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JP2008038868A - エンジン発電装置 - Google Patents

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JP2008038868A
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Nobuhiro Shirai
信宏 白井
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

【課題】大きな負荷を投入したり、遮断したりする際の瞬時周波数変動率を小さく抑えることができ、従来よりも大きな負荷への電力供給を安定して行うことができるエンジン発電装置を提供する。
【解決手段】交流同期発電機12と、該発電機を駆動するディーゼルエンジン11と、該エンジンの回転数を一定に保つ調速手段である電子ガバナ14と、前記発電機の出力を開閉する開閉器18とを備えたエンジン発電機において、前記開閉器18を開閉させる開閉器操作信号S2を、前記電子ガバナ14によってエンジンを増減速させる電子ガバナ制御信号S3を出力した後に出力する開閉器制御手段19を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン発電装置に関し、詳しくは、エンジンで交流同期発電機を駆動して一定周波数の電力を負荷に供給するエンジン発電装置であって、特に、様々な負荷への電力供給に用いられる可搬式エンジン発電装置に関する。
ディーゼルエンジン等のエンジンで交流同期発電機を駆動するエンジン発電装置では、発電機からモータ等の負荷に供給する周波数の変動率が小さいことが求められ、一定の負荷を投入、遮断したときの瞬時周波数変動率が±10%以下に定められる場合が多い。このため、エンジンの回転数を検出し、検出回転数に基づいて燃料噴射量を調節することにより、負荷の変動にかかわらず、エンジンの回転数、即ち出力周波数を一定に保つようにした調速手段、例えば電子ガバナと呼ばれる自動調速装置が設けられている。
さらに、大きな負荷変動にも迅速に対応できるように、発電機の出力側に設けた負荷変動検出手段によって負荷の急速変動を検出し、負荷変動の大きさに応じて強制的にエンジンを制御する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−238847号公報
しかし、特許文献1に記載された制御装置においても、変動が生じてからフィードバック制御を行うため、大きな負荷変動の瞬間に周波数が大きく変動することは避けられない。したがって、瞬時周波数変動率を小さくするためには、負荷を限定したり、エンジン出力に余裕のある大きなエンジンを採用したり、電子ガバナのゲインや応答性を高めたりすることが考えられる。しかしながら、負荷を限定すると発電装置の用途が限定されてしまうことになり、大きなエンジンを採用すると装置コストやランニングコストの上昇を招き、電子ガバナのゲインや応答性を高めると安定度が低下してハンチングが発生するおそれがある。
そこで本発明は、大きな負荷を投入したり、遮断したりする際の瞬時周波数変動率を小さく抑えることができ、従来よりも大きな負荷への電力供給を安定して行うことができるエンジン発電装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のエンジン発電装置は、交流同期発電機と、該発電機を駆動するエンジンと、該エンジンの回転数を一定に保つ調速手段と、前記発電機の出力を開閉する開閉器とを備えたエンジン発電機において、前記開閉器の開閉信号を、前記調速手段の増減速信号を出力した後に出力する開閉器制御手段を設けたことを特徴としている。
また、前記開閉器制御手段は、前記開閉器に閉信号を出力する際には、前記調速手段に増速信号を出力してから一定時間後に閉信号を出力し、前記開閉器に開信号を出力する際には、前記調速手段に減速信号を出力してから一定時間後に開信号を出力することを特徴としている。
さらに、前記開閉器を複数備え、各開閉器にそれぞれ接続される負荷の負荷量が異なるときには、負荷量が最大の負荷に接続される開閉器に前記開閉器制御手段を設けたことを特徴としている。
