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JP2008123771A - 発電モジュール及び電子機器 - Google Patents

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JP2008123771A JP2006304801A JP2006304801A JP2008123771A JP 2008123771 A JP2008123771 A JP 2008123771A JP 2006304801 A JP2006304801 A JP 2006304801A JP 2006304801 A JP2006304801 A JP 2006304801A JP 2008123771 A JP2008123771 A JP 2008123771A
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Abstract

【課題】副生成物を燃料容器に回収できる発電モジュール及び電子機器を提供する。
【解決手段】燃料12を貯蔵する複数の燃料容器100A,100Bと連結自在であり、燃料容器100A,100Bから供給される燃料12を用いて発電を行う発電モジュール200は、複数の燃料容器100A,100Bと連結している状態で、複数の燃料容器100A,100Bの一方から燃料12を取り込み、発電によって生成される副生成物を複数の燃料容器100A,100Bのうち燃料12が発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)に回収する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の燃料容器から燃料が供給されることにより発電する発電モジュール及び電子機器に関する。
近年では、携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、腕時計、PDA(Personal Digital Assistance)、電子手帳等といった小型電子機器がめざましい進歩・発展を遂げている。電子機器の電源として、アルカリ乾電池、マンガン乾電池といった一次電池又はニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素蓄電池、リチウムイオン電池といった二次電池が用いられている。今日では、一次電池及び二次電池の代替えのために、高いエネルギー利用効率を実現できる燃料電池についての研究・開発が盛んに行われている。
燃料電池は、燃料と大気中の酸素とを電気化学的に反応させて化学エネルギーを電気エネルギーに変換するものであり、燃料の化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換する電気化学反応を利用しているので、該反応に副生成物として水が生成され排出される。
例えば、特許文献1では、燃料電池システムにおいて、燃料カートリッジの他に、水回収用のカートリッジを別途設けている。
特開2004−192171号公報
上述のように、燃料カートリッジとは別に水回収カートリッジを設けているため、燃料の交換と回収した水の交換をそれぞれ別々に行わなければならなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、容易に副生成物を燃料容器に回収できる発電モジュール及び電子機器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、燃料を貯蔵する燃料容器と連結自在であり、前記燃料容器から供給される燃料を用いて発電を行う発電モジュールにおいて、
前記燃料容器と連結している状態で、発電によって生成される副生成物を、前記燃料容器内の燃料が発電に要する所定量未満になってから前記燃料容器に回収することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発電モジュールにおいて、
回収された燃料容器内の副生成物を発電のために供給されて再利用することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発電モジュールにおいて、
発電によって生成される副生成物を回収する回収器を設け、
前記回収器から余剰した副生成物を、燃料が発電に要する所定量未満になった前記燃料容器に回収することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載の発電モジュールにおいて、
前記発電に要する所定量未満の前記燃料容器は、燃料が空であることを特徴とする。
請求項5の発明は、電子機器において、請求項1に記載の発電モジュールを備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、燃料を貯蔵する複数の燃料容器と連結自在であり、前記燃料容器から供給される燃料を用いて発電を行う発電モジュールにおいて、
前記複数の燃料容器と連結している状態で、発電によって生成される副生成物を、前記複数の燃料容器のうち燃料が発電に要する所定量未満になった燃料容器に回収することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の発電モジュールにおいて、
回収された燃料容器内の副生成物を発電のために供給されて再利用することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6又は7に記載の発電モジュールにおいて、
発電によって生成される副生成物を回収する回収器を設け、
前記回収器から余剰した副生成物を、前記複数の燃料容器のうち燃料が発電に要する所定量未満になった燃料容器に回収することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6に記載の発電モジュールにおいて、
前記発電に要する所定量未満の前記燃料容器は、燃料が空であることを特徴とする。
請求項10の発明は、電子機器において、請求項6に記載の発電モジュールを備えることを特徴とする。
本発明によれば、副生成物を容易に燃料容器に回収することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されないものとする。
[第一の実施の形態]
図1は、燃料容器100の分解斜視図、図2(a)は燃料容器100の上面図、(b)は切断線II−IIに沿って切断した際の矢視断面図である。
燃料容器100は、発電モジュール200(図3参照)と連結自在であって、燃料12を貯蔵する燃料貯蔵部1を有している。燃料貯蔵部1は、燃料貯蔵部1から供給される燃料12に基づいて発電する発電モジュール200から排出された気体及び水を含む排出物を冷却して回収する。
燃料貯蔵部1は、箱状の筐体4内に形成された箱状の空間である。燃料12は、化学燃料単体、あるいは化学燃料と水との混合物であり、化学燃料としては、例えばメタノール、エタノール等のアルコール類やジメチルエーテル等のエーテル類、ガソリンといった水素原子を含む化合物を使用することができる。本実施の形態では、メタノール等の化学燃料を用いるものとする。なお、化学燃料と水との混合物としては、例えばメタノールと水とが均一に混合した混合物が化学反応材料として用いられる。また燃料貯蔵部1は、燃料12が排出し終えると、副生成物である水を回収する水回収部として利用される。
筐体4は、透明又は半透明をなしており、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アクリル等の合成樹脂材料から構成されている。
筐体4の長手方向一端面(図2中右端面4A)には、その端面4Aを貫通して燃料貯蔵部1内に連通するとともに右端面4Aの外側に突出して、発電モジュール200に燃料12を排出する燃料排出口11が凸状に形成されている。
