以下、図面を参照して、本発明にかかる画像表示装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる画像表示装置を有する被検体内情報取得システムの一構成例を例示する模式図である。図1に示すように、本発明の実施の形態1にかかる被検体内情報取得システムは、被検体1内の画像を撮像するカプセル型内視鏡2と、カプセル型内視鏡2によって撮像された被検体1内の画像を受信する受信装置3と、受信装置3に受信された被検体1内の画像を表示する画像表示装置4と、かかる受信装置3と画像表示装置4との間のデータの受け渡しを行うための携帯型記録媒体5とを備える。
カプセル型内視鏡2は、被検体内の画像(具体的には臓器内部の画像)を撮像するためのものである。このようなカプセル型内視鏡2は、被検体1の内部に導入され、時系列に沿って被検体1内の画像を順次撮像する撮像機能と、撮像した被検体1内の画像群を外部の受信装置3に無線送信する無線通信機能とを有する。具体的には、カプセル型内視鏡2は、被検体1に飲込まれた後、この被検体1内の臓器の蠕動等によって、この被検体1の臓器内部を移動する。これと同時に、カプセル型内視鏡2は、所定間隔、例えば0.5秒間隔で被検体1内の画像を逐次撮像し、撮像した被検体1内の画像を含む無線信号を受信装置3に逐次送信する。
受信装置3は、例えば被検体1の体表上に分散配置された複数の受信アンテナ3a〜3hが接続され、かかる複数の受信アンテナ3a〜3hのいずれかを介してカプセル型内視鏡2からの無線信号を受信する。そして、受信装置3は、受信したカプセル型内視鏡2からの無線信号をもとに、被検体1内の画像群を取得する。また、受信装置3は、携帯型記録媒体5が着脱可能に挿着され、カプセル型内視鏡2によって撮像された被検体1内の画像群を携帯型記録媒体5に格納する。この場合、受信装置3は、かかる被検体1内の画像群に含まれる各画像の撮像時刻または受信時刻等を示す時間情報をこの画像群内の各画像に対応付けて携帯型記録媒体5に格納する。
受信アンテナ3a〜3hは、例えばループアンテナを用いて実現され、カプセル型内視鏡2によって送信された無線信号を受信する。受信アンテナ3a〜3hは、図1に示すように、被検体1の体表上の所定位置、例えば被検体1内におけるカプセル型内視鏡2の移動経路(すなわち消化管)に対応する位置に分散配置される。なお、受信アンテナ3a〜3hは、被検体1に着用させるジャケットの所定位置に分散配置されてもよい。この場合、受信アンテナ3a〜3hは、被検体1がこのジャケットを着用することによって、被検体1内におけるカプセル型内視鏡2の移動経路に対応する被検体1の体表上の所定位置に配置される。このような受信アンテナは、被検体1に対して1以上配置されればよく、その配置数は、特に8つに限定されない。
携帯型記録媒体5は、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の携帯可能な記録メディアである。携帯型記録媒体5は、受信装置3および画像表示装置4に対して着脱可能であって、両者に対する挿着時にデータの出力および記録が可能な構造を有する。具体的には、携帯型記録媒体5は、受信装置3に挿着された場合、受信装置3に受信された被検体1内の画像群および各画像の時間情報等の各種データを逐次格納する。一方、携帯型記録媒体5は、画像表示装置4に挿着された場合、被検体1内の画像群および各画像の時間情報等の保存データを画像表示装置4に出力する。このようにして、かかる携帯型記録媒体5の保存データは、画像表示装置4に取り込まれる。また、携帯型記録媒体5は、カプセル型内視鏡2を導入する被検体1に関する患者情報等が画像表示装置4によって書き込まれる。
画像表示装置4は、カプセル型内視鏡2によって撮像された被検体1内の画像等を表示するためのものである。具体的には、画像表示装置4は、上述した携帯型記録媒体5の保存データを取り込むことによって、カプセル型内視鏡2によって撮像された被検体1内の画像群等の各種データを取得し、かかる被検体1内の画像群に含まれる各画像を表示するワークステーション等のような構成を有する。このような画像表示装置4は、医師または看護師等のユーザが被検体1内の画像を観察(検査)して被検体1を診断するための処理機能を有する。この場合、ユーザは、画像表示装置4に被検体1内の画像を順次表示させて被検体1内の生体部位、例えば食道、胃、小腸、および大腸等を観察(検査)し、これをもとに、被検体1を診断できる。
つぎに、本発明の実施の形態1にかかる画像表示装置4の構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態1にかかる画像表示装置4の一構成例を模式的に示すブロック図である。図2に示すように、この実施の形態1にかかる画像表示装置4は、各種情報を入力する入力部11と、被検体1内の画像およびGUI(Graphical User Interface)等を画面表示する表示部12と、携帯型記録媒体5の保存データ(被検体1内の画像群等)を読み取るカードインターフェース(I/F)13とを有する。また、画像表示装置4は、被検体1の画像群等の各種データを保存する記憶部14と、画像表示装置4の各構成部を制御する制御部15とを有する。
入力部11は、キーボードおよびマウス等の入力デバイスを用いて実現され、ユーザによる入力操作によって、制御部15に各種情報を入力する。例えば、入力部11は、制御部15に対して指示する各種指示情報、被検体1に関する患者情報等を制御部15に入力する。なお、かかる入力部11によって入力される患者情報は、例えば被検体1の患者名、性別、生年月日、および患者ID等である。
表示部12は、CRTディスプレイまたは液晶ディスプレイ等の画像表示が可能なディスプレイを用いて実現され、制御部15によって表示指示された各種情報等を表示する。具体的には、表示部12は、被検体1を観察し診断するための各種情報、例えば、カプセル型内視鏡2によって撮像された被検体1内の画像群等を表示する。また、表示部12は、かかる被検体1内の画像群に含まれる各画像の表示に関するGUIを表示する。このような表示部12は、かかる被検体1内の画像群に含まれる各画像を表示する主表示領域100を有する。また、表示部12は、被検体1内の画像群に含まれる各画像の時間的な位置を示すタイムバー110と、主表示領域100に現に表示される被検体1内の画像(現表示画像)の時間的な位置を示すスライダ111とを有する。さらに、表示部12は、かかる被検体1内の画像群に含まれる病変画像の時間的な位置を示す病変マークを表示するマーク表示領域120を有する。
カードI/F13は、上述した携帯型記録媒体5が着脱可能に挿着され、かかる携帯型記録媒体5の保存データを読み取るとともに、得られた保存データを制御部15に転送する。また、カードI/F13は、挿着された携帯型記録媒体5に対し、制御部15によって書き込み指示された情報、例えば被検体1の患者情報等を書き込む。
記憶部14は、RAM、EEPROM、またはハードディスク等の大容量の記録媒体を用いて実現され、制御部15によって書き込み指示された各種データ等を保存し、制御部15によって読み出し指示された保存データを制御部15に送信する。このような記憶部14は、カプセル型内視鏡2によって撮像された被検体1内の画像群PGと、表示部12のマーク表示領域120に表示される病変マークの表示色とスライダ111の表示色とを設定するための表示色情報CL1と、被検体1の患者情報とを保存する。この場合、かかる記憶部14に保存された画像群PG内の各画像には、撮像時刻または受信時刻等の時間情報がそれぞれ対応付けられる。
制御部15は、画像表示装置4の各構成部を制御する。具体的には、制御部15は、入力部11、表示部12、カードI/F13、および記憶部14をそれぞれ制御し、かかる各構成部間の情報の入出力を制御する。このような制御部15は、カードI/F13に挿着された携帯型記録媒体5から、被検体1内の画像群PGと、この画像群PG内の各画像に対応付けられた時間情報とを取得する。制御部15は、かかる被検体1内の画像群PGと時間情報とを画像毎に対応付けて記憶部14に保存する。制御部15は、入力部11によって入力された指示情報に基づいて、かかる被検体1内の画像群に含まれる各画像を表示部12の主表示領域100に表示させる。
このような制御部15は、表示制御部15aと病変検出部15bとを有する。表示制御部15aは、記憶部14に保存された被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を表示部12の主表示領域100に表示する制御を行う。この場合、かかる画像群PG内に病変画像が含まれていれば、表示制御部15aは、かかる被検体1内の病変画像を表示部12の主表示領域100に表示する制御を行う。また、表示制御部15aは、かかる画像群PG内の病変画像の時間的な位置を示す病変マークを表示部12のマーク表示領域120に表示する制御を行う。この場合、表示制御部15aは、記憶部14に保存された表示色情報CL1によって設定される病変色で病変マークを表示する制御を行う。
また、表示制御部15aは、記憶部14に保存された表示色情報CL1をもとに、表示部12のスライダ111の表示色を制御する。具体的には、表示制御部15aは、主表示領域100に現に表示される現表示画像が被検体1の正常な臓器の画像(すなわち病変が見られない被検体1内の画像)である場合、この現表示画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う。一方、表示制御部15aは、主表示領域100に現に表示される現表示画像が被検体1の病変画像である場合、この病変画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色をデフォルト色から病変色に変更する制御を行う。
なお、ここでいう病変画像は、出血等の病変の部位を被写体に含む被検体1内の画像である。また、上述したスライダ111のデフォルト色は、スライダ111の表示色として初期的に設定される色(例えば灰色等)であり、上述したスライダ111および病変マークの病変色は、被検体1内の病変画像に示される病変に対応する色であってデフォルト色と異なるものである。例えば、かかる病変画像が出血部位の画像(以下、出血画像という)である場合、この病変の一種である出血部位に対応する病変色として赤色が設定される。このようなデフォルト色および病変色は、記憶部14に保存された表示色情報CL1によって設定される。
病変検出部15bは、被検体1内の画像群PGに含まれる病変画像を検出する。具体的には、病変検出部15bは、被検体1内の画像群PGに含まれる処理対象の画像の色情報を検出し、検出した画像の色情報をもとに、この処理対象の画像が病変画像であるか否かを判断する。なお、かかる病変検出部15bによって検出される画像の色情報として、例えば、画像の平均色、画像を形成する赤(R)、緑(G)、青(B)の各色要素の値等が挙げられる。病変検出部15bは、この処理対象の画像が病変画像であると判断した場合、この病変画像を画像群PGの中から検出する。病変検出部15bは、このような病変画像の検出処理を画像群PGの全画像について実行し、この画像群PGに含まれる病変画像を検出する。病変検出部15bは、この画像群PG内の病変画像を検出した場合、病変画像である旨を示すサイン(病変フラグ)をこの検出した病変画像に付加する。かかる病変フラグが付加された病変画像は、画像群PGの一部として記憶部14に保存される。
つぎに、表示部12の表示態様を具体的に例示し、表示部12に表示されるGUIと表示部12の表示動作を制御する表示制御部15aの動作とを説明する。図3は、表示部12の表示態様の一具体例を示す模式図である。表示制御部15aは、制御部15によって所定のログイン処理が行われた場合、図3に示すようなウィンドウWを表示部12に表示させる。
図3に示すように、ウィンドウWには、上述した主表示領域100と、タイムバー110と、スライダ111と、マーク表示領域120とが形成される。また、ウィンドウWには、主表示領域100に被検体1内の画像を表示する際の各種表示操作を行うための表示操作アイコン群130と、主表示領域100に表示された被検体1内の画像群の中から選択された所望画像の縮小画像を表示する副表示領域140と、副表示領域140に表示された複数の縮小画像のスクロール操作を行うためのスクロール操作部141とが形成される。その他、ウィンドウWには、入力部11の操作によって各種GUIのクリック操作またはドラッグ操作等を行うためのカーソルKと、かかるウィンドウWを閉じるためのCloseアイコン150とが形成される。
主表示領域100は、表示処理対象の被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を表示する画像表示領域である。表示制御部15aは、入力部11によって入力された指示情報に基づいて、かかる画像群PG内の各画像を主表示領域100に表示する制御を行う。かかる表示制御部15aの制御によって、主表示領域100は、かかる画像群PG内の画像Pn(フレーム番号n=1,2,3,…)を表示する。また、表示制御部15aは、かかる主表示領域100内に、この主表示領域100の現表示画像(例えば画像Pn)の撮像年月日および撮像時刻と、この被検体1の患者情報(患者名、患者ID、性別、生年月日)とを表示する制御を行う。
タイムバー110およびスライダ111は、主表示領域100の現表示画像の時間的な位置を示すためのGUIである。具体的には、タイムバー110は、被検体1内の画像群PGの時間的な長さ(例えば画像群PGの撮像開始からの経過時間)を示す時間スケールが付され、かかる時間スケールによって画像群PG内の各画像の時間的な位置を示す。スライダ111は、かかるタイムバー110に沿って移動し、主表示領域100の現表示画像に対応するタイムバー110上の時間的な位置を示す。かかるスライダ111の移動は、表示制御部15aによって制御される。すなわち、表示制御部15aは、スライダ111が主表示領域100の現表示画像(被検体1内の画像)の時間的な位置を常時示すように、かかるタイムバー110上におけるスライダ111の移動と主表示領域100の現表示画像の表示切替動作とを制御する。
マーク表示領域120は、上述したように、被検体1内の画像群PGに含まれる病変画像の時間的な位置を示す病変マークを表示する。具体的には、マーク表示領域120は、上述したタイムバー110に沿ってバー状に形成され、表示制御部15aの制御に基づいて上述した病変色の病変マークを表示する。例えば、出血部位を被写体に含む出血画像(病変画像の一種)が被検体1内の画像群PG内に複数含まれる場合、表示制御部15aは、かかる複数の出血画像にそれぞれ対応するマーク表示領域120内の時間的な各位置に、出血部位に対応する病変色(例えば赤色)の病変マーク120a,120bをそれぞれ表示する制御を行う。かかる病変マーク120a,120bは、被検体1内の画像群に含まれる複数の出血画像の時間的な位置をそれぞれ示す。
