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JP2008187968A - 細胞電気生理センサ - Google Patents

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Masaya Nakatani
将也 中谷
Koji Ushio
浩司 牛尾
Soichiro Hiraoka
聡一郎 平岡
Akiyoshi Oshima
章義 大島
Makoto Takahashi
誠 高橋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】パッチクランプ法において、一つの細胞に高精度にマイクロピペットを顕微鏡下で挿入することは困難であった。特に、浮遊性細胞の場合は浮遊性細胞を固定してからでないと、マイクロピペットを細胞の表面に高精度に持って行くことが困難であった。
【解決手段】第一の開口部7と第二の開口部8を備えた中空構造を有するソケット6と、第一の開口部7の内部に挿入設置した筒状の筒部品1と、少なくとも一つ以上の貫通孔5を備えた薄板3と枠体4からなるセンサチップ2を前記筒部品1の先端に設けた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、細胞の活動によって発生する物理化学的変化を観測するために用いられ、細胞内電位あるいは細胞外電位あるいは細胞膜通過電流等の細胞電気生理現象を測定するための細胞電気生理センサに関する。
電気生理学におけるパッチクランプ法は、細胞膜に存在するタンパク質の機能の一つであるイオンチャネル機能を測定する方法として知られており、このパッチクランプ法によってイオンチャネルの様々な機能が解明されてきた。そして、このイオンチャネルの働きは細胞学において重要な関心ごとであり、これは薬剤の開発にも応用されている。
このパッチクランプ法は測定技術に微細なマイクロピペットを1個の細胞に高い精度で挿入するという極めて高い能力を必要としているため、熟練作業者が必要である。これは、1個の細胞にマイクロピペットを挿入するために、顕微鏡による観測下で一つの細胞に狙いを定め、マイクロマニュピレータ等の手段により高精度にマイクロピペットの先端を細胞の膜表面に接触させる必要がある。従って、このパッチクランプ法は高いスループットで測定を必要とする場合には適切な方法でない(例えば、非特許文献1参照)。
新パッチクランプ実験技術法 岡田泰伸編 吉岡書店発行
しかしながら、前記従来の構成では、顕微鏡下において、一つの細胞に高精度にマイクロピペットを挿入することに困難が伴うことにある。特に、パッチクランプ法で測定する細胞は、基本的には細胞が顕微鏡下で固定されたガラスプレートなどの基板に接着されている必要があり、浮遊性細胞の場合は何らかの手段により細胞を固定した状態にしてからでないと、細胞の表面にマイクロピペットを移動させて高精度に配置することが困難である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、顕微鏡下でマイクロピペットの位置制御をする必要が無く、浮遊性の細胞であっても高い確率で細胞を保持することができ、パッチクランプ法と同等の高精度な信号を検出することができる細胞電気生理センサを提供することを目的とするものである。
本発明の細胞電気生理センサは、第一の開口部と第二の開口部を備えた中空構造を有するソケットと、第一の開口部の内部に挿入設置した筒状の筒部品と、この筒部品の先端に設けた、少なくとも一つ以上の貫通孔を備えた薄板と枠体からなるセンサチップを筒部品の先端に設けた構成とするものである。
本発明の細胞電気生理センサは、センサチップが、筒部品の内部に設置しているため、細胞を含む溶液および測定の際に添加する溶液を、それぞれセンサチップの薄板によって仕切られている筒部品の中空部に投入し、センサチップを介して圧力差を発生させることで細胞をセンサチップの貫通孔に容易に密着させることができる。これによって、顕微鏡などを必要とすることなく、また高精度なマニュピレータ制御なども必要とすることなく、浮遊性の細胞であっても簡便な取り扱いのできる細胞電気生理センサを実現できるとともに、筒部品がソケットによって保持されているので、測定電極、吸引治具などの筒部品の内部空間へのアクセスが容易にできるという利点を有する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサについて、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサの断面図であり、図2は要部拡大断面図である。
図1および図2において、1はガラスよりなる筒部品であり、この筒部品1の外径は円柱状で内部は中空構造をしている。この筒部品1の先端にはシリコンからなるセンサチップ2を設置しており、このセンサチップ2は、図2に示すようにシリコンを主成分とする材料よりなる薄板3と枠体4とから構成しており、この薄板3には貫通孔5を少なくとも一つ設けている。
