JP2008178358A - ヒトabh8タンパク質、それをコードする遺伝子、およびこれらの治療的又は診断的用途 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)特定な配列のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド、(b)特定な配列のアミノ酸配列からなるヒトABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド、(c)(a)もしくは(b)のポリヌクレオチドと相補的なヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズし、ABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド、または(d)上記のアミノ酸配列(b)において、少なくとも1個のアミノ酸残基が欠失、置換、挿入、もしくは付加されたアミノ酸配列からなるABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド。
【選択図】なし
Description
PC. Hanawalt, Preferential repair of damage in activety transcribed DNA sequences in vivo, Genome. 1989; 31(2): 605−11, Review VA. Bohr, DNA repair at the level of the gene: molecular and clinical considerations, J Cancer Res Clin Oncol. 1990; 116(4): 384−91, Review J. Labahn, OD. Scharer, et al. Structural basis for the excision repair of alkylation−damaged DNA, Cell. 1996; 86(2): 321−9 BP. Engelward, A. Dreslin, et al. Repair−deficient 3−methyladenine DNA glycosylase homozygous mutant mouse cells have increased sensitivity to alkylation−induced chromosome damage and cell killing, EMBO J. 1996; 15(4): 945−52 P. Karran, T. Lindahl, et al. Adaptive response to alkylating agents involves alteration in situ of O6−methylguanine residues in DNA, Nature. 1979; 280(5717): 76−7 R. Montesano, R. Becker, et al. Repair of DNA alkylation adducts in mammalian cells, Biochimie. 1985; 67(9): 919−28, Review S.C. Trewick, T.F. Henshaw, et al. Oxidative demethylation by Escherichia coli AlkB directly reverts DNA base damage, Nature. 2002;419(6903):174−8. P.O. Falnes, R.F. Johansenand Erling Seeberg, AlkB−mediated oxidative demethylation reverses DNA damage in Escherichia coli, Nature. 2002 ;419(6903):178−82. P.A. Aas, M. Otterlei, et al. Human and bacterial oxidative demethylases repair alkylation damage in both RNA and DNA, Nature. 2003 ;421(6925):859−63. N. Konishi, M. Nakamura, et al. High expression of a new marker PCA−1 in human prostate carcinoma, Clin Cancer Res. 2005 ;11(14); 5090−7 M.A. Kurowski, A.S. Bhagwat, et al. Phylogenomic identification of five new human homolog of the DNA repair enzyme AlkB, BMC Genom. 2003 ;4(1) :48. F. Drablos, E. Feyzi, et al. Alkylation damage in DNA and RNA−repair mechanisms and medical significance, DNA Repair (Amst). 2004 ;3(11) :1389−1407. Review
(b)配列番号2のアミノ酸配列からなるヒトABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド、
(c)(a)もしくは(b)のポリヌクレオチドと相補的なヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズし、ABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド、または
(d)配列番号2のアミノ酸配列において、少なくとも1個のアミノ酸残基が欠失、置換、挿入、および/もしくは付加されたアミノ酸配列からなるABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド。
(2)上記(1)に記載の上記(c)または(d)のポリヌクレオチドであって、上記(a)または(b)のポリヌクレオチドのヌクレオチド配列に対して97%以上の相同性を有するヌクレオチド配列からなる、ポリヌクレオチド。
(3)上記(1)または(2)に記載のポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチド。
(4)配列番号2のアミノ酸配列からなるヒトABH8タンパク質、または
配列番号2のアミノ酸配列において、少なくとも1個のアミノ酸残基が欠失、置換、挿入、もしくは付加されたアミノ酸配列からなるABH8タンパク質。
(5)上記(4)に記載のABH8タンパク質のアミノ酸配列を含有する、ポリペプチド。
(6)ヒトABH8遺伝子の発現阻害物質を有効成分として含有するがん治療剤。
(7)上記ヒトABH8遺伝子の発現阻害物質が、
(a)ヒトABH8遺伝子の発現をRNAi効果により阻害する作用を有する核酸、
(b)ヒトABH8遺伝子の転写産物またはその一部に対するアンチセンス核酸、
および
(c)ヒトABH8遺伝子の転写産物を特異的に切断するリボザイム活性を有する核酸、
からなる群から選択される物質を含む、上記(6)に記載のがん治療剤。
(8)上記核酸が、配列番号16、配列番号17、配列番号18、、配列番号19、配列番号20、または配列番号21の塩基配列を有するポリヌクレオチドを含む、上記(7)に記載のがん治療剤。
(9)ヒトABH8タンパク質の活性阻害物質を有効成分として含有するがん治療剤。
(10)上記ヒトABH8タンパク質の活性阻害物質が、
該ヒトABH8タンパク質に結合する抗体、
を含む、上記(9)に記載のがん治療剤。
(11)上記がんが、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんである、上記(6)〜(10)のいずれかに記載のがん治療剤。
(12)ヒトABH8遺伝子の発現阻害物質をスクリーニングする方法であって、
(a)ヒトABH8遺伝子を発現する細胞に、被検化合物を接触させる工程、
(b)該ヒトABH8遺伝子の発現レベルを測定する工程、および
(c)被検化合物を接触させない場合と比較して、該発現レベルを低下させる化合物を選択する工程を包含する、スクリーニング方法。
(13)ヒトABH8タンパク質の活性阻害物質をスクリーニングする方法であって、
(a)ヒトABH8タンパク質と被検化合物とを接触させる工程、
(b)該ヒトABH8タンパク質と被検化合物との結合活性を測定する工程、および
(c)該ヒトABH8タンパク質と結合する化合物を選択する工程を包含する、スクリーニング方法。
(14)ヒトABH8タンパク質に結合する抗体。
(15)上記(14)に記載の抗体を含有するがん治療剤。
(16)放射性同位元素、治療タンパク質、低分子の薬剤、または治療遺伝子を担持したベクターをさらに含有する、上記(15)に記載のがん治療剤。
(17)上記がんが、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんである、上記(15)または(16)に記載のがん治療剤。
