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JP2008169196A - 皮膚外用剤 - Google Patents

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聖 杉本
Sosen Gai
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Abstract

【課題】天然物を利用して安全に使用することができ、肌に張りを与え、皮膚疾患を防止し、より高い美肌効果や老化防止効果等を有する皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】烈香杜鵑と蜂蜜を適宜含有した皮膚外用剤であり、特に皮膚に張りを与え、皮膚機能を改善し、皮膚疾患を防止する成分を含有する。烈香杜鵑からの抽出物であって、皮脂や、老人臭、痒み、フケ、頭脂等を抑える成分を含有する。烈香杜鵑から得られる抽出物は、水またはアルコールのうち少なくとも一方に溶解する成分である。前記烈香杜鵑から得られる抽出物は、クリームまたはパック剤に配合され、またはパップ剤のゲル中に配合される。
【選択図】なし

Description

この発明は、皮膚に塗布または貼着して美容効果やその他の薬効を与える皮膚外用剤に関する。
従来、美容効果等をもつ皮膚外用剤等は、目的に合わせていろいろな成分が含まれている。例えば、特許文献1の化粧品には、化粧品基材と、蜂蜜と、ローヤルゼリーの有機溶媒による抽出物と、プロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物とが含有されている。この化粧品の効果として、高い保湿性及び高い抗酸化性により、高い肌荒れ抑制効果を得ることができる。
特許文献2の抗酸化剤及び皮膚外用剤には、烈香杜鵑又は蔵錦鶏児から得られる抽出物が含有されている。この皮膚外用剤の効果として、しわを始めとする皮膚の老化現象の防止効果を得ることができる。
特開2002−173413号公報 特開2003−212779号公報
上記特許文献1,2は、蜂蜜による保湿性、抗酸化作用を開示したものと、烈香杜鵑の抗酸化作用を開示したものであるが、肌に張りを与え皮膚疾患を防止し、美白効果等も得られ、バランスよく肌を整える効果が得られる皮膚外用剤等は開示しておらず、示唆もしていない。従って、これらの要望に応えられる皮膚外用剤が求められていた。
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、天然物を利用して安全に使用することができ、肌に張りを与え、皮膚疾患を防止し、より高い美肌効果や老化防止効果を有する皮膚外用剤を提供することを目的とする。
本発明は、烈香杜鵑を含有した皮膚外用剤であり、特に皮膚に張りを与え、皮膚機能を改善し、脂腺分泌抑制作用及びメラニン値低下作用を備え、皮膚疾患を防止する成分等を含有したものである。さらに、皮脂や、老人臭、痒み、フケ、頭脂等を抑える成分を含有する。また、烈香杜鵑から得られる抽出物と蜂蜜やその他の成分を含有したものでも良い。
烈香杜鵑の抽出物を得るための抽出溶媒は、例えば、水、又はエタノール、プロパノール、ブタノール等の低級アルコール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類、又はこれらの混合物等が挙げられる。抽出は、低温、常温でも加熱して行なっても良い。効果の面より低温での抽出が好ましい。得られた抽出物は、適宜、精製、ろ過しても良く、また常法により濃縮した液体でも良く、さらには乾燥固化、フリーズドライ等により固体化、粉末化して混合しても良い。
