JP2008134001A - 車両用冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 冬場等の冷蔵室の冷えすぎを防止することを目的とする。
【解決手段】 車両1の荷台2に架装され、仕切壁43により冷凍室41と冷蔵室42に区分けされた収容庫4と、冷凍室41に設けられ、少なくとも冷凍室41内を冷却する蒸発器11と、冷凍室41の冷気を冷蔵室に送風可能にする送風機47aとを備え、蒸発器11により冷凍室41内を設定冷凍温度に冷却するとともに、その冷気の一部を、送風機47aにより冷蔵室42に供給することにより、冷蔵室42内を設定冷蔵温度に冷却する車両用冷凍装置において、冷凍室41側から冷蔵室42内に沿って延出するととともに、その延出方向の端部に送風機47aを配置した冷蔵ダクト47と、冷蔵ダクト47の冷凍室側の開口部47bに設けられ、送風機47aの停止時に、開口部47bに侵入する冷気を遮蔽する遮蔽手段50とを備えている。
【選択図】図3
【解決手段】 車両1の荷台2に架装され、仕切壁43により冷凍室41と冷蔵室42に区分けされた収容庫4と、冷凍室41に設けられ、少なくとも冷凍室41内を冷却する蒸発器11と、冷凍室41の冷気を冷蔵室に送風可能にする送風機47aとを備え、蒸発器11により冷凍室41内を設定冷凍温度に冷却するとともに、その冷気の一部を、送風機47aにより冷蔵室42に供給することにより、冷蔵室42内を設定冷蔵温度に冷却する車両用冷凍装置において、冷凍室41側から冷蔵室42内に沿って延出するととともに、その延出方向の端部に送風機47aを配置した冷蔵ダクト47と、冷蔵ダクト47の冷凍室側の開口部47bに設けられ、送風機47aの停止時に、開口部47bに侵入する冷気を遮蔽する遮蔽手段50とを備えている。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両用冷凍装置に関し、例えば車両の荷台に架装した収容庫内を冷却する冷凍・冷蔵装置に適用して好適なものである。
従来、冷凍車の荷室を仕切壁で区分けし、区分けされた各冷凍室を別々に温度管理するものが知られている(特許文献1参照)。また、冷蔵車の荷室を仕切壁で区分けし、区分けされた各冷凍室を別々に温度管理するものが知られている(特許文献2参照)。
車両の荷台に架装したコンテナ内に、冷凍室および冷蔵室を設けた収容庫を設置するという要求があり、収容庫を仕切壁で区分けし、冷凍室と冷蔵室を別々に温度管理するものがある。このような車両用冷凍装置としては、エバポレータ(蒸発器)を一つ設けて、このエバポレータで冷凍室内を所定の冷凍温度に冷却すると共に、冷凍室から冷蔵室に送風可能な送風機(以下、冷蔵ファン)を設けて、冷凍室の冷気の一部を冷蔵ファンにより冷蔵室に供給することにより、冷蔵室内を所定の冷蔵温度に冷却するものが一般的に知られている。
特開2002−286345号公報
実開平5−17469号公報
発明者は、上記車両の収容庫の冷蔵室側のドア開放時における冷蔵室の室内温度の上昇を抑えるために、冷凍室の冷気の一部を冷蔵室側のドア近傍に導くダクト(以下、冷蔵ダクト)を設け、冷蔵ダクトの先端部に上記送風機を設けることを検討している。このような構成のものを、上記従来技術の車両用冷凍装置を適用すると、以下の問題が生じるおそれがある。
即ち、冷蔵ファンをドア側に設置し、例えば冷蔵室の天井に沿ってドア側まで引張り出だした冷蔵ダクトを通じて、冷蔵ファンにより吹出された冷凍室の冷気を、ドア開放時のエアカーテンとして利用することは可能である。しかしながら、ドア閉状態において、冷蔵ファンの停止時、冷蔵ダクト内に冷凍室の冷気が侵入しており、冷蔵ファン等の開口部からその冷気が漏れるため、冬場などでは冷蔵室が冷えすぎるという問題がある。場合によっては冷えすぎた冷蔵ダクトに結露が生じるおそれがある。
この対策として、冷蔵ファンの開口部である吹出口に、開閉するダンパを設けることが考えられる。しかしながら、冷蔵ファンの停止時にこのダンパで吹出口を閉じたとしても、冷蔵ダクト内が冷凍室の冷気で冷えることを防ぐことはできません。場合によっては、冷凍室内に延在しているダクト自体の冷却作用により、冷蔵室が冷えすぎてしまう可能性がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、一つの冷却用蒸発器を用いて冷凍室と冷蔵室とを、冷凍室の冷気の一部を冷蔵室に送風することにより別々に温度管理するものにおいて、冬場等の冷蔵室の冷えすぎを防止することを目的とする。
また、別の目的は、冬場等の冷蔵室の冷えすぎを防止するとともに、その冷えすぎ防止が図れる簡易な構成を備えた車両用冷凍装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を備える。
請求項1乃至9に記載の発明では、車両(1)の荷台(2)に架装され、仕切壁(43)により冷凍室(41)と冷蔵室(42)に区分けされた収容庫(4)と、冷凍室(41)に設けられ、少なくとも冷凍室(41)内を冷却する蒸発器(11)と、冷凍室(41)の冷気を冷蔵室(42)に送風可能にする送風機(47a)とを備え、蒸発器(11)により冷凍室(41)内を所定の冷凍温度に冷却するとともに、蒸発器(11)により冷却された冷凍室(41)内の冷気の一部を、送風機(47a)により冷蔵室(42)に供給することにより、冷蔵室(42)内を所定の冷蔵温度に冷却する車両用冷凍装置において、
冷凍室(41)側から冷蔵室(42)内に沿って延出するととともに、その延出方向の端部に送風機(47a)を配置したダクト(47)と、
ダクト(47)の冷凍室(41)側の開口部(47b)に設けられ、送風機(47a)の停止時に、開口部(47b)に侵入する冷気を遮蔽する遮蔽手段(50)とを備えていることを特徴とする。
冷凍室(41)側から冷蔵室(42)内に沿って延出するととともに、その延出方向の端部に送風機(47a)を配置したダクト(47)と、
ダクト(47)の冷凍室(41)側の開口部(47b)に設けられ、送風機(47a)の停止時に、開口部(47b)に侵入する冷気を遮蔽する遮蔽手段(50)とを備えていることを特徴とする。