そして、このセンサチップ2は筒部品1の内壁部に隙間無く強固に固着している。これによって、センサチップ2は筒部品1の上部と下部を仕切るとともに、貫通孔5を通してのみ、上部と下部の空間が連通した構成としている。
さらに、前記筒部品1は樹脂よりなるソケット6の内部の第一の開口部7へ挿入することによって本実施の形態1における細胞電気生理センサの構成となる。
また、ソケット6の下方にある第二の開口部8における第一の開口部7側の内径は第一の開口部7の内径より小さくしている。これによって、複数のソケット6の第一の開口部7の内部に筒部品1を効率よく挿入することができる。
また、第二の開口部8を、第一の開口部7側へ行くに従って内径が小さくなるテーパ形状としており、これによって後述する測定電極14bあるいは吸引治具15などの挿入を容易にできる。
以上説明してきたような構成によって、センサチップ2の薄板3を隔てた上部と下部の領域に測定用の溶液や細胞懸濁液を効率よく導入できる構造を実現できることから、容易に細胞を薄板3の貫通孔5に密着させることができる。
これによって、顕微鏡などを必要とすることなく、また高精度なマニュピレータ制御なども行う必要もなく、浮遊性の細胞であっても簡便な取り扱いのできる細胞電気生理センサを実現することができる。
さらに好ましくは、第二の開口部8の第一の開口部7側の内径を筒部品1の内径より小さくすることが好ましい。これによって、測定の際に必要な測定電極(図示せず)、吸引治具(図示せず)などを筒部品1の内部空間へ挿入する、あるいはアクセスする作業を容易にすることができるという利点を有している。
また、センサチップ2が固着される場所は筒部品1の端部のみでなく、図3に示したように筒部品1の中間部であってもよい。この場合は、後に使用方法でも説明するが、センサチップ2の上下の空間に溶液を入れて貯留するスペースを確保することが容易にできるという利点を有している。
特に、センサチップ2の上面部を筒部品1の先端より1mm以上、筒部品1の内側に配置させることによって、蒸発しやすい溶液などを蓄積しておくスペースをより多く確保できる。
次に、別の例の細胞電気生理センサについて図4〜図6を用いて説明する。
図4は本実施の形態1における別の例の細胞電気生理センサの構成を説明するための断面図、図5は下面図、および図6は要部拡大断面図である。
図4〜図6に示したように、筒部品1の内壁に断面と平行方向に凸形状の段差部9を設けておくことによって、筒部品1の空洞内にセンサチップ2を挿入する際に所定の位置に容易に設置できることから生産性が向上する。また、凸形状の段差部9を筒部品1の内壁面の溶液の流れ方向に沿って連続して形成しておくことによって、気泡の発生を抑制することができるとともに気泡の除去を効率良く行うことができる。これは、筒部品1の内壁面の溶液の流れ方向に沿って段差部があると、その段差部に気泡が滞留し、その除去が困難となることが分かっている。
そして、この凸形状の段差部9を設ける手段としては筒部品1がガラス管などの場合には、内壁面に同材料のガラスからなる棒材10をあらかじめ溶着する、あるいは筒部品1が樹脂の場合には金型で段差部9を成型する等の方法などを用いることによって容易に実現することが可能である。そして、図5に示したように前記棒材10としてガラス棒を二本左右対称に配置した構成としているが、この段差部9はセンサチップ2を固定するためのものであり、少なくとも一つの段差部9を形成することができればその効果を発揮することができる。
さらには、筒部品1の内周部の全体に形成することも可能である。このような構成はガラス管からなる筒部品1の先端の内周部を回転させながら研削することによって段差部9を筒部品1の内周部に連続して形成することができる。これによって、さらに気泡の発生の抑制と気泡の除去が容易となる細胞電気生理センサを実現することができる。
次に、本実施の形態1における細胞電気生理センサの製造方法について図面を用いて説明する。
まず始めに、図7に示したようにガラス管として供給される筒部品1と、シリコンを主成分とするセンサチップ2を所定の位置に挿入する。なお、筒部品1は所定の寸法を有するガラス管を加工することによって作製することが可能であり、センサチップ2はシリコン基板などを用いて半導体製造プロセスによる微細加工技術を用いることによって、微細な形状のセンサチップ2を高精度に一括して大量に作製することができる。
次に、筒部品1の内部にセンサチップ2を挿入した後、接着剤で固着させることでセンサチップ2は所定の位置に固着することができる。
しかしながら、より好ましくは図8に示したように、センサチップ2を挿入した後、筒部品1を外周部から熱源によって加熱する方法を用いることが好ましい。特に、筒部品1を構成する材料がガラス管などの場合、筒部品1が600−700℃以上に加熱されると、ガラスは溶融を起こし、センサチップ2の主材料であるシリコンと強固に直接接合して固着する。これによって、筒部品1とセンサチップ2は接着剤等の異種材料を使うことなく、強固に隙間なく直接接合することができることから、接着剤による汚れ等の発生を心配する必要のない封止性の高い細胞電気生理センサを作製することができる。
