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JP2008178191A - 電動モータ - Google Patents

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JP2008178191A
JP2008178191A JP2007007922A JP2007007922A JP2008178191A JP 2008178191 A JP2008178191 A JP 2008178191A JP 2007007922 A JP2007007922 A JP 2007007922A JP 2007007922 A JP2007007922 A JP 2007007922A JP 2008178191 A JP2008178191 A JP 2008178191A
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eccentric shaft
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laminated core
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JP2007007922A
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Tomohide Tanaka
智秀 田中
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Hitachi Astemo Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】偏心軸部による重量のアンバランスを好適に打ち消すとともに、絶縁部材の組み付けを簡単に行う。
【解決手段】軸心に対して偏心した偏心軸部を有する回転軸に固定される積層コア41と、積層コア41の積層方向の端部に装着される絶縁部材と、この絶縁部材を介して積層コア41に巻回されるマグネットワイヤと、を備え、積層コア41は、複数のコア部材41Aと、コア部材41Aの一部を切除して形成される切除部41dを有して、偏心軸部により生じる重量のアンバランスを打ち消すカットコア部材41B,41Bと、を備え、カットコア部材41B,41Bが、少なくとも積層コア41の積層方向の端部に配置されるコア部材41Aよりも積層方向の内側に配置されてなることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動モータに関し、例えば、車両用ブレーキ液圧制御装置に用いられて好適な電動モータに関する。
車両用ブレーキ液圧制御装置の基体に装着される往復動ポンプの動力源として機能する電動モータは、回転軸に往復動ポンプのプランジャを駆動する偏心軸部が設けられている。このような偏心軸部を有する電動モータでは、回転時に偏心軸部による重量のアンバランスが生じ、これに起因する振動が騒音の原因となる。このため、従来では、回転軸に固定される積層コアに、偏心軸部による重量のアンバランスを打ち消すための部材を取り付けたり、積層コアの積層方向端部に積層されるコア部材を部分的に削除することによって、積層コアの重量のバランスを調整することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
具体的に、この電動モータにおいては、積層コアのコア部材を積層コアの端部から複数枚分にわたって、所定の大きさに切り欠くことによって積層コアの重量のバランスを調整し、偏心軸部による回転時の重量のアンバランスを打ち消している。
特開平6−6944号公報
しかしながら、前記特許文献1においては、積層コアの端部に所定の大きさの切除部が形成されてしまうため、積層コアの端部に絶縁部材を組み付けると、絶縁部材の内側に切除部による空隙が形成されてしまい、巻回されるマグネットワイヤ(電機子巻線)のテンションによって、絶縁部材が切除部側にたわんだり歪んだりする虞があった。
この場合に、絶縁部材の内側に前記空隙に配置可能な突部を設けて、この突部を空隙に配置するように絶縁部材を積層コアに組み付けることで、巻回されるマグネットワイヤのテンションに抗するようにすることが可能ではある。
しかしながら、そのように構成すると、積層コアに絶縁部材を組み付けるに際して、絶縁部材の突部を積層コアの空隙に位置合わせしなければならず、組み付け作業が極めて煩雑になるという問題が生じる。