燃料排出口11は、燃料貯蔵部1内の燃料12を排出するための貫通孔であり、筐体4の右端面4Aから突出した凸状頭頂部に設けられ、燃料排出口11を通って燃料貯蔵部11の内から外に不要に燃料12が排出するのを阻止する逆止弁(図示しない)が嵌め込まれている。具体的には、逆止弁は可撓性・弾性を有する材料をダックビル状に形成したダックビル弁であり、逆止弁はそのダックビル状の先端を燃料貯蔵部1の内側に向けた状態で燃料排出口11に嵌め込まれている。可撓性・弾性を有する材料としては、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)やブチルゴム等が挙げられ、一般的にブチルゴムは高分子の弾性材料の中では低いガス透過性を示すため、より小さいサイズの部品を作るためには実用においてブチルゴムを選択することが好ましい。また、逆止弁は機械的な複雑構造を持たないため、容積を小さくすることができ、低コスト化を図ることができる。なお、逆止弁には、後述の発電モジュール200に設けられた、燃料容器100から燃料12を供給するための針状の燃料供給管(図示しない)が挿入される際に燃料貯蔵部1の内と外を連通する挿入孔が予め設けられていても良く、また燃料供給管を挿入することによって初めて挿入孔が形成されるような構造であっても良い。挿入孔が予め設けられている場合、燃料貯蔵部1内に燃料12が充填されていれば、逆止弁が燃料貯蔵部1の内部は燃料12の内圧によって、挿入孔の周囲では挿入孔を閉じる方向に力が加わるよう設計され、また弾性復元力のために元の形状に戻ろうとするため挿入孔に挿入された燃料供給管の周囲に隙間が作られないので燃料12が挿入孔から不要に燃料貯蔵部1の外に漏洩することがない。そして、発電モジュール200の燃料供給管が挿入されることにより、燃料貯蔵部1から燃料排出口11、燃料供給管を介して発電モジュール200へと燃料12が排出される。
また、筐体4の右端面4Aで燃料排出口11の上側には、燃料貯蔵部1内に連通し、後述の発電モジュール200で排出された排出物が回収される凸状の排出物回収口41が、筐体4内に埋設して設けられている。
排出物回収口41は、燃料貯蔵部1に排出物を回収するための貫通孔であり、筐体4の右端面4Aから突出した凸状頭頂部に設けられ、排出物回収口41を通って一旦筐体4の内に供給された排出物が筐体4外に不要に排出するのを阻止する逆止弁(図示しない)が嵌め込まれている。具体的に、逆止弁は上記燃料排出口11に嵌め込まれた逆止弁と同様のものを使用することができる。また、排出物回収口41には、逆止弁を介して燃料貯蔵部1内に排出物を供給するための排出物送出管42が設けられている。排出物送出管42は排出物回収口41から下側に配されて、筐体4の長手方向に沿って燃料貯蔵部1の左端部側へ延在している。
筐体4の長手方向他端面4B(図2中左端面)には、燃料貯蔵部1内に連通する矩形状の開口部43が形成されている。そして、この開口部43を覆うように気液分離機能を有する疎水性多孔質膜を含む気液分離膜2が貼り付けられている。気体を透過させ且つ液体を透過させない気液分離膜2は、矩形状の薄膜で、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメタクリレート、セルロースアセテートやセルローストリアセテートなどのセルロース系樹脂、ポリエーテルスルホンやポリスルホンなどのポリスルホン系樹脂等からなるものが挙げられる。よって、気液分離膜2を介して筐体4の内側と外側とを気体が通過でき、液体は気液分離膜2を通過しないようになっている。そのため、筐体4内の水が外部に漏れることがない。また排出物回収口41から排出物として水が筐体4内に回収された場合に回収された水の容積に見合った筐体4内の空気が気液分離膜2から外部に排出されることになる。
さらに、筐体4の左端部側における前面4C及び後面4Dには、後述の電子機器400に着脱自在に装着するためのガイド部44,44がそれぞれ取り付けられている。ガイド部44,44は、筐体4の前面4C及び後面4Dに左右方向に沿って直線状に延在している。
上述の燃料容器100において、燃料貯蔵部1内の燃料12は、燃料排出口11を介して後述の発電モジュール200に供給され、この燃料12を利用して電気エネルギーが取り出される。また、発電モジュール200で生じた排出物は、燃料貯蔵部1内の燃料12が無くなった場合に、排出物回収口41を介して排出物送出管42内に送出された後、排出物送出管42内を流れて燃料貯蔵部1に送り込まれる。排出物中の気体内の水蒸気は排出物送出管42内を流通している間に冷却されて、或いは燃料貯蔵部1内に回収された水に冷却されて、凝縮されて水となり、燃料貯蔵部1に回収される。凝縮されなかった気体は、気液分離膜2を通過して外部へ放出され、水は液体のために気液分離膜2を通過できないので燃料貯蔵部1に貯留される。
図3は、上記燃料容器100と同様の構成をなした第一の燃料容器100A及び第二の燃料容器100Bと発電モジュール200とを備えた発電システム300の概略構成を示したブロック図である。なお、以下の説明において、第一の燃料容器100Aを構成する各構成部分は、上述の燃料容器100の各構成部分と対応しているので、同様の数字に英字Aを付し、第二の燃料容器100Bについても、同様の数字に英字Bを付している。
発電システム300は、第一の燃料容器100A及び第二の燃料容器100Bと、第一及び第二の燃料容器100A,100Bから供給された燃料12によって発電する発電モジュール200を有し、第一及び第二の燃料容器100A,100Bのうち、燃料容器100A、100Bの一方から選択的に燃料12を取り込んで発電モジュール200で発電する。このとき、燃料容器100A、100Bの当該一方の燃料12が空になるまで燃料12を取り込み続け、空になると、燃料容器100A、100Bの他方から燃料12を取り込むよう切り替える。燃料12を取り込んだ発電モジュール200から排出された排出物である水は、発電モジュール200内の水タンク(回収器)201で一旦回収する。水タンク201は、燃料容器100A、100Bの少なくとも一方に満たされている燃料12の量によって生成され排出される水の量以上の水を貯蔵できる収容許容量を持っている。したがって、水タンク201が回収した水が所定量(例えば50ml)以上且つ収容許容量(例えば70ml)未満に達した場合に、燃料容器100A、100Bの一方は確実に燃料12が空の状態となっている。このとき、水タンク201では、起動時に気化器211に必要な水量並びに起動時に第一の加湿器221、第二の加湿器222が加湿するのに必要な水量(例えば10ml)を除いた余剰の水を燃料12が空になった方の燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)に回収させ、水タンク201の水量が起動時に必要な量となるように制御する。燃料貯蔵部(1A又は1B)で回収した水を発電のために再利用するように制御されていてもよい。
発電モジュール200は、水を貯蔵する水タンク201と、第一及び第二の燃料容器100A,100Bから供給された燃料12と、水タンク201から供給された水とから水素を生成する反応装置210と、水素の電気化学反応により電気エネルギーを生成する燃料電池220とを備えている。また、反応装置210で生成された水素を加湿して燃料電池220のアノードに供給する第一の加湿器221、燃料電池220のカソードに供給する空気を加湿する第二の加湿器222を備えている。燃料電池220の電解質膜は、第一の加湿器221及び第二の加湿器222によって加湿された空気及び改質ガスにより加湿された状態となっている。第一の加湿器221及び第二の加湿器222への水の供給の開始時期は、燃料電池220が発電を開始する直前が好ましく、水供給期間は、燃料電池220が発電している間供給されていてもよく、また燃料電池220が発電する際に生じる水が電解質膜全体に浸透するのであれば、発電を開始する直前のみであってもよい。