これによると、ダクト(47)の冷凍室(41)側の開口部(47b)に設けられ、送風機(47a)の停止時に、開口部(47b)に侵入する冷気を遮蔽する遮蔽手段(50)を備えるので、例えば仕切壁に送風機等を設置する冷気供給手段等でなく、冷凍室(41)の冷気を冷蔵室(42)に導くためのダクト(47)を、冷凍室(41)側から冷蔵室(42)内に沿って引き出すものであっても、冬場等の冷蔵室(42)の冷えすぎを防止することができる。
なお、上記遮蔽手段(50)では、送風機(47a)の停止前、つまり冷凍室(41)の冷気を利用して冷蔵室(42)を冷却するためにダクト内に供給されていた冷気は、ダクト(47)内に残留するが、送風機(47a)停止後に、冷蔵室(42)の冷却に不要な冷凍室(41)の冷気がダクト(47)内へ侵入するのを、確実に防止するからである。
また、ダクト(47)を通じて冷蔵室(42)内に吹出された冷気を、冷蔵室(42)内で循環させるための還流ダクト(48)を備えている場合においては、請求項2に記載の発明の如く、還流ダクト(48)は、冷蔵室(42)と冷凍室(41)を連絡する開口部(48a、48b)を有するとともに、冷凍室(41)側の開口部(48b)には、遮蔽手段(50)が設けられていることが好ましい。
これにより、送風機(47a)の停止時において、還流ダクト(48)を通じて冷凍室(41)の冷気が冷蔵室(42)へ逆流するのを防止することができる。
また、上記遮蔽手段(50)は、請求項3に記載の発明の如く、可撓性を有するシート部材(51、52)を備え、シート部材(51、52)は、冷凍室(41)側の開口部(47b、48b)を塞ぐように配置されていることが好ましい。
これによると、遮蔽手段(50)を、例えばセロファン等の可撓性を有するシート部材(51、52)を冷凍室(41)側の開口部(47b、48b)を塞ぐように配置する構成とすることができるので、比較的簡素な構成で車両用冷凍装置を提供することができる。
特に、冷凍室(41)側の開口部(47b、48b)として、ダクト(47)の開口部(47b)および還流ダクト(48)の開口部(48b)を有する場合においては、請求項4に記載の発明の如く、還流ダクト(48)は、ダクト(47)の延出方向に沿って配置されるとともに、ダクト(47)の開口部(47b)と、還流ダクト(48)の開口部(48b)とは、面一に配置されており、シート部材(51、52)は、隣接するダクトと還流ダクトとの間に、スリット状の切れ込み部(53)が設けられていることが好ましい。
これにより、ダクト(47)の開口部(47b)と、還流ダクト(48)の開口部(48b)とを遮蔽するシート部材(51、52)を、開口部(47b、48b)ごとに別個に設ける必要はないので、簡素な構成かつ安価な車両用冷凍装置を提供することができる。
なお、このような構成が好適であるのは、ダクト(47)および還流ダクト(48)の各開口部(47b、48b)を面一に配置しているので、各開口部(47b、48b)に対応するシート部材(51、52)を一体化できるからである。しかも、一体化した可撓性を有するシート部材(51、52)は、隣接するダクトと還流ダクトとの間に、スリット状の切れ込み部(53)を設けられているので、送風機(47a)の送風時におけるダクト(47)内の冷気の流れ、および還流ダクト(48)内の冷気の流れを阻害しない方向に、切れ込み部によって各開口部(47b、48b)に対応するシート部材(51、52)の部位を、撓ませられるからである。
また、請求項5に記載の発明では、収容庫(4)は、仕切壁(43)に対向する側壁に、収容庫(4)内を開放するための開閉ドア(46)が設けられており、ダクト(47)は、収容庫(4)内の上壁(4a、4b)に沿って延びているとともに、閉状態の開閉ドア(46)の近傍に、ダクト(47)の延出方向の端部が配置されていることを特徴とする。
これにより、冷凍室(41)の冷気の一部を冷蔵室(42)側の開閉ドア(46)近傍に導いたダクト(47)の端部にある送風機(47a)により吹出された冷凍室(48)の冷気を、開閉ドア(46)開放時のエアカーテンとして利用することができる。したがって、収容庫(4)の開閉ドア(46)開放時における冷蔵室(42)の室内温度の上昇を抑えることができる。
また、上記収容庫(4)内の仕切壁(43)が、冷凍室側および冷蔵室側の少なくとも一方に移動可能である場合においては、請求項6に記載の発明の如く、冷凍室(41)側の開口部(47b、48b)および遮蔽手段(50)は、常に冷凍室(41)内に配置されていることが好ましい。これにより、冬場等の冷蔵室(42)の冷えすぎ防止が図れるとともに、冷凍室(41)及び冷蔵室(42)に共用する蒸発器(11)と送風機(47a)とによる簡素な冷却手段によって、冷凍室(41)内の冷凍温度および冷蔵室(42)内の冷蔵温度を、所定の冷凍温度、および所定の冷蔵温度に温度管理することができる。
また、上記収容庫(4)が、車両(1)の荷台(2)の全部ではなく、一部に架装され、しかもその荷台(2)が貨物等を輸送する貨物庫である場合においては、請求項7に記載の発明の如く、貨物庫(2)内の荷物を出し入れするための第1開閉手段(26)とは独立して、車外からの出し入れを可能とする第2開閉手段(45、46)を備えていることが好ましい。
一般に、車両に架装された貨物庫の空間の一部に、内部を冷凍室と冷蔵室に区分けした収容庫を設置する場合において、車両で集配する荷物のうち、大部分が常温状態で輸送可能な荷物であり、一部の荷物のみが、冷凍保存が必要であったり冷蔵保存が必要なものであるので、冷凍装置を装備した収容庫は、安価であることが要求される。一方、収容庫の開閉ドアの開放時における室内温度の上昇を抑えるために、例えば収容庫の冷蔵室を冷却するための冷気を送風する送風手段とは別に、開閉ドアの下部に冷気を送風する送風手段を設け、開閉ドア開放時のエアカーテンとして利用するものがある。しかしながら、冷凍装置を装備した収容庫は高価なものとなってしまうため、上記要求を満足することが難しい。