皮膚外用剤は、美容液、クリームやパック剤、パップ剤等であり、それぞれに適した皮膚外用剤基材を用い、前記皮膚外用剤基材に烈香杜鵑と蜂蜜が含有されている。皮膚外用剤がクリームの場合、烈香杜鵑抽出物の配合量は、重量%で、1%〜10%であるが、最適量は2〜4%であり、蜂蜜の配合量は0〜1%であるが、最適量は0〜0.3%である。皮膚外用剤が美容パックの場合、烈香杜鵑抽出物の配合量は、30%〜70%、最適量40%〜60%であり、蜂蜜の配合量は30%〜70%、最適量40%〜60%である。皮膚外用剤が湿布パックの場合、パック剤中の烈香杜鵑抽出物の配合量は、0.005%〜15%、最適量0.05%〜10%であり、蜂蜜の配合量は0.005%〜15%、最適量0.05%〜10%である。皮膚外用剤は、この他に医薬品や頭髪料等でもよい。また、パップ剤のゲル中に配合されていてもよい。
本発明の皮膚外用剤は、皮膚に塗布または貼着することにより、肌に張りを与え、皮膚のたるみを防止し、皮脂や頭脂を抑え、老人臭も抑えるものである。また、頭皮の状態を改善し、フケも抑える。その他皮膚機能を改善し、皮膚疾患を防止し、痒みを抑え、美肌効果や、皮膚の剥離を防止する。さらに蜂蜜を含有させることにより、美白美肌効果、張りを与え、乾燥を防止し、殺菌効果も得ることができる。
そして本発明によりこれらの異なる効果を同時且つ相乗的に得ることができ、バランスよく効果的に肌を整える。また、烈香杜鵑や蜂蜜は天然物であり、安全に使用することができ、使用者に安心感を与えることができる。
以下、この発明の実施形態について詳細に説明する。この発明の皮膚外用剤の実施形態である化粧品は、皮膚に塗布するクリームであり、皮膚外用剤基材と、烈香杜鵑の抽出物を含有するものである。また、蜂蜜を適宜含有するものである。
ここで、烈香杜鵑について説明する。烈香杜鵑は、学名をRhododendron anthopogonoises Maximといい、チベットで民間薬として重宝されてきたものである。近年は、優れた抗酸化効果を持つことが確認されている。
烈香杜鵑の抽出物を得るための抽出溶媒は、例えば、水、エタノール、プロパノール、ブタノール等の低級アルコール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類、又はこれらの混合物等が挙げられる。これらのうち、水単独、水とエタノールとの混液、水と1,3−ブチレングリコールとの混液が好ましく、エタノール又は1,3−ブチレングリコールと水との比率が1:1〜1:99(体積比)のものが更に好ましい。抽出は、低温、常温でも加熱して行なっても良い。効果の面より低温での抽出が好ましい。得られた抽出物は、適宜に、精製、ろ過しても良く、また常法により濃縮、乾燥固化して用いても良い。
また蜂蜜は、ミツバチにより集められた花の蜜であり、保湿効果又は微生物の付着を緩和する効果があるとされ、美白効果、美肌効果がある。
次に、この実施形態のクリームの配合成分について説明する。配合成分は、例えば、油成分として、ステアリン酸(ステアリン酸850、750)、ミツロウ、セチルアルコール、ラノリン、固形パラフィン、ワセリン、ホホバ油、ヒマシ油、スクワラン、オレイン酸、オリーブ油、馬油、流動パラフィン、シリコンオイル、MOD(ミリスチン酸オクチルドデシル)等を用いることができる。また、保湿剤としては、グリセリン、1.3ブチレングリコール、ソルビトール、プロピレングリコール等を用いる。乳化剤として、ステアリルアルコール、ステアリン酸モノグリセリンエステル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート等を配合し、これらを精製水に混合する。さらに、適宜増粘剤として、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ポリビニルアルコール等配合しても良く、防腐剤として、メチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン等、その他添加剤として、アルギニン、トレハロース、ヒアルロン酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、エデト酸2ナトリウム等を配合すると良い。これらの配合割合は、適宜用途に合わせて、公知の例にならい配合すればよい。
なお、烈香杜鵑抽出物の配合量は1%〜10%であるが、最適量は2〜4%である。蜂蜜の配合量は0〜1%であるが、最適量は0〜0.3%である。