水タンク201は、水が貯蔵され、貯蔵された水は後述する第一の水ポンプP1及び第二の水ポンプP2が反応装置210の気化器211や第一及び第二の加湿器221,222に供給する。また、後述するように燃料電池220のカソードから排出された排出物(水)を水タンク201に貯蔵する。さらに、燃料電池220の加湿にされずに第一及び第二の加湿器221,222から排出された余剰の水も水タンク201に貯蔵する。
また、水タンク201には、水タンク201内に貯蔵された水の残量検出を行う水残量センサS1が設けられている。水残量センサS1は、水タンク201に貯蔵された水の残量を測定し、その測定結果となる電気信号を制御部230に出力する。
発電モジュール200は、第一の残量センサS21及び第二の残量センサS22が設けられている。第一の燃料容器100A、100Bが発電モジュール200に連結されると、第一の残量センサS21が第一の燃料容器100Aに貯蔵された燃料12の残量を測定し、その測定結果となる電気信号を制御部230に出力し、第二の残量センサS22が第二の燃料容器100Bに貯蔵された燃料12の残量を測定し、その測定結果となる電気信号を制御部230に出力する。
制御部230は、第一の残量センサS21及び第二の残量センサS22の残量情報信号にしたがって、第一の燃料容器100A、100Bのうち燃料12が発電に要する所定量未満(例えば残量がない空の状態)になった方を検知し、水タンク201内の水がしきい値となる所定量以上且つ収容許容量未満となった場合に、燃料12が発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)へ余剰の水を送る。一旦燃料12が発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)に水を入れると、制御部230は、以後の残量センサ(S21又はS22)が測定する残量が水の残量であると認識し、後述するように、燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)に回収された水がある限り、水タンク201内の水よりも優先的に、気化器211や第一の加湿器221及び第二の加湿器222に供給される。残量センサ(S21又はS22)が燃料容器(100A又は100B)の水がなくなったとみなすと、水タンク201が気化器211や第一の加湿器221及び第二の加湿器222へ水を供給するように切り替わる。
反応装置210は、第一の燃料容器100A、第二の燃料容器100B及び水タンク201から供給された燃料12と水を気化させて燃料ガス(気化された燃料と水蒸気の混合気)を生成する気化器211と、化学反応式(1)に示すように気化器211から供給された燃料ガスを改質して改質ガスを生成する改質器212と、改質器212を加熱して化学反応式(1)の反応を良好に行うために必要な温度に設定する燃料触媒器213と、化学反応式(1)についで逐次的に起こる化学反応式(2)によって微量に副成される一酸化炭素COを、化学反応式(3)に示すように酸化させて除去する一酸化炭素除去器(CO除去器)214とを備えている。また、気化器211、触媒燃焼器213及び一酸化炭素除去器214を加熱する電気ヒータとして機能するとともにこれらの温度を測定する温度計としても機能するヒータ兼温度計(図示しない)とを備えている。
CHOH+HO→3H+CO・・・(1)
+CO→HO+CO・・・(2)
2CO+O→2CO・・・(3)
第一の加湿器221は、一酸化炭素除去器214から生成された改質ガスに含まれる水素を水タンク201から供給された水によって加湿して、燃料電池220のアノードに供給する。
第二の加湿器222は、空気ポンプPAから供給された空気を水タンク201から供給された水、或いは燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)に回収された水によって加湿して、燃料電池220のカソードに供給する。また、第二の加湿器222から排出された不要な水は水タンク201に回収されるようになっている。
燃料電池220は、触媒微粒子を担持したアノードと、触媒微粒子を担持したカソードと、アノードとカソードとの間に介在されたフィルム状の固体高分子電解質膜とを備えている。燃料電池220のアノードには、一酸化炭素除去器214から供給された水素が供給され、燃料電池220のカソードには、後述の空気ポンプPAによって外部から空気が供給される。アノードにおいては、混合気中の水素が、電気化学反応式(4)に示すように、アノードの触媒微粒子の作用を受けて水素イオンと電子とに分離する。水素イオンは固体高分子電解質膜を通じてカソードに伝導し、電子はアノードにより電気エネルギー(発電電力)として取り出される。カソードにおいては、電気化学反応式(5)に示すように、カソードに移動した電子と、空気中の酸素と、固体高分子電解質膜を通過した水素イオンとが反応して水が生成される。そして、アノードで未反応の水素を含むオフガスは触媒燃焼器213に送られ、カソードで生成された水や未反応の空気は排出物として水タンク201に送られるようになっている。
→2H+2e・・・(4)
2H+1/2O+2e→HO・・・(5)
また、発電システム300は、第一及び第二の燃料容器100A,100B、水タンク201、反応装置210、燃料電池220等の他に、第一の燃料容器100A内の燃料12を気化器211に供給する第一の燃料ポンプP31と、第二の燃料容器100B内の燃料12を気化器211に供給する第二の燃料ポンプP32と、水タンク201内の水を気化器211に供給する第一の水ポンプP1と、燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)に回収された水及び水タンク201内の水の一方を選択的に第一及び第二の加湿器221,222に供給する第二の水ポンプP2と、水タンク201で回収した水を第一又は第二の燃料容器100A,100Bに送る第三の水ポンプP3と、第一の燃料容器100Aの燃料貯蔵部1Aで回収した水を流路切替部R1を介して気化器211に供給して再利用する第四の水ポンプP4と、第二の燃料容器100Bの燃料貯蔵部1Bで回収した水を流路切替部R2を介して気化器211に供給して再利用する第五の水ポンプP5と、外気から発電システム300中に空気を導入する空気ポンプPAとを備えている。
第一の燃料ポンプP31及び第二の燃料ポンプP32には、第一のバルブV1が接続され、第一のバルブV1には第一の流量計F1が接続されている。第一のバルブV1は、第一及び第二の燃料ポンプP31,P32と気化器211との間に設けられており、その開閉動作で第一の燃料ポンプP31から気化器211への燃料12の流通を遮断又は許容するようになっており、また、第二の燃料ポンプP32から気化器211への燃料12の流通を遮断又は許容するようになっている。第一の流量計F1は第一のバルブV1と気化器211との間に設けられており、第一のバルブV1を通過した燃料12の流量を測定するようになっている。制御部230は、第一の燃料ポンプP31及び第二の燃料ポンプP32の一方のみを動作させ、第一の流量計F1での流量が一定するように第一のバルブV1を制御する。
また、第一の燃料容器100Aの燃料排出口11は、流路切替部R1に連結されている。流路切替部R1は、第一の残量センサS21による残量検出により燃料貯蔵部1A内に燃料12が残っていると判断された場合に、第一の燃料ポンプP31側に流路を切り替え、一方、燃料貯蔵部1A内の燃料12が発電に要する所定量未満であると判断された後、燃料貯蔵部1A内に水が回収されている場合には、第四の水ポンプP4側に流路を切り替える。
同様に、第二の燃料容器100Bの燃料排出口11は、流路切替部R2に連結されている。流路切替部R2は、第二の残量センサS22による残量検出により燃料貯蔵部1B内に燃料12が残っていると判断された場合に、第二の燃料ポンプP32側に流路を切り替え、一方、燃料貯蔵部1B内の燃料12が発電に要する所定量未満であると判断された後、燃料貯蔵部1B内に水が回収されている場合には、第五の水ポンプP5側に流路を切り替える。