本発明のエンジン発電装置によれば、開閉器を開閉する前に増減速信号を調速手段に出力してエンジンの回転数を増減速させるようにしたので、フィードバック制御に比べて瞬時周波数変動率を小さく抑えることができる。これにより、従来の発電装置では周波数変動率が10%を超えるために使用できなかった大きな負荷にも安定して電力を供給することが可能となる。
図1は本発明のエンジン発電装置の一形態例を示す単線結線図である。このエンジン発電装置は、ディーゼルエンジン11等で交流同期発電機12を駆動して発電するものであって、モータや照明等の負荷に供給する電圧を一定に保つための自動電圧調整器13と、エンジン回転数を調整して出力周波数を一定に保つための調速手段、例えば電子ガバナ14とを備えている。
また、本形態例に示す発電装置では、2系統の出力端子15,16を有しており、一方の出力端子15には比較的負荷量が小さく、ON・OFF時の負荷変動も小さい一般的な電気器具等の負荷が接続され、他方の出力端子16には、この発電装置に接続される負荷の中で最も負荷量が大きく、ON・OFF時の負荷変動が大きなモータ等の負荷(最大負荷)が接続される。
さらに、各出力端子15,16の配線には開閉器17,18がそれぞれ設けられており、一般的な負荷が接続される出力端子15側の開閉器17には手動開閉器が用いられ、通常は閉状態となっている。一方、最大負荷が接続される出力端子16側の開閉器18には、開閉器制御手段19からの開閉器制御信号S1によって開閉する電磁開閉器が用いられている。
前記開閉器制御手段19は、開閉スイッチ20からのON信号、OFF信号(開閉器操作信号)S2によって作動するもので、開閉器18に前記開閉器制御信号S1を出力するとともに、前記電子ガバナ14に増減速信号(電子ガバナ制御信号)S3を出力する。開閉器18への開閉器制御信号S1と電子ガバナ14への電子ガバナ制御信号S3とは、時限回路によって出力タイミングが設定されており、開閉スイッチ20から開閉器操作信号S2が入力されると、電子ガバナ14への電子ガバナ制御信号S3が出力された後、一定時間経過後に開閉器18への開閉器制御信号S1が出力されるように設定されている。
すなわち、開閉器制御手段19は、開閉スイッチ20から開閉器操作信号S2としてON信号を受けたときには、電子ガバナ14に電子ガバナ制御信号S3として増速信号を出力し、一定時間経過後に、開閉器18に開閉器制御信号S1として閉信号を出力する。また、開閉スイッチ20からOFF信号を受けたときには、電子ガバナ14に減速信号を出力してから一定時間経過後に、開閉器18に開信号を出力する。
電子ガバナ制御信号S3を出力してから開閉器制御信号S1を出力するまでの時間は、ディーゼルエンジン11のレスポンス、ディーゼルエンジン11及び交流同期発電機12を含めた回転エネルギー等を考慮して設定され、電子ガバナ14に増速信号を出力してエンジン回転数が3〜7%上昇したとき、あるいは、電子ガバナ14に減速信号を出力してエンジン回転数が3〜7%低下したときに、閉信号又は開信号を出力するように設定することが好ましく、通常は、0.1〜0.3秒の範囲に設定することが望ましい。なお、エンジン回転数の上昇又は低下の割合が3%未満では、開閉器制御手段19を設けた効果を十分に発揮できず、上昇又は低下の割合が7%を超えると、周波数変動幅を十分に小さくできなくなることがある。
このように形成されたエンジン発電装置は、一般に、使用地域に対応した周波数、例えば東日本地域では50Hzを、西日本地域では60Hzを定格周波数に設定し、定格電圧は、定格周波数が50Hzでは200Vに、60Hzでは220Vにそれぞれ設定される。また、電子ガバナ14は、ディーゼルエンジン11の回転数を定格周波数に対応した回転数、例えば、定格周波数が50Hzの場合は毎分1500回転に、60Hzの場合は毎分1800回転にそれぞれ設定する。
負荷変動が小さい場合、例えば、出力端子15にのみ負荷が接続されている場合は、負荷変動に対応して自動電圧調整器13と電子ガバナ14とが作動し、電圧及び周波数を一定に保つ。自動電圧調整器13は、同期発電機12から出力される電圧を電圧検出器21で検出し、検出した電圧に応じて同期発電機12のエキサイタ界磁コイル22を介して図示しない主発電界磁コイル(界磁巻線)に与える界磁電流を調整することにより、出力電圧を一定に保つようにする。また、電子ガバナ14は、電子ガバナ自体が持つ周波数検出機能で検出した周波数に応じてディーゼルエンジン11の燃料噴射量を調整することにより、出力周波数を一定に保つようにする。