次にこのクリームの調整方法について説明する。一般的な油相の各成分を混合したものと、水相の各成分を混合したものをそれぞれ70℃に加熱し完全溶解する。そして、加熱溶解した油相の成分に、加熱溶解した水相の成分を加えて乳化機で乳化する。この乳化物を冷却し、容器に充填してクリームの製品とする。
この実施形態のクリームによれば、烈香杜鵑により、肌に張りを与える、しわを伸ばす、皮脂を抑える、頭脂を抑える、老人臭を抑える、頭皮の改善、たるみを取る、フケ症を抑える、皮膚疾患の改善、痒みを抑える、美肌効果、皮膚の剥離を防止する等の、効果が期待される。
さらに、烈香杜鵑抽出物に蜂蜜を添加することにより、二つの成分が効率よく肌に作用し、しわの防止等のアンチエイジング効果や、美肌美白効果が高くなるものである。そして、烈香杜鵑と蜂蜜の効果を同時に相乗的に発揮し、バランスよく肌を整えることができる。また烈香杜鵑と蜂蜜は天然物であり、安全に使用することができ、使用者に安心感を与えることができる。
なお、この発明の皮膚外用剤は、上記実施の形態に限定されず、顔や頭皮その他皮膚に用いる美容液、美容パックや湿布用パップ等、用途を自由に選択可能である。美容パックの場合、烈香杜鵑抽出物のパック剤中の配合量は、30%〜70%、最適量40%〜60%であり、蜂蜜を配合量する場合は30%〜70%、最適量40%〜60%である。湿布用パップの場合、烈香杜鵑抽出物の配合量は、0.005%〜15%、最適量0.05%〜10%であり、蜂蜜を配合する場合は0.005%〜15%、最適量0.05%〜10%である。この他に、医薬品や頭髪料等に使用してもよい。
次に、この発明の実施形態のクリームについて、モニター試験を行った。モニター試験は、6名がこの発明の皮膚外用剤のクリームを使用し、16名がパック剤についてこの発明の皮膚外用剤を用いた。クリームを用いた場合のモニター評価の平均値を図1に示す。クリームの基材は一般的なもので、特別の薬効のない基材を用い、その基材中に烈香杜鵑抽出物2%と蜂蜜0.3%を含有するものを用いた。また、この発明のパック剤を使用した結果を、同様に図2に示す。パック剤中の烈香杜鵑抽出物は50%、蜂蜜30%である。
採点方法は、しっとり感等の12項目について、このクリームやパックの使用により肌の状態が改善されたかを、改善度(%)で評価した。改善度(%)の内容は主観的であるが、変化なし又はわからないと言う範囲が0〜20%、ほとんど変化なしは20%〜40%の範囲、少し改善されたと感じた場合は40%〜60%、改善されたと感じた場合は60%〜80%、非常に改善されたと感じた場合は80%〜100%の範囲で回答した。
この結果、クリームを使用した場合、平均値(%)ではほとんどの項目で50%以上を示し、肌の状態が改善されたと感じる人が多いことを示す。また、パックに用いた場合、ほぼ全ての項目で75%以上を示し、肌の状態が大幅に改善されたと感じる人が多いことを示した。表1に、アンケート項目による効果を示す。
Figure 2008169196
次に、この発明の実施形態の烈香杜鵑から得られる抽出物を含有した美容液について、モニター試験を行った。皮膚に乾燥などの悩みを持つ男女14名を2グループに分け、それぞれ下記A,Bの皮膚改善剤である美容液を8日間使用してもらい、以下の5点についてアンケートを取った。アンケートの記入は、毎晩洗顔後、下記A,Bの各皮膚改善剤を顔全体に塗布し、30分後洗い流した状態で行った。
尚、臭いの感知方法として、夕方洗顔前に両小鼻の脇を指で拭ってもらい、それで得られるものとした。アンケートは、1〜5までの段階で数字が大きくなるほど評価項目に対する有効性が高いことを示す。
Figure 2008169196
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以上の結果、蜂蜜を含む皮膚改善剤Aのほうが、質問1から5に対する効果が大きいことが確かめられた。また、蜂蜜を含まない烈香杜鵑抽出物の美容液についても、痒みや体臭の改善に効果があることが確かめられた。
次に、この発明の実施形態の烈香杜鵑から得られる抽出物を含有した美容液について、モニター試験を行った。モニター試験は、被験者に対して本試験の目的等について文書と口頭により十分に説明し、文書による同意を得ることのできた12名の成人女性健康被験者(年齢31〜51歳、平均年齢±SD:45.0±6.9歳)を対象とした。