第一の水ポンプP1には、第二のバルブV2が接続され、第二のバルブV2には第二の流量計F2が接続されている。第二のバルブV2は、第一の水ポンプP1と気化器211との間に設けられており、その開閉動作で第一の水ポンプP1から気化器211への水の流通を遮断又は許容するようになっている。第二の流量計F2は第二のバルブV2と気化器211との間に設けられており、第二のバルブV2を通過した水の流量を測定するようになっている。第一のバルブV1から排出された燃料12と第二のバルブV2から排出された水は、反応装置210に到達する前に混合される。制御部230は、燃料12が発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)に回収された水がない場合、第一の水ポンプP1及び第二のバルブV2を制御して、水タンク201内の水を気化器211へ供給する。触媒燃焼器213からの排出物(水、水蒸気を含む気体、オフガス等)は、一旦水タンク201に送られる。
第二の水ポンプP2は、後述する流路切替部R3及び流路切替部R4に接続されるとともに第一の加湿器221及び第二の加湿器222が接続されて、流路切替部R3又は流路切替部R4からの水を第一の加湿器221及び第二の加湿器222に供給するようになっている。
また、水タンク201と第一の燃料容器100Aの燃料貯蔵部1Aとの間、並びに水タンク201と第二の燃料容器100Bの燃料貯蔵部1Bとの間には、第三の水ポンプP3、第三のバルブV3及び流路切替部R5が接続されている。第一の残量センサS21及び第二の残量センサS22が燃料12の残量測定を行い、燃料12が発電に要する所定量未満になった方の燃料容器(100A又は100B)があると、その所定量未満の燃料容器(100A又は100B)が第三のバルブV3と連通し且つ燃料12が発電に要する所定量以上の燃料容器(100B又は100A)が第三のバルブV3と連通しないように流路切替部R5が排他的に流路を切り替える。水残量センサS1により検出された水タンク201内の水の残量が所定量以上且つ収容許容量未満となった場合、第三の水ポンプP3及び第三のバルブV3が動作して、水タンク201から、燃料12が発電に要する所定量未満になった方の燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)へ水が送出される。送出された後の水タンク201内に残された水の量は、起動時に気化器211に必要な水量及び起動時に第一の加湿器221、第二の加湿器222が加湿するのに必要な水量の和であることが好ましい。このため、水タンク201は許容量を越える水が溜まることがない。
流路切替部R1は、第一の燃料ポンプP31に連通する流路と、第四の水ポンプP4及び流路切替部R3に連通する流路と、に接続されている。燃料容器100Aの燃料貯蔵部1Aから燃料12が排出されている状態では、流路切替部R1が、燃料排出口11から排出される燃料12の流路を第一の燃料ポンプP31に連通するように設定されている。燃料容器100Aの燃料貯蔵部1Aから排出された燃料12が発電に要する所定量未満になり、発電に要する所定量未満になった燃料容器100Aに水を回収させた後、気化器211及び燃料電池220を動作し続ける場合、制御部230は、燃料排出口11から排出される水の流路を第四の水ポンプP4及び流路切替部R3に連結される流路に連結するように流路切替部R1を切り替える。
流路切替部R2は、第二の燃料ポンプP32に連通する流路と、第五の水ポンプP5及び流路切替部R4に連通する流路と、に接続されている。燃料容器100Bの燃料貯蔵部1Bから燃料12が排出されている状態では、流路切替部R2が、燃料排出口11から排出される燃料12の流路を第二の燃料ポンプP32に連通するように設定されている。燃料容器100Bの燃料貯蔵部1Bから排出された燃料12が発電に要する所定量未満になり、発電に要する所定量未満になった燃料容器100Bに水を回収させた後、気化器211及び燃料電池220を動作し続ける場合、制御部230は、燃料排出口11から排出される水の流路を第五の水ポンプP5に連結するように流路切替部R2を切り替える。
第四の水ポンプP4及び第五の水ポンプP5には第六のバルブV6が接続されており、第六のバルブV6には第三の流量計F3が接続されている。第六のバルブV6は、第四及び第五の水ポンプP4,P5と気化器211との間に設けられており、その開閉動作で第四又は第五の水ポンプP4,P5から気化器211への水の流通を遮断又は許容するようになっている。第三の流量計F3は第六のバルブV6と気化器211との間に設けられており、第六のバルブV6を通過した水の流量を測定するようになっている。第一のバルブV1から排出された燃料12と第六のバルブV6から排出された水は、反応装置210に到達する前に混合される。
流路切替部R3は、さらに水タンク201と第二の水ポンプP2に接続されており、燃料貯蔵部1A内に燃料12があると判断し且つ燃料電池220が発電或いは発電開始直前の状態では、水タンク201と第二の水ポンプP2とを連通させ、水タンク201内の水を第一の加湿器221及び第二の加湿器222に供給する。また燃料貯蔵部1A内に水があると判断し且つ燃料電池220が発電或いは発電開始直前の状態では、流路切替部R3は、燃料貯蔵部1A内の回収した水を第二の水ポンプP2側に送出するように流路を切り替えて、第一及び第二の加湿器221,222に供給する。
流路切替部R4は、さらに水タンク201と第二の水ポンプP2に接続されており、燃料貯蔵部1B内に燃料12があると判断し且つ燃料電池220が発電或いは発電開始直前の状態では、水タンク201と第二の水ポンプP2とを連通させ、水タンク201内の水を第一の加湿器221及び第二の加湿器222に供給する。また燃料貯蔵部1B内に水があると判断し且つ燃料電池220が発電或いは発電開始直前の状態では、流路切替部R3は、燃料貯蔵部1A内の回収した水を第二の水ポンプP2側に送出するように流路を切り替えて、第一及び第二の加湿器221,222に供給する。
空気ポンプPAには、第四のバルブV4、第五のバルブV5及び第二の加湿器222が接続されている。第四のバルブV4は、空気ポンプPAと一酸化炭素除去器214との間に設けられ、その開閉動作で、空気ポンプPAから一酸化炭素除去器214への空気の流通を遮断又は流量調整を行うようになっている。
第五のバルブV5は、空気ポンプPAと触媒燃焼器213との間に設けられており、その開閉動作で、空気ポンプPAから触媒燃焼器213への空気の流通を遮断又は流量調整を行うようになっている。
制御部230には、第一〜第五の水ポンプP1〜P5、第一の燃料ポンプP31、第二の燃料ポンプP32、空気ポンプPAがドライバD1〜D5,D31,D32,D4を介して電気的に接続されている。制御部230は、例えば汎用のCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成されているもので、第一〜第五の水ポンプP1〜P5、第一の燃料ポンプP31、第二の燃料ポンプP32、空気ポンプPAに制御信号を送信し、第一〜第五の水ポンプP1〜P5、第一の燃料ポンプP31、第二の燃料ポンプP32及び空気ポンプPAの各ポンピング動作(送出量の調整を含む。)を制御するようになっている。
また、制御部230には、流路切替部R1〜R4が電気的に接続されている。さらに、制御部230には、第一〜第六のバルブV1〜V6がドライバD11〜D16を介して電気的に接続され、また、第一〜第三の流量計F1〜F3も電気的に接続されている。制御部230は、第一〜第三の流量計F1〜F3の測定結果を受けて燃料12及び水の流量を認識することができるとともに、第一〜第六のバルブV1〜V6の開閉動作(開き量の調整を含む。)、第一の燃料容器100Aの燃料貯蔵部1Aと第二の燃料容器100Bの燃料貯蔵部1Bのうち燃料12が発電に要する所定量未満になった方に選択的に発電モジュール200から排出された排出物(水)を回収させるように、流路切替部R5が切替える動作、を制御することができるようになっている。