これに対して請求項7に記載の発明は、収容庫内に冷凍室(41)の冷気を冷蔵室(42)に導くためのダクト(47)を、冷凍室(41)側から冷蔵室(42)内に沿って引き出すことにより、冷凍室(41)の冷気を開閉ドア(46)開放時のエアカーテンとして利用可能にするとともに、冬場等の冷蔵室(42)の冷えすぎを防止することができる。しかも、冷凍室(41)側から冷蔵室(42)内に沿ってダクトを引き出す程度の構成であるので、安価な車両用冷凍装置を提供することができる。
また、請求項8乃至9に記載の発明では、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両用冷凍装置において、送風機(47a)を駆動する送風制御手段と、冷蔵室(42)内の冷蔵温度に基づいて、送風機(47a)の送風と送風停止とを切替える冷蔵室温度調整手段とを備えていることを特徴とする。
これによると、冷蔵室(42)内の冷蔵温度に基づいて送風機(47a)の送風と送風停止とを切替えるという比較的簡単な冷蔵室温度調整方法で、冷凍室(41)の冷気を利用して冷蔵室(42)を所定の冷蔵温度に調整することができるとともに、冷蔵室(42)内の冷蔵温度が所定の冷蔵温度に調整されている場合において、送風機(47a)を送風停止しても、冬場等の冷蔵室(42)の冷えすぎを防止することができる。
特に、請求項9に記載の発明では、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の車両用冷凍装置において、収容庫(4)の冷蔵室(42)側の第2開閉手段(46)の開放状態、閉鎖状態を検出する開閉ドア状態検出手段と、開閉ドア状態検出手段により開放状態を検出した場合には、送風機(47a)を強制送風させるエアカーテン手段とをさらに備えていることを特徴とする。
これにより、冷凍室(41)の冷気を利用して冷蔵室(42)を所定の冷蔵温度に調整する送風機(47a)を用いて、収容庫(4)の冷蔵室(42)側の第2開閉手段(46)が開放状態にあるとき、冷凍室(41)の冷気を強制送風させるので、収容庫(4)の開閉ドア(46)開放時における冷蔵室(42)の室内温度の上昇を確実に抑えられる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の車両用冷凍装置を、貨物型車両の荷台に設けた庫内を冷凍・冷蔵する冷凍装置に適用して具体化した実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の車両用冷凍装置を搭載した車両を模式的に示す斜視図である。図2は、図1中の収容庫を示す斜視図である。図3は、図2中の収容庫内の内部を説明する図であって、仕切壁により区画された冷凍室および冷蔵室内の構成を示す斜視図である。図4は、図3中の循環ダクト内の冷気の流れを示す図であって、図5(a)は冷蔵ダクトの冷蔵ファンがON状態、図5(b)は冷蔵ファンがOFF状態である場合を示す断面図である。
なお、図6は、図1中の車両用冷凍装置の冷凍サイクルの一例を示す模式図である。図7は、図2中の冷却ユニットを示す図であって、図7(a)は車両の前方よりみた部分断面図、図7(b)は図7(a)中のVIIBよりみた平面図、図7(c)は図7(b)中のVIICよりみた断面図である。図8は、図7(a)中のC部の構造を示す斜視図である。
貨物型車両(以下、車両)1の荷台には、図1に示すように、冷凍保存が必要な冷凍食品等の荷物(以下、冷凍荷物)や冷蔵保存が必要な生食品等の冷蔵荷物を、冷却して冷凍・冷蔵する収容庫4が設けられている。この収容庫4は、車両1の荷台の全体をほぼ占めるような体格であっても、荷台の一部を占める体格であってもよい。本実施例では、収容庫4は荷台の一部を占めるように設置されている。
また、図1に示すように、この荷台自体は、箱型状の貨物庫(以下、コンテナ)2に形成され、車両1の運転室の後方に架装されている。コンテナ2は、内部に、常温保存が可能な常温荷物を収容可能な貨物室21が設けられており、貨物室21は、アルミ部材からなるパネル状の前壁、後壁、左右の側壁、上壁、および床壁の六面で形成され、後壁には、貨物室21に常温荷物を出し入れ可能にする開閉ドア(以下、第1開閉ドア)26が設けられている。
なお、第1開閉ドア26は、比較的間口の広い後壁を、図1に示す如くドア26a、26b、26cからなる3枚に分割して開閉する3枚ドア構造であっても、2枚に分割して開閉する2枚ドア構造であってもよい。
また、コンテナ2は、その貨物室21内のうちの車両前方側の部位に、上記の収容庫4を架装している。コンテナ2の左右の各側壁の一部には、収容庫4内に冷凍荷物、冷蔵物荷を、別個に出し入れするための、第2開閉ドア45、46が設置可能な窓が設けられている。
収容庫4は、箱型状に形成されており、車両1の車幅方向、即ちコンテナ2内の左右方向にわたって延在しており、コンテナ2の側壁間にほぼ納まる大きさである。収容庫4は、上壁4a、前壁、後壁、左右の側壁、および床壁が断熱材で形成されている。左右の側壁には、前述の第2開閉ドア45、46が設けられている。第2開閉ドア(以下、冷凍開閉ドア)45は、後述の冷凍室41に冷凍荷物を出し入れ可能にする開閉ドアであり、第2開閉ドア(以下、冷蔵開閉ドア)46は、後述の冷蔵室42に冷蔵荷物を出し入れ可能にする開閉ドアである。
収容庫4は、仕切壁43により、内部の庫室を、冷凍室41と冷蔵室42に区分けされている。この仕切壁43は、収容庫4内を冷凍室41側および冷蔵室42側に移動可能に設けられており、冷凍室41の室内空間、および冷蔵室42の室内空間を適宜変更可能な周知の構造を有している。
また、このような収容庫4は、冷凍室41側に冷凍装置を構成する冷却ユニット(以下、クーリングユニット)110が設けられており、主に、空気通路となる断熱ケース3a内に、後述する蒸発器11と、冷凍ファン11aとを内蔵している。なお、クーリングユニット110は、冷凍室41側の上壁4aに開けた穴部に配置されている。また、冷凍ファン11aは、本実施例では2個である。