そして、出力端子16に最大負荷、例えばモータを接続して起動する際、開閉スイッチ20を操作してON信号を開閉器制御手段19に出力すると、開閉器制御手段19は、直ちに増速信号を電子ガバナ14に出力し、電子ガバナ14は、通常の変流器23からの信号とは別にエンジンの燃料噴射量を増加させる信号を発生し、ディーゼルエンジン11の回転数を上昇させる。また、開閉器制御手段19は、電子ガバナ14に増速信号を出力した後、時限回路に設定された一定時間が経過すると、例えば0.2秒経過後に開閉器18に閉信号を出力する。
これにより、ディーゼルエンジン11の回転数がある程度、例えば5%程度上昇したときに開閉器18が閉状態となり、出力端子16からモータに電力が供給される。モータの起動電流(突入電流)によって発電機12の負荷が急激に増加すると、ディーゼルエンジン11の回転数が瞬間的に低下するが、電子ガバナ14が作動して所定のエンジン回転数、すなわち、定格周波数を保持するように燃料噴射量を増加させる。同時に、出力電圧も瞬間的に低下するが、自動電圧調整器13が作動して定格電圧を保持するように界磁電流を増加させる。
また、モータを停止する際、開閉スイッチ20からのOFF信号を受けた開閉器制御手段19は、直ちに減速信号を電子ガバナ14に出力し、電子ガバナ14は、エンジンの燃料噴射量を減少させる信号をディーゼルエンジン11に送り、エンジン回転数を低下させる。また、開閉器制御手段19は、電子ガバナ14に減速信号を出力した後、時限回路に設定された一定時間が経過すると、例えば0.2秒経過後に開閉器18に開信号を出力する。
これにより、ディーゼルエンジン11の回転数がある程度、例えば5%程度低下したときに開閉器18が開状態となり、出力端子16からモータへの電力供給が遮断され、発電機12の負荷が急激に減少する。このとき、ディーゼルエンジン11の回転数が瞬間的に上昇するが、電子ガバナ14が作動して燃料噴射量を減少させることにより、エンジン回転数が所定回転数に保持されて定格周波数が保持される。同時に、出力電圧も瞬間的に上昇するが、自動電圧調整器13が作動して定格電圧を保持するように界磁電流を減少させる。
図2は、本形態例のエンジン発電装置の出力端子16に最大負荷を接続したときの出力周波数の変動状態の一例を示す説明図である。まず、開閉スイッチ20をONにすると、電子ガバナ制御信号として増速信号が出力され、燃料噴射量が増加してエンジン回転数が上昇するのに伴って周波数も高くなる(A)。一定時間後に開閉器18が閉じて負荷が投入されると、負荷量の増大によって瞬間的に周波数が低くなるが(B)、周波数の低下を検出した電子ガバナ14から燃料噴射量を増加させる信号が継続してエンジンに出力され、エンジン回転数を上昇させる(C)。モータの起動電流が消滅するとともに周波数が定格周波数に近付くと、出力端子15に接続された他の負荷量の増減に応じて電子ガバナ14が作動し、周波数は定格周波数に保持された整定状態となる(D)。
また、開閉スイッチ20をOFFにすると、電子ガバナ制御信号として減速信号が出力され、燃料噴射量が減少してエンジン回転数が低下するのに伴って周波数も低くなる(E)。一定時間後に開閉器18が開いて負荷が遮断されると、負荷量の急激な減少によって周波数が瞬間的に高くなるが(F)、電子ガバナ14から燃料噴射量を減少させる信号が継続してエンジンに出力され、エンジン回転数を低下させて周波数が定格周波数になるように制御する(G)。
図3は、開閉器制御手段19を持たず、それ以外は同一仕様の従来のエンジン発電装置における出力周波数の変動状態の一例を示す説明図である。従来のエンジン発電装置では、開閉器を閉じて負荷を投入すると、負荷量の増大によって瞬間的に周波数が低くなるので(J)、フィードバック制御により電子ガバナが燃料噴射量を増加させてエンジン回転数を上昇させ、所定の周波数に戻すようにする(K)。また、開閉器を開いて負荷を遮断すると、負荷量の減少によって瞬間的に周波数が高くなるので(L)、電子ガバナが燃料噴射量を減少させてエンジン回転数を低下させ、所定の周波数に戻す(M)。