(18a)上記(14)に記載の抗体を含有するがん診断剤。
(18b)ヒトABH8遺伝子またはその一部の塩基配列にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズ可能な塩基配列を含有するがん診断剤。
(19)上記がんが、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんである、上記(18a)または(18b)に記載のがん診断剤。
(20a)上記(14)に記載の抗体を含有するがん診断用キット。
(20b)ヒトABH8遺伝子またはその一部の塩基配列にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズ可能な塩基配列からなるポリヌクレオチドを含有するがん診断用キット。
(21)上記がんが、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんである、上記(20a)または(20b)に記載のがん診断用キット。
(22)被験者由来の生体試料中のABH8タンパク質をがんマーカーとして検出および/または定量する方法。
(23)(a)被験者由来の生体試料と、ABH8タンパク質に結合する抗体とを接触させる工程、および
(b)上記試料中での上記抗体と、ABH8タンパク質との結合を検出および/または定量する工程、
を包含する、上記(22)に記載の方法。
(24)上記生体試料が、細胞または組織切片である、上記(22)または(23)に記載の方法。
(25)上記生体試料が、血液(全血、血漿、血清等を含む)または尿である、上記(22)または(23)に記載の方法。
(26)上記抗体とABH8タンパク質との結合を、免疫組織化学染色により検出および/または定量する、上記(22)〜(24)のいずれかに記載の方法。
(27)がんの診断に用いるための上記(22)〜(26)のいずれかに記載の方法。
(28)上記がんが、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんである、上記(27)に記載の方法。
(29)配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、または配列番号21の塩基配列を有する、ポリヌクレオチド。
(30)ABH8遺伝子の発現阻害物質を有効成分として含有するがん治療剤であって、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、または配列番号21の塩基配列を有するポリヌクレオチドを含有する、がん治療剤。
(31)被験者由来の生体試料中のABH8遺伝子をがんマーカーとして検出および/または定量する方法。
(32)上記生体試料が、細胞または組織切片である、上記(31)に記載の方法。
(33)(a)被験者由来の生体試料と、ABH8遺伝子またはその断片の塩基配列にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズ可能な塩基配列からなるポリヌクレオチドとを接触させる工程、および
(b)上記試料中での上記ポリヌクレオチドと、ABH8遺伝子またはその断片とのハイブリダイゼーションを検出および/または定量する工程、
を包含する、上記(31)または(32)に記載の方法。
(34)被験者由来の生体試料中の抗ABH8自己抗体をがんマーカーとして検出および/または定量する方法。
(35)上記生体試料が、細胞または組織切片である、上記(34)に記載の方法。
(36)上記生体試料が、全血、血清、血漿、または尿である、上記(34)に記載の方法。
(37)ABH8抗原を用いて、上記抗ABH8自己抗体を検出および/または定量する、上記(34)〜(36)のいずれかに記載の方法。
(38)上記生体試料とABH8抗原とを接触させる工程、および
上記生体試料中の抗ABH8自己抗体とABH8抗原との結合を検出および/または定量する工程
を包含する、上記(37)に記載の方法。
(39)上記検出および/または定量する工程が、抗ABH8自己抗体に対する標識された抗体を用いて、ABH8と抗ABH8自己抗体との結合を検出および/または定量することを包含する、上記(38)に記載の方法。
(40)ウエスタンブロット法、ラジオイムノアッセイ(RIA)、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)、サンドイッチ免疫測定法、蛍光免疫測定法(FIA)、時間分解蛍光免疫測定法(TRFIA)、酵素免疫測定法(EIA)、発光免疫測定法(LIA)、電気化学発光免疫測定法(ECLIA)、ラテックス凝集法、免疫沈降アッセイ、沈降素反応法、ゲル拡散沈降素反応法、免疫拡散検定法、凝集素検定法、補体結合検定法、免疫放射分析検定法、蛍光免疫検定法、およびプロテインA免疫検定法からなる群から選択される免疫測定法に従う、上記(34)〜(39)のいずれかに記載の方法。
(41)乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんの診断に用いるための、上記(34)〜(40)のいずれかに記載の方法。
(42)ABH8抗原を含有する、被験者由来の生体試料中の抗ABH8自己抗体をがんマーカーとして検出および/または定量するためのキット。
(43)抗ABH8自己抗体に対する標識された抗体をさらに含み、当該抗体を、上記ABH8抗原と上記抗ABH8自己抗体との結合を検出および/または定量するために利用する、上記(42)に記載のキット。
(44)ウエスタンブロット法、ラジオイムノアッセイ(RIA)、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)、サンドイッチ免疫測定法、蛍光免疫測定法(FIA)、時間分解蛍光免疫測定法(TRFIA)、酵素免疫測定法(EIA)、発光免疫測定法(LIA)、電気化学発光免疫測定法(ECLIA)、ラテックス凝集法、免疫沈降アッセイ、沈降素反応法、ゲル拡散沈降素反応法、免疫拡散検定法、凝集素検定法、補体結合検定法、免疫放射分析検定法、蛍光免疫検定法、およびプロテインA免疫検定法からなる群から選択される免疫測定法に従って上記検出および/または定量を行うための、上記(42)または(43)に記載のキット。
(45)乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんの診断に用いるための、上記(42)〜(44)のいずれかに記載のキット。
(46)ABH8抗原を含有する、被験者由来の生体試料中の抗ABH8自己抗体をがんマーカーとして検出および/または定量するための、がん診断剤。
本発明者らは、新たなヒトABHファミリー分子であるABH8のヒトカウンターパートのクローニングに成功し、そのcDNAのヌクレオチド配列(配列番号1)を決定した。また、そこから推定されるアミノ酸配列(配列番号2)も決定した。
(a)配列番号1のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド、
(b)配列番号2のアミノ酸配列からなるヒトABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド、
(c)(a)もしくは(b)のポリヌクレオチドと相補的なヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズし、ABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド、および
(d)配列番号2のアミノ酸配列において、少なくとも1個のアミノ酸残基が欠失、置換、挿入、もしくは付加されたアミノ酸配列からなるABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド。
本発明は、(1)ヒトABH8遺伝子の発現阻害物質を有効成分として含有するがん治療剤、及び(2)ヒトABH8タンパク質の活性阻害物質を有効成分として含有するがん治療剤を提供する。
本発明は、1つの実施形態において、本発明のABH8タンパク質をコードする遺伝子(本明細書中、単に「ABH8遺伝子」ということもある。)、特に、ヒトABH8遺伝子の発現阻害物質を有効成分として含有するがん治療剤を提供する。
(a)ABH8遺伝子またはその一部に対するアンチセンス核酸、
(b)ABH8遺伝子またはその一部に対するデコイ核酸、
(c)ABH8遺伝子またはその一部に対してドミナントネガティブに作用するABH8遺伝子変異体、あるいは
(d)その他の転写阻害化合物
などが含まれる。
(e)ABH8 mRNAまたはその一部に対してRNAi作用を有するポリヌクレオチド(例えば、siRNA)、
(f)ABH8 mRNAまたはその一部に対するアンチセンスポリヌクレオチド、
(g)ABH8 mRNAまたはその一部に対してリボザイム活性を有するポリヌクレオチド、あるいは
(h)その他の翻訳阻害化合物
などが含まれる。