ここで、上記冷凍装置における冷凍サイクルは、図6に示すように、圧縮機7、凝縮器8、レシーバー9、減圧手段10、蒸発器11、アキュムレータ12と、これらをつなぐ冷媒配管とからなる周知のものである。まず、圧縮機7は、気相冷媒を吸入して高温高圧に圧縮するもので、図示しない車両走行用エンジンによって駆動されるようになっている。
そして、圧縮機7は、駆動力断続手段である周知の電磁クラッチ7aにて選択的に駆動もしくは停止となるように切り換えられる。なお、この電磁クラッチ7aは、通電されると上記走行用エンジンの駆動力を圧縮機7に伝達し、通電が遮断されると上記走行用エンジンからの駆動力を遮断するものである。
凝縮器8は、圧縮機7から吐出される冷媒を凝縮させるもので、車両側方上部(例えば、図1中のコンテナ2の前壁上部)に立てて設置されており、冷却ファン8aによって送風される冷却風によって内部の冷媒が冷却されて凝縮される。レシーバー9は、凝縮器8にて凝縮された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離するとともに、液相冷媒を貯留しながら且つ導出するものである。
減圧手段としての膨張弁10は、レシーバー9からの液相冷媒を減圧するものである。この膨張弁10は、蒸発器11の出口冷媒温度を検知する図示しない感温部を有する温度作動式膨張弁であり、蒸発器11の出口冷媒の過熱度を所定置に維持するように弁開度(冷媒流量)を調整するものである。
蒸発器11は、膨張弁10で減圧された冷媒を、冷凍ファン11aで循環される冷凍室41内の空気と熱交換させて蒸発させ、その蒸発潜熱によって循環空気を冷却する熱交換器である。アキュムレータ12は、蒸発器11を通過した冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離するとともに、液相冷媒を貯留しながら気相冷媒を圧縮機7へ導出するものである。
図7に示すように、冷凍ファン11aは、断熱ケース3aの下面側から冷凍室41内の空気を吸い込んで、蒸発器11を通過させて冷却した後、断熱ケース3aの車両左側側面に沿って冷凍室41内の下方へ送風するようになっている。即ち、冷凍ファン11aに送風された冷気は、断熱ケース3aの車両左側側面を経由し、仕切壁43の冷凍室41側壁面に沿って下方に流れる。この冷凍ファン11aは、冷凍室41内全体に蒸発器11にて冷却された冷気を送風し、冷凍室41内を均一な温度分布にするためのものである。
また、蒸発器11の下方には、図7に示すように、蒸発器11より生じる凝縮水を受けて集めるドレンパン20が設けられている。このドレンパン20に集まった凝縮水は、断熱ケース3aの内部下面に設けられた排水通路3b(本実施形態では車両左右側に2箇所、図7参照)を通り、この排水通路3bに接続されたドレンホース21を通って冷凍室41の外に出て図示しない車両床下に排水される。
また、本実施形態における冷凍サイクルには、圧縮機7の吐出側(P1)と膨張弁10の下流側かつ蒸発器11の上流側(P2)とを連通してホットガスを導く除霜用バイパス回路BPが設けられているものであってもよい。(図6参照)。この場合、除霜用バイパス回路BPには、開閉手段である電磁弁16が設置されている。
また、この除霜用バイパス回路BPを形成する冷媒配管15の一部は、ホットガス除霜時にドレンパン20を加熱するドレンパンヒータ15aを兼ねており、ドレンパン20の内側表面を這わすようにして設置されている(図7参照)。そして、排水通路3b内に、ドレンパンヒータ15aにホットガスを導く冷媒配管15が通るようにしている。
なお、上記車外に排水するためのドレンホース21のうち、図7(a)中のC部の如く、冷凍室2内を通っている部分がある。この部分にあたるドレンホース21は、図8に示すように、冷媒配管15を抱き合わせ、それらの外面をウレタンなどの断熱部材24で覆い、この部分でも凍結詰まりが起こらぬようドレンホース21を暖めるようにすることが好ましい。ホットガス除霜時に、蒸発器11やドレンパン20で融けた霜が水となって排水通路3b内を流れる間に、冷えている断熱ケース3a上で凍結して凍結詰まりを起こさぬよう、ホットガスの流れる配管部分で排水通路3b及び上記ドレンホース21部分も同時に暖められる。
制御装置6は、マイクロコンピュータなどのコンピュータ手段を含んで構成されたものであり、入力端子からの入力信号に基づいて演算処理し、上記冷凍サイクルを制御するものである。制御装置6には、入力信号として冷凍室41内の設定温度(以下、設定冷凍温度)を設定する温度設定器(図示せず)と、冷凍室41での冷凍を開始する冷凍開始スイッチ(図示せず)とが接続されている。さらに、後述する冷蔵室42内の設定冷蔵温度を設定する温度設定器(図示せず)と、冷蔵室42での冷蔵を開始する冷蔵開始スイッチ(図示せず)とが、制御装置6に接続されている。
なお、温度設定器は、例えば可変抵抗などにて構成されており、設定冷凍温度については、例えば−10℃〜−20℃までの範囲で任意に設定温度が変更可能となっており、また、設定冷凍温度については、例えば+5℃〜+10℃までの範囲で任意に設定温度が変更可能となっている。
一方、出力信号としては、上記電磁クラッチ7aの通電回路と、冷却ファン8aと、冷凍ファン11aと、電磁弁16と、後述の冷蔵ファン47aが、制御装置6に接続されている。
次に、収容庫4内の冷蔵室42は、冷凍室41を冷気の一部を利用して、所定の設定冷蔵温度に調整されるものである。この冷蔵室42を、図2及び図3に従って説明する。なお、図3は、図2中の破線で示す冷蔵室42内に配置される装置および部品を説明のため、太線で模式的に示している。
図7に示すように、収容庫4の冷蔵室42側の上壁の下面側には、冷凍室41の冷気(以下、冷凍冷気)を冷蔵室42へ導くためのダクト(以下、冷蔵ダクト)47が設置されている。その冷蔵ダクト47は、略矩形状の流体通路が内部に形成されており、その流体流路の一方の開口部(以下、第1冷凍室側開口部)47bが冷凍室41内に設けられ、また他方の開口部は、冷蔵室42側の冷蔵開閉ドア46に向けて延びており、その開口部に冷蔵ファン47aが設置され、冷蔵ファン47aの送風により冷凍冷気を吹出すように構成されている。なお、冷蔵ファン47aは、本実施例では4個設けられており、冷蔵ダクト47の4つの開口部にそれぞれ設置されている。
