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JP2008130354A - 電子放出源用ペースト - Google Patents

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JP2008130354A
JP2008130354A JP2006313901A JP2006313901A JP2008130354A JP 2008130354 A JP2008130354 A JP 2008130354A JP 2006313901 A JP2006313901 A JP 2006313901A JP 2006313901 A JP2006313901 A JP 2006313901A JP 2008130354 A JP2008130354 A JP 2008130354A
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Hironobu Sadakuni
広宣 定国
Kazuoki Goto
一起 後藤
Kazuki Shigeta
和樹 重田
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

【課題】カソード電極との接着性が高く、かつ電子放出特性が良好な電子放出源用ペーストおよびそれを用いた電子放出素子を提供する。
【解決手段】カーボンナノチューブとカゴ状シルセスキオキサンを含有する電子放出源用ペースト。
【選択図】 なし

Description

本発明は、電子放出源用ペーストおよびそれを用いた電子放出素子に関する。
CNTを電子放出源とした電界放出型ディスプレイ(FED)、電界放出を用いた液晶用バックライトや照明等の研究が盛んに行われている。このCNTを用いた電子放出源を作製する方法の一つにCNTを有するペーストを作製し、これを印刷することよりカソード電極上にCNTを有する膜を形成する方法がある。この方法は、カソード電極上にCNTを含むペーストを形成し、感光性ペーストを用いる場合は露光・現像によりパターン加工を行い、その後焼成することによってペースト中の有機成分を分解し、レーザー法、プラズマ法、テープ剥離法等の起毛処理をCNTを有する膜に施して電子放出源を作製する。起毛したCNTの数が多いほど、電子放出特性が良好になるということが知られている。(非特許文献1参照)
しかしながら、起毛したCNTはカソード電極と分子間力のみによって接着しているため、CNTとカソード電極との接着性が十分であるとは言えず、起毛処理時や電子放出時にCNTがカソード電極上から剥離してしまうという問題があった。そこで、CNTを有するペーストにさらにガラス粉末を含有させ、CNTとカソード電極との接着性を向上させる技術がある(特許文献1、2参照)。これは、焼成時にガラス粉末が軟化しカソード電極やCNTに固着することによって電子放出源であるCNTとカソード電極との接着性を強化し、CNTの剥離を抑制するものである。また特許文献2に記載されている技術では、CNTの酸化抑制およびガラス基板の歪みの抑制のためにペーストの焼成温度を400〜500℃程度の低温で行っているので、少なくとも軟化点が450℃以下の低軟化点ガラスを用いる必要がある。このような低軟化点ガラスとして鉛系ガラス、亜鉛系ガラス、ビスマス系ガラスを用いることが開示されている(特許文献2参照)。
またCNTとカソード電極との接着性を向上させる他の方法としては、カソード電極上に珪素含有物質を含む導電層を形成することが知られている(特許文献3参照)。これは、CNTを有するペーストの焼成時に珪素含有物質も焼成することによって、CNTとカソード電極との接着力を増加させるものである。
一方、CNTとカソード電極の接着性の他に、テープ剥離法等によって起毛処理を行っても、少数のCNTしか垂直に配向されないという問題があり、作製した電子放出素子からは、十分な電子放出特性が得られていなかった。電子放出特性を向上させる方法として、グラファイト粒子をシルセスキオキサンポリマー等のシリカ前駆物質で被覆することが提案されている(特許文献4参照)。しかしながら、シリカ前駆物質でCNT等のグラファイト粒子を被覆すると、焼成時の収縮によってCNTが膜中に閉じこめられてしまうため、CNTの垂直配向はほとんど得られず、従って得られる電気放出特性も十分ではなかった。

ソサイエティー フォー インフォメーション ディスプレイ 2006 ダイジェスト(Society for Information Display 2006 DIGEST)(米国)、2006年、1852−1854頁 特開2003−331713号公報(請求項1、第39段落) 特開2004−178891号公報(第25段落) 特開2005−251748号公報(請求項1、第26段落) 特表2003−504802号公報(請求項18、19、第43段落)
特許文献2に挙げられている鉛系ガラスは環境負荷が大きく、亜鉛系ガラスは鉛を含有しないが耐水性に課題がある。ビスマス系ガラスは環境負荷、耐水性の観点から好ましいことが知られているが、ビスマス系ガラスを用いる場合のカソード電極とCNTの接着性についても十分なものではなかった。また、珪素含有物質を含む導電層をカソード電極上に形成する技術は、工程の増加につながり好ましくない。さらに、上記いずれの方法を用いても、起毛処理時におけるCNTの垂直配向は依然として少なく、電子放出特性を向上させることができなかった。
以上より、本発明はCNTのカソード電極からの剥離を防止し、かつ起毛時にCNTが垂直配向しやすい、電子放出特性の良好な電子放出源用ペーストおよびそれを用いた電子放出素子を提供することを目的とする。
すなわち、本発明はカーボンナノチューブとカゴ状シルセスキオキサンを含有する電子放出源用ペーストである。
本発明によれば、カゴ状シルセスキオキサンによってCNTとカソード電極との接着性を格段に向上させることができ、かつCNTの電界放出特性も向上させることができる。
本発明に用いるCNTは電子放出源となる材料であり、単層、または2層、3層等の多層CNTを用いることができる。層数の異なるCNTの混合物としてもよい。未精製CNT粉末はアモルファスカーボンや触媒金属等の不純物を含むことがあるため精製することによって純度を高めることもできる。また、CNTの長さを短くするため、ボールミルやビーズミル等でCNT粉末を粉砕してもよい。