特に、積層コアに形成した切除部は、組み付け時の目視判別が難しく、組み付け作業が煩雑であった。
このような観点から、本発明は、偏心軸部による重量のアンバランスを好適に打ち消すことができるとともに、絶縁部材の組み付けが簡単な電動モータを提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明は、軸心に対して偏心した偏心軸部を有する回転軸と、この回転軸に固定される積層コアと、この積層コアの積層方向の端部に装着される絶縁部材と、この絶縁部材を介して前記積層コアに巻回されるマグネットワイヤと、を備えた電動モータであって、前記積層コアは、複数のコア部材と、このコア部材の一部を切除して形成される切除部を有して、前記偏心軸部により生じる重量のアンバランスを打ち消すカットコア部材と、を備えて構成され、前記カットコア部材が、少なくとも前記積層コアの積層方向の端部に配置される前記コア部材よりも積層方向の内側に配置されてなることを特徴とする。
この電動モータによれば、偏心軸部により生じる重量のアンバランスを打ち消すカットコア部材が、積層コアの積層方向の端部に配置されるコア部材よりも積層方向の内側に配置される構成であるので、積層コアの積層方向の端部にカットコア部材の切除部が位置することがない。したがって、積層コアの積層方向の端部は、切除部による凹凸がない形状とされ、従来のような絶縁部材の内側に対して切除部に対応する突部を設けるときのように、絶縁部材を積層コアに組み付ける際に、絶縁部材と積層コアとの間で組み付けの位置合わせを行う必要がない。これにより、絶縁部材を積層コアに組み付ける際の装着が簡単になり生産性が向上する。
また、絶縁部材が切除部のないコア部材に支持されるため、絶縁部材のたわみや歪を防止することができ、長期的に安定した電動モータの作動を実現することができる。
また、本発明は、前記カットコア部材は、前記積層コアの積層方向における前記偏心軸部に近い側の端部近傍に配置されており、前記偏心軸部の偏心軸心と、前記切除部の中心部とが、前記積層コアの半径方向に一致する構成とするのがよい。
この電動モータによれば、偏心軸部の偏心軸心と、切除部の中心部とが積層コアの半径方向に一致するので、偏心軸部の静止時および回転時の重量のアンバランスをより好適に打ち消すことができ、安定した回転を実現することができる。
また、本発明は、前記カットコア部材は、前記積層コアの積層方向の前記偏心軸部から遠い側の端部近傍にも配置されており、前記偏心軸部に近い側に配置された前記カットコア部材と、前記偏心軸部から遠い側に配置された前記カットコア部材とは、前記回転軸の前記軸心を挟んで前記切除部が相互に対向するように配置されている構成とするのがよい。
このように構成された電動モータによれば、回転軸の軸心を挟んで切除部が相互に対向するように配置されているので、偏心軸部を設けることによる重量のアンバランス、特に回転時の重量のアンバランスをより好適に打ち消すことができ、安定した回転を実現することができる。
また、本発明は、前記偏心軸部に近い側の前記カットコア部材は、その前記切除部が、前記偏心軸部から遠い側の前記カットコア部材の前記切除部よりも大きく形成されている構成とするのがよい。
このように構成された電動モータによれば、偏心軸部を設けることによる静止時および回転時の重量のバランスを最適化することができ、より一層安定した回転を実現することができる。
また、本発明は、前記カットコア部材は、前記積層コアの少なくとも1箇所において、連続して複数積層される構成とするのがよい。このように構成された電動モータによれば、積層コアの少なくとも1箇所において、積層コアの積層方向に切除部が連続し、偏心軸部を設けることによる重量のアンバランス、特に回転時の重量のアンバランスを好適に打ち消すことができて、安定した回転を実現することができる。また、積層コアの積層時にカットコア部材が連続して積層されるので、積層コアを形成する際の作業性を向上させることができる。
本発明によれば、偏心軸部による重量のアンバランスを好適に打ち消すことができるとともに、絶縁部材の組み付けが簡単な電動モータが得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態においては、車両用ブレーキ液圧制御装置に使用される電動モータを例示するが、本発明に係る電動モータの用途を限定する趣旨ではない。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態に係る電動モータMは、車両用ブレーキ液圧制御装置Uに適用されて、基体100に装着される往復動ポンプPの動力源となるものであり、基体100の一面に一体的に固着される。