本発明はまた、別の実施形態において、本発明のABH8タンパク質、特に、ヒトABH8タンパク質の活性阻害物質を含有するがん治療剤を提供する。
(a)ABH8タンパク質に結合する抗体、
(b)ABH8タンパク質に対してドミナントネガティブの性質を有するABH8タンパク質変異体、あるいは
(c)ABH8タンパク質に結合する化合物(上記抗体および変異体を除く)
などが含まれる。
本発明は、がん抑制作用を有する候補化合物のスクリーニング方法をも提供する。
本発明はまた、抗ABH8抗体、この抗体を含有するがん治療剤などを提供する。本発明の1つの好ましい態様では、上記がん治療剤は、がんの標的化療法または標的化薬物送達のために使用される。
本明細書中、「抗ABH8抗体」には、本発明のABH8タンパク質(その断片(部分ペプチド)もしくはその塩を含む)に特異的に結合する抗体が含まれる。本明細書中、抗体が、あるタンパク質またはその断片に「特異的に結合する」とは、その抗体が他のアミノ酸配列に対するその親和性よりも、これらのタンパク質またはその断片の特定のアミノ酸配列に対して実質的に高い親和性で結合することを意味する。ここで、「実質的に高い親和性」とは、所望の測定装置によって、その特定のアミノ酸配列を他のアミノ酸配列から区別して検出することが可能な程度に高い親和性を意味し、典型的には、結合定数(Ka)が少なくとも107M-1、好ましくは、少なくとも108M-1、より好ましくは、109M-1、さらにより好ましくは、1010M-1、1011M-1、1012M-1またはそれより高い、例えば、最高で1013M-1またはそれより高いものであるような結合親和性を意味する。
本発明において、感作抗原として使用されるタンパク質は、通常、本発明のABH8タンパク質またはその塩である。上記ABH8タンパク質には、その部分ペプチドも含まれ、これは、限定されることはないが、例えば、配列番号2のアミノ酸配列の断片であって、例えば、20個以上、40個以上、60個以上、80個以上、100個以上の、連続するアミノ酸配列部分を有する部分ペプチドである。これらの断片として、例えば、アミノ(N)末端断片やカルボキシ(C)末端断片が用いられる。本発明で用いられる部分ペプチドは、上記アミノ酸配列中の1または2個以上(好ましくは、1〜10個程度、さらに好ましくは数個(1〜6個))のアミノ酸残基が欠失、置換、挿入及び/又は付加されたものであってもよい。ここで用いられるABH8タンパク質またはその部分ペプチドの塩としては、例えば、無機酸(例えば、塩酸、硫酸)との塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオン酸)との塩などが用いられる。抗体取得の感作抗原として使用される本発明のABH8タンパク質は、その由来となる動物種に制限されないが哺乳動物、例えばマウス、霊長類、ヒト由来のタンパク質が好ましく、特にヒト由来のタンパク質が好ましい。
(i)抗体産生細胞の採取
上記のようなABH8タンパク質、その部分ペプチド又はその塩(本明細書中、抗体に関する説明では、これらをまとめて、「ABH8タンパク質」という。)を抗原として、哺乳動物、例えばラット、マウス、ウサギなどに投与する。抗原の動物1匹当たりの投与量は、アジュバントを用いないときは0.1〜100mgであり、アジュバントを用いるときは1〜100μgである。アジュバントとしては、フロイント完全アジュバント(FCA)、フロイント不完全アジュバント(FIA)、水酸化アルミニウムアジュバント等が挙げられる。免疫は、主として静脈内、皮下又は腹腔内等に注入することにより行われる。また、免疫の間隔は特に限定されず、数日から数週間間隔、好ましくは2〜5週間間隔で、1〜10回、好ましくは2〜5回免疫を行う。そして、最終の免疫日から1〜60日後、好ましくは1〜14日後に抗体産生細胞を採集する。抗体産生細胞としては、脾臓細胞、リンパ節細胞、末梢血細胞等が挙げられるが、脾臓細胞又は局所リンパ節細胞が好ましい。
ハイブリドーマを得るため、抗体産生細胞とミエローマ細胞との細胞融合を行う。抗体産生細胞と融合させるミエローマ細胞として、マウスなどの動物の一般に入手可能な株化細胞を使用することができる。使用する細胞株としては、薬剤選択性を有し、未融合の状態ではHAT選択培地(ヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジンを含む)で生存できず、抗体産生細胞と融合した状態でのみ生存できる性質を有するものが好ましい。ミエローマ細胞としては、例えば X63Ag.8.653、NSI/1−Ag4−1、NS0/1などのマウスミエローマ細胞株、YB 2/0などのラットミエローマ細胞株が挙げられる。
細胞融合処理後の細胞から目的とするハイブリドーマを選別する。その方法として、細胞懸濁液を例えばウシ胎児血清含有RPMI−1640培地などで適当に希釈後、マイクロタイタープレート上に3×105個/well程度まき、各ウエルに選択培地を加え、以後適当に選択培地を交換して培養を行う。その結果、選択培地で培養開始後、14日前後から生育してくる細胞をハイブリドーマとして得ることができる。
上記のようにして得たハイブリドーマからモノクローナル抗体を採取する方法として、通常の細胞培養法又は腹水形成法等を採用することができる。細胞培養法においては、ハイブリドーマを10%ウシ胎児血清含有RPMI−1640培地、MEM培地又は無血清培地等の動物細胞培養培地中で、通常の培養条件(例えば37℃、5% CO2濃度)で7〜14日間培養し、その培養上清から抗体を取得する。腹水形成法の場合は、ミエローマ細胞由来の哺乳動物と同種系動物の腹腔内にハイブリドーマを約1×107個投与し、ハイブリドーマを大量に増殖させる。そして、1〜2週間後に腹水を採取する。上記抗体の採取方法において抗体の精製が必要とされる場合は、硫安塩析法、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過、アフィニティークロマトグラフィーなどの公知の方法を適宜選択して、又はこれらを組み合わせることにより精製することができる。
まず、上記した抗原を哺乳動物、例えばラット、マウス、ウサギなどに投与する。抗原の動物1匹当たりの投与量は、アジュバントを用いないときは0.1〜100mgであり、アジュバントを用いるときは10〜1000μgである。アジュバントとしては、フロイント完全アジュバント(FCA)、フロイント不完全アジュバント(FIA)、水酸化アルミニウムアジュバント等が挙げられる。免疫は、主として静脈内、皮下又は腹腔内等に注入することにより行われる。また、免疫の間隔は特に限定されず、数日から数週間間隔、好ましくは2〜5週間間隔で、1〜10回、好ましくは2〜5回免疫を行う。そして、最終の免疫日から6〜60日後に、酵素免疫測定法(ELISA(enzume−linked immunosorbent assy)又はEIA(enzyme immunoassay))、放射性免疫測定法(RIA;radioimmuno assay)等で抗体価を測定し、最大の抗体価を示した日に採血し、抗血清を得る。
FabまたはFab’2断片は、従来の方法によるプロテアーゼ(例えば、ペプシンまたはパパイン)を用いた消化により作製することができる。ヒト化抗体は、例えばRiechmannら(Riechmann J Mol Biol. Oct 5;203(3):825−8,1988)、およびJonesら(Jonesら Nature 321:522−525,1986)に記載のような方法の1つにより調製することができる。
また、本発明において使用する抗ABH8抗体は、本発明の治療剤または診断剤において、それ自体が、抗原の活性を減弱させるような中和活性を有する薬剤(agent)であり得るが、必要に応じて、治療効果を奏するための他の薬剤と組み合わせて用いることができる。したがって、本発明は、もう一つの態様において、がん(例えば、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がん)の標的化療法または標的化イメージング等に使用するための、抗ABH8抗体と他の薬剤との複合体、そのような複合体を含有する組成物などをも提供する。このような態様によれば、本発明において使用する抗ABH8抗体を用いて、治療効果を奏する他の薬剤または診断のための標識剤などを、ABH8タンパク質を高発現する標的部位へ送達することができる。
本発明のABH8遺伝子の発現阻害物質を含有するがん治療剤、ABH8タンパク質の活性阻害物質を含有するがん治療剤、本発明の抗ABH8抗体を含有する治療剤、または本発明において使用する抗ABH8抗体が、放射性同位元素、治療タンパク質、低分子の薬剤、および治療遺伝子を担持したウイルスベクターもしくは非ウイルスベクターのうちのいずれか、またはこれらの任意の組み合わせと化学的または遺伝子工学的に結合されている治療剤は、公知の手法に基づいて製剤化することができる。
本発明はまた、がんの診断剤を提供する。1つの好ましい態様において、本発明のがんの診断剤は、(a)ABH8タンパク質に結合する抗体、又は(b)ABH8遺伝子またはその一部の塩基配列にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズ可能な塩基配列からなるポリヌクレオチドを含有する。