なお、熱源の種類としてはヒータ、赤外線、ガスバーナ等、あるいはIH加熱によってシリコンによるセンサチップ2を直接発熱させる方法等があるが加熱方法については特に限定するものでない。
また、本実施の形態1では筒部品1の材料をガラスとしたが、特にアクリル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリオレフィン、環状ポリオレフィンポリマー、および環状ポリオレフィンコポリマーのうち少なくともいずれか一つを主成分として含む熱可塑性樹脂を用いることも可能である。この材料を用いた場合において、ガラスの軟化温度より低い温度で熱可塑性樹脂を溶融させることができることから、製造工程において高温を使うことが好ましくない場合に有効である。
例えば、実験ではTgが130℃の環状ポリオレフィンコポリマーを用いて、150−200℃で周囲を熱することでセンサチップ2と筒部品1を直接溶融固着することができた。
なお、前記加熱工程によって、図8に示したように筒部品1の外形と内形は角部が丸められた形状としている。この外形の周辺部は丸くなることで、筒部品1のエッジ部の欠けが起こりにくくなる。
さらに、内形の角部を丸めた形状とすることによって、筒部品1の内形がセンサチップ2に近づいていくに従って小さくなることから、後で説明するようにセンサチップ2の下部に培養液あるいは薬液などの溶液を充填する際に気泡が残留することなく確実に充填できるという利点を有している。このセンサチップ2の下部の溶液に気泡が残留していると正確な測定ができないという課題を有しており、これを解決することができる。
そして、最後に図1に示すように前記筒部品1を樹脂からなるソケット6の第一の開口部7側に挿入することによって本実施の形態1における細胞電気生理センサの構成となっている。
なお、ソケット6の材料は樹脂としたが、これによって筒部品1を挿入する際に圧入によって固着させることが容易であるという製造上の利点を有している。
また、ソケット6の製造方法については射出成形による方法が効率がよい。
また、ソケット6の材料は樹脂以外にもセラミック、ガラス、金属、とすることも可能である。特に、金属材料としたとき、この金属部分がシールドとなることから外部からのノイズの影響を受けにくい細胞電気生理センサを実現することができる。
さらに、後ほど説明するが、筒部品1の内部に入れる測定溶液と金属からなるソケット6とが接触するようにすれば、金属からなるソケット6が測定電極とすることも可能である。
次に、本実施の形態1における細胞電気生理センサを用いて、細胞の電気生理現象を測定する方法について図面を用いて説明する。図9〜図13は測定方法を説明するための断面図である。また、図14は別の例の細胞電気生理センサを用いて測定するための使用方法を説明するための断面図である。
まず始めに、図9に示したようにセンサチップ2の下面側の筒部品1の内部に細胞の電気生理現象を測定するために用いる溶液の1種である細胞内液11を充填する。ここで、細胞内液11とは被検体細胞13の内部を満たす溶液とほぼ同じ成分に調整された溶液であり、細胞の種類によって成分は変更される。具体的には、例えば哺乳類筋細胞の場合、細胞内液11とはK+イオンが155mM、Na+イオンが12mM程度、Cl-イオンが4.2mM程度添加された電解液である。
また、本実施の形態1のように筒部品1の内部が中空であり、センサチップ2の下部より垂直方向に細胞内液11が貯留される領域を有することで、細胞内液11を投入する際に内部に気泡が残留してしまうことが少なくなる。
さらに、筒部品1の内形は角部が丸めた構造とすることによって、筒部品1の内壁がセンサチップ2の方向に向かって狭くなっていることから、より細胞内液11を投入する際に内部に気泡の残留を抑制することができる。
ここで、図6に示したように筒部品1の内壁に、断面と垂直方向な面に凸形状の段差部9を形成した構成とすることで、細胞内液11の投入時において、段差部9の周辺部で気泡の抜け道ができることから、気泡の流れをスムーズにし、より気泡の残留を抑制することができる。
さらに、ソケット6の第二の開口部8の内径を筒部品1の内径より小さくすることによって、筒部品1の内部に細胞内液11を投入するためのディスペンサなどを挿入することが容易にできる。
次に、図10に示したように筒部品1の上部に細胞の電気生理現象の測定に用いる溶液の一種である細胞外液12を投入する。この細胞外液12は細胞内液11と同様に被検体細胞13の種類によって成分調整されるものであり、通常は被検体細胞13が生体内で活動するときの細胞外の溶液とほぼ同じ成分に調整される。具体的には、例えば哺乳類筋細胞の場合、細胞外液12とはK+イオンが4mM程度、Na+イオンが145mM程度、Cl-イオンが123mM程度添加された電解液である。