また、仕切壁43が冷凍室41側および冷蔵室42側に移動可能な場合には、冷蔵ダクト47と仕切壁43を互いに挿通可能な構成等にすることにより、第1冷凍室側開口部47bが冷凍室41内に常に開口する構造としている。これにより、仕切壁43が冷凍室41側に最大移動した状態であっても、図2の如く、第1冷凍室側開口部47bが冷凍室41内に配置されている。
なお、冷蔵ダクト47の冷蔵ファン47aが設置された端部側は、閉鎖状態の冷蔵開閉ドア46の近傍に配置されていることが好ましい。この場合、冷蔵開閉ドア46の開放時に、冷蔵ファン47aの送風により下方に冷凍冷気を吹出すようにする。その吹出された冷凍冷気は、図2中の矢印方向に流れ、エアカーテンとして利用することができる。したがって、冷蔵開閉ドア46の開放時における冷蔵室42の冷蔵温度の上昇を抑えることができる。
また、冷蔵室42内には、図2に示すように、冷蔵室42から冷凍室41へ冷蔵室42の冷気(以下、冷蔵冷気)の一部を戻す還流ダクト48が設けられている。還流ダクト48は、略矩形状の流体通路が内部に形成されており、その流体流路の一方の開口部(以下、第2冷凍室側開口部)48bが冷凍室41内に設けられ、また他方の開口部(以下、還流用開口部)48aは、冷蔵開閉ドア46に向けて延びている還流ダクト48の途中に設けられており、冷蔵室42の下方に向けて開口している。この還流ダクト48は、冷蔵ファン47aの送風時に、冷蔵ファン47aの送風動作による冷蔵室42内の正圧化を抑制し、冷蔵ファン47aより吹出された冷凍冷気を、冷蔵室内で循環し易くする。この還流ダクト48は、冷蔵室42内全体に冷凍冷気を循環し易くすることで、冷蔵室42内を均一な温度分布にするためのものである。
このような冷蔵室42の室内温度(以下、冷蔵温度)を、設定冷蔵温度に調整するため、上記制御装置6は、以下の主な制御機能をさらに備えている。即ち、制御装置6は、冷蔵温度調整手段と、エアカーテン手段とを有している。
冷蔵温度調整手段は、冷蔵温度に基づいて、冷蔵ファン47aの送風と送風停止とを切替えるものであって、冷蔵ファン47aの駆動モータをON、OFF駆動制御することにより、冷蔵温度を設定冷蔵温度に調整する。冷蔵温度が設定冷蔵温度より高い場合には、冷蔵ファン47aがON動作(以下、ON)される。冷蔵ファン47aがONされると、冷凍冷気が、冷蔵ダクト47を通じて冷蔵室42へ冷蔵ファン47aから拭き出される。そして、冷蔵温度が設定冷蔵温度に到達した場合には、冷蔵ファン47aをOFF動作(以下、OFF)して、冷蔵室42への冷凍冷気の供給を停止する。
エアカーテン手段は、冷蔵開閉ドア46の開放状態を検出した場合に、冷蔵ファン47aをONさせ、強制送風させる。なお、冷蔵開閉ドア46の開放状態、閉鎖状態は、図2に示すような冷蔵開閉ドア46の開錠機構の開錠状態、施錠状態を検出する検出装置46aで検出する。冷蔵開閉ドア状態検出手段は、上記検出装置46aに限らず、冷蔵開閉ドア46自体の開放動作、閉鎖動作を検出するものであってもよく、冷蔵開閉ドア46の開放状態、閉鎖状態を検出可能な装置であればいずれでもよい。
上記検出装置46aによる冷蔵開閉ドア46の開放状態、閉鎖状態の検出方法では、車両の運転者等の乗員による開錠動作を検知することができるため、乗員が冷蔵開閉ドア46を開放動作を開始直後から、冷蔵ファン47aを強制送風させられ、冷凍冷気をエアカーテンに利用できる。
また、上記冷蔵室42の冷蔵温度調整方法において、設定冷蔵温度のために必要な冷凍冷気の冷却熱容量が比較的僅かである場合がある。例えば冬場では、他の季節に比べて外気温が低く、設定冷蔵温度との差は比較的僅かである。このような条件では、上記必要な冷凍冷気の冷却熱容量は僅かとなる。このような場合には、冷蔵室42が冷えすぎという問題があり、場合によっては冷えすぎた冷蔵ダクト47に結露が生じるおそれがある。
以下の本実施例の説明では、例えば、設定冷凍温度を−20℃に、設定冷蔵温度を+5℃に設定しており、冷凍室41内で冷却された冷凍冷気は、冷蔵室42内に供給可能な冷気量があり、その冷気量は、設定冷蔵温度に調整するには十分な冷却熱容量があるものとする。
本実施形態では、図3に示すように、冷蔵ダクト47の第1冷凍室側開口部47b、および還流ダクト48の第2冷凍室側開口部48bには、遮蔽手段としての可撓性を有するシート部材51、52が設けられている。これにより、冷蔵室42の冷却が不要なときには、冷蔵ファン47aの送風が停止されているので、図4(b)および図5(b)に示すように、シート部材51、52によって第1冷凍室側開口部47b、および第2冷凍室側開口部48bを塞ぐことができる。従って冷凍室41の冷凍冷気が、図4(b)に示すように、冷蔵ファン停止状態で、冷凍室側開口部47bを通じて冷蔵ダクト47に侵入することはない。また、還流ダクト48においても、図5(b)に示すように、冷蔵ファン47aの停止状態で、冷凍室41の冷凍冷気が、第2冷凍室側開口部48bから逆流して侵入することはない。
各シート部材51、52は、セロファンなどの可撓性を有する材料から形成されている。シート部材51、52の材料としては、セロファンなどの高分子材料、樹脂材、あるいはゴム材であってもよく、設定冷凍温度の最低温度(例えば−20℃)以下の冷凍冷気の雰囲気中であっても、可撓性を有するものであればいずれの材料でもよい。
なお、シート部材51、52は、セロファンのように薄膜状のシート材であることが好ましい。冷蔵ファン47aの送風状態では、その冷凍冷気の流れによりシート部材51、52が十分撓むため、冷凍冷気の流れを妨げることはない。一方、冷蔵ファン47aの送風停止状態では、不要な冷凍冷気が、冷凍室側開口部47bおよび第2冷凍室側開口部48bから侵入するのを防止できる。しかも、セロファンのようなものであれば、上記遮蔽手段を安価に提供することができる。
