JP2008183554A - 有機微粒子分散液の製造方法、およびそれにより得られる有機微粒子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】有機化合物を溶媒に溶解させた溶液と、前記溶媒と異種で、かつ該溶媒中に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒とを等価直径が1mm以下である流路中に流通させて両者を接触させ、その流通過程において前記有機化合物を重合性化合物の存在下に微粒子として析出させ、その後に前記重合性化合物を重合させ、前記微粒子に前記重合性化合物の重合体を固定化した有機微粒子分散液の製造方法。
【選択図】なし
Description
そこで、特にこれまで遅れていた有機微粒子材料に関しても、その研究の促進が期待されている。
このように様々な分野で有機微粒子の研究および実用化を可能とする効果的な製造方法への期待は高まっている。
しかし、いずれの方法も、効率的に良好な微粒子を得ようとすれば溶液の攪拌を要する。そのためスケールアップ時に攪拌効果が不均一となり、例えば粒度分布において、小スケール時に得られる結果をスケールアップして再現することが極めて難しい。さらには濃厚化が困難であるという問題があり、その改良が望まれていた。
(1)有機化合物を溶媒に溶解させた溶液と、前記溶媒と異種で、かつ該溶媒中に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒とを等価直径が1mm以下である流路中に流通させて両者を接触させ、その流通過程において前記有機化合物を重合性化合物の存在下に微粒子として析出させ、その後に前記重合性化合物を重合させ、前記微粒子に前記重合性化合物の重合体を固定化したことを特徴とする有機微粒子分散液の製造方法。
(2)前記有機化合物溶液及び前記析出溶媒の少なくとも一方に重合性化合物を含有させることを特徴とする(1)記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(3)有機化合物を溶媒に溶解させた溶液と、前記溶媒と異種で、かつ該溶媒中に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒とを流路中に層流として流通させて両者を接触させ、その流通過程において前記有機化合物を重合性化合物の存在下に微粒子として析出させ、その後に前記重合性化合物を重合させ、前記微粒子に前記重合性化合物の重合体を固定化したことを特徴とする有機微粒子分散液の製造方法。
(4)前記有機化合物溶液及び前記析出溶媒の少なくとも一方に重合性化合物を含有させることを特徴とする(3)記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(5)前記析出溶媒が、前記有機化合物に対する貧溶媒であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(6)前記流路中での流通接触をマイクロ反応場で行うことを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(7)前記流路中での流通接触をマイクロリアクターで行うことを特徴とする(6)に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(8)前記有機化合物を溶媒に溶解させた溶液の液流と前記析出溶媒の液流とを合流させて両者を混合するに当たり、少なくとも一方の液流を分割して複数の分割液流とし、該分割された複数の分割液流のうちの少なくとも1つの分割液流の中心軸と、他方の液流の中心軸とを合流領域において一点で交差するように合流させて混合することを特徴とする(1)〜(7)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(9)前記の複数の分割液流が中央の前記合流領域から放射状に延びる流路中を該中央の合流領域に向けて流通し合流混合することを特徴とする(8)に記載の有機微粒子の製造方法。
(10)前記重合性化合物が重合性界面活性剤であることを特徴とする(1)〜(9)の
いずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(11)前記有機化合物溶液および前記析出溶媒の少なくとも一方に、少なくとも一つの分散剤を含有させることを特徴とする(1)〜(10)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(12)前記分散剤の少なくとも一つが高分子分散剤であることを特徴とする(11)に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(13)前記高分子分散剤の少なくとも一つがブロック共重合化合物であることを特徴とする(12)記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(14)前記ブロック共重合化合物が両親媒性ポリマーであることを特