JP2008169440A - 薄肉低降伏比高張力鋼板およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】C:0.045〜0.08%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.6〜2.0%を含み、P、S、Al、Nを適正量含み、さらにMo、Wを、(Mo+W/2)が0.08〜0.20%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、溶接割れ感受性指標Pcmが0.22%以下の組成の鋼素材に、圧延終了温度が表面で800〜950℃の範囲の温度となる熱間圧延と、800℃〜300℃の温度範囲を、平均冷却速度で0.5〜2℃/sの範囲の冷却速度で冷却する処理と、を順次施す。更に、Cu、Ni、Cr、V、Nb、Ti、Bのうちから選ばれた1種または2種以上、および/または、Ca、REMのうちから選ばれた1種または2種を含有してもよい。
【選択図】図2
Description
また、建築構造物の高層化や大スパン化などに伴い、従来より高い強度を有する、例えば、590MPa級高張力鋼材の建築構造物への適用が増加している。
このような問題に対して、二相域熱処理や焼戻し熱処理の省略、すなわち、非調質化が考えられる。例えば、特許文献1には、粗圧延の後に加速冷却を行って、オーステナイト(γ)を過冷却したうえで、フェライト(α)変態を促進するための仕上圧延を行い、さらに仕上圧延後に加速冷却を行うことで軟質相であるαの微細化と軟質相と硬質相の比率を適切に制御して高靭性と低降伏比化を両立させる、低降伏比高張力鋼材の製造方法が開示されている。特許文献1に記載された技術によれば、高価な合金元素の添加や生産性の低い複雑な熱処理を必要とすることなく、低降伏比高張力鋼材が製造できるとしている。
特許文献8、特許文献9、特許文献10に記載された技術は、鋼片にAr3変態点以上で圧延を完了する熱間圧延を施した後、冷却を開始する前に、所定の温度になるまで空冷してフェライトを生成させ、二相域から冷却して、低降伏比を図る方法である。しかし、このような方法では、わずかな冷却開始温度の違いによっても、フェライト生成率が異なってくるため、材質ばらつきが大きくなる。そのため、実際にこの方法で鋼板を製造する場合には、厳密な冷却開始温度の管理が必要となり、安定製造が困難になるという問題があった。
また、特許文献13に記載された技術では、冷却停止温度を300℃以下と低温化しているため、冷却停止時の温度が鋼板内で大きくばらつき、鋼板に歪が発生したり、鋼板内に残留応力が発生する場合がある。このため、特許文献13に記載された技術で製造された鋼板では、鋼板をガス切断するときに、いわゆる条切りキャンバーと呼ばれる歪が発生するため、製造条件の厳密な管理を必要とするという問題がある。
mass%で0.05%C−0.2%Si−1.18%Mn−0.015%P−0.003%S−0.032%Al−0.0033%Nを基本成分として、さらにCu、Ni、Cr、Mo、W、V、Nb、Ti、Bの1種または2種以上を含有して、炭素当量Ceq(=C+Mn/6+Si/24+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14)を0.39%に一定としたスラブに、熱間圧延を施して12mm厚の厚鋼板とし、その後、800〜300℃の温度範囲を、該温度範囲の平均で板厚中央部の冷却速度が0.9℃/sとなるように冷却し、その後300℃から室温までを空冷した。
得られた結果を、YS、TS、YRと(Mo+W/2)との関係で図1に示す。図1から、Mo+W/2を0.08%以上0.20%以下とすれば、引張強さTS:590MPa以上でかつ降伏比YR:80%以下を確保することができることがわかる。
得られた結果を、YS、TS、YRと、800〜300℃の温度範囲における板厚中央部の平均冷却速度との関係で図2に示す。図2から、800℃から300℃の平均冷却速度が0.5℃/s以上2.0℃/s以下であれば、引張強さTS:590MPa以上でかつ降伏比YR:80%以下を確保することができることがわかる。