なお、以下の説明では、各シート部材51、52の材料はセロファンとする。
具体的には、シート部材(以下、第1シート部材)51は、第1冷凍室側開口部47bを塞ぐように配置される(図4(b)参照)と共に、その第1シート部材51とこれに対向する第1冷凍室側開口部47bは、互いに上端部側固定されており、第1シート部材51は上端部を支点に撓む。その撓み方向は、図4(a)に示すように、第1冷凍室側開口部47bの左方側へ撓んで、冷凍室41から冷凍冷気の流れを阻害しないようになっている。
また、シート部材(以下、第2シート部材)52は第2冷凍室側開口部48bを塞ぐように配置される(図5(b)参照)と共に、その第2シート部材52とこれに対向する第2冷凍室側開口部48bは、互いに上端部側固定されており、第2シート部材52は上端部を支点に撓む。その撓み方向は、図5(a)に示すように、第2冷凍室側開口部48bの右方側へ撓んで、冷凍室41へ還流させる冷蔵室42の冷蔵冷気の流れを阻害しないようになっている。
なお、上記各シート部材51、52の製造方法としては、第1シート部材51、第2シート部材52を別部材で形成し、それぞれ、別個に各冷凍室側開口部47b、48bに取付けるものであっても、別部材で形成した各シート部材51、52を一体的に組み付け遮蔽部材ASSYに組立てた上で、各冷凍室側開口部47b、48bに取付けてもよい。
なお、下記のような冷蔵ダクト47および還流ダクト48の配置にする場合には、各シート部材51、52の材料段階で一体化でき、更に安価な遮蔽手段を提供することができる。即ち、図3に示すように、還流ダクト48の配置を、冷蔵ダクト47の延出方向に沿って配置すると共に、第1冷凍室側開口部47bと第2冷凍室側開口部48bとが、面一に配置されるようにする。これにより、各シート部材51、52を、材料段階で一体化した遮蔽部材ASSYを形成できる。すなわち、各シート部材51、52を、一枚のセロファンから形成できる。
さらに、一枚のセロファンからなる遮蔽部材ASSYは、隣接する第1冷凍室側開口部47bと第2冷凍室側開口部48bとの間に対応する部位に、図3に示すように、スリット状の切れ込み部53が設けられている。これにより、第1シート部材51と第2シート部材52の異なる撓み方向に対して、切れ込み部53によって、第1シート部材51に対応する部分と第2シート部材52に対応する部分とを独立して撓ませられる。
なお、ここで、冷蔵ファン47aは、請求範囲に記載の送風機に対応する。また、第1シート部材51および第2シート部材52において、別部材で形成し、別個に各冷蔵室側開口部47b、48bに装着するもの、別部材で形成し、一体的に組付けて遮蔽部材ASSYとするもの、あるいは材料段階で一体化するものは、いずれも遮蔽手段50である。
以上説明した本実施形態では、冷蔵ダクト47の第1冷凍室側開口部47bに設けられ、冷蔵ファン47aの送風停止時に、第1冷凍室側開口部47bに侵入する冷凍冷気を遮蔽する遮蔽手段50を備えている。これにより、例えば図示しない仕切壁に冷蔵ファン等を設置する冷気供給手段等でなく、本実施例のような冷凍冷気を導くための冷蔵ダクト(47)が冷凍室41側から冷蔵室42内に沿って引き出だされているものであっても、冬場等の冷蔵室42の冷えすぎを防止することができる。
なお、上記遮蔽手段50では、冷蔵ファン47aの送風停止前に冷蔵ダクト47内に供給されていた冷凍冷気は、冷蔵ダクト47内に残留するが、冷蔵ファン47aの送風停止後に、冷蔵室42の冷却に不要な冷凍冷気が冷蔵ダクト47内へ侵入するのを、確実に防止するからである。
また、還流ダクト48を備えている場合においては、還流ダクト48の第2冷凍室側開口部48bに、上記遮蔽手段50が設けられていることが好ましい。これにより、冷蔵ファン47aの送風停止時において、還流ダクト48を通じて冷凍冷気が冷蔵室42へ逆流するのを防止することができる。
また、上記遮蔽手段50は、セロファンなどの可撓性を有するシート部材51、52を備え、この可撓性を有する第1シート部材51および第2シート部材52で、それぞれ冷蔵ダクト47の第1冷凍室側開口部47b、還流ダクト48の第2冷凍室側開口部48bを塞ぐように設置されていることが好ましい。これにより、遮蔽手段50を、比較的簡素な構成で提供することができる。
また、冷蔵ダクト47および還流ダクト48を有する場合においては、冷蔵ダクト47および還流ダクト48を以下の配置とすることが好ましい。
即ち、還流ダクト48を、冷蔵ダクト47の延出方向に沿って配置すると共に、第1冷凍室側開口部47bと第2冷凍室側開口部48bとを、面一に配置するようにする。これにより、冷蔵ダクト47に対応する第1シート部材51と還流ダクト48に対応する第2シート部材52を材料段階で一体化でき、本実施例の如く、一枚のセロファンからなる遮蔽部材ASSYとすることができる。
さらに、上記一枚のセロファンからなる遮蔽部材ASSYは、隣接する第1冷凍室側開口部47bと第2冷凍室側開口部48bとの間に対応する部位に、スリット状の切れ込み部53を設けるようにする。これにより、第1シート部材51と第2シート部材52の異なる撓み方向に対して、切れ込み部53によって、第1シート部材51に対応する部分と第2シート部材52に対応する部分とを独立して撓ませられる。即ち、冷蔵ファン47aの送風時において、冷蔵ダクト47内における冷凍室から供給される冷凍冷気の流れ、および還流ダクト48内における冷凍室へ還流する冷蔵冷気の流れを阻害しない方向に撓ませられる。
したがって、冷蔵ダクト47の第1冷凍室側開口部47bと還流ダクト48の第2冷凍室側開口部48bとを遮蔽する各シート部材51、52を、その開口部47b、48bごとに別個に設ける必要はないので、簡素な構成かつ安価な車両用冷凍装置を提供することができる。