徴とする(13)記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(15)前記有機化合物溶液および前記析出溶媒の少なくとも一方に、前記重合性化合物と共重合するモノマーを少なくとも一つ含有させることを特徴とする(1)〜(14)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(16)前記有機化合物を溶媒に溶解させた溶液が重合開始剤を含むことを特徴とする(1)〜(15)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(17)前記重合開始剤が高分子アゾ重合開始剤であることを特徴とする(16)記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(18)(1)〜(17)のいずれか1項に記載の方法で製造された有機微粒子。
(19)モード径が1μm以下であることを特徴とする(18)記載の有機微粒子。
また本発明の製造方法によれば、有機微粒子の生成から分散安定化までを連続して行うことができ、有機微粒子の分離や工程の切り替えなどの余計な工程を要さず、効率良くかつ純度良く安定な有機微粒子を得ることができ、さらには大量生産(スケールアップ)したときにも上記の良好な特性を低下させずに有機微粒子分散液を得ることができる。
まず、等価直径1mm以下の流路により有機微粒子の析出を行う態様について説明する。等価直径(equivalent diameter)は相当(直)径、とも呼ばれ、機械工学の分野で用いられる用語である。任意断面形状の配管(本発明では流路)に対し等価な円管を想定するとき、その等価円管の直径を等価直径という。等価直径(deq)は、A:配管の断面積、p:配管のぬれぶち長さ(周長)を用いて、deq=4A/pと定義される。円管に適用した場合、この等価直径は円管直径に一致する。等価直径は等価円管のデータを基に、その配管の流動あるいは熱伝達特性を推定するのに用いられ、現象の空間的スケール(代表的長さ)を表す。等価直径は、一辺aの正四角形管ではdeq=4a2/4a=a、一辺aの正三角形管ではdeq=a/31/2、流路高さhの平行平板間の流れではdeq=2hとなる(例えば、(社)日本機械学会編「機械工学事典」1997年、丸善(株)参照)。
本態様においては、上記により定義される流路の等価直径が1mm以下となる。
一般的に、管の中に水を流し、その中心軸状に細い管を挿入し着色した液を注入すると、水の流速が遅い間は、着色液は一本の線となって流れ、水は管壁に平行にまっすぐに流れる。しかし、流速を上げ、ある一定の流速に達すると急に水流の中に乱れが生じ、着色液は水流と混じって全体が着色した流れになる。前者の流れを層流(laminar flow)、後者を乱流(turbulent flow)という。
流れが層流になるか乱流になるかは流れの様子を示す無次元数であるレイノルズ数(Reynolds number)が、ある臨界値以下であるかによって決まる。レイノルズ数が小さいほど層流を形成しやすい。管内の流れのレイノルズ数Reは次式で表される。
Re=D<υx>ρ/μ
Dは管の等価直径、<υx>は断面平均速度、ρは流体の密度、μは流体の粘度を表す。この式からわかるように等価直径が小さいほどレイノルズ数は小さくなるので、μmサイズの等価直径の場合は安定な層流を形成しやすくなる。また、密度や粘度の液物性もレイノルズ数に影響し、密度が小さく、粘度が大きいほどレイノルズ数は小さくなるので層流を形成しやすいことがわかる。
臨界値を示すレイノルズ数を臨界レイノルズ数(critical Reynolds
number)と呼ぶ。臨界レイノルズ数は必ずしも一定とはいえないが、凡そ次の値が基準となる。
Re<2300 層流
Re>3000 乱流
3000≧Re≧2300 過渡状態
本態様においては、上記の規定による層流中において有機微粒子を析出させる。
流路の等価直径が小さくなるにつれ、単位体積あたりの表面積(比表面積)は大きくなるが、流路がマイクロスケールになると比表面積は格段に大きくなり、流路の器壁を通じた熱伝達効率は非常に高くなる。流路を流れる流体中の熱伝達時間(t)は、t=deq 2/α(α:液の熱拡散率)で表されるので、等価直径が小さくなるほど熱伝達時間は短くなる。すなわち、等価直径が1/10になれば熱伝達時間は1/100になることになり、等価直径がマイクロスケールである場合、熱伝達速度は極めて速い。
流体制御方法として用いられる方法はその目的によって適宜選ばれるが、好ましくは連続流動方式の圧力駆動方式である。
図6は、図5の平面型のマイクロリアクター装置の別の態様であり、供給流路62の中心軸に対して分割供給流路61A,61Bの中心軸の成す交差角度βは図5の90°よりも小さく45°に形成される。また、分割供給流路61A,61Bの中心軸に対してマイクロ流路63の中心軸の成す交差角度αが135°になるように形成される。