ABH8タンパク質に結合する抗体は、ABH8タンパク質等を特異的に認識することができるので、被検液中のABH8タンパク質を定量することができる。具体的には、本発明の抗ABH8抗体を用いる診断方法は、例えば、(a)被験者由来の生体試料と、ABH8タンパク質に結合する抗体とを接触させる工程、および(b)前記試料中での前記抗体と、ABH8タンパク質もしくはその部分ペプチドまたはその塩との結合を検出および/または定量する工程を包含する。好ましくは、上記検出および/または定量する工程において、標識された抗ABH8抗体を用いて、ABH8タンパク質またはその断片と抗ABH8抗体との結合が検出および/または定量される。
本発明の診断方法においては、ABH8遺伝子の塩基配列に基づいて設計されるプローブ又はプライマーを用いることができる。具体的には、そのような診断方法は、例えば、(a)被験者由来の生体試料と、ABH8遺伝子またはその断片の塩基配列にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズ可能な塩基配列からなるポリヌクレオチド(プローブ)とを接触させる工程、および(b)前記試料中での前記ポリヌクレオチドと、ABH8遺伝子またはその断片とのハイブリダイゼーションを検出および/または定量する工程を包含する。
本発明の診断方法の別の実施形態では、被検試料中の標的タンパク質またはその断片の存在を、質量分析装置(MS)を用いて同定することができる。すなわち、質量分析装置を用いることによって、標的タンパク質またはその断片のアミノ酸配列の決定を行うことができ、被験者由来の生体試料中にABH8タンパク質が存在するか否かを判定することができる。質量分析法は、MSを用いてタンパク質やペプチドのような試料をイオン化し、得られた質量/電荷(m/z)に従って分離し、その強度を測定することにより、試料の質量を決定する方法である。その質量分析の結果から、タンパク質やペプチドのアミノ酸配列を構成する個々のアミノ酸を同定することができる。
本発明はまた、抗ABH8抗体を含有する、被験者の生体試料中のABH8タンパク質またはその断片をがんマーカーとして検出および/または定量するためのキットを提供する。さらに、ABH8遺伝子またはその一部の塩基配列にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズ可能な塩基配列を含有する、被験者由来の生体試料中のABH8遺伝子またはその断片をがんマーカーとして検出および/または定量するためのキットをも提供する。これらのキットは、上述の免疫学的手法またはハイブリダイゼーション法等により、がんマーカーを検出するために用いられる。このようながんとしては、例えば、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、大腸がん、胃がん、肺がん、食道がん、肝臓がん、胆道がん、脾臓がん、腎がん、子宮がん(例:子宮頸がん、子宮体がん)、精巣がん、甲状腺がん、膵臓がん、卵巣がん、脳腫瘍、血液腫瘍などが含まれるが、とりわけ、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんが好ましい。
本発明はまた、生体試料中の抗ABH8自己抗体をがんマーカーとして検出および/または定量する方法を提供する。この方法は、がんの診断に利用することができる。さらに抗ABH8自己抗体レベルのモニタリングにより、がんの進行を予知することができる。本発明はまた、このような方法に使用するためのABH8抗原を含む診断剤および診断用キットを提供する。
被験者からの生体試料中の抗ABH8自己抗体の検出は、任意の多くの方法で行うことができるが、代表的な方法には、免疫アッセイがあり、例えば、ウエスタンブロット法、ラジオイムノアッセイ、ELISA、サンドイッチ免疫測定法、蛍光免疫測定法(FIA)、時間分解蛍光免疫測定法(TRFIA)、酵素免疫測定法(EIA)、発光免疫測定法(LIA)、電気化学発光免疫測定法(ECLIA)、ラテックス凝集法、免疫沈降アッセイ、沈降素反応法、ゲル拡散沈降素反応法、免疫拡散検定法、凝集素検定法、補体結合検定法、免疫放射分析検定法、プロテインA免疫検定法等が挙げられる。
本発明のABH8抗原を用いる診断剤または診断用キットは、被験者からの生体試料中の抗ABH8自己抗体を検出および/または定量するために必要な成分を含有する。例えば、自己抗体がELISAによって検出および/または定量される場合、そのような成分は、固相支持体に結合された少なくとも1種、好ましい複数種の異なるABH8抗原またはそれらのエピトープの形態における標的抗原、および標的抗原に結合する抗ABH8自己抗体を検出するための手段から構成される。このような検出手段は、例えば、抗ABH8自己抗体の定常部領域に向けられた抗体(例えば、ウサギ抗ヒトIgG抗体)であり、それ自体で検出可能なように標識されている(例えば、放射能、蛍光、比色、または酵素標識)か、または標識された二次抗体(例えば、ヤギ抗−ウサギ抗体)によって検出される。これらの診断剤または診断用キットは、上述の免疫学的手法により、抗ABH8自己抗体を検出および/または定量するために用いられる。診断用キットは、他に、容器およびラベルを含んでいてもよい。容器上のまたは容器に伴うラベルには、薬剤が抗ABH8自己抗体の検出に使用されることが示されていてもよい。また、他のアイテム、例えば、使用説明書等がさらに含まれていてもよい。
本発明はまた、別の実施形態において、本発明のABH8タンパク質をコードするポリヌクレオチドを挿入物として含有する組換えベクターに関する。具体的には、本発明は、(i)配列番号2のアミノ酸配列、(ii)配列番号2のアミノ酸配列において少なくとも1個のアミノ酸残基の欠失、置換、挿入、および/もしくは付加を有するアミノ酸配列、または(iii)配列番号2のアミノ酸配列と80%以上の同一性を有するアミノ酸配列、のいずれかからなるABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列を含有する、組換えベクターを提供する。
《実験材料》
実験材料としては、以下のものを使用した。
Human Multiple Tissue cDNA (MTC) Panel 1. Human Pancreas First-strand cDNA(BD バイオサイエンス), Lot# 1100541
hABH8-F2-TOPO 5'-CACCATGGACAGCAACCATCAAAG-3'(配列番号3)
hABH8-R2 5'-ATCAGGCCTTTTGAAGAATCA-3'(配列番号4)
hABH8-F3 5'-AAAAAGTGCAGTGGAAGGA-3'(配列番号5)
hABH8-F4 5'-TGATGACAGGAGAATCTAGA-3'(配列番号6)
hABH8-F5 5'-ATTGGATGTGGTAATGGAAAG-3'(配列番号7)
M13 Forward 5'-GTAAAACGACGGCCAG-3'(配列番号8)
M13 Reverse 5'-CAGGAAACAGCTATGAC-3'(配列番号9)
(i)PrimeSTARHS DNA Polymerase Sample (タカラ) , Cat. No. R010Q
(ii)BigDye(登録商標) Terminator v1.1 Cycle Sequencing Kit (アプライドバイオシステム
ス), Cat. No. 4337036
pENTRTM Directional TOPO(登録商標) Clonig Kits (インビトロジェン)
pENTRTM/D-TOPO(登録商標) vector (インビトロジェン)
Wizard(登録商標) SV Gel and PCR Clean-Up System (プロメガ),Cat. No. A9282
実験は、以下の手順で行った。
Human Pancreas cDNA 1.0
5x Prime STARTM Buffer 5.0
dNTP Mixture (2.5 mM each) 2.0
10μM hABH -F2-TOPO 0.5
10μM hABH -R2 0.5
Prime STARTM HS DNA Polymerase (2.5 U/μl) 0.25
dH 2 O 15.75
25.0 μl
PCR後のサンプル全量を1%アガロースゲルで電気泳動し、2 kbpの位置に見られた単一バンドを切り出して、Wizard(登録商標) SV Gel and PCR Clean-Up System で精製した。このPCR産物をpENTRTM Directional TOPO(登録商標) Clonig Kits を用いてpENTRTM/D-TOPO(登録商標)とligationし、Top10 (インビトロジェン)をトランスフォーメイションしてプラスミドを複製した。プラスミドはWizard(登録商標)Miniprep Kit (プロメガ)により精製した。こうして得られたプラスミドは以下pENTR-ABH8と表記する。