まず、単回塗布試験による烈香杜鵑抽出物の美容液の効果を調べた。実験方法は以下の通りである。
脂腺分泌抑制作用について、十分な洗顔および拭き取りを終えた各被験者を室温22〜23℃、室内の湿度50%の環境下で30分間安静に保った後、各被験者の額2cm四方にCUTOMETER MPA580(株式会社インテグラル製)に付属するSebumeter SM815プローブを30秒間密着させ、脂肪分の分泌量を測定した。その後、実施例2の皮膚改善剤Bと同様の烈香杜鵑抽出物の美容液1gを各被験者の額2cm四方に塗布し、同室内にて30分間安静に保った後、十分拭き取った後、同測定器にて当該塗布部位および非塗布部位の脂肪分泌量を計測した。なお、測定は各部位に対して3回ずつ実施した。
次に、烈香杜鵑抽出物の美白作用について実験した。実施例2の皮膚改善剤Bと同様の烈香杜鵑抽出物の美容液を、両手の十分な洗浄および拭き取りを終えた各被験者を室温22〜23℃、室内の湿度50%の環境下で30分間安静に保ったのち、各被験者の左手の甲2cm四方にCUTOMETER MPA580に付属するMexameterプローブを数秒間密着させ、メラニン値を測定した。その後、実施例2の皮膚改善剤Bと同様の烈香杜鵑抽出物の美容液1gを各被験者の左手の甲2cm四方に塗布し、同室内にて30分間安静に保った後、十分拭き取った後、同測定器にて当該塗布部位および右手の非塗布部の甲のメラニン値を計測した。なお、測定は各部位に対して3回ずつ実施した。
次に、烈香杜鵑抽出物の皮膚弾力性増大作用について実験した。上記実験と同様に、両手の十分な洗浄および拭き取りを終えた各被験者を室温22〜23℃、室内の湿度50%の環境下で30分間安静に保ったのち、各被験者の左手の甲2cm四方にCUTOMETER MPA580の皮膚粘弾性測定用プローブを数秒間密着させ、弾力性を測定した。その後、実施例2の皮膚改善剤Bと同様の烈香杜鵑抽出物の美容液1gを各被験者の左手の甲2cm四方に塗布し、同室内にて30分間安静に保った後、十分拭き取った後、同測定器にて当該塗布部位および右手の非塗布部の甲の弾力性を計測した。なお、測定は各部位に対して3回ずつ実施した。
次に、連続塗布試験を行った。試験は、単回塗布試験を実施した日から、各被験者宅で夜の就寝前に、実施例2の皮膚改善剤Bと同様の烈香杜鵑抽出物の美容液1gを額および左手の甲の各2cm四方に連続7日間塗布し、最終塗布日の翌日に、以下の各測定を実施した。
脂腺分泌抑制作用について、十分な洗顔および拭き取りを終えた各被験者を室温22〜23℃、室内の湿度50%の環境下で30分間安静に保った後、過去7日間にわたって各被験者が烈香杜鵑抽出物美容液1gを塗布し続けた額の部位2cm四方と、非塗布部位の額の2cm四方にCUTOMETER MPA580(株式会社インテグラル製)に付属するSebumeter SM815プローブを30秒間密着させ、脂肪分の分泌量を測定した。なお、測定は各部位に対して3回ずつ実施した。
美白作用について、両手の十分な洗浄および拭き取りを終えた各被験者を室温22〜23℃、室内の湿度50%の環境下で30分間安静に保ったのち、過去7日間にわたって各被験者が実施例2の皮膚改善剤Bと同様の烈香杜鵑抽出物の美容液を連続塗布し続けた左手の甲2cm四方のほか、非塗布部位である右手の甲2cm四方にCUTOMETER MPA580に付属するMexameterプローブを数秒間密着させ、メラニン値を測定した。なお、測定は各部位に対して3回ずつ実施した。
皮膚弾力性増大作用について、両手の十分な洗浄および拭き取りを終えた各被験者を室温22〜23℃、室内の湿度50%の環境下で30分間安静に保ったのち、過去7日間にわたって各被験者が、実施例2の皮膚改善剤Bと同様の烈香杜鵑抽出物の美容液を連続塗布し続けた左手甲の部位2cm四方と、非塗布部位の右手の甲部2cm四方にCUTOMETER MPA580の皮膚粘弾性測定用プローブを数秒間密着させ、弾力性を測定した。なお、測定は各部位に対して3回ずつ実施した。