図7は、図5の平面型のマイクロリアクター装置の更に別の態様であり、液体Bが流れる供給流路72の中心軸に対して液体Aが流れる分割供給流路71A,71Bの中心軸の成す交差角度βは図5の90°よりも大きく135°に形成される。また、分割供給流路71A,71Bの中心軸に対してマイクロ流路73の中心軸の成す交差角度αが45°になるように形成される。供給流路72、分割供給流路71A,71B、及びマイクロ流路73の互いの交差角度α、βは適宜設定できるが、合流された液体Bと液体Aの全ての液体の厚み方向の断面積の総和をS1とし、マイクロ流路73の径方向の断面積をS2としたときに、S1>S2を満足するように交差角度α、βを設定することが好ましい。これにより、液体A,B同士の接触面積の一層の増大と拡散混合距離の一層の縮小を図ることができるので、より瞬時混合が生じ易くなるからである。
図8は、立体型のマイクロリアクター装置の一実施態様であり、マイクロリアクター装置80を構成する3つのパーツを分解して模式的に示した分解斜視図である。本実施態様の立体型のマイクロリアクター装置80は、主として、それぞれが円柱状の形状をした供給ブロック81、合流ブロック82、及び反応ブロック83により構成される。そして、マイクロリアクター装置80を組み立てるには、円柱状をしたこれらのブロック81、82、83を、この順番で互いの側面同士を合わせて円柱状になるようにし、例えばこの状態で各ブロックをボルト・ナット等により一体的に締結する。
供給ブロック81の合流ブロック82に対向する側面84には、2本の環状溝85、86が同芯状に穿設されており、マイクロリアクター装置80を組み立て状態において、2本の環状溝86、85は液体Bと液体Aとがそれぞれ流れるリング状流路を形成する。そして、供給ブロック81の合流ブロック82に対向しない反対側の側面94から外側環状溝86と内側環状溝85に達する貫通孔88、87がそれぞれ形成される。かかる2本の貫通孔88、87のうち、外側の環状溝86に連通する貫通穴88には、液体Aを供給する供給手段(ポンプ及び連結チューブ等)が連結され、内側環状溝85に連通する貫通孔87には、液体Bを供給する供給手段(ポンプ及び連結チューブ等)が連結される。図8では、外側環状溝86に液体Aを流し、内側環状溝85に液体Bを流すようにしたが、逆にしてもよい。
合流ブロック82の反応ブロック83に対向する側面89の中心には円形状の合流部90が形成され、この合流部90から放射状に4本の長尺放射状溝91と4本の短尺放射状溝92が交互に穿設される。これら合流穴90や放射状溝91,92はマイクロリアクター装置80を組み立て状態において、合流領域90となる円形状空間と液体A,Bが流れる放射状流路とを形成する。また、8本の放射状溝91,92のうち、長尺放射状溝91の先端から合流ブロック82の厚み方向にそれぞれ貫通穴95が形成され、これらの貫通穴95は供給ブロック81に形成されている前述の外側環状溝86に連通される。同様に、短尺放射状溝92の先端から合流ブロック82の厚み方向にそれぞれ貫通穴96が形成され、これらの貫通穴96は供給ブロック81に形成されている内側環状溝85に連通される。
また、反応ブロック83の中心には、反応ブロック83の厚み方向に合流部90に連通する1本の貫通孔93が形成され、この貫通孔93がマイクロ流路となる。
これにより、液体Aは供給ブロック81の貫通孔88から外側環状溝86を経て合流ブロック82の貫通孔95を通り、長尺放射溝91の供給流路を流れる。その4つの分割流が合流部90に至る。一方、液体Bは供給ブロック81の貫通孔87から内側環状溝85を経て合流ブロック82の貫通孔96を通り短尺放射溝92の供給流路を流れる。その4つの分割流が合流部90に至る。合流部90において液体Aの分割流と液体Bの分割流とがそれぞれの運動エネルギーを有して合流した後、90°流れ方向を変えてマイクロ流路93に流入する。
また、本発明の製造方法により得られる微粒子は、サイズがそろっているので、溶媒への溶解性が向上し、溶解時の温度を低下し、溶解に必要な時間を短縮することが可能になり、結果として溶解工程において有機化合物が熱分解することを防止することができるので好ましい。
使用される良溶媒の量は、有機化合物を均一に溶解可能な量であり、特に限定されないが、好ましくは有機化合物に対して質量比で10〜500倍量であり、好ましくは20〜100倍量である。
析出溶媒の種類などは、上述の良溶媒、有機化合物の種類などによって決まるものであり、それだけで一義的に定め難い。ただし析出溶媒は良溶媒に溶解させた有機化合物に対する貧溶媒であることが好ましく、その有機化合物の溶解度が0.1以下の溶媒であることが好ましい。良溶媒と析出溶媒との組合せとしては、良溶媒を有機化合物の溶解度が1以上の溶媒として、析出溶媒を有機化合物の溶解度が0.1以下の溶媒とした組み合わせが好ましい(溶解度は飽和溶液中における溶質の濃度をいい、溶液100g中の溶質の量(グラム数)で表す。)。
