JP2008123771A - 発電モジュール及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料12を貯蔵する複数の燃料容器100A,100Bと連結自在であり、燃料容器100A,100Bから供給される燃料12を用いて発電を行う発電モジュール200は、複数の燃料容器100A,100Bと連結している状態で、複数の燃料容器100A,100Bの一方から燃料12を取り込み、発電によって生成される副生成物を複数の燃料容器100A,100Bのうち燃料12が発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)に回収する。
【選択図】図3
Description
例えば、特許文献1では、燃料電池システムにおいて、燃料カートリッジの他に、水回収用のカートリッジを別途設けている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、容易に副生成物を燃料容器に回収できる発電モジュール及び電子機器を提供することを目的としている。
前記燃料容器と連結している状態で、発電によって生成される副生成物を、前記燃料容器内の燃料が発電に要する所定量未満になってから前記燃料容器に回収することを特徴とする。
回収された燃料容器内の副生成物を発電のために供給されて再利用することを特徴とする。
発電によって生成される副生成物を回収する回収器を設け、
前記回収器から余剰した副生成物を、燃料が発電に要する所定量未満になった前記燃料容器に回収することを特徴とする。
前記発電に要する所定量未満の前記燃料容器は、燃料が空であることを特徴とする。
前記複数の燃料容器と連結している状態で、発電によって生成される副生成物を、前記複数の燃料容器のうち燃料が発電に要する所定量未満になった燃料容器に回収することを特徴とする。
回収された燃料容器内の副生成物を発電のために供給されて再利用することを特徴とする。
発電によって生成される副生成物を回収する回収器を設け、
前記回収器から余剰した副生成物を、前記複数の燃料容器のうち燃料が発電に要する所定量未満になった燃料容器に回収することを特徴とする。
前記発電に要する所定量未満の前記燃料容器は、燃料が空であることを特徴とする。
[第一の実施の形態]
図1は、燃料容器100の分解斜視図、図2(a)は燃料容器100の上面図、(b)は切断線II−IIに沿って切断した際の矢視断面図である。
燃料容器100は、発電モジュール200(図3参照)と連結自在であって、燃料12を貯蔵する燃料貯蔵部1を有している。燃料貯蔵部1は、燃料貯蔵部1から供給される燃料12に基づいて発電する発電モジュール200から排出された気体及び水を含む排出物を冷却して回収する。
筐体4の長手方向一端面(図2中右端面4A)には、その端面4Aを貫通して燃料貯蔵部1内に連通するとともに右端面4Aの外側に突出して、発電モジュール200に燃料12を排出する燃料排出口11が凸状に形成されている。
排出物回収口41は、燃料貯蔵部1に排出物を回収するための貫通孔であり、筐体4の右端面4Aから突出した凸状頭頂部に設けられ、排出物回収口41を通って一旦筐体4の内に供給された排出物が筐体4外に不要に排出するのを阻止する逆止弁(図示しない)が嵌め込まれている。具体的に、逆止弁は上記燃料排出口11に嵌め込まれた逆止弁と同様のものを使用することができる。また、排出物回収口41には、逆止弁を介して燃料貯蔵部1内に排出物を供給するための排出物送出管42が設けられている。排出物送出管42は排出物回収口41から下側に配されて、筐体4の長手方向に沿って燃料貯蔵部1の左端部側へ延在している。