なお、基体100には、電動モータMのほか、基体100に形成された取付穴に組み付けられる、往復動ポンプP、常開型の電磁弁101、常閉型の電磁弁102、圧力センサ103、リザーバ104、コントロールハウジング105などが取り付けられる。コントロールハウジング105には、図2に示すように、電動モータMや電磁弁101,102を制御する制御基板106のほか、電動モータMに電力を供給するための接続端子107や電磁弁101,102を駆動させるための電磁コイル108などが収容されている。
電動モータMは、モータハウジング10、固定子20、回転軸30、回転子40、コンミュテータ(整流子)50、ブラシ60などを備えている。
モータハウジング10は、略有底円筒状に形成されたヨーク11と、このヨーク11の開口部に覆設されるカバー12とからなる。ヨーク11の底部には、ボールベアリング11bが固定されている。また、カバー12の内側には、ボールベアリング12aが固定されている。
回転軸30は、ボールベアリング11b,12aに回転自在に支持される主軸部31と、この主軸部31の端面に突設された偏心軸部32と、この偏心軸部32の端面に突設された先端軸部33とを備えている。偏心軸部32には、図1に示す往復動ポンプPのプランジャ(図示略)に当接するボールベアリング32aが嵌め込まれていて、偏心軸部32とボールベアリング32aとでプランジャに往復運動をさせるための偏心カムが構成されている。なお、先端軸部33は、主軸部31と同軸で、基体100の装着穴110に固定されたボールベアリング33aに回転自在に支持される。なお、基体100と電動モータMとの間にはシール部材111が介設される。
回転子40は、回転軸30の主軸部31に嵌め込まれた積層コア41と、この積層コア41を覆う絶縁部材としてのインシュレータ42a,42bと、積層コア41に形成されたスロットに巻き付けられたマグネットワイヤ(電機子巻線)43とを備えている。なお、回転子40は、固定子20の内周側に位置している。
積層コア41は、図3に示すように、複数のコア部材41Aおよびカットコア部材41B,41Bが積層されてなり、積層方向の両端部にインシュレータ42a,42bが組み付けられる。また、積層コア41の中心部には、主軸部31(図2参照、以下同じ)が挿通される挿通孔41cが形成されている。ここで、カットコア部材41B,41Bは、積層コア41の積層方向の端部に配置されるコア部材41Aよりも積層方向の内側に配置されている。なお、カットコア部材41B,41Bは、同形状に形成されているので、以下の説明においては主としてカットコア部材41Bについて説明する。
コア部材41Aは、図4に示すように、環状部411と、この環状部411から放射状に設けられた複数のティース片41aとを有し、中央部に前記挿通孔41c(図3参照)を形成する孔部41cが形成されている。後記するように、積層コア41を構成した状態で、積層された状態のティース片41aには、インシュレータ42a,42bを介してマグネットワイヤ43(図2参照)が巻回される。孔部41cの孔壁には、主軸部31に形成された図示しないスプラインがかみ合う溝41cが形成されている。
カットコア部材41B,41Bは、前記のように積層コア41内に積層されて積層コア41を構成しているコア部材41Aに挟み込まれており、積層コア41の積層方向における偏心軸部32(図2参照)に近い側の端部(以下、一端部と称する。)近傍に配置されている。
カットコア部材41Bは、コア部材41Aの一部を切除した形状を呈している。すなわち、カットコア部材41Bは、コア部材41Aの一部を切除して形成される切除部41dを有しており、この切除部41dによって、回転時に回転軸30の偏心軸部32(図2参照、以下同じ)により生じる重量のアンバランスを打ち消す機能を備えてる。本実施形態では、ティース片41aを切除して短いティース片41aとすることによって、切除部41dが形成されている。なお、形成される切除部41dの大きさ(ティース片41aの個数および切除長さ)は、偏心軸部32の偏心量、積層コア41の重量等を考慮して適宜設定される。この例では、周方向に隣合う3つのティース片41aを基端部近傍(環状部411の近傍)から切除して3つのティース片41aを形成し、切除部41dを形成している。