本発明で用いるカゴ状シルセスキオキサンは、多面体構造のシロキサンであり、分子内に微小の空孔を有している。RSi(OH)またはR(OMe)(Rは官能基、Meはメチル基)といった3官能性有機ケイ素モノマーの加水分解により得られる。具体的には、下記一般式(1)〜(3)で表される化合物およびそれらの縮合物が挙げられる。
Figure 2008130354
一般式(1)〜(3)のR〜R10は、各々、同じでも異なっていても良く、炭素数1〜20のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、および以下に示す有機基から少なくとも一つ選択される。
Figure 2008130354
a〜iは、それぞれ0〜10の整数である。
一般式(1)で表されるカゴ状シルセスキオキサンは、具体的には、MA0702(商品名、メタクリルイソブチル−POSS(登録商標)、C357414Si)、MA0719(商品名、メタクリルイソオクチル−POSS(登録商標)、C6313014Si)、MA0734(商品名、メタクリルフェニル−POSS(登録商標)、C494614Si)、MA0699(商品名、アクリロシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C488614Si)、MA0700(商品名、アクリロシクロペンチル−POSS(登録商標)、C417214Si)、MA0701(商品名、アクリロイソブチル−POSS(登録商標)、C347214Si)、MA0704(商品名、メタクリルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C498814Si)、MA0705(商品名、メタクリルシクロペンチル−POSS(登録商標)、C427414Si)、MA0717(商品名、メタクリルエチル−POSS(登録商標)、C214614Si)等の(メタ)アクリロ化合物、EP0410(商品名、エポキシプロピルシクロペンチル−POSS(登録商標)、C386813Si)、EP0415(商品名、グリシジルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C488814Si)、EP0417(商品名、グリシジルエチル−POSS(登録商標)、C204614Si)、EP0399(商品名、エポキシシクロヘキシルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C509013Si)、EP0402(商品名、エポキシシクロヘキシルイソブチル−POSS(登録商標)、C367613Si)、EP0430(商品名、オクタエポキシシクロヘキシルジメチルシリル−POSS(登録商標)、C8015228Si16)、EP0435(商品名、オクタグリシジルジメチルシリル−POSS(登録商標)、C5612036Si16)等のエポキシ化合物、AM0259(商品名、アミノプロピルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C4585NO12Si)、AM0265(商品名、アミノプロピルイソブチル−POSS(登録商標)、C3171NO12Si)等のアミノ化合物、AL0127(商品名、1,2−プロパンジオールシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C489015Si)、AL0130(商品名、1,2−プロパンジオールイソブチル−POSS(登録商標)、C342615Si)、AL0135(商品名、オクタヒドロキシプロピルジメチルシリル−POSS(登録商標)、C4010428Si16)、AL0100(商品名、トリメチロールプロパンジオールシクロペンチル−POSS(登録商標)、C458616Si)、AL0104(商品名、トリメチロールプロパンジオールイソブチル−POSS(登録商標)、C388616Si)、AL0122(商品名、トランス−シクロヘキサンジオールシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C509214Si)、AL0125(商品名、トランス−シクロヘキサンジオールイソブチル−POSS(登録商標)、C367814Si)等のアルコール化合物、AK0229(商品名、エトキシジメチルシリルプロピルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C499413Si)、AK0239(商品名、トリエトキシシリルエチルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C509615Si)等のアルコキシシラン化合物、MS0825(商品名、オクタイソブチル−POSS(登録商標)、C327212Si)等のアルキル化合物、NB1019(商品名、ノルボルネニルエチルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C519012Si)、NB1022(商品名、ノルボルネニルエチルイソブチル−POSS(登録商標)、C377612Si)等のノルボルネン化合物、OL1099(商品名、アリルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C458212Si)、OL1100(商品名、アリルシクロペンチル−POSS(登録商標)、C386812Si)、OL1118(商品名、アリルイソブチル−POSS(登録商標)、C316812Si)、OL1105(商品名、アリルジメチルシリルシクロペンチル−POSS(登録商標)、C407413Si)、OL1110(商品名、シクロヘキセニルエチルシクロペンチル−POSS(登録商標)、C437612Si)、OL1114(商品名、ジメチルビニルシクロペンチル−POSS(登録商標)、C397213Si)、OL1117(商品名、ジフェニルビニルシクロペンチル−POSS(登録商標)、C497613Si)、OL1122(商品名、モノビニルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C448012Si)、OL1120(商品名、モノビニルシクロペンチル−POSS(登録商標)、C376612Si)、OL1123(商品名、モノビニルイソブチル−POSS(登録商標)、C306612Si)、OL1125(商品名、フェニルメチルビニルシクロペンチル−POSS(登録商標)、C447413Si)、OL1157(商品名、トリビニルシリルシクロペンチル−POSS(登録商標)、C417213Si)、OL1159(商品名、オクタシクロヘキシルジメチルシリル−POSS(登録商標)、C8015220Si16)、OL1163(商品名、オクタビニルジメチルシリル−POSS(登録商標)、C327220Si16)、OL1160(商品名、オクタビニル−POSS(登録商標)、C162412Si)などが挙げられる。いずれの商品もHybrid Plastics社製である。
