JP2008006729A - 成形型、及び表皮材の成形方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表皮材を、その製品部にしわが生じないように成形できる成形型を提供する。
【解決手段】表皮材の第1製品部を真空吸着する非凹部11と、前記表皮材の見切り部を底部内面14で真空吸着する凹部5とを備え、前記凹部5の内周面13は、前記第1製品部に連続する前記表皮材の第2製品部真空吸着するよう構成されている表皮材の成形用の成形型であって、前記凹部5の底部内面14のうち、前記凹部5の内周面13に連続する底部内面周縁部10が、前記凹部5の深さ方向の断面において段差状に形成されている。
【選択図】図3
【解決手段】表皮材の第1製品部を真空吸着する非凹部11と、前記表皮材の見切り部を底部内面14で真空吸着する凹部5とを備え、前記凹部5の内周面13は、前記第1製品部に連続する前記表皮材の第2製品部真空吸着するよう構成されている表皮材の成形用の成形型であって、前記凹部5の底部内面14のうち、前記凹部5の内周面13に連続する底部内面周縁部10が、前記凹部5の深さ方向の断面において段差状に形成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、
表皮材の第1製品部を真空吸着する非凹部と、前記表皮材の見切り部を底部内面で真空吸着する凹部とを備え、前記凹部の内周面は、前記第1製品部に連続する前記表皮材の第2製品部を真空吸着するよう構成されている表皮材の成形用の成形型、及び表皮材の成形方法に関する。
表皮材の第1製品部を真空吸着する非凹部と、前記表皮材の見切り部を底部内面で真空吸着する凹部とを備え、前記凹部の内周面は、前記第1製品部に連続する前記表皮材の第2製品部を真空吸着するよう構成されている表皮材の成形用の成形型、及び表皮材の成形方法に関する。
上記の表皮材は、例えば、各種のメータ類が組み込まれる自動車のインストルメントパネルの表皮材として用いられている。この表皮材は前記成形型で立体形状に成形された後、発泡体を介して基材と一体化され、見切り部を切断除去して形成された開口に前記各種のメータ類が組み込まれる。
図10に示すように、従来、成形型6の凹部5の内周面13と、凹部5の底部内面14のうち凹部5の内周面13に連続する底部内面周縁部10とは、凹部5の深さ方向Hの断面において、共に一直線状の扁平な面に形成されて互いに直交しており、成形型6にセットした表皮材1を成形型6側まで真空吸着力で引張る距離Lが長かった。図10の符号21は、成形型6の非凹部11に真空吸着される表皮材1の第1製品部、22は、凹部5の内周面13に真空吸着される表皮材1の第2製品部、8は、底部内面周縁部10に真空吸着される表皮材1の見切り部、19は真空吸着のための空気の流路である。
上記従来の構造によれば、成形型6にセットした表皮材1を成形型6側まで真空吸着力で引張る距離Lが長いために、真空吸着の際に、表皮材1の第2製品部22に真空吸着力が不均一に作用し、第2製品部22にしわが生じて表皮材1の見栄えが低下しやすかった。
本発明の目的は、
表皮材を、その製品部にしわが生じないように成形できる成形型、及び表皮材の成形方法を提供する点にある。
表皮材を、その製品部にしわが生じないように成形できる成形型、及び表皮材の成形方法を提供する点にある。
本第1発明は、冒頭の[技術分野]の項に記載した成形型において、
前記凹部の底部内面のうち、前記凹部の内周面に連続する底部内面周縁部が、前記凹部の深さ方向の断面において段差状に形成されている点にある。
前記凹部の底部内面のうち、前記凹部の内周面に連続する底部内面周縁部が、前記凹部の深さ方向の断面において段差状に形成されている点にある。
この構成の作用について、凹部の深さ方向の成形型の断面図である図5,図6に基づいて説明する。両図に示すように、凹部5の底部内面14のうち、前記凹部5の内周面13に連続する底部内面周縁部10が、凹部5の深さ方向Hの断面において段差状に形成されているから、成形型6に表皮材1をセットしたときに(図5参照)、第2製品部22及び見切り部8が、凹部5の内周面13、及び、凹部5の底部内面周縁部10に近づいた状態になる。つまり、成形型6にセットした表皮材1を成形型6側まで真空吸着力で引張る距離Lを短くすることができる。その結果、第2製品部22及び見切り部8に真空吸着力を確実かつ均一に加えることができて、第2製品部22にしわが生じることを回避することができる。