また、制御部230には、気化器211、改質器212、触媒燃焼器213及び一酸化炭素除去器214を加熱する電気ヒータがドライバD21を介して電気的に接続されている。制御部230は、電気ヒータの発熱量とその停止とを制御するとともに、温度によって変化する電気ヒータの抵抗値を計測することによって気化器211、改質器212、触媒燃焼器213及び一酸化炭素除去器214の各反応器の温度を検出することができるようになっている。電気ヒータは、反応装置210の起動時に気化器211、改質器212、触媒燃焼器213及び一酸化炭素除去器214をそれぞれ適正な温度に加熱するものであって、触媒燃焼器213が燃焼を開始して安定して加熱できるようになったら、停止あるいは熱量を低減させてもよい。
また、制御部230には、第一及び第二の残量センサS21,S22、水残量センサS1が電気的に接続されている。制御部230は、第一及び第二の燃料容器100A,100Bの装着の有無を判断して、第一の残量センサS21で測定された燃料12の残量や第二の残量センサS22で測定された燃料12の残量を検出して、各残量が発電に要する所定量未満であれば、発電システム300を起動しない又は動作を停止し、残量が発電に要する所定量以上であれば、発電システム300を起動する又は動作を維持するよう制御している。
また、発電システム300が起動した場合に、制御部230は、第一及び第二の残量センサS21,S22で燃料12の残量結果に基づいて、両方の燃料容器100A,100Bに残っている場合にはどちらか一方から燃料12を供給し、一方が発電に要する所定量未満になった場合には、燃料12が発電に要する所定量が残っている他方の燃料容器(100A又は100B)から燃料12を供給する。
燃料電池220には、DC/DCコンバータ240が接続されており、DC/DCコンバータ240には外部電源、つまり発電システム300から電力の供給を受けて作動可能な外部機器(負荷)が接続されている。DC/DCコンバータ240は燃料電池220から出力された電圧を外部電子機器の規格に応じて所定の電圧に変換して外部電子機器に出力する装置であり、制御部230に接続され、制御部230は燃料電池220からDC/DCコンバータ240に入力される入力電力を検出することができるようになっている。
さらに、DC/DCコンバータ240には2次電池241が接続されている。そして、例えば燃料電池220で得た余剰の電気エネルギーを蓄え、燃料電池220での電気エネルギーの生成が停止している場合に燃料電池220の代替として外部電子機器に電力を供給できるようになっている。制御部230や、各ドライバ、各センサ、反応装置210の電気ヒータは、起動時において、DC/DCコンバータ240を介して2次電池241の出力の一部によって電気的に駆動され、燃料電池220の出力が定常状態になったら、DC/DCコンバータ240を介して燃料電池220の出力の一部によって電気的に駆動される。
上記構成を具備する発電システム300は、例えば、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、電子手帳、腕時計、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ゲーム機器、遊技機、家庭用電気機器その他の電子機器(外部電子機器)内に備え付けられるものであり、外部電子機器を作動させるための電源として用いられる。
次に、発電システム300の動作について説明する。
外部電子機器から通信用端子、通信用電極を介して制御部230に作動信号が入力されることによって発電システム300が作動する。これにより制御部230が、第一の水ポンプP1、第二の水ポンプP2及び空気ポンプPAを作動させ、さらにドライバD21を介して電気ヒータを発熱させる。そして、発電システム300の作動中、制御部230は、各電気ヒータからフィードバックされた温度のデータに基づき、各電気ヒータが所定温度になるように温度制御を行う。なお、発電に要する所定量未満になった一方の燃料容器(100A又は100B)に水が充填されていても、起動時に気化器211に必要な水量並びに起動時に第一の加湿器221、第二の加湿器222が加湿するのに必要な水量が水タンク201に貯蔵されている。上記必要な水量は、起動後に燃料電池220等で生成された水が水タンク201に供給されるまで気化器211、第一の加湿器221、第二の加湿器222に連続して供給し続けることができる最低水量である。
また、制御部230は、以下のようにして、第三のバルブV3の切替動作を行う。図4は、流路切替部の切替動作処理を示すフローチャートである。
まず、制御部230は第一の燃料容器100A及び第二の燃料容器100Bの発電モジュール200への装着有無の確認を行う(ステップS1)。少なくとも一方の燃料容器(100A又は100B)が装着されているか否かを判断し(ステップS2)、少なくとも一方の燃料容器(100A又は100B)が装着されていない場合には、「燃料容器無し」のエラー通知を行う(ステップS3)。少なくとも一方の燃料容器(100A又は100B)が装着されている場合には、第一の残量センサS21及び第二の残量センサS22によって燃料12の残量検出を行う(ステップS4)。このとき、燃料容器100A及び燃料容器100Bのうち装着されていない方は、燃料12の残量が燃料電池220が発電できる程度の量(所定量)未満とみなす。ただし、装着されていない方には、燃料電池220等で生成された水は送出されない。
そして、第一及び第二の燃料容器100A,100Bの両方の燃料12の残量が発電できる程度の所定量未満であるか否かを判断する(ステップS5)。第一及び第二の燃料容器100A,100Bの両方の燃料12の残量が所定量未満の場合には、「燃料容器の交換」のエラー通知を行う(ステップS6)。第一及び第二の燃料容器100A,100Bの両方が装着され且つ少なくとも一方の燃料容器(100A又は100B)の燃料12の残量が所定量未満でない場合には、第一の燃料容器100Aの燃料12の残量が発電に要する所定量未満であるか否かの判断を行う(ステップS7)。第一の燃料容器100Aの燃料12の残量が発電に要する所定量未満である場合には、水回収器として第一の燃料容器100Aを選択し(ステップS8)、燃料容器100Aが第三のバルブV3と連通し且つ燃料容器100Bが第三のバルブV3と連通しないように流路切替部R5が排他的に流路を切り替える(ステップS9)。
ステップS7において、第一の燃料容器100Aの燃料12の残量が発電に要する所定量未満でない場合には、第二の燃料容器100Bの燃料12の残量が発電に要する所定量未満であるか否かの判断を行う(ステップS10)。第二の燃料容器100Bの燃料12の残量が発電に要する所定量未満である場合には、水回収器として第二の燃料容器100Bを選択し(ステップS11)、燃料容器100Bが第三のバルブV3と連通し且つ燃料容器100Aが第三のバルブV3と連通しないように流路切替部R5が排他的に流路を切り替える第三のバルブV3を第二の燃料容器100Bに接続する(ステップS12)。
ステップS10において、第二の燃料容器100Bの燃料12の残量が発電に要する所定量未満でない場合には、第三の水ポンプP3及び第三のバルブV3の動作を行わない(ステップS13)。
以上のように、制御部230は図4のフローを周期的に実行しており、第一及び第二の燃料容器100A,100Bの装着の有無を監視し、各燃料容器100A,100Bの燃料12の残量に基づいて、第三のバルブV3の連通を切り替える。そして、第三のバルブV3を、燃料12が発電に要する所定量未満になった方の燃料容器(100A又は100B)を水回収器として適用するように切り替える。
そして、両方の燃料容器100A,100Bの燃料12がなくなったら燃料容器交換のエラー通知がなされて、発電システム300の作動が停止する。そして、新たな燃料容器に交換されると、発電システム300が作動して上記フローが実行され、連続動作が可能となっている。
続いて、流路切替部R5による燃料容器(100A又は100B)の水回収の切替動作が行われた後の動作について説明する。