このようなカットコア部材41Bは、前記のように、積層コア41の一端部側において、積層コア41の一端部に配置されるコア部材41Aよりも積層方向の内側に配置されている。ここで、2枚のカットコア部材41B,41Bは、切除部41dの位置を同じにして連続して配置(重ねられて配置)されており、図5に示すように、積層コア41の積層方向から見たときに、偏心軸部32の偏心軸心O2と、切除部41dの中心部(周方向の中心部(切除部41dにおける図心))T1との位置関係が、積層コア41の半径方向に一致するように配置されている。つまり、カットコア部材41B,41Bは、回転軸30の軸心O1から偏心軸心O2を通るように延ばした直線L1の延長上に、その切除部41dの中心部T1が位置するように位置合わせされて積層されている。
このような偏心軸部32の偏心軸心O2と、切除部41dの中心部T1との位置関係は、偏心軸部32の静止時および回転時の重量のアンバランスをより好適に打ち消すことに寄与する。
図4に示すように、インシュレータ42a,42bは、絶縁材料、例えば、樹脂成形材料から構成されており、有底円筒状の基部421と、この基部421に一体に形成された放射状のカバー部422とを備えている。基部421には、回転軸30の主軸部31が挿通される挿通孔部423が形成されている。また、カバー部422には、複数の側壁424が突設されている。この側壁424は、積層されたコア部材41Aおよびカットコア部材41B,41Bの隣合うティース片41aの間に挿入されて、ティース片41aにより形成される側壁面を覆うようになっている。この側壁424は、隣接する一対の側壁424同士が一体に形成されており、図4において、積層コア41に装着される側を手前側に向けて図示したインシュレータ42bに表されているように、平面視で略C字形状を呈している。
このようなインシュレータ42a,42bを、積層コア41に組み付けると、図3に示すように、各側壁424の端部には、ティース片41aの各端部41b(積層コア41の外周面)が露出するようになっている。
図2に示すように、コンミュテータ50は、回転子40とボールベアリング12aの間において主軸部31に嵌め込まれていて、主軸部31とともに回転する。コンミュテータ50の外周面にはブラシ60が接触する。
ブラシ60は、ブラシスプリングとしてのコイルばね73bによりコンミュテータ50側に付勢された状態でブラシ収容部73に移動可能に収容されていて、コイルばね73bの付勢力によって、その先端面がコンミュテータ50の外周面に接触するようになっている。
ブラシホルダ70は、ホルダ本体70Aと、このホルダ本体70Aから突出する棒状部70Bとを有しており、ホルダ本体70Aをカバー12と回転子40との間においてヨーク11に嵌め込むことで固定される。
棒状部70Bは、電動モータMを基体100に組み付けたときに、基体100に形成された挿通孔109に挿通され、その先端部がコントロールハウジング105側に突出する。棒状部70Bには、導電体からなる給電路78が二つ内包(一つだけを図示)されており、その基端部がホルダ本体70Aから棒状部70B内へと突設された接続端子70cに接続され、また、先端部が、電動モータMを基体100に組み付けたときに、コントロールハウジング105の接続端子107に接続される。
以上のように構成された電動モータMの積層コア41は、図4に示すように、複数のコア部材41Aおよびカットコア部材41B,41Bを所定枚数積層して、これらが一体となるように固定(かしめ固定等)することによって形成される。ここで、カットコア部材41B,41Bは、前記したように、積層コア41の一端部側において、積層コア41の一端部に配置されるコア部材41Aよりも積層方向の内側となるように一端部近傍に配置されている。
そして、組み上がった積層コア41の積層方向の両端部に、インシュレータ42a,42bを組み付ける。ここで、積層コア41の一端部には、カットコア部材41B,41Bが配置されておらず、切除部41dが位置することはないので、インシュレータ42aを一端部に組み付ける際に、従来のような煩雑な位置合わせを必要とせず、インシュレータ42aの組み付けを簡単に行うことができる。そして、さらに、積層コア41に形成されたスロットにマグネットワイヤ43を巻き付けることによって回転子40が製作される。