皮膚角質層水分保持能増大作用について、両手の十分な洗浄および拭き取りを終えた各被験者を室温22〜23℃、室内の湿度50%の環境下で30分間安静に保ったのち、過去7日間にわたって各被験者が実施例2の皮膚改善剤Bと同様の烈香杜鵑抽出物の美容液1gを塗布し続けた左手の甲2cm四方にSKICON−200EX(I.B.S社製)の皮膚角質層水分測定用プローブを数秒間密着させ、皮膚角質層の伝導度(Conductance)を測定した。なお、測定は各部位に対して3回ずつ実施した。
以上の実験についての統計解析は、単回塗布試験では塗布前と塗布後の同一部位のそれぞれで得られた12例の平均値について、また、連続塗布試験では、塗布部位と非塗布部位のそれぞれで得られた12例の平均値について、Student t検定を行った。
その結果、以下のことが分かった。まず、脂腺分泌抑制作用については、図3に示すように、単回塗布試験と連続塗布試験のいずれの場合も、額部の脂肪分泌量は烈香杜鵑抽出物の塗布によって約40%有意に低下した。
また美白作用であるメラニン値低下作用は、図4に示すように、手の甲部のメラニン値は烈香杜鵑抽出物美容液の単回塗布によっては有意な変化は認められなかったが、7日間の連続塗布では非塗布部に比しメラニン値は約10%低下した。
皮膚弾力性増大作用については、図5に示すように、単回塗布および連続塗布のいずれの場合も、皮膚の弾力性に有意な変化は認められなかった。
さらに、角質層水分保持能増大作用について、図6に示すように、連続塗布後の左手甲部の角質層水分保持能は、統計上は有意ではないものの、非塗布部に比べおよそ20%上昇する傾向が認められた。
この実験によれる単回および連続塗布試験の結果、顕著な脂肪分泌量の抑制が認められたこと、さらにメラニン値も連続塗布により有意に低下したことから、烈香杜鵑抽出物には、皮脂の分泌過剰を抑える効果があることが分かった。皮脂の分泌過剰は、にきび、脂漏性湿疹、ふけ、油性皮膚、油性毛髪、脱毛症などを引き起こす原因と考えられるので、上述の各種皮膚症状の予防、ならびに美白の面で、きわめて有用性が高いと判断される。
一方、統計上は有意ではなかったものの、烈香杜鵑抽出物の連続塗布により、角質層水分保持能も高まる傾向にあったことから、肌のハリや潤いに効果的であることが示唆された。
この発明の一実施例のクリームを使用した結果の、各評価項目の平均を示すグラフである。 この発明の一実施例のパックを使用した結果の、各評価項目の平均を示すグラフである。 この発明の他の実施例の烈香杜鵑抽出物美容液を使用した結果の、皮膚脂肪分泌量の影響を示すグラフである。 この発明の他の実施例の烈香杜鵑抽出物美容液を使用した結果の、皮膚のメラニン値を示すグラフである。 この発明の他の実施例の烈香杜鵑抽出物美容液を使用した結果の、皮膚弾力性への影響を示すグラフである。 この発明の他の実施例の烈香杜鵑抽出物美容液を使用した結果の、皮膚角質層の伝導度(Conductance)の影響を示すグラフである。

Claims (7)

  1. 烈香杜鵑と蜂蜜を含有したことを特徴とする皮膚外用剤。
  2. 烈香杜鵑から得られる抽出物を含有し、脂腺分泌抑制作用、皮膚メラニン値低下作用、及び皮膚弾力性増大作用のうちの少なくとも一つの作用を備えたことを特徴とする皮膚外用剤。
  3. 烈香杜鵑から得られる抽出物を含有したことを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。
  4. 前記烈香杜鵑から得られる抽出物は、水及びアルコールのうち少なくとも一方に溶解する成分であることを特徴とする請求項2又は3記載の皮膚外用剤。
  5. 前記烈香杜鵑から得られる抽出物は、美容液に配合されることを特徴とする請求項4記載の皮膚外用剤。
  6. 前記烈香杜鵑から得られる抽出物は、クリームまたはパック剤に配合されて成ることを特徴とする請求項4記載の皮膚外用剤。
  7. 前記烈香杜鵑から得られる抽出物は、パップ剤のゲル中に配合されていることを特徴とする請求項4記載の皮膚外用剤。
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