[go: up one dir, main page]

JP2008187923A - WT1mRNA検出プローブ及び白血病芽球検出試薬 - Google Patents

WT1mRNA検出プローブ及び白血病芽球検出試薬 Download PDF

Info

Publication number
JP2008187923A
JP2008187923A JP2007023312A JP2007023312A JP2008187923A JP 2008187923 A JP2008187923 A JP 2008187923A JP 2007023312 A JP2007023312 A JP 2007023312A JP 2007023312 A JP2007023312 A JP 2007023312A JP 2008187923 A JP2008187923 A JP 2008187923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
mrna
fluorescent dye
seq
alexa fluor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007023312A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Fukami
正 深見
Akihiko Tsuji
明彦 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2007023312A priority Critical patent/JP2008187923A/ja
Publication of JP2008187923A publication Critical patent/JP2008187923A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

【課題】 白血病芽球の濃縮又は分離に応用できる、白血病芽球を特異的に検出する試薬の提供。
【解決手段】一方のオリゴヌクレオチドにエネルギードナー蛍光色素が導入され、他方のオリゴヌクレオチドはエネルギーアクセプター蛍光色素が導入され、オリゴヌクレオチド対とWT1 mRNAとのハイブリッドにおいて、2つの蛍光色素の距離は2〜20塩基であるWT1 mRNA検出プローブ。WT1 mRNAをFRET法で検出し白血病芽球を検出する。
【選択図】なし

Description

本発明はWT1 mRNA検出プローブ及び白血病芽球検出試薬に関する。より詳細には、本発明は、WT1 mRNAをFRET(蛍光共鳴エネルギー移動)により検出することを利用して、白血病芽球を検出することに関する。
白血病の診断・治療にとって、白血病芽球(癌化した白血球)のキメラ染色体の解析が重要である。正確な解析を行うためには検体中の白血病芽球の比率(白血球全体に占める割合)が高いことが望ましいが、通常、その比率は数パーセント程度であり、正確な解析を行うには不十分である。そこで、種々の方法により白血病芽球の濃縮が試みられているが、臨床現場の要求を満足する充分な方法は存在しない。
特開2001−286285号公報 InoueK et al., Blood, vol. 84, pp.3071-3079 (1994).
白血病芽球を白血球分画から濃縮又は分離する優れた方法が開発できれば、白血病をより正確に診断でき、より適切に治療できる。したがって、本発明の目的は、白血病芽球の濃縮又は分離に応用できる、白血病芽球を特異的に検出する試薬を提供することにある。
白血病芽球を特異的に検出するため、本発明者らはWT1遺伝子に着目した。WT1遺伝子は、当初、小児の腎臓癌であるウィルムス腫瘍の原因遺伝子として見つかったが、その後、白血病芽球において高発現していることが分かっている(非特許文献1)。本発明者らは、WT1 mRNAを発現している細胞を特異的に検出することで白血病芽球が検出でき、セルソーター等と組み合わせることにより白血病芽球を分離することができると考えた。
そして、WT1 mRNAを発現している細胞を特異的に検出する方法として、FRETを利用した方法(特許文献1)を適用することとし、WT1 mRNAを検出するためのFRETプローブを開発した。
すなわち、本発明は、以下のオリゴヌクレオチド対からなるWT1 mRNA検出プローブ(FRETプローブ;一方はドナープローブで、他方はアクセプタープローブである)を提供する。
(1)5'-tgaaggagtgaggcggcg-3'及び5'-cagctcggctcctgtttga-3'(配列番号1及び2)。
(2)5'-gacagtgaaggcgctcaggc-3'及び5'-gtgaactggccggaaaagtg-3'(配列番号3及び4)。
(3)5'-tgagtggttggggaactg-3'及び5'-tgggatcctcatgcttgaa-3'(配列番号9及び10)。
(4)5'-tccatttcactgagctgga-3'及び5'-tggttgctctgcccttctg-3'(配列番号11及び12)。
(5)5’-tattgggctccgcagagg-3'及び5'-accgtgcgtgtgtattctg-3'(配列番号13及び14)。
(6)5'-acagtccttgaagtcacact-3'及び5'-ggtatggtttctcaccagtg-3'(配列番号15及び16)。
(7)5'-gaagggcttttcacttgtttt-3'及び5'-acctgtatgagtcctggtg-3’(配列番号17及び18)。
(8)5'-gacagctgaagggcttttc-3'及び5'-acctgtatgagtcctggtg-3'(配列番号19及び18)。
ここで、オリゴヌクレオチド対のうち一方のオリゴヌクレオチドはAlexa Fluor 488であるエネルギードナー蛍光色素が導入され(ドナープローブ)、他方のオリゴヌクレオチドはAlexa Fluor647であるエネルギーアクセプター蛍光色素が導入されている(アクセプタープローブ)。また、オリゴヌクレオチド対とWT1 mRNAとのハイブリッドにおいて、エネルギードナー蛍光色素とエネルギーアクセプター蛍光色素は2〜20塩基離れた位置に存在する。
上記(1)〜(8)のFRETプローブは、高い効率でWT1 mRNAにハイブリダイズするため、WT1 mRNAを高感度に検出できる。
また、上記(1)〜(8)のFRETプローブは、デオキシリボヌクレオチド、リボヌクレオチド、2’−O−メチル−リボヌクレオチド及び2’−O−4’−C−架橋ヌクレオチド(2’−O−4’−C−メチレン架橋ヌクレオチド、2’−O−4’−C−エチレン架橋ヌクレオチドなど)から選択されるいずれかのヌクレオチド、またはこれらのヌクレオチドの任意の組合せからなる2種以上のヌクレオチドから構成されるオリゴヌクレオチドである。また、オリゴヌクレオチドは、通常のホスホジエステル型ではなく、ホスホロチオエート型であってもよい。
