転写受像シートを、Canon製フォトプリンターCP710の給紙部に置いた以外は、上記の評価方法と同様にして、裏面層と染料受容層との擦れによる受像面への影響、つまり熱転写の記録部(画像部)に、スジ、ムラ等の画質不良の有無を調べた。
<離型性>
Canon製フォトプリンターCP710の専用熱転写シートにおいてイエロー、マゼンタ、シアンの各色について、上記実施例及び比較例の熱転写受像シートの裏面をそれぞれの染料層とを対向させて重ね合わせ、熱転写シートの裏面から下記条件でサーマルヘッドを用い熱転写記録し、離型性すなわち熱転写受像シートの裏面と熱転写シートの染料層との熱融着性について調べた。
Canon製フォトプリンターCP710の専用熱転写シートにおいてイエロー、マゼンタ、シアンの各色について、上記実施例及び比較例の熱転写受像シートの裏面をそれぞれの染料層とを対向させて重ね合わせ、熱転写シートの裏面から下記条件でサーマルヘッドを用い熱転写記録し、離型性すなわち熱転写受像シートの裏面と熱転写シートの染料層との熱融着性について調べた。
(印字条件)
・サーマルヘッド;KGT−217−12MPL20(京セラ製)
・発熱体平均抵抗値;3195(Ω)
・主走査方向印字密度;300dpi
・副走査方向印字密度;300dpi
・印加電力;0.12(w/dot)
・1ライン周期;5(msec.)
・印字開始温度;40(℃)
・階調制御方法
1ライン周期中に、1ライン周期を256に等分割したパルス長を持つ分割パルスの数を0から255個まで可変できるマルチパルス方式のテストプリンターを用い、各分割パルスのDuty比を60%で固定とし、パルス数を200個としてイエロー、マゼンタ、シアンの3色ベタ印画を行った。
・サーマルヘッド;KGT−217−12MPL20(京セラ製)
・発熱体平均抵抗値;3195(Ω)
・主走査方向印字密度;300dpi
・副走査方向印字密度;300dpi
・印加電力;0.12(w/dot)
・1ライン周期;5(msec.)
・印字開始温度;40(℃)
・階調制御方法
1ライン周期中に、1ライン周期を256に等分割したパルス長を持つ分割パルスの数を0から255個まで可変できるマルチパルス方式のテストプリンターを用い、各分割パルスのDuty比を60%で固定とし、パルス数を200個としてイエロー、マゼンタ、シアンの3色ベタ印画を行った。
離型性の評価は、下記の基準にて、行なった。
◎;全く熱融着せず、剥離も軽く、非常に良好である。
○;殆ど熱融着しないが、剥離が少し重い。但し、実用上問題はない。
×;熱融着してしまい、不良である。
◎;全く熱融着せず、剥離も軽く、非常に良好である。
○;殆ど熱融着しないが、剥離が少し重い。但し、実用上問題はない。
×;熱融着してしまい、不良である。
(切手の接着性)
日本郵便切手の接着面の半分に水道水を塗り、実施例及び比較例で作製した各熱転写受像シートの裏面に、人指し指で、上記の切手を擦り付けて、貼り付け、接着させた。25℃の室内に5時間放置した後に、水道水を塗らなかった部分を親指と人差し指で挟んで持ち、切手を熱転写受像シートから剥離し、以下の基準で評価した。
○;切手が剥がされた後に、熱転写受像シートの裏面に切手の一部が残存し、痕跡が残っている。
×;切手が熱転写受像シートの裏面から簡単に剥離し、熱転写受像シートの裏面に切手が全く残存せず、痕跡が残っていない。
日本郵便切手の接着面の半分に水道水を塗り、実施例及び比較例で作製した各熱転写受像シートの裏面に、人指し指で、上記の切手を擦り付けて、貼り付け、接着させた。25℃の室内に5時間放置した後に、水道水を塗らなかった部分を親指と人差し指で挟んで持ち、切手を熱転写受像シートから剥離し、以下の基準で評価した。
○;切手が剥がされた後に、熱転写受像シートの裏面に切手の一部が残存し、痕跡が残っている。
×;切手が熱転写受像シートの裏面から簡単に剥離し、熱転写受像シートの裏面に切手が全く残存せず、痕跡が残っていない。
Claims (4)
- 基材シートの少なくとも一方の面に染料受容層を形成してなる熱転写受像シートにおいて、染料受容層を形成した面とは反対側の基材シートの面に、熱可塑性樹脂とセルロースフィラーを含有する裏面層を形成したことを特徴とする熱転写受像シート。
- 前記の基材シートと裏面層との間に裏面中間層を形成したことを特徴とする請求項1に記載する熱転写受像シート。
- 前記の裏面層に、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ステアリン酸亜鉛、炭酸カルシウム、カオリンから選ばれたフィラーをさらに含有することを特徴とする請求項1または2に記載する熱転写受像シート。
- 前記の裏面層におけるセルロースフィラーの平均粒径が5〜20μmであり、裏面層中におけるセルロースフィラー/熱可塑性樹脂の質量比が0.5〜3.0であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載する熱転写受像シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006325411A JP2008137257A (ja) | 2006-12-01 | 2006-12-01 | 熱転写受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006325411A JP2008137257A (ja) | 2006-12-01 | 2006-12-01 | 熱転写受像シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008137257A true JP2008137257A (ja) | 2008-06-19 |
Family
ID=39599231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006325411A Pending JP2008137257A (ja) | 2006-12-01 | 2006-12-01 | 熱転写受像シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008137257A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010082930A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
| JP2010082929A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート、及び、印字方法 |
| JP2012158124A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
| CN110408083A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-11-05 | 四川大学 | 一种以细菌纤维素为基体的高导热复合材料及其制备方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0592669A (ja) * | 1991-10-02 | 1993-04-16 | Mitsubishi Kasei Corp | 熱転写記録用受像体 |
| JPH08244362A (ja) * | 1995-03-08 | 1996-09-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
-
2006
- 2006-12-01 JP JP2006325411A patent/JP2008137257A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0592669A (ja) * | 1991-10-02 | 1993-04-16 | Mitsubishi Kasei Corp | 熱転写記録用受像体 |
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