ここで、主表示領域100の現表示画像(被検体1内の画像Pn)が出血部位BLを被写体に含む出血画像である場合、スライダ111は、かかる出血画像の時間的な位置を示す病変マーク120aの位置に移動するとともに、その表示色をデフォルト色から病変色に変化する。この場合、かかる出血画像の時間的な位置を示す病変マーク120aおよびスライダ111は、出血部位に対応する病変色(例えば赤色)であって、互いに同色で表示される。
表示操作アイコン群130は、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を主表示領域100に表示する際の表示操作を行うためのGUIである。かかる表示操作アイコン群130には、例えば、再生アイコン131と、コマ再生アイコン132と、頭出しアイコン133と、逆再生アイコン134と、逆コマ再生アイコン135と、逆頭出しアイコン136とが含まれる。入力部11は、かかる表示操作アイコン群130のうちの所望のアイコンをクリック操作することによって、かかる所望のアイコンに対応する表示指示情報を制御部15に入力する。表示制御部15aは、かかる入力部11によって入力された表示指示情報に基づいて、画像群PG内の画像Pnを主表示領域100に表示する制御を行う。
具体的には、表示制御部15aは、再生アイコン131のクリック操作が行われた場合、主表示領域100に被検体1内の画像Pnを時系列の順方向に沿って順次表示させ、コマ再生アイコン132のクリック操作が行われた場合、その都度、主表示領域100に被検体1内の画像Pnを時系列の順方向に沿って1フレームずつ表示させる。また、表示制御部15aは、逆再生アイコン134のクリック操作が行われた場合、主表示領域100に被検体1内の画像Pnを時系列の逆方向に沿って順次表示させ、逆コマ再生アイコン135のクリック操作が行われた場合、その都度、主表示領域100に被検体1内の画像Pnを時系列の逆方向に沿って1フレームずつ表示させる。
一方、表示制御部15aは、頭出しアイコン133のクリック操作が行われた場合、被検体1内の画像群PGの最後尾の画像を主表示領域100に表示させる。また、表示制御部15aは、逆頭出しアイコン136のクリック操作が行われた場合、被検体1内の画像群PGの先頭の画像を主表示領域100に表示させる。
つぎに、被検体1内の画像群PGに含まれる病変画像を検出する制御部15の動作を説明する。図4は、被検体1内の画像群PGに含まれる1種類の病変画像を検出する制御部15の処理手順を例示するフローチャートである。制御部15は、カードI/F13に挿着された携帯型記録媒体5から被検体1内の画像群PGを取り込むとともに、かかる画像群PG内の各画像の色情報を検出し、検出した色情報をもとに病変画像(例えば出血画像)を検出した場合、この病変画像に病変フラグを付加する。この場合、制御部15は、かかる病変フラグを付加した病変画像を含む画像群PGを記憶部14に保存する。
具体的には、図4に示すように、制御部15は、カードI/F13に挿着された携帯型記録媒体5に保存された被検体1内の画像群PGの中から処理対象の画像を読み込む(ステップS101)。この場合、制御部15は、かかる画像群PG内の画像Pn(フレーム番号n=1,2,3,…)を例えば時系列に沿って順次読み込む。
つぎに、制御部15は、処理対象の画像として読み込んだ被検体1内の画像が病変画像であるか否かを判断する(ステップS102)。この場合、病変検出部15bは、かかる処理対象の画像である被検体1内の画像の色情報を検出し、検出した色情報をもとに、病変画像であるか否かを判断する。具体的には、病変検出部15bは、かかる色情報として画像の平均色を検出した場合、検出した画像の平均色が病変画像の平均色に近似していれば、この処理対象の画像を被検体1内の病変画像であると判断する。また、病変検出部15bは、かかる色情報として画像を形成するRGBの各色要素の値を検出した場合、検出したRGBの各色要素の値が病変画像の各色要素の数値範囲内であれば、この処理対象の画像を被検体1内の病変画像であると判断する。このようにして、病変検出部15bは、被検体1内の画像群PGに含まれる病変画像(例えば出血画像)を検出する。
制御部15は、かかる処理対象の画像が病変画像であると判断した場合(ステップS102,Yes)、この被検体1内の病変画像に対して病変フラグを付加する(ステップS103)。この場合、病変検出部15bは、検出した病変画像が出血画像であれば、出血画像である旨を示す病変フラグをこの被検体1内の病変画像に付加する。
つぎに、制御部15は、かかる病変フラグを付加した被検体1内の病変画像を記憶部14に保存する(ステップS104)。この場合、かかる病変フラグを付加した被検体1内の病変画像は、この被検体1内の画像群PGの一部として記憶部14に保存される。
その後、制御部15は、かかる被検体1内の画像群PGに含まれる全画像を処理完了したか否かを判断する(ステップS105)。具体的には、制御部15は、カードI/F13に挿着された携帯型記録媒体5内に未だ読み込んでいない被検体1内の画像が残っている場合、あるいは、記憶部14に未だ保存していない被検体1内の画像が携帯型記録媒体5内に残っている場合、かかる被検体1内の画像群PGの処理が完了していないと判断し(ステップS105,No)、上述したステップS101に戻り、このステップS101以降の処理手順を繰り返す。
制御部15は、上述したステップS101〜S105の処理手順を被検体1内の画像群PGに含まれる画像毎に繰り返し行い、かかる病変フラグが付加された病変画像を含む被検体1内の画像群PGを記憶部14に保存する。
一方、制御部15は、カードI/F13に挿着された携帯型記録媒体5から被検体1内の画像群PGを全て読み込んだ場合、あるいは、かかる携帯型記録媒体5に保存された被検体1内の画像群PGを全て記憶部14に保存した場合、かかる画像群PG内の全画像を処理完了と判断し(ステップS105,Yes)、かかる画像群PG内の病変画像の検出処理を終了する。
なお、制御部15は、上述したステップS102において処理対象の画像が病変画像ではないと判断した場合(ステップS102,No)、上述したステップS104に進み、このステップS104以降の処理手順を繰り返す。この場合、病変検出部15bは、かかる病変画像ではない被検体1内の画像(すなわち正常な臓器の画像)に対して病変フラグを付加しない。すなわち、かかる病変画像ではない被検体1内の画像は、病変フラグが付加されずに、被検体1内の画像群PGの一部として記憶部14に保存される。
つぎに、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を主表示領域100に表示する制御を行うとともに、この主表示領域100の現表示画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を制御する制御部15の動作を説明する。図5は、実施の形態1にかかる画像表示装置4の制御部15の処理手順を説明するフローチャートである。
図5に示すように、まず、制御部15は、上述したウィンドウW(図3を参照)を表示部12に表示させた状態において、このウィンドウWの主表示領域100に表示させる被検体1内の画像群PGのフレーム番号nを初期化する(ステップS201)。この場合、表示制御部15aは、この被検体1内の画像群PGに含まれる各画像の中から主表示領域100に表示する表示処理対象の画像を特定するフレーム番号nを初期化(例えばn=1)にする。
つぎに、制御部15は、主表示領域100に対する画像表示指示の有無を判断する(ステップS202)。具体的には、入力部11は、上述した表示操作アイコン群130に含まれるいずれかのアイコン(例えば、再生アイコン131、コマ再生アイコン132、逆再生アイコン134、または逆コマ再生アイコン135)に対応した表示指示情報を制御部15に入力する。表示制御部15aは、かかる表示指示情報が入力部11によって入力されなければ、主表示領域100に対する画像表示指示なしと判断し(ステップS202,No)、このステップS202を繰り返す。すなわち、表示制御部15aは、かかる表示指示情報が入力部11によって入力されるまで、このステップS103を繰り返す。
一方、制御部15は、かかる表示指示情報が入力部11によって入力された場合、主表示領域100に対する画像表示指示ありと判断し(ステップS202,Yes)、表示処理対象の被検体1内の画像である現フレーム番号の画像を読み込む(ステップS203)。この場合、制御部15は、記憶部14に保存された被検体1内の画像群PGの中から現フレーム番号の画像を読み込む。
つぎに、制御部15は、読み込んだ現フレーム番号の画像(すなわち表示処理対象の被検体1内の画像)が病変画像であるか否かを判断する(ステップS204)。この場合、表示制御部15aは、現フレーム番号の画像に病変フラグが付加されているか否かを判断し、病変フラグが付加されていなければ、この現フレーム番号の画像が病変画像ではないと判断する。
制御部15は、このように現フレーム番号の画像を病変画像ではないと判断した場合(ステップS204,No)、この現フレーム番号の画像、すなわち、病変の部位が被写体に含まれていない画像(正常な臓器画像)の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う(ステップS205)。この場合、表示制御部15aは、正常な臓器画像である現フレーム番号の画像に対応するタイムバー110上の時間的な位置にスライダ111を移動させるとともに、かかる正常な臓器画像である現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う。
一方、ステップS204において、表示制御部15aは、現フレーム番号の画像に病変フラグが付加されていれば、この現フレーム番号の画像が病変画像であると判断する。制御部15は、このように現フレーム番号の画像を病変画像と判断した場合(ステップS204,Yes)、この現フレーム番号の画像、すなわち、病変画像の時間的な位置を示すスライダ111を病変色で表示する制御を行う(ステップS206)。この場合、表示制御部15aは、病変画像である現フレーム番号の画像に対応するタイムバー110上の時間的な位置にスライダ111を移動させるとともに、かかる病変画像である現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111を病変色で表示する制御を行う。
その後、制御部15は、主表示領域100に現フレーム番号の画像を表示する制御を行う(ステップS207)。なお、このステップS207において主表示領域100に表示される画像のフレーム番号(すなわち現フレーム番号)は、上述したステップS201において初期化したフレーム番号または後述するステップS208において更新したフレーム番号である。
このステップS207において、表示制御部15aは、現フレーム番号の画像が病変画像ではない(すなわち正常な臓器画像である)場合、この現フレーム番号の正常な臓器画像を主表示領域100に表示させる。この場合、かかる被検体1内の正常な臓器画像が主表示領域100に表示されるとともに、この主表示領域100に現に表示される被検体1内の正常な臓器画像の時間的な位置を示すスライダ111がデフォルト色で表示される。
一方、表示制御部15aは、現フレーム番号の画像が病変画像である場合、この現フレーム番号の病変画像を主表示領域100に表示させる。この場合、かかる被検体1内の病変画像が主表示領域100に表示されるとともに、この主表示領域100に現に表示される被検体1内の病変画像の時間的な位置を示すスライダ111が病変色で表示される。ここで、このスライダ111の病変色は、この主表示領域100の現表示画像である病変画像の示す病変に対応する色であって、この病変画像の時間的な位置を示すマーク表示領域120内の病変マーク(例えば病変マーク120a)の病変色と同色である。
つぎに、制御部15は、表示処理対象の被検体1内の画像群PGのフレーム番号を更新する(ステップS208)。この場合、表示制御部15aは、例えば現に主表示領域100に表示している被検体1内の画像のフレーム番号nに+1を加算することによって、この表示処理対象の画像群PGのフレーム番号nを更新する。
その後、制御部15は、現に主表示領域100に表示している被検体1内の画像の一時停止指示の有無を判断する(ステップS209)。具体的には、制御部15は、上述したコマ再生アイコン132または逆コマ再生アイコン135に対応する表示指示情報が入力部11によって入力された場合、一時停止指示ありと判断する(ステップS209,Yes)。この場合、制御部15は、上述したステップS202に戻り、このステップS202以降の処理手順を繰り返す。
一方、制御部15は、コマ再生アイコン132または逆コマ再生アイコン135に対応する表示指示情報が入力されていなければ、一時停止指示なしと判断し(ステップS209,No)、被検体1内の画像群PGに含まれる画像を主表示領域100に表示する画像表示処理が終了したか否かを判断する(ステップS210)。
具体的には、制御部15は、上述したステップS208において更新したフレーム番号nが表示処理対象の画像群PGのフレーム数を超えた場合、この画像群PGの画像表示処理が終了したと判断し(ステップS210,Yes)、かかる被検体1内の画像群PGの画像表示処理を終了する。一方、制御部15は、上述したステップS208において更新したフレーム番号nが表示処理対象の画像群PGのフレーム数以下である場合、この画像PGの画像表示処理が終了していないと判断し(ステップS210,No)、上述したステップS203に戻り、このステップS203以降の処理手順を繰り返す。
つぎに、病変の一例である出血部位を被写体に含む病変画像(すなわち出血画像)を主表示領域100に表示する場合を例示して、かかる出血画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色をデフォルト色から病変色に変更する制御を行う制御部15の動作を具体的に説明する。図6は、現に表示される出血画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を出血部位に対応する病変色に変更する制御部15の動作を説明するための模式図である。
制御部15は、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を主表示領域100に表示させる前に、この画像群PGに含まれる出血画像の時間的な位置を示す病変マークをマーク表示領域120内に表示させる。具体的には、制御部15は、例えば、被検体1内の画像群PGに含まれる出血画像P12,P13を検出した場合、かかる出血画像P12,P13の時間的な位置を示す病変マーク120aをマーク表示領域120内に表示させる。この場合、表示制御部15aは、出血画像P12,P13の示す出血部位に対応する病変色(例えば赤色)で病変マーク120aを表示する制御を行う。
このような病変マーク120aは、例えば図6に示すように、出血画像P12,P13に対応するマーク表示領域120内の時間的な位置にバー状に表示される。このようにバー状に表示された病変マーク120aは、被検体1内の画像群PGのうちの出血画像P12,P13を含む部分画像群を代表する。このような部分画像群には、例えば、出血画像P12,P13と画像P11,P14とが含まれる。なお、かかる被検体1内の画像P11,P14は、出血画像P12,P13のフレーム番号に近い近傍の画像であって、正常な臓器内部を撮像した画像である。