また、本発明は、上記FRETプローブからなる白血病芽球検出試薬を提供する。白血病芽球はWT1を高発現しているため、上記FRETプローブを用いてWT1 mRNAが高発現していることが確認できた細胞を白血病芽球であると同定することができる。
さらに、上記(7)及び(8)のFRETプローブからなる白血病芽球検出試薬を用いることによって、WT1のKTSに関する異性体を判別して検出することが可能となる。WT1には異性体のうち第9エクソンの末尾のアミノ酸3残基(KTS)をコードする塩基配列がスプライシングを受けるものがあり、KTSを有する異性体WT1(KTS+)及びKTSを欠失する異性体WT1(KTS-)が通常1つの細胞内に存在する。また、KTSの有無が生理活性に影響を与え、WT1(KTS+)及びWT1(KTS-)の両者のバランスが細胞のガン化に生理的な意味を持つことが示唆されている。したがって、WT1(KTS+)及びWT1(KTS-)の両者を判別して検出することができ、両者を発現している白血病芽球を特異的に分離することができることは、診断・治療への応用という観点から有効である。
本発明のWT1 mRNA検出プローブは、WT1 mRNAを特異的かつ高感度に検出することができ、それにより、白血病芽球を検出することができる。したがって、本発明の白血病芽球検出試薬を利用して、白血病芽球を特異的に分離することができ、白血病の診断・治療に応用することができる。
本発明のWT1 mRNA検出プローブは、表1に示した塩基配列を有し、それぞれ1分子の蛍光色素で標識された1対のオリゴヌクレオチド(FRETプローブ対)からなる。
表1中、a, t, g,cはそれぞれ、アデニン、チミン、グアニン、シトシンのヌクレオチド塩基を表す(ただし、tは適宜u(ウラシル)と読み替えるものとする)。位置は、WT1 mRNAの開始コドンのアデニンの位置を1としたときのWT1 mRNAにおける相対的な位置を表す。
蛍光色素の導入位置は、ドナープローブ、アクセプタープローブ及びWT1 mRNAの3者により形成されるハイブリッドにおいて、エネルギードナー蛍光色素(Alexa Fluor 488)からエネルギーアクセプター蛍光色素(Alexa Fluor 647)に有意の効率でFRETが生じるように決定する。ハイブリッド上において2つの蛍光色素の距離が2〜20塩基であるときにこのような条件を満足することが、先行技術文献において明らかである(Tsujiet al., Biophys. J., vol. 78, pp.3260-3274 (2000) 及び Tsuji et al., Biophys. J.,vol. 81, pp.501-515 (2001) 等)。また、蛍光色素の導入位置は、5’末端、3’末端及び鎖内のいずれでもよい(Tsuji et al.,Biophys. J., vol. 78, pp.3260-3274 (2000) 及び Tsuji et al., Biophys. J., vol.81, pp.501-515 (2001) 等)。高い効率でFRETを生じさせるためには、2つの蛍光色素の距離は、2〜4塩基であることが好ましい。
エネルギードナー蛍光色素は、直接又はヘキシルアミノ基などのリンカーを介して結合している。エネルギーアクセプター蛍光色素も、直接又はヘキシルアミノ基などのリンカーを介して結合している。本発明においては、エネルギードナー蛍光色素としてはAlexa Fluor 488を用い、エネルギーアクセプター蛍光色素としてはAlexa Fluor 647を用いることを特徴とする。
ここで、AlexaFluor 488とは、モレキュラープローブス社から入手可能なAlexa Fluor(商標)シリーズの1つであり、以下の式(I)で表わされる、最大吸収波長:494nm、最大蛍光波長:517nmの蛍光色素である。図1は、AlexaFluor 488の吸収スペクトルと蛍光スペクトルを表すグラフである。さらに、スクシンイミジルエステルではなく、テトラフルオロフェニルエステルである、式(II)で表される蛍光色素等もAlexaFluor 488に含まれる。
また、AlexaFluor 647とは、モレキュラープローブス社から入手可能なAlexa Fluor(商標)シリーズの1つであり、構造式は公開されていないが分子量約1250 MW、最大吸収波長:649nm、最大蛍光波長:666nmの蛍光色素である。図2は、AlexaFluor 647の吸収スペクトルと蛍光スペクトルを表すグラフである。
上記のFRETプローブは、デオキシリボヌクレオチド、リボヌクレオチド、2’−O−メチル−リボヌクレオチド及び2’−O−4’−C−架橋ヌクレオチド(2’−O−4’−C−メチレン架橋ヌクレオチド、2’−O−4’−C−エチレン架橋ヌクレオチドなど)からなる群から選択されるいずれかのヌクレオチド、またはこれらのヌクレオチドの任意の組合せからなる2種以上のヌクレオチドから構成されるオリゴヌクレオチドである。
デオキシリボヌクレオチドから構成されるプローブはDNAプローブであり、リボヌクレオチドから構成されるプローブはRNAプローブである。
2’−O−メチル−リボヌクレオチドは、リボヌクレオチドのリボース2’位のヒドロキシル基がメチル化されており、そのオリゴヌクレオチドから構成されるプローブは、DNAプローブやRNAプローブに比べてヌクレアーゼに対する安定性等が向上している。
2’−O−4’−C−架橋ヌクレオチドは、リボヌクレオチドのリボースの2’−Oと4’−Cとがアルキレン鎖(メチレン、エチレンなど)で架橋されているヌクレオチドであり、Locked Nucleic Acid(LNA)とも呼ばれる。架橋によってリボース環のフレキシビリティが制限され、それにより、ハイブリダイゼーション能が向上し(Tm値の増加)、ヌクレアーゼに対する安定性も向上している。
また、上記オリゴヌクレオチドは、通常のホスホジエステル型ではなく、ホスホロチオエート型であってもよく、そのようなオリゴヌクレオチドをS−オリゴという。オリゴヌクレオチドは、通常、ホスホジエステル結合を介してリボース同士が結合しているが、その結合がホスホロチオエート基に置き換わったS−オリゴは、ヌクレアーゼに対する安定性が向上している。デオキシリボヌクレオチドやリボヌクレオチドがホスホロチオエート基で結合したオリゴヌクレオチドのみならず、2’−O−メチル−リボヌクレオチドや2’−O−4’−C−架橋ヌクレオチドがホスホロチオエート基で結合したオリゴヌクレオチドも、FRETプローブとして機能し得る。
本発明に係るオリゴヌクレオチドは、公知の方法(例えば、ホスホロアミダイト法、βシアノエチルアミダイト法、ホスホロチオエート法)に従って合成することが可能である。目的とするオリゴヌクレオチドの種類に応じて、必要な試薬(ホスホロアミダイト試薬等)を使い分けることができ、そのような試薬は市販されている。
以上、本発明のWT1 mRNA検出プローブ及びFRETプローブの合成方法について説明してきたが、WT1 mRNA検出プローブを用いた白血病芽球の検出方法について以下で説明する。