次に、図6に示すように、このようにして組み立てられた回転子40、およびコンミュテータ50を、回転軸30に圧入して組み付ける。この場合、図5に示すように、偏心軸部32の偏心軸心O2と、切除部41dの中心部(周方向の中心部)T1との位置関係が、積層コア41の半径方向に一致するように組み付けを行う。そして、図6に示すように、ブラシ60等をブラシホルダ70に組み付け、このブラシホルダ70を、回転軸30に挿入する。さらに、その上から、ボールベアリング12aを圧入したカバー12を、回転軸30に圧入して組み付け、最後に、これを、ボールベアリング11bおよび固定子20が予め固定されたヨーク11に圧入して組み付ける。そして、回転軸30の偏心軸部32にベアリング32a(図2参照)を圧入して組み付ける。
これによって電動モータMが製作される。
以上のように構成された本実施形態に係る電動モータMによると、偏心軸部32により生じる重量のアンバランスを打ち消すカットコア部材41B,41Bが、積層コア41の一端部に配置されるコア部材41Aよりも積層方向の内側に配置される構成であるので、積層コア41の一端部にカットコア部材41B,41Bの切除部41d(切除部空間41D1)が位置することがない。したがって、積層コア41の一端部は、切除部41dによる凹凸がない形状とされ、インシュレータ42aを積層コア41に組み付ける際には、従来のような絶縁部材の内側に対して切除部に対応する突部を設けるときのような位置合わせを行う煩雑さがない。これにより、インシュレータ42aを積層コア41に組み付ける際の装着が簡単になり生産性が向上する。
また、インシュレータ42a,42bのたわみや歪を防止することができ、長期的に安定した電動モータMの作動を実現することができる。
また、偏心軸部32の偏心軸心O2と、切除部41dの中心部T1とが、積層コア41の積層方向から見たときに積層コア41の半径方向に一致するので、偏心軸部32の静止時および回転時の重量のアンバランスをより好適に打ち消すことができ、安定した回転を実現することができる。
また、カットコア部材41B,41Bは、連続して積層されているので、積層コア41の積層方向に2つの切除部41dが連続して一つの大きな切除部空間41D1が形成されるようになり、偏心軸部32の回転時の重量のアンバランスを好適に打ち消すことができて、安定した回転を実現することができる。また、積層コア41の積層時にカットコア部材41B,41Bが連続して積層されるので、積層コア41を形成する際の作業性を向上させることができる。
なお、電動モータMが小型である場合には、ヨーク11内の限られたスペースにおいて、積層コア41の周りに部材を取り付けることによって重量のアンバランスを取り消すように構成することが難しいため、このように積層コア41の一端部のコア部材41Aの積層方向の内側にカットコア部材41B,41Bを設けて、インシュレータ42a,42bのたわみや歪みを防止しつつ重量のアンバランスを取り消すように構成することは、電動モータMのさらなる小型化を図る上で効果的である。
また、前記実施形態では、周方向に隣合う3つのティース片41aをその基端部近傍から切除して3つのティース片41aを形成し、切除部41dを形成したが、これに限られることはなく、ティース片41aを周方向に一つ置きや二つ置きに切除してティース片41aを形成し、複数の切除部41dを形成するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る電動モータについて説明する。
本実施形態の電動モータMが前記第1実施形態と異なるところは、図7に示すように、前記したカットコア部材41B,41Bに加えて、積層コア41’の積層方向の偏心軸部32から遠い側の端部(以下、他端部と称する。)近傍にカットコア部材41B,41Bを配置して、他端部側にも切除部41d’(切除部空間41D2)が形成されるように構成した点であり、その他の点に変わりはない。
積層コア41’は、図8に示すように、複数のコア部材41Aおよびカットコア部材41B,41Bに加えてカットコア部材41B,41Bが積層されてなり、積層方向の両端部にインシュレータ42a,42bが組み付けられる。ここで、カットコア部材41B,41Bは、前記のように、積層コア41’の一端部に配置されるコア部材41Aよりも積層方向の内側に配置されており、また、カットコア部材41B,41Bは、積層コア41’の他端部に配置されるコア部材41Aよりも積層方向の内側に配置されている。