(1)mass%で、C:0.045〜0.08%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.6〜2.0%、P:0.020%以下、S:0.005%以下、Al:0.1%以下、N:0.0060%以下を含み、さらにMoおよび/またはWを次(1)式
0.08 ≦ Mo+W/2 ≦ 0.20 ……(1)
(ここで、Mo、W:各元素の含有量(mass%))
を満足するように含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、かつ次(2)式
Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B ……(2)
(ここで、C、Si、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo、V、B:各元素の含有量(mass%))
で定義される溶接割れ感受性指標Pcmが0.22%以下である組成を有し、少なくとも板厚方向中央部の組織が、フェライト相を主相とし、20体積%以下の硬質相を含む複合組織であることを特徴とする板厚6mm以上19mm未満の薄肉低降伏比高張力鋼板。
(3)(1)または(2)において、前記組成に加えてさらに、mass%で、Ca:0.0002〜0.0050%、REM:0.0002〜0.0050%のうちから選ばれた1種または2種を含有する組成とすることを特徴とする薄肉低降伏比高張力鋼板。
(4)mass%で、C:0.045〜0.08%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.6〜2.0%、P:0.020%以下、S:0.005%以下、Al:0.1%以下、N:0.0060%以下を含み、さらにMoおよび/またはWを次(1)式
0.08 ≦ Mo+W/2 ≦ 0.20 ……(1)
(ここで、Mo、W:各元素の含有量(mass%))
を満足するように含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、かつ次(2)式
Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B ……(2)
(ここで、C、Si、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo、V、B:各元素の含有量(mass%))
で定義される溶接割れ感受性指標Pcmが0.22%以下である組成を有する鋼素材に、圧延終了温度が表面温度で800〜950℃の範囲の温度となる熱間圧延と、該熱間圧延終了後、800℃〜300℃の温度範囲を、平均冷却速度で0.5〜2℃/sの範囲で冷却する冷却処理と、を順次施すことを特徴とする板厚6mm以上19mm未満の薄肉低降伏比高張力鋼板の製造方法。
(6)(4)または(5)において、前記鋼素材が、前記組成に加えてさらに、mass%で、Ca:0.0002〜0.0050%、REM :0.0002〜0.0050%のうちから選ばれた1種または2種を含有する組成を有する鋼素材とすることを特徴とする薄肉低降伏比高張力鋼板の製造方法。
まず、本発明鋼板における組成限定理由について記載する。なお、以下、とくにことわらない限り、%はmass%を意味する。
Cは、鋼の強度を増加させる元素であり、本発明では引張強さTS:590MPa以上を確保するためには、0.045%以上の含有を必要とする。しかし、0.08%を超えて過剰にCを含有すると母材靭性が低下するとともに、低温割れ感受性を増大させる。このため、本発明ではCは0.045〜0.08%の範囲に限定した。
Siは、脱酸剤として作用し、製鋼上0.05%以上の含有を必要とする。一方、0.50%を超えて含有すると母材靭性が低下する。このため、Siは0.05〜0.50%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.10〜0.40%である。
Mn:0.6〜2.0%
Mnは、鋼の焼入れ性の向上を介して、強度を向上させる元素である。このような効果を確保するためには、0.6%以上の含有を必要とする。一方、2.0%を超える含有は、溶接性を著しく低下させる。このため、本発明では、Mnは0.6〜2.0%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.80〜1.60%である。