本実施形態のWT1 mRNA検出プローブを用いた白血病芽球の検出方法は以下の4工程を備える。
(1)FRETプローブを合成する工程
(2)WT1 mRNAに対するFRETプローブの定量性を確認する工程
(3)細胞内へFRETプローブを導入する工程
(4)導入されたFRETプローブのフローサイトメーターによる検出と分離する工程
工程(1)は、上述のFRETプローブの合成方法を用いればよい。
次の工程(2)では、FRETプローブの定量性を確認するために、WT1 mRNAに対するFRETによる蛍光強度変化を溶液中で測定する。具体的には、以下の方法を挙げることができる。対象となるmRNA(WT1 mRNA)はIn vitro 転写によって調製することができる。ドナープローブ及びアクセプタープローブを添加した溶液に、対象となるmRNAを一定量ずつ加える。この操作の過程において、AlexaFluor 488/647に対応する励起波長488nm、蛍光波長500-750nmの範囲で蛍光スペクトルを測定し、FRETプローブと対象となるmRNAとのハイブリダイゼーションに伴う蛍光スペクトルの変化を観察する。FRETによる蛍光強度変化が対象となるmRNAの用量依存的であることを確認する。
工程(3)では、本発明のWT1 mRNA検出プローブを生細胞(白血球)に導入する。導入方法は公知の方法、例えば、マイクロインジェクション法、エレクトロポレーション法、リポフェクション法などが適用可能である。また、ストレプトリシンOなどの細菌毒素で膜穿孔処理する方法も適用できる。
細胞内にWT1 mRNA検出プローブを導入した後は、ドナープローブ及びアクセプタープローブをWT1 mRNAにハイブリダイズさせる。ハイブリダイゼーションの条件は、例えば、白血病芽球検出試薬を導入した細胞を室温において数分間インキュベーションすればよい。
ストレプトリシンOなどで膜穿孔処理をした場合、ハイブリダイゼーション後に膜の再封入(血清を含む培地で数分間インキュベーションする)を行うことが好ましい。
工程(4)では、まず、ドナープローブ及びアクセプタープローブとWT1 mRNAとのハイブリッドが存在する細胞を検出する。ドナープローブに結合している蛍光色素の励起光を細胞に照射し、FRETに基づくアクセプタープローブに結合している蛍光色素からの蛍光を観測することで、白血病芽球が検出できる。
励起光の照射によって、mRNAとハイブリダイズしているドナープローブのエネルギードナー蛍光色素も、mRNAとハイブリダイズしていないドナープローブのエネルギードナー蛍光色素も同時に励起されるが、ドナープローブに近接してアクセプタープローブがハイブリダイズしている場合にのみFRETが生じ、このときはアクセプタープローブのエネルギーアクセプター蛍光色素から蛍光が生じる。すなわち、エネルギーアクセプター蛍光色素からの蛍光の観察は、ドナープローブとアクセプタープローブが近接していることを意味し、生細胞中にWT1 mRNAが発現していることがわかる。
このようにして検出されたWT1 mRNAを発現している生細胞が選択的に分離される。分離方法に関しては特に制限はないが、セルソーター(Fluorescence Activated Cell Sorter、FACS)を用いて、WT1 mRNAを発現している生細胞を検出するとともに、選択的に分離することが好ましい。
セルソーターは、フローサイトメーターと細胞分取装置とを備えたものであり、特定物質を蛍光標識プローブで染色した個々の細胞に、細い流路の途中でレーザー光を照射することにより、散乱光(前方散乱光や側方散乱光)や蛍光のシグナル情報を個々の細胞ごとに測定し、その結果を、例えば度数分布(ドットプロット)として表示する機能を有しており、特定のシグナル情報を発する細胞にゲートをかけ所望の細胞を分取することができる。以上のような方法はフローサイトメトリーと呼ばれている。
例えば以下に述べる方法を適用して、WT1 mRNAを発現している生細胞を分離することができる。すなわち、セルソーターにより個々の生細胞における、エネルギードナー蛍光色素(Alexa Fluor 488)を励起するレーザーを照射したときの同蛍光色素の相対的蛍光強度、及びFRETに基づくエネルギーアクセプター蛍光色素(AlexaFluor 647)の相対的蛍光強度のシグナル情報を得て、例えば、前者を横軸、後者を縦軸としてドットプロットを行い、後者が高い値をとる細胞群を選択し、R2として領域指定する。さらに、測定対象の生細胞の細胞サイズに基づく前方散乱光と、生細胞の内部構造の複雑さに基づく側方散乱光のシグナル情報を得て、例えば、前者を横軸、後者を縦軸としてドットプロットを行い、測定対象の生細胞を表わしていると考えられる細胞群を選択し、R1として領域指定する。そして、R1及びR2の両選択条件を満たす(R1かつR2に属する)生細胞のみを分取できるようにセルソーターをセッティングすることにより、WT1 mRNAが発現している細胞のみを選択的に分離することができる。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に制限するものではない。
(実施例1:FRETプローブの設計)
標的となるWT1 mRNA(Homosapiens Wilms tumor 1, transcript variant D, mRNA、GenBankアクセッション番号:NM_024426)の全塩基配列はNCBI(NationalCenter for Biotechnology Information)の公開データーベースより入手した。この配列をもとにして、以下の手順でFRETプローブの設計を行った。
まず、RNAが取り得る高次構造のパターンの中で個々の核酸塩基が鎖内で相補鎖形成にかかわらない場合の数(SS-count値)を公開プログラム(mFold)により計算し、その値を40塩基分連続する核酸塩基について平均をとった。その結果を図3に示す。図3は、横軸にWT1 mRNAの塩基番号、縦軸に各塩基下流40塩基の平均SS-Count値を示した図である。
次に、平均SS-count値が高い(RNA鎖内で熱的に不安定である)領域をFRETプローブの標的配列としドナープローブ、アクセプタープローブのTmがほぼ一致するような配列を17塩基から21塩基の長さに収まるように2分して6組の検出用FRETプローブの配列を決定した。すなわち、WT1Ex1a/Aプローブ、WT1Ex1b/Aプローブ、WT1Ex2/Aプローブ、WT1Ex5/Aプローブ、WT1Ex6/Aプローブ、WT1Ex8/Aプローブの6組のプローブである。
また、上記FRETプローブの設計方法によるFRETプローブの比較対照として、以下の通り、FRETプローブの設計を行った。平均SS-Count値が一定して低い(RNA鎖内で熱的に安定である)領域をハイブリダイゼーションが起き難い配列として設定し同様に1組のコントロール用FRETプローブの配列として決定した。すなわち、配列番号5及び6に記載の配列を有するWT1Ex1b(2)/Aプローブ、並びに、配列番号7及び8に記載の配列を有するWT1Ex1c/Aプローブの2組のプローブである。