発電システム300は、第一の燃料容器100A及び第二の燃料容器100Bと、第一及び第二の燃料容器100A,100Bから供給された燃料12によって発電する発電モジュール200を有し、第一及び第二の燃料容器100A,100Bのうち、燃料容器100A、100Bの一方から選択的に燃料12を取り込んで発電モジュール200で発電する。このとき、燃料容器100A、100Bの当該一方の燃料12が空になるまで燃料12を取り込み続け、空になると、燃料容器100A、100Bの他方から燃料12を取り込むよう切り替える。燃料12を取り込んだ発電モジュール200から排出された排出物である水は、発電モジュール200内の水タンク(回収器)201で一旦回収する。水タンク201は、燃料容器100A、100Bの少なくとも一方に満たされている燃料12の量によって生成され排出される水の量以上の水を貯蔵できる収容許容量を持っている。したがって、水タンク201が回収した水が所定量(例えば50ml)以上且つ収容許容量(例えば70ml)未満に達した場合に、燃料容器100A、100Bの一方は確実に燃料12が空の状態となっている。このとき、水タンク201では、起動時に気化器211に必要な水量並びに起動時に第一の加湿器221、第二の加湿器222が加湿するのに必要な水量(例えば10ml)を除いた余剰の水を燃料12が空になった方の燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)に回収させ、水タンク201の水量が起動時に必要な量となるように制御する。燃料貯蔵部(1A又は1B)で回収した水を発電のために再利用するように制御されていてもよい。
また、水タンク201には、水タンク201内に貯蔵された水の残量検出を行う水残量センサS1が設けられている。水残量センサS1は、水タンク201に貯蔵された水の残量を測定し、その測定結果となる電気信号を制御部230に出力する。
発電モジュール200は、第一の残量センサS21及び第二の残量センサS22が設けられている。第一の燃料容器100A、100Bが発電モジュール200に連結されると、第一の残量センサS21が第一の燃料容器100Aに貯蔵された燃料12の残量を測定し、その測定結果となる電気信号を制御部230に出力し、第二の残量センサS22が第二の燃料容器100Bに貯蔵された燃料12の残量を測定し、その測定結果となる電気信号を制御部230に出力する。
制御部230は、第一の残量センサS21及び第二の残量センサS22の残量情報信号にしたがって、第一の燃料容器100A、100Bのうち燃料12が発電に要する所定量未満(例えば残量がない空の状態)になった方を検知し、水タンク201内の水がしきい値となる所定量以上且つ収容許容量未満となった場合に、燃料12が発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)へ余剰の水を送る。一旦燃料12が発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)に水を入れると、制御部230は、以後の残量センサ(S21又はS22)が測定する残量が水の残量であると認識し、後述するように、燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)に回収された水がある限り、水タンク201内の水よりも優先的に、気化器211や第一の加湿器221及び第二の加湿器222に供給される。残量センサ(S21又はS22)が燃料容器(100A又は100B)の水がなくなったとみなすと、水タンク201が気化器211や第一の加湿器221及び第二の加湿器222へ水を供給するように切り替わる。
CH3OH+H2O→3H2+CO2・・・(1)
H2+CO2→H2O+CO・・・(2)
2CO+O2→2CO2・・・(3)
第二の加湿器222は、空気ポンプPAから供給された空気を水タンク201から供給された水、或いは燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)に回収された水によって加湿して、燃料電池220のカソードに供給する。また、第二の加湿器222から排出された不要な水は水タンク201に回収されるようになっている。
H2→2H++2e−・・・(4)
2H++1/2O2+2e−→H2O・・・(5)
同様に、第二の燃料容器100Bの燃料排出口11は、流路切替部R2に連結されている。流路切替部R2は、第二の残量センサS22による残量検出により燃料貯蔵部1B内に燃料12が残っていると判断された場合に、第二の燃料ポンプP32側に流路を切り替え、一方、燃料貯蔵部1B内の燃料12が発電に要する所定量未満であると判断された後、燃料貯蔵部1B内に水が回収されている場合には、第五の水ポンプP5側に流路を切り替える。