一般式(2)で表されるカゴ状シルセスキオキサンは、MA0747(商品名、トリスメタクリルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C6912818Si10)、MA0750(商品名、トリスメタクリルイソブチル−POSS(登録商標)、C5511418Si10)等の(メタ)アクリル化合物、EP0421(商品名、トリスグリシジルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C6612818Si10)、EP0423(商品名、トリスグリシジルイソブチル−POSS(登録商標)、C5211418Si10)等のエポキシ化合物、NB1064(商品名、トリスノルボルネニルシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C7513412Si10)、NB1070(商品名、トリスノルボルネニルイソブチル−POSS(登録商標)、C6112012Si10)等のノルボルネン化合物、OL1154(商品名、トリス(ジメチルビニル)シクロヘキシル−POSS(登録商標)、C5410412Si10)、OL1155(商品名、トリス(ジメチルビニル)シクロペンチル−POSS(登録商標)、C479012Si10)、OL1119(商品名、トリス(ジメチルビニル)イソブチル−POSS(登録商標)、C409012Si10)などが挙げられる。いずれの商品もHybrid Plastics社製である。
一般式(3)で表されるカゴ状シルセスキオキサンは、MA0715(商品名、メタクリルジシラノールシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C519614Si)、MA0713(商品名、メタクリルジシラノールイソブチル−POSS(登録商標)、C378214Si)、MA0711(商品名、メタクリルジシラノールシクロペンチル−POSS(登録商標)、C448214Si)等の(メタ)アクリル化合物、EP0407(商品名、エポキシシクロヘキシルジシラノールイソブチル−POSS(登録商標)、C388413Si)等のエポキシ化合物等、NB1034(商品名、ノルボルネニルエチルジシラノールシクロヘキシル−POSS(登録商標)、C539812Si)、NB1038(商品名、ノルボルネニルエチルジシラノールイソブチル−POSS(登録商標)、C398412Si)等のノルボルネン化合物が挙げられる。いずれの商品もHybrid Plastics社製である。
さらに、一般式(1)〜(3)で表されるカゴ状シルセスキオキサン以外の化合物として、MA0720(商品名、メタクリルフルオロ(3)シクロペンチル−POSS(登録商標)、C488714Si)、MA0730(商品名、メタクリルフルオロ(13)シクロペンチル−POSS(登録商標)、C53871314Si)、MA0740(商品名、メタクリルトリメチルシロキシシクロペンチル−POSS(登録商標)、C468614Si)、MA0742(商品名、メタクリルトリメチルシロキシイソブチル−POSS(登録商標)、C398614Si)、EP0408(商品名、エポキシシクロヘキシル−POSS(登録商標)混合物、C8013025Si10)、MS0802(商品名、ドデカフェニル−POSS(登録商標)、C726018Si12)等が挙げられる。いずれの商品もHybrid Plastics社製である。
本発明の電子放出源用ペーストは、カゴ状シルセスキオキサンの主骨格がシロキサン結合であることから、カソード電極との親和性が良好で、焼成後のCNTとカソード電極との接着性の向上に寄与する。
ここで接着性は次のように評価する。電子放出源用ペーストを形成後、焼成したCNTを含む膜(以下CNT膜という)に所定の剥離接着強さを持つテープを貼り、ゆっくりとテープを剥がすときにCNT膜に剥離がみられるかどうかで判断することができる。
本発明の電子放出源用ペーストは、カゴ状シルセスキオキサンのかさ高い分子構造が、400〜500℃程度の温度で焼成後もそのまま維持されるために、焼成収縮が抑制され、その結果焼成後のCNTの絡みが抑制される。それによって、起毛処理時に垂直に起毛されるCNTの量は増大すると考えられ、電子放出特性が向上する。
本発明の電子放出源用ペーストはさらに、樹脂成分を含んでいてもよい。含まれる樹脂成分としては、シルセスキオキサンポリマー(ラダー型、ランダム型いずれでも可)、セルロース系樹脂(エチルセルロース、メチルセルロース、ニトロセルロース、アセチルセルロース、セルロースプロピオネート、ヒドロキシプロピルセルロース、ブチルセルロース、ベンジルセルロース、変性セルロースなど)、アクリル系樹脂(アクリル酸、メタクリル酸、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、フェノキシエチルアクリレート、フェノキシエチルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、アクリルアミド、メタアクリルアミド、アクリロニトリル、メタアクリロニトリルなど単量体のうち少なくとも1種からなる重合体)、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール、プロピレングリコール、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール樹脂、アルキド樹脂などが挙げられる。
特に、シルセスキオキサンポリマーは、主骨格がシロキサン結合であることから、カゴ状シルセスキオキサンと同様にCNTとカソード電極との接着性の向上に寄与し、かつ400〜600℃で焼成した時に発生するガスの量を抑制することができるため、好ましい。