さらに、WT1(KTS+)及びWT1(KTS-)の両者の異性体を区別して検出するために、以下の通りにFRETプローブを設計した。WT1のKTSに関する異性体は、第9エクソンの末尾のアミノ酸3残基(KTS)をコードする塩基配列のオルタナティブスプライシングにより生じる。この第9エクソン末尾のオルタナティブスプライシング部位を挟むようにドナープローブ及びアクセプタープローブを配するようにプローブを設計した。具体的には、両者で共通の配列(配列番号18)をアクセプタープローブに設定した。そして、WT1(KTS+)mRNA上でアクセプタープローブと隣接するドナープローブ(WT1KTS+)に設定し、WT1(KTS-)mRNA上でアクセプタープローブと隣接するドナープローブ(WT1KTS-)に設定した。すなわち、WT1(KTS+) mRNAに対してWT1KTS+/Aプローブ及びWT1(KTS-) mRNAに対してWT1KTS-/Aプローブの2組のプローブである。
以下に、WT1 mRNAに対する各FRETプローブの配列とその標的部位の一覧(表2)を示す。なお、表2で用いられているa, t, g, cはそれぞれアデニン、チミン、グアニン、シトシンの核酸塩基を意味しており、T, G, AはFRETによる蛍光検出でドナーとなる蛍光色素(AlexaFluor 488)で修飾されている塩基を示し、T及びAはアクセプターとなる蛍光色素(Alexa Fluor 647)が修飾されている塩基は示す。ハイブリダイゼーション部位は、WT1のmRNAにおいて翻訳開始点(スタートコドン)のアデニンを1としたときの相対的な塩基番号である。
なお、ドナープローブ、アクセプタープローブ及びWT1 mRNAの3者により形成されるハイブリッドにおいて、ドナー色素によって修飾されたヌクレオチドとアクセプター色素によって修飾されたヌクレオチドの間に4塩基を挟むように設計した。しかし、蛍光色素によって修飾されたヌクレオチド間の距離は4塩基に限定されるものではない。
(実施例2:FRETプローブの合成)
表2に記載した配列を有するドナープローブのうち、5’末端の塩基がAlexa Fluor 488によって修飾されているドナープローブを特許文献1に記載の方法に準じて合成した。より詳細には、以下の通りである。AlexaFluor 488色素(インビトロジェン社製Alexa Fluor 488 Oligonucleotide Amine Labeling Kit Cat.NoA20191)を7μLのDMSOに溶かした。
一方、DNA/RNAシンセサイザー(PerkinElmer社製モデル394又はPerceptive Biosystems社製モデル8909)を用いて、βシアノエチルアミダイト法により、表2に記載の塩基配列を有するオリゴDNAを合成した。合成したオリゴDNAの5'末端に、6−(トリフルオロアセチルアミノ)ヘキシル−(2−シアノエチル)−(N,N−ジイソプロピル)−ホスホロアミダイトを用いてヘキシルアミノ基を導入し、凍結乾燥した。これを25μg/μLの濃度で0.5MNa2HCO3/NaH2CO3緩衝液(pH9.3)に溶解した。
AlexaFluor488色素DMSO溶液7μL、0.1Mホウ酸ナトリウムpH8.5を41μL、合成オリゴヌクレオチド水溶液(25μg/μL)を2μL混合して一晩室温で反応させた。反応液をゲル濾過して未反応の色素取り除いた後に20%ポリアクリルアミドゲル電気泳動で目的のオリゴヌクレオチドプローブを得た。
次に、表2に記載したアクセプタープローブ及びAlexa Fluor 488によって5’末端以外の塩基が修飾されているドナープローブを特許文献1に記載の方法に準じて合成した。より詳細には、以下の通りである。AlexaFluor 488色素(インビトロジェン社製Alexa Fluor 488 Oligonucleotide Amine Labeling Kit Cat.NoA20191)及びAlexa Fluor 647色素(インビトロジェン社製AlexaFluor647 Oligonucleotide AmineLabeling Kit Cat.No A20196)を7μLのDMSOに溶かした。
一方、Uni-LinkAminoModifier (Clontech社製)を用いて表2に記載の塩基配列中、大文字表記(T, A又はT)の部分にヘキシルアミノ基修飾したヌクレオチドを導入したオリゴDNAを合成し、凍結乾燥した。これを25μg/μLの濃度で0.5MNa2HCO3/NaH2CO3緩衝液(pH9.3)に溶解した。
AlexaFluor488色素またはAlexaFluor647色素のDMSO溶液7μL、0.1Mホウ酸ナトリウムpH8.5を41μL、合成オリゴヌクレオチド水溶液(25μg/μL)を2μL混合して一晩室温で反応させた。反応液をゲル濾過して未反応の色素取り除いた後に20%ポリアクリルアミドゲル電気泳動で目的のオリゴヌクレオチドプローブを得た。
(実施例3:WT1 mRNAの調製)
FRETプローブとハイブリッド形成をするmRNAを調製するために、以下の手順でin vitro合成を行った。ヒトWT1のcDNAを含むプラスミドDNA(pUCWT1;理化学研究所バイオリソースセンターから購入)を制限酵素EcoRI及びHincIIで切断し、WT1 cDNA断片を得た。WT1 cDNA断片を、RNA合成用ベクターpBluescriptIIKS+のEcoRI/HincIIによる消化部位に、T7プロモーター下流に断片が位置するように、ライゲーションキット(タカラバイオ社製)を用いて結合させた。得られた組換えプラスミドを大腸菌JM109株のコンピテントセル(タカラバイオ社製)に導入し、得られた形質転換体を培養し組換えプラスミドを複製した。
複製したプラスミドをHincIIにより直鎖状にした後、ProteinaseK(タカラバイオ社製)及びフェノール・クロロホルムで処理し、変性、除タンパクを行った。このように精製した遺伝子断片を鋳型として、インビトロ転写キット(MegascriptT7 Kits:Ambion社)を用いてRNAを合成した。RNA溶液にDNaseI(タカラバイオ社製)を加えてプラスミドDNAを消化した後、等量の塩化リチウム溶液と2倍量のエタノールを加えてRNAを沈殿させ、70%エタノールで洗浄した後、乾燥した。RNaseを含有しない蒸留水にRNAを溶解させて、以下の実験に用いた。
(実施例4:FRETプローブとWT1 mRNAとのハイブリダイゼーションによる蛍光スペクトル変化)