本発明において、析出溶媒は良溶媒に少なくとも一部が拡散可能である。本発明において「少なくとも一部が拡散可能」とは、ビーカー内で両液を激しく撹拌し24時間以上静置したときの溶解量が析出溶媒の10質量%以上であることをいう。なお、このとき均一に溶解していることが好ましく、析出物や沈殿物が生じないことが好ましい。本発明の製造方法においては、上述のとおり、良溶媒に対して析出溶媒が10質量%以上均一混合する相溶性を有するが、50質量%以上混合しうる相溶性があることが好ましく、100質量%以上無限に混合しうる相溶性があることがより好ましい。
析出溶媒としては、良溶媒との組み合わせによるが、水性媒体、アルコール系溶媒、炭化水素系溶媒が好ましい。
析出溶媒は単独で用いてもよいし、混合して用いてもよい。また、上記有機化合物溶液および析出溶媒は、必要に応じて無機もしくは有機の、塩、酸、またはアルカリ等を含有させていてもよい。
本発明において、重合性化合物とブロック共重合化合物をそれぞれ少なくとも1種以上を合わせ用いる事が好ましい。これにより、有機化合物微粒子形成時に更に強固に固定化することが可能であり、分散安定性が格段に向上することが期待できる。
本発明の有機微粒子分散液の製造方法において、重合性界面活性剤は、単独で用いても、異なるものを併用しても、または重合性界面活性剤以外の重合性化合物と共に用いてもよい。好ましい重合性界面活性剤としては、例えば、花王(株)社、三洋化成(株)社、第一工業製薬(株)社、旭電化工業(株)社、日本乳化剤(株)社、日本油脂(株)社等より市販されているものが挙げられ、「微粒子・粉体の最先端技術、第1章3反応乳化剤を用いる微粒子設計、pp23−31」、2000年(株)シーエムシーに記載されたものなどが挙げられる。
(1) 有機化合物を溶解した溶液と該溶液に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒を混合する過程。
(2) 混合後の分散液を濃縮、精製する過程。
(1) 有機化合物を溶解した溶液に添加する。
(2) 該溶液に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒に添加する。
(3) 有機化合物を溶解した溶液と該溶液に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒を混合した後に添加する。
(4) 混合後の分散液を濃縮、精製した後に添加する。
重合反応温度は、重合開始剤の種類に応じて選択でき、40℃〜100℃が好ましく、より好ましくは50℃〜90℃、特に好ましくは50℃〜80℃で行うことができる。
重合反応時間は、用いる重合性化合物とその濃度、重合開始剤の反応温度にもよるが、1〜12時間で行うことができる。
(1) 有機化合物を溶解した溶液に添加する。
(2) 該溶液に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒に添加する。
(3) 有機化合物を溶解した溶液と該溶液に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒を混合した後に添加する。
(4) 混合後の分散液を濃縮、精製した後に添加する。
重合の程度(分子量)を調整するために、各種の連鎖移動剤(例えば、カテコール類、アルコール類、チオール類、メルカプタン類)を用いてもよい。
重合性化合物の含有量は、有機微粒子の均一分散性および保存安定性をより一層向上させるために、有機化合物100質量部に対して0.1〜1000質量部の範囲であることが好ましく、より好ましくは1〜500質量部の範囲であり、特に好ましくは10〜250質量部の範囲である。0.1質量部未満であると有機微粒子の分散安定性の向上が見られない場合がある。重合性化合物の他に分散剤を含有させるときの含有量は、両者の総量を上記の範囲とすることが好ましい。
微粒子の計測法において、数値化して集団の平均の大きさを表現する方法があるが、よく使用されるものとして、分布の最大値を示すモード径、積分分布曲線の中央値に相当するメジアン径、および各種の平均径(長さ平均、面積平均、重量平均、個数平均、体積平均など)がある。本発明の製造方法で製造される有機微粒子の粒径サイズは流路を閉塞しない範囲で任意であるが、モード径で1μm以下が好ましい。好ましくは3nm〜800nmであり、特に好ましくは5nm〜500nmである。
本発明の有機微粒子分散液は、例えば、好適なインクジェット用インクとすることができる。とくに、有機化合物の溶解に酸又はアルカリの存在を必須としないため、中性域の分散液を製造し、そのまま表面張力、粘度、防腐性等を調整した、良好なインクジェットインクを効率的に調製することができる。インクジェットインクとして調製したときに好ましい粘度は、有機化合物種、濃度により異なるが、一般的に例えば、5質量%の時は、20mPa・s以下であることが好ましく、10mPa・s以下であることがより好ましく、特にこのましくは5mPa・s以下である。その他、前述したようにpHが限定されない本発明の製造方法により得た有機微粒子分散液を用いて、分離、濃縮、液物性の調製などを適宜行って、良好なカラーフィルター等に広く用いることができる。
このように、酸又はアルカリの存在を必須とせず、それによる影響を与えずに製品化できるのが本発明の利点である。