本実施形態では、一端部側のカットコア部材41B,41Bの切除部41dが、他端部側のカットコア部材41B,41Bに設けられる切除部41d’よりも大きくなるように設定されている。つまり、偏心軸部32から遠い側の他端部側には、一端部側の切除部空間41D1よりも小さくされた切除部空間41D2が形成されるようになっている。なお、カットコア部材41B,41Bは、同形状に形成されているので、以下の説明においては主としてカットコア部材41Bについて説明する。
カットコア部材41Bは、前記のように積層コア41’内に積層されて積層コア41を構成しているコア部材41Aに挟み込まれている。カットコア部材41Bは、前記したカットコア部材41Bと基本的形状を同一としているが、切除部41d’を形成するティース片41a’は、その切除位置が前記したカットコア部材41Bの切除部41dを形成するティース片41aの切断位置に比べてティース片41aの先端部側寄りとされている。これによって、2枚のカットコア部材41B,41Bにより他端部側に形成される切除部空間41D2は、一端部側の切除部空間41D1に比べてその容積が小さなものとされる。なお、形成される切除部41d’の大きさ(ティース片41a’の個数および切除長さ)は、偏心軸部32の偏心量、積層コア41’の重量、切除部空間41D1の大きさ等を考慮して適宜設定される。この例では、周方向に隣合う3つのティース片41aを切除して3つのティース片41a’を形成し、切除部41d’を形成している。
このようなカットコア部材41B,41Bは、前記のように、積層コア41’の他端部に配置されるコア部材41Aよりも積層方向の内側に配置されており、これによって、積層コア41’には、両端部近傍にカットコア部材41B,41Bと、カットコア部材41B,41Bとが配置される構成となっている。ここで、2枚のカットコア部材41B,41Bは、切除部41d’の位置を同じにして連続して配置されており、また、図9に示すように、積層コア41’の積層方向から見たときに、回転軸30の軸心O1を挟んで、切除部41dと切除部41d’とが相互に対向するように配置(径方向反対側に配置)されている。つまり、2枚のカットコア部材41B,41Bは、回転軸30の軸心O1を挟んで、この軸心O1と切除部41dの中心部T1とを通る直線L2の延長上に切除部41d’の中心部T2(周方向の中心部(切除部41d’における図心))が位置するように位置合わせされて積層されている。また、積層コア41の積層方向から見たときに、偏心軸部32の偏心軸心O2は、直線L2上において回転軸30の軸心O1よりも切除部41dの中心部T1寄りに位置している。つまり、偏心軸部32の偏心軸心O2と、切除部41dの中心部T1とが、積層コア41の半径方向に一致している。
このような切除部41dの中心部T1と切除部41d’の中心部T2との位置関係は、偏心軸部32を設けることによる重量のアンバランス、特に回転時の重量のアンバランスをより好適に打ち消すことに寄与する。
以上のように構成された電動モータMの積層コア41’は、図8に示すように、複数のコア部材41A、カットコア部材41B〜41Bを所定枚数所定位置に積層して、これらが一体となるように固定(かしめ固定等)することによって形成される。ここで、カットコア部材41B〜41Bは、前記したように、積層コア41’の両端部に配置されるコア部材41Aよりも積層方向の内側に配置され、積層コア41’の積層方向の両端部には、コア部材41Aが位置するように構成される。
したがって、積層コア41’の両端部は、切除部41d,41d’による凹凸がない形状とされ、インシュレータ42a,42bを積層コア41’に組み付ける際には、従来のような絶縁部材の内側に対して切除部に対応する突部を設けるときのような位置合わせを行う煩雑さがない。これにより、インシュレータ42a,42bを積層コア41’に組み付ける際の装着が簡単になり生産性が向上する。
また、インシュレータ42a,42bのたわみや歪を防止することができ、長期的に安定した電動モータMの作動を実現することができる。
また、積層コア41’の積層方向から見たときに回転軸30の軸心O1を挟んで切除部41d,41d’が相互に対向するように配置されているので、偏心軸部32を設けることによる重量のアンバランス、特に回転時の重量のアンバランスをより好適に打ち消すことができ、安定した回転を実現することができる。
また、偏心軸部32に近い側となる一端部側のカットコア部材41B,41Bは、その切除部41dが、偏心軸部32から遠い側の他端部のカットコア部材41B,41Bの切除部41d’よりも大きく形成されているので、偏心軸部32を設けることによる静止時および回転時の重量バランスを最適化することができ、より一層安定した回転を実現することができる。