ドナープローブとアクセプタープローブが近接してハイブリダイゼーションすることに伴うFRETによる蛍光スペクトルの変化を測定した。ドナープローブ及びアクセプタープローブを終濃度1μMとなるように150μLの1xSSC(150mM塩化ナトリウム、17mMクエン酸ナトリウム、pH7.0)溶液に加え、37℃で15分放置した後、四面透過の石英製のキュベットに注入し、蛍光分光光度計(F4500;日立製作所製)により励起波長488nm、蛍光波長500-750nmの範囲で蛍光スペクトルを測定した。次に、この溶液にWT1 mRNAを50pmol添加し、30分放置した後、37℃における蛍光スペクトルを測定して、ハイブリダイゼーションに伴う蛍光スペクトルの変化を観察した。蛍光スペクトルを測定した後、さらにWT1 mRNAを50pmol添加し、再度、蛍光スペクトルを測定した。WT1 mRNAの量が200pmolになるまで、同様の操作を繰り返し、蛍光スペクトルを測定した。
表2に列挙したプローブの蛍光スペクトルの変化を図4〜15に示す。図4〜11は、それぞれ、WT1Ex1a/Aプローブ(図4)、WT1Ex1b/Aプローブ(図5)、WT1Ex1b(2)/Aプローブ(図6)、WT1Ex1c/Aプローブ(図7)、WT1Ex2/Aプローブ(図8)、WT1Ex5/Aプローブ(図9)、WT1Ex6/Aプローブ(図10)及びWT1Ex8/Aプローブ(図11)を用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。WT1Ex1b(2)/Aプローブ及びWT1Ex1c/Aプローブを用いた場合(図6及び7)には蛍光スペクトルの変化が認められなかった。それ以外のFRETプローブ、すなわち、WT1Ex1a/Aプローブ、WT1Ex1b/Aプローブ、WT1Ex2/Aプローブ、WT1Ex5/Aプローブ、WT1Ex6/Aプローブ及びWT1Ex8/Aプローブ(図4,5及び8〜11)には蛍光スペクトルの変化が認められ、FRETに基づく蛍光強度がターゲットmRNAの用量依存的に増加することが分かった。これらのFRETプローブは平均SS-count値が高い領域に設計したものであり、したがって、平均SS-count値が高い領域に位置するプローブがWT1 mRNAの検出に適用できることが確認できた。なお、図16は、本実施例における各FRETプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。これらのFRETプローブのうちWT1Ex6/Aプローブを用いたときが最も顕著に蛍光強度の変化を示すことが明らかとなった。
また、WT1(KTS+)及びWT1(KTS-)の両者の異性体を区別して検出するために設計したFRETプローブを用い、その蛍光スペクトルの変化を測定した結果を図12〜15に示す。ターゲットmRNA配列とプローブ配列とがミスマッチしている場合には蛍光スペクトルの変化が認められなかった。すなわち、WT1KTS+/AプローブとWT1(KTS-) mRNAとの組み合わせ及びWT1KTS-/AプローブとWT1(KTS+) mRNAとの組み合わせ(図13及び14)である。ターゲットmRNA配列とプローブ配列とがマッチしている場合、すなわち、WT1(KTS+) mRNAに対してWT1KTS+/Aプローブ及びWT1(KTS-) mRNAに対してWT1KTS-/Aプローブを用いた場合(図12及び15)には蛍光スペクトルの変化が認められ、FRETに基づく蛍光強度がターゲットmRNAの用量依存的に増加することが分かった。したがって、これらのFRETプローブは、WT1(KTS+)及びWT1(KTS-)の両者の異性体を区別して検出できることが確認できた。
(実施例5:細胞内へのFRETプローブの導入方法の検討)
生細胞内へのFRETプローブの導入方法として、ストレプトリシンO(SLO)による膜穿孔及び血清培地による再封入を利用した。SLO処理は、Giles RV et al., Nucleosides& Nucleotides, vol. 16, 1155-1163 (1997)、Palmer M et al., Eur J Biochem.1995 Jul 15; 231(2):388-95.、及び、Sekiya K et al., J Bacteriol. 1993 Sep;175(18):5953-61に記載の方法を参考にした。
FRETプローブを導入するための条件検索として、まずは、FITC-Dextran(分子量9300;シグマ社製)を用いて、SLO法の導入効率及び細胞毒性を検討した。
0.05% BSA(ウシ血清アルブミン;シグマ社製)を含む25mLのPBS(リン酸緩衝食塩水、pH7.2;インビトロジェン社製)に、SLO(シグマ社製)を溶解し、1mg/mLのSLO溶液を調製した。SLOを還元するため、膜穿孔処理の前に、終濃度5mMのDTT(ジチオスレイトール)を添加し、37℃で2時間放置した。
恒常的にWT1を発現していると報告されているK562培養細胞株(ヒューマンサイエンス振興財団研究資源バンクから入手;JCRB0019)を10% FBS(ウシ胎児血清)及び1%Glu(グルタミン酸)を含むRPMI-1640培地(いずれもインビトロジェン社製)で培養し、必要数にまで増殖した細胞を遠心操作(800g、5分、室温;以下の遠心操作は同一条件)で回収し、PBSpH7.2で懸濁し、再び遠心し、血清成分を除去した。細胞をPBS pH7.2に懸濁し、遠心管1本あたり2 x 106個の細胞を含むように分注した。
遠心操作後に上清を除いて得られたペレット状の2 x 106個の細胞塊に、FITC-Dextranを終濃度10μMで加えたSLO溶液40μLを添加した。SLO溶液には、SLO量が0〜2μg/2x 106細胞となるよう各種濃度のSLO溶液を用いた。SLO及びFITC-Dextranを添加したK562細胞懸濁液を37℃15分インキュベーションして、細胞膜の膜穿孔とProbeの導入を行った。インキュベーション終了後、細胞懸濁液に、氷温に冷却したPBSpH7.2を1mL添加して4℃で30分間インキュベーションし、さらに終濃度10 μMとなるようにx100 濃度のPI(Propidium Iodide;シグマ社製)を加えて氷温で10分間インキュベーションした。PIはインターカレーターとして核内のDNAを染色する試薬である。PIは通常、細胞膜を透過できないため、SLOによって穿たれた細胞膜が再封入されたかを確認するために用いている。
インキュベーション後に細胞懸濁液を遠心して上清を除き、PBSに懸濁し、遠心洗浄した。沈降した細胞塊を1mLのPBSに懸濁し、蛍光顕微鏡観察による細胞群の透過像及び蛍光像からSLOによる膜穿孔処理及び再封入の過程における細胞損傷の有無を確認した。また、同時にFACS(FACSAria;日本BD社製)により、細胞のサイズ(FSC-Height:前方散乱光)、内部構造の複雑さ(SSC-Height:側方散乱光)、細胞に取り込まれたFITC-Dextranの蛍光として測定した。また、再封入が不完全な細胞数をPIの蛍光として測定した。
以上の測定結果より、K562細胞の膜穿孔処理によるプローブの導入効率が最も高く、かつ、不完全な膜の再封入過程による死細胞の発生が少ないと考えられる至適SLO濃度を実施毎に求めた。本実施例の条件においては、至適SLO濃度は7.5μg/2 x 106細胞であると考えられた。