また、水タンク201と第一の燃料容器100Aの燃料貯蔵部1Aとの間、並びに水タンク201と第二の燃料容器100Bの燃料貯蔵部1Bとの間には、第三の水ポンプP3、第三のバルブV3及び流路切替部R5が接続されている。第一の残量センサS21及び第二の残量センサS22が燃料12の残量測定を行い、燃料12が発電に要する所定量未満になった方の燃料容器(100A又は100B)があると、その所定量未満の燃料容器(100A又は100B)が第三のバルブV3と連通し且つ燃料12が発電に要する所定量以上の燃料容器(100B又は100A)が第三のバルブV3と連通しないように流路切替部R5が排他的に流路を切り替える。水残量センサS1により検出された水タンク201内の水の残量が所定量以上且つ収容許容量未満となった場合、第三の水ポンプP3及び第三のバルブV3が動作して、水タンク201から、燃料12が発電に要する所定量未満になった方の燃料容器(100A又は100B)の燃料貯蔵部(1A又は1B)へ水が送出される。送出された後の水タンク201内に残された水の量は、起動時に気化器211に必要な水量及び起動時に第一の加湿器221、第二の加湿器222が加湿するのに必要な水量の和であることが好ましい。このため、水タンク201は許容量を越える水が溜まることがない。
流路切替部R2は、第二の燃料ポンプP32に連通する流路と、第五の水ポンプP5及び流路切替部R4に連通する流路と、に接続されている。燃料容器100Bの燃料貯蔵部1Bから燃料12が排出されている状態では、流路切替部R2が、燃料排出口11から排出される燃料12の流路を第二の燃料ポンプP32に連通するように設定されている。燃料容器100Bの燃料貯蔵部1Bから排出された燃料12が発電に要する所定量未満になり、発電に要する所定量未満になった燃料容器100Bに水を回収させた後、気化器211及び燃料電池220を動作し続ける場合、制御部230は、燃料排出口11から排出される水の流路を第五の水ポンプP5に連結するように流路切替部R2を切り替える。
第四の水ポンプP4及び第五の水ポンプP5には第六のバルブV6が接続されており、第六のバルブV6には第三の流量計F3が接続されている。第六のバルブV6は、第四及び第五の水ポンプP4,P5と気化器211との間に設けられており、その開閉動作で第四又は第五の水ポンプP4,P5から気化器211への水の流通を遮断又は許容するようになっている。第三の流量計F3は第六のバルブV6と気化器211との間に設けられており、第六のバルブV6を通過した水の流量を測定するようになっている。第一のバルブV1から排出された燃料12と第六のバルブV6から排出された水は、反応装置210に到達する前に混合される。
流路切替部R4は、さらに水タンク201と第二の水ポンプP2に接続されており、燃料貯蔵部1B内に燃料12があると判断し且つ燃料電池220が発電或いは発電開始直前の状態では、水タンク201と第二の水ポンプP2とを連通させ、水タンク201内の水を第一の加湿器221及び第二の加湿器222に供給する。また燃料貯蔵部1B内に水があると判断し且つ燃料電池220が発電或いは発電開始直前の状態では、流路切替部R3は、燃料貯蔵部1A内の回収した水を第二の水ポンプP2側に送出するように流路を切り替えて、第一及び第二の加湿器221,222に供給する。
また、発電システム300が起動した場合に、制御部230は、第一及び第二の残量センサS21,S22で燃料12の残量結果に基づいて、両方の燃料容器100A,100Bに残っている場合にはどちらか一方から燃料12を供給し、一方が発電に要する所定量未満になった場合には、燃料12が発電に要する所定量が残っている他方の燃料容器(100A又は100B)から燃料12を供給する。