pENTR-ABH8をテンプレートとして、以下に示す組成にしたがって、それぞれ5つの異なるプライマー(hABH8-F3、hABH8-F4、hABH8-F5、M13 Forward、M13 Reverse)の一つを含む5種類のサンプルを調製し、マスターサイクラー ep グラジエント S Manual Lid を用いてPCRを行った。この際、条件として96℃で1分間前変性させ、96℃で10秒、50℃で5秒、60℃で4分の増幅を25サイクル行った(以下の操作はサンプルごとに別々に行った)。PCR後のサンプルを1.5 mlチューブに移し、5μlの125 mM EDTAと60μlの100% エタノールを加えてボルテックス後、15分間遮光下で放置した。その後15000 rpm , 4℃で20分間遠心し上清を捨てた後、60μlの70%エタノールを加え再度15000 rpm , 4℃で15分間遠心し、上清を捨てて2分間乾燥させた。そこに25μlのHi Di Formamideを加えボルテックスした後フラッシュし、95℃で2分間インキュベートした。インキュベート後に氷上で冷却しフラッシュ後、シークエンス用チューブに移してABI PRISM(登録商標)310 Genetic Analyzer (ABI)を用いてシークエンス解析を行った。解析結果を図3 示した。
Ready Reaction Premix 4.0
BigDye Sequencing Buffer 2.0
10μM Primer 0.32
Template (150〜300ng)
dH 2 O to 20.0μl
20.0μl
(1)PCR後の電気泳動写真
図2にヒト正常膵臓におけるABH8の発現を示すPCR後の電気で移動写真を示す。
図3は、クローニングしたヒトABH8 cDNAの塩基配列とアミノ酸配列を示す。
図4は、ABH8のエクソン構成およびモチーフ・ドメインの模式図である。ABH8の推定される全664個のアミノ酸配列のモチーフ・ドメイン検索により、AlkB homologous regionとともに, RNA-recognition motif, methyltransferase domainが認められた。
《実験材料》
以下の実験材料を使用した。
Human Multiple Tissue cDNA (MTC) Panel 1 and Panel 2 (BD バイオサイエンス)
β-actin-F 5'-CTACGAGCTGCCTGACGGC-3'(配列番号10)
β-actin-R 5'-GCCACAGGACTCCATGCCC-3'(配列番号11)
HA058356-F 5'-TGCTGAGACATGAAGGCATTGAG-3'(配列番号12)
HA058356-R 5'-ACGGCTTGTTAGGTGGCATTAAGA-3'(配列番号13)
LightCycler FastStart DNA Master SYBR Green I(ロシュ) , Cat. No. 2239264
実験は、以下の手順に従って行った。
16種のヒト正常臓器cDNAをテンプレートとして、β-actinとABH8 mRNAの発現をそれぞれに特異的なプライマー(β-actin:β-actin-F , β-actin-R , ABH8:HA058356-F , HA058356-R)を用いて調べた。サンプルは以下に示す組成にしたがって調製し、LightCycler (ロシュ)を用いてreal-time PCRを行った。この際、条件としてβ-actinでは、95℃で10分間前変性させ、95℃で15秒、62℃で30秒、72℃で10秒の増幅を40サイクル行った。またABH8では、95℃で10分間前変性させ、95℃で10秒、60℃で10秒、72℃で10秒の増幅を40サイクル行った。
Human Tissue cDNA 1.0
25mM MgCl2 stock solution 0.8
10μM Primer-F 0.5
10μM Primer-R 0.5
LightCycler FastStart DNA Master SYBR Green I 1.0
dH 2 O 6.2
10.0 μl
ABH8 mRNAの発現を比較のために解析したABH2、3とともに、β-actinの発現に対する割合として計算し、小腸での発現を1として図5に示した。赤いバーで示したヒト正常臓器におけるABH8の発現はそれぞれ異なるが、検討した全てのヒト正常臓器において確認できた。また、その発現はABH2およびABH3の発現と類似していることが分かった。また精巣において特に発現量が高いことが分かった。
《実験材料》
実験材料は、以下のものを使用した。
DU145 , PC3 , LNCap , A549 , AGS , HUH7 , SW480 , HeLa , U2OS , HL60 , HO , KLM , PANAC , Paca2 , PKI , PK45P (American Type Culture Collection)
hABH8-F2-TOPO 5'-CACCATGGACAGCAACCATCAAAG-3'(配列番号3)
hABH8-R2 5'-ATCAGGCCTTTTGAAGAATCA-3'(配列番号4)
β-actin-F 5'-CTACGAGCTGCCTGACGGC-3'(配列番号10)
β-actin-R 5'-GCCACAGGACTCCATGCCC-3'(配列番号11)
(i)TaKaRa LA Taq(登録商標) (タカラ) , Cat. No. RR002A
(ii)LightCycler FastStart DNA Master SYBR Green I(ロシュ) , Cat. No. 22392
64
M-MLV Reverse Transcriptase (インビトロジェン) , Cat. No. 28025-013
Trizol (インビトロジェン)
Chloroform (和光純薬)
pd (T)12-18 (アマシャム バイオサイエンス), Cat. No. 27-7858-01
40 units/μl RNase inhibitor (和光純薬)
2 mM dNTP (アプライド バイオシステムス)
実験は、以下の手順に従って行った。
[1]各種癌細胞をはがし取りそれぞれエッペンチューブにとり遠心して細胞を集めた(以下の操作はすべて各細胞株ごとに行った)。[2]上清を捨て1 mlのトリゾールを加え、ピペッティングとボルテックスで細胞を塊が見えなくなるまでよく懸濁させた。[3]室温で5分間放置し、0.2 mlのクロロホルムを加えてボルテックスした後、室温で3分間放置した。[4]遠心して上清を新しいチューブに移し、イソプロパノールを0.5 ml加えて室温で10分間置いた。[5]遠心し上清を捨て、80%エタノールを 1 ml加えてボルテックスした後、再度遠心を行い上清を捨てた。[6]乾燥させた後、適当量のdH2Oに溶かして電気泳動でDNAのコンタミネーションがないことを確認した。
[1]5μgのRNAをRNse-freeチューブにいれ、1μlの0.5μg/μl pd(T)12-18 を添加した。[2]冷RNase-free dH2Oを加えて軽くボルテックスし、70℃で10分間インキュベートした後氷冷した。[3]以下に示す試薬を加えて軽くボルテックスし、37℃で60分間インキュベートした。[4]70℃で15分間インキュベートして酵素を不活化し、氷上で反応を止めた。
0.1 M DTT(インビトロジェン) 2.5
40 units/μl Rnase inhibitor (和光純薬) 0.5
5x First-Strand Buffer (インビトロジェン) 5.0
2mM dNTPs (ABI) 6.0
200 units/μl MMLV 1.0
合成した16種の癌細胞株cDNAをテンプレートとして、以下に示す組成にしたがってサンプルを調製し、LightCycler (ロシュ)を用いてreal-time PCRを行った。この際、条件として95℃で10分間前変性させ、95℃で15秒、62℃で30秒、72℃で10秒の増幅を40サイクル行った。解析したそれぞれの細胞株におけるβ-actinの発現量からその濃度比を算出し、HL60由来のcDNAの濃度に合わせて希釈した。
Human Cancer Cell Line cDNA 1.0
25 mM MgCl2 stock solution 0.8
β-actin-F 0.5
β-actin-R 0.5
LightCycler FastStart DNA Master SYBR Green I 1.0
dH 2 O 6.2
10.0 μl
β-actinで標準化した16種のヒト癌細胞株cDNAをテンプレートとして、以下に示す組成にしたがってサンプルを調製し、RT-PCRを行った。この際、条件として94℃で2分間前変性させ、94℃で30秒、55℃で30秒、72℃で2分の増幅を40サイクル行った。PCR後の各サンプルの電気泳動写真を《実験結果》の図6に示した。
Human Cancer Cell Line cDNA 1.0
10x LA PCR(登録商標) Buffer II 2.5
25mM MgCl2 2.5
dNTP Mixture (2.5 mM each) 4.0
hABH8-F2-TOPO 0.5
hABH8-R2 0.5
TaKaRa LA Taq(登録商標) (5 units/μl) 0.25