その後、制御部15は、入力部11によって入力された表示指示情報に基づいて、被検体1内の画像群に含まれる画像Pn(n=1,2,3,・・・)を主表示領域100に表示する制御を行うとともに、主表示領域100に現に表示している現表示画像の時間的な位置を示すようにスライダ111をタイムバー110に沿って移動させる。この場合、制御部15は、かかる主表示領域100の現表示画像が病変画像でなければ、この現表示画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行い、かかる主表示領域100の現表示画像が病変画像であれば、この病変画像の時間的な位置を示すスライダ111を病変色で表示する制御を行う。
具体的には、図6に示すように、制御部15は、主表示領域100の現表示画像が画像P11または画像P14であれば、スライダ111が病変マーク120aの表示範囲内に位置する場合であっても、このスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う。一方、制御部15は、主表示領域100の現表示画像が出血画像P12または出血画像P13であれば、かかる病変マーク120aの表示範囲内に位置するスライダ111のデフォルト色を出血部位に対応する病変色に変更する制御を行う。この場合、制御部15は、かかる出血画像P12,P13の時間的な位置を示すスライダ111の病変色を病変マーク120aの病変色と同色(例えば赤色)にする。
このように、制御部15がスライダ111の表示色を制御することによって、スライダ111は、被検体1内の画像群PGにおける現表示画像の時間的な位置を示すとともに、その表示色(デフォルト色または病変色)によって、この現表示画像が出血画像等の病変画像であるか否かを表示することができる。また、かかるスライダ111は、主表示領域100の現表示画像に対して離れた位置に表示される。このため、かかるスライダ111は、その表示色を病変色またはデフォルト色に変化する場合であっても、この主表示領域100の現表示画像の観察を妨げることがない。
したがって、医師または看護師等のユーザは、かかるスライダ111の表示色変化に阻害されずに主表示領域100の現表示画像を観察できるとともに、かかるスライダ111の病変色を視認することによって、この現表示画像が病変画像である旨を容易に理解できる。この結果、ユーザは、マーク表示領域120に表示された病変マークの表示範囲内にスライダ111が位置する状態において主表示領域100に順次表示された被検体1内の部分画像群の中から出血画像等の病変画像を容易に特定することができる。
具体的には、ユーザは、バー状に表示された病変マーク120aの表示範囲内にスライダ111が位置する状態において主表示領域100に順次表示される被検体1内の部分画像群(フレーム番号n=11〜14の各画像)の中から、出血画像P12,P13を容易に特定できる。これによって、かかる出血画像P12,P13を主表示領域100に容易に表示できるとともに、かかる出血画像P12,P13の被写体に含まれる被検体1内の出血部位BLを容易に観察することができる。
以上、説明したように、本発明の実施の形態1では、被検体内の画像群に含まれる各画像を主表示領域に表示するとともに、この画像群内の各画像の時間的な位置を示すタイムバー上を移動するスライダによって、この主表示領域に現に表示される現表示画像の時間的な位置を示し、この主表示領域の現表示画像が病変画像である場合、このスライダのデフォルト色を病変色に変更するように構成した。このため、かかるスライダの表示色(病変色またはデフォルト色)を視認することによって、この主表示領域の現表示画像が病変画像であるか否かを容易に判断することができる。この結果、主表示領域に表示された被検体内の画像の観察を妨げることなく、かかる主表示領域に順次表示された画像群の中から被検体内の出血部位等の病変画像を容易に特定できる画像表示装置を実現することができる。
本発明の実施の形態1にかかる画像表示装置を用いることによって、被検体内の画像群の中から出血画像等の病変画像を容易に探し出すことができ、かかる被検体内の病変画像を容易に観察することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、被検体1内の画像群PGに含まれる1種類の病変画像(例えば出血画像)を検出していたが、この実施の形態2では、被検体1内の画像群PGに含まれる複数種類の病変画像を検出し、かかる複数種類の病変画像によってそれぞれ示される各病変別にスライダ111の病変色を異なる色にしている。なお、以下では、被検体1内の画像群PGに含まれる複数種類の病変画像として、被検体1内の出血部位が撮像された出血画像と被検体1内の褪色調部位が撮像された褪色調画像とを例示する。
図7は、本発明の実施の形態2にかかる画像表示装置の一構成例を模式的に示すブロック図である。図7に示すように、この実施の形態2にかかる画像表示装置24は、上述した実施の形態1にかかる画像表示装置4の制御部15に代えて制御部25を有する。かかる画像表示装置24において、表示部12は、マーク表示領域120に複数種類の病変画像の時間的な各位置をそれぞれ示す複数の病変マークを表示する。記憶部14は、上述した表示色情報CL1に代えて表示色情報CL2を保存する。また、本発明の実施の形態2にかかる被検体内情報取得システムは、上述した実施の形態1にかかる被検体内情報取得システム(図1を参照)の画像表示装置4に代えて画像表示装置24を有する。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
記憶部14は、上述したように、表示色情報CL1に代えて表示色情報CL2を保存する。表示色情報CL2は、複数種類の病変にそれぞれ対応する複数の病変色と上述したデフォルト色とを設定するためのものである。かかる表示色情報CL2によって設定される複数の病変色として、例えば、出血部位に対応する病変色(以下、出血の病変色という)と褪色調部位に対応する病変色(以下、褪色調の病変色という)が挙げられる。かかる表示色情報CL2によって設定される表示色(デフォルト色および複数の病変色)は、上述したマーク表示領域120内の病変マークの表示色およびスライダ111の表示色に用いられる。
制御部25は、上述した実施の形態1にかかる画像表示装置4の制御部15と略同様に、入力部11、表示部12、カードI/F13、および記憶部14をそれぞれ制御し、かかる各構成部間の情報の入出力を制御する。また、制御部25は、カードI/F13に挿着された携帯型記録媒体5から被検体1内の画像群PGを取得し、この被検体1内の画像群PGに含まれる複数種類の病変画像(例えば出血画像および褪色調画像)を検出する。この場合、制御部25は、かかる複数種類の病変画像を含む画像群PG内の各画像を主表示領域100に表示する制御を行うとともに、スライダ11の病変色および病変マークの病変色を病変画像の種類別(すなわち病変画像の示す病変の種類別)に異なる色に制御する。このような制御部25は、上述した実施の形態1の制御部15の表示制御部15aに代えて表示制御部25aを有し、病変検出部15bに代えて病変検出部25bを有する。
表示制御部25aは、上述した制御部15の表示制御部15aと略同様の機能を有する。具体的には、表示制御部25aは、例えば出血画像および褪色調画像を含む画像群PG内の各画像を主表示領域100に表示する制御を行い,これと同時に、この主表示領域100の現表示画像の時間的な位置を示すようにスライダ111をタイムバー110に沿って移動させる。表示制御部25aは、この主表示領域100の現表示画像が病変画像以外(すなわち正常な臓器画像)である場合、この現表示画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う。一方、表示制御部25aは、この主表示領域100の現表示画像が出血画像である場合、この出血画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を出血の病変色に変更する制御を行い、この主表示領域100の現表示画像が褪色調画像である場合、この褪色調画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を褪色調の病変色に変更する制御を行う。
また、表示制御部25aは、かかる被検体1内の画像群PGに含まれる複数種類の病変画像(例えば出血画像および褪色調画像)の時間的な各位置をそれぞれ示す複数の病変マークをマーク表示領域120に表示する制御を行う。具体的には、表示制御部25aは、被検体1内の出血画像の時間的な位置を示す病変マークを出血の病変色で表示する制御を行い、被検体1内の褪色調画像の時間的な位置を示す病変マークを褪色調の病変色で表示する制御を行う。この場合、かかる出血画像の病変マークは、被検体1内の出血画像に対応するマーク表示領域120内の時間的な位置に出血の病変色(例えば赤色)で表示される。かかる褪色調画像の病変マークは、被検体1内の褪色調画像に対応するマーク表示領域120内の時間的な位置に褪色調の病変色(例えば白色)で表示される。
なお、上述したデフォルト色、出血の病変色、および褪色調の病変色は、記憶部14に保存された表示色情報CL2によって設定される。この場合、かかるデフォルト色、出血の病変色、および褪色調の病変色は、互いに異なる色、例えば灰色、赤色、白色にそれぞれ設定される。
病変検出部25bは、上述した制御部15の病変検出部15bと略同様に、被検体1内の画像群PGに含まれる画像の色情報を検出し、検出した画像の色情報をもとに、処理対象の画像が病変画像であるか否かを判断する。この場合、病変検出部25bは、被検体1内の画像群PGに含まれる複数種類の病変画像を検出する。かかる病変検出部25bによって検出される複数種類の病変画像は、例えば、被検体1内の出血画像および褪色調画像である。病変検出部25bは、かかる出血画像および褪色調画像に対して病変別に異なる病変フラグをそれぞれ付加する。かかる病変別の病変フラグがそれぞれ付加された出血画像および褪色調画像は、被検体1内の画像群PGの一部として記憶部14に保存される。
つぎに、表示部12の表示態様を具体的に例示し、表示部12に表示されるGUIと表示部12の表示動作を制御する表示制御部25aの動作とを説明する。図8は、病変別に異なる病変色で複数の病変マークを表示した表示部12の表示態様を例示する模式図である。図8に示すように、この画像表示装置24の表示部12に表示されるウィンドウWでは、複数種類の病変マーク、例えば、複数の出血画像の時間的な各位置をそれぞれ示す病変マーク120a,120bと、褪色調画像の時間的な位置を示す病変マーク120cとが、マーク表示領域120内に表示される。また、主表示領域100に表示される被検体1内の病変画像は、複数種類であり、例えば、被検体1内の出血部位BLを被写体に含む出血画像、被検体1内の褪色調部位Eを被写体に含む褪色調画像である。かかるウィンドウWの他の表示態様は、上述した実施の形態1の場合と同じである。
図8に示すように、マーク表示領域120は、病変の種類別に異なる病変色の病変マーク120a,120c,120cを表示する。この場合、表示制御部25aは、被検体1内の画像群PGに含まれる複数の出血画像にそれぞれ対応するマーク表示領域120内の時間的な各位置に、出血の病変色(例えば赤色)の病変マーク120a,120bを表示する制御を行う。また、表示制御部25aは、被検体1内の画像群PGに含まれる褪色調画像に対応するマーク表示領域120内の時間的な位置に、褪色調の病変色(例えば白色)の病変マーク120cを表示する制御を行う。
また、スライダ111は、主表示領域100の現表示画像の時間的な位置を示すようにタイムバー110上を移動するとともに、デフォルト色、出血の病変色、または褪色調の病変色のいずれかを表示する。この場合、表示制御部25aは、主表示領域100の現表示画像が病変画像以外(正常な臓器画像)であれば、このスライダ111の表示色をデフォルト色にし、主表示領域100の現表示画像が出血画像であれば、このスライダ111の表示色を病変マーク120a,120bと同色の病変色(出血の病変色)にし、主表示領域100の現表示画像が褪色調画像であれば、このスライダ111の表示色を病変マーク120cと同色の病変色(褪色調の病変色)にする。
つぎに、被検体1内の画像群PGに含まれる出血画像および褪色調画像を検出する制御部25の動作を説明する。図9は、被検体1内の画像群PGに含まれる複数種類の病変画像を検出する制御部25の処理手順を例示するフローチャートである。制御部25は、カードI/F13に挿着された携帯型記録媒体5から被検体1内の画像群PGを取り込むとともに、かかる画像群PGに含まれる出血画像および褪色調画像を検出する。この場合、制御部25は、かかる出血画像および褪色調画像を含む画像群PGを記憶部14に保存する。
具体的には、図9に示すように、制御部25は、上述したステップS101と同様に、カードI/F13に挿着された携帯型記録媒体5に保存された被検体1内の画像群PGの中から処理対象の画像を読み込む(ステップS301)。
つぎに、制御部25は、処理対象の画像として読み込んだ被検体1内の画像が出血画像であるか否かを判断する(ステップS302)。この場合、病変検出部25bは、かかる処理対象の画像である被検体1内の画像の色情報を検出し、検出した色情報をもとに、出血画像であるか否かを判断する。具体的には、病変検出部25bは、かかる色情報として画像の平均色を検出した場合、検出した画像の平均色が出血画像の平均色に近似していれば、この処理対象の画像を被検体1内の出血画像であると判断する。また、病変検出部25bは、かかる色情報として画像を形成するRGBの各色要素の値を検出した場合、検出したRGBの各色要素の値が出血画像の各色要素の数値範囲内であれば、この処理対象の画像を被検体1内の出血画像であると判断する。このようにして、病変検出部25bは、被検体1内の画像群PGに含まれる出血画像を検出する。
制御部25は、かかる処理対象の画像が出血画像であると判断した場合(ステップS302,Yes)、この被検体1内の出血画像に対して病変フラグを付加する(ステップS303)。この場合、病変検出部25bは、出血画像である旨を示す出血の病変フラグをこの被検体1内の出血画像に付加する。
つぎに、制御部25は、かかる処理対象の画像が褪色調画像であるか否かを判断する(ステップS304)。この場合、病変検出部25bは、かかる処理対象の画像である被検体1内の画像の色情報を検出し、検出した色情報をもとに、褪色調画像であるか否かを判断する。具体的には、病変検出部25bは、かかる色情報として画像の平均色を検出した場合、検出した画像の平均色が褪色調画像の平均色に近似していれば、この処理対象の画像を被検体1内の褪色調画像であると判断する。また、病変検出部25bは、かかる色情報として画像を形成するRGBの各色要素の値を検出した場合、検出したRGBの各色要素の値が褪色調画像の各色要素の数値範囲内であれば、この処理対象の画像を被検体1内の褪色調画像であると判断する。このようにして、病変検出部25bは、被検体1内の画像群PGに含まれる褪色調画像を検出する。