さらに、DC/DCコンバータ240には2次電池241が接続されている。そして、例えば燃料電池220で得た余剰の電気エネルギーを蓄え、燃料電池220での電気エネルギーの生成が停止している場合に燃料電池220の代替として外部電子機器に電力を供給できるようになっている。制御部230や、各ドライバ、各センサ、反応装置210の電気ヒータは、起動時において、DC/DCコンバータ240を介して2次電池241の出力の一部によって電気的に駆動され、燃料電池220の出力が定常状態になったら、DC/DCコンバータ240を介して燃料電池220の出力の一部によって電気的に駆動される。
外部電子機器から通信用端子、通信用電極を介して制御部230に作動信号が入力されることによって発電システム300が作動する。これにより制御部230が、第一の水ポンプP1、第二の水ポンプP2及び空気ポンプPAを作動させ、さらにドライバD21を介して電気ヒータを発熱させる。そして、発電システム300の作動中、制御部230は、各電気ヒータからフィードバックされた温度のデータに基づき、各電気ヒータが所定温度になるように温度制御を行う。なお、発電に要する所定量未満になった一方の燃料容器(100A又は100B)に水が充填されていても、起動時に気化器211に必要な水量並びに起動時に第一の加湿器221、第二の加湿器222が加湿するのに必要な水量が水タンク201に貯蔵されている。上記必要な水量は、起動後に燃料電池220等で生成された水が水タンク201に供給されるまで気化器211、第一の加湿器221、第二の加湿器222に連続して供給し続けることができる最低水量である。
まず、制御部230は第一の燃料容器100A及び第二の燃料容器100Bの発電モジュール200への装着有無の確認を行う(ステップS1)。少なくとも一方の燃料容器(100A又は100B)が装着されているか否かを判断し(ステップS2)、少なくとも一方の燃料容器(100A又は100B)が装着されていない場合には、「燃料容器無し」のエラー通知を行う(ステップS3)。少なくとも一方の燃料容器(100A又は100B)が装着されている場合には、第一の残量センサS21及び第二の残量センサS22によって燃料12の残量検出を行う(ステップS4)。このとき、燃料容器100A及び燃料容器100Bのうち装着されていない方は、燃料12の残量が燃料電池220が発電できる程度の量(所定量)未満とみなす。ただし、装着されていない方には、燃料電池220等で生成された水は送出されない。
そして、第一及び第二の燃料容器100A,100Bの両方の燃料12の残量が発電できる程度の所定量未満であるか否かを判断する(ステップS5)。第一及び第二の燃料容器100A,100Bの両方の燃料12の残量が所定量未満の場合には、「燃料容器の交換」のエラー通知を行う(ステップS6)。第一及び第二の燃料容器100A,100Bの両方が装着され且つ少なくとも一方の燃料容器(100A又は100B)の燃料12の残量が所定量未満でない場合には、第一の燃料容器100Aの燃料12の残量が発電に要する所定量未満であるか否かの判断を行う(ステップS7)。第一の燃料容器100Aの燃料12の残量が発電に要する所定量未満である場合には、水回収器として第一の燃料容器100Aを選択し(ステップS8)、燃料容器100Aが第三のバルブV3と連通し且つ燃料容器100Bが第三のバルブV3と連通しないように流路切替部R5が排他的に流路を切り替える(ステップS9)。
そして、両方の燃料容器100A,100Bの燃料12がなくなったら燃料容器交換のエラー通知がなされて、発電システム300の作動が停止する。そして、新たな燃料容器に交換されると、発電システム300が作動して上記フローが実行され、連続動作が可能となっている。
なお、以下の説明では、説明の都合上、第一の燃料容器100A及び第二の燃料容器100Bがともに発電システム200に装着され、例えば第一の燃料容器100Aの燃料12が使用されており、その後、第一の燃料容器100Aの燃料12の残量が発電に要する所定量未満になり、第二の燃料容器100Bの燃料12は残っている場合を例に挙げて説明する。