電子放出源用ペーストは感光性を有していてもよく、感光特性を奏する樹脂や化合物を用いることによって露光および現像を通してパターン加工を行うことができる。パターン形成には紫外線を照射した時に化学的な変化が生じることによって、紫外線照射前には現像液に可溶であったものが露光後は現像液に不溶になるネガ型と、紫外線照射前には現像液に不溶であったものが露光後は現像液に可溶になるポジ型のいずれかを選ぶことができる。ポジ型の場合は、感光性を有する樹脂成分、アルカリ可溶基が酸またはアルカリで脱離する基で保護されている樹脂を含み、かつ光酸発生剤または光塩基発生剤のいずれかである化合物などの成分を用いる。ネガ型の場合は、感光性を有する樹脂成分、感光性オリゴマー、感光性モノマーのうち少なくとも1種類から選ばれる感光性成分と光ラジカル重合開始剤を含有し、さらに必要に応じて、紫外線吸光剤、増感剤、増感助剤、重合禁止剤、可塑剤、増粘剤、酸化防止剤、分散剤、有機あるいは無機の沈殿防止剤やレベリング剤等を用いる。
本発明で用いる感光性を有する樹脂成分としてはカルボキシル基を有することが好ましく、加えて、感光によるパターン形成性の観点からはエチレン性不飽和二重結合などの反応性官能基を有していることが好ましい。
このような感光性を有する樹脂成分は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル酢酸またはこれらの酸無水物等のカルボキシル基含有モノマーおよびメタクリル酸エステル、アクリル酸エステル、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、2−ヒドロキシアクリレート等のモノマーを選択し、アゾビスイソブチロニトリルのような開始剤を用いて共重合して得られたポリマーの側鎖の一部に、反応性官能基を有するエチレン性不飽和基含有化合物を付加するなどして得られる。反応性官能基を有するエチレン性不飽和基含有化合物としては、グリシジル基やイソシアネート基を有するエチレン性不飽和基含有化合物やアクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライドまたはアリルクロライド、マレイン酸等のカルボン酸がある。
グリシジル基を有するエチレン性不飽和基含有化合物としては、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、アリルグリシジルエーテル、エチルアクリル酸グリシジル、クロトニルグリシジルエーテル、クロトン酸グリシジルエーテル、イソクロトン酸グリシジルエーテル等が挙げられる。とりわけ、CH=C(CH)COOCHCHOHCH−が好ましく用いられる。
イソシアネート基を有するエチレン性不飽和基含有化合物としては、(メタ)アクリロイルイソシアナート、(メタ)アクリロイルエチルイソシアネート等がある。また、グリシジル基やイソシアネート基を有するエチレン性不飽和基含有化合物やアクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライドまたはアリルクロライドは、ポリマー中のメルカプト基、アミノ基、水酸基やカルボキシル基に対して0.05〜1モル当量反応させることが好ましい。
カルボキシル基を有するポリマーとしては、焼成時の熱分解温度が低いことから、(メタ)アクリル酸エステルおよび(メタ)アクリル酸を共重合成分とするコポリマーが好ましく用いられる。とりわけ、スチレン/メタクリル酸メチル/メタクリル酸共重合体が好ましく用いられる。
カルボキシル基を有するコポリマーの樹脂酸価は50〜150mgKOH/gであることが好ましい。酸価が150より大きいと、現像許容幅が狭くなる。また、酸価が50未満では未露光部の現像液に対する溶解性が低下する。現像液濃度を高くすると露光部まで剥がれが発生し、高精細なパターンが得られにくくなる。
感光性オリゴマーは、感光性を有する樹脂成分と同様にアクリル酸、メタクリル酸等とカルボキシル基含有モノマー等を、アゾビスイソブチロニトリルのような開始剤を用いて共重合したものの側鎖の一部に反応性官能基を有するエチレン性不飽和基含有化合物を付加したものを用いることができる。
本発明の電子放出源用ペーストに感光性を付与する場合は、前記感光性を有する樹脂成分と同様にカゴ状シルセスキオキサンの中に、(メタ)アクリル基や、アリル基、ビニル基などのエチレン性不飽和二重結合を有するもの、エポキシ基、オキセタン基などの反応性官能基を有するものを用いてもよい。またエチレン性不飽和二重結合を有するものが、エチレン性不飽和基含有化合物及び光ラジカル重合開始剤と反応しやすいため、特に好ましい。さらに、カゴ状シルセスキオキサン1分子中の反応性官能基数としては、2個以上であることが好ましい。
エチレン性不飽和二重結合を有するカゴ状シルセスキオキサンを、電子放出源用ペーストに用いる場合は、エチレン性不飽和二重結合とカゴ状シルセスキオキサンが、極性基を介して結合しているカゴ状シルセスキオキサンを使用することが好ましい。極性基の存在により、電子放出源用ペーストとエチレン性不飽和二重結合を有するカゴ状シルセスキオキサンとの相溶性が向上するため、より均一分散した塗布膜が得られ、パターン形成性も向上する。極性基の具体例としては、エチレンオキシド基、プロピレンオキシド基、メチレンオキシド基、アミド基、エステル基、ウレタン結合など、さらにこれらの結合基が複数個つながった場合などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。フォトリソグラフィーでのパターン形成後、焼成するというプロセスから熱分解性という特性も重要であり、プロピレンオキシド基や、ウレタン結合はその点においても好ましい結合基である。また、一般式(1)〜(3)に示されるカゴ状シルセスキオキサンのR1〜10の端部にあるプロピレンオキシド基や2〜10個のプロピレンオキシド基、あるいはウレタン結合を介して、さらには、1〜10個のプロピレンオキシド基とウレタン結合を介して、(メタ)アクリル基が1分子中に2個以上付加されたカゴ状シルセスキオキサンは、好ましい化合物である。
感光性モノマーの具体的な例としては、光反応性を有する炭素−炭素不飽和結合を含有する化合物を用いることができ、例えばアルコール類(例えば、エタノール、プロパノール、ヘキサノール、オクタノール、シクロヘキサノール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなど)のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル、カルボン酸(例えば、酢酸プロピオン酸、安息香酸、アクリル酸、メタクリル酸、コハク酸、マレイン酸、フタル酸、酒石酸、クエン酸など)とアクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、アリルグリシジル、またはテトラグリシジルメテキシリレンジアミンとの反応生成物、アミド誘導体(例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、メチレンビスアクリルアミドなど)、エポキシ化合物とアクリル酸またはメタクリル酸との反応物などを挙げることができる。また、多官能感光性モノマーにおいて、不飽和基は、アクリル、メタクリル、ビニル、アリル基が混合して存在してもよい。