なお、以下の説明では、説明の都合上、第一の燃料容器100A及び第二の燃料容器100Bがともに発電システム200に装着され、例えば第一の燃料容器100Aの燃料12が使用されており、その後、第一の燃料容器100Aの燃料12の残量が発電に要する所定量未満になり、第二の燃料容器100Bの燃料12は残っている場合を例に挙げて説明する。
まず、第一の燃料ポンプP31が作動すると、第一の燃料容器100Aの燃料貯蔵部1A内の燃料12が燃料排出管11Aから第一のバルブV1、第一の流量計F1を介して送出される。この燃料12は、第一の水ポンプP1、第二のバルブV2の動作によって水タンク201から供給された水と混合されて反応装置210の気化器211に送られる。さらに、第二の水ポンプP2が作動すると、水タンク201内の水が燃料電池220のカソード側に設けられた第一及び第二の加湿器221,222に送られる。空気ポンプPAが作動すると、外気の空気が第五のバルブV5を介して触媒燃焼器213に送られ、第四のバルブV4を介して一酸化炭素除去器214に送られる。また、空気ポンプPAの作動により、外気の空気が第二の加湿器222に送られる。ここで、制御部230は、各流量計F1、F2からフィードバックされた流量のデータに基づき、所定の流量となるように各バルブV1〜V3を制御する。
気化器211では、燃料容器100Aから供給された燃料12及び水タンク201から供給された水が混合し加熱されて気化(蒸発)し、燃料12(メタノール)及び水(水蒸気)の混合気となって改質器212に供給される。
改質器212では、気化器211から供給された混合気中のメタノールと水蒸気が触媒により反応して二酸化炭素及び水素が生成される(上記化学反応式(1)参照))。また、改質器212では、化学反応式(1)についで逐次的に一酸化炭素が生成される(上記化学反応式(2)参照)。そして、改質器212で生成された一酸化炭素、二酸化炭素及び水素等からなる混合気が一酸化炭素除去器214に供給される。
一酸化炭素除去器214では、改質器212から供給された混合気中の一酸化炭素と水蒸気から二酸化炭素及び水素が生成されたり、混合気の中から特異的に選択された一酸化炭素と、第四のバルブV4から供給された空気に含まれる酸素とが反応して二酸化炭素が生成される(上記化学反応式(3)参照)。
このように、反応装置210の気化器211、改質器212及び一酸化炭素除去器214を経た燃料12から二酸化炭素と水素が生成される。反応装置210で生成された改質ガス(二酸化炭素及び水素等)は、第一の加湿器221に供給される。第一の加湿器221は、水タンク201から供給された水が流路切替部R3、第二の水ポンプP2及び第二の加湿器222を介して水が供給され、改質ガスを加湿した後、燃料電池220のアノードに供給する。
燃料電池220のアノードに供給された改質ガスは、改質ガス中の水素が上記化学反応式(4)に示すように水素イオンと電子とに分離する。
一方、空気ポンプPAを介して第二の加湿器222に空気が供給される。第二の加湿器222は、水タンク201から供給された水が流路切替部R3、第二の水ポンプP2を介して水が供給され、空気を通過させることで加湿した後、燃料電池220のカソードに供給する。
燃料電池220のカソードに供給された空気は、空気中の酸素が上記化学反応式(5)に示すように水素イオンと電子と反応し、副生成物として水が生成される。
ここで、アノード側では未反応の水素はオフガスとして触媒燃焼器213に送られて燃焼されて、反応装置210を適宜加熱するエネルギーとして利用される。触媒燃焼器213で燃焼されて得られる排気ガスに含まれる水は、水タンク201に貯蔵され、その他の二酸化炭素等の気体は発電システム300の外に放出される。
カソード側では、供給された空気が副生成物である水とともに排出され、水タンク201に貯蔵される。
ここで、第一の燃料容器100Aの燃料12の残量が発電に要する所定量未満になり、且つ水タンク201内の水がしきい値となる所定量以上となったことが検出されることにより、その所定量未満の燃料容器100Aが第三のバルブV3と連通するように流路切替部R5が流路を切り替えて、第三の水ポンプP3及び第三のバルブV3が動作する。このとき、水タンク201内には、起動時に気化器211に必要な水量及び起動時に第一の加湿器221、第二の加湿器222が加湿するのに必要な水量の和(例えば10ml)を残して、余剰の水を第三の水ポンプP3が燃料容器100Aに送出する。したがって、燃料12が残っている第二の燃料容器100Bに余剰した水が送られることがないので、この水と燃料12とが不定量的に混ざり合うことがなく、燃料12として発電モジュール200に利用することができる。なお、水タンク201は起動時の必要量を超えて、しきい値となる所定量を維持するように水が送出されるように設定されてもよい。
燃料電池220によって生成された電気エネルギーは、二次電池241に充電される。さらには、生成された電気エネルギーは、DC/DCコンバータ240に供給され、DC/DCコンバータ240によって直流電流の所定電圧に変換され、外部電子機器に供給される。外部電子機器は、供給された電気エネルギーにより動作する。
なお、上述の説明では、第一の燃料容器100Aの燃料12を使用する場合を例に挙げて説明したが、第二の燃料容器100Bの燃料12を使用しても良いし、両方の燃料容器100A,100Bを使用しても良い。この場合も、燃料12が発電に要する所定量未満になった方の燃料容器(100A又は100B)に水を回収するようにすれば良く、その他は上述した動作と同じであるのでその説明を省略する。
次に、燃料12が発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)で水を回収した場合に、回収した水を再利用する場合について図3を参照して説明する。
なお、この場合も、第一の燃料容器100A内に回収された水を再利用する場合を例に挙げて説明する。
まず、第一の燃料容器100Aの燃料貯蔵部1Aに水が回収されると、第一の残量センサS21による残量情報に基づいて燃料12の残量が発電に要する所定量未満であり且つ水の残量があると判断され、流路切替部R1が第一の燃料ポンプP31側から流路切替部R3及び第四の水ポンプP4側に流路を切り替える。
このとき、第二の燃料容器100Bの燃料貯蔵部1Bには、燃料12が貯蔵されているので、第二の残量センサS22による残量情報に基づいて流路切替部R2は第二の燃料ポンプP32側に接続した状態とし、流路切替部R4及び第五の水ポンプP5側への流路の切り替えは行わない。
そして、第二の燃料容器100Bの燃料貯蔵部1B内の燃料12が燃料排出管11Bから第一のバルブV1、第一の流量計F1を介して反応装置210の気化器211に送られる。さらに、流路切替部R1による流路切替部R3及び第四の水ポンプP4側への流路の切り替えによって、第四の水ポンプP4が作動し、第一の燃料容器100Aの燃料貯蔵部1A内にある回収した水が燃料排出管11Aから第六のバルブV6、第三の流量計F3を介して反応装置210の気化器211に送られる。さらに、第一の残量センサS21による残量情報に基づいて第一の燃料容器100A内に水の残量があると判断されることによって、流路切替部R3は、水タンク201側から燃料貯蔵部1A側に流路を切り替えて、燃料貯蔵部1Aで回収した水から優先的に水を使用する。これによって第二の水ポンプP2が作動し、燃料貯蔵部1A内の回収した水が燃料電池220のカソード側に設けられた第一及び第二の加湿器221,222に送られる。そして、空気ポンプPAが作動して、外気の空気が第五のバルブV5を介して触媒燃焼器213に送られ、第四のバルブV4を介して一酸化炭素除去器214に送られる。ここで、制御部230は、各流量計F1、F3からフィードバックされた流量のデータに基づき、所定の流量となるように各バルブV1、V7、V3、V4を制御する。