例示化合物(I−1)1.0gとビニルピロリドン0.5gをテトラヒドロフラン(THF)50mLにアクアロンKH−10(商品名、第一工業製薬(株)社製)1.5gと共に室温で溶解した(IA液)。蒸留水をIIA液とした。これらを0.45μmのミクロフィルター(ザルトリウス社製)を通すことでごみ等の不純物を除いた。次に、図1−1の反応装置の流路構成を有する簡易型の反応装置を用いて下記の手順で反応を行った。すなわち、等価直径500μmを有するテフロン(登録商標)製Y字コネクター(東京理化器械(株)社製)の二つの入り口に長さ50cm、等価直径1mmのテフロン(登録商標)チューブ2本をコネクターを用いて接続し、その先にそれぞれIA液とIIA液を入れたシリンジを繋ぎ、ポンプにセットした。コネクターの出口には長さ1.5m、等価直径500μmを有するテフロン(登録商標)チューブを接続した。IA液を1.6mL/min、IIA液を10mL/minの送液速度にて送り出した(レイノルズ数約500)。チューブ出口先端よりI−1の分散液が得られたのでこれを捕集し比較のための試料1とした。試料1中の微粒子の体積平均粒径Mvは35.1nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.40であった。
次に、この試料1の分散液を限外濾過装置(アドバンテック東洋社製、UHP−25K〔商品名〕、分画分子量5万)により液量を保持するよう蒸留水を加えながら精製した。
さらに、この試料1に含まれるアクアロンKH−10の5%量の過硫酸カリウム(K2S2O8)を添加し、70℃で3時間加熱し本発明の試料1aを得た。試料1a中の微粒子の体積平均粒径Mvは32.0nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.41であった。
試料1、試料1aをそれぞれ70℃で100時間、加熱保存処理をした。試料1中の微粒子の体積平均粒径の変化率は6.5%、試料1a中の微粒子の体積平均粒径の変化率は2.6%であった。この結果より、重合処理により安定性が向上していることが分かる。
実施例1で用いたIA液におけるアクアロンKH10を等質量のスチレン(和光純薬工業(株)社製、特級)に替え(IA’液)、さらにIIA液に替えラウリル硫酸ナトリウム1%水溶液を用意した(IIA’液)。実施例1と同様にしてIA’液とIIA’液とを混合して分散液を作製し比較のための試料2を得た。試料2中の微粒子の体積平均粒子径Mvは44.7nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.91であった。
次に、この試料2の分散液を限外濾過装置(アドバンテック東洋社製、UHP−25K〔商品名〕、分画分子量5万)により液量を保持するよう蒸留水を加えながら精製した。さらに、この試料2の分散液に含まれるスチレンの1%量のK2S2O8を添加し、70℃で3時間加熱し本発明の試料2aを得た。試料2a中の微粒子の体積平均粒径Mvは39.8nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.80であった。
試料2、試料2aをそれぞれ70℃で100時間加熱した。試料2中の微粒子の体積平均粒径の変化率は5.4%、試料2a中の微粒子の体積平均粒径の変化率は4.1%であった。この結果より、重合処理により安定性が向上していることが分かる。
50mLビーカーに攪拌子を入れ、25.0mLのIIA液を室温で攪拌した。これにシリンジを用いてIA液を4.0mL注ぎ化合物I−1の分散液を得た(比較のための試料3)。試料3中の微粒子の体積平均粒径Mvは88.4nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は2.91であった。実施例1と比較して、明らかにサイズが大きくなり、粒度分布が広くなっていた。
次に、実施例1と同様にして、重合処理をした本発明の試料3aを得た。試料3a中の微粒子の体積平均粒径Mvは94.3nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は3.31であった。
試料3、試料3aをそれぞれ70℃で100時間、加熱保存処理をした。試料3中の微粒子の体積平均粒径の変化率は15.5%、試料3a中の微粒子の体積平均粒径の変化率は11.1%であった。この結果より、比較例のものは重合処理によっても安定性が劣ることが分かる。
アクアロンKH−10全質量の10%を表1に記載した重合性化合物に替えて行った以外実施例1と同様にして分散液を作製し、比較のための試料4、5、6、7、8とした。これらをそれぞれ実施例1と同様に重合処理し、本発明の試料4a、5a、6a、7a、8aとした。各試料中の微粒子の体積平均粒径Mvおよび体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnを表1に記載した。また、それぞれの試料を実施例1と同様に加熱保存処理し、体積平均粒径Mvの変化率を測定し、表1に記載した。なお、表1中、DVBとはジビニルベンゼンを表す。