制御部25は、かかる処理対象の画像が褪色調画像であると判断した場合(ステップS304,Yes)、この被検体1内の褪色調画像に対して病変フラグを付加する(ステップS305)。この場合、病変検出部25bは、褪色調画像である旨を示す褪色調の病変フラグをこの被検体1内の褪色調画像に付加する。
つぎに、制御部25は、出血の病変フラグを付加した出血画像または褪色調の病変フラグを付加した褪色調画像を記憶部14に保存する(ステップS306)。この場合、かかる出血画像または褪色調画像は、この被検体1内の画像群PGの一部として記憶部14に保存される。
その後、制御部25は、上述したステップS105と同様に、かかる被検体1内の画像群PGに含まれる全画像を処理完了したか否かを判断する(ステップS307)。制御部25は、かかる被検体1内の画像群PGの処理が完了していないと判断した場合(ステップS307,No)、上述したステップS301に戻り、このステップS301以降の処理手順を繰り返す。一方、制御部25は、かかる画像群PG内の全画像を処理完了と判断した場合(ステップS307,Yes)、かかる画像群PGに含まれる複数種類の病変画像の検出処理を終了する。
制御部25は、上述したステップS301〜S307の処理手順を被検体1内の画像群PGに含まれる画像毎に繰り返し行い、出血画像および褪色調画像を含む被検体1内の画像群PGを記憶部14に保存する。
なお、制御部25は、上述したステップS302において処理対象の画像が出血画像ではないと判断した場合(ステップS302,No)、上述したステップS304に進み、このステップS304以降の処理手順を繰り返す。この場合、病変検出部25bは、かかる出血画像ではない被検体1内の画像に対して出血の病変フラグを付加しない。
また、制御部25は、上述したステップS304において処理対象の画像が褪色調画像ではないと判断した場合(ステップS304,No)、上述したステップS306に進み、このステップS306以降の処理手順を繰り返す。この場合、病変検出部25bは、かかる褪色調画像ではない被検体1内の画像に対して褪色調の病変フラグを付加しない。
このように、被検体1内の出血画像には出血の病変フラグが付加され、被検体1内の褪色調画像には褪色調の病変フラグが付加される。一方、出血画像および褪色調画像のいずれでもない被検体1内の画像(すなわち正常な臓器画像)には、いずれの病変グラフも付加されない。このような出血画像と褪色調画像と正常な臓器画像とが、被検体1内の画像群PGとして記憶部14に保存される。
つぎに、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を主表示領域100に表示する制御を行うとともに、この主表示領域100の現表示画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を制御する制御部25の動作を説明する。図10は、実施の形態2にかかる画像表示装置24の制御部25の処理手順を説明するフローチャートである。
制御部25は、上述した実施の形態1にかかる画像表示装置4の制御部15と略同様に、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を主表示領域100に表示する制御を行うとともに、この主表示領域100の現表示画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を制御する。この場合、制御部25は、現表示画像が病変画像以外であれば、このスライダ111の表示色をデフォルト色にし、現表示画像が出血画像であれば、このスライダ111の表示色を出血の病変色にし、現表示画像が褪色調画像であれば、このスライダ111の表示色を褪色調の病変色にする。
すなわち、図10に示すように、制御部25は、上述したステップS201〜S203(図5を参照)と同様の処理手順を行い、被検体1内の画像群PGのフレーム番号nを初期化し、画像表示指示の有無を判断し、画像表示指示ありの場合、この画像群PG内の現フレーム番号の画像を読み込む(ステップS401〜S403)。
つぎに、制御部25は、読み込んだ現フレーム番号の画像(すなわち表示処理対象の被検体1内の画像)が出血画像であるか否かを判断する(ステップS404)。この場合、表示制御部25aは、現フレーム番号の画像に出血の病変フラグが付加されているか否かを判断し、出血の病変フラグが付加されていなければ、この現フレーム番号の画像が出血画像ではないと判断する。
制御部25は、このように現フレーム番号の画像を出血画像ではないと判断した場合(ステップS404,No)、この現フレーム番号の画像が褪色調画像であるか否かを判断する(ステップS405)。この場合、表示制御部25aは、この現フレーム番号の画像に褪色調の病変フラグが付加されているか否かを判断し、褪色調の病変フラグが付加されていなければ、この現フレーム番号の画像が褪色調画像ではないと判断する。
制御部25は、この現フレーム番号の画像(既に出血画像でないと判断された画像)を褪色調画像ではないと判断した場合(ステップS405,No)、この現フレーム番号の画像、すなわち、出血画像および褪色調画像のいずれでもない正常な臓器画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う(ステップS408)。
一方、ステップS404において、表示制御部25aは、現フレーム番号の画像に出血の病変フラグが付加されていれば、この現フレーム番号の画像が出血画像であると判断する。制御部25は、このように現フレーム番号の画像を出血画像と判断した場合(ステップS404,Yes)、この現フレーム番号の画像、すなわち、出血画像の時間的な位置を示すスライダ111を出血の病変色で表示する制御を行う(ステップS406)。この場合、表示制御部25aは、出血画像である現フレーム番号の画像に対応するタイムバー110上の時間的な位置にスライダ111を移動させるとともに、かかる出血画像である現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111を出血の病変色(例えば赤色)で表示する制御を行う。
また、ステップS405において、表示制御部25aは、現フレーム番号の画像に褪色調の病変フラグが付加されていれば、この現フレーム番号の画像が褪色調画像であると判断する。制御部25は、このように現フレーム番号の画像を褪色調画像と判断した場合(ステップS405,Yes)、この現フレーム番号の画像、すなわち、褪色調画像の時間的な位置を示すスライダ111を褪色調の病変色で表示する制御を行う(ステップS407)。この場合、表示制御部25aは、褪色調画像である現フレーム番号の画像に対応するタイムバー110上の時間的な位置にスライダ111を移動させるとともに、かかる褪色調画像である現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111を褪色調の病変色(例えば白色)で表示する制御を行う。
その後、制御部25は、主表示領域100に現フレーム番号の画像を表示する制御を行う(ステップS409)。なお、このステップS409において主表示領域100に表示される画像のフレーム番号(すなわち現フレーム番号)は、上述したステップS401において初期化したフレーム番号または後述するステップS410において更新したフレーム番号である。
このステップS409において、表示制御部25aは、現フレーム番号の画像が正常な臓器画像である場合、この現フレーム番号の正常な臓器画像を主表示領域100に表示させる。この場合、かかる被検体1内の正常な臓器画像が主表示領域100に表示されるとともに、この主表示領域100に現に表示される被検体1内の正常な臓器画像の時間的な位置を示すスライダ111がデフォルト色で表示される。
一方、表示制御部25aは、現フレーム番号の画像が出血画像である場合、この現フレーム番号の出血画像を主表示領域100に表示させる。この場合、かかる被検体1内の出血画像が主表示領域100に表示されるとともに、この主表示領域100に現に表示される被検体1内の出血画像の時間的な位置を示すスライダ111が出血の病変色で表示される。ここで、このスライダ111に表示される出血の病変色は、この主表示領域100の現表示画像である出血画像の示す病変(すなわち出血部位)に対応する色であって、この出血画像の時間的な位置を示すマーク表示領域120内の病変マーク(例えば病変マーク120a)の病変色と同色である。
また、表示制御部25aは、現フレーム番号の画像が褪色調画像である場合、この現フレーム番号の褪色調画像を主表示領域100に表示させる。この場合、かかる被検体1内の褪色調画像が主表示領域100に表示されるとともに、この主表示領域100に現に表示される被検体1内の褪色調画像の時間的な位置を示すスライダ111が褪色調の病変色で表示される。ここで、このスライダ111に表示される褪色調の病変色は、この主表示領域100の現表示画像である褪色調画像の示す病変(すなわち褪色調部位)に対応する色であって、この褪色調画像の時間的な位置を示すマーク表示領域120内の病変マーク(例えば病変マーク120c)の病変色と同色である。
その後、制御部25は、上述したステップS208と同様に、表示処理対象の画像群PGのフレーム番号nを更新する(ステップS410)。そして、制御部25は、上述したステップS209と同様に、主表示領域100の画像の一時停止指示の有無を判断し(ステップS411)、一時停止指示ありの場合(ステップS411,Yes)、ステップS402に戻り、このステップS402以降の処理手順を繰り返す。
一方、制御部25は、一時停止指示なしの場合(ステップS411,No)、上述したステップS210と同様に、被検体1内の画像群PGに含まれる画像を主表示領域100に表示する画像表示処理が終了したか否かを判断する(ステップS412)。制御部25は、画像表示処理が終了していないと判断した場合(ステップS412,No)、ステップS403に戻り、このステップS403以降の処理手順を繰り返し、画像表示処理が終了したと判断した場合(ステップS412,Yes)、かかる被検体1内の画像の画像表示処理を終了する。
つぎに、複数種類の病変画像の一例である出血部位および褪色調画像を主表示領域100に表示する場合を例示して、出血画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を出血の病変色に変更し、褪色調画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を褪色調の病変色に変更する制御を行う制御部25の動作を具体的に説明する。図11は、現に表示される出血画像または褪色調画像に対応してスライダ111の表示色を出血または褪色調の病変色に変更する制御部25の動作を説明するための模式図である。
制御部25は、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を主表示領域100に表示させる前に、この画像群PGに含まれる出血画像の時間的な位置を示す病変マークと褪色調画像の時間的な位置を示す病変マークとをマーク表示領域120内にそれぞれ表示させる。
具体的には、制御部25は、例えば、被検体1内の画像群PGに含まれる褪色調画像P34,P36を検出した場合、かかる褪色調画像P34,P36の時間的な位置を示す病変マーク120cをマーク表示領域120内に表示させる。この場合、表示制御部25aは、褪色調画像P34,P36の示す褪色調部位に対応する病変色(例えば白色)で病変マーク120cを表示する制御を行う。また、制御部25は、上述した実施の形態1の場合と同様に、被検体1内の出血画像P12,P13の時間的な位置を示す病変マーク120aを出血の病変色(例えば赤色)でマーク表示領域120内に表示させる。
このような病変マーク120a,120cは、例えば図6に示すように、出血画像P12,P13に対応するマーク表示領域120内の時間的な位置と、褪色調画像P34,P36に対応するマーク表示領域120内の時間的な位置とに、それぞれバー状に表示される。かかるバー状の病変マーク120aは、上述したように、被検体1内の画像P11,P14と出血画像P12,P13とを含む部分画像群を代表する。一方、かかるバー状の病変マーク120cは、被検体1内の画像群PGのうちの褪色調画像P34,P36を含む部分画像群を代表する。このような部分画像群には、例えば、褪色調画像P34,P36と画像P31,P32,P33,P35,P37とが含まれる。なお、かかる被検体1内の画像P31,P32,P33,P35,P37は、褪色調画像P34,P36のフレーム番号に近い近傍の画像であって、正常な臓器内部を撮像した画像である。
その後、制御部25は、入力部11によって入力された表示指示情報に基づいて、被検体1内の画像群に含まれる画像Pn(n=1,2,3,・・・)を主表示領域100に表示する制御を行うとともに、主表示領域100に現に表示している現表示画像の時間的な位置を示すようにスライダ111をタイムバー110に沿って移動させる。この場合、制御部25は、かかる主表示領域100の現表示画像が病変画像でなければ、この現表示画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う。一方、制御部25は、かかる主表示領域100の現表示画像が出血画像であれば、この出血画像の時間的な位置を示すスライダ111を出血の病変色で表示する制御を行い、この現表示画像が褪色調画像であれば、この褪色調画像の時間的な位置を示すスライダ111を褪色調の病変色で表示する制御を行う。
具体的には、図11に示すように、制御部25は、主表示領域100の現表示画像が出血画像P12または出血画像P13であれば、かかる病変マーク120aの表示範囲内に位置するスライダ111のデフォルト色を出血の病変色に変更する制御を行う。この場合、制御部25は、かかる出血画像P12,P13の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を病変マーク120aと同色である出血の病変色(例えば赤色)にする。なお、制御部25は、主表示領域100の現表示画像が画像P11,P14等の正常な臓器画像であれば、スライダ111が病変マーク120aの表示範囲内に位置する場合であっても、このスライダ111の表示色をデフォルト色にする。
また、制御部25は、主表示領域100の現表示画像が画像P31,P32,P33,P35,P37等の正常な臓器画像であれば、スライダ111が病変マーク120cの表示範囲内に位置する場合であっても、このスライダ111の表示色をデフォルト色にする。一方、制御部25は、主表示領域100の現表示画像が褪色調画像P34または褪色調画像P36であれば、かかる病変マーク120cの表示範囲内に位置するスライダ111のデフォルト色を褪色調の病変色に変更する制御を行う。この場合、制御部25は、かかる褪色調画像P34,P36の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を病変マーク120cと同色である褪色調の病変色(例えば白色)にする。