(実施例6:K562細胞へのWT1 mRNA検出用FRETプローブの導入)
実施例1及び2で作製し、実施例3及び4で評価したWT1 mRNA検出用FRETプローブを細胞内に導入した。FRETプローブの導入方法は、実施例5の方法を用い、実施例5で決定した至適SLO濃度条件で行った。ただし、実施例5で用いたFITC-Dextranの代わりにFRETプローブ(ドナープローブ及びアクセプタープローブ各々終濃度10μM)を用いた。FRETプローブ導入の手順は下記の通りである。遠心管1本あたり2x 106 cellのK562細胞にFRETプローブを添加してSLOを加えて懸濁し、37℃15分間インキュベーションして膜穿孔を行った。プローブ導入を行った後、氷温PBSpH7.2を1mL加えて4℃30分間インキュベーションして再封入した。再封入した細胞を遠心して沈殿にした後、1mLのPBS pH7.2 に懸濁してFACSで解析を行った。
(実施例7:K562細胞に導入されたFRETプローブのフローサイトメーターによる検出)
FACS解析の条件は下記の通りである。FRETによるアクセプタープローブの蛍光は488nmの励起光よる655nm〜735nm(PerCP-cy5.5)の蛍光としてドナープローブの蛍光(530nm:FITC)と同時にフローサイトメーター(FACSAria:日本BD社製)で測定した。FACS内の光電子増倍管に印加する電圧はFSC300V、SSC 275V、FITC 300V、PerCP-Cy5.5 350V の条件を用いて測定を行った。
実施例6で得られたWT1 mRNA検出用FRETプローブを導入したK562細胞を用いて細胞内FRETを測定した。結果を図17及び18に示す。図17は、各FRETプローブを導入した細胞のFACSの解析結果を表す図である。横軸は、ドナープローブの蛍光強度を示し、縦軸は、FRETによるアクセプタープローブの蛍光強度を示す。図18は、各FRETプローブを導入した細胞において、アクセプタープローブの蛍光強度が10以上の細胞集団について蛍光強度の平均をプロットして比較したグラフである。これらの結果から、本実施例で用いたFRETプローブの中で、WT1Ex1a/AプローブのFRETによるアクセプタープローブの蛍光強度が最も強いことが分かった。したがって、特にWT1Ex1a/Aプローブは細胞内FRETに適していることが分かった。
(実施例8:各種培養細胞へのWT1 mRNA検出用FRETプローブの導入と実発現量の相関)
次に、WT1 mRNAの発現量が異なると考えられる各種の培養細胞内にWT1Ex1a/Aプローブを導入して、細胞内FRETによるアクセプターの蛍光強度を測定した。また併せて、培養細胞内におけるWT1 mRNAの発現量を別途リアルタイムPCRにより計測し、WT1 mRNAの発現量とFRETによるアクセプタープローブの蛍光強度との関係を比較した。その結果を図19に示す。横軸は、ngのRNA当りのWT1 mRNAのコピー数を示し、縦軸は、各種培養細胞における細胞内FRETの蛍光強度を示す。その結果、両者の間に一定の相関が認められ、異なる細胞種間においてもFRETによるアクセプタープローブの蛍光強度がWT1 mRNAの発現量を反映することが確認できた。したがって、ヘテロな細胞集団を含む白血球リンパ球分画に対しても、実施例1〜8で選定した条件を適用できることが示された。
図1は、AlexaFluor 488の吸収スペクトルと蛍光スペクトルを表すグラフである。 図2は、AlexaFluor 647の吸収スペクトルと蛍光スペクトルを表すグラフである。 図3は、ヒトWT1 mRNAの40塩基平均SS−conut値及び本実施例におけるFRETプローブの凡そのハイブリダイゼーション位置を表すグラフである。 図4は、WT1Ex1a/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図5は、WT1Ex1b/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図6は、WT1Ex1b(2)/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図7は、WT1Ex1c/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図8は、WT1Ex2/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図9は、WT1Ex5/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図10は、WT1Ex6/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図11は、WT1Ex8/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図12は、WT1(KTS+) mRNAに対してWT1KTS+/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図13は、WT1(KTS-) mRNAに対してWT1KTS+/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図14は、WT1(KTS+) mRNAに対してWT1KTS-/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図15は、WT1(KTS-) mRNAに対してWT1KTS-/Aプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図16は、本実施例における各FRETプローブを用いたときの蛍光スペクトル変化を表すグラフである。 図17は、本実施例における各FRETプローブを導入したK562細胞のFACSの解析結果を表す図である。(a)WT1Ex1a/Aプローブ添加、(b)WT1Ex1b/Aプローブ添加、(c)WT1Ex1b(2)/Aプローブ添加、(d)WT1Ex1c/Aプローブ添加、(e)WT1Ex2a/Aプローブ添加、(f)WT1Ex5a/Aプローブ添加、(g)WT1Ex6a/Aプローブ添加、(h)WT1Ex8a/Aプローブ添加、(i)WT1KTS+/Aプローブ添加、(j)WT1KTS-/Aプローブ添加、(k)SLO処理なし。 図18は、本実施例における各FRETプローブを導入したK562細胞の蛍光強度の平均を比較したグラフである。 図19は、各種培養細胞におけるWT1 mRNAの発現量とFRETによるアクセプタープローブの蛍光強度との相関を示すグラフである。

Claims (14)

  1. 第1の蛍光色素が導入された配列番号1に記載の塩基配列で表される第1のオリゴヌクレオチドと、第2の蛍光色素が導入された配列番号2に記載の塩基配列で表される第2のオリゴヌクレオチドとからなり、