dH 2 O 13.75
25.0 μl
このように、前立腺癌細胞株(DU145, PC3, LNCap)をはじめとして、調べたすべての癌細胞株においてABH8の発現が確認できた。
《実験材料》
以下の実験材料を使用した。
ヒト子宮頸癌細胞株であるHeLa(ATCC)を10%の非動化FCS(ニチレイ)を添加したDMEM (シグマ)で培養した。
TransIT(登録商標)-HeLa MONSTER(登録商標) Transfection Kit (マイラス) , Cat. No. MIR2904
Gateway(登録商標) LR ClonaseTM Enzyme Mix (インビトロジェン) , Cat. No. 11791-043
pENTRTM/D-TOPO(登録商標) vector (インビトロジェン) Cat. No. K2400-20
pcDNATM 6.2/N-EmGFP-DEST (インビトロジェン) Cat. No. V356-20
PBS
(組成) NaCl 8.0 g , Na2HPO4・12H2O 2.9 g , KH2PO4 0.2 g , KCl 0.2 gをdH2Oに溶解して1 Lとし、オートクレーブ後使用
Trypsin/EDTA溶液
(組成) EDTA 0.04 g , trypsin 0.1 gをPBS 200 mlで溶解
Tris-EDTA Buffer (pH 8.0)
(組成) tris塩基 0.6055 g , EDTA 0.1861 g を400 mlのdH2Oに溶解し、6 Nの塩酸を加えながらpHを8.0にあわせて500 mlにメスアップし、オートクレーブ後使用した。
実験は、以下の手順に従って行った。
[1]pENTR-ABH8をエントリークローンとして、またpcDNATM 6.2/N-EmGFP-DESTをデスティネーションベクターとして用い、以下に示す組成にしたがって1.5 mlチューブにサンプルを調製した。[2]タッピング後、LA Clonase Enzyme Mixを4μl加えてボルテックスした後フラッシュし、25℃で60分間インキュベートした。[3]Proteinase K solutionを2μl加えてボルテックスした後フラッシュし、37℃で10分間インキュベートした。[4]Nova Blue(ノバジェン)をトランスフォーメイションしてプラスミドを複製し、プラスミドはWizard(登録商標)Miniprep kit(プロメガ)により精製した。こうして得られたプラスミドは以下pEGFP-ABH8と表記する。
Entry clone (100〜300ng)
Destination vector (150 ng/μl) 2.0
5x LR Clonase TM Reaction Buffer 4.0
Tris-EDTA buffer (pH 8.0) to 16.0 μl
[1]トランスフェクションの前日にHeLa細胞を5x104 cells/ml/12-well dishにまき、細胞が50-70%になるまでCO2 incubaterで培養した(約24 hr)。[2]1.5 mlのシリコンチューブ2本にOpti-MEM(インビトロジェン)を100μl入れ、TransIT(登録商標) HeLa Reagentを2μl加えた後ボルテックスして室温で5分間インキュベートした。[3]1μgのpEGFP-ABH8およびコントロールとしてpcDNATM 6.2/N-EmGFP-DEST (以下pEGFPとする)をそれぞれ別のチューブに加えピペッティングし、室温で5分間インキュベートした(以下の操作はすべてチューブごとに行った)。[4]MONSTER Reagentを1μl加えピペッティングし、室温で5分間インキュベートした。[5]あらかじめ温めておいたDMEM (シグマ)を1 ml加えて転倒攪拌した後、培養液を除いた細胞上に滴下し、プレートを前後左右にふって攪拌した。[6]24時間後に培養液をDMEM (シグマ)に交換した。
pEGFP-ABH8 , pEGFPをトランスフェクションした24時間後のHeLa細胞のEGFPによる蛍光を、BZ-8000 (キーエンス)を用いて観察した。
pEGFP−ABH8およびpEGFPをトランスフェクションしたHeLa細胞の染色像に加えて、比較のために同様の方法で他のABHファミリー分子をトランスフェクションしたHeLa細胞の染色像も並べて図7に示した。観察の結果、pEGFP-ABH8をトランスフェクションしたHeLaではコントロールに比べて蛍光が細胞質に偏り、核が染まっていなかった。このような極端な細胞質への局在は、ABH2、3など他のABHファミリー分子では見られていないことからABH8の細胞質タンパク質としての機能が推測される。さらに、組織がなんらかの障害を受けたときに特異的に発現誘導がかかり核内への移行を伴って機能発現するという可能性についても推測される。
《実験材料》
以下の実験材料を使用した。
MULTI WELL PLATE [for ELISA] H Type Plate (スミロン) , Cat. No. MS-8596F
goat anti-rabbit IgG-HRP (サンタクルス バイオテクノロジー)
A液:ABTS Peroxidase Substrate (KPL), Product Code 50-64-00
B液:Peroxidase Solution B [H2O2] (KPL), Product Code 50-65-00
PBS
SKIM MILK (森永)
実験は、以下の手順に従って行った。
ABH8の全アミノ酸配列のペプチド抗原性サーチを北山ラベス株式会社に委託した。解
析の結果得られたいくつかの候補配列の中から511-524の配列(NKQKSKYLRGNRNS)を抗原部位に決定し、この配列の頭部にCysをつけたペプチドの合成、および合成したペプチドとキャリアータンパク(KLH)との接合をSIGMA Aldrich Japan(株)に委託した。
合成した抗原ペプチドを用いたウサギによる抗血清の作製を再度北山ラベス株式会社
に委託した。ウサギ(No.1 , No.2)への免疫は2005/9/1から2005/10/13まで二週間おきに計4回行い、免疫開始から0週目、4週目、6週目、7週目の時点で採血した血清サンプルの抗体価を、ELISA法を用いて測定した。測定の結果、6週目と7週目のサンプルで十分な抗体価が確認できたので、免疫開始から11週目でNo.1 , No.2のウサギをともに全採血した。
[1]抗原ペプチドをPBSで1 mMに調整後、10μMに希釈し、100μl/wellとなるようにELISAプレートに入れ、4℃、湿箱中で一晩インキュベートした。[2]各wellを3回洗ったあとSKIM MILK/PBSを200μl/well加え、室温、湿箱中で1時間インキュベートした。[3]各wellを3回洗ったあと、1%BSA/PBSでそれぞれの血清サンプルの16000倍からの2倍希釈系列をつくり、100μl/well加えて室温、湿箱中で1時間インキュベートした。[4]各wellを3回洗ったあと、1%BSA/PBSで1000倍に希釈した二次抗体を50μl/well加え、室温、湿箱中で1時間インキュベートした。[5]各wellを3回洗ったあと、ELISA発色液のA液とB液を1:1で混合攪拌し100μl/well加えて、遮光下で20分間インキュベートした。[6]415nmで吸光度を測定した。
測定の結果、免疫7週目において十分な抗体価を確認することができたので、11週目でNo.1のウサギ、No.2のウサギともに全採血し、抗血清を得た。またグラフのように、No.2に比べてNo.1から得られた抗血清で比較的高い抗体価が得られたので、次にABH8タンパクの発現をこのNo.1の抗血清を用いたウエスタンブロットで解析した。
《実験材料》
ヒト前立腺癌細胞株であるDU145(ATCC)を10%の非動化FCS(ニチレイ)を添加したRPMI 1640 (シグマ)で培養した
TransIT(登録商標)-Prostate Transfection Kit (マイルス) , Cat. No. MIR2130
Gateway(登録商標) LR ClonaseTM Enzyme Mix (インビトロジェン) , Cat. No. 11791-043
pENTRTM/D-TOPO(登録商標) vector (インビトロジェン) Catalog No. K2400-20
pDESTTM 26 (インビトロジェン)Catalog No. 11809-019
ウサギ抗ABH8ペプチド抗体(抗血清) No.1
goat anti-rabbit IgG-HRP (サンタクルーズ)
LumigenTM PS-3 detection reagent (アマシャム バイオサイエンス), Cat. No. RPN2132V
3% BSA/TBS-T
(組成)TBS-T:1 M tris buffer (pH 7.5) 10 ml, 5 M NaCl 30 ml, Tween 20 1 mlをdH2Oに溶解して1 Lにメスアップした
実験は、以下の手順に従って行った。