このように、制御部25がスライダ111の表示色を制御することによって、スライダ111は、被検体1内の画像群PGにおける現表示画像の時間的な位置を示すとともに、その表示色(例えば、デフォルト色、出血の病変色、褪色調の病変色)によって、この現表示画像が病変画像であるか否か、さらには、この病変画像が出血画像または褪色調画像のいずれであるかを表示することができる。また、かかるスライダ111は、主表示領域100の現表示画像に対して離れた位置に表示される。このため、かかるスライダ111は、その表示色を複数種類の病変色またはデフォルト色に変化する場合であっても、この主表示領域100の現表示画像の観察を妨げることがない。
したがって、医師または看護師等のユーザは、かかるスライダ111の表示色変化に阻害されずに主表示領域100の現表示画像を観察できるとともに、かかるスライダ111の病変色を視認することによって、この現表示画像が病変画像である旨と、この病変画像の示す病変の種類(出血部位または褪色調部位)とを容易に理解できる。この結果、ユーザは、被検体1内の画像群PGに複数種類の病変画像が含まれる場合であっても、マーク表示領域120に表示された病変マークの表示範囲内にスライダ111が位置する状態において主表示領域100に順次表示された被検体1内の部分画像群の中から病変画像を容易に探し出して表示できるとともに、この病変画像の示す病変の種類(出血部位または褪色調部位)を容易に特定することができる。
具体的には、ユーザは、バー状に表示された病変マーク120aの表示範囲内にスライダ111が位置する状態において主表示領域100に順次表示される被検体1内の部分画像群(フレーム番号n=11〜14の各画像)の中から、出血画像P12,P13を容易に特定できる。これによって、かかる出血画像P12,P13を主表示領域100に容易に表示できるとともに、かかる出血画像P12,P13の被写体に含まれる被検体1内の出血部位BLを容易に観察することができる。
また、ユーザは、バー状に表示された病変マーク120cの表示範囲内にスライダ111が位置する状態において主表示領域100に順次表示される被検体1内の部分画像群(フレーム番号n=31〜37の各画像)の中から、褪色調画像P34,P36を容易に特定できる。これによって、かかる褪色調画像P34,P36を主表示領域100に容易に表示できるとともに、かかる褪色調画像P34,P36の被写体に含まれる被検体1内の褪色調部位Eを容易に観察することができる。
以上、説明したように、本発明の実施の形態2では、上述した実施の形態1の機能に加え、被検体内の画像群に含まれる複数種類の病変画像を検出し、かかる複数種類の病変画像の時間的な各位置を示す複数の病変マークを病変の種類別に異なる病変色で表示するように構成した。また、主表示領域に表示した現表示画像の時間的な位置を示すスライダをデフォルト色で表示し、この主表示領域の現表示画像が複数種類の病変画像のいずれかである場合、このスライダのデフォルト色をこの病変画像の種類別に異なる病変色に変更するように構成した。このため、表示処理対象の被検体内の画像群に複数種類の病変画像が含まれる場合であっても、かかるスライダの表示色(病変色またはデフォルト色)を視認することによって、この主表示領域の現表示画像が病変画像であるか否かを容易に判断できるとともに、この病変画像の示す病変の種類を容易に判断することができる。この結果、上述した実施の形態1の作用効果を享受するとともに、被検体内の画像群に含まれる複数種類の病変画像の種類を容易に特定でき、かかる被検体内の画像群から所望の病変画像を容易に表示できる画像表示装置を実現することができる。
本発明の実施の形態2にかかる画像表示装置によれば、被検体内の画像群に複数種類の病変画像が混在する場合であっても、かかる複数種類の病変画像の中から所望の病変(例えば出血部位、褪色調部位等)が撮像された病変画像を容易に探し出して表示できる。この結果、かかる被検体内の画像群に含まれる複数種類の病変画像を容易に観察することができる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態2では、被検体1内の画像群PGに含まれる複数種類の病変画像を検出し、かかる複数種類の病変画像によってそれぞれ示される各病変別に異なる病変色でスライダ111を表示していたが、この実施の形態3では、さらに、かかる複数種類の病変画像の示す複数種類の病変の中から所望の病変を選択し、選択した所望の病変に対応する病変マークおよびスライダ111の病変色を表示するように構成している。
図12は、本発明の実施の形態3にかかる画像表示装置の一構成例を模式的に示すブロック図である。図12に示すように、この実施の形態3にかかる画像表示装置34は、上述した実施の形態2にかかる画像表示装置24の制御部25に代えて制御部35を有する。かかる画像表示装置34において、表示部12は、所望の病変を選択するためのGUIである病変選択部160をさらに表示する。また、本発明の実施の形態3にかかる被検体内情報取得システムは、上述した実施の形態2にかかる被検体内情報取得システムの画像表示装置24に代えて画像表示装置34を有する。その他の構成は実施の形態2と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
制御部35は、上述した実施の形態2にかかる画像表示装置24の制御部25と略同様に、入力部11、表示部12、カードI/F13、および記憶部14をそれぞれ制御し、かかる各構成部間の情報の入出力を制御する。このような制御機能に加え、制御部35は、表示部12に表示された病変選択部160によって選択された病変に対応する病変色の病変マークのみをマーク表示領域120に表示する制御を行う。また、制御部35は、かかる病変選択部160によって選択された病変を被写体に含む病変画像が主表示領域100に表示される場合に、この選択された病変に対応する病変色でスライダ111を表示する制御を行う。このような制御部35は、上述した病変検出部25bを有し、実施の形態2の制御部25の表示制御部25aに代えて表示制御部35aを有する。さらに、制御部35は、かかる病変選択部160によって選択された病変を処理対象の病変(対象病変)に設定する対象病変設定部35cを有する。
表示制御部35aは、上述した制御部25の表示制御部25aと略同様の機能を有する。具体的には、表示制御部35aは、例えば出血画像および褪色調画像を含む画像群PG内の各画像を主表示領域100に表示する制御を行い,これと同時に、この主表示領域100の現表示画像の時間的な位置を示すようにスライダ111をタイムバー110に沿って移動させる。表示制御部35aは、この主表示領域100の現表示画像が病変画像以外(すなわち正常な臓器画像)である場合、この現表示画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う。一方、表示制御部35aは、対象病変設定部35cによって出血部位が対象病変に設定された場合、この主表示領域100の現表示画像が出血画像であれば、この出血画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を出血の病変色に変更する制御を行う。また、表示制御部35aは、対象病変設定部35cによって褪色調部位が対象病変に設定された場合、この主表示領域100の現表示画像が褪色調画像であれば、この褪色調画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を褪色調の病変色に変更する制御を行う。
また、表示制御部35aは、被検体1内の画像群PGに含まれる複数種類の病変画像(例えば出血画像および褪色調画像)にそれぞれ対応する複数の病変マークのうち、対象病変設定部35cによって対象病変に設定された1以上の病変に対応する1以上の病変マークをマーク表示領域120に表示する制御を行う。具体的には、表示制御部35aは、対象病変設定部35cによって出血部位が対象病変に設定された場合、病変検出部25bによって検出された画像群PG内の出血画像の時間的な位置を示す病変マークを出血の病変色でマーク表示領域120内に表示する制御を行う。一方、表示制御部35aは、対象病変設定部35cによって褪色調部位が対象病変に設定された場合、病変検出部25bによって検出された画像群PG内の褪色調画像の時間的な位置を示す病変マークを褪色調の病変色でマーク表示領域120内に表示する制御を行う。また、表示制御部35aは、対象病変設定部35cによって出血部位および褪色調部位が対象病変に設定された場合、病変検出部25bによって検出された画像群PG内の出血画像の時間的な位置を示す病変マークを出血の病変色でマーク表示領域120内に表示するとともに、かかる画像群PG内の褪色調画像の時間的な位置を示す病変マークを褪色調の病変色でマーク表示領域120内に表示する制御を行う。
対象病変設定部35cは、表示部12に表示されたGUIである病変選択部160によって選択された1以上の病変を対象病変に設定する。かかる対象病変設定部35cによって設定された対象病変は、マーク表示領域120内に表示される病変マークに対応する表示処理対象の病変であり、且つ、主表示領域100の現表示画像が病変画像である場合にスライダ111に表示される病変色に対応する表示処理対象の病変である。具体的には、対象病変設定部35cは、かかる病変選択部160によって出血部位が選択された場合、出血部位を対象病変に設定し、かかる病変選択部160によって褪色調部位が選択された場合、褪色調部位を対象病変に設定する。また、対象病変設定部35cは、かかる病変選択部160によって出血部位および褪色調部位が選択された場合、出血部位および褪色調部位を対象病変に設定する。
つぎに、表示部12の表示態様を具体的に例示し、表示部12に表示されるGUIと表示部12の表示動作を制御する表示制御部35aの動作とを説明する。図13は、所望の病変を選択するGUIである病変選択部160をさらに表示した表示部12の表示態様を例示する模式図である。
図13に示すように、この画像表示装置34の表示部12に表示されるウィンドウWでは、所望の病変を選択するGUIである病変選択部160が追加形成される。また、スライダ111は、主表示領域100の現表示画像が病変画像である場合、この病変画像の示す病変が病変選択部160によって選択された病変であれば、この選択された病変に対応する病変色を表示し、この病変画像の示す病変が病変選択部160によって選択された病変でなければ、現表示画像が病変画像であってもデフォルト色を表示する。マーク表示領域120は、この病変選択部160によって選択された病変に対応する1以上の病変マーク、例えば、上述した病変マーク120a,120b,120cを表示する。かかるウィンドウWの他の表示態様は、上述した実施の形態2の場合と同じである。
病変選択部160は、上述したように、複数種類の病変(例えば出血部位、褪色調部位等)の中から所望の病変を選択するGUIであり、例えば押しボタンの態様で表示部12に表示される。かかる病変選択部160は、入力部11を用いたクリック操作等によって、1以上の所望の病変を選択する。具体的には、病変選択部160は、入力部11を用いたクリック操作等によって所定の選択メニューを開き、この選択メニューに一覧表示された複数種類の病変の中から1以上の病変を選択する。かかる病変選択部160によって選択された1以上の病変は、上述した対象病変設定部35cによって1以上の対象病変に設定される。
図14は、病変選択部160によって示される選択メニューの一具体例を示す模式図である。図14に示すように、病変選択部160は、例えば病変として出血(部位)および褪色調(部位)を一覧表示する選択メニュー161を開く。かかる選択メニュー161には、処理対象の病変として出血部位を選択するための出血選択部162と、処理対象の病変として褪色調部位を選択するための褪色調選択部163とが含まれる。
具体的には、出血選択部162は、入力部11を用いたクリック操作等によって、所望の病変として出血部位を選択するとともに、出血部位が選択された旨を示すマーク(例えば図14に示すレ印)を表示する。この場合、入力部11は、出血部位を選択する旨の選択情報を制御部35に入力する。上述した対象病変設定部35cは、かかる入力部11によって入力された出血部位の選択情報をもとに、出血部位を対象病変に設定する。
褪色調選択部163は、入力部11を用いたクリック操作等によって、所望の病変として褪色調部位を選択するとともに、褪色調部位が選択された旨を示すマーク(例えば図14に示すレ印)を表示する。この場合、入力部11は、褪色調部位を選択する旨の選択情報を制御部35に入力する。上述した対象病変設定部35cは、かかる入力部11によって入力された褪色調部位の選択情報をもとに、褪色調部位を対象病変に設定する。
一方、かかる選択メニュー161には、図14に示すように、表示無し選択部164がさらに含まれる。表示無し選択部164は、出血部位および褪色調部位等の全病変の病変マークを表示しない状態を選択する。具体的には、表示無し選択部164は、入力部11を用いたクリック操作等によって、病変マークの表示無し状態を選択するとともに、かかる表示無し状態が選択された旨を示すマーク(例えばレ印)を表示する。この場合、入力部11は、表示無し状態を選択する旨の選択情報を制御部35に入力する。表示制御部35aは、かかる入力部11によって入力された表示無し状態の選択情報をもとに、全病変の病変マーク(例えば図13に示した病変マーク120a,120b,120c)を表示しない制御を行う。かかる表示制御部35aの制御によって、病変マークは、上述した病変検出部25bによって画像群PG内の病変画像が検出された場合であっても、マーク表示領域120内に表示されない。なお、表示制御部35aは、かかる入力部11によって入力された表示無し状態の選択情報をもとに、表示部12に対してマーク表示領域120を表示しない制御を行い、これによって、全病変の病変マークを表示させないようにしてもよい。
つぎに、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を主表示領域100に表示する制御を行うとともに、この主表示領域100の現表示画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を制御する制御部35の動作を説明する。図15は、実施の形態3にかかる画像表示装置34の制御部35の処理手順を説明するフローチャートである。
制御部35は、上述した実施の形態2にかかる画像表示装置24の制御部25と略同様に、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を主表示領域100に表示する制御を行うとともに、この主表示領域100の現表示画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を制御する。この場合、制御部35は、現表示画像が病変画像以外であれば、このスライダ111の表示色をデフォルト色にする。一方、制御部35は、出血部位が対象病変に設定された状態において、現表示画像が出血画像であれば、このスライダ111の表示色を出血の病変色にする。また、制御部35は、褪色調部位が対象病変に設定された状態において、現表示画像が褪色調画像であれば、このスライダ111の表示色を褪色調の病変色にする。