    第1及び第2の蛍光色素のうち、一方がAlexa Fluor 488であり、他方がAlexa Fluor 647であり、
    第1及び第2のオリゴヌクレオチドとWT1 mRNAとのハイブリッドにおいて第1及び第2の蛍光色素が2〜20塩基離れた位置に存在する、
    WT1 mRNA検出プローブ。
  2. 第1の蛍光色素が導入された配列番号3に記載の塩基配列で表される第1のオリゴヌクレオチドと、第2の蛍光色素が導入された配列番号4に記載の塩基配列で表される第2のオリゴヌクレオチドとからなり、
    第1及び第2の蛍光色素のうち、一方がAlexa Fluor 488であり、他方がAlexa Fluor 647であり、
    第1及び第2のオリゴヌクレオチドとWT1 mRNAとのハイブリッドにおいて第1及び第2の蛍光色素が2〜20塩基離れた位置に存在する、
    WT1 mRNA検出プローブ。
  3. 第1の蛍光色素が導入された配列番号9に記載の塩基配列で表される第1のオリゴヌクレオチドと、第2の蛍光色素が導入された配列番号10に記載の塩基配列で表される第2のオリゴヌクレオチドとからなり、
    第1及び第2の蛍光色素のうち、一方がAlexa Fluor 488であり、他方がAlexa Fluor 647であり、
    第1及び第2のオリゴヌクレオチドとWT1 mRNAとのハイブリッドにおいて第1及び第2の蛍光色素が2〜20塩基離れた位置に存在する、
    WT1 mRNA検出プローブ。
  4. 第1の蛍光色素が導入された配列番号11に記載の塩基配列で表される第1のオリゴヌクレオチドと、第2の蛍光色素が導入された配列番号12に記載の塩基配列で表される第2のオリゴヌクレオチドとからなり、
    第1及び第2の蛍光色素のうち、一方がAlexa Fluor 488であり、他方がAlexa Fluor 647であり、
    第1及び第2のオリゴヌクレオチドとWT1 mRNAとのハイブリッドにおいて第1及び第2の蛍光色素が2〜20塩基離れた位置に存在する、
    WT1 mRNA検出プローブ。
  5. 第1の蛍光色素が導入された配列番号13に記載の塩基配列で表される第1のオリゴヌクレオチドと、第2の蛍光色素が導入された配列番号14に記載の塩基配列で表される第2のオリゴヌクレオチドとからなり、
    第1及び第2の蛍光色素のうち、一方がAlexa Fluor 488であり、他方がAlexa Fluor 647であり、
    第1及び第2のオリゴヌクレオチドとWT1 mRNAとのハイブリッドにおいて第1及び第2の蛍光色素が2〜20塩基離れた位置に存在する、
    WT1 mRNA検出プローブ。
  6. 第1の蛍光色素が導入された配列番号15に記載の塩基配列で表される第1のオリゴヌクレオチドと、第2の蛍光色素が導入された配列番号16に記載の塩基配列で表される第2のオリゴヌクレオチドとからなり、
    第1及び第2の蛍光色素のうち、一方がAlexa Fluor 488であり、他方がAlexa Fluor 647であり、
    第1及び第2のオリゴヌクレオチドとWT1 mRNAとのハイブリッドにおいて第1及び第2の蛍光色素が2〜20塩基離れた位置に存在する、
    WT1 mRNA検出プローブ。
  7. 第1の蛍光色素が導入された配列番号17に記載の塩基配列で表される第1のオリゴヌクレオチドと、第2の蛍光色素が導入された配列番号18に記載の塩基配列で表される第2のオリゴヌクレオチドとからなり、
    第1及び第2の蛍光色素のうち、一方がAlexa Fluor 488であり、他方がAlexa Fluor 647であり、
    第1及び第2のオリゴヌクレオチドとWT1 mRNAとのハイブリッドにおいて第1及び第2の蛍光色素が2〜20塩基離れた位置に存在する、
    WT1 mRNA検出プローブ。
  8. 第1の蛍光色素が導入された配列番号19に記載の塩基配列で表される第1のオリゴヌクレオチドと、第2の蛍光色素が導入された配列番号18に記載の塩基配列で表される第2のオリゴヌクレオチドとからなり、
    第1及び第2の蛍光色素のうち、一方がAlexa Fluor 488であり、他方がAlexa Fluor 647であり、
    第1及び第2のオリゴヌクレオチドとWT1 mRNAとのハイブリッドにおいて第1及び第2の蛍光色素が2〜20塩基離れた位置に存在する、
    WT1 mRNA検出プローブ。
  9. オリゴヌクレオチドが2’−O−4’−C−架橋ヌクレオチドから構成される、請求項1〜8のいずれか一項に記載のWT1 mRNA検出プローブ。
  10. 2’−O−4’−C−架橋ヌクレオチドが2’−O−4’−C−メチレン架橋ヌクレオチドである、請求項9に記載のWT1 mRNA検出プローブ。
  11. 2’−O−4’−C−架橋ヌクレオチドが2’−O−4’−C−エチレン架橋ヌクレオチドである、請求項9に記載のWT1 mRNA検出プローブ。
  12. オリゴヌクレオチドが、デオキシリボヌクレオチド、リボヌクレオチド、2’−O−メチル−リボヌクレオチド及び2’−O−4’−C−架橋ヌクレオチドからなる群から選択される2種以上のヌクレオチドから構成されるキメラオリゴヌクレオチドである、請求項1〜8のいずれか一項に記載のWT1 mRNA検出プローブ。
  13. オリゴヌクレオチドがホスホロチオエート型ヌクレオチドである、請求項9〜12のいずれか一項に記載のWT1 mRNA検出プローブ。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載のWT1 mRNA検出プローブからなる白血病芽球検出試薬。
JP2007023312A 2007-02-01 2007-02-01 WT1mRNA検出プローブ及び白血病芽球検出試薬 Pending JP2008187923A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023312A JP2008187923A (ja) 2007-02-01 2007-02-01 WT1mRNA検出プローブ及び白血病芽球検出試薬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023312A JP2008187923A (ja) 2007-02-01 2007-02-01 WT1mRNA検出プローブ及び白血病芽球検出試薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008187923A true JP2008187923A (ja) 2008-08-21

Family