本第2発明の特徴は、
冒頭の[技術分野]の項に記載した成形型において、
前記凹部の内周面のコーナー部は、前記凹部の深さ方向の断面において段差状に形成されている点にある。
冒頭の[技術分野]の項に記載した成形型において、
前記凹部の内周面のコーナー部は、前記凹部の深さ方向の断面において段差状に形成されている点にある。
この構成の作用について、凹部の深さ方向の成形型の断面図である図8,図9に基づいて説明する。両図に示すように、凹部15の内周面13のコーナー部9(図7参照、図7は成形型6を示す斜視図である)は、凹部15の深さ方向Hの断面において段差状に形成されているから、内周面13のコーナー部9が、凹部15の深さ方向Hの断面において一直線状に形成されている構造(段差状に形成されていない構造)に比べると、成形型6に表皮材1をセットしたときに(図8参照)、第2製品部22が凹部15の内周面13(凹部15の深さ方向Hに沿う内周面13、及び、凹部15の深さ方向Hと直交する方向に沿う内周面13)に近づいた状態になる。つまり、成形型6にセットした表皮材1を成形型6側まで真空吸着力で引張る距離Lを短くすることができ、第2製品部22に真空吸着力を確実かつ均一に加えることができて、第2製品部22にしわが生じることを回避することができる。
本第3発明の特徴は、
請求項1記載の成形型を用い、前記表皮材を前記成形型に真空吸着して立体形状に成形する点にある。
請求項1記載の成形型を用い、前記表皮材を前記成形型に真空吸着して立体形状に成形する点にある。
この方法によれば、上記第1発明と同様の作用を奏することができる。
本第4発明の特徴は、
請求項2記載の成形型を用い、前記表皮材を前記成形型に真空吸着して立体形状に成形する点にある。
請求項2記載の成形型を用い、前記表皮材を前記成形型に真空吸着して立体形状に成形する点にある。
この方法によれば、上記第2発明と同様の作用を奏することができる。
本発明によれば、表皮材を、その製品部にしわが生じないようにして成形できる成形型、及び表皮材の成形方法を提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2に自動車のインストルメントパネル100を示してある。このインストルメントパネル100は、表皮材1と、基材2と、これら両者の間に介在する発泡体としてのポリウレタン3とから成り、各種メータ類が組み込まれる複数の開口4を備えている。符号45は上面部、46は前面部、47は上に少し膨らんだ膨出部、48は開口4のコーナー部に形成された段差部である。表皮材1は厚さが0.3mm〜1.5mmの熱可塑性オレフィン(TPO)やポリ塩化ビニルから成り、表面にシボ模様が形成されている(上記の数値や材質に限られない)。
インストルメントパネル100を製造する場合、表皮材1を真空吸着による成形方法で立体形状に成形した後、発泡成形用の成形型にセットした基材2と表皮材1の間に発泡樹脂原液(ウレタン原液)を供給・発泡させて表皮材1と基材2を一体化する。
表皮材1を成形するには、
[1]四角いシート状の表皮材1を、その上下両面の外方側から(上下両側から)オーブンあるいはヒーターで軟化温度になるまで加熱し、
[2]加熱された表皮材1を、上型(図示せず)と下型6(成形型に相当)との間に配置し、上型を下降させるとともに下型6を上昇させ、
[3]表皮材1を下型6に重ね合わせた状態で表皮材1を下型6に真空吸着する。
成形された表皮材1を図4に示してある。成形後の表皮材1は見切り部8を備え、この見切り部8は表皮材1が基材2等と一体化された後に切断除去される。
[1]四角いシート状の表皮材1を、その上下両面の外方側から(上下両側から)オーブンあるいはヒーターで軟化温度になるまで加熱し、
[2]加熱された表皮材1を、上型(図示せず)と下型6(成形型に相当)との間に配置し、上型を下降させるとともに下型6を上昇させ、
[3]表皮材1を下型6に重ね合わせた状態で表皮材1を下型6に真空吸着する。
成形された表皮材1を図4に示してある。成形後の表皮材1は見切り部8を備え、この見切り部8は表皮材1が基材2等と一体化された後に切断除去される。