すなわち、図15に示すように、制御部35は、上述したステップS401〜S403(図10を参照)と同様の処理手順を行い、被検体1内の画像群PGのフレーム番号nを初期化し、画像表示指示の有無を判断し、画像表示指示ありの場合、この画像群PG内の現フレーム番号の画像を読み込む(ステップS501〜S503)。
つぎに、制御部35は、上述した病変選択部160によって選択された病変(すなわち対象病変)を判断する。この場合、制御部35は、例えば、出血部位が対象病変であるか否かを判断する(ステップS504)。具体的には、出血部位が病変選択部160によって選択された場合、対象病変設定部35cは、入力部11によって入力された出血部位の選択情報をもとに、出血部位を対象病変に設定する。このように、対象病変設定部35cが出血部位を対象病変に設定していれば、制御部35は、出血部位が対象病変であると判断し(ステップS504,Yes)、ステップS503において読み込んだ現フレーム番号の画像(すなわち表示処理対象の被検体1内の画像)が出血画像であるか否かを判断する(ステップS505)。この場合、表示制御部35aは、上述したステップS404と同様に、現フレーム番号の画像に出血の病変フラグが付加されていれば、この現フレーム番号の画像が出血画像であると判断し、出血の病変フラグが付加されていなければ、この現フレーム番号の画像が出血画像ではないと判断する。
このように出血部位が対象病変である状態において、制御部35は、現フレーム番号の画像が出血画像であると判断した場合(ステップS505,Yes)、上述したステップS406と同様に、この現フレーム番号の画像、すなわち、出血画像の時間的な位置を示すスライダ111を出血の病変色で表示する制御を行う(ステップS506)。この場合、表示制御部35aは、出血画像である現フレーム番号の画像に対応するタイムバー110上の時間的な位置にスライダ111を移動させるとともに、かかる出血画像である現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111を出血の病変色(例えば赤色)で表示する制御を行う。
一方、出血部位が病変選択部160によって選択されていなければ、対象病変設定部35cは、出血部位を対象病変に設定しない。このように、対象病変設定部35cが出血部位を対象病変に設定していなければ、制御部35は、出血部位が対象病変ではないと判断し(ステップS504,No)、褪色調部位が対象病変であるか否かを判断する(ステップS507)。具体的には、褪色調部位が病変選択部160によって選択された場合、対象病変設定部35cは、入力部11によって入力された褪色調部位の選択情報をもとに、褪色調部位を対象病変に設定する。このように、対象病変設定部35cが褪色調部位を対象病変に設定していれば、制御部35は、褪色調部位が対象病変であると判断し(ステップS507,Yes)、ステップS503において読み込んだ現フレーム番号の画像が褪色調画像であるか否かを判断する(ステップS508)。この場合、表示制御部35aは、上述したステップS405と同様に、現フレーム番号の画像に褪色調の病変フラグが付加されていれば、この現フレーム番号の画像が褪色調画像であると判断し、褪色調の病変フラグが付加されていなければ、この現フレーム番号の画像が褪色調画像ではないと判断する。
このように褪色調部位が対象病変である状態において、制御部35は、現フレーム番号の画像が褪色調画像であると判断した場合(ステップS508,Yes)、上述したステップS407と同様に、この現フレーム番号の画像、すなわち、褪色調画像の時間的な位置を示すスライダ111を褪色調の病変色で表示する制御を行う(ステップS509)。この場合、表示制御部35aは、褪色調画像である現フレーム番号の画像に対応するタイムバー110上の時間的な位置にスライダ111を移動させるとともに、かかる褪色調画像である現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111を褪色調の病変色(例えば白色)で表示する制御を行う。
一方、褪色調部位が病変選択部160によって選択されていなければ、対象病変設定部35cは、褪色調部位を対象病変に設定しない。このように、対象病変設定部35cが褪色調部位を対象病変に設定していなければ、制御部35は、褪色調部位が対象病変ではないと判断し(ステップS507,No)、上述したステップS408と同様に、この現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う(ステップS510)。
なお、制御部35は、上述したステップS505において現フレーム番号の画像が出血画像ではないと判断した場合(ステップS505,No)、ステップS507に進み、このステップS507以降の処理手順を繰り返す。また、制御部35は、上述したステップS508において現フレーム番号の画像が褪色調画像ではないと判断した場合(ステップS508,No)、ステップS510に進み、このステップS510以降の処理手順を繰り返す。
すなわち、表示制御部35aは、出血部位および褪色調部位のいずれも対象病変ではなければ、ステップS510において、現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色(例えば灰色)に表示する制御を行う。この場合、表示制御部35aは、この現フレーム番号の画像の内容(すなわち正常な臓器画像または病変画像のいずれであるか)によらず、かかるスライダ111の表示色をデフォルト色にする。また、表示制御部35aは、出血部位および褪色調部位のうちの出血部位のみが対象病変である場合、現フレーム番号の画像が出血画像ではなければ、ステップS510において、現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色に表示する制御を行う。この場合、表示制御部35aは、この現フレーム番号の画像が褪色調画像であっても、かかるスライダ111の表示色をデフォルト色にする。また、表示制御部35aは、出血部位および褪色調部位のうちの褪色調部位のみが対象病変である場合、現フレーム番号の画像が褪色調画像ではなければ、ステップS510において、現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色(例えば灰色)に表示する制御を行う。この場合、表示制御部35aは、この現フレーム番号の画像が出血画像であっても、かかるスライダ111の表示色をデフォルト色にする。
その後、制御部35は、上述したステップS409と同様に、主表示領域100に現フレーム番号の画像を表示する制御を行う(ステップS511)。この場合、表示制御部35aは、現フレーム番号の画像が正常な臓器画像であれば、この現フレーム番号の正常な臓器画像を主表示領域100に表示させ、現フレーム番号の画像が出血画像であれば、この現フレーム番号の出血画像を主表示領域100に表示させ、現フレーム番号の画像が褪色調画像であれば、この現フレーム番号の褪色調画像を主表示領域100に表示させる。
なお、このステップS511において主表示領域100に表示される画像のフレーム番号(すなわち現フレーム番号)は、上述したステップS501において初期化したフレーム番号または後述するステップS512において更新したフレーム番号である。
つぎに、制御部35は、上述したステップS410と同様に、表示処理対象の画像群PGのフレーム番号nを更新する(ステップS512)。そして、制御部35は、上述したステップS411と同様に、主表示領域100の画像の一時停止指示の有無を判断し(ステップS513)、一時停止指示ありの場合(ステップS513,Yes)、ステップS502に戻り、このステップS502以降の処理手順を繰り返す。
一方、制御部35は、一時停止指示なしの場合(ステップS513,No)、上述したステップS412と同様に、被検体1内の画像群PGに含まれる画像を主表示領域100に表示する画像表示処理が終了したか否かを判断する(ステップS514)。制御部35は、画像表示処理が終了していないと判断した場合(ステップS514,No)、ステップS503に戻り、このステップS503以降の処理手順を繰り返し、画像表示処理が終了したと判断した場合(ステップS514,Yes)、かかる被検体1内の画像の画像表示処理を終了する。
つぎに、複数種類の病変画像の一例である出血部位および褪色調画像を主表示領域100に表示する場合を例示して、病変選択部160によって選択された1以上の病変、すなわち、対象病変設定部35cによって対象病変に設定された1以上の病変(例えば出血部位および褪色調部位の少なくとも一つ)に対応する病変マークおよびスライダ111の病変色を表示する制御を行う制御部35の動作を具体的に説明する。図16は、対象病変に設定された病変に対応する病変マークおよびスライダ111の病変色を表示する制御部35の動作を説明するための模式図である。
まず、かかる対象病変に設定された1以上の病変に対応する1以上の病変マークを表示する制御を行う制御部35の動作を具体的に説明する。制御部35は、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を主表示領域100に表示させる前に、対象病変に設定された病変に対応する病変マークをマーク表示領域120内に表示させる。例えば、制御部35は、上述した実施の形態2の場合と同様に、被検体1内の画像群PGに含まれる出血画像P12,P13と褪色調画像P34,P36とを検出する。
ここで、出血部位および褪色調部位が対象病変である場合、制御部35は、図16に示すように、対象病変である出血部位を被写体に含む出血画像P12,P13の時間的な位置を示す病変マーク120aを出血の病変色(例えば赤色)でマーク表示領域120内に表示させるとともに、対象病変である褪色調部位を被写体に含む褪色調画像P34,P36の時間的な位置を示す病変マーク120cを褪色調の病変色(例えば白色)でマーク表示領域120内に表示させる。
一方、出血部位および褪色調部位のうちの出血部位のみが対象病変である場合、制御部35は、図16に示すように、対象病変である出血部位を被写体に含む出血画像P12,P13の時間的な位置を示す病変マーク120aを出血の病変色でマーク表示領域120内に表示させる。これに対し、制御部35は、かかる対象病変(出血部位)を被写体に含んでいない褪色調画像P34,P36の時間的な位置を示す病変マーク120cをマーク表示領域120内に表示しない。
他方、出血部位および褪色調部位のうちの褪色調部位のみが対象病変である場合、制御部35は、図16に示すように、対象病変である褪色調部位を被写体に含む褪色調画像P34,P36の時間的な位置を示す病変マーク120cを褪色調の病変色でマーク表示領域120内に表示させる。これに対し、制御部35は、かかる対象病変(褪色調部位)を被写体に含んでいない出血画像P12,P13の時間的な位置を示す病変マーク120aをマーク表示領域120内に表示しない。
つぎに、かかる対象病変に設定された病変に対応する病変色をスライダ111に表示する制御を行う制御部35の動作を具体的に説明する。制御部35は、入力部11によって入力された表示指示情報に基づいて、被検体1内の画像群に含まれる画像Pn(n=1,2,3,・・・)を主表示領域100に表示する制御を行うとともに、主表示領域100に現に表示している現表示画像の時間的な位置を示すようにスライダ111をタイムバー110に沿って移動させる。
ここで、出血部位および褪色調部位が対象病変である場合、制御部35は、上述したように、マーク表示領域120内にバー状の病変マーク120a,120cを既に表示させている。なお、かかる病変マーク120aは、被検体1内の画像P11,P14と出血画像P12,P13とを含む部分画像群(すなわちフレーム番号n=11〜14の部分画像群)を代表する。また、かかる病変マーク120cは、被検体1内の褪色調画像P34,P36と画像P31,P32,P33,P35,P37とを含む部分画像群(すなわちフレーム番号n=31〜37の部分画像群)を代表する。
制御部35は、主表示領域100の現表示画像が正常な臓器画像である場合、この正常な臓器画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う。これに対し、制御部35は、出血部位および褪色調部位が対象病変である状態において、主表示領域100の現表示画像が出血画像P12または出血画像P13であれば、かかる病変マーク120aの表示範囲内に位置するスライダ111のデフォルト色を出血の病変色に変更する制御を行う。この場合、制御部35は、かかる対象病変に対応する出血画像P12,P13の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を病変マーク120aと同色である出血の病変色(例えば赤色)にする。
また、制御部35は、出血部位および褪色調部位が対象病変である状態において、主表示領域100の現表示画像が褪色調画像P34または褪色調画像P36であれば、かかる病変マーク120cの表示範囲内に位置するスライダ111のデフォルト色を褪色調の病変色に変更する制御を行う。この場合、制御部35は、かかる対象病変に対応する褪色調画像P34,P36の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を病変マーク120cと同色である褪色調の病変色(例えば白色)にする。
なお、制御部35は、主表示領域100の現表示画像が画像P11,P14等の正常な臓器画像であれば、スライダ111が病変マーク120aの表示範囲内に位置する場合であっても、このスライダ111の表示色をデフォルト色にする。これと同様に、制御部35は、主表示領域100の現表示画像が画像P31,P32,P33,P35,P37等の正常な臓器画像であれば、スライダ111が病変マーク120cの表示範囲内に位置する場合であっても、このスライダ111の表示色をデフォルト色にする。
一方、出血部位および褪色調部位のうちの出血部位のみが対象病変である場合、制御部35は、図16に示すように、マーク表示領域120内にバー状の病変マーク120aを既に表示させ、病変マーク120cを表示させない。制御部35は、主表示領域100の現表示画像が正常な臓器画像である場合、タイムバー110上の位置によらず、この正常な臓器画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う。