その後、上述したように反応装置210の気化器211、改質器212及び一酸化炭素除去器214を経て、燃料12及び水が改質される。そして、改質ガスが燃料電池220のアノードに供給され、空気が燃料電池220のカソードに供給されることにより、電気エネルギーが取り出されるとともに、アノード側で生成された未反応の水素が触媒燃焼器213に送られて燃焼に利用され、触媒燃焼器213から得られる排気ガスが水タンク201に貯蔵される。カソード側では、供給された空気が副生成物である水とともに排出され、水タンク201に貯蔵される。
その後、水残量センサS1による水の残量情報に基づいて余剰した水を、燃料12が発電に要する所定量未満になった一方の燃料容器(100A又は100B)に送り、上記動作を繰り返す。
以上のように、発電システム300によれば、燃料12が発電に要する所定量未満になった方の燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)に排出物を回収するように第三のバルブV3によって排出経路を替えるので、燃料12が残っている燃料容器(100A又は100B)に排出物が回収されることがなく、燃料12と排出物とが混ざり合うことを防げる。また、燃料12が残っており、燃料12を供給している側の他方の燃料容器(100A又は100B)に圧力がかかることがない。そのため、燃料12を供給している側の他方の燃料容器(100A又は100B)から燃料12が漏れることもない。
また、発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)で排出物を回収する前に、水タンク201で一旦回収した後に、水タンク201が水の収容許容量を超える前に、余剰の水を発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)で回収することができるので水タンク201が収容許容量を超えて破損することがない。さらに、水タンク201で一旦回収することで、排出物を再利用することもでき、経済的である。また余剰の水が回収された燃料容器ごと取り外して廃棄すればよい。
次に、上記発電システム300を電子機器400に適用した場合を説明する。特に、携帯型の電子機器であって、PDAに適用した場合である。図5(a)は電子機器400の上面図、(b)は(a)を下側から見た際の下面図、(c)は(b)を後面側から見た際の後面図である。
電子機器400は、CPU、RAM、ROM、その他の電子部品から構成された演算処理回路を内蔵した本体401と、本体401に対して着脱自在であり、燃料12を貯留した第一の燃料容器100A及び第二の燃料容器100Bと、本体401に設けられて第一及び第二の燃料容器100A,100Bの燃料12を用いて発電を行い、生成した電気エネルギーを本体401に供給することにより本体401を駆動する発電モジュール(図示しない)とを備える。なお、第一及び第二の燃料容器100A,100B、発電モジュール(図示しない)の構成や動作は上述と同様であるためその説明を省略する。
本体401は、操作キー402と液晶ディスプレイ403を備え、本体401の下面には、左右方向中心線に対して左右対称となるように、下面及び後面が開口した前後に延在する矩形状の第一の収納空間404と第二の収納空間405とがそれぞれ形成されている。これら第一及び第二の収納空間404,405に、本体401の後面開口から第一の燃料容器100Aと第二の燃料容器100Bとをそれぞれ差し込んで収納できるようになっている。また、第一及び第二の収納空間404,405を形成する長手方向壁面には、各燃料容器100A,100Bに形成されたガイド部44A,44A,44B,44Bに係合するレール部406,406,407,407が形成されている。よって、各燃料容器100A,100Bを、気液分離膜2A,2B側の端部が外側を向くようにして、排出口供給口側の端部からスライド移動させるとともに、ガイド部44A,44A,44B,44Bをレール部406,406,407,407に係合させることによってそれぞれの収納空間404,405に第一の燃料容器100Aと第二の燃料容器100Bとが装着される。
このように各収納空間404,405にそれぞれ収納された燃料容器100A,100Bは、その下面が外部に露出して装着されているので、外気に直接触れて放熱性が良く、発電システム300内に熱がこもることなく、水回収率が高くなる。
本発明では、特許文献1などのように燃料カートリッジと水回収カートリッジを別途設けたものよりもカートリッジの交換回数が少なくなる。例えば、燃料カートリッジが空で水回収カートリッジが満タンの時には特許文献1などではその両方を交換する必要があるが、本発明では同様の状況において水を回収したカートリッジだけを新しい燃料カートリッジに交換すればよい。
上記実施形態では、発電モジュール200が、二つの燃料容器が収納でき、一方の燃料容器の燃料がなくなったときに副生成物を当該一方の燃料容器に回収したが、これに限らず、発電モジュール200が一つの燃料容器のみを収納でき、燃料容器の燃料がなくなった後に副生成物を当該燃料容器に回収してもよい。
燃料がなくなった燃料容器100A,100Bを交互に交換することで電子機器を連続して動作するだけでなく、容易に副生成物を回収することができる。
[変形例]
次に、燃料容器の変形例について説明する。
図6は、燃料容器500の分解斜視図、図7(a)は燃料容器500の上面図、(b)は切断線VII−VIIに沿って切断した際の矢視断面図である。
燃料容器500は、第一の実施の形態の燃料容器100と異なり、筐体504に形成された開口部543a,543bやこれら開口部543a,543bに貼り付けられた疎水性多孔質膜を含む気液分離膜502、ガイド部544が異なっており、その他の燃料貯蔵部501は上述の燃料貯蔵部1、燃料排出口511は燃料排出口11、排出物回収口541は排出物回収口41、排出物送出管542は排出物送出管42と同様のものであるので、その詳細な説明は省略する。
燃料容器500は、燃料12を貯蔵する燃料貯蔵部501を有している。燃料貯蔵部501は、燃料貯蔵部501から燃料12が供給されることにより発電する発電モジュール(図示しない)から排出された気体及び水を含む排出物を冷却して回収する。
筐体504の右端面504Aには、その端面540Aを貫通して燃料貯蔵部501内に連通するとともに右端面504Aの外側に突出して、発電モジュールに燃料12を排出する燃料排出口511が凸状に形成されている。また、筐体504の右端面504Aで燃料排出口511の上側に、排出物回収口541が形成されている。燃料排出口511には燃料排出口(図示しない)が設けられ、排出物回収口541には排出物供給口(図示しない)が設けられ、また、上述のように燃料排出口及び排出物供給口に逆止弁(図示しない)が嵌め込まれている。さらに、排出物回収口541には排出物送出管542が連結され、排出物送出管542は排出物回収口541から下側に配されて、その長手方向に沿って燃料貯蔵部501の左端部側へ延在している。
筐体504の長手方向他端部504B(図6中左端部)側の上面504Cには、筐体504の内に連通する矩形状の開口部543aが形成され、左端面504Bにも、筐体4内
に連通する矩形状の開口部543bが形成されている。そして、これら開口部543a,543bを覆うように二つの開口部543a,543bに跨るように折り曲げて気液分離膜5
02が貼り付けられている。よって、気液分離膜502を介して筐体504の内側と外側とを気体が通過でき、水は気液分離膜502を通過しないようになっている。そのため、外部に水が漏れることがない。また、気液分離膜502は、二つの開口部543a,543bに跨って貼り付けられているので、開口部543a,543bの二カ所から気体を放出させることができる。
さらに、筐体504の下面504D左端部には、後述の電子機器800に着脱自在に装着するためのガイド部544が取り付けられている。ガイド部544は、筐体504の下面504Dから下方に突出する側断面視T字型をなしている(図6参照)。