例示化合物III−2(3.0g)をジメチルスルホキシド(DMSO)45.5mL、スチレン2.4g、ジビニルベンゼン0.3g、ポリビニルピロリドンK30(商品名、東京化成工業(株)社製)0.15g、VPE−0201(商品名、和光純薬(株)社製)1.5gと共に室温で溶解した(IB液)。蒸留水をIIB液とした。これらを0.45μmのミクロフィルター(ザルトリウス社製)を通すことでごみ等の不純物を除いた。マイクロリアクター装置として、以下の分割数(流路本数)等を有する図8に示したような立体型のマイクロリアクター装置を使用した。
(i)供給流路本数(n)・・・2種類の反応液それぞれについて5本に分割(合計10本の流路が合流する。なお図8の装置は各4本合計8本流路が合流する装置である。)
(ii)供給流路91、92の幅(W)・・・各400μm
(iii)供給流路91、92の深さ(H)・・・各400μm
(iv)合流領域90の直径(D)・・・800μm
(v)マイクロ流路93の直径(R)・・・800μm
(vi)合流領域90において各供給流路91、92とマイクロ流路93との中心軸同士の交差角度・・・90°
(vii)装置の材質・・・ステンレス(SUS304)
(viii)流路加工法・・・マイクロ放電加工で行い、供給ブロック81、合流ブロック82、反応ブロック83の3つのパーツの封止方法は鏡面研磨による金属面シールで行った。二つの入り口に長さ50cm、等価直径1mmのテフロン(登録商標)チューブ2本をコネクターを用いて接続し、その先にそれぞれIB液とIIB液を入れたシリンジを繋ぎ、ポンプにセットした。コネクターの出口には長さ1.5m、等価直径2mmを有するテフロン(登録商標)チューブを接続した。IB液を15mL/min、IIB液を60mL/minの送液速度にて送り出した。このとき液流は層流であった。チューブ出口先端よりIII−2の分散液が得られたのでこれを捕集し比較のための試料9とした。試料9中の微粒子の体積平均粒径Mvは24.2nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.39であった。
さらに、80℃で5時間加熱し本発明の試料9aを得た。試料9a中の微粒子の体積平均粒径Mvは22.9nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.38であった。
実施例1において、リアクターを5つ並列に並べ、二つのシリンジの先に5つに分流できるマニホールドをつけ送液した。1つのリアクターの流量を同量としI−1の分散液を捕集したところ、体積平均粒径Mvは35.5nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.42であった。以上のように微粒子特性の変動はナンバリングアップによって殆どなく、良好な微粒子特性を維持して生産量を5倍にしうることが確認できた。
比較例1のスケールを5倍にスケールアップした。すなわち、500mLのビーカーに攪拌子を入れ、125.0mLのIIA液を室温で攪拌した。これにシリンジを用いてIA液を20.0mLを約1時間かけて滴下した。得られた分散液の体積平均粒径Mvは124.4nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は4.77であった。このように、比較例の方法ではスケールアップしたことにより微粒子特性の変動が大きくなった。
実施例1において、等価直径1mmのY字コネクターに替え、IA液及びIIA液をレイノルズ数約4000となるような送液速度で送り込んだ以外は同条件にて有機微粒子の分散液(試料10)を得た。試料10中の微粒子の体積平均粒径Mvは42.1nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.45であった。
次に、この試料10の分散液を限外濾過装置(アドバンテック東洋社製、UHP−25K(商品名)、分画分子量5万)により液量を保持するよう蒸留水を加えながら精製した。
さらに、この試料10に含まれるアクアロンKH−10の5%量の過硫酸カリウム(K2S2O8)を添加し、70℃で3時間加熱し本発明の有機微粒子分散液(試料10a)を得た。試料10a中の微粒子の体積平均粒径Mvは44.0nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.44であった。
試料10、試料10aをそれぞれ70℃で100時間、加熱保存処理をした。試料10中の微粒子の体積平均粒径の変化率は7.9%、試料10a中の微粒子の体積平均粒径の変化率は3.9%であった。この結果より、重合処理により安定性が向上していることが分かる。