このような制御部35は、出血部位のみが対象病変である状態において、主表示領域100の現表示画像が出血画像P12または出血画像P13であれば、出血部位および褪色調部位が対象病変である場合と同様に、かかる病変マーク120aの表示範囲内に位置するスライダ111のデフォルト色を出血の病変色に変更する制御を行う。これに対し、制御部35は、褪色調部位ではなく出血部位のみが対象病変であるため、主表示領域100の現表示画像が褪色調画像P34または褪色調画像P36であっても、かかる褪色調画像P34,P36の時間的な位置を示すスライダ111の表示色をデフォルト色にする。すなわち、制御部35は、出血部位のみが対象病変である場合、この対象病変である出血部位を被写体に含む出血画像の時間的な位置を示す状態のスライダ111のみを出血の病変色で表示し、これ以外の状態のスライダ111をデフォルト色で表示する。
他方、出血部位および褪色調部位のうちの褪色調部位のみが対象病変である場合、制御部35は、図16に示すように、マーク表示領域120内にバー状の病変マーク120cを既に表示させ、病変マーク120aを表示させない。制御部35は、主表示領域100の現表示画像が正常な臓器画像である場合、タイムバー110上の位置によらず、この正常な臓器画像の時間的な位置を示すスライダ111をデフォルト色で表示する制御を行う。
このような制御部35は、褪色調部位のみが対象病変である状態において、主表示領域100の現表示画像が褪色調画像P34または褪色調画像P36であれば、出血部位および褪色調部位が対象病変である場合と同様に、かかる病変マーク120cの表示範囲内に位置するスライダ111のデフォルト色を褪色調の病変色に変更する制御を行う。これに対し、制御部35は、出血部位ではなく褪色調部位のみが対象病変であるため、主表示領域100の現表示画像が出血画像P12または出血画像P13であっても、かかる出血画像P12,P13の時間的な位置を示すスライダ111の表示色をデフォルト色にする。すなわち、制御部35は、褪色調部位のみが対象病変である場合、この対象病変である褪色調部位を被写体に含む褪色調画像の時間的な位置を示す状態のスライダ111のみを褪色調の病変色で表示し、これ以外の状態のスライダ111をデフォルト色で表示する。
このように、制御部35が病変マークの表示を制御することによって、マーク表示領域120は、病変選択部160によって選択された所望の病変に対応する病変マークのみを表示できる。このため、複数種類の病変画像が混在する被検体1内の画像群PGの中から、所望の病変(例えば出血部位、褪色調部位等)が撮像された病変画像の時間的な位置を示すことができる。この結果、被検体1内の画像群PGに複数種類の病変画像が混在する場合であっても、他の病変画像の時間的な位置を示す病変マークに惑わされることなく、観察すべき所望の病変画像の時間的な位置を容易に確認することができる。
また、このように、制御部35がスライダ111の表示色を制御することによって、スライダ111は、上述した実施の形態2の場合と同様に、主表示領域100の現表示画像の観察を妨げることなく、その表示色によって、この現表示画像が病変画像であるか否か、さらには、この病変画像が出血画像または褪色調画像のいずれであるかを表示することができる。
さらに、かかるスライダ111は、病変選択部160によって選択された所望の病変を示す病変画像が主表示領域100に現に表示される場合のみ、この病変画像の示す病変に対応する病変色を表示するため、主表示領域100の現表示画像が観察すべき所望の病変画像であるか否かを容易に示すことができる。この結果、被検体1内の画像群PGに複数種類の病変画像が混在する場合であっても、観察すべき所望の病変画像が主表示領域100に現に表示された旨を容易に示すことができる。
したがって、医師または看護師等のユーザは、かかるスライダ111の表示色変化に阻害されずに主表示領域100の現表示画像を観察できるとともに、かかるスライダ111の病変色を視認することによって、この現表示画像が観察すべき所望の病変画像である旨と、この病変画像の示す病変の種類(出血部位または褪色調部位)とを容易に理解できる。この結果、ユーザは、被検体1内の画像群PGに複数種類の病変画像が含まれる場合であっても、主表示領域100に順次表示された被検体1内の画像群の中から観察すべき所望の病変画像を容易に探し出して表示できるとともに、この病変画像の示す病変の種類(出血部位または褪色調部位)を容易に特定することができ、かかる所望の病変画像を効率的に観察することができる。
以上、説明したように、本発明の実施の形態3では、上述した実施の形態2の機能に加え、複数種類の病変の中から1以上の所望の病変を選択し、この選択した病変(対象病変)が撮像された病変画像の時間的な位置を示す病変マークを表示するようにし、かかる対象病変の病変画像が主表示領域の現表示画像である場合に、この現表示画像、すなわち、かかる対象病変の病変画像の時間的な位置を示すスライダの表示色をこの対象病変に対応する病変色で表示するように構成した。このため、表示処理対象の被検体内の画像群に複数種類の病変画像が含まれる場合であっても、かかる複数種類の病変画像のうちの所望の病変画像の時間的な位置を容易に表示できるとともに、この主表示領域に表示された画像が所望の病変画像であるか否かを容易に判断できる。この結果、上述した実施の形態2の作用効果を享受するとともに、被検体内の画像群に含まれる複数種類の病変画像の中から観察すべき所望の病変画像を選択でき、選択した所望の病変画像を容易に観察できる画像表示装置を実現することができる。
(実施の形態4)
つぎに、本発明の実施の形態4について説明する。上述した実施の形態3では、複数種類の病変の中から所望の病変を選択し、選択した所望の病変に対応する病変マークおよびスライダ111の病変色を表示していたが、この実施の形態4では、さらに、主表示領域100に対する画像の表示モードを選択するようにし、選択した表示モードで被検体1内の画像群PGを主表示領域100に表示するようにしている。
図17は、本発明の実施の形態4にかかる画像表示装置の一構成例を模式的に示すブロック図である。図17に示すように、この実施の形態4にかかる画像表示装置44は、上述した実施の形態3にかかる画像表示装置34の制御部35に代えて制御部45を有する。かかる画像表示装置44において、表示部12は、主表示領域100に対する画像の表示モードを選択するためのGUIであるモード選択部170をさらに表示する。また、本発明の実施の形態4にかかる被検体内情報取得システムは、上述した実施の形態3にかかる被検体内情報取得システムの画像表示装置34に代えて画像表示装置44を有する。その他の構成は実施の形態3と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
制御部45は、上述した実施の形態3にかかる画像表示装置34の制御部35と略同様に、入力部11、表示部12、カードI/F13、および記憶部14をそれぞれ制御し、かかる各構成部間の情報の入出力を制御する。また、制御部45は、上述した制御部35と同様の対象病変設定機能と、対象病変に対応する病変マークおよびスライダ111の病変色の表示制御機能とを有する。このような制御機能に加え、制御部45は、表示部12に表示されたモード選択部170によって選択された画像の表示モードを設定し、設定した表示モードの画像表示制御を行う。このような制御部45は、上述した病変検出部25bおよび対象病変設定部35cを有し、実施の形態3の制御部35の表示制御部35aに代えて表示制御部45aを有する。さらに、制御部45は、かかるモード選択部170によって選択された表示モードを主表示領域100に対する画像の表示モードに設定するモード設定部45cを有する。
表示制御部45aは、上述した制御部35の表示制御部35aと同様に、対象病変に対応する病変マークの表示制御機能と、対象病変に対応するスライダ111の病変色の表示制御機能とを有する。さらに、表示制御部45aは、モード設定部45dによって設定された画像の表示モードに基づいて画像の表示制御を行う。かかるモード設定部45dによって設定される画像の表示モードには、表示処理対象の被検体1内の画像群PGを主表示領域100に表示する通常再生モードと、この画像群PG内のうちの対象病変に対応する病変画像を表示する病変再生モードとが含まれる。表示制御部45aは、モード設定部45dによって通常再生モードが設定された場合、かかる通常再生モードに基づいて、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を主表示領域100に表示する制御を行う。一方、表示制御部45aは、モード設定部45dによって病変再生モードが設定された場合、かかる病変再生モードに基づいて、被検体1内の画像群PGに含まれる複数種類の病変画像のうちの対象病変に対応する病変画像を抽出し、抽出した病変画像を主表示領域100に表示する制御を行う。
モード設定部45dは、表示部12に表示されたモード選択部170によって選択された表示モードを主表示領域100に対する画像の表示モードに設定する。この場合、モード設定部45dは、かかる主表示領域100に対する画像の表示モードとして、上述した通常再生モードおよび病変再生モードのいずれかを設定する。
つぎに、表示部12の表示態様を具体的に例示し、表示部12に表示されるGUIと表示部12の表示動作を制御する表示制御部45aの動作とを説明する。図18は、主表示領域100に対する画像の表示モードを選択するGUIであるモード選択部170をさらに表示した表示部12の表示態様を例示する模式図である。
図18に示すように、この画像表示装置44の表示部12に表示されるウィンドウWでは、通常再生モードまたは病変再生モードのいずれかを選択するGUIである病変選択部170が追加形成される。また、かかるウィンドウWの主表示領域100は、モード選択部170によって通常再生モードが選択された場合、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を表示し、モード選択部170によって病変再生モードが選択された場合、この画像群PGに含まれる複数種類の病変画像のうちの対象病変に対応する病変画像を表示する。かかるウィンドウWの他の表示態様は、上述した実施の形態3の場合と同じである。
モード選択部170は、通常再生モードを選択するためのGUIである通常再生選択部171と、病変再生モードを選択するためのGUIである病変再生選択部172とを有する。かかる通常再生選択部171および病変再生選択部172は、例えば押しボタンの態様で表示部12に表示される。
通常再生選択部171は、入力部11を用いたクリック操作等によって通常再生モードを選択する。この場合、入力部11は、通常再生モードを選択する旨の選択情報を制御部45に入力する。上述したモード設定部45dは、かかる入力部11によって入力された通常再生モードの選択情報をもとに、主表示領域100に対する画像の表示モードを通常再生モードに設定する。
病変再生選択部172は、入力部11を用いたクリック操作等によって病変再生モードを選択する。この場合、入力部11は、病変再生モードを選択する旨の選択情報を制御部45に入力する。上述したモード設定部45dは、かかる入力部11によって入力された病変再生モードの選択情報をもとに、主表示領域100に対する画像の表示モードを病変再生モードに設定する。
つぎに、複数種類の病変画像(例えば出血画像および褪色調画像)を含む被検体1内の画像群PGを表示処理対象の画像群にし、病変再生モードに基づいて、この画像群PG内の病変画像を主表示領域100に表示する制御を行うとともに、この主表示領域100の現表示画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を制御する制御部45の動作を説明する。図19は、病変再生モードに基づいて主表示領域100に被検体1内の病変画像を表示する制御を行う制御部45の処理手順を説明するフローチャートである。
制御部45は、モード選択部170(具体的には病変再生選択部172)によって病変再生モードが選択された場合、かかる病変再生モードに基づいて、画像群PG内の複数種類の病変画像のうちの対象病変に対応する病変画像を主表示領域100に表示する制御を行うとともに、この主表示領域100に現に表示される病変画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を制御する。この場合、制御部45は、かかる病変画像の時間的な位置を示すスライダ111をこの対象病変に対応する病変色で表示する制御を行う。
具体的には、図19に示すように、制御部45は、まず、モード選択部170によって選択された病変再生モードを設定する(ステップS601)。この場合、モード設定部45dは、入力部11によって入力された病変再生モードの選択情報をもとに、主表示領域100に対する画像の表示モードを病変再生モードに設定する。
つぎに、制御部45は、上述したステップS501〜S503(図15を参照)と同様の処理手順を行い、被検体1内の画像群PGのフレーム番号nを初期化し、画像表示指示の有無を判断し、画像表示指示ありの場合、この画像群PG内の現フレーム番号の画像を読み込む(ステップS602〜S604)。
続いて、制御部45は、上述した病変選択部160によって選択された病変(すなわち対象病変)を判断する。この場合、制御部45は、例えば上述したステップS504と同様に、出血部位が対象病変であるか否かを判断する(ステップS605)。制御部45は、このステップS605において出血部位が対象病変であると判断した場合(ステップS605,Yes)、ステップS604において読み込んだ現フレーム番号の画像が出血画像であるか否かを判断する(ステップS606)。この場合、表示制御部45aは、上述したステップS505と同様に、現フレーム番号の画像に出血の病変フラグが付加されていれば、この現フレーム番号の画像が出血画像であると判断し、出血の病変フラグが付加されていなければ、この現フレーム番号の画像が出血画像ではないと判断する。
このように出血部位が対象病変である状態において、制御部45は、現フレーム番号の画像が出血画像であると判断した場合(ステップS606,Yes)、上述したステップS506と同様に、この現フレーム番号の画像、すなわち、対象病変に対応する出血画像の時間的な位置を示すスライダ111を出血の病変色で表示する制御を行う(ステップS607)。この場合、表示制御部45aは、出血画像である現フレーム番号の画像に対応するタイムバー110上の時間的な位置にスライダ111を移動させるとともに、かかる出血画像である現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111を出血の病変色(例えば赤色)で表示する制御を行う。
一方、制御部45は、上述したステップS605において出血部位が対象病変ではないと判断した場合(ステップS605,No)、上述したステップS507と同様に、褪色調画像が対象病変であるか否かを判断する(ステップS608)。制御部45は、このステップS608において褪色調部位が対象病変であると判断した場合(ステップS608,Yes)、ステップS604において読み込んだ現フレーム番号の画像が褪色調画像であるか否かを判断する(ステップS609)。この場合、表示制御部45aは、上述したステップS508と同様に、現フレーム番号の画像に褪色調の病変フラグが付加されていれば、この現フレーム番号の画像が褪色調画像であると判断し、褪色調の病変フラグが付加されていなければ、この現フレーム番号の画像が褪色調画像ではないと判断する。