また、以上説明した本実施形態では、上記冷蔵ダクト47は、収容庫4内の上壁4a、4bに沿って延びているとともに、閉状態の冷蔵室側開閉ドア46の近傍に、その冷蔵ダクト47の延出方向の端部を配置していることが好ましい。これにより、冷蔵ダクト47の端部にある冷蔵ファン47aにより吹出された冷凍冷気を、冷蔵室側開閉ドア46の開放時のエアカーテンとして利用することができる。したがって、収容庫4の冷蔵室側開閉ドア46開放時における冷蔵室42の室内温度の上昇を抑えることができる。
また、以上説明した本実施形態では、車両用冷凍装置を有する収容庫4を、車両1の荷台(コンテナ)2の全部ではなく、一部に架装され、しかもその荷台2が貨物等を輸送するコンテナである場合に適用した。
一般に、車両1に架装されたコンテナ2の空間の一部に、内部を冷凍室41と冷蔵室42に区分けした収容庫4を設置する場合には、車両1で集配する荷物のうち、大部分が常温状態で輸送可能な荷物であり、一部の荷物のみが、冷凍保存が必要であったり冷蔵保存が必要なものである。このため、上記冷凍装置を装備した収容庫4は、安価であることが要求される。
一方、収容庫の冷蔵室側開閉ドアの開放時における室内温度の上昇を抑えるために、例えば収容庫の冷蔵室を冷却するための冷気を送風する送風手段とは別に、開閉ドアの下部に冷凍冷気を送風する送風手段を設けることにより、開閉ドア開放時のエアカーテンとして利用するものがある。しかしながら、そのような冷凍装置を装備した収容庫は高価なものとなってしまうため、上記要求を満足することが難しい。
これに対して本実施形態は、冷蔵ダクト47を、冷凍室41側から冷蔵室42内に沿って引き出すことにより、冷凍冷気を開閉ドア46の開放時のエアカーテンとして利用可能にするとともに、冬場等の冷蔵室42の冷えすぎを防止することができる。しかも、冷蔵ダクト47を冷凍室41側から冷蔵室42内に沿って引き出す程度の構成であるので、安価な車両用冷凍装置を提供することができる。
また、以上説明した本実施形態では、制御装置6は、冷蔵ファン47aを駆動する送風制御手段と、冷蔵室42内の冷蔵温度に基づいて、冷蔵ファン47aの送風と送風停止とを切替える冷蔵室温度調整手段とを備えている。
これにより、冷蔵室42内の冷蔵温度に基づいて冷蔵ファン47aの送風と送風停止とを切替えるという比較的簡単な冷蔵室温度調整方法で、冷凍室41の冷凍冷気を利用して冷蔵室42を所定の冷蔵温度(設定冷蔵温度)に調整することができるとともに、冷蔵温度が設定冷蔵温度に調整されている場合において、冷蔵ファン47aを送風停止しても、冬場等の冷蔵室42の冷えすぎを防止することができる。
さらに、上記制御装置6は、冷蔵室側開閉ドア46の開放および閉鎖状態を検出する検出装置46aにより開放状態を検出した場合には、冷蔵ファン47aを強制送風させるエアカーテン手段とをさらに備えていることが好ましい。
これにより、冷凍冷気を利用して冷蔵室42を設定冷蔵温度に調整するための冷蔵ファン47aを用いて、冷蔵室側開閉ドア46が開放状態にあるとき、冷凍冷気を強制送風させるので、冷蔵室側開閉ドア46の開放時における冷蔵室42の室内温度の上昇を確実に抑えられる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
(1)例えば以上説明した本実施形態では、第1冷凍室側開口部47bおよび第2冷凍室側開口部47bを、冷蔵ファン47aの送風停止時に遮蔽する遮蔽手段50を、セロファンなどのシート部材51、52で構成すると説明した。遮蔽手段50は、これに限らず、機械的シャッタで遮蔽するものであってもよい。
(2)また、以上説明した本実施形態では、冷蔵室42の冷蔵温度調整手段である冷蔵ファン47aを、冷蔵ダクト47a内に4個設ける構成としてが、冷蔵ファン47aの個数は、1個、または2個以上の複数個設けるものであっても、いずれでもよい。
(3)また、以上説明した本実施形態では、収容庫4の冷蔵室側開閉ドア46の開放時に、冷蔵ダクト47の冷蔵ファン47aを強制送風することにより、冷凍冷気をエアカーテンとして利用した。また、収容庫4の冷凍室側開閉ドア45の開放時には、クーリングユニット110内の冷凍ファン11aの送風方向を冷凍室41の下方向に変えることで、冷凍冷気をエアカーテンに利用することができる(図1参照)。なお、この冷凍ファン11aの送風方向を常時冷凍室41の下方向に設定するようにしてもよい。
1 車両
2 コンテナ(貨物庫)
21 貨物室
26 貨物室用開閉ドア(第1開閉手段)
4 収容庫
4a、4b 上壁
41 冷凍室
42 冷蔵室
43 仕切壁
45 冷凍室側開閉ドア(第2開閉手段)
46 冷蔵室側開閉ドア(第2開閉手段)
47 冷蔵ダクト(ダクト)
47a 冷蔵ファン(送風機)
47b 第1冷凍室側開口部(冷凍室側の開口部)
48 還流ダクト
48a 還流入口部(冷蔵室側の開口部)
48b 第2冷凍室側開口部(還流出口部、冷凍室側の開口部)
50 遮蔽手段
51、52 シート部材
53 切り込み部
6 制御装置
2 コンテナ(貨物庫)
21 貨物室
26 貨物室用開閉ドア(第1開閉手段)
4 収容庫
4a、4b 上壁
41 冷凍室
42 冷蔵室
43 仕切壁
45 冷凍室側開閉ドア(第2開閉手段)
46 冷蔵室側開閉ドア(第2開閉手段)
47 冷蔵ダクト(ダクト)
47a 冷蔵ファン(送風機)
47b 第1冷凍室側開口部(冷凍室側の開口部)
48 還流ダクト
48a 還流入口部(冷蔵室側の開口部)
48b 第2冷凍室側開口部(還流出口部、冷凍室側の開口部)
50 遮蔽手段
51、52 シート部材
53 切り込み部
6 制御装置
Claims (9)
- 車両(1)の荷台(2)に架装され、
仕切壁(43)により冷凍室(41)と冷蔵室(42)に区分けされた収容庫(4)と、
前記冷凍室(41)に設けられ、少なくとも前記冷凍室(41)内を冷却する蒸発器(11)と、
前記冷凍室(41)の冷気を前記冷蔵室(42)に送風可能にする送風機(47a)とを備え、
前記蒸発器(11)により前記冷凍室(41)内を所定の冷凍温度に冷却するとともに、前記蒸発器(11)により冷却された前記冷凍室(41)内の冷気の一部を、前記送風機(47a)により前記冷蔵室(42)に供給することにより、前記冷蔵室(42)内を所定の冷蔵温度に冷却する車両用冷凍装置において、