まず、第一の燃料ポンプP31が作動すると、第一の燃料容器100Aの燃料貯蔵部1A内の燃料12が燃料排出管11Aから第一のバルブV1、第一の流量計F1を介して送出される。この燃料12は、第一の水ポンプP1、第二のバルブV2の動作によって水タンク201から供給された水と混合されて反応装置210の気化器211に送られる。さらに、第二の水ポンプP2が作動すると、水タンク201内の水が燃料電池220のカソード側に設けられた第一及び第二の加湿器221,222に送られる。空気ポンプPAが作動すると、外気の空気が第五のバルブV5を介して触媒燃焼器213に送られ、第四のバルブV4を介して一酸化炭素除去器214に送られる。また、空気ポンプPAの作動により、外気の空気が第二の加湿器222に送られる。ここで、制御部230は、各流量計F1、F2からフィードバックされた流量のデータに基づき、所定の流量となるように各バルブV1〜V3を制御する。
改質器212では、気化器211から供給された混合気中のメタノールと水蒸気が触媒により反応して二酸化炭素及び水素が生成される(上記化学反応式(1)参照))。また、改質器212では、化学反応式(1)についで逐次的に一酸化炭素が生成される(上記化学反応式(2)参照)。そして、改質器212で生成された一酸化炭素、二酸化炭素及び水素等からなる混合気が一酸化炭素除去器214に供給される。
燃料電池220のアノードに供給された改質ガスは、改質ガス中の水素が上記化学反応式(4)に示すように水素イオンと電子とに分離する。
燃料電池220のカソードに供給された空気は、空気中の酸素が上記化学反応式(5)に示すように水素イオンと電子と反応し、副生成物として水が生成される。
カソード側では、供給された空気が副生成物である水とともに排出され、水タンク201に貯蔵される。
ここで、第一の燃料容器100Aの燃料12の残量が発電に要する所定量未満になり、且つ水タンク201内の水がしきい値となる所定量以上となったことが検出されることにより、その所定量未満の燃料容器100Aが第三のバルブV3と連通するように流路切替部R5が流路を切り替えて、第三の水ポンプP3及び第三のバルブV3が動作する。このとき、水タンク201内には、起動時に気化器211に必要な水量及び起動時に第一の加湿器221、第二の加湿器222が加湿するのに必要な水量の和(例えば10ml)を残して、余剰の水を第三の水ポンプP3が燃料容器100Aに送出する。したがって、燃料12が残っている第二の燃料容器100Bに余剰した水が送られることがないので、この水と燃料12とが不定量的に混ざり合うことがなく、燃料12として発電モジュール200に利用することができる。なお、水タンク201は起動時の必要量を超えて、しきい値となる所定量を維持するように水が送出されるように設定されてもよい。
なお、この場合も、第一の燃料容器100A内に回収された水を再利用する場合を例に挙げて説明する。
まず、第一の燃料容器100Aの燃料貯蔵部1Aに水が回収されると、第一の残量センサS21による残量情報に基づいて燃料12の残量が発電に要する所定量未満であり且つ水の残量があると判断され、流路切替部R1が第一の燃料ポンプP31側から流路切替部R3及び第四の水ポンプP4側に流路を切り替える。
このとき、第二の燃料容器100Bの燃料貯蔵部1Bには、燃料12が貯蔵されているので、第二の残量センサS22による残量情報に基づいて流路切替部R2は第二の燃料ポンプP32側に接続した状態とし、流路切替部R4及び第五の水ポンプP5側への流路の切り替えは行わない。
その後、水残量センサS1による水の残量情報に基づいて余剰した水を、燃料12が発電に要する所定量未満になった一方の燃料容器(100A又は100B)に送り、上記動作を繰り返す。
また、発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)で排出物を回収する前に、水タンク201で一旦回収した後に、水タンク201が水の収容許容量を超える前に、余剰の水を発電に要する所定量未満になった燃料容器(100A又は100B)で回収することができるので水タンク201が収容許容量を超えて破損することがない。さらに、水タンク201で一旦回収することで、排出物を再利用することもでき、経済的である。また余剰の水が回収された燃料容器ごと取り外して廃棄すればよい。