本発明では、これらを1種または2種以上使用することができる。感光性モノマーは、全感光性有機成分に対し、好ましくは2〜40重量%の範囲で添加され、より好ましくは、5〜30重量%である。感光性モノマーの量が少なすぎると光硬化不足になりやすく、露光部の感度が低下したり、現像耐性が低下したりする。感光性モノマーの量が多すぎる場合には未露光部の水に対する溶解性が低下したり、架橋密度が高すぎるために焼成時に脱バインダー不良を引き起こすおそれがある。
本発明に用いる感光性モノマーとしては、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、1−ヒドロキシシクロヘキシル−フェニルケトン、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、2−メチル−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4,4−ジクロロベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチル−ジフェニルサルファイド、アルキル化ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−N,N−ジメチル−N−[2−(1−オキソ−2−プロペニルオキシ)エチル]ベンゼンメタナミニウムブロミド、(4−ベンゾイルベンジル)トリメチルアンモニウムクロリド、2−ヒドロキシ−3−(4−ベンゾイルフェノキシ)−N,N,N−トリメチル−1−プロペンアミニウムクロリド一水塩、2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、2ーヒドロキシ−3−(3,4−ジメチル−9−オキソ−9H−チオキサンテン−2−イロキシ)−N,N,N−トリメチル−1−プロパナミニウムクロリド、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルホスフィンオサイド、2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4’,5’−テトラフェニル−1,2−ビイミダゾール、10−ブチル−2−クロロアクリドン、2−エチルアンスラキノン、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、メチルフェニルグリオキシエステル、η5−シクロペンタジエニル−η6−クメニル−アイアン(1+)−ヘキサフルオロフォスフェイト(1−)、ジフェニルスルフィド誘導体、ビス(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)−フェニル)チタニウム、4,4−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、4−ベンゾイル−4−メチルフェニルケトン、ジベンジルケトン、フルオレノン、2,3−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニル−2−フェニルアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、p−t−ブチルジクロロアセトフェノン、ベンジルメトキシエチルアセタール、アントラキノン、2−t−ブチルアントラキノン、2−アミノアントラキノン、β−クロルアントラキノン、アントロン、ベンズアントロン、ジベンズスベロン、メチレンアントロン、4−アジドベンザルアセトフェノン、2,6−ビス(p−アジドベンジリデン)シクロヘキサン、2,6−ビス(p−アジドベンジリデン)−4−メチルシクロヘキサノン、2−フェニル−1,2−ブタジオン−2−(o−メトキシカルボニル)オキシム、1,3−ジフェニルプロパントリオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、N−フェニルグリシン、テトラブチルアンモニウム(+1)n−ブチルトリフェニルボレート(1−)、ナフタレンスルフォニルクロライド、キノリンスルホニルクロライド、N−フェニルチオアクリドン、4,4−アゾビスイソブチロニトリル、ベンズチアゾールジスルフィド、トリフェニルホスフィン、四臭素化炭素、トリブロモフェニルスルホン、過酸化ベンゾイルおよびエオシン、メチレンブルー等の光還元性の色素とアスコルビン酸、トリエタノールアミン等の還元剤の組み合わせ等が挙げられる。
本発明では、これらを1種または2種以上使用することができる。光ラジカル重合開始剤は、感光性有機成分に対し、0.05〜10重量%の範囲で添加され、より好ましくは、0.1〜10重量%である。光ラジカル重合開始剤の量が少なすぎると光感度が不良となり、光ラジカル重合開始剤の量が多すぎる場合には露光部の残存率が小さくなるおそれがある。
光ラジカル重合開始剤と共に増感剤を使用し、感度を向上させたり、反応に有効な波長範囲を拡大することができる。
増感剤の具体例としては、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2,3−ビス(4−ジエチルアミノベンザル)シクロペンタノン、2,6−ビス(4−ジメチルアミノベンザル)シクロヘキサノン、2,6−ビス(4−ジメチルアミノベンザル)−4−メチルシクロヘキサノン、ミヒラーケトン、4,4−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4−ビス(ジメチルアミノ)カルコン、4,4−ビス(ジエチルアミノ)カルコン、p−ジメチルアミノシンナミリデンインダノン、p−ジメチルアミノベンジリデンインダノン、2−(p−ジメチルアミノフェニルビニレン)イソナフトチアゾール、1,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニルビニレン)イソナフトチアゾール、1,3−ビス(4−ジメチルアミノベンザル)アセトン、1,3−カルボニルビス(4−ジエチルアミノベンザル)アセトン、3,3−カルボニルビス(7−ジエチルアミノクマリン)、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−フェニル−N−エチルエタノールアミン、N−フェニルエタノールアミン、N−トリルジエタノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、ジエチルアミノ安息香酸イソアミル、安息香酸(2−ジメチルアミノ)エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸(n−ブトキシ)エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、3−フェニル−5−ベンゾイルチオテトラゾール、1−フェニル−5−エトキシカルボニルチオテトラゾール等が挙げられる。