図3,図5に示すように前記下型6は、表皮材1の向かって右側の端部の第1製品部21(図4参照)を真空吸着する非凹部11と、表皮材1の見切り部8を底部内面14で真空吸着する前記第1凹部5と、真空吸着のための空気の流路19とを備え、第1凹部5の内周面13は、第1製品部21に連続する表皮材1の第2製品部22を真空吸着するよう構成されている。そして、第1凹部5の底部内面14のうち、第1凹部5の内周面13(内壁面13とも称することができる)に連続する底部内面周縁部10が、第1凹部5の深さ方向Hの断面において段差状に形成されている。これにより、下型6に表皮材1をセットしたときに(図5参照)、第2製品部22及び見切り部8が、凹部5の内周面13、及び、底部内面周縁部10に近づいた状態になる。底部内面周縁部10の段差面部にも空気の流路19が開口している。
図7,図8に示すように、前記下型6は、表皮材1の見切り部8を底部内面14で真空吸着する平面視四角形状の第2凹部15を備え、第2凹部15の内周面13は、第1製品部21に連続する表皮材1の第2製品部22を真空吸着するよう構成されている。そして、第2凹部15の内周面13のコーナー部9が、第2凹部15の深さ方向Hの断面において段差状に形成されている。符号16がコーナー部9の段差部である。内周面13のコーナー部9の段差面部にも空気の流路19が開口している。この構造では、コーナー部9が段差状に形成されていない構造に比べると、下型6に表皮材1をセットしたときに(図8参照)、第2製品部22が凹部5の内周面13(凹部5の深さ方向Hに沿う内周面13、及び、凹部5の深さ方向Hと直交する方向に沿う内周面13)に近づいた状態になる。
1 表皮材
2 基材
3 ポリウレタン
4 開口
5 第1凹部(凹部)
6 下型(成形型)
8 見切り部
9 凹部の内周面のコーナー部
10 底部内面周縁部
11 非凹部
13 凹部の内周面
14 底部内面
15 第2凹部(凹部)
16 段差部(成形型の段差部)
19 流路
21 第1製品部
22 第2製品部
45 インストルメントパネルの上面部
46 インストルメントパネルの前面部
47 インストルメントパネルの膨出部
48 表皮材の開口のコーナー部に形成された段差部
100 インストルメントパネル
H 凹部の深さ方向
L 距離
2 基材
3 ポリウレタン
4 開口
5 第1凹部(凹部)
6 下型(成形型)
8 見切り部
9 凹部の内周面のコーナー部
10 底部内面周縁部
11 非凹部
13 凹部の内周面
14 底部内面
15 第2凹部(凹部)
16 段差部(成形型の段差部)
19 流路
21 第1製品部
22 第2製品部
45 インストルメントパネルの上面部
46 インストルメントパネルの前面部
47 インストルメントパネルの膨出部
48 表皮材の開口のコーナー部に形成された段差部
100 インストルメントパネル
H 凹部の深さ方向
L 距離
Claims (4)
- 表皮材の第1製品部を真空吸着する非凹部と、前記表皮材の見切り部を底部内面で真空吸着する凹部とを備え、前記凹部の内周面は、前記第1製品部に連続する前記表皮材の第2製品部を真空吸着するよう構成されている表皮材の成形用の成形型であって、
前記凹部の底部内面のうち、前記凹部の内周面に連続する底部内面周縁部が、前記凹部の深さ方向の断面において段差状に形成されている表皮材の成形用の成形型。 - 表皮材の第1製品部を真空吸着する非凹部と、前記表皮材の見切り部を底部内面で真空吸着する凹部とを備え、前記凹部の内周面は、前記第1製品部に連続する前記表皮材の第2製品部を真空吸着するよう構成されている表皮材の成形用の成形型であって、
前記凹部の内周面のコーナー部は、前記凹部の深さ方向の断面において段差状に形成されている表皮材の成形用の成形型。 - 請求項1記載の成形型を用い、前記表皮材を前記成形型に真空吸着して立体形状に成形する表皮材の成形方法。
- 請求項2記載の成形型を用い、前記表皮材を前記成形型に真空吸着して立体形状に成形する表皮材の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006180253A JP2008006729A (ja) | 2006-06-29 | 2006-06-29 | 成形型、及び表皮材の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006180253A JP2008006729A (ja) | 2006-06-29 | 2006-06-29 | 成形型、及び表皮材の成形方法 |
Publications (1)
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2006
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