前記冷凍室(41)側から前記冷蔵室(42)内に沿って延出するととともに、その延出方向の端部に前記送風機(47a)を配置したダクト(47)と、
前記ダクト(47)の前記冷凍室(41)側の開口部(47b)に設けられ、前記送風機(47a)の停止時に、前記開口部(47b)に侵入する冷気を遮蔽する遮蔽手段(50)とを備えていることを特徴とする車両用冷凍装置。 - 前記ダクト(47)を通じて前記冷蔵室(42)内に吹出された冷気を、前記冷蔵室(42)内で循環させるための還流ダクト(48)を備え、
前記還流ダクト(48)は、前記冷蔵室(42)と前記冷凍室(41)を連絡する開口部(48a、48b)を有するとともに、
前記冷凍室(41)側の開口部(48b)には、前記遮蔽手段(50)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用冷凍装置。 - 前記遮蔽手段(50)は、可撓性を有するシート部材(51、52)を備え、
前記シート部材は、前記冷凍室(41)側の前記開口部(47b、48b)を塞ぐように配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用冷凍装置。 - 前記還流ダクト(48)は、前記ダクト(47)の延出方向に沿って配置されるとともに、
前記ダクト(47)の前記開口部(47b)と、前記還流ダクト(48)の前記開口部(48b)とは、面一に配置されており、
前記シート部材(51、52)は、隣接する前記ダクトと前記還流ダクトとの間に、スリット状の切れ込み部(53)が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用冷凍装置。 - 前記収容庫(4)は、前記仕切壁(43)に対向する側壁に、前記収容庫(4)内を開放するための開閉ドア(46)が設けられており、
前記ダクト(47)は、前記収容庫(4)内の上壁(4a、4b)に沿って延びているとともに、閉状態の前記開閉ドア(46)の近傍に、前記ダクト(47)の前記延出方向の端部が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両用冷凍装置。 - 前記仕切壁(43)は、前記冷凍室側および前記冷蔵室側の少なくとも一方に移動可能であって、
前記冷凍室(41)側の前記開口部(47b、48b)および前記遮蔽手段(50)は、常に前記冷凍室(41)内に配置されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両用冷凍装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車両用冷凍装置において、
前記荷台(2)は、前記車両に架装され荷物庫であって、
前記収容庫(4)は、
前記貨物庫(2)内に架装されているとともに、
前記貨物庫(2)内の荷物を出し入れするための第1開閉手段(26)とは独立して、
車外からの出し入れを可能とする第2開閉手段(45、46)を備えていることを特徴とする車両用冷凍装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両用冷凍装置において、
前記送風機(47a)を駆動する送風制御手段と、
前記冷蔵室(42)内の冷蔵温度に基づいて、前記送風機(47a)の送風と送風停止とを切替える冷蔵室温度調整手段と、
を備えていることを特徴とする車両用冷凍装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の車両用冷凍装置において、
前記収容庫(4)の前記冷蔵室(42)側の第2開閉手段(46)の開放状態、閉鎖状態を検出する開閉ドア状態検出手段と、
前記開閉ドア状態検出手段により開放状態を検出した場合には、前記送風機(47a)を強制送風させるエアカーテン手段と、
をさらに備えていることを特徴とする車両用冷凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006320493A JP2008134001A (ja) | 2006-11-28 | 2006-11-28 | 車両用冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006320493A JP2008134001A (ja) | 2006-11-28 | 2006-11-28 | 車両用冷凍装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008134001A true JP2008134001A (ja) | 2008-06-12 |
Family
ID=39558968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006320493A Pending JP2008134001A (ja) | 2006-11-28 | 2006-11-28 | 車両用冷凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008134001A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2025234413A1 (ja) * | 2024-05-10 | 2025-11-13 | 株式会社菱豊フリーズシステムズ | 冷凍解凍装置 |
-
2006
- 2006-11-28 JP JP2006320493A patent/JP2008134001A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2025234413A1 (ja) * | 2024-05-10 | 2025-11-13 | 株式会社菱豊フリーズシステムズ | 冷凍解凍装置 |
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