[1]pENTR-ABH8をエントリークローンとして、またpDESTTM26をデスティネーションベクターとして用い、以下に示す組成にしたがって1.5 mlチューブにサンプルを調製した。[2]タッピング後、LA Clonase Enzyme Mixを4μl加えてボルテックスした後フラッシュし、25℃で60分間インキュベートした。[3]Proteinase K solutionを2μl加えてボルテックスした後フラッシュし、37℃で10分間インキュベートした。[4]Nova Blue(ノバジェン)をトランスフォーメイションしてプラスミドを増幅し、プラスミドはWizard(登録商標)Miniprep Kit(プロメガ)により精製した。こうして得られたプラスミドは以下pDEST26-ABH8と表記する。
Entry clone (100〜300ng)
Destination vector (150 ng/μl) 2.0
5x LR Clonase TM Reaction Buffer 4.0
Tris-EDTA buffer (pH 8.0) to 16.0 μl
[1]トランスフォーメイションの前日にDU145細胞を2x105 cells/35 Φ dishにまき、細胞が50-70%になるまでCO2 incubaterで培養した(約24 hr)。[2]1.5 mlのシリコンチューブにOpti-MEM(インビトロジェン)を200μl入れ、TransIT(登録商標)-Prostate Transfection Reagentを6μl加えた後ボルテックスして室温で5分間インキュベートした。[3]2μgのpDEST26-ABH8をチューブに加えピペッティングし、室温で5分間インキュベートした。[4]Prostate Boost Reagentを2μl加えピペッティングし、室温で5分間インキュベートした。[5]あらかじめ温めておいたRPMI 1640 (シグマ)を2ml加えて転倒攪拌した後、培養液を除いた細胞上に滴下し、プレートを前後左右にふって攪拌した。[6]24時間後に細胞をはがして全量を90 Φ dishにまきなおし、さらに48時間インキュベートした。
[1]pDEST26-ABH8をトランスフェクションしたDU145細胞、およびコントロールとしてワイルドタイプのDU145細胞をそれぞれはがして1 mlのPBSに懸濁し、別々の1.5 mlチューブに全量回収した。[2]1500 rpmで2分間遠心して上清を取り除いた後、lysis buffer 200μlと100倍希釈したprotein inhibitor 2μlを加えて氷上で30分間インキュベートした。[3]1500 rpmで10分間遠心してそれぞれの上清を回収した。
[1]回収したそれぞれのライセートを12%SDS-PAGEを用いて電気泳動した。[2]これをニトロセルロース膜(スクレイチャー アンド スクウェル)に転写した後、3% BSA/TBS-Tを用いてブロッキングした。[3]TBS-Tで3回洗浄した後、1次抗体として10000倍に希釈したNo.1由来の抗ABH8ペプチド抗体を含む抗血清10 mlを加え1時間振とうし、再度TBS-Tで3回洗浄した。[4]2次抗体として10000倍に希釈したHRP標識抗rabbit IgG抗体(サンタクルス バイオテクノロジー)10 mlを加え1時間振とうし、TBS-Tで3回洗浄した。[5]化学発光試薬(アマシャム)を用いて抗原抗体複合体を検出した。
図9では左のレーンにpDEST26-ABH8をトランスフェクションしたDU145細胞、右のレーンにワイルドタイプのDU145細胞のウエスタンの結果を示している。図のように、ABH8高発現株とワイルドタイプのDU145細胞でともにABH8の推定質量 75 kDaに近い82 kDaのバンドを確認することができた。
tissue arrayを用いてヒトABH8の免疫組織化学染色を行った。
全ての組織は10%中性緩衝ホルマリンにより固定し、パラフィン中に包埋し、組織病理学的解析のために4μmに切片化した。脱パラフィン化の後、切片を1mM EDTA(pH8.0)に浸し、オートクレーブ中120℃で5分間熱した。切片を37℃にて1時間、抗血清の1:3000希釈(濃度1μm/ml)とインキュベートした。反応は引き続きHistofine SAB−PO(R)キット(ニチレイ社製)および色素としてジアミノベンジジン(diaminobenzidine)を用いて可視化し、ヘマトキシリンにより対比染色した。
以下は、癌種(陽性検体/試験検体)で表されている。
乳癌(26/28)、肺癌(腺癌3/13、扁平上皮癌3/16;但しいずれも極めて弱い)、腎癌(9/16;但し正常尿細管の方が強い)、膀胱癌(13/20)、前立腺癌(26/50)、胃癌(14/52);正常腺管、特に胃固有腺に強い反応)、大腸癌(33/57;但し正常腺管も弱いながら反応)、胆嚢癌(3/16;但し極めて弱い)、肝癌(4/8;但し正常幹細胞の方が強い)。
本実施例では、乳がん細胞株T47D、前立腺がん細胞株DU145、PC3、大腸がん細胞株HCT116を用いて、ABH8遺伝子についてRNAi解析を行い、その表現型を解析した。
細胞株はATCCより購入し、添付のプロトコールに従い培養を行った。ABH8siRNAはABH8遺伝子内の特異的な21merを選択しその配列を標的とするsiRNAを合成した(株式会社日本バイオサービスに合成委託)。
定量的RT−PCR法を用いて、ABH8siRNAの効果をmRNAレベルで検証した。ABH8siRNA導入後24時間の細胞から、Micro−to−Midi Total RNA Purification System(Invitrogen) を使用して、添付のプロトコールに従い、全RNAを抽出した。その後、SuperScript III First−Strand Synthesis System for RT−PCR(Invitrogen)を使用して、添付のプロトコールに従い、cDNAを合成した。
5’−GTTGAGCCATTTGGTCCCATAG−3’(配列番号14)
5’−CTCACGGAACACATGGTAGTAACG−3’(配列番号15)
ABH8siRNA導入後、4日目の生細胞数をAlamar Blue(Biosource)を用いて、添付のプロトコールに従い、Wallac 1420 Multilabel/Luminescence Counter ARVO(PerkinElmer)により測定した。
我々は更に別のABH8siRNA配列を用いて、ABH8siRNAによるDU145細胞での増殖抑制効果の検証を行い、増殖抑制の要因としてアポトーシス誘導について検証した。
コントロールsiRNAとして、B-Bridge ネガティブコントロール S5C-0600を使用した。
RNAiのトランスフェクションプロトコールは、以下のとおりであった。
1.35φdishに2 x 105 cellsのDU145細胞(血清(−)、抗生物質(−)のRPMI1640)で播種し、37℃、5% CO2で24時間インキュベートする。
2.2μM siRNA 100μlと血清(−)、抗生物質(−)のRPMI1640 100μlを混合する([1])。
3.DharmaFECTTM 1(DHARMACON)4μlと血清(−)、抗生物質(−)のRPMI1640 196μl を混合し室温で5分間放置する([2])。
4.[1][2]を混合し、室温で20分間放置する([3])。
5.培養中のDU145細胞の培地を血清(+)、抗生物質(−)のRPMI1640に変え、[2]を滴下して撹拌37℃、5% CO2でインキュベートする。
増殖アッセイは、以下のプロトコールに従って行った。
1.siRNAトランスフェクションから48時間後に96ウェルプレートに1 x 103cells/wellで播種する(Day0)。
2.Day1からDay6までの増殖をWST−1(DOJINDO)を用いてそのプロトコールに従い測定する。
3.Day1のOD値を1として比率で増殖率を表す。
アポトーシス解析を以下のプロトコールの通り行った。
1.siRNAトランスフェクションから48時間後に播種しなおす(Day0)。
2.Day0とDay3の細胞を回収し、Annexin V−FITC Apoptosis Detection Kit(BioVision)を用いてプロトコールに従い染色し、フローサイトメーターで解析する。
1.Promega社より市販されている「Caspase-Glo 3/7 Assay」を用いて、プロトコールに従い測定した。
2.siRNAトランスフェクショから48時間後に96ウェルプレートに1 x 104 cells/wellで播種する。
3.24時間後、Caspase-Glo 3/7 Assayの試薬を100μl添加し、1時間室温でインキュベーション後発光度をルミノメーターで測定する。グラフは、Control siRNAをトランスフェクションした細胞の発光度を1として示している。
図13は、増殖アッセイの結果を示す。
図に示されるように、コントロールsiRNAに比較して、ABH8siRNAcをトランスフェクションしたDU145細胞では、増殖が抑制されていることが確認された。
Claims (43)
- (a)配列番号1のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド、
(b)配列番号2のアミノ酸配列からなるヒトABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド、