なお、本実施形態では、積層コア41’の両端部でカットコア部材41B〜41Bの枚数を2枚ずつ配置する構成としたが、これに限られることはなく、例えば、一端部側を3枚にするとともに他端部側を2枚にして構成してもよい。また、切除部41d,41d’の大きさも適宜選択して設定することができ、さらに、カットコア部材41B〜41Bごとに異なる大きさに形成してもよい。
また、本実施形態では、周方向に隣合う3つのティース片41aを切除して、3つのティース片41a(41a’)を形成し、切除部41d(41d’)を形成したが、これに限られることはなく、ティース片41aを周方向に一つ置きや二つ置きに切除してティース片41a(41a’)を形成し、複数の切除部41d(41d’)を形成するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る電動モータが使用された車両用ブレーキ液圧制御装置を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電動モータが使用された車両用ブレーキ液圧制御装置を示す分解側断面図である。 インシュレータを組み付けた積層コアを示した拡大斜視図である。 回転子の分解斜視図である(マグネットワイヤ省略)。 偏心軸部と切除部との位置関係を示す模式図である。 組み付け時の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る電動モータが使用された車両用ブレーキ液圧制御装置を示す分解側断面図である。 回転子の分解斜視図である(マグネットワイヤ省略)。 積層コアの両端部に設けられた切除部の相互の位置関係を示す模式図である。
符号の説明
M 電動モータ
10 モータハウジング
11 ヨーク
30 回転軸
31 主軸部
32 偏心軸部
40 回転子
41 積層コア
41A コア部材
41a ティース片
41a,41a’ ティース片
41d,41d’ 切除部
41D1,41D2 切除部空間
42a,42b インシュレータ(絶縁部材)
43 マグネットワイヤ
100 基体
41B,41B カットコア部材
41B,41B カットコア部材
M 電動モータ
O1 軸心
O2 偏心軸心
T1,T2 中心部
U 車両用ブレーキ液圧制御装置

Claims (5)

  1. 軸心に対して偏心した偏心軸部を有する回転軸と、
    この回転軸に固定される積層コアと、
    この積層コアの積層方向の端部に装着される絶縁部材と、
    この絶縁部材を介して前記積層コアに巻回されるマグネットワイヤと、を備えた電動モータであって、
    前記積層コアは、
    複数のコア部材と、このコア部材の一部を切除して形成される切除部を有して、前記偏心軸部により生じる重量のアンバランスを打ち消すカットコア部材と、を備えて構成され、
    前記カットコア部材が、少なくとも前記積層コアの積層方向の端部に配置される前記コア部材よりも積層方向の内側に配置されてなることを特徴とする電動モータ。
  2. 前記カットコア部材は、前記積層コアの積層方向における前記偏心軸部に近い側の端部近傍に配置されており、前記偏心軸部の偏心軸心と、前記切除部の中心部とが、前記積層コアの半径方向に一致することを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記カットコア部材は、前記積層コアの積層方向の前記偏心軸部から遠い側の端部近傍にも配置されており、
    前記偏心軸部に近い側に配置された前記カットコア部材と、前記偏心軸部から遠い側に配置された前記カットコア部材とは、前記回転軸の前記軸心を挟んで前記切除部が相互に対向するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電動モータ。
  4. 前記偏心軸部に近い側の前記カットコア部材は、その前記切除部が、前記偏心軸部から遠い側の前記カットコア部材の前記切除部よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電動モータ。
  5. 前記カットコア部材は、前記積層コアの少なくとも1箇所において、連続して複数積層されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電動モータ。
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