その後、筒部品1の空洞部の上部および下部から、それぞれに測定電極14a,14bを挿入する。このとき、測定電極14bは筒部品1の内部側に設けた吸引治具15の中にセットされた状態で挿入する。そして、好ましくは、この吸引治具15の外形は第二の開口部8の第一の開口部7側の内径よりわずかに大きくしている。これによって、吸引治具15は圧入するように隙間無くソケット6にセットすることができることから、筒部品1の下部が密閉され、吸引治具15で吸引することによって圧力リークが発生することなく細胞内液11を充填した下部側の圧力を容易に変更することができる。
次に、図11に示すように、測定電極14a,14b間に計測器16を接続すると、センサチップ2によって仕切られた細胞外液12と細胞内液11の間の電気的変化を測定することができる。これは、貫通孔5が細胞内液11および細胞外液12によって満たされることで構成される電気的回路であり、その特性として、例えば、電気抵抗、I−V特性等として観測することができ、例えば電気抵抗値を測定すると通常、1MΩ程度の電気抵抗値を持つ。
なお、計測器16としては通常のパッチクランプ法で用いるアンプ計測器などを使用することができ、これは細胞の電気生理現象を測定するのに好都合である。
つまり、パッチクランプ用のセットを大きく変えることなく、ガラスマイクロピペットに代えて本実施の形態1における細胞電気生理センサを用いることで、顕微鏡やマニュピレータ等で頻雑な作業を行うことなく細胞の電気生理現象の測定を行うことができるようになる。
次に、図12に示したように細胞外液12側に被検体細胞13を投入する。このとき、被検体細胞13は細胞外液12と同成分の溶液に所定の濃度で分散させたものとして供給することができる。これによって、浮遊性細胞であっても容易に測定部である貫通孔5の近傍へ細胞を供給することができる。
その後、細胞内液11側から吸引治具15を通して吸引すると、被検体細胞13は貫通孔5へ引きつけられて貫通孔5の上で薄板3と密着するようになる。このとき、被検体細胞13が貫通孔5に密着したかどうかは、計測器16によって電気抵抗を測定することで判別することができる。
通常、被検体細胞13が貫通孔5に到達したときには数MΩとなり、十分密着した場合には数十MΩから数GΩになる。このときの抵抗値はシール抵抗と呼ばれ、この抵抗値が高いほどノイズが少なくなるので、測定したい対象によって必要なシール抵抗値が得られるように吸引圧力を最適化すべきであるが、この工程はギガシール形成工程と呼ばれ、パッチクランプ法と全く同じである。
次に、図13に示したように、さらに吸引圧力を高めることで、貫通孔5の被検体細胞13の微小な細胞膜の一部分に細胞膜穴17を形成する。
これによって、一つの被検体細胞13の全細胞膜の領域に存在するイオンチャネルを流れる電流を測定できるようになり、各種のイオンチャネルの電気的特性(例えば、I−V特性)、薬剤に対する反応特性、その他外的刺激に対する反応等を測定することができる。
なお、細胞膜に微小な細胞膜穴17を形成する工程はホールセルと呼ばれ、パッチクランプ法で行うのと全く同じである。
さらに、図14に示したように本実施の形態1の別の例の細胞電気生理センサを用いた測定方法として、センサチップ2が筒部品1の中間にある細胞電気生理センサを用いることによって、センサチップ2の上部に細胞外液12をより投入しやすくなり、細胞内液11の投入と同様、気泡が残留することなく容易に細胞外液12を充填することができる。
以上、述べてきたように本実施の形態1における細胞電気生理センサでは、貫通孔5が形成された薄板3を持つセンサチップ2を筒部品1の内部に設置しているため、被検体細胞13を含む溶液および測定の際に要する溶液を、それぞれ、センサチップ2によって仕切られている筒部品1の中空部に投入し、センサチップ2を介して圧力差を発生させることで、容易に被検体細胞13を薄板3の貫通孔5に容易に密着させることができるようになる。
これによって、たとえ浮遊性の細胞であっても顕微鏡などを必要とすることなく、また高精度なマニュピレータ制御なども行う必要のない、簡便な取り扱いのできる細胞電気生理センサを実現することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における細胞電気生理センサについて、図面を用いて説明する。図15は本発明の実施の形態2における細胞電気生理センサの断面図であり、図16はその要部拡大断面図である。図15および図16において、本実施の形態2における細胞電気生理センサの構成は、第一の開口部20と第二の開口部21を有するソケット18と、枠体24と貫通孔22を持つ薄板23とからなるセンサチップ19から構成しており、基本的な構成は実施の形態1における細胞電気生理センサとほぼ同様の構成をしており、本実施の形態2における細胞電気生理センサの構成で、特に異なっている点はソケット18を一体材料にて構成していることである。このように、ソケット18を一体材料にて形成していることによって、細胞電気生理センサの製造をより簡単に行うことができるという利点を有している。そして、その使用方法等は実施の形態1で説明したものとほぼ同じであり、同じ効果を有している。