上述の燃料容器500において、燃料貯蔵部501内の燃料12は、燃料排出口511を介して発電モジュールに供給され、この燃料12を利用して電気エネルギーが取り出される。また、発電モジュールで生じた排出物は、排出物回収口541を介して排出物送出管542内に供給された後、排出物送出管542内を流れて燃料貯蔵部501に送り込まれる。排出物中の気体は排出物送出管542内を流通している間に冷却されて、一部が凝縮されて水となり、燃料貯蔵部501に回収される。凝縮されなかった気体は、気液分離膜502を通過して外部へ放出され、水は気液分離膜502を通過できないので燃料貯蔵部501に貯留される。また、燃料貯蔵部501に回収された水によっても排出物の冷却が促進されて凝縮される。
なお、複数の上記燃料容器500と発電モジュールとを備えた発電システムについては、上述した発電システム300と同様の構成及び動作を行うので、その説明を省略する。
次に、燃料容器500と同様の構成をなした第一の燃料容器500A及び第二の燃料容器500Bと発電モジュールとを備えた発電システムを電子機器800に適用した場合を説明する。特に、携帯型の電子機器であって、ノート型パーソナルコンピュータに適用した場合である。また、以下の説明において、第一の燃料容器500Aを構成する各構成部分は、上述の燃料容器500の各構成部分と対応しているので、同様の数字に英字Aを付し、第二の燃料容器500Bについても、同様の数字に英字Bを付している。
図8(a)は電子機器800の上面図、(b)は(a)を右側から見た際の右側面図、(c)は(a)を後面側から見た際の後面図である。
電子機器800は、CPU、RAM、ROM、その他の電子部品から構成された演算処理回路を内蔵した本体801と、本体801に対して着脱自在であり、燃料12を貯留した第一の燃料容器500A及び第二の燃料容器500Bと、本体801に設けられて第一及び第二の燃料容器500A,500Bの燃料12を用いて発電を行い、生成した電気エネルギーを本体801に供給することにより本体801を駆動する発電モジュール(図示しない)とを備える。なお、第一及び第二の燃料容器500A,500B、発電モジュール(図示しない)の構成や動作は上述と同様であるためその説明を省略する。
本体801は、キーボードを備え付けた下筐体802と、液晶ディスプレイを備え付けた上筐体803とを備える。上筐体803は下筐体802にヒンジ807結合されており、上筐体803を下筐体802に重ねてキーボードに液晶ディスプレイを相対させた状態で本体801を折り畳むことができるように構成されている。上筐体803は、下筐体802の前後の長さよりも短くなっており、上筐体803は下筐体802に対して前端部側に揃えて折り畳み可能に構成されている。よって、上筐体803を下筐体802に重ねた場合に、下筐体802の後部側の上面一部は上筐体803によって覆われずに露出されている。
下筐体802の露出箇所には、左右方向中心線に対して左右対称となるように、上面、左側面及び後面が開口した左右に延在する矩形状の第一の収納空間804と、上面、右側面及び後面が開口した左右に延在する矩形状の第二の収納空間805とが形成されている。
第一の収納空間804は、左側の開口から第一の燃料容器500Aを差し込んで収納できるようになっている。また、第一の収納空間804を形成する底部の左端部には、第一の燃料容器500Aの下面に形成されたガイド部(図示しない)に係合するレール部(図示しない)が形成されている。
第二の収納空間805は、右側の開口から第二の燃料容器500Bを差し込んで収納できるようになっており、この第二の収納空間805を形成する底部の右端部にも、第二の燃料容器500Bのガイド部544Bに係合するレール部806が形成されている。
よって、各燃料容器500A,500Bを、気液分離膜502A,502B側の端部が外側を向くようにして、排出口供給口側の端部からスライド移動させるとともに、ガイド部544Bをレール部806に係合させることによってそれぞれの収納空間804,80に第一の燃料容器500Aと第二の燃料容器500Bとが装着される。
このように各収納空間804,805にそれぞれ収納された燃料容器500A,500Bは、その下面が外部に露出して装着されているので、外気に直接触れて放熱性が良く、発電システム内に熱がこもることなく、水回収率が高くなる。
なお、本発明は条規実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態における発電システム300では、第一の燃料容器100A,500Aと第二の燃料容器100B,500Bとを二つ備えたものを例に挙げたが、三つ以上備えたものとしても良い。
また、燃料容器100,500における各構成部分の形状等は適宜変更可能である。例えば、開口部43,543a,543bは矩形状であるとしたが、開口部を多数の孔によって形成しても良い。
また、上記各実施形態では、反応装置210を設けて燃料12を改質してから燃料電池に供給したが、反応装置210を設けずに第一及び第二の燃料容器100,500から燃料12を直接燃料電池に供給する直接型燃料電池となる発電モジュールであってもよい。
燃料容器100の分解斜視図である。 (a)は燃料容器100の上面図、(b)は切断線II−IIに沿って切断した際の矢視断面図である。 発電システム300の概略構成を示したブロック図である。 流路切替部の切替動作処理を示すフローチャートである。 (a)は電子機器400の上面図、(b)は(a)を下側から見た際の下面図、(c)は(b)を後面側から見た際の後面図である。 燃料容器500の分解斜視図である。 (a)は燃料容器500の上面図、(b)は切断線VII−VIIに沿って切断した際の矢視断面図である。 (a)は電子機器800の上面図、(b)は(a)を右側から見た際の右側面図、(c)は(a)を後面側から見た際の後面図である。
符号の説明
12 燃料
100,500 燃料容器
100A,500A 第一の燃料容器
100B,500B 第二の燃料容器
200 発電モジュール
201 水タンク(回収器)
400,800 電子機器

Claims (10)

  1. 燃料を貯蔵する燃料容器と連結自在であり、前記燃料容器から供給される燃料を用いて発電を行う発電モジュールにおいて、
    前記燃料容器と連結している状態で、発電によって生成される副生成物を、前記燃料容器内の燃料が発電に要する所定量未満になってから前記燃料容器に回収することを特徴とする発電モジュール。
  2. 回収された燃料容器内の副生成物を発電のために供給されて再利用することを特徴とする請求項1に記載の発電モジュール。
  3. 発電によって生成される副生成物を回収する回収器を設け、
    前記回収器から余剰した副生成物を、燃料が発電に要する所定量未満になった前記燃料容器に回収することを特徴とする請求項1又は2に記載の発電モジュール。
  4. 前記発電に要する所定量未満の前記燃料容器は、燃料が空であることを特徴とする請求項1に記載の発電モジュール。
  5. 請求項1に記載の発電モジュールを備えることを特徴とする電子機器。
  6. 燃料を貯蔵する複数の燃料容器と連結自在であり、前記燃料容器から供給される燃料を用いて発電を行う発電モジュールにおいて、
    前記複数の燃料容器と連結している状態で、発電によって生成される副生成物を、前記複数の燃料容器のうち燃料が発電に要する所定量未満になった燃料容器に回収することを特徴とする発電モジュール。
  7. 回収された燃料容器内の副生成物を発電のために供給されて再利用することを特徴とする請求項6に記載の発電モジュール。
  8. 発電によって生成される副生成物を回収する回収器を設け、
    前記回収器から余剰した副生成物を、前記複数の燃料容器のうち燃料が発電に要する所定量未満になった燃料容器に回収することを特徴とする請求項6又は7に記載の発電モジュール。
  9. 前記発電に要する所定量未満の前記燃料容器は、燃料が空であることを特徴とする請求項6に記載の発電モジュール。
  10. 請求項6に記載の発電モジュールを備えることを特徴とする電子機器。
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