ID=39748615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007023312A Pending JP2008187923A (ja) 2007-02-01 2007-02-01 WT1mRNA検出プローブ及び白血病芽球検出試薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008187923A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010233542A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kanazawa Univ Rage遺伝子の2種類のスプライシングバリアントを区別して増幅可能なプライマーセット及びプローブ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001286285A (ja) * 2000-02-04 2001-10-16 Bunshi Biophotonics Kenkyusho:Kk 特定の遺伝子を発現した生細胞の選択的分離方法
WO2004111072A2 (en) * 2003-06-12 2004-12-23 Applera Corporation Combinatorial nucleobase oligomers comprising universal base analogues and methods for making and using same
JP2007037463A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Hamamatsu Photonics Kk WT1mRNA検出プローブ及び白血病芽球検出試薬

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001286285A (ja) * 2000-02-04 2001-10-16 Bunshi Biophotonics Kenkyusho:Kk 特定の遺伝子を発現した生細胞の選択的分離方法
WO2004111072A2 (en) * 2003-06-12 2004-12-23 Applera Corporation Combinatorial nucleobase oligomers comprising universal base analogues and methods for making and using same
JP2007037463A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Hamamatsu Photonics Kk WT1mRNA検出プローブ及び白血病芽球検出試薬

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010233542A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kanazawa Univ Rage遺伝子の2種類のスプライシングバリアントを区別して増幅可能なプライマーセット及びプローブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11098358B2 (en) High-throughput single-cell analysis combining proteomic and genomic information
US12338490B2 (en) Multiplexed single molecule RNA visualization with a two-probe proximity ligation system
US10689687B2 (en) Detection of target nucleic acids in a cellular sample
US20110124015A1 (en) Aptamer-based methods for identifying cellular biomarkers
WO2020159757A1 (en) Oligonucleotide-comprising cellular component-binding reagents and methods of using the same
US20160108458A1 (en) Multiplexed detection and quantification of nucleic acids in single-cells
CN109072205A (zh) 核酸的检测
US20200157611A1 (en) Ribonucleoprotein-based imaging and detection
JP2002516667A (ja) 修飾バックボーンを有するアンチセンスプローブと核酸の液中ハイブリッド形成
JP4502808B2 (ja) mRNA結合プローブを用いる生存細胞の選択および単離
CN101553237A (zh) 精细胞分离方法和含有其中所用适体或核酸序列的组合物
US20090239762A1 (en) Aptamers that bind abnormal cells
US10934549B2 (en) Nucleic acid aptamers
JP2008187923A (ja) WT1mRNA検出プローブ及び白血病芽球検出試薬
JP4884715B2 (ja) WT1mRNA検出プローブ及び白血病芽球検出試薬
US12509724B2 (en) High-throughput single-cell analysis combining proteomic and genomic information
WO2024064803A2 (en) Tension-activated cell tagging (tact)
JP5797971B2 (ja) 18SrRNA検出用FRETプローブ
US20110104762A1 (en) Detection probe acting by molecular recognition
HK40107624A (en) Multiplexed single molecule rna visualization with a two-probe proximity ligation system
Bamford Development of fluorophore-tagged DNA probes for cellular imaging applications
Sandhu Novel approach to understand molecular differences in living neuronal subtypes
HK1147556A (en) Improved fret-probes and use thereof
JP2012191960A (ja) mRNA結合プローブを用いる生存細胞の選択および単離

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120626