4−ビニル安息香酸(3.0g)をジメチルスルホキシド45.5mL、スチレン2.4g、ジビニルベンゼン0.3g、VPE−0201(商品名、和光純薬(株)社製)1.5gと共に室温で溶解した(IC液)。蒸留水をIIC液とした。これらを0.45μmのミクロフィルター(ザルトリウス社製)を通すことでごみ等の不純物を除いた。マイクロリアクター装置として、実施例4と同じものを用いた。二つの入り口に長さ50cm、等価直径1mmのテフロン(登録商標)チューブ2本をコネクターを用いて接続し、その先にそれぞれIC液とIIC液を入れたシリンジを繋ぎ、ポンプにセットした。コネクターの出口には長さ1.5m、等価直径2mmを有するテフロン(登録商標)チューブを接続した。IC液を15mL/min、IIC液を90mL/minの送液速度にて送り出し試料11を得た。このとき液流は層流であった。得られたポリマー微粒子の体積平均粒径Mvは44.4nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.55であった。これをチューブ出口先端より得られた分散液を80℃で3時間加熱し本発明の試料11aを得た。試料11a中の微粒子の体積平均粒径Mvは55.5nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.49であった。
試料11、試料11aをそれぞれ70℃で100時間、加熱保存処理をした。試料11中の微粒子の体積平均粒径の変化率は6.5%、試料11a中の微粒子の体積平均粒径の変化率は2.9%であった。この結果より、重合処理により安定性が向上していることが分かる。
実施例7において用いた高分子化合物、重合開始剤、反応装置を表2に示したように替えて行った以外は同様にして、それぞれ有機微粒子分散液の試料を調製した。各試料における平均粒径(Mv)、単分散性(Mv/Mn)、加熱保存処理性(%)を実施例7と同様にして測定した結果を表2に示す。なお、ここでの高分子化合物はいずれも有機化合物を溶解した液に添加した。
実施例1において、重合開始剤、反応装置を下表3に示したように替えて行った以外は同様にしてそれぞれ有機微粒子分散液の試料を調製した。各試料における平均粒径(Mv)、単分散性(Mv/Mn)、加熱保存処理性(%)を実施例7と同様にして測定した結果を表3に示す。
2,9−ジメチルキナクリドン(ピグメントレッド122、クラリアント社製、HOSTAPERM PINK E(商品名))0.5gをジメチルスルホキシド5.0mL、28%ナトリウムメトキシドのメタノール溶液(和光純薬(株)社製)0.85mL、25%アクアロンKH−10(商品名、第一工業製薬(株)社製)のDMSO溶液2.0mLに室温で溶解した。更に、重合性化合物としてスチレン(0.05g)、高分子化合物としてスチレン−アクリル酸共重合体(酸価250、分子量5000)を0.25g加えた。(ID液)。ID液のpHは測定限界(pH14)を超えており、測定不能であった。蒸留水をIID液とした。これらを0.45μmのミクロフィルター(ザルトリウス社製)を通すことでごみ等の不純物を除いた。反応装置は実施例1と同じものを用いて同様な操作にて行った。チューブ出口先端より2,9−ジメチルキナクリドンの分散液が得られたのでこれを捕集し比較のための試料29とした。試料29の体積平均粒径Mvは20.0nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.55であった。
次に、この顔料分散液を限外濾過装置(アドバンテック東洋社製、UHP−25K(商品名)、分画分子量20万)により液量を保持するよう蒸留水を加えながら精製した。さらに、この顔料分散液に含まれるアクアロンKH−10の5%量の過硫酸カリウム(K2S2O8)を添加し、70℃で5時間加熱し本発明の試料29aを得た。試料29aの体積平均粒径Mvは19.5nmであり、単分散性の指標である体積平均粒径Mv/個数平均粒径Mnの比は1.57であった。
試料29、試料29aをそれぞれ70℃で100時間、加熱保存処理をした。試料29の体積平均粒径の変化率は4.1%(体積平均粒径の変化率:加熱保存処理後の体積平均粒径Mvを加熱保存処理前の体積平均粒径Mvで除し1を減じた値)、試料29aの体積平均粒径の変化率は2.9%であった。この結果より、重合処理により安定性が向上していることが分かる。
実施例25において用いた有機顔料、重合性化合物、高分子化合物、重合開始剤、反応装置を下表4に示したように替えて行った以外は同様にして、それぞれ有機微粒子分散液の試料を調製した。重合性化合物が高分子アゾ重合開始剤である場合、有機顔料を溶解した液に有機顔料に対して50質量%加えた。各試料における平均粒径(Mv)、単分散性(Mv/Mn)、加熱保存処理性(%)を実施例25と同様にして測定した結果を表4に示す。なお、ここでの高分子化合物はいずれも有機顔料を溶解した液に添加した。
11、12、21、22、31、32、41、42 導入口
13、33 流路
13a、13b、23a、23b、33a、33b、43a、43b 導入流路
13c、23c、33c、43c 反応流路
13d、23d、33d、43d 流体合流点
33e、43e 流体分流点
33f、33g、43f、43g 排出流路
14、24、34、35、44、45 排出口
50、60、70、80 マイクロリアクター装置
51、52、61、62、71、72 溶液の供給流路
51A、61A、71A 分割供給流路
53、63、73 マイクロ流路
54、64、74 合流領域
81 供給ブロック