本発明ではこれらを1種または2種以上使用することができる。なお、増感剤の中には光ラジカル重合開始剤としても使用できるものがある。増感剤を本発明の電子放出源用ペーストに添加する場合、その添加量は感光性有機成分に対して通常0.05〜10重量%、より好ましくは0.1〜10重量%である。増感剤の量が少なすぎれば光感度を向上させる効果が発揮されず、増感剤の量が多すぎれば露光部の残存率が小さくなるおそれがある。
本発明の電子放出源用ペーストは、有機溶媒を有していてもよい。有機溶媒はバインダー樹脂等有機成分を溶解するものが好ましい。例えば、エチレングリコールやグリセリンに代表されるジオールやトリオールなどの多価アルコール、アルコールをエーテル化および/またはエステル化した化合物(エチレングリコールモノアルキルエーテル、エチレングリコールジアルキルエーテル、エチレングリコールアルキルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、プロピレングリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコールジアルキルエーテル、プロピレングリコールアルキルエーテルアセテート)などが挙げられる。より具体的には、テルピネオール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、プロピルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、ブチルカルビトールアセテートなどやこれらのうちの1種以上を含有する有機溶媒混合物が用いられる。
分散剤はアミン系くし形ブロックコポリマーが好ましい。アミン系くし形ブロックコポリマーとしては、たとえば、アビシア(株)製のソルスパース13240、ソルスパース13650、ソルスパース13940、ソルスパース24000SC、ソルスパース24000GR、ソルスパース28000(いずれも商品名)などが挙げられる。
本発明の電子放出源用ペーストは、ガラス粉末を有していてもよい。ガラス粉末は、CNTとカソード基板との接着性付与の効果がある。ガラス粉末を添加することで、電子放出源用ペーストの接着力をさらに向上させることができる。
ガラス粉末は、Biを45〜86重量%含有することで、有毒な鉛(Pb)を含むことなくガラス軟化点を450℃以下に下げることができる。Biは低軟化点ガラスの主成分であるPbと比較して、有毒性がはるかに低いにもかかわらず、多くの性質に類似性が認められ、Pbと同様にガラスの軟化点を下げることができる。Biが45重量%より少ないと軟化点が高くなりすぎ、86重量%より多いとガラスが不安定になりやすいため好ましくない。
ここでいうガラスの軟化点は示差熱分析(DTA)法を用いてガラス試料100mgを20℃/分で空気中で加熱し、横軸に温度、縦軸に熱量をプロットして得られるDTA曲線より得られる。
ガラス粉末は、Biを45〜86重量%含有されていれば、その他の組成は特に限定されない。好ましくは、45〜86重量%のBi、0.5〜8重量%のSiO、3〜25重量%のB、0〜25重量%のZnOを有するガラス粉末がガラスの安定性と軟化点の制御のしやすさという点で好ましい。
SiOの含有量を0.5〜8重量%とすることでガラスの安定性を向上させることができる。0.5重量%より少ないとその効果が不十分であり、8重量%より多いとガラスの軟化点が高くなりすぎる。
の含有量もまた3〜25重量%とすることでガラスの安定性を向上させることができる。3重量%より少ないとその効果が不十分であり、25重量%より多いとガラスの軟化点が高くなりすぎる。
ZnOは含まなくともよいが、25重量%まで含有させることで軟化点を下げることができる。25重量%より多いとガラスが不安定になる。その他にもAl、NaO、CaO、MgO、CeO、KO等を含むことができる。
ガラス粉末の平均粒径は100nm〜2μmが好ましい。より好ましくは500nm〜1μmである。100nmより小さいとガラス粉末が凝集しやすくなるため、好ましくない。2μmより大きいと直径10〜50μmの高精細な円状パターンを形成する際、形状不良の原因となる。ガラス粉末の粒径が小さくなるとガラス粉末が軟化しやすくなるため、より少ないガラス粉末の添加量でCNTとカソード基板の接着性を得ることができる。そのため、ガラスの平均粒径が1〜2μmのときはCNT100重量部に対してガラス粉末が3000〜8000重量部が好ましく、ガラスの平均粒径が1μmより小さいときは、CNT100重量部に対してガラス粉末が200〜3000重量部であることが好ましい。
ここで平均粒径とは、累積50%粒径(D50)のことをさす。これは一つの粉体の集団の全体積を100%として体積累積カーブを求めたとき、その体積累積カーブが50%となる点の粒径を表したものであり、累積平均径として一般的に粒度分布を評価するパラメータの1つとして利用されているものである。なお、ガラス粉末の粒度分布の測定はマイクロトラック法(日機装(株)製マイクロトラックレーザー回折式粒度分布測定装置による方法)で測定することができる。
電子放出源用ペーストは、各種成分を所定の組成になるよう調合した後、3本ローラー、ボールミル、ビーズミル等の混練機で均質に混合分散することによって作製することができる。ペースト粘度は、ガラス粉末、増粘剤、有機溶媒、可塑剤および沈殿防止剤等の添加割合によって適宜調整されるが、その範囲は2〜200Pa・sである。例えば、基板への塗布をスリットダイコーター法やスクリーン印刷法以外にスピンコート法やスプレー法で行う場合は、0.001〜5Pa・sが好ましい。