電子機器400は、CPU、RAM、ROM、その他の電子部品から構成された演算処理回路を内蔵した本体401と、本体401に対して着脱自在であり、燃料12を貯留した第一の燃料容器100A及び第二の燃料容器100Bと、本体401に設けられて第一及び第二の燃料容器100A,100Bの燃料12を用いて発電を行い、生成した電気エネルギーを本体401に供給することにより本体401を駆動する発電モジュール(図示しない)とを備える。なお、第一及び第二の燃料容器100A,100B、発電モジュール(図示しない)の構成や動作は上述と同様であるためその説明を省略する。
このように各収納空間404,405にそれぞれ収納された燃料容器100A,100Bは、その下面が外部に露出して装着されているので、外気に直接触れて放熱性が良く、発電システム300内に熱がこもることなく、水回収率が高くなる。
本発明では、特許文献1などのように燃料カートリッジと水回収カートリッジを別途設けたものよりもカートリッジの交換回数が少なくなる。例えば、燃料カートリッジが空で水回収カートリッジが満タンの時には特許文献1などではその両方を交換する必要があるが、本発明では同様の状況において水を回収したカートリッジだけを新しい燃料カートリッジに交換すればよい。
上記実施形態では、発電モジュール200が、二つの燃料容器が収納でき、一方の燃料容器の燃料がなくなったときに副生成物を当該一方の燃料容器に回収したが、これに限らず、発電モジュール200が一つの燃料容器のみを収納でき、燃料容器の燃料がなくなった後に副生成物を当該燃料容器に回収してもよい。
燃料がなくなった燃料容器100A,100Bを交互に交換することで電子機器を連続して動作するだけでなく、容易に副生成物を回収することができる。
次に、燃料容器の変形例について説明する。
図6は、燃料容器500の分解斜視図、図7(a)は燃料容器500の上面図、(b)は切断線VII−VIIに沿って切断した際の矢視断面図である。
燃料容器500は、第一の実施の形態の燃料容器100と異なり、筐体504に形成された開口部543a,543bやこれら開口部543a,543bに貼り付けられた疎水性多孔質膜を含む気液分離膜502、ガイド部544が異なっており、その他の燃料貯蔵部501は上述の燃料貯蔵部1、燃料排出口511は燃料排出口11、排出物回収口541は排出物回収口41、排出物送出管542は排出物送出管42と同様のものであるので、その詳細な説明は省略する。
燃料容器500は、燃料12を貯蔵する燃料貯蔵部501を有している。燃料貯蔵部501は、燃料貯蔵部501から燃料12が供給されることにより発電する発電モジュール(図示しない)から排出された気体及び水を含む排出物を冷却して回収する。
に連通する矩形状の開口部543bが形成されている。そして、これら開口部543a,543bを覆うように二つの開口部543a,543bに跨るように折り曲げて気液分離膜5
02が貼り付けられている。よって、気液分離膜502を介して筐体504の内側と外側とを気体が通過でき、水は気液分離膜502を通過しないようになっている。そのため、外部に水が漏れることがない。また、気液分離膜502は、二つの開口部543a,543bに跨って貼り付けられているので、開口部543a,543bの二カ所から気体を放出させることができる。
図8(a)は電子機器800の上面図、(b)は(a)を右側から見た際の右側面図、(c)は(a)を後面側から見た際の後面図である。
電子機器800は、CPU、RAM、ROM、その他の電子部品から構成された演算処理回路を内蔵した本体801と、本体801に対して着脱自在であり、燃料12を貯留した第一の燃料容器500A及び第二の燃料容器500Bと、本体801に設けられて第一及び第二の燃料容器500A,500Bの燃料12を用いて発電を行い、生成した電気エネルギーを本体801に供給することにより本体801を駆動する発電モジュール(図示しない)とを備える。なお、第一及び第二の燃料容器500A,500B、発電モジュール(図示しない)の構成や動作は上述と同様であるためその説明を省略する。