このように褪色調部位が対象病変である状態において、制御部45は、現フレーム番号の画像が褪色調画像であると判断した場合(ステップS609,Yes)、上述したステップS509と同様に、この現フレーム番号の画像、すなわち、対象病変に対応する褪色調画像の時間的な位置を示すスライダ111を褪色調の病変色で表示する制御を行う(ステップS610)。この場合、表示制御部45aは、褪色調画像である現フレーム番号の画像に対応するタイムバー110上の時間的な位置にスライダ111を移動させるとともに、かかる褪色調画像である現フレーム番号の画像の時間的な位置を示すスライダ111を褪色調の病変色(例えば白色)で表示する制御を行う。
その後、制御部35は、対象病変に対応する病変画像である現フレーム番号の画像を主表示領域100に表示する制御を行う(ステップS611)。具体的には、表示制御部45aは、出血部位および褪色調部位が対象病変である場合、現フレーム番号の画像が出血画像であれば、この現フレーム番号の出血画像を主表示領域100に表示させ、現フレーム番号の画像が褪色調画像であれば、この現フレーム番号の褪色調画像を主表示領域100に表示させる。一方、表示制御部45aは、出血部位および褪色調部位のうちの出血部位のみが対象病変である場合、現フレーム番号の画像が出血画像であれば、この現フレーム番号の出血画像を主表示領域100に表示させる。また、表示制御部45aは、出血部位および褪色調部位のうちの褪色調部位のみが対象病変である場合、現フレーム番号の画像が褪色調画像であれば、この現フレーム番号の褪色調画像を主表示領域100に表示させる。
このように、対象病変に対応する病変画像(出血画像または褪色調画像)が主表示領域100に表示された場合、スライダ111は、この主表示領域100の病変画像の示す病変(すなわち対象病変)に対応する病変色を表示する。かかるスライダ111の病変色は、上述したように、この主表示領域100の病変画像の時間的な位置を示す病変マークと同色である。
なお、このステップS611において主表示領域100に表示される病変画像のフレーム番号(すなわち現フレーム番号)は、上述したステップS602において初期化したフレーム番号または後述するステップS612において更新したフレーム番号である。
つぎに、制御部45は、上述したステップS512と同様に、表示処理対象の画像群PGのフレーム番号nを更新する(ステップS612)。そして、制御部45は、上述したステップS514と同様に、被検体1内の画像群PGに含まれる病変画像を主表示領域100に表示する病変再生モードの画像表示処理が終了したか否かを判断する(ステップS613)。
制御部45は、かかる病変再生モードの画像表示処理が終了していないと判断した場合(ステップS613,No)、ステップS604に戻り、このステップS604以降の処理手順を繰り返す。一方、制御部45は、かかる病変再生モードの画像表示処理が終了したと判断した場合(ステップS613,Yes)、かかる病変再生モードの画像表示処理を終了する。
一方、制御部45は、上述したステップS606において現フレーム番号の画像が出血画像ではないと判断した場合(ステップS606,No)、ステップS608に進み、このステップS608以降の処理手順を繰り返す。また、制御部45は、上述したステップS608において褪色調部位が対象病変ではないと判断した場合(ステップS608,No)、または、上述したステップS609において現フレーム番号の画像が褪色調画像ではないと判断した場合(ステップS609,No)、ステップS612に進み、このステップS612以降の処理手順を繰り返す。
すなわち、制御部45は、出血部位および褪色調部位のいずれも対象病変ではない場合、被検体1内の画像群PGを主表示領域100に表示せずに、かかる病変再生モードの画像表示処理を終了する。また、制御部45は、出血部位および褪色調部位が対象病変である場合、現フレーム番号の画像が出血画像および褪色調画像のいずれでもなければ(例えば正常な臓器画像であれば)、上述したステップS611をスキップし、この現フレーム番号の画像を主表示領域100に表示させない。さらに、制御部45は、出血部位および褪色調部位のうちの出血部位のみが対象病変である場合、現フレーム番号の画像が出血画像でなければ(例えば正常な臓器画像または褪色調画像であれば)、上述したステップS611をスキップし、この現フレーム番号の画像を主表示領域100に表示させない。また、制御部45は、出血部位および褪色調部位のうちの褪色調部位のみが対象病変である場合、現フレーム番号の画像が褪色調画像でなければ(例えば正常な臓器画像または出血画像であれば)、上述したステップS611をスキップし、この現フレーム番号の画像を主表示領域100に表示させない。
このような制御部45は、上述したステップS601〜S613の処理手順を繰り返すことによって、被検体1内の画像群PGに含まれる複数種類の病変画像のうちの対象病変の病変画像を擬似動画的に主表示領域100に再生することができる。
なお、このような制御部45は、モード選択部170(具体的には通常再生選択部171)によって通常再生モードが選択された場合、上述したように、主表示領域100に対する画像の表示モードを通常再生モードに設定し、設定した通常再生モードに基づいて、被検体1内の画像群PGに含まれる各画像を主表示領域100に表示する制御を行う。この場合、制御部45は、上述したステップS501〜S514の処理手順を繰り返し、かかる通常再生モードの画像表示処理を実行するとともに、スライダ111の表示色を制御する。
つぎに、複数種類の病変画像の一例である出血部位および褪色調画像を含む被検体1内の画像群PGを例示して、病変再生モードに基づいて、この画像群PG内の病変画像を主表示領域100に表示する制御を行う制御部45の動作を具体的に説明する。図20は、複数種類の病変画像のうちの対象病変を被写体に含む病変画像を主表示領域100に表示する制御部45の動作を説明するための模式図である。
図20に示すように、制御部45は、例えば被検体1内の画像群PGに含まれる出血画像P12,P13と褪色調画像P34,P36とを検出する。制御部45は、モード選択部170によって病変再生モードが選択された場合、病変選択部160によって選択された病変(すなわち対象病変)を被写体に含む病変画像を画像群PGの中から抽出し、抽出した病変画像を時系列に沿って主表示領域100に順次表示する制御を行う。
具体的には、出血部位および褪色調部位が対象病変である場合、制御部45は、図20に示すように、対象病変である出血部位を被写体に含む出血画像P12,P13と、対象病変である褪色調部位を被写体に含む褪色調画像P34,P36とを画像群PGの中から抽出し、抽出した出血画像P12,P13と褪色調画像P34,P36とを時系列に沿って主表示領域100に順次表示する制御を行う。かかる制御部45の制御によって、主表示領域100は、かかる対象病変に対応する出血画像P12,P13と褪色調画像P34,P36とを擬似動画的に順次表示する。
また、制御部45は、かかる主表示領域100に順次表示される病変画像(出血画像P12,P13および褪色調画像P34,P36)の時間的な位置を順次示すようにスライダ111をタイムバー110に沿って移動させるとともに、かかるスライダ111の病変色を制御する。具体的には、制御部45は、主表示領域100に出血画像P12,P13のいずれかが表示される場合にスライダ111の表示色を出血の病変色(例えば赤色)にし、主表示領域100に褪色調画像P34,P36のいずれかが表示される場合にスライダ111の表示色を褪色調の病変色(例えば白色)にする。
一方、出血部位および褪色調部位のうちの出血部位のみが対象病変である場合、制御部45は、図20に示すように、対象病変である出血部位を被写体に含む出血画像P12,P13を画像群PGの中から抽出し、抽出した出血画像P12,P13を時系列に沿って主表示領域100に順次表示する制御を行う。かかる制御部45の制御によって、主表示領域100は、かかる対象病変に対応する出血画像P12,P13を擬似動画的に順次表示する。
また、制御部45は、かかる主表示領域100に順次表示される出血画像P12,P13の時間的な位置を順次示すようにスライダ111をタイムバー110に沿って移動させるとともに、かかるスライダ111の病変色を制御する。具体的には、制御部45は、主表示領域100に出血画像P12,P13のいずれかが表示される場合にスライダ111の表示色を出血の病変色にする。
他方、出血部位および褪色調部位のうちの褪色調部位のみが対象病変である場合、制御部45は、図20に示すように、対象病変である褪色調部位を被写体に含む褪色調画像P34,P36を画像群PGの中から抽出し、抽出した褪色調画像P34,P36を時系列に沿って主表示領域100に順次表示する制御を行う。かかる制御部45の制御によって、主表示領域100は、かかる対象病変に対応する褪色調画像P34,P36を擬似動画的に順次表示する。
また、制御部45は、かかる主表示領域100に順次表示される褪色調画像P34,P36の時間的な位置を順次示すようにスライダ111をタイムバー110に沿って移動させるとともに、かかるスライダ111の病変色を制御する。具体的には、制御部45は、主表示領域100に褪色調画像P34,P36のいずれかが表示される場合にスライダ111の表示色を褪色調の病変色にする。
このように、制御部45が対象病変の病変画像を表示する制御を行うことによって、主表示領域100は、病変選択部160によって選択された所望の病変を被写体に含む病変画像を択一的に表示できる。このため、複数種類の病変画像が混在する被検体1内の画像群PGの中から、所望の病変(例えば出血部位、褪色調部位等)が撮像された1以上の病変画像を容易に表示することができる。この結果、被検体1内の画像群PGに複数種類の病変画像が混在する場合であっても、観察すべき所望の病変画像を時系列に沿って擬似動画的に表示することができる。
したがって、医師または看護師等のユーザは、スライダ111の表示色変化に阻害されずに、主表示領域100に現に表示された所望の病変画像を容易に観察できるとともに、スライダ111の病変色を視認することによって、この主表示領域100に順次表示された複数種類の病変画像がそれぞれ示す各病変の種類(出血部位、褪色調部位等)を容易に判断できる。この結果、ユーザは、被検体1内の画像群PGに複数種類の病変画像が含まれる場合であっても、被検体1内の画像群の中から観察すべき所望の病変画像を主表示領域100に容易且つ短時間に表示できるとともに、かかる病変画像の示す病変の種類を容易に特定することができ、かかる所望の病変画像をより効率的に観察することができる。
以上、説明したように、本発明の実施の形態4では、上述した実施の形態3の機能に加え、被検体内の画像群に含まれる各画像を主表示領域に表示する通常再生モードと被検体内の画像群に含まれる病変画像を主表示領域に表示する病変再生モードとを択一的に選択し、かかる病変再生モードを選択した場合、複数種類の病変の中から選択された所望の病変(対象病変)の病変画像を被検体内の画像群の中から抽出し、抽出した対象病変の病変画像を時系列に沿って主表示領域に順次表示するように構成した。このため、表示処理対象の被検体内の画像群に複数種類の病変画像が含まれる場合であっても、かかる複数種類の病変画像のうちの所望の病変画像を択一的に表示できる。この結果、上述した実施の形態3の作用効果を享受するとともに、被検体内の画像群に含まれる複数種類の病変画像のうちの所望の病変画像を短時間に表示でき、所望の病変画像をより効率的に観察できる画像表示装置を実現することができる。
なお、本発明の実施の形態1〜4では、病変画像の被写体に含まれる病変として、出血部位または褪色調部位を例示したが、これに限らず、かかる病変画像の示す病変は、出血部位および褪色調部位の他に、発赤部位、凝固血部位、糜爛部位、潰瘍部位等の体内に発生し得る各種病変であってもよい。
また、本発明の実施の形態2〜4では、複数種類の病変として、出血部位および褪色調部位を例示したが、これに限らず、出血部位、褪色調部位、発赤部位、凝固血部位、糜爛部位、潰瘍部位等の体内に発生し得る各種病変であってもよい。この場合、病変検出部25bは、上述した出血画像および褪色調画像の場合と同様に、画像の色情報(平均色、RGBの各色要素の値等)をもとに病変画像であるか否かを判断し、病変画像である場合、この病変画像の示す病変(出血部位、褪色調部位、発赤部位、凝固血部位、糜爛部位、潰瘍部位等)に対応する病変フラグをこの病変画像に付加すればよい。また、上述した病変マークおよびスライダ111の病変色は、かかる複数種類の病変の種類別に異なる色に設定すればよい。
さらに、本発明の実施の形態3,4では、出血部位および褪色調部位のうちの少なくとも一つを選択していたが、これに限らず、病変選択部160によって選択される1以上の病変は、出血部位、褪色調部位、発赤部位、凝固血部位、糜爛部位、潰瘍部位等の体内に発生し得る各種病変のうちの少なくとも一つであればよい。この場合、かかる病変選択部160の選択メニューには、出血部位、褪色調部位、発赤部位、凝固血部位、糜爛部位、潰瘍部位等の複数種類の病変を選択肢に加えればよい。
また、本発明の実施の形態1〜4では、病変画像の示す病変に対応する病変色(すなわち上述した病変マークおよびスライダ111の病変色)とスライダ111のデフォルト色とを設定する表示色情報を予め記憶部14に保存し、かかる表示色情報によって設定される病変色を病変マークおよびスライダ111の病変色にしていたが、これに限らず、かかる病変マークおよびスライダ111の病変色は、病変画像の示す病変の色に近似するものであることが望ましく、病変画像の平均色であってもよい。
さらに、本発明の実施の形態2〜4では、被検体1内の画像群PGに含まれる複数の病変画像のそれぞれの時間的な位置を示す複数の病変マークを1つのマーク表示領域120内に表示していたが、これに限らず、病変の種類別に複数のマーク表示領域を形成し、かかる複数のマーク表示領域に、病変の種類別に分類される複数の病変マークをそれぞれ表示してもよい。
また、本発明の実施の形態1〜4では、携帯型記録媒体5から被検体1内の画像群PGを取り込む際に、この画像群PG内の1以上の病変画像を検出していたが、これに限らず、かかる携帯型記録媒体5から取り込んだ画像群PGを記憶部14に保存し、その後、この記憶部14内の画像群PGに含まれる1以上の病変画像を検出してもよい。この場合、上述した実施の形態3,4では、画像群PGに含まれる病変画像のうち、病変選択部160によって選択された病変を被写体に含む1以上の病変画像を画像群PGから検出してもよい。
さらに、本発明の実施の形態1〜4では、現に主表示領域100に病変画像が表示される場合、この病変画像の時間的な位置を示すスライダ111の表示色を病変色に変更していたが、これに限らず、スライダ111の表示色は、かかる主表示領域100の現表示画像によらず、所定の色(例えばデフォルト色)で表示してもよい。すなわち、スライダ111の表示色は変更しなくてもよい。