Pは、不純物として鋼中に不可避的に含有される元素であり,鋼の靭性を劣化させるため、できるだけ低減することが望ましい。特に、0.020%を超える含有は、著しく靭性を低下させる。このため、本発明ではPは0.020%以下に限定した。
S:0.005%以下
Sは、不純物として鋼中に不可避的に含有される元素であり、鋼の靭性や板厚方向引張試験における絞りを低下させるため、できるだけ低減することが望ましい。特に、0.005%を超えて含有すると、上記した特性の低下傾向が著しくなる。そのため、Sは0.005%以下に限定した。
Alは、脱酸剤として作用する元素であり、溶鋼の脱酸プロセスにおいて、脱酸剤としてもっとも汎用的に使用される。このような効果を得るためには0.001%以上含有することが望ましいが、0.1%を超える含有は、粗大な酸化物を形成して、鋼板母材の延性を著しく低下させる。このため、Alは0.1%以下に限定した。なお、好ましくは、0.020〜0.080%である。
Nは、固溶Nとして存在すると、歪時効後の母材靭性や溶接熱影響部靭性を低下させる。このため、Nは0.0060%以下に限定した。
上記成分に加えてさらに、本発明では、Moおよび/またはWを含有する。
MoおよびWは、強度を確保しつつ、低降伏比化を図るために、重要な元素であり、本発明では、MoまたはW、あるいはMoおよびWを、次(1)式
0.08≦ Mo+W/2 ≦0.20 ……(1)
(ここで、Mo、W:各元素の含有量(mass%))
を満足するように含有する。(Mo+W/2)が0.08%未満では、引張強さTSが590MPa以上、かつ降伏比YRが80%以下を確保することができない。一方、(Mo+W/2)が0.20%を超えるようにMo、Wを含有すると、降伏比80%以下を満足できない。そのため、Moおよび/またはWは、(Mo+W/2)が0.08〜0.20%の範囲となるように、すなわち(1)式を満足するように、含有するよう規定した。
Pcm は、溶接時の割れ感受性を示す溶接割れ感受性指標であり、次(2)式
Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B ……(2)
(ここで、C、Si、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo、V、B:各元素の含有量(mass%))
で定義される。なお、(2)式を用いてPcm値を計算する場合、含有されない元素は零として計算するものとする。
本発明鋼板は、上記した成分を基本成分とするが、更に、必要に応じて、Cu:0.03〜1%、Ni:0.03〜2%、Cr:0.05〜1%、V:0.01〜0.1%,Nb:0.005〜0.1%、Ti:0.005〜0.05%、B:0.0002〜0.0050%のうちから選ばれた1種または2種以上、および/または、Ca:0.0002〜0.0050%、REM:0.0002〜0.0050%のうちから選ばれた1種または2種、を含有してもよい。
Cu、Ni、Cr、V、Nb、Ti、Bはいずれも、鋼板の強度を向上させる元素であり、必要に応じて、選択して1種又は2種以上含有できる。
Cu:0.03〜1%
Cuは、靭性を低下させずに強度を向上させる有効な元素であり、このような効果を得るためには、0.03%以上の含有を必要とする。一方、1%を超える含有は、熱間圧延時に表面疵を多発させる。このため、Cuは0.03〜1%の範囲に限定することが好ましい。
Niは、靭性を低下させずに強度を向上させる有効な元素であり、このような効果を得るためには、0.03%以上の含有を必要とする。一方、2.0%を超える含有は、効果が飽和し含有量に見合う効果が期待できず経済的に不利となる。このため、Niは、0.03〜2%の範囲に限定することが好ましい。
Crは、合金コストを著しく上昇させることなく強度を向上させる有効な元素であり、このような効果を得るためには、0.05%以上の含有を必要とする。一方、1%を超える含有は、溶接性を低下させる。このため、Crは、0.05〜1%の範囲に限定することが好ましい。
Vは、析出強化により鋼板の強度を向上させる有効な元素であり、このような効果を得るためには、0.01%以上の含有を必要とする。一方、0.1%を越える含有は、溶接性を低下させる。このため、Vは0.01〜0.1%の範囲に限定することが好ましい。