なお、ソケット18に用いる一体材料としては樹脂、ガラス、セラミック等の絶縁体であることが望ましい。そして、金属を用いる場合には、少なくとも金属の表面を絶縁化しておく必要がある。この絶縁化の方法としては、樹脂またはガラスを被覆しておくことによって実現することができる。
また、特にソケット18を樹脂あるいはガラスとした場合、実施の形態1と同様に加熱によってセンサチップ19を接着剤を使わずに強固に接合することができる。
以上のように本発明にかかる細胞電気生理センサは、細胞の電気生理現象の効率的な測定を可能にするので、高速で薬理判定を行う、薬品スクリーニング等の測定器に有用である。
本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサの断面図 同要部拡大断面図 同別の例の細胞電気生理センサの断面図 同さらに別の例の細胞電気生理センサの断面図 同下面図 同要部拡大断面図 同細胞電気生理センサの製造方法を説明するための断面図 同断面図 同細胞電気生理センサの使用方法を説明するための断面図 同断面図 同断面図 同要部拡大断面図 同要部拡大断面図 同別の例の細胞電気生理センサの使用方法を説明するための断面図 本実施の形態2における細胞電気生理センサの断面図 同要部拡大断面図
符号の説明
1 筒部品
2 センサチップ
3 薄板
4 枠体
5 貫通孔
6 ソケット
7 第一の開口部
8 第二の開口部
9 段差部
10 棒材
11 細胞内液
12 細胞外液
13 被験体細胞
14a 測定電極
14b 測定電極
15 吸引治具
16 計測器
17 細胞膜穴
18 ソケット
19 センサチップ
20 第一の開口部
21 第二の開口部
22 貫通孔
23 薄板
24 枠体

Claims (16)

  1. 第一の開口部と第二の開口部を備えた中空構造を有するソケットと、前記第一の開口部の内部に挿入設置した筒状の筒部品と、少なくとも一つ以上の貫通孔を備えた薄板と枠体からなるセンサチップを前記筒部品の先端に設けた細胞電気生理センサ。
  2. 第二の開口部の第一の開口部側の断面形状を第一の開口部の断面形状より小さくした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  3. 第二の開口部を、第一の開口部側の内径が小さくなるテーパ形状とした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  4. 筒部品をガラスとし、センサチップをシリコンまたは酸化シリコン、あるいはこれらの積層体からなる材料を主体とした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  5. ソケットを樹脂とした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  6. ソケットを金属とした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  7. ガラスからなる筒部品の内壁部とセンサチップの外壁部とを直接接合した請求項4に記載の細胞電気生理センサ。
  8. センサチップの上面を筒部品の先端より内側の中間部に設けた請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  9. センサチップの上面を筒部品の先端より1mm以上離した中間部に設けた請求項8に記載の細胞電気生理センサ。
  10. 第一の開口部と第二の開口部を備えた中空構造を有するソケットと、前記第一の開口部の内部に、少なくとも一つ以上の貫通孔を備えた薄板と枠体からなるセンサチップを設置した細胞電気生理センサ。
  11. 第二の開口部の第一の開口部側の断面形状を第一の開口部の断面形状より小さくした請求項10に記載の細胞電気生理センサ。
  12. 第二の開口部を、第一の開口部側の内径が小さくなるテーパ形状とした請求項10に記載の細胞電気生理センサ。
  13. ソケットを樹脂とし、センサチップをシリコンもしくは酸化ケイ素、あるいはこれらの積層体からなる材料を主体とした請求項9に記載の細胞電気生理センサ。
  14. 樹脂製の内壁部とセンサチップの外壁部を溶着接合面とした請求項13に記載の細胞電気生理センサ。
  15. センサチップの上面をソケットの先端より内側の中間部に設けた請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  16. センサチップの上面をソケットの先端より1mm以上離した中間部に設けた請求項15に記載の細胞電気生理センサ。
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WO2010016193A1 (ja) * 2008-08-04 2010-02-11 パナソニック株式会社 細胞電気生理センサ用チップとこれを用いた細胞電気生理センサ、および細胞電気生理センサ用チップの製造方法

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