以下に、本発明の感光性電子放出源用ペーストを用いたトライオード型とダイオード型のフィールドエミッション用電子放出素子の作製方法について説明する。なお、電子放出素子の作製は、その他の公知の方法を用いてもよく、後述する作製方法に限定されない。
はじめにトライオード型電子放出素子用背面基板の作製方法を説明する。ソーダガラスや耐熱ガラスであるガラス基板上にITO等の導電性膜を成膜しカソード電極を形成する。次いで、絶縁材料を印刷法により5〜15μm積層し絶縁層を作製する。次に、絶縁層上に真空蒸着法によりゲート電極層を形成する。ゲート電極層上にレジスト塗布し、露光、現像によりゲート電極および絶縁層をエッチングすることによって、エミッタホールパターンを作製する。この後、電子放出源用ペーストをスクリーン印刷またはスリットダイコーター等により塗布する。上面露光または背面露光の後に現像し、エミッタホール内に電子放出源パターンを形成し、400〜500℃で焼成する。最後にレーザー照射法やテープはく離法によりCNT膜の起毛処理を行う。次に、前面基板を作製する。ソーダライムガラスや耐熱ガラスであるガラス基板上にITOを成膜しアノード電極を形成する。アノード電極上に赤緑青の蛍光体を印刷法により積層する。背面基板と前面基板をスペーサーガラスを介して貼り合わせ、容器に接続した排気管により真空排気することによりトライオード型電子放出素子を作製することができる。電子放出状態を確認するために、アノード電極に1〜5kVの電圧を供給することで、CNTから電子が放出され蛍光体発光を得ることができる。
ダイオード型電子放出素子用前面板を作製する場合は、カソード電極上に電子放出源用ペーストをスクリーン印刷またはスリットダイコーター等により所定のパターンで印刷後、大気中400〜500℃の温度で加熱し、CNT膜を得て、CNT膜をテープはく離法やレーザー処理法により起毛処理を行う。新たにITOをスパッタしたガラス基板上に蛍光体を印刷し、アノード基板を作製し、これら2枚のガラス基板をスペーサーを挟んで貼り合わせ、容器に接続した排気管で真空排気することによりダイオード型電子放出素子を作製することができる。電子放出状態を確認するために、アノード電極に1〜5kVの電圧を供給することで、CNTから電子が放出され蛍光体発光を得ることができる。
以下に、本発明を実施例に具体的に説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。本実施例で用いた有機成分及び無機成分は次の通りである。
A.有機成分
ポリマーI:ポリビニルシルセスキオキサン(ラダー型)
ポリマーII:エチルセルロース
感光性ポリマー:30重量部のアクリル酸メチル、40重量部のアクリル酸エチル、30重量部のメタクリル酸からなる共重合体のカルボキシル基に対し、0.4当量のグリシジルメタクリレート(GMA)を付加反応させた重量平均分子量43000、酸価100mgKOH/g、Tgは40℃のものを用いた。なお、感光性ポリマーの重量平均分子量はテトラヒドロフランを移動相としたサイズ排除クロマトグラフィーにより測定した。カラムはShodex KF−803を用い、ポリスチレン換算により計算した。Tgの測定法は、島津製作所(株)製DSC−50型測定装置を用い、サンプル重量10mg、窒素気流下で昇温速度20℃/分で昇温し、ベースラインの偏起が開始する温度をTgとした。また、酸価の測定は、感光性ポリマー1gをエタノール100mlに溶解した後、0.1N水酸化カリウム水溶液を用いた滴定を行い、求めた。
感光性モノマー:テトラプロピレングリコールジメタクリレート
光ラジカル重合開始剤: “イルガキュア369”(チバ・スペシャルティケミカルズ社製)
溶媒:テルピネオール
カゴ状シルセスキオキサンI:MA0750(トリスメタクリルイソブチル−POSS(登録商標)、C5511418Si10)、ハイブリッドプラスチックス社製
カゴ状シルセスキオキサンII:MA0735(オクタメタクリル−POSS(登録商標)、C568828Si)、ハイブリッドプラスチックス社製
カゴ状シルセスキオキサンIII:MA0702(メタクリルイソブチル−POSS(登録商標)、C357414Si)、ハイブリッドプラスチックス社製
カゴ状シルセスキオキサンIV:EP0423(トリスグリシジルイソブチル−POSS(登録商標)、C5211418Si10)、ハイブリッドプラスチックス社製。
B.無機成分
CNT(I):多層CNT(シンセンナノテクポート社製)
CNT(II):2層CNT(東レ(株)製)
ガラス粉末:Bi(85重量%)、B(4重量%)、SiO(1.5重量%)、ZnO(9.5重量%)
軟化点415℃、平均粒径0.6μm。
ガラス粉末の平均粒径は、累積50%粒径(D50)であり、粒度分布の測定はマイクロトラック法(日機装(株)製マイクロトラックレーザー回折式粒度分布測定装置による方法)で測定した。ガラスの軟化点は示差熱分析(DTA)法を用いてガラス試料100mgを20℃/分で空気中で加熱し、横軸に温度、縦軸に熱量をプロットして得られるDTA曲線から算出した。
本実施例、比較例を通じての接着性評価は、以下のように行った。得られた厚さ1μmのCNT膜に剥離接着強さ0.5N/20mmのテープを貼り、180℃の角度を保ちながら速度300mm/分で引き剥がすことでCNTとカソード電極との接着性を評価した。CNTとカソード電極面との接着力が弱く、1回のテープ剥離でCNT膜ごと剥離してカソード電極の全面が見えてしまうものを×、CNT膜の一部が剥離したものを△、同じ部分を1回のテープ剥離をしてもCNT膜が剥離せずカソード電極面が見えないものを○とした。
本実施例、比較例を通じての起毛したCNTの本数評価は以下のように行った。テープ剥離をして起毛させたCNT膜の断面を無作為に5点(両端を除く)とり、(株)日立製作所製の走査型電子顕微鏡(S−4800)を用いて、倍率30000倍、加速電圧1kV、視野4.25μm×3μmの条件で起毛したCNTの本数を観察し、1μmあたり起毛したCNTの本数を算出し、5点の平均をとった。なお、起毛の評価は、それぞれのCNTがCNT膜に対して45°以上立っていれば、起毛しているとした。
実施例1〜5
本発明の電子放出源用ペーストは以下の要領で作製した。各CNTは直径3mmのジルコニアボールを用いたボールミルにより粉砕して使用した。粉砕したCNTとカゴ状シルセスキオキサンを各々表1に記載された量を添加して3本ローラーにて混練し、溶媒であるテルピネオールを表1に記載された量を添加して電子放出源用ペーストとした。