82 合流ブロック
83 反応ブロック
86 外側環状溝
85 内側環状溝
87、88 供給ブロックの貫通孔
90 合流部(合流領域)
91 長尺放射状溝
92 短尺放射状溝
95、96 合流ブロックの貫通孔
93 反応ブロックの貫通孔(マイクロ流路)
Claims (19)
- 有機化合物を溶媒に溶解させた溶液と、前記溶媒と異種で、かつ該溶媒中に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒とを等価直径が1mm以下である流路中に流通させて両者を接触させ、その流通過程において前記有機化合物を重合性化合物の存在下に微粒子として析出させ、その後に前記重合性化合物を重合させ、前記微粒子に前記重合性化合物の重合体を固定化したことを特徴とする有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記有機化合物溶液及び前記析出溶媒の少なくとも一方に重合性化合物を含有させることを特徴とする請求項1記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 有機化合物を溶媒に溶解させた溶液と、前記溶媒と異種で、かつ該溶媒中に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒とを流路中に層流として流通させて両者を接触させ、その流通過程において前記有機化合物を重合性化合物の存在下に微粒子として析出させ、その後に前記重合性化合物を重合させ、前記微粒子に前記重合性化合物の重合体を固定化したことを特徴とする有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記有機化合物溶液及び前記析出溶媒の少なくとも一方に重合性化合物を含有させることを特徴とする請求項3記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記析出溶媒が、前記有機化合物に対する貧溶媒であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記流路中での流通接触をマイクロ反応場で行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記流路中での流通接触をマイクロリアクターで行うことを特徴とする請求項6に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記有機化合物を溶媒に溶解させた溶液の液流と前記析出溶媒の液流とを合流させて両者を混合するに当たり、少なくとも一方の液流を分割して複数の分割液流とし、該分割された複数の分割液流のうちの少なくとも1つの分割液流の中心軸と、他方の液流の中心軸とを合流領域において一点で交差するように合流させて混合することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記の複数の分割液流が中央の前記合流領域から放射状に延びる流路中を該中央の合流領域に向けて流通し合流混合することを特徴とする請求項8に記載の有機微粒子の製造方法。
- 前記重合性化合物が重合性界面活性剤であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記有機化合物溶液および前記析出溶媒の少なくとも一方に、少なくとも一つの分散剤を含有させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記分散剤の少なくとも一つが高分子分散剤であることを特徴とする請求項11に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記高分子分散剤の少なくとも一つがブロック共重合化合物であることを特徴とする請求項12記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記ブロック共重合化合物が両親媒性ポリマーであることを特徴とする請求項13記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記有機化合物溶液および前記析出溶媒の少なくとも一方に、前記重合性化合物と共重合するモノマーを少なくとも一つ含有させることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記有機化合物を溶媒に溶解させた溶液が重合開始剤を含むことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 前記重合開始剤が高分子アゾ重合開始剤であることを特徴とする請求項16記載の有機微粒子分散液の製造方法。
- 請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法で製造された有機微粒子。
- モード径が1μm以下であることを特徴とする請求項18記載の有機微粒子。
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