Nb:0.005〜0.1%
Nbは、析出強化により鋼板の強度を向上させる有効な元素であり、このような効果を得るためには、0.005%以上の含有を必要とする。一方、0.1%を越える含有は、溶接性を低下させる。このため、Nbは0.005〜0.1%の範囲に限定することが好ましい。
Tiは、Nb、Vと同様の上記した作用に加えて、Nを固定し、溶接熱影響部靭性を改善するために有用な元素であり、このような効果を得るためには、0.005%以上の含有を必要とする。一方、0.05%を超えて含有すると、溶接熱影響部靭性が低下する。このため、Tiは0.005〜0.05%の範囲に限定することが好ましい。
Bは、極微量の添加で焼入れ性を向上させ、それにより鋼板の強度を向上させる有効な元素であり、このような効果を得るためには、0.0002%以上の含有を必要とする。一方、0.0050%を超えて含有すると、溶接性が低下する。このため、Bは0.0002〜0.0050%の範囲に限定することが好ましい。
Ca、REMはいずれも、板厚方向の延性、溶接熱影響部靭性を改善する元素であり、必要に応じて選択して1種または2種を含有できる。
Ca:0.0002〜0.0050%
Caは、Sを固定することにより、MnSの生成を抑制して、板厚方向の絞り特性を改善したり、また、溶接熱影響部靭性を改善する効果も有する。このような効果を得るためには、0.0002%以上の含有を必要とする。一方、0.0050%を超える過剰の含有は、母材靭性を低下させる。したがって、Caは0.0002〜0.0050%の範囲に限定することが好ましい。
REMは、Sを固定することにより、MnSの生成を抑制して、板厚方向の絞り特性を改善したり、また、溶接熱影響部靭性を改善する効果も有する。このような効果を得るためには、0.0002%以上の含有を必要とする。一方、0.0050%を超える過剰の含有は、母材靭性を低下させる。したがって、REMは0.0002〜0.0050%の範囲に限定することが好ましい。
本発明鋼板は、上記した組成を有し、さらに、少なくとも板厚方向中央部が、フェライト相を主相とし、20体積%以下の硬質相を含む複合組織を有する。なお、板厚方向中央部とは、表層部分を除く範囲、すなわち板厚の1/4〜1/2の領域をいうものとする。
つぎに、本発明鋼板の製造方法について説明する。
上記した組成の溶鋼を、転炉などの常用の溶製炉で溶製し、連続鋳造法や、造塊-分塊法などの常用の方法で、スラブ(鋼素材)とする。ついで、鋼素材に、熱間圧延と、該熱間圧延後直ちに冷却する冷却処理とを施し、板厚:6mm以上19mm未満の薄肉高張力鋼板とする。
熱間圧延の加熱温度は、特に限定する必要はないが、1050〜1250℃の範囲の温度に加熱することが好ましい。加熱温度が1050℃未満では、変形抵抗が大きくなり、圧延機負荷が増大する。一方、1250℃を越えると、熱間圧延時に表面疵が発生しやすくなる。そのため、加熱温度は1050〜1250℃の範囲とするのが望ましい。
熱間圧延終了後、直ちに冷却処理を施す。
以下、実施例に基づき、さらに本発明について詳細に説明する。
得られた鋼板について、組織観察、引張試験、シャルピー衝撃試験、y形溶接割れ試験を実施し、組織、引張特性、靭性、および耐溶接割れ性を調査した。試験方法は次のとおりとした。
得られた鋼板から組織観察用試験片を採取し、圧延方向に平行な断面(L方向断面)を研磨、ナイタールで腐食し、板厚1/4t位置について、走査型電子顕微鏡で断面組織を5視野以上観察し、撮像して、画像解析により組織分率を求めた。
(2)引張試験
得られた鋼板から、JIS Z 2201の規定に準拠して、JIS 13B号試験片を採取し、JIS Z 2241の規定に準拠して引張試験を実施し、引張特性(降伏強さYS、引張強さTS)をもとめ、降伏比YRを算出した。
得られた鋼板の板厚1/2t位置から、JIS Z 2242の規定に準拠して、Vノッチ試験片を採取し、シャルピー衝撃試験を実施し、0℃における吸収エネルギーvE0(J)および破面遷移温度vTrs(℃)を求めた。なお、板厚12mm以上の鋼板については、フルサイズ試験片(10mm厚)、板厚12mm未満の鋼板については、ハーフサイズ試験片(5mm)を用いた。