下筐体802の露出箇所には、左右方向中心線に対して左右対称となるように、上面、左側面及び後面が開口した左右に延在する矩形状の第一の収納空間804と、上面、右側面及び後面が開口した左右に延在する矩形状の第二の収納空間805とが形成されている。
第一の収納空間804は、左側の開口から第一の燃料容器500Aを差し込んで収納できるようになっている。また、第一の収納空間804を形成する底部の左端部には、第一の燃料容器500Aの下面に形成されたガイド部(図示しない)に係合するレール部(図示しない)が形成されている。
第二の収納空間805は、右側の開口から第二の燃料容器500Bを差し込んで収納できるようになっており、この第二の収納空間805を形成する底部の右端部にも、第二の燃料容器500Bのガイド部544Bに係合するレール部806が形成されている。
よって、各燃料容器500A,500Bを、気液分離膜502A,502B側の端部が外側を向くようにして、排出口供給口側の端部からスライド移動させるとともに、ガイド部544Bをレール部806に係合させることによってそれぞれの収納空間804,80に第一の燃料容器500Aと第二の燃料容器500Bとが装着される。
このように各収納空間804,805にそれぞれ収納された燃料容器500A,500Bは、その下面が外部に露出して装着されているので、外気に直接触れて放熱性が良く、発電システム内に熱がこもることなく、水回収率が高くなる。
例えば、上記実施の形態における発電システム300では、第一の燃料容器100A,500Aと第二の燃料容器100B,500Bとを二つ備えたものを例に挙げたが、三つ以上備えたものとしても良い。
また、上記各実施形態では、反応装置210を設けて燃料12を改質してから燃料電池に供給したが、反応装置210を設けずに第一及び第二の燃料容器100,500から燃料12を直接燃料電池に供給する直接型燃料電池となる発電モジュールであってもよい。
100,500 燃料容器
100A,500A 第一の燃料容器
100B,500B 第二の燃料容器
200 発電モジュール
201 水タンク(回収器)
400,800 電子機器
Claims (10)
- 燃料を貯蔵する燃料容器と連結自在であり、前記燃料容器から供給される燃料を用いて発電を行う発電モジュールにおいて、
前記燃料容器と連結している状態で、発電によって生成される副生成物を、前記燃料容器内の燃料が発電に要する所定量未満になってから前記燃料容器に回収することを特徴とする発電モジュール。 - 回収された燃料容器内の副生成物を発電のために供給されて再利用することを特徴とする請求項1に記載の発電モジュール。
- 発電によって生成される副生成物を回収する回収器を設け、
前記回収器から余剰した副生成物を、燃料が発電に要する所定量未満になった前記燃料容器に回収することを特徴とする請求項1又は2に記載の発電モジュール。 - 前記発電に要する所定量未満の前記燃料容器は、燃料が空であることを特徴とする請求項1に記載の発電モジュール。
- 請求項1に記載の発電モジュールを備えることを特徴とする電子機器。
- 燃料を貯蔵する複数の燃料容器と連結自在であり、前記燃料容器から供給される燃料を用いて発電を行う発電モジュールにおいて、
前記複数の燃料容器と連結している状態で、発電によって生成される副生成物を、前記複数の燃料容器のうち燃料が発電に要する所定量未満になった燃料容器に回収することを特徴とする発電モジュール。 - 回収された燃料容器内の副生成物を発電のために供給されて再利用することを特徴とする請求項6に記載の発電モジュール。
- 発電によって生成される副生成物を回収する回収器を設け、
前記回収器から余剰した副生成物を、前記複数の燃料容器のうち燃料が発電に要する所定量未満になった燃料容器に回収することを特徴とする請求項6又は7に記載の発電モジュール。 - 前記発電に要する所定量未満の前記燃料容器は、燃料が空であることを特徴とする請求項6に記載の発電モジュール。
- 請求項6に記載の発電モジュールを備えることを特徴とする電子機器。
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