(c)(a)もしくは(b)のポリヌクレオチドと相補的なヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズし、ABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド、または
(d)配列番号2のアミノ酸配列において、少なくとも1個のアミノ酸残基が欠失、置換、挿入、および/もしくは付加されたアミノ酸配列からなるABH8タンパク質をコードするヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド。 - 請求項1に記載の前記(c)または(d)のポリヌクレオチドであって、前記(a)または(b)のポリヌクレオチドのヌクレオチド配列に対して97%以上の相同性を有するヌクレオチド配列からなる、ポリヌクレオチド。
- 請求項1または2に記載のポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチド。
- 配列番号2のアミノ酸配列からなるヒトABH8タンパク質、または
配列番号2のアミノ酸配列において、少なくとも1個のアミノ酸残基が欠失、置換、挿入、もしくは付加されたアミノ酸配列からなるABH8タンパク質。 - 請求項4に記載のABH8タンパク質のアミノ酸配列を含有する、ポリペプチド。
- ヒトABH8遺伝子の発現阻害物質を有効成分として含有するがん治療剤。
- 前記ヒトABH8遺伝子の発現阻害物質が、
(a)ヒトABH8遺伝子の発現をRNAi効果により阻害する作用を有する核酸、
(b)ヒトABH8遺伝子の転写産物またはその一部に対するアンチセンス核酸、
および
(c)ヒトABH8遺伝子の転写産物を特異的に切断するリボザイム活性を有する核酸、
からなる群から選択される物質を含む、請求項6に記載のがん治療剤。 - 前記核酸が、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、または配列番号21の塩基配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項7に記載のがん治療剤。
- ヒトABH8タンパク質の活性阻害物質を有効成分として含有するがん治療剤。
- 前記ヒトABH8タンパク質の活性阻害物質が、
該ヒトABH8タンパク質に結合する抗体、
を含む、請求項9に記載のがん治療剤。 - 前記がんが、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんである、請求項6〜10のいずれかに記載のがん治療剤。
- ヒトABH8遺伝子の発現阻害物質をスクリーニングする方法であって、
(a)ヒトABH8遺伝子を発現する細胞に、被検化合物を接触させる工程、
(b)該ヒトABH8遺伝子の発現レベルを測定する工程、および
(c)被検化合物を接触させない場合と比較して、該発現レベルを低下させる化合物を選択する工程を包含する、スクリーニング方法。 - ヒトABH8タンパク質の活性阻害物質をスクリーニングする方法であって、
(a)ヒトABH8タンパク質と被検化合物とを接触させる工程、
(b)該ヒトABH8タンパク質と被検化合物との結合活性を測定する工程、および
(c)該ヒトABH8タンパク質と結合する化合物を選択する工程を包含する、スクリーニング方法。 - ヒトABH8タンパク質に結合する抗体。
- 請求項14に記載の抗体を含有するがん治療剤。
- 放射性同位元素、治療タンパク質、低分子の薬剤、または治療遺伝子を担持したベクターをさらに含有する、請求項15に記載のがん治療剤。
- 前記がんが、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんである、請求項15または16に記載のがん治療剤。
- 請求項14に記載の抗体を含有するがん診断剤。
- 前記がんが、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんである、請求項18に記載のがん診断剤。
- 請求項14に記載の抗体を含有するがん診断用キット。
- 前記がんが、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんである、請求項20に記載のがん診断用キット。
- 被験者由来の生体試料中のABH8タンパク質をがんマーカーとして検出および/または定量する方法。
- (a)被験者由来の生体試料と、ABH8タンパク質に結合する抗体とを接触させる工程、および
(b)前記試料中での前記抗体と、ABH8タンパク質との結合を検出および/または定量する工程、
を包含する、請求項22に記載の方法。 - 前記生体試料が、細胞または組織切片である、請求項22または23に記載の方法。
- 前記生体試料が、全血、血漿、血清、または尿である、請求項22または23に記載の方法。
- 前記抗体とABH8タンパク質との結合を、免疫組織化学染色により検出および/または定量する、請求項22〜24のいずれかに記載の方法。
- がんの診断に用いるための請求項22〜26のいずれかに記載の方法。
- 前記がんが、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんである、請求項27に記載の方法。
- 配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、または配列番号21の塩基配列を有する、ポリヌクレオチド。
- ABH8遺伝子の発現阻害物質を有効成分として含有するがん治療剤であって、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、または配列番号21の塩基配列を有するポリヌクレオチドを含有する、がん治療剤。
- 被験者由来の生体試料中の抗ABH8自己抗体をがんマーカーとして検出および/または定量する方法。
- 前記生体試料が、細胞または組織切片である、請求項31に記載の方法。
- 前記生体試料が、全血、血清、血漿、または尿である、請求項31に記載の方法。
- ABH8抗原を用いて、前記抗ABH8自己抗体を検出および/または定量する、請求項31〜請求項33のいずれかに記載の方法。
- 前記生体試料とABH8抗原とを接触させる工程、および
前記生体試料中の抗ABH8自己抗体とABH8抗原との結合を検出および/または定量する工程
を包含する、請求項34に記載の方法。 - 前記検出および/または定量する工程が、抗ABH8自己抗体に対する標識された抗体を用いて、ABH8と抗ABH8自己抗体との結合を検出および/または定量することを包含する、請求項35に記載の方法。
- ウエスタンブロット法、ラジオイムノアッセイ(RIA)、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)、サンドイッチ免疫測定法、蛍光免疫測定法(FIA)、時間分解蛍光免疫測定法(TRFIA)、酵素免疫測定法(EIA)、発光免疫測定法(LIA)、電気化学発光免疫測定法(ECLIA)、ラテックス凝集法、免疫沈降アッセイ、沈降素反応法、ゲル拡散沈降素反応法、免疫拡散検定法、凝集素検定法、補体結合検定法、免疫放射分析検定法、蛍光免疫検定法、およびプロテインA免疫検定法からなる群から選択される免疫測定法に従う、請求項31〜請求項36のいずれかに記載の方法。
- 乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんの診断に用いるための、請求項31〜請求項37のいずれかに記載の方法。
- ABH8抗原を含有する、被験者由来の生体試料中の抗ABH8自己抗体をがんマーカーとして検出および/または定量するためのキット。
- 抗ABH8自己抗体に対する標識された抗体をさらに含み、当該抗体を、前記ABH8抗原と前記抗ABH8自己抗体との結合を検出および/または定量するために利用する、請求項39に記載のキット。
- ウエスタンブロット法、ラジオイムノアッセイ(RIA)、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)、サンドイッチ免疫測定法、蛍光免疫測定法(FIA)、時間分解蛍光免疫測定法(TRFIA)、酵素免疫測定法(EIA)、発光免疫測定法(LIA)、電気化学発光免疫測定法(ECLIA)、ラテックス凝集法、免疫沈降アッセイ、沈降素反応法、ゲル拡散沈降素反応法、免疫拡散検定法、凝集素検定法、補体結合検定法、免疫放射分析検定法、蛍光免疫検定法、およびプロテインA免疫検定法からなる群から選択される免疫測定法に従って前記検出および/または定量を行うための、請求項39または請求項40に記載のキット。
- 乳がん、膀胱がん、前立腺がん、または大腸がんの診断に用いるための、請求項39〜請求項41のいずれかに記載のキット。
- ABH8抗原を含有する、被験者由来の生体試料中の抗ABH8自己抗体をがんマーカーとして検出および/または定量するための、がん診断剤。
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