得られた鋼板から、JIS Z 3158の規定に準拠してy形溶接割れ試験片を採取し、25℃において、JIS Z 3158の規定に準拠してy形溶接割れ試験を実施し、割れの有無を調査した。
得られた結果を表3に示す。
Claims (6)
- mass%で、
C:0.045〜0.08%、 Si:0.05〜0.50%、
Mn:0.6〜2.0%、 P:0.020%以下、
S:0.005%以下、 Al:0.1%以下、
N:0.0060%以下
を含み、さらにMoおよび/またはWを下記(1)式を満足するように含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、かつ下記(2)式で定義される溶接割れ感受性指標Pcmが0.22%以下である組成を有し、少なくとも板厚方向中央部の組織が、フェライト相を主相とし、20体積%以下の硬質相を含む複合組織であることを特徴とする板厚6mm以上19mm未満の薄肉低降伏比高張力鋼板。
記
0.08 ≦ Mo+W/2 ≦ 0.20 ……(1)
ここで、Mo、W:各元素の含有量(mass%)
Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B ……(2)
ここで、C、Si、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo、V、B:各元素の含有量(mass%) - 前記組成に加えてさらに、mass%で、Cu:0.03〜1%、Ni:0.03〜2%、Cr:0.05〜1%、V:0.01〜0.1%,Nb:0.005〜0.1%、Ti:0.005〜0.05%、B:0.0002〜0.0050%のうちから選ばれた1種または2種以上を含有する組成とすることを特徴とする請求項1に記載の薄肉低降伏比高張力鋼板。
- 前記組成に加えてさらに、mass%で、Ca:0.0002〜0.0050%、REM:0.0002〜0.0050%のうちから選ばれた1種または2種を含有する組成とすることを特徴とする請求項1または2に記載の薄肉低降伏比高張力鋼板。
- mass%で、
C:0.045〜0.08%、 Si:0.05〜0.50%、
Mn:0.6〜2.0%、 P:0.020%以下、
S:0.005%以下、 Al:0.1%以下、
N:0.0060%以下
を含み、さらにMoおよび/またはWを下記(1)式を満足するように含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、かつ下記(2)式で定義される溶接割れ感受性指標Pcmが0.22%以下である組成を有する鋼素材に、圧延終了温度が表面温度で800〜950℃の範囲の温度となる熱間圧延と、該熱間圧延終了後、800℃〜300℃の温度範囲を、平均冷却速度で0.5〜2℃/sの範囲で冷却する冷却処理と、を順次施すことを特徴とする板厚6mm以上19mm未満の薄肉低降伏比高張力鋼板の製造方法。
記
0.08 ≦ Mo+W/2 ≦ 0.20 ……(1)
ここで、Mo、W:各元素の含有量(mass%)
Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B ……(2)
ここで、C、Si、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo、V、B:各元素の含有量(mass%) - 前記鋼素材が、前記組成に加えてさらに、mass%で、Cu:0.03〜1%、Ni:0.03〜2%、Cr:0.05〜1%、V:0.01〜0.1%,Nb:0.005〜0.1%、Ti:0.005〜0.05%、B:0.0002〜0.0050%のうちから選ばれた1種または2種以上を含有する組成を有する鋼素材とすることを特徴とする請求項4に記載の薄肉低降伏比高張力鋼板の製造方法。
- 前記鋼素材が、前記組成に加えてさらに、mass%で、Ca:0.0002〜0.0050%、REM:0.0002〜0.0050%のうちから選ばれた1種または2種を含有する組成を有する鋼素材とすることを特徴とする請求項4または5に記載の薄肉低降伏比高張力鋼板の製造方法。
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