次に、電子放出素子を作製した。ガラス基板上にITOをスパッタにより成膜しカソード電極を形成した。得られたカソード電極上に電子放出源用ペーストをインクジェット装置により1μmの厚さ、1mm角のパターンを形成した。大気中450℃の温度で加熱し、CNT膜を得た。このCNT膜を剥離接着強さ0.5N/20mmのテープにより起毛処理した。起毛処理の際にCNTとカソード電極との接着性の評価を行った。また、新たにITOをスパッタしたガラス基板上に蛍光体を印刷し、アノード基板を作製した。これら2枚のガラス基板を200μmのギャップフィルムを挟んで貼り合わせた。アノード電極に1〜5kVの電圧を供給し、CNTから得られる電子放出による蛍光体発光が確認できた。結果を表1に示す。
Figure 2008130354
実施例6〜10
表2に示されている各成分を用いて電子放出源用ペーストを作製した。各CNTは直径3mmのジルコニアボールを用いたボールミルにより粉砕して使用した。粉砕したCNTと各々表2に記載された成分を用いて3本ローラーにて混練し、溶媒であるテルピネオールを表1に記載された量を添加して電子放出源用ペーストとした。
次に、電子放出素子を作製した。ガラス基板上にITOをスパッタにより成膜しカソード電極を形成した。得られたカソード電極上に電子放出源用ペーストをスクリーン印刷により1mm角のパターンで1μm厚で印刷した。ここで得たパターンを大気中450℃の温度で加熱し、CNT膜を得た。実施例1〜5と同様に得られたCNT膜からCNTを起毛させ、接着性等の評価を行った。結果を表2に示す。また実施例1〜5と同様にして電子放出素子を作製し、CNTから得られる電子放出による蛍光体発光が確認できた。
実施例11〜15
表2に示されている各成分を用いて電子放出源用ペーストを作製した。各CNTは直径3mmのジルコニアボールを用いたボールミルにより粉砕して使用した。粉砕したCNTと感光性ポリマー溶液(メタクリル酸/メタクリル酸メチル/スチレン=40/40/30からなる共重合体のカルボキシル基に対して0.4当量のグリシジルメタクリレートを付加反応させたもの(重量平均分子量43000、酸価100)をテルピネオールに40重量%溶解させたものを、各々表2に記載された成分を用いて3本ローラーにて混練し、溶媒であるテルピネオールを表2に記載された量を新たに添加して電子放出源用ペーストとした。
次に、電子放出素子を作製した。ガラス基板上にITOをスパッタにより成膜しカソード電極を形成した。得られたカソード電極上に電子放出源用ペーストを1μm厚でスクリーン印刷により50mm角のパターンに印刷、形成した。次いで、ネガ型クロムマスク(20μmφ、40μmピッチ)を用いて上面から50mW/cm出力の超高圧水銀灯で紫外線露光した。そして炭酸ナトリウム1重量%水溶液をシャワーで150秒間かけることにより現像し、シャワースプレーを用いて水洗浄して光硬化していない部分を除去した。ここで得たパターンを大気中450℃の温度で加熱し、CNT膜を得た。実施例1〜5と同様に得られたCNT膜からCNTを起毛させ、接着性等の評価を行った。結果を表2に示す。また実施例1〜5と同様にして電子放出素子を作製し、CNTから得られる電子放出による蛍光体発光が確認できた。
Figure 2008130354
実施例16〜20
表3に示されている各成分を用いて電子放出源用ペーストを作製した。各CNTは直径3mmのジルコニアボールを用いたボールミルにより粉砕して使用した。粉砕したCNTと感光性ポリマー溶液(メタクリル酸/メタクリル酸メチル/スチレン=40/40/30からなる共重合体のカルボキシル基に対して0.4当量のグリシジルメタクリレートを付加反応させたもの(重量平均分子量43000、酸価100)をテルピネオールに40重量%溶解させたもの)を、各々表3に記載された成分を用いて3本ローラーにて混練し、溶媒であるテルピネオールを表3に記載された量を新たに添加して電子放出源用ペーストとした。
次に、電子放出素子を作製した。実施例9〜13と同様に、CNTが起毛したCNT膜を作製し、接着性等の評価を行った。結果を表3に示す。また実施例1〜5と同様にして電子放出素子を作製し、CNTから得られる電子放出による蛍光体発光が確認できた。
Figure 2008130354
比較例1、2
電子放出源用ペーストは実施例1〜5と同様にして、表4に記載された組成のとおり作製した。次に、電子放出素子を作製した。ガラス基板上にITOをスパッタにより成膜しカソード電極を形成した。得られたカソード電極上に電子放出源用ペーストを1μm厚でスクリーン印刷により1mm角のパターンに印刷、形成した。大気中450℃の温度で加熱し、CNT膜を得た。結果を表4に示す。比較例1、2共に起毛処理時にCNT膜が剥がれてしまった。
比較例3、4
電子放出源用ペーストは実施例6〜8と同様にして、表4に記載された組成のとおり作製した。次に、比較例1〜2と同様にしてCNTが起毛したCNT膜を作製し、接着性等の評価を行った。結果を表4に示す。また実施例1〜5と同様にして電子放出素子を作製したところ、比較例3では、CNTから得られる電子放出による蛍光体発光が確認できた。比較例4は、起毛処理時にCNT膜が剥がれてしまった。
比較例5
電子放出源用ペーストは実施例9〜13と同様にして、表4に記載された組成のとおり作製した。次に、比較例1〜2と同様にしてCNTが起毛したCNT膜を作製し、接着性等の評価を行った。結果を表4に示す。比較例5は、起毛処理時にCNT膜が剥がれてしまった。
比較例6、7
電子放出源用ペーストは実施例14〜18と同様にして、表4に記載された組成のとおり作製した。次に、比較例1〜2と同様にしてCNTが起毛したCNT膜を作製し、接着性等の評価を行った。結果を表4に示す。また実施例1〜5と同様にして電子放出素子を作製したところ、CNTから得られる電子放出による蛍光体発光が確認できた。
Figure 2008130354

Claims (5)

  1. カーボンナノチューブとカゴ状シルセスキオキサンを含有する電子放出源用ペースト。
  2. さらに樹脂成分を含有する請求項1記載の電子放出源用ペースト。
  3. 樹脂成分が、エチレン性不飽和基含有化合物であり、さらに光ラジカル重合開始剤を含有する請求項2記載の電子放出源用ペースト。
  4. カゴ状シルセスキオキサンが、エチレン性不飽和二重結合を有する請求項1記載の電子放出源用ペースト。
  5. さらにガラス粉末を含有する請求項2記載の電子放出源用ペースト。
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