図2と図3とを比較すると、周波数の最高値と最低値との差である周波数変動幅が、図3に示す従来のエンジン発電装置に比べて図2に示す本発明のエンジン発電装置では約半分程度になっていることがわかる。例えば、定格周波数が60Hzで、負荷の投入、遮断の際の瞬時周波数変動率が±10%、即ち±6Hzとすると、図3では、負荷の投入によって出力周波数が60Hzから54Hzに低下し、負荷の遮断によって出力周波数が60Hzから66Hzに上昇することになり、周波数変動幅は12Hzとなる。
一方、図2の場合、負荷投入前にエンジン回転数を上昇させ、例えば出力周波数が63Hzになったときに負荷を投入すると、同じ6Hzの低下であっても、出力周波数は57Hzまでしか低下しないことになる。同様に、負荷遮断前にエンジン回転数を低下させ、例えば出力周波数が57Hzになったときに負荷を遮断すると、同じ6Hzの上昇であっても、出力周波数は63Hzまでしか上昇しないことになり、周波数変動幅は6Hzとなる。
したがって、別の出力端子15に接続された負荷への出力周波数の変動を小さく抑えることができ、周波数変動による誤作動等を防止できる。また、瞬時周波数変動率が±10%に定められている場合、上述のように、従来のエンジン発電装置では、瞬時周波数変動率が±6Hzまでの負荷しか使用できないが、本発明のエンジン発電装置では、負荷投入時及び負荷遮断時の出力周波数(エンジン回転数)を適切に設定することにより、瞬時周波数変動率が±12Hzに達する負荷も使用可能となる。すなわち、負荷投入前に出力周波数を66Hzに上昇させてから負荷を投入すると、出力周波数が12Hz減少して54Hzになるが定格周波数の60Hzに対して−10%の範囲であり、負荷遮断時も出力周波数を54Hzまで落としてから負荷を遮断すれば、出力周波数が12Hz増加しても66Hzであるから、定格周波数の60Hzに対して+10%の範囲となる。
なお、ディーゼルエンジン11を制御する自動調速装置は、一般的な機械式ガバナを使用することも可能であり、また、開閉スイッチ20は、外部からの信号、例えばモータに付属する運転スイッチからの信号で作動するように形成することもできる。さらに、本発明のエンジン発電装置は、負荷が特定されない可搬式のエンジン発電装置に最適であるが、特定の負荷に対応した常用発電機や非常用発電機にも適用できる。また、開閉器制御手段19は、周知の時限回路を使用して簡単に形成することが可能である。
本発明のエンジン発電装置の一形態例を示す単線結線図である。 本形態例のエンジン発電装置における出力周波数の変動状態の一例を示す説明図である。 従来のエンジン発電装置における出力周波数の変動状態の一例を示す説明図である。
符号の説明
11…ディーゼルエンジン、12…交流同期発電機、13…自動電圧調整器、14…電子ガバナ、15,16…出力端子、17,18…開閉器、19…開閉器制御手段、20…開閉スイッチ、21…電圧検出器、22…エキサイタ界磁コイル、23…変流器、S1…開閉器制御信号、S2…開閉器操作信号、S3…電子ガバナ制御信号

Claims (3)

  1. 交流同期発電機と、該発電機を駆動するエンジンと、該エンジンの回転数を一定に保つ調速手段と、前記発電機の出力を開閉する開閉器とを備えたエンジン発電機において、前記開閉器の開閉信号を、前記調速手段の増減速信号を出力した後に出力する開閉器制御手段を設けたことを特徴とするエンジン発電装置。
  2. 前記開閉器制御手段は、前記開閉器に閉信号を出力する際には、前記調速手段に増速信号を出力してから一定時間後に閉信号を出力し、前記開閉器に開信号を出力する際には、前記調速手段に減速信号を出力してから一定時間後に開信号を出力することを特徴とする請求項1記載のエンジン発電装置。
  3. 前記開閉器を複数備え、各開閉器にそれぞれ接続される負荷の負荷量が異なるときには、負荷量が最大の負荷に接続される開閉器に前記開閉器制御手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のエンジン発電装置。
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